ゲス勇者「ほぅほぅ」聖女「よろしくお願いします」
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217:名無しNIPPER[saga]
2026/03/19(木) 21:55:54.82 ID:lUIIXjngO

 聖女見習い『へ?』アングリ

 聖女『すげー素敵じゃん、いいじゃん! スゲーじゃん! 男!? 男か!?』

 聖女見習い『約束したのは、女性…です』ウツムキ

 聖女『なーんだ』ケッ

 聖女見習い『でも、その方のための、その方が、男性、なんです』//イジイジ

 聖女『おおう! そうきたかー』ペシッ

 聖女見習い『だから、私は不埒な目的で聖女に志願をーー』

 聖女『いいんだよ! それで!!』

 聖女様は私の手を強く握って、

 聖女『多くの人々が、とか言ってる奴はだーれも見てない! むしろ、あんたのような一人を幸せにするために聖女になる! とかの方がスゲー立派で、スゲー幸せな理由だ! 

 胸を張れ! 堂々とあんたのエゴを押し通せ! 世界を変えるエゴイストになれ!!』

 聖女見習い『は、はぁ?』

 聖女『よっし! じゃあ、約束だ!
 もしもあんたが聖女になったら、その時の拝命式でーー』パンパン

 聖女様が手を叩く、それだけで、私たちのいた広場の草や木々に様々な、色とりどりの花が咲き乱れました。
 春の花、夏、秋冬関係なく、四季の花が全て、咲いたのです。

 聖女様の奇跡に息を飲みました。

 聖女『…もう、これが限界か』ハァ

 聖女『まぁ、でも、あんたが聖女になったら拝命式で王都中に花を咲かせてやる!

 それで、あんたがその男に添い遂げられたら、あたしは国中、世界中に花を咲かせてみせる! 約束だ!』

 そう、聖女様は小指を突き出し、私たちは約束を交わしました。

 <<イタゾーコッチダー

 聖女『げっ! もう嗅ぎつけやがった! 

 じゃあ、楽しみにしてるよ! 次の聖女!』

 そう言って聖女様は走っていきました。

 これが、私と先代聖女様の思い出。

 この二年後、聖女様は勇退され、公式の場から姿を消します。

 歴代最高の聖女の次代、ということもあって、新たな聖女の選定に、一年かかりました。

 そして、一年前、私は聖女に選出され、聖女としての禊を1年間行い、そして、あの方ーーと再開し、思いを遂げました。

 ただ、一年前の拝命式に先代聖女様のお姿はありませんでした。

 先代聖女様は余計な混乱をもたらすことがないよう、ご本人の強い希望で隠遁されている、と聴きました。

 でも、いつか会えると思っています。

 その時を今でも楽しみにーーーー



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