292: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/09/21(日) 14:12:39.95 ID:4/doGQm7O
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次の日の夕方。アグネアがレンに案内されたのは王都の一等地。そこに凄腕セラピストのクリストファが営むエステサロンが建っていた。
アグネア「ここ?」
レン「え?ここ……?」
アグネア「何でお前がわかんねーんだよ」
レンが驚いたのも無理はない。クリスのエステサロンは数ヵ月前、大幹部デュランの一団による侵攻で崩壊してしまい、仮設テントでの再出発を余儀なくされていた。
しかし今目の前に佇むのはかつての小さいながらもおしゃれなサロンが数倍に巨大化したような施設。店名は間違いなくクリスの店のものだ。数人の客が外に並び、待合室も満員である。客層は9対1で女性が多い。
レン「流石クリス君だわ。数ヵ月で前以上に店を大きくするなんて。他のエステティシャンも雇ったのかしら」
アグネア「エステサロンねぇ。エルフの常に瑞々しい老いない身体には不要なんだよな。私は手っ取り早くイケメンとヤりたいんだそ」
レン「まあまあ。一回受けてみれば良いわよ。アグネアって魔法タイプだっだし〜〜♪」
アグネア「お前がそこまでいうならやぶさかでもない」
レン「それじゃ並んで…ちょっとどこ行くのよ」
レンが最後尾に案内しようとしたがアグネアは店外の列をスルーして店内へ。さらに待合室の客をも無視して進み、施術室と書かれた扉を開けようとする。
「は?」
「なにやってんのよあいつ」
アグネア「邪魔するぞ〜」
レン「社会府適合者があっ」
レンの股間蹴りが背後から炸裂した。
ぺしっ!
アグネア「ふぎゃ!?て、てめっ……!レディの股間蹴り上げんなよ〜〜っ!」
軽く弾く程度の衝撃のためそこまで苦痛はないが、内股になりエルフはレンを睨み付けた。しかしレンは有無をいわさずエルフ特有の尖った耳を掴み店外に引っ張り出そうとする。
レン「何で順番を無視できると思ってんのよ」
アグネア「だって私は勇者パーティ。こいつらとは格が違う」
その発言に睨み付ける待合室の客達。彼女達の中にも国王軍や冒険者など、戦いを生業とする者は多い。レンはアグネアをヘッドロックした。
ぎゅうう
アグネア「ぐええ」
レン「皆さんごめんね〜すぐにこいつ最後尾に並び直させるから」
ルノ「騒がしいと思って来てみれば、勇者パーティともあろうお二人がお客様に迷惑をかけてはダメですよ」
レン「あれ?ルノ。何で制服着てるの」
アグネア「リラのところのスカウトだっけ……ちょ、落ちる落ちる」
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