過去ログ - 少し昔話をしたくなった【消しゴムをくれた女子を・・・】
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61:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:07:55.13 ID:ECwp5XSe0
「ユウくん・・・」

調度シャンプーをしながら、五つ、いつでもハゲがいるーの歌詞を口ずさんでいた時に洗面所からサトミが声を掛けてきた。
サトミ「バスタオル・・・置いとくね・・・」
俺「あー、ありがとー」
以下略



62:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:09:23.36 ID:ECwp5XSe0
サトミ「あの・・・出来た・・・かもしれない・・・」

え・・・?出来た?ご飯が?・・・
いや、それをこんなモジモジして言う奴は居ないだろう・・・
て、事は・・・?
以下略



63:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:10:28.49 ID:ECwp5XSe0
丸い穴に赤い筋が一本引かれている。

ん・・・これって・・・?
サトミ「多分・・・検査薬だけじゃ・・・確実じゃ無いかも知れないけど・・・」
サトミが益々恥ずかしそうに言う。
以下略



64:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:11:42.78 ID:ECwp5XSe0
翌日、俺は仕事中ずっと上の空であった。
PCの画面をボーッと眺めているだけだ。お陰で10時に出す書類を課長の催促が無ければ忘れる所だった。

昨日、あれからサトミに上手く笑えずにいた。
恥ずかしそうに話すサトミを、ただ見つめているだけだったんだ。
以下略



65:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:12:57.15 ID:ECwp5XSe0
冷静にサトミの話を聞きながら、無理に笑う俺。
俺は完全に・・・戸惑いを感じていた・・・


昼休みに俺は近くの道路に売りに来る安い弁当屋に飯を買いに行った。
以下略



66:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:14:20.20 ID:ECwp5XSe0
その状態でボンヤリと前を見ていた。木枯らしが俺の顔をくすぐる。
そこまで寒さを感じないのは陽射しが柔らかなせいなのか。
その時に、ふと思った。
何を黄昏れてやがる・・・お前はまだ厨二病が治らないのか、と。

以下略



67:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:15:04.28 ID:ECwp5XSe0
目の前にビニール袋が舞い上がるのを目で追いながら少し自嘲気味に笑う。

無理だろ・・・マジで・・・
こんな情けない父親じゃ・・・

以下略



68:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:17:01.82 ID:ECwp5XSe0
その日も俺は遅くまで会社に残っていた。
社内の人間が次々と退社をして行く。
俺が残っていたのは、営業が出来ないエクスキューズとしてが一点。

もう一点は、なるべくサトミと・・・顔を合わせたく無かったんだ。
以下略



69:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:17:57.85 ID:ECwp5XSe0
ジャラジャラと鍵の束を無造作にポケットに突っ込み俺をチラリと見る。
課長「福田ー、セコム忘れんなよー」
そうノンビリとした声を出した後に「コートも冬用にしなきゃなー」と独り言か分からない呟きをした。
俺はそれに何と答えて良いか分からずに頷きを一つ返しただけだ。

以下略



70:福田 ◆RzEettbBGE
2012/06/20(水) 11:19:27.17 ID:ECwp5XSe0
課長「お前の失点は・・・今までの得点よりも・・・遥かに少ないんだぞ・・・」
え・・・?
課長「自信を持て・・・」

課長・・・
以下略



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