神父服「………」

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492 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_sage]:2010/01/28(木) 23:49:04.34 ID:Yak1XSIo
      がちんっ!










ネジマキ「……ん? 今、何か聞こえたような…」

ネジマキ「…………気のせいか。 最近パンクばかり聞いてたからか? 気をつけないと」

ネジマキ「……お、あったあった。 干し肉意外にもあるみたいだな」
493 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_sage]:2010/01/28(木) 23:55:57.12 ID:Yak1XSIo
ネジマキ「喜べコジツキ。 干し肉意外にも――…大丈夫か?」

コジツキ「…!! っ! ッツツ!!!!!!」

ネジマキが大量の保存食(主に肉)を持って入ってくると、そこには床に転がって悶絶しているコジツキと、
寝ぼけ眼でネジマキを見上げるメイドがいました。

ネジマキ「………。 …………コジツキ、カラクリは人間じゃないから食えないぞ」

コジツキ「うう…。 なにそれはつみみはやくいってほしかった」

ネジマキ「いやさっきので気づいたと思ってたんだけどな」

カラクリ「ふぁ……おはようございます、ますたー……」


ネジマキは、はぁ、と呆れたような息をはいて、困ったように笑いました。
494 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_sage]:2010/01/29(金) 00:01:43.49 ID:xN6kLBko
 さて本日はこのへんで終了です。
次回も水曜夜もしくは木曜日にこっそり来ます。
みなさんおやすみなさい、さようなら。







どうでもいい話だが
一度コジツキを「タクハツ」にしようかと思ったがやめた
コジツキは「乞食」です

もうヒトクイ種の名前思いつきません><
495 :金目鯛 ◆KINMEGsDV2 [sage_saga]:2010/01/29(金) 00:03:49.84 ID:5IUUuMco
おやすみ
ところで[sage_sage]じゃなくて[sage_saga]だからな
496 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/01/29(金) 00:21:10.47 ID:xN6kLBko
>>495
!!!!!!
後ろSAGAなのか!


やだもうはずかしい!
パルチザンで刺されたいくらい恥ずかしい!!
497 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/01/29(金) 00:34:47.42 ID:xN6kLBko
 なおしたがこれでいいのだろうか
さて寝よう おやすみなさいノシ






sagaでロマサガ思い出したんだが3のリメイクまだですか
498 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/01(月) 05:59:22.94 ID:jS52Q4Eo
 投下日ではないが気になったので

干し肉意外にも→干し肉以外にも

だった スマン
499 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/04(木) 23:42:02.71 ID:BNvNiRgo
 今日牛の角切りやってたんだが
牛がめっちゃ鳴いた
「痛い!」って言ってるみたいだった

切った角をイトコの飼い犬(豆太郎)にやったら
すごくビクビクしてた

さむくて指がうごかないけど
投下するよ!だって木曜日だもの!!

もうすぐ金曜日だけどな

現在【ヒトクイと人形師の話】投下中
500 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/04(木) 23:48:36.67 ID:BNvNiRgo
――――翌日。


コジツキ「メイドさんは何を食べるんですか」

バキッ

カラクリ「私も人間と同じものを食べますよ。でもオイルの方が好きですね」

バキッ

コジツキ「変わってますね」

バキッ

カラクリ「あはは、普通ですよ?」

バキッ


コジツキ「……ところで、手。 痛くないんですか?」
501 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/04(木) 23:49:04.73 ID:BNvNiRgo

バキッ

カラクリ「……え? なんのことです?」

コジツキは初めて『素手で薪割り』する人に出会いました。
こんなことをするのは屈強な男性だけだと思っていた彼は、とても興味深そうに
メイドが次々に薪を割っていくのを見ていました。
502 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/04(木) 23:53:42.57 ID:BNvNiRgo
『さすが機械だなぁ』なんて思いながら、
カラクリが次々と薪をばっさばっさと割っていくのを見ていると、
ネジマキが小屋、もとい家から出てきて、男の名前を呼びました。

ネジマキ「――おいコジツキ。 暇ならちょっと手伝え。今から人形つくるから」

コジツキ「えー」
503 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:19:06.33 ID:djVPiYUo
ネジマキ「……なんだ。 なにか文句があるのか」

コジツキ「メイドさんが素手で薪割るの見ていたいです」

ネジマキ「? そんなの別に面白くないだろ、いいから早くこい」

コジツキ「はーい」

コジツキは渋々家の中へと向かいました。
504 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:22:12.48 ID:djVPiYUo
―――それから、夕方まで。
コジツキはネジマキのお手伝いをしました。

ネジマキ「………よし、今日はこのくらいでいいだろう」

コジツキ「これが人形ですか?」

ネジマキ「そう。 こいつはお嬢さんのボディーガードになるらしい」
505 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:28:20.56 ID:djVPiYUo
コジツキ「ああ、だから格好イイんですね」

ネジマキ「やっぱ少女にはイケメンのボディーガードがいいだろ」

コジツキ「恋が芽生えちゃうかもですね」

ネジマキ「それは、……どうだかな」

コジツキ「そうなったら、ステキですね」

ネジマキ「……そうか?」
506 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:33:05.30 ID:djVPiYUo
―――それからは、ずっと。
コジツキはネジマキのお手伝いを一日中やりました。
イケメンボディーガードくんはどんどん形を成していき、
やっと『人形』と呼べるようになってきたころです。


  コジツキ「そういえば、どうしてネジマキさんは人形を作っているんですか?」


コジツキは、唐突にネジマキにそう訪ねました。



ネジマキ「……。 …唐突だな」

コジツキ「そうですかね」

ネジマキ「まぁ、いい。 そうだなぁ……」

コジツキ「わくわく」
507 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:39:33.98 ID:djVPiYUo
ネジマキ「………昔、な。 その、……す、すきだったやつがいたんだが、」

コジツキ「ほうほう」

ネジマキ「だけどそいつは生まれながらに重い病気を患っていてな? ある日、街から出ていってしまったんだ」

コジツキ「ふむふむ」

ネジマキ「―――で、程なくその街で疫病が流行ってしまい、私と、もう一人が生き残ったんだ」

コジツキ「ほうほう」
508 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:40:06.23 ID:djVPiYUo
ネジマキ「もう一人に私は会ったことはないよ、大きな街だったから。
あと、疫病が流行っていた頃、私は街を離れていたんだ。
だから病に罹らず、今日もこうして生きているわけなんだがね。

だが風の噂で聞いたんだ。 そいつは、―――『決して死なない体』をしていたらしい」

コジツキ「すごいですね」

ネジマキ「だろう? 私も驚いた。 ―――だからだよ」

コジツキ「……」

ネジマキ「……」

コジツキ「……。 ………え? おしまい?」

ネジマキ「ああ」
509 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:41:48.90 ID:djVPiYUo
コジツキ「すいません、かいつまんで説明してほしいです」

ネジマキ「ああ? …あー、つまり、人は、いずれ死ぬ。 でも、死ににくいやつも、
世の中には少なからずいて、……だから…、えっと、……」

コジツキ「……」

ネジマキ「ああ、うん、やっぱいいや。 ―――終了終了!昼食にしよう!!」

ネジマキは腰掛けていた椅子からすっくと立ち上がり、作業場を出ていきました。
カラクリを呼びに行ったのでしょう。

一方、コジツキは作業場でまだ考え込んでいました。
510 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:42:25.39 ID:djVPiYUo











コジツキ「……決して死なない人……ひとはいつかしぬ…………???」

 小首をかしげて、ネジマキが自分の名前を呼ぶまで、悩んでいました。
511 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:44:53.28 ID:djVPiYUo
―――夕食がおわり、ネジマキはお風呂へ。
カラクリは後片付けへ。

……そしてコジツキは、食器をじゃぶじゃぶと洗うメイドさんを、
椅子に座ってじっと見ていました。


カラクリ「………」

カチャカチャ

コジツキ「………」

カラクリ「…コジツキさん。 その、見られているとやりにくいんですけどぉ…?」

コジツキ「あ、ごめんなさい」
512 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:45:20.36 ID:djVPiYUo
カラクリ「……どうかなさいましたか?」

コジツキ「え?」

カラクリ「いえ、ずっと眉間にシワが寄っていますので。 何か悩み事があるのかと」

コジツキ「うーん……。 ……メイドさんは、人形なんですよね」

カラクリ「ええ。 正式には護衛用機械人形、というらしいですけどねー」
513 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:46:59.12 ID:djVPiYUo
コジツキ「えっ 家事手伝い用とかじゃないんですか」

カラクリ「はい」

コジツキ「知りませんでした。 だから硬いんですね」

カラクリ「そうですねー、 頑丈さではマッチョマンに劣りませんよー」

コジツキ「勝ってる、全然勝ってますから」

そう言ったコジツキはカラクリの皮膚に歯をたてたときのことを思い出し、
眉根を寄せて口を押さえました。
514 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:47:25.24 ID:djVPiYUo
コジツキ「人形でよかったな、って思うときってありますか」

カラクリ「え? …ううん、そうですねぇ……あ、」

コジツキ「?」

カラクリ「私には寿命以外の死因はありえないので、いつまでもマスターを守ることができますね」
515 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:49:10.44 ID:djVPiYUo
コジツキ「…寿命……あるんですか?」

カラクリ「一応はありますよー。機械と言えど、いつかは壊れてしまいますからねー。
マスターが定期的にメンテナンスしてくださるからありえませんけど、今は」

コジツキ「ふむふむ。 ……ん? 『今』、は?」

カラクリ「マスターは人間ですからね。 いつかは死んでしまいます。そしたら、誰も私を看てくれる人はいなくなってしまいます」

カラクリは蛇口を捻って、水を止めました。
516 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 00:50:14.93 ID:djVPiYUo
コジツキ「…人形師は、ネジマキさんしかいないんですか?」

カラクリ「まさか、きっとたくさんいますよ。 ……でも、私のマスターはマスターひとりだけです。
他の人に体の中を覗かれるなんて…、ああ、考えただけで気持ち悪い!」

コジツキ「……」

カラクリ「―――しかしながら機械人形は人間よりも遥かに長生きです。ですので、死なない体と言ってもいいかもしれませんねぇ」

コジツキ「………ほうほう。」

コジツキはうなずき、カラクリにありがとうございますとお礼を言って、台所を出ていってしまいました。
コジツキの背中を見送ったメイドは小首をかしげて、へんなにんげん、と呟きました。
517 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/05(金) 01:01:12.17 ID:djVPiYUo
 本日はここまで
オチはまだ見えてこない


まだまだ寒いからおまえらも気をつけろよ
先日風邪ひいて半日で治ったんだけど、
今思うとあれは風邪じゃなかったのかもしれない
妖精のいたずら的な何かだったのかもしれない

最中汁粉飲んで寝る
おやすみさよならノシ
518 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/12(金) 00:02:06.93 ID:DKx0JX2o
 【お知らせ】
今回の投下はおやすみ致します、申し訳ありません。
オチをどのようにするか迷っていて、脳内の風呂敷広げすぎて収集つかなくなってしまいました。
次回の投下予定日までに決着をつけたいと思っています。
大変申し訳ありません。
マジでどうするかな…

来週は暖かくなるといいなぁ
左手がガチで動かない

次回投下予定は勿論水曜夜、もしくは木曜日です。



おやすみさよなら
519 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/18(木) 16:05:59.69 ID:P9fNgkDO
 書いたは書いたが「なんだこのおわりかた…」という感じになってしまった…

まぁいつものことだが



夜に来るよ!
520 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:11:53.28 ID:n8TwO0ko
 ゴセイジャーの変身アイテムがこわい



現在【ヒトクイと人形師の話】投下中です
521 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:13:36.98 ID:n8TwO0ko
――なんやかんやで、コジツキは人形店でネジマキのお手伝いをして過ごしていました。
ですが、彼は『ヒトクイ種』です。
人間を食べたいという欲求は止まりません。
522 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:14:24.41 ID:n8TwO0ko
コジツキ「うう…おなかすいた……」

ネジマキ「……何を言っている。さっき肉をたらふく食べただろうが」

コジツキ「精神的に空腹なんです」

ネジマキ「わけわからん」

コジツキ「つまり人間がくいたい」

ネジマキ「ストレート過ぎるぞもっと包み隠せ」
523 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:15:41.86 ID:n8TwO0ko
コジツキ「うで、うでだけでいいからください、おにくをください」

ネジマキ「肉とか言うなしばくぞ。 次は夕食時にな」

コジツキ「うううー…」

コンコン
524 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:16:45.64 ID:n8TwO0ko
カラクリ「―――マスター、お客様がお見えです」

ネジマキ「……すぐ行く」

コジツキ「うー…自分も行こう。見るだけならタダだ」

ネジマキの後に続いて、コジツキも作業場を出ていきました。
525 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:17:34.74 ID:n8TwO0ko
 部屋に入ると、メイドが黒服を着た男性に紅茶を出していました。
林檎の香りが部屋を包んでいます。

部屋に入ってきたネジマキを見て、黒服の男性は席を立ち、手を差し出し握手を求めました。
526 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:17:57.56 ID:n8TwO0ko
黒服「あなたがネジマキ博士ですか?」

ネジマキ「ああ、今は博士ではなく、ただのしがない人形師だがな」

黒服「いやぁお噂は兼ね兼ね聞かせて頂いております。 人間と機械の融合に成功したとか、
人間そのものの、頑丈な機械人形を作り出したとか、いろいろ」
527 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:18:15.34 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「いやはや、噂に過ぎないなホントに。私はただの人形師だよ」

黒服「貴方を見込んで、僕はお願いをしに来たんですよ」

ネジマキ「……話だけでも聞いておこうか」

黒服「ありがとうございます」
528 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:18:36.79 ID:n8TwO0ko
 それから黒服はネジマキとお喋りを始めました。
コジツキは部屋の入口の側で立ったままその話を聞いておりましたが、いかんせん内容が難しくて、
コジツキは二人の話を聞きながら、立ったまま眠ってしまいました。









―――――しかし、すぐに起こされてしまいました。
529 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:21:34.56 ID:n8TwO0ko
 ばぁん、と大きな、爆発音のようなものがコジツキを襲い、居眠りしていた彼を起こしました。

コジツキ「え、なに、なんなの」

寝ぼけ眼で部屋を見回します。
もうもうと煙が部屋中にたち込めています。
火薬の匂いも、部屋中にたちこめていました。

窓から風が吹いて、視界が開けてきました。
…すると、そこにあったのは、



       赤でした。
530 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:22:51.48 ID:n8TwO0ko
 さきほどまで瞳をらんらんと輝かせていた黒服の男性の頭が、
スイカを高いところから落としたみたいになっていました。

灰色と赤が混ざって、茶色の床を汚しています。
531 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:23:49.95 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「あー…やっぱり煙が…ゴホッ、ひどいな……ゲホッ」

ガシャンッ
カラクリ「そうですねぇ、音も大きいですし…威力に対して、少し派手かもしれませんねぇ」

ネジマキ「だな。 今度改良してみるか。 ――――どうした、コジツキ」





コジツキ「……なにがおこったんですか?」
532 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:24:10.09 ID:n8TwO0ko
カラクリ「なにって、……害虫駆除、です、けど…」

ネジマキ「……。 大きなネズミがいてな、ついこの男もやってしまった」

コジツキ「………」

コジツキは「そんなバカな」と思いましたが、黙っていました。
533 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:26:07.56 ID:n8TwO0ko
何故なら、久々に目の前に、人間の死体が、
……いいえ、肉が転がっているものですから。

ネジマキ「…とりあえず、これ、たべてもいいですか」

ネジマキ「どうぞ」

カラクリ「助かります、掃除が大変ですから」
534 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:27:32.21 ID:n8TwO0ko
コジツキ「わーい、久々の人肉だー。 いただきます」

ばりぼりばりぼりばりぼり、ぼきん。


黒服の男は頭から爪先まで。
綺麗にコジツキにたべられてしまいました。
535 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:28:00.44 ID:n8TwO0ko








コジツキ「おなかいっぱい」

ネジマキ「それはよかった。 ところで、コジツキ」

コジツキ「なんですか?」

ネジマキ「……お前さえよかったら、ここで暮らさないか?」

コジツキ「えっ」

カラクリ「えっ?!」
536 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:29:16.21 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「ここの周囲は森だ。旅人が迷い込んで死んでいることもあるから、食事には困らないと思うんだが、
………どうかな?」

コジツキ「…うーん」

コジツキは悩みました。
人形を作るお手伝いは楽しいし、メイドさんはおもしろいし、ネジマキさんは良い人ですし。
なにより、人食いである為に疎まれる彼は、人間らしい今の暮らしが結構気に入っていました。




ですが、
537 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:29:33.76 ID:n8TwO0ko
コジツキ「ごめんなさい。ちょっと用事があるので無理です」

ネジマキ「……。 …………そうか」

カラクリ「それは残念です!」

コジツキ「ぜんぜんざんねんそうにみえない」
538 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:45:07.60 ID:n8TwO0ko
コジツキ「お世話になりました。 にんげんも食べてお腹いっぱいになったので、また旅に戻ります」

ネジマキ「…仕方ないな。 暇なときにでも、また寄ってくれ。その時、私はいないかもしれないがな」

コジツキ「はい、それではー」

ネジマキ「さよなら」
コジツキ「さよなら」


コジツキは、小屋を出て、小道を振り返りもせずにどんどん進んでいき、やがて見えなくなってしまいました。
539 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:45:46.08 ID:n8TwO0ko










カラクリ「…いやー、あんなこと言い出すからびっくりしちゃいましたー」

540 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:47:32.67 ID:n8TwO0ko
ネジマキ「ん? ……ああ、『ここで暮らさないか?』のことか」

カラクリ「そうですよそれですよまったく! も、もしかしてマスター、あの男に…」


ネジマキ「んなわけないだろうがお前捻り潰すぞ。
……そろそろ骨を埋める場所がなくなってきただろ? あいつなら骨も食べてしまうからな。どんな顎してんだか…」
541 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:48:16.27 ID:n8TwO0ko
カラクリ「あの人にとっては害虫は食べ物ですもんね。お陰で作っておいた干し肉とか缶詰減りましたよ」

ネジマキ「ああ、けどなー…はぁ。今後はどうするかなぁ。ヒトクイ種向けのビジネスでも考えるか」

カラクリ「おお! ヒトクイ種お腹いっぱいで、人形を人殺しの道具にする人間もいなくなって、一石二鳥ですね?!」

ネジマキ「けどアテがないんだよな……はぁ。 何か別の方法考えるか…」
542 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:48:35.51 ID:n8TwO0ko
カラクリ「早く、人が死なない、平和な世界が来るといいですね、マスター!」

ネジマキ「まったくだ。 ……まぁ、私はその頃死んでいるだろうがな」

カラクリ「マスターも機械化するといいと思います!」

ネジマキ「流石に自分で自分を改造は出来無いだろう」
543 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:48:53.04 ID:n8TwO0ko









ネジマキ「人はやがて死ぬ、でも、死なない人もいる



     ……………………世界が不死人ばかりになれば、きっと平和だ。



     ………もう、悲しい思いをすることは、なくなる。」
544 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:49:18.85 ID:n8TwO0ko
 ヒトクイが旅を続けている今日も、人形師は『世界平和』のために人形をつくっています。



おしまい
545 :金目鯛 ◆KINMEGsDV2 [sage]:2010/02/18(木) 20:49:44.92 ID:zz2YBFI0
546 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 20:53:32.64 ID:n8TwO0ko
いたのか
いつもお世話になっております
547 :金目鯛 ◆KINMEGsDV2 [sage]:2010/02/18(木) 20:56:25.83 ID:zz2YBFI0
昼に予告されてたからな
俺は特に何もした覚えは無いのだが…
548 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 21:01:32.54 ID:n8TwO0ko
 いえいえ
いつも「乙」のお言葉ありがとうございます

549 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage_saga]:2010/02/18(木) 21:05:17.92 ID:n8TwO0ko
 次回は【お嬢様と護衛の話】をお送りする予定です

それではさよならノシ
550 :金目鯛 ◆KINMEGsDV2 [sage]:2010/02/18(木) 21:07:29.65 ID:zz2YBFI0
それはほら、いつも読ませてもらってる礼として言っているわけでだな
礼に礼を返すと無限ループってry状態になってしまうし…
551 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/18(木) 21:37:34.86 ID:P9fNgkDO
確かに
だがこちらとしては「読んでくれてありがとう!」
な訳なんだがwwww


まぁ今年もこんなスレだがよろしくお願いします
552 :金目鯛 ◆KINMEGsDV2 [sage]:2010/02/18(木) 21:42:54.68 ID:zz2YBFI0
こちらこそよろしくお願いします
553 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/18(木) 23:19:02.14 ID:uJ8qrgAO
こっそり乙
554 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/19(金) 01:14:31.32 ID:afOmIYDO
>>553
こっそりさんくす







最近立ってた変なスレ消えたのか?
投下してる時は先頭にあったのになくなってる
555 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 19:43:16.39 ID:0Q9l2oDO
 いつのまにか500越えてたな
よくもまぁこんな書いたものだ
ネットがまた繋がんないけど私負けない!
書くわよ!
556 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:06:32.55 ID:0Q9l2oDO
【お嬢様と護衛の話】


お嬢様「モリヒト、モリヒト」

モリヒト「はい、どうしましたお嬢様」

お嬢様「お茶が冷めてしまったわ。入れ直してちょうだい」

モリヒト「はい、わかりました。アールグレイですね」

お嬢様「いいえ。 梅こぶ茶にしてちょうだい。
いいことがあったから、いちばん好きなお茶が飲みたいわ」

モリヒト「相変わらず渋いですね」
557 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:09:19.70 ID:0Q9l2oDO
モリヒト「――はい。梅こぶ茶と、わらびもちです」

お嬢様「あら、気が利くのね。ありがとう」

モリヒト「いえいえ。 ところで、いいことがあったと仰いましたが…」

お嬢様「ふふ、……聞きたい?」

モリヒト「はい」
558 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:14:12.33 ID:0Q9l2oDO
お嬢様「お前は素直ね
いいわ、教えてあげる」

モリヒト「ありがとうございます」

お嬢様「……今日はね、私の記念日なの」

モリヒト「…記念日……お誕生日、はまだですよね」

お嬢様「ええ」
559 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:17:54.85 ID:0Q9l2oDO
モリヒト「じゃあ、サラダ記念日」

お嬢様「何なの?それ」

モリヒト「……すいません、気にしないでください…」

お嬢様「あら、そう」

モリヒト「勿体振らずに教えてください。今日は何の日なんですか?」

お嬢様「仕方ないわね。………今日はね、約束の日なの」



モリヒト「……やくそく、の…ひ?」
560 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:45:04.44 ID:0Q9l2oDO
お嬢様「そう。約束した日よ」

モリヒト「へぇ……。 …一体、誰と何を?」

お嬢様「…ふふっ」

モリヒト「?」

コンコン

モリヒト「あ、はいはい。今出ます」
561 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:56:09.16 ID:0Q9l2oDO
 すまんちょっと外出しなきゃならんくなった
超短いが本日はここまで



ごめんね(´・ω・`)ノシ
562 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:30:33.04 ID:CGn7MwDO
おや?>>1のようすが…


ざんねん! >>1は ニートに たいか した!


眠れないので投下する
563 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:32:40.40 ID:CGn7MwDO
現在【お嬢様と護衛の話】投下中



ガチャ

??「こんにちは」

モリヒト「こ、こんにちは。……あの、どなたですか?」

??「ただのしがない旅人です」
564 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:34:57.40 ID:CGn7MwDO
モリヒト「はぁ、……タビビトさんですか」

??「いや、名前ではありませんよ? あの、突然で申し訳ないのですが、今晩こちらに泊めてくれませんか?」

モリヒト「本当に突然ですね」
565 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:36:54.84 ID:CGn7MwDO
??「いやいや申し訳ない。…しかし、この辺りは野生の狼が出ると聞いて、恐ろしくて野宿なんてできないのです」

モリヒト「うーん…。あいにく、私はこの家の主ではありませんので、許可致しかねます。
お嬢様に聞いてみませんと…」

お嬢様「――構わないわ」
566 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:37:59.44 ID:CGn7MwDO

モリヒト「まぁお嬢様は人嫌いですから言うだけ無駄だと思いますけれど、ほら、この通り………あれ?」

お嬢様「私は大丈夫よ。家に入れても」

モリヒト「お、お嬢様?」

??「いやぁ助かります。ありがとうございますー」
567 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:38:40.00 ID:CGn7MwDO
お嬢様「いいえ、どういたしまして。……ところで、あなたのお名前は?」

コジツキ「あ!申し遅れました。自分、"コジツキ"と言います」

お嬢様「…そう、よろしくね、コジツキ」

コジツキ「はい、たった一晩だけですが、よろしくお願いします」
568 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:39:23.65 ID:CGn7MwDO
モリヒト「……」
(めずらしいな…お嬢様が他人を、それも男性を家に入れようと思うなんて…。




……今夜は雨かもしれないなぁ)
569 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:44:20.20 ID:CGn7MwDO
お嬢様「コジツキには、二階の客間を使ってもらいましょう。
モリヒト、お部屋は綺麗?」

モリヒト「え、あ、はい。いつでもだれでもすぐに寝れるようにしています」

お嬢様「そう」

コジツキ「ベッド、というか部屋で寝るの久しぶり」

モリヒト「……」
570 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:49:24.24 ID:CGn7MwDO
お嬢様「今、お茶をしているところだったの。よかったら、貴方もどうぞ」

コジツキ「ありがとうございます」

お嬢様「モリヒト。コジツキにお茶をお願い。……お菓子は…」

コジツキ「あ」

お嬢様「……そうそう、ミートパイがあったわね。それを切って差し上げて」

コジツキ「わぁ、ありがとうございます」

モリヒト「?」
(なんでわざわざミートパイ…? 確かにあるけど、お嬢様と同じものでもよくないか…?)
571 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:52:36.15 ID:CGn7MwDO
モリヒト「―――わかりました。それでは、ミートパイを取りにいってきます」

お嬢様「よろしく」

コジツキ「すみませんー」

ガチャ

バタン



お嬢様「…………」

コジツキ「………」

お嬢様「覚えていてくれたのね、嬉しいわ」

コジツキ「僕もです。まさか、待ってくれているとは思いませんでした」
572 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 23:55:46.25 ID:CGn7MwDO
お嬢様「あら、私はそんな薄情じゃないわ。それに、提案したのは私よ」

コジツキ「そうでした、そうでした。あの日も、今日みたいに天気のいい日でしたっけ」

お嬢様「そうそう。空が青すぎて、気味悪いくらいだったわ」
573 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:02:46.92 ID:6vEQqwDO
コジツキ「……まだ、想いは変わりませんか?」

お嬢様「ええ、もちろん」

コジツキ「そうですか」

お嬢様「だって、私、幼い頃から憧れていたんだもの。
小指と小指を赤い紐で結ぶよりも、互いの胸を貫くよりも、ずっといい。
首に歯を立てられることなんて、我慢できるわ」

コジツキ「実際はもっと痛いですよ、多分」

お嬢様「いいの。我慢するのは、慣れているもの」
574 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:07:10.21 ID:6vEQqwDO
コジツキ「僕は若くて活きのいい人が食べられるので、万々歳ですけど」

お嬢様「ふふふ。……私は活きのいい人間とは言えないけど、彼は言えるわね」

コジツキ「確かに。男の人の肉は割りと固くて体力いるけど、スタミナつきそうで、好きです」

お嬢様「そうなの?」

コジツキ「はい。………でも、本当にいいんですか?




貴方と、護衛さんを、食べてしまっても。」
575 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:09:36.21 ID:6vEQqwDO
お嬢様「いいの。だって、約束したでしょう?」

コジツキ「けど、彼はいませんでしたよ」

お嬢様「いいの。……モリヒトと一緒になるには、それしかないし、これ以外は考えられない」

コジツキ「もっといろんな方法があると思うけどなぁ」
576 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:13:41.47 ID:6vEQqwDO
お嬢様「駆け落ちとか、心中とか、ありきたりなのはつまらないわ。奇抜で、狂っていた方が、私たちにはお似合いよ。そういうものなの」

コジツキ「そういうものですか」

お嬢様「そうよ」

コジツキ「ふーん…。愛って、難しいですね」

お嬢様「私は単純だと思うけど」

コジツキ「人それぞれってやつですかね?」

お嬢様「きっとそうね」
577 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:18:17.51 ID:6vEQqwDO
コジツキ「いやぁ、約束っていいものですね」

お嬢様「ええ、まったくもってその通りだわ」



コンコン

ガチャ

モリヒト「ミートパイとお茶をお持ちしました、……どうかしました?」
578 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:21:08.73 ID:6vEQqwDO
お嬢様「いいえ、なにも?」

コジツキ「そうそう。 わぁ、ミートパイ美味しそう」

モリヒト「……?」

お嬢様「疲れたでしょう?モリヒトもどうぞ。私が注いであげるわ」

モリヒト「あ、そんな、………すみません」

579 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:23:52.40 ID:6vEQqwDO
お嬢様「いいの、これくらいはさせてちょうだい。」

モリヒト「ですが、」

お嬢様「モリヒトは私の護衛である前に、
……私の、たった一人の血の繋がった肉親なんだから。


たまには、………妹らしく、お兄様にお茶を入れてもいいでしょう?」
580 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:28:41.94 ID:6vEQqwDO
モリヒト「……」

コジツキ「……」 もぐもぐもぐもぐ

お嬢様「はい、お兄様。温かい内にどうぞ」

モリヒト「……どうしたんです、今日は」

お嬢様「え?」
581 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:31:29.74 ID:6vEQqwDO
モリヒト「いや、お嬢様らしくないな、と思って。
どんなときでも当主らしく振る舞うのに」

お嬢様「……いいじゃないですか。



今日は、記念日なんですから」

モリヒト「……そうですか」

お嬢様「そうよ。ほら、早く飲んでくださいな、お兄様」

582 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:34:03.11 ID:6vEQqwDO
モリヒト「はいはい…まったく、お茶は逃げないのに」

こくこくこく、こくり。


モリヒト「ふぅ。……ところで、コジツキさん」

コジツキ「むぐむぐ、……あ、ふぁい」

モリヒト「今夜は、何が食べたいですか?
よくわかりませんけど、記念日みたいですし、腕を奮いますよ」

コジツキ「うーん、そうですねぇ………



やっぱり、お肉ですかね?」
583 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:36:23.96 ID:6vEQqwDO
あいしあうのが、いっしょになるのが、こんなんならば。

とけあって、ひとつになって、いきましょう。



おしまい
584 :金目鯛 ◆KINMEGsDV2 [sage_saga]:2010/03/04(木) 00:36:42.89 ID:GQwy3iAo
585 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:41:14.09 ID:6vEQqwDO
おお、金目さんではないですかww
いつもありがとう
586 :金目鯛 ◆KINMEGsDV2 [sage_saga]:2010/03/04(木) 00:46:40.16 ID:GQwy3iAo
いやいやこちらこそいつも読ませてくれてありがとう

ここも10月1日に見つけてからからもう5ヶ月になるのか
587 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:47:43.72 ID:6vEQqwDO
さてさて次回は
【カミサマと本の話】

【鬼と子供の話】

のどちらかをお送りします
588 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:49:17.27 ID:6vEQqwDO
>>586
マジですかそんなになるのか…
随分長いこと書いてたんだな自分wwww
589 :金目鯛 ◆KINMEGsDV2 [sage_saga]:2010/03/04(木) 00:53:10.80 ID:GQwy3iAo
投下始めたのは9月28日からだけどな

次回も期待してる
590 :以下、名無しに変わりましてゴミがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 00:57:49.99 ID:6vEQqwDO
もったいないお言葉ありがとうございますww
次回もよろしくー


それでは(・∀・)ノシ
591 : ◆I5XeDg9wrc [sage]:2010/03/13(土) 14:07:42.96 ID:siagyADO
ぼーっとしていたらいつの間にか土曜日だったでござる


今日投下しようと思う
【かみさまと本の話】を投下予定です
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