過去ログ - 【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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さや
◆0j8YIq7DEniB
[sage]
2015/06/15(月) 00:39:03.00 ID:XRWaCHFco
慣れ親しんだというのも憚れる程に、当たり前に過ごした部屋。
今年もとっくに冬仕様になっている。
多少の模様替えはあれど、落ち着く雰囲気は昔と少しも変わらない。
幾度の四季を過ごしてきたけれど、冬のこの部屋は一段と落ち着く。
その温かさのためなのか、私たちにとっての始まりの季節だからなのか。
思い出の場所と言えば、1番はこの部屋になるだろう。
それくらい思い出で溢れている。
きっと今日だって、その思い出の1つになるのだ。
「おつかれさま」
定位置に座り、身体を少しこちらに向けて迎え入れてくれる。
「ありがと。ごめんね、遅くなって…」
言いながら、私も自分の定位置に着く。
「言ってたより早かったじゃん」
「うん。…がんばった」
隠さず正直に伝えると、柔らかく笑いかけてくれた。
「はは、よかった。疲れてない?」
「大丈夫。……楽しみにしてたから…」
座っていた場所から少しずれて、彼に寄り添っていく。
胸の奥から湧き上がる気持ちと、触れ合って落ち着く気持ちが共存する、例えようのない幸福感に包まれる。
「…ん、そう」
「うん…」
子供を寝かしつけるような優しい手つきで、頭を撫でてくれる。
蕩けそうな心地良さに包まれ、促されるままに私はゆっくり目を閉じた。
特別な日を迎えようとしている今日、特に何かをする約束はしていない。
何もしなくたっていい。
ただ一番近くでその時を迎えたい。
こうして寄り添っているだけでいいのだ。
それだけという幸福な時間が確かにある。
側にいるだけでいい。
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