809: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/06/08(月) 22:24:59.43 ID:VF5eINBWO
☆☆
ガウロン「すまない。彼女は連れて行かれてしまった」
ヒイロ「オラーッ!!」
ドゴン!
翌日、魔物闘技場(モンスター・バトル・アリーナ)の支配人である元ビーストテイマーのガウロンが黒髪の獣人女の頭を撫でながらそう告げた。ヒイロの拳が顔面横の壁を破壊する。
「グルルっ!なにすんだ」
ヒイロ「このハゲ〜どういうことですか」
獣人をスルーし、拳を引き抜く。ヒイロはかつてガウロンにテイムされた経験がありボコボコに復讐し、それ以来嫌いなのだ。
レイチェル「あれがこの公営ギャンブルのトップねえ。噂に聞いていたが反射するレベルの頭部だ」
IZN『そんなことよりも、どういうことデス?』
ハンカチで冷や汗を拭きながらガウロンが言う。あのグレムリンのオーナーは国お抱えのテイマーではなく、つい先日、契約を打ち切り魔物を連れていってしまったのだと。
ヒイロ「愚鈍なお国がそんなフットワークの軽さを許すとは思えませんね〜。そもそも契約違反なのでは」
ガウロン「そうだな。しかし、アウトローの冒険者にはそんなものは関係ない。契約違反で立ち入り禁止処分にはしたが、元々宿暮らしの冒険者。身軽なのだよ」
スコーチャー「私も止められなかったんだよね〜☆ほんとごめんなさい」
スコーチャーはアリーナで働く冒険者の女性。かつてレンと地下闘技場で闘った経験がある。
レイチェル「しかし腑に落ちない。野蛮な冒険者が公営ギャンブルで大人気の金のなる木となった魔物をどこに連れていくというのか」
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