ハーレム勇者のTSもの4【安価コンマ】
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890: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/08/22(金) 04:28:01.33 ID:ntZEEkXTO
革のグローブに包まれた掌で私の拳を受け止めたそいつがもう片方の腕で顔面を狙ってきたが、首を傾けて躱す。魔力は感じないし今の鋭い突き。格闘系の魔族か。
ミルカ「素手で私に勝てるとおもってんのか」
「相変わらずだよなその傲慢な態度」
ミルカ「はあ?」
バシッ!と私の拳を握っていた手を弾き、向かい合う。こいつ私のこと知ってるのか。
ミルカ「お前……」
背後からゴブリンが斧で私の脇腹を狙ってきた。それを脚を広げて屈んで躱し、ノールック裏拳でぶちのめす。
「ぶぎゃあ!?」
ミルカ「お前私のこと知ってるわけ。どっかでぶちのめし損ねたかしら」
私は記憶力は良い方だ。こいつからはかなりの実力を感じるから、闘ったことがあれば覚えている筈だけどピンと来ない。それになんか、嫌な感じだ。
ミルカ「…」
魔道に堕ちたジェンの顔が脳裏に浮かぶ。眉間に皺がよるのが分かる。身長…………体格……………髪色…私のさっきの夢。
ミルカ「てめー誰だよ!」
全身に力を込める。冷静になればなるほど嫌な予感は確信に変わっていった。そいつは仮面をずらして顔を見せた。私の想像通り、知っている面だ。
ピリカ「オレの顔忘れちゃった?」
敬愛していた姉弟子。魔王軍のドラゴンに乗り、里に襲撃を仕掛けて来たということはこいつもジェンと同じ、魔道に堕ちている!
ミルカ「ピリカ」
舐めるな!はしかみたいなものよ。ジェンの時にメンタルに耐性がついている、敵はぶちのめすのみ。私は正中線に不可避の拳を…
ミルカ「死っね」
ピリカ「ミルカ、助けて。オレこんなことしたくないよ…」
〜〜〜〜っ……!何。何だ!洗脳!?ピリ姉は裏切ったわけじゃない?それなら……バカが!私はジェンの時から何も変わって無い。致命的な隙が……
ピリカ「あはっ!」
拳を止めた私に当然のようにカウンターが決まる。ピリカの両手で弧を描いた掌底突きが鳩尾に命中し、吹き飛ばされ木造の建物に叩き込まれた。
ドゴォーーーーンッ!
ミルカ「げっは……!?」
バキバキバキバキ ズスゥーーンッ
ピリカ「あははははは!」
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