【安価】怪異を犯してマンションに住まわせる
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290:イッチ[saga]
2026/09/23(水) 00:36:41.81 ID:Z9aoaDMR0
D「まあ……見るだけ見てやろう」
男はむむむむと水晶玉の上で手をわきわきさせ始めた。
???「ふむふむふむ……見えてきましたよぉ、見えてきましたよぉ……社長さんのお家が……これはこれは……アパート……いや、マンション……? ……それも一部屋じゃない……ずいぶん大きいですねぇ……?」
お、当たりだ。
???「ほお、これはこれは……マンションのオーナーさんでしたか……! 流石ですねぇ……おやっ、経営は……あまり芳しくないようで? まだ半分以上が空き家……でしょうか?」
ほうほう、かなり当たりだ。
???「実は、人探しはあたしの得意とするところなんですよ。社長さんのマンションに住みたい……なんて人を、す〜ぐにでも探し当てて差し上げます!」
D「なるほどなぁ……確かにそれなら助かりそうだ」
……人ではなく怪異を探したいのだが、大丈夫なのかな?
???「ふむふむ……おお、社長さん、ご結婚されていらっしゃいますね!」
……左手薬指に指輪してるからな。
???「おお……しかも可愛らしいお子さんが1人……あれっ、急に見えなく…………ひっ……ひぃ!?!?」
ビシッ!!!
突然、水晶玉に大きなヒビが走り、真っ二つに割れた。
……これは……
???「な……ななななんですか……いいい、今のは……」
プルルルルルル……
D「……はい。なに、ママ?」
サナ『あもしもし? なんか今サチを覗いてる人を見つけたんだけど、パパの知り合いだったりする?』
D「あー、うん。心配ないから、手出しは無用だぞー」
サナ『あ、おっけー。ばいばーい』
D「はーい」
ピッ
D「……」
???「…………あ……あのー……」
どうやら、コイツの腕は本物らしい。
D「うーむ、どうした物か。確かに、お前の腕は良い。俺に必要な力だ。今すぐにでも雇いたい」
???「……お……おお! 社長さ〜ん♪ それはそれは、あたしの力を分かっていただけたようで!」
D「ただ……それだけの力を持っていながら、なぜ今、お前は職を探しているんだ?」
???「え? ……ああ……まあ、そのー、実は前の雇い主の方が枯れ……げほん! ……亡くなられまして。寿命だったため、あたしの占いの力も及ばず……そのまま会社から解雇されてしまったのです」
なるほどね……
D「ちなみに、家はどうするんだ? 会社の近くに借りるとかか?」
???「ええ、そうですね。会社か社長さんのお家の方にお部屋を作っていただければ、そちらに住みこませていただきます! 社長さんはマンションのオーナーですから、その一室に住まわせてもらえればと……」
図々しすぎる専属占い師だなオイ。
ま、それはいい。
D「……それでこれが一番重要な質問なんだが……俺のマンションは『人間』は住めないんだ。『お前』は、大丈夫か?」
???「へ?」
ここで、男の笑みが固まった。
D「返事がYESなら、即、採用だ」
意味不明な事を言われて固まっている人間の表情か、それとも……
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