534: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/03/10(月) 01:44:23.96 ID:vbAaQBoY0
ワイバーン「オオオオ……」
全長30メートル以上のワイバーンが焼け野原に墜落する。乗員たちは飛空艇にしがみつき振動に備えた。
「「「ぐあああああっ!?」」」
ズズゥウン…
体幹優れるアンドロスは難なく着地をきめる。
アンドロス「ワイバーンに攻撃をくわえた者がいる。誰だ?」
ミルカ「他の雑魚どもはまだ足腰抜けてるみたいね。あんたら何者よ」
アルドロスは内心狼狽した。アンドロスではないが、見知らぬ強力な女戦士が登場したのだ。カオスである。
「な、なんだ貴様……っ」
アンドロス「……まさか、アップル王国の紅蓮の女勇者パーティのバトルマスター?」
ミルカは指を鳴らして威嚇しながら破顔して肯定した。この場にバトルマスターがいるのは偶然だが、事情を知らない貴族たちにはアップル王国が爆速で飛空艇を捕捉し、勇者パーティを派遣したと考えるしかない。恐るべしアップル王国。
ミルカ「その言い方他国ね。見たこともない乗り物だったからそうだと思ったけど。えらい派手なことしてくれたじゃないの。大問題よこれは」
「く、アンドロス。その女の口を封じろ!」
簡単に言ってくれるとアンドロスは内心毒づいた。この女ディオスに劣らない力を感じる。だがやるしかあるまい、強い奴は嫌いではない。そう考え愛用の白と黒の双剣を構える。
ミルカ「はっ。私とやる気?上等…………くっ?」
ワイバーンの頭で話していたミルカは、ワイバーンが目を覚まし暴れ始めたことでバランスを崩す。バトルマスターを振り落としたドラゴンは怒りの咆哮を放った。
「ふ、ふははは。何が勇者パーティだ。アンドロスにワイバーン。30人の兵隊。勝てると思うか」
ミルカ「よっと。まとめてボコしてやるわ!」
一触即発の雰囲気。その瞬間、崩れた大岩が動いた。全員が視線を向ければ件の武帝、ディオスが血まみれで持ち上げている。生き埋め状態から筋力で脱出したのだ。貴族の血の気がひく!
ディオス「てめぇら……」
ミルカ「は、何あれ…?」
アンドロス「やはり生きていたかディオス」
ワイバーン「ギョアアァア!」
ディオスは自らのダメージ、部下を大量に殺された怒り、憎き相手との邂逅に我を忘れている。眉間の皺がこれ以上無いほど刻まれ、後ろで括られた髪は紐はちぎれロン毛が乱れていた。激情のままに大岩をミルカやアンドロス、ワイバーンの密集している地帯に投げつける。
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