884: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/03/02(月) 19:32:54.76 ID:4WJMB58sO
愛するレンとはまるで違うシルエットにシアの全身が粟立つ。何故こいつはタキシードを着ているのか。
ルシファー「なんて顔をしている。晴れ舞台だぞ」
シア「うあーーー!テメ」
あまりの異物感に悲鳴のような声を上げ、殴りかかる。しかしルシファーが睨めば全身の力が抜けてしまった。
シア「あぐ」
ルシファー「蛆虫が。私に逆らえる力などあると思っているのか」
シアは思い出した。シトリー達を守るためミーニャと共にルシファーに挑み、自分達は敗れた。意識を失う瞬間、ルシファーが空間魔法を発動していたような。
ルシファー「ここは私が作り上げた空間魔法。お前達の記憶を読み取りお誂え向きの舞台を用意した」
シア「くそっ!くそ!くそ!」
頭をかきむしる聖剣士。異空間とはいえ、最高の想い出となるはずのレンとの結婚式を瀆されてしまった。後日、本当に式を上げ、このドレスを見てもルシファーの忌々しい顔を思い出してしまうだろう。
ルシファー「良い夢は見られただろう」
ルシファーが指を鳴らすと、参列者達が血の海に沈む!そして倒れた人間達を踏みつけ代わりに現れたのは魔物達。バージンロードが臓物に汚れた。当然フィオナも。
フィオナ「シア…………ゴボ……っ」
シア「くっっそ〜〜〜〜!!!」
敗れたシアに闘うだけの体力はない。抵抗できないこと、ルシファーからも怪我をさせられないことを条件にこの空間に幽閉されている。唯一自由に動かせる口を使って絶叫した。
ルシファー「ははは。蛆虫どもの悲鳴でも、ずいぶんと清々しいものだ。案外私は貴様らを認めていたのかもな」
シア「ミーニャをどうした!」
ルシファー「もう一匹の蛆虫なら貴様を待ちかねている」
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