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神父服「………」
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468 :
金目鯛
◆KINMEGsDV2
[sage_saga]:2010/01/01(金) 01:32:59.97 ID:A1WO3oAo
あけましておめでとうございます
どうせゴミ箱なんだから自分のペースに合わせてやればよい
469 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/01/18(月) 23:57:42.73 ID:U7INwADO
ドコモ永久規制マジか…
ちくしょう!
このくやしさをバネにSS投下してやる!!
やっと落ち着いてきたので水曜夜、もしくは木曜日来ます
470 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/21(木) 21:45:17.65 ID:5jYRdw.o
おひさしブリオッシュ!!
【人形師とヒトクイの話】投下しますおー
男が森へと続く小道を、とぼとぼと歩いておりました。
男はいたってごく普通の、少し細身の男でした。
一般の人と違うところをあげるとすれば、顔が整っているくらいです。
男「おなかすいたー」
男が、ぐぎゅるるる、という凄まじい音と共に大声をあげました。
471 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/21(木) 22:07:50.32 ID:5jYRdw.o
男「はぁ・・・・・・。 もう一週間くらい食べてない気がする・・・」
『気がする』というのは実際には3日食物を口にしていないからです。
男は空腹感を紛らわすように、ん、ん、と背伸びをして。
それでも空腹がまぎれる訳がなかったので、重苦しいため息をつきました。
男「あーあー」
男「どこかで人、死んでないかなー」
――男はそんな物騒なことを呟きながら、とぼとぼ小道を進んでいきます。
472 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/21(木) 22:34:11.48 ID:5jYRdw.o
男「ああもうこの際生きててもいい、生きてても。 "ちょっと齧らせてください!" とか言えば大丈夫、なはずだ。 殺さなければ大丈夫、だいじょうぶ」
うんうんと一人頷きながらも再び物騒な事を呟く男。
男は見た目は普通でしたが、『中身』は一般的ではありません。
その最たるものが『カニバリズム』です。
またの言い方を『食人嗜好』、だったと思います。
詳しくはWiki●ediaで『カニバリズム』を検索してみて下さい。
まぁ、早い話が、『人間の肉が主食』ということです。
473 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/21(木) 23:05:45.90 ID:5jYRdw.o
男「もうほんとに!幼女とか贅沢言わないおっさんの小指でもいいからほんのちょっとでもいいからこの飢えを充たす為の僅かな人肉が今すぐ清々しい程のこの青い大空から降って、・・・ん?」
男は顔を上げました。
そして少し首を伸ばして、遠くを見るような仕草をします。いや実際に遠くを見ようとしています。
男「・・・・・・お、おおお、お?」
更に首を伸ばします。
男「おおおおおおおおおおおお?!」
駆け出しました。
474 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/21(木) 23:35:29.88 ID:5jYRdw.o
細く長く舗装されていない一本道をミサイルの如く走る男の姿は、先ほどまでお腹をぐぅぐぅと鳴かせながらしょんぼりと歩いていたようには見えません。
男「やっぱり・・・見間違いじゃなかった!」
男が立ち止まります。
男の目線の先には、――――メイド服を着た女性が、倒れていました。
男「女の人とは・・・・・・なんという神様からのプレゼント。 ハレルヤ!!」
いただきます、と小学生の給食の挨拶のように元気よく言い放つと、豪快に、素早く、
紺色のメイド服から覗く白い女性の腕に噛み付きました。
そして、
・・・・・・がちん、という音が響いて。
男「――――〜〜〜〜〜っっ!!!!!!!!!!!!!」
男が、声にならない叫び声をあげて、それを聞き取って驚いたのか
森の木々に留まっていた鳥が二、三羽飛んでいきました。
475 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/22(金) 00:23:26.20 ID:/kT2IsUo
男「・・・った!! ひ、ひたい〜〜〜っ」
メイド「ん、んん・・・? な、なに・・・額・・・・・・?」
メイドの死体がゆっくりと起き上がりました。
男「!!! う、うわぁ?!」
メイド「んん・・・? あれ? パン屋のご主人、若返りましたぁ?」
男「・・・あ、え? いえパンはそこまで好きじゃないけど」
メイド「・・・・・・あれ? ・・・・・・・・・・・・・・・」
お互いに見つめあい、そこにはながーい沈黙が生まれます。
そう二人はフォーリンラブ、つまりはひとめぼれ、
メイド「あああああああああ!!!!!!!!!」
・・・などになるわけがなく、その沈黙はメイドの叫び声で破られました。
476 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/22(金) 00:32:02.91 ID:/kT2IsUo
メイドはびゅんと立ち上がりどひゅんと駆け出しました。
男「えっちょっ・・・・・・まって!」
男は思わず追いかけます。
『さっきは何かに邪魔されたけどここであのメイドさんを逃したら・・・・・・ぼく、餓死しちゃう!』という焦りからqだったのか、
ただ追いかけなきゃならない空気があったのか。
とにかく、男はメイドを追って森の奥へ奥へと猛スピードで進んでいきました。
メイド「マスタアアァァァァァアアアアァァァァ!!!!!!!」
メイドは叫びながら走り走って、一件の小屋へと入っていきました。
男「ぜーはーぜーはー・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・にんぎょう、てん?」
小屋の前には、お爺さんとかが書きそうな筆文字で、『人形店』とだけ書かれた木の看板がありました。
477 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/22(金) 00:38:11.52 ID:/kT2IsUo
本日はここまでー
水曜夜もしくは木曜日書きに来ます
だらだら投下ですみません
ここもブーン系も迷走してるけど・・・私、頑張る!
規制なんかには絶対負けないんだからッ!!
そんではおやすみさよならノシ
478 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/01/24(日) 00:37:24.71 ID:D7sAgQDO
いつの間にか来てるとは
479 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 21:26:36.50 ID:Yak1XSIo
ゆふいんの牛乳ぷりんおいしいです
こんばんは
誰もいないだろうけど今日も元気に書くよ!
あとドコモ規制解除おめでとう!
現在【ヒトクイと人形師の話】投下中。
480 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 21:31:38.43 ID:Yak1XSIo
男は看板と小屋を交互に見て、ううん、とうなりました。
男「お肉屋さんじゃないのか…残念」
しかし男は思いました。
中には先程メイドが入っていった。
メイドはここの主なのかもしれない。もしそうだったら、土下座ぐらいすれば
何か食べ物を恵んでもらえるのではないか、と。
男「もうこの際ひとじゃなくてもよくなってきた…おなかすいたおなかすいたおなかすいた」
走ったので更に腹がへったようです。
481 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 21:37:23.48 ID:Yak1XSIo
男「というわけで俺はこの扉をノックしてインします」
誰宛なのか分からない宣言をしながら、木でできた扉を叩き扉を開けました。
その間0.2秒。
もはやノックの意味がありません。
これならノックせずに「たのもー!」と道場破りのようにずかずか土足で入った方がマシな気がします。
兎にも角にも。
男は小屋の中へと入っていきました。
482 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 21:53:38.60 ID:Yak1XSIo
メイド「マスタアアァァァごめんなさいごめんなさい!パンを買いに行って帰る途中で石に躓いてぶっ倒れてそのままフリーズしてましたごめんなさいごめんなさいごめんなs」
??「ええいひっつくなうざったい!気色が悪い!! お前のせいで私は餓死しかけたんだぞ!
倉庫にあった芋でなんとか食いつないだが…まったくこのポンコツめ!なんだ転んだ拍子にフリーズって
象に踏まれても百人乗っても大丈夫なように頑丈につくってあるのに!!」
メイド「ヒドイ!! でも……そこが好きです!!もっと踏んでください!!!!」
??「うわああああきもいいいいいいいいい誰だこんな性格にプログラムしたのはああああ!!!!」
メイド「マスター、あなた様です!」
??「そうだった!」
男「…………………」
男「なにこれ」
483 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 22:15:17.39 ID:Yak1XSIo
男「あのー……」
??「ところでおまえ買ってきたパンは」
メイド「あっ…。 ……そういえば、起きたときはすでになかったかも……」
男「すいませーん……」
??「あー野犬とかに食われたな。あいつらも必死で生きてるからなぁ」
メイド「すいませええぇん! お詫びに!ぜひ!私めをその綺麗なおみ足で踏んでくだs」
??「だからそれはお前にとってご褒美意外のなにものでもねーだろうがああぁ!ざけんな!!」
男「……あのー」
??「―――ん? ……だれだアンタ」
やっと気づいてもらえました。
484 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 22:28:14.73 ID:Yak1XSIo
男「勝手に入ってきてすみません。 実はかくかくしかじかで、お腹がすいて力がでないんです」
??「いや勝手に入るのは構わん。そういう店だからな。 しかし、
……するとなにか?私は自分の顔を「はいどうぞ」と言って分け与えるべきなのか?
換えの頭がないのに?」
男「え? いえ、ただお肉をいただけたらなぁと」
??「うちに肉なんてないのだが」
男「えっ 目の前にあるじゃないですか」
??「はぁ?」
メイド「……マスター、この人は危険です」
485 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 22:56:57.75 ID:Yak1XSIo
??「え? 何が?」
メイド「この男性…獣の目をしています。 ……もしかしたら、」
男「……」
(あ、やばい。 バレちゃったかな…?)
男は【人肉を食す人種】、通称【ヒトクイ種】です。
見た目がいいのは人を騙して食べるため。
話し方がなんだかのんびりしているのも、人を騙して食べるため。
またこのような変わった者たちですので、よく捕まっては処刑されてきました。
つまりは彼らは【人々】に【擬態】して、いつでもどこでも首を狙っているのです。
……だから、【嘘】がバレると、殺されてしまうのですが。
486 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 22:57:51.09 ID:Yak1XSIo
メイド「私とマスターを狙っているのかもしれませんよ! きゃー男の人って怖い!!目が合っただけで妊娠しちゃいますよ!!! さぁマスター早くこのリボンでその宝石みたいな目玉を隠して!早く!!」
男「……」
(よかった、ちがったみたいだ)
??「…………」
メイドはただの変態だったようです。
―――その後メイドはマスターに顎を蹴られて、恍惚の表情でおちてしまいました。
487 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 23:04:45.65 ID:Yak1XSIo
* * * * * * * * * * * * * * *
??「――つまり、旅をしていたが路銀を池に落としてしまい、もう一週間も何も食べていないのか」
男「はい」
??「で、肉しか胃が受け付けない、と?」
男「まぁ、そんな感じです。 いくつか大丈夫なものもありますが」
??「ふむ。 ……倉庫に干し肉があったような気もするのだが……ご覧の通り、メイドは使えなくてな」
男「象が踏んでも大丈夫ではないんですか」
??「所有者もしくは開発者による攻撃は受け付けるんだ」
男「なるほど、つまりますたーさんは象以上ということですか」
??「おまえもろうにんぎょうにしてやろうか」
男「えっ」
488 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 23:23:46.56 ID:Yak1XSIo
??「あと私の名前はネジマキだ。 お前は私の人形ではなく、客人だ。 ネジマキと呼び捨てで構わん」
男「そうですか。 ではネジマキさん、僕のこともコツジキで構いません」
ネジマキ「ほう、そうか。 ……では、コツジキ」
コツジキ「はい」
ネジマキ「…ふふっ」
コツジキ「? どうかしましたか」
ネジマキ「いや、名前を呼ばれるのは久々なものでな。 こいつは私のことをマスターとしか呼ばないし」
そう言ってネジマキは未だお花畑をさまよっているであろうメイドの頭をこつこつと足で小突きました。
489 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 23:26:50.61 ID:Yak1XSIo
ネジマキ「他の客共も私を店主だの人形師様だのとしか呼ばないからな。
たまに自分の名を忘れてしまいそうになるよ。 冗談だがな」
コツジキ「はあ」
ネジマキ「ところで、コツジキ。
お前はヒトクイ種だろう?」
490 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 23:36:44.76 ID:Yak1XSIo
コツジキ「え」
コツジキは目を見開きました。
ネジマキ「いや、私の知り合いに学者がいてな。そいつが[ヒトクイ種]について研究をしていて、
ヒトクイ種の特徴を何度か聞かされていたので、わかってしまったんだよ。
【話し方が特徴的】で、【見目麗しい】。 あと、【名前の由来は食に関する言葉・事柄】っていうのもな。
……しかし、なるほど。 たしかになかなかの美形だな。 捕まえて好事家に売れば一生遊んで暮らせそうだ」
コジツキ「………」
ネジマキ「まぁ、私には人形がある。 だから金には困らない。 安心してここで一晩でも四日間でも過ごせばいいよ」
コジツキはその言葉を聞いてほっと息をつきました。
見世物小屋で一生を過ごすなんて、彼には考えられませんでしたから。
491 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 23:45:10.45 ID:Yak1XSIo
ネジマキ「それにしても起きないな……。 仕方がない、私が取ってこよう。
コジツキはそこでまっていてくれ」
ネジマキは立ち上がると扉を開けて出ていってしまいました。
コジツキ「………」
コジツキ「あ。 もしかしてチャンス?」
部屋の中にはコジツキと、メイドのふたりだけ。
メイドを襲って食べるには絶好の機会です。
コジツキ「さっきは腕だったから、今度は、首からにしよう」
そう言ってメイドを抱きかかえ、首に歯をあてがいました。
コジツキ「ネジマキさんには悪いけど、仕方がない。 ……いただきます!」
492 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 23:49:04.34 ID:Yak1XSIo
がちんっ!
ネジマキ「……ん? 今、何か聞こえたような…」
ネジマキ「…………気のせいか。 最近パンクばかり聞いてたからか? 気をつけないと」
ネジマキ「……お、あったあった。 干し肉意外にもあるみたいだな」
493 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/28(木) 23:55:57.12 ID:Yak1XSIo
ネジマキ「喜べコジツキ。 干し肉意外にも――…大丈夫か?」
コジツキ「…!! っ! ッツツ!!!!!!」
ネジマキが大量の保存食(主に肉)を持って入ってくると、そこには床に転がって悶絶しているコジツキと、
寝ぼけ眼でネジマキを見上げるメイドがいました。
ネジマキ「………。 …………コジツキ、カラクリは人間じゃないから食えないぞ」
コジツキ「うう…。 なにそれはつみみはやくいってほしかった」
ネジマキ「いやさっきので気づいたと思ってたんだけどな」
カラクリ「ふぁ……おはようございます、ますたー……」
ネジマキは、はぁ、と呆れたような息をはいて、困ったように笑いました。
494 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_sage]:2010/01/29(金) 00:01:43.49 ID:xN6kLBko
さて本日はこのへんで終了です。
次回も水曜夜もしくは木曜日にこっそり来ます。
みなさんおやすみなさい、さようなら。
どうでもいい話だが
一度コジツキを「タクハツ」にしようかと思ったがやめた
コジツキは「乞食」です
もうヒトクイ種の名前思いつきません><
495 :
金目鯛
◆KINMEGsDV2
[sage_saga]:2010/01/29(金) 00:03:49.84 ID:5IUUuMco
おやすみ
ところで[sage_sage]じゃなくて[sage_saga]だからな
496 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/01/29(金) 00:21:10.47 ID:xN6kLBko
>>495
!!!!!!
後ろSAGAなのか!
やだもうはずかしい!
パルチザンで刺されたいくらい恥ずかしい!!
497 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/01/29(金) 00:34:47.42 ID:xN6kLBko
なおしたがこれでいいのだろうか
さて寝よう おやすみなさいノシ
sagaでロマサガ思い出したんだが3のリメイクまだですか
498 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/01(月) 05:59:22.94 ID:jS52Q4Eo
投下日ではないが気になったので
干し肉意外にも→干し肉以外にも
だった スマン
499 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/04(木) 23:42:02.71 ID:BNvNiRgo
今日牛の角切りやってたんだが
牛がめっちゃ鳴いた
「痛い!」って言ってるみたいだった
切った角をイトコの飼い犬(豆太郎)にやったら
すごくビクビクしてた
さむくて指がうごかないけど
投下するよ!だって木曜日だもの!!
もうすぐ金曜日だけどな
現在【ヒトクイと人形師の話】投下中
500 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/04(木) 23:48:36.67 ID:BNvNiRgo
――――翌日。
コジツキ「メイドさんは何を食べるんですか」
バキッ
カラクリ「私も人間と同じものを食べますよ。でもオイルの方が好きですね」
バキッ
コジツキ「変わってますね」
バキッ
カラクリ「あはは、普通ですよ?」
バキッ
コジツキ「……ところで、手。 痛くないんですか?」
501 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/04(木) 23:49:04.73 ID:BNvNiRgo
バキッ
カラクリ「……え? なんのことです?」
コジツキは初めて『素手で薪割り』する人に出会いました。
こんなことをするのは屈強な男性だけだと思っていた彼は、とても興味深そうに
メイドが次々に薪を割っていくのを見ていました。
502 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/04(木) 23:53:42.57 ID:BNvNiRgo
『さすが機械だなぁ』なんて思いながら、
カラクリが次々と薪をばっさばっさと割っていくのを見ていると、
ネジマキが小屋、もとい家から出てきて、男の名前を呼びました。
ネジマキ「――おいコジツキ。 暇ならちょっと手伝え。今から人形つくるから」
コジツキ「えー」
503 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:19:06.33 ID:djVPiYUo
ネジマキ「……なんだ。 なにか文句があるのか」
コジツキ「メイドさんが素手で薪割るの見ていたいです」
ネジマキ「? そんなの別に面白くないだろ、いいから早くこい」
コジツキ「はーい」
コジツキは渋々家の中へと向かいました。
504 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:22:12.48 ID:djVPiYUo
―――それから、夕方まで。
コジツキはネジマキのお手伝いをしました。
ネジマキ「………よし、今日はこのくらいでいいだろう」
コジツキ「これが人形ですか?」
ネジマキ「そう。 こいつはお嬢さんのボディーガードになるらしい」
505 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:28:20.56 ID:djVPiYUo
コジツキ「ああ、だから格好イイんですね」
ネジマキ「やっぱ少女にはイケメンのボディーガードがいいだろ」
コジツキ「恋が芽生えちゃうかもですね」
ネジマキ「それは、……どうだかな」
コジツキ「そうなったら、ステキですね」
ネジマキ「……そうか?」
506 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:33:05.30 ID:djVPiYUo
―――それからは、ずっと。
コジツキはネジマキのお手伝いを一日中やりました。
イケメンボディーガードくんはどんどん形を成していき、
やっと『人形』と呼べるようになってきたころです。
コジツキ「そういえば、どうしてネジマキさんは人形を作っているんですか?」
コジツキは、唐突にネジマキにそう訪ねました。
ネジマキ「……。 …唐突だな」
コジツキ「そうですかね」
ネジマキ「まぁ、いい。 そうだなぁ……」
コジツキ「わくわく」
507 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:39:33.98 ID:djVPiYUo
ネジマキ「………昔、な。 その、……す、すきだったやつがいたんだが、」
コジツキ「ほうほう」
ネジマキ「だけどそいつは生まれながらに重い病気を患っていてな? ある日、街から出ていってしまったんだ」
コジツキ「ふむふむ」
ネジマキ「―――で、程なくその街で疫病が流行ってしまい、私と、もう一人が生き残ったんだ」
コジツキ「ほうほう」
508 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:40:06.23 ID:djVPiYUo
ネジマキ「もう一人に私は会ったことはないよ、大きな街だったから。
あと、疫病が流行っていた頃、私は街を離れていたんだ。
だから病に罹らず、今日もこうして生きているわけなんだがね。
だが風の噂で聞いたんだ。 そいつは、―――『決して死なない体』をしていたらしい」
コジツキ「すごいですね」
ネジマキ「だろう? 私も驚いた。 ―――だからだよ」
コジツキ「……」
ネジマキ「……」
コジツキ「……。 ………え? おしまい?」
ネジマキ「ああ」
509 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:41:48.90 ID:djVPiYUo
コジツキ「すいません、かいつまんで説明してほしいです」
ネジマキ「ああ? …あー、つまり、人は、いずれ死ぬ。 でも、死ににくいやつも、
世の中には少なからずいて、……だから…、えっと、……」
コジツキ「……」
ネジマキ「ああ、うん、やっぱいいや。 ―――終了終了!昼食にしよう!!」
ネジマキは腰掛けていた椅子からすっくと立ち上がり、作業場を出ていきました。
カラクリを呼びに行ったのでしょう。
一方、コジツキは作業場でまだ考え込んでいました。
510 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:42:25.39 ID:djVPiYUo
コジツキ「……決して死なない人……ひとはいつかしぬ…………???」
小首をかしげて、ネジマキが自分の名前を呼ぶまで、悩んでいました。
511 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:44:53.28 ID:djVPiYUo
―――夕食がおわり、ネジマキはお風呂へ。
カラクリは後片付けへ。
……そしてコジツキは、食器をじゃぶじゃぶと洗うメイドさんを、
椅子に座ってじっと見ていました。
カラクリ「………」
カチャカチャ
コジツキ「………」
カラクリ「…コジツキさん。 その、見られているとやりにくいんですけどぉ…?」
コジツキ「あ、ごめんなさい」
512 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:45:20.36 ID:djVPiYUo
カラクリ「……どうかなさいましたか?」
コジツキ「え?」
カラクリ「いえ、ずっと眉間にシワが寄っていますので。 何か悩み事があるのかと」
コジツキ「うーん……。 ……メイドさんは、人形なんですよね」
カラクリ「ええ。 正式には護衛用機械人形、というらしいですけどねー」
513 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:46:59.12 ID:djVPiYUo
コジツキ「えっ 家事手伝い用とかじゃないんですか」
カラクリ「はい」
コジツキ「知りませんでした。 だから硬いんですね」
カラクリ「そうですねー、 頑丈さではマッチョマンに劣りませんよー」
コジツキ「勝ってる、全然勝ってますから」
そう言ったコジツキはカラクリの皮膚に歯をたてたときのことを思い出し、
眉根を寄せて口を押さえました。
514 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:47:25.24 ID:djVPiYUo
コジツキ「人形でよかったな、って思うときってありますか」
カラクリ「え? …ううん、そうですねぇ……あ、」
コジツキ「?」
カラクリ「私には寿命以外の死因はありえないので、いつまでもマスターを守ることができますね」
515 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:49:10.44 ID:djVPiYUo
コジツキ「…寿命……あるんですか?」
カラクリ「一応はありますよー。機械と言えど、いつかは壊れてしまいますからねー。
マスターが定期的にメンテナンスしてくださるからありえませんけど、今は」
コジツキ「ふむふむ。 ……ん? 『今』、は?」
カラクリ「マスターは人間ですからね。 いつかは死んでしまいます。そしたら、誰も私を看てくれる人はいなくなってしまいます」
カラクリは蛇口を捻って、水を止めました。
516 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 00:50:14.93 ID:djVPiYUo
コジツキ「…人形師は、ネジマキさんしかいないんですか?」
カラクリ「まさか、きっとたくさんいますよ。 ……でも、私のマスターはマスターひとりだけです。
他の人に体の中を覗かれるなんて…、ああ、考えただけで気持ち悪い!」
コジツキ「……」
カラクリ「―――しかしながら機械人形は人間よりも遥かに長生きです。ですので、死なない体と言ってもいいかもしれませんねぇ」
コジツキ「………ほうほう。」
コジツキはうなずき、カラクリにありがとうございますとお礼を言って、台所を出ていってしまいました。
コジツキの背中を見送ったメイドは小首をかしげて、へんなにんげん、と呟きました。
517 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/05(金) 01:01:12.17 ID:djVPiYUo
本日はここまで
オチはまだ見えてこない
まだまだ寒いからおまえらも気をつけろよ
先日風邪ひいて半日で治ったんだけど、
今思うとあれは風邪じゃなかったのかもしれない
妖精のいたずら的な何かだったのかもしれない
最中汁粉飲んで寝る
おやすみさよならノシ
518 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/12(金) 00:02:06.93 ID:DKx0JX2o
【お知らせ】
今回の投下はおやすみ致します、申し訳ありません。
オチをどのようにするか迷っていて、脳内の風呂敷広げすぎて収集つかなくなってしまいました。
次回の投下予定日までに決着をつけたいと思っています。
大変申し訳ありません。
マジでどうするかな…
来週は暖かくなるといいなぁ
左手がガチで動かない
次回投下予定は勿論水曜夜、もしくは木曜日です。
おやすみさよなら
519 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 16:05:59.69 ID:P9fNgkDO
書いたは書いたが「なんだこのおわりかた…」という感じになってしまった…
まぁいつものことだが
夜に来るよ!
520 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:11:53.28 ID:n8TwO0ko
ゴセイジャーの変身アイテムがこわい
現在【ヒトクイと人形師の話】投下中です
521 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:13:36.98 ID:n8TwO0ko
――なんやかんやで、コジツキは人形店でネジマキのお手伝いをして過ごしていました。
ですが、彼は『ヒトクイ種』です。
人間を食べたいという欲求は止まりません。
522 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:14:24.41 ID:n8TwO0ko
コジツキ「うう…おなかすいた……」
ネジマキ「……何を言っている。さっき肉をたらふく食べただろうが」
コジツキ「精神的に空腹なんです」
ネジマキ「わけわからん」
コジツキ「つまり人間がくいたい」
ネジマキ「ストレート過ぎるぞもっと包み隠せ」
523 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:15:41.86 ID:n8TwO0ko
コジツキ「うで、うでだけでいいからください、おにくをください」
ネジマキ「肉とか言うなしばくぞ。 次は夕食時にな」
コジツキ「うううー…」
コンコン
524 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:16:45.64 ID:n8TwO0ko
カラクリ「―――マスター、お客様がお見えです」
ネジマキ「……すぐ行く」
コジツキ「うー…自分も行こう。見るだけならタダだ」
ネジマキの後に続いて、コジツキも作業場を出ていきました。
525 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:17:34.74 ID:n8TwO0ko
部屋に入ると、メイドが黒服を着た男性に紅茶を出していました。
林檎の香りが部屋を包んでいます。
部屋に入ってきたネジマキを見て、黒服の男性は席を立ち、手を差し出し握手を求めました。
526 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:17:57.56 ID:n8TwO0ko
黒服「あなたがネジマキ博士ですか?」
ネジマキ「ああ、今は博士ではなく、ただのしがない人形師だがな」
黒服「いやぁお噂は兼ね兼ね聞かせて頂いております。 人間と機械の融合に成功したとか、
人間そのものの、頑丈な機械人形を作り出したとか、いろいろ」
527 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:18:15.34 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「いやはや、噂に過ぎないなホントに。私はただの人形師だよ」
黒服「貴方を見込んで、僕はお願いをしに来たんですよ」
ネジマキ「……話だけでも聞いておこうか」
黒服「ありがとうございます」
528 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:18:36.79 ID:n8TwO0ko
それから黒服はネジマキとお喋りを始めました。
コジツキは部屋の入口の側で立ったままその話を聞いておりましたが、いかんせん内容が難しくて、
コジツキは二人の話を聞きながら、立ったまま眠ってしまいました。
―――――しかし、すぐに起こされてしまいました。
529 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:21:34.56 ID:n8TwO0ko
ばぁん、と大きな、爆発音のようなものがコジツキを襲い、居眠りしていた彼を起こしました。
コジツキ「え、なに、なんなの」
寝ぼけ眼で部屋を見回します。
もうもうと煙が部屋中にたち込めています。
火薬の匂いも、部屋中にたちこめていました。
窓から風が吹いて、視界が開けてきました。
…すると、そこにあったのは、
赤でした。
530 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:22:51.48 ID:n8TwO0ko
さきほどまで瞳をらんらんと輝かせていた黒服の男性の頭が、
スイカを高いところから落としたみたいになっていました。
灰色と赤が混ざって、茶色の床を汚しています。
531 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:23:49.95 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「あー…やっぱり煙が…ゴホッ、ひどいな……ゲホッ」
ガシャンッ
カラクリ「そうですねぇ、音も大きいですし…威力に対して、少し派手かもしれませんねぇ」
ネジマキ「だな。 今度改良してみるか。 ――――どうした、コジツキ」
コジツキ「……なにがおこったんですか?」
532 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:24:10.09 ID:n8TwO0ko
カラクリ「なにって、……害虫駆除、です、けど…」
ネジマキ「……。 大きなネズミがいてな、ついこの男もやってしまった」
コジツキ「………」
コジツキは「そんなバカな」と思いましたが、黙っていました。
533 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:26:07.56 ID:n8TwO0ko
何故なら、久々に目の前に、人間の死体が、
……いいえ、肉が転がっているものですから。
ネジマキ「…とりあえず、これ、たべてもいいですか」
ネジマキ「どうぞ」
カラクリ「助かります、掃除が大変ですから」
534 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:27:32.21 ID:n8TwO0ko
コジツキ「わーい、久々の人肉だー。 いただきます」
ばりぼりばりぼりばりぼり、ぼきん。
黒服の男は頭から爪先まで。
綺麗にコジツキにたべられてしまいました。
535 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:28:00.44 ID:n8TwO0ko
コジツキ「おなかいっぱい」
ネジマキ「それはよかった。 ところで、コジツキ」
コジツキ「なんですか?」
ネジマキ「……お前さえよかったら、ここで暮らさないか?」
コジツキ「えっ」
カラクリ「えっ?!」
536 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:29:16.21 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「ここの周囲は森だ。旅人が迷い込んで死んでいることもあるから、食事には困らないと思うんだが、
………どうかな?」
コジツキ「…うーん」
コジツキは悩みました。
人形を作るお手伝いは楽しいし、メイドさんはおもしろいし、ネジマキさんは良い人ですし。
なにより、人食いである為に疎まれる彼は、人間らしい今の暮らしが結構気に入っていました。
ですが、
537 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:29:33.76 ID:n8TwO0ko
コジツキ「ごめんなさい。ちょっと用事があるので無理です」
ネジマキ「……。 …………そうか」
カラクリ「それは残念です!」
コジツキ「ぜんぜんざんねんそうにみえない」
538 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:45:07.60 ID:n8TwO0ko
コジツキ「お世話になりました。 にんげんも食べてお腹いっぱいになったので、また旅に戻ります」
ネジマキ「…仕方ないな。 暇なときにでも、また寄ってくれ。その時、私はいないかもしれないがな」
コジツキ「はい、それではー」
ネジマキ「さよなら」
コジツキ「さよなら」
コジツキは、小屋を出て、小道を振り返りもせずにどんどん進んでいき、やがて見えなくなってしまいました。
539 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:45:46.08 ID:n8TwO0ko
カラクリ「…いやー、あんなこと言い出すからびっくりしちゃいましたー」
540 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:47:32.67 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「ん? ……ああ、『ここで暮らさないか?』のことか」
カラクリ「そうですよそれですよまったく! も、もしかしてマスター、あの男に…」
ネジマキ「んなわけないだろうがお前捻り潰すぞ。
……そろそろ骨を埋める場所がなくなってきただろ? あいつなら骨も食べてしまうからな。どんな顎してんだか…」
541 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:48:16.27 ID:n8TwO0ko
カラクリ「あの人にとっては害虫は食べ物ですもんね。お陰で作っておいた干し肉とか缶詰減りましたよ」
ネジマキ「ああ、けどなー…はぁ。今後はどうするかなぁ。ヒトクイ種向けのビジネスでも考えるか」
カラクリ「おお! ヒトクイ種お腹いっぱいで、人形を人殺しの道具にする人間もいなくなって、一石二鳥ですね?!」
ネジマキ「けどアテがないんだよな……はぁ。 何か別の方法考えるか…」
542 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:48:35.51 ID:n8TwO0ko
カラクリ「早く、人が死なない、平和な世界が来るといいですね、マスター!」
ネジマキ「まったくだ。 ……まぁ、私はその頃死んでいるだろうがな」
カラクリ「マスターも機械化するといいと思います!」
ネジマキ「流石に自分で自分を改造は出来無いだろう」
543 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:48:53.04 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「人はやがて死ぬ、でも、死なない人もいる
……………………世界が不死人ばかりになれば、きっと平和だ。
………もう、悲しい思いをすることは、なくなる。」
544 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:49:18.85 ID:n8TwO0ko
ヒトクイが旅を続けている今日も、人形師は『世界平和』のために人形をつくっています。
おしまい
545 :
金目鯛
◆KINMEGsDV2
[sage]:2010/02/18(木) 20:49:44.92 ID:zz2YBFI0
乙
546 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 20:53:32.64 ID:n8TwO0ko
いたのか
いつもお世話になっております
547 :
金目鯛
◆KINMEGsDV2
[sage]:2010/02/18(木) 20:56:25.83 ID:zz2YBFI0
昼に予告されてたからな
俺は特に何もした覚えは無いのだが…
548 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 21:01:32.54 ID:n8TwO0ko
いえいえ
いつも「乙」のお言葉ありがとうございます
549 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage_saga]:2010/02/18(木) 21:05:17.92 ID:n8TwO0ko
次回は【お嬢様と護衛の話】をお送りする予定です
それではさよならノシ
550 :
金目鯛
◆KINMEGsDV2
[sage]:2010/02/18(木) 21:07:29.65 ID:zz2YBFI0
それはほら、いつも読ませてもらってる礼として言っているわけでだな
礼に礼を返すと無限ループってry状態になってしまうし…
551 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 21:37:34.86 ID:P9fNgkDO
確かに
だがこちらとしては「読んでくれてありがとう!」
な訳なんだがwwww
まぁ今年もこんなスレだがよろしくお願いします
552 :
金目鯛
◆KINMEGsDV2
[sage]:2010/02/18(木) 21:42:54.68 ID:zz2YBFI0
こちらこそよろしくお願いします
553 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 23:19:02.14 ID:uJ8qrgAO
こっそり乙
554 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 01:14:31.32 ID:afOmIYDO
>>553
こっそりさんくす
最近立ってた変なスレ消えたのか?
投下してる時は先頭にあったのになくなってる
555 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/25(木) 19:43:16.39 ID:0Q9l2oDO
いつのまにか500越えてたな
よくもまぁこんな書いたものだ
ネットがまた繋がんないけど私負けない!
書くわよ!
556 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/25(木) 20:06:32.55 ID:0Q9l2oDO
【お嬢様と護衛の話】
お嬢様「モリヒト、モリヒト」
モリヒト「はい、どうしましたお嬢様」
お嬢様「お茶が冷めてしまったわ。入れ直してちょうだい」
モリヒト「はい、わかりました。アールグレイですね」
お嬢様「いいえ。 梅こぶ茶にしてちょうだい。
いいことがあったから、いちばん好きなお茶が飲みたいわ」
モリヒト「相変わらず渋いですね」
557 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/25(木) 20:09:19.70 ID:0Q9l2oDO
モリヒト「――はい。梅こぶ茶と、わらびもちです」
お嬢様「あら、気が利くのね。ありがとう」
モリヒト「いえいえ。 ところで、いいことがあったと仰いましたが…」
お嬢様「ふふ、……聞きたい?」
モリヒト「はい」
558 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/25(木) 20:14:12.33 ID:0Q9l2oDO
お嬢様「お前は素直ね
いいわ、教えてあげる」
モリヒト「ありがとうございます」
お嬢様「……今日はね、私の記念日なの」
モリヒト「…記念日……お誕生日、はまだですよね」
お嬢様「ええ」
559 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/25(木) 20:17:54.85 ID:0Q9l2oDO
モリヒト「じゃあ、サラダ記念日」
お嬢様「何なの?それ」
モリヒト「……すいません、気にしないでください…」
お嬢様「あら、そう」
モリヒト「勿体振らずに教えてください。今日は何の日なんですか?」
お嬢様「仕方ないわね。………今日はね、約束の日なの」
モリヒト「……やくそく、の…ひ?」
560 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/25(木) 20:45:04.44 ID:0Q9l2oDO
お嬢様「そう。約束した日よ」
モリヒト「へぇ……。 …一体、誰と何を?」
お嬢様「…ふふっ」
モリヒト「?」
コンコン
モリヒト「あ、はいはい。今出ます」
561 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/02/25(木) 20:56:09.16 ID:0Q9l2oDO
すまんちょっと外出しなきゃならんくなった
超短いが本日はここまで
ごめんね(´・ω・`)ノシ
562 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/03/03(水) 23:30:33.04 ID:CGn7MwDO
おや?
>>1
のようすが…
ざんねん!
>>1
は ニートに たいか した!
眠れないので投下する
563 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/03/03(水) 23:32:40.40 ID:CGn7MwDO
現在【お嬢様と護衛の話】投下中
ガチャ
??「こんにちは」
モリヒト「こ、こんにちは。……あの、どなたですか?」
??「ただのしがない旅人です」
564 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/03/03(水) 23:34:57.40 ID:CGn7MwDO
モリヒト「はぁ、……タビビトさんですか」
??「いや、名前ではありませんよ? あの、突然で申し訳ないのですが、今晩こちらに泊めてくれませんか?」
モリヒト「本当に突然ですね」
565 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/03/03(水) 23:36:54.84 ID:CGn7MwDO
??「いやいや申し訳ない。…しかし、この辺りは野生の狼が出ると聞いて、恐ろしくて野宿なんてできないのです」
モリヒト「うーん…。あいにく、私はこの家の主ではありませんので、許可致しかねます。
お嬢様に聞いてみませんと…」
お嬢様「――構わないわ」
566 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/03/03(水) 23:37:59.44 ID:CGn7MwDO
モリヒト「まぁお嬢様は人嫌いですから言うだけ無駄だと思いますけれど、ほら、この通り………あれ?」
お嬢様「私は大丈夫よ。家に入れても」
モリヒト「お、お嬢様?」
??「いやぁ助かります。ありがとうございますー」
567 :
以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします
[sage]:2010/03/03(水) 23:38:40.00 ID:CGn7MwDO
お嬢様「いいえ、どういたしまして。……ところで、あなたのお名前は?」
コジツキ「あ!申し遅れました。自分、"コジツキ"と言います」
お嬢様「…そう、よろしくね、コジツキ」
コジツキ「はい、たった一晩だけですが、よろしくお願いします」
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