944: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/06/26(金) 01:05:41.46 ID:ilVOFgxxO
アメリア「…スーー…」
アメリアはまだ生きていた。ほとんど真っ白な金髪ロングヘアーの、顔も手もしわくちゃのおばあちゃんは口から呼吸の音を僅かに鳴らしながらベッドで上半身を起こしている体勢で眼を閉じている。
アメリア「スーー」
ミーニャ「アメリア、起きてる?」
アメリア「……む…あらあらミーニャちゃん。ふぉふぉ。来てくれたんですねぇ」
眼を開き、側に立っていたミーニャを認めクシャリと笑った。アメリアクラスになると自分の寿命が今日尽きること位は分かっている。最後に会うならパーティメンバーだと思っていた。
ミーニャ「僕の若返りの秘法ならアメリアを若返らせることができるかもしれない。他者へは確かに難易度は高いけど挑戦する価値はあると思う。それなのに本当にいいの?」
アメリア「いいんじゃよぉ。私は寿命に従います………シアちゃんが待ってるかもしれないからねぇ」
ミーニャ「そっか」
アメリア「じゃから、ミーニャちゃんは気のすむまでここに残っててね。私達のことは気にせず」
ミーニャにはアメリアの発言の意図が分かっていた。決して突き放すような意味ではなく、人々の希望として頑張ってくれという激励なのだ。
アメリア「魔王軍を倒してから……今日まで少なくともこの国は平和じゃった………私の生涯は幸せよぉ」
ミーニャ「うん。でも危ういバランスなのは変わらない。もしかしたらアメリアの死でなにかが崩れるかも」
アメリア「そうならないためにも…やっぱりミーニャちゃんは生きなくてはねぇ」
2人が話すのは大聖堂のアメリアの寝室。窓はあるが4階のため通常侵入することはできない。優秀な冒険者でもその前に探知魔法に引っ掛かるだろう。しかし黒い影は容易く窓から侵入を果たした。
シュタッ
レン「間に合った!アメリア」
アメリア「んん〜〜…♡私は果報者じゃ、来てくれると思ってたわ、レンちゃん」
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