70: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/04/22(火) 17:26:38.07 ID:XGIz76wnO
国王城は高い位置に建っている。もしこの道を通られればあとは階段を上り、国の象徴は落とされてしまうだろう。騎士団としては是が非でも退けないが、それにしても致死の圧力は覚悟が決まった兵士を怖じけさせるのに充分だった。
デュラン「もう一発…………止めてみるが良い……」
グググ
初っ端、街を破壊した一撃が再び放たれようとしていた。今度は城まで射程圏内で、衝撃は地を削りながら邪魔な障害物を吹き飛ばし、デュラン凱旋の道を作るだろう。ノエルたちは自分達では壁にもならないと分かりながら、国に殉じて受け止めるしかない。
ノエル「守りの構えを!」
「あ、騎士団長あれを」
後ろを振り向いたノエルが見たのは巨大な四つ足の聖獣状態の兄、フェレとその背中に乗っている紅蓮の女勇者リラだった。勾配のある道を駆けてこちらへ向かってくる。
ノエル「全員回避〜っ!」
ノエルの指示のもと、デュランの一撃を回避する。騎士団が左右に分かれて生まれた真正面の道を衝撃波が突き進むが、リラが担いでいた棍棒を握る腕に力を込め、衝撃を相殺する。
ガシャアァアンッ
余波で周辺のガラスが破壊されるが、城は守られた。
デュラン「人外の腕力。来たかぁ。カカカ……勇者が」
ノエル「あ、兄上。リラも!気を付けてくださいますこやつは大幹部です」
リラ「水晶玉で見てたから知ってるぜ〜〜〜〜任せなよ!」
フェレ「ララララァ〜〜!」
ビーストモードのフェレが神属性の牙を黒鉄の身体に突き立てようとする。
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