過去ログ - 【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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362:さや ◆0j8YIq7DEniB[sage]
2015/06/15(月) 00:39:03.00 ID:XRWaCHFco


慣れ親しんだというのも憚れる程に、当たり前に過ごした部屋。
今年もとっくに冬仕様になっている。
多少の模様替えはあれど、落ち着く雰囲気は昔と少しも変わらない。

幾度の四季を過ごしてきたけれど、冬のこの部屋は一段と落ち着く。
その温かさのためなのか、私たちにとっての始まりの季節だからなのか。
思い出の場所と言えば、1番はこの部屋になるだろう。
それくらい思い出で溢れている。
きっと今日だって、その思い出の1つになるのだ。


「おつかれさま」

定位置に座り、身体を少しこちらに向けて迎え入れてくれる。

「ありがと。ごめんね、遅くなって…」

言いながら、私も自分の定位置に着く。

「言ってたより早かったじゃん」
「うん。…がんばった」

隠さず正直に伝えると、柔らかく笑いかけてくれた。

「はは、よかった。疲れてない?」
「大丈夫。……楽しみにしてたから…」

座っていた場所から少しずれて、彼に寄り添っていく。
胸の奥から湧き上がる気持ちと、触れ合って落ち着く気持ちが共存する、例えようのない幸福感に包まれる。

「…ん、そう」
「うん…」

子供を寝かしつけるような優しい手つきで、頭を撫でてくれる。
蕩けそうな心地良さに包まれ、促されるままに私はゆっくり目を閉じた。



特別な日を迎えようとしている今日、特に何かをする約束はしていない。

何もしなくたっていい。
ただ一番近くでその時を迎えたい。
こうして寄り添っているだけでいいのだ。
それだけという幸福な時間が確かにある。
側にいるだけでいい。




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