466: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/10/08(水) 15:17:56.16 ID:L05DGnhxO
ウルシ「こいつも返しますぜ。あっしは消したり出したりできねえから邪魔で仕方ねえ」
ウルシが水晶玉を取り出すと、それはタマモに引き寄せられるように動き、走る九尾の狐と並走を始めた。
ウルシ(狐さんの念力か)
水晶玉が光り、烏頭の化物マモンが水晶玉内に姿を現す。タマモがコンコンと甘えるような声を出した。ウルシ的にはマモンのどこにそんな心酔できるカリスマがあるのかは謎だ。
マモン『ウルシのヤローがうまくやったらしいな!タマモテメー大丈夫かよ』
タマモ『マモン様聞きましたわ〜。ウチのことを心配してくれて助けるように言ってくれたって〜〜っ♪も〜あきまへんわ。ツンデレさんなんですから』
マモン『テメーなに言ってやがんだ!まあいい、さっさと戻ってこいや!オニマルクナツナも持ってな!』
ウルシ「ちょっと待ってくだせえマモンの旦那。狐さんを助け出した報酬としてオニマルクナツナはあっしが預からせていただきやすぜ」
マモン『かーーーーっ!!なに寝言ほざいてんだテメー!』
ウルシ「あっしからこいつをぶん奪れるとすればこの場にいる狐さんのみ。だがその狐さんがオタクの元に戻れるのはあっしが助け出したからでさ。恩を返すためとは言え、この霊剣まで渡すのは割りに合わねえ」
マモン『無理を通せば道理が引っ込むってなぁ!この世は理不尽で溢れかえってんだよ!タマモ、そいつからさっさと霊剣をぶん奪れや』
タマモ「……」
しかしタマモの反応は鈍い。マモンが怪訝な顔をした。
タマモ「マモン様、勇者様は身の危険を顧みず私を助けてくれたんどす。マモン様のご命令といえどそれはできません」
わずかな違和感を感じながらもウルシはその言葉に感動した。そして意外にもマモンが怒鳴り散らさない。
マモン「…チッ!今回だけだぜ」
ウルシ「……」
☆☆
少し迷ったがウルシ達はコキュートスと魔王城地下4階を繋ぐ唯一の門に帰還した。狭い場所の移動に適さないビーストモードを解除したタマモ。その際に普段のきらびやかな着物姿へと戻っている。
タマモ「はー寒い寒い。あのクソガキ今度会ったら許しませんどすえ」
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