797: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/02/17(火) 23:39:30.94 ID:j9sQraeTO
どうやらリラとはまだ合流していないらしい。しかし大幹部フロアはアップル王国の国王城ほどの広さ。そのうち見つかるだろうと棚上げする。
レン「魔王逃げた?」
腕を組み1つの可能性を提示したレンだが、アンドロスには確信があった。
アンドロス「やつは傲慢の悪魔。あり得ぬ。人間相手に逃走を選ぶ位ならば破壊をばら撒く筈」
シア「それはそれで迷惑なやつ」
「急がないと…あのベルゼブブが追いかけてきたらヤバいぜ」
シトリー「ソリラ嬢といえどどこまで粘れるか。とりあえずパーティの布陣強化はできた。探そう!」
トルキン「うむ……」
この様々なタイプの美女軍団の中にいてもムッツリスケベなトルキンは自分が緊張していることに気付いた。それほどこの空間は異様な雰囲気を漂わせている。
ズズズ
レン「でも追い詰められてるのは魔王のほうよ。とうとう最上階まで来たんだから。頑張りましょ!」
こんな時、気を吐けるレンの存在は大きかった。何より複数の大幹部と対戦経験がある人類の希望。その場にいる者達に勇気を与えた。
シア「うん、みんなと一緒に生きて帰ろう!」
ミーニャ「レンは守ってみせる」
シトリー「心強いよマドモアゼル」
レンを先頭とした陣形で回廊を進み始める。できれば魔王を見つける前にリラと合流したいとシトリーは考えたが、次の瞬間、天井をぶち抜いた漆黒の結界がレンに降り注いだ。
バキキキキィ!!
アンドロス「しまった!」
シア「あああっ」
ミーニャ「レン!」
レン1人分を包み込むほどの小さな円形の結界だが内部を覗くことはできない。ミーニャはすぐさま中和しようと真っ黒な結界に触れ、魔法を発動した。
ズァアアアア
ミーニャ「……〜〜〜っ……なんてこと。中和できない」
シトリー「これは魔王の仕業かい。一体なんのつもりで!」
☆☆
レン「……」
結界の中は空間が歪められ外よりも広かった。それでもほとんど何も見えない闇が支配する恐怖の空間で、その閉塞感は常人ならば数秒で発狂するだろう。
ルシファー「貴様らごとき蛆虫がよくもここまで上がってきたものだ」
レンの前には怒りを無理矢理な笑顔で覆い隠した女形態のルシファーが立っていた。瞳孔は開き白眼が充血している。
ルシファー「貴様にはおぞましい死を与えてやる」
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