417: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/02/28(金) 14:26:51.45 ID:z9PuY7P6O
ガウロン「落ち着きなさい。指先の角度で当たらないことは解っておったわ。それに私もね、魔物闘技場の非合法エリアは廃止しようと思っておりましたのじゃ」
エレナ「え、そうなんですか」
ガウロン「カーロンに嗅ぎ回られるのもウンザリですからな。セピア国は未だになにやら見えない火種が燻っている様子。なにより、新しいビジネスのほうが旨味があります」
服装を整えたガウロンが椅子から立ち上がる。未だに喉を鳴らしている獣人の女の肩を引き寄せた。
「ハルル。ご主人様…♡」
ガウロン「つまりは人身売買一本を太くやっていきたいと思っとります。魔物を闘わせるのも売りさばくにもコストがかかるんですじゃ。その点人間やこやつのような獣人は聞き分けがよろしい」
ヒイロ「裏稼業はやめられないんですね〜」
ガウロン「正しい人間のもとに金は集まらんのです。国が査定した奴隷だけを扱える決まりですが、最低限の人権を保証しなくてはなりませんからな。その点非合法オークションで手に入れた奴隷はそもそも居ない存在なので色々出来ますじゃ。例えば、おい、指の爪剥いでみなさい」
「ハルル〜♡喜んで」
バシッ!と音が鳴り、獣人は親指の爪を容易く剥いだ。
ガウロン「ふふふ偉いのぉ〜。こんなことから、究極殺してしまっても良いのです。素晴らしいでしょう」
「ハルル〜〜♡」
カミラ「契約魔法や洗脳魔法で操っているのね〜。でも、解除魔法でも誰かが使われたら恨みで八つ裂きにされるのではなくって♡こんな風に」
カミラの手のひらに魔法陣が発動し獣人にかけられた契約・洗脳魔法を解除する。しかし、獣人に変化はない。
カミラ「む」
ガウロン「ふふふふ、甘いですなぁ。確かにそれらの魔法は実力者の魔法使いならば解除できるでしょうが、私が扱う奴隷は全て闇のビーストテイマーと呼ばれる私の闇魔法で管理しております。闇魔法は人類には未知の学問。解除も出来ますまい。それ位の信頼を得なくては非合法の奴隷売買なんてできませんよ。私はあと10人、美しい娘を支配下に置いておるのです。万が一にでも闇魔法が解ければ、確かに八つ裂きにされるでしょうな」
ヒイロ「闇のビーストテイマー。噂は聞いたことがありますね〜。違法魔法で人間すらテイムすることが出来るという」
エレナ「人間をテイムするなんて神業が本当にっ」
ガウロン「出来ますとも!ほらこの通り」
ガウロンの手のひらに鞭が出現する。魔力発動から出現までの時間は0.1秒未満、凄まじい練度だ。その鞭が振るわれ、サキュバスハーフのヒイロに浴びせられる。
ピャシャアアッ
ヒイロ「くうっ!?」
カミラ「ヒイロ……っ勇者パーティに手を出すとは死にたいようね〜ジジィ〜〜」
カミラが魔力を解放しようとする。しかしガウロンは落ち着いて指示を出した。
ガウロン「ふふふふ、やはり純粋な人でない程成功率は高い。ヒイロよ、その魔女を封じなさい」
ヒイロ「〜〜っ。承知しました〜♡ご主人様」
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