【安価】怪異を犯してマンションに住まわせる
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345:イッチ[saga]
2026/10/04(日) 11:35:39.80 ID:sfB4AF/l0
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チュンチチ、チュンチチ……

D「………………………………ん………………うぅ…………?」

あれ…………
朝…………?
ここは……どこだ……?
一番新しい、記憶は…………ボス狐の、怯えた顔…………

D「…………きつ、ね…………」

???「……おお、D様……! 起きられましたか……!」

D「…………チョウ……ロウ…………狐は……どうなった…………? 俺は…………いつから…………」

俺の口元にぬるい水を持ってきて、飲ませてくれる、チョウロウという名の化け狸。
この景色すら懐かしい……

チョウロウ「ご安心ください。D様は立ったまま気絶されておりました。狐たちは尻尾を持って逃げ帰りましたよ。使用した道具や現場の後始末も、D様に申し付けられていた通り、大量の水で洗い流し無限希釈いたしました。あれから2日経ちましたが、狐たちは動きを見せていません。包囲も、完全に解かれております」

D「…………良かったぁ…………」

ほっとしてから、足が鈍痛に襲われた。

D「いててててて…………」

チョウロウ「ガマの油を塗ってはいるのですが、骨折には、外傷に比べると効きが悪くてですな……」

D「あーそう…………折れてんのね…………ありがと…………」

チョウロウ「…………私からも里を代表して、心からのお礼を申し上げます」

D「……いいよいいよ。あいつらムカついたし…………はー……ちょ、立つわ……」

俺はゆっくり上体を起こし、チョウロウに支えられながら立ち上がった。

D「ふぅぅぅ、はぁぁぁぁ…………昼か……昼夜逆転しちゃうよぉ…………」

立ち上がって気づいた。

D「……ここ姫様の家じゃね?」

チョウロウ「ええ。D様が眠っている間のお世話は、姫様がしておりました。私はそのサポートでございます」

D「そりゃあ……姫様にもお礼を言わないとなぁ……」

ゴォオォォォ…………

外に出て、風を肌で感じて……

D「…………綺麗な場所だ」

チョウロウ「……そうでしょう」

D「…………守ったなぁ……」

しっかり手入れのされた田畑で農業をするタヌキ、無邪気に走る子供たち、そして……

D「…………サンダーボルト号!?」

家の前に置かれていた、その姿に俺は思わず叫んだ。

チョウロウ「かなり大事なお車だったようなので。D様のお車の部品を、新品の同じ型の車を取り寄せまして、そちらに可能な限り流用いたしました」

D「いや、ありがてぇ!!! うわーすげぇ! 若干テセウスに片足突っ込んでるが……いやほんとありがてぇ。おー、ハンドル焦げてるな。まあこれはこれで」

チョウロウ「焦げ跡などが気になれば、そこも新しくしますが……」

D「いや、歴戦ぽくて良い! これが良い! いやほんとありがとう!!!」

チョウロウの手を握り上下に振る。
チョウロウは嬉しそうに頷いた。

子ダヌキ「あ! Dさまぁ!」

タヌキ「まあ、D様……!」

タヌキ「おお、起きたのか!!!」

気づけば、里中のタヌキが俺の周りに集まり、おしくらまんじゅう状態となっていた。

ざわざわわぁわぁきゃあきゃあ!


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