34: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/11/25(火) 00:45:11.81 ID:w1FLAMZ2O
イース「…」
イースは不気味なほど静かに眼を閉じ瞑想している。2人、そして気紛れでついてきたメフィストが向かっているのはアップル王国の隣国であるエメラの出身国。
ばさっばさっ
メフィスト「人間領地は良いよね〜。空も月も綺麗だし。ゼスティアルさんとしては本当は魔王軍のヴァンガードになんてなりたくなかったよね。スカウトしたボクが言うのも憚れるけど。ふふふふ」
ゼスティアル「いえいえ。私も魔族として魔王軍のため働かせていただきますとも」
ゼスティアルは自分が魔族に堕ちてまで娘を救った。そんな命よりも大切な娘が天寿を全うした人間領地が大切でない筈がない。
ゼスティアル「人間どもに死を!」
ニヒルな表情のゼスティアルのメンタルは自分でも想像以上に捨て鉢だった。人間領地は大切だがセピア国のか弱い魔物達も見捨てられる訳がない。どう転ぼうがしこりが残る闘いに気力など乗らなかった。
メフィスト「〜〜♪」
そんなゼスティアルの姿をメフィストは心から楽しそうに見つめていた。彼は他者が苦しむ姿が大好きなのだ。
イース「…」
イースもゼスティアルの不安定なメンタルは勘づいているが、実力の高さは察しているため何も言わない。
☆☆
「うおおおおぁ!?な、なんだこいつぅ」
「ぎゃあああ」
数時間後、イースが瞬く間にエメラの国の街1つを壊滅させた。身の丈以上の刀身を持つ愛剣は、切っ先に埋め込まれた魔石に魔力を込めることで威力を増幅させ、刃を振り抜くことで凄まじい威力を発揮する。
イース「んぬあ゛あああああ!!」
ドゴボァアッ!!
魔力を込めた一撃は上級魔法レベルの破壊力を発揮する。気合と共に放った魔法と斬撃の合成攻撃は目の前の巨大な建物や塔を分断した。
がしゃああんっ!!
メフィスト「んふふふ。いいよね〜こういう、大きい建物や公共物を容赦なく破壊するのって。ヴァンダリズムっていうのかな。ゾクゾクするよね」
「貴様らぁ!!魔王軍だな!!」
「すでに勇者様が向かっておられる!生きて帰れると思うな」
「我らが片付けてくれる」
街を火の海に変えたイース達の前に現れたのは、街を預かっていた選りすぐりの戦士達。並の勇者を凌駕する実力者の10人組!
534Res/519.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20