過去ログ - 「撃滅のォセカンドブリッ「すごいパーンチ」どあぁぁーッ」
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4:名無しのパー速民[sage]
2009/11/25(水) 09:56:17.75 ID:0MDBbIIo
「……で、そのチンピラのあなたが何の用です?」
 混乱する思考をねじ伏せ、努めて冷静に問う。
「訊いただろ、『どうするんだ?』って」
「答える必要はない、と思いますが?」
 ――そうだ、この男が何であろうと今は、関わっていられない。そんな暇はない。
「そうかい。そんなら力ずくでも構わねえか?」
 男の口唇が歪む。むしろその答えを期待していたと、鈍く笑う。
「力ずく、ですか。それは結構ですが、たとえ能力者だとしても、あなたに勝ち目はない
と思いますよ……この、彼のように――」ちら、と倒れたままの上条を見やる。
「いいから来いよ。言っとくが、手加減するんじゃねえぞ」
 ここに至って初めて、男が構えらしきものを取る。腰を落とし、右腕を前に突き出し、
そこに左手を軽く、添える。そして瞬間、その拳が、腕が、輝く。

「七閃」

 ゼロ距離の七本の斬撃、だがその神速が男を捉えることはなかった。

「へっ、遅せえな。速さ≠チてのはこんなもんじゃねえ」
 籠手、いや、右腕全体を覆う装甲のようなもの=Aその手が七本の鋼糸を全て、掴ん
でいる。何一つをも傷つけることなく。
「何ッ……!」
 こんなことは起こり得ない……『人払い』を越えてここに現れたこと、『七閃』を受け
止めて見せたこと、そしてこの異形――


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