287: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/05/09(金) 06:04:09.56 ID:KjsPlhD6O
エメラ「レンもこの一年間大変だったでしょう。生存を隠さなくてはいけないなんて。発表出来てよかったですね」
レン「顔見知りの勇者やあたしのパーティ、あとは一部の人間にしか教えてなかったからね。気は楽になった。でも魔族にもバレちゃったからさ〜不意打ちはできなくなったわ」
エメラ「最近は勇者狩りも活発ですからね。国に祭り上げられ、身の丈以上の立場となってしまった冒険者は不幸です」
エメラの発言からは自分の実力への自信が伺える。実際、エメラは勇者の中でも上位の実力者だった。エメラルドカラーのふわふわセミロングが雷属性の魔法でパチパチ鳴る姿は敵にとっては恐怖の象徴。
レン(スレンダーだけどしっかり胸もあるし、太ももがムチムチでエロい!性格も神ガチ勢な所があるくらいで癖も強くないし。エッチなことしたい!内腿触らせてほしい)
レンはココアを飲みながら欲望まみれの妄想を垂れ流す。しかし二人は警戒は怠らない。人間領とはいえ魔族領と近く、どんな野生の魔物がいるか分からない。
話の流れで因縁の女体寄生スライム、メアを滅ぼしたことをエメラはレンに話す。
レン「へーあのスライム倒したんだ。トラウマ払拭?」
エメラ「いえ、実はスライムに苦手意識はまだあります。あのメアというスライムと闘っている間も内心怯えていました。しかし神が私に勇気と力を分けてくださったのです。自分の殻を破ることが出来ました」
レン「はへー」
エメラ「それに貴女やイシュテナが私のために闘っている姿も私の支えとなっていますよ。地下闘技場で精神を蝕まれながらも見ていましたから」
シンプルな感謝を感じる視線は悪い気はしない。
エメラ「いつかお礼はしたいと思っております。ふふふ」
これもうお願いすればヤれるじゃん!レンは拳を握った。しかし今は任務中だし、後日に期待だと心を落ち着かせる。
レン「夜が明けそうだわ」
☆☆☆
翌日の夕方。リザードマンのアンドロスはドラゴンの背中に乗り、龍人族を滅ぼしたという霊剣を輸送する汽車を探していた。しかし人間領のため迂闊な行動は出来ず、大雑把な場所しか占えていないので複数のドラゴンで数に物を言わせて見つけるしかない。余り待たせてはゼノンが激怒する。
アンドロス「…」
そのとなりを人間大のフクロウが飛ぶ。アンドロスと同じく魔王軍幹部であるオウルベアの魔物、リンが変身した姿だ。
リン「アンドロスさん。線路で見張らせれば良いのでは。いずれ必ず汽車は通るのですから」
アンドロス「勿論兵を各所で待機させてはいる。ただもう輸送を終えた後かも知れんし、まだ汽車は出ていないかも知れぬ。我が軍の占い師の精度ではその辺が曖昧なものでな。メフィストはどこにいるかも分からず、頼れん。ターミナル駅がある街でも聞き込みをさせてはいるが、出来れば輸送中を襲撃したい」
リン「それって街に着いちゃうと人間の被害が増えるから?相変わらずですね」
アンドロス「別にそれだけではない。霊剣の行方が隠される恐れもある。ゼノン様は霊剣に拘っておられるからな」
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