306: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2024/12/30(月) 01:45:11.58 ID:nnS0da2t0
レンの耳に風を切る音が響く。障害物のない空を突き進むグリフォンの背中の居心地は想像以上に胸を高鳴らせた。
レン「ふはははぁ、ポジョくれ!」
リラ「やるわけねーだろ落としていくぞ。だがこの無敵感は癖になるだろ!」
レン「進むのに苦労する山もひとっ飛びとか頭おかしくなるな」
下をみれば、歩いて進むには厄介な山やら谷やら湖やらをあっという間に追い越していく。
リラ「荷物落とすなよ!」
レン「あれ、お前の鞄は」
リラ「ポジョの鉤爪がもってる」
レン「ふーん。いや普通に俺のも持ってくれ」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
勇者二人は国境の10km手前あたりでポジョから下りる。あまり目立つことはしたくないため、そこからは歩いていくことになったのだ。
レン「しれっと街に紛れ込むぜ。ガーリーな服買ってきたから、途中で着替えるぞ」
リラ「はーマジかよ。ヒラヒラしたの無理なんだよ私」
レン「赤髪褐色長身ムキムキって自分の過多属性考えろ。隣国とはいえ知られてるかもしれないし、何よりブガッティはアップル王国の貴族なんだから尚更知られててもおかしくない」
リラ「パッと見て悪魔とりついてたらぶっ潰しなんだから知られてても大丈夫だろ」
レン「野生児がぁ!」
☆☆☆☆☆☆☆☆
こうして背の高い姉と低い妹の姉妹に擬態した勇者二人は、ブガッティの巣窟である娼館がある都市にまぎれこんだ。
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