110: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/09/06(土) 23:26:36.57 ID:DjcK+bbBO
「い、いいんですか?」
ルシファー「構わん。こやつらも多少腕に覚えがあるならばむしろ諦めがつくはずだ」
魔王の言うことには逆らえるはずもない。オークが勇者パーティの力を封じていた手枷を外した。それと同時に魔王が意識して過剰に力を漲らせる。石壁にヒビが入るほどの圧!
ぐごごごごご
「ひ、ひいいいっ!?」
「な、なんて魔力なんだ……!?」
「あわわ…こ、これが魔王……!」
力を取り戻した勇者パーティといえど、強引に捩じ伏せる。トドメは一言で十分だった。
ルシファー「頭を垂れよ」
弾かれたように揃って言われた通りにする勇者パーティ。倒すべき魔王を目の前にして怯えきり、無防備につむじを見せつける姿は勇者失格。
ルシファー「ふははは。こやつらを外に連れていくぞ」
☆☆
「魔王様〜〜っ」
「魔王様が下界に来てくださった」
「魔王城の守り神〜〜」
魔王城の巨大な一階に広がる城下町、そこには魔王軍以外の魔族も多く生活している。その民たちにとって魔王は王以上。まさに神だった。
男のルシファーはその見た目の力強さから魔王軍の圧倒的な戦力を。女のルシファーは美しさから魔王軍の繁栄を民草達に予感させる。今回更に魔族達を盛り上げたのは、足を組み優雅に魔王が座った巨大な人力車をボロボロの勇者パーティ8人が押しているためだ。
「う、うう」
「……っ」
ルシファー「ふははは。貴様らがなぜこのような惨めで無様な姿を晒しているか分かるか。それは人間だからだ。人間であること自体が大罪」
背後から突き刺さるルシファーの言葉。心がやられている勇者パーティ達はますます惨めな気分になっていた。本当に人間に生まれてきたことを後悔しているものまでいる。
「ぎゃははは!みっともねえ姿だ」
「きったないわね。ゴミ人間ども」
「魔王様の威風堂々とした姿と比べて、なんだありゃ」
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