885: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/03/02(月) 23:03:36.24 ID:0GLpZFs60
涙目で魔王を睨み付けるシア。2人を祝福するかのようなカリヨンベルがひどく耳障りだった。
ルシファーが指を鳴らす。すると風景が入れ替わり、2人はチャペルに立っていた。
シア「ここは…!」
ルシファー「先程まで外から見ていた建物に入っただけだ。皆祝福しているぞ」
参列者席には魔物達が座り、拍手を鳴らしている。そしてステンドグラスには血で巨大なルシファーの紋章が刻まれていた。
シア(いつか、いつかレンと結婚式で、このステンドグラスを眺めようって約束してたのに……)
自分の夢を嘲笑うような行為の数々に涙が溢れるシア。ルシファーは乱暴に祭壇へ腰かけた。
ルシファー「人間ごときが戯れとはいえ私と結婚できるのだ。光栄に思うべきだな」
シア「ふざけんなっ!殺すなら…さっさとやれっ」
ルシファー「貴様も同意見か、たしかミーニャとかいったな」
ルシファーが声をかけると、舞台袖からミーニャが現れる。そのウェディングドレスは漆黒に染まっている。
シア「ミーニャ!大丈夫…」
ミーニャ「僕は…ルシファー様の肉便器として生きていきたいです…♡」
シア「なにいってんのミーニャ!いや……これは」
空間魔法の効力でミーニャは精神に異常をきたしている。でなければ仲間思いでレンへの愛に溢れるミーニャがこんなことを言うとは思えない。そうシアが当たりをつけるとルシファーが笑い出した。
ルシファー「ふは、ははは。そう。7割ほどはこの空間の効力だ。だが残り3割はこやつが屈服したのよ」
シア「そんなわけない!」
ルシファー「これを見たら脆く心に隙が生まれた!」
ルシファーが手をかざすと、ガシャン!と音を立ててチャペルの天井から鎖が下ろされた。そしてその鎖に縛られているのは傷だらけのレン。
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