化物から逃げる高校生・精子をかけた脱出劇
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99: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/10/10(土) 15:36:49.33 ID:Fh0kwhW00
「はぁはぁはぁはぁ…!」
息を切らせながら、まみはよたよたと走る。
何も考えず走り続け、いつの間にか階段を登っていたらしく、一階に戻っていていた。
しかし周囲に視線を向けてもここがどこだか分からない。元々温泉の間取りなど知らない上に無我夢中で逃げた結果、
彼女は己の現在位置さえ分からなかった。
「…………龍子……!」
そして冷静になったまみはようやく思い至る。龍子の事に。
(わ、私…一体今まで何やってた……?)
化物に突如遭遇し、追いかけ回され正気を失い、龍子に会っても現実逃避し続け、化物の手から逃がしてもらい…龍子は…龍子は……
「竜子ぉお…!」
まみは気づいた。彼女は自分を守るために自ら進んで犠牲になったことに。
あの状況なら龍子はまみを囮にして逃げることもできた。そもそもまみを背負っていなければ追い詰められることも無かっただろうに。
「ぜ、んぶ……私の、せい、じゃん……私の…!せいで…!!」
この廃温泉への探検を最初に提案したのもまみで、龍子に自己犠牲を強いたのもまみだった。
挙句一人助けられ、我が身可愛さに助けることも考えずここまで逃げてきてしまった。
まみは蹲り、声にならぬ声を上げ己を呪う。無力なまみには自分を責めることしかできぬのだと。
まみは…
安価下
1、龍子を助けなければ
2、みんなを探さないと
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