971: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/07/03(金) 00:15:26.69 ID:VL2Ximlj0
「話戻すけど、それって90年とか前の話だろ。今のマスターミルカが許さんとか言っても、脂載りまくり格闘職には敵わないだろ」
「そこはほら、老人への畏敬の念でさ」
「くらーーーっ!!何回言わせれば気が済む!」
「やべえ!」
女師範代が怒髪天を突く。新人門下生たちはミルカ像から飛び降り、森の中へ駆け出した。
「走り込みに行って参ります!」
「まったくあいつら…ん」
溜め息をついた師範代が視線を移すと、門がゆっくりと開かれた。今日は使いの者を下界に出してはいない。すると季節外れの入門希望者か道場破りだとアタリをつける。
「い、いや…あれは!」
しかし格闘職特有の超視力で来訪者を確かめると、顔つきは布で隠しているが体格で分かった。数年に一度だけ顔を出す最高師範!
「アンドロス様!」
爆発的ダッシュで駆け寄る。アンドロスとはマスターミルカの夫のリザードマンで、かつて魔王軍幹部だった噂もある剣客。失礼を働くわけにはいかない。
アンドロス「久しいな。ここは変わらん、武の臭いがして落ち着く」
「お久しぶりです。申し訳ございません、すぐに全員を集めます」
アンドロス「いや、手紙も出していない故気にすることはない。メールはこの山では繋がらんしな」
人間態のアンドロスは見た目は100年前と変わっていない。彼はミルカに会いに来たという。
アンドロス「暫く借りるぞ」
「は、はあ。マスターミルカは…いつもの場所にいますが」
991Res/1001.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20