【安価】怪異を犯してマンションに住まわせる
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330:イッチ[saga]
2026/10/04(日) 10:52:09.12 ID:sfB4AF/l0
D「……俺は、サン……トラックでガードレールを突き破ったんだったか」
???「その説は、我らの仲間がまことご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ない」
そうだ、道路に子タヌキが飛び出してきて……
D「っあの子たちは大丈夫だったか!?」
俺がそう聞くと、そのタヌキは驚いたような顔をした後、笑みを浮かべた。
???「……ええ。避けてくださった貴方様のおかげで、全員無傷でした。外で、元気に遊んでいますよ」
俺はひとまず、ほっとした。
D「……君は?」
???「……? ……ああ、私ですか。私の事は、どうぞ『チョウロウ』とお呼びくださいませ」
D「……ああ、チョウロウ。ありがとう……外の、空気を、吸っても良いか……?」
チョウロウ「かしこまりました」
俺が立ち上がろうとすると、チョウロウと名乗ったタヌキは俺の背を支えてくれた。
ゴォォ……
フラつく足取りで引き戸を開けると、外は綺麗な田園風景だった。
D「…………綺麗な場所だ」
チョウロウ「……そうでしょう」
山に囲まれ、風が吹き、日本の昔話のような造りの家がいくつも立ち並ぶ。
まさに、昔話から切り出したような『里』のような場所だった。
……いやよくみたらビニールハウスとかあるな。
意外と現代的だった。
子ダヌキA「きゃっきゃ!」
子ダヌキB「…………あ……」
そんな風景の中遊んでいた、これまた二足歩行の子ダヌキたち。
そのうちの1匹が俺の姿に気づいてから、わらわらと俺の方に近づいてきた。
子ダヌキA「ごめんなさい!」
子ダヌキB「……痛くない?」
子ダヌキC「もう、飛び出さないから……」
子ダヌキD「包帯、いたそう……」
D「……おお。ケガなかったか?」
子ダヌキE「うん!」
子ダヌキA「でも、車燃えちゃった……」
子ダヌキB「本当にごめんなさい……」
サンダーボルト号おおぉおおぉぉぉお!
ーーーーー
D「……ふう」
ひとしきり話した子供たちが風景の中に戻ってから、俺は座り込んだ。
いやー、質問攻めにあった。
子供の好奇心ってすごいねぇ。
D「……チョウロウ。良かったら、里の中を案内してもらえるか」
チョウロウ「ええ、もちろん」
里の中を歩きながら、チョウロウからいろいろな話を聞いた。
D「かなり大きな里だが、人間に見つからないのか?」
チョウロウ「ええ。ここら一帯は特殊な『力場』となっていましてね。外からはどう見ても里山にしか見えませぬ。侵入しようとしても、方向感覚が狂って来た道を戻ってしまう仕組みとなっております」
D「ほへー」
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