174: ◆KuaBt5lP/7o6[saga]
2026/03/01(日) 19:18:18.50 ID:s+3VsTwc0
――――なんだか予想以上に物事が大きくなってきてしまい。色んな生徒たちに見られてしまう。先生も最初は止めようとしたが、セリアに上手くまるめ込まれてしまいこの状況。
セリア「それではどちらかが参った、と降参をした方が敗けにしましょう。言っておきますが、貴方が男性だからといって手加減はしませんわよ?」
う、うん……それじゃあ大丈夫だよ。
セリア「っ!その態度も認められません……!癪に障るんですの、このっ……!」
――そして決闘が始まる。セリアの放つ魔法の弾幕を貴方は避けていく、典型的な中距離、遠距離を得意とした魔法使いスタイル。無数のビットから放たれる魔法と、セリア自身の魔法……なるほどこれは中々近づけない。
魔法を避ける、避ける。たまに魔法が変な方向に飛んでいくので、それは手持ちの剣を使って真上にかち上げる。見ている他の生徒に怪我があってはいけないので、そこの注意して攻撃に対応していく。
セリア「〜〜〜っ!いい加減攻めたらどうです!攻めなければ勝てません、わよ……!ほらほら、近づけるものなら近づいてごらんなさい!」
弾幕の雨がいっそう強くなる。避ける、避ける、弾く、避ける――次第にセリアの体力がなくなっていくので、そこを狙って接近すれば決闘に勝つことが出来るだろう。
……貴方とセリアは距離を一定に保ち続けている。きっとセリアは近距離が苦手なのだ、近距離が得意な魔法使いなんて珍しいと思うが、それが分かりやすく弾幕に形として現れている。
――一度近づいてみよう。久しぶりの運動に少しだけ気持ちを昂らせている貴方は、いともたやすくセリアの攻撃をかいくぐり接近する。
セリア「きゃっ!?」
絶対に相手を傷つけないように、優しく軽く当て身を行いセリアの体勢を崩す。セリアを押し倒すように馬乗りになって、貴方は手に持った剣を振り上げて――。
セリア「ひっ……ぁ、やぁ……」
…………!
明らかに怯えるセリア、それを見て貴方は思わず固まってしまう。しまった、やりすぎてしまった――勇者である貴方が誰かを泣かせていいはずがない。貴方はちょっとだけ呻き声を出すと、そのまま立ち上がってずりずりと後ずさる。
セリア「ぇ、ぁ、なに……?」
い、いたたたた……こ、こうさーん!こうさんしまーす!だ、だれかー!保健室……いたたたた!
セリア「……?ぇ、は――?」
結果、この決闘はセリアの勝ちとして終わった。貴方とセリアの元に色々な生徒が駆け寄り、貴方はそのまま保健室まで運ばれていった……。
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