743: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/02/08(日) 00:02:19.52 ID:SdZT/jY80
リトルジョン「ど、どうすんだどロビン。あいつ化け物だど」
ロビンフッド「狩人としての血が騒ぐじゃねえの。俺達のモットーは強敵を狩ってこそ、だろ」
ロビンがエルフを差し置いて魔物領地随一の弓矢使いと評されるようになったのは常に強き獲物を狩り続けてきたからだ。矢だけではない。罠、潜伏、近接と何でも使い、今日まで誇りのある狩人として生きてきた。
その血がリラを最高の獲物と認めた。人間の女特有のしなやかさとオーガ族のような力強さ、勘の良さを兼ね備えている。
ロビンフッド「やつは風の流れで出口もなんとなく察している。それまでに仕留めてみせる」
ロビンフッドが帽子のツバを下げたとき、彼は今まで獲物を逃したことはない。リトルジョンは全幅の信頼を寄せていた。
リトルジョン「おでも手伝うど〜ロビン」
ロビンフッド「余地があればな」
木から木へ音を立てずに移動する二人。大柄なジョンすら猿のような身のこなし。
ロビンフッド「よし。ここからはあらゆる罠を仕掛けてある。トラバサミ、ロープ、ブービートラップなんでもありだ」
リトルジョン「あ!」
しかしリラはその地帯に入るや否や木の幹を跳ね回るように進み始めた。野性の勘が罠を察知している。
ざざざざっ!!
リラ「よ、ほっ!よっ」
リトルジョン「微妙な草木の不自然さで罠を見抜いたっていうだか〜」
ロビンフッド「……へ。どこかホッとしてる自分がいるぜ。リスクなしで仕留められる相手じゃないって訳だ」
覚悟を決めたロビンの獣人特有の髭がピンと張った。そして背負っていた矢筒から矢を取りだし、愛用の弓につがえる。
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