430: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/10/05(日) 01:30:16.80 ID:+iv4fqs70
相変わらずなチンピラ達の様子に勇者達は顔を見合わせ、その後リラが前に出た。
リラ「痛い目みねーと駄目みたいだな。まとめてこいや」
体内に重厚な闘気を蓄えているリラが片腕をまわして獰猛な笑顔を向けた。しかしチンピラ冒険者側も最も大きい、190cmのリラよりも僅かに高身長な男だけが前に出る。一対一をするつもりなのだ。
レン「マジ?どんな自信があるんだろ」
シトリー「ボク達が敵の力量を見誤るわけもない。彼らは中堅レベルの冒険者、リラ嬢の敵ではない」
リラ「ま、いいけどよ。ほらこいよ」
「はぁ?何俺より上手ぶってんだよ。オメーからこいや。へへへへ」
リラ「わかった!」
油断しまくりの冒険者の目の前にリラが距離を縮める。既に回避不可能の間合い。リラのボディブローが腹部に直撃!
ビキィン!
リラ「うお!?」
リラの拳が命中直前で止まる。衝撃は冒険者に届かずエネルギーが殺されてしまった。笑みを浮かべたチンピラ冒険者がカウンターのボディブローを腹部に命中させる。
「おらぁっ!」
ドボッ!
リラ「んぐっ」
「ひゃはあ〜〜っ勇者様に一撃見舞ったぜ!」
筋骨隆々な冒険者の一撃だがリラの鍛えられた腹筋には大したダメージにはならない。一度距離をとったリラがレンとシトリーに顔を向けた。
リラ「見たか?なんだあれ」
レン「あの理で封じられてる感じは、契約魔法だわ」
シトリー「どういうことだい。リラ嬢迂闊な契約を結んでしまったのか?」
リラ「覚えねーよ。知らない内に契約魔法って結ばれたりするのか?」
契約魔法は強制力が極めて高い代わりに、合意の元でしか結ぶことはできない。例外は億の年齢を持つメフィスト位だった。得意になった冒険者達が種明かしをする。
「いいか、てめえら勇者はなぁ!マモン様の部下である俺達には危害を加えられねえんだよ!」
「慈愛の勇者がマモン様の力を借りる代わりにすべての勇者を売ったのさ!」
レン「慈愛の勇者、って確かウルシさん?」
シトリー「彼女は生きていたのか」
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