188: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/03/29(日) 00:30:38.57 ID:+zjX2mxg0
☆☆
わあああああっ
王都の広場では人々が大騒ぎだった。ついに魔王軍との闘いに決着がつき、人間領地にひとときの平和が訪れたのだという発表が世界中に流れたのだ。
「流石勇者様達だっ〜!」
「でも、地方は大変なことになってるみたいだわ」
凍結された国王城の復旧を急ぎながらもパレードが行われていた。リラとシトリーが戦死したという事実も公表されたが、それでも魔王軍を撃退したという事実は人々を歓喜させる。何よりこの国には勇者レンがいる。
そのレンが闘技場の貴族席で待機していた。ここはかつてリラとシトリーが模擬試合を行ったアリーナ。カーロンが冒険者衣装のレンに声をかけた。
カーロン「昨日の今日ですまなんだなレン。動けるのかの」
レン「スゴイでしょこれ(義足)、肌の色まで完全再現。スカートの冒険者衣装でも絶対バレないわ」
カーロン「うむ。あの変人(レイチェル)も人間領地に凄まじい貢献をしてくれるものじゃ…お主が健在な姿を見せることが、人々の希望じゃからな……リラとシトリーは………どんな最後じゃった」
レン「2人の最後はあたし見てないのよ。でもアンドロスはリラを立派だと言っていたわ」
カーロン「そうじゃろうな…ほぼオーガ族の野蛮なクソガキだったあのリラが……死ぬのは早すぎるわ」
レン「シトリーもそうよ。あの時、あたしが止められたらなぁ」
やはり2人に近しいもの程湿っぽくなってしまう。レンとカーロンはしばらく見つめあい笑った。
レン「んじゃ、2人の分まで勇者の役割果たすとしますか。エメラやソリラ、ギルは他国の勇者だしね」
レンが勇者らしく人々の不安を包み込む表情で民衆に姿を晒す。人々は大歓声出迎えた。
「うおーーーーーレン様〜っ!」
「ありがたやありがたや」
「あれがレン様よボク。よく見ておくのよ」
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