ハーレム勇者のTSもの5【安価コンマ】
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542: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/10/16(木) 21:59:58.95 ID:ME6Hx0pA0
ドスケベssでワシは何故こんな竿役適性皆無なキャラを😒楽しくなってしまった😊


びゅおお



オーダーズは蒼天が広がる人間領の高原で佇んでいた。魔物領ではあり得ない澄み渡った空気だが、虚無的な眼差しの彼には何の感慨もない。


オーダーズ「…」


「う、あ、あ……」


オーダーズの足元には気品のある服装をしたクリーム色のロングヘアーの女性が踞っていた。彼女はソリラの国の王女。義足を支えに、生身の脚でやんごとなき彼女は側頭部を踏まれている。


「お、お助けください……」


オーダーズ「…」


オーダーズは王女に視線も向けない。彼女は只の餌であり、勇者であるソリラを誘き寄せるための人質である。王女という重要人物を拉致することは彼にとって容易い仕事だった。


アップル王国に匹敵する領土を持つ国な上、魔王軍への警戒を怠っていないにも関わらず一夜にして王女は拐われた。オーダーズを乗せたドラゴンが国に向けて迫っていたことを事前に察知していた国王軍はソリラを含めた万全の布陣で待ち構えていたが、不幸だったのは彼が魔王軍幹部の中でも上位の武闘派だったこと。ソリラとの接触を避けながら混乱する軍の間隙を縫い王女を拉致した。


オーダーズ「……」


「はあ、はあ…」


最低限の水だけを与えられ、この2日間十代半ばの王女は恐怖に蝕まれていた。あまりにも無口で、温室育ちの彼女には理解できない闘いの異臭が全身を包んでいる。一刻も早く解放されたかった。ずっと両手両足を縛られ放置されていたが、つい10分ほど前に頭を踏まれ、そのまま微動だに出来なくなってしまった。



オーダーズ「…」


オーダーズは高原の先を見据える。ソリラと、彼女についていける数人の精鋭がこちらに向かってくる。娘を想う国王の鶴の一声で編成された一団で、オーダーズが残していった魔力の残滓を辿ってこの場にたどり着いていた。


ソリラ「あ!姫だぜ」


「な、なんと!」「おのれ!足で…」「奴の身のこなしには気をつけてください…」


30mほど一団が近づいたのを見届けたオーダーズが頭から足を退かす。王女の役割は終わった。剣の勇者と邪魔の入らない状況で闘うためにわざわざ手間をかけたのだ。




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