491: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/01/05(月) 23:57:15.22 ID:5L10FAFh0
ヒイロ「もうこの転移魔法は使えるんですか〜?」
「まだ不安定でね。オルフィアが遺した転移魔法を再利用しているので、もう少しで使えるようになる」
魔王城から数q離れたなんの変哲もない森の中に作られた転移魔法は、その座標を知らないものでなければ見つけることは困難だろう。そこで5人の魔法使いが必死にゲートを作っていた。暫しの待ち時間を落ち着かない様子で過ごす非戦闘員達。
IZN『私ノ胸ニ埋メラレタパネルデ、オセロトカデキマスガ』
「いや…いいわ」
ゴウンゴウンゴウン
ヒイロ「確かに術式は順調みたいですね〜」
問題があるとすればこの場所は魔法使い部隊が最初に転移してきた場所から近いということ。つまり、カミラやグレーダー魔導士率いる人間領地の魔法使い達とオルフィアとエリカが率いる魔王軍のメイジ部隊の交戦地域の真っ只中だった。
ずずずんっ!!
「おうう!?すげえ揺れだ……」
ヒイロ「敵が来ているのよね〜?」
「は、はい。オルフィアには我々の転移魔法は筒抜けでした。あの魔女率いる魔物達と我々の仲間が交戦しております。想定では我々魔法使いの交戦場所も、勇者達と同じく魔王城になる筈だったのですが」
IZN『先回リサレテ転移魔法発動予定位置ガ戦場ニナルノハ確カニマズイ事態デス』
ビガガカッ
「うぐぐ……っ怖え」
話している間にも闇夜を魔法の閃光が切り裂く。魔法使い達は空を舞いながら闘っているのだろう。
ヒイロ「一秒後攻撃魔法に巻き込まれてもおかしくない状態ですね〜……むっ」
ヒイロは闇夜な上、暗雲に覆われた魔物領地の空に月の輝きを見た。暗雲がある筈の場所をくり貫いたようにぽっかりと星空が浮かび、満月が輝いている。
「な、なんだあれは!」
「まさか伝説のゲート魔法か」
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