過去ログ - 【正義は曖昧なの】能力者スレ【未来さえも見えないもの】
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15:名無しのパー速民[sage saga]
2016/06/26(日) 22:14:36.23 ID:4wcnzo5W0
>>14

【指先がぷるぷるぷるぷると生まれたばっかりの小鹿のよう、それかまだ小さなチワワのよう、震えて、無駄な力みで顔が無駄に赤らんでいく】
【不安定なものを抱えてこれ以上動きたくない気持ちはわからないではないけれどやっぱりそれは横着、かえってひっくり返る可能性も、なくはない姿勢】
【――やっぱり届かないと力んで赤くなった頬で吐息を一つ、やっぱりだめか、と、ようやく立ち上がろうとしたところ】

――わ、ぁ、ありがとう、

【びっくりしたように眼がまん丸くなる、視線は自分にぬいぐるみを差し出す人型の蟷螂へ、――驚いたようなのは、相手が異形であったからだろう】
【それでも悲鳴をあげたりするでもなく、かろうじて空っぽである、さっきまでぷるっぷるさせてた手――右手を伸ばして、相手の差し出すそれを受け取る】

えっと、……あなたのお友達? ……ありがとう、その、たくさんもらっちゃって――。

【蟷螂に向けた顔はあどけなくひとなつこい、それに比べ、少女に向けるものは、もう少し落ち着いた――或いは少し大人びた、顔】
【けれどすぐに言い訳をすれば恥ずかしいような照れくさいような、そんな顔になる。そうしたらまた子供っぽくなって、ふにゃらと破顔して】

【――相手が機関員であることには、ある意味当然とも言えるのだけど、気付いていないようだった。それとも、多くの機関員のように、彼女が数字を身につけていれば】
【この後気付くことも十分にあるのだろうけれど――ひとまず今は、少女は、相手を、普通の変わらぬ少女かのように見ていて】

もう、こんなにたくさん、どうしようって思うの、だけど、…………えへへ。

【照れ隠しのよう両手にぬいぐるみと花束を抱きしめて示す、――なんだかとっても嬉しそうであるのは、見て分かりすぎるくらいに、見てわかる】
【「本当、どうしよ……」なんて呟く、けれどちっとも嫌がってなんてない、――少しうわっついたような声、簡単に言えば、たぶん、浮かれているというか――】


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