232:イッチ[saga]
2026/08/31(月) 00:38:40.79 ID:nBqzAEnV0
>>222 人魚(投票により決定)
「人間を釣って捕食していた、惚れっぽく高飛車夢見がちヤンデレお嬢様」です。
なっげえです。なんでこんなに長くなるのか。
ーーーーー
ザバン、ザバン、ザザーン……
俺「あー、潮風がおいしい」
俺は少しマンションを離れ、海の近くに来ていた。
俺「さて、海の怪異ちゃんはいるかな〜」
そう独りごちながら、昼ながらひと気がない古い波止場を歩き回る。
噂によればこの周囲では海難事故が多いらしく、釣り場を紹介しているサイトでもここは「近寄らない方が良い」と忠告されていた。
そういう「いわく」付きの場所には決まっているのさ……
俺のマンションの住人になってくれるような、怪異ちゃんが!
俺「海座頭、海坊主、船幽霊、貝女房……はてさて……」
そう言えば、水生の住人の住処について考えてなかったな。
部屋の中をプールに改造するのはさすがに大変だし……
いっそ裏庭にプールでも作ってしまおうか?
…………〜……………………〜……………………♪
…………ァ…………け…………ぅ……
俺「ん?」
〜…………〜…………〜〜…………♪
…………たす……ッ……! …………ぷ………………ッ…………!
俺「人の……声……!? どこから……!」
周囲を見回すと、岸から少し離れた波間に、人のような形をしたものが動いているのを見つけた。
…………ど…………らッ…………け…………ぁ…………!
俺「人だ! ……え、えっと! 海の事件・事故は118番!」
水難事故で、迂闊な行動は非常に危ない!
ピッポッパ! プルルルルルルル……
二次災害を防ぐためにも、こういう時こそ冷静になって……
〜〜〜〜………〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
俺「…………」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
電話『はい。こちら海上保安庁、118番です。事件ですか? 事故ですか?』
俺「あ、ごめんなさい、かけ間違えました」
ブツッ
助けなければ。
あの子は、俺が、今、助けに行かなければいけない。
他の誰でもダメだ、『俺が』助けなければ。
俺「よーし、待ってろよー」
俺はスマホをコンクリの上に置くと、グッ、グッ、と軽く屈伸、伸脚をすると、そのまま海の中に飛び込んだ。
ザバァン!
ザッパァ! ザッパァ! ザッパァ! ザッパァ!
得意の平泳ぎで、目標の位置を確認しながら近づいていく。
近づくと、目標が鮮明に見えて来た。
???「はッ……はぁ……! ぷはあ……ぁあ……ど……どな、た、かっ……! ッ、ぷァ……!」
金髪の女の子だ。
今にも沈みそうで、手をバタバタとさせている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
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