彼氏と彼女とふたなり親友の夏
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541:@八尺 ◆sx3dwhLJGY[saga]
2025/10/18(土) 21:32:25.62 ID:zS/mv1ZT0
朝の光が差し込む玄関先で、修司くんを見送った。
彼はいつもと変わらない笑顔で「またな光」と手を振ってくれる。
その背中が見えなくなるまで立ち尽くし、ボクは小さく呟いた。

「……本当に、ごめんなさい……」

胸の奥が痛い。
昨日の夜、そしてスマホに届いたあのメッセージ。
隠している秘密と罪悪感に押しつぶされそうになる。

ほんの少しして、家の中の空気が震えるような音が響いた。
――ガチャッ!

扉が勢いよく開かれ、ボクは息を呑む。
立っていたのは美咲ちゃん。
その顔は怒りに染まりながらも、熱っぽく火照っていた。
頬は赤く、瞳は獲物を狙うように爛々と輝いている。

「光さん……っ」

低く、震えるような声で名前を呼ばれた瞬間、背筋がぞくりと粟立つ。
逃げようと一歩下がったけれど、その腕を容赦なく掴まれる。

「きゃっ……!?」

熱い掌がボクの手を強く握りしめ、そのまま力任せに部屋に引っぱっていく
必死に抗おうとしたけれど、美咲ちゃんの力に逆らえない。

次の瞬間、視界が揺れ、ベッドの上に身体を押し倒されていた。
胸が高鳴り、恐怖と期待が入り混じった息が喉に絡む。
ーーーー

(だめ……修司くんを見送ったばかりなのに……っ)

けれど、耳元に落ちる美咲ちゃんの熱っぽい吐息に、身体はまた裏切るように震えてしまった。
ベッドに押し倒され、心臓がばくばくと跳ねる。
美咲ちゃんの瞳は熱と怒りで揺れていて、目を逸らすことができなかった。

「み、美咲ちゃん……っ、あの……昨日送ってきた動画のこと――」

言葉を震えさせながら切り出す。
それが気になって仕方がなかったから。
でも、その言葉は最後まで言えなかった。

「ねぇ、光さん。」

美咲ちゃんの声が食い気味にかぶさる。
低く甘く、けれど棘のある声音。
顔を近づけられ、吐息が頬にかかる。

「昨日……修司先輩と、何をしてたんですか?」

その問いかけに、全身が強張った。
喉が音を立てるほどごくりと鳴り、視線を逸らそうとしても頬を掴まれて逸らせない。

「……っ」

心臓が締め付けられる。



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