【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】
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10: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2025/01/19(日) 16:56:54.27 ID:xu+634WY0
ピンポーン

ガチャ


 優希がチャイムを鳴らし、それ程間を置かずに扉が開いた。


 緑  「お、おはよー、ゆーちゃん!」


 声を弾ませ、頬を上気させた緑が顔を覗かせた。


優 希 「おはよう、みーちゃん。今日はよろしくね」


 緑の挨拶に答えた優希の声と頬を見るに、彼も同じく高揚していることが窺える。
 そして、お互いの装いが、いつもと違うことに気がつく。


優希 「みーちゃん、髪の毛結ったんだ! スゴく可愛い!」

 緑  「え、えへへ……」


 いつもの顔を隠しがちになっていた前髪を横に流し、しっかりと自分の顔が他人に見えるようにし、視界も開けている。デート中、優希に自分の顔をもっと認識して貰いたいがために、他人の目からの恐怖を振り払って粧し込んだのだ。
 照れ笑いをしながら、扉から身体を出して、優希に全身を見せる。本来の緑の趣味はゴスロリ衣装なのだが、普段着は恥ずかしさで趣味の服は着てこなかった。しかし、今日は派手にならない程度にフリルが着いた、少女らしい服装をしていた。


優 希 「わぁ……っ! みーちゃん……その服、似合ってる……髪型ともマッチしてて、スゴく可愛い……!」


 優希は見惚れ、口がポカっと開いてしまう。優希の偽りのない反応に、緑は嬉しいそうに左右に揺れる。


 緑  「ゆーちゃんも、今日は男の子の格好だね! なんだか、いつもと違って……ど、ドキドキ……しちゃうな……か、カッコいい…… ♡」

優 希 「ほ、ホント? やっぱり、彼氏らしい方がいいかなって思って、男物にしたんだけど、そうしてみて良かった」


 ふたりは笑い合う。


優 希 「じゃあ、行こうか、みーちゃん」


 出発の合図に、優希が緑へ手を差し出す。


 緑  「っ! はぅ……へへぇ ♡」


 緑はふにゃっと目尻の下がった笑顔で、優希の手を取った。互いの体温の伝播に、幸せな気持ちに包まれながら、遊園地を目指して、バス停にまで歩き出した。


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