305: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/05/10(土) 23:06:59.04 ID:YMZc5//qO
「た、たのむ…………おねがいします……子供達と妻だけは…助けてください……」
「あ、あなた……」
「うええっ……パパ〜っ……」
「お、おとーさん……」
ゼノン「おら」
ゴキン。家族の前で亭主の首の骨が折れる音を響かせ、聞かせる。夫が物言わぬ亡骸となったその村一番の美人と言われている若妻は、恐怖の余り失禁している。それでも子供を守るため抱き締め、ゼノンに哀願の視線を向けていた。
ゼノン「力もなく守れるわけねえわな。女、みっともねえだろその死体」
「お、おねがい……た、助けてください……お慈悲を…」
ゼノン「孕めるか?」
「え、え」
ゼノン「この亡骸とガキどもの前で俺の子を孕めるか。そうすれば助けてやる」
人間の尊厳は奪うものであると考えているゼノンは、悪魔の提案をする。仲間を殺され、人間への復讐を誓ったばかりの頃のゼノンならばそんなことはせず殺していただろう。400年という年月がゼノンに鬼畜の仮面を被らせ、それは皮膚と同化してしまっていた。
若妻は目を見開き、ボロボロと涙を流しながら首を縦に振る。子供の命を守るためならば自分の身体は差し出す覚悟だった。
ゼノン「頭を地面に擦り付けて頼んでみろよ」
嗚咽と共に若妻が土下座し、額を雪が積もった地面に擦り付ける。
「はあ、……ぐす…………わ、私を……っ……お、夫の亡骸と……子供達の前で…………は、孕ませてください……っ……いい……」
「マ、ママぁ」
ゼノン「ははははははぁ!」
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