262: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/07/06(日) 23:23:04.87 ID:h7hzLkYsO
エメラ「……」
その錠剤を口に含む。今まさに飲み込もうという時。扉が乱暴に開かれた。
アグネア「エメラァ〜〜」
エメラ「ひゃっ!!?あ、あ、あ、あ、あ、ああああああアグネア!?」
現れたのはパーティメンバーのアグネア。齢1000歳のエルフで、ピンク髪セミロングのの面食いである。過剰なほど反応し、口から錠剤を溢してしまうエメラ。そしてテーブルの錠剤を急いで隠そうとするが、勿論手遅れだった。
エメラ「な、なぜアップル王国に!?」
アグネア「我等が勇者様が心配で来てやったんだよ。お前それ…」
エメラ「こ、これはビタミン剤です…」
アグネア「エメラうそをつけっ!包帯巻いたレンと道で出会ってお前の様子がおかしいって聞いてたからちょっと急いで来てみたら、てめえ!」
アグネアは正確に見抜いていた。錠剤の正体はエメラがバハムート号で吸わされたイズナ特製の魔薬。アッパー系の精神作用と強い依存性があり、一応攻撃力も上がるという。エメラのハイテンションの正体はこれであり、1回目で依存してしまった彼女はバハムート号を制圧した際に押収した錠剤の魔薬をちょろまかしてしまったのだ。
エメラ「だって……だって」
アグネア「だってじゃねー!おらー!」
ぺしーーーん
エメラ「ふぎゃん!」
シンプルな張り手!心が追い詰められていたエメラは情けない声を出してまともに喰らい、倒れてしまう。どこからどう見ても勇者失格!そしてアグネアは光の矢でテーブルごとすべての錠剤を消滅させた。弁償確定。
どこーんっ!
エメラ「あ、ああ……」
アグネア「もうねえな?」
エメラ「…………は、はい」
アグネア「出せコラァ」
エメラ「は、はい…」
一瞬で見抜かれたエメラはポケットから小包を取り出し渡した。
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