548: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/07/28(月) 00:51:08.76 ID:23nhY6uZ0
ルシファー「さて、新参の者達は私のことをよく知らぬということもあるだろう。今ならば質問を受け付けるぞ」
ざわめく魔物達。魔王に口を聞ける機会などそうはない。
「では畏れながら。魔王様は何故人間、そして神を討とうとしておられるのですか」
ルシファー「ふむ。それはな……私が傲慢の悪魔だからだ。聞いたことはあるだろう、七つの大罪のひとつ。ふふふ」
「は、はあ」
ルシファー「傲慢ゆえ虫けら同然な人間が気に入らぬ。傲慢ゆえ我らを見下す神が許せぬ。魔物、魔族こそ万物を統べるに相応しき存在よ。そのため、もっとも信頼をおくベルゼブブから魔王の座を奪ってまで君臨しておるのだ」
ベルゼブブ「魔王様こそその座には相応しいかと」
なにやらはぐらかされたようでもあるが、質問した魔物は納得して引き下がった。兎に角魔王が自分たち魔族、魔物を見捨てないことだけは分かったからだ。
ルシファー「お前達は浮き足立たず力を蓄えよ。我々に敗北はない。このルシファーがいる限りな」
ルシファー「アップル王国の勇者など悉く滅ぼしてくれよう。ふははは!」
うおおおおーーーーーっ
魔物達の不安は解消された。それはこの場にいる者だけではなく、オルフィアの魔法で流された中継を見ていた雑兵達も同じ。魔王軍こそがこの世の支配者だと改めて理解したのだ。魔王城がおぞましい歓声に包まれた。
だがベルゼブブはアップル王国の勇者を警戒していた。ルシファーが高らかに宣言したため口は挟まなかったが、三体の大幹部を討った現実は軽視できない。
ベルゼブブ(傲慢ゆえの強み。魔王様はこれで良い。警戒とそのための準備を抜かり無く済ませるのが我の役目。紅蓮の女勇者リラ、旋風の女勇者シトリー、そして曙光の勇者レン。奴らが死ねば人間は終わりだ)
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