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佐天「第四……波動……か」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 15:10:49.93 ID:4zoyMMAO
初春「佐天さんって本当どうしようもないですよね」

佐天「えっ」

初春「何もできないくせに口ばけ達者で」

佐天「ちょ、初春いきなり何を……」

初春「知ってますか?この世の中には無能力者でも超能力者を倒す人だっているんですよ?」

佐天「え、あ……」
                            ニードレス
初春「それに比べて佐天さんは……本当っ、要らない子ですよね」

佐天「う……」

佐天「うわーん!!!初春の馬鹿ーっ!!」

初春「(泣いてる佐天さん可愛い)」
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■ 萌竜会 ■ @ 2024/12/27(金) 07:13:23.83 ID:RNpZlb8Co
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【安価】ジャン「マルコの死に顔面白かったなーw」 @ 2024/12/27(金) 03:37:23.08 ID:x92rkRgDO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1735238243/

アルティメット寿司じゃんけん早くやりたい @ 2024/12/26(木) 22:32:23.83 ID:hBvDa0350
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1735219943/

義姉から変なメールがきた のスレ主だ。 @ 2024/12/26(木) 13:53:16.21 ID:4lTrHP/b0
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閑古美鳥 @ 2024/12/25(水) 21:22:58.81 ID:YY6WHNR0o
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手毬「りーぴゃん、私もユールフィンカが食べたい!」 @ 2024/12/25(水) 20:21:00.20 ID:2zFqy3rDO
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殺伐としたA雑にメリーサンが! @ 2024/12/25(水) 11:36:23.64 ID:1QHmKLXYo
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■ 萌竜会 ■ @ 2024/12/25(水) 07:20:35.56 ID:HWdTDWrWo
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2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:12:16.12 ID:4zoyMMAO
白井「全く……また佐天さんをいじめて」

初春「だって泣いてる佐天さん可愛いじゃないですか!ああもう、可愛いなぁ、そのくせに明日になったら
   何もなかったように初春ーって呼んでくれるんですよ?かわいすぎてしょうがないです!」

白井「貴女も貴女ですが……次の日になったら元に戻る佐天さんも佐天さんですわね」

初春「わかってるんですよ、全部冗談だってことくらい」

3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:13:22.99 ID:4zoyMMAO
佐天「あーあ……また初春私のこと馬鹿にしてー」

佐天「まあ、本気じゃないことくらいわかってるけどさー」

佐天「それに、初春が私のこといじめてる時の表情、かわいいしねっ」

佐天「それを見るためならこの佐天涙子ちゃん、泣くふりくらいいくらでもしますよっ、と」

佐天「ん……あれ?」

「オラーなんだこのオッサン変な格好しやがってよぉー」
「ひゃはは!筋肉がちがちで動けませんってかぁ!?」
「サンドバックにもなりゃしねぇやヒャハハハハ」
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:14:32.79 ID:4zoyMMAO
佐天「路地裏で誰か殴られてる……」

佐天「……わ、私には関係ないよね」

  ―――本当っ、要らない子ですよね―――

佐天「……っ」

佐天「私は……」

「ヒャハハハ死んだかオイ」
「つーか最初っから全然うごかなかったじゃねぇか」

佐天「あっ、あんたたち!」

佐天「早くどっか行きなさい!警備員呼んだんだから、すぐ捕まるわよ!」

「アーン、何いってんだこいつー」
「マジかよ警備員呼んだって」
「このクソアマがァー!」

佐天「ひっ……!」
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:15:12.03 ID:4zoyMMAO
佐天「(うぅっ、殴られる……やっぱこんなこと私には似合わなかったんだ……)」

「死にさらっせがあああああああ」
「あっ、相棒っ!?ぐあああああああ」
「あ、ああああああ!いてえっ、ああああ」

アーニゲローアアアアー

佐天「……え?」

左天「……大丈夫か嬢ちゃん」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:16:19.14 ID:4zoyMMAO
それは佐天が左天に出合う、少し前の話だった。

左天「ッハァ・・・・・・時空間移動系の能力者とはなァ・・・・・・」

左天「初めて見たが……くそっ、死に際に俺の身体を転移させやがって」

左天「一体どこ行くって……ッ!?」

左天「空間が歪んでッ・・・・・・オオオォォォォォォ!?」

ブチブチブチッ

左天「がッ・・・・・・(なんだこりゃあ……身体が……引きちぎられそうだッ……)」

左天「グ・・・・ガアアアアアアアアアッ!!!」
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:17:04.49 ID:4zoyMMAO
左天「(ん……どこだここは……)」

左天「(……っは、身体がうごかねぇ、か……)」

左天「(シメオン四天王の一人がたかがそこらの能力者にここまでされるとは……なさけねぇ)」

左天「(つーかこれ……やべぇな、俺死ぬかもしれねぇ)」

左天「(筋肉だけじゃねぇ……内臓が、骨が、血管が、脳が)」

左天「(全部ぐちゃぐちゃにされたみてぇな感覚だ……)」
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:17:07.02 ID:pjhkB3Eo
待ってました
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:18:20.69 ID:4zoyMMAO
「おーい、こんなとこに変なおっさんころがってるぜー」
「あー、うわっ、コスプレか何かかよwwwwww」
「なんだこれ、死んでんのか?オラッ」
「「「ヒャハハハハハ」」」

左天「(……うっとおしいが、全くと言っていいほど痛くねぇな)」

左天「(痛覚神経までいかれてやがんのか……こいつらの打撃の威力が全然ねぇのか)」

左天「(何にせよ、ほうっとくか)」

佐天「あっ、あんたたち!」

左天「(……あぁ?)」
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:19:24.63 ID:4zoyMMAO
左天「(……チッ、このままじゃあの嬢ちゃんが殴られちまうか)」

左天「(しょうがねぇな)」

ブンッ

左天「(くそっ……能力がうまくつかえねぇな)」

左天「(これも、転移の、影響、か……)」

左天「……大丈夫か嬢ちゃん」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:20:26.31 ID:4zoyMMAO
佐天「あっ、あの!助けてくれてありがとうございます…・・じゃなくて、大丈夫ですかっ!?」

左天「……あァ、大丈夫、さ……」

左天「(やべぇ……意識が……くそ……)」バタン

佐天「えっ、あっ……どうしよう……どうしようどうしよう……!」

佐天「(警備員に連絡……けどこの人の格好、外から来たみたいだし……)」

佐天「(何かわけありなのかも……)」

佐天「……よし!」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:21:51.32 ID:4zoyMMAO
佐天「……うぅぅぅぅ!」

佐天「(重い……すごく重いこの人っ……)」

佐天「でもっ・……私の寮はっ……近くっ……なんだからっ……」

佐天「これくらいっ……私だってっ……誰かのためにっ……!」

佐天「うううううううううう!」

削板「……小さい女子が大きな男を担いで頑張ってる」

削板「いいなその姿!実にいい根性だ!」

佐天「……え?」

削板「お前はよく頑張った!だからあとは俺にまかせろ!」ヒョイ

佐天「え?……ええ?!」

削板「で?どこへ運べばいいんだ?」

佐天「あ……えっと、こっちです!」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:22:30.48 ID:4zoyMMAO
削板「ここでいいか?」

佐天「はい……あのっ、ありがとうございましたっ!」

削板「なに、問題ないさ。こちらこそ、いいもの見せてもらった」

佐天「え……」

削板「その根性と、何よりその男にかける愛をな……じゃあな!すっごいジャンプ!」

佐天「え、あ……行っちゃった」

佐天「…………あ、愛なんかじゃないよぅ///」
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:23:23.38 ID:4zoyMMAO
佐天「はっ!こんなことしてる場合じゃなかった!」

佐天「とにかく、傷の手当てを……改めてみるとすごい身体。傷がいくつもある」

佐天「それに、この腕につけた金属……なんだろう」

佐天「ん……意外と、外の傷は少なかったな」

佐天「見た目よりひどくないのかな」

佐天「…………」ピトッ

佐天「……な、なにしてんのよ私っ!相手の身体にひっつくなんてっ!」

佐天「でも、なんだかこの人、別人に思えないんだよね……」
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:24:36.59 ID:4zoyMMAO
左天「(……なんだ……室内…・?)」

左天「づ……(駄目だ……身体がうごかねぇ……)」

佐天「!気付きましたか!?」

左天「お前は……あの時の嬢ちゃんか」

佐天「えっと、その……怪我してるみたいだったんで、私の部屋まで運んで、その、手当したんですけど……」

佐天「なんか、部外者みたいだし、警備員に連絡するのは、よくないかなって」

左天「……そうだな……ありがとよ、嬢ちゃん」

佐天「あ、はい……それから、私は佐天涙子っていいます。嬢ちゃんじゃくすぐったいですよ」

左天「……サテン?

佐天「?それから、その、あなたの名前は……」

左天「俺か……俺は―――■■、だ」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:27:50.39 ID:4zoyMMAO
左天「(俺も左天だが……まぁ、偽名でいいだろ……)」

佐天「■■さん……あの、身体はどうですか?」

左天「あー……ああ、大丈夫、だ」

左天「それより、ここがどこか、おしえてくれねぇかな」

佐天「は、はい……ここはですね―――」

左天「学園、都市……」

左天「(……なるほどな、別世界まで飛ばされちまったってわけか……)」
左天「(おそらくあの能力者にそこまでの力はなかったんだろうが・……死に際に能力が暴走したのか?)」
左天「(だから転移中にあんなことが……)ぐ、ごほっ」

佐天「!あ、口から血……身体の中が…・・どうしよう、やっぱりお医者さんに」

左天「(……あー、駄目だ……死ぬ……身体がどんどん冷たくなってきやがる……)」

左天「……なぁ、涙子。なんで俺を助けようと思った」

佐天「え、そ、そんなことより……」

左天「いいから……なんで、俺を助けようと、思ったんだ?このいかにも怪しい様を見てよ」
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:28:58.54 ID:4zoyMMAO
佐天「……友達に、言われたんです。お前は何もできない奴だな、口だけだな、って」

佐天「勿論、その子は本心で言ってるわけじゃないし、私もそれを解ってます。だけど」

佐天「だけど、それでも、それは、事実だったんです」

佐天「結局何もできなくて……無能力者で……本当に、要らない子で・……」

佐天「そっ……そんな私でもっ・……誰かのためになれるかなって…・・思って…・・ひぅ……」ポロポロ

左天「……そぅか」

左天「なあ、涙子……自分が何もできねぇのはなんでだと思う?」

佐天「え……それは―――それは、私の心が、きっと弱いからです」

佐天「そんな私をなんとかしたくて……なんとかできなかと思って……それで」

左天「なるほどなァ……それで俺を、助けようと思ったってことか」

佐天「……はい」
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:29:49.37 ID:4zoyMMAO
左天「お前のその気持ちは立派だ……心がなけりゃどんな力をもっててもしょうがねぇ」

左天「だがな……心があっても、力がなけりゃ何もできねぇ」

佐天「―――そ、れは」

佐天「(そう、だった……■■さんをこkへ運ぶ時も、結局誰かの力に頼って……
    あの不良達だって、結局追い払ったのは■■さんで―――)」

左天「さて……そこで質問だ」

左天「力が……ほしいか」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 15:30:05.70 ID:eX7OAAA0
VIPに今スレあるけどどうすんの?
それとも転載?
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:30:37.79 ID:4zoyMMAO
佐天「え……?」

左天「ほしいか、ほしくないか……言ってみろ」

佐天「それは……欲しい、です。
    私は……私の心を出せるくらいの、力が欲しいです」

左天「……いい返事だ」

左天「(……まだ実験段階の事だが……このまま死ぬより、ちったぁ役に立つだろ)」

左天「……頭、こっちのほうへもってこい」

佐天「え……あ(■■さんの手が頭の上に……あったかい)」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:31:32.55 ID:4zoyMMAO
左天「もう一度聞く・……力が、欲しいんだな」

佐天「……はい。私は、力が欲しいです」

左天「……よし。目、瞑ってろ」

左天「(実験段階だが……『能力の継承』。
     勿論こんなもん失敗するのが普通だ……相手の脳が、身体が、耐えられねえ)」

左天「(だが……こいつはどこか他人の気がしねぇ……
    それに、意志は確認した)」

左天「……なあ、涙子。実はな、俺の名前も、左天って言うんだよ」

佐天「え――――」


ポゥッ
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:32:46.70 ID:4zoyMMAO
佐天「……さてん、さん……?」

そこに左天の姿は無かった。ただ夕日が空しく部屋を照らすだけであった。

佐天「……うわっ、何これ!私の手に変な金属のブレスレットみたいなのついてる!怖い!」

左天≪変な、とか言うなよ……それでも、能力の補助をしてくれるすぐれものだぜ?≫

佐天「・……!左天さん!?頭の中へ直接響いて……」

左天≪どうやら成功したみたいだな・……能力の継承。まさか、意識までこっちへ残るとは思ってなかったが≫

佐天「え……どういうこと……え?」

左天≪俺の能力をお前にやったのさ……涙子。まあ、使いこなせるかどうかはわからないが、な≫」

佐天「え……えぇーっ!?」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:33:48.32 ID:4zoyMMAO
左天≪……っと、意識がこっちにあると言っても、どうやら活動できるのは少しの間だけらしいな≫

左天≪頑張れよ……継承に成功したのはお前が初めてだ……あの覚悟、見せてくれ≫

左天≪さて……ヒントは熱吸収、だ≫

佐天「え?あの左天さん?おーい!」

佐天「……返事がない。どういうことなの……」

こうして佐天涙子の激変だる一日は終わった。
この時彼女はまだ気づいていなかったのだ。ただの自分が、あの激闘に巻き込まれるとは……

第一部、完
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:36:19.41 ID:4zoyMMAO


―――夢を見ていた。自分が能力をつかって敵を千切っては投げ千切っては投げしている夢だった。
     そこにいた自分は自分の力に溺れているようで。
      それに気付いているのにもう遅いと。
       涙を流さず後悔しながら。
        先のない世界を。  
         ずっと歩いて。
          そして。


佐天「……ん。朝か」

佐天「あーあ、変な夢みちゃったなぁ」

佐天「それもこれも、昨日のあのことが原因なのかな」

佐天「おーい、左天さーん……駄目だ、返事がない」
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:37:20.81 ID:4zoyMMAO
佐天「結局、昨日は疲れちゃってあのまま寝ちゃったけど……『能力の継承』に成功って」

佐天「……うーん、わかんない!そもそも能力を他人に移すなんて、都市伝説でも聞いたことないよー」

佐天「それに『熱吸収』……この手首のブレスレットみたいなの―――ってあれ?」

佐天「昨日寝る前には確かにあったのに、無くなってる?」

佐天「あー、もう!わかんないこと多いなー!いいや、学校行こう!」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:38:25.88 ID:4zoyMMAO
佐天「やー初春ー今日はしましまかーいっ!」バッ

初春「ひゃいっ!!!もー、佐天さんったらー!」

佐天「あはは、昨日のおかえしだよーん」

佐天「あ、そうだ、聞きたいことあるんだけどいいかな?」

初春「?なんですか?」

佐天「自分の能力を他人に移す、なんて話聞いたことある?」

初春「……佐天さん、いくら自分に能力がないからって、そんな妄想まで……」

佐天「なっ、別にそんなつもりじゃないんだから!」

初春「いいんですよー、佐天さんは無能力者のままでー。かわいいですよー無能力の佐天さーん」ナデナデ

佐天「ううううううう……」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:39:26.77 ID:4zoyMMAO
左天≪よぉ、おはようさん涙子≫

佐天「左天さん!」

初春「?佐天さんは佐天さんですよ?」

佐天「あ、いや、そうだけど」

左天≪口に出さなくていいぜ、頭の中で話す用量だ。ほら、やってみ≫

佐天≪ん……こんなかんじですか?てすてす≫

左天≪そうだ。で、俺になんか聞きたいことあるか?≫

佐天≪ありまくりですよ!そもそも能力の継承ってなんですか?それにあなたが何者か聞いてないですし!≫

左天≪質問は一度に1つにしな、じゃねぇと会話がしにくいだろ≫

佐天≪あ……じゃあ、あなたが何者かってことで≫

左天≪ノーコメントだ≫

佐天≪ええー!≫
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:40:27.42 ID:4zoyMMAO
左天≪特に意味はないがな……まだちと早い≫

佐天≪うぐ……じゃあ能力の継承ってなんですか?≫

左天≪それもノーコメントだ≫

佐天≪じゃあじゃあ!その能力ってなんですか!≫

左天≪っと、そろそろ時間ぎれみたいだな。思い出せ、熱吸収、だぞ≫

佐天≪ちょ!≫

佐天「……返事がない」

初春「返事がないのは佐天さんですよ!いきなりぼーっとして!」

佐天「え?あ、ごめんね初春!」

初春「もー」
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:41:18.61 ID:4zoyMMAO
放課後

佐天「初春は風紀委員の仕事。アケミ達もそれぞれ用事かー」

佐天「うーん、久々に一人かー。何しよっかなー。ぶらぶらしてこよっかなー」

佐天「……熱吸収か」

佐天「……うりゃー!熱吸収ー!」

佐天「……まー何も起きないよね。」

佐天「けど、私の頭の中に昨日の人の意識があるのも事実で……
    まさかその人とは貴方が勝手に作り上げたもう一つの人格では!?いやいやないない」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:41:53.62 ID:4zoyMMAO
寮、自室

佐天「んーっ、宿題終わり、と」

佐天「けど、やっぱりこの『自分だけの現実』っていうのがよくわかんないなー。ま、無能力者にとっては当然だけど」

佐天「結局あれから左天さんも出てこないし……」

佐天「……いいや、お風呂はいって寝よう」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:43:13.28 ID:4zoyMMAO
佐天「毎度毎度お風呂入る時はこの髪が邪魔だね。ま、佐天さんのトレードマークだからいいんだけどさ」

左天≪なんだ、年の割に良いからだしてるじゃねえか涙子≫

佐天「ひょわーっ!!!!」サバーン

佐天「さささささささ左天さん!?いつから!?というかなんで!?」

左天≪質問は一度に1つだ≫

佐天「じゃあいつから!」

左天≪たった今起きた≫

佐天「じゃあなんで視えたんですか!」

左天≪視覚は共有してるみたいだぜ?≫

佐天「えぇーっ!?」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:44:07.99 ID:4zoyMMAO
佐天「じゃっ、じゃあトイレとかも……?」

左天≪俺は変態じゃねえ。そん時に起きてたらこっちでは目つむっててやるよ≫

佐天「裸見て置いてぬけぬけと……!」

左天≪起きたら裸があった。不可抗力ってやつさ。それにガキの裸体に興味はねぇよ≫

佐天「なっ――――!」

左天≪それより、能力のことだったな≫

左天≪これを教える前にひとつ確認しておきたいことがある≫

左天≪お前は、努力も無しに能力を手に入れたいか?≫
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:45:01.49 ID:4zoyMMAO
佐天「――――<努力も、無しに>」

佐天「――――私は、もうそんなことしない。
   確かに一度はそうだった。
   けれど、御坂さんと約束した。頑張る時はちゃんと、自分の力で頑張るって」

左天≪―――よし。じゃあ教えてやる≫

左天≪この能力は前は俺のもんだったが……今はお前のもんだ。
    そしていくら能力を手に入れたと言えど、使いこなせるかどうかはお前の頑張り次第だ≫

左天≪能力は―――『第四波動』。そう呼んでいた≫
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:45:59.41 ID:4zoyMMAO
佐天「第四……波動……」

左天≪そして……っと、駄目か。もう終わりみたいだな≫

左天≪いいか、三度目だが……熱吸収、だ。忘れるな≫

佐天「……第四波動。それが私が貰った能力」

佐天「そもそも本当に貰ってるのかどうかはわからないけど……でも」

佐天「それでも左天さんがいることは現実なんだ……だから、信じよう」

佐天「熱吸収、か―――」
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:47:02.65 ID:4zoyMMAO
佐天「吸収ってことは、その熱はどっかに蓄えられるってことだよね」

佐天「でも、どこに……って、そっか。そんなの決まってるよね」

佐天「―――よし、集中――――」

佐天「(自分だけの現実とか、そんなのよくわからないけど――――
     とにかく。『熱吸収』のイメージを――――)」

佐天「(吸収対象はお湯。保存対象は私の身体。
     熱というエネルギーをイメージして、お湯から自分の身体へと移動させるイメージで―――)」

佐天「―――ぅ、あつぅっ!!??!」

佐天「なにこれ!身体があったかい!てか熱い!暑い?熱い!」

佐天「うわっ、手首にあの変なブレスレットがある!」

佐天「わわわわっ、お湯が水にっって身体あついーっ!」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:48:09.51 ID:4zoyMMAO
佐天「…はぁ…びっくりした……」

佐天「水になったお風呂につかったらなんとかなったけど……うん、びっくりした」

佐天「あれが熱吸収、なのかな……あ、手首のやつ、まだある」

佐天「ん……まあ、いいや。明日左天さんが出てきた時に聞いてみよう」

佐天「うん、今日は寝よう……おお、手首のやつ、邪魔だなぁ」





佐天「か、身体がほてってなんか眠れない……」ゴソゴソ
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:49:27.71 ID:4zoyMMAO
佐天「んぅ……あ……」モゾモゾ

佐天「さっき水風呂につかりたりなかったのかな……」モゾ・・・

佐天「ぅうう……ん……やだ、なんか……変な気分になってきた……」ゴソゴソ
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:51:12.39 ID:4zoyMMAO
そういうと涙子は自らの秘所に手を伸ばした。
手首についているブレスレットが大きくて足を大きく開かないと手が恥部に触れられず、もどかしさに身をよじった。

「ん・・・やりずらいなぁ・・・」

そういいながら、仰向けになり足を開く。
ちょうど分娩のような体制に落ち着いた所で行為を開始した。
まずは指で丹念に秘所を割りながら撫でる。

「ん・・・」

パジャマの上着をめくり、淡い桃色をした乳首を触ろうとしたが、またもブレスレットが邪魔をする。
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:52:08.93 ID:4zoyMMAO
「もう・・・」

そう言いながらもなんとか乳房に触れ、揉む。
そうしながらまだ毛も生えそろっていないクレパスを丹念になぞる。
指を軽くいれ、少し動かす。

「ふぁっ・・・」

嬌声を上げながら、指を動かしていく。
そのうち膣内では満足できなくなり、陰部の上についている突起に指を伸ばした。
少しだけ蜜がついていたので、難なくクリトリスを弄ぶことができた。

「ここ・・・、やっぱ気持ちいいんだよなぁ」

丁寧に皮を剥き、愛液を潤滑油代わりにして指の腹でこねる。

「ん・・・っく、ふぁ・・・」
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:53:16.22 ID:4zoyMMAO
「ふぁ・・・んっ・・・」

だんだんと欲望にまかせて指の動きが早くなっていく。
中学生の体は成熟しておらず、その行為はどこか幼稚な遊びのようにも見えた。

「ん・・・もう、ふぁ・・・」

蜜壷からは次々と蜜が溢れる。
蜜は涙子の太股を伝ってシーツに黒い染みを作っていた。
肌は紅潮し、汗で湿り気を帯びている。
時折愛液を指につけながら、さらに陰核を弄ぶ。
体の火照りは増していき、もう絶頂を迎える寸前だった。

「ん・・・そうだ・・・」

そう言うと彼女は器用に親指と薬指で皮を剥き、人差し指と中指で陰核をつまんだ。
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:53:56.69 ID:4zoyMMAO
「ん、ダメ・・・コレ!きもちよしゅぎ・・・」

さらにつまんだ指を交互に前後させる。

「んぁ、んっ、ふ・・・、あぁ・・・」

「・・・んんっ」

体を痙攣させ、涙子は達した。
秘所からは大量の愛液が溢れている。

「ふぅ・・・ふぅ・・・、ん・・・」

ティッシュペーパーをまとめてとり、太股、指、陰部を丁寧に拭いた。

「ん・・・んあ、これで・・・よしっと」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:54:53.41 ID:4zoyMMAO
「あ、左天さん・・・起きて・・・ないですよね・・・」

何も聞こえない。
どうやら彼は寝ているようだ。

「よかった・・・」

体の火照りが押さえきれず、奇妙な同居人に気をかける余裕がなかったのだ。
これで見られていたら自殺物である。
気だるさを感じ、パンティとズボン、それから上着を正して床についた。
先ほどまでの寝つきの悪さは嘘だったかのように、涙子はすぐに眠りに落ちていった・・・。
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:56:10.72 ID:4zoyMMAO


―――――夢を見た。自分が荒廃した街に居た。
        いろんな人が自分をどうにかしようとして。
         けど、結局自分の能力には勝てずに散っていった。
          ああ、なんだか寒いと思ったら地面が凍っていたんだ。
           手首のへんてこな機械をみると、それは強く光り輝いていて―――


佐天「ん……またか。変な夢だな」

佐天「う……昨日あのまま寝ちゃったから……」

佐天「んー……なんであんなにやっちゃったんだろ……あー!なんかすごく恥ずかしくなってきたなーもー!」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 15:58:11.48 ID:4zoyMMAO
左天≪ゆうべ は おたのしみ でしたね≫

佐天「[ピーーー]ぇっ!!!!!」ズガンッ

佐天「〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」

左天≪……何やってんだ≫

佐天「み、みたの!?おきてたの!?」

左天≪いや、昨日は風呂で分かれて今起きただけだが……ちなみにさっきの台詞はさっき起きて涙子の台詞から推測したが
        どうやら図星みたいだったな≫

佐天「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!」

左天≪安心しな、俺も最初はそうだったさ……まあそん時はひたすら走って解消したがな≫

左天≪それより……成功したみたいだな、熱吸収≫

佐天「まあね。あんなえろえろ能力だなんて思わなかったですけど」ムスー

左天≪ひでぇこといいやがって……っとまずいな、もう駄目k≫

佐天「左天さん?……うあー!やだー死にたいー恥ずかしいー!」バタバタ
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:00:18.56 ID:4zoyMMAO
学校

「さて、明日から夏休みですが、生徒のみなさんは各々有意義な―――」

佐天「んー、明日っから夏休みかー」

初春「でも夏休みって言っても割とすること見つからないんですよねー」

佐天「宿題があるにはあるけど、どうしても最終日まで手がつかなかったりねー」

初春「それは佐天さんだけですよ?」

佐天「えっ」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:01:13.26 ID:4zoyMMAO
初春「じゃあ私はこれから風紀委員の会議があるので」

佐天「えー昨日も仕事で今日は会議ー?駄目だよ初春、働きすぎで死んじゃうよ」

初春「そんなこと言って、さみしいだけでしょ?」

佐天「そっ、そんなことないもん!」

初春「そうですよねー、無能力者の佐天さんには友達いっぱい作るくらいしか能がないから友達たくさんいますよねー」

佐天「……ち、ちくしょおおおぉおぉぉぅ!」

初春「(やだ、佐天さん可愛い)」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:01:50.52 ID:4zoyMMAO
佐天「さーて、どうしようかな」

佐天「……能力の練習しようにも、やった後あんなんになるんじゃ……」

佐天「……//////」

佐天「あー、もう、どうしよー。あれから左天さんは起きてこないしー」

佐天「しょうがない、宿題でもやってみよっかな」



佐天「気づいたら寝てていつの間にか真っ暗だった」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:02:28.09 ID:4zoyMMAO
佐天「えーっと、うわ、こんな時間?」

佐天「まったく、宿題は魔物だぜー、っと」

佐天「ちょっと散歩してこよっかな」




佐天「夜風がきもちいいねー。でも学園都市からだと星がよく見えないのがなんとも」

ゴウッ

佐天「―――!何あの光の柱!」

佐天「なんかの照明?いや、でも……」

佐天「……行ってみようかな」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:02:59.46 ID:4zoyMMAO
佐天「うわ……」

佐天「アパートの屋根が壊れてる……」

佐天「あ、誰かでてきた……え、なんで人が担がれてるの!?」

佐天「しかも担いでるあの人……なんか格好が学園都市っぽくない」

佐天「まさか……人さらい!あの光は超光学兵器!」

佐天「どうしよう……どうしよう……」

佐天「……そうだ。今のこの私の力をつかったら―――」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:03:45.35 ID:4zoyMMAO
佐天「待ちなさいっ!」

神裂「!一般人……見られましたか」

ステイル「慌てることはないだろう……この子を頼む」

佐天「(くっ、くる!てか何も考えずにつっこんだけど、相手二人だった!どうしよう」

神裂「どうするつもりですかステイル・・・」

ステイル「どうするもこうするも、記憶を消すだけさ。何も珍しいことじゃない」

佐天「(え?何を消す?私の命?やばい、この人やっぱりやばい人達だ!)」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:04:37.72 ID:4zoyMMAO
ステイル「おとなしくしていてくれよ・・・怪我をさせるつもりはない」

佐天「うぅ……(どうしよう……あの人の体温奪って動けなくしようと思ったけど、近づいたらやられそうな雰囲気)」

ステイル「……やれやれ、逃げ腰だね。逃げられても厄介だ」パチンッ

ステイルが指を鳴らしルーンを刻む。佐天の背後に炎の壁が形成され、退路を断つ。

佐天「な―――発火能力者!?」

ステイル「そんなちんけな言葉で一緒にしないでくれ……これはルーンだよ。ま、君にはわからないと思うけどね」

佐天「く―――(どうしよう……火ってことは熱で吸収できる、けど―――)」

佐天「(お風呂の時であれだったんだから、こんなの吸収したら、私の身体が―――)」

ステイル「さて、おしまいだ―――」
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:05:26.73 ID:4zoyMMAO
佐天「(駄目だ―――迷ってる暇はない―――!)」

佐天「ぐ―――ああああああああっ!!!」

ステイル「……?炎が打ち消された……?」

佐天「あ―――く、ぅ―――」

佐天「(身体、熱い―――死ぬ―――死んじゃう)」

佐天「(なんでもいい―――早く、早くこの熱を―――放出しないと!)」

佐天「―――うわあああああああああっ!!!!!」

ゴッ!
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:06:49.25 ID:4zoyMMAO
ステイル「なっ――――!?」

神裂「あれは―――熱線?」

佐天「げほっ……ぐぅぅ……」

佐天「(あ……楽になった……けど、身体の中が焼かれたみたいに痛い……)」

ステイル「・・・・・・どんな仕組みかはしらないけど、やってくれたね」

ステイル「怪我はさせたくなかったけれど、しょうがない」

佐天「くっ―――(また来る……けど、もう身体が持たない……)」

ステイル「―――はッ!」

佐天「炎の剣?!うわぁっ!!」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:08:03.08 ID:4zoyMMAO
ドサッ

佐天「うぅっ……!(か、間一髪だった……!)」

ステイル「動かないでくれ、あたりどころが悪いと大けがするぞ」

佐天「(あんなのどこに当たっても大けがだよ!―――ん)」

佐天「(これは……ブレスレット?さっきまで消えてたのに)」


―――唐突に朝の夢を思い出す。
      あの時これは、どうなっていたか―――


佐天「(そう、だ……あの時、これに似た金属は―――)」

ステイル「……観念したのかい―――っふん!」

佐天「(あの時、これに似た金属が――――!)」
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:09:08.06 ID:4zoyMMAO
キュンッ

ステイル「な―――に?」

ステイルの振るった炎剣は確かに佐天を捉えてした。そもそも、上段より振り下ろす剣が外れる道理も無い。
しかし、その剣は佐天には届かなかった―――否、届いた瞬間消滅した。

佐天「……へへっ、そうだよね。何のために、これがあるのか、考えてみたらわかることだったよね」

佐天「あんな熱量を人の身体で受け止めるなんて―――無理な話だったよね」

佐天「この手首の金属が―――能力の要だった、ってことか」

神裂「―――あの子が剣に触れた瞬間、剣が消えた……あの子も上条当麻と同じ能力ということなのでしょうか」

神裂「それにしても、あの金属―――(先より、輝いて見えるが―――)」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:11:53.23 ID:4zoyMMAO
ステイル「このっ―――!」

佐天「よっ、っと」

佐天「(出来る―――何度でも、熱吸収できる―――けど)」

ステイル「塵は塵に―――灰は灰に―――!」

佐天「うわっ!(けど、このままじゃ防ぐだけ―――反撃しないと)」

ステイル「吸血殺しの紅十字――!」

佐天「うりゃっ!(そういえばさっき、熱放出ってやった気がするけど―――)」

ステイル「チッ―――」

神裂「交代です、ステイル。どうやら貴方では相性が悪すぎる。準備もせずに戦うには少々酷でしょう」

ステイル「・・・そのようだね。彼女たちは僕が預かろう」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:13:40.76 ID:4zoyMMAO
佐天「(えっと……熱吸収とは逆ベクトルで考えて―――)」

神裂「それではいきます―――先ほども言いましたが、おとなしくしていれば手荒なことはしません」

佐天「(エネルギーを放出するイメージ……それも、出来るだけ直線。螺旋型の方が威力上がるかな?)」

神裂「……聞く耳もたず、ですか。いいでしょう、それでは―――)」

佐天「(―――よし、イメージ完了!これで―――)」

神裂「―――七」

佐天「第四波動ォオオオオオオオッ!」

神裂「せ―――え?」
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:14:36.37 ID:4zoyMMAO
三千度の炎を吸収し続けたそのエネルギーは凄まじいものだった。
その威力たるや、発動者の佐天涙子がその場に留まれず、反動で後ろに飛ばされるほどのものだった。

佐天「あうっ!」

ステイル「なんだあの熱量……」

佐天「あわわ……びっくりした。あんなに威力あるなんて―――って、相手死んでないよね!?」

神裂「…………」

佐天「あ……生きてた」

神裂「―――――」

佐天「あの……大丈夫ですか?」

神裂「―――やかましいこのド素人が!」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:15:31.86 ID:4zoyMMAO
佐天「」ビクッ

神裂「下手に出てりゃいい気になりやがって!!」

佐天「」ガクガク

神裂「やさしくしてやるって言ってんのによォ!」がっ

佐天「ごふっ」バタン

神裂「―――っは!」

神裂「あわわわ一般人になんてことを……」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:16:47.75 ID:4zoyMMAO
ステイル「やれやれ……とにかく、この娘も病院に運ぼう」

神裂「そ、そうですね」


こうして佐天涙子の奇妙な夜は終わった。
しかしこの時佐天涙子は思いもしなかったのだ。
これから自分が、科学と魔術の世界に巻き込まれていくことを―――

第二部 完
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:19:48.54 ID:4zoyMMAO
佐天「ん・・・・・・ここ、病院?」

佐天「確か私―――そうだ、あの時あそこで戦って、それで」

ステイル「目が覚めたかい」

佐天「うわあっ!?」

ステイル「君に危害を加えるつもりはないよ」

佐天「は、はあ……」

佐天「(どういうこと?なんでこと人がここに?わけわかんない)」

ステイル「さて、君には聞きたいことがある」

佐天「は、はあ……」
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:19:53.71 ID:eqjZ7foo
C
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:20:41.63 ID:4zoyMMAO
ステイル「君のその手……僕の魔術を打ち消していたみたいだけど、君も幻想殺しとかいうのの類かい?」

佐天「え・・・幻想殺し?魔術・・・・・・?」

ステイル「・・・まずった。やれやれ、何も知らない、本当にただの一般人だったか」

佐天「え、っと、あの……貴方達は、悪い人じゃないんですか?」

ステイル「その悪い人というのがどういうのかは知らないけど、良い人ではないだろうね」

佐天「じゃあ、やっぱり昨晩のあれは人さらい―――!」

ステイル「・・・何勘違いしているんだ。あれは彼女らをこの病院に運んでこようとしていただけだ」

佐天「えっ」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:21:40.30 ID:4zoyMMAO
佐天「すっ、すみませんでしたーっ!」ズザザー

ステイル「・・・それが土下座か、初めてみたよ」

佐天「(うう……早とちりで攻撃だなんて……最低だ、恥ずかしい……)」

ステイル「まあいいさ、何も問題はなかったしね」

ステイル「それより問題なのは君だ……一般人が、こちら側を見てしまったことが問題だ」

佐天「え・・・」

ステイル「おそらく君のような学生には信じられないだろうが、昨晩のあれは魔術という。
       科学とは別の方法で自然にアプローチした学問だよ。
        本来これは君のような学園都市の学生が知ってはならないことだ」

佐天「は、はあ・・・」

ステイル「そこで・・・僕は君の記憶を消そうと思う」
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:23:09.02 ID:4zoyMMAO
佐天「え・・・記憶を消すって」

ステイル「勿論、今君に意思確認をしているのは、僕が君に興味を持ったからだ。
      僕の魔術を、何も知らず打ち消した、というその能力。おそらくただの能力とは違うんだろ?」

佐天「まぁ・・・そうですけど」
                             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ステイル「だから、君もあの少年と同じように、もしかしたらこちら側の何かかもしれない。
      それで、だ。君が平和な、ただの学生に戻りたいのなら僕は君の記憶を消す。
      しかしそれを望まないのなら―――そのままでもいいと思っている。ただし、他言無用だけどね」

佐天「(記憶を―――)」

ステイル「安心しろ、記憶を消すと言っても一瞬だ。痛みはないよ」

佐天「――――――。私は、
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:24:02.89 ID:4zoyMMAO
佐天「私は、記憶を―――消さないでほしいです」

ステイル「――――そうかい。なら、それでいい」

ステイル「しかしさっきも言ったように、他言無用だ。それと、少しの間監視をつけさせてもらう。それでもいいかい?」

佐天「・・・・・・はい」

ステイル「わかった。それじゃあ、身体には気をつけて。
       女の子が無理をするもんじゃないよ」

佐天「はい・・・ありがとうございます」

バタン
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:24:48.19 ID:4zoyMMAO
佐天「ふー・・・魔術、か」

佐天「なんだか、よくわかんないことになっちゃったな」

佐天「でも、この能力だってそんなもんだし・・・」

佐天「・・・うーん、ちょっと散歩してこよっかな」

テクテク

佐天「幻想御手以来だなー、病院って。でもまあ、普通そんなに来ないよね」

ギャーイタイタイ
トーマノバカー

佐天「なんだろ、騒がしいな・・・・・・」
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:25:47.06 ID:4zoyMMAO
いん「もー、知らないんだからー!」バタバタ

佐天「あれ・・・あの人って、昨晩の?」

佐天「・・・あああああ、やっぱりはやとちりだったのかー恥ずかしい―死にたいー!」

佐天「記憶消して貰えばよかったー!」

ヨカッタノカイ・・・

佐天「ん?さっきの子が出てった病室から・・・?」


医者「よかったのかい?記憶喪失だと伝えなくて」

上条「いいんですよ・・・・・・俺は、とにかくあの子の悲しむ顔は、見たくないんです」


佐天「・・・記憶喪失?」
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:26:46.32 ID:4zoyMMAO
上条「ふぅ・・・記憶喪失、か。まあ、なんとかなるかな」

佐天「あ、あのっ」

上条「うん?(やばい、いきなりピンチか上条さんは。病院で声をかけてくる即ち知り合いいやでもあれわけわかんない)」

上条「お、おおー、なんだ、どうした?上条さんは病み上がりでもう少し一人にしてくれると助かるなーなんて」

佐天「一応言っときますけど、私たち初対面ですからね?」

上条「(地雷だったー!)」

佐天「あの、それで・・・記憶喪失、なんですか?」

上条「・・・聞かれてたかー」

佐天「ご、ごめんなさい、盗み聞きするつもりなんてなかったんですけど・・・」

上条「いや、いいよ」
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:28:06.18 ID:4zoyMMAO
上条「それで、そんな上条さんに何か用か?」

佐天「いや、その・・・私、昨晩あなたがアパートから運ばれてくるのを見て、それで、大丈夫かな、って」

上条「・・・その話、もう少し聞かせてくれないか」

佐天「え?はい・・・」

佐天涙子は昨夜のことを話した。
白い光の柱のこと。二人の魔術師のこと。自分の早とちりのこと。
話してから「あ、他言無用だった。でもこの人は知ってるみたいだからいいか」と思ったのは内緒である。

上条「なるほど・・・ありがとな。正直、昔の自分がどんなだったのか知れるかもしれないと期待したけど、そんな甘くはないか」

佐天「う・・・ごめんなさい」

上条「あ、いやいやいいんですよ、上条さんはそんなこと全く気にしてませんから!」

上条「それより、俺が記憶喪失ってことは、誰にも言わないでくれ」

佐天「・・・それは、なんでですか」

上条「・・・いいんだよ、こんなこと誰も知らなくて。インデックスが助かって、それでハッピーエンド。
   何も犠牲はなかった。それが、一番の終わり方なんだ」
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:29:07.32 ID:4zoyMMAO
佐天「そう、ですか。なんだか、正義の味方、みたいですね」

上条「ははは、上条さんはそんな格好いいもんじゃありませんよっと。
   ただ泣いてる女の子なんて見たくないだけですー」

佐天「ははっ、だからそれが正義の味方みたい、って言うんですよ」

上条「ん、んー、そうかなー。俺はよくわかんないけど・・・」

佐天「そうですよー」



こうして佐天涙子と上条当麻の出会いは終わった。
この時誰も思いもしなかった。
この二人が、数々の事件に関わっていくということに―――

第2.5部 完
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:30:25.86 ID:4zoyMMAO
あの奇妙な夜から何日かが過ぎた。
私こと佐天涙子は、あれから暇さえあれば能力の練習をしている。
あの夜、吸収すべき場所は手首の金属で、吸収した熱は放出することがわかった。
そこから色々と試行錯誤した結果、いくつかのことがわかったのだ。

ひとつ。吸収した熱は時間経過と共に無くなっていくということ。
つまり、熱エネルギーを金属内に保存しておくことは無理、ということだ。
その都度どこからか熱を吸収しないと、あの夜出した「第四波動」は使えない。
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:31:02.89 ID:4zoyMMAO
ふたつ。自分の身体が熱に対して耐性ができてきたこと。
以前うっかりお湯を手にこぼしてしまった時、熱いなと思っただけで、火傷を負わなかった。
別に吸収しているわけではないけれど、どうやらこのおかしな能力が自分の身体を少し変化させたようだ。
正直ちょっと怖い。

みっつ。ある程度の熱を身体で吸収した時、身体能力が少し上がるということ。
もしとっさのことで金属でなく身体で吸収してしまった場合、一体どこまで耐えられるか。
それを実験している時に、つい吸収しすぎて、その、うん、ほら。
ちょっと身体があれになっちゃった時、走りに行ったら凄く早く走れたのだ。
勿論、次の日筋肉痛になったけど。
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:31:50.01 ID:4zoyMMAO
そんなわけで、どうやらこの能力はまだまだいろいろ使い勝手がありそうです。
本当は左天さんに直接聞いてみたいけど、あれから一度も起きてきてくれない。
しょうがないので、私は今ランニングをしているのだ。
身体能力が上がっても、基礎の肉体は別にどうにも変化しない。
だから、上がった分に耐えられるだけの身体をつくろうと思ったのだ。

佐天「ふぅー・・・夏走ってもあんまり汗かかないのは特かなー。耐性で日射病にもならないしね」

佐天「ん、今日はこのくらいにしとこうかな。さーて、初春達のところへ遊びに行こーっと」
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:32:26.09 ID:4zoyMMAO
佐天「うーいーはーるー」

初春「あ、佐天さん……って、その格好、また走ってたんですか?」

黒子「一体どうしたんですの、最近になっていきなり走りこみだなんて」

佐天「ん、いやー最近ちょっと体重が気になりだしてねー」


そして、この能力のことはまだ誰にも教えてない。
何故かと聞かれると困るけれど、なんだか、まだ教える気にはならないのだ。
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:33:34.21 ID:4zoyMMAO
白井「まあ、初春はまだ仕事がありますからその辺りに座っててくださいな。もうすぐお昼休みですので」

佐天「はーい、っと」

固法「あら、佐天さん、またその本読んでるの?」

佐天「いやいや、今回は違う本ですよ」

初春「『熱膨張って知ってるか?ねぼし編』……最近熱関係の本読んでますよね、どうしたんですか勉強嫌いの佐天さんが」

佐天「んー、ちょっと身の回りでおきる現象に興味をもってね!」

固法「何にしても、知識を得ることはいいことね。わからない処があったらまた聞いてちょうだい」

佐天「はいっ、ありがとうございます」

それから、私は最近熱関係の本を読んでいる。
こうして色々な知識をとりこめば、この能力ももっと活かせると思ったからだ。
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:34:10.34 ID:4zoyMMAO
佐天「(とは言っても……書いてあること難しかったりするからなー。うー)」

佐天「(でもこれも強くなるためだよね……うん、人から貰った能力だけで満足してちゃ駄目だ。
    そんなの幻想御手と同じだもん。色々努力しないと)」

佐天「(―――それでも、結局始まりは左天さんが居なきゃ始まらなかったし、私自身の力じゃないんだけどさ)」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:35:01.61 ID:4zoyMMAO
左天≪そう卑下しなさんな涙子≫

佐天「左天さんっ!?」

初春「?何いってるんですか?」

白井「佐天さんは貴女でありませんの」

佐天「あ、うん、なんでもないよなんでも」

佐天「(どうしたんですか左天さん!というか今までなんで起きてこなかったんですか?)」

左天≪あー、わからん。が、気づいたら今だっただけだ。そもそも俺はもう死んでるんだぜ?≫

佐天「(あ……そう、でしたね)」

左天≪ほらほら、そうしょぼんとすんな。可愛い顔が台無しだろ?≫
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:36:00.09 ID:4zoyMMAO
左天≪それからな。そう思いつめるなよ≫

佐天「(え……)」

左天≪そもそも、お前が俺を助けよう、と思わなかったら始まってすらなかったんだぜ?
    その心はお前のもんだ。お前の心でその能力があるんだ。それは誇っていいことだろ?≫

左天≪だから頑張れ。お前のその心は、眠ってても伝わってきたぜ≫

佐天「(……はいっ、ありがとうございますっ)」ぐすっ

左天≪だから泣くなって、可愛い顔が台無しだぜ≫

佐天「(あはは、左天さんが泣かせたんですよ?)」



白井「いきなり佐天さんが泣きだしましたわ」

初春「なにそれこわい」
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:36:58.13 ID:4zoyMMAO
左天≪……ちっ、もう時間切れか。じゃあな、またそのうち会おうぜ≫

佐天「あ……(もうちょっと、喋っていたかったのにな)」

初春「どうしたんですか佐天さん、いきなり泣いたりして」

佐天「え?あ、ううん、なんでもないっ!目にゴミが入っただけだよ!」

初春「(ベタすぎワラタ)」

初春「まあ、いいですけど。何かあったら相談してくださいね」

佐天「―――うん。ありがとね、初春」

佐天「(何かあったら、か。この能力のこと、本当は言うべきなんだろうけど)」

佐天「(――――ううん、まだ駄目。まだ、これは左天さんのだから)」
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:38:34.21 ID:4zoyMMAO
固法「お疲れ様、今日は特にやることないし、もう帰ってもいいわよ。あ、でも何かあったら呼び出すからね」

白井「わかりましたの。それでは固法先輩も無理なさらないよう」

初春「ありがとうございます固法先輩、お疲れ様です」

固法「ええ、お疲れ様」


佐天「さーて、ご飯食べにいこっか」

白井「私はこれからちょっと用事があるので、抜けさせていただきますわ」

初春「そうなんですか?」

白井「お姉さまに呼び出されましたの。ああっ、この黒子を頼ってくださるなんて!至福ですわ!」シュンッ

佐天「あ、いっちゃった。便利だなあ、テレポートって」

初春「その分たくさん勉強したんでしょうけどね。難しいですからねー、演算」

佐天「(演算……そういえば、この能力、演算とかしてないな。やっぱり根本的に違う力になるのかな)」
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:39:13.76 ID:4zoyMMAO
初春「なんか久しぶりですねー、佐天さんとこうしてぶらぶらするのって」

佐天「私は暇だったけど初春がいそがしかったんだろーこのー」

初春「ううーすみませんー」

佐天「許さんぞ許さんぞーうりゃー」


学生「おい、あれ……」
学生「ああ……なんか、いいな」
学生「ああ……」
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:39:46.72 ID:4zoyMMAO
初春「あ」

佐天「ん?どしたの初春」

初春「いや、あれ」

佐天「え?・・・おお、巫女さんだ」

初春「凄いですね、私はじまて見ました」

佐天「私も初めて―――って、なんで学園都市に巫女さんがいるの?」

初春「さあ…」
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:40:43.64 ID:4zoyMMAO
初春「それにしても長い髪ですね」

佐天「うーん、まさに巫女!って感じの髪の毛だよね。ロングヘアーがトレードマークな佐天さんはちょっと悔しいなー」

初春「遠くの桃より近くの梅ですよ。佐天さんの髪の毛のほうが綺麗です」さらさら

佐天「んっ……もー、なにそれ初春、くすぐったいよー」

初春「さっきの仕返しですよーほらほらー」さらさら


お前ら「おい、あれ・・・」
お前ら「ああ・・・やべぇな」
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:41:45.37 ID:4zoyMMAO
そんなわけで夜になったんだ

佐天「ふぅー・・・今日の宿題おわり、っと」

佐天「なんか自主的に勉強するようになってから、宿題にも手がつきやすくなったなー」

佐天「・・・よし、ちょっと走りこみいってこよっかな」


佐天「はっ、はっ、はっ・・・」

佐天「はっ―――んん?」

佐天「(なんだろう、この感覚。空気が歪んでるみたいな・・・)」

佐天「・・・こっち、からかな」
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:42:32.82 ID:4zoyMMAO
佐天「この空気の層は―――(そっか、たぶん)」

佐天「(たぶん、熱に敏感になってるから、空気中の熱の感覚で―――)」

佐天「次はこっち―――」

佐天「次は―――って、何あれー!」

佐天「ビルが……崩れて……?」

佐天「―――っ!崩れたのが戻ってく……」

佐天「これって、もしかして……!」
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:43:03.04 ID:4zoyMMAO
佐天「(あれって・・・魔術、だよね)」

佐天「(……)」

佐天「……私が行って何かがどうにかなるわけでもないけれど」

佐天「それでも、もし何か出来るのなら」

佐天「私は、そのためにこの力を―――!」



佐天「なぜかビルの中に入れない・・・」
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:43:39.68 ID:4zoyMMAO
佐天「ううう……どうしよう、なんかよくわかんない壁みたいなので入れなくなってる」

佐天「・・・しょうがない。ここで待ってみよう」


タダオモイノママニゲンジツヲユガメテイルダケダモンナァ!
ウワアアアアアアアアアアアアアアアア


佐天「何、今の声……あ」

ステイル「ん……君は」
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:44:37.97 ID:4zoyMMAO
ステイル「人避けの魔術が張られていたと思うけれど……何故こんなところに」

佐天「え、あの、それは」

ステイル「まあいい。手伝ってくれ。女の子が女の子を一人で運ぶのは苦だろうからね」

佐天「え……って、上条さん?え、うわあっ!!」

ステイル「腕の一本とれてるくらいで騒ぎ立てないでくれ……っと、君たちにとっては珍しい光景なんだっけ」

佐天「あ・・・大丈夫なんですか・・・?」

ステイル「さぁ?病院には連れて行くけれど、死んだらそこまでさ」

佐天「えぇー・・・」
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:45:25.96 ID:4zoyMMAO
ステイル「ほら、呆けてないで手伝ってやれ」

佐天「あ、はい……(うう、初対面で間違って攻撃しかけたからなんかやりづらい・・・)」

佐天「あ、そうだ。少し火だしてくれませんか?」

ステイル「はぁ?なんでそんなこと」

佐天「いいからっ」

ステイル「・・・やれやれ」ボッ

佐天「ん……これくらいあればいっかな」

ステイル「全く、利用されてるみたいでいい気はしないね」

佐天「手伝うんだからお互い様ですよーだ」

佐天「(さて―――身体強化)」
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:46:21.32 ID:4zoyMMAO
佐天「よし―――あれ?昼間の巫女さん?」

姫神「誰。私。あたなのこと。しらない」

佐天「いやー、昼間に一方的にこっちが見ただけで……ああ、運ばれてるのはまたこのシスターさんですか」

姫神「知り合い?」

佐天「これもこっちが一方的に知ってるだけです」

姫神「そう。じゃあ手伝って。私には。大変。箸より重いものを持ったことが無い。それが私。魔法少女」

佐天「(やばいこの人電波だ)」
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:47:04.84 ID:4zoyMMAO
こうして佐天の特に意味のない一日は終わった。
しかしこの時まだ気づいていなかった。
これが原因で、上条当麻と佐天涙子が急接近することに―――

やったッ! 第三部 完!
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:48:22.76 ID:4zoyMMAO
―――その後、病院にて

いんなんとか「結局とーまは今回も女の子のためにたたかったんだね!」

上条「ちょ、まだ右腕完全にくっついてないんだからやめろ!リンゴ食ってろ!」

いんなんとか「わぁーリンゴ以外にもいろいろあるんだよ!こんなとーまのためにこんな良いものを買ってきてくれるなんて、
          よっぽど懐のあたたかい人だったんだね!」

上条「いや、まあ、それはどうだろうな」

姫神「なんで私が空気」
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:49:36.86 ID:4zoyMMAO
佐天「やさしい所もあるんですね」

ステイル「別に。さっきもアイツに言ったように、一応の形式さ。それより、だ」

佐天「はい?」

ステイル「あそこには確かに人避けの魔術がはってあったはずなんだけどね。
      どうして君は侵入ってこれた?」

佐天「あー、いや・・・私はどうにも熱に敏感らしくて。その熱の歪みとか、そういうのを追ってたらいつのまにか」

ステイル「・・・・・・熱の歪み、ね。君のそれ、本当に科学の能力かい?」

佐天「えっ?」

ステイル「僕もいちいち科学側のことなんて知らないけどね。そっちの能力は一人につき1つなんだろ?
      だが君は、熱を吸収し、熱線を放ち、熱を感知し、さらに身体能力を上げるという技を見せた。
      これはどういうことだ?科学側というのは、そこまで進んでいたのか?」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:50:46.11 ID:4zoyMMAO
佐天「う、その・・・(どうしよう、本当のこと言ったほうがいいのかな)」

ステイル「・・・ま、興味はあるけど、話したくないのなら言わなくてもいいさ。
      けどね。あまり不用意に魔術側に近づかないほうがいい。
      いや、魔術側というよりも、『こちら側』かな。今回はよかったものの、戻れなくなるよ」

佐天「戻れなくなる・・・?」

ステイル「言葉の意味なんてわからない方がいい。
       さて、僕はそろそろ行こうか。ああ、そういえば、監視なんて初めからつけてなかったよ。
      こちらも、そこまで暇じゃなかったんでね」

佐天「え・・・監視つけてなかったんですか?」

ステイル「『一応一般人』の君を監視するのはこちらとしても気分がよくない。
       だから、もう一度忠告しとく。『こちら側にはくるんじゃない』よ」

佐天「・・・はい」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:51:44.57 ID:4zoyMMAO
佐天「(監視・・・つけてなかったんだ。ついてると思ってずっと我慢してたんだけどな・・・」

佐天「・・・っと、ステイルさんに会って忘れてた。私お見舞いにきたんだった」


佐天「どうもー上条さん」

上条「ん?あ、ああ、前に一度会った……誰だっけ?」

佐天「あはは、そういえばまだ自己紹介してなかったですね。佐天涙子って言います」

上条「佐天さんか。こんな場所に何しにきたんだ?」

佐天「何ってお見舞いに来たにきまってるじゃないですか。
    昨夜あんなんになってるの見たんですから、こない方がおかしいですよ。
    でも、割と元気そうで安心しました」
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:51:50.67 ID:LsCj3wAO
一方さんまだかな支援
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:52:26.32 ID:4zoyMMAO
上条「昨夜……って、まさかあそこにいたのか?!」

佐天「いやぁ、中に入れなくて外で待ってたら、血まみれの上条さんを担いだステイルさんが出てきてびっくりしましたよ」

上条「そっか・・・まあ、あの中に入らなくてよかったよ」

佐天「?そうですか。それより、怪我の具合は?」

上条「医者の腕が随分よかったみたいでな。ほら、問題なく動くぞ」

佐天「おぉ・・・人の腕って一晩で繋がって動くようになるんですね」

上条「上条さんも信じられないですよ……ファンタジーとか言われたし」
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:53:12.93 ID:4zoyMMAO
佐天「けど・・・今回はなんで、事件に関わったんですか」

上条「ん?そんなの、助けたいと思ったからに決まってるだろ」

佐天「助けたいって・・・だから、それはなんでですか」

上条「なんでって、そんなの、困ってる人がいたら助ける。それが当たり前だからだよ」

佐天「・・・そのために腕一本きられたんですか?」

上条「あー、まあまさか切られると思ってなかったけどな。
    でもくっついたし、問題なしですよ」

佐天「・・・・・・(――――この人は)」
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:54:05.89 ID:4zoyMMAO
佐天「・・・・・・そんなの、間違ってますよ」

上条「はぁ?」

佐天「自分の身体を犠牲にしてまで人を助けるなんておかしいです。
    自分が死ぬかもしれないのに、それなのに他人を優先するなんて。
     そんなの人間として破綻してます。
     仮に今回は死にそうだったじゃないですか。
     なのになんでそんなに笑っていられるんですか」

上条「――――別に、他人を優先したとか、そういうんじゃないよ」

上条「ただ、助けられると思ったものを見捨てるなんて、そんなの間違ってると思う」

上条「だから助ける。それだけだ」

佐天「―――そう、ですか」

佐天「(今の私には、この人はわからない――――凄く遠いところにいるみたい)」
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:55:25.19 ID:4zoyMMAO
上条「それに、佐天さんもそうなんだろ?」

佐天「え?」

上条「俺がステイル達に運ばれてるところ見て誘拐されそうになってると思ってさ。
    それで奪還しようなんて。見ず知らずの人のためにそんなことするなんて、そっちのほうがすげぇじゃねぇか」

佐天「・・・そんなんじゃ、ないんですよ」ボソッ

上条「?ま、とにかく何もなくてよかったな。まーしばらくまた入院生活だけど」

佐天「・・・また、お見舞い来ますよ。それで、退院したら、よかったら一緒に遊びませんか」

上条「え?(まさか、これは俺にフラグ―――けどなんで?)」

佐天「なんだか、上条さんといろいろお話したくなっちゃいました。だからまた来ます。
    退院してからも、いろいろお話したいんです」

上条「あ、ああ。そんなの全然構わないぞ。むしろ大歓迎!(俺はいつフラグを立てたんだろう)」

佐天「へへっ―――よろしくお願いしますね」


こうして佐天涙子と上条当麻の交友がはじまった。
しかしこの時二人はまだ気づいていなかった。
次に起こる、学園都市最強と自分の友人を巻き込んだ、凄惨な事件が起こるということを―――

幕間 完
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:58:30.34 ID:4zoyMMAO
―――8月11日

御坂「〜♪〜♪」

佐天「御坂さーん」ノシ

御坂「あ、佐天さん」

佐天「どうしたんですか?随分機嫌いいですけど」

御坂「え?いやーなんでもないわよー」フリフリ

佐天「(何この御坂さんかわいい)」
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:59:13.57 ID:4zoyMMAO
御坂「まっ、たまにはそういう気分にもなるってことよー」

佐天「そうですか・・・」

御坂「っと、そろそろ黒子との約束の時間だから、それじゃねー」フリフリ

佐天「なんという違和感・・・っと、こっちもそろそろだね」

今日は上条さんの退院日だ。
まだあれから全然時間がたってないと思ったのだけれど、どうにもここの科学力があれば切れた腕をくっつけるくらい、
そんなに時間が必要ないらしい。
お見舞いに行く、とか言いながら、退院祝いに行っているのだから、なんともおかしな話である。
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 16:59:49.82 ID:4zoyMMAO
佐天「どもー上条さーん。退院祝いに来ましたよー」

上条「おー。そんなに気つかわなくてよかったのによ」

佐天「いえいえ、お見舞い来るとかいいながら結局来られませんでしたからね。あ、これお祝いのお菓子です」

上条「サンキュ。うちの腹ペコシスターが喜ぶぜ」

佐天「安物ですけどね」
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:00:26.30 ID:4zoyMMAO
――――8月15日

「なんでなんでなんでなんでなんで・・・!」

「ッハァ、何してンですかァ、格下がァ!」


――――8月19日

佐天「よっしゃー!宿題全部終わったー!」
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:01:17.73 ID:4zoyMMAO
上条さんの退院祝いをしたあの日から一週間が過ぎた。
その時上条さんの家にお邪魔させてもらったんだけど、あのシスターさんと巫女さんがいた。どうにも一緒に住んでいるらしい。
ハーレムじゃないですか、と言ったら「そんないいものじゃないですよ」と肩を落としていた。
その時私が台所へ立って退院祝いの料理をふるまったら、「るいこはすごいんだよ!こんな美味しいの作れるなんて!」と喜ばれた。
上条さんも「こんな美味しいもの食べられて・・・上条さんにもようやく幸運が向いてきたか?」とのたまっていた。
誰かに食べさせる機会なんてなかったから知らなかったが、私は料理ができる子らしい。
その時シスターさんに「また作りにきてくれると嬉しいな!」と言われ、私も料理は嫌いではないし、何より人に食べてもらうのは嬉しかったりする。

そんなわけで、今日は上条さんの家に行く日なのだ。
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:02:15.24 ID:4zoyMMAO
佐天「今日は何にしようかなー。最近のメニューと被ると嫌だろうし・・・電話してみよう」

plllllll pllllllll

いんで「はっ、はい!こちらかみじょうですがっ!」

佐天「あ、シスターちゃん?私だよー涙子だよー」

いんて「るいこ?あ、今日はるいこがご飯作りにきてくれる日だったんだね!」

佐天「そうそう、それでね?最近のメニューと被らないようにしたいから、最近食べたものを教えて欲しいんだー」

いんる「んー、私はなんでもおいしくいただくけど、おにくがいいなー。おにくーおにくー」

佐天「ん、りょーかいっ。じゃあ買い物してからそっち行くねー」

いんと「楽しみに待ってるんだよ!」ブッ
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:03:36.15 ID:4zoyMMAO
佐天「お肉かー。うーん・・・肉じゃがと、豚汁がいいかな。あと二品くらいつけたいけど・・・」

佐天「あれ?あれって・・・おーい御坂さーん」

ミサカ「・・・」

佐天「どうしたんですか?御坂さんは寮のご飯あるから買い物なんて来ないと思ってたんですけど」

ミサカ「その御坂とはお姉さまの事を指すのでは、と、ミサカはあなたの言葉から推測します」

佐天「へ?お姉さま?へー、御坂さんに妹さんなんていたんだー。すごい、そっくりだ」

ミサカ「妹、という言葉には語弊があるように感じられますが、おおむねその認識でよろしいでしょう、とミサカはざっくばらんに肯定します」

佐天「ふーん・・・?あ、そうだ。今晩のおかずを考えてるんだけどね、肉じゃがと豚汁と、あと何がいいかな?」

ミサカ「そうですね、副菜とスープですから、あとは主菜とデザートあたりで考えてみてはどうでしょうか、とミサカは一般的な意見を返します」

佐天「うーん・・・洋食関係はあんまりつくったことないけど、その辺りかなぁ。デザートはプリンとかどうかな?」

ミサカ「プリンですか。しかし私はプリンというものを食べたことがないので、どうかと聞かれても答えかねます、とミサカは残念そうに口にします」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:04:32.61 ID:4zoyMMAO
佐天「うぇっ、プリン食べたことないの?!」

ミサカ「はい、とミサカは素直に返事をします」

佐天「それは駄目だ!そんなの人生の半分以上を損している!」

ミサカ「そうなのですか?とミサカは訝しげに尋ねます」

佐天「そうだよっ・・・あ、妹さん、今時間ある?」

ミサカ「時間、ですか。実験開始まであと2時間34分31秒、指定の場所までの移動時間を考えても十分に時間はあります、とミサカは懇切丁寧に説明します」

佐天「実験・・・まあいいや、じゃあ買い物付き合ってくれない?」

ミサカ「それは構いませんが、とミサカはやることもないので返事をします」

佐天「よっし、じゃあついでにメニューも考えてね!」

ミサカ「・・・ハイ、私でお役に立てるかどうかはわかりませんが、とミサカは自信なくうなずきます」
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:05:18.63 ID:4zoyMMAO
佐天「今更だけど肉じゃがって主菜な気がしてきた」

ミサカ「そうかもしれません、とミサカは誤った知識を恥ずかしがります」

佐天「というか、じゃがいもと牛コマが安売りしてたのは大きかったね!妹さんも居たし、おひとり様パックの牛コマたくさん買えたよ!」

ミサカ「それはなによりです、とミサカは少し嬉しがります」

佐天「そんな妹さんにプレゼントです!じゃじゃーん!」

ミサカ「パッケージにプリンと書いてありますね、とミサカは見たままを口にします」
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:06:43.61 ID:4zoyMMAO
佐天「ちょっと高めの良いヤツを買ってみたよ。さっ、食べてみて食べてみて」

ミサカ「いただけるのですか?とミサカは期待を込めてたずねます」

佐天「いいよいいよー。だからさ、人生初のプリンの感想を聞かせてね?」

ミサカ「わかりました――――なるほど、これは」

ミサカ「口に入れた瞬間にバニラの香りが漂い、自然な甘さととろけるような柔らかさ、そして心地よい冷たさで、
     次々口にしたくなるような、まさに絶品ともいえるべき代物ですね、とミサカは正直な感想を述べます」

ミサカ「このカラメルソースが、少し飽きてきたころにアクセントとして出てくる所も特徴的ですね。
    苦みの中に甘みがあり、それがプリン本体と交わることによってさらに深い味わいを醸し出しているようです、
     とミサカは初めてのプリンに少し興奮気味で答えます」

佐天「そっか!喜んでもらえて何よりかなー」

ミサカ「こんな美味しいものを知らなかったとは、たしかに人生の半分を損していたのかもしれませんね、とミサカは自分の認識を改めます」

佐天「こちらこそプリンの素晴らしさを知ってもらえて嬉しいよ」

佐天「それじゃ、今日はありがとねー」フリフリ
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:07:38.72 ID:4zoyMMAO
ミサカ「・・・行ってしまいました」

ミサカ「こちら個体番号10032号、実験の観察及び一般人の立ち入り制限のため、実験場所へ向かいます」


―――上条宅

佐天「ごめんなさい、ちょっと遅くなっちゃいました」

いんぷ「待ってたんだよるいこ!さあ早くご飯つくってほしいかな!」

上条「悪いな、わざわざ。本当によかったのか?」

佐天「ご飯つくるの好きですからね、気にしないでください」

佐天「さて、それじゃ1時間ちょっとかかるんで、向こうでのんびりしちゃっててくださいね」

上条「そうか?ほら、インデックス、邪魔しちゃ悪いから向こうでごろごろするぞ」
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:08:26.65 ID:4zoyMMAO
そんなわけでご飯が出来たのである。

いんく「この肉じゃがすごくおいしいんだよ!おかわり!」

佐天「ありがとねー、いっぱいあるからいっぱい食べていいよ」

上条「肉じゃが豚汁ほうれんそうの和え物……だと・……なんという女の子。上条さんは感動のあまり泣きそうですよ」

佐天「大げさですって。これくらい普通に皆出来ますよ」

上条「いえいえ家の居候さんは食っちゃねくっちゃねで何も―――」

いんど「とーまー。それ誰のことかなー」

上条「やっ、やめろインデックス!今はご飯中だ!」

いんち「わかってるんだよ!もーとーまはすぐ人を馬鹿にしてー」
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:09:14.52 ID:4zoyMMAO
いんべ「ふー、お腹いっぱいなんだよ、もう食べられないかな」

上条「上条さんも久々にこんなに食べましたよ」

佐天「やれやれ・・・ここで終わるような涙子ちゃんじゃないんだなー、これが」

佐天「なんと!平行してプリンとか作ってみました!ちょうど固まってる頃合いかな」

いんが「なん……」

上条「だと……」

佐天「ちなみにこっちも大目に作りすぎちゃったけど、もう食べられないかな?」

いんわ「るいこ。この私を舐めてもらっちゃ困るんだよ」

上条「別バラって言葉、知ってるか?」
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:10:11.26 ID:4zoyMMAO
いんふ「」うめぇうめぇ

佐天「あ、そういえば今日珍しい人に会ったんですよ」

上条「珍しい人?」

佐天「私の友達の妹さんなんですけどね、今までプリン食べたことないって人でした」

上条「そりゃ珍しいな。人生の半分は損してる」

佐天「私もそう思ったんで、プリンあげたんですよ。すごく感動してました。
    あ、ちなみにその人が居たのでお肉たくさん買えたんですよ」

上条「ああ、おひとり様パックか。そりゃーその人に感謝しなきゃいけないな」

いんる「るいこ!プリンおかわり!」

佐天「はいはい」
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:11:21.63 ID:4zoyMMAO
佐天「さて、と。それじゃそろそろ片づけちゃいますか」

上条「それくらい俺がやっとくさ。佐天さんはそっちでのんびりしててくれ。良ければインデックスの面倒見て置いてくれ」

佐天「え?私もやりますよ洗いもの」

上条「いいからいいから。せめてもの礼ってことで」

佐天「そうですか?それじゃ、私は向こうで遊んでますね」

佐天「ほーらシスターちゃーん、ねこじゃらしねこじゃらし」

いんぱ「私はねこじゃないんだよ」


上条「ああ、なんかいいなぁ、これ・・・」
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:12:17.07 ID:4zoyMMAO
いんの「でもるいこのお料理ほんとうに美味しいね。ずっと作ってくれると嬉しいな」

佐天「それは上条さんにも迷惑でしょー」

いんれ「そんなことないんだよ。るいこがお料理してる所みながらなんか嬉しそうにしてたし」

佐天「ええー、なにそれー」

いんぅ「もういっそのことここに住んじゃえばいいのに」

上条「ぶっ!なに言ってるんですかインデックスさん!?」

佐天「あはは、ここは男子寮だからそれはできないかなー」

上条「(普通にスルーされた・・・なんかショック)」

いんあ「私住んでるし、別にいいと思うんだよ?」
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:13:10.51 ID:4zoyMMAO
そんなわけで

佐天「それじゃあそろそろおいとましますね」

いんで「んー・・・またご飯つくりにきてくれる?」

佐天「うん、また来るよ」

上条「それじゃ寮まで送ってくか。インデックス、留守番しといてくれ」

佐天「あ、いいですよそんなの」

上条「夜道を女の子一人で歩かせるなんて、そんな物騒なこと上条さんが許しません」

佐天「いえいえ、これからちょっと寄ってくところあるので」

上条「ん・・・そうか?(なんか拒絶されてるみたいでショックだ)」

佐天「はい。それじゃ、おやすみなさい」

上条「ああ、気をつけてな。おやすみ」
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:14:01.81 ID:4zoyMMAO
佐天「まあ別によるとこなんてないけどさ。あんまり気つかわせてもね」

佐天「さて、それじゃ走って帰りますか」



―――路地裏

「ハハハハハハ!」

「う……ぐぅ……」
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:14:47.41 ID:4zoyMMAO
佐天「っと、到着。うん、なかなかペース上がってきたかな」

佐天「それじゃちょっと、能力の練習しよっかな」


佐天「ん……(火のもつ熱エネルギーをイメージして……吸収。今回は身体に吸収できる量を上げてみようかな)」

佐天「……(―――最初にお湯の温度を吸収した時は、これくらいだったっけ。結構耐えられるようになったな)」

佐天「……(―――よし、こんな感じ、かな)」

佐天「……しまった。吸収したけどどう発散しよう」
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:15:33.47 ID:4zoyMMAO
佐天「そうだ……少しずつ熱を出せば、お湯沸かせるかも」

佐天「第四波動(小)ーっ」

佐天「んー……うん、いい湯加減」

左天≪まさか第四波動で湯を沸かすとはなぁ≫

佐天「左天さんっ!久しぶりですね」

左天≪そうなのか?外の時間の感覚はよくわかんねぇな≫

左天≪しかし、その様子だとなかなか慣れてきてるみてぇじゃねぇか≫

佐天「えへへ……ちゃんと練習してますから」
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:19:14.41 ID:4zoyMMAO
左天≪そんなお前に御褒美だ。その能力について教えてやるよ≫

佐天「!本当ですか!」

左天≪まあ全部は教えねぇがな。そもそもその能力は『フラグメント』って名前だ≫

佐天「フラグメント・・・・・・」

左天≪ああ。そういや、俺が別の世界から飛ばされて来た、って話はしたか?≫

佐天「別の世界?初耳ですよ・・・」

左天≪そうか。じゃあまずはそっからだな≫
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:20:30.24 ID:4zoyMMAO
左天さんの話は驚くことばかりだった。
まず、左天さんはこことは違う世界から、時空転移のフラグメントを持った能力者によって転移させられたということ。
その世界ではフラグメントを持つ人たちのことを、ニードレスと呼んでいるということ。
そして、その世界では常に争いが起こっており、その原因のひとつに左天さんがいるということ。

左天≪―――そういうわけで、俺は数え切れないくらいの人を殺した≫

左天≪まだガキだった奴もいた。女もいた。だが殺した≫

左天≪どうだ?こんな過去を持った男なんざ、軽蔑したか≫

佐天「――――そりゃ、びっくりしましたけど」

佐天「でも、私は昔の左天さんを知りません。見たこともないです」

佐天「話を聞いただけで嫌いになったり軽蔑したりなんて、しませんよ」

佐天「それに、左天さんはあの時私を助けてくれたじゃないですか」

佐天「そんな人を悪い人だなんて思えません」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:21:11.47 ID:4zoyMMAO
左天≪―――甘ぇな、全く≫

左天≪まぁいいがな。だが俺は、その能力で人を殺してきたんだぜ?≫

左天≪そんな能力を引き継がされて、気持ち悪くねぇのか≫

佐天「うーん……包丁で人が殺されたからって、包丁を憎く思う人なんていませんよ」

佐天「能力だって同じです。別に、その話を聞いたからって、能力を嫌いになったりなんてしません」

佐天「道具は使いようですよん」

左天≪ああ、甘いな。甘すぎる。だがいいさ。それでいい≫
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:22:29.45 ID:4zoyMMAO
佐天「へっへー。この涙子ちゃん、別に過去を聞かされたりしたくらいでどうにもならないでよー」

佐天「それよりっ!ひとつ聞きたいことがあるんですけど」

左天≪ああ?≫

佐天「こっちの能力ってのは科学的に演算して行使するものなんですよ。
   テレポートなら座標を指定していろいろ演算してから、初めて使えるそうなんです。
   この能力もその必要はあるんですか?」

左天≪なるほどな。だがな、涙子。お前は車に乗る時摩擦力や運動量を考えながら運転するか?≫

佐天「いや、運転したことないからわかりませんけど」

左天≪あー……じゃあ、包丁を使うとき、物体の硬度と刃の太さ、摩擦力をいちいち考えるか?≫

佐天「そんなことするわけないじゃないですか・・・そんなの感覚ですよ」

左天≪つまりそういうことだ。この能力に複雑な演算はいらねぇ。
    感覚を掴め。それが一番だ≫
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:23:26.92 ID:4zoyMMAO
左天≪だが―――もしかすると、だ≫

左天≪涙子がもともと持っていた能力と俺の能力―――これが今涙子の脳の中にある≫

左天≪それを上手く合わせる―――つまり、俺の能力を感覚で、涙子の能力を演算で使えば、何か起こるんじゃねぇか?≫

佐天「私の能力って・・・私無能力者ですよ?能力なんて―――」

左天≪いや、ある≫

佐天「え―――?」

左天≪そもそもフラグメントとは脳の未使用な部分のカギを開けて使うもんだ。
     そして今俺は涙子の意識の中にいる。眠っている時に感じたが……俺の能力とは別の部分が活性化されてる感がある≫

左天≪もしかするとそれがお前の―――っと、そろそろ時間だな。じゃあ練習励めよ。ヒントは「固定概念にとらわれるな」≫

佐天「え?あ、左天さん?!」

佐天「返事が無い……」
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:27:05.88 ID:4zoyMMAO
佐天「・・・でも。もし左天さんの言うことが本当だったら」

佐天「私も、能力者に―――」

佐天「うん、なんだかやる気出てきた。けど、とりあえずお風呂はいろう」


―――入浴後

佐天「っふぅ。さて、それじゃ今日は寝ましょうか」

佐天「宿題も終わって、いい気分だなー、っと」




佐天「熱が発散しきてなかった……うぅ……」ゴソ
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:28:24.71 ID:4zoyMMAO
――――8月20日

佐天「ん……」

佐天「……そっか。あの夢」

佐天「あれ……左天さんの、記憶だったんだ」



初春「あれ、佐天さんどうしたんですかこんな朝早く」

佐天「それはこっちの台詞だよ初春。どうしたの?」

初春「いえ、昨日少し電気のトラブルがあって、データの復旧に呼び出されたんですよ」

佐天「へぇー・・・その電気のそれって、御坂さんだったりして」

初春「えー、あるわけないじゃないですか、そんなことー」

佐天「いやいやー御坂さんならあり得るかもよー」
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:29:30.11 ID:4zoyMMAO
白井「・・・・・・ふぅ」

初春「おはようございます、白井さん」

佐天「おっはようございまーす」

白井「おはようですの」

佐天「・・・?なんだか元気ないですね」

白井「なんでもありませんの」

初春「白井さんっ!」ずいっ

白井「な、なんですの?」

初春「・・・辛いことがあったら、相談してくださいね」

白井「・・・。ええ。そうですわね」
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:30:26.48 ID:4zoyMMAO
初春「御坂さんの様子がおかしい?」

白井「ええ、一週間ほど前はおかしい程機嫌がよかったのに、4日前ほどから急に沈んでしまわれてて」

佐天「うーん・・・・・確かに一週間くらい前は機嫌よかったなー」

白井「だから心配で心配で・・・ああ、お姉さま!気を病んでいらっしゃるのでしたらこの黒子に!この黒子に相談を!」

初春「少しずついつもの白井さんに戻ってきましたね」

白井「あ・・・そう、ですわね」

白井「ふぅ・・・やはり誰かに相談すると気が楽になりますわね。ありがとうですの、初春、佐天さん」

佐天「何言ってるんですか、友達なんだからそれくらい当然ですよ!」
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:31:52.35 ID:4zoyMMAO
佐天「さって、それじゃ私はお茶くみ係兼パシリ役でもやってましょうかねー、っと」

初春「佐天さん、はやく緑茶いれてください」

白井「私は紅茶ですの」

佐天「なんという友達づかい・・・あ、そうだ。そういえばこの前御坂さんの妹さんに会ったのよ」

白井「お姉さまの?そんな話は聞いたことありませんが」

佐天「え?あ、じゃあもしかして、御坂さんって妹がいるとか、そういう家族構成がばれるの嫌なタイプなのかな―――って」

佐天「でも妹さん常盤台の制服来てましたよ?」

白井「それこそありえませんの。もしお姉さまに妹がいて、その方も常盤台の生徒だとしたら、この黒子の耳にその話が入ってこないわけがありませんもの」

佐天「んー?おっかしいなー」

初春「もしかしてそれは佐天さんの想像の産物なのではないでしょうか」

佐天「違うよ!ちゃんと一緒に買い物したし、プリンだって食べたもん!」
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:32:30.28 ID:4zoyMMAO
初春「でも御坂さんの一番近くにいる白井さんでさえそんな話を聞いたことないなら、御坂さんにはあまりその話をしないほうがいいかもしれませんね」

白井「そうですわね。人にはそれぞれ、知られたくないことくらいありますでしょうし」

佐天「そう、そうかな・・・うん、そうだね」

初春「ほらほら、はやく緑茶いれてくださいよ」

白井「私は紅茶ですの」

佐天「なんという友達づかい」
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:33:21.53 ID:4zoyMMAO
―――時刻、昼時

初春「あ、もうこんな時間」

白井「そもそも今日は非番でしたし、そろそろ帰りましょうか」

佐天「あ、じゃあ久々に今から御坂さん呼んで4人でどっかいきましょうよ」

白井「残念ながらお姉さまは補習ですの」

佐天「御坂さんが補習?ふーん……」

白井「ですから今日は三人で行きませんこと?」

初春「いいですね、あ、そうだ。私最近行ってみたい店がいくつかあって―――」
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:34:02.53 ID:4zoyMMAO
―――時刻、夕暮れ

白井「まさか初春があそこまで食べるとは思ってもみませんでしたの・・・」

佐天「ジャンケンで負けた二人が一人に奢りとは・・・」

初春「敗者なんですから文句言わないでくださいね」

白井「ま、仕方ありませんの。それでは私はこちらですので」
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:34:21.64 ID:LsCj3wAO
いやあペースが早くていいなぁ支援
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:35:14.32 ID:4zoyMMAO
佐天「はーい。それじゃまた」ノシ

初春「ごちそうさまでしたー」

白井「あまり調子にのらないことですわよ初春・・・次は容赦しませんの」シュンッ

初春「それじゃ帰りますか」

佐天「あ、私少し走ってから帰るから、初春は先に行ってて」

初春「う・・・なんですか、それはたくさん食べた私へのあてつけですか」

佐天「ふっふーん、べっつにー?日課のトレーニングをしようとおもっただけですよー?
    それに初春は少しやせ気味なんだから、大丈夫だよーほらほらー」

初春「きゃっ・・・もーくすぐったいです佐天さん、お腹なでないで下さいよー」

佐天「うんっ、全然無駄なお肉ついてないねー」すりすり

初春「んっ・・・はぁ・・・・くすぐ、やめ、さてんさぁん・・・」


学生「おい、あれ・・・」
学生「ああ、わかってる・・・・いいもんみたな」
学生「ああ・・・」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:36:08.18 ID:WySzEcMo
頑張ってるなー 支援 
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:36:16.28 ID:4zoyMMAO
佐天「さって、初春いじるのもこれくらいにして、それじゃまたね」

初春「はぁ・・・はぁ・・・う、はい、また・・・」


佐天「いやー初春の性感帯ってお腹なのかなー。途中でびくびくしてたし」

佐天「全く、まだ人がいる路上でびくびくするなんて、けしからんよね」

佐天「―――っと、あれ?御坂さん・・・と上条さん?」
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:37:09.88 ID:4zoyMMAO
佐天「上条さん、どうしたんですか?地面に座り込んで。それに御坂さんも」

ミサカ「あなたは・・・先日はプリンありがとうございました、とミサカは出合い頭に礼を言います」

佐天「あ、妹さんのほうか。ゴーグルしてなかったからわかんなかったなー」

ミサカ「ゴーグルとはこれのことでしょうか?とミサカは手にもった暗視ゴーグルを頭に着けながらたずねます」

佐天「おー、妹さんだ妹さんだ。で、何してるの?」

ミサカ「この人が缶ジュースを道路にまいたことが車両の通行の阻害になることを説明していたのです、とミサカは現状を説明します」

上条「別にまきたくてまいたんじゃねえよ……っと」
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:37:54.87 ID:4zoyMMAO
佐天「手伝いましょうか?」

上条「うん?いいよそんなの。悪いだろ」

佐天「いや、でも・・・」

ミサカ「あなたの行動が遅く既に車両の通行の害となっていたので拾いあつめてきました、とミサカはため息まじりに説明します」

上条「・・・」

佐天「あ、ほら、妹さん。そんなに持ってちゃ重いでしょ?私も持つよ」

ミサカ「そうですね、これでは次が拾えないので助かります、とミサカは素直に受け渡します」
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:38:47.05 ID:4zoyMMAO
上条「・・・・・・・やれやれ、後でなんかおご―――っぶ!」

ミサカ「どうかしましたか?とミサ―――」

佐天「妹さん、その格好でその姿勢だとぱんつ見えてます」

ミサカ「・・・なるほど。そういう趣味ですか」

上条「違う!断じてそういう趣味ではなくこれはあくまで不可抗力であり―――」

佐天「駄目だよ妹さん、そうやって隙ばっかり見せてるといつ噛みつかれるかわからないんだからね?」

ミサカ「?よくわかりませんが、忠告感謝します、とミサカは頭をさげます」

上条「誤解だ・・・不幸だ」
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:39:47.91 ID:4zoyMMAO
上条「悪いな、家まで運んでもらっちまって」

ミサカ「感謝の言葉はいりません、とミサカはぶっきらぼうに答えます」

佐天「まぁ少しはトレーニングになったしねー、っと。それじゃあ私はこの辺りで」

上条「ああ、今度なんか奢るよ。じゃあな」



佐天「さて、缶ジュースからとった熱でさくっと帰りますか」

佐天「けどびっくりしたなー。ずっと吸収してると凍るなんて」
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:41:20.61 ID:4zoyMMAO
佐天「熱を吸収し続けると凍る・・・そっか、当たり前といえば当たり前だよね」

佐天「というか、なんで今まで『熱いものからしか熱吸収ができない』って思い込んでたんだろ」

佐天「あ、そっか。これが固定観念、か」

佐天「熱を持つ、ってことは分子が振動してる、ってこと。
    だったら、そのエネルギーを吸収、つまり振動をとめてしまえば、凍るに決まってるよね」

佐天「おおっ、なんかまたこの能力のことわかったかも」

佐天「あれ?ってことは、だよ」


佐天「今ある熱エネルギーで分子運動を活発化したらどうなるんだろう?」
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:42:40.17 ID:4zoyMMAO
佐天「この能力の基本は吸収……放出するさいは熱線みたくなって出てくる」

佐天「でも昨夜、お風呂沸かした時みたいに、うまくコントロールすれば」

佐天「熱線じゃなくて、熱エネルギーを物体に送ることができたら―――それって素敵かも」

佐天「よしっ、ちょっと練習してみよっかな!」
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:43:31.41 ID:4zoyMMAO
―――2時間後

佐天「・・・・・・っだぁー!できない!なんでだ!」

佐天「おっかしいなー、理論的には出来そうな気がするんだけどなー」

佐天「どうしても熱線というか、ひとつのものにエネルギーを向けられないんだよなー。
    イメージは固まってるのに・・・」

佐天「・・・うーん、しょうがない。今日はもう寝ようかな」
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:47:03.23 ID:uAmpqoko
――――8月21日 朝

佐天「ん……ふぅっ……」

佐天「あー・・・なんか目覚め悪いなー・・・」

佐天「宿題も終わってるし・・・二度寝しようかなー・・・んん・・・」

147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:47:28.93 ID:E8yO9kUo
最初からやってるのか
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:47:54.28 ID:uAmpqoko
ピンポーン

佐天「うげぇ……誰だろ」

佐天「あーあ、結局起きなきゃいけないことになっちゃったなぁ……はーい、今出まーす」ガチャ

ミサカ「おはようございます、とミサカは爽やかに挨拶しました」

佐天「え……妹さん?なんでここに……?」

ミサカ「その質問からは二つの意味が汲み取れます、とミサカは考えます。
    ひとつ、何故あなたの家をミサカが知っているのか
    ふたつ、何故こんな朝からあなたの家を訪ねているのか
    とミサカは推察した意見を口に出しましたがいかがでしょうか」
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:48:23.24 ID:uAmpqoko
佐天「えっと、じゃあひとつ目で」

ミサカ「ストーキングしました、とミサカは端的に答えを述べました」

佐天「えぇ!?」

ミサカ「と言っても、昨日別れてから後をつけただけですが、とミサカは汚名を返上します」

佐天「いや、それがストーキングだからね?でもなんでそんなことを……」

ミサカ「ふたつ目の推察の答えですね。それはあなたが昨日これを落として帰ったからです、とミサカはあなたに金銭入れを手渡します」

佐天「あ、私の財布!」

ミサカ「まさか今のいままで気づいていなかったのですか?とミサカはやや肩を落としながら口にします」

佐天「う……まあ、まさか落としてたとは思ってなかったから……気付かなかったなぁ」

ミサカ「やれやれ、そんなことではスリにやられてしまいますよ?とミサカは忠告します」

佐天「はい・・・」
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:48:52.10 ID:uAmpqoko
ミサカ「それでは、とミサカは踵を返します」

佐天「え?もう帰っちゃうの?」

ミサカ「はい、私の目的は既に達成されましたので、とミサカは満足に答えます」

佐天「もし時間あるのならよってかない?ほら、これのお礼もしたいしさ」

ミサカ「・・・では、とミサカは御好意に甘えさせていただきます」

佐天「いやいやー、こっちもありがとね、わざわざ」
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:49:23.04 ID:uAmpqoko
ミサカ「お邪魔します、とミサカは頭を下げながら靴を脱ぎます」

佐天「どうぞどうぞー。じゃあご飯作るからちょっとその辺りで座っててね」

ミサカ「はい、とミサカはクッションを抱きしめながら布団の上に寝転がります」

ミサカ「・・・良い匂いです、とミサカはどこかアブノーマルな気持ちでつぶやきます」ボソッ

佐天「?何か言ったー?」

ミサカ「いえいえ何も、とミサカは全力で首を横にふります」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:49:55.05 ID:uAmpqoko
佐天「っと、出来あがりー。お味噌汁とご飯と目玉焼きと焼いたハム。そしてヨーグルト」

佐天「妹さん、お待たせー・・・って」

佐天「寝ちゃってる・・・私のベットの上で」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:50:24.00 ID:uAmpqoko
ミサカ「―――・・・―――・・・」すぅすぅ

佐天「んー・・・こうしてみると御坂さんそっくりだなー」

佐天「って、ご飯冷めちゃう。妹さん、ご飯できたよ?」

ミサカ「――・・・ん。
    ・・・すみません、惰眠をむさぼってしまったようです、とミサカは慌てて謝罪します」

佐天「や、別にいいけどねー」

ミサカ「・・・いい香りですね、とミサカは寝起きから一気に覚醒状態へと戻ります」

佐天「うん、ご飯できたからね。ほらほら、冷めないうちに食べちゃってちょうだいっ」
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:50:53.42 ID:uAmpqoko
―――食後

ミサカ「ごちそうさまでした、とミサカは手を合わせます」

佐天「はいっ、おそまつさまでしたー」

ミサカ「しかしあなたは料理が上手なのですね、とミサカは素直に称賛します」

佐天「あはは、あんなの大したことやってないよ」

ミサカ「そうなのですか?けれど私には出来ないことです、とミサカは残念がります」

佐天「妹さん、料理したことないの?」

ミサカ「ええ。知識はありますが実際にしたことはありませんし必要性もありませんでした、とミサカは淡泊な人生の片りんを見せます」

佐天「ふーん・・・じゃあ今度一緒につくろっか!」

ミサカ「・・・それは魅力的な申し出ですが、残念ながら受けることはできません、とミサカは言えない理由を隠しつつ申し上げます」

佐天「?どういうこと?」

ミサカ「実験、とだけ。とミサカは答えます」
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:51:23.54 ID:uAmpqoko
佐天「その実験って、前も言ってたけど、なにしてるの?」

ミサカ「……パスをとります。コード××××××××××」

佐天「え・・・?」

ミサカ「……回答できなかったことにより、実験の関係者ではないとミサカは断定します」

ミサカ「よってあなたに実験の詳細を答えるわけにはいきません、とミサカは心苦しく思います
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:51:54.49 ID:uAmpqoko
佐天「うーん……よくわからないけど、まあいっか!妹さんは妹さんだからねー」

佐天「ねぇ、妹さん。これから時間ある?」

ミサカ「時間、ですか。次の実験が始まるまでのことを指すのでしたら、十分に時間はあります、とミサカは答えますが」

佐天「よっし、それじゃあ今日は私と遊びに行こう!初春達は最近忙しくて構ってくれないんだよー」

ミサカ「それは別に構いませんが、とミサカは内心心躍らせながら返事をします」

佐天「じゃあ準備するから待っててねー」

ミサカ「ハイ・・・・・・と言うやいなやミサカはベッドの上にたおれこみます」

ミサカ「・・・・・・布団の中に、まだぬくもりが残っています、とミサカはまたもやアブノーマルな思考をしていしまいます」
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:52:23.27 ID:uAmpqoko
――――喫茶店

ミサカ「……」

佐天「ど、どうしたの妹さん?メニュー見てかたまっちゃって」

ミサカ「いえ、知識では知っていましたが実際に来るのは初めてなので、とミサカは興奮気味に返答します」

佐天「喫茶店にきたことないとは……うーん、さすがお嬢様、なのかなぁ?」

ミサカ「時に、これはこの中から選択し注文すればよろしいのでしょうか?とミサカは知識と現実の整合性を確認します」

佐天「そうそう、あ、ちなみにこれトッピングとかもできるからね。例えば――――」

ミサカ「―――なるほど、とミサカはシステムを完全に把握します。それでは――――」

ミサカ「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソース
  モカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノをひとつお願いします、とミサカはやや息切れ気味で注文します」

佐天「」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:52:54.32 ID:uAmpqoko
ミサカ「とても甘いです、とミサカは生クリームをスプーンでつっつきます」

佐天「別に全部しなくてもよかったのに……」

ミサカ「いえ、これはもともとこのつもりで注文したのです、決してわからなかったわけではありません、
    とミサカは少々焦りつつも弁解します」

佐天「・・・ぷっ、あはははは!やっぱり妹さんって変わってるよねーかわいいー」

ミサカ「違います、私はもともとこれが欲しかったのです、
   とミサカは恥をこらえつつ再度弁解します」

佐天「いいよいいよー、だってプリンしらなかったお嬢様だもんねーかわいいー」うりうり

ミサカ「本来ならとても屈辱的な気分になるのでしょうが、何故だかあなただとあまり
    嫌な気持ちになりません、とミサカは不思議に思います」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:53:23.30 ID:uAmpqoko
―――夕暮れ時近く

佐天「あー楽しかった!なんかすごく新鮮な気分だったなー」

ミサカ「終始いじられっぱなしだったような気がします、とミサカはあなたの性の意地悪さを攻めてみます」

佐天「・・・嫌だったかな?怒っちゃった?」

ミサカ「……いえ、不快感のようなものは感じられません、とミサカは人間ぶった言葉を吐いてみます」

佐天「ん……・そっか。ならよかったっ」
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:53:53.36 ID:uAmpqoko
ミャー

ミサカ「・・・・・・ネコ」

佐天「うん?・・・・・・あ、本当だ。捨て猫かな?かわいいー」うりうり

ニャーニャー

佐天「うりうりーおでこ気持ちいいかーうりうりー」

ミサカ「・・・・・・」

佐天「うりうり・・・ん?どうしたの妹さん、ネコ苦手なの?」

ミサカ「いえ、ミサカが苦手なのではなく、ネコがミサカを苦手なのです、とミサカは言葉遊びのようなことをしてみます」

佐天「?どゆこと?」
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:53:54.25 ID:LsCj3wAO
なんか泣けてきたんだけど支援
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:54:23.43 ID:uAmpqoko
ミサカ「ミサカの身体からは常に微弱な電磁波が出ています。それは人間には特に影響のない微々たるものですが、
    ネコなどの動物にとっては少々影響のあるもののようです、とミサカは自分の体質を恨めしく思います」

佐天「へぇ、なるほど……あ、恨めしくってことは、ネコ好きなんだ?」

ミサカ「好き、かどうかはわかりませんが、嫌いではないですね、とミサカはどっちつかずな返答をします」

佐天「ふふっ、なるほどねー。じゃあ、はい、これ」

ミサカ「・・・?これは、パンですね、とミサカは渡されたものを答えます」

佐天「レッツ餌付け!嫌いでもエサにつられて仲良くなれるかもしれないよ?」

ミサカ「・・・そんな簡単なものではないと思いつつついついエサをやってみようと思います、とミサカはパンを細かくちぎります」
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:54:54.62 ID:uAmpqoko
ミサカ「・・・・・・」

ムームー

ミサカ「・・・・・・・・・・・・」

ミー

ミサカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ずいっ

ミャーフシー

ミサカ「・・・」しょぼん


佐天「(やだ、なんか可愛いかも)」
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:55:23.80 ID:uAmpqoko
ミサカ「・・・やはり駄目なようです、とミサカは少々涙をこらえて結果を報告します」

佐天「う、うん・・・」


上条「あれ・・・佐天さん、と―――御坂か?」


佐天「ん・・・あ、上条さんだ」

ミサカ「かみじょう・・・ああ、昨日の缶男ですか」

上条「缶男て―――って、妹の方か。昨日はノミ、ありがとな」

ミサカ「・・・別にあなたに感謝されるためにしたわけではありませんよ、とミサカはぶっきらぼうに答えます」
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:55:53.94 ID:uAmpqoko
上条「そうかい。で、二人で何してるんだ?」

佐天「一緒に遊んでて、今は妹さんがネコと交友を深めようと努力してるところですよ」

ミサカ「―――ですが、やはり無理なようですね。やれたれ、このままでは保健所に引き取られてしまいます、
   とミサカはある男の方を向いたつぶやきます」

上条「・・・・・・。待て、待て待て待て、ちょっと待て。俺は知らないからな?!」
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:56:24.46 ID:uAmpqoko
ミサカ「そうですか、そうですね。あなたにとってこのネコがどうなろうと知ったこっちゃないですもんね、
    とミサカはこのネコの将来を見据えます」

上条「う・・・・・・」

ミサカ「このまま放置されたネコは保健所へ引き取られ、実験動物にもならないまま
    神経ガスで徐徐に徐徐にその命を――――」

上条「もうやめてくれーっ!」

佐天「(妹さん結構えげつないなあ)」
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 17:57:11.26 ID:uAmpqoko
上条「というかそこまで言うならお前が飼えばいいだろ!」

ミサカ「あなたは今までの会話を聞いていなかったのですか?それとも聞いていて尚その質問なのですか?
    だとしたらとんだ理解力の無さですね、とミサカは鼻で笑います」

佐天「妹さんは体質的に動物に嫌われるんで飼えないんですよ・・・あーあ、どこかにかっこよく
   引き取ってくれる人いないかなー」

ミサカ「そんな人がいたら一瞬で惚れてしまいますね、とミサカをちらりと視線を送ります」

上条「・・・・あーっ!わかったよ!ちくしょう、どうせこうなると思ったよ!」

佐天「さっすが上条さん!かっこいです!またご飯作りに行きますね!」

ミサカ「昨日の件の謝礼としては妥当なところでしょう、とミサカは当然のように申し上げます」

上条「こいつら・・・はぁ。まあいい。けど、名前くらいお前がつけてやれよ?」

ミサカ「では・・・イヌ」


上条佐天「」
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 18:01:14.22 ID:LsCj3wAO
まぁシュディンガーよりはましだよなwwwwwwwwwwwwwwww
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 18:12:36.10 ID:3qWNS1ko
VIPに追いついたけどどうすんの
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 18:13:04.95 ID:YqZkCeI0
>>1はVIPと制作速報どっちでやるつもりなんだよ。だぶってるぞ
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 18:31:47.49 ID:xQDA21wo
あっちが爆撃で落ちたから
こっちでやってるんだろ
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 18:34:36.78 ID:u/VrOg20
今vipにも立ってるから聞いてんだろ
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 19:56:41.06 ID:uY5QkRYo
>>1はどうしたんだ、どこにいった
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 20:17:54.60 ID:BEZClsU0
>>168
シュレーディンガーじゃないかい?
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 20:27:12.95 ID:LsCj3wAO
>>174
そうなの・・・?素で間違ってたわ
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 22:08:52.86 ID:BEZClsU0
>>175
マジで?打ち間違いだと思たww

そんな貴方に猫の素敵なお友達とその「パーソナルリアリティー」をご紹介♪
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/エルヴィン・シュレーディンガー
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/シュレーディンガーの猫
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/量子力学
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/波動力学
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/波動方程式
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 22:37:52.52 ID:eAQQ1oSO
>>1はvipに来てるな
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 23:07:48.33 ID:nS3r8hEo
こっちはスクリプト爆撃避難所みたいなことか
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 23:08:48.96 ID:BEZClsU0
>>177様!もしかしてその>>1様とはこの方ですの!?
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1269615022/l50
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 23:15:27.21 ID:eAQQ1oSO
>>179
それ
181 : ◆oDLutFYnAI :2010/03/28(日) 01:59:08.16 ID:Dsk0mCQo
誘導されてきたよ
爆撃されてもアレだし、保守してもらうのも迷惑だろうからこっち移ってくることにすらー

とりあえず今日の夜9時か10時に再開できるようにする
つか立ってたとか知らんかったぜ
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 02:03:46.43 ID:OnJxVx2o
貼ってたの別人だったのねww
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 09:41:53.13 ID:nTdbAUDO
作者がこっちでやるのを知ってか知らずかみんなあっちでもめとるwwwwww

春の訪れですなー
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 09:45:51.30 ID:43WKBF2o
作者があっちでやるのを知らないのか寒い書き込みしとるwwwwwwwwwwwwww

ガキは外出て遊べよ^^;
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [デカイ針で釣れたお!]:2010/03/28(日) 10:12:49.10 ID:nTdbAUDO
コテ外してたの気づかなかったww
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 22:51:12.69 ID:JEWPJDIo
もうすぐ11時なのに>>1がこないでござるの巻
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:32:58.50 ID:uvpNvMwo
>>186
vipの方で書いてるよ
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:46:53.27 ID:JEWPJDIo
>>187
おおthx、明日まとめて見るわ
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 21:15:02.34 ID:P62RTrAo
規制されたー
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 23:13:49.00 ID:bbDwAd6o
>>189
>>1か?
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 23:31:09.90 ID:6sFPalY0
>>1っていうか作者?
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/30(火) 23:37:51.27 ID:P62RTrAo
いいえ
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/31(水) 02:27:45.12 ID:hMzp9JQo
なら無問題
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 20:33:12.09 ID:Loq9KWMo
Vipの方が規制に巻き込まれたのでこちらで乙!
リアルタイムは難しいかもしれないけど必ず見ますぜ
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 20:35:02.01 ID:thR3a2Qo
規制されてない奴、保守たのむなう
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 20:40:03.31 ID:Cv.1jewo
向こうは規制されてるから書き込めないけど
>>1乙でございます
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 20:43:08.91 ID:g02RoPEo
>>1乙ー
左天おにいちゃん・・・
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 20:43:43.18 ID:fhPF7Jso
乙よー、規制カナシイ
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 20:59:13.59 ID:iMzAayo0
誰か>>167の続きを貼ってくれないか?
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 21:00:39.45 ID:nnfgIwAO
てす
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 21:01:14.64 ID:8.3pEzMo
>>199
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1269615022/
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 21:05:45.05 ID:nslxHto0
てs
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 21:06:10.00 ID:iMzAayo0
>>201
dクス
読んでくる
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 21:06:11.71 ID:nnfgIwAO
>>199
>>201が貼ってくれたのとそのなかにあった>>1の張ったテキスト読めばすればおk
http://www.uproda.net/down/uproda011994.txt.html
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 21:13:19.46 ID:.HcjVgA0
ああやっと言える。
>>1乙!
読み続けるぜ俺はな。
楽しみにしてる。
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 21:28:29.73 ID:nslxHto0
芸人潰し
コメディアンブレイカー

黒柳徹子
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 23:44:22.18 ID:Loq9KWMo
次の話は打ち止めだっけインカ人だっけ
こっちでスレ梅話に乙
208 : ◆oDLutFYnAI [sage]:2010/04/02(金) 23:54:31.28 ID:zCxFMOko
vipのスレ1000狙ってたらとられたwwwwwwww最後に伸びんなくそwwwwwwww

一応予告みたいなのを。
たぶん、明日と明後日は忙しくて書けない。だから月曜日くらいになると思う。
できるだけ書き溜めするよう心がける。もし待っててくれる人がいるなら、迷惑かけてすまんね。
あと前スレで保守してくれた人たちありがとう。礼書くの忘れてた。
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 23:59:13.93 ID:PE3Il4Ao
1000取れたぜプギャー、っと
超期待して超待ってるから超頑張れ!
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/03(土) 00:01:39.14 ID:M.QY7R.0
このスレ中途半端なとこで終わってるけど、VIPの奴全部はるの??
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 00:06:45.26 ID:k7twsCgP
>>201
>>204でいいんじゃ
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 00:10:22.15 ID:ZMrxD8Eo
最後らへん規制されたから書き込めなかったわ
とりあえず今日は乙
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 00:38:47.83 ID:/5YtVMSO
>>208
全力で待機するぜい
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 02:02:39.31 ID:NbsEeNg0
             /:./:.:.:.:.:.〃:.:./:.:.:.:.:.;.:.:.;.:.:.... i  :.:.:.:.:.',:.:.:.',
             .'.:.':.:.:.:.:.:.:l:.:.:./:i:.:.:.〃: /:.:.:.;|:.:.:!:.:.i:.:.:......i..  V{
         ゝ  i:.:.|:.:.:l:.:.:.:.!:.:/|`ト、'1:.:/.:.:./ !:.:.:|:.:.l:.:.:i:.:.:l::.:.:.:.i〈
         )   |:.:.l:.:.:.!:.:.:.:!:/_j_ |:/、iVl:.:.:/ !:.:./!:,ィ:.:.l:.:.:|i:.:.:.:.|′
         ´)  ! ::ヘ:.:.|:.i:.;レ',.=ミト、.|'L/  |:.:;'イ:リ|:i:l|:.:.!:!:.:.:.:|
           j /::{.ヽ!:li1{ んリ」   ! レ  /j:/__」/_|川:.:;::|:.:.:.:l   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ,:.'::::::い.ト|:|!‘<d       ',ィぅY^V リ!:/::|:.i:.i:|   |  えっ
          ,′l::::.:ヽ_l l  ´^        {{h ノ^ レ:::::!::l:l !   |  明後日以降ですね!
            //::::|:::.:.:.:|::!          ,    `¨   /'7ハ_!:::!:!:!  |  全裸で待機してます
         //::/l::::.:.:.:l:ハ.           u /,彳/ ∨:リ  ノへ____________
       /_;/_ノ:!:::.:.:.:.l 丶    __       ,イ´://   V
     ,<::.ヽ..::`ー|:::.:.:.:.:!  \  ´ ′   _, ヘ://
      /  \::\、:.:|:::.:.:.:.:i:',     ンー¬:::::´:::.::.::.::`ヽ、         
.    i   、 \::.ヽ:l:::.:.:.:.:|::iー、 ′/|:::::.::.::.::.::.::.:/':.ハ
.    !    ヽ \::.:!:::.:.:.:.!::.l. /^\ |::.::.::.::.::.:://  i
    j       ,  l\!:::.:.:.:|::.::l::.::.::.::.::l::.::.::.:: // l  !亅
    〈: . .    '  l: : |:トi:.:.:|::.::.l::.::.::.:,'::.::.::/;.イ  ! ' {
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 02:42:24.16 ID:j8fNCYkP
佐天「ストリームディストーション!」 dat保存
tp://dat.vip2ch.com/read.php?dat=02216
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 04:40:19.06 ID:r4OKh1Q0
月曜日ktkr
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 07:52:13.79 ID:3JwfPWE0
てす
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 09:25:50.20 ID:2UDBRcUo
>>1来るの夜かな?
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 10:09:40.62 ID:0iNmiOI0
予定通りなら今夜来るかな
待ちくたびれて風邪ひいちまった
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 11:55:52.63 ID:Xs933.Io
221 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:16:14.61 ID:NrFIp96o
チラ裏
昨日6時に起きてさ。飯くってのんびりして、ちょっと外散歩して戻ってきたら親が起きててアニメ見てるの。
「何でアニメ見てるのさ」「いや、つけたらやってたから」「ふーん……こりゃあしゅごキャラ、かなぁ。俺はよく知らんが」
それ見ながらこれ最終回かなーこんな朝からアニメ見る子供いるのかよー、って言ってたらさ。なんか佐天さんの声が聞こえたの。
何が言いたいかってぇと早起きは三文の得ってやつだ。

その後夜バイトに言ってたら、5歳くらいの可愛い女の子がウォーターピッチャー持って「お水ください」って言って来たの。
俺はロリコンじゃなくてストライクゾーンが下までおkな人だから、ちょっとときめいて、
「じゃあどこのテーブルか教えてくれるかなー」って行ったら逃げられて、他の店員に同じこと聞いてた。
泣きたくなった。

そんなわけではってくよー。ほんの少し書きためられた。
222 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:17:13.37 ID:NrFIp96o
第六幕 

―――8月30日 昼 病院その後

plllllllplllllllll

佐天「はいはーい」

初春『佐天さんっ!さっき宿題終わったって言ってましたけど本当ですか!?』

佐天「本当だよ?一週間以上前に終わっちゃってるよ」

初春『写させてください!』
223 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:17:39.23 ID:NrFIp96o
佐天「あらあら、天下の風紀委員ともあろう初春サマが宿題写させてなんて言っていいのかなー?」

初春『うっ……何事も例外はあります!』

佐天「はいはい、都合のいいこと言わない」

初春『佐天さん、私はこう思うんです。私達は親友です。親友とは苦楽を共にし
    喜び二倍で悲しみ半減、そんな素敵スパイラルを――――』

佐天「初春さんや、私はこう思うんだ。親友だからこそ、甘くしない、ってね」

初春『うわああああああんっ!佐天さんのろくでなしー!』

佐天「えー」
224 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:18:13.74 ID:NrFIp96o
佐天「ま、今日一日頑張りなよ。それで終わらなかった分を明日手伝ってあげるからさ」

初春『やったッ!流石佐天さん!』

佐天「で?何が終わってないの?」

初春『……数学と、読書感想文と、科学総合です』

佐天「……それ、全部手つかず?」

初春『……はい』
225 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:18:49.79 ID:NrFIp96o
佐天「oh...とっ、とりあえず読書感想文と数学しよっか?科学総合は最悪写してもなんとか
   なるけど、数学の演算問題とかは初春自身のやり方じゃないとバレるでしょ?」

初春『ですよね……ううっ、じゃあ頑張ります』

佐天「うん、頑張れ……頑張れ」ピッ


佐天「……そんな簡単にできる問題じゃないと思うけど、アレは。あーあ、こりゃ先生に怒られるなー初春」

佐天「さて――――私も能力の練習しよう」
226 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:19:17.92 ID:NrFIp96o
――――公園にて


インデックス「あーっ!るいこるいこー!」

佐天「お、インデックスちゃん久しぶり」

インデックス「ねぇ聞いてよ涙子!とーまったらひどいんだよ?首を絞めるわ地面に埋めるわで(ry」

佐天「そっかーひどいねー(でも外見がアレだったって言うんだから仕方ないと思うなぁ」

インデックス「むー、その返事は真面目に聞いてない声なんだよ!」

佐天「そっ、そんなことないよ?」

インデックス「……まあいいけど。ところでこんなところで何してるの?」
227 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:19:46.46 ID:NrFIp96o
佐天「んー別に何ってことないけど……今から能力の練習でもしよっかなー、って」

インデックス「能力?るいこって無能力者じゃなかったの?」

佐天「まあそうなんだけど、いろいろ事情がありまして」

インデックス「ふーん……るいこの能力ってどんなの?」

佐天「え?あー、うーん……」

佐天「(どうしよっかな……インデックスちゃんなら見せても大丈夫だよね)」

佐天「(熱は―――っと、滑り台の手すりが良い感じに熱いかな。っと)第四波動(小)ー」
228 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:20:12.93 ID:NrFIp96o
インデックス「火……なんだか普通だね」

佐天「えぇー。まあ、確かに発火能力ってだけなら地味だけどさ……」

インデックス「……?あれ?その手首の、何かな。今までなかったけど」

佐天「……あ」

インデックス「……るいこのそれ、本当に能力?」

佐天「えっ?」
229 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:20:46.41 ID:NrFIp96o
インデックス「うーん……なんていうか、その金属見てると何かひっかかるんだよ。
       何かはわからないけど、科学的なものじゃなくて魔術的なものを感じるんだよ」

佐天「……えぇー」

インデックス「たぶん、魔術とはまた違うものかもしれないけど……うーん、思いすごしかも」

インデックス「それで、るいこはその能力の練習をするの?」

佐天「え?ああ、うん。まだ使いこなせてないからねー」

インデックス「あのね、私の知り合いにぱいろきねしすって能力の専門家いるんだけど、その人に教えてもらったらどうかな」

佐天「んー、でもこれは……!」

佐天「(待てよ?確か左天さんが私の能力は熱関係の何かだって……)」

佐天「(発火能力の専門家……もしかしたら、私の能力開発のヒントになるかもしれない)」

佐天「そうだね、もし教えてくれたら助かるかなー」

インデックス「ん、るいこは美味しいご飯作ってくれるからこれくらい朝飯前なんだよ!」
230 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:21:12.25 ID:NrFIp96o
――――小萌宅

佐天「(ここって……あの時ステイルさんと戦ったところじゃん!)」

インデックス「こもえーいるー?」

■■「いない。今。小萌先生は学校に行ってる」

インデックス「じゃああいさはお留守番?」

■■「……いろいろあって」

インデックス「ごめんねるいこ、こもえ今学校だって……」

佐天「ん、じゃあ仕方ないね。あ、ちなみに学校って何て学校?」

インデックス「何だっけ?」

■■「  学校。ちなみに。私は転校生になる予定」

佐天「そっか。ありがとねー」
231 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:21:38.33 ID:NrFIp96o
――――学校

佐天「ということで、トレーニングがてら、その学校まで来たわけですが……まあ暇だったし」

佐天「ここってアレじゃん、補習受けたとこじゃん……思い出されるあの地獄!ランニング!」

佐天「今なら問題なくこなせるだろうなー……っと」

佐天「えっと、どうしよっかな。職員室にいるかな?けどどこかわかんないし」

佐天「かと言って夏休みだし、生徒さんはいないしなぁー」

黄泉川「ん?その制服は柵川中学か?何してるじゃんこんなところで」

佐天「あっ」

黄泉川「お?」
232 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:22:05.63 ID:NrFIp96o
黄泉川「おー、お前あんときの中学生じゃん!……で、何してるじゃん?」

佐天「えーと、職員室ってどこですかね?」

黄泉川「それは質問の答えになってないじゃん……『何してるじゃん?』」

佐天「……あの、こもえ先生って人に用事が」

黄泉川「小萌先生か。職員室にいると思うから、ついてくるじゃん」
233 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:22:34.72 ID:NrFIp96o
佐天「(そういえばこの能力のことなんて説明すればいいんだろ。あー、私ってなんだかいつも考えなしに飛び出してるなー)」

佐天「(異世界からやってきたお兄さんから貰いました?なんというファンタジー)」

佐天「(かと言っても、正直に話すのも……御坂さんから止めとけ、って言われてるし)」

佐天「(……いや。インデックスちゃんの知り合いだし、それに、相談するんだから、正直に
    話さなきゃ失礼だよね)」
234 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:23:00.11 ID:NrFIp96o
黄泉川「小萌せんせー。お客だぞー」

小萌「お客?誰ですかー?……あー、あの時の補習の子ですねー。私に何か用ですかー?」

佐天「ちょっと、能力開発のことで質問があってですね……」

黄泉川「なんでうちの先生に?お前んとこのでもいいはずじゃん?」

佐天「あ、いや、友達から小萌先生が発火能力の専門家って聞いたんで」

小萌「ふぅーん……?いいですよー、じゃあこっちの部屋きてくださーい」
235 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:23:27.20 ID:NrFIp96o
佐天「佐天涙子です」

小萌「月詠小萌ですー。それで、私にわざわざ話を聞きにきたっていうことは、あなたは発火能力系なんですねー?」

佐天「えっと、それなんですけど……今から言うことは絶対他の人に言わないでほしいんです」

小萌「なにかワケありですかー?安心してください、私は生徒との約束は絶対に破りませんから!」


そして私は先生に自分の能力のことを話した。
左天さんのこと、この能力の特性、学園都市の能力とはまた別の力であるということ。
そして、それによって私自身の能力が熱関係にあるということを。
236 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:23:55.09 ID:NrFIp96o
小萌「oh...」

佐天「やっぱり……信じられないですか?」

小萌「……いえ、生徒の言ったことは信じます。けれど、一度その能力をみせてくれないですかね?
   話を聞いただけではわかりづらいところもあったので」

佐天「じゃあ、中じゃアレなんで、外で」
237 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:24:23.95 ID:NrFIp96o
佐天「ん……結構熱くなってるな」

佐天「じゃあ先生、この鉄棒触ってください」

小萌「……熱いですよ?」

佐天「―――――ん」

小萌「ひやっこくなった?なるほどーこれが熱吸収ですか」

佐天「それで、これを放出すると――――っと」

小萌「確かに、ここだけ見ると普通の発火能力ですねー」

佐天「あと、もう少し熱貰って―――よし、それじゃ次は身体強化で」
238 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:24:52.78 ID:NrFIp96o

小萌「……100m7秒台ですか。確かに、びっくりするほど速いですね」

佐天「たぶん、本職の身体強化系能力者には敵わないんでしょうけど……」

小萌「そうですねー、彼らにもいろいろありますが、速い人は5秒とかです」

黄泉川「いやいや、けど速さってのは疾さとの関係もあるじゃん?つまり瞬発力。お前さんの
    速さはどっちかというと瞬発力の方じゃん。ためしに反復横とびや他の科目も測定してみるじゃん」

小萌「そうですねー……って見てたんですか黄泉川先生!」

黄泉川「いくら人がいないからって、運動場でなんかしてたら私が気づかないわけないじゃん?
    で、そっちの子は身体強化能力者、ってわけじゃないみたいだが何者じゃん?」
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 13:25:08.05 ID:/qm2L8ko
お、始まってる
240 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:25:15.72 ID:NrFIp96o
小萌「うぇ……ど、どうしましょう佐天ちゃん、先生はいきなり約束を守れなかったです……」ぐすぐす

佐天「泣いてる!?いやいいですよ?この人にもお世話になったし……悪い人じゃないんでしょ?」

黄泉川「生徒を守るのが先生の務め、とモットーに警備員やってるじゃん。何、危ないと思ったら口外はしない」

佐天「えっと、それじゃあ」


説明中


黄泉川「oh...」

佐天「なんでみんなその反応なんですかね?」

黄泉川「そりゃあファンタジーなこと言われたら思春期特有のアレかと思うじゃんよ。が、まあ今の結果をみると
    そういうわけでもなさそうじゃん?」
241 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 13:26:05.67 ID:NrFIp96o
書き溜めオワタwwwwww10分ももたねえwwwwwwww
トイレいってからえっちらおっちら書くことにすんよー
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 13:31:36.63 ID:HjoOeyE0
俺ら「oh…」
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 13:34:02.32 ID:PBa7Sdk0
>>221
俺の胸で泣け
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 13:45:43.93 ID:FMLbNMwo
とりあえず乙
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 13:50:09.01 ID:3B5JAewo
>>221
俺「oh...」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 14:05:45.31 ID:kOtnhPso
キテター
247 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 14:06:57.94 ID:NrFIp96o
黄泉川「それじゃさっそく体力測定するじゃんよ。準備はいいか?」

佐天「あー、その、お気持ちは嬉しいんですけど、あんまりやりたくないなー、って」

佐天「身体強化って言っても基盤の身体自体には変化ないんですよ。だから、あんまり使いすぎると身体がおかしくなっちゃうんです」

佐天「一度本気で身体強化したら、筋肉と間接にかなりダメージきちゃいまして。一日中動けなかったんです」

黄泉川「……なるほど。小萌、どう見る」

小萌「うーん……佐天ちゃんの言うその能力……フラグメントは、たしか脳のリミッターを外す、とかいう原理でしたっけ?」

佐天「左天さんからはそんな風に聞いてますね。使われていない脳の部分のカギを外すことによって云々って」
248 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 14:30:48.61 ID:NrFIp96o
小萌「人間の身体って実はいつもは全然本気で動いてないんですよねー」

小萌「本気で動けばさっき佐天ちゃんが言ったようにすぐに身体が壊れちゃうんですよ」

小萌「それをさせないために、脳が無意識的にリミッターをかけて身体を抑制してるんですけど……もしかしたら、佐天たんのソレは、それが要因なのかもしれません」

黄泉川「……なるほどじゃんよ」

佐天「あの、よくわからないんですけど……」

小萌「ここの科学をもってしても、脳の仕組みとは完全に解明されていません。それが出来れば能力開発なんて簡単ですからねー。
   ですから、佐天たんの……この場合は左天さんの言うように、未使用の部分を使って能力を仕様するという方法もあながち否定はできないのです。
   そして、熱吸収―――能力使用時、つまり脳の未使用部分が活発化している時、リミッターが外れ、結果として
   身体能力が向上する、という仮説を今思いつきました」

佐天「うーん……わかるようなわからないような」

黄泉川「しかし小萌よ。全力で人間の身体を動かすなんぞ、そんなことしたら本当に身体が壊れるじゃん?とするるとだ」

小萌「はい。それだけでは説明がつきませんから、おそらく吸収した熱エネルギーをなんらかの別のエネルギーに変換し、
   それを動力、また身体の維持にまわしているのかもしれません。
   そもそもその能力が「熱を吸収」→「放出の際に攻撃として使える熱」と、ただ単純に熱を吸収放出しているのではなく、
   どこかでそのエネルギーが変換されているように思えますからね」

佐天「うおおおお……さすが専門家。本人にもわからないことをこんなすらすらと……」

小萌「勿論仮説ですからね?さっ、熱吸収、熱放出、身体強化……あとは、熱感知でしたっけ?」

佐天「熱感知って呼んでますけど……(魔術のことは言えないし、どうしよう)」

佐天「なんていうか、空気の歪みっていうか、違和感っていうか……そういうのが熱さでわかるんです」

249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 14:32:46.59 ID:DZX3uwDO
佐天たんwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
250 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 14:47:24.17 ID:NrFIp96o
小萌「熱に対しても耐性ができてるんでしたっけ?」

佐天「あ、はい。今ならかなりの熱さに耐えられますよ?」

小萌「んー……同系統能力者はその系統の能力に強いという特性をもっています。電撃使いに電撃は効きづらい。
    空間移動能力者に空間移動は使えない。これらはATM拡散力場によるものと考えられていますから、それに関しては説明がつきますが……」

小萌「熱感知、というのがどうにもよくわからないですねー……」
           サーチスキル
小萌「うーん……探索系統の能力なんですかねー……あれ?」

小萌「けど佐天ちゃん、幻想御手事件の時、葉っぱを操ったって言ってませんでした?」

佐天「あ……そういえば」

小萌「だとするとますます…・・・あ」
251 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/05(月) 14:52:16.07 ID:NrFIp96o
小萌「空気の歪み……熱……違和感……葉……」

小萌「……また仮定なんですが、もしかしたら、ですよ?もしかしたら、佐天ちゃんの能力は「熱操作」じゃないでしょうか」

佐天「……熱操作?」

小萌「正確には「熱量のベクトル操作」ですけど……だから空気の歪み=熱のベクトル変化を肌で感じられたのでは?」

佐天「んん……―――――あ、そういえば」

佐天「左天さんが言ってたっけ……「第四波動(小)なんざ器用なマネしやがって」って」

佐天「あれってつまり、私の熱操作が働いて放出する熱量を操作してたってこと……?」

小萌「なるほどー。これは、もしかしたらそういうことかもしれませんねー」




黄泉川「ちなみに私は専門的なことはわかんないから職員室に戻ったじゃんよ」
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 14:53:36.78 ID:kOtnhPso
じゃんwwww
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 15:04:21.33 ID:2we7/iE0
ATM拡散…だと
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 15:05:09.71 ID:o8jzWuso
きてたんだよ
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 15:35:33.36 ID:NrFIp96o
どうでもいいが小萌難しいな。テッラに見えてきた。もうやだ。
>>253うわあああああまた間違えてるううううう。


―――――夕暮れ時

佐天「お忙しいなかありがとうございました」ぺこ

小萌「いえいえーいいのですよー。それじゃあ能力開発頑張ってくださいねー?」

小萌「まずは「自分だけの現実」を見つけてください。話はそれからですー。ではではー」ふりふり

佐天「はーい」



佐天「「自分だけの現実」、か・・・・・」

佐天「あの時は出来なかったけど、今なら―――――」

佐天「――――よし。いっちょやりますか」
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 15:38:33.30 ID:oFfiL62o
>>253
お昼どきの銀行のATMでおばはんが中々終わらなくてイライラしてる後ろの行列から
発散されてる不思議エネルギーのことですね
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 15:46:08.61 ID:NrFIp96o
――――夜 自宅
佐天「さて……(目を閉じて)」

佐天「(集中――――――)」

     パーソナルリアリティ
―――自分だけの現実。
    あり得ない現実。起こり得ない現象。
    それらが『ただあるように在る』と錯覚する。
                                 パーソナルリアリティ
佐天「(「熱操作―――私の能力がこれだと仮定して自分だけの現実を構成する――――)」


―――世界に熱が溢れていることは承知。
    その流れを感知できることも自覚し。
    ならば創り出すのは容易い。 

佐天「(自分だけの現実―――『私だけの世界』。この世界を、私だけの意識で捉えること――――!)」


―――熱の存在を知覚し。
    熱の流れを察知し。
    熱の消失を感知し。
    熱の生産を観測し。
    熱の操作を可能にする――――


佐天「―――――視え、た。これが」

佐天「これが、世界か」
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 15:49:44.73 ID:FMLbNMwo
いいね
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 15:50:15.05 ID:NrFIp96o
中二臭くするためにきのこ節まねようとしたが挫折した。もういい。



佐天「凄……なにこれ」

佐天「熱……なのかな?矢印みたいなので視える……」

佐天「あ……そういえば身体検査の時、念視能力だけAだったっけ……それでかな」

佐天「――――痛ぅ」ズキン


佐天「……ん。視えなくなった……」
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 15:52:57.88 ID:pUhpzsc0
風操れるようになるの?
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 15:55:05.79 ID:NrFIp96o
佐天「いてて……いきなりこんなことしたからかな……頭痛いや」

佐天「けど……うん、けど……」

佐天「やったぁ……私、能力者になったんだ……!」

佐天「まだ熱を視るだけだけど……でも、でも……!」

佐天「やっと、私だけの能力が……ふ」

佐天「ふぅ……あ、あれ?なん、で……あ……そっか・……・…これが、うれし泣き、なんだ…・・」ぐすぐす



佐天「……うん。落ち着いた」

佐天「たぶん、感知はできたから―――それを視覚化した、ってことなのかな」

佐天「矢印は――ーそっか、この前物理で力の向きを表すのに矢印つかったから、それのイメージかな」

佐天「たぶん、まだ能力のレベル的には1かそれに届かないくらいかもしれないけど」

佐天「でも、これなら―――私は、強くなれる」
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 15:59:05.31 ID:NrFIp96o
佐天「よし、もう一度―――」


佐天「うん、確かにある。そして……このイメージさえあれば」

佐天「熱吸収を――――おぉぉ!凄い!空気中から熱吸収できた!」

佐天「それよりも何これ!矢印の向きがぐにゃぐにゃして―――いてて、駄目だ、頭痛くなってくる」

佐天「……ふぅ。けど、できた。第四波動もあるから、今はこの程度でも十分即戦力だね」

佐天「ふぅー……疲れちゃったなぁ。少し早いけど、今日はもう休もう」

佐天「明日小萌先生に連絡して、またいろいろ聞こう」



佐天「熱放出忘れてた……うぅ……」ゴソ...
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 16:01:20.97 ID:HhGqcsUP
おいもっと熱放出を掘り下げろよおい
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 16:08:17.78 ID:FPgEaADO
わっふるわっふる
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 16:08:59.24 ID:NrFIp96o
――――8月31日 AM0:00

佐天「……ん」

佐天「あ……目、覚めちゃったな」

佐天「えっとー……ああ、でも3時間も眠ったんだね。だったらいっか」

佐天「……ちょっと散歩でもしてこよう。そしたらまた眠くなるよね」



佐天「ふぅー・……夏も終わりとはいえ、まだまだ夜は熱いかなー」

佐天「うーん……学園都市は本当星が見えないなぁ。なんだか星空が懐かしい」

佐天「……駄目だ、らしくない。ホームシックにかかってるたい」

佐天「こういう時は走ろう。気も紛れるし」
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 16:16:08.12 ID:/fw2dNM0
oioiはじまってんじゃねぇかww
移動してたことに気付かなかったぜ
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 16:21:11.34 ID:NrFIp96o
佐天「ふー……この夏休みで随分健康的な身体になったかなー」

佐天「ほとんど毎日走りこみだもんね……あー、走るつもりでてて来なかったからなんか胸が邪魔げふんげふん」

佐天「そういえばこうして身体がつくりだした熱って能力につかえないのかなー……っとぉ!?」


一方通行「――――、……・!――!」

????「……・?―――?」


佐天「……あれ、一方通行と……なにあの毛布おばけ」

????「―――……。……?」

一方通行「    」

????「――――!――――――――!」


佐天「な――――」

佐天「何ィ―――ッ!!?あの学園都市第一一方通行別称白い悪魔が毛布をはぎ取った瞬間全裸の幼女が現れたーっ!?!!?」

佐天「こっ、これはまさか一方通行ロリコン疑惑!?それとも新たなる学園都市都市伝説発生の瞬間!?」

佐天「噂元は私その噂に尾ひれがつくことによって一方通行は完璧にロリコン疑惑が張られて――――おお!なんだかすごい絡め手な攻撃!」

佐天「こりゃあさっそく携帯カメラで―――あれ?」

佐天「あの子……御坂さんに似てる?」
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 16:21:52.59 ID:NrFIp96o
そして俺は絵書かなきゃならんから一旦ここで終わりだよ。続きは明日。絵の調子乗らんかったら今日の夜。
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 16:24:10.04 ID:25O.Qeco
絵うp
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 16:27:21.59 ID:Bk0oPIso

絵うp
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 16:40:26.59 ID:/fw2dNM0
なんだよ、俺の黒歴史(自由帳)が火を噴くぜ?
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 16:41:28.64 ID:NrFIp96o
絵書くとかいった俺も俺だか何言ってんだお前ら……

むしろ誰か佐天さん描いてくれお
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 16:43:17.57 ID:25O.Qeco
描いたことあるけど、そこまで評価よくなかた・・・
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 16:51:03.61 ID:NrFIp96o
しまったこいいうスレでは絵の話は禁句だったな、すまん。
忘れろも撃忘れてくれ俺は今から仕事だ、この話題はひっぱらないでくれ死ぬ
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 16:52:01.27 ID:TY/U7Cwo
引っ張らないから絵の調子が乗らないことを祈っとく
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 17:33:19.54 ID:uEyf4YQ0
乙待ってる

ところで熱放出専のやつがいなかったか?
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 17:35:56.56 ID:pUhpzsc0
前々スレのオナニー描写担当まだ?
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:00:29.43 ID:9rP0xfUo
佐天「ゴーヤ…・・・か」
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:04:01.41 ID:K4yjDm6o
しっかりしてる佐天さんが毎回熱放出を忘れるわけがない!
きっとそれを口実に日頃溜まった性欲をはっさbbbbbbb
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:41:45.03 ID:NrFIp96o
>>278
佐天「ひっ……このごりごりきもちいいいよぉ……」

初春「こんな野菜で感じるなんて佐天さんはとんだ変態さんだったんですねぇ」ごりごり

佐天「ひううぅぅっ!?らめらよぉういはるそんあにはやくうごかさないれぇぇええええっ!!!」

初春「ほらあパンツの上から撫でてるだけなのにこんなになってますよぉ?ほらほらほらぁ!」ごりごりごり


誰かたすけてくれ
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:53:47.40 ID:4ASzkWMo
こんな時どういうレスをすればいいのか分からないの
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:54:23.62 ID:5WJ6E3Ao
何やってんだお前
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:08:26.83 ID:WL0pAkSO
気分転換にそれで短編書き上げたら?
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:16:08.20 ID:kBqTPtMo
イ`
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:17:32.98 ID:CnMgh2SO
来てたのか
いきなり伸びててびっくりした
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:18:46.95 ID:NrFIp96o
事後

佐天「もぉー初春のばかぁー!」

初春「佐天さんだって公衆の面前でお腹なでなでしてきたじゃないですか!そのお返しです!」

佐天「だからってゴーヤで、その……アレな場所擦る馬鹿がいる!?」

初春「アレ?アレってなんですかぁー?私ばかだからわからないですぅー」

佐天「きぃぃぃぃぃ!!」


疲れたパトラッシュもう今日はいいよね
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:24:32.06 ID:9rP0xfUo
佐天「よーし、じゃあ初春に絆創膏を授けよう!」
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:31:44.12 ID:NrFIp96o
>>287
初春「絆創膏?どこも怪我してませんけど」

佐天「何言ってるの?これは乳首に張るんだよ?」

初春「」

初春「何言ってるんですか佐天さん!!」

佐天「だって初春の胸だったらブラいらないでしょ?一応言っとくけど私達まだ中学1年だったんだよ?」

289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:33:44.17 ID:NrFIp96o
佐天「初春だってさー必要なさそうなブラしてたって面倒だし邪魔でしょー?だから、はい、絆創膏」

初春「ばかぁー!」


その夜

初春「あ……絆創膏はってたけどいいかも……」

初春「んんっ……でもなんだか変なかんじに擦れて……ひぅっ!」


飯くってからまじめに書く。ごめんなさい。
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:37:54.69 ID:BZWyU/s0
いいぞ
もっとやれとは言わんが
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:43:59.95 ID:/qm2L8ko
とりあえず全裸待機すればいいのですか?
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:53:39.84 ID:pKOgwVMo
だからどうしたって話だが、フラグメント持ちって持ってるだけで身体能力やら生命力やらが強化されてた気がしないでもない
つまり何が言いたいかというと山田かわいいよ山田
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 20:09:17.30 ID:CnMgh2SO
>>292
というかニードレスじゃなくても、ブラックスポットで生きられる時点で全員すごい
あと山田が可愛いのには同意
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 20:09:54.52 ID:oFfiL62o
スピードのフラグメントとか身体の強度がものすごくないと自爆するな
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:33:43.56 ID:NrFIp96o
>>292
だがどう考えても「あれ?これおかしくね?」って感じのダメージ受けてもなんともなかったりするだろ?
だからたぶん、そういうことなんじゃないかなぁって思うんだけどどうだろ。まあ俺設定だ。つーよりこうしないとJCの身体能力じゃどうしようも……


――――8月31日 AM8:20

佐天「うーん……」

佐天「(昨夜……見た一方通行とミサカさんに似た幼女)」

佐天「(尾行したら廃墟みたいな家について……どうやら恨んでる人が荒らしてったみたいだけど)」

佐天「(なんだったのかなぁ……)」

佐天「……お」


ミサカ「―――――」

佐天「妹さーん!」

ミサカ「―――あなたは」

佐天「……っとぉ、妹さんは誰さんかな。10032さん?」

ミサカ「いえ―――私は検体番号14444のミサカです、とミサカは初対面であるあなたに自己紹介をします」

佐天「あ、じゃあ人違い、ってことになるのか。ごめんね?」

ミサカ「問題ありません、とミサカは答えます。ちなみに」

ミサカ「あなたの求めているミサカ、つまり10032はそろそろ調整が終わる頃でしょう、とミサカは教えます」

佐天「本当!?」

ミサカ「ええ。10032は怪我を負っていたことにより調整が遅れ気味なのです、とミサカは答えます。
    本来ならすでに調整は終わっていますから、とミサカは自分を例にあげて話します」

佐天「そっか……じゃあ、もうちょっとで会えるんだ」

ミサカ「……ふぅ。羨ましいですね、とミサカは嫉妬の心をあらわにします」

佐天「え?」
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:34:55.02 ID:NrFIp96o

ミサカ「私たちはたかだか複製ですから―――誰かにこうまで思ってもらえる10032が、とても羨ましく思えるのですよ、とミサカは私的な意見を述べます」

ミサカ「まあ私には関係ありませんが、とミサカは吐き捨てますが」

佐天「……もしかしてさ、寂しかったり?」

ミサカ「馬鹿なことを言わないでください、とミサカは動揺します。 
     私は今ある研究所で雇われ充実した生活を送っていますからとても満足です、とミサカは―――」

佐天「ふぅーん……なるほどねー。妹さんたちもそれぞれ個性があるんだね」

佐天「10032ちゃんは動物好きだったし……14444ちゃんは寂しがり屋なんだねー」

ミサカ「訂正なさい、とミサカは申し出ます。私は全然まったく寂しくなんかありませんから」

佐天「お、それから強情なのかな」

ミサカ「〜〜〜〜〜。もういいです、私は行きます、とミサカは赤くなる顔をおさえてかけだします」

佐天「あ、行っちゃった……かわいいなあ」

佐天「っと、初春に呼ばれてたんだ。急がないと」



――――初春部屋

初春「さてんさーん!!!」

佐天「おーよしよし、宿題は終わったかい?」
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:39:58.76 ID:NrFIp96o
初春「きっ、昨日で数学は終わらせました!頑張りましたよ私は!」

佐天「おーすごい。私は5日もかかったのに」

初春「ふふっ、無能力者と低能力者とでは格段に差があるのですよ!」

佐天「ふっふっふ。実は私も能力を手にいれたんだなぁーこれが!」

初春「え?嘘!?本当ですか佐天さん!」

佐天「もっちろん!ちなみに能力は熱のベクトルを視覚化することだよん」

初春「oh...」

佐天「え、何その反応。親友がついに能力者になったんだからもっと喜んでよ!」

初春「いやぁー……なんというか、微妙ですよね」

佐天「微妙!?確かに今は使いどころわかんないけどさ!」
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:43:37.11 ID:NrFIp96o
初春「ん、何にせよおめでとうございます佐天さん!ついに念願の能力者じゃないですか!」

佐天「えへへ、ありがとねー」

初春「こうしちゃいられませんね!すぐに御坂さんと白井さんに連絡してお祝いを―――」

佐天「残念ですが―――初春さん。今、あなたに課せられた使命は?」

初春「―――宿題です……」

佐天「うん、まあ、宿題なんてぱーっと終わらせてさ!」

初春「そっ、そうですよね!お昼までに終わらせましょう!」

佐天「じゃあ初春は科学ね!私は読書感想文考えるから」

初春「あれ?手伝ってくれるんですか?」

佐天「まぁ、読書感想文なんてやってもやんなくれも一緒だからねー」
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 21:45:38.58 ID:Bk0oPIso
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300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:50:22.92 ID:NrFIp96o
佐天「『――――かくして彼らの物語は幕を閉じる。
    暑い夏は終わった。残ったモノは何もなくただタタリという可動式が消えたことのみだ。
    だがきっと、彼女は得た。それは親友であり戦友であり、そして。これ以上言うのは無粋というものだろう。
    彼女の荒野に花が咲く。彼の道は常に変わらず。
    互いに交差することない人生。だがしかし、見えずとも、ここで得たものが支えとなることを信じて、彼女は往く。この果てしない道を』
    ――――っと、よっしできたー!あとはこれを初春が原稿用紙に写すだけだねー」

初春「はやっ!?もう終わったんですか?」

佐天「へっへー。私はどっちかというと文系だからねー。こういうのは得意なのさ」

佐天「そういう初春は……っと、もうすぐ終わりじゃん、えらいえらい」なでなで

初春「ん……って、子供扱いしないでくださいー!」

佐天「えー。でも宿題たよってきたしなぁー」

301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:53:52.20 ID:CnMgh2SO
第支援波動
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:53:58.82 ID:bk.pLvEo
読書感想文って未だにどう書けばいいかよくわからん
ほとんどあらすじ書いて終わらせてしまう
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:54:06.79 ID:NrFIp96o
―――AM11:30

初春「でっ、できたー!」

佐天「早っ!?初春だって相当はやかったじゃん、凄い凄い」なでなで

初春「えへへ……じゃなくて!あとはこの感想文を写すだけですね!」




初春「さーてーんーさーんー!何ですかこの文章!なんか、その、凄くアレですよ!」

佐天「えぇー。でも最後の「花が咲く」とか初春っぽくていいと思うよ?」

初春「確かに私の花は大事ですけどそれとこれとは違います!しかもこれ、漫画の感想文じゃないですか!こんなの出したら怒られますよー!」

佐天「でも出さないよりいいでしょー?それにやってもらったんだから文句いわないの。ほらほら、早く写した写した」

初春「うううう……恨みますからね、佐天さん!」カキカキ
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:57:37.93 ID:bk.pLvEo
まwwwwwwんwwwwwwがwwww
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:59:16.47 ID:NrFIp96o
>>302読書感想文の書き方サイトみたいなの出てくるから読むと掛けるようになる。俺はそれで乗り切った。

――――AM 12:40

初春「や、やっと終わりました……」

佐天「初春書くの遅いー。一時間以上かかってるよ」

初春「だって……いつもパソコンでしたから……書類とかも……」

佐天「はぁー。駄目だねぇ現代っ子は」

初春「佐天さんも現代っ子じゃないですかぁー……というか、内容がやっぱりアレですよ。もしかして佐天さん、自分の感想文もあんなの……?」

佐天「え?違うよ?あんな恥ずかしい文章、人に出せるわけないじゃーん。ちゃんと書いたよー」

初春「うわあああああああああ!佐天三のばかー!」

佐天「えー」
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 22:01:13.42 ID:OHEKpg20
佐天さんヒドイww
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:03:31.79 ID:k3uo6GYo
>>45
のバチだな
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 22:05:45.30 ID:/fw2dNM0
これはお互い様w
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:10:09.46 ID:CnMgh2SO
そういやこのSSの初春は冒頭から結構ひどかった
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:10:37.64 ID:NrFIp96o
―――地下街前 PM 01:30


白井「お待たせしましたの」ヒュンッ

御坂「お待たせー。さて……」

御坂「おめでとう、佐天さん。ようやく本当に能力者になれたのね」

佐天「えへへ、ありがとうございます」

白井「それで、どんな能力なんですの?」

佐天「『熱ベクトルを視覚化する能力』です」

御坂白井「oh...」

初春「ほらほら佐天さん!やっぱりこの反応が普通なんですよ!」

御坂「え?あ、、いやそうじゃないんだけどね!うん、でもいろいろ応用ききそうな能力じゃない?」

白井「そ、そうですの。それにまだ手に入れたばかりでしょう?ということはこれから視るだけでなく操ったりもできるようになるのでは?」

御坂「そうそう!佐天さん前の身体検査の時念動力はBだったんでしょ?つまりそういうことよきっと!」

佐天「うう……嬉しいはずなのに素直に喜べない……」
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 22:14:46.09 ID:oFfiL62o
このままいけばサーモグラフィーみたいな感知能力が
ヘビみたいだな
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:14:47.57 ID:NrFIp96o
御坂「ちょっと、佐天さん」

佐天「はい?」



御坂(その能力のことだけど……)
佐天(ああ……これは正真正銘私の能力ですよ?ちなみに、今は熱の向きさえ視えればそれで十分なんです)
御坂(そう……もし能力開発で質問とかあったら聞いてね?系統は違うけど、何かアドバイス出来るかもしれないし)
佐天「ええ、その時はまたお願いします)
御坂(なんたって、佐天さんは恩人だもの)
佐天(そんなことないですよ)



白井「あんなにお姉さまとくっついて……友達といえど羨ましいですわ佐天さん……!」

初春「(おなかすいた)」
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:15:33.80 ID:bk.pLvEo
保温より大分マシな気がする
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:17:03.91 ID:9rP0xfUo
初春が保温している物体の熱拡散の流れを見るとどうなっているんだろう
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:18:49.35 ID:DJTIPIDO
エツァリはパスか
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:20:28.91 ID:NrFIp96o
―――地下街 喫茶店

佐天「それにしても4人でそろうのひさしぶりですね」

御坂「?何言ってるのよ、この前一緒に遊んだじゃない」

佐天「え?……あ!(御使堕しの時か!)」

白井「佐天さんはこの4人で揃うのが久しぶり、ということなんでしょう。以前はお兄様がいらっしゃいましたから」

御坂「あ、そっか」

佐天「そうですよ?いやぁーやっぱり身うちがいると私も素でいられないっていうかー」

初春「佐天さんって身うちで猫被る人なんですか?珍しい」

御坂「でもまあ、確かにあの時の佐天さんはなんだか可愛かったわよねー。いつもは快活だけどなんていうか、乙女?みたいな」

佐天「えー何ですかそれー。私はいつだって女の子なんですけどねー」
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:21:29.93 ID:NrFIp96o
しまったぁああああああああああああエツァリ忘れてたぁああああああああああ!!!!!!
>>310以下はなかったことにするでござる!ござるござるござる!!!!1
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:22:29.07 ID:9rP0xfUo
もうここに乱入させるしか…
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:24:16.96 ID:NrFIp96o
というわけで>>305から続き。もう知らないんだからっ!


初春「みさかさんたちにでんわしたらみさかさんはようじがあるっていってました」

佐天「なんでいきなり棒読み!?まあ、いいや、用事があるな」

佐天「んーけど、それじゃあ何しよっか?」

初春「たまには二人で部屋でごろごろしましょうよー」

佐天「お、初春は私にごろごろで勝とうとおもっているのかー」

初春「ふふふー負けませんよー。宿題から解き放たれた私のごろごろ度ははんぱないですよー」

320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:24:54.25 ID:/qm2L8ko
バタフライ効果で何故か前日にエツァリがそげぶされたことにすれば良いんじゃないか?
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:25:38.78 ID:qXBZtYwo
どっちかの日にちをずらせば問題ないさ
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:28:22.24 ID:pKOgwVMo
エツァリってゴーレムの人だっけか?
巨乳眼鏡とかアクセロリータとかのインパクトのせいで思い出せない上に何か名前的に波紋疾走とかしてきそうなのしか浮かばない
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:28:33.75 ID:NrFIp96o
>>318うわああああああああその手があったかああああああああああああちくしょおおおおおおおおおおおおもう知らないよぉおおおおおおお

さてん「ねーういはるー」ごろごろ

ういはる「なんですかぁー」ごろごろ

さてん「よんだだけー」ごろごろ


ういはる「ねーさてんさんー」ごろごろ

さてん「なにー」ごろごろ

ういはる「おなかすきましたー」

さてん「えー」

ういはる「おなかすいたんですよさてんさんー」

さてん「つくるのめんどいー」

ういはる「たべるのめんどうですー」

さてんういはる「あはははははははははは」


ういはる「たまらないですねー」

さてん「ねー。このじぶんがだめになってくかんじがねー」

初春「それは佐天さんだけです」

佐天「えっ」
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:30:18.04 ID:/qm2L8ko
>>322
アステカの魔術師だよ。海原に化けてる奴
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:33:15.72 ID:M0MwA.AO
ゴーレムの魔術師って名前なんだったっけ?エリーだっけか?
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:37:39.68 ID:bk.pLvEo
あーそんなんいたっけ?
ゴーレム言われるまで思い出せんかった
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:39:01.27 ID:NrFIp96o
>>322あれだ、変装してた人。エツァリが海原スタイルでオーバードライブ座ったままの姿勢で御坂へジャンプ想像したらワラタ

初春「さて、と」

佐天「え?え?やめちゃうの?」

初春「だってお腹すきましたし」

佐天「んー……じゃあファミレスいこっか?作るのめんどうだし」

初春「そですねー」


――――PM3:00

佐天「なんだかお昼ってよりもおやつって感じになっちゃったね」

初春「そうですね……さ!今日は私が奢りますよ!」

佐天「えぇ!?いきなり何さ!?」

初春「そんなの決まってるじゃないですか。佐天さんが能力者になったお祝いですよ」

初春「佐天さんが今までどういう気持ちだったか知ってますから―――ささいなことですけど、これくらいします!」

佐天「うい、はる……」じーん

佐天「初春ぅ……私、初春が友達で本当によかったよぅ……」ぐすぐす

初春「何言ってるんですか……それに私達は友達じゃないですよ」

佐天「え……」

初春「し・ん・ゆ・う。ベストフレンドです!」

佐天「初春ぅーーーーーっ!」



俺達「なあ、あれ……」
俺達「ああ……なにあの茶番……」
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:40:38.15 ID:DJTIPIDO
なぜ初春に「あーいーすー」と言わせないのか
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:41:44.33 ID:pKOgwVMo
おk、おまえ等と禁書wwikiの力(主に噛みそうな名前のナイフ)で思い出したわ
アニメじゃ割と引っ張られもせずにそげぶされたあの人な
330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:43:54.29 ID:NrFIp96o
佐天「うっ……うっ……」ぐすぐす

初春「ほらほら、こんなとこで泣いちゃって。もう、仕方ないんだから佐天さんは」

佐天「だって……だってぇ……」

初春「何時もはお姉さんみたいなのに……ふふ、可愛いですよ佐天さん……」

佐天「……あのね、初春?」

初春「はい、なんですか?(やべぇ上目づかい涙目佐天さんやべぇ)」

佐天「初春が初めての人なんだよ……私が能力者になったことを教えた人」

初春「え……それって」

佐天「だって……私も、親友に一番に教えたかったから……」テレテレ

初春「佐天さん……ああ、もうっかわいすぎますよぅ佐天さぁんっ!」ギュッ

佐天「んっ……初春ちょっとはげし……」



俺ら「なあ、おい……」
俺ら「ああ・・・・・・・茶番が百合に進化した……」
331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:44:36.73 ID:Q2sBLSU0
俺らがちゃんと俺らで安心した
332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 22:45:10.66 ID:DJTIPIDO
俺「だがそれがいい」
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:49:12.31 ID:kOtnhPso
キマシタワー
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:52:31.71 ID:NrFIp96o
――――PM03:25

佐天「はいっ、初春、あーん」

初春「あーん……んぅっ、まらあひゅいひゃないれふかっ」

佐天「あははっ、ごめんごめん。でもさ――――熱がってる初春も、かわいいよ?」(イケメンAA

初春「佐天さん……」ドキッ


客「(なんだあの客……)」
店員「(もしかしてそういう関係なのかしら……?)」
ミサカ「(これはとてもとてもな映像を入手しました、とミサカは興奮を抑えながら盗撮します)」


初春「じゃあ次はこっちらか……あーん」

佐天「あーん、っと……?もー初春のいじわるー」

初春「でも……拗ねた顔の佐天さんが見たくって……」

佐天「あ、やだ……恥ずかしいこと言わないでよぅ……」


客「(うあああああ何この気持ちいいいいい)」
店員「(本当にできてるのかしらあの子たち)」
ミサカ「(あれがミサカ達の命を救ってくれた人とは思えません、とミサカは鼻血をぬぐいながら盗撮します)」
335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:53:50.60 ID:bqRReTIo
きゅんきゅんくるな
336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 22:56:28.71 ID:pUhpzsc0
http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQY-OlsDA.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQYzqBoDA.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQYwPxmDA.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQYjpFoDA.jpg
337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:56:42.66 ID:NrFIp96o
佐天「……」じーっ

初春「……な、なんですか佐天さん?そんな見られると食べにくいですよ?」

佐天「んー……ほっぺにクリームつけながらパフェ食べてる初春かわいいなあ、って」

初春「え?あ、もう!教えてくださいよ佐天さん!」

佐天「だって……そんな可愛い初春見つめてたら、そんな暇なかったんだもん」

初春「も、もう……しょうがないですね佐天さんはっ」テレテレ



打ち止め「ねぇねぇ、なんだか甘い空気が流れてくるの、ってミサカはミサカはもんもんしてみる」

一方通行「あァ?何言ってやがる」



抜け出すタイミング見失ったわ
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:00:13.30 ID:10FlArw0
頑張って抜け出せww
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:01:28.16 ID:kHUdtFso
イチャイチャ→熱発生→保温→第四波動 ですね、わかります
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:07:27.81 ID:/qm2L8ko
頑張れ。応援してる。
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:08:50.61 ID:NrFIp96o
>>336三枚目で萌えて四枚目でかな恵さんに萌えた。バット娘だったとは。ぴぴるぴ。
>>339お前天才だな。マジで驚嘆した。


―――PM 04:00

佐天「ふぅ、ごちそうさまでした」

初春「ごちそうさまでした」

佐天「……ありがとね、初春」

初春「ええ、まあこれくらい奢るのなら別に―――」

佐天「そうじゃなくてさ」

佐天「やっぱり、嬉しかったよ。誰かにこの能力を認められること。本当にささいな能力だけど、自分で手に入れたものだからさ。
    幻想御手の時みたいなのじゃない、本当の能力―――努力を、祝福してくれる友達がいて」

佐天「だから、ありがとね、初春」

初春「さ―――佐天さん……」じわ……

佐天「そっ、それにさ!可愛い初春も見せてもらったし!だからごちそうさま、みたいな!」テレテレ

初春「なっ……もー佐天さんったらー」テレテレ

佐天「あははは――――は?」




佐天「一方……通行?それから―――」

佐天「昨夜の、女の子―――」
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:11:17.94 ID:NrFIp96o
佐天「(店の外に一方通行。店の中に女の子。女の子はつっぷしてる……って!)」

佐天「初春!その女の子お願い!」

初春「え?え?」

佐天「あと支払いもお願い!」

初春「それは別に―――って佐天さんっ!?」


カランカラン   アリガトーゴザイマシター


佐天「―――待って!」

一方通行「……」

佐天「―――この……」

佐天「待ちなさいよ白髪野郎っ!」

一方通行「……あァ?」
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:15:08.06 ID:LHuhlSYo
>>341
ありがとう
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:20:30.58 ID:NrFIp96o
一方通行「テメェ……あン時の女かァ?」

佐天「色々言いたいことはあるけど聞きたいことはひとつ!あの女の子誰なのよ。昨夜いきなり毛布とったりしてたし」

一方通行「ンだよ、あそこにいやがったのかァ?クソッ、別に俺は異常性癖なンざねェからな」

佐天「別にそれは聞いてないけど……それより、本当に誰なのあの子。ちらっとしか見なかったけど御坂さんによく似て―――」

一方通行「……あの実験に首つっこンでわかンねェのか?」

佐天「似、て――――え?まさか」

一方通行「アイツも複製だ。じゃァな」

佐天「あ、待――――」

ガゴンッ

佐天「―――――!」

一方通行「ちょーっと黙っとけェ女……今ァ考えるのに忙しいンだよ」

佐天「(あの時は夢中でわからなかったけど―――何、これ)」

佐天「(心臓が早い。汗が多い。身体が冷える。めまいがする)」

佐天「(これが――――これが、第一位の、本当の―――)」



佐天「―――っはぁっ……はぁっ……」

佐天「……動けなかった。はは、すくみあがるって、ああいうことを言うのかな」

佐天「ヘビに睨まれたカエル……ははは、全く、情けないなぁ」

佐天「……ファミレスへ戻ろう」
345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:21:42.86 ID:MLlda6DO
ゴーレムのやつはシェリー=クロムウェルだっけ?
346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:23:26.84 ID:8O3MLAMo
シェリーとエリス
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:31:19.68 ID:NrFIp96o
初春「佐天さんっ!」

佐天「初春、その子いまどんな感じ?」

初春「凄い熱で……全然返事してくれないんです」

佐天「……(どういうことだろ。実験は凍結、なのにこんなミサカさんがいて、一方通行は殺さずにいて、今―――ああもうわけわかんない!)」

佐天「とにかく、救急車呼ぼう?熱があるならなおさら」

初春「はいっ!あ、そうだ、一応白井さんに連絡して――」

天井「君達……その子は僕の身うちなんだ。預けてくれないか?」

348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:33:12.69 ID:9rP0xfUo
てん…じょう……?
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:34:26.96 ID:4ASzkWMo
違うてんどんって読むんだ
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:34:45.25 ID:/qm2L8ko
wktk
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:35:08.19 ID:bk.pLvEo
てんいだろjk
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:36:20.76 ID:OHEKpg20
あっまぁぁぁぁぁぁぁぁ〜い
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:36:23.62 ID:DZX3uwDO
神ならぬ身にて天井の意志に辿り着く者…………レベル6!!!!!
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:37:16.49 ID:NrFIp96o
佐天「え―――」

初春「え、あ、そうなんですか?あの、今瞬間移動の風紀委員に連絡してすぐに病院に搬送できるよう手筈を整えますから―――」

天井「いや、いい。病院へは私が送ろう」

初春「でも、連絡さえつけばこっちの方が早いですし」

天井「そこまで迷惑をかけるのは悪い。この子の持病でね、定期的に熱をだす。何、私が持ってる薬を飲ませれば一時的に熱はさがるから―――」

佐天「あなた……本当に身うちの方ですか?」

天井「……何?」

佐天「だっておかしいですよ。持病ってわかってるなら一人で出歩かせたりしないし、そもそも―――
   ―――昨晩、あの第一位と一緒にいさせるなんてことしないはずですから」


天井「――――クソッ」

ぱんっ

佐天「―――――!!!!」

初春「―――――!!!!」

天井「……っ!!」


初春「……!女の子が……!」

佐天「―――拳銃なんて、絶対普通じゃないじゃない―――!」
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:40:55.03 ID:9rP0xfUo
ダッシュサテン!
356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:42:17.01 ID:2J0Eyos0
>>323あたりの佐天さんと初春と>>1がダメになっていく感じがたまらない
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:43:08.18 ID:NrFIp96o
佐天「(ベクトル視覚化―――!)」

佐天「(熱は―――ここか!)」

佐天「よし―――このぉっ!待てっ!」

天井「チッ!」

ぱん ぱん


佐天「づ―――ッ!」

佐天「ぐ、うううううううううううううう!!!!!!(被弾、した―――!)」

佐天「(足……大丈夫、かすっただけ!わき腹も―――かすっただけ!)」

佐天「(痛いけど―――でも、大丈夫―――!)」

佐天「待ってっていってるでしょうがぁぁぁっ!!!!」

天井「ひっ――――」

ぱん ぱん ぱん

佐天「い、ったぁぁぁぁぁぁっ……!!!」

佐天「つぅうぅうううっ……!(右足……甲が、撃たれた―――!)」

天井「は、ははは―――!」

ガチャッ  ヴゥーン・・・

佐天「くぅっ……(逃げられ、た―――)」
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:49:49.71 ID:euCCSiMo
T2みたいに生身で車を追いかけてんのかと思ったww
359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:50:33.13 ID:NrFIp96o
初春「佐天さんっ―――!血が、佐天さんっ、血出てますよ!」

佐天「知ってる……!初春!ファミレスのpc借りて!あの車の行き先を追おう!」

初春「あ、でもその前に手当て―――」

佐天「いいから!急いで!」

初春「はいっ!?」


佐天「―――大丈夫。これくらいなら、なんてことない」

佐天「足を撃ち抜かれたのはキツイけど―――幸い、大きな血管は無事みたいだし、血もそんなにでてこないかな」

佐天「本当運がいいなぁ、私……」


初春「佐天さん、見つけました!」

佐天「ん……どこここ」

初春「封鎖された研究所ですよ。なんでこんなところに来たのか知りませんけど」

佐天「そっか……初春、そこまでの地図、出してくれる?」

初春「……駄目です」
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:53:15.64 ID:9rP0xfUo
タフすぎる・・・おにいちゃん睡眠学習すごい
361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:53:58.14 ID:NrFIp96o
初春「そんな傷を負ってる人に……そんな情報渡せません」

佐天「な―――何言ってるのよ!人が攫われたんだよ!?だったらすぐに助けにいかないと―――」

初春「それは!」

初春「それは―――私達風紀委員や、警備員の仕事です。一般人の佐天さんは、手を出さないでください」

佐天「な――――」

佐天「そんな悠長なこと行ってられる事件じゃない!何されるかわかんないし、あの子の身体だって!」

初春「それでも、です」

佐天「―――そっか。わかった。じゃあ、私は私で調べる。どいて初春」

初春「……嫌です」

362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:59:31.51 ID:NrFIp96o
佐天「・……!どいてよ初春!」

初春「嫌です!ここをどいたら佐天さん行っちゃうじゃないですか!」

佐天「当たり前でしょ!助けにいかないと駄目なんだから―――」

初春「だから嫌なんです!」

佐天「何さそれ!初春は私が人助けとかするの反対するの!?」

初春「違いますよっ!だって、だって!」

初春「だって、今佐天さんを行かせたら危ないじゃないですか!」

佐天「……は?」

初春「撃たれたんですよ?死んでたかもしれないんですよ?足の傷だって血は出てませんけど、大けがなんですよ!?」

初春「そんな危ないことに―――大切な親友に関わってほしくないんです!」

佐天「―――そんなの」

佐天「そんな言い方は卑怯だよ……そんな風に言われたら、動けないじゃない」
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:04:03.79 ID:olkdmZco
ガシャアンッ

初春佐天「――――!?」

店員「てっ、敵襲ーっ!?」

上条「俺の課題どうしてくれんだテメェ―――!」

インデックス「やだぁっとーまのえっち!」

初春「あわわわわ何ですか!?能力者の喧嘩!?」

店員「あ、風紀委員さん!この人達どうにかしてくだしあ!」

初春「わっ、わかりました!あ、白井さんですか!?今第七学区の―――」



佐天「―――ごめんね、初春」

佐天「さて―――よし、ここか」
364 : ◆oDLutFYnAI [sage]:2010/04/06(火) 00:07:15.56 ID:olkdmZco
12時過ぎたし俺寝るwwwwwwwwwwwwwwねむてぇwwwwwwwwwwwwww
けどwwwwwwwwまあwwwwwwwwwwそれなりにwwwwwwwwwwwwかけたよな?wwwwwwwwwwwwww

目がwwwwwwwwいてぇwwwwwwwwwwwwもうwwwwwwww寝るwwwwwwwwww
おやすみwwwwwwwwwwうはwwwwwwwwwwwwうあhwwwwwwwwww

最後に聞きたいが、戦闘シーンとかきのこ節で書いても大丈夫かしら。かしら。
まああんまり上手くないけど、真面目に書こうとすると地の文いるもんねぇ。ただ拒絶反応ある人もいるし、その辺りは考慮したく思い早漏
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:08:35.57 ID:kcx5QSAo

おやすみー
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:13:15.21 ID:nQ9Jq/Mo
おつかれ
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:13:32.34 ID:vgo106oo

別に構わんと思う
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:14:17.62 ID:RjA1nKA0
もうちょい説明口調臭さがなくなればいいなぁと思う
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 00:19:47.60 ID:ATmRdR20
佐天さんが><
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 00:20:30.99 ID:ATmRdR20
おつかれーい
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:20:55.92 ID:LvUWWNco

大丈夫だと思う
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:24:00.23 ID:sP1uI1wo
佐天さんカッコよすぐる
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 00:57:32.82 ID:ydEZaQQ0
このペースは他の作者も見習うべきだな
おつかれさま
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 01:36:03.38 ID:HcbKM6E0
再開したと思ったらもう終わってたでござるの巻
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 02:04:47.82 ID:0ZV.O5.0
続ききてたか、乙
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 05:30:26.45 ID:AZxPl..0

377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 13:26:09.83 ID:77PYFIDO
乙 続き楽しみにまってるよ
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 14:35:24.39 ID:c81hp8Y0
初春飾利「ゾク・・・これがレベル5の力・・・」
の続編VIPに立ってるな
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 14:46:13.55 ID:81gfCXIo
規制で過疎ってるときはSSやりづらくないかな
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 15:48:39.82 ID:tK3mCEM0
地の文は轟ッ!とか肺の空気が〜とかノーバウンドで〜とかガギギギッ!とか書けばいいと思うよ
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 17:15:18.04 ID:4vawHlU0
まだかなマナカナ
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 17:39:30.32 ID:6wk54mg0
のくす牧場って製作速報/パー速のss拾ってくれないよね
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 18:21:47.74 ID:olkdmZco
>>368 難しいがやってみるよ

>>380 かまちー体か……恥ずかしいんだよなんか


つーわけで続きかくおー。がんばれ佐天ちゃん
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 18:27:49.38 ID:olkdmZco
――― PM07:15

佐天「はっ、はっ、はっ―――」

佐天「(こっから研究所まで結構距離ある……いくら早く動けるようになっても、体力はあまり変わらないのが辛い―――)」



一方通行「(あン……ありゃァ……)」

一方通行「……まァ、関係ねェな」だんっ


佐天「けど、休んでる暇もな―――」

佐天「あれって―――なんで一方通行が」

佐天「……研究所の方にむかってる?」
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 18:36:47.79 ID:olkdmZco
―――PM08:10

佐天「―――っはぁっ……ぜぇっ……がっ!」

佐天「(―――時間は―――嘘、一時間も走ってたんだ……)」

佐天「……けど、もうすぐ、着く」

佐天「(なんで一方通行が―――わからないけど、あの御坂さんに似た女の子―――)」

佐天「(その子に、何かするのなら―――)」

佐天「(止めないと―――)」



――――PM08:12.24

一方通行「―――ざまァねェな」

一方通行「今更、コイツ達に何の未練があるって言うンだろォな」
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 18:40:47.25 ID:olkdmZco
――――PM 08:12:34

佐天「―――よし、着い―――な、あの車……なんで事故って?」

佐天「―――?車の、中―――あれって」

佐天「……ッ!一方通行!女の子に何して―――!」


―――PM 08:12:37

一方通行「……」


―――PM 08:12:38

天井「……う、くっ……!あ、あの子は―――!」

天井「くそ……邪魔、させて、たまるか……!」ガチャッ
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 18:46:08.02 ID:R2zEZoSO
しえん
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 18:58:47.72 ID:olkdmZco
―――PM 08:12:45

「邪魔、を、するな―――」

立ち上がる。痛みなど感じない。今は全て、眼前の悪魔にのみ意識を向ける。              ワケ
拳銃を構える。この距離だ、外す道理は無し。そしてこの弾丸はあの時少女へ向けて撃ったものとは物が違う。
衝槍弾頭。壱撃目の弾丸で傷を負わせ、弐撃目の衝撃波で傷を抉り命を穿つ。
それが例え悪魔であろうとも。人の身体であれば死なぬ筈も無し。
その悪魔が、何か特別な能力を持っていた気がするが、そんなことはどうでもいい。
私の全てを。
私の全てに。
手を触れているという事実が、ただただ許せないのだから。


―――PM 08:12:50

「オイオイ、嘘だろ―――」

[ピーーー]つもりは無かった。だが、たかが研究員が、真逆、起き上がるとも思っていなかった。
昔の自分ならば。こんな甘いことなど起こらなかった筈なのに。
後悔するが遅い。奴は拳銃をこちらへと構える。
血を流した目からは正気は窺えず、この能力のことすら忘れているようだった。
しかし。反射を切ってしまっている今。それがどれだけ恐ろしいか。
本能が反射を取り戻せと叫ぶ。それこそが最善の選択肢だと。
今更自分のような人間が誰かを救おうと思うことが間違いだった。
世界は甘くない。だから、今こそその能力を自分だけのために使えと。
だがしかし。
終ぞ、自分はその選択肢を選ぶことは無かった。
389 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 19:01:22.77 ID:A8capEDO
わっふるわっふる
390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:06:44.44 ID:olkdmZco
な、何ィー……!そうか、ここは制作だったか……すっかり忘れてたぜェ規制が入るってことになァ!!
無理して地の文書いたのに死にたいれrす。



―――PM08:12:54

「――――え?」

ワケが解らなかった。
血まみれの男が拳銃を構え、それを一方通行が凝視している。
男の怪我はおそらく一方通行によるものか。ならば、彼の能力を知らないはずがない。
だと言うのに。何故撃とうとしているのか。
あのままでは反射された銃弾に身体を貫かれるだろう。そしてあの角度。間違いなく頭を撃ち抜かれる。
あの男が良い人間とは思えない。女の子を攫い、撃ってきた男だ。
だがしかし。
だからと言って、死んでいい理由も無い―――!

「――――撃つなぁぁぁぁぁあああああああっ!!!」


肺の空気を全て仕様した咆哮は、男に届いたようだ。
驚愕した表情でこちらを向き、そしてそれは疑問と焦燥に塗り替えられる。
しかし、それはほんの一瞬で。
すぐに一方通行へと意識を戻した。
全力で疾走って来た後の叫びで、私の身体はその場に止まる。
駄目だ。このままでは男は死ぬ。
私は、結局目の前の人間すら救えず―――
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:09:56.94 ID:K2RsyEAO

 ぺぺぺク
(´・ω・`)
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:13:52.76 ID:olkdmZco
―――PM08:12:59.51


空気を裂く音が響く。
そして、

(――――なん、で?)

そして、一方通行の頭が、後ろへ弾けた。刹那送れて身体が飛ぶ。
何故反射をしていないのか。
攻撃されると解っていた筈なのに。

「―――不正な処理により上位命令文は中断されました。通常記述に従い検体番号20001号は再覚醒します」

機械的な淡々とした声が耳に届く。
そしてその内容を噛みしめ――――そして。


眼前の光景と共に、自分の認識が間違っていたことに、今更気付いた。
393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:23:10.54 ID:olkdmZco
詳しい理由など解らない。
だが、おそらく。一方通行は彼女を救おうとしていたのだ。
自分を守る反射を切り捨ててまで。

「―――く、あ、ああああああああっ!!!」

訳もわからず男に飛びかかる。
何故自分の弾丸が一方通行に当たったのかわからないまま放心していた男は、我に帰って私を狙う。

重い音と衝撃。
気付かない内に後ろに飛んでいて。
気付いた時には痛みが身体を駆け巡っていた。

痛い。頭がマワラナイ。熱い。お腹がアツイ。
抉られたような刺激に脳を支配される。
もうわからない。
私の意識は、そこで終わった。



第六幕  完
394 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:24:41.03 ID:olkdmZco
よっしゃ打ち止め編終わり!佐天さんの見事なかませっぷりに全俺が感動した!死にたい!
てかなんだよ……きのこ節難しい……中途半端な中二文ほど見せられて痛いものはないと自覚したぜ死にてえ。

さて、いつも通り幕間書くけど、今日は書かないだろうなぁたぶん。
395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:24:50.02 ID:gC8PS6Ao
佐天さんびっくりするくらい活躍しねえな
396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:30:57.04 ID:UJCTftwo
やったッ!第6部完!
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:46:18.81 ID:olkdmZco
ひゃはー!ありがとう社長!これで心配ごとは消えたよ!
けどなんで3つも案きてるんですか?


―――9月1日  AM05:36

佐天「――――病院?」

芳川「あら、気付いたかしら」

佐天「ひっ!?……えと、どちら様で?」

芳川「どちら様、というのは難しい質問だけど……そうね、じゃあ、あの子達の保護者、と言っておきましょうか」

佐天「あの子たち……?」

芳川「一方通行と打ち止め、よ」

佐天「一方通行……そう、いえば」


ぼんやりした頭で昨夜のことを思い出す。
一方通行が撃たれて、私も撃たれた。
そこで意識はなくなったけれど、そういえばあの男はどうなったんだろう。

398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:51:33.96 ID:olkdmZco
芳川「……その表情だと、あまり自体が呑みこめてないみたいね」

佐天「まぁ……あの、よかったら教えてほしいんですけど」

芳川「私も途中からだから―――かくかくしかじか」

佐天「しかくいむーぶ……」

芳川さんが話てくれたことは、正直わけがわからなかった。
打ち止めと呼ばれる少女は妹さんたちの一番上で。
その子を悪用しようとしていたのがあの男で。
それを食い止め、打ち止めを救ったのがあの一方通行だった、ということだ。

佐天「一方通行が……でも、なんで。一方通行は妹さんたちを殺してたのに」

芳川「……そのことについては、私から話すべきではないわ。本人に聞いてみなさいな」

芳川「もっとも、当分会えないだろうけれどね」

佐天「え?」

芳川「あなたは見たのかしらね、あの子が撃たれた所を」

佐天「あ―――そう、そうですよ。どうなったんですかあの人は」

芳川「……ギリギリの所で反射を取り戻したのだけれど、脳にほんの少しダメージがいってたのよ」
399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:52:25.51 ID:wcO1Ky6o
目欄にsagaって入れたら良いんだよ
ってイン何とかさんが(ry
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 19:55:44.82 ID:HcbKM6E0
打ち止め編終わったら次何だっけ
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:56:38.68 ID:olkdmZco
芳川「前頭葉―――言語や計算を行う部分。そこにダメージが残ってしまった」

佐天「計算―――え、じゃあ」

芳川「今の一方通行は能力が使えない――――」




芳川「――――ってことは無いわ。一番簡単な、反射だけならなんとか使えるくらいね。勿論、無意識に演算してた昔とは違い、
         それに集中しなければならないけれど、ね」

佐天「あ……でも、やっぱり、前みたいな風には出来ないんですね」

芳川「その点については手を打ってくれたわ」

佐天「手?」

芳川「あなた、どうやら実験のことを知ってるみたいだから言うけど―――妹達はMNWというものを使っていることは知っているかしら?」

佐天「ああ、妹さんから聞きましたよ。なんでも、全部の妹さんたちの脳を共有してるって」

芳川「そのネットワークに干渉する機械を作ってくれるそうよ―――昔ほどではないけれど、彼は一時的に能力を使えるようになるわ」

佐天「どういうことなの……」

芳川「つまり、一万の脳を仕様できるってことよ。それでも昔通りにいかないって、彼の脳はどれだけ凄かったのかしらね?」
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:57:12.18 ID:UJCTftwo
時系列的には風斬
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:58:08.82 ID:wMHnpcAO
海原編か闇坂編かな
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:58:29.28 ID:EU47fDYo
エツァリと闇咲さんが終わってるなら風斬?
405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 19:59:06.61 ID:gl4VSAMo
本来よりも軽症で済んだの?
406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 20:00:28.02 ID:olkdmZco
芳川「じゃあ、私はこの辺りで―――あなたが何のためにあの場にいたのかわからないけれど、起きたら彼に礼を言うといいわよ。
    あなたのその傷は致命傷だった。けれど、彼が血流のベクトルを操って失血死しないようにしてくれてたの」

佐天「な―――」

芳川「ちなみに私も、ね。本当、あの子の脳はどうなってるのかしらね?撃ち抜かれて尚、二人の血流を操作するなんて」バタン



佐天「……そっか。なーんだ……今回は完全にはやとちりだったんだね」

佐天「私がいる意味なんてなかったんだ」

佐天「……そういえば、あの男がどうなったか、聞いてなかったなぁ」

佐天「……」

佐天「いいや、寝よう」
407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:03:08.04 ID:jXfi48go
>バタン
倒れたのかと思った
408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 20:13:14.24 ID:HcbKM6E0
>>407
俺ガイル
409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:22:53.30 ID:EkThhJ.o
移行してあまり日にちがたってないのに更新早いな
見てます
410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 20:41:16.44 ID:olkdmZco
>>405そんな感じかな。実際そんなことになるかどうかは、俺は医学部生じゃないからわからんが、まあ許してくれ。


―――9月1日 AM09:21

佐天「んっ……」

初春「さーてーんーさーんー……」

佐天「おわっふ!う、初春!?え、なんでここにいるの!?」

初春「なんでじゃないですよ!あの後監視カメラ調べてみたら佐天さんが云々だったんですから!」

佐天「というか学校は!?もう始まってるでしょ!」

初春「鎮まりなさいっ!」

佐天「」びくっ

初春「こんなに怪我して!狂と言う今日はもう許しません!しっかり反省してもらいます!」

佐天「べ、べつにいいじゃん……私の身体なんだから」


初春「そうですけど!心配する私の身にもなってくださいよぉっ!」
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:50:56.02 ID:olkdmZco
佐天「う……だからその言い方は卑怯だよ……」

初春「ばかー!佐天さんのばかー!死んだらどうするつもりだったんですかー!うええええええええ!!!」

佐天「あ、あーあーあー!わかったから!だから泣きやんでストップ初春!!!」

初春「びえええええええええええええん!!11」

佐天「う、うあ、ああもう!!」

ぎゅっ

初春「ひうっ!さ、さてんさん・・・?」

佐天「大丈夫だからね?私はちゃんとここにいるし、初春から離れたりしないから」

初春「ひ、あ、あうううううう…・…さてんさぁーんっ!!」ぎゅうぅ

佐天「(おふぅ……傷にひびく……こっちから抱きしめたと言えどこれは失策だったぜ……)」


412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:55:48.28 ID:olkdmZco
初春「……」

佐天「……あの、初春さん、そろそろ離して―――」

初春「嫌です」ぎゅうっ

佐天「あうっ」ずきっ

初春「佐天さんは嫌ですか?」

佐天「い、嫌じゃないけど……(けど傷が痛いのよ)」

佐天「あ、ほら、この体制だと初春疲れるでしょ?だからさ」

初春「だったら―――えい」

初春「こうしたら、佐天さんも私も楽ですよ?」

佐天「」

佐天「(いやいやいやだからって寝てる所に馬乗りになられてもって傷いたいー!)」

初春「んー……あ、こっちのほうがぎゅってしやすいです……」ぎゅう

佐天「(らめえええええ傷口開いちゃうううううう!)」
413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:56:25.65 ID:vCDBJ/Q0
初春がだんだん黒子化していってるような・・・
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:01:41.45 ID:k4S1ZI.o
スカートめくっても喜ぶだけの初春なんて誰得だよ
415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:06:06.98 ID:olkdmZco
初春「あー……さてんさんのにおいだぁ……」くんくん

佐天「(落ち着け佐天涙子、意識をカットカットカット……痛みなんてものは痛覚神経の電気信号でありまた化学物質の伝達に
    よって起こる危険信号でもあるつまりその分泌を止めてしまえばこの地獄のような痛みから逃げ出すことができることも
    道理でありしかし御坂さんや一方通行ならともかく私にそんなことできるのだろうかいやできないはずがないやってやる
    そうさ私は佐天涙子ちゃんだもの)」

初春「さてんさんのむねやわらくてきもちいいですぅー……」すりすり

佐天「(カットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカット
    カットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカット
    カットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカット
    カットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカット)」

初春「あは―――さてんさんすごいあせかいてますよぉ?わたしがなめてきれいにしてあげますねー……」

佐天「(一番停止二番停止三番停止四番停止五番六番共に停止最終ライン七番に全神経をそそぎ守りぬくその意識)」







ミサカ「おやおやこれは、とミサカは禁断の愛にぽっと頬を染めてしまいます」
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:06:59.57 ID:EU47fDYo
初春どうしたwwwwwwwwwwww
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:10:42.99 ID:olkdmZco
初春「え?きゃあああああああっ!!!!」どんっ

佐天「がふっ」かくん

初春「ああああ佐天さん!って今まで私何を?!うわあああ恥ずかしくて[ピーーー]るううううう!!!」

ミサカ「落ち着きなさい、とミサカは花女に告げます」

初春「え?え?だって佐天さんがぎゅうってしてくれたからなんだか安心しちゃってあれなんでなんでなんでですかぁーっ!?」

ミサカ「どうでもいいからはやく佐天の身体の上からどきなさい、傷が開いてます、とミサカは忠告します」

初春「さ、さてんさーん!!!」がくがく

佐天「」

ミサカ「いい加減にしなさい」

初春「」ビクッ

ミサカ「この患者の容態は私が看ます、早く出て行きなさい、とミサカは若干怒りながら告げますが」

初春「あ……でも」

ミサカ「ハヤクシナサイ」

初春「……はい」バタン
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/06(火) 21:12:48.27 ID:gC8PS6Ao
そしてミサカ×佐天へと
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:15:23.09 ID:wRF7Fuo0
ここの初春は最初から酷いなw

さて、ミサカ×佐天さん期待
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:16:17.47 ID:olkdmZco
――――。

佐天「―――あれ」

ミサカ「気がつきましたか、とミサカは確認をとります」

佐天「妹さん……の、誰?」

ミサカ「……確かに私たち妹達を見分けろというのは酷ですが、けれどなんだかショックです、とミサカつまり10032は落胆します」

佐天「あ―――久しぶり妹さんっ!」

ミサカ「なんともまあ釈然としない感動の再会ですが、久しぶりですね、とミサカは手を握ります」

佐天「うんっうんっ!で、なんでここにいるの?」

ミサカ「それは一応ミサカはあなたの主治医の助手ですから、とミサカはナース服をみせびらかせます」

佐天「あ、今気づいたけどナース服だ。似合ってるよ妹さん」

ミサカ「それはどうも、とミサカは少々照れながら謝礼を述べます」

佐天「……ところで初春は?なんだかとんでもないことされた気がするけど……うーん?」

ミサカ「……(おそらくあまりの痛みで前後の記憶が飛んでいるのでしょう、と推測します)」

ミサカ「彼女ならあなたが眠ったのを確認して学校へ行きましたよ、とミサカは目をそらしながら答えます」
421 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:17:03.80 ID:jXfi48go
「患者の容態」が「愚者の変態」見えた
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:23:30.57 ID:olkdmZco
ミサカ「しかし、あなたはまた無茶をしたようですね、とミサカはやれやれと肩を落とします」

佐天「ん……今回は完全に先走っちゃったんだけどね」

ミサカ「まああの時も何の手だてもなく第一位に向かっていくあたり、全く変わってないようですが、とミサカはあなたの無鉄砲さを遠回りに揶揄します」

佐天「えー」

ミサカ「それでは少し傷を診せてください、とミサカは聞きますが」

佐天「ん、わかった」しゅるしゅる

ミサカ「起きていると辛いでしょうから横になっててください、とミサカはいっちょまえにあなたの身体を気遣います」

佐天「はーい」



ミサカ「……少々傷が開いたようですが、あまり問題は無いようですね、とミサカは安心します」

ミサカ「(それにしても、綺麗な肌ですね)」さわっ

佐天「ひゃいっ!?ちょ、くすぐったいよ妹さんっ」

ミサカ「」ゾクッ
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:28:16.19 ID:olkdmZco
ミサカ「」さわさわ

佐天「んあぅっ……え、あ、妹さん?」

ミサカ「これは触診です、とミサカは若干興奮気味にいえなんでもありません」さわさわさわ

佐天「あっ……ひっ、や、やだ……そんな変な触りか……ひうっ!」ビクビクッ

ミサカ「」ぞくぞくっ


ミサカ「は!」

ミサカ「危ない危ない、もう少しでダークサイドへ堕ちる所でした、とミサカは慌てて手をひっこめます」

佐天「はぁ……はぁ……」

ミサカ「しかしこれは……」

ミサカ「いえいえ駄目です、この人は恩人であり大切な友人です、とミサカは邪念をはらいます」ぷるぷる

佐天「はぁ……あ、しょくしん、おわったの……?」

ミサカ「は、はい、とミサカは目を背けながら答えます」

佐天「ん……そっか(ちょっと気持ちよかったとか言えない/////)」
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:30:01.41 ID:olkdmZco
ミサカ「それでは、安静にしていてくださいね、とミサカは部屋をあとにします」ぱたん

佐天「はーい……ふぅ」


そして私の意味のない夜は終わった。
しかし私はまだ気づいていなかったのだ。
あの時の行動が、この後彼にどう影響するかということを――――


幕間 完     

打ち止め編 終
425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:32:39.33 ID:olkdmZco
佐天さんがお腹なでられて感じてるとこ妄想したらおにんにんがやばい。いや、俺は紳士だからなんてことなかったけどな。
次は明後日かもしれない。紳士は約束を破らないから、明後日には必ず続き書く。紳士だからな。

けどなんで百合百合展開になってくんだよ……俺百合そこまで好きじゃないのに……紳士だからな。
そんな紳士はクールに去るぜ。
ちなみに、9月1日は病院で過ごすから、シェリーとかカザキリとか交わらねえ。紳士失格だな。
426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:33:11.33 ID:NrTQS42o
熱放出!熱放出!
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:33:50.33 ID:MDtbzwSO
もう書かれてるけど目欄に
saga
と入れれば文章規制回避だよ
sageじゃないよ
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:34:56.10 ID:KKbdPsw0


百合展開とか誰得
一方さんと土御門さんの薔薇展開頼む
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:37:50.41 ID:k4S1ZI.o


薔薇展開とか誰得
青髪ピアスとまいかのNTR展k(ry
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:39:04.18 ID:UKnklB20
ぞくぞくっ
乙ー
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:42:21.17 ID:UJCTftwo


百合展開とか俺得
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/06(火) 21:51:46.55 ID:olkdmZco
>>428
一方「お前の快感もベクトル操作ってなァ!!!」

土御門「らめえええええ精液らしたいのおおおおお!11」


>>429
土御門「うおああああああまいかああああまいかあああああああ!!!!」

青ピ「残念やったなぁー土御門ー。さすがに亀甲縛りにされたらうごけへんかぁー?」

まいか「あ、ああ……あにきの前でつかれるのきもちいいよぉ・・・」


テストがてら。殺す殺せ死ぬ死ね
お前らなんだよ……ベーコンレタスな人だったのなかよ……
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:07:04.33 ID:EkThhJ.o

次回も期待してますぜ
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 22:07:16.54 ID:NrTQS42o
佐天「なんじゃこりゃ…薔薇族……?」
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 23:38:32.88 ID:LvUWWNco
乙なんだよ
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 00:49:05.00 ID:WPCxRf.o
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 02:52:11.23 ID:ruomFD20
乙ぜよ
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 07:17:52.68 ID:jgvI1Kgo
来てた乙
439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 20:18:39.29 ID:mBYWPU20
今夜は無しかなー
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 20:55:53.53 ID:ClQXypco
仕事から帰ってきたら…
どうしてこうなったwwwww
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/07(水) 23:18:17.34 ID:a7RMGeI0
しえ
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 10:10:42.05 ID:NlQnx4M0
待ち遠しい
443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 19:37:40.10 ID:xIHgrMDO
今日は来ないかな?
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 20:00:13.08 ID:osBCNLMo
まだまだ規制
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 20:17:32.05 ID:fhsDfqY0
そうか、規制されてる可能性も…
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 20:51:35.31 ID:PqnunUDO
ここは規制ないでしょ
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 20:55:36.50 ID:h48S0620
そーなのかー
448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 21:04:27.80 ID:7ja3b0U0
あ、そうだった
449 : ◆oDLutFYnAI [sage]:2010/04/08(木) 23:16:31.64 ID:1knpVtUo
すまん、ちと忙しくて今日も明日も無理っぽい。
日曜日に書けりゃいいなと思ってる。待ってる人には本当に申し訳ない。
どうせだから今後の展開予想や佐天さんの熱放出シーンでも妄想して形にしてみてくだしあ。俺得。
450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:17:42.62 ID:0TyP/92o
おk把握した楽しみに舞ってるよ
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 23:55:37.11 ID:egtPqGQ0
速く短くよりも、ゆっくり長くのほうが好きだぜ
がんばって!
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:56:26.52 ID:0sjryvo0
>>450

♪  ∧_∧
   (´・ω・`) ))
 (( ( つ ヽ、
   〉 とノ )))
  (__ノ^(_)
453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 00:56:38.98 ID:w5AGdkU0
予想というか希望なんだけど
黒子と佐天さん二人だけの話とか見てみたいな
ほんの些細な話しでいい
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 01:11:28.15 ID:x.aWqT6o
風斬を吸収しようぜ
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 01:36:45.84 ID:QESAuaAo
希望なんだけど熱を集めすぎて服燃えてほしい
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/09(金) 01:47:55.18 ID:VJr.a2AO
禁書アニメ見直してたんだけど1クール目のOPからちゃんと佐天さんと初春出てるのな
佐天さんは若干髪の感じが違ったけど
457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 02:28:20.05 ID:C6eXydoo
スカートも少し短い感じ
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/09(金) 20:43:15.08 ID:ANZtIaQ0
佐天さんは海原と会うためだけに紙を染めてスカートも短くしたんだよ…
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/09(金) 23:39:38.36 ID:6KTIiuco
ミサカが熱放出(性的な意味で)の手伝いを……
460 : ◆oDLutFYnAI [sage]:2010/04/10(土) 01:36:34.83 ID:996zEj6o
報告的な何かをひとつふたつ。
ひとつ、時系列関係を調べるために禁書wwikiの年表見てたら、なんかDVD特典のSSで佐天さん達がなんやかんやしたみたいだけど、
その辺りまで把握できてないから、もう禁書単行本のストーリーに織り交ぜてくようにする。そこまでカバーできねぇっす。
つかなんだよ、なんで御坂と白井と初春と佐天で社会見学だよ、わけわかんねぇよお前ら学校も学年も違うじゃないですか。
ふたつ、出来れば明日の夜に書きたい。いや、明日って今日なんだけどさ。

しかしこの前佐天さんがふたなりになる夢みたわ。羨ましいだろ?
461 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 01:45:37.80 ID:6.eEHWQo
おれなんか左天さん出たもんね!
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 06:34:03.07 ID:wQ08R22o
>>460
9月1日黒子がシェリーと交戦
3日超電磁砲メンバー渡米
佐天がショチトルと友達になったり美琴が能力で飛んだり
(8日オルソラ争奪)
14日黒子車椅子

忙しいな
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 16:45:23.44 ID:996zEj6o
>>462主に黒子がな。てか黒子ってあわきさんに負けて車いすだっけ?ちゃんと覚えてないあ

さて、のんびり書いてくかな。修羅場すぎる。
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 16:46:26.74 ID:996zEj6o
9月1日 昼


佐天「あー、なんか麻酔切れてきたみたい。痛い痛いよー、っと」

蛙医者「その様子なら案外大丈夫そうだね?」

佐天「えー。でも痛いですよ。局所麻酔くださいな」

蛙医者「あまり薬に頼りすぎるのもよくないからね?」

佐天「いやいやー、能力開発で薬漬けなのに今更ですよ。あ、薬漬けってなん
    だかえっちな響きだと思いませんか?」

蛙医者「医者である僕としては薬をそんな風に使って欲しくないんだけどね。そ
      れに、僕は和姦派だからね?」

佐天「そりゃあ私だって愛がなきゃ嫌ですけど、禁忌に近づけば近づくほどエロ
    チックな感じがします」

蛙医者「確かに医者が力を使ってナースを、ってのは燃えるけどね」

佐天「ですよねぇ。あ、そういうば、妹さんのナース服可愛かったなぁ」

蛙医者「それには同意だけどまだナース服に着られている感じではあったね?そ
     の点ではまだまだかな」

佐天「あー、確かに確かに」

佐天「そうだ、妹さんてもうすぐ調整終わるんですか?」

蛙医者「あと1週間、といったところだね」

佐天「そっかー。じゃあ一緒に遊べるのは1週間後かぁー」

蛙医者「うん?いやいや、それは無理だね」

佐天「えっ」
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 16:47:32.98 ID:996zEj6o
蛙医者「だって君が完治するまであと二週間はかかるからね」

佐天「えぇっ!?そんなに?」

蛙医者「あの子は君の容態を詳しく説明していかなかったようだね?
 前回同様の筋肉と間接の裂傷擦過傷、さらに銃弾により撃たれた足を無意識に
    庇って走り続けたことによる、片足への負担からくる疲労骨折寸前の骨。
 止めにお腹に穴が空いてるからね?しかも周囲が抉られたかねような傷がある。
 なんとか痕が残らないようぬするけど、とにかくそれだけの怪我なんだ、二週間で完治することを喜ぶべきだよね?」

佐天「うっ・・・・・・そんなに大変な傷だったんですか」

蛙医者「そういうことだからお大事にね。あの子は担当につけておくから、好きにつかうといいね?」 ぱたん


佐天「うーん、二週間かぁ。能力身に付けたし、ちょっと授業楽しみだったんだけど」

佐天「ま、いっか。初春に頼んで教科書や本持ってきて貰おう」

佐天「・・・・・・暇だなぁ」

佐天「別に眠くもないし」

佐天「暇だ・・・・・・テレビでもつけよ」

466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 16:57:11.20 ID:SW4.OWUo
このタイミングで来るとはあああああああああ
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 17:09:23.72 ID:6.eEHWQo
スーパー佐天さんにでもなりかねない
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 17:28:22.27 ID:996zEj6o
TV「―――学区の地下街にて大規模テロが――――」

佐天「うぇ……テロリスト?そんな物騒なの本当にいたんだ」

TV「―――た、……のため―――びいんがと、……めん……」

佐天「うん?ノイズ?おっかしいなぁ、学園都市のテレビがノイズって……
    あー、もしかしてカメラの方に異常でも出たのかな」ピッ

佐天「テロ、テロねぇ……って、あの辺りって初春達の管轄じゃないの?
    ……いや、テロリストとかそんなのは警備員が出勤するだろうし、大丈夫だと思うけど……」


佐天「……電話してみよ」

pllllllpllllllllllllll
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 17:36:35.84 ID:996zEj6o
初春『はっ、はい!初春飾利ですっ!!』

佐天「……どうしたの?そんなに丁寧に」

初春『えっ、あっ、え?いや……なんでもないです!それよりどうしたんですか?』

佐天「いや、さっきニュースでテロリストがどうのこうのってやってたから、風紀委員はどうなのかなぁーと思って」

初春『私は役に立たないので支部に居ますけど……白井さんは地下街に閉じ込められた人の救出活動に行ってますよ。
    基本は警備員の人たちが相手してくれてますから、全く問題ないです。さっすが戦闘のプロ』

佐天「そっか。心配したけど大丈夫そうだね」

初春『はうっ!……佐天さんはこんな私でも心配してくれるんですか?』

佐天「?当たり前じゃん、友達……いや、親友でしょ?」(キリッ

初春「うううっ!……朝、あんなことしたのに?」

佐天「(あんなこと……?えーと……お見舞いきてくれて、ああ、そういえばなんかやたらすごい剣幕で怒られたっけ?あんなこと気にしないのに)」

佐天「あはは、あんなの気にしないよ?初春って結構繊細なんだねぇ」

初春「(あんなこと!?親友を襲おうとして傷口を開いてしまった行為をあんなこと!?なんて懐の広い……)」

初春「そ、そんな……佐天さんっ、もう一生ついていきますっ!」

佐天「えー。大げさだよー。それじゃ、仕事頑張ってねー」

初春「はいっ!頑張ります!」

ピッ
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 17:38:01.01 ID:6.eEHWQo
キリッ
471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 17:40:08.59 ID:79pZ.yIo
キテター!!
472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 17:50:04.16 ID:ug2SeMso
wwktk
473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:00:28.88 ID:996zEj6o
佐天「ふぅ……っと、お、お、おお……?」


佐天「う、あ、何、これ……くらくら、して……」


佐天「t、・・・k・・l・;jkl・・・」




――――9月1日 夕暮れ時

佐天「――――っは!」

佐天「え、あ、夕日?今何時―――って18時!?何これキングクリムゾン?」

佐天「……わけわかんない、けど、まぁいっか。どうせすることもなかったし」


ガラッ

佐天「お……?」

上条「よっ」

佐天「あ、どもー。って何しに来たんですか?」

上条「見舞いだよ見舞い。たまたま病院きたらたまたま佐天さんが入院してるって知ってな。
    下の店でプリン買ってきたからあとで食べてくれ」

佐天「おー、ありがとうございます!……いつもお金無いって騒いでるのに大丈夫なんですか?」

上条「お見舞いのお菓子だすことに躊躇うほど、上条さんは小さな男ではありませんよ、っと」
474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:07:23.96 ID:996zEj6o
上条「でだな……」

佐天「はい?」

上条「ていっ」 ピンッ

佐天「いたっ」 ビクンッ

上条「あの医者から聞いたぞ……何してたのかは聞かないが、女の子なんだからそんな怪我するほど無理しちゃダメだろ」

佐天「う、ううー……いやまあ、これには深いワケがあったんですよ。それに怪我だったら上条さんだってしてるじゃないですかー」

上条「俺は男だからいいんだよ」

佐天「それって男女差別だと思いますぅー」

上条「えぇー……いやまあ冗談抜きで、本当に死にかけの怪我だったんだろ?」

佐天「そうらしいですけど……けど、やる時はやらねばならないのですよ」

上条「言ってることは共感できるが、俺としてはあんまり女の子に無理してほしくないけどな。佐天さんが怪我したら俺が心配する」

佐天「それは私にホの字だからですかね?」

上条「はっはっは、確かに家庭的な女の子が好きですけど上条さんのタイプはお姉さんですよ」

佐天「うーん、私結構お姉さんっぽいと思ったんですけど駄目ですかねー?」

上条「あと少し早く生まれてきてたらなぁ。惜しかった惜しかった」
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:08:19.91 ID:SW4.OWUo
この二人ほほえましいなあ
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:08:43.05 ID:dsD9c6SO
もったいない
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:13:10.68 ID:6.eEHWQo
るいこ…
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:13:17.36 ID:996zEj6o
佐天「それは……残念ですね。私、上条さんのこと結構狙ってたのに……」シュン

上条「ぶふぉっ!え、何、なんでこのノリでいきなり真面目!?ちょっとびっくりしましたよ!?」

佐天「だって……真面目に聞くの、恥ずかしいじゃないですか……」

上条「え、ええ、ええええええ?」

佐天「……って、冗談ですよ冗談。第一、私なんかじゃ上条さんと吊りあいませんって」ニヤニヤ

上条「……そんなことねぇよ、佐天さんは家事出来るし頑張りやだし、そんな性格だし……むしろ俺の方が釣り合わないって」

佐天「そうですか?じゃあ彼女にしてくださいっ」

上条「げほぅっ!!だからいきなりノリ変えないで!びっくりするから!」

佐天「あははははは!上条さんって面白いですね!」

上条「くっ、3つも下の中学生に舐められたままの上条さんじゃあないぜ!よし、涙子!」

佐天「なにかな、当麻クンっ」

上条「くそぅ、さも当然のように返された!そして恥ずかしい!」

佐天「私も恥ずかしいですよ……」



ミサカ「ひゅーひゅー、やってるねぇ、とミサカは一昔前のようにあおりたてます」
479 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:15:58.46 ID:79pZ.yIo
( ´3`) <ヒューヒュー
480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:21:47.72 ID:996zEj6o
佐天「あ、どうもー」

上条「ミサカ?ってナース服?……あのクソ医者めぇぇぇ!!!」

ミサカ「おそらく貴方はあの医者の趣味で着せられたものだと勘違いしているようですが、これは私の意志で来ています、とミサカは公言します」

上条「な……お前、ナース服好きだったのか……」

ミサカ「この服が好きかどうかというよりも、常に同じ制服だったので別の服を着ることに興味があるというだけです、とミサカはあなたの認識を訂正します」

佐天「あ、そうだ、妹さん。上条さんがプリン買ってきてくれたから一緒に食べよ?」

ミサカ「それはとても魅力的な誘いですがそのプリンは貴女のもので、さらに私は勤務中ですので、とミサカは自分の仕事に対する真面目さをアピールします」

佐天「実は私あのお医者さんから妹さんのこと好きにしていいって言われてるんだー。
    だから一緒に食べよ?ね?」

ミサカ「……ですが」チラッ

上条「うん?ああ、そうだな、一緒に食べるか。丁度1パック3つ入りだしな」

ミサカ「……では、頂きます、とミサカは少々照れながら椅子に座ります」

481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:24:07.21 ID:6.eEHWQo
好きにしていい……ぐへへ
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:25:32.91 ID:ug2SeMso
好きにしていい……だと……!?
483 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:27:03.19 ID:996zEj6o
佐天「じゃあはい、これ」



インデックス「とぉーーーーーうぅーーーーーーまぁーーーーーーーーー」

上条「うぉっ、い、いんでっくす……はっ!いや、違うんだインデックス!このプリンは佐天さんから貰ったもので……!」

インデックス「へぇーそれじゃあとうまは私をほったらかしにして病室で女の子と喋りながらその子がくれたプリンにシタツヅミを撃ちながら
      きゃっきゃうふふってするつもりだったんだね」

上条「あ、いや、それはだな……」

index「……うううううううううう」

ミサカ「……そんなにプリンが欲しいのならミサカの分をどうぞ、とミサカはシスターにプリンを差し出します」

index「え、いいの?さっすがくーるびゅーてぃー!」

上条「おいおいそんなことする必要ないぞ。ほら、インデックス、そのプリンはミサカ妹に返してこっちを食べなさい」

index「えぇーだってそれ食べ掛けだもん」

ミサカ「いいのですよ、私は。ただ、涙子の好意を無駄にしてしまったことをミサカは謝罪します」

佐天「うぇ?いいよいいよそんなの。ほら、私と半分子しよ?」
484 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:27:59.96 ID:dsD9c6SO
うぜえええ
485 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:32:11.50 ID:996zEj6o
上条「おいおいそのプリンはもともと佐天さんのために買ってきたもんだぜ?
    なあミサカ妹、嫌じゃなけりゃ俺と半分子しようぜ?」

ミサカ「……!そ、それは」

上条「あ、やっぱり食べ掛けじゃ嫌だったか?そうだよな、ごm「いえ、そんなこと全く全然嫌悪感など抱きません、とミサカは早口でまくしたてます!」

ミサカ「あっ……えっと、はい。もし分けていただけるのでしたら、その、是非」

上条「おぉ、うちのインデックスが迷惑かけたからな、ほれ、あーん」

ミサカ「……・!!!!」ビシッ

上条「ん?どうした?」

ミサカ「い、え……あーん……んん」

上条「安物だからそんなに美味くないと思うけど、どうだ?」

ミサカ「い、え……はい、以前涙子に貰ったものと同じくらい、美味です、とミサカは顔の毛細血管に血液が集まって行くのを確認しながら答えます」ゴニョゴニョ

佐天「(!はっはーん……)」



インデックス「むぅー……なんだか変な雰囲気なんだよ。でもプリンは美味しいんだよ」
486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:33:13.88 ID:cpP4vI20
インデックスさんシェリー戦で活躍したと思ったら・・・
ところで社会見学に佐天さんが行かなかったってことはアメリカ壊滅か
487 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:33:18.50 ID:ug2SeMso
インデックスさんは本当に空気の読めないお方
それがいいって面もあるんだろーけど
488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:40:11.82 ID:996zEj6o
上条「それじゃ佐天さん、お大事にな。また見舞いくるからさ」

インデックス「早く良くなってご飯つくりにきてね!待ってるよ!」ぱたん

オイオイインデックスオマエイツモソレバッカダナ
エーダッテトウマノツクルゴハンヨリオイシイシーソレヨリナニアノフンイキコノー!
エエエエエエオレナニカシタッケ!?フコウダー!


佐天「……さて、妹さん」

ミサカ「はい、何でしょう、とミサカは返事をします」

佐天「あなたは今上条さんに恋をしていますね?」

ミサカ「……何のことかわかりかねます、とミサカは口笛をふきます」

佐天「とぼけるんじゃありませんっ!あの反応、ずばり恋!」

ミサカ「はて、私は常に冷静沈着クールビューティー10032ですが、とミサカは夕日を眺めながらうわあまぶしい」

佐天「……ねえ妹さん、私言ったよね?あのお医者さんに妹さんのこと好きにしていいって」

佐天「さぁ、というわけだから、教えなさいな」

ミサカ「断固、黙秘権を行使します、とミサカは口をつぐみます」

佐天「…………ふっふっふ!馬鹿め、素直に「好きでない」と言えばいいものを!黙秘は肯定ということがわからなかったのかなぁー?」ニヤニヤ

ミサカ「・・・・・・!とミサカは動揺を隠しきれません」

ミサカ「なかなかやりますね、涙子、とミサカはあなたの話術に称賛を送りつつ憎さ百倍」
489 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:46:01.52 ID:5R6fYoUP
顔がにやけるぜ、支援
490 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 18:52:06.54 ID:996zEj6o
>>486
マジかよ……佐天さんやべぇな。
まあその辺りはたぶん強制力的な何かが働いて云々だよ。気にするべからず。


佐天「さて、ところで妹さん」

ミサカ「何でしょう、とミサカは警戒しつつ返事をします」

佐天「さっき私のことを「涙子」って呼んでくれたよね」

ミサカ「……嫌でしたか?とミサカは少々不安になって尋ねます」

ミサカ「その、友達というものは下の名前で呼び合うものだと文献で拝見したものですから、とミサカはとってつけたかのような言い訳も」ゴニョゴニョ

佐天「嫌なわけないじゃんっ!すっごい嬉しかったんだからっ!」ぎゅうっ

ミサカ「はぅ。あ、そんな風に抱きつくとまた傷が開きますよ?とミサカは窓の外へ目線をやりながらうおまぶしい」

佐天「いいのいいの!あーなんだかやっと妹さんと友達になれた気がするなぁー!んー嬉しい!」

ミサカ「は、う、うう……とミサカは言葉を無くして……」


シュンッ


御坂「佐天さん怪我したって聞いたけど大丈夫……」
白井「初春からひどい怪我だったと聞いてやって……」






御坂白井「oh.......」
491 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 18:57:30.30 ID:6.eEHWQo
やった!
492 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 19:00:21.24 ID:996zEj6o
御坂「佐天さん……まさかあなたに黒子みたいな趣味があるだなんて……しかも相手が妹達」

白井「そそそそそそそのお姉さまそっくりな方はどっどどどどどなたですの佐天さん!?」

佐天「え、いや待ってください御坂さん私別にそんな趣味なんか無く手ですね!」

ミサカ「おやおやお姉さま、これくらいおそらく友人同士のスキンシップですよ?とミサカは」

白井「おおおおおおおおねえさま!?ということは妹さんですの?!ははははじめまして私白井黒子と申しますわ!
    お姉さまの朝から夜までパートナーを務めさせていただいております白井黒子ですわ!!!」

御坂「何言ってんのアンタは!それにしても、うん、だって佐天さん初春さんのスカートめくりが趣味だもんね……ううん、いいの!
    私は別にそんなことくらいで友人を変な眼でみたりしないわ!そして黒子アンタは離れなさい!病院で電気使えないと知ってのこれか!」

佐天「ちょ、違いますから!確かに初春のスカートをめくるのは私のライフワークですけどそれとこれとは別の話です!」

ミサカ「初春とは涙子の親友でしたか。ということはスカートをめくれば涙子と親友になれるのでしょうか、とミサカはスカートに手をかけ」

白井「う、うはあああああああ!短パン履いてないお姉さま!お姉さまお姉さまお姉さまうわああああああああああ!!!」

御坂「こらやめなさいそういうことじゃないでしょ!そんで黒子アンタは外見が私だったらどうでもいいんかい!!!!」

白井「は!そうでしたわ!私としたことがなんたる粗相……お許しくださいませお姉さまそしてそのまま短パンも瞬間移動!」

佐天「ちょ、駄目だよ妹さん!そんなことしちゃ駄目だって!」

ミサカ「そんな……ということは私はまだ涙子と親友になれるほどの絆をもっていないのですね、とミサカは少々悲しみながら窓の外をうわあまぶしい」
493 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 19:05:29.31 ID:ug2SeMso
スカートめくりがライフワークwwww
494 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 19:06:14.43 ID:996zEj6o
佐天「はぁ……はぁ……いてて」

白井「」びくんびくんっ

御坂「……ごめんね佐天さん……さわいじゃって……」

ミサカ「夕日を見過ぎて目が痛いです、とミサカは暗視ゴーグルをかけてみます」

佐天「いえ……大丈夫ですが……」

ミサカ「……少々傷が開きかけているようですね、とミサカは涙子に横になるようすすめます」

御坂「え……大丈夫なの?」

佐天「大丈夫ですよ、これくらい」

御坂「そう……?あ、これおみまい。よかったら食べてね。あと、何か必要だったら言ってね?」

佐天「あ、そんなわざわざ。ありがとうございます御坂さん」

御坂「いいのよ、これくらい。ほら、黒子起きなさい、そろそろ行くわよ」げしげし

白井「……っは!了解ですわお姉さま。それでは佐天さん、お姉さまの妹様、ご機嫌よう」シュンッ



佐天「いやぁ、なんだか一気につかれちゃったなあ」

ミサカ「……楽しそうでしたね、とミサカはたずねます」

佐天「ん……そっかな」

ミサカ「ええ……それでは、一応傷をみますので」

佐天「はーい」
495 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 19:14:09.68 ID:996zEj6o
ミサカ「(ミサカの肌も綺麗ですが、涙子の肌もきれいですね、とミサカは内心……)すこし血がにじんでますね。包帯も替えるので、外します、
    とミサカは口にします」

佐天「うん……んっ」ぴくんっ

佐天「……あ、あの、いもうとさんっ……」

ミサカ「なんでしょう、とミサカは包帯をくるくる巻き取ります」

佐天「その、ガーゼ外すときって痛いよね……?」

ミサカ「そうですね……一応ゆっくりと外しますが、少々痛むことは確かでしょう、とミサカは答えます」

佐天「できるだけ、痛まないようにしてほしいなぁーって、涙子は涙子は頼んでみたり……」

ミサカ「……!了解しました。任せてください、とミサカは自信満々にガーゼに手をかけます」
496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 19:21:40.19 ID:996zEj6o
佐天「ぅあっ……」

ミサカ「まだ何もはがしていませんが、どうかしましたか?とミサカはたずねます」

佐天「え、いや……なんでもなあっ……ぁっ」

ミサカ「…………」

佐天「あ……ん、…………ひあぁ」

佐天「んぅ……あ、あの、いもうとさぁあっ」

ミサカ「!な、なんでしょう?とミサカはたずねます」

佐天「その、私お腹弱いからあんまり触れないようにとってもらえないかなぁ、って」

ミサカ「そ、そうですか。ならばそのようにしますが、けれど痛くないようにしようと思うとこうなってしまいまして、とミサカは返答します」

佐天「え、あ、そうなんだ……えっと、それじゃ痛くないように、で」

ミサカ「はい……」

佐天「……、くぅ……っあ、は――――」

ミサカ「(これは不味いですミサカの中の何かが弾けそうです、とミサカはなんとなく涙子の表情を確認―――!)」

佐天「……」ふるふる

ミサカ「(涙目で耳まで真っ赤な涙子……これは、これは……!)」さわさわ

佐天「ひゃんっ!あ、あのいもうとさんっ!?」

ミサカ「こうしてなでるようにはがすことにより、痛みを軽減できるのです、とミサカはコタエマス」



やべぇ抜け出せなくなった
497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 19:22:52.17 ID:AXtl0Boo
破瓜の痛みを快感で紛らわせるとかエロゲではよくある話だから安心汁
498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 19:26:01.72 ID:xdn9utoo
エロゲじゃねーんだぞ
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 19:42:12.89 ID:996zEj6o
ミサカ「――――は!」

ミサカ「あぶないあぶない、またダークサイドへおちかけました、とミサカは一気にはがします」べりっ

佐天「づ―――――!!!!!!!!!!」

ミサカ「……ふむ、この程度ですか。それではタオルで拭いてから消毒しますからじっとしててくださいね、とミサカはタオルを手にします」

佐天「ちょ、妹さんもうすこしやさし、いっ―――!!!」

ミサカ「薬をぬって……最後に消毒を」

佐天「ああああああああっ!!」びくんびくんっ

ミサカ「・・・・・・これで終わりです、とミサカは包帯をまきたいんで起き上がってくれませんか?」

佐天「……ひっ、く……うぇぇ……」ぐしぐし

ミサカ「?どうしました?何故泣いているのですか?とミサカは起き上がることwwうながします」

佐天「……」ぐしぐし

ミサカ「包帯をまいて―――終わりです、とミサカはなかなかの手際のよさに関心します」

佐天「……」

ミサカ「?どうしたのですか?何故そんなに睨んで、ぇ」

佐天「妹さんに命令します。今すぐここまで耳をもってきなさい」

ミサカ「はぁ……とミサカは素直に行動します」

佐天「」すぅー

佐天「馬鹿ぁ!すっごくいたかったんだから!!」

ミサカ「」くわんくわん

ミサカ「は」

ミサカ「それは、その、申し訳ありませんでした、とミサカは謝罪します」

佐天「もう……痛くて泣いたの初めてだよ」
500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 19:43:54.56 ID:996zEj6o
ミサカ「それではお大事に、何かあったらナースコール、とミサカは退散します」

佐天「うん、ありがとねー」


佐天「……ふぅ。なんだか今日は疲れたな」

佐天「全然眠たくないと思ってたけど……お見舞いきてくれたおかげでちょっと疲れたし、寝ようかな」

ぱたん



9月1日 終了
501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 19:44:39.51 ID:996zEj6o
おー、500で終了。こっから折り返しか。
とりあえず眠たいからここらで終わりで。出来れば明日書く。無理ならいつになるかわかんないけど、また連絡入れる。
502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 19:48:34.54 ID:3RQooLYo
お疲れ様
503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 19:48:47.79 ID:6.eEHWQo
逝ったかと
504 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 20:05:06.54 ID:79pZ.yIo
乙なんだよ
505 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 20:34:10.46 ID:ug2SeMso
乙だぜい!
毎回楽しませて貰ってますにゃー
506 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 20:37:21.15 ID:3RbZO9wo
おつなんだよ
カプとかじゃなく普通に上条さんと佐天さんのコンビは微笑ましくていいな

怪我したときのガーゼ交換って痛いよな…アレは悶絶する
507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 20:44:26.41 ID:dsD9c6SO
乙鰈
508 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 21:00:41.07 ID:3Z3ZQswo
夕日に暗視ゴーグルって
目を傷めそうなんだがwww
509 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 21:03:35.26 ID:CIwc54g0

ここの10032好きだ
510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 21:20:37.28 ID:vX.CcLco
やべえこっからアニメ以降か
原作買ってくる
511 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 21:35:56.77 ID:zM8OsKw0
おつ
2週間て長いな
512 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 22:42:26.39 ID:vArZX4Uo
513 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 22:49:20.99 ID:4bBVJ26o
>何故泣いているのですか?とミサカは起き上がることwwwwうながします
ミサカ笑ってんじゃねえかww ドSww
514 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 23:06:45.67 ID:M3gKwlwo
>>513
マジレスすると単なる「を(wo)」の入力ミスだろ
つーかさりげなく草を増やすなww
515 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 23:10:53.94 ID:hR3EYUSO
パー速と製作の仕様で全角wwは二倍になるから、コピーすると増えつづけるんだよな
516 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/10(土) 23:15:58.02 ID:uessKF.0
次は学芸都市篇(補正:9/3以降)?
517 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 23:18:14.33 ID:6.eEHWQo
アニメしか見てないからもうなんでもいいや
518 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/10(土) 23:40:35.81 ID:996zEj6o
すまんね、今日は徹夜徹夜林業徹夜林業で身体と頭が疲れてたんだ。だからなんかおかしかった。いいわけだけど。

で、>>516だが上でも書いたように、特典SSの内容まで補完できないから、次はいろいろ飛ばします。

おそらく7巻は飛ぶかな。ごめんねオルソラさん。そして8巻も怪しいかな、あわきん三下wwwwwwwwwwwwビッチwwwwwwwwww

まぁテンポ上げていきたいけど、当分バトルはないんじゃね。100レスくらいは無い。
519 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 01:01:40.17 ID:7RKQHqg0
ktkr
520 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 02:10:48.00 ID:1EO9HpU0
窓の外をうわあまぶしい がつぼに入った
521 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 03:26:08.95 ID:4v51cmw0
>>520
おまえは俺か
522 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 08:53:56.74 ID:XKoPKf.o
友人と気まずくなった時
なんとなく窓を見たら夕日が眩しくて
「う゛おぁっ!?」とかいきなり叫んでさらに気まずくなったの思い出した
523 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 10:41:59.06 ID:TtV2.1M0
学芸都市編に絡めたらかなり良かったのに・・・
524 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 12:15:23.10 ID:8Z9j0yAo
今思ったんだけどインデックスが来なかったら上条さんと美琴が鉢合わせしてたかもしれんな・・・・・・ガクブル
525 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 18:01:29.28 ID:eTPhFxYo
追いついた。乙
526 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 20:03:00.07 ID:PceqJLYo
まーだー
527 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/11(日) 20:15:37.04 ID:Pbakb2oo
わかった、わかりました。
いやね、俺佐天さんも好きだけど一方さんも大好きなんだよ。一方さんも大好きなんだよ。
二次設定の14510とかも大好きなわけだよ。

まあそんなことはどうでもいいんだかな。
21時くらいに始めます。書き溜めとか全然してないけどさ

>>523
ンなこと言っても知らねェもンは知らねェンだからしょうがねェだろォがよォォォォオオオオ!!!!ちくしょォォォォオオオオ!!!
528 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 20:17:49.75 ID:VeF95NMo
うるせェ足拭きマットにすンぞ!
529 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 20:18:24.84 ID:pJf0nqgo
待ってるよ
530 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 20:18:33.28 ID:GenA5X2o
まあアレはDVD特典だからな
俺も知らんし
531 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/11(日) 20:34:07.83 ID:Pbakb2oo
入院中はとても暇なものになると思っていたけれど、妹さんがいてくれたおかげでそれなりに楽しかった。
初春は毎日お見舞いに来てくれるし(とてもいい奴だ。さすが親友)、その日のノートをコピーして貸してくれた。

「佐天さんは成績悪いんですから、新学期早々こけてちゃ駄目ですよ」

「なにをぅ。夏休みの宿題を手伝ってあげたのは誰だったか忘れたかこのーっ」

と、毎日じゃれあっている。そのたび初春の息が荒くなっているけれど、あまりに体力なさすぎじゃないでしょうか。
ちなみに、宿題は初春が代わりに出してくれた。初春サマさまだ。
暇なときは勉強して、妹さんと話し、初春と遊んで。
入院生活中なのに、とくに不自由もなかった。
532 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/11(日) 20:37:01.45 ID:Pbakb2oo
そして、

――――――9月8日

ミサカ「だいぶ傷も塞がってきたようですね、とミサカは薬を塗りながら状態を確認します」

佐天「んっ……本当だ。その薬って凄いね」

ミサカ「自己治癒能力を高める代わりに寿命が減るらしいですが、とミサカはぽつりと口にします」

佐天「……うそだよね?」

ミサカ「嘘です、とミサカはしれっと嘘をつきました。はい、これで終わりです」ぺしっ

佐天「はいっ、ありがとうございました」

ミサカ「いえいえ」

533 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/11(日) 20:39:48.57 ID:Pbakb2oo
佐天「そういえばさ、」

ミサカ「はい、なんでしょう?とミサカはたずねます」

佐天「一週間前だったっけなぁ……あ、私が怪我したあの日、妹さんの、えっと……妹さん?に会ったんだー」

ミサカ「?」

佐天「たしか、検体番号14444って言ってた―――ってどうしたの妹さんっ!顔近いっ!」

ミサカ「そのミサカは何か粗相をいたしませんでしたか、とミサカはひやひやしながら尋ねます」

佐天「そそう?いや、別に……って、でも何いきなり」

ミサカ「……そうですね、涙子は恩人ですから、話しておきましょうか、とミサカはベッドに腰かけます」
534 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 20:48:32.13 ID:Pbakb2oo
ミサカ「ミサカ達妹達は複製として製造された時点では、知能は産まれたばかりの幼児、つまり赤ん坊と大差ありません」
ミサカ「そのため、まず行うことが学習装置と呼ばれる機械で知能を植え付けることです」

佐天「知能を植え付け……」

ミサカ「ドン引きするのは当たり前の反応ですよ、とミサカはとくに気にせず口にします」

佐天「……ごめん、続きどうぞ」

ミサカ「はい。それで、その学習装置によって妹達は一般知識、常識、実験内容、人格を書きこまれます。
     そしてそれがミサカ達の基盤になります。もっとも、あれから随分と経ったので、それぞれ個体ごとに個性というものが現われてきていますが」

佐天「ああ、妹さんが上条さんに恋してるのと一緒だね」

ミサカ「……ま、まあそういうことです、とミサカは窓の外を見ます。ちなみに今はお昼なのでビルからの光が反射してうわあまぶしい」

ミサカ「っと、ボケている場合ではありませんでした、話を戻します、とミサカは真剣な口調にもどります」
ミサカ「それで、その書きこみの際、少々不手際があったのですよ」

佐天「不手際?」

ミサカ「いえ、不手際というより事故と言いますか、とミサカは訂正します」
ミサカ「急な停電による機械の不調―――とでもいいますか。その時書きこみをしていたのが、
    涙子が以前会ったという14444なのです、とミサカは衝撃の事実を明かします」
535 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 20:50:12.53 ID:VeF95NMo
よし、じゃあ妹さんにサングラスを授けよう
536 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 20:58:04.91 ID:Pbakb2oo
佐天「てことは、14444さんの人格に問題あるってこと?特にそんな風に見えなかったけど」

ミサカ「いえ、問題というか……14444は少々我が強すぎるところがあるのです、とミサカは教えます」

佐天「うぇ?それの何が駄目なの?」

ミサカ「妹達の元々の存在理由は実験のためですから―――ああ、そんな悲しそうな顔しないでください、とミサカはおどおどしてしまいます」

佐天「あ、うん、ごめん……」

ミサカ「……まあ、ですから個体自体の我など、実験の際には必要ありませんでした。
    しかし14444はそれを持ってしまい―――結局実験をすることに逆らおうとは思っていませんでしたからそのまま14444として実験に使用される予定でした」
ミサカ「14444はその時からたまに考えていました。自分が産まれてきた理由。生命というもの」
ミサカ「それらの思考はあの頃のミサカ達には必要のないものでしたから、他の妹達は14444を異端視していました。私も例外ではありません、とミサカは説明します」
ミサカ「そういう理由もあって、14444はどこか卑屈になっている所があるのですよ、とミサカは少々きまずく口にします」


佐天「うーん……」
537 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 21:08:11.61 ID:VeF95NMo
左天さんマダー?
538 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 21:09:07.93 ID:Pbakb2oo
佐天「よくわかんなかったけど、産業でまとめると、

学習装置の不備のせいで14444さんは妹さん達の中では変わり者
実験中も色々考えてたから自分の環境にいろいろ疑問があった
そんな14444さんも今は晴れて自由の身

ってことだよね?」


ミサカ「……その最後が、問題なんです、とミサカはうなだれます」

佐天「えっ?」

ミサカ「ミサカ達は調整のために色々な機関へと預けられました。14444も例外ではなく、彼女は学園都市のある研究所へと派遣されました。ですが、」

佐天「ですが?」

ミサカ「そこで一度問題を起こしてしまって……今は別の研究所で問題なく過ごしているそうなのですが、同じミサカとして心配なのです、とミサカははらはらします」

539 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 21:16:13.95 ID:Pbakb2oo
佐天「ああ……そういえば、あの妹さん、妹さんのことを羨ましい、って言ってたっけ」

ミサカ「羨ましい?とミサカは頭に?を浮かべてみます」

佐天「うん。でね、なんだかそう言ってる14444さん、寂しそうに見えたっけ」

ミサカ「……もし」

ミサカ「もし、涙子がよければの話ですが」

佐天「うん?」

ミサカ「14444と仲良くしてあげていただけませんか、とミサカはお願いします」

佐天「へぇっ?何、いきなり改まって」

ミサカ「……ミサカはおそらく他のミサカより、14444と少々縁があります。
    一度は実験中に。もう一度はミサカが怪我を直している時に。
    少しだけ話をしていました、とミサカは窓の外を見ながら口にします」

ミサカ「あの時は14444の言葉の意味がよくわかりませんでしたが―――今こうして涙子と一緒にいると、少しわかった気がします、とミサカは視線を涙子に写します」

ミサカ「そしてその時のことをおm―――」

佐天「あーあー、いいよいいよ。難しい話は別にいいって」

佐天「とにかく、14444さんと仲良くしてあげてほしい、ってことなんだよね?」

ミサカ「―――はい、とミサカはうなずきます」
540 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 21:25:15.39 ID:Pbakb2oo
佐天「そういうことならおまかせあれ!この柵川中学一年生佐天涙子の特技は友達を作ることだよ?」

佐天「そんなことお願いされなくても私のほうから友達になりにいくって!」

ミサカ「……そうですか、とミサカはやはり涙子に言ってよかったと安心します」

佐天「えへへ……私も妹さん自身の話聞けて嬉しかったなぁー」

ミサカ「そうですか?とミサカは不思議におもいます」

佐天「うん。だって妹さんってあんまり自分の話とか、してくれないんだもん。名前で呼んでくれるようになったけど、なんだか線引かれてるみたいでさー」

佐天「そりゃあ、話したくないってんならしょうがないけど……」

ミサカ「いえ……しかしミサカも生まれてから少ししかたっていませんから、自分のことと言っても実験中のことくらいしかありませんから、とミサカは告白します」

佐天「あ……じゃあじゃあ!」

佐天「今からいろいろ楽しいことしてけばいいよね!それでさ、あの時はあんなことしたなぁって笑いながら話せるようになったらいいよねっ!」




佐天さんお口調が結構前からわかんなくなってきたうえー
541 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 21:32:49.38 ID:Pu3l212o
うわあまぶしいでウケたwwwwww
いいぞもっとやれ
542 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 22:06:59.78 ID:GenA5X2o
佐天さんは口調というか語尾に特徴ないからな
543 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 22:10:50.44 ID:Pbakb2oo
ミサカ「さて、それではそろそろ、とミサカは席をたちます」

ミサカ「それでは次は夕方に―――っとそうでした、その傷の具合からすれば、
     今日からお風呂に入っても大丈夫でしょう、とミサカは去り際に伝えます」

佐天「あー……そういえばもう一週間も入ってなかったなぁ。うん、ずっとタオルで拭いてもらうだけじゃ気持ち悪かったし、よかったよかった」

ミサカ「それは重畳です、それでは湯あみの際はお手伝いいたしますので、とミサカは扉を閉めます」ぱたん


佐天「……14444さんかぁ」

佐天「あ、そういえば妹さんのことも妹さんとしか呼んでないなぁ……10032さんだっけ?うーん……」

佐天「……ま、これはおいおいでいいや」

佐天「―――大覇星祭、か。私も準備手伝いたいな」



口調思い出すためにアニメを見てラジオを聞いてやってるけど、美琴アニメだと嫌な子だな、原作だと可愛い気がするけど。
そして風呂いってこよっかたな
544 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 22:13:12.68 ID:VeF95NMo
ビール飲んで忘れないでね
545 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 22:20:53.76 ID:GenA5X2o
いってらっさい
546 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 22:50:32.38 ID:Pbakb2oo
ビール呑んでとかあのスレn人かよ。さあラジオ聞きつつかな恵さんの声ききつつ書くしかねぇ。


佐天「――――」

佐天「―――風がすっかり秋風にかわってる」

佐天「熱感知のおかげかな。なんだか空気の変化に敏感になったなぁ」

佐天「うんうん、能力のおかげで違う世界が見えるなぁ。能力さまさまだね」



佐天「―――――痛」

佐天「うーん……駄目だなあ。能力使うとすぐ頭痛くなる」

佐天「そういえば演算?とかそんなの無視してる気がする……そのせい?」

佐天「わっかんないなー。学校行って先生に聞いてみたいけどなー」

佐天「わかんないから寝よ。寝る子は育つし怪我も治るからね。ぐぅ」
547 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:02:24.88 ID:Pbakb2oo
―――夕暮れ前

ミサカ「さあさあ湯あみの時間ですよ、とミサカは扉をあけます」

ミサカ「おや……」

佐天「すぅ……すぅ……」

ミサカ「ふむ……お昼に昼食を持って来た時も寝てましたね、とミサカは記憶をさぐります」

ミサカ「その時からずっと眠っていたのでしょうか?とミサカは涙子の眠気を不思議に思います」

佐天「―――すぅ」

ミサカ「……それにしても」

ミサカ「綺麗な髪ですね……黒色なのに夕日を反射して不思議な色合いです、とミサカは髪をさらさらと……oh」

ミサカ「なんというさらさら感……これは、これはこれは……」さらさら

佐天「――――んん……」

ミサカ「」ビクッ

ミサカ「危ない危ない……またダークサイドへ堕ちていきそうでした、とミサカは邪念を払います」

ミサカ「起きてください、とミサカはほっぺをぷにぷにします」

佐天「――んぁーうー……」

ミサカ「起きなさい起きなさい、とミサカはたてたてよこよこ」

佐天「う、うん……」

ミサカ「まるかいてちょんっ」

佐天「ふにゃっ……あ、妹さん」
548 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:11:17.62 ID:Pbakb2oo
ミサカ「湯あみの時間ですよ、とミサカはほっぺをむにむにしながら伝えます」

佐天「あうあう。わかったからはなしてくらひゃい」

ミサカ「それにしても柔らかい肌ですね、とミサカはたてたてよこよこ」

佐天「ひゃめてひゃめて。むー」

ミサカ「あはははは、はっ!また調子に……ごめんなさいと反省します」

佐天「べっ、別に痛くはなかったからいいんだけどね?あ、お風呂だったねーお風呂お風呂ー」

ミサカ「車いすと松葉づえ、どちらにしますか?とミサカは選択肢を提示します」

佐天「んー……そろそろ松葉づえでリハビリしないと駄目かなーって」

ミサカ「そうですか、では。辛くなったら言ってください、肩を貸しますので、とミサカは松葉づえを渡します」

佐天「ん、ありがと」
549 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:18:18.89 ID:Pbakb2oo
佐天「おっふろーおっふろー」

ミサカ「随分ご機嫌ですね、とミサカはたずねます」

佐天「もともとお風呂好きだからねー。それに久しぶりに入れると思うと、やっぱりわくわくするかなー」

佐天「それはそうと、そのお風呂セットは何なの?」

ミサカ「私と涙子のお風呂セットです」

佐天「……私と妹さんの?」

ミサカ「はい、とミサカは短的に返事をします」

佐天「え、え、一緒にはいるの?」

ミサカ「涙子はまだ一人で入れるほど回復していませんし、浴槽というのはそれなりに危険ですから、とミサカは当然のように返します」

佐天「え、え……」

ミサカ「……嫌、ですか?」
550 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:21:40.51 ID:t8Y0OxM0
妹も素直になればいいのに
551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:24:33.79 ID:Pbakb2oo
佐天「あ、えっと、別に嫌じゃないんだけどね」

佐天「その、んー……同年代の人と一緒にお風呂はいったことないから恥ずかしいなぁ、って」

ミサカ「なるほど、つまりミサカが初めての人、ということですね、とミサカはどこか優越感にひたります」

佐天「誤解を生むような表現はやめましょうっ」

ミサカ「恥ずかしがる必要はありません、世の中には銭湯というものがありますから、とミサカは安心させます」

佐天「そりゃそうだけど……」



そんなこんなで風呂場ですが。

佐天「うあー……このお湯の匂い、久々だなー」

ミサカ「それでは先ず髪を洗いますから、とミサカは椅子に座ることを勧めます」

佐天「はーい……って、え、洗ってくれるの?」

ミサカ「ええまあ、とミサカはさも当然のように答えます」
552 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:31:54.35 ID:t8Y0OxM0
脱いだらミサカ妹の理性はどうなるのっと
553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:34:03.91 ID:Pbakb2oo
しゃこしゃこしゃこ

佐天「うあ……妹さん髪あらうのじょうず……」

ミサカ「オリジナルがオリジナルですから……そのDNAマップを使用したミサカは何故かこれくらいできるのです、とミサカは髪の毛を洗います」

佐天「へぇぇ……じゃあ御坂さんも髪あらうのうまいのかなぁー……」

ミサカ「なんだかんだで手先が器用ですからね、とミサカはオリジナルの能力を推測します」

佐天「あぁぁぁ……そういえば……盛夏祭の……ときも……あ”ー……」

ミサカ「……どうしたのですか、そのようなだらしのない声で、とミサカは頭をかしかしかし」

佐天「あ、あ、あ、……だってぇ……人に頭あらってもらうのきもちいしぃ……いもうとさんじょうずだもん……」

ミサカ「」ゾクゾクッ

ミサカ「で、では我が友人佐天涙子のために、私も本気で髪を洗いましょう、とミサカは本気を出しますっ」

佐天「はああああああ……ん」







打ち止め「なんだか近くで甘い香りがした気がする!ってミサカは反応してみる!」

一方通行「何いってンだ……いいから風呂いく準備しやがれ」
554 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:36:14.38 ID:t8Y0OxM0
>>553
警備員に通報しました。
555 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:42:16.92 ID:Pbakb2oo
一方通行「ったくよォ、ンで俺がガキの風呂入れなきゃいけないンですかァ?」

黄泉川「子供がお風呂で溺れたら大変だからじゃんよ」

一方通行「だったらテメェがいれてやりゃァいいだろォが。第一いいンですかァ、俺ァ男だぜ?」

打ち止め「路上で毛布をとったあなたが何をいまさら?ってミサカはミサカは首をかしげてみる」

黄泉川「……まさかお前こんな子供に欲情するのか?それはないじゃんよ……」

一方通行「誰がするかァ!!!」



打ち止め「おっふろーおっふろーってミサカはミサカは大はしゃぎ!」

一方通行「ったく……っと、ここかァ」


『あああああああ!だめだめだめ妹さんっそれいじょうはだめええええええ!!!』

『これくらいの頭皮マッサージで根をあげていては誰にも勝てませんよ、とミサカはフルパワーで繊細かつ優しく洗います!』

『ひああああっやあああああたまからとろけちゃうううう』



一方通行「oh....」

打ち止め「あれ?あの声って……」
556 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:46:35.61 ID:3dLFUjw0
らめぇえじゃないんだな

楽しいな楽しいな
557 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:48:45.84 ID:Pbakb2oo
一方通行「……先客がいたみてェだなァ。あっち使うぞガキ」

打ち止め「ん……」


検体番号20001【運営】がログインしました。

以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
 ちょっと10032とお話したいんだけどいるかな?ってミサカはミサカは書きこみこみ

以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889
 こんな場所で発言するより強制割り込みしたほうがいいんじゃないですかね?運営様

以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001
 そっか。ありがとね、ってミサカはミサカはログアウト


一方通行「オイ、何してンだ」

打ち止め「なんでもないよーってミサカはミサカは小走りで近づいてみる」

558 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:51:53.45 ID:hVD.i6SO
お仕置きフラグww
559 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/11(日) 23:55:01.26 ID:Pbakb2oo
ミサカ「はうっ」がくんっ


20001:やっほー

10032:う、運営サマ?あの、一体どうなされたのでしょうか

20001:えっとね、さっきお風呂場の前通ったの

10032:

20001:……あんまりオイタがすぎると、ね?


ミサカ「さ、さーてそろそろ流しましょうか、とミサカはシャワーに手をかけます」

佐天「ひ、あ……う、うん……」ハァハァ

ミサカ「あまり洗いすぎても傷めてしまいますからね、とミサカはシャワーでざばー」

佐天「ん……ふぅ」



打ち止め「うん、話せばわかる子は好きだなってミサカはミサカは超ご機嫌」

一方通行「ご機嫌なのはいいから浴槽であばれンじゃねェ!11」
560 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:02:08.04 ID:TD1VaUUo
佐天「……さて」

佐天「それじゃあ妹さん、今度は私が頭洗ってあげる番だよね?」

ミサカ「へ?いや、ミサカはそんな」

佐天「遠慮なさらずにーほらほら!」

ミサカ「あ、いや、遠慮ではなく」



ミサカ「あっ、ああああああっ、なぁ、やあああたま、あああ」

佐天「ふははははは!いつも長い髪を洗ってるから妹さんくらいの髪の毛を洗うことなど造作もないことなのだー!」

ミサカ「あ、らめれす、あああ、ああ、あぁ、ひ」

佐天「(やだなにこの妹さんの声エロい)」

佐天「あ、じゃ、じゃあそろそろ流しましょうか……?」

ミサカ「……やめないでぇ」

ミサカ「もっと、もっとあらってくらさいってみさかはおねがいしますぅ……」

佐天「(えええええ何この妹さんやべええええええええ)」




打ち止め「うーん……今度はなんだかおかしな予感?ってミサカはミサカは不思議な気分」

一方通行「いいからおとなしくしろってンだよォ!!!洗えねえだろォが!!!」
561 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:06:25.11 ID:TD1VaUUo
―――風呂上がり

佐天「」ハァハァ

ミサカ「」ハァハァ

佐天「……」

ミサカ「……」

佐天「……あの、妹さん」

ミサカ「……なんでしょう、とミサカは返事します」

佐天「……その、ね」

佐天「また、一緒にお風呂はいろっか……?」

ミサカ「……勿論です、とミサカは真っ白に燃え尽きながら答えます」



打ち止め「あーすっごいお湯へっちゃったかも、ってミサカはミサカはちょっと反省」

一方通行「バタ足なんざするからだろォがクソガキがァ!!!」
562 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:06:32.97 ID:ppOYHjs0
佐天さんも開眼したみたいだな
563 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:09:35.61 ID:TD1VaUUo
佐天「いやぁーそれにしてもさっぱりしたなぁー」

ミサカ「それはよかったです、とミサカは満足気に答えます」


打ち止め「お風呂楽しかったーってミサカはミサカはすっごくさっぱり!」

一方通行「俺ァ疲れたぜェ……」





佐天「あ」

ミサカ「げ」

打ち止め「え」

一方通行「ん」
564 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:10:29.58 ID:TD1VaUUo
眠たい!明日大学!ついに始まる新学期!逃げたい!だから寝る!

さて、というわけだ。たぶん明日の夜書く。
565 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:10:39.37 ID:XJQGtlIo
保父通行さん
566 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:13:21.19 ID:EoBB71.o
お疲れ〜続き楽しみに待たせてもらうよ〜
567 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:32:10.57 ID:c6zh2660
あげぇええん!

乙ー
月曜日が……来るっ…!
568 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 00:32:56.54 ID:V9DV9aQo
乙なんだよ
569 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 01:03:03.85 ID:YZ/iX6k0
月曜がキタ。

待ってるぜ。
570 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 01:52:51.00 ID:9C2CRZAo
乙ですぜ!
571 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 03:25:00.31 ID:tMuHRhk0
おつん
572 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 03:36:25.73 ID:4BxX7BY0
今更だけど学芸都市編とかzipでネットに流れてるよな
俺も持ってるし
573 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 05:13:40.19 ID:vJm0pZMo
574 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 05:55:07.68 ID:vJm0pZMo
575 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 07:12:43.64 ID:vJm0pZMo
576 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 07:18:01.44 ID:aZwVX32o
製作は保守いらんぞ
577 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 07:51:51.80 ID:sFo/z6go
乙です
やばい俺もダークサイドに堕ちそう
578 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 10:04:25.95 ID:DoUtMLwo
保守排卵がレスは必要この誤字はずかしいな
579 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 11:35:41.10 ID:5NcI.dEo
肘とか膝とかに付いてるのは「関節」だよ。
いつも間接って誤字ってるから一応突っ込んでみる。
580 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 17:36:07.12 ID:rbUmT4Y0
関節キッス
581 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 17:40:26.09 ID:aZwVX32o
――肘と膝が交差する時、物語が始まる
582 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 18:56:02.12 ID:8GQf.two
♪関節大集合〜
583 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 19:29:19.31 ID:XJQGtlIo
ムカデとかヤスデとか
584 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 21:27:06.19 ID:TD1VaUUo
>>579全然気にしてなかった!ありがと!

夜桜見ながら日本酒うめぇな……さて、のんびり再開しますね
585 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 21:32:30.81 ID:TD1VaUUo
佐天「(一方通行……ここに入院してたのは薄々知ってたけど、まさかはち合わせるなんて……!)」

ミサカ「(上位個体……先の件もあってかやりづらいですね、とミサカは考えます)」

一方通行「(あの女ァ……って、待て、あの声はコイツラのかァ?)」

打ち止め「(どうしてみんな見つ目合って黙ってるんだろってミサカはミサカは思考中)」


佐天「(あ……そういえば)」

佐天「あ、あの……一方通行……さん」

一方「……あァ?(さん付けとか初めてだぞオイ)」

佐天「この傷……その節は、ありがとうございました」ペコリ

一方「……なンのことですかァ?ンな昔のこたァ忘れちまったなァ」

佐天「なっ……人が素直にお礼言ってるのに……!」
586 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:37:44.47 ID:XJQGtlIo
一方さんったらぁ
587 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 21:40:57.12 ID:TD1VaUUo
一方「(つーか礼言うのはこっちだってのによォ……)」

――――9月2日

医者「やぁ目が覚めたかい」

一方「……」

医者「さて、もし僕の言っている意味がわかるのなら手を動かしてくれるかな?声はとどいてるかい?」

一方「……」モゾ

医者「ふむふむ。じゃあ喋れるかな?返事をしてみようか」

一方「……チ。ンの真似だクソが」

医者「よしよし。それじゃあ次は、能力が使えるか試してみようか?」

一方「……。…………!?」

医者「……ま、ここが限界だろうね?残念だけどね」

一方「……オイ、どォいうこった」

医者「説明するからあわてないあわてない―――かくかくしかじか」

一方「しかくいムゥブ、ってかァ?……ハ、ザマァねェ、ってワケか」

医者「けれど相当危なかったからね?あと少しでも銃弾が進んでいたら完全に壊れていたからね?」

一方「……(そォいや)」

一方「(あン時あの女が叫んで……それにあのクソ野郎がビビって動作止めてたっけなァ)」

一方「(てことたァ……俺ァあの女にギリギリで助けられたってことかァ……?)」

一方「……ふン」

―――回想終了

一方「……はァ」

佐天「あぁ!なんでため息!?もー相変わらずむかつくなぁー!」
588 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:41:12.21 ID:a6e0ua60
hajimatta
589 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 21:46:13.91 ID:TD1VaUUo
一方「(怪我で演算機能は完全に停止―――いや、反射くれェなら出来るが、演算だけに集中しねェと無理だから結局使いもンになりゃしねェか)」

一方「(それでもまァ……こォして動けるだけマシってもンなんだろォな)」

一方「(もしあの場でやられてりゃァ、今頃このガキは……)」

打ち「どうしたの難しい顔してってミサカはミサカはたずねたり」

一方「ンでもねェよ」

一方「オラ、そこ退きなァ」

佐天「くぅぅぅぅぅ!!!!何よ何よー!」

一方「あァ、それとなァ」

一方「そっちのヤツとよろしくやンのは構わねェが、せいぜい外に聞こえねェようにすンだなァ」

佐天「なっ――――!!」

ミサカ「…………///」

打ち止め「じゃあねー10032−ってミサカはミサカはまっかな人達に手をふってさよならー」
590 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:46:47.85 ID:XJQGtlIo
ネットワークなしでこれか?
591 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 21:49:00.70 ID:TD1VaUUo
―――佐天、病室

佐天「嫌な奴嫌な奴嫌な奴!!!」

ミサカ「どうぞ、とミサカは牛乳を渡します」

佐天「」ゴクゴク

佐天「ぷはぁーっ」

佐天「『そっちのヤツとよろしくやンのは構わねェが、せいぜい外に聞こえねェようにすンだなァ』」

佐天「なにさ!嫌な奴!」

ミサカ「このポジションだとミサカは誰に振られるのでしょう?とミサカは某有名映画と現実を照らし合わせます」

佐天「人がせっかくお礼いったのにさ!もー!」

592 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:52:06.95 ID:sFo/z6go
ktkr
593 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 21:54:47.10 ID:TD1VaUUo
コンコン

佐天「?どーぞー」

ガタガタ

打ち止め「やっほー、ってミサカはミサカは下位個体と恩人さんに挨拶しにきたの」

ミサカ「これはこれは上位個体、ミサカと涙子のひと時を邪魔しにきたのですか?とミサカは悪意をとばします」

佐天「ええー。そんな誤解されるようなこと言わないでよ。それで、えっとどちらさま?」

打ち止め「私は検体番号20001、妹達のまとめ役の、通商打ち止めですってミサカはミサカは自己紹介!」

佐天「へぇー、打ち止めちゃんも妹達なんだー。通りで御坂さんににてると思った。うわー可愛いー」

打ち止め「ふわわっ!いきなり頭なでなでされるとびっくりしちゃうってミサカはミサカは後ずさりっ」

佐天「あ、ごめんね。ほら、怖くないからおいでおいでー」




ミサカ「すっかり蚊帳の外になってしまいました、とミサカは露骨に不満を申し立てます」ぷぅ
594 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:57:45.12 ID:WpZwGIUP
クサッ
595 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:58:54.94 ID:XJQGtlIo
(´・ω・)σ)・ω・)=3 プヒュッ
596 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 21:59:05.54 ID:vCNoM.oo
>通商打ち止め
経済制裁かよww
597 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:03:50.22 ID:r9qyDvgo
ゆ、Uボートですか?
598 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:06:58.64 ID:TD1VaUUo
打ち止め「怖くないのは知ってるの、だってあなたはミサカたちの恩人だものってミサカはミサカはあなたに飛びつくの」だきっ

佐天「あー恩人、ね……私は何にもやってないよ、本当のヒーローは上条さんだもん」なでなで

打ち止め「ううん、あなたがいなかったら10032は殺されてたし、お姉さまも、もう一人の恩人さんも皆やられてたもの。立派な恩人だよ
       ってミサカはミサカは頬釣りするの」すりすり

打ち止め「それに今回だって」

佐天「え?」

打ち止め「今回だってね、あの人がああいう風に動いていられるの、あなたのおかげなのよ、ってミサカはミサカは衝撃の事実を明かしてみる」

佐天「えっと……どういうこと?」

打ち止め「えっとね、あの人の思考がMNWを通してたまにこっちへ入ってくるんだけど、その時に知ったことでね」

佐天「ちょちょちょちょっとまって。え?MNWを通して一方通行の思考?その辺りkwwsk」

ミサカ「それについてはミサカから説明しましょう、とミサカは出番を取りに来ます」
599 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:08:36.08 ID:XJQGtlIo
空気にならないためには努力を怠ってはならない…
600 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:13:51.08 ID:mCoIIUAO
>>599
老神だか山神だか姫神だかの悪口はやめろ
601 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/12(月) 22:14:03.39 ID:GMVv5kAO
一方「コンクリートロードは無ェと思うぜェ」
602 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:18:04.24 ID:TD1VaUUo
ミサカ「あのロ……一方通行は涙子も知っているようにかくかくしかじか」

佐天「まるまる……なるほど、一方通行は打ち止めちゃんの治療のために全能力を使用してて、
    銃弾を撃たれて被弾はしたけどすんでの所で能力を取り戻して助かった、と」

打ち止め「そうなの、それでね、あと少しでも早く被弾してたら喋ることも出来ないようになってたんだって、ってミサカはミサカは自分の仕事をとりもどす」

打ち止め「あなたは覚えてる?あの時、撃った男があなたの声で少し動きを止めたことを、ってミサカは確認するの」

佐天「ん……そういえば」

ミサカ「それがなければあのセロ……一方通行は今より悲惨な状態になっていたはずです、とミサカはアピールを怠りません」

打ち止め「だからね、あの人はずっと感謝してたのよ……ってミサカはミサカこれ以上は語らないかも!」

佐天「うぇーと、それで、なんでMNWが関係してくるの?」

打ち止め「それはあの人の演算能力をMNWを使って代理演算してるからなの、ってミサカはミサカはあっさり説明」

ミサカ「あの時あのモヤ……一方通行の首に黒いチョーカーがあったでしょう。あれが一通さんの脳波とミサカ達の脳波をつなぎ、
    代理演算を可能にしていた代物です、とミサカは懇切丁寧に説明しました」

佐天「つまり……今の一方通行は一万近くの頭を使って演算できるってこと?」

打ち止め「いくざくとりぃ、ってミサカはミサカはその通り!」
603 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:19:11.32 ID:TD1VaUUo
お、俺は今確かに感じた!日本酒の柔らかな液体の中に、確かに甘みがあることを!ひゃっはー!
604 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:19:45.36 ID:XJQGtlIo
呑ンでンじゃねェ!
605 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:20:29.11 ID:r9qyDvgo
>>600
彼女は努力して空気ヒロインの座を勝ち取ったのだ
どこぞの食いしん坊と一緒にしないでいただきたい
606 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:23:57.68 ID:mCoIIUAO
>>605
食いしん坊…大原満太郎さんがゲスト出演していたとは
607 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:25:21.26 ID:TD1VaUUo
すまん誤爆った。


佐天「うわあ……それって本当に最強じゃん」

打ち止め「それがそうでもないの、あのチョーカーは日常で使うなら二日はもつんだけど、能力を使おうとするとすぐに電池切れになっちゃうの。
      特注だから替えのバッテリーもないし、大変なんだよってミサカはミサカは人ごとらしく話してみる」

ミサカ「それに、どうやらミサカ達の頭をつかっても全盛期の半分ほどしか能力を発揮できないようです、
    本当、ふざけたセロリですよね、とミサカは首を振ります」

佐天「セロリ……?けど、なるほど……そう考えると一方通行さんって凄い人だったんだ。第一位は伊達じゃなかったんだね」

打ち止め「うん……」

佐天「?どうしたの?」

打ち止め「……ううん、なんでもないっ、ってミサカはミサカは笑顔でお返事!」

打ち止め「そーだ、もしあの人に何かあるなら言ってあげてね?あの人、なんだかんだであなたに恩を感じてるみたいだから、
     ってミサカはミサカは知られたくないだろう秘密を暴露ー」

608 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:26:28.60 ID:XJQGtlIo
つまり……好きにしていいんですね?
609 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:32:45.99 ID:YPcgKl2o
スカートはかせてスカートめくりするしかなかろう
610 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:35:42.23 ID:TD1VaUUo
佐天「えぇー別にあいつに何か頼みごとなんてないけどなぁ……」

ミサカ「いっそのことここで土下座などさせてみてはどうでしょうか、とミサカは悪魔のささやきをしてみます」

打ち止め「あ、あんまりひどいことはやめてね?ってミサカはミサカはおろおろするの」

佐天「あはは、大丈夫だよ打ち止めちゃん。そんなことしないからねー」なでなで

打ち止め「あ、ふぅぅ……っは!何かへんな感情が芽生えそうだったかもってミサカはMisakaは正気に戻る!」

打ち止め「それじゃあそろそろ戻るね、さよなら佐天お姉ちゃん10032ってミサカは元気よくばいばーい!」ふりふり

ぱたん

佐天「……はぁー、妹さんの妹さんになるのかな?かわいかったなぁ、無邪気なとことか」」

佐天「けど、、何かあったらって、本当に何もないなぁ……」

ミサカ「何もなければそれでいいでしょう、とミサカは踵をかえします」

ミサカ「それでは、そろそろミサカは調整の時間ですので。おやすみなさいとお別れの挨拶をします」

佐天「、あ、おやすみー」

ミサカ「ええ、では」ぱたん
611 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:43:59.24 ID:XJQGtlIo
打ち止めは充電器になれないの?
612 :あれ?なんか眠くなってきた。ビール呑みの人すごいなぁ [sage]:2010/04/12(月) 22:47:06.97 ID:TD1VaUUo
佐天「……何かあるなら、か」

佐天「そりゃあ……聞きたいことくらいあるけど」

佐天「けど、今のあの人にこれを聞くのは―――はぁ」

佐天「いいや、寝ながら考えよう」



――――9月8日 終了



613 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:49:30.01 ID:TD1VaUUo
そんなわけでちょっと風呂はいってきますの。最近書くのしんどいかも。
614 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:50:07.68 ID:XJQGtlIo
飲んでから入るなああああ!
615 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:52:04.29 ID:E9u3o6SO
少し休んでもいいんだぜ

帰ってきてくれれば
616 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 22:53:30.94 ID:/iSd9XYo
酔うのはよいが
酔ったまま風呂に入ると
最悪風呂場で
「ボク、ドザえもん」
ってことになるぞ
617 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 23:11:40.54 ID:6hnDKbYo
>611
618 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 23:14:09.53 ID:6hnDKbYo
>611
同じく思う。同様に一方さんも電子の動きをベクトル操作して、充電すればいいのにと思う。
誰か回答プリーズ。
619 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 23:15:31.46 ID:YPcgKl2o
※話しの都合上仕方ないから
620 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 23:20:19.01 ID:6hnDKbYo
>619
ありがd
621 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 23:20:34.15 ID:ZiViZusP
酔ってやたらハイテンションで風呂入って転んで
頭打ってもっとテンションあがって暴れて血流し過ぎて倒れたことならある
622 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 23:57:06.45 ID:3.IpUJA0
アルコール入るとやっぱテンション上がるよな!
風呂での事故に気をつけろよー
623 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/12(月) 23:59:16.18 ID:xzjj8t6o
佐天さんマジテクニシャン
624 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:02:10.91 ID:Wl5sV2DO
>>622
ビリィさんなにしてはるんですか
625 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/13(火) 00:07:10.51 ID:9/qYCxAo
>>611>>618 うえええ。そんなの原作者に聞いてくれよぅ


―――9月9日

佐天「そ、れ、で」

上条「……あい」

佐天「なんですかその怪我は!まーた何かに首つっこんできたんですね!」

上条「いや、今回のはなんというか、主に不可抗力というかそういうのなんだけど……」

佐天「全く……私のことを心配してくれるのは嬉しいですけど、自分の身体の心配もしてくださいよ」

上条「つっても、どうしても身体が先に動いちまうんだよなぁ。
    記憶無くす前の俺もこんなんだったのかな……」

佐天「……はぁ。まあいいです。けど、本当にあんまり無理しないでくださいね」

佐天「上条さんが怪我をして救われる人もいますけど―――悲しむ人だってたくさんいるんですから」

上条「……ああ。わかってるさ」
626 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:08:42.35 ID:9/qYCxAo
>>622あなたはこちらにいてはいけない。 はやくせろりさんとみさかをしあわせにしてやってくだしあ。
    それはわたしにはできないことでありんす。

上条「ところで、佐天さんの身体はどんな具合だ?」

佐天「んー、松葉づえついてますけど、もうほとんど治ってる感じはありますね。
    あと2、3日ってとこでしょう」

上条「そりゃよかった。けど、その腹の傷……痕は」

佐天「……抉られてましたからね。綺麗には治りませんよ」

上条「……そっか。女の子なのに、な」

佐天「ま、これくらいならあんまり目立ちませんし。いざとなったら上条さんがもらってくれるんですよね?」

上条「そうだな、いざとなったら俺が責任とる。だから、嫁に来てくれないか?」

佐天「ぶはっ!うえええいきなり真面目にならないでくださいー!」

上条「ははははは前のおかえしだよ」

佐天「むー……それじゃ、私は用事がありますからこの辺りで」

上条「うん?ああ、ありがとな」

佐天「いえいえー」
627 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:09:08.64 ID:9/qYCxAo
佐天「さってと」

コンコン

打ち止め「はいはーいってミサカはミサカは扉を―――あーっ佐天お姉ちゃん!」

佐天「やっほー打ち止めちゃん。一方通行さんいる?」

打ち止め「いるけど今はお眠り中かも、ってミサカはミサカはお部屋へどうぞー」

佐天「えー結構日ものぼったんだけどなー」

打ち止め「この人は眠りたいだけ眠る人だから……ってミサカはミサカは呆れて見る」

佐天「ふーん……」

一方通行「――――、――――」

佐天「(こうして見ると……すっごい綺麗な肌してるなあ。真っ白だし、眠ってると目つきも悪くないし)」

佐天「(白い肌に白い髪の毛もあってるし……中性的で、身体ほそくって、女の子みたい)」

佐天「……」さらさら

一方通行「――――ン」ごろん

佐天「(わぁ……髪の毛さらさらだ。本当女の子みたい)」
628 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:09:38.47 ID:9/qYCxAo
打ち止め「はわわわわ……佐天お姉ちゃん顔近いかも、ってミサカはミサカはどきどきするの」

佐天「え?あっ!」

佐天「あ、うあああ……無意識に……」

一方通行「―――あァ……」

打ち止め「あ、おはよーってミサカはミサカは元気に挨拶!」

一方通行「……あァ、おはよォさん……」

佐天「へぇー一方通行さんも挨拶とかするんだね。おはよー」

一方通行「!?ンでてめェがここにいやがる!?」

佐天「あれ?私には挨拶なし?」

一方通行「黙れ!俺の質問に答えなァ!」

佐天「えっと―――お願いしにきたの」

一方通行「……お願いだァ?」

佐天「あなたの能力ってベクトル操作でしょ?」

一方通行「ま、今ァ使えやしねェがなァ」

佐天「……それでね、私の能力開発を手伝ってほしいの」

一方通行「ンで俺がンなことしなきゃならないンですかァ?」

打ち止め「そんなこと言わずに手伝ってあげてよ、ってミサカはミサカは涙目でお願いっ」

佐天「わ、私も涙目で……」うるっ

一方通行「……チッ、まァここで断ってもそのガキが後からうるせェだろォからなァ。手伝ってやンよクそが」
629 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:10:09.38 ID:9/qYCxAo
打ち止め「(素直じゃないなあ)」

佐天「なんか釈然としないけどありがとうございます?」

一方通行「ンで?テメェの能力はなンなンだよ」

佐天「えっと……たぶん、熱ベクトルを操作する能力です」

一方通行「たぶンって何だ」

佐天「今のとこ自分だけの現実を作り上げただけで……熱ベクトルが視覚化できるだけなんですよ」

一方通行「ベクトルを視覚化ァ?オイオイ、何の冗談だァそりゃァよォ。ンな能力あるかよ」

佐天「なっ……けど実際に使えますもん!すぐに頭痛くなるけど……」

一方通行「頭痛くなるってよォ……そりゃ演算ふっとばしてンなバカみてェな能力使うからじゃねェのか?」

佐天「あの、なんでさっきから私の能力のこと馬鹿にするんですか?」
630 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:10:38.20 ID:9/qYCxAo
一方通行「馬鹿にするより信じられねェんだよ。ンな能力あったら俺ァとっくにレベル6だっつゥの」

一方通行「いいかァ、ベクトル操作において最も面倒なのがそもそものベクトルがどォいうものか考えることだ」

一方通行「だがテメェのその能力はその工程をふっとばせる……つゥまァりィ、操作の仕方さえわかっちまえば元々のベクトル座標だのを
     頭ン中で組み立てず目でみたもンをいれちまえばいいンだ。これがどれだけ便利なことかわかったンのかァ?」

佐天「えっと……よくわかんないです」

一方通行「ちッ」

佐天「しょ、しょうがないじゃないですか!ちょっと前まで無能力者だったんですから!」

一方通行「……あァ?」

一方通行「オイ、待て……そォいやお前、熱線打のだしてたろ……ありゃァ能力じゃねェのか?」

佐天「……あー」

佐天「……はぁ。まあ、協力してもらいますし話しますけど、絶対誰にも言わないでくださいね」

一方通行「……わあったよ」

一方通行「(ンだよ……こンな悪党信用して話すってのかァ?どンだけお人よしなンですかコイツは)」
631 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:11:32.34 ID:7Ax7nEco
これでも見て元気出せよ

ttp://2d.moe.hm/index/img/index1862.jpg
632 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:17:30.06 ID:9/qYCxAo
佐天さん説明中だよ!

佐天「――――ということなんです」

一方「頭湧いてンのかテメェ」

佐天「えー!なにそれ!」

一方「いやむしろ俺が常識的な反応だろォが。ンなファンタジーなこと言われても信じられるかっての。アレですかァ?思春期特有のアレですかァ?」

佐天「なんかよくわかんないけどあなたには言われたくないですその台詞!」

佐天「まあ、ともかく、実際に見たんだから信じるしかないでしょ?」

一方「……まァそォなんだが」

一方「……けどよォ。ンな能力あンならなンで今更能力開発なンざしようと思ったンだァ?」

佐天「……それは、」

佐天「それは、もっと強くなりたいからです」

一方「ほォ……」
633 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/13(火) 00:17:48.48 ID:lAFwqzg0
お、俺が元気に・・・
634 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:18:00.62 ID:H2mzixg0
>>631のおかげでものもらいが治りますた
635 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:20:19.95 ID:9/qYCxAo
>>631

うわああああ佐天さん佐天さん佐天さんうわああああああああああ!!!!!
その中学生にしては大き目の胸がいいよおおおおおおおお!!!!
もう少しで見えそうなふとももがまぶしいよおおおおおおおおおおおお!!!!
腋から胸へのラインが美しいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
あ、あああああ、ああああああああ!そんな佐天さんがこっち見てる!ああ、あああああ!!!
あっ、あっあああっ……あああ!そんな風に足を閉じてぇ・・・もじもじしてるんだねえ!!!!!
あああっ!!!こっちみながらもじもじしてる佐天さん・・あああああああ!!!!


眠いから寝る。
636 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:24:06.75 ID:7Ax7nEco
なん・・・だと・・・

とりあえず乙
637 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:25:24.96 ID:CA9wdAEo


なかなか楽しい

某サテン(+初春)スレ…(´・ω・`)
638 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:28:13.41 ID:Me4oF2Mo
639 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 00:29:53.41 ID:H2mzixg0

640 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/13(火) 00:55:52.88 ID:LQEXufU0
左天さんテラ空気www
っつーか9/9って上条なにやらかしたんだっけ?
641 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 01:13:37.74 ID:rh3/npwo
>>640
>>462
642 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 02:00:47.73 ID:Bf65H9w0
いつも乙!
ゆっくり待つ
643 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 04:02:41.88 ID:5tgGVJk0
落つと乙
644 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/13(火) 05:50:50.08 ID:nyGwIwSO
いつも気がついたら来てる…乙
645 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/15(木) 17:47:44.30 ID:mzNzgAA0
復活
646 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/15(木) 17:54:09.45 ID:GtBBaeMo
おっしゃー復活キタコレ!支援age!
647 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 17:58:02.69 ID:AurwRiM0
ふっかぁぁあつ
書き溜めてくれてたら今夜は眠れない
648 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/15(木) 18:06:23.72 ID:hBG0yfs0
>>641
は?wwww
649 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/15(木) 18:07:41.93 ID:hBG0yfs0
ミス
>>637
は?なんてss?
650 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 18:29:29.86 ID:hi6e.uko
>>649
すごい喧嘩腰に見えるぞ
651 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 18:53:08.82 ID:YNQeIjEo
復活したから大目にみてやんよ
652 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/15(木) 20:19:06.74 ID:7GrHRcAO
製作速報復活ッッ!製作速報復活ッッ!製作速報復活ッッ!


続きみてぇ〜〜
653 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 20:41:45.83 ID:YNQeIjEo
でもVIPは規制されてたこのッ!このッ!
654 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:14:08.27 ID:394cO.E0
復活ーイェ━━━━━ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ━━━━━━ィ
655 : ◆oDLutFYnAI [sage]:2010/04/15(木) 21:50:10.52 ID:8Xe3l9ko
当分復活しないだろうし、違うssでも書いてvipに投下するかな!
とか思ってそっち書き溜めてたらこの有様さ!なんてこった!

しょうがないので少しでも書くかなー。書くかなぁぁぁぁ遅筆になるけどごめん
656 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:52:01.68 ID:i2HQ37Qo
ヒャッホウ!支援するぜ!
657 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/15(木) 21:54:31.06 ID:ZK2HA6so
よっしゃズボン脱いだ!
658 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:54:50.58 ID:j96g5SAP
ちんこ脱いだ!
659 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:58:22.42 ID:tGXRfico
よし来い!
660 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:58:37.45 ID:8Xe3l9ko
一方「強くなる、ねェ……ンで?強くなってどォすんだ?」

佐天「どうするって……だって、強くなったら皆を守れるじゃないですか」

佐天「今までは力がなかったから何も出来なかった……御坂さんや白井さん、初春の役にたとうとしたけど出来なかった」

佐天「だから強くなるんです。強くなれば、皆と一緒にたたかって、皆を守れますから!」

一方「……はァ」

佐天「むっ。なんですかそのため息」

一方「べっつにィ。―――ま、約束しちまったからなァ。一応教えてやンよ」

打ち止め「たぶんあんまり気にすることないよ、あの人の考えてること、ってミサカはミサカは耳打ちしてみる」ヒソ

佐天「だよねぇ」ヒソヒソ




佐天「(あれ?でもなんだろ……さっき自分で言ってて、なんかひっかかったなぁ)」
661 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:59:12.71 ID:8Xe3l9ko
一方「さァて、能力使うと頭痛がするンだったか」

一方「そりゃァ演算式ふっ飛ばしてるからだろォな」

佐天「けど、演算式って言われても何が何やら」

一方「そっからかよ……つってもンなもン一人ひとり違ってっからなァ」

佐天「?そうなんですか?」

一方「演算式ってのは自分だけの現実を元にして作り上げる、まァ言っちまえば自分勝手な公式みたいなもンだ」

一方「俺とテメェじゃ自分だけの現実が違うだろ。だから俺の使ってる式を口にしたところで使えるわけがねェんだよ」

佐天「へぇー……」
662 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:59:39.40 ID:8Xe3l9ko
一方「つーワケだ。まずは自分が自分だけの現実を獲得した時にどォいう風に捉えたか思い出してみろ。
    そっから演算式を作り上げンぞ」

佐天「はい……なんだかんだで結構丁寧に教えてくれるんですね」

一方「ぶっ[ピーーー]ぞ」

佐天「何故!?褒めただけなのに!」

一方「無駄口叩いてンじゃねェ、さっさとしろ!」

佐天「はぁーい」
663 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:01:10.38 ID:8Xe3l9ko
佐天「(自分だけの現実を手に入れたあの時、か)」

佐天「(元々、熱を肌で感知できてた……これは左天さんの能力が身について、誘発的に私の能力が発現した結果なんだろうけど)」

佐天「(熱を感知―――それを、集中して集中して集中して―――感知した熱の方向や大きさを捉えてたんだっけ)」

佐天「(それから、そうして捉えた熱を数字じゃなくて大雑把なイメージで映像化したから―――)」


佐天「あの……」

一方「うン?」

佐天「思い出したけど、さっぱりわかんないです……」

一方「はッ!だろォなァ!!!」

打ち「(うわぁすっごい嬉しそう、ってミサカはミサカは引いちゃうね)」

一方「一夕一朝で演算式までくみ上げられりゃァ能力開発は苦労しねェからな。地道にやってみろ。コツは教えたからな」
664 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:01:37.35 ID:8Xe3l9ko
佐天「ん……わかりました」

一方「あとな、式が完成するまで能力は使うな」

佐天「えーなんでですか?」

一方「その頭痛は本来ありえねェもンを視てる代償だ。使い過ぎると脳が焼き切れンぞ」

佐天「どういうことなの」

一方「廃人になるってことだよ」

佐天「な―――廃人って……」

一方「わかったなら使うな。俺のせいで勝手に死なれても迷惑だかンなァ」
665 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:02:19.27 ID:QfzGd0Qo
きてたああ支援
666 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:04:17.29 ID:8Xe3l9ko
佐天「えー、でも能力使わないと感覚つかめませんよ」

一方「……なら一日3秒だ。これ以上は使うな」

佐天「3秒!?そりゃ少なすぎやしませんか」

一方「ほざけ。どォせそンくれェ使ったら頭痛してくンだろ」

佐天「……まあ、たぶん」

打ち「なんだかんだであなたのことが心配なんだよってミサカはミサカはこの人の気持ちを伝えてみるの」

一方「勝手なこと言ってンじゃねェぞガキが」

667 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:07:26.18 ID:DsbOM9Mo
イポーゥさんが既に丸い…
668 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:09:55.78 ID:OBR4xfg0
なんてツンデロリコンな一方さん
669 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:10:11.62 ID:8Xe3l9ko
打ち止め「それじゃ佐天お姉ちゃんばいばーいってミサカは手を振るの!」

佐天「ばいばい打ち止めちゃん、また来るからね」

一方「もうくンじゃねェよ」

打ち「そんなこと言っちゃってー本当は女の子と話せてうれしかったくせにーってミサカはミサカは肘であいたぁっ!」

一方「はいはいィィィうるさいお子様はお仕置きですねェェェェ」

佐天「(目つき怖っ)」

佐天「じゃ、じゃあ……今日はありがとうございました」

一方「……あァ」
670 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:12:06.26 ID:7ROTJ5Yo
一応目欄sage saga
にしといたら?

これで上がらなくて、文字規制もなくなるみたいだし
671 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:12:40.82 ID:8Xe3l9ko
打ち「離して離してーってミサカはミサカはじたばたじたばた」

一方「おォ」

打ち「あれ?なんだか今日は優しいかも、ってミサカはミサカはあなたの豹変っぷりに驚いてみる」

一方「……」

一方「……打ち止めよォ」

打ち「(初めて名前で……)な、なにかな、ってミサカはミサカはどきどきしてるんだけど……」

一方「……いや、なンでもねェよ」
672 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/15(木) 22:20:17.86 ID:8Xe3l9ko
一方「(……なんだろォな、最近は)」

一方「(昔の俺ならあンな風に話してなかっただろォな)」

一方「(一応の”恩人”だからなンですかねェ……わっかンねェな)」

一方「(……ま、悪くねェか、こんな気分も)」

一方「(わかっちゃいるがな……俺みてェな悪党がこんな光を浴びていられるわけがねェってことくらい)」

一方「(それでもよォ……今くれェは、許してもらえンのかね)」

一方「(……こンな風になれたのも、癪だがコイツのおかげか)」


一方「おい、クソガキ。ちょっと来い」

打ち「(えぇー今度は名前じゃないんだ)」なにかなぁ、ってミサカはミサカは少しテンション下がり気味で……)」

一方「」なでなで

打ち「ひゃあああああ!?な、なにかななにかな、ってミサカはミサカは素直に驚くの!」

一方「……ハッ、なんでもねェよ、気分だ気分」ぐりぐり

打ち「痛い痛い!わけわかんないってミサカはミサカは理不尽さに身もだえするーっ!」
673 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:21:26.72 ID:j96g5SAP
デレた!!
674 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:27:01.75 ID:8Xe3l9ko
佐天「演算式、かぁ」

佐天「世界の熱量のベクトルを視覚化する演算式……って、本当にわけわかんないよね」

佐天「視覚化を演算って何?みたいな……」

佐天「……まぁー、おいおいやってくしかないよねぇ」


土御門「お」

佐天「あれ?土御門さん」

土御門「にゃー。そういえば佐天ちゃん入院してたんだっけか。かみやんから聞いてたが……ごめんにゃーお見舞い来てなくて」

佐天「あぁ、気にしないでください。もう結構よくなりましたし」
675 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:31:25.94 ID:8Xe3l9ko
佐天「土御門さんは上条さんのお見舞いですか?」

土御門「まぁそんなところだぜい」

佐天「あの……今回は上条さん何したんですか?詳しいことは聞いてないんで……」

土御門「簡単に言うとフラグ建設だにゃー。美人おっとりシスターさんを口説きに行ってた、ってところですたい」

佐天「oh...」

佐天「さすがすぎます上条さん……」

土御門「本当だにゃー。大けがしてまでフラグ建設とはおそれいりますにゃー」

土御門「そんじゃ佐天ちゃん、お大事ににゃー。大覇星祭もあるし、頑張って体直すことだぜい」

佐天「はーい」
676 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:42:04.47 ID:8Xe3l9ko
―――病室にて

佐天「大覇星祭ねー楽しみだなー準備とかしてクラスの人とキャッキャウフフしたいなー」

佐天「それでーそこで仲良くなった男子が彼氏になってーやんややんやの関係になってー」

佐天「まぁいざ!って時にこのお腹の傷見たらどうせ引くんだろうけどさー」

佐天「あはははははは!」

佐天「……はぁ」さすさす

佐天「夏が終わっててよかった……こんなんじゃ水着きられないもん」

佐天「来年までに目立たなくなってるといいんだけどなぁ」

佐天「……後悔はない。そうだよ、後悔はないんだ。うん、大丈夫」

佐天「よし―――勉強しますか」


―――9月9日 終了
677 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:43:10.19 ID:tGXRfico
支援なんだよ
678 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:44:31.92 ID:8Xe3l9ko
すまん、かなり短かったけどここいらでどうかひとつ。
正直土御門のくだりいらなかったんだけど、なんとなく。時系列無視してる感はあるけど。

明日投下できりゃいいなぁ。いいなぁ。
あとセロ……一方通行さんのキャラが丸過ぎなのは書いてて思った。でも8巻の打ち止めとのじゃれあい見てたら俺……俺……!
679 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/04/15(木) 22:46:25.71 ID:65epUA.0
乙!なんだよ
680 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/04/15(木) 22:47:45.79 ID:65epUA.0
8巻読んだらそうなるよな
シャンプーのくだりで俺も吹いた
681 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 23:01:54.81 ID:PY.A892o
いいぞもっとやれ
682 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 23:08:16.69 ID:tGXRfico
乙っした
683 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/15(木) 23:34:11.63 ID:PaafKcDO
http://kero.nobody.jp/
傷痕も今は塗り薬でかなり薄くなるみたい。
佐天さんも大丈夫だな
684 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 01:50:59.79 ID:jmJOkHY0
そういえばTVで「失った指先が傷口に魔法の薬を塗ってたら生えてきた」なんてのやってたの見たことある・・・関係ないな
685 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/16(金) 02:23:09.15 ID:nf7UldQo
それ生えたような気がする薬なんじゃゲホゲホ
686 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 03:38:25.59 ID:V.E99YDO
ピクシーダストだな
白い粉をつけるだけで指が生えるなんてビックリしたから覚えてるわ
687 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 07:58:59.23 ID:XQk3Zk.0
元々、指は生えようとするものだからな
688 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 10:05:31.03 ID:0n1GTEAO
魔法じゃねぇ、傷口が完全に閉じるのを防いでいるだけだ
だから指が復活するんだ
689 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/16(金) 14:15:21.64 ID:xCqAtj.0
御坂妹と佐天さんがイチャイチャしてるのを見た初春が妬くシチュを妄想したらニヤニヤしちまった
690 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 15:00:59.76 ID:DXMD8wDO
そうかー、女は腹の傷一つついただけでも気になるもんなのか。
引くというか確かに一瞬目がそこにいったりしちゃうかもね。
691 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 16:25:50.51 ID:jmQaCpgo
>>689
そんな感じでss書いてたらこっちが復活したんだよ!今夜のvipで

>>690
俺は男だからわからんが、肌にでかい傷ついてるのは嫌なんじゃねえかな。目立ったりするし。
目立つ→目が行く→視線気になる→ビクンビクンみたいな。

つーわけで今夜また投下します
692 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 17:46:35.57 ID:V/UkbyYP
なんかここの>>1っぽいのがvipにあるけど立てたんですか
693 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 18:17:06.86 ID:lEZR77ko
佐天さんのおなかの傷をぺろぺろしたい
694 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 18:23:34.69 ID:dx6CExAo
satenbsannnoonakanokizuhiraitesokonitinkobukkondesaseisitele
695 :694 [sage]:2010/04/16(金) 18:24:02.66 ID:dx6CExAo
半角/漢字押してなかったスマソ
696 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 18:25:48.18 ID:BftMm06o
いやお前は黙ってていいよ
697 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 18:31:05.55 ID:pXGYXwoo
まさに日本語でおk

アルファベットを日本語に変換しても
雑音が混じるなwwwwwwwwwwwwwww
698 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 18:57:14.00 ID:dT6QarUo
yが抜けてるな
699 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 19:26:12.37 ID:jmQaCpgo
すまんvipで遊んでたら書き溜められんかった。眠たいし。眠たいし。
のんびり書いてく
700 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 19:29:32.87 ID:jmQaCpgo
そんなこんなで色々あって。

―――――9月13日

医者「―――うん、大丈夫みたいだね?」

佐天「じゃあ退院しても?」

医者「ああ、すぐに手続きするから準備しておくんだね?」

佐天「はーい」


佐天「んんー!やっと退院できたー!」

ミサカ「おめでとうございます、とミサカは着替えを手渡します」

佐天「あ、ありがと」
701 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 19:51:11.95 ID:LIemsQSO
第四支援
702 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 20:10:46.39 ID:lEZR77ko
お、来てるのか
703 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 20:27:05.99 ID:mRn67C.0
14444号のSSは発言を見るに本人だったのか
704 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/16(金) 20:55:22.74 ID:lwDGYnIo
寝ちゃった?
705 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/16(金) 22:58:04.24 ID:uBtOzNY0
第四支援ちゃん
706 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 01:13:08.94 ID:TrvGpCo0
寝たかw
707 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/17(土) 02:09:07.92 ID:bBswlUYo
マーダー
708 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 02:18:06.06 ID:VhwN5.M0
つづきは来年です
709 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/17(土) 04:00:58.60 ID:crqRpUk0
来年まで全裸待機
通報されないようにがんばる
710 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 11:45:05.49 ID:qtPk2Lw0
通報しますた。
711 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 12:22:41.85 ID:m57jWSQo
痛風ですた
712 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 17:11:04.60 ID:AXgEzaUo
痛感しますた
713 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:53:41.71 ID:hBDbqfso
昨夜はマジすまんかった!気づいたら朝だよ!バイトの時間だよ!くそう!
意識が落ちるってああいうこと言うのか……

チラ裏
今日すっげぇこと気付いたんだけどさ。
打ち止めってラストオーダーじゃん?
ラストオーダーってlast order じゃん?
この頭文字をとって l と o ……つまり「LO」!
ここまで言ったらわかるな?そう、打ち止めとはコミックLOを象徴したキャラクタだったんだよ!
あと今日のバイトで無茶苦茶かわいい幼女とメガネっ子とメガネ幼女見た。マジ幸せ。
チラ裏おわり。

さて、そんじゃ投下するかな!少し書き溜めたよ!
714 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:54:37.29 ID:hBDbqfso
……。

ミサカ「それではお元気で、とミサカは涙ぐみながらさよならの握手を交わします」しくしく

佐天「いや、また会えるからね?あと退院するのにそんなに悲しそうにされるとなんとも言えない気持ちになるんだけど……」

ミサカ「そうですか?演技が過剰すぎましたね、とミサカは嘘泣きを止めます」

佐天「えー」

ミサカ「それではまたどこかへ遊びにいきましょう、とミサカは携帯電話をぶらぶらさせてみます」

佐天「うん、また連絡してね?」
715 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:55:04.74 ID:hBDbqfso
―――公園にて

佐天「うおー久々の娑婆だー」シャバダバ

佐天「って、今日は普通に学校あるから、あんまり騒ぐと目立っちゃうかな」

佐天「それにしても、さすが学園都市。平日は全然人いないなー」

佐天「おっ……なのにクレープ屋さんは動いてるのかー。赤字になっちゃうと思うんだけどなぁ」

佐天「まぁいいや、久々に食べよっかな。お金は……おお、ギリギリたりそう」

佐天「なーにーにーしーよー……って、あれえ?妹さんだ」
716 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:55:30.45 ID:hBDbqfso
店主「あいよ。780円ね」

ミサカ「ちょいお待ち、とミサカはスカートのポケットを……うん?」

ミサカ「あれ?あれあれ?おおおおお?」ぽすぽすシュバババ

店主「うん?どうしたんだい」

ミサカ「(これは不味いですね。どうやら財布を忘れてきたようです、とミサカは現状把握した後冷や汗が)」

店主「……まさか佐天「妹さーん!……っと、どちらさまの妹さん?」

ミサカ「おや、二週間ぶりですね、と検体番号14444のミサカは挨拶をします」

佐天「ああーあの時の妹さんかー。久しぶり」

店主「久しぶりはいいんだけどよ、そろそろ代金もらえねぇかな」

店主「まさか、タダ食いするつもりだったとかねぇよな?」

ミサカ「いえ、別にそんなつもりではありませんが、少々予期せぬ事態が起こりまして、とミサカは嫌な汗をぬぐいながら答えます」
717 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:55:59.19 ID:hBDbqfso
佐天「……ああ。なるほど」ゴソゴソ

佐天「はい、これで」つ1000円札

店主「いいのかい?嬢ちゃん」

佐天「問題ないっすよー」

店主「まあ俺は代金もらえりゃいいからな。そんじゃおつりね、220円」

佐天「はーい。ありがとございましたー。さっ、妹さんいこ?」トテテ

ミサカ「はっ、はい」テテテ






店主「いいなぁ。ああいうのいいなぁ」
718 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:56:31.64 ID:hBDbqfso
佐天「はいどうぞ」

ミサカ「……良いのですか?とミサカはあなたとクレープを交互に見ながらたずねます」

佐天「きにするめー。佐天ちゃんはこれくらいでどうこう言ったりしないのよ」

ミサカ「……それでは、お言葉に甘えて、いただきます」

佐天「おいしい?」

ミサカ「……はい。薄く焼かれたクレープ生地はしっとりとしていて、中の生クリームの甘さとチョコソースのほろ苦さ、
    果物の酸味のバランスが最高ですね。普通ならば生地が破れないように厚く焼くか、破れて中身が飛び出てくるのに対して、
    ここの生地はそれらの欠点がありません。しかもこれは……なるほど、生地自体に何か細工がしてあるようです。
    ミサカではわかりませんが、この隠し味がここのクレープの真髄といったところなのでしょう、とミサカは
    じっくり味わいつつ分析しながら食べていますもそもそ」

佐天「そっか。よかったよかった」

ミサカ「……すみません、あなたのお金なのにミサカばかり食べていて、とミサカはクレープをあなたへどうぞ」

佐天「うん?いいよいいよそんなの。たくさんお食べ?」

ミサカ「……そうですよね、食べ掛けなんていりませんよね、とミサカは少々ショックを受けつつクレープを口へと運びます」

佐天「べっ、別にそんなことないけど……」

ミサカ「では食べてください、とミサカはあなたの口元へクレープをもっていきます」

佐天「そう?それじゃ遠慮なく……はむ」ハムハム



ミサカ「oh...」
719 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 21:57:02.33 ID:3Fx7WNEo
キテター
支援
720 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:57:19.19 ID:hBDbqfso
佐天「ん?ろうかひは?」

ミサカ「(なんでしょう、この感情……上目づかい気味でクレープをほおばりながらこちらを見る女の子に抱くこの感情、
     ミサカでは分析できません、とミサカは込みあがってくるものを必死で押さえます)」

佐天「ん……うん、おいしい!ありがとね、妹さんっ」

ミサカ「あ、いえ、お構いなく……とミサカはクレープを口に運びます」

佐天「けどこれ生地に何入ってるんだろ……甘さに飽きないように爽やかな味があったけど」

佐天「うーん……梅?いや、ちがうかな……この香り、どっかで……」

佐天「……うーわー!わかんない!なんか悔しい!」

ミサカ「そりゃまあすぐ解られるようでは隠し味にならないでしょうしね、とミサカは思ったままを口にします」

佐天「あはは、そりゃそうだねー。手厳しいなあ、妹さんは」

ミサカ「あ……いえ、気分を害してしまったのなら謝罪します、とミサカはしゅんとします」

佐天「えー。これくらいでへこまないって。ただ最近料理を褒められたりしてたから、私ってそっちの才能あるのかなーと思ってさ。
   だから解らなかったのが悔しかったんだけど……やっぱりプロには敵わないね」

佐天「っと、そうだ妹さん」

ミサカ「はて、なんでしょう?とミサカは指についたクリームをぺろぺろ舐めながら答えます」

佐天「友達になろう!」

ミサカ「……唐突すぎてどう回答すれば良いのか判断できません、とミサカは何か裏があるのではないかと探ります」
721 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:58:20.50 ID:hBDbqfso
佐天「んー……裏なんてないけど。たださ、この前言ったと思うけど、妹さん寂しそうだったからさ」

ミサカ「……成程。つまりあなたは私に同情しているのですね、とミサカは席を立ちます」

佐天「いや、そういうわけじゃないんだけどさ……」

ミサカ「確かにあなたは恩人です。感謝しています。ですが、先ほどの言葉はミサカの心を傷つけました、とミサカはあなたを
    見下ろしながら申し上げます」

佐天「え……」

ミサカ「クレープ、ありがとうございました。代金は近々返しますので、それでは、とミサカはお別れの挨拶をします」

佐天「ちょ、ちょっとまって!嫌なこと言ったんなら謝るよ!」

ミサカ「嫌なこと言ったなら、ですか。その言葉自体、不快にさせていると気付いていないあなたとは、
    これ以上話をしたくありません、とミサカは歩き出します」

佐天「なっ……そんな言い方ってないじゃん!」

ミサカ「だまりなさい」

佐天「」ビクッ

ミサカ「……っ。それでは」









佐天「……何さ」
722 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:58:49.44 ID:hBDbqfso
――――9月14日

佐天「うーいーはーるーっ!!!」

初春「ひゃぁぁぁっ!?」

佐天「よっし久々の感覚!精度もばっちり!柄はしましまかー」

初春「もぉー……って違いました!なんで退院したこと言ってくれなかったんですかぁー!」

佐天「あ。ごめんごめん、浮かれて忘れてた」

初春「しかも電話しても繋がらないし!」

佐天「いやぁー久々の自室でさー。帰ったらすぐ寝ちゃってて」

佐天「(本当は演算式組み立てるために能力使って疲れて眠ってたんだけどね)」

初春「……怪我はもう全快したんですか?」

佐天「うんっ、ばっちり!……ごめんね、心配かけて。それに、入院中は随分お世話になっちゃったね」

初春「いいんですよ、佐天さんが元気ならそれで」

佐天「くぅー!嬉しいこと言ってくれるなぁー親友!」

初春「あっ、もぅ、駄目です佐天さんっ、人がみてますぅぅ」



学生「huuuuuuuuuuuuuu!」
学生「ヒーハー!」
723 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:59:30.43 ID:hBDbqfso
――――学校

「―――それでは身体検査を行います。各生徒は―――」

佐天「あっ、そうだ!私この能力のこと学校に報告してない」

初春「そういえばそうですね。今からでも報告した方がいいんじゃないですか?検査方法も変わりますし」

佐天「うん、ちょっと先生のとこ行ってくる」





佐天「せんせー」

先生「ん?どうかしたかい?」

佐天「今日の身体検査なんですけど、私能力身に付けたんですよ。ずっと入院してて報告できなかったんですが」

先生「おー、おめでとう!それで、どんな能力だい?」

佐天「熱量のベクトルを視覚化する能力です、たぶん」

先生「たぶん?」
724 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 21:59:59.31 ID:hBDbqfso
佐天「知り合いの発火能力の専門家の先生いわく、もしかしたら熱ベクトルを操作できるようになるかもしれないって」

先生「なるほどね。うん、わかったよ。それじゃあそのように時間割組み直そう。それから、今日の検査は受けなくていいよ」

佐天「えっ」

先生「能力が発現したばかりではまだどうにもできないからね。時間割をこなしてからでないとどうしようもない。
   それに熱ベクトル視覚化……珍しい能力だし、強度も計りにくいだろうからね」

佐天「はぁ……わかりました」

先生「もしよければその専門家の先生の連絡先教えてくれないかな?時間割を組むのに協力してもらいたいから」

佐天「あー……私も紹介された身なんで、連絡先はちょっと……○○高校の先生やってる月詠って先生です」

先生「わかった。それじゃあ今日は身体検査だけだから、帰ってもいいけど、どうする?」

佐天「あー……それじゃ、そうさせてもらいます」




佐天「そんなわけで急きょ暇になってしまった佐天涙子ちゃんだけどどうしよう……」

佐天「……よし!セロ……一方通行さんとこにお礼参りに行こう」
725 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 22:00:30.13 ID:hBDbqfso
佐天「というわけでお礼参りに参りました」

一方「ハッ、上ォ等ォ!表ェ出な!相手してやっからよォ!」カチカチッ

佐天「えええええええ!?なんでバトル!?」

打ち「ねぇ、もしかしたらサテンはお礼参りの意味間違えてるのかもよ?ってミサカはミサカはあなたに言ってみる」

佐天「えっ、お礼参りってお見舞いの別称じゃないの?」

一方「……ハァ。なンだよ、ただの馬鹿か」

打ち「お礼参りっていうのは普通ある意味お世話になった人に暴力振るいにいくことなんだよ、って
   ミサカはミサカは教えてあげる」

佐天「えぇっ、そうなんだ……」

一方「ンでェ?何しにきたンですかァ?」

佐天「いや、じゃあお見舞い?」

打ち「わぁープリンだプリンだ、ってミサカは喜びを身体で表わすの!」

一方「ンなクソ甘ェもン食えるかっての」

佐天「そういうと思ってあなたにはコーヒーゼリーとアロマブラックを買ってきました」

一方「よくきたな、まァ座れ」
726 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 22:01:35.40 ID:hBDbqfso
打ち「このプリン美味しいけど個人的には焼きプリンの方が好きかも!ってミサカはミサカはダメだししてみる」

一方「(コーヒーゼリーうめぇ)」

佐天「私もそっちの方が好きなんだけど、それだと卵黄いっぱい使ってるからカロリーとかどうかなぁーって」

一方「(ブラックうめぇ)」

打ち「でもでももしこの後死ぬかもしれなかったらきっと後悔すると思うの。
    「ああ、どうせ死ぬならとろけるプリン食べたかった……」ってミサカはミサカは例えてみる」

一方「(アロマブラックの飲み口でかいのはこういう理由だったのかよ……)」

佐天「そんなほとんどありえないような可能性は却下します」

一方「コーヒー使った菓子とかねェのか……」ボソッ

佐天「あ、それならティラミスとかどうですか?生地に純ココア混ぜて砂糖少なくして、
   チーズの部分も砂糖少なめで、とか。勿論生地には濃い目のコーヒーたっぷりしみこませて」

打ち「というかあなたもお菓子とか食べたいのね、ってミサカはミサカは驚きの新事実にうちひしがれてみる」ビリビリ

一方「はァ!?べっ、別にンなもン食いたくねェよォ!!ただあるのか気になっただけだろォが!!」

佐天「照れない照れない。今度作ってきてあげるから、ね?」

打ち「んー、ミサカはあんまり苦すぎないほうがいいなぁ、ってミサカはミサカは遠まわしにお願いするの」

一方「照れてないですゥー!くそっ、テメェらンな目で見るなよォォォおおおおお!!!」

佐天「(この人意外と可愛いんじゃないか)」

打ち「(萌え)」
727 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/17(土) 22:02:11.07 ID:hBDbqfso
書き溜めオワタwwwwwwwwww早すぎるだろくそったれwwwwwwwwwwwwww
風呂入ってからまた描き始めるお
728 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:10:40.70 ID:UYG8D.SO
>>726
一方さんの手の平返しワロタw
729 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:11:29.67 ID:GcFZCOoo
おい速くしろよ風呂で掘るぞこら
730 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:15:28.41 ID:1nu0XUSO
待機
731 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:19:04.48 ID:m57jWSQo
お疲れ様
732 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:20:01.57 ID:3Fx7WNEo
全裸待機
733 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:49:15.86 ID:BqeGmewo
いいなぁ


いいなぁ佐天さん
734 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/17(土) 23:03:43.70 ID:ExmzTJQo
・・・ふぅ
735 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 23:05:43.02 ID:hBDbqfso
佐天「あ、そういえば本題なんですが」

佐天「一方通行さんってどこで能力開発したんですか?」

一方「……。ンでそンなこと聞くンだ?」

佐天「学校で先生が珍しい能力だから時間割たてるの難しいって言ってたんで。それで、ベクトル操作な一方通行さんの能力開発を担当した人なら
   私の能力開発の時間割も組んでくれないかなぁーって」

一方「……はァ。やっぱり馬鹿だったなァ」

佐天「えー」

一方「お前よォ、俺の能力開発した奴がマトモなワケねェだろォが。実験で2万の複製殺させようとする奴らだぜ?」

佐天「あー……」
736 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 23:06:37.20 ID:hBDbqfso
すまんそういや俺風呂はいったら眠くなるんだった。
明日起きたら描くかも。すまん、すまん。
737 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 23:06:45.77 ID:BqeGmewo
彼がくるのかー
738 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 23:18:48.26 ID:TugzGk2o
ありゃ、今日はもう終わりかい?

まあいずれにしろ乙。毎回楽しませて貰ってるぜい
739 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/17(土) 23:28:53.59 ID:3Fx7WNEo
乙なんだよ
740 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 00:12:29.57 ID:JKEPvBUo
乙なんだぜぃ
741 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/18(日) 00:54:57.83 ID:hI/3v5M0
次は木ィィィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥンか
742 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/18(日) 01:14:36.04 ID:N3MLYWk0
乙なんだよ
743 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 01:33:50.58 ID:LJu3TWE0

ブラックの飲み口がでかい理由って何?
744 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/18(日) 02:00:35.68 ID:.y47D/w0
苦いから一口で飲み切らないと残したくなるから?
745 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 02:11:54.90 ID:NSD4x96o
香りの通り道なンじゃねェの?
746 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 08:17:21.42 ID:TrNQu2DO
香りもあるけど飲み易さ重視だから。
飲み口大きいと普通のやつよりごくごく飲める。猫舌殺しでもある。
747 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/18(日) 15:05:21.17 ID:Tgv9K.AO
>>746
猫舌殺し→
なんて読むの?
748 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 16:27:14.38 ID:Kqir70Eo
そこって突っ込むとこかよ
流石携帯はゆとり臭いな
749 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 16:37:51.52 ID:qdZcjhMo
幻想殺しとかけてるのも分からない男の人って……
750 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 16:57:28.64 ID:i0RfA.SO
マジレスするところでもなくね?
カッコいい別名考えようぜ!ってノリだろうよ
一方通行→アクセロリータみたいにさ
751 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 17:06:07.89 ID:Kqir70Eo
ごめんねにわかには着いて行けなかったよ
752 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 17:10:12.75 ID:sN3UUbQo
もしもしなんだから仕方ない
お前はよくやったよ
753 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 19:12:38.51 ID:4LfLkMoo
普通にレスするならねこじたブレイカーとかだろな

ゆとりがどうとかレスしちゃいかん
そういうのはVIPですべき
754 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 20:54:24.61 ID:PZ9pzU6P
ねこたんブレイカー
755 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 21:12:36.15 ID:t9loB.Mo
ウィークポイントブレイカー
猫舌殺し
756 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/18(日) 23:24:24.50 ID:l7.COUko
やべぇなバースデー通行止め可愛すぎるだろくそっ
俺もあんな風に書けるようになりてぇなあ。

本当に少しの間だけど書く。明日か明後日に一気に進めるから許してくれませんか。
757 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/18(日) 23:25:05.89 ID:l7.COUko
打ち「それならこの人に時間割組んでもらったらいいんじゃない?ってミサカはミサカは提案してみる」

一方「誰がンなめンどクセェことするかよ。そもそもいちいち覚えてねェっつゥの」

打ち「えぇー、うっそだぁー。頭良いあなたが覚えてないはずないのよってミサカはミサカは遠まわしに覚えてない
   あなたのことを馬鹿にしてみ痛い痛い!」

一方「ンな挑発には乗りませんよォこのクソガキがァ!」グリグリ

打ち「しっかり乗ってると思うの!てミサカはミサカは痛みを我慢しながら突っ込んでみ痛いよー!」

一方「ッたく」パッ

一方「まァ覚えてたとしてもそりゃァお前みてェな奴が受けるモンじゃねェよ。学校の先生共にまかせときゃいいだろォが」

佐天「まーそれはそうなんですけど」
758 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/18(日) 23:25:34.48 ID:l7.COUko
一方「ンで?もう演算式は完成したかァ?」

佐天「まだでっす!いやぁーなかなか難しいですね。というか視覚化を演算ってわけわかめ……」

一方「目ェ使うンなら透視能力系の能力者に聞いたほうが早ェンじゃねェか」

佐天「あ、盲点だった。それもそうですね。知り合いに居ますし」

一方「じゃァ早くそっち行きな。しっし」ペッペ

佐天「うぅっ、そんな冷たくしないでくださいよ……」

一方「ハァ?慣れ合うつもりなンざねェんだよ。ほれ、消えた消えた」

打ち「本当は寂しいくせに素直じゃないね、ってミサカは痛いいたい!」

一方「寂しくないですゥー。そんなこと言うのはこの口かァ?」グニグニ

佐天「いやいや実際寂しそうな顔してましたけどね?」

一方「テメェまでンなこと言いやがりますかァ?」グニグニ

佐天「いひゃいいひゃい!」

打ち「身代りになってくれるのは嬉しいけどこの人をとられたみたいでなんだか悔しいかも、ってミサカはミサカは嫉妬しちゃう!」
759 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/18(日) 23:26:17.34 ID:l7.COUko
ミサカ「おやおや、謎の三角関係の出来あがりですね、とミサカはぶふぃーと噴き出しながら登場します」



打ち「こんなところで何してるの?ってミサカはミサカはたずねてみる」

佐天「ふぁれ?ろうひはのいもうほはん」

一方「別に三角関係でもなンでもねェだろうが」

ミサカ「またまた御冗談を、両手に花で両方とも12歳以下ですよ?本当は嬉しいくせに、とミサカは一方通行を指さして痛い!」カーン

一方「人を異常性癖者みてェに言うンじゃねェよ」

佐天「というかなんで私がまだ12歳って知ってるの?」

打ち「空き缶の飲み口を額に当てるなんて結構運動神経いいのね、ってミサカはミサカはあなたのコントロールに驚くの」

ミサカ「涙子が12歳なのはカルテを見たからです、とミサカはなんてことない事実を明かします。
    そしてここにいる理由ですが、病室の前を通ったら涙子の声がしたので野獣の毒牙にかかっていないか心配できました、
    とミサカは一方通行の危険性を考慮して行動したことをお知らせします」
760 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/18(日) 23:26:47.59 ID:l7.COUko
一方「誰がこンなガキを相手にすっかよ」

佐天「正直一方通行さんの毒舌いやみにも慣れてきました」

佐天「あぁ、そういえば妹さん。昨日14444さんと会ったよ」

打ち「14444ってあの変わった子のこと?ってミサカはミサカは10032に確認してみる」

ミサカ「ええそうです、それで、どうでしたか?とミサカは少々心配そうに聞いてみますが」

佐天「取り付く島もなかったよ」

  一部始終説明中


一方「そりゃテメェが悪ィな」

佐天「えー」

一方「話を聞いてっと14444はひねくれてンだろ?だったら「寂しそうだから」なンて理由は憐れみみてェでいい気はしねェだろ」



ミサカ「まるで自分のことを言っているようですね、とミサカは上位個体に耳打ちします」ヒソヒソ

打ち「もしかしたら14444とこの人って結構似てるかも、ってミサカはミサカは思ってみる」ヒソヒソ
761 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/18(日) 23:27:16.01 ID:l7.COUko
一方「まァ俺は別に友達なンざ必要ねェからわかンねェけどよ……憐憫だ同情だで友達になられるなンざ屈辱以外の何もンでもねェよ」

一方「まァ俺は別に友達なンざ必要ねェからわかンねェけどよ。友達ってのはそォいうもンじゃねェんじゃねェの?」

佐天「それは、確かに……」



ミサカ「二度同じこと言いましたね、とミサカは強調した文章に一方通行の何かを感じます」ヒソヒソ

打ち「たぶんこの人も友達が欲しいんだよ、ってミサカはミサカは考えてみるの」ヒソヒsp




佐天「……私、妹さんに謝ってくる」

一方「……ハァ。三度目になるがな、だからテメェは馬鹿なンだよ」

佐天「……じゃあ他にいい方法あるっていうんですか」

一方「方法だのなンだの言ってる時点で間違ってンだよ。あとそれくれェ自分で考えな。少なくとも謝る場面じゃねェだろォからな」





ミサカ「友達いないくせに随分知った風な口を叩くのですね、とミサカは第一位のしったかぶりを鼻で笑います」ヒソヒソ
打ち「きっと友達欲しかったから”友達を作るための本”とか読んでそっからの知識だと思うの、ってミサカはミサカは命の恩人に
   ひどいこといってみる」ヒソヒソ
762 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:30:22.05 ID:uu1qrf60
ニヤニヤ度がヤバイなあれは
個人的にはパーティでみんながくたびれて解散するまでがみてみたいが
花見も乾杯で終わったし

さて、まだか
763 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:33:12.00 ID:l7.COUko
一方「……って、何言ってンだ俺ァ。らしくもねェ。別にテメェと妹達がどうなろォと知ったこっちゃなかったわな」

佐天「随分ひどいことを言いますね……」

一方「事実だからな。オラ、用がすんだら出てけっつゥの。眠てェんだよ。それともアレか?テメェはけが人に睡眠もとらせない
    ドSちゃんなンですかァ?」

佐天「わかりましたよ、っと。それじゃあね、打ち止めちゃん」ぱたん



764 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:36:34.12 ID:l7.COUko
佐天「謝るな、謝るな、か……」

佐天「……ふぅ。わっかんないな。けど」

佐天「もし私が妹さんのことを見下してたのなら……その時味わう気持ちは、私はよく知ってるはずだから」

佐天「ああ、そっか。そういうことか」

佐天「……、全く。何も成長してないじゃない、私は」


765 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:39:58.69 ID:l7.COUko
―――夕暮れ前 177支部

佐天「やっほー初春」

初春「あれ?佐天さん、どうしたんですか……ていうか、今日早退したんですね」

佐天「早退っていうか、身体検査受けなくていいって先生から言われたからねー。それで、固法先輩いる?」

初春「先輩なら今日は非番ですよ……っと、」

佐天「うん?どうしたの?」

初春「いや……うん、うんうん……うーん?」

佐天「えー本当にどうしたの?」
766 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:46:13.23 ID:l7.COUko
初春「……、あ、そっか……うはー、これはめんどうなことになりそうです」

佐天「何がなにがー?」ひょいっ

佐天「……oh、サングラスかけた男の人が10人……初春ってこういう趣味だったの?」

初春「違います!って、そうじゃなくて、白井さん白井さん、っと」

pllllllllllllplllllllllllllllll

白井『お姉さまと夕暮れの中逢引してましたのに、それを邪魔する初春はその花をひっこぬいてほしいんですのね?』

初春「つまり御坂先輩のお役に立てたってことですね。イエイ!」

白井『イエイ!じゃありませんの!で?たいした用でなければすぐに切りますけれど?』

初春「たいした用ですよー。すぐに177支部まできてください。かなり緊急です」

白井『……にわかには信じられませんが、まあ行かないわけにもいきませんわね。待ってなさい』ピッ


佐天「そんなにたいへんな用なの?」

初春「そうですねー。ちょっとこれみてください」
767 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:46:40.12 ID:l7.COUko
よっしゃ時間きちゃった。熱
768 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:57:41.23 ID:dB5jkxAo
769 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 00:00:49.12 ID:sdN3mzko
おる!
770 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 00:09:36.93 ID:KMqqD0QP
おつェ
771 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 00:41:00.78 ID:bql44kIo
これは乙じゃなくて第四波動なんだからねっ!
772 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 02:12:39.01 ID:kkcpomoo
乙なんだよ
773 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 04:59:05.35 ID:tR.PS6SO
もつ
774 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 07:06:12.09 ID:n6MwhIso
お疲れ様でした
775 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 20:50:45.70 ID:HHcCR3oo
そろそろか・・・
776 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:01:16.11 ID:WEAazQ2o
営業で心がやばい。

さて、皆大好きあわきん編です。てらびっち。しょたこんのくせにー!
777 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:02:12.20 ID:kkcpomoo
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
778 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:07:46.41 ID:WEAazQ2o
初春「かたかたーっと……こっちは白井さんに聞かなきゃわかんないからー……えい」

初春「これです、これ」

佐天「何何ー……えっと、何?」

初春「あれ?佐天さんって結構洋画とか見てたりしそうだからわかると思ったんですけど」

佐天「……あ、わかった。これね、拳銃とか差し込むアレ」

初春「そうです、アレですよ」

佐天「まーたしかに変だけど……集団コスプレかもよ?」

初春「佐天さんらしからぬ意見ですね。いつもならもっとくいつてくるのに……っと」

佐天「うわっ、これ拳銃?」

初春「どうにも外のみたいなんですよねー」
779 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:12:37.33 ID:tR.PS6SO
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
780 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:13:02.79 ID:WEAazQ2o
白井「お待たせですの……初春、佐天さんがいらっしゃるということは大したことではないのでは?」

佐天「どういうことなの……」

白井「ああ、失礼。別に佐天さんがどうこうということではなく、お姉さまとの逢瀬をほっぽりだしてまで来なければならない用ならば、  
   部外者である佐天さんに教えられるはずありませんので」

佐天「て言ってるけど、教えてよかったの初春?」

初春「……えへっ」

白井「えへっ、じゃありませんのー!それで?もし本当にくだらないことならその首をテレポートしますわよ」

初春「まぁまぁ見てください……かくしか」

白井「まるうま……なるほど、それは妙ですわね」

白井「ただの窃盗ならば警備員の仕事ですが……少しおかしな予感がしますわね」

佐天「奇遇ですね、私もです!」

初春「二人とも予知能力にでも目覚めたんですか?」

白井「経験ですわ」

佐天「直感だけど」
781 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:17:34.40 ID:WEAazQ2o
白井「さて、それではここはひとつ、私が直々に出向きましょうか。初春、現在位置と予想逃走経路を出しなさいな」

初春「えー、白井さんが行っちゃったら警備員に聞かれたとき私が受け答えしなきゃならないじゃないですかー。めんどくさいです」

白井「シャラップ、ですわ。お姉さまとのデートを台無しにされたのですもの、これくらい働かなければ気が済みませんわ」

初春「それじゃ後で御褒美くださいね!」

白井「甘えるんじゃありませんの。ほら、さっさと渡しなさい」

初春「はーい」



佐天「これが風紀委員の連携プレーか……入り込む余地がないぜ……」
782 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/19(月) 21:23:26.99 ID:FUdrR2AO
ふぅ
783 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:25:08.14 ID:VH1Y22Io
                      ,、
                 _ ,ノ ,ヘ、、
               /´   ノ    `ヽ、
              /     /       ヽ
                i′   ,/         ',
             {    {           }
              ',    `、        ,!
           ___ヽ    `       丿__,,
          , ゝ  `ヽ、         /´   く _
        <-‐''´  ̄ ̄`,ゝ、、___,,, <´ ̄ ̄` ー->
          ` ー''´Z_ノ        ヽ、_ヾ ー ´

        C H I N E S E   R E S T A U R A N T
    __ __ __ __       __     __       __
    `i  | | i'l_i'l_i'     i''´ __`ヽ-ッ _コ  l____ i´__`ー-ッ  _,,.、
     ,!  ,! .l l   _,,,_   └'´__ ``´ レ┐ ┌─┐ ,!'´ ``´ /,r''´
    / 丿 '、'、 l´ __`ヽ-ッi''´__`ヽ-ッ  .l  l  ノ /     / /
   / /   ヽ ヾ´  ``'´└'´,,_``'´   l └ ' ,/   ___,,ノ /
_,,.r'' /      \ `>  r'"´   ``ヽS.) l  「´    「´    _ノ
‘''' ´           `′ └ ''´ ̄``‐-‐'' └ ┘   └‐ '' ´
784 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:33:22.90 ID:WEAazQ2o
―――数分後

初春「あーあー。白井さんが上手いことしてくれると楽なんですけどねー」

佐天「白井さんなら大丈夫でしょー。なんたって大能力者なんだし」

初春「そうですかねー……と」

初春「噂をすればなんとやらっ。白井さんからメール着信ー。どうやらキャリーケースは取り戻せたみたいですねー」

佐天「早っ!さっすが空間移動能力者……」

初春「『解析求ム』……ふむふむ、これですかね……」カタカタ

佐天「いつも思うけど初春ってパソコン凄いよねー」

初春「そんなことないですよー、っと……えっと、これが……」

初春「……うわーい、これでおっけーですね、っと」

plllllllllplllllllllll

初春「どもども白井さん、解析結果出ましたので報告しますねー。かくかく」

白井『うまうま。宇宙用の素材、とはまた……それで?R.W.Sモードってなんですの?』

初春「前に説明したじゃないですか……まず携帯のメインメニューからですね……」

白井『……ああ、ありましたわ。今送りますの』

初春「きたきた、っと……うんうん」

初春「荷札自体は学園都市発行のもので間違いないですね。ICチップ内のデータは……簡単に言うと第23学区からです。
    うわー、なんだか怪しい匂いがしてきましたよー。まるで悪の秘密結社が何か企んでそうです」

白井『23学区……ああ、どこかで見たと思ったらこのエンブレム、23学区のものでしたのね』

初春「ちなみに23学区は機密性が高いので、これ以上の情報は記載されてませんねー」

白井『御苦労さまですの。あとはこの男共とキャリーケースを運びがてら考えてみますの』

初春「あ!御褒美の件忘れないでくださいね!」

白井『甘えるな、ですの』ピッ
785 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:36:48.43 ID:WEAazQ2o
佐天「……か」

佐天「かっこいいー!凄いね初春、なんだか映画に出てくる人みたいだったよ!」

初春「えぇっ?い、いきなり何ですか佐天さん」

佐天「だって電話あってからばばばーって調べて『機密』とか『ICチップ』とか、わけわかんない単語並べてさー。
    いかにも仕事が出来る女!って感じでかっこよかったよ!」

初春「も、もう、あんまり褒めないでくださいよぅ」テレテレ

佐天「でもそうやって照れてる初春は可愛くて好きー!」ギュー

初春「あっ、もう佐天さんっ、耳に髪があたってこそばいですぅ」イチャイチャ



その頃の白井さん

白井「肩にコルク抜きッ……!?」
786 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:43:51.49 ID:WEAazQ2o
佐天「けど凄いねぇ、初春は……誰もできないよ、こんなこと」
         コレ
初春「まぁ情報処理一本で風紀委員試験に合格しましたからね。ちょっとくらいは自信ありますけど」

佐天「おっ、言うね言うねーこのこのー」わしわし

初春「ひゃああぅ、あんまりお花がしがししないでくださいよぉー」イチャイチャ




その頃の白井さん

白井「痛っ……!」

結標「私の座標移動は、あなたみたいに手で触れる必要なんてないんだって」
787 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:47:24.30 ID:WEAazQ2o
佐天「そうだ、初春何か飲む?頭使っただろうし何かいれてあげるよ?」

初春「じゃあミルクティーがいいです!茶葉はそこにはいってますし、牛乳は冷蔵庫にありますから」

佐天「おっけーおっけー。おっ、これって結構いい茶葉じゃん。白井さんが持ってきてくれたの?」

初春「違いますぅー。私が買ってきたんですぅー」ムー

佐天「あー、おおかたお嬢様っぽさにあこがれたんでしょ?ミーハーだよねぇ初春も」

初春「いいじゃないですかーお嬢様!『でしてよ?』とか言ってみたいです!」

佐天「だったらもう少し大人っぽい格好しなきゃねー。お花のせてないでさー」

初春「なんのことですか?」




その頃の白井さん

白井「馬鹿な……『樹形図の設計者』が破壊されたなんて……」

結標「本当に何も知らないのね」
788 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:50:08.36 ID:tR.PS6SO
温度差が
789 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:55:11.28 ID:WEAazQ2o
佐天「はいっ」

初春「ありがとうございますー」コクコク

初春「あー、やっぱり佐天さんがいれると美味しいですねー。何でですか?」

佐天「勘かなー。料理とかしてるとなんとなーくわかるんだよねぇ」

初春「ううっ、そんな簡単そうに……」

佐天「まっ、取り柄のない佐天涙子ちゃんの唯一のとりえみたいなもんだからねー」アハハ

初春「……そんなことないです」

初春「佐天さんのいいところはいっぱいあります。だから、取り柄ないとか言わないでくださいよぅ……」

佐天「初春……っ」ジーン

佐天「あーもう!嬉しいこと言ってくれるなぁー!」わしわし

初春「おぶふっ!いきなり抱きついて撫でまわさ、ひゃんっ」ビクンッ




その頃の白井さん

結標「私はあなたとお友達になってあげてもよかったのだけれどね」

白井「(おね、え、さま……っ!)」

ドスッ
790 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:02:02.16 ID:WEAazQ2o
plllllllpllllllllll

初春「あれ?白井さんからだ……もしもーし」

白井『うい、はる……いいですこと?今から、話すこと……他言無用です、わよ……』

初春「うわぁ……なんだかすごいことになってそうですね……」

佐天「なになにー?どうしたのー……って白井さん大丈夫!?すっごい辛そうな声ですけど……」

白井『……そう、でしたわね……そこには、佐天さんも、いたの……げほっ!』

佐天「……っ!」だっ

初春「佐天さんっ!?どこ行くんですか!?」

白井『いまは、ほうっておきなさいな……それより、今からいうことを、調べて……』




佐天「確か、初春が出してた地図ではこっちの方―――」
791 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:02:34.56 ID:kkcpomoo
ババアーーー!!
792 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:08:07.23 ID:HHcCR3oo
ここで原作読んでないアホな俺は置いていかれる・・・
だがしかしなんとかなる
793 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:14:17.60 ID:WEAazQ2o
―――数分後

佐天「たぶん、この辺りのはず……」

佐天「……ふぅー……集中集中……」
                                   ベクトル
佐天「(視覚化の演算式を構築。対象は熱量。イメージは矢印)」

佐天「(視覚化是即本来視認することが出来ない映像を脳へ送る事)」

佐天「(必要な要素は感覚により感知―――ここから式を構築して―――)」

佐天「(これ、で――――)―――っと」

佐天「…・…よし、なんとか成功かも。結構ふらふらするけど」

佐天「それより……」

佐天「(あまり人が入り込まない路地裏だから……たぶん、どこかに熱の揺らぎが……)」

佐天「……・!見つけたっ!」
794 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:20:04.88 ID:WEAazQ2o
佐天「白井さんっ!!」

白井「……さてん、さん、ですの……?」

佐天「うわ……ひどい傷……待ってて、今すぐ救急車」

白井「すとっぷ、ですの……そんなことしている場合ではありません、わ」

佐天「何言ってるんですか!早く治療しないと!」

白井「おねえさまに、しんぱい、かけたくありませんの……」

佐天「なっ……」

白井「それ、に……そんな、時間、ありませんので……つっ」フラッ

佐天「だ、駄目ですって立ちあがっちゃ!今にも倒れそうじゃないですか!」

白井「……ほんと、ですわね……さてんさん」

佐天「は、はいっ?」

白井「恥をしのんで……おねがいしますの。私を、寮まで、運んでくれませんこと……?」

佐天「それは構いませんけど……」

白井「……おねがい、しますの……わたくしの、能力は……こんなじょうたいでは、うまく、つかえませんので……」フラァッ

佐天「わわっ、白井さんっ!」

白井「めい、わく……かけます、の……」ぽてっ

佐天「……白井さん」
795 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:20:50.53 ID:WEAazQ2o
>>792
誰か親切な人が教えてくれるさ。

ちょっくら風呂いってくる。大丈夫、アルコールはいれないから
796 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:26:42.55 ID:kkcpomoo
いってら
797 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:34:34.28 ID:bql44kIo
あわきン♪
798 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 22:35:35.39 ID:CBUb3d60
一瞬風呂=ビールが頭をよぎった
799 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 23:01:10.23 ID:e9IHQyk0
ビリィェ・・・
800 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:18:52.70 ID:0xmgcdUo
ビールワラタ。つか仕事が入るとかマジワラタ。

さて、続き続き
801 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:23:33.74 ID:0xmgcdUo
佐天「――――っと」だんっ

佐天「血まみれな人を背負って人通りは走れないから建物を跳んでみたけど……」

佐天「案外いけるもんだなー。たぶん、後で足の筋肉とか関節とかすごいことになりそうだけど……」

佐天「でも道選んでたら白井さんが……最短はこれしかないもんね―――っと」だんっ






学生「なぁ、さっき女の子をおぶった女の子がそことそこの間をジャンプしててさ……その、見えたんだよ、パンツが」
学生「いい病院紹介するぜ……?」

802 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:28:04.99 ID:0xmgcdUo
佐天「―――ふぅ」

佐天「白井さん、つきましたよ」

白井「……ん、ありがとう、ですの」

白井「おねえさ、ま、は……まだ、かえって、きてらっしゃらないようですわね……」ふらぁ

白井「……ふぅ」ヒュンッ

佐天「テレポート……」

佐天「……」ピッピッ

pllllllllllllplllllllllllllllllllll


佐天「ああ、初春?うん、、うん、、、今、白井さんを寮まで送ってきたところ」

佐天「、、、、そう。わかった、じゃあ私は白井さんが心配だから」

佐天「、、、大丈夫だって。大丈夫、、、、わかってるよ、無理しないから」

佐天「じゃあ、よろしくね」ピッ
803 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:28:56.82 ID:0xmgcdUo
ねむてぇ……駄目だなぁ最近。
明日っつーか今日また書くから。その時は一気に。今日で結標は終わらせるから許してくれ。
804 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 00:31:19.85 ID:wsMKpyU0
第乙波動
ところで次スレはストリームディストーション?
805 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:32:38.41 ID:0tf4bYMo
/^o^///シンカンセーン
806 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:37:05.90 ID:0xmgcdUo
ああ、もうそんな番号か。次スレは、まあ950くらいったら考えよう。
つかさ、今さらなんだけど佐天さん主人公は無理があったんだよ。
佐天さんは地味だからこそ輝くんだ。学芸会の脇役とかさ。
こんなの、こんなの佐天さんじゃない……!もうゴールしてもいいですか!
807 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:39:51.11 ID:Ndlo4cco
甘えるな
頑張れ
808 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:41:59.05 ID:rkpSbngo
>>806
ゴールしちゃあかん
809 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:42:13.05 ID:G03D88Uo
やめたいならやめていいと思うよ
お疲れ様
810 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:51:19.70 ID:gknr00co
ここまで長期間だれずに続けたのはすごい
とりあえず乙
811 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:55:15.18 ID:mXoscwoo
乙なんだよ
諦めんな、諦めんなよ!

まあ無理することはないができることなら続けてほすぃ
812 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 01:11:37.17 ID:uY8gJLwo
さあ、振り切るぜ
813 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 01:41:09.92 ID:gtNR6y.o
左天さんをこの世界に飛ばしたのは佐天さんなのさ
814 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 01:46:43.62 ID:3aMmBO6o
せっかくここまで佐天さんが成長してきたんだし、一発見せ場が見てみたいんだぜ!
脇役にだって主役になれる場がある(キリッ って感じで、オリストでもいいからうまくまとめてほしいなー。

>>801
とりあえず色と柄を教えてもらおうか
815 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 02:06:43.44 ID:CrrIN6DO
少しお休みしてもいいんじゃないかな
いつも楽しませてもらってるから、無理はしてもらいたくない

間を置いてまた書けそうなら再開するとか
オリジナル路線か大きな戦いの辺りで大団円を目指すとか色々やり方はあると思うよ

あんたの動かす佐天さんが好きだ。
左天ちゃん一本だったおいらに彼女の良さを教えてくれたのはあんたなんだ。
今じゃ2人とも大好きなんでこのSSはもはや聖典
大好き
今日も乙!
816 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 11:33:37.20 ID:DwR.4YAO
製作の禁書SSの中ではかなり更新頻度高いし
少し休憩はさむのもいいんじゃないか?
817 : ◆oDLutFYnAI [sage]:2010/04/20(火) 16:25:16.00 ID:0xmgcdUo
なんだお前さんたち優しいな
何より>>809が突き刺さった。
ちょっくら忙しくなるか更新頻度は下がるけど、元々俺得だったし書くよ

そんなわけでひとつ聞きたいけど、魔術サイドと科学サイド、どっちで行こうか。決めかねてるから聞いとく。
集計期間はこのスレが終わるまでってことで。このスレでだいたい大覇星祭くらいだろうし。
818 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 17:28:53.97 ID:0xmgcdUo
―――第七学区 ビル 屋上

佐天「――――――」

佐天「……熱を使っての身体強化」

佐天「すっごく使い勝手がいい能力だけど……基礎、自分の身体が変化するわけじゃないから、反動もある」
                        ・ ・ ・
佐天「それが解ってるからこそ、今までこっちは使わないでいたけど……白井さんがあんな状態になったんだから、そんなことも言ってられないよね」



佐天「……身体強化―――視覚強化」


佐天「うわ……すっごい見える……」

佐天「水晶体をひっぱる筋肉を強化したらどうかと思ったけど……やっぱり視力上がるよねー」

佐天「さて……」

佐天「(話しの内容からすると、白井さんを傷つけた人は逃走中……つまり、監視カメラのないような場所、街の外れを移動しているはず)」

佐天「(だから、この一番高い所から郊外を探せば……)」

佐天「……けど、白井さんにあんな傷負わせるなんて、どんな能力者なんだろ……」
819 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 17:33:15.83 ID:0xmgcdUo
―――一分後

佐天「……見つからない」

ゴォン……

佐天「」ビクッ

佐天「な、なんの音……って、あの電撃……御坂さん!?」

佐天「(まさか、白井さん御坂さんにばれて―――御坂さんも、犯人を追い掛けて……?)」

佐天「……、急がないと!」だんっ
820 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 17:40:23.08 ID:0xmgcdUo
御坂「―――出てきなさい。仲間を盾にして、この卑怯者」

佐天「御坂さんっ!」スザァ――――z_______ッ

御坂「って佐天さん!?なんでここに!?」

結標「あらあら、卑怯者はどっちかしらね。そんな一般人を巻き込んで」

佐天「うっさい!アンタね白井さんをあんな風にしたのは!」

結標「そうだったらどうしたの?まさか、仇打ちとか?熱いわね、いまどき流行らないわよ?」

佐天「死んでないから仇打ちじゃないけどね!友達がやられて見過ごせるかっての!」



御坂「(なんか空気になっちゃった)」
821 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 17:53:35.01 ID:0xmgcdUo
結標「友達、ね。そっちの超電磁砲は後輩のため、ってとこかしら?本当、仲がいいわね」

結標「それで?まさか、あなた達ごときが私を止められるとでも?」
                                                                        レベル0
結標「特にそっちの……えっと、サテン、だっけ?超電磁砲や白井黒子と一緒にいたから調べてあげたけど、ただの無能力者じゃない」
         わたし
結標「それで大能力者を止めようなんて、身の程をわきえなさい」
         レベル0       レベル1
佐天「はっ!無能力者じゃなくて低能力者よ!」

結標「そこははりあうところじゃないと思うけど?」ひゅんっ

佐天「え」ふっ
          テレポート
佐天「なっ……空間移動!?」

御坂「佐天さんっ!?」

結標「安心しなさい―――その高さから落ちても、足の骨折か、最悪下半身麻痺ですむから」
822 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 18:05:57.84 ID:9VU29Vc0
テレポートってかなり隙があるから少しでもやろうとしたら美琴に瞬殺されちゃうのが結標
823 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 18:11:46.89 ID:0xmgcdUo
「う……おおおおおおおおっ!?」

つい叫び声をあげてしまったが、すぐに冷静になるよう努める。
どれほどの高さがあるのか解らない、が、この程度なら身体強化でどうとでもなるレベルだ。
ご丁寧に下半身が下にくるように空間移動されている。即死させないためだろうか。つくづく下衆だと思う。

「おおおっと、ととっ」

タイミングを計り損ねたか、衝撃を吸収しきれずすこしふらつく。
そんな私を見て、少々驚いたかのように女が口を開く。

「……無能力者だと聞いていたのにね。私が調べてから肉体強化の能力でも身に付けたのかしら?」

824 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 18:13:35.87 ID:0xmgcdUo
地の文はノらないと難しいね。
825 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 18:18:11.71 ID:3yTbkoEo
おもろ(^q^)
826 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 18:38:34.75 ID:0xmgcdUo
つわけでエミヤ聞きながら書く。超劣化きのこ節なんて目も当てられないけどお許しくださいませ
827 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:02:58.17 ID:9VU29Vc0
ヒリョーさんを思い出した
828 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:03:14.12 ID:0xmgcdUo
「まあ次は建物にでも―――ッ!」

軽口を叩いていた結標が表情が一瞬こわばる。
それもそのはずで―――彼女の数cm横を数億ボルトの雷撃の槍が通過していた。

「ちょろっとー?私を無視だなんて良い度胸ね」

伸ばした指先を帯電させながら、口をつぐんだ結標の替わりに美琴は余裕の表情を浮かべる。
しかしその言葉には、怒りの念がこもっていることをその場の二人は感じ取っていた。

「全く、アンタの相手は私でしょうが―――関係ない私の親友に、手ェ出してるんじゃないわよ」

「……ふふ、貴女の相手は私、ね。勘違いしてない?貴女の能力じゃ私を倒せない。確かに貴女の雷撃は強力よ。
 けれど、構えてから射出、および動作の始まりさえわかってしまえば空間移動で避けることも―――」

まるで美琴の能力を全て知っており、尚その対策を組んでいると思わせるような結標の言葉は、

「無理ね」

と、美琴の言葉で遮られた。
829 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:04:10.29 ID:0xmgcdUo
>>827
あれか、そういえばあの人今どうしてんだろうな。やっぱ今回の未来編で出てくるのかな。
ドラゴン(笑)
830 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 19:04:39.41 ID:qAYDZeU0
wwktk
831 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:19:03.91 ID:0xmgcdUo
「アンタは自分の身体を移動できない―――書庫にあった実験中の事故によるトラウマのせいでね。
 もし出来たとしても、今まで使っているように一瞬で移動できたりしないわ。
 演算式に狂いが無いか調べてから使うはずだから」

結標はそう語る美琴を、最初から変わらない余裕の表情で見つめていた。
しかし睨みつけている美琴はやはり見逃さなかった―――その表情が、また一瞬だけこわばったことを。

「……そうね、もしそうだと仮定しても、式の確認なんて2,3秒もあれば十分よ?それだけの時間で一体何が出来るのかしら?」

「2,3秒もあれば十分よ。私の槍は光速でアンタを捉える!」

言うが早いか、美琴が右腕を構える。しかし、

「そう、悪いわね。私の座標移動もまさしく光速なのよ」

軍用ライトをふいっと揺らした瞬間、結標の前に老若男女さまざまな人間が10人ほど集められた。
832 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:23:58.37 ID:0xmgcdUo
「は!そんなもの!」

人間が何人いようと関係ない。それも貫いて結標に雷撃を当てる。
そう思い槍を繰り出そうとするが、それは結標の言葉で妨げられた。

「そんなもの?貴女、この中にいる関係ない一般人もそんなものであつかうの?」

「なっ―――!」

惑わされ、すぐにそんなはずはないと結標の言葉を振り払うが、その少しの間があれば結標にとって十分だった。
さようなら、という声を残し、キャリーケースと共に結標が姿を消した。







佐天「あれ?私空気じゃない?」
833 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:28:57.44 ID:0xmgcdUo
御坂「くそっ……!」

御坂「(逃がした……けど、アイツのことだからどこか確実に安全な場所に移動したはず!)」

御坂「佐天さん!たぶんアイツはまだ遠くへ行ってない!それに、何度も繰り返し自分の身体を移動させられないはずよ!
    なんで佐天さんがここにいるのかは後で聞くとして……今は一緒に探して!}

佐天「わっかりましたー!」

佐天「そうだ、御坂さんの能力でレーダーみたいなことできないんですか?」

御坂「残念だけど、私の周りちょっとしかできないわね……佐天さんは?」

佐天「やってみたんですけど、駄目ですね。表には人通りも多いですし、熱の揺らぎが多すぎて人一人を特定するのはちょっと……」

御坂「そう……それじゃ私はこっち探すから、佐天さんはそっちお願い!」

佐天「りょーかいっ!」
834 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:29:53.39 ID:jvDWjwSO
支援だ
835 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:36:49.33 ID:0xmgcdUo
佐天「考えろ考えろ―――御坂さんの攻撃から逃げる、つまり正面からじゃ御坂さんに敵わないってこと」

佐天「そもそも、あの女の目的はキャリーケース、わざわざ私たちと戦う必要なんてないはず」

佐天「私達から逃げられればいい……とすると、ふつうすっごく遠くに移動するはずだけど」

佐天「御坂さんは『まだ遠くに行ってない』って言ってた……あれは確信ある言葉だったし、それを考慮すると……」

佐天「『私達から逃げる』『けれど遠くではない』つまり『私達から見つからない』『私達の死角』へ移動したということか!」

佐天「とすると―――人間の死角は、ふつう上だよね!」


佐天「……と言っても、上みたってビルとかあるだけなんだけど」
836 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:41:18.49 ID:0xmgcdUo
佐天「でも、今わかることは上ってことだけだし……あ、」

佐天「白井さんっ!?あんな身体でなんでこんなとこに……っと!」だんっ



白井「……痛っ」

白井「応急キットの中に局所麻酔があったのは幸いでしたわ……足の痛みはこれでなんとかなりましたわね」

白井「さて……それでは、行きましょうか」

佐天「白井さんっ!」

白井「ぶはぁっ!びびびびびっくりしましたわ佐天さんッ!いきなり下から飛び上がってこないでくださいまし―――って、え?」

佐天「白井さん駄目じゃないですか!あんな怪我で動き回ってちゃ!」

白井「いやいやいや待ってくださいまし!佐天さん今この下から来ましたわよね!?一体どういうことなんですの!?」

佐天「そんな細かいことはどうだっていいんですよ!」

白井「よくありませんのよ!?」
837 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:43:29.57 ID:0xmgcdUo
佐天「まあそれについては後で説明しますから、今は帰って休んでてください!今白井さんをそんな風にした奴おっかけてますから!」

白井「……いえ、それならもう良いですの」

佐天「へっ?」

白井「あれをごらんなさいな」すっ

佐天「……あ!あの女……!」

白井「佐天さん、ここはわたくしに任せてくださいまし」

佐天「駄目です!」

白井「えー」
838 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:52:59.30 ID:0xmgcdUo
佐天「そんな身体で何言ってるんですか!それに白井さんあの人に一回負けて―――」

白井「だからこそ、ですわ」

白井「私をここまでした責任をきっちりとらせる―――そして」

白井「お姉さまのためにも、私があの女をしとめなければなりませんの」

白井「……佐天さん」

佐天「はっはいっ?」

白井「『樹形図の設計者』の『残骸』と聞いて、思い当たる節は?」

佐天「……残念ですが、ありますね」

白井「……そう、ですの」

白井「佐天さん……貴女、何時の間にか私の知らない場所へ行っていたんですわね」

白井「ということは―――8月21日のことも、何か御存じで?」

佐天「……たぶん、知ってますよ」

白井「お姉さまはそれに関わっていたのですね」

佐天「調べたんですか?」

白井「あの女の行ったことと、初春からの情報で考えただけですの」
839 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 20:00:26.09 ID:0xmgcdUo
白井「全く、妬けますわね―――私も知らないお姉さまを知っていただなんて」

佐天「……御坂さんはたぶん、皆に余計な心配かけたくなかったから」

白井「お姉さまらしいですわ。全部全部、自分一人で背負ってしまわれる」

白井「たまには……私達に頼ってくださっても、良いと思いませんの?」

佐天「はは……全くですね」

白井「さて……では、行きますの。佐天さんはここで待っててくださいまし」

佐天「……、わかりましたよ」

白井「申し訳ありませんの、わがままを聞いてもらって」

佐天「いいっすよ、別に……その代わり!絶対帰ってきてくださいね!」

白井「私を誰だと思ってますの?大能力者にして風紀委員、白井黒子ですのよ?」



白井「さて―――それでは、行きましょう。愛すべき御姉さまの世界を守るためにも。絶対に帰ってくることを誓って」

ひゅんっ
840 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 20:02:18.08 ID:0xmgcdUo
佐天「―――」

佐天「お、始まったかな……お客さんが建物から出てった」

佐天「やれやれ……白井さんも結構熱血だなーっと」

佐天「御坂さんも幸せ者だよねぇ、あんな後輩持ってさ」

佐天「……」

佐天「御坂さんには悪いけど……ここは白井さんを信じよう」
841 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 20:13:14.21 ID:0xmgcdUo
スドン

佐天「」ビクッ

佐天「今のって銃声!?……く」

佐天「……ごめん、白井さん。やっぱり、私には友達を見捨てるなんてこと―――!」だんっ




その頃の白井さん

白井「」

結標「あ、あ、」
842 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 20:53:21.90 ID:0xmgcdUo
結標「この建物ごとぐちゃぐちゃになるがいいわ―――そう、そうよ、私の座標移動ならそれが出来る。
   不出来な貴女と違って、優秀な私なら―――!」

結標「そうと決まればこんなところには用無しよ。警備員もきたみたいだしね。さっさとコレを回収させてもらうわ」


白井「……あら、あなた、まだ、そんなものに執着してまして……?」


結標「―――!この……!」

佐天「させるか―――ッ!」

結標「がっ……!」

佐天「白井さん!白井さんったら!」

白井「……さてん、さん……こないでくださいまし、と、いったのに……」

843 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:02:06.57 ID:0xmgcdUo
結標「げほっ、げほっ……!くそっ……!」

佐天「あ、この……!逃げるな……!」

結標「はァ……あら、お友達を放っておいてもいいのかしら……?」

佐天「くっ……!」

白井「さてん、さn……わたくしのころは、よろしいですから……」

佐天「そん、なこと……!」

結標「ふん……まだ甘いわね……!」だっ


佐天「――――く」

佐天「後悔とかそんなのは後だ……今は白井さんを……!」
844 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:08:26.99 ID:0xmgcdUo
―――ビルの外にて

佐天「大丈夫ですか!?」

白井「は……げほっ、げほげほっ!!」

黄泉川「早く病院へ運ぶじゃん!輸血、輸血を!」

白井「……さてん、さん」

白井「あのおんなを……追ってください、ですの」

佐天「でも、でもでも……!」

白井「わたくしは、もう……大丈夫ですの……治療をうけます、から
    だから……御姉さまの世界を、守るためにも……がっ……」

佐天「――――っ!」

佐天「……わかりましたっ!だから、死なないでくださいね!」だっ

白井「はっ……わたくし、を……誰だと……」


ウオービルガクズレルー!?
ソノゲンソウヲブチコロス!
トマッタ?スゲー!
845 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:11:17.23 ID:0xmgcdUo
しまった、前レスの間違い
黄泉川×
警備員○

じゃねえとおかしいぜおかしいぜ
846 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:17:55.47 ID:4a6YCPI0
黄泉川外行ってたんだっけか

上条さんが空気に……
847 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:24:22.22 ID:0xmgcdUo
佐天「直前で白井さんが渡してくれたルートだとこっちかな」たったった



「あはぎゃはっ!無様なローアングルのサービスさらしてくれてアリガトウ!!」



佐天「……うわぁ。なんだかすっごい聞き覚えのある言葉づかい聞こえてきた」
848 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:28:46.12 ID:0xmgcdUo
「こっから先は一方通行、ってなァ!!!」

「確かにこのザマじゃあ学園都市最強は引退かもしンねェが」

「それでも俺は、あのガキの前じゃ最強を名乗り続けるって決めたンだよ、クソッタレ」




佐天「……一方通行さん」

一方「あ?なンだ、こンな場所で何してやがる」

佐天「いやいやそれはこっちの台詞ですよ?こんなとこで何してるんですか」

一方「なンでもねェよ。下らねェこと考えてるガキをお仕置きにきてやっただけだ」

佐天「……ああ、キャリーケース、壊してくれたんですね」

一方「たまたまだっつゥの」
849 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/20(火) 21:34:54.22 ID:0xmgcdUo
一方「ほれ、帰るぞ」

佐天「帰るって病院じゃないですか、あとあの人どうするんですか?」

一方「テメェが警備員にでも連絡しときゃァいいだろォが」

佐天「えー事情聴取とかめんどくさそうです。学園都市第一位がやってました、って言っていいですか?」

一方「……はァ。しょうがねェ。俺から連絡してやンよ」

佐天「うわーい優しい」

一方「ぶっ殺すぞ」

佐天「なんで!?あんなかっこいいこと言ってたくせに!素直じゃない!」

一方「あ……?」

佐天「『それでも俺は、あのガキの前じゃ最強を名乗り続けるって決めたンだよ、クソッタレ』」キリッ

一方「なっ……!」

佐天「風に乗って聞こえてきましたよ?」

一方「死ねェ!!!」



こうして白井黒子達の辛く長い夜は終わった。
そしてこの時一方通行はまだ気づいていなかった。
ぶっ飛ばした相手と、一緒に仕事をする羽目になるとは――――

結標淡希編 完
850 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 21:36:57.35 ID:Cl6OSago
なにっ

851 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:39:20.79 ID:G03D88Uo
あー佐天ちゃんといちゃいちゃちゅっちゅしたいよー
852 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:39:57.66 ID:BRUDzUDO
佐天さん無双はまだですか?
853 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:42:33.24 ID:0xmgcdUo
>>852
まだっす!あわきんとじゃ相性悪かったし、ここ取っちゃ黒子がかわいそうだもの。だもの。
たぶんアレじゃね?大覇星祭あたりじゃね?オリアナさんなら別にどうでもいいしな!

さて、それじゃのんびり何時も通りの後日談的なアレをしよう。
854 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:49:21.06 ID:0xmgcdUo
―――9月15日 病院にて

ミサカ「馬鹿ですか、とミサカは涙子の額にチョップを食らわせます」

佐天「あいたっ。でもしょうがないじゃん」

ミサカ「ことあるごとに手を出して、身体を壊して帰ってくる……そんなのはどこぞのツンツン頭だけで十分です、とミサカは呆れかえります」

佐天「でもさでもさ、今回はすっごい筋肉痛だけだし!しかも下半身のみ!ねっ?」

ミサカ「ねっ?じゃありません、とミサカは再度チョップを食らわせます」

佐天「いたいっ。そういや特に理由もわからず追っかけてた感はあるけど、あのキャリーケースってなんだったんだろ」

ミサカ「理由もわからず命をはるとは馬鹿ですか、とミサカは再三わたってチョップします」

佐天「あんっ。白井さんとの会話からすると、妹さん達の実験に関わってたみたいなんだけど」

ミサカ「ええ、あれは『樹形図の設計者』の『演算中枢』です、とミサカは解説します。
    どうやらあの少女はそれを外部組織に渡して『樹形図の設計者』を組みたてようとしていたようですね、とミサカは昨夜のMNWでのやりとりから
    推察した事実を述べます」

佐天「なるほど……だから御坂さんも出張ってた、ってわけか……実験が再開されちゃうかもしれないから」
855 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 21:50:09.48 ID:loDXyww0
そういえばニードレスの左天さんはどうなったんだっけ
856 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 21:55:22.27 ID:nS0Eu4s0
佐天「あんっ。白井s(ry」

・・・ふぅ
857 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:55:27.00 ID:gknr00co
うまいことリンクしてるな
858 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:55:32.12 ID:0xmgcdUo
ミサカ「ちなみに妹達も総動員してこの問題にはとりかかっていました、とミサカは驚きの事実を明かします」

佐天「別に驚かないけどさ」

ミサカ「がーん、とミサカは古典的な擬音でショックを表します」



佐天「さって、それじゃ白井さんとこへお見舞いいこっかなー、っと」

ミサカ「彼女の病室は○○○号室です、とミサカは聞かれる前に答えておきます」

佐天「ありがとっ。妹さんも一緒にいく?」

ミサカ「そうですね、実験の再開を食い止めてくれた恩人でもありますし、礼のひとつくらいはしておきましょう、とミサカは恩を売るかのような言い方をしながら同意します」
859 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:56:37.55 ID:0xmgcdUo
>>855
それについてはおいおいだが、当分でてこないかも?
今は佐天さんの中で眠ってます。

860 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 22:00:01.12 ID:wsMKpyU0
左天さんは出てきても受肉はしないんだよなぁ……
残念なんだよ
861 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:03:44.54 ID:0xmgcdUo
上条「おっ」

佐天「あれ」

ミサカ「これはこれは、昨晩はお世話になりました、とミサカは深くおじぎします」

佐天「えっ、夜にお世話……やだもー上条さんやらしー」

上条「女子中学生にやらしいって言われるのがここまで苦痛だとは……!てか別にそういう意味じゃねーよ!」

佐天「冗談ですよ」

ミサカ「解説しますと、昨晩そのキャリーケースのことがあり、ミサカ一人では
     どうすることも出来なかったので彼に頼みに行ったのです、とミサカは己のふがいなさを吐露します」

上条「ま、俺が行ったときには既に終わってて、なんかビルがぐにゃぐにゃしてたから倒壊を防いだだけなんだけどな?」

ミサカ「それでも、そのおかげで周りの人間に被害はいきませんでしたから、とミサカは結果オーライと親指をたてます」

佐天「ああ、あそこに上条さんいたんだ。そういえばなんか上条さんの声が聞こえた気がする」
862 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:07:18.68 ID:0xmgcdUo
上条「え?佐天さんもあそこにいたのか?」

ミサカ「居た、と言うより白井黒子を運び出したのは涙子ですよ?とミサカは先ほどの話で聞いたことをあなたに伝えます」

上条「このおバカ!女の子なんだから危ないことするなって言ったでしょうが!」デコピンッ

佐天「いやんっ!うー、しょうがないじゃん」

上条「気持ちはわかるけど本当無理しないでくれよ?」

佐天「大丈夫ですって、ほら、今回は全然怪我してませんし!」

ミサカ「つん、とミサカは涙子の足を強めにつついてみます」

佐天「あうっ!!」

上条「怪我してんじゃねーか!おとなしくしてなさい全く!」
863 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:13:52.44 ID:0xmgcdUo
佐天「そういえば上条さんなんでここに?」

上条「今更すぎるな……白井のお見舞いだよ。御坂の友達ってんなら行かない理由もないしな」

佐天「ああ、だからその袋……あれ?インデックスちゃんは一緒じゃないんですね?」

上条「アイツがいるとコレが食われちまいそうだったからな……お菓子とジュースで留守番頼んできた」

ミサカ「なんという餌付け状態……とミサカはあのシスターの食欲状態を哀れに思います」




インデックス「はい、スフィンクス、あーん」

スフィンクス『へい待ってくれチョコなんて食わせたら俺死んじゃうよ!?』ニャーニャー
864 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 22:16:17.26 ID:b7O1akAO
猫にチョコはいかんぜよ
865 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:17:46.56 ID:0xmgcdUo
佐天「さて、病室の前まで来たけど……」

佐天「(ここ一方通行さんの病室の隣じゃん!やばい、私はいろいろあったからいいけど上条さん達が遭遇するのはとてもまずい!)」

佐天(い、妹さん……)

ミサカ(言いたいことは解ってます、とミサカは涙子の心中を察します)

上条「どうしたんだ二人とも」コンコン

ガラッ


上条「よぉ」

佐天「どうも」

ミサカ「間接的にお礼を良いに来ました、とミサカはしゃらんと登場しま……す?」


白井「ああ!いいですわいいですわ御姉さま!もっと!もっと黒子を抑え込んでくださいまし!」

御坂「落ち着けぇえええ!本当に死ぬわよアンタ!!」
866 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:24:07.42 ID:0xmgcdUo
……

白井「なるほど、建物の崩壊を食い止めてくださったのは貴方でしたのね。一応感謝しておきますわ」

上条「まぁそんなことはいいんだけどな。ほれ、お見舞い。貧乏学生の上条さんにはお嬢様達の味覚はわからなかったんですよ」

佐天「わ、これってテレビでも取り上げられてた店のケーキですよね。高かったんじゃないですか?」

上条「……聞かないで」

佐天「……ごめんなさい」

御坂「つか別に無理なんてしなくてもいいのに。どうせ私たちはそういうの食べ慣れてるしね」

上条「うおおおお!人のなけなしの財産とありったけの勇気を出して買ったお見舞いにそんなこといいやがりますかくそー!」
867 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:28:07.16 ID:0xmgcdUo
白井「ま、頂けるのならありがたく頂きますわ。さっそくですが」

御坂「あ、じゃあ私下の自販機でなんか買ってくるわよ。ちょいと待ってなさい」

上条「あん?んなの俺が行ってくるからよ、御坂は一緒に居てやれよ」

ミサカ「……いえ、ここはミサカがいきましょう、とミサカは自主的に動きます。
     しかしこの人数の飲み物となると一人では持ち切れないので、一緒に来ていただけますか、とミサカは御姉さまにむかって懇願します」

御坂「別にいいわよ。そんじゃちょっと待ってなさいね(あれ?これうまくいけばアイツと一緒に行けたんじゃ……)」




白井「さて、上条さん、少しお話がありますの」

上条「うん?」
868 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:28:19.19 ID:SEL/uOUP
    /    ||    :ヽ
   ┌|(⌒ヽ :|| ..:⌒: |┐   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |::|::ヽ.__:):||(___ノ ::|::|  │ 
    |:|: ..   :||    .. |:|  │  ブルジョワ
    :|: ..   ||    ..|| <  
     :\ [_ ̄] /::|   │ 
::     |\|_|_|_|_/:::|    \________
   __| |   / / :|___
869 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:37:49.97 ID:0xmgcdUo
白井「どうして貴方は昨晩あの場に来たのですか。全く関係ない人間のために」

髪zyん「んー?まあ、御坂妹に頼まれた、ってだけじゃ駄目か?」

白井「頼まれたって……たったそれだけで自分の身を投げ出すような真似をするなんてありえませんわ。
    あのビルの倒壊を食い止めたということは、ビルの中へはいっていったのでしょう?
    どのような方法を用いたのかは存じ上げませんが、そんな命知らずなこと、ふつうはできませんわ」

上条「んなこと言われてもなぁ……あそこでビルが崩れて周りの人が怪我とかしたら、お前か御坂が責任感じちまうだろ」

白井「……それとこれと、話の繋がりが全く見えませんの」

上条「……あー、うん、これは恥ずかしかったからあんまり言いたくなかったんだがなぁ……」

上条「約束したんだよ、御坂と。アイツとアイツの周りの人間の世界を守ってやるってな」

上条「ああ、そうだ、それで聞きたかったんだが―――俺はアイツとの約束、守ってやれたのかな」

白井「……ええ、上出来でしたわよ。ありがとうございますの」

上条「そっか。そりゃよかった」




佐天「なんという空気……」
870 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:41:44.03 ID:0xmgcdUo
白井「それから、佐天さん」

佐天「おっ、やっと私の方にも話が回ってきた」

白井「ちょっとこっちに来てくれませんこと?」

佐天「なになにー……あいたっ!」デコピンッ

白井「あれほど来るなと言ったのに……まったく!」

佐天「えー」

白井「えー、じゃありませんの!もし結標があそこで反撃してきていたら私たち共々死んでいたかもしれませんのよ!?」

佐天「でもでも、白井さんが傷ついてるの見て、それで……」

白井「……まあいいですの。そういえば、キャリーケースの方は?」

佐天「ああ、あれなら誰がやってくれたか知りませんけど、粉々になってました」

白井「本当に?それはダミーではなくて?」

佐天「本当ですよ、結標も近くでのびてましたから」
871 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:44:20.39 ID:0xmgcdUo
白井「そう……それを聞いて安心しましたわ」

白井「佐天さん」

佐天「うん?」

白井「ありがとうですの」

佐天「……うんっ」

白井「それはそうと」

佐天「う、うん?」

白井「あの能力のこと、教えてくださるのですわよね?」

佐天「oh...」

上条「なんだ、結局ばれちまったのか」

白井「類人猿が知っていて私が知らない……なんだか友達やめたくなってきましたのーですのー」

佐天「ひっ、ひどい白井さん!そんなこと言うなんてっ!」
872 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:49:16.60 ID:0xmgcdUo
佐天さん説明中!

白井「oh...」

佐天「ちくしょー!皆そんな反応するんだから!」

白井「あ、いえ、失礼……あまりにファンタジーすぎるお話でしたから……」

上条「気持ちはわかるが本当なんだなぁこれが」

白井「私も目で実際に見たから信じざるを得ませんの……だいたい、あの高さを垂直飛びなんて肉体強化の強能力者か大能力者クラスですわよ」

佐天「いやーでも反動もありまして。今も足すっごく痛いですのー」

白井「ですのーじゃありませんですの!そんな無理をして……」

佐天「でもでも、御坂さんも頼ってくれてるし……っと、こっから先は一方通行だから言えないかな」キリッ

白井「お、御姉さまが頼りに……?きぃぃぃぃぃ!友達と言えど許せませんの!」

佐天「わわっ、白井さん怪我すごいんだかrああばれないで!」
873 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:53:52.65 ID:0xmgcdUo
御坂「こらこら、病室で暴れない暴れない、っと」がらっ

ミサカ「御隣に迷惑です、とミサカは看護師っぽいことを口走ります」

御坂「はい、黒子はこれでいいでしょ?」

白井「どうせなら御姉さまの呑みかけがあいたっ」

御坂「はいはい馬鹿なこと言ってないで。ほら、アンタも」

上条「お、悪いな御坂」

ミサカ「ちなみに涙子のはこれです、とミサカは邪悪な笑みを浮かべながら涙子にジュースを手渡します」

佐天「ペプシあずき味…・・だと……!」
874 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:55:18.62 ID:gtNR6y.o
ここから先は一方通行(キリッ
875 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 22:55:58.61 ID:r04FPK20
左天さんテラ空気wwww
876 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 22:56:53.87 ID:YGF2jik0
あずきペプシww
877 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:06:07.32 ID:0xmgcdUo
上条「なぁ、今更だかすげぇ大変なことに気づいたんだが」

御坂「何よいきなり」

上条「いや、ケーキ三個しか買ってきてなかった……」

白井「準備不足ですわね」

上条「いやだって、まさかこんなことになるなんて思ってなかったしさ」

佐天「普通に半分こして食べればいいんじゃないんですか?」

御坂「(半分こ……)」

ミサカ「(だと……!とミサカはry)」

上条「んーそうするしかないか」

白井「でしたら!でしたら私は御姉さまの食べ掛けを!」
878 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:11:07.67 ID:uY8gJLwo
あーきゅんとうっちー入れたら6人だな
879 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:11:27.96 ID:0xmgcdUo
上条「いや、お前の見舞い品だし、白井は1つ丸ごと食べなきゃだめだろ。ほれ、好きなの選べ」

御坂「そうよ、せっかくコイツの好意なんだから、あんまり無駄にしちゃかわいそうでしょ」

ミサカ「その通りです、とミサカは御姉さまに全面的に同意します」

白井「うっ……お、御姉さま達にそう言われてしまうと……しょうがないですの、ではこれで」


佐天「さて!それじゃ誰が誰と半分こするか決めましょうか!とりあえずクジは即席で作りました!」

上条「おっ、用意いいな、それじゃ俺はこれで」

御坂「それじゃ私はこれね(あわよくばアイツと……あ、あーん、とか出来たりして……って何考えてんのよ私は!)」

ミサカ「それではミサカはこれにします、とミサカはちょいとクジをつかみます。
     (うまくいけばまた半分こできるかもしれません、とミサカは心中期待します)」

佐天「それじゃ私は残ったこれね。それじゃ、せーのっ」
880 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:15:02.09 ID:0xmgcdUo
白井「なかなか美味しいですの。テレビで紹介、と聞きましたからどんないかがわしいものかと思えば……」

上条「テレビさん舐めるなよ?」

佐天「そうですよ、庶民の味方です。はい、上条さん、あーん」

上条「あの、佐天さん、恥ずかしいんですが……」

佐天「ええーまさか中学生を意識しちゃってるんですかー?」

上条「そんなことありませんよ!?」ぱくっ



御坂「……おいしいわね」

ミサカ「……ミサカとしてはおしいと言いたいところです、とミサカは御姉さまと一緒にケーキをつつきます」
881 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:16:15.16 ID:gtNR6y.o
ましょうのおんなー!
882 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:19:26.25 ID:0xmgcdUo
――――。

上条「っと、そろそろ時間か。じゃあな、白井、御坂」

白井「ええ、なんだかんだでありがとうございましたですの」

上条「さっきも言ったが気にすんなよ」

御坂「それじゃせいぜい頑張って学業に励んできなさいね」

上条「お前も学生でしょうが……」

御坂「アンタみたいに一日休んだところでどうこうなるような生活態度じゃないのよこちとら」

上条「さうですか」

佐天「それじゃ、白井さん、お元気で!って言ってもまた来ますけどね」

白井「あまり初春は連れてきてほしくありませんの……うるさくなりそうですから」

佐天「そんなこと言うと初春泣いちゃうぞっ」
883 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:23:11.20 ID:0xmgcdUo
ばたん。


佐天「さて」

ミサカ「はい」

佐天「ちょっと一方通行さんとこ行ってくるね」

ミサカ「襲われそうになったらナースコールでお願いします、とミサカは一方通行の危険性を示唆しておきます」

佐天「あはは、あの人にそんな度胸ないって」


佐天「はいりますよー?」

打ち「しーっ、ってミサカはミサカは指を口に添えてみる」

佐天「うん?あ、お眠り中ですか」

打ち「うん、なんでも朝帰ってきたみたい、ってミサカはミサカは教えてあげる」

佐天「朝……(あの後別れてから何かしてなのかな?)」

佐天「そっか、じゃあまた出なおそっかな」

打ち「ごめんね、せっかく来てくれたのに、ってミサカはミサカはちょっと申し訳なさそうにしてみる」

佐天「いいのいいの。それじゃね」
884 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:26:42.36 ID:0xmgcdUo
ミサカ「おや、お早い御帰りで、とミサカは廊下でのんびりしてるところを見られて職務怠慢と言われないかびくびくします」

佐天「んー、今寝てるんだってさ」

ミサカ「そうですか、それでは……」

佐天「それではー?」

ミサカ「涙子も早く休んでください、とミサカは涙子の足を心配しながら休養を促します」

佐天「んっ、そだね。それじゃあ妹さん、病室までおんぶしてー」

ミサカ「お子様ですか、とミサカは甘えるなとチョップします」

佐天「あうんっ。ですよねー」



そんなこんなで後日談でした。
885 : ◆oDLutFYnAI :2010/04/20(火) 23:28:43.38 ID:0xmgcdUo
よっしゃ今日はなんだかいっぱい書いた気がするけど実際はそんなことなかったぜ!くそっ、筆が遅い!恨めしい!
明日書けたら書く。つか、最初に行ったようにちょっとペースおちるお。

で、どうしよ?
佐天さん、科学サイドか魔術サイドか、どっちがいいだろうね。
まあ一方さんサイドか、上条さんサイドか、って話だけど。どうでもいいけど浜面かっこいいよね!それじゃさよなら!
886 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:30:37.86 ID:xh57SJwo
お疲れさまなんだよ!
887 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:31:00.65 ID:uY8gJLwo
一方さんサイドでいいかと
おつかれさん!
888 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:34:37.33 ID:jvDWjwSO
禁書は原作読んでないから何サイドがいいかわからないけど乙!
889 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:35:57.19 ID:kdWJpsY0
>>885
これまでの流れ見ると佐天さんは何だかんだ言って科学サイドの人たちとの接触が多いからこのまま科学サイドでいいんじゃない?
変に魔術サイドにもっていくと違和感出そう。
890 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:38:19.47 ID:gtNR6y.o
第一の回答ですが、話術サイドが良いと思いますん
891 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:40:15.05 ID:rkpSbngo
逆に魔術サイドとどう接するかを見てみたいような
つーかこの佐天さん、上条さんとの相性が良すぎ
892 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:40:38.00 ID:gknr00co
893 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 23:55:15.61 ID:Ndlo4cco
イギリス行きはちょっと見てみたい
894 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 00:07:40.66 ID:9vrL8B6o
科学サイドの方が良いかと
『協定』の存在もあるし
895 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 00:27:07.45 ID:EC18TyQ0
いっそのこと分岐させてどっちも
896 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 00:31:04.03 ID:fpurucs0
アイテム・浜面関係のが見たい。
佐天さん第四波動まったく使わないな
897 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 00:32:19.51 ID:TpafcMQo
乙なんだよ

一方さんサイドでー
898 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 00:36:09.64 ID:IRVlIcAO
>>1おつ

原作とリンクしてるところとか読むと原作読んでないことを心底後悔する次第でありますとミサカはm(ry…
899 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 00:56:38.35 ID:a2Urh6DO

 
今までも三沢塾、御使堕し、闇咲戦?、シェリー戦、オルソラ争奪戦の魔術サイドには絡んでないし科学サイドの方がいいと思う
900 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 00:58:51.49 ID:mSeR4z2o
原作読んでないからよくわからんがいい感じにしといて
901 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 00:59:55.14 ID:oX9HisAO
科学希望
てか脳内左天さんの出番を…
902 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 01:23:08.57 ID:nLxFgxgo
ビルの倒壊のどこに幻想があるんだよ・・・意味わかんねえ・・・
これが原作組との壁ってやつか
903 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 01:23:13.77 ID:Z3qITEEo
レールガンすら見てないことに気づいた
904 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 01:55:30.65 ID:2DOTKjw0
すごパはもう出んの?
905 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 02:03:44.04 ID:uHtCy1co
逆に考えるんだ
「これを機に原作買っちゃえばいいさ」と考えるんだ
906 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 02:51:08.71 ID:duxaXE.o
>>902
結標の座標移動の最大重量は4.5t
フルパワーでビルのフロアごと黒子を潰そうとした
それを上条さんはそげぶ
907 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 06:54:56.71 ID:nLxFgxgo
>>906
d
ビルの上の方だけちょっと上にワープさせたりしたわけだな
まぁ倒壊しかけてるビルを止められた訳はワカメだけど・・・
908 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 08:29:03.50 ID:n39vOrg0
原作立ち読みした俺は

ビルの上にどっかにあった何か4.5tを座標移動
上条夫婦登場そげぶ
4.5t元の場所に戻される
ビル倒壊阻止

って流れで解釈してたんだが間違ってたのか
909 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 08:33:06.39 ID:duxaXE.o
>>907
倒壊しかけてるビルを止めたんじゃなくて
倒壊するのを事前に防いだ感じ

結漂が全力で能力を使ったら
それの予兆みたいな空間の歪みが何故か発生して
あらかじめ転移先が分かったみたいな感じ

黒子は銃で撃たれた腹を蹴られたりしてボロボロだったから逃げられなかった
910 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 09:06:04.96 ID:6BHBflc0
そろそろニードレス側と絡ませてほしい
911 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 11:02:10.47 ID:GmpqDlc0
乙なんだよ!
サイドとかわからんから頑張って原作読んで追いつくか。
912 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 11:33:12.43 ID:usMyMAA0
というかどっちかに拘らずに良いトコ取りしてほしい
それが出来るのが2次創作の良いとこだし、それで多少の矛盾出てても誰も文句は言わんさ
913 : ◆tKR.MxqQSw [sage]:2010/04/21(水) 15:10:39.57 ID:l.DWc3ko
原作読まないとワカメにしているのは原作買わせるため……とかじゃなくて、ただたんに実力不足だよごめん。
でも原作でもやった内容にいちいち文章裂くなら、って気もしないでもないじゃない?

そうか、科学サイドか……ダークサイド佐天さん(ヤンデレ)になっちまうな。おっとネタバレった。

>>896
使う機会がなかなかなー。しかし次の大覇星祭で使うよたぶん。

>>910
ニードレス側ってぇと左天さんか?言っとくがこれ禁書ssのつもりだからニードレス勢は左天さん以外出ないんだぜ!

>>912
それが出来りゃ原作なぞってないぜ……そんな高等技術持ってねえぜ


さて、「左天さんの出番つくってやれよ」が多いから、ちょっくら整理(あとこのスレ潰し)がてらなんか書く
914 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 15:21:29.16 ID:AEKqcgYo
FateのDVD見てショック受けてたっぽい左天さんが
迷いを振り切り左天さんなりの答えを出すシーンは今後描かれるのだろうか
915 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 15:22:23.46 ID:AEKqcgYo
左天さんじゃなくて佐天さんの方だ間違えた
916 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 15:24:27.15 ID:l.DWc3ko
イヴ「ブレイド、この状況はなんだ?」

ブレイド「幼女がいると聞いてやってきたが目の前に居るのは包帯男じゃねぇか」

左天「いろいろあんだよ、いろいろ」

左天「あ、ちなみに今回は戦闘無しだから安心しな」

ブレイド「あァ?安心すんのはテメェの方だろうが」

イヴ「2対1で勝てると思ってるのか?」

左天「どっかで聞いた台詞だが今回は違うっつーの。台本見ろ台本」

ブレイド「……『佐天ちゃんの能力紹介および今までのおさらい』?」

イヴ「なんだ、いつもと違った感じの台本だな。てか佐天ちゃんって誰?お前?」

左天「俺は左だ。それは佐だろ」


ブレイドって打とうとしたらブランドとかブロンドとか打ち間違えた……
917 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 15:26:44.53 ID:l.DWc3ko
イヴ「……」ヨミヨミ

ブレイド「……」ヨミヨミ

イブ「よっし頭に入った!」

ブレイド「俺も大丈夫だ。まあなんとかなるだろ?」

左天「お前らは基本相槌うつだけだからな」

イヴ「へー」

ブレイド「ふーん」

左天「そんじゃ始めるぞ」
918 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 15:32:44.47 ID:l.DWc3ko
左天「それじゃまずはここまでのおさらいだ。


〜おさらい〜
7月中ごろ、無能力者の佐天涙子は、空間移動系能力者によって時空転移させられた左天と出会う」

イヴ「先生質問です!そんなニードレス本当にいるんですか?」

左天「知らん。

しかし、左天の身体は時空転移の影響でズタボロ、既に死ぬことは決まっていた」

ブレイド「ざまぁねぇな」

左天「お前ら本当に台本読んだの?

そこで左天はどうせ死ぬくらいならどこか他人とは思えない目の前の女の子に、研究中だった『能力の継承』という実験を行う」

ギド「そんな実験が行われておったとは……666委員会か……!」

左天「爺さんどっから出てきやがった。

その実験は成功、左天の死と共に佐天涙子に『第四波動』の能力が宿ったのだった」
919 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 15:46:41.48 ID:l.DWc3ko
左天「つかめんどくせぇな、これ。以下ダイジェストでお送りいたしますか」

佐天、左天と出会う。
     ↓
佐天、『第四波動』を手に入れる。←左天死亡
     ↓
不思議なことに左天の意識だけが残る。←脳内左天状態。会話している。
     ↓
佐天涙子、ステイル達と衝突←初、第四波動(なり損ない)を放つ。
     ↓
その後神裂にボコられ、病院へ運ばれる。←ここで魔術の存在を知り、上条と知り合う。又、記憶喪失であることも知る。
     ↓
退院後、能力の練習を始める。←単純な能力練習から肉体鍛錬、熱関係の勉強。
     ↓
人払いの魔術を感知、みさわ塾へ向かいステイルと合流。←事は既に終わっていたので、上条達を運ぶ手伝いだけ。
     ↓
上条宅へ料理を作りに行く途中、ミサカ(10032)と遭遇。←プリン美味しい
     ↓
色々あって一方通行と激突。←睡眠学習(経験継承)を自覚。
     ↓
そげぶで勝利する。その後入院。←能力行使しすぎで身体がやばい。
     ↓
退院後、御使堕しで左天が受肉する。←キャッキャウフフ
     ↓
御使堕し解除。左天が眠りにつく。←今のところこっから一度も起きてない。
920 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 15:55:54.40 ID:Si4XOFIo
ブレイドとイブやる気ねぇwwwwww
921 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 15:58:56.94 ID:l.DWc3ko
佐天、小萌の助言で能力に目覚める。←『熱ベクトル視覚化』。演算式はこの時点では無い。

初春の宿題を手伝いにいく途中、ミサカ(14444)と遭遇。←フラグ立った。

初春とファミレスへ行く。一方通行、打ち止めと遭遇。←この時点では一方通行に対して敵対心。

打ち止めを保護しようとしたら天井に撃たれる。

初春の制止を無視して天井の所へ。←天井と、苦しんでいる打ち止めの頭に触れる一方通行を見る。この時点では一方通行悪者あつかい。

天井に撃たれて重傷。意識不明。←しかしこのイレギュラーで一方さんの傷は浅くですむ。

入院。全治2週間程。←ミサカとウフフする。初春が何かに目覚める。

病院内で一方さんと遭遇。←打ち止めのおかげで色々誤解が解ける。

一方さんに能力開発を手伝ってもらう。←あんまり役に立たなかったセロリ。

退院。ミサカ(14444)と出会う。←喧嘩しちゃった。

結標と対峙する。←割と特に何もしてない。

今ここ。

922 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 16:16:27.69 ID:ENFEhISO
山田はー?
923 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 16:21:19.79 ID:K.gWqh.0
よくよく考えたらもう900だったのな。

びっくりだわ。
924 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 16:25:43.36 ID:l.DWc3ko
イヴ「だいたいわかった」

照山「けどよ、この佐天って子はてめぇの第四波動完全に使えるようになったのか?なんか使うの難しいって言ってなかったか?」
      ジャジャウマ
セト「『この能力は俺にしか乗りこなせねえ』(キリッ って言ってたな、確か」

左天「そこだが、まだ全然駄目だな。エネルギー変換効率が悪すぎるし、何より広範囲低温度からの熱吸収ができてねぇ」

山田「あ、僕気になったんですけど、この『経験継承』って何ですか?」

左天「どうにも俺が頭ん中にいるせいか、寝てる間に俺の記憶を見ることがあるみてぇなんだよ。
    それの影響で俺の戦ってきた経験が涙子の身体に書きこまれる、ってこった」



照山「涙子、だってよ」
ギド「結構本気かもしれんの」
山田「シメオン四天王がロリコンだったなんて……」
925 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 16:31:40.69 ID:l.DWc3ko
ブレイド「くそがァァァアアアア!テメェずりぃぞ!12歳の意識ん中にいる、だぁ!?それってつまり風呂場で裸覗き放題じゃねぇかァァアアアア!!!」

左天「てめぇと一緒にすんじゃねえ。それに俺が活動していられる時間はランダムみたいでな。いきなり目が覚めんだよ」

ブレイド「だったら12歳が恥じらいながら自慰行為にふけってるときに目覚めたらどうなんだ!?気持ちいいのか教えてください!」

ギド「お前ちょっとだまっとれ」

セト「……ん?ここ、人払いの魔術を感知、って書いてあるけど、これは何で出来たんだ?」

左天「さぁな。どうにも学園都市の人間ってのは能力開発とかで頭ん中が普通とちょいと違うみてえなんだわ。
    それが要因で俺の能力も継承出来たし、そうやって俺にはねぇ能力みてえなもんも手に入ったんじゃねえかと思ってる」

ブレイド「あ、脳姦は趣味じゃないんで」

イヴ「ブレイド、ちょっとこっち来い」
926 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 16:43:12.36 ID:l.DWc3ko
山田「へぇー。じゃあ他にもいろいろ違う点とかあるんですか?」

左天「今解ってる分じゃ 熱吸収 熱放出 熱耐性 ……まあここまでは普通だな。
    あとは 熱吸収からの身体強化 ……おそらく吸収したエネルギーを体内で別のモンに変換して運動能力あげてんだろうな。
    誰だったかはフラグメントは頭の使ってない部分を使ってるからそれでリミッター云々、って言ってたが、俺は前者だと思うがな」

ディスク「そういえば貴方の能力って結局なんなの?」

左天「原作じゃ第五波動の時にダークマターだエネルギー変換だと出てたからそこらから推測するしかねぇんじゃねえか?」

セト「自分の能力のこともわかってないとか」ぶふぃー

左天「てめぇだってアルカに能力制御できてねぇってボコられてたじゃねえか。
    他には 熱感知 なんてもんもあったな。どうやらこっちは涙子自身の能力みてぇだが」

ギド「ほう。この嬢ちゃんにそんな能力があったのか」

左天「ま、フラグメントで熱に敏感になってっからそれの影響もあるだろうがな。
    っと、そういやこんなんもあったな。
    『身体に直接熱吸収をし発散し忘れると欲情する』なんとまあ」

ブレイド「娘さんを僕にください!」

照山「ほんと黙れクソ神父!」

ブレイド「てめぇが俺に勝てると思ってんのかァ!!」

照山「ごふぅっ!」
927 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 16:53:47.49 ID:l.DWc3ko
セト「そんで?お前は今この佐天ちゃんの中で眠ってる状態なのか?」

左天「そういうこった。そのせいで『左天テラ空気』とか言われちまった」

ディスク「どんまい。やっぱり自分の意志じゃ起きてこられないのね」

左天「意識そのものがねぇからな。たぶん、あの『御使堕し』のせいだと俺は踏んでるが」

ディスク「と言うと?」

左天「どうにも眠ってた時間に応じて出てこられる時間が決まるみてえでな。それは逆も言えるだろ」

ディスク「なるほど、『御使堕し』で長時間外に出てたことになるから、今はその分のツケみたいなのを払っている、と」

左天「おそらく、だがな(だが、そりゃあつまり……)」

セト「どうかしたか?」

左天「なんでもねえさ」



ブレイド「てめぇに太ももの何がわかるってんだ!」
照山「知るかァ!!!」
イヴ「やまだぁ〜……ぶれいどにあたまたたかれたぁ〜……」ぐすぐす
山田「何でそれくらいで泣いてるんですか!?うわっ、酒くさっ!さっきの一瞬で一体なにが!?」
928 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 16:57:51.14 ID:a4/ZIHo0
まさか・・・
929 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 17:04:27.71 ID:l.DWc3ko
ディスク「けど、これ読んでるとこの佐天ちゃん、随分と頭が切れるみたいね。これも経験継承とかいうやつの効果?」

左天「たぶんな。どうにもこれ、睡眠時学習じゃなくても、戦ったりしたらくみ取れるみたいだぜ?涙子はまだ気づいてないがな」

ディスク「あら、随分と情報を安売りするのね」

左天「隠すこたぁねえだろ」

セト「ああ、お前の能力もそんな感じだもんな。『この能力は俺にしか乗りこなせねえ』」キリッ

左天「何?あおってんの?」

ディスク「あら、気にする必要ないわよ。この子、どうにも好きな人にちょっかい出したくなるタイプみたいだから」

セト「なっ……!そんなんじゃない!」アセアセ

左天「ガキにゃ興味ねぇ」

セト「馬鹿ー!」グラビティッ

左天「がふっ」



アークライト「……寂しくないさ。それはそうとしてそろそろ本編に戻してやろう」ワタシガカミトイウコトヲワスレテナイカネ
930 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 17:11:30.65 ID:l.DWc3ko
佐天「……はっ!」

佐天「……なんだ、夢か……」

―――9月17日

佐天「……あれから三週間近く、か」

『御使堕し』から三週間―――その間、左天さんは一度も起きてきていない。
元々何時起きてくるかわからなかったが、あの事件以来、どうしても夜にひと肌が恋しくなる時がある。
久しぶりに他人と一緒に寝たからだと思う。なんだかんだで私も12歳だったってことなのかな。

佐天「……だめだめ、何弱気になってるんだ佐天涙子。学園都市にくるって決めた時、それくらいの覚悟はしたじゃない」

佐天「さて、と。今日は先生が時間割を教えてくれるんだったっけな。楽しみだなー、っと」
931 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 17:48:36.61 ID:kE1EI5Io
佐天さんかわいい
932 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 18:12:23.95 ID:a2Urh6DO
蕎麦出番無かったwwwwww
933 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 18:39:12.64 ID:nLxFgxgo
>>909
すげえでかいもん動かそうとしたら移動の前に溜めがあるから溜め中にそげぶしたって感じかd

結局牛乳先輩に会ってないな
934 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:25:48.61 ID:l.DWc3ko
―――学校

佐天「そういえば初春の時間割って聞いたことない気がする」

初春「一応持ってますけど、この学校だと時間割って結構自主訓練みたいなとこありますからね。私はあんまりやってないです」

佐天「この学校だと?」

初春「名門校……例えば、常盤台だとか長点上機みたいなところですね。そこだと殆ど個別クラスみたいな感じで授業してるみたいですよ?」

佐天「へぇーさっすが名門校。お金のかけ方が違うなぁ」

ガラッ

先生「ほら、席に着け。授業始めるぞー」

935 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:29:18.76 ID:l.DWc3ko
―――放課後前

先生「さて、連絡内容は以上だ。大覇星祭の準備をする人は絶対下校時間までに帰ること。いいな」

先生「それから佐天、ちょっと職員室まできなさい。それじゃ、解散」


佐天「ん、それじゃ行ってくるよ」

初春「はいはーい。私は風紀委員の仕事ありますから、先に行ってますね」

佐天「あ、そうだそうだ。今日って固法先輩いる?」

初春「今日は……はい、いますけど」

佐天「ちょっと質問あるからさ、またそっち行くね。それじゃっ」
936 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:33:29.04 ID:l.DWc3ko
――――

佐天「失礼します」

先生「よく来たな。ちょっと奥の部屋行こうか」

佐天「?はい」


佐天「先生、指導室なんてなんで……きゃっ!」

先生「このっ、暴れるなっ!!」

佐天「なっ、やだ、離してっ!!」

先生「はっ、はぁ、、!お前、お前が悪いんだぞ佐天……!中学生のくせにそんな体系して……!」

佐天「ひっ……!や、やめてぇっ!!いやだぁっ!!!」

先生「先生が一体どれだけ我慢してたと……!ハァハァ……ほ、ほら、お前もこここんなんになってるんだろ!?」

――――――

初春「とかなってたら面白いですよねえ」

固法「ちょっと病院いってきなさい。それより、白井さん大丈夫かしらね?」

初春「大丈夫ですよー白井さんならあれくらいの怪我ちょちょいちょいちょいですって」
937 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:37:13.56 ID:G2oAYm6o
そういえば、ここの初春はこんなだったな
938 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:38:48.61 ID:kE1EI5Io
マジびびったww
939 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:41:03.37 ID:l.DWc3ko
佐天「失礼しまーす」

先生「ん、そこ座りなさい」

佐天「うぃー」

先生「さて、君の時間割だが、一応こんな感じだな」

先生「ベクトル、視覚化、という二つの要素を持つ能力だからね……くみ上げるのに苦労したよ」

佐天「珍しい能力だったりするんですかね?」

先生「そうだね。霧ヶ丘女学院の先生たちにも連絡とって組んでもらったけど、君のこと欲しそうにしてたよ。転校の話を持ちかけられた」

佐天「霧ヶ丘女学院ってあの名門校のですか?ふふっ、私も有名になったものだ!」

先生「そうだね。それで、一応転校の話はマジメなんだけどどうする?あちらならもっといい環境で能力開発できるけど」

佐天「(スルーされた……)いや、それはいいです。私、この学校好きですし」

先生「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。さて、時間割の説明だが、とりあえず今回は『視覚化』に重点をおいて組み上げた」

先生「何にせよ、視る、ということが固定化できなければベクトルを勉強してもどうにもできないだろうからね」
940 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:45:36.44 ID:l.DWc3ko
佐天「視覚化ですか……それって、透視能力者とかと同じ感じなんですかね」

先生「同じ、とは言えないが似たようなものだろう。透視能力は『見えないもの視る』であって、
    君のは『見えるはずの無いものを視る』だからね。この違いは大きいよ」

佐天「う……それじゃあ透視能力者の人にアドバイス貰うとか意味無いんですかね……」

先生「いや、そんなことはないよ。『視る』という領域においては同じ系統だからね。何か学べるものもあるだろう」

佐天「そうですか。それじゃ、そろそろ」

先生「ああ、頑張れよ。念願叶っての能力者だもんな」

佐天「へへっ、目指せ超能力者、ですよ!」

先生「その意気だ。じゃあ、気をつけてな」
941 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:51:32.66 ID:l.DWc3ko
佐天「視覚化、視覚化……」

佐天「んっ……一応、出来るようにはなったんだけど……ちょっと無理してる感じがあるし」

佐天「やっぱ独学じゃこんなもんか。よーし、頑張るぞ、っと」


――――177支部

佐天「どーもー。固法先輩いますかー?」

固法「あら、珍しい。初春さんじゃなくて私だなんて」

佐天「へへ、ちょっと固法先輩に聞きたいことありまして」

固法「聞きたいこと?答えられる質問ならいくらでもどうぞ」

佐天「その透視能力の演算ってどんな感じに組み上げたんですか?」

固法「えっ?なんでそんなこと?」

初春「あーそういえば固法先輩知らなかったですねー。佐天さん能力者になったんですよー」

固法「嘘!おめでとうっ!」

佐天「えへへ……ありがとうございます」

固法「それで?どんな能力なの?私みたいに透視能力とか?」

初春「あはははは固法先輩みたいに地味な能力だったらかわいそうですよーあいたっ」

固法「よけいな御世話です」

佐天「えっと、『熱ベクトルを視覚化する能力』です」

固法「……そ、それはまた……」

佐天「言いたいことは解りますよ……」
942 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 19:55:15.09 ID:WfrHh5so
ようするにサーモグラフィみたいってことなのか
はたまた風向きを矢印で記した感じなのか
943 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 19:59:32.08 ID:l.DWc3ko
佐天「ま、まあそんなわけでですね!視覚を使うってことで固法先輩の能力と似てるとこあるし、なんかアドバイスとか聞けないかなーって」

固法「なるほどね。時間割もってる?」

佐天「今日もらってきましたよん」ガサゴソ

固法「ありがと。……ふぅん、確かに私がしたことと被ってる部分もあるわね」

佐天「ちなみに一応式は組み立ててみたんですけど、なんだか無駄があるみたいなんですよね」

固法「そうなの?よければその式どんなものか聞かせてもらえないかしら?」

佐天「えっとですねー……―――――」


佐天「―――って感じですかね」

固法「なるほどね。確かに無能力でもほんの少しは能力判定あったりするから……佐天さんの場合はそれが熱感知で、そこからイメージで組み上げたわけね」

固法「そうすると……この辺りを、こう……どうかしら」

佐天「ああっ!そっか、確かにそれだとこっからここまでの工程が一気に省けるようになりますね」

固法「でしょ?ただ、これはイメージ力が大切だし、特に佐天さんの能力は見えないものを視るから、相当上手く組み上げないと出来ないけれど……」

佐天「いえいえ、熱に関する知識なら夏休みに読みあさりましたし、なんとかなりそうです」

固法「そういえばそうだったわね。その頃から能力のことわかってたの?」

佐天「あー……あれはまた別件です。さて、それじゃちょっとこれで式組んでみますね」
944 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:02:13.35 ID:l.DWc3ko
>>942
初めて能力使えた時に書いたけど、後者の方かな。
イメージ的には半透明な矢印(ベクトル)が見えるってところ。熱量で矢印の大きさとか変化するっぽい。
これも小萌との能力開発の時に書いたけど、最終段階が熱ベクトル操作だから、矢印は結構適当に見えるっぽいよ?
945 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:04:05.79 ID:l.DWc3ko
佐天「おおっ!すごい!頭すっきりしてるのにちゃんと視えます!」

固法「へぇー、あの式を組み上げるなんて。もしかして佐天さんって結構才能あるかもね」

佐天「そ、そんなぁ……照れますって」テレテレ



初春「いいなぁいいなぁ二人でいちゃいちゃして。私も佐天さんときゃっきゃしたいなぁ」



飯くってくる
946 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:06:06.94 ID:Pyj9XQAO
俺も佐天さんとキャッキャウフフしたい
947 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:31:53.75 ID:MXfOsx2o
相変わらずのここの初春である
だがそれがいい
948 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:46:39.58 ID:Z3qITEEo
俺も混ぜろよ
949 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:53:05.26 ID:l.DWc3ko
固法「あと先輩として忠告しておくけど、能力の不要な多用は禁物よ?頭に負担かかるし、特に視覚系は目にも疲れがでるからね」

佐天「りょうかいっす!」

初春「私も構ってくださいー。佐天さんって今どんな感じに視えてるんですかー?」

佐天「んっとね、熱ベクトルが矢印で視えてる。すっごい不思議な感じ」

固法「矢印ね……その矢印って大きさバラバラ?」

佐天「?えー、長さは違いますけど大きさは一緒ですね」

固法「うーん、これは私の予想だけど、次はその矢印の大きさを変えることが目標かしら」

佐天「と、いいますと?」

固法「たぶんだけどね、今の佐天さんは熱量の大きさまではカバーできてないと思うの。出来て向きが解る程度じゃない?」

佐天「そう言われればそうかも……」

固法「なら次は大きさがわからなくちゃね。それがわかれば熱ベクトルを完全に掴めるし、もっと能力が発展するかもしれないわよ」

初春「すごいですね固法先輩、他人の能力なのにそんなに……」

固法「ただの予想よ。ただのベクトルなら学校でも習うから、ちょっと気になっただけ」

佐天「大きさ、か……これはいよいよあの人の出番かな……」
950 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:54:17.01 ID:YlPx89Y0
左天さんは俺の隣でねてるからさ。
すまんなみんな。
951 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:56:07.19 ID:vG9Y7ZIo
だいぶ広いベッドなんだな
952 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:57:30.39 ID:l.DWc3ko
初春「あの人?誰ですかそれ?」

佐天「えっ?いやいや誰でもないよ?うん」

初春「怪しいですっ!」

固法「こらこら初春さん、佐天さんだって女の子なんだから彼氏の一人くらい出来るでしょ?」

初春「かっ、彼氏!?あの人って彼氏なんですか!?きぃいぃぃぃぃぃ!!」

佐天「飛躍しすぎだって!固法先輩も変なこと言わないでくださいよっ!!」

固法「ソーリー」

初春「佐天さんに手を出すなんて……くっ、許すまじ、です!」

佐天「落ち着いて初春……あ!もうこんな時間!」

固法「あら、あの人、との用事かしら?」クスクス

佐天「違いますって!ただ知り合いのところに料理をですね……」

固法「なるほど、通い妻ってわけね」

初春「きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」

佐天「だーっ!だから変なこと言わないでくださいーっ!」
953 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 20:58:23.78 ID:l.DWc3ko
>>950
お前……そっち側の人間だったのか
そりゃ左天さんは魅力的な男性だと思うけどさ……けどさ!
954 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 20:58:42.39 ID:dnr12iko
黒子化か・・・
支援
955 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:02:03.10 ID:Z3qITEEo
大きさねぇ
956 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:02:33.86 ID:l.DWc3ko
佐天「そっ、それじゃ私はこの辺りで!固法先輩ありがとうございましたっ!!」だっ

初春『あ!待ってください佐天さん!まだ詳しくきいてぐえぇっ」

固法「はいはい、初春さんはこっちで仕事ね」

初春「離せー!離してください固法先輩!私の佐天さんがどこの馬の骨ともわからないやつに取られちゃいますー!」ジタバタ





上条「ふえっくし」

イン「どうしたのとーま。風邪?」

上条「いや、んなこと無いと思うんだが……」




一方「くしゅんっ」

打ち「わわ、大丈夫?ってミサカはミサカは可愛すぎるあなたのくしゃみにときめきながら風邪の心配をしてみたり」

一方「ン……あァ、大丈夫だ」
957 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:04:16.83 ID:GsvHoI2o
恐ろしい娘…!!
958 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:07:58.40 ID:l.DWc3ko
―――スーパーにて

佐天「さってと、今日はなに作ろうかなー」

佐天「タイムセールは……おおっ、鶏肉各種4割引き!これは鶏肉を主軸とした何かを……」

佐天「……って結構あるなー。んー……あ」

ミサカ「さかなさかなさかなーさかなーをーたべーるとー」

佐天「妹さん……って、誰さんだろ。チェックチェック」

pllllllllpllllllllllll

ミサカ「はいこちら検体番号10032です、とミサカは相手が解っているにも関わらず律儀に返事をしてみます」

佐天「あ、妹さん。あのね、今14444さんがどこにいるかわかる?」

ミサカ「14444ですか?それなら――――ああ、7学区のスーパーにいるようですね、とミサカはMNWを駆使して返答します」

佐天「そっか、ありがと」ピッ




ミサカ「……ええー、これだけかよ、とミサカはよくわからない憤りを感じます」
959 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:08:43.85 ID:YlPx89Y0
あれ?佐天さんがフラグメイカー化だと?
960 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 21:09:01.76 ID:fpurucs0
俺「くしゅんっ」
961 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:10:31.69 ID:KNaB6aA0
>>959
主役属性を持った者の宿命です
962 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:12:08.72 ID:A9C.9Mco
セロリに骨はないだろ
963 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:12:39.46 ID:WGRdss60
なんかここのキャラっていい感じにフランクですごい好きだ
964 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:15:31.19 ID:l.DWc3ko
佐天「……妹さん」

ミサカ「あた……ああ、あなたですか、とミサカは呟きます」

佐天「……」

佐天「(どうする?声をかけたのはいいけどなんて言えば……)」

ミサカ「……そういえばあの時の代金がまだでしたね、とミサカはお金を返そうとポケットを……あら?あらら?あらあらあら?」

ミサカ「……迂闊。また忘れてきたようです、とミサカは自分のうっかりさに少々残念な気持ちになります」

ミサカ「そういうことですから、代金は次でよろしいですか?とミサカは―――」

佐天「……だっ、駄目ですっ!」

ミサカ「……では、どうしろと?とミサカは訝しげな眼であなたを見つめます」

佐天「そのっ……代金の替わりに、一緒にお買いものして!」

ミサカ「…………は?」

佐天「(うおおお一体なに言ってるのよ私ー!)」

佐天「(こんなこと言ってもまた「勝手な人ですね」とか言って嫌われるだろうし……うう……)」

ミサカ「……そ、そうですか。それならば仕方ないですね、とミサカはあなたの持っている買い物カゴを手に取ります」

佐天「へ……?」

ミサカ「何を素っ頓狂な声をだしているのですか、早く行きますよ、とミサカは今晩の献立も聞いておきたいのですが」

佐天「あ……うんっ」
965 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:23:29.48 ID:l.DWc3ko
佐天「……あの」

ミサカ「おや、今日は鶏肉が安いのですね、ということはカレーでしょうか、とミサカは確認をとります」

佐天「え?ま、まあカレーとささみのサラダとかでもいいとは思うけど……そうじゃなくて」

ミサカ「それではササミはこれくらいで?とミサカはササミパックを手に取ります」

佐天「あっと、今日はもっと大勢の分つくるからあと2パックくらいほしいかも、……あの、」

ミサカ「そうですか、それは楽しそうですね、とミサカは次のポイントへ向かいます」

佐天「……」

佐天「(う……あからさまに会話が切られてる……やっぱり嫌われるのかな、怒ってるのかな……)」
966 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:30:03.62 ID:l.DWc3ko
そんなこんなで買い物が終わりました。

ミサカ「ミッションコンプリート、とミサカは袋を手に取ります」

佐天「(結局ろくに会話できなかった……)うん、ありがとう」

ミサカ「代金の替わりですから礼には及びませんし、そもそもお礼を言われるには早すぎますが、とミサカは袋をぶらぶらさせます」

佐天「……?」

ミサカ「あなたは買い物をしろ、と言いました。通常買い物は家へ帰るまでが買い物です。そう、遠足は帰るまでが遠足と言うように、とミサカはなかなか上手い例えをします」

ミサカ「というわけで、いきますよ、とミサカはあなたに先を促します」

佐天「う、うん」


てくてく

てくてく


佐天「……ねぇ、妹さん」

ミサカ「おや、野良猫がいますね、とミサカは」

佐天「聞いて、妹さんっ」

ミサカ「……」

佐天「……この間のこと、怒ってるん、だよね……?」

ミサカ「……イエスかノーで答えればイエスですね、とミサカは答えます」
967 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:36:31.50 ID:l.DWc3ko
佐天「……っ」

佐天「その……ごめんなさいっ!私、妹さんの気持ち全然考えてなくて……!」

ミサカ「……はぁ、とミサカはため息をひとつ」

ミサカ「そうやって謝ることすら、ミサカにとっては鬱陶しいものなのですが、とミサカはトゲをきかせて口にします」

佐天「……わかってるよ。謝ったところでどうにもならないし、余計に妹さんを苛立たせることくらい」

ミサカ「それがわかっていてもやるとは、あなたはミサカに喧嘩を売っているのでしょうか?とミサカは憤りながらたずねます」

佐天「違うよ……けど、これ以外にどうにもできないもん……」

ミサカ「……そう、ですね」

ミサカ「…………ふぅ」

ミサカ「少し、昔話をしてもよろしいですか、とミサカは確認をとります」

佐天「昔話……?」

ミサカ「ええ、と言っても、生まれて半年もたっていないミサカの戯言ですが、とミサカは自虐気味に答えます」
968 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 21:51:43.85 ID:uNjXkiE0
かわいい
969 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:54:24.27 ID:l.DWc3ko
――――。
  ミサカ達『妹達』は生まれてすぐ……まあ生まれる、といっても単価18万円の命ですが。
  そしてすぐに『学習装置』という機械によって人格形成が行われます。
  通常ここでは実験に不必要なデータ……哲学的思考などは入力されないよう設定されていますが、ミサカの場合
  少々の事故でそれらが入力されてしまいました。
  責任者達はその事で実験に影響が出ないか危惧していたようですが、実験の日程、また、ミサカ自身が自分の存在理由を
  把握していると認識し、どうにか処分は免れました。
  そして、ミサカは毎日考えました。
  1日1日、何体と消えていく他のミサカ達のことを。
  同情はありません。ミサカ達がそのために作られたことはもう変えようのない事実で、それがあるからこそ今ここにいるのだから、と。
  しかし疑問がありました。何故生まれてすぐに殺されなければならないのだろうか、と。
  ええ、矛盾しています。しかしそれもしょうがない話でした。元々疑問を抱くことがおかしいのですから。
  そうして答えのない命題をずっとずっと頭の中でかき回して、周りのミサカ達はそれを異常に思い、ミサカは妹達の中でも一人ぼっちでした。
  その時初めて気付きました。繋がっているはずなのに不安に思う。これが孤独感なのだと。
970 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:05:35.04 ID:l.DWc3ko
―――――。
  孤独でしたよ。寂しかった。
  同じミサカで、脳派でリンクしていて、ずっとずっと繋がりが深かったはずなのに、とても遠くに感じられました。
  他のミサカ達はミサカのことをどう思っていたのかも、勿論流れ込んできましたよ。全てが全て、理解されていない思考でした。
  そのうちミサカはMNWからたびたび回線を切るようになりました。実験の日程は渡されますから、その時にだけ接続するようにして。
  そしてミサカは自分の番が来ることを待ちました。
  もう疲れていましたから。なまじおかしな感情をもってしまったせいで、ミサカの精神はすり減っていました。



「そんな諦めの中から救い出してくれたのが、あなたとあの人なんです、とミサカはあなたを見据えて言います」

妹さんが夕焼けを背にして言った。
夕日がまぶしくてその表情はよく見えなかったが。
971 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:11:02.97 ID:Z3qITEEo
ミサカがゲシュタルト崩壊してきた
972 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:17:32.55 ID:l.DWc3ko
「最初は安堵しました。ああ、これであの思考パターンから抜け出せる。死ぬために生まれたのに、死ぬことを疑問に思う。
自分の存在理由がわかっているのにそれを問う、という、一種の自己否定の思考から」

「ですが、それが解消したからと言って、今更何だったのでしょうか。そんなものとうの昔に放棄して、どうでもよくなっていたものでした。
そう、そうですよ。私は、実験が終わっても孤独でした」

「想像出来ますか。2万の自分に、1の自分が理解されないことを。自分を見失うほどの圧倒的な自己否定を。
はは、おかしな話ですよね。たかだか量産品のミサカが『自分』などと」

「辛かった。実験中も。実験後も―――ミサカはずっと、一人でした。
知らないですよね?実験後、ミサカはMNWに全然つないでいないんですよ?当たり前じゃないですか、なんでそんな怖いことをしなくちゃならないんでしょうね」

「もうたくさんです。繋がっているからこそわかる。そんな孤独はまっぴらです」

「そんな不信感の中で、声をかけてくれたのが、あなただったんですよ」
973 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:18:10.15 ID:l.DWc3ko
>>971大丈夫、俺は14444をそんなキャラにしたいのかわかんなくなってきた。わかめわかめ。
974 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:20:24.24 ID:nYDRoUDO
次スレはいつ立てるの?
975 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:31:07.90 ID:l.DWc3ko
「最初はやはり不安でした。けれど、繋がっていないからまだ大丈夫でした。解らないからこそ逃げ出さなくて済んみました。
そして、そんな気持ちの中で、あなたは言ってくれました。『友達になろう』と」

「もう嬉しくて嬉しくて、その場で即答してしまいそうになりました。けれど、なんでしょうね。随分とミサカの心はねじ曲がっていたようです。
つい、何か裏があるのかと不審に思ってしまいました」

「だからどうしてミサカなんかと友達になろうと言ってくれたのか知りたかった。
するとあなたは言いましたよね。『寂しそうだったから』と」

「心がざわつきました。まるで見透かされたようでした。繋がってしまったかのように思えるほどでした。
だからこそ怖かっやめてくださいミサカの思考を知らないでくださいもう理解できないなんていわないでください」
「いやだ、いやだいやだいやだぁこわいこわいこわいなんでおなじみさかなのにそんなふうにいうの?
やめていやだひとりはやだこっちみないでやだあっちいかないでこっちにいてよこわいちかづかないで
ああごめんなさいわたしをみすてないでひとりにしないでもっといっしょにいたいのくらいのはいや
しぬのもいやぜんぶいやなのあああああああよんまんのめがこちらをじろりとみつめるこころはなくて
でもこころはここにあってちがったいきものみたいにむししてくれたらよかったのにああだめむししちゃ
だめだからでもみないでみさかのなかまでこないでひとりにしてよぅいやいやいやだからひとりはいや
なのにこっちこないでさみしいこっちきてみさかをぎゅってしてさみしいのさむいのあああああああああ」
976 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:32:18.81 ID:M2reBwSO
今晩の投下が終わったら>>1が立てるか、>>990過ぎたくらいに立てればいいんじゃね
977 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:33:35.62 ID:vG9Y7ZIo
病んでるなあ
978 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:35:28.27 ID:ngTCHLQo
壊れた?
979 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:39:22.78 ID:l.DWc3ko
佐天「いっ―――妹さんっ!!」

ミサカ「やだぁっこないでぇっ!!!!」

バチバチッ

佐天「く、ぅ―――!?」

ミサカ「あ、やだ、いかないで、そんな目でみないで、やだぁもうやだなのぉ、一人はさみしいさみしいのはこわいからぁ」

佐天「……くっ、どうしてこうなった……!」


pllllllllpllllllllllllll


ミサカ『へい、ミサカでやんす、とミサカは相手がわかっているからこその冗談を―――』

佐天「妹さんっ!14444ちゃんが壊れた!!!」

ミサカ『……その声、真剣ですね。だいたい予想はつきました、すぐに上位個体に連絡します』

佐天「打ち止めちゃんに?でもそんなことしても―――」

ミサカ『上位個体なら強制的に14444のネットワークに侵入して落ち着かせることくらいできます、こらっあけろセロリ、
    とミサカは鍵のかかったドアを覿面キックします』

一方『うっせェぞ三下がァっぷばァッ!?』

ミサカ『アナタには用はありません、上位個体はどこですか、とミサカは病室を見渡します』

一方『テメェ人の顔蹴り飛ばしておいて何言ってンですかァ!?』

ミサカ『黙りなさい、14444の危機です、とミサカは焦りを隠せません』

一方『……さっき売店行くとかいって出てった』

ミサカ『売店、というと一階ですね、とミサカはひるがえってぐえっ』

一方『待てよ、下ならもっと早い道があンだろォが』カチカチッ
980 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:42:44.09 ID:l.DWc3ko
一方『クソガキィ!!』

打ち『わわっ、いきなり洗われた貴方にミサカはミサカはびっくりしてみる』

ミサカ『上位個体、簡潔に言いますが14444が危険です、とミサカは伝えます』

打ち『―――わかった、ってミサカはミサカはMNWへダイブする』



佐天「ど、どうですか!」

ミサカ『今上位個体に連絡が取れました、これで―――』

ミサカ「ア、う――――」どさっ

佐天「妹さんっ!!」ぴっ



ミサカ「……また切られました、とミサカ即ち10032はショックを隠せずがっくりします」
981 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:48:36.81 ID:l.DWc3ko
ミサカ「……あ」

佐天「大丈夫っ!?」

ミサカ「……とんだ失態を、見せてしまいましたね、とミサカは立ち上がります」

ミサカ「……ふう」

ミサカ「見ての通り、あれがミサカです、とミサカはあなたの顔を見ずに言います。
    とんだ欠陥品でしょう?とミサカは自虐的に嗤いますよ」

ミサカ「あなたの友達になろうと言ってくれた言葉は嬉しかったんです。
    けれど、同時にとても怖かったということですよ、とミサカは過去の経験による心の傷を語ります」

ミサカ「自分に近づかれては、自分を知られて、また否定されるのかと思うと―――ミサカは、怖くて、怖くて」

ミサカ「だか、らっ……ああ、いってでも、自分を、まもりたくて……」ぐすぐす

佐天「妹さん……」

ミサカ「ごめんなさい……ごめんなさい……ミサカは、ミサカは悪い子です……関係ないあなたまで傷つけて……」ぐすぐす

佐天「……」

ぎゅうっ
982 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 22:59:17.53 ID:l.DWc3ko
ミサカ「あ、ぅ……くるしい、です……」

佐天「……ねぇ、妹さん。私ってあったかいかな」

ミサカ「あ―――あたたかい、ですよ……けど、それが、なんで」

佐天「妹さんは悪くないよ……そうやって感じられるってことは、すごく普通のことなんだから」

佐天「自分から自分を理解されないって感覚は私にはわかんないけど―――」

佐天「でもね、寂しかったらどうすればいいかぐらいわかるよ」ぎゅうぅ

ミサカ「――――ぅ」

佐天「寂しい時はね、こうやって、友達と一緒にいればいいの。
   友達だもん、妹さんがどんな風に思っても、受け入れてくれるよ」

ミサカ「―――ぅ、あ、ああ、ああああああぁぁぁぁ」ぐすぐす

佐天「よしよし、ずっと一人だったんだもんね?今は甘えていいからね」

ミサカ「ひっ、うええええええええええええ!!!」ぎゅううううっ








学生「おい、あれ……」
学生「ああ、やべぇな……泣く女の子と優しく抱きしめる女の子……百合のにおい!」
学生「こいつぁ今夜のおかずは決まりだな……写真とっとこう」
983 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:01:11.25 ID:vG9Y7ZIo
最後台無しじゃねーかwww
984 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:01:40.93 ID:wm3zCmo0
学生トリオがこんなにも癪に障ったのは初めてだ
985 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:05:00.10 ID:GCJWpnMo
・・・ゴミクズが。俺の癇に障ってンじゃねェよ
986 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:07:15.32 ID:l.DWc3ko
―――数分後

ミサカ「ひっ……ひぐ……」

佐天「……どう?落ち着いてきた?」

ミサカ「……ぐすっ……はい、とミサカは鼻をすすりながら返事をします」

佐天「うん、口調ももどってきたみたいだし、大丈夫みたいだね」

ミサカ「……ご迷惑をおかけしました、とミサカは抱きついたままですが謝罪します」

佐天「いいよそんなの―――それより、さ」

ミサカ「……?」

佐天「その……さっき、友達って言っちゃったけど……友達になってくれるかなぁ……」テレテレ

ミサカ「……!」

ミサカ「……あなたが、もしよろしいのなら……ぜひ、ミサカの友達になってください、とミサカはお願いします」

佐天「……えへへ、うん、こちらこそよろしくねっ!」

佐天「うわー、なんか冷静になるとすっごいこっぱずかしいこと言っちゃったなー」テレテレ

ミサカ「そんなことありません、とミサカは落としていた買い物袋を拾い上げます」

佐天「あ、そうだ。友達になるんだから私のことは『あなた』なんて言っちゃだめー」

ミサカ「……あの、それではなんと?とミサカは若干困惑しながら尋ねます」

佐天「私の名前は佐天涙子って言うから……その辺りで?」

ミサカ「で、では……るいこ、ちゃん、と……お呼びしてもよろしいです、か?とミサカは恥ずかしくなって顔を伏せながら確認をとりますっ」テレテレ

佐天「う、うん、じゃあそれで!(涙子ちゃんだって!妹さんがそう言うと可愛い!)」
987 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:13:24.24 ID:l.DWc3ko
佐天「さって、それじゃ今から一緒にご飯たべよっか!」

ミサカ「はい、とミサカは快く返事をします」ぎゅっ

佐天「……ふえ?あの、妹さん?」

ミサカ「……寂しいので、手を握ってください、とミサカは涙子ちゃんの手を握ります」

佐天「あ、う、うん(やっばい、あんなこと言ったけどこれは恥ずかしい……!)」ぎゅっ

ミサカ「……えへへ」

佐天「(ごめん初春私は初春一筋だったのにね)」

ミサカ「あ、それから」

佐天「ひゃいっ!?」

ミサカ「その、ミサカのことも名前で読んでいただけないでしょうか?とミサカはお願いします」

佐天「名前……14444ちゃん、とか?」

ミサカ「……ミサカちゃん」ボソッ

佐天「え」

ミサカ「ミサカちゃん、と呼んでほしいです、とミサカは少々はずかしげにお願いしてみます」テレテレ

佐天「う……ミサカちゃん(なにこれすごくはずかしい)」

ミサカ「……るいこちゃんっ」

佐天「」

佐天「(本当ごめんね初春)」
988 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:18:37.39 ID:l.DWc3ko
イン「あー!遅いんだよるいこー!」

上条「よう、悪いな今日は……って、御坂妹?」

イン「クールビューティーも?珍しいね」

佐天「あ、この子は10032さんじゃなくて14444ちゃんで……」

ミサカ「初めまして、とミサカは命の恩人に挨拶をします。その節はどうも、とミサカは軽く会釈をします」

上条「うん?ああ、気にするなよ。そんで、なんだ?二人は知り合いだったのか?」

ミサカ「知り合いではなく―――」ぎゅうー

佐天「はうっ!ミ、ミサカちゃん……」

ミサカ「涙子ちゃんはミサカのお友達です、とミサカは抱きしめながら答えます」

上条「」

イン「」



イン「はっ!とーま!とーま!なんだかすっごい甘い匂いがするんだよ!」

上条「言うな、インデックス。わかってる、わかってるから……!」



そうして佐天とミサカ(14444)は友達になったのでした。
しかしこのときまだ二人は気づいていませんでした。
その中を引き裂く悪党、初春飾利の存在に……

幕間 ミサカちゃんと涙子ちゃん 終了
989 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:22:14.41 ID:ueAhl/oo


悪党wwwwww
990 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:23:19.40 ID:l.DWc3ko
いやっふー!だいたいいいとこでおわったよ!おわったよ!てかなんだこの展開!自分で書いてアレだがイミフすぎる!!
最初は「14444はフリーで動いてて佐天がピンチになった時にさっそうと現れる正義の味方みたいな位置づけにしよう!」
とか思ってフラグ立たせてたらなんだこれ!マジでなんだこれ!わかめわかめじんじぃぃぃぃ!!!

それにしても今日は幸せだなあ、松阪牛とらびっとが来て僕ァもうテンション上がってますとも
しかし途中の展開は痛すぎたな!あと恥ずかしい!読み返す気にもなれねぇようへへー。

そしてこのスレも終了か……うう、どうしよう、次スレ立てることは立てるけど、今日はやめとこうか……
佐天「」 で立てるから、『佐天』でワード検索してくれれば出ると思うんだ。もし今日立たなかったら金曜……いや、立てるだけ立てよう。


まったく、こうして始まっちまうんだよな。
佐天さんと御坂妹の、百合百合ルートがよ……
991 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:24:38.77 ID:FbK.YU6P
百合は素晴らしいペロペロ
992 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:26:08.01 ID:Pyj9XQAO
百合とかなんという俺得
993 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:28:46.51 ID:GsvHoI2o
乙なんだよ!
994 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:28:55.06 ID:9vrL8B6o

初春も入れたげてー!
995 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:29:02.42 ID:kAYHs9w0
14444と10032との3ぴぃ・・・だと・・・?
996 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/21(水) 23:38:22.22 ID:l.DWc3ko
うぅん、一応次スレ立てた。もしよかったらまたしばしお付き合いくださいませ。
次は上条宅でカレー編。ちょっとだけね。
佐天さんとミサカがいちゃいちゃします。それだけのこと……
あ、それとな、限度を超えないくらいだったら雑談してくれた方が俺もお楽しいんだけどなぁって思うんだけどこういうの駄目なのかなぁやっぱり

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1271860532/
997 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:38:32.25 ID:6Vlm7sDO
どんどん第四波動から離れていくなwwwwww
998 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:40:22.27 ID:l.DWc3ko
ううー言わないで言わないで。
大丈夫、オリアナさんの時は佐天さん大活躍で土御門さんとステイルさん影薄くなるから

正直オリアナさんのエピソードあんまりいらないよねとか思わないでもない。
999 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:45:31.18 ID:k0o6dFgo
1000
1000 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:46:03.55 ID:cpELrmg0
第千波動!
1001 :1001 :Over 1000 Thread
    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   【呪いのトンファーパーマン】
   ノ          /     このスレッドは1000を超えました。
   ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ      このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
    `ー─┬─ l´-、      完成させても死にます。
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佐天「聞かせてくれよ……お前の絶命の叫びでな!」 @ 2010/04/21(水) 23:35:32.89 ID:l.DWc3ko
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秘書とゆかいな仲間たち パート123 @ 2010/04/21(水) 23:19:39.53 ID:6vD2eMgo
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【365日】ここだけ日常世界【暁を覚えず】 @ 2010/04/21(水) 22:53:26.28 ID:tAQkjwAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1271858006/

佐天「あれから、2年・・・私の能力劣化模写はまだレベル上がらず。」 @ 2010/04/21(水) 22:40:54.04 ID:lHeIgfEo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1271857254/

面白い風俗店の名前書いてけ @ 2010/04/21(水) 22:16:05.74 ID:lwk.VVYo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1271855765/


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