【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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878: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/04/04(土) 15:44:06.91 ID:nOfOX6qK0
「うぐっ!だが使命を果たせなければ皇帝陛下に合わせる顔が、ぬぁぐ!?」

右足に連続して5本の矢が直撃し、片足の水晶が砕け散り大きな巨体が激しい衝撃音と共に転ぶ。

皮肉にもあと少しで野外に出られる所で、ジルベントは行動不能に陥った。

「…」

普段の明るさが鳴りを潜め、今のアミィの表情には躊躇がまったくない。

「ま、待て!殺すのは待ってくれ!」

「ごめんなさい」

彼女の瞳にあるのは、処理するしか道のない危険な魔獣を駆除する時の、容赦のない視線だけだった。

「や、やめてくれぇ!」

大きなゴーレムは、自らに接近するエルフに向け情けなく命乞いをした。

当然、油断を誘うフリだ。洗脳光も片足も砕かれたが、彼にはまた腕と頭部の水晶が残っている。

完全に行動を支配できずとも、逃げる隙を作る程度の光ならまだ生み出せる。

「許し────」

あと一歩踏み込めば、最大出力の洗脳光を発して即座に撤退を…そう思っていたジルベントの顔面に、短剣が突き刺さっている。

「ごめんなさい。騙されてあげられなくて」

言いつつアミィの手に風の魔法が漲り…

「や゛べで…!」

短剣から体内に魔法を注ぎ込み、ジルベントの水晶の体を粉々に消し飛ばしてしまった。

ジルベントは死んだ。しかしアミィの瞳に満足した様子はない。

貴女とフウラを守ることが、彼女に出来なかったからだ。


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