561: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/05/11(月) 16:22:17.72 ID:T86xc4oM0
改めて国宝をヤギュウに渡す。将軍はウルシに気付く様子はない。
エメラ「我々が訪れた理由はこれだけではございません。実は魔王軍の幹部がこの国で暗躍しております。恐らくは、この城の宝を盗むためです」
端座していたヤギュウが眉をひそめた。エメラの口から出たツバキとカエデの名前はこの国の恥部。
「なんじゃと〜。あの裏切り者の恐るべき女忍者どもが…それは真なのか」
エメラ「はい。先程、このお城のすぐ近くの茶屋で邂逅しました。それに、タマモという妖怪も」
タマモも恐るべき妖怪として伝えられる存在。勇者の言うことを疑いはしない将軍か、背後のレバーを倒した。
「よくぞ知らせてくれた!」
ガチョン ガコン!ガコン!ガコン!ガコン!ガコン!ガコン!
エメラ「な、なんです?この地鳴りは…?」
ウルシ「エド城が浮かびますぜ」
エメラ「ええー!?」
カラクリに精通する大名が改造を施したエド城は大量の魔石を利用し浮遊が可能。有事に外敵からの侵入を阻止できる。立派な城が形を変え、ボックスのような外観となり地響きを鳴らしながら浮かび上がった。
ゴゴゴゴ
「あれま、お城浮かんどるよ」 「何かあったんかね」
…
エメラが大広間から外の景色を眺める。確かに30mほど浮遊し、バリアーが張られていた。
エメラ「凄まじい城です」
ウルシ「狐さんも忍の方々も長居はできない筈。2週間もこうして守っていれば帰るんじゃないですかね」
エメラ「しかし、城の周りの池に何人も落とされてますが」
「一刻も争う状況故仕方あるまい。さてと」
ヤギュウが壁に備え付けの拡声器で城内、そして城下町に指示を出した。ツバキとカエデ、タマモの人相と能力、そしてチームで追い詰めることを徹底すべしという情報。元魔王軍幹部クラスは単体で町1つを滅ぼせると言われている。しかし鍛えられた武士達ならば10人も徒党を組めばなんとか闘えるだろう。その間に更なる援軍が現れ人海戦術で討つ。
ヤギュウ「彼奴らが見つかるのも時間の問題でしょう。まだこの町にいるならば」
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