206: ◆GARzbuxPIs[saga]
2026/08/27(木) 06:56:16.59 ID:ykk8/I3yO
キース「俺は今、パステルレインのオーナーっていうのをやっている。今日ここへ来たのはその活動の一環だ」
ユイリ「⋯⋯分かったわ」
昨日の襲撃。強者は一人突出し、上を目指している様子だった。姿を見せなかったパステルレインがそこにいるのなら、目的は彼ら。そして護衛として彼女らと共にいるシル。
アイドル活動と砦の討伐依頼に何の関係が、と疑問を当然抱くだろう。だがユイリは何も聞かなかった。それは他の仲間達も。
パステルレインが冒険者に混ざりここへ来ている。そのオーナーがキース。それを自分らを信用して打ち明けてくれた。今はそれだけでも十分だろう。犠牲者が出ているのなら話は別だが。
キース「すまんな。後々話せるとは思うが」
クロエ「いえ。キースさんは信用できる人物ですから。それに、仲間の二人は一緒に行動できるだけでも嬉しそうですしね」
ライラ「嬉しいわぁ♡」
ウィン「精霊くんはっ? 精霊くんはっ?」シュバッシュバッ
リア「うおおっ。う、嬉しい、です」メソラシ
ウィン「わーい」
キース「はは、ありがとう。とりあえず今は砦を平和にするか」
賑やかな面々を前に老人は苦笑する。そしてキッと山の方を鋭く睨みつけた。
シル「キースさん。原因は山の方に、って言ってたけど」
ユイリ「山? 何か確証が?」
キース「ほぼ勘だ。魔物の密集具合からもしかしたら、ってな」
リア「何も手がかりもないし、ひとまずそこに行ってみるか」
頷く一行。その間も興味津々な様子でウィンはリアを色んな方向から見ていた。
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