ゲス勇者「ほぅほぅ」聖女「よろしくお願いします」
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169:名無しNIPPER[saga]
2026/03/17(火) 17:14:20.92 ID:OjGyXmFkO
ああ、言ってしまった。
勇者は後悔する。
王国の最重要秘密であったことーー女勇者が敵の子を身籠り、そして、生まれた子供も勇者ーー人類の希望であるはずの勇者が敵の、裏切り者の血を引いていることを。
だからこそ、王国は隠した。
『勇者』の代わりに『聖女』のシステムを誕生させた。
勇者が処刑されていない理由は、女勇者の子だから、に他ならない。
あの狂った女のように戦果を上げろ、もしくは戦死して新しい勇者を誕生させろ、そう告げていた。
その悪意に、ずっと晒されていた。
いくら魔物を討伐しても、王国や周りの大人は勇者に報いることはなかった。
ゲスめ、卑しい血め、と蔑まれた。
先代の『聖女』が引退したとき、今度の『聖女』を勇者の任務に同行させる、表に出してやる、と告げられた。
ーー勇者は、だから聖女を辱めた。
ガキのような癇癪。
どうせ子供はできないから好きにしろ、そう黙認されていたのもある。
『聖女』は見目麗しい女性ばかりだ。大衆の希望になるように、だろうが、実際は終わった後、おもちゃにされる。
歴代の『聖女』たちが役割を終えると、高貴な血たちのおもちゃにされていたように、お前にも報酬を与えてやるよ、そう言外に告げていた。
ガス抜きのために聖女を与えられ、勇者はそれに応じた。
勇者『そうか、なら、徹底的にやってやるよ』
勇者はそう決めて、聖女を徹底的に辱めた。
どうせ、任務が終われば変態どものおもちゃにされる女だ、その前に、俺が徹底的に壊してやる、そう決めた。
誤算は、聖女は勇者を受けいれ、そして、勇者の子を孕んだこと。
子供は、やはり堕すべきだろう。
聖女の身が不安だし、子供に勇者の宿命を授けるべきではない、何よりも、この下種の血統は自分で終わらせる、母を辱めた下種を抹殺することを、勇者は決めていた。旅の最初に決めたことだ。
勇者は聖女の顔が怖くて見れない。
勇者は震えていた。拒絶されるのではないか、それが怖くてたまらない。
そんな勇者に聖女は手を握ってーーー
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