【安価】怪異を犯してマンションに住まわせる
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336:イッチ[saga]
2026/10/04(日) 11:14:40.30 ID:sfB4AF/l0
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山間から、あと一筋の夕日が消えようとしている時。
それは里にやってきた。
???「おーい。狸の君ー。返事を聞きに来てやったぞー」
白い服の男を中心に、数十人の黒服の男がぞろぞろとついてくる。
全員、その手には小銃のような物を携えて。
後ろの方にいる大柄の男たちは、数人がかりで大きな織のような物を抱えている。
D「ありゃ全部狐か?」
俺がトランシーバーに話しかけると、離れた所で双眼鏡を覗いているチョウロウから返事が戻ってくる。
同じ場所に姫もいるぞ。
(カッ!)
チョウロウ『そうですな……いやはや、想像していた以上の頭数を揃えてきましたな……』
D「相手も本気って事だな……」
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数時間前。
D「まず、姫様とタヌキたちは何ができる? 姫様は強力な神通力ができると聞いているが……」
狸姫「残念ながら……この里の化け狸は、伝承で言われるような『妖術』は使えません。二足歩行で立ち上がる事ができ、手先が器用で、頭が良く、人間の言葉を介する事ができます。私の神通力も……おそらくじいから聞いたのだと思うのですが『最強』とかそういうものではなく、安産祈願・商売繁盛・性欲増大といった、『良い事をもたらす』力なのです。……あと私の腹太鼓を聞いた人間は気分が浮かれます」
ポン♪
おお、良い音色だ……思わず踊りたくなるような……
D「……って浮かれてる場合じゃないな。その言い方だと、狐には効かなそうだな」
狸姫「はい。残念ながら、妖や霊には効かないのです……」
D「対して狐は」
狸姫「奴らは私たちよりも優れた、生命力や霊力を感じ取ることができる五感と、霊力を燃料に燃える『狐火』を操る力を持っております。また、他の姿に化けるような変化の術も操ります。この変化の術は私も使えますが、私は特定の姿にしかなれません」
D「ほおん……厄介そうだな」
狸姫「奴らが使用した武器……あれはおそらく、狐火を圧縮して遠くまで飛ばす機械のようなものです。ガワはニンゲンの技術でしょう。威力はかなりの物です。その後現場を調べて判明したのですが、タヌキの身体はもちろん、近くの木がそれにより貫通されていました」
D「それは……こんな見た目だったか?」
俺が紙に描いて見せると、姫は確かにそうだと頷いた。
…………銃やないかい。
高温の弾、しかもおそらく無尽蔵。
こりゃあ当たったら痛いじゃすまなそうだぜ〜。
狸姫「D様。私たちも既に覚悟はできております。私たちは貴方様の肉壁となり、敵の親玉を打ち取る血路をお開きいたします」
D「……んぁー、そのことなんだけどさ。……俺1人で戦うわ」
狸姫「…………え!?」
D「勝つのに犠牲を出すつもりはない」
姫は目を見開いている。
狸姫「……わ、私たちは……勝つためなら、里を残すためなら、なんでもします!」
D「君たちの覚悟を軽んじるつもりもない。ただ……作戦の特性上、1人の方が都合がいいんだ。俺だって人手は欲しいが、もっとはっきり言うと一緒に戦ったら君たちの身が危ない。足手まといになるとかじゃなくて、俺の作戦と君たちの相性がすこぶる悪いんだ」
狸姫「……どういった作戦で戦うつもりですか……?」
D「詳しい作戦は、チョウロウも交えて、必要な資材を手配してもらいながら話そう」
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