882: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/18(水) 00:42:24.44 ID:QWQmgblO0
アルカネット「あ〜アップル王国の勇者パーティの連中や!やっぱりおったわ、なんちゅう精度のインビジブルや」
イズナ「ッチ、てことはアンドロスとお嬢様は」
インビジブルが解け、荒野に勇者パーティ+αが姿を表す。リラとシトリーが片膝をついたアンドロスとルナに声をかける。
リラ「おい大丈夫か。痛みはないんだろ」
シトリー「それでもダイブしてた身体が切り裂かれたらメンタルに来るはず。ルナ嬢も気を確かに」
アンドロス「はあ、はあ。問題はない」
ルナ「こ、これくらい私も大丈夫だよっ」
ゼノン「舐めた真似しやがって」
ゼノンが露骨に苛立つ。アンドロスとルナの説得に応じる応じないの前にまともに聞いていないのだ。隙をついて楽に殺すタイミングを計っての一撃がいなされ、まだ自由の身にはなれない。
ノエル「魔王軍とわかり合おうと言うのが間違いだったのです。奴らのあの軍勢、念入りに潰そうという魂胆が透けて見えます」
アンドロス「ゼノン様…!」
イズナ「もうこれ以上生き恥を晒すのはやめろ。ゼノン殿にどんな言葉も無意味だ」
アンドロス「そんなことはわかっている…」
双剣を携えたアンドロスがゼノンに近づく。元々言葉のみで生ぬるい説得は通じない。命を投げ出し対話しなくては。ゼノンが初めてアンドロスに興味示したように首を動かした。
ゼノン「ほぉ〜てめえの腕で俺と闘う。魔物領に踏み込んで来るつもりか」
「アンドロス様本当にやるのか…」
「なぜこんなご乱心を…」
爬虫類系の魔物達がざわめく。彼らにとってアンドロスはゼノンとの緩衝材の役割も果たしてくれた頼れる上司。本心では闘いたくはない。
ザッザッと土を踏みながら今まさにアンドロスが境界を超える!
リラ「おい!一人じゃ無理だぜ」
アンドロス「一度だけだ!でなければ俺の心、僅かでも伝えられん」
魔物領に乗り込んだアンドロスに、ゼノンが猛毒の爪で引き裂きにかかる。それを身を屈めて躱した。頭一つ以上の身長差があるが、肉体のポテンシャルはゼノンが遥かに上。もう片方の手で首を切断させにかかる。それを刃で止めた。
ぎゃぎゃぎゃっ
ゼノン「ぉおお〜よく止められたな」
ゼノンの手のひらは固く、刃が食い込む気配はない。凄まじい筋力で押し込みアンドロスの体力が削られる。
アンドロス「ぬぐああっ」
踏ん張りながら、もう片方の剣でゼノンの顔面に斬りつける。確かな殺意のこもった剣筋はゼノンの500年の人生で初めての経験だった。イズナも目を見開く。
しゅあっ
ゼノン「ふはははは」
ゼノンは首の動きで躱し、その剣圧は背後のスケルトンの顔面を崩壊させた。
ゼノンの手のひらを弾きとばし、今度は二刀流で斬りかかる。
アンドロス「ゼノン、俺の剣を受けてみよ」
ゼノン「誰に口聞いてんだボケが」
1002Res/900.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20