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当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」【2日目】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 17:36:11.82 ID:Mu4cdqco
アイテムの女の子4人と上条さんが姉妹兄弟なお話
麦 滝 上 フ 絹 な順?
短編 長編 義姉妹姉妹 なんでもOK

書きたい奴が書けばいいじゃない?

でもエロとか、抵抗ある人がいるかもしれない話は投下前に注意事項が欲しいわけよ




※前スレ
当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1282047957/
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 17:37:56.69 ID:D9GOxDIo













                   ∩  ∩
                   | | | |
                   | |__| |
                  / 一 ー \
                 /  (・) (・)  |
                 |    ○     |
                 \__  ─  __ノ 









      
3 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 20:59:12.62 ID:UPQjycDO
二日目じゃなくね
4 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 21:04:06.46 ID:Mu4cdqco
>>3
一応製速だけでいいんじゃない?
だからvipの方は無しにしたんだけど
5 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 23:20:43.32 ID:/QA4qz.o
製速で3つ目じゃなかったっけ
6 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/30(木) 23:29:48.13 ID:BibNgMQo
3つ目だと思われ
7 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 01:11:15.49 ID:fxjB.yw0

う〜ん……苦しいけど、前のはまとめて「長〜い一日」ってことにしよ?
ただ前々スレのURL貼っといた方がいいかも

 とにかく1乙!!
8 :あいよ [sage]:2010/12/31(金) 01:17:04.76 ID:thWtiWUo
当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1276873532/
9 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 01:18:40.86 ID:l9Rx3rgo
当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」
ttp://live28.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1276060121/
当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1276521825/
当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1276873532/
当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1282047957/
10 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 02:22:09.60 ID:fxjB.yw0

 あ……すんません。有難うございます
てかこれ自分でもできたよね…俺は何ひとに押しつけてんだ…
11 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 02:24:36.52 ID:6h62.Rwo
なんてこった……
まさか3スレいってるかと思った……
すまんな。もし、4スレ目いったら、何事もなかったように修正頼む
12 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 02:28:33.70 ID:.I/fHg2o
上条「起きろ沈利ちゃん、朝だぞ」沈利「んー…」

上条「沈利ちゃんは朝になったらいつも俺の上に乗って、まったく甘えん坊でせうな」

上条「ってかみんないるし」


見たいな上条さん長兄説はありでせうか?
13 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 02:31:29.11 ID:FkdnRgAO
あると思います!
14 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 03:59:18.23 ID:ePdeNg6o
余裕でありじゃないか!!
15 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 04:59:34.17 ID:IzUH87ko
あると思います
16 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 23:16:37.50 ID:zx.qe2DO
VIPで立って始まったのが6月だからもう半年経つのか
五和はこのスレでは上条さんのクラスメートという設定もまだ生きてんのかな
17 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 23:17:10.44 ID:.I/fHg2o
生かすも[ピーーー]もお前(書き手)次第
18 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 01:00:05.50 ID:WfPrcSY0
さあ誰か新年一発目のほのぼのを!!
19 :灰色の放浪者 [sage]:2011/01/01(正月) 04:01:22.91 ID:.BuXL.c0
 
 12/31 2340 学園都市 上条邸 禁書目録ハ子萌宅ニ在リ

 当麻 「起きろ姉ちゃん、もう除夜の鐘まで20分だぞー」

 沈利 「んー…」 むにゃむにゃ

フレンダ「結局、姉ちゃんは今年もまたまた!!
    お酒飲み過ぎてこうなっちゃうわけよ」

 最愛 「沈利お姉ちゃん、大晦日の夜の特番ほとんど見逃しちゃってますよ……」

 理后 「大丈夫。毎年、年が変わる直前までぐーすか寝てるしずりをわたしは応援してる」

 最愛 「理后お姉ちゃん、応援するくらいじゃ年末だけ超飲んだくれる沈利お姉ちゃんは
    超更生しようがありません……。
    三が日はシャケ弁抜くくらいしないとダメですよ!!」

 沈利 「さーいーあーいーちゃ〜〜ん     (ニコォッ ゴゴゴゴ・・・・・・ 
    原子崩しの撃ち初めはアンタのか〜わいい顔にしてあげよーか〜☆」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ

20 :灰色の放浪者 [sage]:2011/01/01(正月) 04:03:29.47 ID:.BuXL.c0

フレンダ「あーあ。地雷踏んじゃった訳よ…ww」     最愛(ガクガク・・・・・・・

 当麻 「いや…笑い事じゃねえよフレンダ。
    どっかのチート宇宙戦艦並みの火力があるんだからアレ。
    新年早々お花畑へはるばる臨むのはいやだぜ」 ブルブル…

 沈利 「とーうーまぁ〜……?
私が愛を込めてねっとりじっくり聞いてあげなきゃいけないことが
聞こえてきたような気がするんだけどにゃ〜ん、とーうまぁ〜☆」

 当麻 「ナンデモゴザイマセンシズリオネエサマ!! 」 ビクビク

 沈利 「まあとりあえず☆オ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イ・ネ❤」

 理后 「しずり、せっかくの年越しなのに怒ってちゃだめだよ。」

フレンダ「結局、沈利姉ちゃんは爆睡してて年末特番を今日はほとんど観てない訳なんだし。
     いいのあったのになぁ」

 沈利 「まあ二人がそういうなら。
      そ・の・か・わ・りっ!当麻は次の日曜は私とデート。
      それから冬休みが終わるまで私たち以外の女の子と遊んじゃダメ♪
      わかったかにゃ〜ん?」
21 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 04:03:45.40 ID:5Xq6puE0
今年も一人で寂しい年越しだったぜ…

とにかく新年一発目の投下乙
22 :灰色の放浪者 [sage]:2011/01/01(正月) 04:08:58.41 ID:.BuXL.c0

 当麻 「理后姉ちゃんにフレンダ・・・ありがとう命びろ(沈利「あァ?」)ナンデモアリセ     ン…」

フレンダ「結局、私はいつだって兄ちゃんの味方なわけよ!」

 理后 「そう。わたしはいつもとうまを応援してるから」

  沈利 「なっ、何告白まがいのことしてんのよ!!私だって((最愛「それなら私だってどんな     時もお兄ちゃんの傍にいるんですから!」))いつだって当麻を護ってやるんだら!!」

 当麻 「あのぅ・・・皆さま何故急に物凄く嬉しいことをおっしゃってくれてますのでせうか!?
     ・・・・・・俺、みんなの兄や弟で本当によかったっ!」

沈理フ最「えへへ………でも、鈍感…」ボソッ  (やっぱり分かってくれないか・・・)

 当麻 「ああ、よかったよかった。・・・って、何か言ったか?」

沈理フ最「な〜んにもっ!!」  プイッ

 当麻 「そうか。  (よくわからん。話題変えよ)
      そういや、えっと…次の日曜は沈利姉ちゃんとデートなんだよな  (手帳ヒラク
      不幸…じゃねえ…って!!
      土曜に吹寄と姫神からインデックスも一緒にって誘われてんのに……
      不幸d……ってえええっ?」  沈理フ最(ニコォ・・・・・・・ゴゴゴゴォ

 当麻 「あのう…お姉さま方…何為れぞかように恐ろしい笑顔を浮かべていらっしゃるのでせうか…?」  ガクブル

 沈利 「………はぁ…まあそれは例外として認めてあげる。
     あの子たちとは私たちも付き合いがあるし、色々巻き込まれたし浅からぬ縁があるから     ね」

 当麻 「ありがとう姉ちゃん。」  
23 :灰色の放浪者 [sage]:2011/01/01(正月) 04:10:47.33 ID:.BuXL.c0

理后 「でもとうま、家族で遊ぶ方も疎かにしないでね」

フレンダ 「結局、私たちも、家族で名一杯楽しみたいわけよ」

 最愛  「お兄ちゃんがちゃんと楽しんで参加してくれないと私たちも超楽しめないんです。
      だからお兄ちゃん、超お願いしますね!!」

 当麻 「分かってるって。俺が大好きな家族にいい加減に接する男に見えるか?
     もしそう見えるなら、そんな悲しい幻覚(げんそう)は俺がぶっ潰してやるからさ」

 フ・最 「相変わらず(超)臭いセリフ(なわけよ)(ですね)」

 沈利 「だけどやっぱり私たちの当麻なのよね。いいこと言ってくれるじゃない」

 理后 「とうまのそういうところ、わたしは一番応援してる」

 当麻 「ハハッ。ありがとな

     
      お。ほら、もう1分前だぜ。」

24 :灰色の放浪者 [sage]:2011/01/01(正月) 04:13:19.94 ID:.BuXL.c0

沈理フ最「ほんとだ」  そりゃっ!! ダキッ ギュウッ

 当麻 「え…?何故に皆さん、円陣組みながら俺を真ん中にして抱きついてくるのでせうか!?」

 沈利 「来年も、いや来年こそは、みんな一緒にず〜っと笑ってられるように、ね☆」  ギュッ

フレンダ「このまま新年を迎えさせて欲しいわけよ」 ギュウ

 当麻 「ああ、そうだな。……来年こそは、ここにいるみんなも、その周りのみんなも、一人残らず笑ってられるように…
     誰も不幸になんてならないように!!」

 沈理フ最「オオーーッ!!!!」
25 :灰色の放浪者 [sage]:2011/01/01(正月) 04:15:51.81 ID:.BuXL.c0

 沈理フ最(来年こそは・・・・・・
  沈利  (当麻に
  理后  (とうまに
 フレンダ  (当麻兄ちゃんに
  最愛  (当麻お兄ちゃんに
 沈理フ最(私(たち)の気持ちに気づいてほしい……
        例えそれが叶わなかったとしても、……
  沈利  (当麻と一緒に遊園地行ったり、原子崩しのキャッチボールをしたり
  理后  (とうまと一緒に御飯の食材買いに行ったり、料理したり
 フレンダ (兄ちゃんと一緒にぬいぐるみ買いに行ったり
  最愛  (お兄ちゃんと一緒にB級映画観に行ったり、
 沈理フ最(みんなでバカ騒ぎしたり、ほのぼの駄弁ったり、
        何かあったらみんなで一緒に戦って、みんなで笑って家に帰れるなら
        当麻と、みんなと、一緒にいられるなら!!!!)

 

 当麻  (この大好きな家族の笑顔を護れるなら!!!!)





     
 3…、2……、1…………・・・・・・・・カタン

  

 沈理当フ最「「「「「明けましておめでとう!!!!!」」」」」


                        一旦おしまい 
26 :灰色の放浪者 :2011/01/01(正月) 04:24:48.65 ID:.BuXL.c0
 明けましておめでとうございます!!

まさか人生初SSが上条さん&アイテムになるとは思いませんでした
本来なら年が変わる直前に投下したかったのですが

 いざ書いてみると難しすぎます……
なんでキャラがこんな脈絡のない行動を?ってとこがいくつかあると思います。
なってないところがたくさんあるんでしょうね。宜しければアドバイス賜りたいです。

 では、お目汚し失礼しました。
平成23年(皇紀2671年でしたっけ)がみんなが笑っていられる年になりますように!!
27 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 04:49:43.20 ID:SfpS3ZIo
乙、いい年明けだ
原子崩しのキャッチボールは難易度高そうだがwwww
28 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 07:32:42.22 ID:k73c61wo
乙乙した。もっとかくんだぁ
29 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 08:20:29.71 ID:k1.86.DO
むぎのんは小清水亜美らしいな
30 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:09:34.59 ID:2KmJPjI0
テスト前とか無性に部屋の掃除したくなるよねの精神で初詣ネタ投下しようと思うけど……
誰かいるかー
31 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 12:15:31.93 ID:.BuXL.c0

いますよー

 俺も今初詣ネタ書いてるところだけど
お願いですから書いてください!!
32 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:19:20.53 ID:2KmJPjI0
反応thx!
んじゃ、投下しまー――あれ、約500行、だと……?
--------------------------------------------------------------------------------


チ。チ。チ。ポーン。

「「「「「せ〜のっ、あけまして――おめでと〜!!」」」」」

フレンダ「いや〜、結局今年も無事みんなで新年を迎えられた訳よ」

最愛「もう超昨年ですけどね〜。さておき、やっぱり何となく超テンションあがりますね!」

理后「年越し蕎麦、美味しかった」

当麻「昨年も色々あったけど、今年もみんなよろしくな!」

最愛「はい! フレンダ、コトヨロー♪」スッ

フレンダ「よろ〜♪」パチン

理后「……しずり、よろー」

沈利「ん、よろしく。さて、じゃあ早速だけど出かける準備するわよ?」

当麻「って、もう初詣行くのか、沈利姉ちゃん?」

最愛「あー、そう言えば今年は遠くに行くんでしたよねー」

当麻「え? 俺、聞いてないんだけど……」

理后「けっこうお金かかる予定だから、とうまには秘密にしてた」

当麻「む、新年初めのイベントに俺はそんなグダグダ言いませんよ、と」

フレンダ「でも、確か宮島なんだよね?」

当麻「……え?」

最愛「広島県ですから、直線で千キロぐらいありますねー」

理后「世界遺産、厳島神社。……世界遺産って実物見るの初めてかも」

当麻「え、えっと……どうやって行くのでせう?」

沈利「23区に飛行機チャーターしてあるわよ。車もあっちの空港に用意してあるから、私が運転するわ」

当麻「(……色々突っ込みたい。けどグダグダ言わないって言った手前自重するしかありませんよ!?)」
33 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:21:07.93 ID:2KmJPjI0
沈利「一応着物用意してるけど、どうする?」

最愛「フェリー乗るんですよね。寒いんじゃないですか?」

フレンダ「フェリーは暖房きいてるだろうけど、歩いて回る訳だから結局暖かい服装の方が良い訳よ」

沈利「あー……しゃーない、今回は諦めよっか」

理后「私は諦めない」

最愛・フレンダ「「身体弱いんだから理后お姉ちゃんは特に駄目です(な訳よ)!」」

理后「しょぼーん……」

沈利「まあ何なら帰って来てから学園都市内の神社にもお参りに行って、その時着れば良いわよ」




当麻「“女の準備は時間がかかる”。……兄弟姉妹だからって、俺のところは違う――なんてことはないですよねー。……5分で準備完了しちゃってリビングに1人でも寂しくなんてありませんよ!」

最愛「【ガチャ】お兄ちゃーん、服装の超確認お願いしますー」

フレンダ「結局、当麻兄ちゃん限定可愛い姉(あね)妹(いもうと)のファッションショーな訳よ」

当麻「う、嬉しくなんてないんだからね!(なんか気合入りまくってんなー)」

4姉妹『…………』

当麻「な、ちょ、こ、これは本音と建前ががががッ」

理后「大丈夫だよとうま、私はツンデレな当麻も応援できる」

沈利「そうね、ドジっ子でも私的には全然OKよ?」ニヤニヤ

4姉妹『でもオカマは勘弁ね(なわけよ・ですから・だよ?)」

当麻「ぎゃぁああ!! 今年初! 不幸だーっ!」
34 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:22:48.52 ID:2KmJPjI0
沈利「さすが学園都市製、1時間もかからなかったわね」

当麻「約15分だよ! 準備より飛行機乗ってた時間の方が短いって何だよこれっつーか死ぬ気持ちわりぃ……」

沈利「フフ、きつかったら寝てていいわよ?」

最愛「フレンダ姉も理后姉も既に超ダウンしてますね」

フレンダ・理后「」

当麻「ぐ、最愛の能力をこれほど羨ましく思ったことがあっただろうか……。というか、こんなに急ぐ必要あったのかよ、姉ちゃん?」

沈利「ぶっちゃけ無いわ。初詣の後に初日の出も見ようとは思ってたけど、時間的にはご飯食べても余裕でしょうしね。一番の理由は、実験機だから安かった……ああ、指定できる時刻がちょっと複雑だったかな?」

当麻「…………」

最愛「……当麻お兄ちゃん?」コソコソ

当麻「……ん、なんだ、最愛?」ヒソヒソ

最愛「沈利姉、免許は取ってたものの運転久しぶりで超ビビってましたから、今超強がってるんだと思います」

当麻「……あー、確かにナビと前と視線チラチラさせまくってるなー……」

最愛「です。……コホン、沈利お姉ちゃん、私もちょっと休んでいいですか?」

沈利「ええ良いわよ寝ちゃいなさい起こしてあげるから」

最愛「(超早口……! 意図が透けまくってます……)」

当麻「(うわー……)あー……じゃあ、俺も……」

沈利「ええ寝なさい」

当麻「う、うん(だんだん余裕無くなってる気がする……不安――いや信じるぜ沈利姉!!)」



沈利「(あー、うわー、オートマで良かったミッションだったらギア上げるつもりでバック入れちゃってたかも、というか入れてたわ絶対!)」

沈利「(ああ、でもいっそ学園都市製の自動運転の……でもそれじゃせっかく大人っぽさ&お姉ちゃんらしさを示す機会が……)」

沈利「……でも、寝たってことは、信頼して、任せてくれたってことで……」

沈利「(理后……フレンダ……最愛………………当麻)」

沈利「……あ、なんか落ち着いたかも?」
35 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:24:17.12 ID:2KmJPjI0
当麻「なんだかんだで3時間ぐらい寝てたなー」

最愛「急ブレーキとかも無かったっぽいですね【コソコソ】。ン、それよりお兄ちゃん、せっかく船なんですから外に超出てみましょうよ!」

当麻「あー……沈利姉ちゃんはどうする?」

フレンダ「あ、私も行く!」

当麻「そっか、了解」

沈利「んん〜……そうね、じゃあ私は理后を見てるわ。――大丈夫、アンタ?」

理后「船……弱点に追加……私は強い、強いから酔わない」

当麻「だ、大丈夫か理后姉ちゃん?」

理后「ん、大丈夫。酔い止め飲んだから、吐き気は引いて来てるし」

当麻「そう?」

理后「うん、本当に。心配してくれてありがとうね、とうま」

当麻「いや、辛かったら、俺に出来ることあったら遠慮なく何でも言ってくれよな?」

理后「……うん……♪」



フレンダ「うわー、海が真っ黒な訳よ」

最愛「あ、鳥居が超見えて来ましたよ!」

当麻「おお、ホントだ。……こんだけ離れてるのに形がはっきり分かるってことは……」

フレンダ「結構大きそうだね」

最愛「そういえば、星が出てますね」

当麻「ああ、初日の出、見れそうだな」

フレンダ「まあ、いざとなったら沈利姉が原子崩しで雲をちょちょいっと……」

当麻「うわー……リアルに想像できちまったけど、な」

最愛「実際には超見たくない光景ですね」

フレンダ「……自分で言ってなんだけど、同意かなー」
36 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:26:31.64 ID:2KmJPjI0
フレンダ「ひゃ〜ん♪ で・み・せ、で・み・せ♪」

当麻「おおう、ずらっと並んでんなー」

フレンダ「チープな味と匂いで値段ぼったくりだけど、それがたまんない訳よ!」

沈利「ふーん、たこ焼き、イカ焼き……はし巻き?」

理后「たこ焼き買って来た。とうま、あーん」

当麻「理后姉ちゃんいつの間に!? あ、あーん、」モグモグ

理后「美味しい?」

当麻「……実に出店の味です、いや美味いけど」

フレンダ「おっちゃーん! はし巻きって何ー?」

「ああ、お好み焼きの屋台版みたいなもんだよ」

最愛「3っつ先がお好み焼き屋みたいですけど?」

フレンダ「買う! なんか全然別物っぽいしね」

「はは、まいど〜」

フレンダ「兄ちゃん、一口あ・げ・る♪ あーん」

当麻「ぇえ? フレンダも……いや、嬉しいけど……あ、あーん」

フレンダ「あーっとやっぱ【パクリ】、ん、イケる」

当麻「イケ、って、ちょ、引っかけですかフレンダさんむぐ!? っぷは、あぁ、口の周りがソースだらけに!?」

フレンダ「ありゃりゃ……てへっ☆」

当麻「く、もうハンカチで……」

沈利「ああ、どうせ汚れちゃうかもしれないから、その前にこっちこっち。はい、あーん」

当麻「沈利姉ちゃんはイカ焼きですか、っていうか俺って餌付けされてます!?」

最愛「おお、じゃあ私もアメリカンドッグ超買ってきます」

当麻「さ、さいあいぃぃい!?」
37 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:28:35.59 ID:2KmJPjI0
最愛「あれ? ……わ、鳥居の下が地面出てます!」

当麻「え? うお、下で写真撮ってる人も何人かいるな」

沈利「干潮ね。んー、せっかくだし私たちも行く?」

理后「人がいる今、撮ってもらうチャンスっ」

フレンダ「急ぐわけ――ってきゃあ!? ワカメっぽいのが滑る訳よよよ!?」





沈利「あはは、ようやく参拝入り口ね」

フレンダ「なんか、ここまでで満足しちゃった感じかなー」

当麻「お、水場! ちょっと悪いけど、ついでに口周りも洗わせてもらうか……」

フレンダ「私も清めというより、汚れ落とす目的で便乗ー……」

最愛「――ふう、追いついた。ゴミ捨てて来ましたよー」

理后「お疲れ様、さいあい」

沈利「じゃあ行きましょうか」



「――大人4人、中学生以下1人、合計1300円になります。――はい、ようこそおいでくださいました」ペコリ

「ようこそおいでくださいました。どうぞ」スッ

沈利「ん? ……しゃもじ?」

理后「あ、今年の干支が描いてある」

当麻「へえ、良い記念になったな――って、うん?」

最愛「預かってください」スッ

フレンダ「結局、あ兄ちゃんが荷物係って訳よ」スッ

当麻「……」

沈利「じゃあ、はい、当麻」スッ

理后「おねがい」スッ

当麻「……いや、まあ、いいけどね」
38 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:30:02.80 ID:2KmJPjI0
フレンダ「御守りに弓矢におみくじも引いたし、初詣的には完了ね」

最愛「フレンダ姉、『弓矢』じゃなくて『破魔矢』です」

フレンダ「ぇう!? ち、小さなミスよ!」

沈利「あとは、お土産にもみじ饅頭買って帰りましょうか」

理后「もみじ饅頭……初代総理大臣が命名者って説がある」

当麻「へえ、よく知ってるな理后姉ちゃん」

理后「……初代総理だからセクハラも許される」

当麻「え……?」

理后「とうまだったら、私も許すよ?」

当麻「何かよく分かんないけど、セクハラなんてしませんよ!?」

理后「間接キス」ポッ

当麻「今更!?」

理后「つまようじ、取って置いてる」

沈利「あ、私も串、取って置いてるわよ?

最愛「もちろん私も」

フレンダ「結局、私もな訳よ」

当麻「逆セクハラだーっ!!」
39 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:32:23.52 ID:2KmJPjI0
当麻「ほい、持ってきましたよー」

沈利「ん、『揚げもみじ』って初めて聞いたわねー」

最愛「いただきま〜す。……ん、超サクサクしてますね。気に入りました!」

フレンダ「むう、串から落ちそうで食べにく……って餡子!?」

理后「串の端に中身が何か書いてあるよ、フレンダ」

フレンダ「ガーン! あう〜……、お兄ちゃん、交換!」

当麻「仕方ないな……んー、餡子もイケるけどな?」

フレンダ「私的にはクリームが至高な訳よ」

沈利「チーズも似たようなもんじゃない? まあ、私が食べたのクリームじゃなくてチーズなんだけど」

理后「チョコは……やっぱり、揚げる時に溶けちゃうのかな……」

最愛「むう、チーズも超同じだと思いますが、どうなんでしょうね。どう思います、当麻兄?」

当麻「そうだな……いつ出来たか知らないけど、餡子とクリームって饅頭ものの基本っぽいし、そもそもこの揚げもみじって大量に買うものでもなさそうだしな……チーズは要望が多かったとか?」

最愛「ふむ……そういえば、私達普通のもみじ饅頭まだ超食べたことありませんね」

フレンダ「でもクリームが至高はきっと変わらないね!」

最愛「そこまで言われると、超興味惹かれますね」

「1番でお待ちのお客様ー」

フレンダ「クリームの追加が来た訳よ!」スック

最愛「いつの間に!?」

「番号2番でお待ちのお客人ー」

理后「餡子の追加が、来た」スック

フレンダ・最愛「「え!?」」

「3番で――」

沈利「あ、私ね」

フレンダ・最愛「「ちょ――ッ!?」」



当麻「……お茶が美味いなー。なんだろこれ、すっげえ香ばしいけど……ホット麦茶? 玄米茶? ほうじ茶?」
40 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:34:38.29 ID:2KmJPjI0
沈利「結局、だらだらやってたらいつの間にか太陽のぼってたわねー」

当麻「うおおお、俺ファイト! 後は最愛だけだぁああ!!」

沈利「あはは、みんな熟睡って言うか、爆睡ねー。タクシーの運転手は?」

当麻「微笑ましいものを見る様な表情で親指立ててくれやがりましたよこん畜生!」

沈利「気が利いてるわね」

当麻「突っ込みませんよ!?」

沈利「あ、最愛終わったら私もベッドまでお願い出来る?」

当麻「なん――あ、いや、了解」

沈利「え? あ、あら、あっさりしてるわね?」

当麻「沈利姉ちゃん久しぶりの運転で疲れてるだろ? それぐらい構わないよ」

沈利「……ありがと、当麻」

当麻「どういたしまして。じゃ、最愛運んでくるな」



沈利「(……やばっ、なんか嬉し過ぎて泣いちゃいそう)」



最愛「……お兄ちゃん?」

当麻「うお、なんだ、起きてたのか最愛?」

最愛「……来年も、こんな風に過ごせたら超良いですね」

当麻「……ん、そうだな」


当麻「沈利姉ちゃんがいて、理后姉ちゃんがいて、フレンダがいて、最愛がいて――」


当麻「――俺、超幸せだ」
41 :卒論ry [sage]:2011/01/01(正月) 12:35:13.71 ID:2KmJPjI0
フレンダ「ムニャ……結局ぅ、私たちは今年もメッチャ仲良しな訳よぉー」


理后「む、にゃ……大丈夫ぅ、南南西から幸せの風が吹いてるぅー」


<おわり>
--------------------------------------------------------------------------------
例年初詣は宮島。
巨大しゃもじを窒素装甲でネタとか入れ忘れた。
五重塔ネタも入れ忘れた。
うまくまとまってない気もするけど、まあほのぼのだからこんなもんでも良いよね!

明けましておめでとう!
42 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 12:41:00.48 ID:SfpS3ZIo
43 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 12:42:11.36 ID:sA.OjbIo
乙ましておめでとう
44 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 18:16:37.59 ID:5Xq6puE0
おけおめ!
そんで乙!
45 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/02(日) 12:40:15.23 ID:kfeVScDO
>>29
当麻は絶対に死なせない。どんな状態でも生きてもらう。
例え身体をまっぷたつに裂いて、指一本動かせなくなっちゃっても……
絶対に死なせないから安心して……?
それじゃ、本当に私のこと好きになって!
今の数十倍、数百倍好きになって!!
なれ!!好きになれ!!
私がいなくなったら寂しくて死んでしまうくらい、私のこと好きになれ!!
私は今まで当麻に尽してきた!完璧なくらい、いい姉を描いてきた!!
言い寄る売女は全部排除してきた!
私は完璧!私は嫌われる要素なんて、何も持ち合わせていない!!
おかしいのはテメェなんだよ!
テメェの精神がおかしいんだよ!異常なんだよ!!
この両腕で締め潰して、貴方のほとばしる血と肉を全身に浴びてもまだ物足りない!
それくらい当麻が欲しいの!!
そうでなければ不安なの……寂しいの……!!
お願い!お願いだから……!!何でもするから!私に何してもいいから!!
だから嫌いにならないで!!
お願い!お願いだから……お願いします!お願いします!!
嫌だ!当麻!!私から離れていかないで!
もっといい子になるから!もっと当麻の好みの女になるから!!

とか言うんですね。分かります

とあるシリーズはアニメしか見た事無いから、むぎのんの罵声が今一浮かばないんだけど
大体どんな感じで言うの?教えてエロイ人
46 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/02(日) 17:29:17.76 ID:NeEQMPso
>>45
「ゼ・ッ・タ・イ・ニ・ユ・ル・サ・ナ・イ」
47 :卒論ry [sage]:2011/01/03(月) 01:05:13.77 ID:K0Irk6I0
他の投下無いし名前欄気分ノらないんで、デレ条さんの理后編をちょびっと投下。
今さらだけど、デレ条ってなんか呼び方間違ってる気もするね!


--------------------------------------------------------------------------------
――10年前――

当麻「理后姉ちゃん、話って何だー?」

理后「ぎゅー」

当麻「……え?」

理后「ぎゅーを要求する」

当麻「抱きつけって?」

理后「……ぎゅー?」

当麻「……ぎゅー」

理后「ふにゃー……」

当麻「……んで、わざわざ呼んで何なんだ?」

理后「ん、気付かない?」
48 :卒論ry [sage]:2011/01/03(月) 01:06:28.17 ID:K0Irk6I0
当麻「? 何がだよ?」

理后「あのね」

当麻「うん」

理后「胸」

当麻「うん?」

理后「最近、ちょっと、膨らんできたの」

当麻「…………」

理后「……ね?」

当麻「『ね?』って言われても分かんねえよ。沈利姉なら、まだ分かるかもだけど……」

理后「それはゆゆしき事態」

当麻「ゆゆ、――何?」

理后「重大事。とうま、もっとぎゅー」

当麻「……うーん、分かんないけどなー……」

理后「とりあえずは、それでも良い」

当麻「へ?」

理后「何でもないよ」
49 :卒論ry [sage]:2011/01/03(月) 01:09:35.41 ID:K0Irk6I0
――5年前――

理后「【ガチャ】じゃーん」

当麻「って、ちょ、入ってくるなりいきなり何ですか!?」

理后「めでたくBカップ到達」

当麻「」

理后「ほらほら、タグをごろうじろー」

当麻「やめてっ! 弟とは言え男に、ぶ、ぶ……下着なんて突きつけるもんじゃありませんよ!?」

理后「ブラ、つけてる状態の方が見たい?」

当麻「な、何でそうなるんだ!」

理后「ちなみに、お風呂上がりだから、今ノーブラ」

当麻「はしたないぞ理后姉ちゃん!!」
50 :卒論ry [sage]:2011/01/03(月) 01:15:28.52 ID:K0Irk6I0
理后「とりあえず日課。ぎゅーを要求、」

当麻「むむむ、無茶言うな!」

理后「とうまに拒否権は無い」

当麻「べ、勉強忙しいから今日は【ふにゅん】、」

当麻「」

理后「やってくれなきゃ、離さないよ?」

当麻「(せ、背中に……むしろ首に!!)」

理后「と〜う〜ま〜」

当麻「ぎゃぁぁあ!! 後ろ頭が極楽に!?」

理后「気持ち良い?」

当麻「はしたないですよ!?」

理后「大丈夫、こんなことするのはとうまにだけだから」

当麻「お願いします、勘弁して、     え?」
               理后「あ」

理后「とうま、おっきくなってる」ポッ

当麻「いっそ一思いに殺してくれぇええええ!!!!」



<続く>
--------------------------------------------------------------------------------
おせちとか羽つきとか凧揚げとか福袋とか誰か書いて投下してはくれないものか……
あと別の人の初詣もwwktk待ってる
俺は初詣が10k超えたから正月ネタはもう自重するんだぜ……
51 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 01:36:08.89 ID:.QC5MEIo
HKB
いや、ホントお願いします
52 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 02:02:52.23 ID:bnFAn.AO
によによしてしまった。つ・づ・き!つ・づ・き!
53 :卒論ry [sage]:2011/01/03(月) 10:01:26.19 ID:K0Irk6I0
デレ条さん(理后編)続き。
警告するほどか疑問だけど微エロ注意。
あと、また続く、3年前が長引いた……
--------------------------------------------------------------------------------
――3年前――

理后「とうま、気持ち良い?」ゴシゴシ

当麻「あう〜、極楽ですよ〜」ピチャーン

理后「痒いところ、ある?」

当麻「あー、右の肩甲骨あたりかなー」

理后「この辺り?」

当麻「うん。ああ〜、気持ち良い……」

理后「ごしごし……ごしごし……とうま、そろそろ流すね?」

当麻「りょうかーい。……ふいー、さっぱりした。サンキュ、姉ちゃん」

理后「どういたしまして。私もお願い出来る?」

当麻「もちろん。俺湯につかってるから、先に手の届くところ自分で洗ってくれる?」チャプン

理后「うん、ありがと。……」
54 :卒論ry [sage]:2011/01/03(月) 10:02:59.00 ID:K0Irk6I0
当麻「……理后姉ちゃん、また胸大きくなった?」

理后「ん? ……毎日チェックしてるでしょ?」

当麻「へ?」

理后「……私のスリーサイズ、分からない?」

当麻「そんなの、上から83――って、俺何を!?」

理后「訓練の成果」グッ

当麻「な、なんか無性に恥ずかしいけど……AIM拡散力場出てたりしないよな?」

理后「出てないよ? 出てても、とうまの右手に消されてるかもしれないけど」

当麻「純粋に学習能力というか……人間メジャーですか。ぐう、正直変態っぽいなー」

理后「確認だけど、しずりのも分かる?」

当麻「……2週間前のかな。分かる」

理后「免許皆伝。ぱちぱちぱち」

当麻「だうー、嬉しくねえ……」

理后「でも、数年がかりで会得した技術だよ?」

当麻「そんな風に言うとすごいっぽいけどなー」

理后「すごいよ?」

当麻「胸張れねえ……」
55 :卒論ry [sage]:2011/01/03(月) 10:04:23.10 ID:K0Irk6I0
理后「ふふ。……とうま、背中お願い」

当麻「ん、了解。【ザバァ】……んー、理后姉ちゃん肌白いよな」

理后「そう?」

当麻「うん。沈利姉と最愛は結構焼けてる気がするけど、理后姉ちゃんはフレンダ並みじゃないか?」

理后「私は、焼け過ぎると熱出しちゃうし……もともと色素が少ないのかも?」

当麻「そっか。そうかもな……」

理后「……ところで、とうま?」

当麻「うん?」

理后「おっぱい触りたい?」

当麻「ぶっ!? な、なに言、」

理后「もし触りたいなら、先にキスしてね?」

当麻「ぅ、ぁ?」

理后「それからなら、良いから」

当麻「姉ちゃん……」

理后「とうまになら、良いから」

当麻「っ」
56 :卒論ry [sage]:2011/01/03(月) 10:12:08.61 ID:K0Irk6I0
理后「ん、ふっ……ちゅ、ぁ……とう、ま?」

当麻「あー、やばいです、姉ちゃんとキスとか俺何やってるんだろでも姉ちゃんの胸超柔らけえしあうあうあー」ァァア

理后「とうまの、すっごく元気」

当麻「そりゃいくらなんでも湯の中で向かい合ってこんなことしてたら元気にもなるよチクショウ!!」ォオー

理后「……できれば、後ろから抱き締めて欲しい」

当麻「無茶! 無茶無茶無茶ぁああ!」...ヤムチャー

理后「……ヤムチャ?」

当麻「俺の現HP的にはホントあんな感じだけどなっ!!」


<続く>
--------------------------------------------------------------------------------

終わんなくてごめん、最愛編の上条さんに至れなかった
反応thx!
57 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:50:30.41 ID:N4rsIwUo
最愛「超家族対抗!!」

フレンダ「新春羽つき大会!! ってわけよ!」

当麻沈利理后「わー」

フレンダ「トーナメント制で、各試合の勝者は敗者の体にいたずら書きができるわけよ」

沈利「そして優勝者には…………」

沈利理后フレ最愛「ぐふふふふふふ」

当麻「?」

最愛「さ、さて! 組み合わせはこうなっております!」


一回戦A 当麻vs最愛
一回戦B フレンダvs理后

二回戦 Aの勝者vsBの勝者

決勝戦 沈利vs二回戦の勝者

沈利「まぁあたしはLv.5だから当然シードね」

当麻「無能力者のかみじょーさんがシードの方がよいのでは……」

フレンダ「結局却下ってわけよ」

理后「大丈夫、私はそんなとうまを応援してる」

当麻「はぁ……」
58 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 10:51:35.70 ID:N4rsIwUo

最愛「さて、さっそく超!一回戦! わたしvsおにいちゃん!」

当麻「よし! 兄として最愛には負けないぞ! 顔に墨をつけてやるわ!」

最愛「ふん! 超片腹痛いです!」

フレンダ「それでは! 試合開始ってわけよぉ!」

かーんっ

最愛「超いきますよぉ……」

当麻「お手柔らかにな」


最愛「んっ……うおりゃああああああああ!!!!!」

当麻「へ?」

がつーん

当麻「うぐぁっ! ぅ…………」

ばたり

フレンダ「試合終了!! 結局、最愛の勝ちってわけよ!」

最愛「超当然ですねっ! さてと、お兄ちゃんが気絶している間に敗者へのいたずら書きを……」

すっ、す〜っ、すっ
『ぼくはさいあいのどれいです』

最愛「ふ、ふふふ〜、お兄ちゃんは超わたしのものです〜!!」

沈利「」カチン

理后「」カチン

フレンダ「お姉ちゃん達二人のスイッチがはいったわけよ…………」
59 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:00:28.33 ID:N4rsIwUo
最愛「で、では! 超二回戦! フレンダお姉ちゃんvs理后お姉ちゃん!!」

フレンダ「絶対に負けられない戦いがここにはあるわけよぉ……」

理后「大丈夫、私はそんなフレンダを塵一つ残らず消し去ってあげる」

最愛「り、理后お姉ちゃんが人が超変わってます……」

最愛「さて! では、超二回戦! 試合開始ですっ!」

かーんっ

フレンダ「では、本気で行くわけ……よぉっ!」

かつん!

理后「…………ブツブツブツブツブツ」

かつんっ

最愛「お、おーっと? 理后お姉ちゃんの様子が……」

ぐばーん!

沈利「え、AIM拡散うんたらかんたらが、うんたらかんたらでうんたらかんたら状態になってうんたらかんたらしているーぅっ!」

最愛「超トンデモないもの片鱗がうんたらかんたらデスゥ!」

当麻「」キゼツチゥ

ぐぼーん!

フレンダ「え、あっ……ひぐぅっ!!」

フレ/ンダ「」

理后「ふふ、ふふふ、ふふふふふ、ふふ、ひひ、ひひひひひ」

最愛「うわっ、やべー、こいつ超イっちまってます……」

最愛「しょ、勝者! 理后お姉ちゃん!」

沈利「フレンダ……あんたのことは忘れないわ…………」
60 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:05:50.90 ID:N4rsIwUo
理后「ひ、ひひひっ」

すっ、す〜っ、すすっ
『産業廃棄物』

最愛「敗者にも超容赦がねぇですっ!!!!」

沈利「お母さん……次女はこんなものに育ってしまいました…………」

理后「ふひっ、ふひひ!」


沈利「さて、と。 次は最愛vs理后ね」

最愛「超死闘を覚悟しなきゃいけないですね……」

理后「ふぐひっ! ぐひひひっ! ぱくっ、ぱくぱく!」

最愛「理后お姉ちゃんがどこからかちくわを持ってきて一生懸命ぱくぱくしてるぅーっ!!」

沈利「さ、さすがAIM拡散うんたらかんたらのうんたらかんたら状態ね……意味わかんないわ……」

沈利「気を取り直して! 二回戦! 開始よっ」
61 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:14:47.73 ID:N4rsIwUo

かーんっ

最愛「いきますよぉっ! どりゃっ!!」

どがつこーん!!

理后「ぱくぱくっ! ぱくっ! ……ふぇ?」

がんっ!!!

理后「ふにゃぁ……」

ばたり

最愛「り、理后お姉ちゃんがちくわに超夢中になっててまさかの超余裕勝ちーぃっ!!!!」

沈利「たしかに、学園都市のえらーい学会の研究ではおでんのちくわは割りと美味しいっていう研究結果がでているけど……」

沈利「私は笹かまのほうが好きよっ!」ババーン!

最愛「超変な事いいだしたーっ!ち、ちくわ拡散力場が沈利おねえちゃんにも影響を!?」

最愛「あぁっ! 当麻お兄ちゃんも気絶しながら輪切りのナルトほっぺたにくっつけて超朗らかな笑みを浮かべてるーぅっ!」

最愛「フレンダは超相変わらず死んでるーぅっ!」

最愛「なんて家族なんですかぁっ!」

最愛「と、とにかく理后おねえちゃんに落書きを……って鼻にちくわつめてるーぅっ!!」

すっ、すす〜い、すっ
『かま栄のかまぼこ』

最愛「私も超影響うけてるーぅっ!!!!!」
62 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:25:26.94 ID:N4rsIwUo
最愛「超恐ろしいですね……ちくわ拡散力場…………」

沈利「決勝戦よ最愛、いざ尋常に勝負!」

最愛「沈利お姉ちゃんの羽子板が超はんぺんになってるぅーっ!!!」

沈利「試合開始!」

かーんっ

最愛「ま、まぁいいです! いきますよぉ……おどりゃくそもりぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

ぺちんっ

最愛「へ?」

最愛「羽ががんもどきになってるぅぅぅうう!!!!」

沈利「最愛、あんたのまけ……結局あなたには練り物の気持ちがわからないってこと……そういうところがガキなのよ」

最愛「なんかまともに聞こえるけど結局ちくわ拡散力場の影響超モロに受けてるぅーっ!!!」

沈利「さて、落書き落書き」

すいすい、すすいっ

最愛「ちょっ、こしょばしいですよぉっ!」

す〜いっ
『ガ・ン・モ・ド・キ・ス・キ』

沈利「よしっ」

最愛「な、なんて書いたんですか?」

沈利「ふんっ、あなたに一番必要な言葉を書いてあげたわ……」

最愛(絶対練り物関係だ……)
63 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:29:08.64 ID:uTsnAADO
意味不明wwwwww
64 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:36:14.37 ID:N4rsIwUo
沈利「ふふっ、優勝賞品、もらってくわぁ」

ずりずりずりずり

最愛「あぁ……愛しのおにいちゃんが…………かまぼこの板に載せられて運ばれてくぅーっ!!」

――――――――――――――――――――

沈利「さて、とおまぁ……はじめるわよぉ」

するり、するっ、するする

沈利「きゃっ! とうまの前で裸になっちゃったぁ……×××にジンジンくるわぁ……あっ、もう濡れてる……」

沈利「当麻も脱いでね……」

かちゃかちゃ、ばさっ、するする

沈利「わっ、当麻の×××ってこんな大きかった? 馬並みじゃない…………おまたにひびくぅ……」

沈利「とりあえず大きくしてコンドームをかぶせないと……」

しこしこしこしこしこ

沈利「で、でっか……先っちょだけしか入らないわよこんなの…………」

沈利「このコンドームで大丈夫かしら……」

ずっ、ずずずっ

沈利「ギリギリはいったわね……」

当麻「……ん、むぁ……え、ね、姉ちゃんなにやってんだ!?」

沈利「あ、起きちゃった、急げ! えぃっ!」

当麻「へ?」

ずぶり

沈利「ひゃぁぁああああああ!!!!!!!! ふといよぉぉぉぉおおきいぃいぃぃぃぃぃらめぇぇぇぇぇいたいぃぃぃぃ!!!!」

当麻「ね、ねえちゃん!!!! やめろって! 何してんだ! 姉弟でこんなこと!」

沈利「だ、だいじょうぶぅ……こんどーむしてるからぁ……ひゃあんっ」

当麻「コンドームって…………ってこれ、ちくわだぁーっ!!!!!!!!!!!!」

沈利「はじめてだけどきもちいよぉぉぉとおまぁぁぁぁとおまのおちぃんちぃぃんさいこぉぉぉぉぉ」

当麻「ちくわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
65 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:37:27.35 ID:N4rsIwUo
―ち・く・わ―
制作:TKW


もう途中からわけわかんなくなった

66 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:39:02.75 ID:cs7eywIo
>>65



何が起きてるんだ……

取り合えずエロかったんだよな
エロかったのか……
67 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:39:55.97 ID:K0Irk6I0
乙!
カオス過ぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
68 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:41:56.60 ID:ea3pUSEo
みんな酒で酔っ払ってたんだな、そうに違いない
69 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 11:58:47.26 ID:kPBJbkco
あれだろ、夢だろ
70 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 12:49:59.43 ID:CkTBF5Uo
ちくわしか持ってねえ・・・
71 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 12:53:26.25 ID:SYIy0yMo
ちくわしか持ってねえ・・・
72 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 13:17:16.56 ID:v6AOalwo
ちくわの穴に入る上条さんの×××ェ…
73 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 13:37:18.97 ID:/dG0QXk0
ふう……

狂っているな!

だがそこがいい!
74 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 14:15:52.30 ID:hRlJ42AO
>>65

>―ち・く・わ―

これが串に刺さったちくわに見えてくる不思議

俺も影響受けてるうううううううううううううううううううう
75 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 14:27:38.86 ID:cs7eywIo
>>74
おい






おいてめぇぇぇぇ!!!!
もうちくわにしか見えねえよ……orz
76 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 17:12:51.12 ID:UmK.VPko
ちくわがゲシュタルト崩壊した
77 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 18:53:21.89 ID:bnFAn.AO
そんなちくわで大丈夫か?
78 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:01:27.77 ID:RWiShMDO
なんか書くよ

当麻「あっ・・・凶だ」ピラッ

最愛「私は超大吉です」ピラッ

フレンダ「私は中吉って訳よ」ピラッ

理后「私も大吉」ピラッ

沈利「・・・・」プルプル

当麻「沈利姉ちゃんは?」

沈利「・・・・もっかいやって来る」グシャ
79 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:05:38.75 ID:RWiShMDO

当麻「何でムキになってるんだ?」

最愛「そりゃおみくじで大吉とか超出したいじゃないですか」

フレンダ「結局姉ちゃんは吉が小さかった訳よ」

理后「そんなしずりを私は応援したのに」

沈利「・・・・」ジャカジャカ

沈利「・・・2番」

姫神「はい、うふふふふふ」
80 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:06:27.61 ID:RWiShMDO

沈利「・・・・・」ピラッ

沈利「」グシャ

美琴「だあー!また吉だ!」グシャ

美沈「ん?」

沈利「あんたは超電磁砲!?」

美琴「・・・アンタはアイツのお姉さんで第四位!?」

沈利「いい加減当麻にちょっかい出すの止めてくれない?当麻が訴えてるんだけど」

美琴「アイツが逃げるからよ」

沈利「そりゃ出会い頭で電撃攻撃されたら逃げたくなるわ」

美琴「べっ別に良いのよ!それより第四位のアンタが居るなら来てるわよね?約束したのよ。おみくじで高かった方の命令を聞くって」

沈利「!」ダッ
81 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:07:15.03 ID:RWiShMDO

美琴「あっ!ちょっと!」

当麻「じゃあ出店回るか」

理后「賛成」

「とうまあああああああああああ!!!!!」

当最フ理「?」

沈利「当麻!第三位とおみくじで対決する約束って本当!?」ガシッ

当麻「えっ?えっ?」

沈利「早く答えなさい!穴空けるわよ!」ユサユサ

当麻「えっちょっまっ待った!」ガクガク

理后「しずり落ち着いて」

最愛「お兄ちゃんが超話せないですよ」

フレンダ「確かに落ち着いてくれないとわからない」

5秒後

当麻「確かにそんな約束したような・・・・」

沈理フ最「!!!」
82 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:08:05.01 ID:RWiShMDO

美琴「いた!あっアンタ勝負よ!」

当麻「げっ!ビリビリ」

美琴「どうせアンタは不幸体質だから凶でしょ?」

当麻「まっまあな」

美琴「私は小吉。勝った」

沈利「待った!」

美琴「何よ?」

沈利「フレンダは中吉よ!」

フレンダ「結局、私達の勝ちって訳よ」ピラッ

美琴「!」

沈利「てことで私達の勝ち!」

当麻「?」

美琴「なっなら・・・」ダッ

20秒後

美琴「さっ佐天さんが中吉だから私達の勝ち!」

佐天「あっどうも」

沈利「理后は大吉よ!」

理后「これで私達の勝ち」

美琴「くぅっ・・・まっ待ってなさい!」

初春「佐天さーん!御坂さーん!」

黒子「急に走り出さないで欲しいですの」
83 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:09:17.03 ID:RWiShMDO

美琴「初春さんと黒子は2人とも大吉よ!」

初春「御坂さん。この方々は?」

黒子「どうやらそこの類じ・・・殿方の身内の方々みたいですの」

沈利「とっとりあえず、最愛が大吉だから私達の勝ちって事で・・・」

最愛「超大吉です」ピラッ

佐天「おー」

美琴「待ちなさい!まだアンタの見てないわ!このままだと私達の勝ちよ!」

初春「へーサバ缶ですか」

フレンダ「美味しい訳よ・・・ハッ!敵と和んでいた」

沈利「・・・・・」スッ

美琴「それね。どうせ私みたいにやりあってたからそれも吉か凶くらいじゃないかしら?」クスクス

沈利「・・・・」ピラッ

○吉

沈利「・・ふぅ」

美琴「っ・・・」

残り「おー」

美琴「末吉来い末吉来い末吉来い末吉来い末吉来い末吉来い末吉来い末吉来い」ブツブツ

沈利(当麻、力を貸して!)ピラッ

大吉

沈利「いよっしゃああああああああああ!!」グッ

理フ最「(超)おめでとう」
84 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:10:32.19 ID:RWiShMDO

美琴「そっそんな・・・」

黒子「お姉様、敗けは敗けですの」

佐天「4人で楽しみましょう」

初春「それではごゆっくり」

美琴「うえええぇぇんわだじのがぢだっだのにぃ〜」メソメソ

黒子「たまたま、向こうが運が良かっただけですの」

佐天「そうですよ。それにおみくじなんて所詮何回やっても良いくじ何ですからバチ何て当たりまぐわああ!」バタリ

初春「佐天さぁああああん!!鳥居に当たったくらいで死なないでくださぁあああああい!!!」

沈利「これで私達の勝ちよ!」

理フ最「いえーい」

理后「ところでとうまは?」

最愛「あれ?」キョロキョロ

フレンダ「結局、こうなるのは予想出来た訳だけど・・・」キョロキョロ

沈利「ったくアイツは・・・」

理后「しずり?」

沈利「ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネ」

最愛「なんか超ムカつきますね」

フレンダ「私と最愛は特にって訳よ」


当麻「・・・珍しい組み合わせだな」

神裂「・・・そうでもありません」ボイーン

オルソラ「最近は皆さまとよくショッピング行きますのよ」ボヨーン

オリアナ「そうそうぅ。でもお姉さん達まだ注目浴びちゃってぇ」バイーン

85 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:11:27.91 ID:RWiShMDO
五和「それでもこのメンバーなら気にしなくて済むんですよ」バヨエーン

当麻「・・・・えっとどう知り合ったでせうか?」

オルソラ「それがまた」

神裂「十字路でバッタリと」

オリアナ「やっとお姉さんの気持ちをわかってくれる人にあったのよぉ」

五和「まさに運命の人達です」

当麻「えっとサークルみたいな何か?」

神裂「そうです。まだ名前は決まってませんが」

五和「ところで当麻君はお1人で?」

当麻「いや、姉ちゃんと妹と来たんだ」

オリアナ「あの女の子達かしら?」

オルソラ「まあ、随分怒ってるみたいですよ」

神裂「せっかく、このままおみくじでも誘おうと思ったけど残念ですね」

当麻「・・・・」

沈利「トウマテメェェェゥエエエエ」

五和「当麻君・・・」

最愛「超許さないですよ」

オルソラ「!」ピコーン

オリアナ「どうかしたのぉ?」

オルソラ「あのお方を誘いましょう」

神裂「おお!確かに!」

沈利「えっ?ちょっ?何?」

オルソラ「大丈夫ですよ」

神裂「そこで甘酒でも飲みましょう」

オリアナ「善は急げよぉ」
86 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:12:30.38 ID:RWiShMDO
沈利「ちょっ!当麻夜覚えとけよぉぉおおおおお!!!」

理后「大丈夫。連れて行かれるしずりを私は応援してる」

五和「それじゃあ当麻君。また休み明けね」

理フ最「!」

当麻「あっああ」フリフリ

当麻「・・・えっと・・沈利姉ちゃん居ないんだし許してくれませんか?」

理后「うん。それ」

最愛「超ムリ」

フレンダ「あれ?私の台詞は?」

当麻「回避出来る手段は?」

最愛「私の超パンチを1年の日数分か」

当麻(うわぁ)

フレンダ「沈利姉ちゃんに穴空けられるか」

当麻(やだあぁ)

理后「私のものになるか」

当麻(んん!?)

ゴン

フレンダ「いくら姉ちゃんでもそれはダメな訳よ」

最愛「とりあえず、超ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネは超回避出来ません」

当麻「不幸d・・・」

理后「とうま。自業自得」

当麻「」



ガチャ

沈利「」フラフラバタリ
87 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:13:25.30 ID:RWiShMDO

理后「しずりお帰り」

フレンダ「せっ生気を搾り取られてる訳よ」

沈利「あっアイツ等人間じゃねぇ・・・」

理后「何処行ってきたの?」

沈利「いっ居酒屋。閉店になるまで飲まされてきた」

フレンダ「確かに姉ちゃん酒臭い」

理后「はいお水」

沈利「・・・・・」ゴクゴク

沈利「ぷはぁ」

フレンダ「結局、あの後どうなった訳よ?」

理后「あの後を三行で」

アイツらと
閉店になるまで
酒の飲んだ

フレンダ「でも、当麻兄ちゃんの事を君って呼んでる人は未成年のはず」

沈利「ああ、いわっち。ジンジャーエールを20杯飲んでた気がする」

理后「20杯・・・」

沈利「で、かおりちゃんが日本酒ばっか飲んでおーちゃんずがウイスキーばっかり飲んで〜」グダグダ

フレンダ「結局、姉ちゃんは気に入ってしまった訳よ」

沈利「そういや当麻は?」

理后「とうまはさいあいに任せてる」
88 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:16:21.93 ID:RWiShMDO

沈利「ヤロー」

ガチャ

沈利「とうまー」

最愛「あっお姉ちゃんお帰り」

当麻「お帰りなさいませ沈利お姉様」

沈利「ったくテメーいわっちはともかくかおりとおーちゃんずにどこで知り合ったんだよー」

理后「しずり、酔いがまだ回ってる」

当麻「はい。合コンです」

理后「合」

フレンダ「コン?」

当麻「はい。土御門に無理矢理連れてかされて・・・」

最愛「超最低です」

フレンダ「最低」

理后「そんなとうまでも私は応援しない」

沈利「とりあえずブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネ」

当麻「不幸だ・・・」

沈利「と、言いたいんだけど酔いが止まらないから明日ね」

当麻「どっちにしろ不幸だ」
89 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:16:44.16 ID:RWiShMDO

最愛「お兄ちゃん!はい!」

当麻「ボクハシスコンデス」

フレンダ「よし」

理后「良く言えたね」

沈利「嬉しいじゃない」

当麻「・・・・・」

休み明け

「見てみて。シスコンの上条君よ」ヒソヒソ

パシン

当麻「・・・」ヒリヒリ

五和「最低だよ上条君」グスン

ダッダッダッ

当麻「」

当麻「不幸だああああああああああ!!!」

理后「大丈夫。そんなとうまでも私は応援してる」

終わり。

下らない話で悪かった。
90 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/03(月) 20:17:48.82 ID:RWiShMDO
各キャラの口調がまだ慣れてないから可笑しくても見逃して
91 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:24:33.91 ID:zkVJG2w0
大丈夫。そんな>>90でも俺は応援してる
92 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 20:40:04.78 ID:cs7eywIo
>>90
乙じゃん
93 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 23:53:56.76 ID:kTMzUYAO
>>90
乙だにゃー
シスコンの素晴らしさがようやく分かったか
94 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 05:06:28.36 ID:RMKWokDO
かおりちゃん…
お酒…
95 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:06:22.63 ID:MFYSuDY0
最愛「父さんや母さんに逢えるの超久しぶりです」

理后「お正月ぐらい親や親戚と過ごしてもいいんじゃないっていう学園都市の計らいだね」

沈利「うーん、学園都市の外に出るのも久しぶりね……当麻はいろいろ私達の知らないところで出てたみたいだけど」

当麻「ギクッ……いや〜勘違いでせうよ」

フレンダ「結局自分でギクッて言っちゃってる訳よ」

理后「大丈夫、私はそんな馬鹿な当麻を応援してる」

沈利「そろそろ母さん達が向かえに来るはずだけどねぇ」

タッタッタ
乙姫「皆〜〜!!あけおめ〜!!」

理フレ当沈最「(超)あけおめ(です)」

乙姫「おにいちゃーん!!!」ドーン

当麻「ぐはあ!!」バタッ

乙姫「とうまお兄ちゃんひさしぶり〜元気にしてた〜」


最愛「なっ!!乙姫ちゃん何お兄ちゃんを押し倒して超馬乗りしてるんですか!」

乙姫「あっお姉ちゃん達も久しぶり!皆元気にしてた?」

フレンダ「乙姫……羨ましい訳よ」

沈利「乙姫ちゃーん♪そろそろ当麻から退こうか♪」

乙姫「えー久しぶりだからまだいいよね、お兄ちゃん♪」

最愛「とっ当麻お兄ちゃんをお兄ちゃんと超呼んでいいのは私とフレンダだけですよ!」

当麻「……不幸だ…」

理后「乙姫、お父さんは?」

乙姫「えーと、おじさんは綺麗なお姉さんに道教えてるよ」

沈利「……またか」

フレンダ「結局父さんもいつもどうりな訳よ」ハアー
96 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:08:59.64 ID:GOcmb0wo
もっとぉもっとぉハァハァ
97 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:11:39.23 ID:MFYSuDY0

最愛「当麻お兄ちゃんは父さんに似たんですね」シミジミ

当麻「乙姫……そろそろ降りて……」

乙姫「えー仕方が無いな〜」ピョン

沈利「#^ω^)」ビキビキ

理后「あっ…父さん」

刀夜「おーい、皆元気にしてたか〜」

フレンダ「父さん、あけましておめでとうございます」ペコ

刀夜「うん、あけましておめでとう!」

当麻「あれ……母さんは?」

刀夜「母さんは今、家でおせち作ってくれてるよ」

最愛「じゃあ超実家に帰りましょう!!!」


---------------------------------------------

「ただいま〜!!!」

詩菜「あらあら皆さん思ったより帰ってくるの早かったですね、まだおせちできてないですよ」

乙姫「おばさん手伝うよ」

理后「私も手伝う」

最愛「私も超手伝います!!」

詩菜「あらあら、じゃあ盛り付けてもらえるかしら」

当麻「沈利姉ちゃんとフレンダは手伝わないの?」

沈利「あ〜、あんまり大人数だとやりにくいでしょ」

フレンダ「結局そういう訳よ、私たちは…がき使でも見よう」

98 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 22:13:09.04 ID:MFYSuDY0


フレンダ「はぁ〜結局おせちでお腹いっぱいな訳よ……」グタリ

当麻「……食いすぎた…orz」グフウ

理后「とうま、おもち18個は食べすぎ」

当麻「うう……だって沈利姉ちゃんと勝負……」グタリ

沈利「私と張り合うなんて20年早いわよ」ケロリ

乙姫「沈利お姉ちゃん25個食べてもケロッとしてるもんね」

フレンダ「結局お姉ちゃんは化け物な訳よ」ボソッ

沈利「フレンダァ何か言ったか?」

刀夜「まあ…食う子は育つって言うから、いい事なんだぞ」

沈利「食わなきゃ胸も育たねえぞ!!」

最愛「ちょっお姉ちゃん超自分の胸寄せないで下さい」

詩菜「あらあら……もうこんな時間、そろそろ親戚の皆さんの家に挨拶周りに行きましょうか」

刀夜「そうだな、皆用意しといてくれ」

当麻「……」ガタガタ

フレンダ「やった!お年玉もらえる訳よ!!」

最愛「超最高です!!もらったら花札超しましょう!」

理后「二人ともレベル4だから学園都市でお金いっぱいもらってるのに」

フレンダ「結局そんなものすぐなくなっちゃう訳よ」

乙姫「楽しみだね、理后お姉ちゃ、沈利「おい!!テメエら!!」

乙姫「あっ……」

当麻「…………俺は家で留守番しておくよ……俺が行っても皆に迷惑かけるだけだからな………」ニコッ

乙姫「……」

最愛(超ミスりました……お兄ちゃん乙姫ちゃんのところ以外の親戚に……)
99 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:14:06.74 ID:MFYSuDY0

刀夜「……じゃあ当麻は留守番しててくれ」

当麻「……ああ」

沈利「私も当麻と残る!親戚連中に会うの面倒くさいし♪」

詩菜「あらあら二人で仲良くお留守番してくれるのかしら」

フレンダ「じゃあ行ってくる訳よ」

最愛「超行ってきます!」

乙姫「いってきま〜す!」

刀夜「じゃあ…夜までには帰るよ」

当麻「ああいってらっしゃい」

バタン

沈利「じゃあ、当麻花札でもする?」

当麻「なあ沈利姉ちゃん」

沈利「なに?」

当麻「……ありがとう」

沈利「いいよ別に」///


多分終了
100 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:18:06.62 ID:VaMwZgso
しずちゃん優しいよしずちゃん
101 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 23:19:30.79 ID:xj6gG2SO
乙乙!いいわぁ〜
102 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 23:46:03.07 ID:1qnwFsAO
。゚(゚´Д`゚)゚。ええ話や…
103 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [saga,sage]:2011/01/05(水) 00:16:12.20 ID:Y3TLT020
最愛「お兄ちゃん!ディアブロが超強すぎで倒せないです」
当麻「ディアブロか、俺も苦労したんだよなぁ」
最愛「だから超手伝ってください」
当麻「任せなさい、 男上条さんが一肌脱いで見せよう」
最愛「超ありがとうございます!!」


最愛「お兄ちゃんは何の武器使うんですか?」
当麻「俺は大剣かなぁ〜、最愛は何使うんだ?」
最愛「わたしはハンマーを超使いますね」
当麻「ディアブロにハンマーって相性悪くないか?」
最愛「超そんなことないですよ! 頭は超固いですけど足とか狙ってけば超簡単です!」
当麻「さっき倒せないって泣きついて来たのは誰かな?」ニヤニヤ
最愛「超うるさいです/// ほら、さっさと行きますよ!」
当麻「ちょ、ちょっと待て! 罠とか持ってくから」
最愛「お兄ちゃん超遅いですよ!早くしてください」
当麻「わかってるって……よし準備完了!」
最愛「よし、超行きますよ!」パフーン


当麻「砂漠の夜だったのか! 不幸だ……ホットドリンク忘れた…」
最愛「だ、大丈夫ですよ!わたしのを分けてあげますから」テワタシッ
当麻「ありがとう、やっぱり最愛は優しいなぁ」ナデナデ
最愛「ちょ、そんなことしてる場合じゃないです!/// ディアブロ超きちゃいましたよ!」
当麻「ほんとだ、よーし早速溜め切りをお見舞いしてやるぜ!」パッ
最愛「あ……(もうちょっと撫でて欲しかったです)」
当麻「ん? 最愛どうかしたか?」
最愛「な、なんでもないです! ほらお兄ちゃん突進に超轢かれますよ!」
当麻「うお?! あ、畜生轢かれた……」
最愛「まったく、お兄ちゃんは超頼りないですねぇ」フンジンゴキュッ
当麻「サンキュー最愛!」
最愛「これくらい超当然です」
104 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [saga,sage]:2011/01/05(水) 00:17:05.42 ID:Y3TLT020
最愛「お、足超引きずってるみたいですよお兄ちゃん」
当麻「ほんとだ。どれ、罠を仕掛けますか」ビリビリッ
最愛「お、お兄ちゃん今仕掛けたらっ!」
ディアブロ「ガオゥオォオオォオン」ツキアゲッ
当麻「あ、俺の罠が……不幸だ……」ワナグシャッ
最愛「大丈夫ですよ! わたしが閃光玉投げますからその隙に超仕掛けてください」
当麻「ありがとう最愛、なけなしの落とし穴だ!食らえ!」
最愛「かかったみたいですね、捕獲玉超投げますよ!」
当麻「ああ、任せた」
最愛「おりゃ」ポシュ
  「そりゃ」パシュ

「目的を達成しました」

最愛「やった!超やりましたよお兄ちゃん!」
当麻「ああ、それにしても強かったなぁ」
  「回復薬ほとんど使っちまったよ」
最愛「それでも倒せたんだから超良かったですよ!」
  「これで先に進めます!お兄ちゃん超ありがとうございました!」
当麻「いやいや、俺なんてほとんど足引っ張ってたようなもんだし感謝されるようなことじゃ」
最愛「そんなことありませんよ!お兄ちゃんがいたら倒せませんでしたし!」
当麻「そういってもらえると助かるよ」
最愛「もう、お兄ちゃんは超謙遜しすぎなんですよ!」
当麻「そうかなぁ…?」
最愛「そうですよ!…何はともあれこれで先に進めます!」
  「やっと理后姉ちゃんとか沈理姉ちゃんと並びました!」
当麻「姉ちゃんたちもうそんなに進んでたのか……」
最愛「それでお願いなんですが……」
当麻「ん、なんだ?」
最愛「また倒せない敵が出てきたら手伝ってもらえますか…?」
当麻「もちろんだ!最愛とやるのは楽しいしな」
最愛「ほんとうですか?!超約束ですよ!!」
当麻「ああ、約束する」
最愛「ありがとうございます!お兄ちゃん超大好き!」ダキッ


一応終わり
処女作なんでいろいろ拙いと思うけど3rdやってたら書きたくなったから書いた
105 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/05(水) 00:26:21.35 ID:XC4ILP6o
乙した。
不幸な上条さんとモンハンやったら大変そうだなw
106 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/05(水) 01:17:14.91 ID:NRiCuCo0

 なんかこう……みんなキャラが生き生きとしてるよな

 このスレの最初で書いた俺のときたら……また頑張って書いてみよう
107 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/05(水) 01:20:26.79 ID:sIrMo0Io
>>105
上条「よっしゃペイントボールつけt……外れた」
上条「罠設置したのにエリア移動した……不幸だ……」
上条「クーラードリンク切れたと同時に猫に盗まれた……」
上条「3溜斬りやろうとしたのに後ろからジャギィに襲われた……」

見てて飽きなそうだな
108 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/05(水) 01:39:43.95 ID:W9.Dwfc0


ディアに落とし穴は効かなゴニョゴニョ
109 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/05(水) 02:04:04.03 ID:XC4ILP6o
>>107
面白いなw
ジャギィだけじやなくファンゴ?とかにも鴨にされそうw報酬や剥ぎ取りがいいのが出ないとか。いろいろ出来そうだなw
協力プレイで何故か上条さんばかり狙われ、ハットトリック達成。逆に調子がいいと何故か通信が切断されるとか。
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 02:29:10.58 ID:uzZoOCMo
>>104
>最愛「そんなことありませんよ!お兄ちゃんがいたら倒せませんでしたし!」
ひでえやつめ
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 12:50:21.59 ID:YPAEpcU0
>>108
ディアに落とし穴は効くゴニョゴニョ
112 :104 [sage]:2011/01/05(水) 20:57:27.27 ID:Y3TLT020
>>110
oh...初投稿でやっちまったぜ
お兄ちゃんがいなかったら に脳内変換よろしくお願いします
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 21:12:41.08 ID:IBom6gDO
少し借りる。

土御門にナンパしようぜナンパ!と誘われて付いて行った。

土御門「ナンパの師匠だにゃー」

ていとくん「よろしく」

当麻「よろしく」

青ピ「ほな師匠、早速お願いしますわ」

ていとくん「まず身だしなみが悪い。ウニ、これを付けろ」つグラサン

当麻「・・・・・」スチャ

土御門「ぶっ」

青ピ「ちょwwwwww」

ていとくん「wwwwww」

当麻「おい」

ていとくん「わりいな。で、とにかくまずナンパの基本は見た目だ。こんな風に羽とか出してアピールもいい」バサッ

青ピ「七面鳥みたいやなー」

土御門「流石にそれは無理だにゃー」

ていとくん「で、声をかける。そこの嬢ちゃん。暇だからお茶しない?」バサバサ

女の子「きゃー(悲鳴)」スタコラ

しーん

ていとくん「・・・・」

土御門「これは酷い」

青ピ「まず羽の時点でアウトやな」

当麻「土御門、本当にナンパ上手いのか?」

土御門「ここだけの話。師匠は自称なんだにゃー」

ていとくん「・・・まっ気にするな。ウニ、行け」

当麻「おっ俺すか?」

ていとくん「コイツラはロリコン過ぎるからな」
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 21:21:46.80 ID:IBom6gDO
当麻「まあ納得するけど、何で土御門を誘ったんだよ?舞夏命だろ」

ていとくん「土御門は誘導係で食べるのは俺」

土御門「要するに暇だからにゃー」

当麻「暇って・・・」

ていとくん「うーん。あの女性を狙え」

当麻「おー。麦野さんにはどストライクな女性で」(しかし、どこかで見た事ある後ろ姿だな)

ていとくん「行け!フラグメイカー」

土御門「むぎのんがんばれにゃー」

当麻「むぎのんゆーな」

当麻「そこの綺麗なお姉さん。もしよろしかったらお茶しませんか?」

?「・・・良いの?嬉しいな」トコトコ

当麻「本当に!?やった!ウチの姉より優しい方だわ」

?「お姉さんいるの?」トコトコ

当麻「居ますけど気に入らないと何でもかんでも俺のせいにする酷い姉でして」

?「そのお姉さんってもしかしてこんな人なの?」クルッ

当麻「げっ!」

沈利「悪かったわね。弟のせいにする姉で」

当麻「あ、いや・・・これはその・・・・あっ!つっ連れが」クルッ

ていとくん「えっ?人違いですよ」

土御門「やっぱりゲーセンだにゃー」

当麻「てめえ等!裏切ったな!」

沈利「当麻」

当麻「・・・はい」ピタ

沈利「ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネ」ニコッ

当麻「ふっ不幸だぁぁああああああああああ!!!!!」

終わり。
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 21:23:37.73 ID:IBom6gDO
本当はこの後



当麻「俺、やっぱり沈利姉ちゃんの事・・・」

を入れる予定だった。
失礼したよ。
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 21:25:07.62 ID:E52BGgAO
なぜ、ベストを尽くさないのか…!
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/06(木) 01:40:16.58 ID:p1opwhI0
海外に行く話しとかないのかな
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 13:43:51.94 ID:LFvaDY.o
上条さんが姉妹物のエロゲやってたらどうなるの・・・っと
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 14:36:07.24 ID:YuXVeoAO
>>117
麦のんだけ許可おりないでポツンと取り残されそうだな
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 15:30:37.99 ID:A5jhQQDO
>>117
飛行機事故で上条さんだけ遭難、遭難時に地元のオニャの子にフラグ立てて探索してた四姉妹が上条さん発見
皆ぶちギレてブ・チ・コ・ロ・シ確定ね&不幸だーって姿しか浮かばないw
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 21:59:43.65 ID:VbSbvtEo
>>119
姉妹が旅行

上条さん風邪で留守番&むぎのんはレベル5のため無理

擬似新婚さん話とか
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 23:06:36.66 ID:noOBB1k0
>>121
待ってる
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 10:16:20.79 ID:cxTDwMDO
>>120の読んでみたい
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 10:25:20.30 ID:1Jjm/wAO
あの鈍感上条さんが姉妹に対してはまんざらでもない感じになって云々
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 20:18:06.91 ID:GW99WoAO
当麻が一巻通りに記憶喪失になった話希望 アイテムの皆が発狂してしまう位しか思い浮かばない
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 21:49:33.62 ID:hxIL8eQ0
>>125
初期にあった気がする……ちょっとだけだったような気がするが
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 22:24:14.81 ID:ED1fqcUo
「結局、アンタをぶち殺さないと気が済まないわけよ」



第三次世界大戦後、麦野ら新アイテム+フレンダ、絹旗が必死に捜索するも上条当麻の行方はわからなかった……

その中でただ一人、麦野沈利は千切れたゲコタストラップを見つけ、空気を読まずに大はしゃぎ。泣き崩れる美琴。それをを見て温厚なフレンダ、腹黒な滝壺、窒素な絹旗、モブな浜面がついにその怒りを爆発させ……?

新アイテムは結成10分で壊滅してしまうのか? 上条当麻は見つかるのか?


新約 とある家族の近親恋愛

誰かが書いてくれることを期待して乞うご期待







「あなたの名前は滝壷当麻。私の夫」



上条当麻の消失から半年後。新アイテムの前に突如姿を表した上条。記憶喪失の彼を前に喜びと戸惑いが隠せない麦野達。そんな中、滝壷利后が上条にキスをして……

突然の出来事に言葉を失うフレンダ。怒りのあまり、はまづ/らしてしまう麦野。呆然として口癖「超」を付け忘れてしまう絹旗

はたして、上条は騙されてしまうのか?
そして、初春の作り出した究極生命体「U-SPRINGの正体とは?

新約 とある家族の近親恋愛

誰かが書いてくれることを期待して乞うご期待






絹旗「何か超C級臭い」ですね

上条「全くだ」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 22:56:13.40 ID:ED1fqcUo
>>127
理后が間違ってたでござる
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 23:43:52.97 ID:s3gzzXg0
>>127
超期待してます
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 23:48:44.78 ID:ED1fqcUo
EA「DeadSpaceはRageとは違う。InfinityBladeと同じだ」だったらマジで今後のEAは買わん

自分で移動できて、っていうか据置Deadみたいなことしたい。あそこまでとは言わんが
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 23:50:09.33 ID:ED1fqcUo
うお!? 誤爆

そして誰かにこのネタ使って貰えたら嬉しいです
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 23:55:02.54 ID:7L0ckeY0
発売日いつだよ!?
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 23:28:59.40 ID:up0Ydbko
原作あんまり読んでないから書いてみたいけどキャラがわからない…
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 09:39:02.28 ID:IejqOYAO
最愛に彼氏が出来ました〜浜面仕上編〜
〃 〜垣根帝督編〜
〃 〜一方通行編〜
とか考えてみたけど文章力が…orz
誰か代わりに書いてくれ…。
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:02:08.67 ID:4HE5y2DO
>>134
それが家族にどう関係するんだ?
みんなブラコンじゃなかったっけ?
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:55:25.57 ID:n2.4ZtIo
最愛「お兄ちゃん、超彼氏が出来ました」
   (当然超嘘ですけどお兄ちゃんが超嫉妬してくれるかもしれませんね)

当麻「良かったな、今度連れてこいよ」

最愛「」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:26:06.90 ID:xVTCyedo
フレンダ「ねえ当麻兄ちゃん」

上条「ん? 何だ?」

フレンダ学園都市の総人口って何人か知ってる?」

上条「えーと……確か230万人だっけか」

フレンダ「そ、正解な訳よ。じゃあ次いくね。230万人のうち学生は約何割?」

上条確か……8割だったな。で、それがどうかしたのか?」

フレンダ「うん。今から私が話すことはね……。誰にも話さないで欲しい訳よ」
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:27:23.34 ID:xVTCyedo
上条「……! 何かまずいことなのか……?」

フレンダ「総人口230万人の学園都市……。その中で学生は8割も占めている」

フレンダ「…………」

フレンダ「先週の日曜日にね、前に当麻兄ちゃんの言ってた小萌先生にあった訳よ」

フレンダ「結局、私はそこで気づいちゃった訳よ」

フレンダ「気づいたときには遅かった。多分私は消される。なら少しでも仕返しをしたい、ってことで当麻兄ちゃんに教えておこうと思った訳」

上条「!? おい、死ぬってどういうこt」フレンダ「時間がないから黙ってて欲しい訳よ!!!!!」
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:28:50.78 ID:xVTCyedo
上条「…………!

フレンダ「ごめん。でも本当に時間がないから……」

上条「ああ……。ごめんな」


ダダッダッダダン ダダッダッダダン ダダッダッダダン ダダッダッダダン ダダッダッダダン


フレンダ「!! もう時間がない!」

フレンダ「いい、兄ちゃん!! 私が確信したのは。8割を占めた学生じゃない! 残りの2割の方なの!!」

フレンダ「元暗部に所属している人間は、簡単に年齢を詐称できる訳!! 小学生だと思ってた実はババアってことと同じで、二十代だと思ってたら39歳のアラフォーババアってこともある訳よ!!」

フレンダ「つまり、実はむぎn」パシューン ボスッ

上条「えっ?」

フレンダ「ごっ……あぁ……」ドサッ

上条「フ、フレ……ンダ……?」

フレンダ「」

上条「おい!! フレンダ!! しっかりしろ! おい!!!」ユッサユッサ

上条「……!! あああぁぁぁっぁあ!!」
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:30:49.81 ID:xVTCyedo
ーーー俺は何が起こったのか理解できなかった。突然どこかで聞いたことのある映画の効果音が流れたかと思ったら、細いレーザーのようなものがフレンダの額を貫通した

「守らなきゃ」
そう思ったのはフレンダが死んだあとで、勿論殺したやつも見つからなかった

みんなが帰って来るまで俺は無様に泣いていた。親にも姉ちゃん達にも必死で謝った

みんな俺を責めていなかった。でもそれが悔しくて、悲しくて、どうしようもなくなって……

結局俺は三日三晩泣きつづけた




ー二年後ー

上条「フレンダ……花置いとくぞ」

麦野「……」

絹旗「……」


ーーー結局、フレンダを殺した犯人は見つからなかった。フレンダが死ぬ直前、殺されるほど重要な秘密を知ってしまい俺に話したようだがよく覚えていない。どうせ、くだらない話だろうと思って、真剣に聞くふりをして色々妄想してたからだ。

あんなことになるなら、もっと真剣聞いていればよかった……
馬鹿っぽい、てか馬鹿=フレンダだと思って真剣に話を聞かなかった自分が許せない


いるかわからないけど、神様。もしチャンスを与えてくれるなら、時間をあの頃に戻してください。今度は……。今度は必ずあいつを守ります。だから……どうか…………お願いします










フレンダ「ふぁ!? 結局、夢な訳よ……!?」

フレンダ「ふーびっくりした。さてと、二度寝するかな」


終われ




正直後悔している。何やってんだ俺
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:07:02.78 ID:P7bpSDE+o


困ったときのフレンダ、落ち担当のフレンダ、身代わりフレンダ
なんでもこなします
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/09(日) 19:37:44.71 ID:lYA/3OrMo
最愛「だぁー超つまんねー」

最愛「はぁ…今回の映画は超ハズレですね。おっとそろそろ超夕飯の時間。帰りますか」

最愛「……」 テクテク

最愛「…………?」 テクテク

最愛「……………っ!?」 クルッ

最愛「(気のせいでしょうか……超つけられてるような……?)」 タッタッタッ…

?「ハァハァ……!」 タッタッタッ…!

最愛「(げぇっ!何ですか何なんですか超何あいつー!?超変な格好してるし、ハァハァしてるし、超走って追ってくるーー!?へ、変態!超変態だー!!)」 ガクブル

ダダダダダダ…ガチャッ……バタン!!

理后「ど、どうかしたのっ…?大丈夫さいあい?」

当麻「うお!?どうしたんだ最愛、血相変えて…!」

最愛「理后……お姉っ…ちゃん…お兄ちゃん……っ……何か今っ…変な人に追いかけっ……られ、てっ……!ふぇ…」 ブワッ

当麻「大丈夫か!?くそっ、何処の馬鹿野郎だ俺の可愛い妹にこんな……!よしよし、怖かったな最愛」 ギュッ

理后「もう怖くない。大丈夫だよ?さいあい」 ヨシヨシ

沈利「ちょっと最愛、今の話本当!?詳しく聞かせなさい。ブチコロシてくるわそいつ……!」

フレンダ「沈利姉ちゃん……私も連れてって。ひっさびさに頭キタ訳よ……」

最愛「うぅ……何か全身超緑の……エリマキトカゲみたいな人が……。っ……!ま、窓の外にまだッ……!」 ガクブル

沈利「アイツかぁ!っざけやがって……!当麻、フレンダ、行くわよ!理后は最愛をお願い……!」

理后「わかった。おいで、さいあい」 ギュッ
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/09(日) 19:39:41.76 ID:lYA/3OrMo

ザッ

当麻「テメェか……最愛をつけてきた野郎は……」

?「もしかしてご家族の方ですねー。良かった実は財布を拾っt」

沈利「誰が喋っていいつったんだよあァ!?コラ!!このストーカー野郎がァ!!ウチの妹に手出したんだ……楽に死ねるなんて思うなよクソ野郎ォ!!!」

ズバァァァァ!!!!!

?「!? いや、ちょっ、財布を届k」

フレンダ「姉ちゃん、兄ちゃん!隠れて!」

ドガァァァァン!!

?「(スタングレネード……!?目が、目が見えないんですねー!?)」

フレンダ「はっ……これで視力は奪ってやった訳よ!」

沈利「良くやったわ、ナイス!フレンダ!」

?「(ま、まずいんですねー)……っ小麦粉を上位n」

当麻「(魔術師か!?)…させるかぁ!!」ドゴォッ

?「ガハッ」

フレンダ「もういっちょー!!」 ポイッ

ドカァァァン!!

?「グアァッ」

フレンダ「姉ちゃん!蜂の巣にするなら今って訳よ!兄ちゃん!横に飛んで!」

沈利「当麻どきな!蜂の巣だぁ!?甘いわね!骨も残ると思うなよエリマキトカゲ!!愉快にしにやがれ変態がァァァァ!!!」

ズバァァァァァァァア!!!!!!!!!

?「ギャァァァァア!!」
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/09(日) 19:40:27.52 ID:lYA/3OrMo
沈利「安心しなさい、最愛。トカゲ野郎は消してきたわ」 ニコッ

フレンダ「結局我が家のかわいい末っ子をストーキングするなんて自殺志願者としか思えない訳よ」 ヨシヨシ

当麻「最愛、またこんな事があったらすぐ言うんだぞ?兄ちゃん達がすぐ駆けつけてやる」 ポンッ

理后「さいあい。もう大丈夫だよ。安心した?」

最愛「ううっ……お姉ちゃん達……超ありがとうございます……!」 ウルウル

<ピンポーン!

隣人「ごめんくださーい!お宅の最愛ちゃんの財布道で拾ったんですけどー」

当麻「あ、はーい!ちょっと待ってくださーい!」

沈利「あんた財布落としたの?」

最愛「え、あ。本当だ。超何処で落としたんでしょう」

フレンダ「慌てて走ってきたからじゃない?」

理后「だね。きっと」



めでたしめでたし。
ブラコン一家もいいが、たまには末っ子溺愛シスコン一家もいいと思うの。
最愛かわいい。
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:42:15.45 ID:NxVTCyedo
>>144
テッラァァァ!!!
乙でした
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:59:15.90 ID:xiMAzcNi0
テッラ……(´・ω・)カワイソス

乙wwww
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 21:25:50.79 ID:JpJTysjao
テッラェ・・・
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 03:17:35.97 ID:Yimo0fFi0
テッラさん何やってんすかwwwwwwwwww
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 10:15:26.12 ID:vCrxKCeAO
抵抗する事すらできないとは…なんて恐ろしい一家なんだ…
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 12:10:36.26 ID:M0WzzV+IO
フレ > 奇襲
最愛 > 強襲
当麻 > 相殺
理后 > 応援
沈利 > 追撃
上条 > 説教

うん、無理だ。
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 18:33:25.64 ID:wZKbDFQpo
フレンダ「兄ちゃんに彼氏ができt「ちょっとそいつぶっ殺してくるわ」

絹旗「じゃあ、私はお兄ちゃんを超ぶっこ…………彼氏?」

沈利「んなもん言い間違いだろうが。いいからいくぞ」

フレンダ「兄ちゃんに彼氏ができた」

沈利「……あ?」

フレンダ「兄ちゃんに彼氏ができた」

絹旗「か、彼氏ですか!? そ、それ超本当なんですか!?」

フレンダ「兄ちゃんに彼氏ができた」

沈利「だめだこいつ、精神がいかれてやがる。相当なショックだったみたいね」

絹旗「あの超図太くて図々しくてワガママなフレンダが、超壊れてしまうほどのショックですか……」ガタガタ

沈利「……相討ち覚悟でぶっ殺せばいいんだよ。さっさと行くぞ」

絹旗「で、でもどうやって?」

沈利「ヘイ!!」

滝壷「呼んだ?」

絹旗「お、お姉ちゃん!?」

沈利「当麻に彼氏g」「うん。消そうか」

ーーーーーー

滝壷「場所は○○喫茶店。凄い強い何かを感じる」

沈利「よっしゃ!! 行くぞ絹旗!!!」

絹旗「あ、あれ? 超二人で行くんですか?」

沈利「まともに戦えるのが私たちだけだろうが! 滝壷には無線機渡しとくから」

滝壷「二人とも頑張って」

フレンダお兄ちゃんに彼氏が」「フレンダうるさい」



絹旗「さて……超頑張りますよ!」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 18:38:34.93 ID:wZKbDFQpo
ーーー○○喫茶店ーーー

絹旗「ここが……○○喫茶店ですね………」

沈利「よし、当麻探すぞ」


フコウダー アハハハハ ソゲブソゲブ

絹旗「あ、あの声はお兄ちゃn「オラァアアアア!!!!!」ビーム

絹旗「うぉ!? いきなり超ビーム乱発!?」

パキーン キュイーン ギューン ビーム グッシャ

沈利「ぐ…………あ…………………」

絹旗「あ、あれ? まるでベクトル操作したかのように正確にお姉ちゃんの頭に跳ね返って………? え?」

沈利「ぐぁ」バタッ

キャー ナニアレー ジバクー ダッサー

絹旗「う………嘘ですよね? 嘘ですよ!! そんな……死ぬなんて……」

上条「おい! 大丈夫か絹旗!!」

絹旗「あ、お兄ちゃ………………ん…………………?」






一方「あ、どうもォ。当麻の彼氏ですゥ。一方通行って呼んでくださァい。今は学園都市第一位やってまァす」ニコォ

絹旗「…………ひ」

上条「あ、こいつ俺のk「ひいいいいいぃぃぃぃぃぃィィやァァァァぁあああああああああああぁあ!!!!!!!!!!!!!!!!」


ーーーーー

絹旗「あああああああ!!! ち、超夢ですか……」

絹旗「折角の休みが超台無しですね……。二度寝しますか……」

終わり☆

正直すまんかった。反省してます
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:05:44.21 ID:J1qUcBEDO
おつ
特典のインデックスたんを思い出した。
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:36:22.59 ID:rbxztSH2o
最愛「お兄ちゃんは超きちんとと最愛って呼ぶべきです」
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:57:50.15 ID:cv6C+xNXo
最愛「お兄ちゃんは超きちんとと最愛って呼ぶべきです!」

上条「とさいあい……?」

最愛「か、噛みました……とにかく! お兄ちゃんは私のことを最愛と呼ぶべきなのです!」

上条「ふむ」

最愛「わかりましたか!?」


上条「…………とさいあい」ボソッ

最愛「ムキーッ!! 超ちょっと噛んだだけじゃないですかぁっ!!」

上条「なぁ……とさいあい、超ちょっと噛むってなに? 超噛んだの? それともちょっと噛んだの?」

最愛「む、むかぁっ! 超は私の口癖です! ちょっと噛んだんです、ちょっとですよ! それと! とさいあい、じゃなくて最愛!」

上条「わかったわかった、最愛、お前はかわいいなぁ……」

最愛「ふぇぁっ!? か、かか、かわいいって…………」

上条「…………とさいあい」ボソッ

最愛「ムキーッ!!!」
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:59:23.98 ID:wZKbDFQpo
>>155
全俺が萌えた
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:00:40.57 ID:npD7hF7k0
>>155
もともと上条さんは最愛と呼んでいた気がs・・・
何でもない
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:05:48.82 ID:cv6C+xNXo
上の誤字レスが助けを呼んだ気がしたのでな

義兄妹になって日が浅いときのお話だとでも思っておけばいいさ
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:07:19.12 ID:rbxztSH2o
>>155
なんかありがとう
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:02:09.66 ID:D8GxYALKo
前スレの最後にあったお年玉のネタで書こうと思ったけど
姉妹にあげれそうな上条さんの私物ってなんかないかな?
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:16:20.92 ID:tpEoLk0xo
>>160
下着ってのは冗談にして、料理じゃ駄目かな?蓄えから見るに、多分最低限の物しかなさそうだし

もしくは、何かのイベントで手に入れた品物とか
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:28:55.64 ID:D8GxYALKo
>>161
自分の中で日常的に作ってるイメージだからその発想は無かった
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 13:49:26.86 ID:XV07/otho
>>160
上条さんのDNAマップから作ったカミジョウ2号
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 13:54:25.10 ID:Ah028ZN3o
クローンって結局ダッチワイフみたいな扱いだよな
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 15:35:50.37 ID:IO8d29vSo
18万か……美鈴さん並のおっぱいなら迷わず出すんだけどな……
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 18:11:15.37 ID:jYN918uDO
>>160
個人的にだが簡単な手作りのシルバーアクセサリーとか渡してそう
このスレでも上条さんは魔術サイドと係わりあるみたいだから、作り方は問題ないだろうし作り方を教える店も普通にある
シルバーとかキット込みで数千円で買えるから結構安いから上条さんでもなんとかなったりする
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 18:29:04.49 ID:dvm5A5KA0
>>160
原作には御坂妹に買ってあげた。
ネックレスかそういうのをあげるとかどうだろう?
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 19:03:02.30 ID:tpEoLk0xo
>>160
ぶっちゃけ言うと、一番喜ぶのは指輪だと思う訳よ
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 19:18:32.32 ID:wyq9F2eq0
>>160
金銭的に考えて最愛とフレンダは高校のお下がり教科書なんていいかもしれない気がした。
上2人は雑誌とか
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 21:52:47.34 ID:jivpIkyDo
>>160
婚姻届(上条さんの署名・捺印済)
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 21:59:44.68 ID:WC6K/fFCo
血の繋がらぬ義理の兄妹や姉弟は結婚できるらしいが(詳細は未確認)
それならそれで誰と籍を入れるのかで揉めに揉めそうな気がするのだが
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 22:34:28.88 ID:XV07/otho
>>170
血の惨劇の始まりですね♪
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 23:01:34.51 ID:jYN918uDO
上条さんの事だから一夫多妻おkな国に行くなりするでしょ
☆的には幻想殺しと超能力者の混血児見たさに許可しそうだし
そげぶしそうなきがする
174 :>>160です [sage]:2011/01/11(火) 23:15:19.24 ID:D8GxYALKo
とりあえず書ききってきたいと思います。
期待はせずに待っていてください。
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 22:19:43.59 ID:SLynhslSO
おいどうすれば良いんだ
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 22:41:34.98 ID:WcF/Mtn3o
ああ
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 22:44:07.82 ID:SLynhslSO
てすとhttp://same.ula.cc/test/r.so/ex14.vip2ch.com/news4gep/1293698171/l10#upup
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:46:32.05 ID:WcF/Mtn3o
■ 【必読】 SS・ノベル・やる夫板は移転しました 【案内処】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294924033/
SS・小説スレは移転しました
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179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 23:01:00.41 ID:z3ja4yqJo
依頼出してきていいかな?
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180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 23:05:32.16 ID:zS/LajOEo
いいとおもう
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181 :真・スレッドムーバー :移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 20:05:39.00 ID:Pzt4jZZDO
急になくなってびっくり
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:22:08.30 ID:Jz2Hp2pk0
ようやく誘導された…
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:34:37.42 ID:CfHZmSdqo
姉妹でヤンデレも見て見たいな……

ど直球の暴力麦のんに肉体言語の滝壷
そして薬やら三角木馬の科学兵器のフレンダ。おまけに助けられたと思ったら、突き落とされました的な隠しヤンデレの絹旗

俺は何を言っているんだ……
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:44:15.44 ID:NKSVec7Qo
>>184
理后と最愛逆の方がしっくりくる
精神的ダメージを狙ってきそうな理后ねーちゃんこわい
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 13:56:21.69 ID:7L/0ancDO
>>184
誰か一人くらい人畜無害なレアなヤンデレでも良いと思うんだ
当麻の前だと完璧な姉を演じて、当麻が居なくなってから活力が無くなって無気力な感じになるタイプの完全依存型ヤンデレとか
イメージ的には理后が近いけど
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 17:44:55.56 ID:XBnEO61g0

 >>186
それなら最愛もありでは?
当麻の前では超ハイテンションではしゃいで、
一人の時とかはぐだーっと暗くなってC級映画のパンフレットを眺めてるとか
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 17:47:17.96 ID:6D2kJrnno
>>187
脳内再生でご飯三杯いけました
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:35:51.14 ID:7pmCXqbDO
当麻「理后姉ちゃん、今日のセンター試験どうだったの?」

理后「とうまが応援してくれたから良い調子だよ」

当麻「そっか。明日も頑張って」

理后「うん!」




ここまでフレンダちゃう浮かんだ。
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:13:35.19 ID:cLVVRRiDO
>>187
つまりこういうことですか?(ヤンデレっぽくない&駄文申し訳ない)


最愛「…当麻お兄ちゃんと見た時は超面白かったのに今日は超面白くないです」

最愛「当麻お兄ちゃんと一緒ならどんな映画も超楽しく見れるんですが、今日は他のパンフレットさえ見る気が起きません」

いつもなら楽しめる筈の映画を見ても最愛の心は沈んだままだった。
沈んだ気分を紛らわすために上映前に買っておいた食べ物を口に運ぶも今日は味気無く感じる。

最愛「…このポップコーンも超不味いです。ここのスタッフはポップコーンすら超マトモに作れないんですか」

普段なら夢の世界の様に感じる映画館も今日の最愛にとっては朽果てた廃墟に見えた。
理由は解りきっていた。彼女にとって太陽とも言える彼が彼女の側に居ないからだ
彼、上条当麻は学校の課外教科で一週間ほど旅行に行っているのである

最愛「いつもは『当麻お兄ちゃんなんか居なくても私は超大人ですから平気なんです』と当麻お兄ちゃんに言ってましたが、
たった二日会えなくなっただけで超この様です。私は当麻お兄ちゃんが居ないと超駄目ですね」

今回の様な事があると嫌でも自分の気持ちを思い知らされる。
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:20:02.14 ID:FXO/c3JYo
ヤンデレにとらわれる必要はないさ
さぁあなたが思うままに打鍵するのだ!
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:40:17.43 ID:fBDkbJ5k0
>>190
その感じで他の3人も頼む
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:52:54.01 ID:giEdGXOno
>>190
横からKYだが、それって恋の病ってやつじゃ……。もっと性格ガラリと変わるもんかと。もう本当に、インデックスの性格が当麻がいなくなった途端に理性あるペンデックスみたいな
う〜ん、何が言いたいかわからんくなった、すまん


なんにせよ続き待機
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:55:00.20 ID:giEdGXOno
>>193
と思ったら、俺の言ってることは上とずれてるかな。すまん
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 17:40:00.97 ID:v15Qofx50

 >>190
 187です。俺も考えてますけど、ヤンデレっぽくできません……
てか>>190の最愛めちゃくちゃ可愛いじゃないですか
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 19:10:28.71 ID:T2rUQpLZo
かわいいは正義
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 20:09:42.48 ID:QuYvetzDO
モンハンネタ失礼

当麻「クソッ!何だこいつ?ジンオウガ?つ、強い」カチャカチャ

当麻「電気帯びてるし……凶暴だし……まるでビリビリみたいだ」カチャカチャ

当麻「よ〜し、今からお前の事をビリビリと読んでやろう!シネッビリビリ!」ズバッズバッカチャカチャ

当麻「うぐっ!一旦エリアチェンジで回復だ………nowloading………な、何だ!?デカいのがもう一匹?うわぁぁぁぁぁ!」
当麻「一撃で死んだ……まだ体力半分ぐらいあったのに……イビルジョー?……恐ろしい攻撃翌力と凶暴な性格………まるで沈利姉ちゃんみたいだ」
10分後
当麻「このっこのっ!シネッビリビリ」ズバッズバッ
当麻「う、うわぁぁぁぁぁ沈利姉ちゃんが涎たらしなが突っ込んできた!?」スタコラサッサッ

御坂「」
沈利「」

当麻「ビリビリ早くシネッくそぅ!うわぁぁ沈利姉ちゃんがキレて突っ込んでくるぅ!?」

御坂沈利「おい」

当麻「………………え?」

緊急クエスト
怒るビリビリ猛るムギムギ
198 :190 [sage]:2011/01/17(月) 20:38:44.03 ID:AAYgjDFDO
>>191
思うまま書き溜めてたらいつの間にか最愛成分が薄くなって
フレンダフルボッコになってたんですが問題ないですか?

>>193
言いたいことは解ります。単に依存型ヤンデレは病んで豹変する過程も大好物なので
それが出来ずお兄ちゃんスキーな最愛になってましたorz
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 21:21:24.67 ID:4L9xvauDO
>>197
なんか流されそうだけどおつ。
3rdやったことないけどビリビリとムギムギは祖龍より強そうだ
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 21:22:49.13 ID:1Lu1Puhoo
>>198
なんという大歓迎
201 :190 [sage]:2011/01/17(月) 22:13:07.46 ID:c4dpxZZDO
問題無さそうなので>>190の続きを投下します

上条当麻が帰って来るまであと四日もある。最愛にとってその四日間が永遠の様に感じた
無論携帯やメールで連絡を取ろうともしたが、

当麻『すまん。これには深い事情がありましてですね…上条さん的には〜』

上条当麻が言うには初日から溺れている子供を助けるため川に飛び込んだのはいいものの
ソレが原因で携帯が壊れ宿泊先からの電話しかかかって来ないのである。


最愛「超今更ですが当麻お兄ちゃんの人助けには困ったものです」

今回程彼の信念に怒りを感じた事はない。彼は音信不通の状況で自分達がどれだけ心配したか気付いてさえ居ないだろう。
一時は皆で彼の学校に乗り込み安否を確かめに行こうとさえしていたのだから。

最愛「…ソコが当麻お兄ちゃんの良い所なんですけど」ゴニョゴニョ

兄の真っ直ぐな瞳と微笑みを思いだし最愛は無意識に顔を赤らめ綻んでしまう
友達には「また大好きな当麻お兄様ですか」と、呆れられてたりする。

最愛「まぁ今回超心配させた分だけ当麻お兄ちゃんにはデートで埋め合わせしてもらいます」

兄が帰ってきたら何処へ行こうかと、最愛は数日後に実現するであろうビジョンに
想いを馳せながら家路へ向かうのであった。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 22:27:28.25 ID:tFmFI3YDO
最愛「超ただいまです…って沈利お姉ちゃん、理后お姉ちゃん二人とも電話の前で超何やってるんですか?」

家に帰ると二人の姉が電話の前で電話が鳴るのを今か今かと待ち焦がれていた

理后「おかえりなさい。さいあい」
沈利「おかえり、別になにもしてないわよ。そうだ、最愛お風呂沸いてるから先に入ってきなさい」

二人とも電話がなる一瞬でも見逃したくないのか意識と視線は電話に向けて返事をしてくる。

最愛「そんな事言って沈利お姉ちゃん、当麻お兄ちゃんからの電話を超独り占めする気じゃないですか?」

沈利「そんな事しry「うそ。しずりは昨日とうまからの電話をずっと独り占めししようとてた」

最愛「やっぱり!私も当麻お兄ちゃんと超電話したいです」

沈利「…わったわ。そろそろ当麻から電話が掛かってくる時間だしハンズフリーで出ましょう
これなら三人とも当麻と通話できるし声も聞ける。問題ないわね?」


三人でいがみ合うのは得策では無いと思ったのか沈利が妥協案を提案した矢先、
電話が鳴り響いた。
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 22:40:45.23 ID:vlKgAelDO
prピッ
少しでも早く彼の声が聞きたいせいか、誰よりも彼を思っているという気持ちの表れか
三人とも我先にと電話へ手を伸ばす。

沈理最「「「もしもし当麻(とうま)(お兄ちゃん)!?」」」

浜面「…三人してどうしたんだ?そうそうこの前たのry
沈利「はぁまぁづぅらぁあ!テメェ空気読めや!」
理后「空気を読まないはまづらを私は応援しない」
最愛「空気を超読むことすら出来ないんですか!?そんなだから浜面は超浜面なんですよ!!」

希望が失望に変わった為か、三人とも失望に変えた張本人に怒りをブチ撒け通話を切断する。
prrrrrrrrピッ
そんな三人の神経を逆撫でするかの様に再度電話のコールが鳴り響く。

沈利「そうかテメェはそんなに死にてぇのか。なら…ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」

当麻『!?あの、しし沈利お姉様、私めは何か沈利お姉怒らせる事をしたんでせうか?』

沈利「え!と、当麻!?ち違うのよ」

理后「しつこい勧誘の電話を断ってただけだよ。それよりとうまはちゃんとご飯食べてる?怪我とかしてない?」

204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 22:48:05.82 ID:M3Sf1FkDO
当麻『大丈夫だって。相変わらず理后姉ちゃんは心配性だな』

最愛「でも、当麻お兄ちゃんは初日から超事件を起こしてたじゃないですか。心配するなって言う方が超無理です」

当麻『う…そう言われると上条さんは返す言葉がございません』

限られた時間の中で、この他愛ないやり取りを一分一秒でも噛み締めようと三人が思っていた矢先、
彼の背後から聞き慣れた声が近づいてきた。

『ぉーい当麻兄ちゃん、この御当地特産の鯖缶が絶品な訳よ。
ホテルの外にもサバ専門店があるらしくて結局今日はソコに二人で食べに行く訳よ』

沈理最「」

最愛「当麻お兄ちゃん、いまフレンダお姉ちゃんの声が超しませんでしたか?」

当麻『ああ、言ってなかったっけ?俺も昨日初めて知ったんだけどフレンダの学校と宿泊施設が同じなんだよ
いやーこんな偶然があるとは上条さんもおどry「代われ」はい?』

沈利「聞こえねーのか!さっさとフレンダに代われっつってんだよ!」

当麻『は、はいぃぃ。ただいま代わりませう』

フレンダ『もしもし?どうしたの沈利姉ちゃん』

205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 22:54:48.87 ID:CV4o20tDO
沈利「フレンダちゃぁん、なんで宿泊先が当麻と同じホテルって事黙ってたのかにゃーん?」

最愛「どうせフレンダお姉ちゃんの事ですから「結局当麻兄ちゃんを独り占め出来るこの一週間こそ、
私の脚線美の虜にするチャンスな訳よ」とか超考えてたんじゃないんですか?」

(ギクッ)
フレンダ『わ、私は超そんな卑怯なことしないって。…そう!携帯を無くして伝えらr♪〜♭

怒りを圧し殺しながら質問てくる姉と本音を見抜いてる妹相手に必死に言い訳を考えてる矢先
フレンダの携帯の着メロが鳴り響きディスプレイには「理后姉ちゃん」と表示されていた。

理后「…今鳴ってるのフレンダの携帯だね。やっぱりわざと黙ってたんだ」

沈利「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」

最愛「超ブチ殺しますがよろしいですかよろしいですね超[ピーーー]」

理后「大丈夫。私はフ/レ/ン/ダにする二人に協力する」

フレンダ『』

受話器越しですら人を殺せるのではないかと思える三人の殺気を受け、
フレンダは血の気が引いていくのを感じていた。
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:10:24.35 ID:+0DzC7yDO
取り敢えず以上です。
他のアイテムメンバーを出したのと、後先考えず思いの限りを書いてるので
かなりグダグダになってる気がします。
もう少しネタ(むぎのんと滝壺)が浮かんではいるのですが、もう少し続けても問題ないですか?
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:11:24.08 ID:ft8bfQWn0
ぜひ続けてください
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:14:54.48 ID:5c7s0+N2o
とても、良いと思います
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:15:39.24 ID:avLfXZwIO
思いのままに出し切って下さい
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:22:41.13 ID:hafcQGJDo
大丈夫だ、問題ない
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 01:05:55.49 ID:GlVYDOMw0
 
 う〜話作るのが上手すぎる

 続けてくださいお願いします
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 01:21:02.24 ID:MlCGyxYAo
誠にけしからんのでどうぞお続けになられてください
213 :190 [sage]:2011/01/19(水) 22:33:50.47 ID:NGjpgqEDO
―ホテル―
当麻「どうしたんだフレンダ、顔が真っ青だぞ?」

フレンダ「…どうしよう当麻兄ちゃん、みんな凄く怒ってた訳よ」

当麻「そりゃ姉ちゃん達は過保護気味だとは思うけどさ、電話一本入れなかったフレンダにも原因はあると思うぞ。
それだけ皆フレンダの事を心配してたって事だ。ちゃんと謝れば許してくれるさ」ナデナデ

当麻は昨日電話した時の三人の事を思い出しながら
怒り、安堵し、少し涙声になってた一番上の姉。
自分の声を聞くまで少し声を震わせて心配していた一つ上の姉。
不貞腐れて、多分頬を膨らませていたであろう一番下の妹。
目の前で脅える妹も自分と同様に絞られたんだな、と考え励ますように頭を撫でる

フレンダ「ふにゃ…当麻兄ちゃんがそう言うならちゃんと謝ってみる訳よ」

フレンダ「…本当は当麻兄ちゃんと一緒だから皆怒ってるんだけどね」ボソッ

フレンダは色恋沙汰には致命的に鈍い兄には聞こえない程小さな声で溜め息混じりに呟いた。

フレンダ(結局当麻兄ちゃんにこの手の話はしても無意味な訳よ)
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:39:19.98 ID:gceaf9lSO
フレンダ可愛いよフレンダ
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:40:09.69 ID:NGjpgqEDO
当麻「それじゃあサバの専門店だっけ?ソコに食いに行くか」

フレンダ「さっすが当麻兄ちゃん話が早い訳よ。それじゃあレッツゴー」

フレンダ(結局お仕置きは確定っぽいし、それまで当麻兄ちゃんと存分に満喫するだけってね)

フレンダはこれから先の事を考えるのを止め、右腕に抱き着く様に腕を絡め
上条当麻を引っ張るように目的地へ向かうのだった。

当麻「あのフレンダさん?腕に絡み付かれると歩きにくいんですが」

―店内―
当麻「いやー正直上条さんはサバ料理がこんなに奥深いとは知りませんでしたよ」

当麻は予想以上にメニューの多い事やその味に舌鼓を打つ

フレンダ「結局鯖は万能食材なんだから美味しいのは当然な訳よ。当麻兄ちゃんのも美味しそうだし一つもらい」

当麻「あ…よりにもよって一番大きな奴を…不幸だ」ズーン

フレンダ「んーコッチも絶品ね。…あれ?当麻兄ちゃんもしかして拗ねてる?」
当麻「別に上条さんは一番大きなオカズ一つ取られた程度で拗ねませんよ。
むしろ妹が美味しく食べたので満足ですから」シクシク
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:41:01.03 ID:aLhAfl4Fo
結局、フレンチの後が怖い訳よ
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:47:58.60 ID:bqA9bCODO
フレンダ(結局それを拗ねてるって言うと思う訳よ)

フレンダ「私のもちゃんと上げる訳よ。はい、当麻兄ちゃんアーン♪」

当麻「あ、あーん///」

自分のオカズを切り分けフレンダは笑顔で当麻の口に運んだ

フレンダ「美味しい?」

当麻「た、大変結構なお手前です。はい///」

当麻(正直フレンダの笑顔に見とれて味が判らねぇ…って何考えてんだ!?フレンダは妹だぞ)

フレンダ(いつもなら理后姉ちゃんがすぐにフォローしてたけど結局当麻兄ちゃんの
拗ねたり照れた顔ってレアって訳よ)


鯖料理に関しては
・上条さんがサバのきのこ巻き包み蒸し
・フレンダがサバのハンバーグ
的なのをイメージしてます
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:52:51.22 ID:bqA9bCODO
―上条家―
スッ
理后「…フレンダのAIM拡散力場は覚えてるから直ぐに場所を割り出すね」

沈利「ちょっと何いきなり体晶使おうとしてるの!?理后少し落ち着きなさい」

いきなり体晶を使おうとする理后を沈利は羽交い締めにして取り抑える

理后「しずり放して!」

沈利「フレンダだって馬鹿じゃないんだから当麻の右手に触れて撹乱位するわよ
それにフレンダが携帯を持ってるのは解ってるんだから、ソコから辿れば済むでしょ
最愛!早くフレンダの位置を割り出して」

普段穏和な姉、理后が声を荒げ暴れる姿に呆然としていた最愛は沈利の呼ぶ声に
気付き急いでフレンダの位置を逆探知しはじめる

最愛「!!超分かりました。今出ますから少し待ってください…超分かりました。◯×県の□▽ってホテルです」

沈利「◯×か…ここからだと結構距離があry
理后「はまづら◯×県に行きたいんだけどだめ?…うん待ってる。
はまづらが連れていってくれるって」

沈最「」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:54:24.56 ID:xPU0m+9zo
理后、外道wwwwww
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:57:55.88 ID:NGjpgqEDO
最愛「超何なんですか?あんな理后お姉ちゃん超初めて見ましたよ。
沈利お姉ちゃん超なんとかして下さい」ヒソヒソ

沈利「最愛は知らないんだっけ?ああなった理后は私じゃ無理よ。
対策は考えてあるから少し我慢してなさい」

沈利「…ところで理后、何でシリコンバーンと窒素スプレーに体晶をバッグに入れてるのかしら?」

理后「フレンダに使う」

理后はそれ以外に持っていく意味は有るの?と不思議そうに二人を見つめ呟いた

理后『大丈夫。私はフ/レ/ン/ダにする二人に協力する』

先程理后がフレンダに言った台詞を二人は本当の意味で理解した。
理后が自分の能力で二人に補正を掛けて確実にフ/レ/ン/ダにするつもりだと
そして数分後―

浜面「…ま、予想は着いてたけどな」ハァ

いつもの彼女、滝壺理后とは違ったに誘われた時の雰囲気が違うため何となく嫌な予感はしていた。
しかし、浜面仕上も年頃の男で意中の女性に旅行に誘われて、二人きりの旅行だと期待するなと言う方が無理である
微かな期待を見事に打ち砕かれ落ち込む浜面であった。
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:02:31.87 ID:NGjpgqEDO
理后「何をしてるの?はまづら、早く出発して」

浜面「え、…あの滝壺さん?」

普段の彼女なら絶対に言わないであろう台詞を正直浜面は理解できないでいた

理后「…はまづら、二度も同じ事言わせないで」

最愛「そうですよ。場所は私がナビに打ち込んだので浜面は早く超出発してください」

最愛(今の理后お姉ちゃんは超ご機嫌斜めなんです。事情は後で説明しますから出発してください)

急いで耳打ちをして最愛は浜面の出発を急かした。

―出発して30分後

浜面「…場所が場所だしさ、車の燃料も補給しておきたいし一回スタンドに寄るぞ?」

車の重苦し空気に耐えきれず、そろそろ説明してくれと沈利にアイコンタクトを送りながら提案する

沈利「そうね。出発して結構時間がたってるし少し休憩を入れましょう。
飲み物買ってくるけど理后、最愛何かリクエストある?」

最愛「沈利お姉ちゃんだけだと運ぶのに困りますから私も超お手伝いします」

理后「私はお茶でいい」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:07:26.94 ID:bqA9bCODO
―スタンド休憩(喫煙)所―

最愛には聞かせたくないのか沈利は最愛を禁煙に残し説明した

浜面「成る程な。で、対策はあるのか?」

沈利「その事だけど、浜面ちょっと携帯貸しなさい」

浜面「別に良いけど俺の携帯を使ってどうすんだ?」

沈利「当麻に理后の機嫌を取らせる事だけ。私達の携帯だとフレンダが警戒して無視する可能性があるのよ」

prrrrrピッ

フレンダ『もしもし浜面?今手が離せないから用件なら後にして欲しい訳よ』

沈利「つまり当麻が側に居ると。今回の件は一先ず置いといてあげるから当麻に代わりなさい」

フレンダ『し、ししし沈利姉ちゃん!?言わなかっ事はあやr「早く代われ」

当麻『あのさ、沈利姉ちゃん、フレンダも反省してr
沈利「当麻も今それはいいから。説明は省くけどちょっとフレンダの携帯使って理后の相手してあげて。
念のため言っとくけど、私が今話した事黙ってなさいね?」

今一状況を呑み込めてない弟との通話を終え浜面の携帯を切る。
一連のやり取りを見ていた浜面が口を開いた

浜面「よかったのか?お前も上条と話したいだろうに譲っちまって」

沈利「妹差し置いて我が儘をするわけにもいかないでしょ。こういうのも姉の役割よ」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:18:51.04 ID:NGjpgqEDO
訂正
>>222
×最愛を禁煙に残し説明した
◯最愛を禁煙禁煙所に残し説明した

所を入れるのを忘れましたorz

昨日は何故か弾かれて投下できなかった分(フレンダとのイチャイチャ)と今日の分は以上です
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 23:30:34.02 ID:yqIyIikmo
禁煙禁煙所て
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:34:51.50 ID:3514uRUIO
乙でした
大事な場所なんで2度いれたんですね
226 :190 [sage]:2011/01/19(水) 23:35:43.87 ID:bqA9bCODO
フレンダ以外のアイテムが現地に乱入は予定通りだったんですが、
むぎのんがぶちギレるのはテンプレなのですが禁書目録や超電磁砲でもむぎのんは裏切らない限り
ある程度寛容的な描写もあったので、逆に普段怒らない滝壺がキレたらどうなるんだろうと
妄想したら予想以上に長くなってしまいました。

現状>>206のネタすらまだ投下できてないので、正直予測出来なくなりましたorz
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:47:07.56 ID:aLhAfl4Fo
乙です
真っ黒理后美味しいです
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:08:22.26 ID:UbvpNIgSO
乙!いいですねー期待してます!
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 02:13:42.05 ID:dsG6hoqu0
やっほい!!理后とフレンダ大丈夫かなwwwwww
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 13:11:54.60 ID:jRKkYx9h0
ワッフルワッフル
231 :190 [sage]:2011/01/20(木) 22:26:48.79 ID:QR/OTqTDO
浜面「じゃあ最愛を向こうに置いてきたのは?」

沈利「言ったでしょ?姉の役割だって。理后は今当麻に会えない事と当麻を独り占め出来る
フレンダに嫉妬してるのよ。理后本人がどう思ってるかは知らないし興味無いけど、
私なら姉が妹に嫉妬してるなんて知られるなんてお断り。だから最愛には席を外してもらったの」

浜面「ふーん麦野も思ったよりお姉ちゃんしてるんだな。
俺はてっきり沸点の低い癇癪持ちのジャイアニズムだとばかり思ってた」

沈利「…はーまづらぁアンタとは一回腹を割って話し合う必要があると思わないかにゃーん」

沈利は浜面の頭部を鷲掴みにし、少しずつ力を強めながら優しく囁いた

―禁煙所―
最愛「本当に超大丈夫なんでしょうか?」

最愛は飲みかけのヤシの実サイダーの缶を両手で握り締めて呟く。
姉の沈利には考えがあるらしく浜面を連れて喫煙所に向かってから
未だ沈利が戻ってこない事が不安に拍車をかけていた。
少しして、喫煙所から聞こえる浜面の叫び声が聞こえてきた。

最愛「…超心配です」ハァ

と、ため息をつく。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 22:32:51.37 ID:QR/OTqTDO
―サバ専門店―
フレンダ「…当麻兄ちゃん、沈利姉ちゃん何て言ってたの?」

自分と兄の会話を切り一方的に話してた様子を見てフレンダは恐る恐る質問する。

当麻「ああ、理kry(私が今話した事黙ってなさいね?)…野暮用を頼まれた。悪いけどフレンダ携帯を借りるぞ?」

フレンダ「へ?それくらいなら別にいい訳よ」

フレンダ(沈利姉ちゃんの態度や当麻兄ちゃんがお茶を濁す辺り何かしら裏がある訳ね。
私も姉ちゃん達の対策を考える必要があるしここは先に帰るべきね)

フレンダ「それじゃあ当麻兄ちゃん私は先に帰るけど、携帯は明日返してくれればいい訳よ。
お代は私が払っとくから。オヤスミ」

当麻「オヤスミ。飯代サンキューな。…しかし沈利姉ちゃんも何で理后姉ちゃんに電話するように言ったんだ?」

会計を済ませ手を振るフレンダに手を振り、口止めをした沈利の態度を疑問に感じつつ
当麻は理后の携帯番号を入力する
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 22:41:34.53 ID:QR/OTqTDO
―浜面車内―
理后は今色々な感情が渦巻いていた。寂しさ・羨望・嫉妬・憎しみ・焦り・怒り・不安・自己嫌悪・恐怖
その全ての根底に上条当麻がある。

寂しい…当麻に会えないから
羨ましい…フレンダは当麻に会えるから
妬ましい…フレンダは当麻を独り占め出来るから
憎らしい…フレンダは当麻を独り占め出来るから
もどかしい…当麻に今すぐ会いに行けないから
腹が立つ…早く当麻に会い行けないから
不安になる…当麻に今の私を知られたくないから


理后(些細な事で妹を憎み怒りを覚える自分が嫌になる。もし当麻に今の私を知られたら…
きっと当麻は拒絶する。嫌!当麻にだけは嫌われたくない)

理后は必死に自分の感情を抑え込もうとしていた
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 22:44:44.81 ID:NFzPL96DO
―浜面車内―
理后「とうま…に会たい」

暗い車内に独りで居るためか、自分の感情を制御できないためか、理后はうずくまり呟く。
その時、自分の携帯が車内に鳴り響く。ディスプレイにはフレンダと表示されていた。

―ホテル近辺―
当麻(何で繋がらねぇんだ!まさか理后姉ちゃんに何かあったのか?)

最初は気にもしなかったが電話をかけて数分、一向に出る気配の無いコール音に当麻は焦りを感じていた。
もし、理后に何かあったとしたら―
気が付くと当麻はホテルへ向かい走り出していた。

当麻(ここから一番早く戻るとしたらタクシーか?クソッ理后姉ちゃん無事で居てくれよ!)

―浜面車内―
一方理后は鳴り止まない携帯に耳を塞いでいた。出ない理由は簡単だった。
今の自分が知られるのが怖いのだ。

理后(今出てしまったら間違いなくフレンダに辛く当たってしまう。
そうしたら一緒に居るであろうとうまにも嫌な私を知られる)

つまり 当 麻 と フ レ ン ダ が 一 緒 に 居 る
その瞬間、理后は自分の感情を制御できず携帯を取っていた
235 :190 [sage]:2011/01/20(木) 22:55:14.01 ID:QR/OTqTDO
今日のはこれで終わりです。今回の滝壺描写は浜面とやれ
言われる方が居るかもしれませんが、浮かんでしまったのでご容赦下さい

今回も全く話が進んでない上に滝壺は喋らないので気持ちを想像したらまた長くなってしまいました
取り敢えず黒化した滝壺を上条さんが、そげぶするのは確定なので
黒滝壺がフ/レ/ン/ダにするのを期待していた方すいません
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 23:03:38.97 ID:dsG6hoqu0
 いやー理后は恋する乙女ですねー
続きが気になる!
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 00:51:10.62 ID:li1CN8Pmo
ここでは浜面は上条さんの引き立て役でしょ?
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 11:19:22.72 ID:c/6n9F4O0
予想以上に理后がかわいすぎてヤヴァイ
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 15:10:01.02 ID:S7WmbLiSO
ギャップ萌えだよな。理后もいいし、麦のんのしっかりお姉さんっぷりもくるわー
240 :190 [sage]:2011/01/21(金) 22:47:22.19 ID:vdlNJYWDO
―ホテル前―
ピッ
当麻「!理后っ…姉ちゃ……無事か!?…怪…我とか…してな…か?」ゲホゲホ

やっと通じた電話に当麻は乱れた呼吸を無理やり押さえ付け、あたりったけの声で叫んだ。

―浜面愛車内―
理后は言葉を失っていた。今一番聞きたくない愛しい人の声が受話器から飛んできたからだ。
理后がなにも応答しないためか当麻は更に呼び掛ける

当麻『もしかっ…して通話が…出来ない状っ…況なのか?…待って…てくれ必ず助けに…っ行くから』

その言葉が嬉しかった。こんな自分を当麻が心配してくれるのを理后は嬉しく感じていた。
だからこそ余計今の自分を知られたくないという思いが強くなる。

理后「…大丈夫。フレンダの携帯からとうまの声がしたから驚いただけ。
とうま何か用事?」

理后はと当麻に悟られないよう必死に心を圧し殺し普段の自分を演じるよう細心の注意を払いながら対応しようとしていた。
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 22:55:52.50 ID:vdlNJYWDO
当麻『…あーそのですね』
沈利に口止めされてるせいか呼吸を整えた後も当麻は上手く言葉に出せないでいた

理后「…私はいいから」

当麻の隣に居るフレンダに当麻が微笑みかける姿が脳裏に浮かぶ。私はソレを後押ししようとしている
ズキリと胸に刺す痛みを理后は感じた。

理后「フレンダの相手してあげて?」
(嫌!とうま、私の傍に居て)

理后はそう叫びたかった。しかし当麻への想いに比例し、当麻に拒絶されたくいという想いから言えなかった。

当麻『…もしかして、何かあったのか?』

理后「え…どうして?」

当麻『十年以上一緒に生活してるんだから、理后姉ちゃんの声を聞いただけで何か思い詰めてるって事くらい分かるよ』

理后「あのね…とうま…私は…」
(駄目!今ならまだ間に合う…これ以上言ったら引き返せなくなる)

当麻『俺じゃ頼りないかも知れないけどさ、理后姉ちゃんの助けになりたいんだ!』

理后(とうまは…ずるい)
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 23:01:10.46 ID:vdlNJYWDO
当麻の台詞を聞いて箍が外れたのか、理后は必死に抑え込んでいた想いの全てを当麻に話していた。
当麻が居なくて寂しかった事、フレンダに嫉妬して居た事、些細なことで負の感情が沸いてしまう事、
そして―とうまが好きな事

理后「とうまには迷惑だね…ごめん今の事忘れて」

暫く沈黙が二人を支配した後、理后が消え入るような声で呟く。

『―ふざけんなよ』

その時携帯から怒気を孕んだ声が伝わってきた。

当麻『俺はたった一度でも「迷惑だ」なんて言ったか!?理后姉ちゃんといたくなかったって言ったかよ!?
それが何だ?そんな程度で俺が幻滅するとでも思ったのかよ。ふざけんじゃねえ!

喜ぶ人間ならここに居る。理后姉ちゃんにソコまで想われてた事が俺は嬉しいんだ。
もう一度言うぜ?自分がのうのうと暮らしてる影で理后姉ちゃんが苦しんで涙流して
そんな事にも気付かないままただぬくぬくと生きている事の何処に恩恵があんだってんだよ…』
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 23:07:10.03 ID:Ve7qbqDDO
当麻『惨めったらしい恩恵押し付けんな。理后姉ちゃんと一緒過ごしていく…
こんなにも素晴らしい迷惑を俺から奪うな。この道は俺が歩く決して後悔しない為に!
迷惑だなんて見下してんじゃねぇ…俺は今世界で一番幸せなんだ!!
俺は理后姉ちゃんが忘れて欲しいって思ってようと絶対に忘れない!!
それでもまだ迷惑だから忘れて欲しいってんならまずは、そのふざけた幻想をぶち[ピーーー]!!』

理后「…ぅま……とうまぁ…」

理后は今幸せの中に居た。間違いなく自分は拒絶されるだろう…そう思っていた。
しかしその幻滅を当麻が打ち砕き受け入れてくれたのだから
244 :190 [sage]:2011/01/21(金) 23:17:28.30 ID:vdlNJYWDO
以上です。
正直純愛的なネタは難しいですね。頭の中では大体妄想が出来上がってたのですが、中々書けずに居ました。
そげぶに関してはコピペで申し訳ないです。俺の頭だと上条さんのオリジナル説教が浮かびませんでした

一先ず滝壺のパートも終わったのでやっとアイテム組が現地に乱入できそうです
245 :190 [sage]:2011/01/21(金) 23:28:53.83 ID:vdlNJYWDO
ちなみに一つ質問なんですが、今回でほぼアイテム組乱入過程(滝壺ぶちギレ)が終わりましたけど
コレのむぎのんぶちギレ版って需要有りますか?
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 23:35:20.91 ID:o88GRK4Po
ぶち[ピーーー]……


需要ありますよ
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 23:43:06.20 ID:1fwbYL/j0
 需要大アリなのですよー
作者ちゃん頑張ってくださいなのですー

 乙乙!!こういう風に面白いのがあると
自分のを投下するのが少々怖くなるけど
頑張って書きます!
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 23:48:22.39 ID:rBCLp9FRo
ありです。
とりあえずメール欄をsage sagaにするんだ!
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 23:50:46.62 ID:pukdyCwko
超乙です
需要はたくさんあると超思うんですよ
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 00:08:15.62 ID:4vJSsdUSO
この流れで麦のんブチ切れ?フレンダ逃げて〜
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 00:59:19.91 ID:j3a4a12O0
この電話を聞いていた他の三人が理后に嫉妬するんですね
わかります
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 01:24:29.36 ID:Rkr5c3nr0
 確かに。一番切れそうなのがむぎのんかな?
フレンダは悔やんでも悔やみきれなかったりしてwwww
253 :190 [sage]:2011/01/22(土) 22:29:00.63 ID:JtV6QZfDO
―禁煙所―
沈利、最愛、浜面の三人は禁煙所で時間を潰していた。既にジュースを飲み干しやることが無いのか
最愛は椅子の背もたれにもたれ掛かりを足をプラプラさせてる。

最愛「…沈利お姉ちゃん本当に超大丈夫なんですか?」

沈利「平気よ。昔も理后がああなった事があるけどその時もなんとかなったから」

最愛の不安を余所に沈利はあくまでものんびりと構えて紅茶を飲んでいる。
暫くして、禁煙所の扉が開き理后が入ってきた。

最愛「理后お姉ちゃん超大丈夫ですか?目元が少し腫れてますけど」

理后「うん、大丈夫。はまづら、さっきは酷い事言ってごめんね」

浜面「いいって。気にすんなよ。それじゃ出発するか」

沈利「理后、はい頼まれてたお茶」(どうやら憑き物は取れた見たいね)

三人が禁煙所を出て車に戻ろうとした時、理后は沈利を呼び止める。

理后「沈利…ありがとう」

沈利「…何の事かしら?それより早く行かないと二人が待ちくたびれてるわよ」

最愛「沈利お姉ちゃん、理后お姉ちゃん、何やってるんですか?早くしないと超置いてっちゃいますよ」

沈利「ほらね」

こちらに手を振る最愛に微笑みながら沈利と理后は浜面の車に向かった。
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 22:37:41.97 ID:JtV6QZfDO
翌日、当麻は昨日借りた携帯を返すためホテルのフロアでフレンダを探すも
朝食の時間だけあってフロアには複数の学校の生徒が入り乱れ混雑しているため
当麻はフレンダを見つけ出せずにいた

当麻「参ったな。どうせなら時間を決めて待ち合わせとけば良かった…はぁ不幸だ」

一方その頃、同じくフレンダも兄、当麻と一緒に朝食をとるためを探していた。

フレンダ「流石にこの人混みの中じゃ当麻兄ちゃんを探すのは骨が折れる訳よ…ん?アレは」

人混みの中から一旦抜け出しロビーに出るとフロントに目的の人物を発見しフレンダは走り出した

フレンダ「おーい当麻兄ちゃーry
バシュウ

走り出した勢いのまま当麻に抱き着こうとした瞬間、フレンダと当麻の目の前を『見覚えのある閃光』が通過し
『本来居る筈のない人物』の幻聴が聞こえてきた

「久しぶりね。おはよう当麻、フ・レ・ン・ダ」

フレンダ(あははは、私ってば朝から幻覚と幻聴起きるなんて、結局まだ寝惚けてる訳よ)
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 22:42:29.65 ID:JtV6QZfDO
きっと何かの間違いだ。声が聞こえた方向には誰も居ない。そう自分に言い聞かせ、フレンダは
ゆっくりと振り向いた。フレンダの淡い期待も虚しくそこには、沈利・理后・最愛の三人が立っていた

最愛「超おはry「おはよう。とうま」ギュゥー

理后は当麻に抱きながら挨拶をしいた。

当麻「い、いきなり何事ですか?理后御姉様、久々の挨拶にしてはオーバー過ぎだと思うのでせうが」

最愛「そうです!理后お姉ちゃん超ズルいです。私も当麻お兄ちゃんに超抱きつきたいです
改めて、超おはようです。当麻お兄ちゃん」ギュ

理后に負けじと最愛も当麻に抱きつきながら挨拶をする。

当麻「ちょ最愛まで!あの二人とも、上条さんは今一状況が理解できないので説明して欲しいのですが」

沈利「その前に、フレンダちゃぁん『何 処 に』行こうとしてるのかにゃーん?」

三人の意識が当麻に向いてる内にコッソリ逃げ出そうとしていたフレンダの体が止まる

ビクッ
フレンダ「当麻兄ちゃんと一緒なのを黙ってたのは謝るからお仕置きは勘弁して欲しい訳よ」ガクブル
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 22:47:11.55 ID:JtV6QZfDO
余程お仕置きが怖いのか、フレンダは体を震わせ完全に怯えていた。

当麻「なぁ…沈利姉ちゃん、許してやってくれないか?」

沈利「安心しなさい。理后や最愛は当麻に抱きつくのに夢中だからデコピン一発で勘弁してあげるから」

フレンダ「!?ホントに!」

沈利「えぇ。本当よ」ニタァ
いつものお仕置き【原子崩し&シリコンバーンによる薄皮一枚焼き】では無いため気を許したのか
沈利の凶悪な笑みにフレンダは気付けないでいた。

沈利「じゃあ行くわよ?」
ピカッズガァン!!!

一瞬の閃光と暴音が鳴り響きフレンダは数メートル吹き飛んだ。

当麻「…沈利姉ちゃん、一体何やったんだ?」

沈利「何ってデコピン」

当麻「いやいや、普通デコピンであんな事起きませんよ!?」

沈利「んー種明かしをすると、当麻は私が原子崩しで空を翔べるのは知ってるわよね?
アレを応用して、中指に小さな原子崩しを発生させて中指を加速させたって訳。
原子崩しを強くし過ぎたら私の指と爪がもたないから手加減したけどね」

当麻「」
257 :190 [sage]:2011/01/22(土) 22:55:30.87 ID:JtV6QZfDO
以上です。
とりあえず次辺りで>>206で浮かんだネタの一つが投下できそうです

あと、むぎのんぶちギレ版は>>218からのifになってます
同時進行で書き溜めてるので纏まり次第投下予定で、多分今週中には出来ると思います
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 23:35:54.04 ID:ENg5fLKVo
ヒロインからオチまで担当するフレンダさんまじパネェっす
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 00:26:00.40 ID:Hu9CCBAc0
今週中ってもう思ってるんだがww
260 :190 [sage]:2011/01/23(日) 00:33:44.46 ID:CQ+vK0nDO
>>259
間違えましたorz
一週間以内です。
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 01:57:41.08 ID:oY+mjuiyo
フレンダぁぁぁぁぁぁあ
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 06:51:40.70 ID:/4OkvyJDO
フレンダ……
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 08:53:36.05 ID:WnRfhSnCo
結局私がいないとこの兄妹はうまく回らないって訳よ!
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:27:26.59 ID:RCA16eE8o
空気な絹旗ちゃんペロペロ
265 :190 [sage]:2011/01/23(日) 22:50:48.15 ID:CQ+vK0nDO
当麻「…話を戻すけど、三人ともどうしてこっちに?学校とか平気なのか?」

沈利「学校には私が連絡したから平気よ。こっちに来た理由は…自分で察しなさい」

そう言うと沈利は当麻にいたずらっぽく微笑んだ。

理后「とうま、おはよう…は?まだ挨拶してないよ」

沈利と話をしているのが不満なのか理后は当間の服を引っ張りアピールしてくる

当麻「理后姉ちゃん、最愛、おはよう。あと上条さん的にはそろそろ離れていただけると有難いのですが」

最愛「そうです。理后お姉ちゃん、とうまお兄ちゃんが超困ってますから早く離れてください」

理后「いや。さいあいが離れて」

互いに譲ろうとしないのか二人の姉妹は言い争う。

理后「…それにとうまは昨日一緒に居たいって言ってくれた」

そう言いうと、理后は少し勝ち誇ったように自分の携帯の再生機能を使用する。
すると携帯から熱意のこもった当間の声が聞こえてきた。
266 :190 [sage]:2011/01/23(日) 22:56:23.16 ID:CQ+vK0nDO
当麻『理后姉ちゃんと一緒過ごしていく…こんなにも素晴らしい迷惑を俺から奪うな』

理后「…昨日とうまが言ってくれた」

最愛「!当麻お兄ちゃん超どういう事ですか!?超説明してください」

当麻「理后姉ちゃん何録音してるんでせうか!?つか俺はそんな恥ずかしい事を言ってたのか?」

昨日言われた事を一字一句思い出しているのか顔を少し赤らめる理后
必死に兄に問い詰め小声で「私にも超言ってください」と言う最愛
必死だったとはいえ自分の言った台詞に恥ずかしくなり悶える当麻
しばらく三者三洋を楽しみながら静観していた沈利は口を開いた

沈利「はいはい。そろそろ食事をしないと当麻が遅刻しかねないから、最愛は当麻から離れなさい。
当麻が学校側に怒られるのは本意ではないでしょ?


そう沈利が言うと最愛は渋々当麻から離れた
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:05:34.23 ID:CQ+vK0nDO
沈利「ほら、理后も離れる」

まだ納得出来ないのか、離れようとしない理后の耳元に沈利はそっと囁いた

沈利(いいの?当麻は気付いていないけど、私達は今日シャワーしか浴びてないのよ
もし当麻が昨日から同じ服を着ていたって知ったらどう思うかしらね)

そう囁くと今までの態度が嘘の様に理后は素早く離れる

沈利「さて、あとはこの子だけど…」

フレンダ「きゅうー」

デコピンの威力が凄まじかったのかフレンダは未だに目を回していた。

沈利「フレンダ早く起きなさい。さっさと起きないと『ブ・チ・コ・ロ・ス』わよ」

フレンダ「!私はちゃんと起きてる訳よ!?っうー頭がジンジンする」

沈利の言葉に反応し直ぐ様立ち上がるもデコピンのダメージが抜けてないのか
フレンダは額を抑えふらつく。

当麻「そりゃアレだけ凄いデコピン食らってたからな。ほらフレンダ」

おぶされよ。と言うように当麻はフレンダに背を向けて屈み込む。
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:12:37.90 ID:CQ+vK0nDO
フレンダ「え!でも…」

フレンダは心配そうに沈利の様子を伺う。

沈利「それくらいじゃ怒らないわよ。お仕置きも終わったんだから素直に当麻に甘えてなさい」

フレンダ「えへへ♪当麻兄ちゃーん」

沈利の言葉に安心したのかフレンダは当麻におぶさる。

理最「…わr「食らって見る?」

フレンダが羨しいのか自分もして欲しいと言い出そうとする二人に沈利デコピンの振りをして釘を刺す。
あの閃光と暴音を思い出したのか二人は首を横に振った。
269 :190 [sage]:2011/01/23(日) 23:29:32.20 ID:CQ+vK0nDO
以上です。
正直、むぎのんが綺麗すぎるかな?とは思うんですが、このむぎのんは
スクールとガチバトルする前&超電磁砲で美琴とやり会う前をイメージしてます。
何だかんだでアイテムメンバーや浜面もむぎのんを信頼していた辺り、キレなければ良いリーダーだったと思うんですよ

滝壺もデレ過ぎだろと感じると思いますが、原作でも
好きな人>自分の命
なので、その覚悟をデレに回したらこうなっちゃいました

駄文の上キャラ崩壊気味の二人に関してはご了承下さい。
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:39:09.03 ID:oY+mjuiyo
俺原作六巻までしか読んでないから、四人の性格がなんとなくしかわからないw
六巻以降読みたいんだか、ここを見つけたためか読めないでいるw
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/24(月) 00:05:27.19 ID:Jb5kNrsZ0
この後当麻と二人きりになったときに今まで抑制していた分が暴走してデレデレになるしずしずが読みたい
272 :190 [sage]:2011/01/24(月) 00:35:33.77 ID:6GPNdcdDO
>>271
つまりこうですか?(即席のため台詞ダケですが)

沈利「当麻、どうしても独り暮らしするの?」

当麻「ああ。いつまでも沈利姉ちゃんの世話になるわけにはいかないからな」

沈利「私はレベル5だしお金は気にしなくても…」

当麻「そうは行かないって。沈利姉ちゃんには負担かけっぱなしだし、今までのお金もちゃんと
メモってあるから少しずつ返してくよ」

沈利「なら!お金を借りて私に返済して、私が保証人になれば…駄目?」

当麻「…沈利姉ちゃん!」

沈利「だって一緒に暮らさないって言うし、学費とかも返すって他人行儀な事を言うから…」

当麻「あのですね、上条さんは好きな人のヒモにはなりたくないんですよ。むしろ養って行きたいんです」

沈利「え?それって…」

当麻「お金を返し終わったらちゃんと言うよ。詳しく言うと、沈利俺と結こ」

沈利「あーあー聞こえない。いきなり言われても心の準備が…」

当麻「なら、俺がちゃんとお金を返すまでに心の準備を済ませてくれよ」

沈利「…ぅん」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/24(月) 02:10:12.71 ID:VB9d2Bl+0
 乙です!
キャラ崩壊は別に何の問題もないでしょう。
上条さんという強烈な個性をもった人間の姉妹やってるんですから
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/24(月) 17:25:28.43 ID:vByhnVfDo
フレンダがかわいすぎて鯖が美味い
275 :190 [sage]:2011/01/24(月) 23:31:47.88 ID:6GPNdcdDO
申し訳ないですが、これから数日仕事が忙しくなりそうで投下が無理になりそうです
週末には必ず投下するので少し時間を下さい
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 01:34:50.05 ID:SJWyQXhQ0
主のペースで投下してくれればおk
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 06:55:51.15 ID:v5siRl6To
主……?
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 10:20:10.74 ID:HMSBk8sDo
>>275
乙乙楽しみに待ってる

>>277
その手のレス見るたびに思うんだが、それってわざわざ1レス使って言うことか?
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:16:20.42 ID:1aCkr8Pmo
もう反応する事すら無駄レスだよな、無言スルー対象
もちろん>>276-277ともに

そしてこのレスにも反応せずフレンダの美脚ぺろぺろできるのが真の紳士
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:14:52.22 ID:0vheE30io
サッカーも無事勝利したことだし、フレンダ、絹旗あたりとサッカー話を……

フレンダってユニフォームとかペイントにあうともうんだよね
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 04:42:18.07 ID:ICLzyhxDO
>>280
想像したら可愛かった
282 :タバコ :2011/01/26(水) 08:06:28.99 ID:8oicnohAO
世の中には偶然と言うものはない
あるのは必然だけである
そしてそれはどんな理屈や幻想を抱いてもきっと説明がつかないであろうものなのであろうが、ただひとつの言葉でその不可思議な現象を補うとすれば、それはきっと神様が決めた運命なのだろう

フレンダ「はぁー…結局ヒマってわけよ」
最愛「そうですね、超ヒマです」

なんの変わりもないただの日曜日
二人の少女はその変化のない日々を思う存分に感じていた

フレンダ「結局なんにもすることがないと時間ってのは遅く感じるわけよ」
最愛「なにもすることがないですからね」

思う存分に感じていた
283 :タバコ :2011/01/26(水) 08:19:01.19 ID:8oicnohAO
最愛「お姉ちゃん達は二人とも何故か連絡が着きませんし」
フレンダ「姉ちゃん達がいても特にすることがあるワケでもないけど、少しはマシになるワケよ…」
最愛「超浜面でも呼びますか?」
フレンダ「こんな日に浜面と過ごすなんて結局もっと時間の無駄なワケよ」
最愛「はぁ…超言えてます…」

なんとなく二人は今座っているファミレスの席から外の道を眺めた。
道行く人たちはいま自分達を見ている彼女たちの憂鬱などまったく気にもせずに笑い合っている
それはカップルだったり
それは友達どうしだったり
それは仕事仲間だったり

薄いガラス一枚で隔たれただけなのに、「そっち」と「こっち」ではまったく別の世界にさえ感じた

見るのが辛かったのだろうか、なんの合図もなく二人は同時にため息を着き、同時に視線を戻し、同時に同じ言葉を呟いた

「お兄ちゃんが欲しい…」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 08:29:59.95 ID:8oicnohAO
場面と場所は変わって、とある公園のとあるベンチ
ツンツン髪の少年、上条当麻もまた退屈な日曜日を満喫していたはずなのだが
何故かいまは携帯を握りしめワナワナと震えていた

上条「も、もう一度言ってくれないでせうか……」

受話器のスピーカーから少し年をとったダンディな男の声が漏れる

「だから、家族が増えるぞ当麻」
上条「…弟ですか?妹ですか?」
自分に下が出来る、微妙な気分ではあるが正直嬉しかったりもする
電話の相手はこの都市の外にいる父だった

「ハッハッハ!四人とも女の子だよ!」
上条「………………は?」
一瞬作り過ぎだろ、とツッコミを入れようと思ったがそれよりも、さらに続く父の言葉が理解出来なかった
「良かったな当麻!お前に姉さんと妹が出来るぞ!!」
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 08:43:33.22 ID:8oicnohAO
少し時間をずらして同じ公園の同じベンチ

「私に親が…」
長い茶髪の女性、麦野沈利は立ち尽くしていた
その隣ではジャージ姿の彼女の妹が受話器越しの自分たち姉妹の親と名乗る人物と喋っている、彼は上条と名乗った
なんでも、自分達の父親は上条の兄であり
父親が死んだいま、上条が引きとろうと考えたらしい

元々、自分達に親なんていないと思っていた彼女たちだ、突然の言葉にただ戸惑うしかなかった
上条と名乗る彼は受話器越しから謝罪の言葉を繰り返し続けた

隣りで理后は少し涙ぐんでいる
親、その一文字を胸に刻んで彼女は深く深く考えた
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 08:49:23.73 ID:8oicnohAO
理后「しずり」
沈利「ん」
理后「でんわおわった」
沈利「そう、でなんだって?」
理后「一度あって話がしたいらしいから 二日後に、って」
沈利「そう、ありがとう」

沈利「なんだか慌ただしくなりそうね」


フレンダ「コレはヤバイってワケよ…」
最愛「超ついてないです…」
沢山の人だかりの歩道中に彼女たちは囲まれていた、相手は五、六人の男たち
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 09:06:45.75 ID:8oicnohAO
結論を言えば事の発端は彼女達だった
暇と言う贅沢なストレスを、ただ肩がぶつかっただけの男相手に爆発させたからだ、普通にただのDQNだった

しかし彼女達に運はなく相手が悪かった、普段なら絡まれても彼女特有の能力「窒素装甲」で一蹴すれば済むはずだったのだが
彼女の手元には今その窒素がない、相手の能力のせいか空気を即座に凍らされている為、装甲は幾度も作られる度にその形を崩していく

最愛とフレンダは、下唇を噛んだ
このままではまずい助けを待とうか
道行く人に助けを期待するほどに馬鹿ではないが、お姉ちゃんのAIMストーカーならきっと場所が分かる
だが時間はあまりない、ならばここは逃げるしかない

だが
「逃がさねえよ?」
それさえも詰んだ
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 09:18:52.77 ID:8oicnohAO
最愛「超ヤバイ状況です」
フレンダ「結局ヒマではなくなったワケよ」
最愛「なんか超余裕ですねお姉ちゃん」
フレンダ「結局ただのやせ我慢なワケよ」

あくまで冷静を保つ二人だが、男が近づくにつれそれも崩れていく
みんながみんな目を反らす、みんながみんな素通りしていく
誰もいない、この空間には彼女達二人しかいない
肩を捕まれ引っ張られる、誰も見ない

ちょっと涙が出そうになったが、歯を食いしばる
きっと姉も同じ心境なんだろう、自分と同じで怖いんだろう
怖くて怖くてたまらないんだろう

誰でも良いから助けてほしい
絹旗最愛はただの少女だ、その姉も同じく
人なんて殺したこともないし、殺しかけたこともない
普通で平凡なただの明るい少女だ

289 :タバコ :2011/01/26(水) 09:29:17.02 ID:8oicnohAO
そんなただの少女の心は、ただの絶望じみた状況に簡単に崩れてしまう
最愛「……や、…いや!!」
彼女の我慢は決壊したダムのように崩壊を始めた
膝は笑い、肩は震え、涙はこぼれる
いやだいやだいやだいやだ

だがその状況に反して男は下卑た笑いを顔に浮かべた、彼はきっとSなのだろう 暴れる彼女の頬を張り飛ばし、力任せに路地裏へ軽い身体をぶん投げた

そして同時に、ぶん殴られた
ツンツン髪の走ってきたDQNに、ぶん殴られた
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 09:37:29.54 ID:8oicnohAO
上条「女の子相手になにしてんだよテメェ…!!」

フレンダはワケが分からなかった
最愛は呆然としていた
上条は拳を握っていた
男は睨みながら冷気を集めていた

バキン、歯が砕かれる音が響いて男は吹っ飛ぶ
パキン、破裂するような音が響いて冷気
は霧散する

顎に入った拳が悪かったのだろうか、立ち上がる気配もなく彼は完全に伸びていた
周囲の仲間が一斉に詰め寄る、だが上条は彼らは相手することなく最愛とフレンダの手を握り走り出す

上条「さすがの上条さんも四対一は無理ィィィィィィ!!!!!」
三人は逃げた
手を握られ
手を握り
追ってこなくなるまで
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 09:52:54.83 ID:8oicnohAO
ひとまず彼らは上条宅に
警戒しながらずっと無言のフレンダに、緊張がとかれて泣き出す最愛
どうして良いか途方に暮れる上条
しゃくり上げだけがこだまする無言の部屋でようやくフレンダが口を開いた

フレンダ「あの…ありがとう…」
最愛「ぢょう…ヒック、ありがとうございまず…ヒック…」
上条「あー…いや気にすんなよ」

無言の状態は続くが、安心はあった
最愛が泣き止むと上条は落ち着いたかと優しく聞いた、彼女はそれに笑顔で返した
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 11:11:45.75 ID:LKqdCN+to
わっふるわっふる
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 11:35:08.46 ID:8oicnohAO
そこからはただの日常だった
他愛もない話をして、笑って
思ってたよりも陽は落ちるのが早かった

落ちた陽とさっきの男たちを心配して上条が彼女たちを家まで送った
最後にまたねと言って、またなと言った
そこは普通の日曜日だった


理后「おかえり」
最愛「ただいまです」
沈利「ちょうど良かったわ、話があるの」
フレンダ「最愛…アンタなにしたのよ…」
沈利「フレンダァ、アンタもよ」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 18:19:38.48 ID:ofHWRAzp0
なんなんですかァ?この生殺しはよォ...
295 :タバコ :2011/01/26(水) 18:41:06.05 ID:8oicnohAO
当麻「ふぅ…ただいまですよー」

寮の重い扉を開き、誰に言うでもなく上条当麻は呟いた
当然、ひとり暮らしの部屋からは返答など返ってくるワケもなく、シンとした冷たい無機質の空気に家主の声がこだまするだけだった

当麻「はぁ…今日はなんだか疲れた…」

ベッドに倒れ込み、目を閉じる
柔らかいマットが背中を包み込み、いつも通りの優しい感触に身体は今日一日の疲れを思い出していた

いっそ、このまま寝てしまおうかとさえ考えたがポケットの中の長方形が震えだし、それを許してはくれなかった

当麻「はい、もしもし?」
「おお、当麻か!出てくれて良かった!」
当麻「はぁ…父さんか、…どうしたの?」
「いやな、さっき言った話なんだが」
当麻「?」
296 :タバコ :2011/01/26(水) 18:41:57.13 ID:8oicnohAO


当麻
フレンダ 「二日後…!?」
最愛
297 :タバコ :2011/01/26(水) 19:40:59.86 ID:8oicnohAO
ゴメン一応聞いておきたい
こっからの展開が大分長くなるから他の人が書ける余地がなくなってしまうかもしれない
一応、吹っ飛ばして短く書くことも出来る

即、終わらせるか
まだ続けるか、どっちが良いかしら
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 19:43:29.96 ID:0vheE30io
>>297
続けたまえ
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 19:49:20.58 ID:RQJ6s31ko
続けるに決まってると思います
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 20:09:32.75 ID:OVa9mZkUo
ぜひ長いのを
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/26(水) 20:29:52.69 ID:z8/GtUfG0
 是非是非続けてください!!
自分のは邪魔にならないよう投下しますし
302 :タバコ :2011/01/26(水) 20:43:14.62 ID:8oicnohAO
と、言うわけで長編で…あざっす!!!


退屈な日曜は終わり慌ただしい月曜日が始まる、そしてそこから少し時間が過ぎ
朝陽は夕陽へと変わる
学生の街である学園都市は、なんの例外もなくそれを一身に受けた
そんな時間帯のそんな教室

教室にはまだ何人かの生徒が残っており、上条当麻もまたその一人だった

「ふあーっ…やっーと終わりやー…」

身長180cmの巨人、青髪ピアスは欠伸混じりにそう呟いた

「ほとんどの授業を寝て過ごしといて、よく言うにゃー」

グラサンをかけたアロハシャツの金髪が、怠そうにツッコむ、彼は土御元春
彼もまた上条当麻の友人である
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 20:44:51.81 ID:YWJ14XaIO
続ける以外の選択肢は無いと思う
304 :タバコ :2011/01/26(水) 20:54:25.72 ID:8oicnohAO
青ピ「ほらさ、全部の授業寝てたら必然的に担任から注意が来るやん?僕はそのために必死なんよー!」

上条「その気持ち悪い計画はなんなんですか…」
土御門「ま、学校じゃずっと子萌せんせが付きっきりの上ヤンにはきっと一生理解出来ない努力だにゃー」

上条「付きっきりじゃなくても理解できねぇよ…」


上条含むその三人、通称「デルタフォース」
彼らが親友どうしである事は周知の事実であり、きっとなにも知らない第三者が見ても「そう」だとは気づくだろう
喧嘩し、涙し、笑い合い
弱気を見せあい、強気でかばい合う

だからこそ上条が昨日親からの衝撃事実を親友二人に話すのは当然の事であろう
、そしてそれを優しく受け止め親身になって応じるのも親友として当然だろう

だが、

世の中は当然だけで動いてるワケではない
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/26(水) 21:01:53.91 ID:8oicnohAO
上条「…って事なんだよ」
土御門「つまり、上ヤンに姉妹が出来るってワケかにゃー?」
上条「ご名答ですよー」

全てを話した上条に、全てを聞いた土御門、青髪ピアス
途方に暮れる上条に、何かを考え込む土御門、震える青髪ピアス

最初に大きく動いたのは青髪ピアスだった

青ピ「か、み、や、んんんんんん!!」
上条「ちょ!何すんだ青髪!放せって!」
青髪「死にさらせええええええええ!!」
上条「うおおおおおおおおおッ!!」

後ろから掴みかかり、そのまま大きくバックドロップ
一般的な身体つきの上条が、身長180の大男の拘束を容易に解けることはなく
そのまま上条は不樣に地面へと叩きつけられた
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 21:13:17.55 ID:8oicnohAO
上条「〜〜〜〜〜ッ!!」
青ピ「まだまだや!ぜんっぜん足りひん!!僕の上ヤンへの復讐はまだ始まった!ばかりやからな!!」

言い終わらないうちに上条を抱き起こしてのコブラツイスト
その技は今までの上条に対する怒りや憎しみが一匹のコブラとなって体言されているように見えた

だが、ぶっちゃけただ羨ましいだけだった

朦朧とする意識の中、そこに土御門が若干の距離を近づく

土御門「まあまあ、そこまでにしとくにゃー、上ヤンのフラグ体質なんて今に始まったことじゃないし、上ヤンには罪はないにゃー」
上条「土御門…お前…!!」

前半は何を言っているかちょっと分からなかったが、今この状況で手を差し延べてくれた事が上条には嬉しかった

土御門「だから上ヤン、これ」
上条「ん?」

拘束を解かれた上条の手に、土御門は一冊の本を握らせた
なんの本なのだろうと、一ページめくってみる
戦慄した、身体中の毛が逆立つのを感じた

土御門「土御門元春:著「今日から始まる姉妹愛」だにゃー、上ヤンもそれを読んd」

なんの迷いもなく破りすてた
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 21:15:07.66 ID:8oicnohAO
一旦離れる
再会はみてー
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 21:32:35.41 ID:BM8nq8Nho

次の投下に期待
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:02:58.63 ID:0VlnFnzEo
超乙でした

しかしこの季節にこの格好はは超冷えますね
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:15:13.82 ID:3Zadgs4do
続きこいーー!
311 :タバコ :2011/01/26(水) 22:25:34.22 ID:8oicnohAO
熱で頭クッラクラする
地の文へんじゃないかな?
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:38:05.77 ID:rZg7egQQo
変じゃない
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:40:02.84 ID:U64X0wG80
問題ない
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:41:14.65 ID:BY9rc1850
全然問題ない
はやく続けろください
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 22:41:25.22 ID:8oicnohAO
それなら良かった…
書きます
316 :タバコ :2011/01/26(水) 22:48:22.42 ID:8oicnohAO



「にゃー!何すんだ上ヤーン!!」
「うるせえ!上条さんがシスコンなんかに目覚めてたまるか!!」
「上ヤンには一度僕たちの怒りを味合わせてやらにゃあかんみたいやねぇ…!」
「やってみろ!お前達が本当にオレにフラグ体質があるって言うなら…まずはそのふざけt」
「さ!せ!な!い!にゃー!!!」
「ぐほっ!!」
「ぎゃーぎゃー」
「わーわー」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:51:30.75 ID:MW0NnKcAO
マットも敷いてない所で身長2メートル以上からのバックドロップって

青ピヤる気十分だな
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:55:35.69 ID:FXd51B55o
>>317
高さ2メートル以上って言いたかったの?
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 22:58:29.05 ID:HhJhgERN0
家族全員の初顔合わせが楽しみだにゃー
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 23:07:13.27 ID:8oicnohAO
ああああああああああああああああああああああああ
書き溜め消えたああああああああああああああああもう嫌だああああああああああああああああ
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 23:10:14.41 ID:BM8nq8Nho
大丈夫だ
おまえなら書ける
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 23:22:23.41 ID:qiN7O7YAO
信じてるぞ
323 :タバコ :2011/01/27(木) 00:06:45.16 ID:QliRJZ1AO
騒々しい電子音に囲まれて上条当麻は呟いた
結局あの後、突如乱入してきた委員長に何故か上条だけが頭突き(言わく吹き寄せスペシャル)を喰らい、そのまま三人とも正座で小一時間ほど説教を叩きこまれたのだった

そこからは各々勝手に解散して、上条一人がこのモヤモヤとした気持ちを晴らしたいなーと言うワケで、一人ゲームセンターを訪れ、今は黙々とレバーをガチャガチャしたりボタンをポチポチしたりと、まあまあ楽しんでいたりするのであった

画面の中で繰り広げられる戦闘をぼぅっと見つめながら上条当麻はつい先程も呟いた今日何度目とも知れないセリフを呟いた

「あぁ…不幸だ…」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/27(木) 00:18:09.85 ID:QliRJZ1AO
絹旗最愛はモヤモヤしていた
その原因は昨晩姉から聞いた話
「自分に兄がいると言うこと」

今まで想像や妄想ならしたことは確かにあった、こんな時に、こんな場所に、「もし」兄がいればどんなに良いだろうと
だがそれは結局ただのifでしかなく
目を開けるとそんなものは冷たく霧散するしかなかった

だから正直な気持ちとしては嬉しい
どんな兄なのかと期待もある
しかしそれと同時に不安もあった
嫌な兄だったら、もし私だけ嫌われたら

細かくしたがこれが今の最愛の心境だった

こんな時、彼女は必ず行く場所がある
頭をからっぽにして自分の好きなものを見る
これがこの15年生きてきた彼女が考え抜いたこの不安定な気持ちへの対処方法だった

一歩、また一歩彼女は歩を進める
いつしか足取りは軽くなっていた

「さて、今日はなにを見ましょうか!」
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/27(木) 00:29:32.87 ID:QliRJZ1AO
一応安価すっぞー

妹の不安は姉にも感染するものだった

長いブロンドの髪を軽く揺らした彼女の足取りは重く、とても元気一杯と言うものとは掛け離れていた

憂鬱で不安で楽しみで恐怖で
彼女もまた新しい兄を持つものとして色んな感情をその胸に秘めていた

冬の匂いを感じる、外の風はやはり寒い
家にいては考え過ぎてしまう為、なんの考えもなしに街に出て来たフレンダは、何処でも良いからとりあえず何処かへ入ろうと近くのファミレスのドアを開く

テキトーにドリンクバーを注文して
持って来られたコップにお茶を注ぐ

こう言う時にはこれに限る
パキャとアルミの上フタが開き、中には茶色に彩られた魚肉が泳いでいた
サバカレーは彼女の最近のお気に入りだった

「いただきます」


>>330
誰と上条さんが過ごすか
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:32:02.81 ID:2XUcdml1o
踏み台
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/27(木) 00:32:42.94 ID:8Ulu/QAq0
 は〜いどんどん進めましょう!!
面白くなりそうだ!!
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:33:13.67 ID:ZecoWF0So
大丈夫だよ。私はその選択をした>>330を応援してる。
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/27(木) 00:34:47.78 ID:cDNwDphDO
フレンダ?
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:35:30.35 ID:Ld0sRoJWo
フレンダと最愛
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/27(木) 00:35:42.73 ID:8Ulu/QAq0
 結局、私が最初に兄ちゃんに会えなくなっても
後できっちり埋め合わせはしてもらう訳よ!!
 俺はフレンダかな
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/27(木) 00:36:13.84 ID:XURyQr+DO
絹旗で
333 :タバコ :2011/01/27(木) 00:36:24.09 ID:QliRJZ1AO
これは…二人同時攻略か
それとも個別なのか…
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/27(木) 00:36:52.70 ID:8Ulu/QAq0
 3人かぶってるしwwwwww
まあ、>>330のが王道だよね!!
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/27(木) 00:38:02.27 ID:QliRJZ1AO
予想外なほどのレス数に正直オレはいま感動している

個別で書いていく
336 :タバコ :2011/01/27(木) 00:51:58.46 ID:QliRJZ1AO
気持ちの悪い感情を発散仕切れなかった上条が次に向かったのは最近出来たと言う映画館だった
最近映画なんてまったく見ていなかったら気分転換には丁度良いとか思い彼は歩を進めた
だがそんな矢先、彼の腹が抗議を始める

そう言えば、昼食ってから今まで何も食べてなかったな…

何処かで腹ごしらえしてから映画を見るのも悪くない、そう考えた上条は近くにあったテキトーなファミレスの扉に入った

メニューを見てサラダバーとドリンクバーそれから何か腹が膨れるようなものを頼んで、席を立つ
テキトーな野菜を盛りつけ、炭酸ジュースをコップに注ぎ込み彼は席へと向かった

皿とコップをテーブルに並べ、自身も席に着く
そこに丁度頼んだ料理も運ばれてきた
彼はいただきますと手を合わせて料理を箸を料理へと進めた
337 :タバコ :2011/01/27(木) 00:57:43.03 ID:QliRJZ1AO
上条当麻は不幸である、それはきっと彼の右手の幻想殺しが神様からの恩恵すら殺してしまっているからだと彼は自身でも納得していた

一日、これと言った不幸もなく平々凡々に過ごせることのほうがきっと彼の人生では少ないだろう

重ねて言う、上条当麻は不幸である
言わば不幸に慣れきった不幸体質
だからこそ心の底では予想はしていた
きっと食事は出来ないだろうと予感していた

彼の夕食であるハンバーグが口に入るよりも前に彼は、甘いメロンソーダを頭から被る
338 :タバコ :2011/01/27(木) 01:09:12.84 ID:QliRJZ1AO
「冷たっ!!」
一瞬何が起きたのか理解が出来なかった
髪は濡れ、服も濡れ、ついでに机の上の夕食も濡れていた
もうなんと言うか濡れまくりだった

「ご、ごごごごめんなさい!!!」
隣から女の子の声がして、上条は視線をそちらに送る
長いブロンドの髪に少女さを残したまま大人びた顔、目には少し涙を溜めている

だが上条が驚いたのは彼女の可愛いらしい顔にではなかった、いや確かに顔ではあるが容姿的な意味ではない

「………フレンダ?」
「ふぇ!?…とーま?」

昨日の少女と少年は、昨日とはまた違った状況と立場で引き合わされた
339 :タバコ :2011/01/27(木) 01:27:30.75 ID:QliRJZ1AO
上条が料理を注文しなおしてる間に
フレンダは何枚かのタオルを買いにコンビニへと走っていた

以下状況説明
「ちょ…フレンダさん!?もう良いですから!自分で拭きますから!」
「結局そう言うわけには行かないワケよ、償いとしてこれくらいはさせるべきなワケよ!」
「上条さん的には償いなんて良いんですが…!ってそこは拭かなくて良いですからああああああああ!!」
「でも此処も濡れてるし…」
「いやあああああ!上条さんお嫁に行けなくなっちゃううううううう!!」
「な、なんかゴメンなさい…」

と、散々騒ぎ立てた後に周りの視線が気になってしまった上条はフレンダを落ち着かせ、自身は再度運ばれた夕食を食べはじめた

隣でちょこんと人形のように座りちびちびとメロンソーダを飲むフレンダはとても愛らしかった
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/27(木) 01:34:54.17 ID:QliRJZ1AO
寝るふ
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 02:19:41.82 ID:Ld0sRoJWo

342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 02:41:06.52 ID:ZQHD9Ojxo
乙ゆっくり休んでくれ
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 07:52:28.62 ID:WTPhNOwAO
乙!
フレンダが可愛い過ぎて生きるのが辛い


というか、隣り同士で座ったんだなww
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 08:22:28.76 ID:MIoLJO7DO
続き楽しみだにゃー
でも絹旗って15歳だっけ?
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 08:54:40.14 ID:YWc3Nz3AO
絹旗は中学生だった気がする
上条さんが15、16だからなww
346 :タバコ :2011/01/27(木) 11:58:50.22 ID:QliRJZ1AO
上条さんの一個下で、一応中学三年生って事にしときました
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/27(木) 12:25:18.47 ID:8Ulu/QAq0
 てことはフレンダは上条さんと同学年で
少し上条さんの方が生まれるのが早かったって感じですかね
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 12:53:58.45 ID:BDi6VSSR0
フレンダぁぁ
349 :タバコ :2011/01/27(木) 21:01:48.23 ID:QliRJZ1AO
書きます
350 :タバコ :2011/01/27(木) 21:12:21.24 ID:QliRJZ1AO
軽い雑談としばしの食事を終え
隣のフレンダを何気なく見つめる、何と言うか、小さい肩に猫のような大きな目輝いて見えるキレイな長い髪、守ってあげたくなるような、そんな感想を抱くのは男ならば必然だろう

そこで上条の視線に気づいたのか、フレンダと上条は互いに目が合ってしまう
上条は気まずそうに視線を宙へ
フレンダは恥ずかしそうに俯いてしまった

昨日とはまた違った空気に、少し戸惑いつつも彼はドリンクを一気に飲み干す
さて、食事も済ませたし此処はもう立ち去ろうと思い上条は腰を上げた

だが、上条の服を掴むフレンダが彼をそうはさせなかった
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/27(木) 21:29:20.47 ID:QliRJZ1AO
戸惑う上条
「ど、どうした?フレンダ?」
少し赤くなるフレンダ
「ちょ、ちょっと話聞いて欲しいワケよ…」

以下会話パート
「つまり…突然兄が出来るんだけど男の兄弟なんていないからどう接したら良いか分かんない…そういうことでせうか?」
「そ、そう言うわけよ…」
「うーん…オレは今のままのフレンダで良いと思うんだけどな」
「うぇ?」
「変にキャラ作っても、家族なんだからそのうちバレるだろうしな」
「そ、そっか!そうだね…」
「ま、お前は人形みたいで可愛いから兄ちゃんはきっと心配しっぱなしでしょうよ!」
「か、可愛い…!?」
「フレンダは可愛いと思うぞ?」

上条当麻の隣にはいつしか茹蛸が出来上がっていた
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 21:50:03.79 ID:0QlezQbV0
キテター!
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:59:53.30 ID:Ld0sRoJWo
焦らしやがる
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:51:54.76 ID:X6GOVkWIO
まだか
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/28(金) 00:03:44.17 ID:m6taShEB0
 乙!続きは?
そして瞬殺でフラグ建築wwww
上条さんが兄だと知った時のフレンダの反応が楽しみ
356 :タバコ :2011/01/28(金) 01:35:05.47 ID:Et9lnPLAO
「この男…天然ジゴロなワケよ…」

ぶつぶつと一人呟くフレンダをスルーして上条は伝票をくるくると回す
このSSでは暴飲暴食シスターがいないので上条の財布の紐が少しばかりゆるいと言うことをここに記しておこう

さて、ここで上条当麻にもう一度触れておこう
上条当麻16歳、常にツンツン髪で生まれもった不幸体質と摩訶不思議な右手を除けば彼は至って普通の高校生である
だが、彼に対してさらに特筆するならばもうひとつ、彼はフラグ体質である

もちろん親愛なる読者諸君はそんな事はもうお気づきであろうが、例えば常盤台のレベル5、例えばクラスの委員長、例えば隣の金髪少女など
その被害者は将来、両手両足の指ではきっと足りることはきっとないであろう

そして彼のもうひとつの特徴
それは右手が関与していると筆者は考える、どんなに、どれほど、どこまでもフラグを立てても、立てきっても、彼が立てたフラグは潰されていく

とどのつまり彼はフラグクラッシャーだ
357 :タバコ :2011/01/28(金) 02:01:59.62 ID:Et9lnPLAO
「さて、話もすんだし帰るか」
今度こそ席を立ち、会計へと向かう
連られてフレンダも向かう
ポケットから財布を出し、財布から金を出す

ただそれだけの単調な作業をフラグ被害者であるフレンダは少し悲しい眼差しで見ていた
きっと、上条とはここで別れてしまう
淡く甘い少女心にそれは少しばかりは重い現実だったのだ
もう少し上条と一緒にいたい、その為に

フレンダは支払いを終えた上条の手を引っ張り、店の外へ連れ出す
身体に力が篭る、緊張しているのだろう
口は渇き、頬は赤く、肩は小刻みに震え
俯いていて良かったかもしれない、こんな顔は上条には見せられない

うぶと言えばそれまでだが、異性との付き合い(浜面?あぁただの犬なワケよ)など皆無なフレンダには仕方がないのかもしれない

早鐘を打つ心臓を黙らせゆっくり口を開く
「とーま…今から!」
「じゃーなフレンダー!!」

顔を上げて言い終わる前に、少し遠くで声がした
上条の声だった、フレンダは死んだ
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:13:14.77 ID:AmEpqyq3o
どういうことだ
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:14:08.21 ID:uMnq1r7Ko
ちょっとよくわかりませんね
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/28(金) 02:27:03.61 ID:m6taShEB0
 こんなに乙女してるフレンダも珍しいな
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 02:27:52.81 ID:Et9lnPLAO
上条さんはただのフラグクラッシャーってワケですよー

ゴメン寝る
次で終わるかも
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 19:05:14.18 ID:ALHZzjFeo
>クラスの委員長
青ピにフラグ……だと……………!?
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 20:04:57.87 ID:+XOFMHCH0
>>362
つまり、常にアニメ1期15話のアレみたいになるわけか…
364 :190 [sage]:2011/01/29(土) 23:40:32.60 ID:PV+EKkhDO
他の方が投下中ですが完結するまで待った方がいいんでしょうか?
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:47:17.80 ID:JZj+Czlho
いや、来い
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:49:34.10 ID:Y6+qCPOE0
来る者拒まず
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:54:34.71 ID:WBZdxepPo
気にしてはいけない!
さぁ服は脱いだ!
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 00:00:48.39 ID:cEeyaNsF0
ネクタイも捲いたぞ!
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:02:08.08 ID:40ZIdK1AO
靴下も履いたぞ!!
370 :190 [sage]:2011/01/30(日) 00:07:39.48 ID:/JAJtXLDO
問題無さそうなので>>268の続き投下しますね

―ホテル・フロア―
ピークの時間帯は過ぎたのかフロアに居る学生達の数も減っている。
それでも空いてるとは言い難く、五人は四人用のテーブルに一つ椅子を置いて食事を取ることにした。

最愛「私は当麻お兄ちゃんの超隣が良いです」

理后「だめ。とうまの隣は私が座る」

フレンダ「結局当麻兄ちゃんの席は譲れないわけよ」
当麻「何で皆揉めるんだ?席は何処でも同じだろ」

理フ最「「「とうま(当麻(お)兄ちゃん)は(超)黙ってて(下さい)」」」

当麻「…はい」

沈利「…まったくこの子達は」ハァ

ある程度予測できてたのか沈利は溜め息混じりに目を伏せて頭を抑えながら首を横に振り―

沈利「少しは黙れよ」ボソ

と、当麻に聞こえない小さな声で三人の妹に言い放つ

理フ最「っ…」

沈利「理后貴女は左奥の席、当麻は理后の隣の左手前、最愛は小さいから一番手前の椅子、
フレンダは右手前、私が「当麻に一番遠い」右奥に座るから。あと、食事中は静かにすること。良・い・わ・ね?」
371 :190 [sage]:2011/01/30(日) 00:14:24.90 ID:/JAJtXLDO
あくまでも穏やかな微笑みを浮かべるも沈利の瞳は笑っては居なかった。
数十分後
利の迫力に逆らえず、いつもの上条家ではあり得ない程静かな食事も終わりかけた頃

フレンダ「最愛好き嫌いしないでちゃんとニンジンも食べる訳よ」

嫌いな食べ物を前に一向に箸が進まない最愛をフレンダがたしなめる。

最愛「…フレンダお姉ちゃんや沈利お姉ちゃんだって超偏食じゃないですか」

沈利「あら、私は頼んだ料理を残してないわよ」

フレンダ「結局嫌いなモノが入ってる奴を選んだ最愛が悪いって訳よ」

当麻「上条さん的にはそれは少し違う気がするんですが…ほら最愛口を開けろ」

自分達は嫌いなモノがあるメニューを選ぶミスはしてないとでも言いたげな二人に少し呆れつつ
当麻はニンジンをつまみ最愛の口に運ぶ。

最愛「…超納得が行きませんが、当麻お兄ちゃんが食べさせてくれるなら超我慢します」

「当麻お兄ちゃんが食べさせてくれる」という魅力には勝てないのか最愛は嫌々ながらも
残していたニンジンを食べはじめる。

372 :190 [sage]:2011/01/30(日) 00:20:52.46 ID:/JAJtXLDO
理后「とうま、私の少し食べない?」

当麻「理后姉ちゃん食が細いからな。残りを貰うよ」

理后「あーん」

当麻「いや、皿に移してくれれば良いから」

流石に自分にやられるのは恥ずかしいのか当麻は理后の料理が盛られている皿を取ろうとするが、
理后はソレを拒否するように皿を当麻の手が届かない位置に移して首を軽く左右に振る。

当麻「…あの、理后姉ちゃん?」

理后「あーん」

理后「…あーん」ジワ

当麻「…あーん」

理后の纏う「とうまは私が食べさせるのが嫌なんだ」という雰囲気に耐えられず
当麻は理后に根負けし、全て平らげるまで食べさせられる。

フレンダ(少しでも残していれば私も当麻兄ちゃんに同じ事が出来たのに…)

沈利(ってトコかしら。相変わらずフレンダは分かりやすいわね)

当麻と理后のやり取りを羨ましそうに見つめるフレンダを沈利は微笑ましく見つめていた。
373 :190 [sage]:2011/01/30(日) 00:28:35.33 ID:/JAJtXLDO
以上です
ここ数日忙しくて殆ど書き留めが出来ませんでした
予定してたifのssも全く進んでなくこちらの投下ももう少し先になりそうです
申し訳ないです
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:39:20.95 ID:cEeyaNsF0
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:40:58.67 ID:/xUUEsFko
乙でした

長女らしいむぎのんも可愛いのう
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:07:32.13 ID:syVzsMAT0
なんかむぎのんが大人だな
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/30(日) 01:29:40.21 ID:1jyE0fzo0
 まあむぎのんがこうでもなければ
この家族は四六時中修羅場だろうからなァ
特にヤンデレ理后がヤバいんじゃ……
 てか下3人がかわいいなww
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 12:31:02.71 ID:UJLp1pzAO
最後は上条さんから『いつも妹の面倒見てくれてありがとう』的な感じで甘えさせてあげたいなむぎのん
379 :タバコ :2011/01/30(日) 20:06:17.80 ID:ZEodN5cAO
携帯止まって書き込めませんでしたゴメンナサイ!

書きます
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 20:07:56.52 ID:E1xvqa8mo
>>379
待ってます
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 20:12:12.58 ID:ZEodN5cAO
フレンダと別れた上条は歩く、予定通り映画館へと向かう為だ
しかし先程のフレンダにはビックリしたものだ、会計を済ませた途端、いきなり外に引っ張り出されるとは思いもしなかった
なんだか焦ってる様子だったし、門限でも過ぎていたのだろうか
それとも…突然の兄の登場に少しばかり男と言うものに敏感になっていたのかもしれない、いやきっとそうだ、そうに違いない

上条当麻は少しばかり自惚れていた、自分が女心を理解した鋭い人間になったと
そしてそれとはもう一つ、彼は考え始める
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 20:23:23.63 ID:ZEodN5cAO
もしフレンダが自分の妹なら、いやフレンダだけじゃなく昨日一緒にいた彼女の妹の最愛も
自分ならどうするだろうか、優しく良い兄でいられるだろうか?駄目な兄だと思われないだろうか?

眩しいほどに光り輝く電灯を散らすその場所は、第七学区にある一番大きな映画館だ
流行りの映画はもちろんのことボーリングやカラオケ、ゲームセンターなどと娯楽施設は完備で1つの大きなアミューズメントパークを形成している

自動ドアが開き、ツンツン髪の少年が中に入る
だが、その顔は遊びに来た人間のそれではなく何かを考え込んでいる顔だった
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 20:48:45.82 ID:NdlcKvtFo
まだお互い知らないよね?
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 22:00:58.80 ID:ZEodN5cAO
最愛やフレンダじゃなかったとしても、自分は自慢とまでは言わかないが良い兄になれるのだろうか?それ以前に仲良くできるのだろうか?
悩んでいても仕方ないが悩まずにはいられなかった
いっそこんな感情なんて吹っ飛ばされればいいのに

そして吹っ飛ばされた、上条が
「グオッ!?」

地面に叩きつけられ、周りを見渡す
するとそこには見覚えのある小さくもおぞましい少女が立っていた

「私を無視するなんて…超良い度胸ですねー当麻…」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 22:07:41.56 ID:ZEodN5cAO
「いぃ!?最愛!?」
「今ごろ気付いたんですか…でも超遅いです!!」

か細くて荒々しい手が振り下ろされる、前述にもあるが彼女の能力は周囲の窒素を身に纏うと言う能力で簡単な話、「ありえない力」が出せたりする
だからこんなに細い腕でも上条当麻ひとりを血の池に沈めるくらいはワケない
少なくとも上条当麻でなければそうなっていただろう
上条当麻でなければ

パキィン
ガラスが割れるような音が響き、少女を覆う窒素が霧散する

「ちょ…えぇ!?」
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 22:12:36.03 ID:ZEodN5cAO
「あ…っぶねーな!!なんだよお前は!上条さんに何か恨みでもあるんですかチクショー!!」

「な、何回呼びかけても超上の空で超無視する当麻が超悪いんですよ!!」

「え、呼んでました…?」
「超呼びました…」

ムスッとする絹旗に、視線が泳ぐ上条
上条当麻のこの場での行動は極めて単純で簡単でシンプルだった

「すいませんでした絹旗さんんんんん!!」

土下座した
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 22:21:31.18 ID:ZEodN5cAO
「許してくれるなら、なんだってする!!」

まさか大の男がこんな人前で女の子に向かって土下座などと考えもしなかった
いちばん考えてなかったのは上条本人なのだが

「ま、まぁ考え事とかしてたんでしょうから…しょ、しょうがないですね…」

何故か顔を赤らめそわそわする絹旗

「ホントか!?」
顔を上げる上条、そして
「あ…」

見た、絹旗の下着だった
白く少しレースが入っており
両方から綺麗で柔らかそうな太ももがまっすぐ伸びている
見つめてしまうのは悲しき男の性なのだろう

だが絹旗はその視線に気付いてしまった
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/30(日) 22:29:59.75 ID:ZEodN5cAO
「ど、どどどどどこを見ているんですか!!」
真っ赤な顔で急いでスカートを下げ下着を隠す

「み、みてない!上条さんはなんにも見てませんから!!」
「…殺す!超殺す!!」
「なんなんですかこの不幸はぁぁぁぁぁ!!!」


幻想殺しは文字通り幻想しか殺せない
だから上条の顔の傷は幻想が付けたものではなく、絹旗最愛がひっかき回し、蹴り飛ばしたものである

「もう…超反省してください!」
「はぁ…不幸だ…」

二人しかいない劇場の電灯が落ち、辺りが暗くなる
許してやるから映画に付き合えと言うのが絹旗が出した条件だった
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 22:43:39.54 ID:ZEodN5cAO
「あ、暗くなったからって変なことしたら殺しますから!」
「出さねーよ!上条さんは紳士ですよ!?」
「超説得力ないですね…」

「で、この映画はどんな話なんだ?」
「たしか街中でゾンビやらモンスターやらが超溢れ出て超ヤバい映画です」
「あのー…最愛さん?なんだかやたらとB級臭がするんですけど…」
「はぁ?B級映画に決まってるじゃないですか」
「やっぱりかちくしょう!どうりで客が少ないと思ったよ!!」

390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 22:57:01.11 ID:ZEodN5cAO
すまねぇが今日はここまでなんだ…
人様の携帯だとやっぱり使いにくいね
感想とかくれるとありがたいかもです

寝る
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 23:08:08.75 ID:R8gpngJVo
おつ
とっても良いです(*´ω`*)
392 :190 [sage]:2011/01/31(月) 01:04:40.55 ID:K9WARUkDO
>>390
乙です
ついでに投下しますね

当麻「…と言うわけで、授業は午前中だけだから午後からなら付き合うよ。
十二時頃にフロントで待ち合わせって事で」

フレンダ「いいなぁ当麻兄ちゃん。こっちは夕方までつまってる訳よ」

当麻「ほらフレンダ置いてくぞ。それじゃあ行ってくる」

フレンダ「当麻兄ちゃん待って欲しい訳よ。それじゃあ行ってくるね」

今日の予定を説明し、当麻とフレンダはホテルの出口に向かった。

理后「…とうまとデート///」

最愛「当麻お兄ちゃんとお出掛け///」

沈利「駄目よ。当麻は私と付き合うんだから」

久々に過ごせる二人きりの時間に思いを馳せる二人に沈利が水を刺す。

理后「しずり、それは応援出来ない」

最愛「そうですよ。沈利お姉ちゃん超納得出来ません」

思わぬ沈利の横槍にいつもより少し声を高くして理后と最愛の二人は反論する。

沈利「あら、今まで当麻に抱き着いたりイチャついてたのは何処の誰だったかしら?
他では譲ってあげたんだから今度は私の番よ」

二人の反論を涼しい顔で受け流し、沈利は笑顔を絶やさず二人に告げる。

理・最「……」

沈利「決まりね」
393 :190 [sage]:2011/01/31(月) 01:12:56.19 ID:K9WARUkDO
当麻「お待たせって、沈利姉ちゃんだけ?」

待ち合わせ場所に三人とも居ると思ったのか沈利一人しか居ないため
不思議そうに当麻は左右を見渡す。

沈利「二人は浜面と一緒に出掛けたわよ」

当麻「浜面もこっち来てるのか?」

沈利「そりゃ浜面が居なければこんなに早くホテルに着けなかったしね。
理后と一緒だからって喜んでたわよ」

当麻「浜面も苦労してるなぁ」

沈利(当麻だって人の事言えないんだけどね)

大勢の異性にヤキモキさせてるとは霞とも知らない当麻に内心呆れつつ
沈利は当麻の背後に回り込む様に近付いた。

沈利「ところで「私だけ」ってのはどう言う意味かな。当麻は私と二人っきりじゃ不満なのかにゃーん?」

沈利は当麻の背中にもたれ掛かり右手を肩に回し左手の人差し指で当麻の左頬を
突つきながら耳元でそう囁く。

当麻「そうではなくてですね…いつもなら二人とも着いてくるのに、今日は居ない事に疑問を持っただけで、
決して沈利お姉様に不満があるわけでは無いのです」
394 :190 [sage]:2011/01/31(月) 01:23:57.59 ID:K9WARUkDO
密着してるため伝わってくる沈利の呼吸と香り、そして背中に当たる柔らかい感触に
奪われそうになる意識を必死に留め当麻はしどろもどろに弁解する。

沈利「…当麻この場合、言うべき台詞が違うでしょ?」

当麻の弁解が気に入らないのか、単に反応が楽しいだけなのか、沈利は左頬を
突いていた左手を当麻の右腰に回し両腕に力を入れ更に密着する。

当麻「沈利お姉様と二人っきりになれて上条さんは凄く幸せです」

理性の限界が近いのか当麻は顔を真っ赤にしながら早口で話した。

沈利「ん、よくできました」

当麻の台詞に満足したのか沈利は肩と腰に回していた腕をほどき
再び当麻の左腕に腕を絡ませる

当麻「…先程と余り状況が変わってないと思うんですが」

沈利「当麻も男なんだからこう言うときはエスコートするものよ」

当麻「分かりましたよ。沈利お姉様、僭越ながら上条さんがエスコートしませう」

沈利「それじゃあデートにしゅっぱーつ」

自分の言い分を聞く気の無い姉に半ばやけくそぎみに、当麻は沈利を連れホテルを後にした。
395 :190 [sage]:2011/01/31(月) 01:39:37.53 ID:K9WARUkDO
今日の分は以上です。
今まで良い姉ポジだった、むぎのんが当麻に多少セクハラ的な事をやり始めてますが
自分の中では、むぎのんは弟を弄ってニヤニヤするタイプが弟に甘えてデレデレするタイプなので
一応予定としてはこの後もう少しセクハラ的なこと書く予定ですが問題ないですか?
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 01:43:14.72 ID:uuSB6v5Bo
かまわん続けたまえ
397 :395 [sage]:2011/01/31(月) 01:53:10.26 ID:K9WARUkDO
>>395
訂正
むぎのんが弟を弄ってニヤニヤするタイプ、理后が弟に甘えてデレデレするタイプ
理后を入れるのを忘れてましたorz
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 03:01:09.38 ID:xim5huzBo
普段は弄ってニヤニヤ、スイッチ入ると甘えてデレデレだと思った俺に謝ま…
らなくていいから俺の願望を叶えてくれ
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/31(月) 09:39:19.94 ID:VTF7G6YR0
いやー最愛はやけに可愛いし
沈利も流石っすね
超乙って訳だにゃーん
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 17:34:39.63 ID:6QzZPB7so
タバコはまだか
401 :190 [sage]:2011/02/01(火) 01:10:57.64 ID:zfzNAJKDO
―ショッピングモール―
沈利と当麻の二人はホテル近郊のショッピングモールに買い物に来ていた。
理由は理后が何も準備せずに当麻の居る○×県に行くのを強行したためだ。

当麻「沈利姉ちゃんや理后姉ちゃんなら、いつも色々と準備するのに何も持ってきてないなんて珍しいな」

沈利「その辺は色々と事情があるのよ」

当麻「それは理解したのですが、…どうしても一緒に入らなきゃ駄目でせうか?」

二人が居るエリアは主に女性の下着を取り扱う店がひしめき合っており、目の前にある店に
男の当麻が尻込みするのは当然で当麻としては、この場違いな所からいち早く逃げ出したいのだが
沈利が許すわけもなく当麻の腕を掴んで離さないのである。

沈利「当麻が嫌がるのは分かるわよ。けど、一人で移動していいのかにゃーん?
当麻の事だからこんな場所だと十中八九何かしら起きるわよね。
もしその時に無実を証明出来る人が居なかったら、当麻はどうなるかな?
私としては一人で買い物しても良いけどね。当麻はど・う・し・た・い?」
402 :190 [sage]:2011/02/01(火) 01:16:26.69 ID:zfzNAJKDO
当麻「…是非お供させて下さい」

沈利が確認するまでもなく、当麻は「もしもの事」を安易に想像がついていた。
このエリアに入った時点で当麻は完全に積んでいて沈利に付き合う以外の選択は存在しないのである。

―店内―
沈利「安心しなさい。最近は男と一緒に買いに来るカップルも珍しく無いから堂々としてれば気にしないわよ」

当麻「そうは言われましても上条さん的にこういう場所は目のやり場に困るんですよ」

沈利「ほら、あっちのカップルとか今時恥ずかしげもなくペアルックしてジャレ合ってるし
あんな感じにしてれば良いのよ」

沈利の指先には上下共に白い服を身に付けた若い男女が痴話喧嘩をしていた。

男「だァからなンで俺がこンな所で一々テメェの買い物に付き合わなきゃなンないンですかァ!?」

女「けけけ、そんなの決まってんじゃん。ミサカがアンタの嫌がる姿を見たいだけだよ」

男「オーケー。死にてェンなら、今すぐオブジェに変えてやンよォ!!」
403 :190 [sage]:2011/02/01(火) 01:21:51.79 ID:zfzNAJKDO
女「あーウソウソ。お姉様や上位個体の趣味はガキ臭いし他のミサカ達は話にならないし、ミサカにはアンタしか頼める人がお願いだから付き合ってよ」

男「ったく最初からそォ言えってんだァ。さっさと行くぞォ」

話が纏まったのか男女は店の奥へと移動していく

沈利「あんな感じに当麻も私の下着選んでみる?」

当麻「…上条さんにはあんな度胸は御座いませんので大人しくコチラで待たせていただきます」

沈利「それじゃあ私は選んでくるわね」

360度女性の下着に囲まれ顔を赤らめ視線を泳がす当麻を他所に沈利は自分の欲しい下着を選びに向かう。

沈利(さて、慌てふためく当麻を見て楽ryじゃなかった。当麻が何時事件を起こしても対応できる程度の距離で探しますか)

しばらくして―

沈利「取り敢えずこんな感じかしら。完全に同じ奴は見付からなかったんだけど
他の女と同じのは癪だし別に問題ないわよね。それで当麻はどれが一番好き?
それとも試着した姿がご所望かにゃーん?」

当麻「…沈利お姉様、わたくしめには全く話が見えないんですが一体なんの話でせうか?」
404 :190 [sage]:2011/02/01(火) 01:36:06.85 ID:zfzNAJKDO
取り敢えず以上です。
今回アイテムに無関係なキャラが約二名出てますが、一般人ABだと何だか味気無く感じたので
同年代っぽい年齢層なのと、痴話喧嘩してそうなイメージがあったので出してみました。
一応あと二組は出す予定(あくまでも一般人の代理)ですが問題ないですかね?
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 01:51:04.79 ID:bMpp9dXPo
乙です
超どんとこいですよ!
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 03:18:30.89 ID:Oyiv3/ms0
気にせず次を書きためる作業に戻るんだ
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/02/01(火) 10:23:51.74 ID:HeaJtAGT0
 問題ないです!
流石沈利姉……
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 19:29:29.91 ID:2O3AeHrIO
何も問題ありません
409 :190 [sage]:2011/02/01(火) 23:51:03.72 ID:zfzNAJKDO
沈利「何って当麻の部屋の本棚二段目の二重壁に隠してある奴とか、建築の参考書ケースに隠してある奴とか
主に当麻のお気に入りっぽいのに載ってた奴に似たような物を選んで来たのよ」

当麻「え?何で沈利姉ちゃんがソレを知ってるんでせうか?モシカシテバレテルンデスカ?」

沈利「理后達にバレてるかは知らないけど私にはバレてるわね」

当麻「不幸だー!!」

沈利が当麻の性癖を暴露した頃、違うランジェリーショップでは沈利達と同様に
理后達が買い物をしていた。

理后「…これがいい」

最愛「理后お姉ちゃん流石にソレは超駄目です」

最愛は【5セット上下合わせて1500円】と書かれた札のついたワゴンへ向かう
理后を引き留め、出掛ける前に沈利が言っていた言葉を思い出す。

沈利(普段の理后を見てれば分かると思うけど、当麻が絡まなければあの子は衣類に興味を示さないから
叩き売りのセール品を買おうとするはずよ。だから、その時はこのメモを見せなさい)

最愛(沈利お姉ちゃんの超読み通りです。仕方ありません)

最愛「理后お姉ちゃん、沈利お姉ちゃんからのメモを渡すのを超忘れてました。コレを読んでください」
410 :190 [sage]:2011/02/01(火) 23:57:29.58 ID:zfzNAJKDO
最愛は沈利から預かったメモをポケットから取り出して理后に渡した。

理后「しずりから?」

最愛から渡されたメモを理后読み始めると、そこにはこう書かれていた。
『理后が服を買いに行ったって当麻に伝えとくから、あまり手抜きな格好すると当麻が落ち込むかもね』

理后「さいあい、私は向こうを見てくるね」

最愛「流石沈利お姉ちゃんです。メモ一枚で理后お姉ちゃんの目付きが超変わりました」

二人のやり取りを遠目で観察していた浜面は混乱していた。

浜面(えーっと何でこんな所に来てるんだっけ?滝壺から買い物に誘われたのはいいけど何で下着?
滝壺も張り切って選んでるみたいだし…え?つまりそう言うことなのか!?)

理后と最愛が浜面を連れてきたのは単に荷物持ちや、交通手段程度の意味でしかなく
この場に居る理由も単に浜面に席を外すように言うのが面倒で伝えなかっただけだ。
無論浜面がそんな理由を知る筈もなく、二人の中では「バニーだけでなく一人で女性の下着を物色する変態」として
印象度が絶賛暴落中だったりする。
411 :190 [sage]:2011/02/02(水) 00:03:47.87 ID:mBKF99MDO
そんな事は露知らず、浜面の妄想は更に加速していく。

浜面(と、言う事は今夜辺りにでも下着姿の滝壺が…)

滝壺『はまづら、どうかな?はまづらの為に選んだんだけどバニーじゃなきゃだめ?』

浜面(なんて事に…まさか麦野もこれを見越して俺の分も部屋を取ってくれたのか!?)

「…づら、浜面!」

浜面「…んだよ?今良いトコなんだから邪魔すんなってババァ!?テメェ何でこんな所にいやがんだ」

黄泉川「それはこっちの台詞じゃん。ウチの生徒から鼻血だして薄ら笑いしてる変質者が居るって
聞いて来てみれば…事情は向こうで聞くから取り敢えずコッチ来るじゃん」

そう言って黄泉川は有無を言わさず浜面を連行していく

理后「はまづらは?」

最愛「先程まで超気持ち悪い笑みを浮かべてましたけど何処に行ったんでしょう。
まぁ買い物が終わってから呼び出せば良いんじゃないですか?」

理后「そうだね。次のお店行こうか」

浜面は二人の買い物が済むまで黄泉川に説教されるのであった。
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:05:41.01 ID:/3+1JoUL0
づらの扱いがwwwwwwwwww

いいぞもっとやれ
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:19:38.61 ID:E3HcppyRo
はまづらは公式で守られてるから全く同情の余地がない
414 :190 [sage]:2011/02/02(水) 00:20:27.28 ID:mBKF99MDO
以上です。
落ち担当だと浜面は使いやすいですね

>>398
亀ですが一応予定としては最後に少しデレさせる予定ではありす。
書く速度が遅いのでその辺まで進んでないんですが、むぎのんが当麻に甘えるか、当麻がむぎのんに甘えるか、
で迷ってます。
ただ、滝壺、フレンダ、最愛見たいなデレデレにはならないので、ソコはご了承下さい。
俺の技量だと全員デレデレにしたら只でさえグダグダで長くなってるのに、収集がつかず
更に酷くなりますから
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:24:09.77 ID:E3HcppyRo
>>414
乙乙
麦のんデレ希望
416 :タバコ :2011/02/02(水) 00:37:53.73 ID:kr+bb0vAO
上映が始まった巨大なスクリーンには
いきなり、唐突に、なんの前ぶれもなく、鮮血や臓腑が飛び散る

「っひぃ!!」
身体がつい反応してしまう上条
「超良いですね!超三流臭いです!!」
何故か目を輝かせる絹旗

かくして、興奮する中学生と若干恐怖する高校生だけの楽しい映画鑑賞会は始まった

「あはははは!なんですかこれは超作りもの臭いですね!!」
「あの…最愛さん?あなたはどうしてそんなに楽しそうなんでせうか…?」
「逆に当麻は何を怖がっているんですか?」
「めめめめめ滅相もない!!上条さんが怖がるなんてそんな…!!」
「はぁ…当麻は超分かり易いですね…」
「上条さんの今のライフラインはあの美人のヒロインだけですよ…」
「………いつ死ぬんでしょうかね!!」
「え、いや死なねーよ!多分…」
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/02(水) 00:45:51.77 ID:kr+bb0vAO
「いや私の見立てではこの女はラスト間際に必ず死にますね…」
「そんなワケねーだろ?きっと生き残るって」
「賭けますか…?」
「あぁ良いぜ…」

両者が睨み合い、バチバチと火花を散らした直後スピーカーからは甘い女性の嬌声が漏れ始めた
スクリーン内では女性が全裸で、男の上に跨がり上下運動を繰り返している

「…………………」
「…………………」
気まずい雰囲気が流れた
上条は目を反らし鼻歌を不自然に歌い
絹旗は耳まで赤く染めて「び、B級映画ではよくある場面です…」などと気にも止めてないアピールをしてうつむく

情事のシーンは10分間に渡り上映された、長かったポルノ映画と間違えるほど

上条たちの沈黙もまた長かった
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/02(水) 00:54:39.44 ID:kr+bb0vAO
「あ、あははははー…」
「…………超[ピーーー]」
上条が空気を変える為に笑ってみる、が
絹旗は以前顔を赤くしたままうつむいている、そればかりか何故か毒づかれた
「ま、まぁB級映画だしな…よくある、よくある…」

物語は佳境に進み、主人公とヒロインは一隻のボートの前にいるのだが
主人公がヒロインを押し退け、一人でボートに乗り逃げてしまった
「グレッグ!行かないでグレッグ!!」
すがり着くような彼女の声は届かない
諦めたように笑い、彼女はロケットランチャーをとり出す

次の瞬間ボートは沈んだ、彼女のドヤ顔が精一杯画面にアップで写し出される
そして、何者かが彼女の肩を叩く
振り向く彼女

画面はフェードアウトし、悲鳴だけがこだまする
エンドロールの背景には無惨なからっぽの彼女の死体が横たわっていた
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/02(水) 00:59:48.07 ID:kr+bb0vAO
「ひ、ひでぇ…!!」
「超久しぶりの超クソ映画でした…」

拳を握り、なんとも言えない暗い気持ちを噛み締めながら二人は席を立った
「さて、賭けは私の超勝ちですね」
「はぁ…不幸だ…」
「まぁ超観念して超おとなしくするべきですね…」フンス
「で、何させるんだよ…?」

>>422なんかどうでしょう?」
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:00:32.67 ID:0y+pQqEOo
VIPは書き込めなくても実はここなら書き込めたりという淡い期待を抱きつつ
てすと
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:02:44.29 ID:SCBnOT1AO
>>420

おめでとう
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:03:50.50 ID:lJbpz5cAO
最愛に洋服プレゼント
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/02(水) 01:07:09.83 ID:AMZRmkHc0
きぬはたにキス
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:10:37.02 ID:SKwdy7Ldo
タバコのは王道っぽくて好き

>>420
ナイス
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/02(水) 01:13:46.26 ID:kr+bb0vAO
「服が欲しいのか?」
「え、いやえっと…そんな所です!」

ホントは別になんだって良かったが、簡単な話当麻から何かプレゼントが欲しかったのだ
ただ単に服と言う言葉が出ただけで、ホントになんでも

第七学区、セブンスミスト
完全下校時間間近だと言うのに、未だに学生達で賑わいを見せている店内に二人はいた
「これなんてどうだ?」
「ちょっと露出し過ぎてませんか?まったく当麻は超やらしーですね!」
「そんなつもりは滅相もございませんよ」
「当麻はどんな服が好きなんですか?」
「そうだなぁ…強いて言うなら脚が見えるような…」
「やっぱり超やらしーですね…」
「だから誤解だって!」

426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/02(水) 01:31:12.66 ID:kr+bb0vAO
>>424
にんだか身体が熱くなりまし、ありがとうwwwwwwwwww

「こんなのはどうですか?」
絹旗が取り出したのは、赤いチェックのミニスカート、より脚線美を強調できるように若干短くなっている

「って短過ぎるでしょうよ!!」
「脚が見えるのが良いんじゃないんですか?」
「恥ずかしくないんかい!!」

上条の言う通りだった、はっとした
何故自分はこんなスカートを履こうかと思ったのか、少し脚を上げたらすぐにでも下着が見えてしまうようなこんな短いものを
自分の趣味ではない事は気づいていた
普段はこんなものには目もくれない
これではまるで恥ずかしさを我慢してまで上条の好みに合わせるような…

「〜〜〜〜〜!!」
声にならない声を上げ、地団駄を踏みながら震える、それを怪訝に見つめる上条
「あのー…?最愛さん?」
「超うっさいです!馬鹿当麻!!」バキィ
「って痛ってぇ!!」
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/02(水) 01:31:58.24 ID:kr+bb0vAO
寝るふ
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:32:46.66 ID:SKwdy7Ldo

おつ
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:39:32.99 ID:KmOmr7zAO
この絹旗はスカートをはいてるのか……
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 03:18:44.04 ID:4XkaLmTM0
乙乙!
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 08:03:23.66 ID:FRBheKMIO
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/02/02(水) 10:50:50.87 ID:VM9xNj1R0
 二人とも超乙です!!
433 :190 [sage]:2011/02/03(木) 00:23:55.02 ID:wpTJmy3DO
思春期の少年が最も知られたくないであろう秘密をあっさり暴露された当麻は
店を出ても精神的なダメージが抜けず一言も喋らずに居た。

沈利(少し悪ふざけが過ぎたかしら…まさかココまで凹むとはね)

沈利「ほら、当麻もいい加減シャキッとしなさい」

当麻「そうは言いますが、沈利お姉様の仕打ちに上条さんは立ち直れそうに無いのです」

沈利「あら、私はまだ優しい方よ。理后なら見つけ次第処分するでしょうし、
フレンダなら当麻の目の前に叩き付けて問い詰めるんじゃないかしら?」

当麻「理后姉ちゃんやフレンダならあり得るかもな…」

「とうまのえっち」や「当麻兄ちゃんの不潔」と言いながら怒る二人の姿を浮かべ当麻は力無く笑う。

沈利(多分当麻が想像してる「程度」じゃ済まないんだけどね
理后は対抗心を剥き出しにして本を破いたり、ディスクを砕くでしょうし
フレンダは「私の方が凄い訳よ!」と言って当麻を締め上げながら見比べさせる位やるわね)
434 :190 [sage]:2011/02/03(木) 00:30:27.54 ID:wpTJmy3DO
沈利「少しは元気が出たみたいね。時間も時間だしお昼にしましょうか。」

当麻「…もしかしてご飯で釣ろうとしてませぬか?」

沈利「そんな安っぽい事しないわよ。ほら奢ってあげるから好きな所に案内しなさい」

そう言うと沈利は再び当麻の腕に絡み付き、当麻を引っ張るように向かった。
―フードエリア―
当麻達が来ているショッピングモールはその規模から観光地としても機能しており
昼時を過ぎても、まだ人がごった返していた。
何にするか悩んでいると当麻は男性の視線がコチラに向いている事に気付く。
理由は簡単だ。皆沈利を見ているのである。
弟の自分から見ても姉は美人だし異性を惹き付けるのも当然だと思う。
しかし、今日はその視線がヤケに不快に感じていた。

当麻(なんでだ?沈利姉ちゃんがモテるのは何時もの事だけど今日は他の奴に見せたくねぇ)

当麻は周りの視線から、まるで沈利を隠すかの様に近くのこ洒落た喫茶店に連れ込んだ。
435 :190 [sage]:2011/02/03(木) 00:36:10.80 ID:wpTJmy3DO
沈利(おかしいわね。当麻にしては少し強引過ぎる気がするし、何かに怒ってる?)

当麻の普段の態度と違う事に沈利は違和感を感じ考え込んでいた。
店内に入っても黙ったままで居る沈利に当麻は意見も聞かずに連れ込んだのが不味かったのかと思い話しかける。

当麻「あのさ、沈利姉ちゃん。もしかして嫌だったか?」

沈利「ん?当麻にしては珍しくムードのあるお店を選んだな、って感心してたのよ」

当麻「上条さんにだって偶にはお洒落なお店に位入りますよ」

沈利(何時もと同じね…さっきのは気にしすぎだったのかしら)

当麻(?さっきまでムカついてたのに、店に入ってから感じなくなるなんて嘘みたいだ。)

何気ない会話をしつつ二人は隣り合わせで席につき少し遅めの昼食を取り始めた。
食事も終わり運ばれてきたデザートのケーキセットが運ばれてきた頃、
当麻は少し拍子抜けしたように口を開く。
436 :190 [sage]:2011/02/03(木) 00:43:23.75 ID:wpTJmy3DO
以上です
予定では当分むぎのんパートが続きますが、お付き合いお願いします。
最初は滝壺パートより短くなると思ってたんですが、ドウシテコウナッタ
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 01:16:00.54 ID:T2mX5yc00
乙です
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/02/03(木) 04:14:49.63 ID:gZ0BDLI80
 いやいやこのしずりんめっちゃいいじゃないですか!!
乙です
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 07:05:01.94 ID:/lEISZxuo
乙です



この流れの中でガチヤンデレの滝壺か絹旗を誰かに書いて欲しいと思ってる俺は心が汚れてるんだろうな……
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 07:37:34.42 ID:0nEMvDTko
妄想を形にする権利はだれにでもあるんだぜ?
さぁ書いてみようか!?
441 :タバコ :2011/02/03(木) 19:51:13.24 ID:nH4ctuFAO
>>440
その理論だとリョナ妄想とかしてる人が半端ないことになりそう

書きます
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 20:05:52.25 ID:nH4ctuFAO
右足にローキックを喰らった上条は蹴られた場所をさすりながら吠える

「何すんだよ!!」
「超うっさいです!そして上条は超やらしーです!!馬鹿!死ね!!」
「理不尽にも程があるでしょうが!!」 「し、知りません!!」

ツンとそっぽを向く絹旗に若干困る上条、短い事を指摘したのがいけなかったのかと少し的外れな反省をしながら彼は途方にくれた

「か、上条は…」
拳を握り締め、ぷるぷると肩を揺らしながら絹旗は口を開く
「こう言う短いスカートが好きなんですか?」

言い終わった後に顔が赤面する、自分は何を聞いているんだろうか、何がしたいんだろう、何て言って欲しいんだろう
様々な考えが頭を支配し、頭は既に混乱状態になっていた

だが、ヒートアップした絹旗とは対象的に上条は少し冷めたような口調で返す

「いや、別に?」

今度は股間を蹴られた
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 20:31:05.48 ID:nH4ctuFAO
「ぐ、ぐおおおおおおおお…!!」
「……死ね!超死ね!!」
「なんなんですかさっきからのこのループはぁぁぁ…!!」
「上条はやっぱり超駄目です…」
「酷い言われようだ…」

「第一の疑問ですがあのカップルはSMなのでしょうか」
「必然、女子の方も幼き事から、彼氏はロリコンであろう」

ここでようやく彼女達は自分達に奇異の視線が降り注がれている事を知る
肩を下ろす上条、そして赤面する絹旗
だが互いがまったく別の所を聞いていた事を彼らは知らない

「上条さんがいつの間にかドMのロリコンに!?」
「ち、ちち、違います!私と上条はその…カップルなんかじゃ!!」
「い、痛い!絹旗さんパンチが痛いです!!って言うかソッチかよ!?」

「第一の確信ですが、彼らはやはり変態カップルのようです」
「肯定、私の予想は狂いはしない」
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/02/03(木) 21:17:27.39 ID:gZ0BDLI80
 どの口が言うどの口がwwwwwwww
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:46:09.80 ID:QKjDHqzPo
タバコは焦らすよね
好きだけど
446 :190 [sage]:2011/02/04(金) 00:20:29.60 ID:i3q1TopDO
当麻「正直、沈利姉ちゃんが何かやって来ると思って覚悟してたんですよ」

沈利「何の話?」

当麻「理后姉ちゃんとか俺に食べさせようとしてくるだろ?今朝もそうだったけど、
その時沈利姉ちゃん楽しそうに笑ってたからさ」

沈利「…つまり当麻は私もやるって思ってたわけね」

当麻「…はい」

少し呆れ気味に確認してくる沈利の反応に当麻は申し訳なさそうに相槌をうった瞬間
沈利は新しいイタズラを思いついたような笑みを浮かべていた。

沈利「そっかぁ当麻がそんなに楽しみにしてたなら、ちゃんとしてあげるかにゃーん♪」

そう言って沈利はケーキの横に盛られたラングドシャ(筒状に丸めたクッキー)の端を
口でくわえ当麻に迫った。

沈利「ほは、ほうはほくひをはへへ(ほら、当麻も口を開けて)」

当麻は後悔していた。沈利の性格上あんな事を言えば何かしらしてくるのは簡単に予測出来たのに
軽はずみな発言をした結果、姉の悪戯心に火を付けたのだから。

当麻(とにかく沈利姉ちゃんをなんとかしないと)
447 :190 [sage]:2011/02/04(金) 00:29:33.90 ID:i3q1TopDO
当麻は無駄だと解りつつも必死に沈利をなだめようと説得を試みた。

当麻「ししし沈利お姉様、流石に公然の場でそれは!とにかくTPOをですね」

沈利「ひほへはーひ(聞こえなーい)」

沈利は既に当麻の首に腕を絡めて逃げられなくし、ゆっくりと顔を近付けていく。

沈利「ほは、ほうはハーン(ほら、当麻アーン)」

ラングドシャが当麻の唇に当たる手前まで近付き沈利が口を開けるように再び催促する

当麻「あ、ぁ…///」

沈利の顔が数センチまで接近してる事もあり当麻の頭はパニックを起こし、
もはや沈利の言われるままだった。
当麻がくわえたのを確認した沈利は端から食べ始めその長さが3センチ、2センチ、と短くなる。
ついに残り1センチを切り―

沈利「プっ…クク…もーだめ我慢…できない」

不意に顔を離し沈利は目尻に涙を浮かべ片手で口元を抑え、もう片手でテーブルを叩いて笑いだした。

沈利「当麻ったら…顔を真っ赤にして…テンパっ…るし冗…談に決まってるでしょ?」

当麻「…へ?…じょう…だ…ん?」
448 :190 [sage]:2011/02/04(金) 00:35:26.18 ID:i3q1TopDO
パニックを起こしていたせいか、当麻は沈利の言う事を理解するのに数秒かかった
やがて―

当麻「なっふざけんな!いくら悪ふざけでも限度があるだろ!」

羞恥と沈利の洒落にならない悪ふざけに当麻は怒り出す

沈利「ごめんごめん。当麻の反応があまりにも可愛くてつい、ね」

沈利のおどけた態度に納得がいかず当麻は声を荒げる

当麻「さっきのも、やり馴れてたし、他の奴にもこんな事してんのかよ!?」

さっきのやり取りを他の男としている沈利が浮かび、先程感じた視線の不快感も蘇り
当麻の怒りは更に高まっていく

沈利「私が他の男にする分けないでしょ?私がするのは当麻だけよ」

当麻「っ」

先程の態度と違い、沈利の真面目な表情と真っ直ぐな瞳に当麻は居抜かれ当麻は言葉を失った。
義理の姉弟とはいえ沈利との付き合いは長く、当麻には今の沈利の態度と発言が
如何に真剣か手に取る様に分かる。そしてそれは沈利にも言える事だ。
むしろ特定の物事に関して鈍感な当麻より察しが良い言ってもいい。
449 :190 [sage]:2011/02/04(金) 00:48:08.89 ID:i3q1TopDO
以上です。
取り敢えず今回はいくらフラグブレイカーな上条さんでも独占欲位有るだろ的な感じで行ってみました
次回予定としてた二組のうち一組が出てきます(無論モブですが)

>>440
つまり、今投下してる奴とは別に思い浮かんだグダグダな駄文(3レス分)を投下しても問題ないと言うことですか?
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:50:02.49 ID:3BFQhAQZo
とっととお願いします
ラングドシャ旨いよね
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:59:15.94 ID:44pkLqX1o

なんの問題も無いから投下を開始しろて下さい
452 :190 [sage]:2011/02/04(金) 01:01:17.14 ID:i3q1TopDO
宣言通り三レスお借りします。

当麻「…三人して一体何事でせうか?」

上条当麻は困惑していた。家に帰ってきてからずっと、沈利・理后・フレンダの三人が
くっついたまま離れないのである。

当麻「あの沈利お姉様、出来ましたら愚弟のお願いを聞き届けて欲しいのでせうが…」

沈利「あ゛?」

当麻「いえ、何でもございません」

沈利に離れるよう頼もうとするもあっさり門前払いを食らう

当麻「…フレンダは兄ちゃんの言う事聞いてくれるよな?」

フレンダ「当麻兄ちゃんのお願いなら聞いてあげても良いけど、その代わり
「フレンダが一番好きだ」って言って欲しい訳よ」

普段鈍感な当麻でもその発言は地雷だと本能で察し何も言えなくなる


当麻「…理后姉ちゃんは俺の味方だよね?」

理后「大丈夫。私は「理后姉ちゃん、ずっと傍に居てくれ」って、とうまが言ってくれる事を信じてる」

当麻「だー!お願いしますから三人とも離れてください!」

内心頼んでも無駄だろうな、と思いつつ案の定撃沈され当麻は焼け糞気味に叫ぶ

理后「二人とも離れたら?とうまが困ってる」
453 :190 [sage]:2011/02/04(金) 01:04:53.08 ID:i3q1TopDO
フレンダ「それは無理ってね。結局当麻兄ちゃんは私の脚線美にメロメロって訳よ」

フレンダは言い終わる前に当麻の左手を自分の太股に這わせる

当麻(…柔らかいスベスベのマシュマロが!)

沈利「ざけんなっ!フレンダが無理やり当麻の手を足に這わせてんだろぉが!テメェがその気なら…
いきなり胸に顔を埋めるなんて当麻は余程私に甘えたいのかにゃーん」

フレンダの行動が逆鱗に触れたのか沈利は組み付いていた右腕を一旦離し当麻の頭を掴み
強引に自分の胸元へ当麻の頭を埋めた

当麻(くっ苦しい…崩れないプリンが口を塞いで息が!)

フレンダ「沈利姉ちゃん!流石にソレは反則な訳よ!」

沈利「ならテメェもヤれば良いだろ?そんな貧相な胸で出来るもんならなぁ!?」

理后「しずり、離して。とうまが動かなくなった」

言い争ってる間も沈利が当麻の頭を離さなかった為か当麻の反応は無くなっていた。

沈利「当麻ったら呼吸するのも忘れて私の胸に夢中にならなくても良いのに」

理后「…とうま」

沈利が当麻の頭から手を離した瞬間を理后は見逃さず、朦朧とする当麻の頬を取り
一気に唇を奪う
454 :190 [sage]:2011/02/04(金) 01:09:29.58 ID:i3q1TopDO
沈当フ「!?」

理后が当麻の唇を奪った瞬間周囲の時間が止まった。
??「みんなして超何やってるんですか!!」

時間が止まりどれくらい時間が過ぎただろうか…不意に第三者の声が響き渡る。
当麻は唯一自由になる視線を声の聞こえた方向に向けるとソコにはご機嫌斜めな妹最愛が立っていた。

最愛「私だけ除け者にして超ズルいです」

沈利「取り敢えず理后は…当麻から離れなさい」

フレンダ「次は私が当麻兄ちゃんとキスする…訳よ」

理后「い…や。とうまは私…の」

最愛の声で正気を取り戻した沈利とフレンダは必死に理后を当麻から引き剥がす。

当麻「丁度良かった最愛、沈利姉ちゃん達をなry「私も当麻お兄ちゃんと超ラブラブします」

二対一では勝てる訳もなく理后は当麻から引き剥がされ一時的に自由になった当麻は
最愛に助けを求めようとするもそんな期待を打ち砕き最愛は飛び込んできた。

当麻「お前もか!だーもう不幸だー!!!」

何時もの様にご近所に毎日恒例とも言える当麻の叫びが響いた
455 :190 [sage]:2011/02/04(金) 01:15:13.95 ID:i3q1TopDO
宣言通りの駄文で申し訳ないです。むぎのんもデレさせた場合を想像したらこうなりました
やっぱり落ちが弱いですね
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:18:41.87 ID:44pkLqX1o
アリです
全然アリです
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:29:43.49 ID:3BFQhAQZo
落ち?
そんなものは必要ありませんよ
エロい人にしかそれは分からんのです
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 03:08:11.95 ID:1BhkFWlm0
やっぱり上条さんとアイテムの絡みは最高だなぁ
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 03:10:30.17 ID:1BhkFWlm0
絹旗はかわいい
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 12:02:36.94 ID:r43V5TQh0
 上条さんにも独占欲あってよかった
でもさ、上条さんって、仮に>>190のSSのむぎのんに恋愛感情あったとしても、
よほどのものじゃない限り気づかなさそう。

>>454 
みんなが完全にデレたら逆に怖いということがよくわかった
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 12:36:09.59 ID:kG81XPTco
デレられたうえで紳士な上条さんマジ神条さん
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 14:17:10.58 ID:Q9nCJXVAO
投下します。矛盾や間違い等はご容赦下さい…以下注意書き

・心理定規の能力がおかしい且つぼっこぼこにされる、心理定規好きな方ごめんなさい
・上条さん以外の4人は暗部、滝壺と絹旗はほとんど出ません
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 14:17:51.74 ID:Q9nCJXVAO
「…あのクソ妹が!」

 沈利は走っていた。どこからかアイテムの情報が漏れ、拠点が第二位に襲撃された事。その情報をアイテムの「誰か」が漏らした事。そしてその「誰か」がもしかしたら危機にあるかもしれない事。現状を把握し、今自分がやるべき事を理解し、長女は走っていた。

 敵対組織の一員を捕まえ必要な情報を聞き出した後、その捕虜はどうなるか。大抵の場合は、始末される。襲撃されようが情報が漏れようが何かを奪われようが問題は無い。だが、妹の命だけは見過ごす事は出来ない。そう考えたからこそ自分は今走るべきだと考えたのだ。

「こっから後400m…。生きてなさいよ、フレンダ」

 最悪の結果だけは避けたいが、それ程暗部も甘くない。暗く、何も見えない闇。暗部に堕ちたからにはそれは覚悟しなければならない。

 が、まだ自分には甘さが残っていた。だからこそ裏切り者を処分するのではなく、妹を助けるのだと考えられるのだろう。

 あらかじめアイテムに付けておいた発信機、それを頼りに沈利は一つの廃墟を目指していた。そこを目指し走る者は、二人。
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage;sage;sage;saga]:2011/02/04(金) 14:18:45.18 ID:Q9nCJXVAO
 おかしい、何だこの違和感は。さっきまで目の前の女の事はただのゴミと思っていたはずなのに。それなのに何だこの雰囲気は。まるで、「親友」の様ではないか。

「ふうん、そうなんだ。で、他の構成員は?」

「結局、沈姉と理后姉と最愛だけな訳よ」

「へえ、姉妹四人でやってたの?」

「そうそう!私達は仲良いからねー」

 何だこれ、反吐が出る。体では拒否してても頭がコイツは「親友」だと訴える。ああ、ムカつく。沈姉じゃないがこのクソアマをぶち殺したい。この××××が!と罵ってやりたい。それなのに―

「姉妹の秘密とかは無いのかしら?」

「とりあえず血は繋がって無いって訳。後は…沈姉はシャケ弁好き、理后姉は電波、最愛はC級映画好き、ってみんなおかしいって訳」

「ふふふ、他に大事な秘密とかは?」

「んー…それはさすがにねえ…」

「いいじゃない。私達…『姉妹』なんだから」

 ゾクッ、と体が違和感を訴える。なんだこの嫌な感じは―

「沈姉は文句なしの強さ、理后姉は体晶ってヤツが無いと上手く能力が使えない、最愛は暗闇の…なんとかとか言うヤツの被験者。これくらいかなー」

 口が勝手に、言葉を紡ぎ始めてしまう。
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage;saga]:2011/02/04(金) 14:20:49.54 ID:Q9nCJXVAO
 廃墟だと思われるビル、そこの前に沈利は立っていた。発信機もここにフレンダが居ると伝えている。

「いかにも…って感じがなんかムカつくな…。死んでんじゃねえぞクソ妹!」

 ドアを吹っ飛ばし強引に侵入。人の気配がする、と思えば数人のこれまたいかにもな悪党面の男達。

「あぁ?なんだよこのクサレ×××共はよ。みんなで仲良く××パーティーでもおっぱじめる気かコラァ!」

 とても年頃の女が発したとは思えない汚い言葉に呆気にとられる男達。が、すぐさま自らの為すべき事を思い出し、銃を構える。

「おいおい、そのショボい××××で私をどうするつもりだこのクサレ×××がぁ!!」

 と言い放つやいなや沈利から放たれる眩しい光線。寸前に危機を感じたのか回避はされたものの沈利は次々と光線を打ち出す。

「ゴミ野郎共!!てめぇらの命なんて家族を守るためには関係ねえよ!!関係ねェェんだよォォォ!!」

 あまりの衝撃に廃墟が揺れる。やがて男達はたった一人の女の手により完全に沈黙。超能力者に会った自らの不運を黙しながらも恨んでいる事だろう。

 その異変は二人の少女にも伝わった。
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 14:21:22.60 ID:Q9nCJXVAO
 廃墟が揺れる。ドレスに身を包んだ少女はそれを敵襲と瞬時に判断した。

「原子崩し…どうやらお姉さんが迎えに来たみたいよ?」

「沈姉が?まったく…。結局、心配し過ぎって訳よ」

「それにしても『私達』のお姉さんはちょっと気性が激しいわね」

「だぁれがアンタのお姉さんだって?」

 ドアが光線で吹き飛び、またもやビルは衝撃に包まれた。

「沈姉!助けに来てくれたって訳?」

「黙れクソ妹、アンタはオシオキカクテイだ。敵に情報をペラペラ喋りやがって」

「ひいっ!な、何言ってんの沈姉?私は結局、『姉妹』にしか喋ってないって訳よ」

「ハァ!?何言ってんだこの…まさかお前…!」

「あら、私は何もやって無いわよ?それに怒らないで。私達は、『姉妹』なんだから」

 …ゾクッ、と身体が何かを訴える。あれ、私はいったい何をしてるんだ?目の前にいる『二人』と私は姉妹じゃないか。可愛い可愛い妹だ。それを何故殺そうなんて馬鹿げた事を。

「ああ、なんか私今日は変ね…。こんな所からさっさと出てあのクソ第二位をぶっ殺しに行かないと」

「結局、私達姉妹が揃えば怖く無いって訳よ」

「あら、何言ってるの?アナタ第は『敵同士』よ」
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage;saga]:2011/02/04(金) 14:23:12.49 ID:Q9nCJXVAO
 心理定規、対象との心の距離を調整出来る能力。それは心を塗り替えるという悲しく恐ろしい能力。

「…あぁ、そうだ。目の前の『敵』を殺してからじゃないとね」

 突然の敵の出現にフレンダは戸惑い、目の前の『姉妹』、ドレスの少女に助けを求める。

「な、何なのよこれ!ちょっと!姉妹なんだから助けてよ!」

「あら、アナタと私は『敵』でしょ?何を言ってるのかしら」

 現状を確認、自分は立ったまま柱に縛られている。危なそうな女との距離は10m。二対一、完全なる劣勢。弾き出された結論は濃厚な敗北、見える死。

「おい、そこの売女。覚悟しな、真っ二つにしてやるからよぉ!!」

 快感、愉悦、達成感。そんな感情がドレスの少女を満たして行く。信頼していた仲間が憎しみ合い、殺し合う。これほど愉快な事は無い。

「…結局、ここで終わりって訳か…」

「じゃあなクソアマ、あの世で下に居た男達と楽しんできな」

 沈利の周りを光が包み、光線が放たれようとしている。その二人の顔に伝うのは、涙。

(何で泣いてんだ私はよォ…殺れ…殺るんだよォ!!)

轟!と少女に放たれた光線は―届く事は無かった。

「…当麻!?」

「よぉ、姉ちゃん」
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 14:23:39.35 ID:Q9nCJXVAO
 いったい何が起きている?光線が放たれる寸前、ドアから一人の少年が駆け込み二人の間に立った。そして彼が取った行動は、右手を前にかざすのみ。そして現状は?何も変わっていない。何故『何も変わっていない』?

「大丈夫かフレンダ?全く…困った姉妹だな」

「当麻兄ちゃん!その女は敵だよ!早くなんとかして」

「当麻!アンタそこどきな!そのクソアマをぶち[ピーーー]んだからよォ!!」

「…マジで困った姉妹だよお前ら。目を…覚ませ!」

 当麻の右手が沈利に、そしてフレンダに触れる。それが何を意味しているのかはドレスの少女にはまだ分からなかった。

「あれ、私なにしてんの…?」

「…敵じゃなくて、沈姉ちゃんだよね…?」

 あまりにもお決まりな台詞だけに当麻もはぁ、とため息を思わずついてしまう。

「正気に戻った…?いったいアンタ何をしたのよ!まさかアンタも精神系の能力者!?」

「『アンタも』か…。お前が俺の家族にこんな事したんだな?」

「…ええ、そうよ。でも怒らないで、私達は…、…!?」

 少年との距離が測れない、それに気付いた時には既に遅かった。

「てめぇが俺の大切な家族を傷つける…そんなクソみたいな幻想は―
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage;saga]:2011/02/04(金) 14:25:32.11 ID:Q9nCJXVAO
「あらら、見事に吹っ飛ばしたわねー」

「結局、してやられたって訳か」

「クソッ!何なのよアンタは!何で私の能力が効かないのよ!?」

「…知らねーよ。とりあえず今は黙って殴られとけ!」

 必死で部屋の中を逃げようとするドレスの少女。その様は非常に無様で滑稽である。

「ギャハハハハ!!おい見ろよフレンダ!可愛い可愛い弟が×××しようとしてるじゃねえか!!」

「…沈姉、とりあえず黙ってなよ」

「だったら…アンタ達!見てないで助けなさい!私達は『姉妹』でしょ!」

 またもや二人に能力を使う少女。しかしその二人は止める素振りすら見せない。

「な、何平気な顔してんのよ!『姉妹』よ?家族なのよ!?早く助けひいっ!!」

 慌てている少女を再び幻想殺しが掴まえる。そして再び、単純な打撃が放たれた。

「だって…ねえ?言ってやんなよフレンダ」

「結局、兄ちゃんがする事は私達の絶対な訳よ」

「だから『姉妹』が殴られようとも私達は止めなかったって事。それに…」

 何故かモジモジしながら顔を赤くする沈利。

「当麻に殴られるって考えたら…なんかゾクゾクしない…?」

「沈姉…やっぱり沈姉は××××だと思う…」
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage;saga]:2011/02/04(金) 14:26:25.55 ID:Q9nCJXVAO
 ボロボロになりながらもなんとか第二位からの逃亡に成功した次女と四女。二人は発信機の示す廃墟に辿り着き、合流。

「なんですかこの超ボロボロな女…顔に超アザ出来てるじゃないですか」

「うん、これは跡残るかも。とうまがやったの?」

「…いや、その何と言いますか…ついカッとなってですね…」

「うわっ、超見損ないました。お兄ちゃん、超外道だったんですね」

「大丈夫、外道なとうまの責任は私が取る」

「理后、何言ってるのかにゃーん?」

「結局、私達姉妹の事になると兄ちゃんは恐ろしいって訳よ」

「ははは…そういう事にして頂けると当麻兄ちゃんとしてはありがたいのでございますが…」

「つまり、超シスコン!って事ですね」

「そういう事じゃねえ!」

「あら、私達の事は何とも思って無いのかしら?」

「えっと、そういう訳では無くてですね…」

「結局、認めた方が楽って訳よ」

「大丈夫、私達みんなブラコンだから」

「だああ!!わかるわかったわかりました!私こと上条当麻は自分の姉妹が大好きな超シスコン野郎でございます!!これでいいか愛する姉妹様方ぁ!!」

「結局」 「とうまは」 「超変態」 「だにゃー」

 姉妹からの冷たい眼差し。それを受けて当麻はきっと、お決まりの台詞でこの物語を終わらせてくれるだろう。

「不幸だあああ!!!!」
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 14:28:46.84 ID:Q9nCJXVAO
以上です。フレンダがこうやって助かったらいいのにな…ってのを書きたかったんだ…今度はもっとイチャイチャしたものを書いてみたい

どうも失礼しました
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 14:33:37.99 ID:Mus4iuNX0
超乙!
こうゆーの読みたかった訳よ
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 14:55:05.49 ID:r43V5TQh0
乙乙!!めっちゃよかった
しかしこのメンツならスクールに勝てそうだな
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 15:00:48.64 ID:lOMmseEDo
つまりはまづらは要らなかったのか
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 15:06:38.10 ID:kG81XPTco
最後一瞬つちみーがでたのかと思ったww
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 18:29:14.61 ID:ontIdQ+B0
土御門「へくしっ」
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:00:00.64 ID:Hht9lVPmo
今日も元気だシャケ弁がうまい
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 20:03:19.93 ID:Q9nCJXVAO
にゃー「ん」が抜けて土御門になってるじゃないか…どうしてこうなった
もう1つ投下させて下さい、病んでるとまでは行きません4人が少しおかしいです
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga;sage]:2011/02/04(金) 20:05:10.32 ID:Q9nCJXVAO
最愛「当麻お兄ちゃん!」

当麻「どうした最愛?こんな時間に」

最愛「何だか今日は超眠く無いんですよ。だからお兄ちゃんに超相手して貰おうと思って」

当麻「いや、もう0時過ぎだよな?普通に目瞑れば寝れると思うんだけど…」

最愛「むっ、もしかしてお兄ちゃんは私の相手するのが超面倒くさいですか?」

当麻「そういう訳じゃないんだが」

最愛「じゃあ良いじゃないですか。まだまだ超時間ありますよ!何かしましょう!」

当麻「うーん…他の姉ちゃん所行かねえ?沈利姉ちゃん…は無理だろうけど理后姉ちゃんやフレンダとかならきっと」

最愛「やだー!今日はお姉ちゃん達は超お断りです!」

当麻「えー…じゃあやっぱり1人で寝るしか無いんじゃ」

最愛「それもっとやだー!超寂しいです!お願いだからこの部屋居させて下さい!」

当麻「分かった分かった!じゃあゲームでもして遊ぶか」

最愛「やたー!遊びましょう!超遊びましょう!」

マッハパンチ!パイルバンカー!マッハパンチ!ヤラセハセンヨ

最愛「うがー!私の超ポチョムキンが超ぼっこぼこです!」

当麻(良かった、楽しそうだ)

最愛「全く…お兄ちゃ…んは…超…てか…げzzz…」

当麻「寝ちゃったか…」

最愛「…zzz」

当麻「無理して起きてるのバレバレだっつうの。ベッドの上に運んで…っよいしょ」

最愛「…zzz」

当麻「寝顔可愛いな…いかんいかん、さあて今日はリビングで寝ま 最愛「どこ行くんですか?お兄ちゃん?」

当麻「なんだ、起こしちゃったか。ほら、そこで寝てていい 最愛「どこに行くんですか?って聞いてるんです、答えて下さい」

当麻(あれー?何か目が怖いですよー?)
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga;sage]:2011/02/04(金) 20:06:52.75 ID:Q9nCJXVAO
当麻「いや、最愛がベッド使ってるからベッドに行こうかと」

最愛「超嘘ですね。そうやって嘘ついてお姉ちゃんの部屋行くっての超バレバレです」

当麻「…は?」

最愛「ダメです。この部屋から今夜は出させません、お兄ちゃんは私と超寝て下さい」

当麻「えっと、まだ寝ぼけてんのか?ちょっと飲み物取ってくるから待って 最愛「超駄目です」

当麻「…あのー、姉ちゃんの部屋なんて行かないからさ」

最愛「姉ちゃんの、って事はフレンダお姉ちゃんの部屋なら行くんですね?超最低です、絶対この部屋から出しません!」

当麻「あー…どうした?今日何かおかしいぞ、最愛」

最愛「…分かりました、超正直に言います。最近お姉ちゃん達と当麻お兄ちゃんが楽しそうにしてるのみると超ムカつくんです。超殴りたくなるんです、もっと酷い時は…」

当麻「…酷い時は?」

最愛「超殺したくなるんです。沈利お姉ちゃん、理后お姉ちゃん、フレンダお姉ちゃんの顔を何発も、何発も何発も超殴りたくなるんです…。分かってます、自分が超おかしいってのは分かってるんですけど…胸が超苦しいんです!」

当麻「最愛…」

最愛「お兄ちゃん…私超壊れたのかもしれないです」

最愛「私は実験体だったから、もともと超壊れてるって言ったら超その通りですけどね…」

当麻「そんな事は…そんな事は無い!」

最愛「いいんです、自分でもちょっと人とズレてるなぁって思う事超ありますし。今度病院行ってみた方がいいかもしれませんね…」

当麻「…そんな必要ねぇよ!最愛はいつも通り、俺に懐いてくれてる可愛い妹のままだ」

最愛「…お兄ちゃん、超ありがとうございます。でもやっぱり自分でおかしいと思うんです…」

沈利「安心しな。全然おかしくないよ、最愛」
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga;sage]:2011/02/04(金) 20:09:02.02 ID:Q9nCJXVAO
最愛「沈利お姉ちゃん!?」

理后「大丈夫。そんな苦しむさいあいを私は応援する」

フレンダ「結局、私達姉妹は考えてる事は一緒って訳よ」

当麻「理后姉ちゃんにフレンダまで…」

最愛「…もしかしてお姉ちゃん達も」

沈利「当たり前じゃないの、当麻に近づくゴミ屑共を殺したいって思った事なんて1度や2度どころの話じゃないわ」

最愛「でも私、お姉ちゃん達も超憎いとか思っちゃって…」

理后「大丈夫、それもみんな同じ」

フレンダ「爆弾でこの姉妹消したいって思った事とか数えられ無い位あるって訳」

当麻「へっ…?」

沈利「今ですら当麻とこんな時間まで一緒に居るアンタを、真っ二つにしてやろうかなあとか考えてるしね」

理后「正直、さいあいが憎いし羨ましい」

最愛「えええ!?超勘弁して下さいよ!」

フレンダ「結局、みんな当麻兄ちゃんを独占したいって日頃から考えてる訳よ」

当麻「何が何だか話についていけませんの事です」

沈利「当麻ぁ?」

当麻「はい!?」

沈利「アンタ、私達のどす黒い心の中…見たわね?」

当麻「いや、見たというか見せられたというか」

理后「とうま、もう逃げ場は無いよ?」
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga;sage]:2011/02/04(金) 20:09:48.34 ID:Q9nCJXVAO
フレンダ「結局、遅かれ早かれこうなってたって訳」

最愛「じゃあ、別に私超おかしくないんですね!?お兄ちゃんに超恋しても、お兄ちゃんに近づく女の人を超殺したいと思っても、お姉ちゃん達を超殴りたくなっても全然おかしくないんですね!」

当麻「いやそれはおか 沈利「そうよ」 理后「大丈夫」 フレンダ「って訳よ」

最愛「良かったー!お兄ちゃん超好きです!超愛してます!今夜は一緒に寝ましょう!」

沈利「じゃあ私達も面倒見て貰わなきゃね」

理后「さいあいだけにそんな事許す訳にはいかない」

フレンダ「兄ちゃん、ご愁傷様です」

当麻「不幸ではない…しかし何か釈然としないものが」

沈利「よーしアンタ達、みんなでお風呂入りましょう」

最愛「みんなでお風呂ですか!?超久しぶりで超楽しそうです!」

フレンダ「キタキタキター!しっかり体磨いて来なきゃね!」

理后「とうま、待っててね」

当麻「…ちなみに私めに拒否権は」

沈利「当麻、真っ二つと跡形も無くなるのどっちがいい?」

当麻「皆様のご来場をお待ちさせて頂きたいと思います!」

最愛「今夜は超楽しくなりそうです!」

その夜彼女達が一線を超えたかどうかは誰も知らない
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:11:56.06 ID:Q9nCJXVAO
終わりです。あと訂正、>>480の当麻の台詞の2個目のベッドはリビングの間違いです…ただの添い寝になっちまった…

駄文またもや失礼しました
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:16:50.66 ID:014eXKJgo
あれ?当麻も一緒にお風呂タイムは?あれ?
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:20:09.96 ID:JO5REIAIO


禁書の女キャラは好きなのが多いから一人に絞れない

アイテムのメンバーはもちろん、あわきん
御坂 妹達 海原 などなど・・・多いなあ
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:24:54.21 ID:r43V5TQh0
 乙
しかhしまあ一つ屋根の下にいればこうなり得るわけで。
お風呂5人ではいるんかと思った。

 そして>>485
 海原ってのは……!?ショチトル?トチトリ?
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:47:25.06 ID:pAc1yEYIO
>>486
アッーーwwwww

恥ずかしい間違いしたw
488 :タバコ :2011/02/04(金) 21:03:26.43 ID:LJZS47kAO
空気を読まずに投下しよう、そうしよう

書きます
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 21:08:27.86 ID:LJZS47kAO
ただいまーと声がした
続いて扉が閉まる音がした
それは絹旗が帰って来た音だった

「超ただいまです!」
「おかえりー」
「おかえり、さいあい」
「おかえり…」

木製のオシャレな扉を開けると、3人の少女達が各々リビングで好き勝手している状況に出くわした
だが、これがいつもの日常である為か驚くことなどなかった

一番上の姉は美容のストレッチを
二番目の姉は勉強を
三番目の姉は何故か机に突っ伏し落ち込んでいた
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 21:14:27.07 ID:LJZS47kAO
手洗いやうがいを済ませ、クッションの上に腰を落とす
自分は何をしようか、そう考えた時だった

「明日ね…」

口を開いたのは一番上の姉だった
学園都市に7人しかいないLevel5の超能力者
麦野沈利、別名メルトダウナー

「どんなひとなんだろうね」

次に口を開いたのは二番目の姉
能力者が発するAIM拡散力場を察知することの出来るLevel4
滝壺理后、別名AIMストーカー
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 21:21:44.95 ID:LJZS47kAO
「どんなのだって良い訳よ…」

最後に口を開いたのは三番目の姉
なんかトラップとか使っちゃう能力者かどうかすら怪しい姉
フレンダ、別名サバ缶

「あら、フレンダはなんかご機嫌ななめみたいね」
「そうだね」
「結局ほっといて欲しいわけよ…」

擬音を着けるならズーンと言うような感じで机に突っ伏す姉
何故か目がキラキラしてる姉
ホントにあまり興味なさそうな顔をしてる姉

そんな中で私は何故か凄い嫌な顔をしていたらしい、姉に言われるまで私はその事に気づきもしなかった
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 21:37:01.77 ID:LJZS47kAO
「さいあい、どうしたの?」
キョトンとしてコッチを見つめる理后お姉ちゃん
「ち、超なんでもありません!!」

何故か、何故だか
兄の事を想像した瞬間に彼の顔が浮かんだ
ツンツン髪のあの鈍感な不幸少年のあの顔が

ドクン、心臓が急にリズムを上げ始めた
ドクンドクン、何故だか胸が高鳴る少し痛くて苦しいくらいに

「な、なんだか超調子が悪いので…今日はもう寝ます!!おやすみなさい!!」

扉を勢いよく閉めてリビングから飛び出してしまった
しかし本当に調子が悪いみたいだ
顔が熱くい、顔だけじゃなく全身が

私はそのままお風呂にも入らずに布団に潜り込んでしまった
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:50:57.51 ID:014eXKJgo
別名サバ缶

おい
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:02:52.80 ID:WYvI5D8AO
最愛とフレンダが凄い乙女で可愛いんだが、そう思うのは俺だけか?

続きはまだか
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:04:30.65 ID:tVQ8WlXUo
これは続きがきになるな
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:33:50.88 ID:WYvI5D8AO
頼むから焦らさないでくれ
下半身が寒いんだ
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 23:40:36.99 ID:LJZS47kAO
再開します
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/04(金) 23:49:37.01 ID:LJZS47kAO
乳白色の湯舟に浸かりながら彼女は一人考えていた
今日はホントに考え過ぎだ、四六時中脳みそをフル回転していたと言ってもきっと過言じゃないはず

ちゃぷ。
ちゃぷん。

脚をゆっくり伸ばし、身体を肩まで沈ませる
ずるっ、とお尻が滑って頭を勢いよくバスタブに打ち付けた

「ッ〜〜〜〜〜〜!!」

余程痛かったのだろうか、バシャバシャと大きな飛沫と波紋を起こしながら身体を震わす

なんとなく、なんとなくあの言葉が浮かんだ

「はぁ…不幸なワケよ…」
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 00:01:19.04 ID:U8hGaQcAO
正直な所フレンダはいま明日会う兄や親の事など考えてはいなかった
切り替えようとしても、勝手に戻っていく

上条当麻

昨日会ったばかりの男がどうしてこんなに気になるのだろうか
どうしてこんなに自分の心はこんなに乱されるのだろうか
どうして、どうして、どうして

疑問は尽きなかった
もはや上条以外の男などどうでも良い
今は上条しか考えられない

「…………………」
水滴が湯舟に落ち込んで、波紋を作る
そしてフレンダは赤面する

「にゃーーーーーーッ!!!」
バチャバチャと浴槽ではフレンダが暴れ周る
飛沫と言うか津波と言うか、波紋と言うか津波と言うか
そんなものを巻き起こせる程に

また尻が浴槽で滑る、そうして頭は先程と同じく痛くぶつかる
少し冷静になれた気がした
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 00:16:15.03 ID:U8hGaQcAO
「アタシは…上条が好きなのかな…」

誰に言うでもなくポツリと呟く
湿った浴室内でのその声は酷く響いた

501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 00:26:42.17 ID:U8hGaQcAO
翌日

チャイムが鳴り、学生達がみな教室の外へと駆け出して行く
本日の日程が終了したようだ
時刻は午後4時、約束の時間までには3時間近くある

「上やーん、この後どうするにゃー?」
「どうするもなにも今日は用事あるから上条さんは帰りますよー?」
「用事ってアレやの?」
「そうですよ…なんか緊張して腹が痛くなって来たぞ」
「はぁ…また上条属性の被害者が増えるのかにゃー…」
「しゃあないわな…上やんやしな…」
「ホントに不公平だにゃー…」

「つーワケでじゃあなー」
「じゃあにゃー」
「可愛い姉妹さんやったら紹介してなー!!」


502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 00:50:08.31 ID:U8hGaQcAO
とある学区のとあるファミレス
時刻は七時半を回っていた

片方の座席には
上条当夜とその妻、詩菜が
もう一方の席には、沈利、理后、フレンダ、最愛の四人が

だが此処にいるべきハズの人間が一人いない、約束の時刻は30分を過ぎていると言うのに彼はまだ到着していなかった

「まったく…アイツは一体何をしてるんだ」
「何か合ったんでしょうか…」

気まずい雰囲気が流れる
顔には出さないが沈利は沸点がぎりぎりだった
いや、沈利だけでなく理后もフレンダも最愛もみな約束の時間に来ないまだ見ぬ兄(弟)に怒りを感じていた

扉が開き、誰かが入って来た
「悪い!!遅くなった!!」

息を切らし焦った感じの声で兄はそう言った
「遅いぞ!!何かあったのか?」
当夜さんが息子に問い掛ける

だが姉妹は何か一言でも言わなければ気が済まなかった
「アンタねぇ、待つ方の身にもなってみなさいよ!!」

沈利が優しく柔らかく怒る
それに繋げてフレンダと最愛は振り向いた
自分達を待たせた兄に文句を言おうと
503 :タバコ :2011/02/05(土) 00:50:41.42 ID:U8hGaQcAO
寝る
504 :190 [sage]:2011/02/05(土) 00:59:21.58 ID:nJpIRn/DO
>>503

一旦終わったみたいなので投下します

沈利の言葉で当麻の怒りが抜けた事を沈利が見逃す訳もなく

沈利「…はっはーん。つまり当麻は私が他の男ともイチャつくと勘違いして嫉妬しちゃったんだ」

当麻「なっ!」

沈利「むしろ私を独り占めしたいと思ってたとか?それともキス出来なくて残念だったのかな?」

喫茶店に入る時に感じた違和感や今の当麻の怒りに自分に対する嫉妬や独占欲といった感情が
含まれていた事に気付き、沈利は嬉しくなり口元を緩め当麻を尋問していく。
そんな二人を少し離れた席で暇潰し程度に観察していた二人の男女のうち中学生位の少女が口を開いた。

女「正直、貴方の趣味に付き合わされてウンザリしてたけど、こんな珍しいモノが見れるとはね」

男「まったくだ。今時あんな純情少年が居るとはな。しかし相手が四位とは災難だ。ありゃ完全に尻に敷かれ…
どう言う意味だ?」

連れの意見が気に入らないのか、長身の男が聞き返
505 :190 [sage]:2011/02/05(土) 01:06:14.31 ID:nJpIRn/DO
女「貴方、気付いてないの?普通あんな物の展示会に付き合わされて喜ぶ女性なんて居ないわよ」

男「そんなもんか?」

嫌味を込めた少女の言葉を目の前の男は平然と受け流す

女「それに、いい加減メルヘンチックな食べ物は卒業する事をオススメするわ。
ハッキリ言って滑稽だから」

少女の予測通りの態度を取る男を気にも止めず女は男が食べているランチを指差す。
そこにはハンバーグ・エビフライ・オムライス、オムライスに旗が刺してあれば完全にお子様ランチだ。

男「心配するな。自覚はある。つか今日はヤケに絡むじゃねぇか。もしかしてあの二人と同じ事が御所望か?」

女「貴方が私にやったら間違いなく犯罪ね。そういうのは私じゃなく別の女したら」

今日連れていった所が気に入らないくて不機嫌なのか、単にあの二人にあてられたのか
普段は余りしない表情を見せる少女を楽しみながら男は食事を続けた。
506 :190 [sage]:2011/02/05(土) 01:10:02.46 ID:nJpIRn/DO
沈利「さて、と買い物の続きに行くわよ」

当麻「へ?まだ買うんでせうか?」

当麻を弄るも度満足したのか沈利は伝票片手に立ち上がる。

沈利「当たり前でしょ。まだ下着しか買ってないんだから。それとも当麻は臭いフェチなのかな?」

当麻「上条さんは沈利お姉様の従順なる下僕(おとうと)ですから何処へなりとも
お付き合いするのですよー」

下着の件と食事の件で沈利に散々弄り倒された当麻は棒読み気味に答えた。
店を出て目的のエリアに向かう途中、沈利に集まる視線に当麻は再び少し不機嫌になる。
そんな当麻の態度を沈利は楽しみつつ口を開く。

沈利「安心しなさい。さっきも言ったけど私は当麻以外の男に興味は無いから。
ソレでも気になるなら…見せつければ良いのよ!」

そう言うと沈利は組み付いていた腕から当麻の体へ抱きつき更に密着する。

沈利「これなら心配ないでしょ?」

当麻「え?あの、沈利お姉様!?それはそれで違った意味で人目につくと思うのですが!?」
507 :190 [sage]:2011/02/05(土) 01:21:41.84 ID:nJpIRn/DO
以上です
今回出たモブはていとくんとメジャーハートです。
取り敢えず、このssだとていとくんは冷蔵庫フェチでお子様ランチスキーって感じです
昔見た映画(だったかな?)でイケメンが子供が好きそうなご飯をガッついてたシーンとダブったのでこんな感じになりました。
あと、原作読み直して気づきましたけどメジャーハートって14歳位なんですね。
正直上条さんor滝壺と同い年位かと思ってました
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 03:32:11.85 ID:UHpWF0Mu0
 タバコさんクライマックス寸前で止めるのは……
フレンダと最愛の反応が楽しみでしかたない

 >>190の沈利は4姉妹の中で当麻の扱いがほんとに上手いな
 弄る&甘えるで面白がったりどっきりさせたりww

 お二人とも超乙です!
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 04:55:25.01 ID:7q2meL1IO
>>503

続きwktk

それと刀夜さんだでね
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 09:22:25.44 ID:DIHoRfo3o
ババ・・・
むぎのんは俺の嫁
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 09:23:31.27 ID:CSsTErxZo
絹旗、フレンダ、上条のカオスな流れってなんかいいよね
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 12:54:03.18 ID:4mPwhQOAO
ちょっと投下

理后「…むっ」

最愛「どうしたんですか理后お姉ちゃん」

理后「とうまの周囲にAIM反応あり、これは…超電磁砲」

最愛「それ超マズいじゃないですか!超電磁砲っていったら超重度の『当麻お兄ちゃん病』感染者ですよ!」

フレンダ「…『当麻お兄ちゃん病』って何?」

最愛「これだからサバンダお姉ちゃんは…」

フレンダ「私はフレンダだっつうの!」

理后「『当麻お兄ちゃん病』、別名『とうま病』はとうまにノックダウンされた人達がかかった病気の事」

沈利「またあのクソ忌々しい第三位かァ…。ブチコロシカクテイね…」

フレンダ「それはいいんだけど何でそんな事わかる訳?」

最愛「これだからサバお姉ちゃんは…」

フレンダ「それもうサバじゃん!」

理后「サバカンダ、これを見て」

フレンダ「結局、扱いが酷いって訳よ…。何これ、ドラ○ン○ールレーダー?」

沈利「これは当麻の現在地を表すレーダーよ」

最愛「当麻お兄ちゃんの制服に付けた超小型で超頑丈な発信機が教えてくれます」

理后「さらに私の能力追跡で誰が近づいたかを判断する」

沈利「そしてブチコロシ」

最愛「超完璧です!」

フレンダ「いや、色々おかしいって」
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 12:55:55.28 ID:4mPwhQOAO
沈利「さっきからいちいちうるさいわね…。言ってみな」

フレンダ「…とりあえず、どうして理后姉は体晶無しで能力使える訳よ?」

理后「大丈夫、愛の力でオールオッケー」グッ

フレンダ「そんないい顔でサムズアップされても…。それにそんなの使うと当麻兄ちゃんの迷惑になるんじゃ」

最愛「何超寝ぼけた事言ってるんですか?家族の事を常に把握しておくのは超当然な事でしょうが」

フレンダ「なにそれこわい」

理后「結局、とうまは私達と居るのが一番って訳なんだよ」

フレンダ「ついにアイデンティティの話し方まで取られた…」

沈利「さあて行くか…。待ってろよクソ第三位!!今日こそアイツの×××に×××突っ込んで公開×××してやるからよぉ!!!」

最愛「フレンダお姉ちゃん、×××と×××って何ですか?」

フレンダ「うわわ!結局、そんな事知らなくていいって訳!」

理后「さいあい、×××と×××っていうのは」

フレンダ「理后姉!最愛に教えたら駄目って訳よ!」

沈利「パリィ!パリィ!パァァァリィィィィ!!!ブチコロシカクテイだァァ!!!!」

その頃の当麻

美琴「逃げんなゴルァァァ!!!」

当麻「誰か助けてー!!」

オチなし…フレンダに突っ込みさせたかっただけです失礼しました
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 13:50:42.67 ID:UHpWF0Mu0
 なんか色々おかしくなってる……
理后さんマジパねえっす
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 18:13:36.70 ID:WhK9xGP80
サバンダお姉ちゃん
サバお姉ちゃん
サバカンダ

おい
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 18:22:26.10 ID:4lcm1SNY0
サバ缶「結局本体はこっちって訳よ!」
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:55:39.35 ID:AF1/TYZAO
おいタバコはまだか
518 :タバコ :2011/02/05(土) 22:05:23.28 ID:U8hGaQcAO
呼ばれた気がした

書きます
519 :タバコ :2011/02/05(土) 22:17:30.54 ID:U8hGaQcAO
>>512
フレンダをサバ呼ばわりなんて許せないわ!!


ピキッと時が止まった気がした
なにが起きたか分からない
ザワールドやスタープラチナなんかじゃない
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった

ピタリと三人の視線が合う
フレンダとも最愛とも、その両方ともに
相変わらず三人の周りは時間が停止している

「ちょっと聞いてるかしら?」

沈利が空気を読まずに言葉を紡ぐが、耳に入っては来ない

なんだ?
一体どう言うことだ?
何故ここにコイツらが?
アレ、なんで呼ばれて来たんだ?
そうだ、俺は新しい姉妹を紹介されるために来たんだ

アレ、なんだ
じゃあ結局どう言うことだ?
何でここにコイツらがいるんだ?

頭の中をぐるぐると同じ問いが何度も何度も反芻する
それは当麻だけでなく、フレンダ、最愛も同じなのだろう

口を開いたの当麻でフレンダで最愛だった

「「「嘘だろおおおおおおおお!!」」」
520 :タバコ :2011/02/05(土) 22:20:54.92 ID:U8hGaQcAO
ピキッと時が止まった気がした
なにが起きたのかが分からない
ザワールドやスタープラチナなんかじゃない
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった

ピタリと三人の視線が合う
フレンダとも最愛とも、その両方ともに
相変わらず三人の周りは時間が停止している

「ちょっと聞いてるかしら?」

沈利お姉ちゃんが空気を読まずに言葉を紡ぐが、耳に入っては来てないみたいだ

って言うか私の耳にも入らない

え?あれ?
一体どう言うこと?
何でここに上条が?
アレ、なんで呼ばれて来たんだっけ?
そうだ、私は新しい兄を紹介されるために来たんだ

アレ、なんで
じゃあ結局どう言うこと?
何でここに上条がいるワケ?

頭の中をぐるぐると同じ問いが何度も何度も反芻する
それはフレンダだけでなく、当麻、最愛も同じなのだろう

口を開いたのフレンダで当麻で最愛だった

「「「嘘だろおおおおおおおお!!」」」
521 :タバコ :2011/02/05(土) 22:24:50.83 ID:U8hGaQcAO
ピキッと時が止まった気がした
なにが起きたのかが分からない
ザワールドやスタープラチナなんかじゃない
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった

ピタリと三人の視線が合う
上条ともフレンダとも、その両方ともに
相変わらず三人の周りは時間が停止している

「ちょっと聞いてるかしら?」

沈利お姉ちゃんが空気を読まずに何か喋ってますが、耳に入っては来てないみたいです

って言うか私の耳にも入りません

えっと?
一体どう言うことですか?
何でここに上条が?
アレ、なんで呼ばれて来たんでしたっけ?
そうだ、私は新しい兄を紹介されるために来たんでした

え、アレ?
つまり超どう言うことですか?
じゃあ何でここに上条がいるんですか?
超ワケが分かからないです

頭の中をぐるぐると同じ問いが何度も何度も反芻する
それは最愛だけでなく、当麻、フレンダも同じなのだろう

口を開いたの最愛で当麻でフレンダだった

「「「嘘だろおおおおおおおお!!」」」
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:24:55.20 ID:a3El3pm1o
大事な場面なので
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:31:20.33 ID:U8hGaQcAO
周りが突然の怒号に驚いていたがそんな事は今は関係ない、どうでも良い
沈利姉ちゃんが無視されてちょっと悲しそうだがそんな事もどうでもいい

いま一番重要なのは目の前にいる男
一昨日、私と最愛を不良から助けた男
昨日一緒に晩御飯を食べて急に目の前から去った男
そして私が惚れてしまったかもしれない男

上条当麻

コイツが、この男が、
私達の兄だと言うこの状況
それがたまらなく私を悩ませる

頭が痛い
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 22:43:58.53 ID:U8hGaQcAO
バキィ
身体が力んでいたせいか、つい持っていたグラスを握り潰してしまった
幸い能力のおかげで血は一滴も出ていない

超ワケが分かりません
上条が私達のお兄ちゃんなんですか?
私達は上条の妹になるんですか?
だったら私は絹旗最愛じゃなくて今日から上条最愛になるんですね
あはははーなんだか新婚さんみたいですね

「お前らが…俺の妹なのか…?」
知らねーよ!!
私の方が聞きたいわ!!
馬鹿かオメェは!!

あまりの興奮に口調が超乱れましたが、この際気にしません

誰かこの状況を超なんとかしてください
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 22:53:09.50 ID:U8hGaQcAO
「し、知り合いだったのか…」

上条刀夜が口を開き、無言でそれに応えるその息子
お母さんはなんだかオロオロしてる

「ま、まあ一度座りなさい」
促されて当麻はフレンダの向かい側に座った
姉妹(特に二人)から穴が空くほど見つめられてる上条は小さな声で何かを呟いていた

それから、刀夜は彼女達、姉妹の話をした
今まで君達の親が済まなかったと
私達とは血が繋がっていないが家族にならないかと
殴りたいなら好きなだけ殴ってくれと
あと、息子が遅刻してすまなかったと

興味なさそうに聞いているフレンダと最愛に対し、沈利は熱心に言葉を噛み締めていた
理后はなんかよく分かんない事してた
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 23:08:29.95 ID:U8hGaQcAO
一旦切る
再開はみてー
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:14:23.70 ID:LBERucODO
早く再開してくれないと全俺が死ぬ
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:22:33.54 ID:iIMWw1LRo
> 理后はなんかよく分かんない事してた
滝壷かわええ
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:49:55.32 ID:CSsTErxZo
アックアさんの来たか連発思いだした
530 :190 [sage]:2011/02/06(日) 00:26:42.00 ID:J/kBS0tDO
>>526

しかしバタコさんも寸止めですか。
今日は久々に4レス投下しますが、4レス目が多分微エロ気味(?)なので苦手な人はスルーお願いします

周囲には熱々のカップルに見えたのかより視線が集中する中、沈利は当麻の意見を無視し
目的地に着いた頃には当麻は完全に毒気を抜かれていた。

沈利「さ、着いたわよってなに堕落けてるの?当麻も男なんだかシャンとしなさい」

当麻「…大半の原因は沈利姉ちゃんにあるでせうが」

沈利「そういう台詞は、些細なことで一々反応しなくなれるようになってから言いなさい」

当麻「っぐ…」

沈利(私としては嫉妬した当麻の顔を見て楽しめるし今のままでも良いけどね)

沈利は皮肉をあっさり返り討ちにして当麻を引き連れ店の中へ向かう。

当麻(上条さんは普段はもっと穏和だと思ってたのですが、カルシウムが足りてないのか?
吹寄にでも相談…いや、アイツも何だかんだで怒りっぽいしな。と、なると姫神や五和か?)

沈利が指摘した通り原因は当麻の独占欲や嫉妬心なのだが、肝心の本人は
土御門じゃあるまいし義理の姉にそんな感情を抱くわけがない、とその可能性を排除し
明後日の方向へ原因の追求を始め、後で怒らない秘訣みたいなのを聞いて見ようと決心する。
531 :190 [sage]:2011/02/06(日) 00:31:02.82 ID:J/kBS0tDO
当麻「はあ…不幸だ」

売り場とは隔離された更衣室前の通路で当麻は壁にもたれながらため息を吐く。
沈利に引き摺られるように色々な店を周り既に4件に突入し当麻は完全に草臥れていた。
元々鈍感な当麻は女性を誉め言葉の引き出しは多くない。その割りに一件で一回程度ではあるがツボを抑えるため、
ソレが原因でクリティカルが出るまで永遠と沈利のファッションショーに付き合う羽目になってるのである。

沈利「当麻、これは?」

既に何回目のやり取りかすら分からない質問を沈利がした。

当麻「うん。沈利姉ちゃんに凄く似合ってると思う」

当麻は素直にそう答える。

沈利「駄目ね」

当麻の反応を見て沈利は即答して更衣室に戻る。

当麻「何故!?」

沈利『当麻は気付いてないけど、私が他の店で服を決めた時と反応が違うのよ』
着替えながら対応しているのか沈利の声と一緒に微かに布の擦れる音が聞こえてる

当麻「そんなに違うのか?」

沈利『えぇ。私以外に聞いても皆同じ事言うと思うわよ』

当麻(沈利姉ちゃんが断言してるしソコまで違うのか。姫神達に怒らない秘訣ついでに聞いてみるかな)
532 :190 [sage]:2011/02/06(日) 00:36:13.63 ID:J/kBS0tDO
当麻「ふーん」

そんな事を考えながら空返事をしていた為か、当麻は試着室のドア越しに近付く気配に気付けないでいた。

当麻「な!?」

不意に服を捕まれ当麻は受け身も取れず、背中から倒れるように試着室に引き連り込まれた。

当麻「痛てっ何すんだよ!沈利姉…ちゃ…」

倒れた姿勢から上半身を起こし、文句を言おうと自分を引き連り込んだ張本人を見た瞬間
当麻は言葉を失う。そこには下着姿の沈利がいた。

沈利「当麻、私とのデートで何他の女の事考えるなんてお姉さんは悲しいなー?」

そう言いながら沈利は妖艶な笑みを浮かべゆっくりと当麻の上に覆い被さった。

当麻「何の事でせうか?かかか上条さんは紳士ですから…そんなれれ礼儀…知らずな事は
しししししませんですのことヨ!?」

恐らく今回も冗談だろうと頭では理解するも、自分の考えてた事を見抜かれ
更には否応なしに視界を占める下着姿の姉。
この危機的状況をなんとか打開しようと当麻はパニック寸前の頭を総動員して
裏返る声で後退りしながらも何とか言い訳を紡ぐ。
533 :190 [sage]:2011/02/06(日) 00:42:04.53 ID:J/kBS0tDO
そんな当麻の態度を予想してたのか後退る当麻にゆっくりと迫りながら
沈利は楽しそうに微笑む。

沈利「知ってた?当麻は嘘を言うとき右眉毛がつり上がるって」

当麻「え!?嘘だろ?」

後退っていた背中が壁と、右手が眉に同時に触れた瞬間―

沈利「えぇ嘘よ」

当麻は逃げ場を失った。

沈利「さて、この嘘つきは、オ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イ・ネ」

ゆっくりと歌うように告げる沈利の声が当麻には死刑宣告を告げる鐘のように感じた。

当麻(あははーこれはきっと夢だ。沈利姉ちゃんが俺にこんな事するわけ無いし)

沈利「ちなみに夢でも幻想でも無いわよ?」

沈利は微笑みを絶やさず明後日の方向へ顔を背け現実逃避気味の当麻の右手を
掌同士が合わさるように握り、自分の体温を掌越しに当麻に伝える。

沈利「ほら、ね?」

と、当麻の意識すら逃がさないよう掌に縫い付ける。

沈利「それと当麻気付いてる?今着けてるのって、さっき買った奴だって」

そして更に背ける視線を自分に仕向けるように囁き、一つ一つに当麻の逃げ場を塞ぐ。
そして

沈利「ねぇ当麻…ここでエッチな事しよっか」

沈利は当麻に留目を刺した。
534 :190 [sage]:2011/02/06(日) 00:50:50.37 ID:J/kBS0tDO
以上です。
書くのが遅くて寸止めになって申し訳ないです
あと>>531の「更衣室」を「試着室」に脳内変換お願いします。

一応今回のパートがむぎのんでやりたかったネタなのでもう少しでむぎのんパートも終わりそうです
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 01:01:59.19 ID:UpyneCpO0

むぎのん終わりか
さびしいのう
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 02:44:25.52 ID:vGQ4Y58V0
 タバコさんのフレンダと最愛はいちいち可愛いなあ
沈利姉ちゃんは色々と思うところがあるんだろうな……
最後の理后は?流石不思議ッ子

 そして試着室に上条さんを引き込むむぎのん何と大胆な……
これがお姉ちゃんキャラの強みか?
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:50:26.01 ID:cGmewOdEo
逆に安価のイベントで麦野と滝壺と出会えなかったのが残念になってきた
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 23:41:46.94 ID:zOhxuX8l0
タバコさんならきっと麦野滝壺ルートも書いてくれるよ(チラッ

そしてガチで弟を落としにかかるむぎのんマジ策士
539 :タバコ :2011/02/07(月) 21:31:56.30 ID:b1pPISJAO
どうもです

書きます
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 21:45:25.66 ID:b1pPISJAO
「私達は正直親と言うものが分かりません、ですから…いきなり言われてもどうして良いか正直分かりません」

あくまで丁寧に、外面の言葉で麦野は言った
チャイルドエラーである自分達にいきなり親子になろうなんて、ハードルが高すぎるにも程がある

「確かにその通りだろう」
上条刀夜は重く息を吐き言葉を繋ぐ

「…だから、君達さえ良ければ、学園都市を抜けて外で一緒に暮らさないか?」

斜め聞きをしていたフレンダと最愛は耳を疑い、理后は動きを止めた
上条刀夜は告げる

「一緒にいれば、そのうち家族なんてものは嫌でもどんなものか分かる、勿論無理にとは言わない、だが考えるくらいなら構わないだろう」

誰もがその言葉を予想だにしなかった
いきなりパッと出の親と一緒に暮らすなんて考えもしなかった
そもそも学園都市を抜ける?そんな事が出来るのだろうか?
この人は学園都市を知っているのだろうか
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 21:57:30.37 ID:b1pPISJAO
誰もが呆気に取られた空気の中、当麻は口を開いた

「あのー、その場合俺はどうなるんでせうか?」
「お前は自ら進んで行ったワケだから残るに決まっているだろう、お前は彼女達とは違うのだろう?」

ドクン
フレンダは、最愛は
確かに感じていた
自分の背筋が冷たくなるのを
そして、いま何故か心の底から上条と離れたくないと思っている自分に

「ち、超反対です!!」
「わ、私も残るってワケよ!」

驚いたのは刀夜だった
この子達はいきなりどうしたのだろうかと
元々無理な話だったのは分かっている、彼女達にも学園都市の友達と言うものがあるだろうし
そんな彼女の居場所から引きはがすのは気が引ける
だが、それならば誰が彼女達に教えてやれると言うのだろうか

十何年も親を知らずに生きて来た彼女達に家族というものを
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 22:05:59.43 ID:b1pPISJAO
一度咳ばらいをして刀夜は言葉を続けた

「ま、まあ…君達が決めれば良いことだから結果については私はなにも言わない、ただ考えては欲しい」

言い終えた直後だった

「おことわりします」

ここに来て、初めて理后が口を開いた

「な、なぜ!?」
「かおも知らない親だけど、わたし達をここに置いていったことだけは感謝してます、姉妹でいっしょにいられたから」
「それに」

麦野を見た
絹旗を見た
フレンダを見た
「家族ならもう知っていますから」

そう言って机に突っ伏す理后
やはり彼女は不思議な娘で結局不思議な娘だった

だが家族だった
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 22:11:50.45 ID:b1pPISJAO
刀夜は口を開く事が出来なかった
自分はなにを言っていたのだろうか
馬鹿にするのも大概にするべきだろう
勝手に値踏みし、選択を迫り
居場所から引きはがそうとした

「すまなかった」

自然に口から出たのは、きっと本心だったからなのだろう
頭を深々と下げ、彼女達に精一杯の謝罪をした
麦野は若干慌てて、顔を上げてくださいと言ったが、決して上げはしなかった

だがそんな謝罪もぶっ飛んで、違う事に安堵している少女が二人
最愛とフレンダ

彼女達の心を満たしていたのは学園都市からと言うよりはむしろ、当麻から離れない事の方が重きを置いていた
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 22:17:30.16 ID:b1pPISJAO
良かった本当に良かった

何故なんだろう何故私はこんな男と離れたくないと思ってしまったんだろう
何故私はこんな男と居たいと思ってしまったのだろう
何故私はこんな男に惚れてしまったのだろう

そんなことは今、どうでも良かった
ただ、ただ安堵が心を満たしていく
それだけで今は十分な気がした

視線に気づいたのか、当麻が照れながら目を背ける
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 22:26:25.41 ID:b1pPISJAO
重い空気の中、腹が鳴った
きっと死にたいと思っただろう彼は
自分が音の発信源である事がバレていない事をひたすら祈った

すると詩菜が口を開いた

「あらあら、当麻さん的には晩御飯はまだなんでしょう、時間も遅いし何か食べましょうか」

バレていた
だが確かに空気は和んでいた
静利はため息交じりに笑い
理后はくすくすと笑い
最愛とフレンダはやっぱり当麻だと笑った

死にたかったが
悪くないと思った
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 22:35:57.50 ID:b1pPISJAO
くだらない話をした
自分の不幸話や
タチの悪いチンピラにナンパに会った話や
不思議な話や
誰かに助けられた話や
誰かと映画を見た話を
自分の事のように楽しそうに話を聞く二人の親

そんなただのドラマのような光景が自分には何故か新鮮に感じた、ありきたりでベタで王道なこんな光景が凄く愛おしかった

だが時間は過ぎ行き、その日は解散となってしまった
上条夫妻は明日の朝、この都市を出るそうだ、私達姉妹が出ると言ったら延ばすつもりだったらしいが

帰り際に彼は言った
「息子を頼むと」

何故だか、私はその時初めて本当の意味で自分に弟が出来たのだと自覚した
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 22:44:45.16 ID:b1pPISJAO
その日から、少し時は廻る

科学の街、学園都市にも朝を告げる鳥くらいはいるようで
目覚ましのアラームに起こされる前に、私、上条当麻は目を醒ます事ができた

たまにはこんな目覚めも良いのかもしれない、いつもはアラームが鳴らないような大惨事に巻き込まれるが
いつも朝からそんな不幸が起きてはたまらない

ベッドから起き上がり、部屋を出て
リビングへと向かう

扉をくぐると少し前に同居を始めた妹達は既に起きていた

二人のパジャマ姿に一々ドギマギしている未だに慣れていない自分は、きっと一生この朝の光景には慣れないんだなあとか、朝ご飯をどうしようかとか思いながら俺は目的の部屋に着いた

深呼吸して扉を開け、ポツリと言った

「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:51:56.47 ID:9OydDlvvo
×静利○沈利
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 22:53:47.47 ID:b1pPISJAO
以上で終了でございます
最後突っ走り過ぎたなってのを結構反省してます

麦野や滝壺を期待していた方には申し訳ないです、ホントに…

ちなみにこの後は
上条家にインデックスが落ちてきた第一巻のパラレルこと
「とある兄貴の不幸日和」(ハッピーエンド)へと続きます

嘘です、ゴメンなさい
見ていただいてありがとうございました
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 22:54:29.60 ID:b1pPISJAO
>>548
またやってしまった…
指摘ありがとうございます
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:01:07.65 ID:xnSep9rb0
 乙でした!!
確かに最後突っ走ったかもしれないけど
読んでて滅茶苦茶楽しかったです
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:09:51.85 ID:dO6USqtV0
ここでスレタイとは……!
GJです
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:20:28.04 ID:PlfP8UNIo

綺麗にまとまってると思うよ
次も何か書いてくれるんだよな?な?
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/07(月) 23:56:13.10 ID:7ybkAyrc0
乙なんだよ!
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:59:15.75 ID:ijeItfbfo
超乙でした。
先生の次回作に超ご期待ください。
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 00:52:04.92 ID:aCcIvT2AO
>>547

>嘘です、ゴメンなさい


ゴメン、これ読めない
とにかく次回に超期待です!
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 12:20:32.45 ID:fUiQHFd2o
超乙です!
次も何か書いてくれるの待ってます!!
558 :19 [sage]:2011/02/08(火) 13:32:59.73 ID:/skeY9c+0
 時期としては既にひと月前近くなってますが、
成人式ネタで日常gdgdものを投下しますね
559 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 13:34:54.42 ID:/skeY9c+0


 成人の日。カレンダーの一月上旬と中旬の境目あたりを見れば、日曜日や祝日を示す赤文字でそう記されている日がある。祝日法にある「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という趣旨の下、多くの地域で新成人を招いて成人式が執り行われる。その後新成人達はめいめい、家族や友人、出身校の同輩達と、思い思いに「一人前の大人として一歩を踏み出したこと」を祝う。男性は紋付羽織袴やスーツ、女性は美しい振袖に身を包んで。勿論、全国を俯瞰すれば、帰省し易い時期や冬場の豪雪を考慮してGWやお盆に成人式をする地域もあるにはある。しかし首都西部や埼玉、神奈川、山梨に跨って存在する巨大にして強大な円城、学園都市は関東平野西部に位置するため、成人式は成人の日に挙行されるのだ。
 
 そんな学園都市、第七学区のとある高級マンションに、年齢的には成人式など関係ない5人家族が住んでいる。そのリビングで、理后にフレンダ、最愛が、U字型にテーブルを囲むふかふかのソファーに腰掛けてくつろいでいた。沈利は自分の部屋で何か作業しているらしい。フレンダと最愛は蜜柑をパクパク食べながらテレビを観ているが、理后は冬の柔らかな陽光を浴びながらうつらうつら船を漕いでいる。その手には食べかけの蜜柑の房が握られているが、今にも床の落ちてしまいそうになっている。
560 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 13:36:53.43 ID:/skeY9c+0

 「フレンダ、最愛、お茶淹れたぞ」
 湯気の立ち昇る湯のみと急須、ポットを乗せたお盆を片手に。
もう片方の手にはすでに残り少ないテーブル上の蜜柑の補充分と
、何種類かの煎餅を入れた皿が乗ったお盆を持って当麻がキッチンからやってきた。
お茶を配り、お決まりの蜜柑ピラミッドを作る。理后が起きたらすぐ用意できるよう、
お盆の上には空の湯呑みが一つ残っている。
  「ありがと兄ちゃん!私と最愛の間に座って〜」
 いつものことだがちゃんと席を指定され、
当麻が座ると二人とも彼にぴったりくっついてくる。
  (今は理后お姉ちゃんは寝てるから、お兄ちゃんを二人占めしてもちょういいですよね///)
  (ちょ、毎度のことながらこの二人はどうしてこんなに密着してくるのでせうか!?
  まあ妹だからいいんだけれどもそれでも可愛い女の子であって……)
 当麻とて意識しない訳ではないのである。
561 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 13:41:20.57 ID:/skeY9c+0

 「でもなんでまた玄米茶な訳?」
 
 今にも理后の手から落ちそうな蜜柑の房を、
ひょいっと取り上げて口に放り込みながらフレンダが聞く。
 
 「そうですよ。大晦日からずっと、
 お兄ちゃんが超東洋のお茶ばっかり淹れてくるような気がします」
 
 当麻に寄りかかりながらちょこんと膝を抱えて可愛らしく座り、
玄米茶を啜ってから煎餅をハムスターのようにかじっている最愛も不思議に思っているらしい。

  「ほら、この時期って、年末年始からの鏡開きって感じだろ?
  だから和風なものが多めの方がいいんじゃねえかって。
  それに今あるのは蜜柑と煎餅だろ?これでココアやコーヒーはちょっとな」
 
 そう言われればそうだ。
  
  「まあ、もう十日以上続いてますけどこういうのもいいと思いますよ?
  お茶超嫌いじゃないですし」

  「結局、兄ちゃんの淹れてくれるお茶が美味しいから無問題って訳!
  それでさ兄ちゃん、サバ缶は?
  折角お茶に合うんだから食べたいんだけどな〜」
 
「合うのか?……まあいいや。
塩分などなどの摂りすぎは健康上あまりよろしくないのではと上条さんは思うのですが……。
お前肌が折角綺麗ですべすべしてんのに、荒れるのは嫌だろ?」

当麻の無自覚の言葉にフレンダの視線が揺らぐ。
 
「それに今晩はお前のリクエストで俺流鯖寿司だ。
それまでサバ成分控えてより美味しく味わってほしいんだけどな」
562 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 13:47:12.77 ID:/skeY9c+0

とまあ、姦しく(一人男だが)談笑していたところに、
テレビのスピーカーから流れだす楽しげな笑い声やざわめきが耳に届いて、3人ともテレビに目が行く。
丁度学園都市内外の成人式の模様をリポートし始めたところらしい。
今は綺麗に着飾ったお姉さん達が笑顔で映っている。

  「成人式だな」

  「超成人式ですね」

  「結局私たちにはまだ縁のない話な訳よ」

 当麻もここにいる3姉妹も、只今絶賛ミッドティーン満喫中なので確かに縁遠い話だ。
だが全く無関係、無関心という訳ではない。

「綺麗に着飾ってる人が超結構いますね」

「超」なのか「結構」なのか、この家族ではそれは問題ではない。

「私たちがあんなに着飾れるかって言ったらちょっと不安な訳よ。
私の脚線美がこういう時ばかりは生かせないし。
ほら、あの金髪の人は髪型と色のチョイス的に思いっきりずっこけちゃってるじゃん」

「お前ら何年先のこと心配してるんだ?
夏祭りのときに着てた浴衣といい、この前の初詣で着てた振袖といい、
滅茶苦茶可愛かったぞ。だから心配すんなっつーの!
髪の色と布地の色がマッチしてたんだし大丈夫だ」

別に嘘は一言も言ってない。二人とも美少女なのだから着物を着ても映えるのだ。

「そうですか?超ほんとですねお兄ちゃん?
……まあお兄ちゃんさえそう言ってくれれば超いいんですけど///」

「まあ、それなら当分気にしないわ。
……兄ちゃんの好みの調査は引き続き抜かりなくやらせてもらうけどね///」

顔を綻ばせた妹二人の言葉は途中から呟きに変わっている。
563 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 13:54:10.37 ID:/skeY9c+0
すいません!!!>>561>>562の間に以下のものを挟みます……


  「まあ結局、兄ちゃんがそう言うなら喜んで従う訳よ。楽しみにしてるからね〜鯖寿司♪」

  「私も超楽しみです!あ、それ以外の料理は私たち超手伝いますね!」

  「ありがと。お前ら、期待して待ってろよ!
   それにしても、他の料理を任せられると気が楽だわ。
二人とも料理スキル上がってきてるから、嫁ポイント上がってんじゃねえか?
このままいけばいいお嫁さんになると思うぜ」

「「んなっ///」」

(お手伝い宣言で女の子スコアを上げるのはいいけど、
こういうときにその笑顔で(超)カウンターがくる訳よ(んですよね……))

ニッと笑う当麻の不意打ちに戸惑う二人。

 「俺が100年有効な保証書出してやる。あ、でももうちょいしてからだな〜。
 もっと料理の腕上げなきゃ俺や理后姉ちゃんには勝てないぜ」

 「いいですよ超勝負ですお兄ちゃん!理后お姉ちゃんから技盗んでやります!!」

 「結局、兄ちゃんに舌鼓打たせてぐうの音も出ないようにしてやる訳よ!」

 「その勝負乗った!」

(どっちがいい嫁か(超)勝負!!)

当麻は、一瞬二人の義妹の間に火花が走ったような気がしたが、
やはりその理由にはとんと気づかない。
一瞬理后の肩がピクリと動いて紫電が走る幻影が見えたが、暫くするとまたうつらうつらし始めた。
こうしてまた、この朴念仁の与り知らぬところで上条当麻争奪世界大戦の局地戦が展開されることになるのだが、
歴史の表舞台に出てくるのはまた別のお話。

 
564 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 14:00:12.02 ID:/skeY9c+0
 >>562より


 「まあそれに、和服にはそれぐらいの胸のほうが合うっていうしな」


折角いい雰囲気だったというのに、華麗にスル―して飛び越した先には対戦車地雷。

「兄ちゃんそれ結局どういう訳!?」

「どういうことですかお兄ちゃん!?答えようによっちゃあ……ッ」

「いやだから全体的なバランスがいいから気にするなっていうか
グハッ!!……だからそれやめろって!!いや止めてくださいお願いします!」

 フレンダがぬいぐるみを手に取り、最愛は窒素装甲を纏った手のひらの蜜柑を当麻の口許に叩きつけた。

  「はぁ……上条さんのライフはもうゼロよ……
口元が蜜柑の汁でぐちょぐちょじゃねーか……」 

 「お兄ちゃんが悪いんですよ!女の子に超なんてこと言ってくれるんですか!?」

 「事実だけど、確かに事実だけどもッ!!そんな露骨に言われると凹む訳よ……
  って何理后姉ちゃんはいつの間に起きて笑ってんの!?
結局!私たちの方が若いんだからしょうがないじゃない!
結局!絶対!追いついて追い越して!そして葬ってやる訳よ!!」

  「大丈夫。そんなどこかを気にしてムキになってるさいあいも、
フルシチョフじみた死亡フラグ発言をしちゃったふれんだも、
わたしはとっても応援してるよ」

「死亡フラグ言うな!!」

 いつの間にかしっかりと目を覚まし理后が、
微妙に勝ち誇ったような薄い笑みを浮かべたいたものだからオーバーヒート。
しかしまあ、何と言おうと理后には暖簾に腕押しなのだが。

 「まあまあ、最愛もフレンダも今でも充分可愛いんだし、
無駄に心配すんなっての。元気にしてりゃ無事ちゃんと育つさ」

当麻がなんとか宥めて事態の収拾を図ったつもりなのだが

 「んなっ!か、かわ……っ!うん。育ちますよね……そうですよね……///」

 「///……ま、まあ今回はこの辺で止しときましょ?
  当麻兄ちゃん、その発言の責任とってもらう訳よ!」

 「ふれんだ、何か変なこと考えてない?」

 「バっ///……ないからないから!!」

 フレンダを理后がおちょくって遊んでいる。
当麻はさっぱり分かっていない様子だが、でなければ理后はそんなネタは使わない。
  
565 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 14:04:48.21 ID:/skeY9c+0




  「なあ、ほら今映った着物の人沈利姉ちゃんに似てないか?」

 一瞬みんなが鎮まったときにお茶を啜って空気を変えた当麻が話を振る。

  「まあそりゃ美貌じゃ敵いっこないんだけどな姉ちゃんには」

  「そりゃそうよ。結局、うちの姉妹は美少女揃いって訳!
  あれ、でももう少女じゃない人が約一名……」

  「確かにそうですね。超新成人に似てるって言われるってことは
  まあそういうことになりますね。沈利お姉ちゃんはあと2年で超成人ですし」

  「そうか?18って、普通に考えたらまだ少女じゃないのかよ」

  「そうだよ。二人はまだお子ちゃまだからそう思うのかもしれないけどね」

  「おこちゃま!?なんでよ!?最愛はともかく、私は兄ちゃんとはほんとに殆んど離れてない訳よ」

  「うぅ……私は悔しながら超反論できませんけど……
  それにしても沈利お姉ちゃんはもう超少女とは言えないでしょう?
  どう見たって超二十歳越えてますよ」

 当麻と理后は心配そうに目を見合せた。
リビングのすぐそこが沈利の部屋だってことを妹達は忘れていやしないか?

  「結局、兄ちゃんは二十歳越えの人って恋愛対象になる訳?」

 沈利の部屋の方で物音がした。当麻の頬を脂汗が伝う。
だが二人の妹は何も気づいていないらしい。彼女達の最も知りたいことがそれなのだ。
なんせ手強い恋敵が一人減るかどうか。
危険を認識しているはずの理后も、今は好奇心の方が勝っているようにしか見えない。
566 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 14:08:14.28 ID:/skeY9c+0


 数瞬の黙考の後当麻は答える。
 
  「……俺はまずもってそんな年上の人との恋愛は想像だにしたことがないんだけどな。
  それ以前に姉ちゃんは確かに歳の割には大人びてるけど、
  年上に見積もってせいぜい二十歳くらいじゃないか?
  姉ちゃんは結構可愛いとこたくさんあんだぜ。
  弟の俺が言っちゃ失礼かもしんねーけど、姉ちゃんは年相応の女の子だ。
  姉ちゃんみたいな人にデートに誘われたら断るわけないよ」

 沈利の部屋の方から何やら「やった☆」という声が聞こえるような気がするが幻聴……の筈だ。

  「「「……な〜んだ……」」」

  「おいどうしたんだ?そんながっかりした顔して。
  ていうか3人とも俺にどんな答え期待してたんだよ!?
  期待してそうな答え言ったら上条さんが塵と消えそうなのですが……」

 この朴念仁に真意を察してもらうのは夢のまた夢といったところか。
567 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 14:15:56.55 ID:/skeY9c+0


  「な〜に楽しそうに話してるのかにゃ〜ん♪
  何の話かな〜?
  お姉ちゃんにもお・し・え・て・ヨ♪」


 wktkモードから帰ってきた理后が、フレンダと最愛に迫る危険を思い出して警告しようとした。
なれど時既に遅し。運命の扉今開き、
沈利が見計らったかのようにリビングに入ってきた。
          
  「し、沈利姉ちゃん……別にそんな面白くも重要でもない話だから何でもない訳よ〜」
          
  「そ、そうですよお姉ちゃん。
  テレビに映ってた人が超お姉ちゃん似で超綺麗だって話です!」

 二人とも笑顔が引きつり、ほおの筋肉がピクピク痙攣している。
蛇に睨まれた蛙がいれば、迷いなく「よう同類!」とでも言いそうな程に固まっている。

  「ふ〜ん。それで私は年増扱いされるとこまでいっちゃったのね〜」

  「そこまでは超言ってません!!」

 フレンダと最愛の目に恐怖の色が宿る。
そして最愛の咄嗟の反論に、フレンダの目が絶望に染まった。

  「そこまで『は』、ねえ……。
  どこまでなのか、お姉ちゃんに分かりやすく教えてくれないかな〜
  可愛い可愛い妹ちゃんたち☆」

  「「ごめんなさいお姉ちゃん!!!」」
 
 ここまで来たら平謝りするしかないのが人間界、いやこの家の掟だ。震えが止まらない二人。

  「ふ〜ん。当麻はちゃんと私を見て評価してくれるのにー。
  あんた達は……オ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イ・ネ☆
  ふたりとも今日はこれ以降当麻に甘えるの禁止!」

  「大丈夫。とうまに甘えられなくてへなへなにしおれちゃう二人でも応援してる」

 だが謝ったからと言って、赦してくれるわけではないのが原子を統べる女王様。
二人の顔に焦りが浮かぶ。

  「沈利姉ちゃん!今日だけは勘弁してほしい訳よ!!
  明日一日ならちゃんと我慢するから……」

  「私も超お願いします!
  当麻お兄ちゃんが夕ご飯作る超手伝いをフレンダお姉ちゃんと一緒にやることになってるんです」

  「分かったわ。私は鬼婆じゃないから明日にしてあげる。
  二人ともしおれないように頑張んなさい♪」 
568 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 14:20:32.53 ID:/skeY9c+0


  ……と、それまで自室からリビングに入ったところで阿修羅のように仁王立ちになっていた沈利が、
 安堵のため息をつくフレンダと最愛に挟まれて座っている当麻の後ろに回り込んだ。
 そしていきなり当麻に後ろから抱きついたものだから、いきなりの香りと感触とで当麻は抗いようもなく赤面してしまう。
 
   「当麻〜、た・ま・た・ま聞こえてきたんだけどね、
   そんなに私とデートしてほしいのかにゃ〜ん♪
   デートしたいならお誘いを受けてあげてもいいんだけどな〜」

   「あ、あの……沈利御姉さま?
   確かにそんなことを言ったような気もするかもしれぬというか
   それは御姉様のような女性とということであって
   ワタクシのような愚弟が麗しき御姉様とデートなどとは思っておりませんのことよ!
   そ、そしてその後ろから抱き締めてくるのを緩めてもらえないでせうか?
   その……何か当たっているというかその……」

   「私はあんな風に言ってもらえてとっても嬉しかったのに〜
   今更行きたくないとかいうのかにゃ〜ん?」

  当然抱きしめる力を強くしてくるのみで全くの逆効果。余計に赤くなった当麻は

   「はい!!是非参りたく存じます沈利御姉様!では今度の土曜でよろしいでせうか……」

  首を縦に振るしかなかったのである。沈利は嬉しそうにより強く抱きしめた。

   「しずりばかりずるい……」

  向かいの席で、理后が羨ましげな、そして少しダークなオーラを纏って呟いているのに気づいた沈利は

   「大丈夫よ。理后だって誘えば行けるから!」

  とウインクして伝えた。
569 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 14:24:43.10 ID:/skeY9c+0






   「朝ご飯の後、部屋にこもって何してたんだ?沈利姉ちゃん」
 
  沈利の分までお茶を用意した当麻が疑問を口にする。
 沈利は、先程まで当麻の両隣りに陣取っていたフレンダと最愛を
 「もう充分ひっついたでしょ?」と言って向かいの席に立ち退かせ、
 今は理后と一緒に当麻を挟んで座っている。
 
   「うん……あ、あのね当麻。その事なんだけど……」

  少し言い淀む沈利に当麻達4人は少し不思議そうな顔をする。
  沈利は小型端末をポケットから取り出して
 
   「今日成人の日じゃない。で、私ももう2年もしたら成人式なわけだし、
   どんな色とか柄の振袖が似合うかなって思ってネットで良さそうなの探してたのよ。
   それでまあ、色々見たんだけど、自分でもよく分かんないし。
   当麻の好みじゃないのは着る気にならないから、その……
   幾つか画像持ってきたんだけど、当麻に選んでもらえないかなって……」

   「勿論、この上条当麻、全身全霊を以て選ばせて頂きます!!」

 少し照れた沈利の、これまた珍しい上目遣いでのお願い。正直、上条当麻には予期せぬ破壊力だった。


 
570 :灰色の放浪者 :2011/02/08(火) 14:34:59.99 ID:/skeY9c+0

  「あ、それだったら私のも超選んで欲しいです!!」
 
  「結局、中学生の最愛はまだ早い訳よ。兄ちゃん、最愛より私優先で♪」

  「とうま。私のも選んでくれると嬉しいな」

  「ちょ、ええっ!?そんないきなり!?4人分考えろと言われましても
   上条さんの演算能力では難しいと思うのですが皆様方……」

  「大丈夫。いっぺんに頼まれて頭がパンクしちゃいそうなとうまでも私は応援してるよ?」

   「『偉大なるフラグメーカーに不可能はない(キリッ』でしょ?」

 沈利や、彼女の依頼に便乗し、遅るまじと殺到してくる他の3人の姉妹。

  (つーか理后姉ちゃんは、少し薄めの桃色一択だと思うんだけどな)

 端末のスクリーンに映る振袖と、弟(兄)が選んでくれる色や柄に胸を膨らませる姉達妹達を見比べながら、
どんなものが似合うか情報処理速度を最大に引き上げシミュレートしていく当麻。

 テーブルの上には五つの蜜柑が、仲睦まじげに寄り添っていた。



 日常に少々非日常を織り交ぜながら、少し暖かい冬の休日は過ぎていく。

 上条家は今日も平和です。
                                        Fin.
   
571 :19 [sage]:2011/02/08(火) 14:36:48.23 ID:/skeY9c+0
  以上です。
wordからそのまま張り付けるだけでは読みにいってよく分かりました……

 ではでは、お目汚し失礼!!
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 15:13:52.49 ID:wH/kyTaAO


もっとわがままを言うと理后成分が欲しかったけど楽しかった!!
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 15:56:34.80 ID:KD1zaSoEo

なぜかどこぞのCMみたいにプロジェクターに白い服着て投影してのファッションショーしてる絵が浮かんだ
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:56:00.98 ID:75DSHDxDO
乙でした
なんか理后がうたた寝してるだけで雰囲気が出てる気がしたwww
575 :190 [sage]:2011/02/09(水) 20:46:19.45 ID:2XkLEMqDO
>>533からの続き投下しますね
576 :190 [sage]:2011/02/09(水) 20:48:25.43 ID:2XkLEMqDO
当麻の掌を握ったままの左手を当麻の右手首を持つように持ち変え、
沈利は自分の胸へ誘導していく。
当麻の手が沈利の胸に触れようとしたその時、試着室の扉をノックする音が鳴り響く

沈当「!!!」

??「お客様、何か問題がありましたか?」

先程から頻繁に試着室と売り場を往復していた沈利の姿が見えなくなった事を心配して
店員が試着室に来たのだ。

沈利(チッ良い所だったのに空気読めよ売女ァ!)

沈利「私が適当に誤魔化すから当麻はココに居なさい。こんな状況見られたら言い訳出来ないから」

内心舌打ちしつつ、沈利は小声で当麻に指示を出し試着用の服を一着取り試着室のドアへ向かった

沈利「気に入った奴があったので、どれにしようか悩んでたんですよ」

沈利は内側が見えないよう死角を作るように試着用の服を広げて持ちながら差し当たりの無いように対応する

店員「宜しければ違う色のも持ってきましょうか?」

沈利「いえお構い無く。」

沈利(テメェはお呼びじゃネェんだよ!売女は売女らしく他の雌犬にでもケツ振ってろ)
577 :190 [sage]:2011/02/09(水) 20:54:44.35 ID:2XkLEMqDO
千載一遇のチャンスを潰され、なかなか帰らない店員に沈利は段々とイライラが溜まり
無意識に右側背後へ原始崩しを発動させる。

当麻(原始崩し!?そうか、この位置からだと死角になって沈利姉ちゃんと店員さんは気付けないんだ。
早く消さないと)

物音を立てないようゆっくりとスタンディングポーズに似た体勢を取り、立ち上がろうとするも
今まで緊張していたせいか体が言うことを聞かず体制を崩し倒れそうになる。
倒れる前に何か掴もうと必死に右手を伸ばす。
むにゅ

沈利「ひゃっ」

不意に臀部を揉みしだかれる感触に沈利は驚き思わず声を出してしまう

沈利「…ぁ…んっ」

なおも執拗に揉みしだかれ沈利は顔を赤らめ漏れそうになる声を必死に噛み[ピーーー]

当麻(ふー危ない危ない。危うく上条さんは社会的に抹殺される所でしたよ。
ところで、この右手に吸い付くように感じるパン生地のような柔らかい物は何だ?
こんな触り心地の良いものあっ…たっ……け?)
578 :190 [sage]:2011/02/09(水) 20:59:48.27 ID:2XkLEMqDO
顔を上げ当麻は自分が掴んでいるものを認識して絶句した。
条件反射に掴んだ柔らかいモノは沈利のお尻だったからである。
しかも見るまで確認するため何度揉んでいたのだから。

当麻(え?何でこんな事になってるんでせうか?)

沈利は羞恥の余り全身がほんのり赤みを帯び体が震え始める。

当麻(ヤバい!完全に沈利姉ちゃんが怒ってる!?早く手を離したいけど、
今離したら確実に転ぶのが目に見えてるし…けど早く離さないとその分だけ地獄が!!だー不幸だ)

店員「あの…お客様、もしかして体調が優れないのですか?」

急に顔が赤くなり声を圧し殺してるせいか呼吸が不規則になった沈利を心配する

沈利「本…当に、大…丈夫です…から」

沈利(当麻、いくらなんでも時と場所を選びなさい…今バレたら冗談じゃ済まないのよ?だから離して)

沈利の声を出さない事と今の状況を悟らせないように集中しているため上手く言葉を紡げないで居る。
絶体絶命だと思ったその時、売り場の方からこちらへ近付いてくる男女の声が聞こえてきた。
579 :190 [sage]:2011/02/09(水) 21:12:01.40 ID:2XkLEMqDO
以上です
肩透かし的な形になって申し訳ないです。俺にはエロシーンを書くスキルが無いので
ご了承下さい

話は変わりますが、このスレだと沈利や理后ってヴェントと気が合いそうですよね(ブラコン的な意味で)
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 21:35:14.40 ID:OBY/2Gmb0
 乙です!
上条さんはいつも通りだけど、
むぎのんはちょいと自業自得かな……

 >>579
もし魔術関係で当麻に何かあったとしたら
反転ヴェントになりそう
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 22:55:14.57 ID:9EAkyG/ko
俺も書いていいのかしら
5人兄弟は5人兄弟なんだがどっちかというとその他大勢の魔術士がメインになりそうなんだが
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:00:19.07 ID:BxjwlKnoo
さっさと書きやがって下さいお願いします
583 :19 [sage]:2011/02/09(水) 23:03:17.30 ID:OBY/2Gmb0
 もちろんどうかお願いします

 タバコさんのが終わって、今>>190さんしか書いてなくて、
自分は今ネタ一つしかないから投下楽しみです
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:45:24.86 ID:cY0J9naf0
とっとと書け太郎!

いや本当書いてくださいお願いします
585 :190 [sage]:2011/02/09(水) 23:49:58.82 ID:2XkLEMqDO
>>581
是非お願いします。
586 :19 [sage]:2011/02/10(木) 00:51:49.77 ID:P5Ni3qK+0
 この前の成人式ネタでは、
会話の「」の前に、話者の名前つけてなかったんだけど
どうでしょうか。読みにくければ次からはつけますが……
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 01:15:37.08 ID:Nvh4XGGC0
個人的には地の文があるなら名前なし

会話だけなら名前ありがしっくりくる
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 22:47:44.89 ID:P5Ni3qK+0
 了解しました。
さてと、頑張って書くか。心理描写がやっぱり難しい
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 17:45:30.18 ID:zt5Pe6tO0
期待
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:16:10.13 ID:lCwndvuAO
まだかい?
591 :190 [sage]:2011/02/12(土) 00:06:06.70 ID:RnQETKXDO
女「やっぱり私にはこの手の服は似合わないと思うんだ」

男「そんな事はありませんよ。ショチトル、貴女はとても魅力的ですからきっとこの服も似合います」

女「しかし、私はこの化学繊維はどうも苦手で…」

男「大丈夫です。このお店の服は天然の繊維しか使ってませんから」

少女の方はあまり乗り気では無いらしく異論を唱えるも連れの男が笑顔でソレを論破する。

男「あ、店員さん申し訳ありませんが彼女に似合いそうな服をもう少し見繕いたいので、
案内、お願い出来ませんか?」

店員「え?あ…ですが」

自分に案内を頼む少年を少し困ったように見つめ店員は沈利の様子を伺う

沈利「私の方は大丈夫ですから彼の方を優先してあげて下さい」

沈利は好機とばかりに店員を追いやり試着室の扉を閉める。

店員「わりました。では、こちらのお連れ様にお似合いの服でよろしいんですね?」

男「えぇお願いします。それではショチトル少し待っていて下さい」

女「ま、待て!エツァリ」

少女が呼び止める間もなく少年は店員と一緒に売り場の方へ去っていった。
592 :190 [sage]:2011/02/12(土) 00:11:55.83 ID:RnQETKXDO
沈利「さて、当麻が手を離したくないのは分かったけど、私としては一旦離してほしい、なぁ!」

外に居る少女に聞こえないよう、沈利は小声で言うと素早く体を反転させ、
当麻の手を強引に外す。
沈利という支えを失い当麻はバランスを崩し倒れる。
ドサッ

当麻「どあっ」

倒れた当麻を無視し沈利は数歩進み当麻の背中に左足を乗せ着替えをしつつ周囲に
原子崩しを発生させ感情を圧し殺した声で淡々と告げる。

沈利「素晴らしい体験だったわ。まさか当麻が羞恥プレイと露出プレイが好きだとはね」

沈利は内心喜ぶべきか、怒るべきか、その複雑な心境に悩んでいた。
鈍感で奥手な当麻が自発的に触れてきたのは堪らなく嬉しく思うが、
他人の前で羞恥に晒された怒りもある。
ただ、姉のプライド故か当麻に自分の気持ちが悟られるは避けたかった。
沈利的には弟の前では完璧な姉として振る舞いたいため弱味を見せたくないのである。
例えソレが「惚れた弱味」でも例外ではない

当麻(お、怒ってる。凄い怒ってる)

背中を踏まれてるため状況を確認出来ない当麻は感情を感じられない沈利の声と
試着室の照明は違う光に恐怖した。
593 :190 [sage]:2011/02/12(土) 00:15:59.39 ID:RnQETKXDO
当麻「あのですね、沈利お姉様、これには深い事情がありましてですね
沈利お姉様が店員さんと話をしてた時に沈利お姉様の背後に原子崩しが発生してまして、
ソレを止めようとしただけで決して如何わしい事が目的で触ったのでは無いのです」

下手に誤魔化した瞬間周囲に展開してるであろう原子崩しを撃たれると思い当麻は
恐る恐る言い訳をする。

沈利(そういう事ね。やっぱり当麻にはそんな甲斐性無かったか)

当麻の言い訳を聞き、沈利は舞い上がってた自分が馬鹿らしく感じていた。

沈利「それで?」

着替えも終わり、当麻の上に乗せていた足を退かして沈利は当麻に問いかける。

当麻「…はい?」

当麻は立ち上がりつつも今一沈利の質問の意図が解らず思わず聞き返した。

沈利「目的はどうあれ当麻は私のお尻を鷲掴みにして揉みしだいたじゃない
だから、私のお尻はどうだった?って、聞・い・て・る・の」
594 :190 [sage]:2011/02/12(土) 00:30:14.14 ID:RnQETKXDO
以上です
そろそろ終わりも目前なんですが、ラストの予定が>>414のどっちにするか
全然決まってないのですがどうすれば良いですかね?
いっそ両方の終わり方書くべきですか?
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:45:58.55 ID:Zf7Uy+lAO
両方書いた後に相思相愛いちゃラブバカップルエンドをだな
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:01:18.78 ID:Z60UWo/Xo
アステカ組の安定感は異常
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:11:24.83 ID:ejoKkcNAO
タバコはもう書かないのかな
アイツのフレンダと最愛が読みたい奴だって少なくとも一人はいるだろうに

俺とか
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 07:44:55.60 ID:rU2sIFQco
俺も俺も
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 12:02:04.00 ID:H63pqFJoo
俺もいるぜ
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 12:17:59.36 ID:RP3V5Wuuo
俺もいることを忘れてもらっちゃぁ困る
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 13:17:07.25 ID:pzh6mAKIO
俺もいるんだぜ
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 13:44:41.01 ID:jeOu1IkWo
俺もー
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/12(土) 20:46:21.68 ID:f4/j9fQi0
はい
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:03:57.13 ID:Apzh6mAK0
 自分としても読みたいです。

ちょっと今は需要ないかもしれませんが
ある程度書いたので投下しますね。
俺の描写力で大丈夫なんだろうか……

 節分ネタで
題名は『とある一家の節分革命(Luck Reverse);Fortune Beans〜』
605 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:07:20.51 ID:Apzh6mAK0

    とある一家の節分革命(Luck Reverse);Fortune Beans〜

 未だ寒さ厳しい、如月に入るか入らないかの学園都市。
空っ風が吹き荒れる中、滝壺理后は食材の買い出しにスーパーへと一人で向かっていた。

「クラスのやつらが、一年間お疲れパ−ティーの企画を
どうしても今から進めたいらしくてさ」

「うん。分かったよとうま。私一人で買い物ってなんかひさしぶりだね」

「ごめんな姉ちゃん。暗くなるの早いからくれぐれも気をつけてな」

「とうまとふれんだも気をつけてね。それじゃ」

 
 理后とは別の学校に通っている当麻やフレンダと
駅で待ち合わせてから向かう予定だったのだが、
HRが長引いたと当麻から連絡があった。
当麻と同じクラスで一緒に帰れるフレンダを羨ましいなと思いつつ、
いつもならこの二人と、時たま沈利や最愛を交えて行く買い物に
一人で行くことに、少し寂しさを覚えながらスーパーに入って行った。
606 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:08:59.74 ID:Apzh6mAK0

  しゃけやサバ缶も含めて、大方必要なものを揃えてレジへ並ぼうとした時、
レジの傍の、いつもならアメやスナック菓子を並べるコーナーに、
炒った豆を淹れた袋がこれでもかとばかり積まれているのが目に入った。
いくら魔術(オカルト)に疎い学園都市と言えど、
その一部が変わり、謝って伝わり、退化しながらも続いてきた伝統行事は
友達や兄弟姉妹とはしゃぐいい機会として重宝されていた。
ああそういえばもう節分か。みんなは豆撒きするんだなと思った理后の脳裏に、
ずっと前の、毎年この時期になると嫌でも思い出すあの記憶が、
幾度目になるか分からないあの痛みとともに浮かび上がってきた。
607 : 謝ってじゃなくて誤って……変換ミスorz :2011/02/12(土) 22:12:53.97 ID:Apzh6mAK0



〜〜〜〜10年前〜〜〜one_decade_ago〜〜〜Beans_Brought_Misfortune〜〜〜不幸を呼ぶ豆〜〜〜〜



 まだ上条家の子供が沈利と理后、当麻だけだったとき。
フレンダと最愛を上条刀夜が連れてくるまさに直前。
上条当麻の両親が、当麻の不幸を嘆くあまり、
彼らを学園都市に送ってみんなの痛みを和らげようと決心する少し前の話。


 三人姉妹弟(きょうだい)は、母詩菜に連れられて近所のスーパーに買い物に行っていた。
もう少しで5歳になろうかという当麻は、既にその不幸体質により、
家族と、従妹の乙姫のいる竜神の家以外からは疫病神、不幸の権化として忌み嫌われ、
迫害といっていい程の扱いを大人子供問わず周囲から受けていた。


 詩菜も二人の姉も、当麻をあまり家から連れ出そうとはせず、
世間から吹きつける暴風、押し寄せる怒涛から当麻を護ろうとしていた。
だからといってずっと家の中に置いておくわけにもいかず、
たまに、その時にいる家族全員で当麻を守るようにしながら外出することがあった。
608 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:14:47.95 ID:Apzh6mAK0


 2月になったとはいえ、まだまだ日の入りが早い時期。
4人がスーパーから出てきた頃には日がとっぷり暮れていた。

「ママ、買い忘れほんとうにない?」

「あらあら、沈利さんはそんなに心配しちゃって。
でもちゃんと気が回るようになって偉いわね。
大丈夫。しゃけもちゃんとあるわよ」

「うん、よかった。
えへへ/// 買ってくれてありがと〜ねママ♪」

 詩菜が沈利の頭をやさしく撫でてやると、
照れた沈利はくすぐったそうに首をすくめた。

「まま。わたしもなでなでしてほしいな」

「お母さん!オレもオレも!!」

 目をキラキラさせながら甘えてくる下の子たちの頭も、ビニール袋を持っていない方の手で撫でてやる。
詩菜は、当麻が外に出て周りの目に少々怯えながらも、今は家族と外に出て息抜きができていることに、
優しい笑顔の裏でほっと、少しばかりの安堵のため息をついた。
この子が、本当に少しでもいから、より多く笑って生きていけますように……
609 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:16:52.14 ID:Apzh6mAK0

 仲の良さそうな母と子供達が笑いさざめきながら、手に手を取り家路に就く有様は
その家族が家族として当たり前に享受して欲しいものであり、
本来ならば非常に微笑ましいものだ。
すれ違う人々も、優しい日常の一部として、時として微笑を浮かべながら通り過ぎてゆくのが常。

 だがそれすらも残酷に引き裂いてしまうのが、この家族に降りかかった不幸。


 詩菜と子供たちがこれから詩菜の作る美味しく楽しい夕食の話をしながら歩いていると、
4人の歩いてきた方に向かっていた近所の親子連れが当麻に気づいた。
その二人の目に一瞬宿る恐怖の色。だがそれは瞬く間に侮蔑と嘲りに変わった。


「あら、上条さんじゃないですか。
今日は当麻くんもいっしょなんて珍しいですね〜。
何か不幸が起きない瑞兆でもあったのかしら?」
610 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:21:03.61 ID:Apzh6mAK0

 当麻の一つ上の理后にだって分かる。


この声色。この表情。とうまを疫病神、不幸の権化とかいって、忌み嫌い侮蔑するひとたちだ。


 まだ小さい当麻の瞳には、怯え、恐れ、不安、その他凡そこの小さな子に味わわせたくなどない感情。


なんで、なんでとうまにこんな顔させるの?


 劫火とも氷刃ともつかぬものが理后の心の底から竜巻のように湧きあがってくる。
同い年くらいのがきんちょだけでなくその親がいるため少し怖いとも思ったが、
理后はキッとその二人を睨みつけた。
大きくて黒目がちな、可愛らしい理后の目が細められ、
普段のふわふわおっとりした雰囲気が一変、
一種の殺気と言ってもよい敵意の刃を四方八方に放ち始めた。

 一つ上の姉、沈利も壮絶な表情を浮かべている。
後々、原子を統べる者の殺しの顔と言われるあの表情そのもの。
到底、6歳や7歳の子供の発するものではなかった。

 詩菜からは感情が読み取れない。ただ相手を見続けるのみ。

611 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:26:54.95 ID:Apzh6mAK0

 当麻を嘲う笑みを浮かべていた子供の方はそれに耐えられるはずもない。
誰の目から見ても一目瞭然にたじろぐ。一歩下がってすがるように母を見た。

母の方は驚きながらも、幾ら相手が殺気を放っていても所詮は童女、と態度は変わらない。
嫌悪と嘲りの色は薄くならないばかりか濃くなっているようにも思える。


「まあ、そうでないのでしたらこちらは早めに退散させていただきましょうかね。
私も親なので子供が可愛いですから。」


〜このひと、なに言ってるの?とうまを遠ざけて。
 そのくせとうまをわらうためにやってきて。

 ままだってとうまの親なんだよ。
 あなたにままの心がわかるの?それでも親なの?
 もしかして分かってやってるの?
 
 いたいよ!いやだよ!!……わたしだって……ままだって……ッ〜〜
612 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:29:43.64 ID:Apzh6mAK0


「あ、そうそう。今日節分ですよね。
お宅はどのようになさるのかしら?」


 歩き始めた主婦が立ち止まり、こちらを見ずに言った言葉に、
詩菜の瞳が焦りに揺らいだ。
早くこの主婦から子供達を離そうと一歩踏み出す。


「もう行きましょう?
あまりここでお話ししてお時間とっても悪いですから」


〜まま。どうしたの?何かあったの……?〜


 主婦の口許が少し釣り上った。
捕えた獲物の傷口に塩を擦り込み、辛子を塗り、焼きごてを押し当てるときのあの笑み……
詩菜の言葉を意に介せず続ける。

「うちは誰を鬼にするのか決まらなくて、どうしたものでしょう。

613 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:32:44.51 ID:Apzh6mAK0


≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

 詩菜の踏み出した足が硬直し、表情が今度こそ本当に無くなった。

 沈利はカッと目を見開く。

 小さい、けれど明晰な理后にも分かってしまった。
これからこの人が、
否、人の皮を被った女郎蜘蛛が、何を言わんとしているのかを。
さっきからあのねばねばする糸で絡め取ってきた当麻と自分達に、
止めとばかりに毒牙を刺そうとしていると。


やめて……それ以上いわないで!! お願いだから……
それを言ったらとうまが……ッ

            ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁


その点お宅は考える間もなく決まるんですから、
その点悩むこともなくていいですわね〜。
……それではこれで」


614 :灰色の放浪者 :2011/02/12(土) 22:42:46.52 ID:Apzh6mAK0



 皆、言葉を発することができなかった。
毒を打たれた蜻蛉のように。
否定しても更に毒の雨が降り注ぐような相手。
下手に口にしてしまえば当麻も分かってしまうかもしれない。

 ただ、


「ねえ、どうしたの? 行こう……?」

「ええ。行きましょう。
当麻さんもおなか空いてるものね」


 自分がまたしも何か酷いことを言われたのは分かっているのだろう。
怖がっていたけれど、不安そうな顔をしていたけれど、
あの雌蜘蛛の言い捨てていった言葉の意味するところを彼は理解していなかった。
イメージできないだけでどれだけ救いになるか……。
彼の心はまたしても抉られてしまったけど、
その幼さが故に、辛うじて、彼自身は泣き叫びたくなる深さにならずに済んだ。
心を引き裂かれた詩菜と二人の姉にとってせめてもの救いだった。

615 :19 :2011/02/12(土) 22:48:29.44 ID:Apzh6mAK0

 to_be_continued…….

 今日は以上です。
 鬱パートですいません……
話膨らませていくとこんなことになってました。
登場人物の言動に違和感があってどうしたものか

 では書き貯めつつ読む方に戻ります
616 :19 [sage]:2011/02/12(土) 22:57:47.35 ID:Apzh6mAK0
 すいません設定書いてなかったですね。

 成人式ネタでも節分ネタでも
当麻とフレンダは中三です。
つまり本編の前の年度です。
 いつかこの兄弟姉妹で本編再構成したい……
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:05:11.39 ID:dG7Y+w9go
乙でした

本編再構成とか俺得すぎる
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:20:25.52 ID:HSSn7gH90
テム条スレの書き手が増え始めているのか?
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:58:02.40 ID:X9wYnMHy0
乙ですた

こういうの読むと上条さんの並外れた鈍感さはこういう悪意を感じなくするためだったのかとか思うよな
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:03:44.36 ID:85tkIQJ8o
>>618
アムロの父かと
621 :タバコ :2011/02/13(日) 00:11:03.62 ID:u2l6QG0AO
>>597-604
泣いた、ありがとう
こんなつたない文章でホントに申し訳ないです、ありがとうございます

と言うわけで書きます
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 00:14:27.68 ID:aGJL+sZO0
 うむ。陥落寸前のミナス・ティリスの城門で、
ローハンの角笛の音が嚠喨と響き渡るのを聞いたピピンの気持ちが分かるような気がする。

 待ってました!!
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/13(日) 00:22:14.40 ID:u2l6QG0AO
音を立てて吹き抜ける風が未だに春は遠い事を告げている
冷たいナイフのような冷気は、冬独特のものである為、ここ学園都市も変わりはしなかった
夕日はもう落ち初めている

そんな夕暮れ
フレンダはひとり震えながら歩いていた

「ヴぅ…げっきょく薄着なんで失敗したワゲよ…」

鼻声で誰に言うでもなくひとり言を言う
スカートなんてクソくらえ、素直な気持ちだった

そんな時だった、彼女の頬が急に熱を感じ初めていたのは

「熱っ…」
「よっ、何してんだ」

いつの間にか缶のココアを頬に当てた張本人、上条当麻が立っていた

「なんだ…兄ぢゃんが」

ココアを受け取り、缶を開けようとするもかじかんだ指は自由に動いてはくれない
だから、その缶を開けたのはフレンダの細くて白い指ではなく、当麻の傷だらけの指だった

「ほらよ」
「ん…ありがと」
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/13(日) 00:36:25.90 ID:u2l6QG0AO
クピクピと小動物のように液体を飲むフレンダを当麻は親のような優しい眼差しで見ていた

風が吹き、冷気が二人を襲う
ブルリと震えた当麻とフレンダ

そこで彼女は半分ほど飲んだ缶を当麻に渡す

「ん?どうした?」
「兄ちゃんの分がないワケよ、だからほら」
「あぁ、俺のは気にしなくて良いぞ?可愛い妹の為なら俺はいつだって…ウェクッシュ!!」
「はぁ…結局意地はらなくて良いワケよ」
「わ、悪いな…じゃあ」

当麻が、兄が缶に口を着けるのをじっと見つめる
だんだんと体温が上がって行くのはきっとココアのせいではないのだろう
何故だか目が離せない
喉を鳴らし、液体を身体に流し込んでいる姿を見ているだけで何故だか頬は熱くなっていく

それもそうだろう、彼女達は少し前まではただの赤の他人だったのだから

飲み干した缶を潰し、ゴミ箱へ投げ入れる、小さくフレンダがゴールと呟いた

「はぁ、あったまった…」

コッチは違う意味であったまったなんて口が裂けても言えないフレンダは心の中でそう念じることにした
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/13(日) 00:54:54.51 ID:u2l6QG0AO
「さて帰るか」
「寒いしねー」

いつの間にか鼻声はとっくに直っていた
ココアのせいなのか鈍感馬鹿のせいなのかはよく分からないが

「あ、そうだ」

自分の首にかかっていたマフラーをほどきフレンダにかける

「これで良し…寒いか?」

マフラーなんて関係なしに体温はガンガンと上がっていく、いま体温を測ってみようものならきっと40度は越えるであろうと思う、死ぬ

「……あったかい」

赤くなった顔をマフラーで隠し、ぶっきらぼうにそう呟いた
この鈍感をなんとかぶっ飛ばそうと思ってみたが、すぐに無理だと理解する
私は彼に惚れてるのだから

だけど、これくらいはしても良いだろう
手をポケットから出して、上条の頬に触れる

「ちょ!馬鹿!!冷たい!めちゃくちゃ冷たい!!フレンダさんんん!?!」
「兄ちゃんはあったかいから大丈夫なワケよ」
「何がでせうか!?っていつまで触ってんだお前はあああああああ!!」
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/13(日) 01:09:51.99 ID:u2l6QG0AO
フレンダの手を当麻の手が握り閉めた時、彼女の心臓は一度止まった

「さぁ…上条さんの怒りを味わえ!」

そう言ってフレンダの頬を触る兄
だが自分より体温の高い兄の手は温かかった

暖かくて、強くて、傷だらけで
なんと言うか彼女を安心させるのには十分過ぎるほどのものだった
だからついその手を取ってしまったのは仕方ない

少しだけの決意と勇気を胸に宿して彼女はその手を握り締める、そして道を歩く
「ほら兄ちゃん!帰るよ!」
「お、おお…!」

街路樹の枯れ葉が舞う道を二人は手を握りながら歩き去る
もうすぐで春は来そうだった





「悪いけど姉ちゃん達や最愛には譲る気はないワケよ!」
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:10:21.71 ID:u2l6QG0AO
本日は以上っしたー
あざっしたー
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:24:34.27 ID:+n9U1bjAO
あざっしたー!
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:26:27.31 ID:lGAQnc3Oo
あざっしたー
フレンダが可愛すぎて生きるのが辛い
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:40:18.00 ID:Ad4IiOYyo
っしたぁ
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:50:43.72 ID:+v4nn2N10
あざっし!おもしろかったっす!
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 03:54:46.32 ID:GWTch/R90
あざっ!
フレンダがマジで天使
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 12:57:13.20 ID:jdYU97VAO
<●> <●>

いい度胸してんじゃねぇかフレンダ
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 14:41:07.11 ID:XAKvk4Ei0
ちょっと質問なんだがエロ展開はどれくらいまで許されますか?

オナニー
おさわり
セクロス
ハードSM
NTR
スカ
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 14:44:46.68 ID:zr9OjOK3o
姉妹が寝取られるのは嫌だな
他の女のところに行った上条さんを寝とるならいいけど・・・
スカはちょっと個人的に受入不可ですゴメンナサイ

でもね、好きに書けば良いと思うよ!
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:03:47.75 ID:Ad4IiOYyo
俺も寝取られとスカはキツイね
 その他なら俺の全身を使って受け入れる
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:11:45.88 ID:lGAQnc3Oo
個人的にNTRは個人的には大歓迎だけど・・・
セクロスどまりが一番無難かも

服脱いで待ってるから
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:12:54.41 ID:L5VfygYmo
NTRだけはきついな...
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:12:56.39 ID:lGAQnc3Oo
うは日本語がおかしいww

個人的にNTRは大歓迎だけど・・・
の間違いでしたね
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:15:56.32 ID:aGJL+sZO0
 このスレはどこへ行こうとしているんだ……
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:16:22.91 ID:GS87zB7Eo
NTR以外は全然余裕
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 18:08:41.41 ID:UEOv0kw7o
NTRはダメ絶対
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 19:26:04.60 ID:zr9OjOK3o
というかね、姉妹と上条さんが幸せであればそれでいいです
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 19:56:28.83 ID:oDYYys0AO
4姉妹が上条さんを他の女からNTRなら大歓迎
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 20:00:27.26 ID:mUj73hySO
>>643
同意。それが全て。俺の中では原作とかアニメはおまけみたいなもん
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 20:59:14.43 ID:+n9U1bjAO
浜面「NTRがダメっていうならアイテム返してくれよ」
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:06:51.33 ID:FIJi49wAo
>>646
ヅラには用ねぇから引込んでろよ
648 :190 [sage]:2011/02/13(日) 23:26:46.67 ID:cSJaVyhDO
>>646
沈利「どうだった?」

当麻「やっぱり浜面は沈利姉ちゃんの事恐がってたよ。スキルアウトに原子崩し撃ったのが悪いんじゃないかな?」

沈利「あのゴミ共浜面を殴ったんだぞ!そんなゴミ生かす価値ネーだろ!!」

当麻「気持ちは分かるけど沈利姉ちゃんなら能力使わなくても何とかなっただろ?
それに、毎回鮭弁パシらせるのも悪い」

沈利「だって浜面が食事に誘ってくれないし…」

的なネタは正直、上条さんじゃなくても成立しますからね
個人的にやるなら上の流れの後に下をやります

当麻(今頃沈利姉ちゃんは浜面と飯食いに行ってるんだろうなぁ)

沈利「で、浜面ちゃんと隠しカメラの設定出来てるの?」

浜面「出来てるが、上条なら何時も見てるだろ?隠し録りする意味あるのか?」

沈利「バカね。この(自己嫌悪に陥ってる当麻の)姿が良いんじゃない」

当麻(やっぱり協力しなければ良かったな。けど沈利姉ちゃんスゲー喜んでたしぶし…
しなかったら前は二、三日口聞いてくれなかったしなぁ…はぁ不幸だ)

浜面(上条も苦労するな)
649 :タバコ :2011/02/13(日) 23:39:50.89 ID:u2l6QG0AO
こんばんわです、明日はバレンタインですねー

あげるのメンドくせー
書きます
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/13(日) 23:51:29.08 ID:u2l6QG0AO
「あぁお姉ちゃんそこ違います!!」
「結局固めちゃえば味なんて一緒なワケよ!!」

台所で二人のエプロン姉妹が黒い液体と格闘していた

まずは細かく砕いて湯煎しなければいけないのだが、いきなり火にブチ込んでいる姉に妹が抗議を示していた

「チョコ作るのだって色々超手間があるんですよ!!チョコ作りを超ナメないでください!」
「結局サバとか入れたら美味しいかな…」
「…お姉ちゃんはもうそこで見ててください」
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:04:25.71 ID:GdulUtpAO
書き溜め消えた、死にたい

寝る
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:42:46.25 ID:XEVCnTlNo
このスレの皆に私から超プレゼントです。
ほらチョコですよ?私からの気持ちが超詰まってるんですから大事に食べてくださいよ。

え?超小さいって?
うるさいですね。まったく。義理だからに決まってるじゃないですか。

本命はどうしたって?
本命は・・・と、当麻お兄ちゃんに超あげたんです。
そのあまりで超仕方なくつくってやったんですから喜んで受け取りやがれです。

・・・当麻お兄ちゃん超本命だって気づいてくれたかな



それはそうとタバコさん乙
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/14(月) 00:45:26.93 ID:/SdlWstAO
乙です!
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 01:03:43.36 ID:fb2BLd9L0
NTRは不評なのね

じゃぁ「恋する絹旗は切なくて、当麻を想うとすぐHしちゃうの」でw
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:04:23.66 ID:4QTL6bLS0
何そのエロゲ
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:30:25.73 ID:Hm9Q8J1Bo
>>654
いま就活中なんだ
風邪ひいたらマズイから急いでくれ
待ってるぞ!
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:48:34.77 ID:EUEb7yZDO
NTRは勘弁だが、姉妹も当麻も浜面も幸せでいてほしい
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 05:27:54.40 ID:xF3L575AO
>>654
変態なんでむしろスカトロでお願いします
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 10:04:19.75 ID:zulG5U7AO
寝取られなら誰に寝取られるの?
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 11:51:42.96 ID:SXkcfcfr0
当麻が美琴か神裂にじゃない?
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 18:14:41.39 ID:hQlEp6PBo
新約表紙に幼女フレンd
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:09:48.93 ID:fuvl3U8H0
 すいません今日も投下できません。
節分ネタと大雪ネタ(とある一家の白銀大戦(snow_combat))の二つを今書き貯め中です。
明日頑張ろう……

 新約表紙の子がロリンダだとしたら、
再構成が余計に大変じゃねえか畜生……
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:21:43.06 ID:QCLbswK6o
妹だったら姉妹が増えるよ
やったね>>1ちゃん!
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 01:18:07.16 ID:fuvl3U8H0
 自分は>>19ですが、自分としたらこれ以上姉妹が増えたら
ただでさえ上手くいかないシミュレーションが崩壊しそう。

 他の人たちの続きだったり、新作だったり早く読みたい〜
つべこべ言わずに自分の書こうそうしよう……
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 16:47:26.26 ID:VeViLtADO
実は当麻とフレンダの子(ブチコロry
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 17:50:58.95 ID:cdGzdTiDO
>>664
190ですが、実の姉登場
○○「血の繋がってないパチモノはすこっでろ」
沈利「アァ?血の繋がりなんざカンケーネーンダヨォ!テメェこそポッと出の癖に割り込んでんじゃねぇぞ」

とかですか?
アイテム縛りでやるなら、滝壺を実姉でポジでやればおk

他にも色々投下したいネタがあるのですが仕事がorz
直接渡すのが恥ずかしくてカレーの隠し味にチョコ入れる姉妹とかやりたかったんですよね
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 22:16:27.49 ID:fuvl3U8H0
 >>666
どっちかというと、新約の表紙でネタになったみたいに
フレンダに妹がいました!的な展開を考えてました。
 でも190さんの展開は面白そう。
カレーにチョコ入れるのってある意味王道だけど、是非読みたいです。

 つーか大雪ネタ考えてる間に雪ほとんど溶けちゃったしorz
ベタな展開しか思いつかないのはどうにかならないのかな……
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 13:55:01.45 ID:NaurXzHAO
表紙のフレンダ確認した
あれが噂のフレンダ20001号の打ち止め(性的な意味合いで)か…
669 :19 [sage]:2011/02/16(水) 14:51:08.74 ID:OWM4+9VE0
 質問です。
大雪ネタでのフレンダなんですが、
能力をどうしようかと思って……
 アポートLv3〜4
 無能力者
 その他
どうしましょう
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 17:41:36.31 ID:wzE0kj1do
だいじょうぶ、そんな無能力者のフレンダをわたしは応援してる
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 18:48:52.74 ID:JkkQ1mSyo
名言せずがベストなんだけど
無能力者がいいかな
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 18:53:06.94 ID:NWOq6Pdso
>>669
楽勝だ、無能力者
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 19:14:30.32 ID:OWM4+9VE0
 Sir,Yes Sir!!
了解しました。
その方が動かしやすいかな。
 無能力者としての設定で、
なおかつ曖昧な描写ができればいいんだけど……
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 22:59:16.81 ID:XRdw6WDDO
無能力者でも爆発物で能力者に十二分に匹敵する
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 13:40:01.36 ID:QtwlxObro
>>674
一方通行「呼ンだ?」



無能なフレンダと上高地の絡みを遠くからジッと眺めていたい
676 :幻想殺し [sage]:2011/02/17(木) 18:10:25.04 ID:/Sa6dnlAO
酔った勢いで妹に手を出してしまったんですが…
どうしたら良いんでせうか?
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 18:12:00.13 ID:LbxoApU/0
まずは落ち着いて状況を話したまへ
678 :幻想殺し :2011/02/17(木) 18:50:28.56 ID:/Sa6dnlAO
677さん
ありがとうございます…

自分には義理の姉妹がいるんですけど
昨日は二人の姉と下の妹がいなくて二人っきりだったんですよ…

そしたら妹が姉が隠してた酒を開けて…

気づいたら二人でベッドで寝てました
あああああ不幸だああああああ!!
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 18:58:46.35 ID:zlpgDfnYo
なんだよもげろ
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 19:00:03.71 ID:jALauJJf0
 こりゃまた斬新な……
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 19:05:37.82 ID:l2D00v7fo
君は今正しい道を選んだのだから心配することないにゃー
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 19:31:28.47 ID:LbxoApU/0
落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…
『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字
…きみに勇気を与えてくれるだろう。

落ち着いたら、まずは周囲の状態を観察したまへ。
まずはそこからだ…。
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 19:36:34.45 ID:e5lr2t9DO
>>678
その妹だけか?一番上の姉が顔赤くしてビーム撃ってきたり
二番目の姉が何時もよりベタベタして来たり
もう一人の妹がパニック起こしてミサイル発射したりしてないか?
酒で記憶が無いんだろ?一番下の妹「だけ」に手を出したって証拠があるのか?
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 19:38:30.44 ID:jIAaDmAAO
>>678
とりあえず妹の初めてを奪ったかどうかから
685 :幻想殺し :2011/02/17(木) 20:03:31.36 ID:/Sa6dnlAO
>>681
なんだか知り合いにすげえ似てる…

>>682
もうすぐ姉ちゃん達が帰ってくるうううううああああああなんなんですかこの不幸はああああああ!!

>>683
昨日はオレと一番下の妹しかいなかったから他の姉妹には…

って言うかなんでそんな私めの生活に詳しいんでせうか?

>>684
多分…初めてだったと思う…
責任取らなきゃなあ…
686 :VIPにかわりまして天草式がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:16:27.28 ID:jALauJJf0
 その子の気持ちは聞いたのよな?
その子は一体何歳なんだ?
色々話してくれれば力になれるかもしれないのよな
687 :VIPに変わりまして某四姉妹のパシりがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:23:22.05 ID:e5lr2t9DO
>>685
知り合いの四姉妹に一人兄弟がいてな、昨日はその四姉妹の内三人からノロケを朝方まで聞かされたんだ
二人の姉がやれ弟がラブコールしてきただの、妹が兄からラブメール貰ったとかな
特に電話で話をしてる時にロレツやテンションが少し変だったって言ってたんだだから少し気になってな。
だから携帯の通話履歴とかメールの送信、受信フォルダ確認してろよ
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 20:27:01.24 ID:/Sa6dnlAO
>>686
ありがとうございます…

自分
学園都市在住
16歳 高一
彼女なし モテない
無能力者
顔は…普通でありたい…


15歳 中三 たしか常盤台だった気が…
彼氏…はレベル0の不良?
レベル4の大能力者で窒素装甲
顔は可愛い、童顔って言うかロリ顔かも
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/17(木) 20:28:39.44 ID:QtwlxObro
>>688
(こういうの嫌いじゃないぜ)


なんだそりゃ? 羨ま死刑
690 :幻想殺し :2011/02/17(木) 20:30:57.71 ID:/Sa6dnlAO
>>686
書き忘れたけど妹は起きてから顔合わせてくれない…
ぼーっとしたり、たまに笑ったり
話しかけても顔真っ赤にしてうるさいと怒られる…
やっぱオレって最低かな…

>>687
そう言えば姉ちゃん達となんか話した気が…

ちょっと確認してみる
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:32:22.03 ID:phZyBdIho
なんかめんどくさい流れ
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:35:50.96 ID:N2/cMV3Wo
>>686
なんや、キミ、彼氏もちの妹さんに手だしたんかい?

それにしても、15歳のロリ顏の常盤台JCやてー?
不幸だなんてとんでもないわー
いっそのことボクに紹介してや
責任持って面倒みるで

693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:36:29.35 ID:N2/cMV3Wo
>>692
すまん、>>686やのうて>>688やね
694 :幻想殺し :2011/02/17(木) 20:46:09.90 ID:/Sa6dnlAO
ゴメンねwwwwwwホントはただの釣りだったんだwwwwwwww
じゃあお前らも寝ろよなwwwwww

おやすみにゃーん
695 :VIPにかわりまして天草式がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:50:43.08 ID:jALauJJf0
>>692
お前さん、それ、男としてどうなのよ……

 >>688
お前さん、大変なことをしてしまって動揺しちまっているのかも知れんが、
しっかり冷静になって考えるのよな。
 顔を合わせない理由になる感情は幾つある?
 「ぼーっとしている」に「たまに『笑う』」という要素を加味して考えてみろ。
もし何を考えているのか詳細まで分からんでも、お前さんにも感情の正負の判別ぐらいはつくのよな?
 『顔を真っ赤にする』理由は?
人は思ったことを真っ直ぐ表現できる時ばかりではないのよ。 

 それにしても某4姉妹のパシリという御仁の情報が重要な気がするのよな。
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:53:41.72 ID:QtwlxObro
>>694
>おやすみにゃーん


某高校生は犠牲になったのだ……
何か原子n……おっと誰か来たみたいだ
697 :VIPにかわりまして天草式がお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:54:11.00 ID:jALauJJf0
 >>694
おい。お前さんのせいで大精霊チラメイドの注文に支障が生じてしまったのよ!!

しかし、お前さんに非常によく似た男を俺も知ってるのよ。
お前さんもせいぜい気をつけるのよな。
釣りじゃなくなっても知らんのよ
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 20:56:01.04 ID:jALauJJf0
 え?最後のはそうか、なりすましだったのか。
幻想殺し本人のご冥福を……
       あ、ちょ……壁が吹き飛んでい(ry……
699 :タバコ :2011/02/17(木) 20:56:19.44 ID:/Sa6dnlAO
>>697
クワガタなにしてんだwwwwww

そして正直スマンかった…

書きます
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:00:34.49 ID:/Sa6dnlAO
沈利「じゃ行ってくるから」
理后「最愛のことよろしくね」
フレンダ「なんか超納得いかないわけよ…」

最愛「ケホッケホッ…」
当麻「大丈夫か?」
最愛「あー…兄ちゃんゴメンなさい…」
当麻「良いよ気にすんなって、泊まりで旅行なんていつでも行けるんだから…」
最愛「でも…」
当麻「まあ…お前の彼氏には迷惑かけるだろうけどな…」
最愛「彼氏…?」
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:06:15.37 ID:/Sa6dnlAO
当麻「いや、なんでもない」
最愛「?」
当麻「もうちょっと寝てろよ、今日はオレ一日中家にいるからさ」
最愛「超…ありがとうございます…」
当麻「おう、おやすみ」
最愛(兄ちゃんには悪いですけど…風邪ひいて超得しました…)

浜面「で、何でオレが呼ばれたんだ?」
沈利「当麻がいないからに決まってんじゃない、まぁアンタじゃ変わりにもなりやしないけどね」
フレンダ「結局浜面ったら理后お姉ちゃんが電話したらすぐに来て分かりやす過ぎってワケよ」
理后「浜面お土産持って」
浜面「ぐぬぬ…」
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:12:57.16 ID:/Sa6dnlAO
沈利「でさ、それで当麻がさー」
理后「当麻はね…」
フレンダ「兄ちゃんはいつも…」
浜面「なんでオレが惚気に付き合わなきゃいけないんだよ…!!」
理后「聞いてるの?はまづら?」
浜面「滝壺…」

当麻「最愛…気分はどうだ?」
最愛「ん…超少し良くなりました」
当麻「そうか、お粥作ったんだけどリビングまで来れるか?無理なら持ってくけどさ」
最愛「大丈夫です…」
当麻「そっか…じゃあ待ってるぞ!」

最愛「お、お兄ちゃん!!」ガシッ
当麻「どうした?最愛?」
最愛「足元が超フラフラします…だから一緒に行ってくれませんか?」
当麻「お、おぉ…大丈夫か?」
最愛「大丈夫ですから…」
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:23:11.32 ID:/Sa6dnlAO
当麻「皿に入れ替えるからちょっと待ってろー」
最愛(兄ちゃんと腕組みした兄ちゃんと腕組みした兄ちゃんと腕組みした兄ちゃんと腕組みした!!!)

「最愛ー?」
最愛「は、はい!超待ってます!!」

当麻「ほら、どうぞ」
最愛「ありがとうございます…あひぃ!」
当麻「おいおい…最愛さん猫舌なんですから冷まして食べなきゃ駄目でしょーが」
最愛「ち、超うるさいです!こんなの全然大丈夫です!!アッヂィ!!」

当麻「まったく…意地っ張りな妹でお兄ちゃんは疲れますよ…」

「ほら、口開けろ」フーフー

最愛「うぇ!?」
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:30:24.03 ID:/Sa6dnlAO
当麻「〜」ザバザバ
最愛(結局全部食べさせてもらってしまいました…)

当麻「熱測ってみたかー?」
最愛「あ、今から測ってみます!」

最愛(たしか体温計がここらへんに…)
最愛「36.5…」
(どうしましょう…これじゃ兄ちゃんが私にかまってくれなくなっちゃいます…)

(何か…何か体温が上がるものは…!!)
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:37:06.22 ID:/Sa6dnlAO
当麻「最愛ー?熱あったかー?」
最愛「」グビグビ
当麻「最愛ー?」

当麻「…なに…してんだ?最愛?」
最愛「」グビグビ
当麻「お前これ!姉ちゃんの酒じゃねえか!!何でこんなもん飲んでんだよ!!」

最愛「う」
当麻「……う?」
最愛「うるしゃいですよ兄ひゃん!!」
当麻「最愛さん!?」
最愛「いーですよ…もしにーひゃんが私がちょーお酒のんでるって言うなら…」
当麻「え、ちょ…なんで窒素をまとってるんでせうか?あのー…最愛さん?」

最愛「そのげんしょーをぶち殺しゅ!!」
当麻「ガボガボガボ!!」


706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:42:29.00 ID:/Sa6dnlAO
浜面「でもそんな弟と絹旗を一人にして大丈夫なのかよ?」
沈利「あぁ、それなら問題ないにゃーん」
フレンダ「兄ちゃんは浜面は最愛の彼氏だと思ってるワケよ」
浜面「ハァ!?」

理后「はまづら、うるさい」
フレンダ「お姉ちゃん何してるんですか?」
理后「とーまにでんわ」
沈利「あー、私にも代わりなさいよ?」

理后「あ、もしもしとうま?」
『もしもし上条さんはイマジンブレイカーですよ!!』

理后「は?」
『あっひゃっひゃひゃ!!』
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 21:47:20.83 ID:7zfAVvxio
バージンブレイカ―と聞いて
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:48:14.74 ID:/Sa6dnlAO
理后「しずり、とうまのテンションが変」
『不幸だああああああっはっはっは!!』
フレンダ「さっきまで普通に私にメールしてたのに…」
『ひゃっほう!!』

沈利「何かあったのかしら…」
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 21:56:37.70 ID:/Sa6dnlAO
しばらく時間が経って

当麻「なんか眠くなってきたー」
最愛「そうですねー」
当麻「寝るかー」
最愛「寝ましょー」
当麻「何でベッドに入ってくるんだ?」
最愛「兄妹なんだからたまには一緒に寝ても良いじゃないですかー」
当麻「それもそーだな」
最愛「そーですよ」
当麻「おやすみ最愛」
最愛「超おやすみなさいです」
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 22:01:14.83 ID:/Sa6dnlAO
そっからまた少しして

最愛「ん…お兄ちゃん…」
当麻「んー?どうした最愛?」
最愛「なんか硬いのが脚に当たってます…」
当麻「そっかーゴメンなー」
最愛「…したいんですか?」
当麻「んー?何をだー?」
最愛「………えっち」
当麻「上条さんだって男の子ですからねー」
最愛「………分かりました」
当麻「最愛さーん?ズボン脱いだら寒いんだけどー」

最愛「………お兄ちゃん」チュ
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 22:04:18.93 ID:/Sa6dnlAO
チュンチュン チュン

当麻「ん…もう朝か…」
「最愛は熱冷めたかな…」ガバァ

最愛「んん…兄ちゃ…寒いです…」
当麻「」

当麻「ふ、ふふ…ふふ…」
最愛「んぁ…お兄ちゃん?…おはようござ…!!」
最愛「」

当麻「不幸だああああああああああああ!!!!!」
最愛「きゃああああああああああああああああああああああああ!!!」
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 22:06:42.22 ID:/Sa6dnlAO
そして>>676->>694に続く…
713 :VIPに変わりまして某四姉妹のパシりがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 22:13:48.88 ID:e5lr2t9DO
つまり俺が見た、知り合いの四姉妹の家の方角からよく見たことある光を放っていた
巨大な手のひらの形をしたモノは目の錯覚じゃなかったのか
714 :19 :2011/02/18(金) 13:12:03.56 ID:jKatC6de0
 なんだあれはタバコさんだったのか……乙でした!
クワガタさんの真似が意外と難しかったなー
そうです建宮は俺がやりました。悪ノリしてすいません……

 白銀大戦の方は序盤の終わりの所が上手く纏まってないので、
先にバレンタインネタの序章を投下します
715 :19 :2011/02/18(金) 13:16:01.84 ID:jKatC6de0
 
      とある一家の恋愛戦争(Valentine)

  2.14事変。毎年勃発する一日だけの同時並行多極世界大戦。

 その中でも参戦者が驚くほど多いもののひとつ。
 名は、上条当麻争奪戦争。
 彼の旗立て能力が十分に機能するようになって始まった戦い。
 既に数回を数え、参加者は年を追うごとに増加の一途を辿っている。

 数多の参戦者のうちでも比較的優位に戦いを進めているのが
 彼と一緒に住んでいる美少女四姉妹。
 優位とは言うが、あくまで相対的なものであって、
 勝利条件、というものを提示されれば誰もが敗北を認めるしかない状況。
 鈍感朴念仁に泣かされ続けて早数年の彼女達。

 だが今年も諦めずに、ちょっと恥ずかしいのを堪えながらも
 勝ち目の薄い戦いに挑んでいく。


   これは、そんな終わらざる戦いの果てに、

   飽くなき挑戦の先で、

   ほんの少しだけ報われた

   4人の不撓不屈の少女達の物語である。


≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁Project Ξ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁


                      挑戦者たち

716 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:18:05.97 ID:jKatC6de0

 
  当麻の部屋 幻想殺しの護衛という名目の下、姉達と妹達が二人ずつ日替わりで雑魚寝している。
      
//カーテンから淡い光//

 当麻(ん……、朝、か……)パチリ

 当麻(そういや、今日バレンタインだっけ……
    って!最愛、フレンダ!! また俺の布団に入ってきてるし……
    薄かろうがなんだろうが当たってるんですが!! /// アセアセ
    上条さんは起きるからその腕をほどいてくれよなー)ムクリ、起床
 
 当麻(ここに寝ているお嬢さんたちも姉ちゃん達も家族の好ってことでくれるんだろうな。
    毎年毎年ほんとにありがたい。4人とも丹精込めて手作りしてくれるし……
    (てか4人ともチョコは突出して上手いんだが……)
    上条さんは涙ちょちょ切れそうですよ。
    まあ、でもこの非モテ上条さんが家族以外からチョコなんて、いわんや本命なんて
    頂けるはずなどないですのことよ。トホホ……)

 当麻(まあ、考えても仕方ない。
    今日も普段通りに特に何もせずに過ごす……)

 当麻(……のか!?  いいやそうはいかない!!
    上条当麻、絶対に忘れちゃいけないことがある!
        絶対にやらねばならない、いや、やりたいことがあるんだ!!)

               ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

 当麻(さてと、先ずはいつも通り朝飯とみんなの弁当作るかな
    もしチョコ手作りしてくれたんならちょっと疲れてるかもしれないし。
    今日は一人で作るか) スタスタ……
717 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:20:31.12 ID:jKatC6de0

 ……………………………

   ……………………………

     20分後         …………………………


 最愛「ん……むぅ…超朝ですか……
     ……って今日超バレンタイン当日でした!! 」
    (超緊張して寝るのが少し遅くなったせいでちょっと頭が重いですね)ムクリ……

 最愛(一人で超丹精込めて作ったチョコ、いつ渡しましょうか……)ギュッ

             寝るときに枕元にチョコを隠していた最愛ちゃんです

 最愛(❤型チョコレート///……今年こそお兄ちゃんにちゃんと伝わるんでしょうか……)カァァ///
                   

 フレンダ(んぁ…………ありゃりゃwwww
    最愛ったらチョコの入った袋抱きしめて真っ赤になっちゃってる……か〜わいいっ❤
    あ〜でも、私もいざ渡すとなったら緊張して照れ隠しに
                      兄ちゃんになんかしちゃうかもしれないわけよ……)

 フレンダ(でも!結局!私だって、一生懸命作ったんだから最愛や姉ちゃん達には、
    ましてや他人なんかにはぜぇ〜ったい負けないわけよ!!
    今日は当麻兄ちゃんを守り通してみせるから覚悟してなさい!外の女狐共!!)ガバッ

718 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:25:18.71 ID:jKatC6de0

 
 フレンダ「おっはよー最愛!結局、最愛もいいもの作ったんじゃん!
    私達いつ兄ちゃんに渡そうか〜」

 最愛「お、…おはようございますお姉ちゃん! アセアセ
   ……どうしましょう?
   どうせお兄ちゃんのことですから
   学校やら行き帰りやらで超山ほどもらってくるんでしょう?
   だったら朝渡しちゃったら超インパクト無くなっちゃいそうじゃないですか?」

 フレンダ「やっぱりそうなるわけよ。
    となると結局、兄ちゃんが帰ってきたら渡すことになるわけ?」

 最愛「たぶんそうなりますよね。
    お姉ちゃん達にも超伝えておきましょう」

 フレンダ「そうと決まれば早くシャーワ―浴びに行くわけよ。
    さっさと済ませて兄ちゃんがご飯作るの手伝わなきゃ!」

 最愛「そうですね。私は先にお兄ちゃんの手伝いしてます。
   私もシャワー浴びたいので超さっさと出てきてくださいね」

 フレンダ「りょーかいなわけよ〜♪」 バタン
                           「兄ちゃんおっはよ〜❤!!」

                               「ちょ……フレンダ抱きつくなっての!」

                        「いいじゃんいいじゃん♪ちょっとシャワー浴びてくるね〜」

                             「わかったから早く浴びてこい!」 

 最愛「相変わらず超鈍いお兄ちゃんです。
   さてと、私は超さっさと準備済ませましょうか」

        ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁



719 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:27:55.76 ID:jKatC6de0

       ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁
  
 理后の部屋

 理后(………大丈夫///
    とうまに本命チョコを渡す自分を、私は応援してる!!)

 理后(毎年そうだけど、緊張しちゃって急いで渡そうとしちゃってるんだよね。
   私らしくない、かな……
   もっといい雰囲気の時にあげれるように、普段通りマイペースにいけばいいのにな……)

 理后(そうでなくても朝はよしておいた方がよさそうだね。
   とうまは朝ご飯やお弁当作ってバタバタしてるし、わたしも寝起き顔だし……
   早く放課後にならないかな……。      ←(一日中寝起き顔の理后さんですが突っ込まないでね
   そうだ。とうまがまっすぐ帰って来るように
   ふれんだには頑張ってもらわないと)


 理后(とにかく、今はとうまと一緒に御飯を作るのが先。行かなきゃ) ガチャ…バタン


720 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:31:46.73 ID:jKatC6de0

      ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

キッチン 
                      トントントントン コトコト ジュ−ジュ―

 理后「おはようとうま。私はなにをすればいいかな?」

 当麻「おはよう理后姉ちゃん!無理して起きてこなくていいのに。
   体きつくないのか?」  トントントントン コトコト

 理后「大丈夫だよ。それにとうま一人じゃ大変だし、
   仕事が少しでも減った方がいいでしょ?」  ジャージャー

 当麻「ありがとな理后姉ちゃん。
   今お茶淹れるからそれで体あっためてくれ。
   そんであったまったら手伝ってもらえるか?」ナデナデ

 理后「おーけー/// 気を遣ってくれてありがとねとうま」

 当麻「こっちこそ。
    わざわざ早起きして一緒に料理してくれる姉ちゃんには頭が上がらねえよ 

                 バタン トテトテ

      お、最愛起きたのか。おはよう!」

 最愛「超おはようございますお兄ちゃん♪
   ご飯作るの超手伝わせて下さい。
   フレンダお姉ちゃんがシャワーから出たら交代しますけど」

 当麻「ほんとにいい姉妹もって上条さんは幸せですよっと!!
   お前のお茶も淹れるから待ってろ。

                    ピー――!!

   あ、もう沸いたか。少し水入れて水中の空気を調節して……
 
  ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁
  
       ほい。二人とも、ルイボスティーだ」

 理最「(超)いただきます」

 理后「流石だねとうま。美味しいよ」

 最愛「これで今日も超頑張れそうです。
   それで私たちは何をしましょうか?」

 当麻「うーん。
   それじゃあ、理后姉ちゃんは卵焼き頼む。
   最愛は俺が水洗いする野菜とキノコ切っといてくれ。
   あと唐翌揚げは俺がやるから」

 理后(とうま、私が体を冷やさないような仕事にしてくれてる……)
 最愛(お兄ちゃん、私たちができるだけ水に触らないように気遣ってくれてるんですね///)

 理后「とうま、手冷たくないの?」

 最愛「手が超荒れちゃいますよ。
   理后お姉ちゃんはしょうがないですけど、
   私も超水洗いぐらいしますから」

 当麻「これくらい平気だから心配すんな。
   それよりも女の子の手が荒れる方が問題だろ?
   二人とも綺麗でいて欲しいからな」 イケメンAA

 理最(こんの(超)無自覚やろう//////)

     ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁


721 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:36:41.37 ID:jKatC6de0

       ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

 沈利の部屋
                       オニイチャン,キリオワリマシタヨ〜

                ワイワイ      ン,ジャアソッチノナベニイレテクレ
 
             ガヤガヤ     トウマ,タマゴヤキデキタヨ      

                        オオ,ウマソウダナ.アリガトリコウネエチャン……

 沈利(………あれ?……6時半?もうみんな起きてるの……?
   なんだかんだでチョコ作るのや包装するのに遅くまで粘ってたのに、あの子たちは元気ねえ……
      ……って年増のセリフじゃねえかよクソッタレ!!さっさと起きよう) ムクリ スタスタ

 沈利(うーん。ちょっと寝不足だから顔色が微妙ね。
   お化粧気合い入れないと……ってこれも考えちゃいけない!私は年齢的にはまだ高校生なのよ!!)

 沈利(チョコは今の状態で渡したくないわね。
   ちゃんと身だしなみ整えて……今の時間を考えたら夕方に渡したほうがよさそうだわ)

 沈利(当麻には早く帰ってきてもらってできるだけ一緒にいたいけど
   あの子はもてるからたくさん女どもが寄ってきて放課後邪魔が入るかもしれないし

   学校でも帰り道でも雌豚どもが群がって来るのよね……
   あいつらの×××抉って原子崩しで消し飛ばしてやろうか
   いやいっそあいつらそのものを消し飛ばして……
   
          ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁破壊神妄想タイム≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

   ううん。そんな未来は当麻が望むものじゃないし!!
   大体そんなことするやつって女としてどうなのよ当麻に釣り合う女じゃないでしょうがっ!!!!)


 沈利(はぁ〜危なかった。暗黒面に堕ちるとこだったわ……  アセアセ
   そういえば当麻を休ませるって手もある……流石にそれはまずいかも。
   だったらフレンダや最愛には頑張ってもらわなきゃ!
   分かってるとは思うけど念を押しとこう)

 沈利(あの子たちも当麻を手伝ってるみたいだし、
   手伝おうかそれともシャワー浴びようか……
   まあとにかく行ってみましょう)  
                    スタスタ ガチャ
       ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁


722 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:38:38.42 ID:jKatC6de0


        ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

  キッチン
                グツグツコトコト ジュ−ジュ―

 沈利「みんなおはよー」

 理最「(超)おはよう(ございます)!」

 当麻「お、沈利姉ちゃんいつもより早いんだな。
    寝不足じゃないのか?体調はどう?」

 沈利「ちょっと疲れてるかもだけど別に大丈夫よ。
    心配してくれてありがとね当麻♪」

 当麻「姉ちゃんに元気でいて欲しいんだから当然だろ (ニカッ
   まあまずは顔洗ってきたら?
   その間にお茶淹れとくからさ」

 沈利「うん、そうね。美味しいの淹れなさいよ〜」
    (だぁ〜から、あの笑顔は反則だっつーの///)

       ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁
723 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:41:57.93 ID:jKatC6de0

      ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

  洗面所
                  ジャージャー

 沈利(フレンダがシャワー浴びてるんだ……
   最愛も学校に行く前に浴びるんだろうし、私はみんなが行ってからでいいわね)

                    ジャー フキフキ

 沈利(う〜ん。やっぱりちょっと顔色というか、隈と言うか…あれ?あれー?
      最悪二度寝して、研究所には少し遅く行こうかしら)

 フレンダ『あれ?洗面所に誰かいるわけ?』

 沈利「私よ。出てようか?」

 フレンダ『大丈夫な訳よ』  

           ガチャ

 フレンダ「はぁ〜さっぱりした〜♪」

 沈利「ねえフレンダ。当麻のことなんだけど
 フレンダ「言うまでもないわけよ!
    兄ちゃんとほかの女性の接触をできるだけ回避する。
    仮に接触を許しても、一定以上のアタックは未然に阻止する、でしょ?
    結局、このフレンダさんに任せなさいってわけよ!!」

 沈利「おっちょこちょいのあんただけに任せるわけにはいかないわ。
    ほんとは私も迎えに行きたいんだけど研究所にそれくらいの時間までいなきゃいけないからね。
    放課後には最愛とも一緒に帰ってもらうわよ。                      フレンダ (シュン…)
    流石に女二人従えてる漢に単騎突撃をかける勇者はいないはずよ」

 フレンダ「なんか信用されてないのが悲しいわけよ……。
    まあでも兄ちゃんを渡さない為だし、なりふり構ってられないね」

 フレンダ「さいあーい!シャワーいいよー」     
                        最愛『超了解でーす』
 フレンダ「しず姉、今日は頑張ろうね!
    それから、結局、私は絶対負けないわけよ!!」 ビシィ

 沈利「あんたも頑張りなさいよ!
    でも絶対に譲らないから」
                      ガラガラ スタスタ……
 フレンダ「上等ってわけよ!!」

      ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

724 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:43:32.99 ID:jKatC6de0

    ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁
  
 洗面所
 
                 ガラガラ ブゥ−ン

 フレンダ「最愛、今日は放課後私と兄ちゃんの学校まで来てくれない?
    あんたもいた方がいいって沈利姉ちゃんも言ってたし」


 最愛「やっぱりみんな考えてることは超同じなんですね。
    私たちとお兄ちゃんが兄妹だって知らない他校の人たちには効果絶大でしょうね。
    でもそれを超知ってるお姉ちゃんの中学と常盤台の子は超来ると思いますよ」

 フレンダ「私たちの前で致命的アタックはいくらなんでもできないわけよ」

 最愛「最悪の場合、お兄ちゃんを連れて強引に振り切りますか?」

 フレンダ「まあ結局そうなるわよね。
    あとさ最愛、……………………
725 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:47:21.74 ID:jKatC6de0

 ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

         ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

      朝食後     ≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁≁

 当麻「みんな弁当入れたな?そんじゃ行こうか」
 
 フレンダ「兄ちゃん、念のため紙袋持っていった方がいわけよ」

つ大きな紙袋2つ
 当麻「へ?なんでだ?」

 最愛「あって損するものじゃないから超いいじゃないですか」

 当麻「ふーん。そんなもんか。
    よく分からないけど気がきくんだなあフレンダは。ありがとな」 ナデナデ

 フレンダ「ふ、ふん。これくらい当然ってわけよ」////

 沈理フ最(どこまで鈍感なんだ……それとも本気でもらえないと思ってるの!? )

 沈利「授業終わったら早く帰ってきなさいよ当麻」

 理后「帰ったらチョコあげるから楽しみにしててね!」

 当麻「あ、ああ」
        (チョコはその時にくれるのか。でもなんでそんな帰り急ぐ必要があるんだろう?)

 理后「とうま、時間大丈夫?」

 当麻「ん。そんじゃ、行ってくるな沈利姉ちゃん。姉ちゃんも気をつけて」

 理フ最「(超)行ってきま〜す!!」

 沈利「あんたたちも気をつけなさいよ〜」 フリフリ


  沈利(フレンダ、頼んだわよ!) ウィンク&パチン 
                      フレンダ(任せてしず姉!! ) ウィンク&パチン


726 :灰色の放浪者 :2011/02/18(金) 13:48:48.40 ID:jKatC6de0



2.14 0730 上条当麻戦争 アイテム,部隊展開完了.作戦発動
 


727 :19 :2011/02/18(金) 13:57:27.65 ID:jKatC6de0

 以上です。
どうしてこうも遅筆なんだろう。

 ちょっと質問です。
自分はいくつかここに投下していますが、
本来なら一つのネタで3,4レス程度の筈なのに
書き始めると雪だるま式に肉が増えていってしまいます。
くどいとか、冗長だということはないでしょうか?
あと、情景をイメージしにくい描写だったり、
キャラの不安定さが目ざわりだったりしたらご指摘お願いします

728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 14:08:39.27 ID:D38jkecDO
がんば

でもケータイだからAって表示される
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 14:17:36.38 ID:fMVBK5WIO
ハートマークは別のにした方がいいかも。環境的な意味で。
くどいとかはないかな。
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 14:36:14.89 ID:9Vky9rHfo
>>727
書くのは大変だろうけど、たくさん肉付けされてるほうが楽しめるから個人的には嬉しいよ
情景は問題ないかと。キャラはそもそも本編の方でも登場回数が少ないから自由度があってもいいのでは?

ただ点線やマークが携帯だと表示されなくて困るかな
続き待ってます
731 :19 [sage]:2011/02/18(金) 22:44:53.71 ID:jKatC6de0
 ありがとうございます。
とりあえず、俺の書く話がうぜーって評価じゃなくてホッとしました。
頑張って書きますね!

 ケータイの人のことを考えたレイアウトにしてなかったのは完全に俺の落ち度です。
自分はケータイでは見ないので、もっとシンプルにいきます。
マークとかはできるだけ少なくします。

 では急いで書きます。日付変更までに投下できればいいんですが……
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 23:05:27.05 ID:aY/KKHcAO
>>731 頑張れ、俺は見てるぞ
733 :19 :2011/02/19(土) 00:02:57.49 ID:P6Hn1zIB0
 日付変更来ちまいました畜生!!

まだ投下分を書き終わってませんが、途中から書きながら投下します。
 
 とある一家の白銀大戦(snow_combat)のプロローグです
734 :灰色の放浪者 :2011/02/19(土) 00:11:43.10 ID:P6Hn1zIB0
   とある一家の白銀大戦(snow_combat)

                 Prologue;白銀前夜  
 『……学園都市の気象情報です。
 現在更に南下しつつある上空の非常に強い寒気団は、
 明日の夜明けには高度5000m、−42℃部分の先端が三宅島に達し、
 明日の日の入りまでそのままの状態で居座ります。
 またそれ以降も、勢いはある程度弱まるものの、
 明後日の夜半まで東日本上空に留まり続けます……』

  そろそろ二月になろうかというある日の夜。
 学園都市の第七学区にある、とある高層マンションのリビング。
 テーブルに置かれた、ホットココアの入った5つのカップから立ち昇る湯気の向こうで、
 テレビが気象情報を流していた。

  話題は数十年に一度の大寒気団とその及ぼすであろう影響。
 既に外では雪が降り始めてから暫らく経ち、
 雪の積もりにくいアスファルトやコンクリートも小さな氷の結晶で覆い尽くされて、
 学園都市はうっすらと雪化粧していた。
 最初の方でベランダに落ちた雪は溶けて水たまりを作っていたが、
 降り続くにつれてそれは氷となり、今は積もった雪の下に埋もれている。

  麦野沈利は深々と降ってゆく窓の外の雪をじっと見つめている。
 何かを思い出しているのか、それともこれから数日間の白い非日常のことを考えているのか。

 『……よって現在降っている雪は更に強さを増し、
 明日一杯は学園都市全域で、日本海側のような豪雪となるでしょう。
 雪が弱くなるのは明後日未明、止むのはその日の夜です……』

  学園都市創設以来このような大雪は一度だになかったらしい。
 そもそも昔から関東平野は雪が少ないと相場は決まっている。
 だが学園都市気象局の予報だ。限りなく100%に近い確率で未曾有の豪雪になるだろう。
 学園都市が打ち上げた蒼穹に浮かぶ人工衛星「おりひめ2号」に搭載された
 スーパーコンピュータ「樹形図の設計者」の演算は極めて忠実に現実の事象をシミュレートする。
 地球規模の気象の観測、予測もその例に漏れない。
 分刻みで天気や降水量を予測し、誤差は人が迷惑を感じない程度に済ませてしまうのだ。
 思い切り狂ったことなど、ここ数年で手の指で数えるほどしかない。

  滝壺理后は、テーブルに雪だるまの絵を描くかのように指を動かし続けている。
 ぼーっとしながら理后が描いていく色々な大きさのそれは、可視化できるとしたらもう何体目だろう。

 『……学園都市各学区とその周辺地域の時間経過に伴う降雪量の変化です。
 右は気温や地温を考慮した、時間を追った積雪量の予測値です……
 ……学園都市全域で、明日の朝には積雪量は最低20センチ、
 明後日の朝には40センチとなる見込みです。
 首都近辺でこれほど雪が積もるのは凡そ2世紀ぶりのことです。
 尚、気象庁は北、東日本全域に対して大雪警報を発令しています……』

  末っ子の絹旗最愛は一見平常運転。当麻にもたれかかり、
 映画雑誌を開きながら一応天気予報は聞いている。
 しかしその目は窓の外の雪を見たり、当麻の顔を見たりと、
 映画雑誌の方にちゃんと向いているわけではない。
 何か外の雪に期待するような表情。
 目を細めたり輝かせたり、たまに口許が綻んでいたりと、
 ころころ変わる小動物のような笑みが浮かんでいる。

  第七学区の積雪はどのくらいになるのだろう、と
 割と真剣にニュースを見ていた上条当麻だが、
 妹のそんな表情に気づいて、何となくほっこりした気分になる。


 『……今夜からの大雪、及び明日以降の授業などに関して統括理事会よりお知らせです。

   明後日にかけての大雪に対して、学園都市はしかるべき対応を取ります。
   
   通勤、通学で用いられる一定以上の規模の道路、
  学校の正門からエントランスまでの経路は除雪作業を行います。
  インフラの維持は問題ありません。
   また授業に関してですが、明日、明後日は行いますが、その後3日間は全学臨時休校とします。
  明日、明後日は真冬日のため、無闇に建物の近くを通らなければ
  雪に埋もれてしまうようなことはないと思われますが、
  それ以降は気温が上がるため、屋根からの落雪及び路面氷結による事故の危険性が
  非常に高くなると判断しました。必要最低限の外出以外は必ず控えてください。
  生活必需品の買い出しはあさってまでに済ませておくこと。以上です。

              以上、気象情報でした……』
735 :灰色の放浪者 :2011/02/19(土) 00:15:48.66 ID:P6Hn1zIB0


  一個だけ!! と言って当麻にだだをこねて勝ち取った食後のサバ缶を食べながら
 沈利と同じように外を見ていたフレンダが、
 何を思ったかスプーンを持ってベランダの方へ歩いて行く。

 「ん?どうしたフレンダ?」

 「いやーちょっとね〜」

  ベランダに通じるガラス戸をガラッと開けるフレンダ。
 途端に身を切るような冷たい空気が部屋に流れ込んでくる。

 「ちょっとフレンダ!寒いわよ!!
  本気で オ・シ・オ・キ されたいのかにゃーん!? 」

 カーディガンの前をギュッと閉じ、慌てて熱いココアを飲む沈利。
 文尾の「にゃ〜ん」も、いつもと違い余裕のなさそうな「にゃーん」になってしまった。
 左側から当麻の腕にギュッと抱きつく理后。

 「ふれんだ……寒いよ。
  とうま、ひっつかせて……」

 「超何してるんですかフレンダお姉ちゃん!!
  外は超氷点下なんですよッ……
  もうダメですお兄ちゃん超ちょっとあっためてください!!」

  兄の膝の上にささーっと移動する最愛。

 「お兄ちゃん超ギュッてしてくださいよ!」
736 :灰色の放浪者 :2011/02/19(土) 00:18:08.67 ID:P6Hn1zIB0


 「なんでだ?膝に座ってくるのはもう何も言わないとして、
  『超ちょっと』あっためて下さいつっただろ?
  ほら、理后姉ちゃんはもう寒くないか?」

 「あ、あれは超口癖でああなっただけですッ!!!
  どうでもいいことでおちょくらないで超可愛い妹が超氷にならないようにようにしてください!!」

  当麻にられ、ひまわりの種をぎゅうぎゅう口に入れたハムスターのようにむくれる最愛。
 放っている雰囲気はどちらかと言うと怒って膨れたトラフグかハリセンボンなのだが……
 
 「とうま。私は厚着してるし、もうぎゅってしてるから大丈夫。
  さいあいをあっためてあげて」

 「大丈夫分かってるって!
  ほらこれでいいだろ最愛。理后姉ちゃんも大丈夫だな?
  氷のように冷たくなった王女様の目を覚まさせるキスは大変らしいしもうこれでいいや」

  それを聞いた4姉妹の体温が0度3分も上昇したのは秘密だ。
 凍えた王女様を目覚めさせる使命は、特定の男性にとっては至極簡単なことなのだ。

 「しかし超可愛いって自分でいって寂しくないか?
  ……ま、お前はほんとに可愛いから言っても許されるんだろうけどな」

  膝の上に座っている最愛に片腕を回し抱きしめてやり、
 その腕で最愛の頬をぷにぷに弄くりだす当麻。
  
 「////// か、かわっ…///
  って何するんですかお兄ちゃん//////」

  最愛は嬉しいやら恥ずかしいやら子供扱いされて悔しいやらで真っ赤にプクーッと膨れている。

 「まあ妹なんだからいいだろ?
737 :灰色の放浪者 :2011/02/19(土) 00:27:22.42 ID:P6Hn1zIB0
 

  それよりフレンダ!!
  まだ開けっ放しでめっちゃ寒いんですが何をしていらっしゃるのでせうか!?
  みんな凍えちまうぞ!!
  つーかお前のココア取るぞ!」

  当麻の渾身の抗議の声に

 「あ、ごめんごめん♪
  あ゛〜寒かった〜〜。ホント凍死するかと思ったわけよ……」

  ベランダでしゃがみこんでで何かしていたフレンダが、やっとガラス戸を閉めて戻ってきた。
 よほど寒かったのだろう。ブルブル震えている。

  「わざわざこんな時に何やってたのよ?」

  「ちょっと雪の結晶見てたわけよ。
  ほんとに上空の気温めちゃくちゃ低いみたい。
  そういうときにできる結晶ばっかりなわけよ」

  「樹形図の設計者は嘘なんて言わないんだから
  わざわざ確かめるまでもないでしょうに。
  それに、地面に落ちてきた結晶見たところでちゃんと判るわけじゃないのは
  あんたも知ってんでしょう?」

  「結局グラフや地図で見せられるより、実際に自分で見てみた方が面白いし、
  結局、雪の結晶を見てみたかっただけだと思う。
  ホントに寒い時の結晶はとっても綺麗なわけよ!
  透明でキラキラしてて……」


  「メルヘンねえ」
  「大丈夫。ちょっとロマンチストなふれんだもいっぱい応援してる」

  「ちょ…バカにしないでほしいわけよしず姉にりこ姉!!
  結局自覚がないわけじゃないけど……たまにメルヘンな感じになるのは……」

  「そんなことより早くココア飲めって。震えてるじゃねえかフレンダ」

  「兄ちゃんの右隣なら超空いてますよ〜」

 「チッ……最愛に膝の上取られた……
  まあいいわ。兄ちゃん隣失礼するわけよ」

  すとんと当麻の隣に座ったフレンダの手に、
 最愛に回されていた当麻の右手が優しく指を絡ませた。
 いきなりの、しかも当麻からの行動に固まったフレンダ。

 「ほら、こうすりゃ少しは違うだろ?早くココア飲め」

 (こういう時ばっかり気が利くんだから……兄ちゃんちょっとずるいわけよ!///)

  握られた左手と口にしたココア以外からの、体の芯から湧き出るような温かさがフレンダを満たした。
 隣で最愛が少し不満そうにしていたのはご愛嬌だ。
738 :19 [sage]:2011/02/19(土) 00:32:45.58 ID:P6Hn1zIB0
すいません書き貯め尽きましたorz
こっから書きながらなので超遅筆での投下になると思います。
 
 ただし>>190さんやタバコさんの投下が今晩ないならですが
 続行していいのかな……?

 >>728-730,732
支援感謝です!!気合い入れていきます!
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 00:45:53.34 ID:jaTKJ8xXo
乙乙
どんどん続行しちゃいなさいな
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/19(土) 00:49:01.20 ID:FlXV3X5AO
>>738

今日は投下する予定ないからじゃんじゃん書いてくれー
楽しみにしてる!!
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 01:04:49.37 ID:ZJeV+gMx0

メルヘンなフレンダかわいいよぉぉ
742 :フレンダ「結局、自覚はあるってわけよ」 :2011/02/19(土) 01:18:25.63 ID:P6Hn1zIB0

 

  暫くみんな暖を取り、部屋の温度も大方回復したころ。
 沈利が縮こまっていた状態から解けて妹たちに顔を向けた。

  「ねえみんな?もうそろそろ暖まったんじゃないの?
  そろそろ当麻にひっつきすぎなくてもいいとお姉さんは思うんだけどにゃ〜ん」

  「まだ超冷えてます!!もうちょっとです……ッ」

  最愛がそれを言いかけた時の沈利の笑顔、
 何も知らない男どもが見たら原子崩しの名の如く落とされるような微笑み。
 しかし最愛の全センサーは全力退避を勧告していた。
 理后とフレンダの五感及び第六感も風雲急を告げる。

 (私の前でベタベタしすぎるのはどうかと思うンだけど妹共ォ!
    長女として自重してる私の身になってみろやゴルぁあああああああッ)
                            (他のLv.5の口調も混じってますがご了承下さい)

  勿論、沈利は自分の感情表現をあえて数割水増ししており、
 3人の不幸センサーは過敏に反応するように設定してはあるのだが。

  だからといって沈利に従わない訳にもいかず、
 このままではどのみち危ないと判断した当麻が
 ココアのお代りを作ってくるからと言ってその場を収めた。
743 :すいません!! 木ィ原くゥゥゥゥゥンを見た後寝落ちしてしまいました :2011/02/19(土) 09:43:09.21 ID:P6Hn1zIB0

  ココアが運ばれてきてリビングが落ち着きくつろいだ雰囲気を取り戻した時。

 「こんなにすごくはないけど、たくさん雪が降ったのってあの時以来だね」

  理后の一言にみんな、同じ情景、同じ記憶を思い浮かべる。

 「そうね。でもどちらかっていうと
  あれくらい積もらなきゃあんな風に遊べなかったってとこじゃない?」

 「まあ確かに沈利姉ちゃんの言うとおりだな」

 「やっぱりみんな超憶えてたんですね!! 」

 「最愛ったら今晩から大雪って聞いたときからずっと、遠い目したりそわそわしてるわけよ。
  結局最愛も相当乙女……」

 「超メルヘン少女が言わないでください!! 」

 「みんな同じだよ。
  確かに大雪って色々不便はあるけど、ちょっと楽しみっていうのは嘘じゃないもん」

 「私もこの年になってウキウキしちゃってるわね」

 「しずり、おばさんくさい」

 「りーこうー?アンタ今なんつったぁ!?」
 「今のは沈利姉ちゃんが悪い」
 「しず姉はたまにそういう言葉を使うから……」

 「うぅ……分かったわよ。気をつけるわ」

  自分の気にしていることを理后に言われ彼女に矛を向けようとした沈利だが、
 間髪入れずに当麻とフレンダから反撃されあえなく撃沈。
 おばさん言葉なんて一言たりとも喋らないようにしようと沈利は決意した。


744 :灰色の放浪者 :2011/02/19(土) 09:58:56.91 ID:P6Hn1zIB0

 

 「ま、まあ別に超気にするほどじゃないですよ。
 お姉ちゃんは色んな意味で乙女真っ最ちゅあああ超すいませんお姉ちゃん!!
 それよりもあの時の写真とか超見たいって思いませんか?」

  フォローをするつもりだったのがつい本音やらからかいやらが混じってしまい、
 原子崩しがこめかみの横を通り過ぎるような恐怖の片鱗を味わう最愛。 
 自分がしたいなと思っていることを、みんなもしたいんじゃないかという望みに懸ける。

 「うん。私もアルバム見たいな」

 「そういやずっと見てないなあれ」

 「ま、たまには昔の思い出をみんなで楽しむってのも悪くないわね」

 「結局、それも一興ってわけよ!」

 最愛の首はなんとか守られ、家族団欒の場はアルバム観賞会となる。
745 :灰色の放浪者 :2011/02/19(土) 10:28:49.51 ID:P6Hn1zIB0

 
  大昔紙媒体だけだった写真という技術は電子化、デジタル化が進められ、
 データの鮮度保存、劣化防止、省スペースの為メモリーに蓄えられることが多くなり、
 彼らの生きるこの時代、写真用紙に印刷してあるものは少ない。

  だからと言って紙に刷った、実体を持った写真や、
 それらを思い出とともにまとめておく冊子状のアルバムが絶滅したわけではなく、
 現に彼らの家には、5人で撮った学園都市での写真、
 帰省時に両親や乙姫達を加えて撮った写真が、額や写真立てに入れられあちこちに飾られている。
 その中には、雪景色の中で寒さに頬を真っ赤に染め、楽しげに写る5人の写真もある。
 アルバムも、電子データ化されたものともう10冊以上になる紙媒体のものの両方が大事にとってある。
 

 「やっぱり大画面に映すのと、手元で見れるのの両方があったほうがいいわよね」
 
 「しずり、わかってる!」 ぶい
 
  壁に埋め込まれた大型テレビの周りについた引き出しを開け、
 沈利が電子メディアと分厚いアルバムを出す。
 アルバムは5人の座るU字型ソファーの中央のテーブルに。
 電子メディアはレコーダーにセットされた。
746 :19 :2011/02/19(土) 10:32:00.33 ID:P6Hn1zIB0
 すいません。昼までに幼児を済まさねばならないので、
まだ前日談の途中ですが一旦投下終了します。

 デレた4姉妹を書き続けるのがこんなにきついとは……
なんか物足りない感じがするのはツンや照れ隠しが足りないか……?
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 10:41:35.93 ID:NF9jbJ2Ro
幼児を済ますだと……?


犯罪の香り
748 :19 [sage]:2011/02/19(土) 10:46:08.73 ID:P6Hn1zIB0
朝ご飯作って来てみたら自分の変換ミスの酷さに泣いたorz……

 俺はグループのメンバーでもステイルさんじゅうよんさいでもありません!!!wwww
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 10:51:17.05 ID:iZ96lGeHo
通報した
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 11:21:21.56 ID:Pq2ZM+vAO
オイオイ、とうとうこのスレで犯罪者が出るンですかァ
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 12:26:23.87 ID:yb6U4C1AO
アクセロリータさんは黙っててください
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/20(日) 19:02:17.70 ID:UvSaFpeAO
風紀委員ですの!
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 19:23:40.86 ID:/rkdPi+Vo
投下してみても良いのでしょうか
それとも前の方が終わってないようですので今は控えた方が…

大丈夫なようでしたら、やってみたいのですがドキドキ
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 19:26:19.53 ID:y+DSfonAO
どんと来い!!
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/20(日) 19:29:23.66 ID:+Mtg7oVSO
こいよ!!
756 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:37:08.66 ID:/rkdPi+Vo
反応ありがとうございます
初SSの上、姉妹以外に黄泉川先生が出ますが、ご容赦を…



『補習で起きたちょっとした事件』


―――放課後

黄泉川「か〜み〜じょ〜う〜」

当麻「な、なんでせうか黄泉川先生」

黄泉川「さっきの私の保健、全部夢の中で受けてたようじゃん?」ニッコリ

当麻「いやいやえーとそのですね、前半戦では先生の一言一言聞き漏らさないよう全力集中でいたので

すが、途中で気を失ったというか何と言いましょうか」

黄泉川「ぐだぐだ言い訳しない!! 今日お前居残り授業だっ!」

当麻「うえぇ!?」

黄泉川「さっき小萌先生に聞いたら、今日は補習の予定無いそうじゃん? だから無問題じゃんよ」

当麻「無問題て…」

黄泉川「点数がやばいんだから、ありがたく受けるじゃんよ! まずはグラウンドを五周!」

当麻「って、授業は!?」

黄泉川「座学だけじゃまた寝るだろうから、実技と合わせてやるじゃん。さあとっとと着替えて、三分

後下駄箱に集合するじゃん!!」スタスタ

当麻「は、はい… 不幸だ」

当麻(ん? 保健に実技ってあったっけ?)

黄泉川(しまったぁ/// 単に眠気を覚ますウォーミングアップなのに、保体で実技とかうっかり変な

こと口走ったじゃんよ////)カァー
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 19:38:05.01 ID:Xm/PUD8ro
このスレ基本的に入れ替わり立ち代り数人が書いてるから別にいいんじゃね?

わかりやすいようにコテとかトリとかつけるといいと思うよ
758 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:39:20.49 ID:/rkdPi+Vo
in下駄箱

黄泉川(ううう、まずったなぁ。何か変に意識しちゃうし… って、コレじゃあ私が欲求不満みたいじ

ゃんか!!)

黄泉川「アイツ、気付いてなければいいんだけど」

当麻「何をですか?」

黄泉川「うわぁ!? か、上条。いつの間に来てたじゃん」

当麻「今来たばかりですけど、何かありましたか」

黄泉川「何でもないじゃん!! それじゃあさっそく走るじゃんよ」

当麻「あれ、先生も走るんですか?」

黄泉川「…ちょっと体を動かしてスッキリしたいじゃんよ」ボソッ

当麻「へ?」

黄泉川「いいからさっさと走る!」

当麻「は、はいぃ!!」


・・・・・・


沈利(サーモン&イクラ・オンリーの寿司に、鮭のカマ、変わったところではルイベ。そして…)ガサ

ガサ

沈利「シャケ弁〜♪」

沈利「結構買ったわね。まあ一日で食べちゃうんだけど」

 ヨーシ次、三十四ページヲ声ニ出シテ読ミツツ腕立テ五十回ジャン
 アノー、何モ両立シテヤラナクテモ…

沈利「とりあえず寿司とシャケ弁以外は晩酌用にしようっと」

 ツベコベ言ワズ、サッサトヤル!! ソノ後ハ腹筋ヤリツツ読ムジャンヨ!
 ヌゥワァァァァ、不幸ダァァアァア!!!

沈利「ん? アレは当麻と… 黄泉川?」
759 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:42:43.39 ID:/rkdPi+Vo
・・・・・・


黄泉川「よーし、それじゃあ腕立てやるじゃん。私も一緒にやるからな。はい読んでー」

当麻「ぐぬぬ、い、一時の、快楽のために、早まった行動は、つ、慎み、性的衝動を、抑える努力を」

当麻(っていうか先生、胸が! 目の前で上下する胸が!!)ヌオオオオオ

黄泉川「その調子その調子♪」ボヨンボヨン

当麻(く、落ち着け俺。目の前に上下運動しているのはドリブル中のバスケットボールと思え!!)キ

リッ

バイーン、バイーン

当麻(うんごめん無理。だって肌色のボールが汗をかくとか無理がある)

黄泉川(な、何かさっきから上条が私の胸を凝視してるじゃん///)

当麻(! 先生のシャツが汗で透けてきてブラもマルッとお見通し!)ブフォ

黄泉川「!? どうした上条!」

当麻「いえいえいえいえいえいえ、全く何にもノープロブレムでございまして、決して先生のシャツが

汗で透けてるとかそんなわけでは… あっ」

黄泉川「//////」

当麻(しくじったあああぁぁぁ!!)

黄泉川「ほ、補習中に何考えてるんだ!/////」

当麻「す、すみませんでしたあああ!」←土下座

黄泉川「まあ、そのなんだ。お前も男だし、そういうことに興味があるのは仕方ないと思うが、時と場

合を考えてだな…」

当麻「はい、ちゃんと補習受けますので、どうかお許しを… ハッ」

ばいーん←目の前におっぱい

黄泉川「! また///」

当麻「いやその」


沈利「なぁにやってるのかにゃ〜ん」ヒクヒク

当黄「「!?」」
760 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:44:38.04 ID:/rkdPi+Vo
当麻「ね、姉ちゃん!? これには深いわけが」

沈利「ほほう、そこの黄泉川の胸の谷間より深いわけってことかしらぁ」

当麻(やばい、見られてた)

沈利「なるほどなるほど、当麻はおっきなおっぱいに目が行っちゃってたわけだ。うんうん」

当麻「ご、誤解ですのお姉さま! 当麻はただ」

沈利「オ・シ・オ・キ・か・く・て・い・ね」

当麻「」

黄泉川「ま、まあまあ、落ち着くじゃん麦野。これは補習で」

沈利「垂れ乳は黙ってろぉ!」

黄泉川「(カチン)ほ、ほほう、そういうこと言うか」

沈利「あらなあに、ひょっとして傷ついちゃった? ごめんなさいね、オ・バ・サ・ン」

黄泉川「…おや麦野、そういえばちょっと見ない内にウエストがでかくなったんじゃん?」

沈利「(ピクッ)さあ〜、何のことかしらねぇ」

黄泉川「そうやって誤魔化してたら一気に太るじゃんよ。あ、ごめんごめん、既に脚はムッチムチなん

だっけ? 悪い悪い」

沈利「てめぇ…」

黄泉川「やるか?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

当麻「えーっと、二人とも、とりあえず話をして」

沈利「目にモノ見せてやんよオオオオオ!!」キュイーン

当麻「姉ちゃん、原子崩しはマズいって!」

黄泉川「そうは行くか!」ガシッ

当麻「へ?」グイ

むにゅう

沈利「」
当麻「」

黄泉川「ふふん♪」
761 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:46:14.35 ID:/rkdPi+Vo
当麻(え、黄泉川先生に後ろから抱きしめられて… って背中に軟らかいものがァァ!!)

沈利「てんめえええぇ! 人の弟に何してやがるッ!」

黄泉川「これで原始崩しは撃てまい」フフフ

沈利「この野郎おおおお!!」

当麻「せ、先生! いくらなんでもマズいんじゃ」

黄泉川「んんー、何がどうマズいじゃんよ?」フウー

当麻「ちょ、耳に吐息が、吐息があああ!!」

沈利「」ブチッ

沈利「…よぉぉし、もう分かった。手加減はしねえ。てめぇの[放送禁止用語]を[検閲]して、嫁に

行けないように[ニャンコ先生テラ可愛い]にしてやんよおおおおおおおおおおお!!」

黄泉川「そん時は上条に貰ってもらうじゃんよ」クスクス

沈当「「!?」」

沈利「こんのおおおおおおおおおおォォォォ!!!!」


・・・・・・


フレンダ「あーあ、結局福引きのサバ缶は当たらないし、連れは冴えない浜面だし、散々って訳よ」

浜面「冴えないゆーな。しかし、福引きは惜しかったな。あるんだな、前の人で当たりが出るなんて」

フレンダ「もう最悪。大体アイツもアイツよ、全然嬉しそうじゃないしさー」

浜面「そりゃあ、サバ缶当たってもなぁ」

フレンダ「目の下すっごい隈があるし、『暑いな、暖房の効き過ぎじゃないか』って脱ぎだすし…」

浜面「アレはビックリしたよな」
762 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:49:15.46 ID:/rkdPi+Vo
・・・・・・


最愛「うーん、抹茶ヨーグルト味のポップコーンは超いまいちですね」ムグムグ

理后「だからバター醤油味にすればよかったのに」モグ

最愛「旨いと分かってるものを選んでも超面白くないじゃないですか。映画と超同じです。常に開拓精

神を持ってですね」

〜♪ 〜♪

最愛「すみません、超着信です。…フレンダお姉ちゃんですね」

理后「こっちも着信。はまづらから」

理最「「もしもし?」」ピッ

フレンダ『『巨乳の教師に兄ちゃんが捕まって大変なことになってる訳よ!! すぐ兄ちゃんの学校に

来て! ブツ、ツー、ツー』』←携帯ダブルで同時掛け

理后「? はまづらの携帯なのに、フレンダ?」

最愛「それより超気になること言ってましたね…」

理后「巨乳教師がどーとか(よみかわ先生かな? それともてっそう先生?)」

最愛(ハッ、まさか)
763 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:50:24.52 ID:/rkdPi+Vo
――最愛妄想


爆乳教師『ほぉ〜ら、上条当麻クン。お姉さんにぜぇんぶ預けて♪』

当麻『せ、先生。やっぱりマズいって』

爆乳教師『あら、まだ食べてもないのに味の批評なんてイケナイ子ね』

当麻『いやそういう意味じゃなくて』

爆乳教師『大丈夫。お姉さん、多少激しいくらいが好きだから』フフフ

当麻『ちょ、近い、体に胸がのって…… !?』

爆乳教師『ほら、ココは正直みたいよ。熱を持ってて硬くって… 指先でさすってるだけで[火山噴火

でボルケーノ]しちゃいそう♪』

当麻『そんな… んぅ!!』

爆乳教師『さ、素直になって。感じるままに、本能のままに動いて。…好きよ、当麻クン』

当麻『(プッツン)先生っ!!!』ガバッ

爆乳教師『あ〜ん、ケダモノぉ♪』


――妄想終了


最愛「/////」カァァァ

理后「さいあい、さいあい。顔まっかだよ?」

最愛「ハッ! お兄ちゃん超最低です、超不潔です!!////」

理后「さいあい?」

最愛「そんなにパツ金爆乳が超お好みですか! フレンダお姉ちゃんは金髪で良いにしても、どっちも

欠けてる私は超惨めじゃないですかー!!」ウワーン

理后「さいあい、爆乳じゃないよ。巨乳だよ」

最愛「超こうしちゃいられません! 保健室には超絶対行かせませんよ!!」

理后(超絶対? 保健室?)

最愛「窒素装甲を駆使して超速で行ってやります! 理后お姉ちゃん、超失礼しますよ!」ヒョイ

理后「おお…」←お姫様抱っこ状態

最愛「うおおおおおおお!!!」ドドドドドドドド゙

理后(とうまがしてくれてると思えば…////)ポッ
764 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:50:58.41 ID:/rkdPi+Vo
・・・・・・


沈利(くそっ、完全に膠着状態ね。どうにかして黄泉川を当麻からひっぺがさないと)

フレンダ「姉ちゃあああああん!! 加勢するって訳よ!」

浜面「おいよせって、フレンダ!」

沈利「! フレンダ、浜面!」

黄泉川「おっ、援軍か! ますます面白くなってきたじゃ〜ん♪」

当麻「先生、面白がってる場合では…」

黄泉川「いやー、何かテレビの悪役やってるみたいで、結構クセになるっていうか」ケラケラ

当麻「アンチスキルの先生が何をまた…」

黄泉川「それを言われると辛いじゃん」

当麻「で、どうしましょうこれから」

黄泉川(そうなんだよなぁ。どうしたもんか… ますます収拾がつかなくなってきたじゃんよ)

┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド…

全員「?」

最愛「うおおおおお!!!! 超とうちゃーく!!」キキッ

当麻「最愛に理后姉ちゃん!?」

沈利「てか、なんで理后はあんな乙女な顔してんのよ」

理后「////」ポー

フレンダ「さっすが、最愛! 来てくれると思った訳よ♪」

最愛「どこですか! お兄ちゃんを超惑わすパツ金爆乳教師は!!」

フレンダ「」
沈利「」
当麻「」
黄泉川「」

浜面「ねえ、俺帰ってもいい?」

理后「? はまづらいたんだ」

浜面「」
765 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:52:21.35 ID:/rkdPi+Vo
最愛「…あれ?」

フレンダ「突然何言ってるのよ最愛…」

最愛「だ、だってお姉ちゃん、巨乳教師がお兄ちゃんを云々て超言ってたじゃないですか」

フレンダ「それがどうしてパツ金爆乳になってるのよ!」

最愛「え、っとそれは…/// だ、大体ですね、フレンダお姉ちゃんは超アバウト過ぎるんです! こ

の間も、沈利お姉ちゃんから頼まれたシャケ弁フェアのお使いだって…」

フレンダ「ちょ!? 最愛ストップ、ストップそれは内緒って」

沈利「どういうことかしらぁ。詳しく聞かせて、最愛ちゃあん」

フレンダ「ひぃい!!」

ギャーギャー


・・・・・・


黄泉川「こっちのことはすっかり忘れられてんじゃん」

当麻「ですね」

黄泉川「しかし、随分にぎやかな家族じゃん?」

当麻「いやー、でもこれがもう普通ですけどね」

黄泉川「そうか…。お、スリーパーホールド」

当麻「ちょ、姉ちゃん、落ちる! フレンダが落ちるって!」

沈利「離して当麻! あのフェアはとっても大事で あ れ ほ ど お願いしてたのに、この子とき

たら!!」

フレンダ「ご、ごごめんな訳、よ」ギュウギュウ

理后「どうどう」

黄泉川「ほらほら、麦野もいい加減に許してやるじゃん?」

沈利「そうは言うけどね、あのフェアは… って、何さっきまでのことが無かったかのように話しかけ

てんだ、てめぇ!!」
766 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:53:55.57 ID:/rkdPi+Vo
黄泉川「おっと、逃げるが勝ちじゃん」ダッシュ

沈利「あ、コラ! 待て、この野郎おおおお!!!」ダッシュ

 アッハッハッハー、現役体育教師ノ脚ヲ舐メルナヨー
 ホザケ、コチトラ現役高校生ダゾォ!

当麻「行っちゃった… なあ姉ちゃん、止めたほうが良いんじゃないか」

理后「大丈夫。ああ見えて、しずりも楽しんでるから」

当麻「マジかよ」

 ホォラ、捕マエテゴランナサーイ
 テンメェ、コノ、コノ!

理后「ね?」

当麻「そ、そうなのかな」

当麻(まあ姉ちゃんも能力使ってないし、大丈夫そうか)


フレンダ「あー、死ぬかと思った」

最愛「お姉ちゃん、超すみませんでした…」

フレンダ「もういいよ。新発売のキムチ・サバ缶で許してあげる」

最愛「! 超了解です!」

当麻(最愛もフレンダも大丈夫そうだな)


黄泉川「ぜー、ぜー、すっかり、暗く、なってるじゃん」

沈利「こ、このや、ろう、ハァハァ、てめぇのせいで、ぜーはー」

黄泉川「ぜー、ぜー… ふぅ。なあ麦野」

沈利「……何よ?」

黄泉川「家族、大事にしてやれよ」

沈利「…あったり前でしょう。私を誰だと思ってんのよ。私は学園都市第四位である前に、あの子達の

長女なんだから」

黄泉川「それプラス、ブラコンのな」ニヤ

沈利「!! テメェ、やっぱりブチコロス!」

黄泉川「ハッハー、そう簡単に捕まらないじゃーん♪」ダッシュ

沈利「ぐわああああ、テメェ! よーみかわああ!!!」ダッシュ


当麻「なあ、黄泉川先生ってひょっとして子ども?」

浜面「だな」


黄泉川「アッハッハー♪」


【おわり】
767 :『補習で起きたちょっとした事件』 [sage]:2011/02/20(日) 19:56:33.02 ID:/rkdPi+Vo
以上ですが
…なんか色々とスミマセンでした
今自分の見てすごい死にたいorz

何か変なところとかあればご指摘くださると嬉しいです

反応くださった方々、読んでくださった方々、ありがとうございます
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 20:22:14.07 ID:o10o9olAO
おっつ。

よみかわさんがキラキラしてる!
769 :19 [sage]:2011/02/20(日) 21:11:53.45 ID:Gx+pMCe60
 すいませんm(_ _)m
昨日からこの方、原子崩しを撃ちまくるむぎのんをずっと描いてて、
後で投下するとか言っときながら……こっちをちゃんと先にすればよかったorz

『補修で起きたちょとした事件』超乙でした!!!
話の明るさとテンポの良さを分けてほしいです!
770 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:20:05.73 ID:TBJYlARDO
>>767
乙です。その区切りの良さが羨ましいです

>>593の続き投下します。
771 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:26:32.98 ID:TBJYlARDO
当麻「な、ななな///」

予想にもしなかった沈利の発言で当麻の脳裏に先程の光景が浮かび上がり
当麻は赤面して言葉を失う。

沈利「その反応を見る限り凄く良かったみたいね」

沈利(既成事実は作れなかったけど、元々当麻があの本やディスクを使うは癪だったし、
それを潰せたから良しとしますか。それに新しく弄れる材料も手に入ったしね)

沈利は結果的には悪くないと考えを切り替える事にした。

沈利「外の様子見てくるね」

そう言って沈利は試着室を出ていく。通路に出て左右を見渡し、誰も居ないことを確認する

沈利(さっきの店員と客が戻ってくる気配もないし今がチャンスね)

沈利は試着用に持ってきた服を戻し二人は店を後にした。
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 22:26:38.05 ID:3GdEKnISO
黄泉川先生いいすねー面白かったよ乙!
773 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:29:12.11 ID:TBJYlARDO
―ショッピングモール内休憩所―
その後二人は更に幾つかの店を周り、買い物が終了する頃には
当麻は限界に達していた。何時もビリビリ中学生に追い回されているため、体力はある方だが
今回は沈利の悪戯が原因で精神的な疲れが大きい。

当麻「…もう無理です。上条さんは一歩も動けません」

沈利「だらしないわね。当麻、少し運動不足気味じゃないの?」

当麻「どうせ上条さんはもやしっ子ですよー」

まとも反論する元気もないのか、当麻はベンチに寝転んだまま適当な返事をする。

沈利「私は飲み物買ってくるけど、何かリクエストある?」

当麻「沈利姉ちゃんにまかせるよ」

沈利「そ、ならフレッシュジュースで良い?」

当麻「ああ」

当麻の了解を聞いて沈利はフードコートに向かった。
―フードコート―
沈利はフードコートの一角にあるフレッシュジュース専門店の
店内に置かれたメニュースタンドを見ながら悩んでいた。

沈利(さて、何にしようかしら。当麻の事だから何買っても文句は言わないでしょうけど…ん?)
774 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:33:58.66 ID:TBJYlARDO
メニュースタンドの隅にデカでかと書かれてある文字と写真に目が止まる。

沈利(えーっと『カップル専用特製ドリンク』?)

そこにはハートを描くように絡まった二本のストローが刺され赤みがかった
ピンクの液体が注がれたグラスの写真が掲載されていた。
店内に目を向けると何組かの男女がそのドリンクを飲んだり、
半分ほど残ったドリンクそっちの毛で体を密着させ、指を絡ませながら楽しげにしている。

沈利(当麻と一緒ならいいオモチャに出来そうだけど…これの為に引き連って来るのも、ね)

イチャついてるカップルに自分と当麻を重ねるも、疲れ果てた当麻を連れてくるのは気が引ける

沈利(まぁ一緒に居られるのも今日だけじゃないんだし、楽しみは取って置きますか)

沈利は明日、明後日にでも連れ込んだ時の当麻の反応を思い浮かべた。

―ショッピングモール内休憩所―
沈利「当麻、お待たせ。オレンジとバナナどっちがいい?」

当麻「」

沈利「当麻?」
775 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:38:01.91 ID:TBJYlARDO
当麻の返事が無い事に疑問を持ち沈利は当麻の顔を覗き込む。

沈利「寝ちゃったのか。私とのデートで居眠りなんて当麻は少し失礼じゃないかなー?」

沈利は買ってきたドリンクをベンチの脇に置き、当麻の顔の側へしゃがみこみ規則正しい呼吸をする
当麻の頬を突つきながら、起こさぬように小さな声で呟く。

沈利(…人を放って居眠りする当麻にはコレくらいやっても良いわよね)

沈利は頬を突つくのを止め起こさないように優しく当麻の首を少し浮かせ、
その隙間に自分の太ももを滑り込ませる。

沈利(当麻の寝顔を見るのも久しぶりね。理后達が来る前はよく当麻にこうしてあげたっけ)

とうま『…おねー…ちゃん』

詩菜『あらあら、当麻さん的には余程沈利さんが好きなのね。お母さんは少し妬けちゃうわ』

沈利(昔は当麻が私の服を掴んだまま眠って、それを見てた母さんが笑ってた事もあったっな)

りこう『とうま…すききらいはだめ』

とうま『うー』

りこう『だいじょうぶ。きらいなものをたべるとうまをわたしはおうえんしてる』
776 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:41:08.36 ID:TBJYlARDO
沈利(理后が来てからはお姉さん役を取られて)

ふれんだ『にーちゃんきょうのはすごいわけよ』

とうま『あつりょくなべとパチンコだまをなんにつかうんだ?』

詩菜『あらあら。フレンダさん?何時も危ない事はしちゃ駄目だって言ってるのに
どうしたら分かってくれるのかしら。これで何度目かしら。そんなにわたしを怒らせて
オヤツ抜きにして欲しいのかしら。あらあら、あらいやだ。可哀想に、全く関係ない沈利さん達までおやつ抜きになっちゃうわよ?』

沈利(フレンダの悪戯に母さん毎回手を焼いて、その度当麻は巻き添え食らってたっけ)

とうま『さいあい、にーちゃんのケーキ少し食べるか?』

さいあい『たべます。とうまおにいちゃん、すごくありがとうございます』

とうま『さいあい、そういうときはちょーっていうんだぞ』

さいあい『ちょーですか?』

とうま『うん。ちょーだ』

さいあい『とうまおにいちゃんちょーありがとうございます』

りこう『…うー』

沈利(最愛が来てからは弟だった当麻が兄らしく振る舞って理后がよく嫉妬してたわね)
777 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:46:17.29 ID:TBJYlARDO
寝ている当麻の頭を撫でながら沈利は昔を懐かしむように目を細める。

沈利(それが少し男らしくなっちゃって)

人を助ける時や喫茶店の時に見せた顔を思い出す。

沈利「寝顔はこんなに可愛いのに、真面目な時の顔が嘘みたい」

当麻の成長に沈利は少し寂しいような、嬉しいような感覚を抱いていた。
暫くして

当麻「…ん」

当麻は自分の額と後頭部に触れる柔らかな感触に気付き目を覚ます。

当麻(確か沈利姉ちゃんが飲み物を買いに行ってる間に寝ちまってたんだっけ?
けど、ベンチにこんな柔らかい物あったか?)

まだ完全に覚醒してないのか、当麻は朧気な記憶をたどるも頭に触れるモノが分からずにいた。

当麻(あー、そっか。分からないなら目を開ければ良いのか)

解らなければ見れば良い。そう思い当麻は両目を開いた。

沈利「おはよう当麻。やっと目が醒めたみたいね」

当麻「おはよう沈利姉ちゃん、悪い少し寝ちゃって…え?」

ある程度予測して居たのか自分を覗き込んでいた沈利に挨拶をしながら軽く背伸びをしようと
腕を上にあげようとした瞬間、腕に触れた感触に当麻の動きは停止した。
778 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:49:33.54 ID:TBJYlARDO
沈利「あれー?いきなり動かなくなってどうしたのかなー?」

動かなくなって少しずつ顔が赤くなっていく当麻を見ながら沈利は意地の悪い笑みを浮かべる。

当麻「つかぬ事をお伺いいたしますが、沈利お姉様は上條さんに何してるんでせうか?」

沈利「当麻も気付いてる癖に。それとも私の膝枕が気持ち良すぎてまだ寝坊助状態なのかにゃーん?」

沈利は何を今更とでも言いたげに当麻の質問に答え、それを聞いた当麻は
額に置いてあった沈利の左手を退かして、今の姿勢から直ぐ様飛び起きる。

当麻「だーやっぱりか!つか何で毎回沈利姉ちゃんはそうやって俺を
沈利「人を放って置いて眠り込んでた誰かさんを介抱してあげた人に当麻はそんな事を言うんだ?
それに膝枕位気にする必要ないでしょ?有無を聞かずに当麻が私の膝に抱き着いてきた時も
あったんだし。それとも当麻は私に膝枕されて何か困る事でもあるのかな?」

沈利は退かされた左手をベンチに置き意地の悪い笑みを崩さずに当麻の意見をあっさり切り捨てる。

当麻(そっちがその気なら上条さんにも考えがありましてよ)
779 :190 [sage]:2011/02/20(日) 22:58:10.33 ID:TBJYlARDO
以上です。
そろそろ終わると思ってたのですが、書き溜めて行く内にここまで増えてましたorz

一応回想の部分で地文を書かなかったのは、わざとです。(むぎのんの回想って感じでボヤカシたかったので)
地文を書く場合は全部統一した方が良いですかね?
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 23:06:31.56 ID:Gx+pMCe60
 乙です!!自然に話を進められて、ちゃんと起伏もあるのが羨ましい
むぎのんいい子だなあ……

 別に統一しなくてもいいと思います。
一番伝わり易いと思った書き方で書いてください!
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 23:22:09.42 ID:Ha9K95ODO
このスレってパートも続いたし、投下された話も結構多いよね
wikiとか無いの?
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 07:12:33.51 ID:mg47ExPRo
wikiはないね。
今までのスレのログあるし、必要ないんでない?
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 10:48:03.82 ID:f3RPZe/f0
 禁書SS@製作速報/SS速報(とある禁書の製速SS)の「SSまとめ予定リスト」に前スレの名があったけど、編集&掲載はされてない。
 ていうかあそこは評判いいのが全て載ってるわけじゃないらしい。
けどまとめサイトにはVIP時代のしか載ってないし、製速SSにまとめてもらうのもありかも。
読むだけならログはちゃんとあるけど、宣伝とか考慮するならどっかに掲載されてた方がいいと思う。
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 14:16:13.74 ID:X+pOsyJy0
のくすに行けばいくつかはあったはず、俺もそっちからここに来たし
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 17:57:32.68 ID:f3RPZe/f0
 のくすや2書館はVIPしかまとめてないし、
NIPやGEPのを網羅してくれてるとこはないのかな……
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 20:16:40.25 ID:mg47ExPRo
宣伝する必要はないんじゃね?
そもそも設定からしてパラレルすぎるし、ここでひっそりと続けていって欲しい
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 23:00:14.71 ID:mbwUbuASO
同意。ここはアイテム4姉妹+上条さんの幸せを願う人達しかいないから、いつも流れが平和なんだと思う
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/21(月) 23:25:30.70 ID:4kMhacnr0
温泉旅行とか行ってそして温泉が混浴だったとかはどうだろうか?
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 00:23:00.81 ID:MYNIn3Sho
>>788
そこは家族風呂付きの温泉で良いと思うんだ
誰も来ないんだし良いじゃない
みたいな感じでお願いします
790 :19 [sage]:2011/02/22(火) 00:44:09.40 ID:/J0QZTTZ0
 >>788,789
そういえばこのスレにそのネタのSSなかったですね
書こうにも俺じゃ役者不足なんだろうなあ……

ていうか途中までしか投下してないやつ急がなきゃ!!!
791 :190 [sage]:2011/02/22(火) 01:44:45.51 ID:7HlwV0/DO
>>788
歩くフラグメーカーな上条さんだと混浴とか他の異性が既成事実作りかねないから
四姉妹は混浴に行かず↓な事をしそうなイメージが有ります

最愛>童顔幼児体型で年齢詐称で男湯に潜入
フレンダ>女湯の泉源爆発。兄妹と言う関係を利用し一時的に男湯を貸し切りにして混浴にする
むぎのん>レベル5の権力行使。宿泊中は家族風呂(プライベート用の温泉)を貸し切りにして
上条さんを連れ込む
理后>三姉妹に振り回されてヘトヘトな上条さん介抱してポイントうp
その後上条さんが疲れて寝てる事を良い事に添い寝する
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 09:00:19.59 ID:idK39BTAO
>>791
そこまで考えたならバラさずに書けばいいのにぃぃぃ!!
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 14:55:50.82 ID:cZgnprOwo
クレイモアとか洒落にならんぞフレンダ……
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 02:20:41.82 ID:Bn5mn8vjo
>>756から『補習で起きたちょっとした事件』を投稿した者です

乙を頂いたり、明るさとか、区切りの良さとか、
色々と評価頂き、本当にありがとうございました

ただ、メモ帳の設定で「右端で折り返す」の影響か、変なところで改行されてたり、
コピペミスでセリフが一部抜けてたりと、「やっちった!」感が… orz
すごい今更感がありますが、一応貼り付けさせてください


>>761>>762の間には下が入ります



フレンダ「…! 停めて浜面!」

浜面「なんだよ急に」

フレンダ「ほらアレ、姉ちゃん! 何してんのかしら」

浜面「んー、ホントだ… げ、黄泉川もいる。って誰か抱きしめてんな」

フレンダ「…兄ちゃん!?」

浜面「おーお。あんな力強く。ありゃあ、絶対胸くっついてるよな」

フレンダ「浜面! 携帯貸して!」

浜面「え、お前持ってるだろ」

フレンダ「いいから!!」
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/23(水) 09:10:39.58 ID:S07jRuFDO
まだー?
796 :19 [sage]:2011/02/23(水) 21:22:22.19 ID:4KbKJuVd0
 あーやっぱりその場面が入るんですね。乙です!

今途中まで書いてる3つがなかなか書き進められません……
キャラの行動がぶれてないか不安になったり、
先の展開で詰まったり。

 しょうがないので短いのをぱっと投下します。
797 :灰色の放浪者 :2011/02/23(水) 21:25:01.43 ID:4KbKJuVd0


          鯖缶から昇華して


 当麻とフレンダが中学生になったばかりのとある昼下がり


 フレンダ「やっぱりおやつはサバ缶に決まりってわけよ!」

 沈利「よくもまあ飽きもせずに食べてられるわね。
    お昼も当麻と理后の作ったごはんよりもサバ缶優先で食べてたでしょう」

 フレンダ「結局どうしようもないくらい美味しいからしょうがないわけよ」

 沈利「ふーん……当麻―?
    フレンダがね、あんたの料理はどうでもいいからサバ缶がもっと食べたいって−」

 当麻「そうか。フレンダはサバ缶好きだしな。
    ろくな料理作ってやれなくてごめん」

 フレンダ「ちっ…違うよ兄ちゃん!!
    兄ちゃんやりこ姉の料理はほんっとに美味しいんだけど、
    私がサバ缶中毒なだけだから〜!!」

 沈利「ははは…そんなムキにならなくてもいいじゃないフレンダ。
    ちょっとおちょくったくらいで〜。
    そんなに当麻に嫌われたくなかったのかにゃ〜ん?」

 フレンダ「む〜〜///
    私にとってはある意味死活問題であるわけよ〜!」
798 :灰色の放浪者 :2011/02/23(水) 21:27:56.02 ID:4KbKJuVd0


 当麻「いっつもはいじられても軽く流すだけなのに
    そんなに本気になるのは珍しいよな。
    心配すんな。俺はフレンダがそんなことを言わない優しいやつだって分かってるから」

 フレンダ「/// あ…ありがと兄ちゃん!」

 当麻「でも
   、俺達の料理に苦情とか注文とかあったら言ってくれよ」

 フレンダ「そう言われても……結局味は大満足だし、メニューにも特に不満はないんだよね」

 沈利「その割にはサバ缶にがっついてるわよね」

 フレンダ「ごはんとサバ缶は別ってわけよ」

 当麻「なんでだ?食べたいなら鯖料理作るぞ」

 沈利「折角当麻お手製の鯖料理が食べれるのにね」

 フレンダ「それはめちゃくちゃ魅力的なんだけどね。
    鯖料理ってサバ缶のやつと鯖寿司、塩焼き、照り焼きくらいしか知らないし。
    サバ缶で済ませればいいものをリクエストしまくって
    りこ姉や兄ちゃんや最愛の食べたいものが食卓に並ばないのは悪いってわけよ。
    結局、たまに出してくれる塩焼きや照り焼きで十分ってわけ。
    それに、そもそもサバ缶に夢中になりすぎてリクエストって選択肢がなかったっていうか」

 当麻「なんか色々とデジャビュを感じるんだが……まあそれはいいや。
   フレンダさ、他に鯖の入る料理って言われて、鯖入り炊き込みご飯ぐらいしか知らねえだろ。
   鯖料理だって沢山あるんだぞ。しかも鯖メインの」

 フレンダ「え!? 例えば例えば?」

 当麻「ほんとに知らないのかよおい……。
    お前がサバ缶ばっかり食べ始めたころ、鯖が好きなんじゃないかと思って
    色々鯖料理を調べてみたんだ」
799 :灰色の放浪者 :2011/02/23(水) 21:30:15.63 ID:4KbKJuVd0

 
 フレンダ「なんですぐ教えてくれなかったの!? 」

 当麻「それについてはゴメン。
    お前が何も言ってこないしひたすらサバ缶食べ続けてるから
    てっきりサバ缶だけが好きなんだと思っちまったんだ」

 フレンダ「それなら最初から兄ちゃんにいっときゃよかったぁ……
    結局私は損してたってわけね」

 沈利(なんか昔の私が金髪鯖好きになって再現されてるみたいね)

 フレンダ「で?で?どんなのがあるわけ?」

 当麻「ちょっと待っとけ。
    たぶんPC使ってまとめてそんままになってる筈だからちょっと刷ってくる」
 
 フレンダ(ちょっとこれは!! 兄ちゃんの手料理でサバサバパラダイス!? ) 
       
        
800 :灰色の放浪者 :2011/02/23(水) 21:34:54.31 ID:4KbKJuVd0

         



 当麻「ほい。一通りどんなものかまとめたもんだ。レシピは他にとってある」

 フレンダ「ありがと兄ちゃん!

    なになに……(……竜田揚げ蒲焼生姜煮南蛮漬けサバケチャカレー焼き

        そぼろ春巻ハンバーグ!? こんなものまであるわけ!?

    ソテームニエルサバ缶パスタ、トマト煮込みにトマトソース焼き!?
    
              鯖って洋風料理にも合うってわけ!? )

     ……兄ちゃん……これは……結局……

              ……キタキタきたぁ〜〜〜〜〜 !!!! 」キラキラキラキラ

 当麻「ちょ…フレンダの目がヤバいんですけど……」

 フレンダ「ねえ兄ちゃん!! これからこーゆーの作りまくってちょうだい!! 」 キラキラキラキラキラキラ

 当麻「え!? お、おい!流石に鯖ばっかりはきついぞ!! 」

 フレンダ「そんな酷なこと言わずに作るってわけよ!! 」 ギラギラ 


  フレンダは当麻の胸倉を掴んで締め上げ体勢に


 当麻「フレンダコワイッテ……
    あのな、沈利姉ちゃんリクエストののシャケ入り料理とかもあるから程々に……」

 フレンダ「……ふぇ!? あれ私何やって……」

 当麻・沈利「え!? 」

 フレンダ「ごごごごめんなさい当麻兄ちゃん!!!
    ちょっとトリップしてたわけよ……」 ナミダメウワメヅカイ
801 :灰色の放浪者 :2011/02/23(水) 21:37:02.57 ID:4KbKJuVd0


 沈利「はぁ〜。こうなると思ってずっとフレンダに言わないようにしてきたのに」

 フレンダ「なにそれ!? しず姉ひどすぎない!?
    結局、シャケ料理の日が減ったら嫌だから私になにも言わなかったと……」

 沈利「私自身シャケ料理を当麻が調べてきてくれた時はあんたみたいになったもん。
    それにサバ缶に熱中できてたんだからそんなに悪いもんでもないじゃない」

 フレンダ「まあいいわ。これからはたっくさん鯖料理たべさせてもらうわけよ!」

 当麻「うーん。シャケとおんなじように色んなメニューをマスターしないといけないな。
    でも可愛い妹の為だし頑張りますか!」

 フレンダ「ごめんね。兄ちゃんに結構負担掛かるよね……
    うんやっぱり鯖料理の時は一緒に作らせてもらうことにするわ!!! 」d

 当麻「おーやっとフレンダも料理をする気になりましたか。
    上条さんは感涙留まるところを知りませんよー」

 沈利「三日坊主にならないようにね。私みたいにちゃんと続けなさいよ」



   こうしてこれ以降、2種類の白身魚の料理が、入れ替わり立ち替わり
  我が物顔で上条家の食卓を闊歩することになった。その陰では当麻とフレンダが
  美味しく作るために結構な量の汗と心の涙を流していた。

802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/23(水) 21:42:20.72 ID:NEIjMBRQ0
灰wwwwww色wwwwwwのwwwwww放wwwwww浪wwwwww者wwwwww

これでいつも笑ってまともにSS読めないwwwwwwwwww
803 :灰色の放浪者 :2011/02/23(水) 21:47:01.89 ID:4KbKJuVd0



         〜一週間後〜


   上条家行きつけのスーパーでは、ついこの前まで色んなシャケとサバ缶を物凄い勢いで買い込んでいた噂の家族が
  突如としてサバ缶から生の鯖や塩サバにシフトし、それらの売り上げが凄いことになっている、とちょっとした天変地異となっていた。
  

 最愛「とうまお兄ちゃん超またさばですか!?
    シャケだけならガマンできましたけど……。
    今は夢にまでシャケやさばが出てくるんですよ……」シオシオ

 当麻「そこまで嫌なのか最愛?悪いな。
    なんか食べたいものがあるなら言ってくれよ」

 最愛「肉が超食べたいですとうまお兄ちゃん!!!
    もう耐えられないから超早く作ってくださいー!! 」 ムキ―

 当麻「分かったって。夕飯は肉料理考えとくから。
    フレンダ、サバ缶パスタは明日になるけどいいな?」

 フレンダ「う〜ん。まあ最愛がそこまで大変ってんならいいわけよ。
    私としず姉だけ色々聞いてもらって悪いしね」

 当麻「理后姉ちゃんはリクエストとかないのか?
    シャケと鯖ばっかで大変じゃないか?」

 理后「大丈夫。私は、とうまといっしょに作ったごはんならなんでも大好きだから」

 当麻「理后姉ちゃん……」 キュン

 沈フレ最(しまったあぁ――!!! )

 理后「あ、でもひとついいなら、エクレアとフルーツポンチを一日おきに食べたいな」

 当麻「どうしてそうなるの……
       ……上条さんのライフは限りなくゼロに近い正の何かですよ……」 orz

  
              おしまい
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/23(水) 21:51:53.92 ID:4KbKJuVd0
>>802
 ミスランディアの名を自分が名乗ってはやはりダメですかね

 ほんとキャラが動いてくれなくて、無理やり感丸出しでしょうけどお許しください
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:57:25.08 ID:AYH/AfGIO
乙です
名前なんて好きに名乗れば良いと思う
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 23:56:58.55 ID:gxLPkZX70
フレンダがかわいければ名前なんて関係ない
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/25(金) 02:01:05.76 ID:K8JlZvJK0
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 14:36:31.03 ID:LdUqhgsy0
>>758の前半部分って

http://2syokan.blog.shinobi.jp/Entry/222/>>806-811のパクリな気がする
ボーッとしていたた黄泉川が声かけられて驚く→ 一緒に走る の流れが偶然にしては…
台詞もほとんど同じのがいくつかあるし
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 22:09:30.71 ID:Z7zoI/MDO
もう一年前か…
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 01:14:03.50 ID:SSuLX1XAO
>>808
『補習で〜』を投下した者です。
初SSでパクり疑惑が生じて非常に困惑している次第です。

同時に、パクりと思わせてしまったことに大変申し訳なく思っております……

ただ、パクり行為はしていないとだけ言わせて下さい。
お騒がせして申し訳ありませんでした。
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 01:59:04.27 ID:TNO0DgOSO
話の流れで、キャラの性格上似たような状況や台詞が発生することはよくあるだろ
812 :190 [sage]:2011/02/26(土) 02:54:47.03 ID:/u5MhwkDO
>>778の続きでは無いですが、気分転換に書いた奴を投下するので5レス程お借りします
813 :190 [sage]:2011/02/26(土) 03:02:21.16 ID:/u5MhwkDO
基本義姉妹はむぎのんのみで、>>190とは無関係です。
また、大半が上条さん、土御門、青ピばかりなのでご了承下さい。


まだ日も昇らぬ朝方。とある部屋で何やら時計の電池を入れ換える人影があった。

??「…これで良し」

目的が完了し、その人影は熟睡している部屋の主、上条当麻を起こさぬように静かに部屋を去っていく。
数時間後

当麻「寝過ごしたー!乾電池が切れて目覚ましが鳴らないなんて不幸だー!」

目覚まし時計の電池を古い電池に差し替えられ、何時もより遅く
目が覚めた当麻は急いで支度をする。

沈利「はい、これなら移動しながらでも食べれるからこれを食べなさい。
あとコッチは当麻のお弁当」

玄関では朝食を済ませ既に登校準備が終わっている姉の沈利が
当麻にショートブレッドタイプの食料と飲料水、弁当を手渡した

当麻「悪い!沈利姉ちゃん」

沈利「気にしなくて良いわよ。私はオカズを入れただけだから。それじゃあ先に行くわね」

当麻が弁当を鞄に入れるのを確認して、沈利は先に家を出た。
814 :190 [sage]:2011/02/26(土) 03:06:31.70 ID:/u5MhwkDO
昼休み

土御門「カミやん、今日はヤケに機嫌が良いんだにゃー」

友人の土御門が弁当を持って近くに空いていた席を寄せて来る

当麻「分かるか?今日は沈利姉ちゃんが弁当を準備してくれたんだ」

土御門「ほほう。愛義妹弁当ならぬ愛義姉弁当って奴ですかにゃー」

青ピ「くぅー。ツッチーだけやのうてカミやんまでも!何で僕には
料理作ってくれる義理の姉妹がおらんねん」

少し遅れて購買部でパンを買ってきた青ピが二人の寄せた机の空きスペースに
紙袋を乗せ近くの椅子を持ってくる。

当麻「念のため言って置きますが、二人にはあげませんよ」

土御門「それは分かってるんだぜい。姉妹の差はあってもオレも舞夏が作った弁当は
ご飯一粒すら渡す気は無いんだにゃー」

青ピ「僕も摘まみ食いしただけで、カミやんにそげぶされとう無いし遠慮しとくわ」

当麻「ではいただきますか」

当麻「」
815 :190 [sage]:2011/02/26(土) 03:10:03.72 ID:/u5MhwkDO
弁当の蓋を開け中身を見た瞬間、当麻は無言で弁当の蓋を閉じた。

当麻「悪い二人とも。沈利姉ちゃん、弁当の中身を入れ忘れたみたいだ。
ちょっと購買部に行って来るから先に食べててくれ」

土御門「それはいいんだが、カミやん何で弁当箱ごと持って行こうとするんだぜい?」

青ピ「…まさかカミやん、自分一人幸せを独占しようと僕らに隠れて一人弁当を
食べるつもりやないんよね?」

当麻「」

不信を懐く二人の視線を感じ、当麻は無言で走り出そうとすも、友人二人が阻止する。

青ピ「させへんよ!やっぱりカミやん僕らに内緒で幸せを独り占めするつもりやったんやね」

土御門「弁当の中身すら見せないなんてカミやんは少し器が小さすぎですたい。
同じシスコンとしてそれはどうかと思うにゃー」

青ピが当麻を背後から羽交い締めにし、土御門が当麻から弁当を奪い取る。
816 :190 [sage]:2011/02/26(土) 03:13:32.39 ID:/u5MhwkDO
当麻「そんなんじゃねーよ。って待て土御門!ええい離せ青ピ!」

土御門「カミやん、ここまで来たらいい加減観念するぜよ」

当麻の言葉を無視しつつ土御門は弁当箱の蓋を開けようとする。
当麻は阻止しようと必死に羽交い締めの状態から離れようとするも青ピを剥がせずにいた。

土御門「さーて、カミやんの弁当はどんな感じなのかにゃー」

土御門「」

弁当の蓋を開け中身を確認した土御門は言葉を失った。

青ピ「なんやツッチー急に黙り込んでどないしたん?」

青ピ「」

土御門の反応が変なため不信に思った青ピは当麻を抑えつつ弁当の中身を覗き、同じく言葉を失う。

当麻「…だから言ったんですよ。あぁ不幸だ」

土御門「流石に弁当の中身が女性物の下着とは予想外だったんだぜい」

青ピ「しかも重さでバレへんようご丁寧に重し迄仕込んであるやなんて」

当麻が友人達に変な誤解をされてる時、一方とある教室では
817 :190 [sage]:2011/02/26(土) 03:17:32.82 ID:/u5MhwkDO
滝壺「むぎの、今日は何か良いことあった?」

沈利「滝壺、どうしたの急に」

滝壺「何時もなら寝不足気味だと不機嫌だけど、今日は朝から
新しい鮭弁見つけた時以上に上機嫌だから」

沈利「分かる?ちょっとね」

沈利(今頃当麻は私が仕込んだネタで驚いてるのかにゃーん。朝から当麻の部屋に忍び込んで
目覚まし時計の乾電池を古い奴と交換したかいがあったわ)

購買部の限定サーモンサンドを食べながら沈利は友人の滝壺理后と一緒に何気無い会話をしつつ
昼食をとっていた。

その後、沈利が弁当箱に仕込んだ下着が吹寄に見つかり当麻は問答無用でヘッドバットを
食らったりその騒ぎが原因で昼食を取り損ね担任の小萌先生に放課後説教されるのであった。
818 :190 [sage]:2011/02/26(土) 03:28:02.88 ID:/u5MhwkDO
以上です。正直>>778の続きはもう少し時間がかかりそうです

>>810
同じ作品なのでネタが被ることは多々ありますから、気にしなくて良いかと

>>792
ソレやると、今投下してる奴と同時進行で長くなりそうなので
出来ないんですよ
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 03:50:03.09 ID:Q4pj2fhB0
>>818

まあゆっくりやってください

>>810
気にしなくてはいいけどこれを機に過去作品を調べるとかはした方がいいと個人的には思う
自分は某作品の歴代主人公が兄弟だったらってスレ出身で
そこはネタが被らないように過去スレをチェックするのが暗黙の了解みたいになっているけど
チェックするとはおもわず面白いスレ(SS)を探していると思えば苦にならなかったし
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 10:06:48.59 ID:8CVVztYDO
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 15:51:13.89 ID:8GfeJnMSO
今んとこ、上条さんとアイテムメンバーが姉弟(兄妹)設定で1巻ネタってないよな?
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/01(火) 15:55:16.90 ID:IipQizhJo
ちくわの人こないかな
なぜか忘れられない
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 20:37:09.37 ID:Mv6QmXPAO
>>821
現在書き溜め中でございます
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 20:47:49.38 ID:Hg+/6syh0
>>821
 俺も考えてますが、アイテムの暗部としてのあり方、3巻でのアイテムの動かし方、
等が決め切れずに思案中です。
 使徒十字や女王艦隊の話ではキャラが動いてくれるんですが……
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 21:27:52.03 ID:1kY5Lolho
アイテム絡めた再構成は作者の個性というか好みがはっきり出そうだね
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 21:33:06.79 ID:aHiB+ZRzo
急に人が減ったな・・・
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 22:05:40.36 ID:m8u74NpSO
<<823・824

是非頑張ってくれ
俺の構想はすげぇちゃちかったようだ
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 22:06:54.28 ID:m8u74NpSO
なにしてんだ俺orz
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/02(水) 22:17:40.14 ID:Hg+/6syh0
 書く人の人数が多いほど触発し合ってだんだん良いものができていくと思うので
書ける人から書きましょうや。自分の構想をちゃちいとか言わないでくれよ!
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/03(木) 18:21:33.03 ID:AHxuVuhSO
そういう事ならぼちぼち書き溜めてみるわ
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 17:56:10.50 ID:oUI+ieY0o
アイテム分が不足している
832 :19 [sage]:2011/03/04(金) 18:22:12.18 ID:Ujnp2i7e0
 すいません……
過去スレやら超電磁砲6巻やら禁書原作やら読んだりしてたもので……
新しいネタ一つ考えてるので、ここに途中まで投下してるやつより先に、
それを完結させてどばっと投下しようと思います。
 
 なんでキャラの動きが悪いの……?
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 18:26:42.63 ID:Ujnp2i7e0
 >>832ですがSS書く時の愚痴をこぼしたら駄目ですよね……失礼しました
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 20:55:58.94 ID:VICP3H220
超期待してます
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/04(金) 23:37:04.29 ID:djyTobaOo
いくらでも愚痴って構わないからドバッと頼む
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/05(土) 03:25:55.80 ID:+UUKC8Nt0
気にするな そしてがんばれ いつでも待ってるぞ〜
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/05(土) 22:33:49.62 ID:yCmgyS7h0
楽しみにしてます 気長に待ってるんで無理せず頑張ってください
838 :タバコ [sage]:2011/03/06(日) 01:36:43.82 ID:brjiLeJAO


838:イマジンブレイカー[sage]
20xx/03/06(日)01:35:20.82
安価で理不尽な姉妹にちょっかいかける
俺はもう怒った


フツメン
レベル0
ツンツン頭
不幸体質

姉1
美人
レベル5
茶髪
シャケ弁好き

姉2
美人…じゃなくて可愛い感じ?
レベル4
おっとりしたジャージ
不思議っ子

妹1
可愛い
レベルは分かんないです…
金髪、日本人じゃない
サバ缶好き

妹2
可愛いロリっ娘
レベル4
髪の毛栗色、中学生
口ぐせが超

出来れば一人を集中攻撃で…
ジャブな感じで
>>840
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 01:41:51.07 ID:MF1ad+4Wo
まさかのパターンw
kskst
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 01:43:49.06 ID:yiuwptWEo
妹2
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 01:45:58.57 ID:brjiLeJAO
正直この時間に人がいるとか考えもしなかった

838:イマジンブレイカー[sage]
20xx/03/06(日)01:440:50.52

>>840
よっしゃ分かった!

行動安価
>>842
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 01:52:22.38 ID:MF1ad+4Wo
後ろからハグした後、全霊をもって「お前が欲しい」と囁く
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 01:53:32.21 ID:Y8PJqxELo
どう理不尽なの?

安価なら
イケメン顔で「今まで気づかなかったけど、お前って実はすげえかわいいよな」キリッ
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 02:02:32.89 ID:brjiLeJAO
844:イマジンブレイカー[sage]
20xx/03/06(日)02:05:20.82

>>843
ジャブじゃないですよね?
でも行って来る

>>844
女の子に遊びに誘われた時に
お前にはまだ早い!!みたいな感じで外出させてくれなかったり…
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 02:08:23.49 ID:brjiLeJAO
845:イマジンブレイカー[sage]
20xx/03/06(日)00:00:00.00

ただいま…
安価通りにやって来た…

妹がリビングで姉ちゃん達とテレビ見てたから凄いやりにくかったけど、頑張ってやって来たよ…

俺「○○」
妹2「ふえ?なんですかお兄ちゃん?」
俺「お前が欲しい…」ガバッ

顔真っ赤にして思いっきり殴られた…不幸だ…

次安価
>>850
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 02:39:41.01 ID:0YWb3l9Lo
踏み台
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 02:39:49.36 ID:8KOCjuWAo
おおなんか始まってる

ksk
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 02:55:53.24 ID:CCsatbXYo
kskst
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 03:33:34.87 ID:QEAfoYV0o
kskst
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 03:36:38.28 ID:JrjBVGmQo
姉1
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 03:37:33.66 ID:JrjBVGmQo
ミスった行動安価だったスマン
膝枕してもらう
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 17:19:21.11 ID:brjiLeJAO
852:イマジンブレイカー[sage]
20xx/03/06(日)00:00:00.00
>>851
よし!行ってくる!!



853:イマジンブレイカー[sage]
20xx/03/06(日)00:00:00.00
ただいま…

俺「最愛!!
妹(以下、最愛)「は、はい!ちょ、超なんですかお兄ちゃん?」
俺「ひざ枕してくれ」
最愛「はい?」
俺「いや、だからひざ枕を…」
最愛プシュー
俺「最愛さーん?」

って感じで反応無かったから帰って来た

次安価>>855
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/06(日) 17:29:47.31 ID:+WNHG1Pb0
ksk
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 18:36:05.36 ID:sxS3JR/fo
ksk
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 18:36:51.63 ID:ujD6Aecx0
一緒に映画を見に行く
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/06(日) 20:10:03.12 ID:+WNHG1Pb0
>>855
それじゃあちょっかいじゃなくてご褒美だぜw

857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 20:23:16.52 ID:CXSzfCQBo
>>855
安価は絶対であるからこそ
上条さんに上条さんらしくない行動を取らせることができるというのに
だがそれゆえにタバコに期待
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 20:38:33.29 ID:YQeTQQ3Oo
妹の名前バレワロタwwwwww

ちょっと書庫で検索してくるwwwwww
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/06(日) 20:42:54.81 ID:+WNHG1Pb0
>>858
初春さんもしくは御坂さんちわーっす

860 :タバコ [sage]:2011/03/07(月) 06:12:48.43 ID:wXWAhBKAO
>>855
856:イマジンブレイカー[sage]
20xx/03/07(日)00:00:00.00

妹誘ったら了承を得たからちょっと行って来る

映画館での行動安価
>>862>>863>>864
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/03/07(月) 08:52:33.70 ID:czn3xsDL0
ksk
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 09:35:49.07 ID:SjdxcPoHo
飲み物交換で間接キス

事後に「あ、お前もしかしてこういうの気にしたりする?ごめんな」ってちょっと照れたふり
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 10:24:30.63 ID:Suv/u7cao
上映中に手を繋ぐ
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/03/07(月) 10:31:02.37 ID:czn3xsDL0
感動的なシーンで肩を抱いてやり、
その後は何事もなかったかのように飄々と。
なんか言われたら
「そっか、嫌だったか。
今度からお前に気安く触れないようにするから」
と申し訳なさそうに言ってやる
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 11:54:37.95 ID:098/Ijri0
完璧だ……
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 23:17:48.14 ID:2AfrKT2AO
866:イマジンブレイカー[sage]20xx/3/7(月)00:00:00:00
ただいま…
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 23:20:06.28 ID:czn3xsDL0
おっかえりーーー!!!
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 23:32:11.57 ID:h2UCMtOAO
おかえり

報告を期待して全裸で待ってる
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 00:08:08.76 ID:w3vATn4e0
あれ?IDって同じ日のうちに変わるもんなのか?
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 00:14:10.15 ID:Cx16VCuj0
スマホに変えたとかじゃね
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 00:18:46.62 ID:8wF7YRwZo
新展開期待
どうでも良いが>>862-864の団結力すげぇwww
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 00:18:51.88 ID:w3vATn4e0
同じケータイ会社でも……ってとこかな?

タバコ上条さんはいつ書きこんでくれるんだ?
姉さま方妹さま方に無理難題押しつけられてるのかな?

てか俺もいつでも投下できるように急いで書きあげなきゃ!!!!
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/08(火) 00:42:41.37 ID:QgqE9V5AO
867:イマジンブレイカー[sage]20xx/3/7(月)00:00:00.00
あ、ID変わったのはちょっとしたいつもの不幸で携帯が壊れちゃったんですよ…不幸だ…

で、報告なんですが


映画館についてなんか妹が凄く見たがる映画があったから
それを見る事に
で、そこでコーラをとミルクティーを購入

で席ついて安価実行
俺「コーラ貰うぞー」
最愛「え、お兄ちゃ…そっちは…」
俺「あ、お前こう言うの駄目だった?ごめんな」
最愛「い、いい、いや違いましゅ!!あ、超噛みました…別に気にしてなんか…」
俺「」

妹が超可愛いく思いました
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/08(火) 00:52:41.06 ID:QgqE9V5AO
874:イマジンブレイカー[sage]20xx/3/7(月)00:00:00.00
あ、やべ間違えた俺がコーラ買ったんだった

で、なんかしばらくもじもじしてる妹を眺めてたら

最愛「じゃ、じゃあ…その…お兄ちゃんのコーラを…も、もらっても…ち、超良いですか…?」

まあ飲みたいみたいだし普通にあげた

で、映画の上映始まってちょっとしてからまた安価実行

妹の手って小さいのな、凄ぇぷにぷにして安価忘れてしばらくいじってたら
向こうから来た、こうね、ガッシリと

アレですね恋人繋ぎ
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 00:55:55.88 ID:w3vATn4e0
最愛さん心中お察し申し上げますwwww
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/08(火) 01:19:50.76 ID:QgqE9V5AO
876:イマジンブレイカー[sage]20xx/3/7(月)00:00:00.00

なんか凄く手が熱いんですよねあと妹の汗とかもうヤバい
なんでこんな汗かくのかなって思うくらい

まあ兄でも相手男だし、年頃なら当然だよな

で、安価実行しようとしたんだけどこの映画に感動的なシーンが来る気配がまったくない

だからとりあえず適当なタイミングで実行する事にしてみた

最愛「お兄ちゃ…きゃ!」
周りに誰もいないのが幸いでした
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 02:01:59.45 ID:A3l6nQADO
>>862-864の内容で普通にSSが読みたいwww
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 23:59:42.68 ID:xWynTTir0
続きマダー
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/09(水) 12:14:03.70 ID:mktyZTPDO
このスレ書き手減ったな…
880 :190 [sage]:2011/03/10(木) 00:21:33.91 ID:1l10b/fDO
即席のネタを投下します

沈利「うーん…」

当麻「沈利姉ちゃん、髪なんか弄ってどうしたんだ?」

沈利「髪が長いと手入れに手間がかかるし、それにフレンダと比べると…ね。
だから切ろうか悩んでるのよ」

当麻「切らない方がいいんじゃないか?」

沈利「…え」

当麻「あ、いや沈利姉ちゃんの髪は凄く綺麗だからさ。それを切るのは勿体無いと思ったんだ。
それに沈利姉ちゃんはフレンダと比べるけど、俺は沈利姉ちゃんの髪好きだぞ」

沈利「そっか。なら切るのは止めておくわね」


それでは>>778の続きを書き溜める作業に戻ります
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 01:29:59.02 ID:5yI6JCsDO
がんば
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 06:54:39.44 ID:8WSM568fo

あおーげばーとおーとしー♪

友「絹旗さん、このあと卒業パーティーあるけど参加しない?」

最「いえ、超嬉しいですけどやめておきます。この後お兄ちゃんたちが卒業祝いをしてくれるらしいので。」

友「絹旗さんのお兄さんっていうと、あのツンツン頭のちょっと抜けててでもカッコイイh」

最「当麻お兄ちゃんに手出したら超ぶち殺しますよ。」ニコッ

友2「・・・・・・あはは、冗談冗談。あ、噂をすればお兄さんじゃない?それじゃ、今度は高校でね!バイバイ。」ノシ

最「あ、ホントですね。それでは、超さよならです。今度は高校で会いましょう!」ノシ

おーい!

当「最愛、スマン待ったか!?ちょっと色々あって・・・。」

最「いえ、大丈夫ですよお兄ちゃん。時間通り超ぴったりです。それよりも迎えに来てくれて超ありがとうございます!」

当「そっか、良かった。なにせかわいい妹の卒業式だからな。迎えに位来るさ。」頭ナデナデ

最「お兄ちゃん、その・・・学校の前でそういうのは//////。ほ、ほら中学卒業祝いしてくれるんですよね。超早く帰りましょう!!」カァ〜///

当「あ、それがな。少し準備に手間取っちゃってて、姉ちゃんたちに最愛と街ぶらついてこいって言われてるんだよ。それでもいいか?」

最「(・・・ということはお兄ちゃんと卒業デート?///)は、はい!超望むところです!それじゃあどこ行きましょうか?」

みたいな上条さんと最愛のデート考えたけど俺の頭じゃ無理だわ。
来月から上条さんと同じ高校に通えるから浮かれてる最愛とか書きたかったけど。
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 11:46:39.32 ID:5yI6JCsDO
あきらめんな
884 :こんな駄文なのに超時間かかる。書き手って凄いな…… [sage]:2011/03/10(木) 14:21:58.49 ID:8WSM568fo

当麻「そうだな。まずは最愛用に新しい弁当箱を買いに行って、
……あ、そういえば新しい制服が今日から受取りできたな。一緒に取りに行くか?」

最愛「はい。そうしましょう!」ワクワク

当麻「なんか嬉しそうだな♪ 卒業式の後だからもう少し湿っぽくなってると思ってたのに。」

最愛「そうでもありませんよ? 何人かの友達とは超お別れですし……
でも来月からお兄ちゃんやフレンダお姉ちゃんと同じ学校に通えるのは超楽しみですから!」

当麻「そうか、安心したよ。最愛は毎日お弁当に入れて欲しいおかずとかあるか? シャケでもサバでも何でも作るぞ?」

最愛「ん〜、私はお兄ちゃんの料理なら何だって大好きですから超好きなように作ってください。」ニコリ

当麻「……」ジ-ン

当麻「最愛はいい子だなぁ!上条さんは不条理な弁当作りを要求されそうもないことに涙が出そうですよ。」ガバッ ギュッ

最愛「おおおお兄ちゃんっ! こ、こんなところで超抱きつかないでくださいっっ!!」//////ッボン!

当麻「ああ、悪い。つい、嬉しくなっちゃってな。」笑

最愛「もうっ!気をつけてください!いきなりは恥ずかしいじゃないですかっ!
(お兄ちゃんに抱きしめられた抱きしめられた超抱きしめられた今日はお風呂は入りません!//////)」

当麻「兄妹なんだからそこまで怒らなくてもいいんじゃないでせう? と、店に着いたな。
それじゃ好きなの選んでいいぞ。今日の上条さんは太っ腹だからな。」

最愛「あ、お兄ちゃんに選んで欲しいです。お兄ちゃんが選んでくれたほうが超嬉しいです。」ニコッ
885 :19 [sage]:2011/03/10(木) 23:29:29.03 ID:P9/lVXEs0
 すいません。今日ネタ一つ投下する予定でしたが、
今日は友人の家に泊まるので明日になります。
明日から3ついっぺんに行きたいと思いますのでしばしお待ちを

886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 23:57:03.26 ID:gRDTz/KOo
待ってます
887 :19 :2011/03/11(金) 01:35:02.33 ID:cWb6jqYv0
>>190さん
待ってます。俺も1レス程度の小ネタを書こうとしたんですが
無闇に広がりすぎてそれが明日投下する物です。
>>882
あなたの書く最愛は超かわいいです!!続き楽しみです


沈理当フ「最愛、誕生日おめでとう!!!!」

 最愛 「えへへ///……みんな超ありがとうございます!!
    これからもよろしくです!」

 沈利 「よし!それじゃパーティーといきましょうか!」

 最愛 「今年はディナーのメニューは何でしょう……」

 当麻 「最愛の為に俺と理后姉ちゃんで作った純和風、お刺身と鍋だ!」

 理后 「食後はちゃんとケーキがあるからね」

 最愛 「やたー!!和風ってのは超不思議ですが早く食べたいです!!
     それで、お刺身の魚は何ですか?」

 当麻 「シャケの刺身、焙りサーモンに〆サバ。それから鯖寿司。一応アジとトビウオもあるけど」

 最愛 「なんですかそれ―!!!
     それじゃ私じゃなくて沈利お姉ちゃんやフレンダお姉ちゃんの好み超丸出しじゃないですかっ!!」ムキー

 フレンダ 「ついでに鍋もサバで出汁とってシャケも入ってるよ。
     結局、私としず姉からすれば万々歳なメニューってわけよ!!」ドヤッ

 最愛 「超酷いです二人とも!お兄ちゃんに詰め寄ってまたそういう料理にしたんでしょう!?
     今日くらい私に超もう少し配慮して下さい!!」

 沈利 「でも料理をアンタ本人がリクエストできないサプライズ方式なんだから仕方ないじゃない。
     最愛は別に魚料理が嫌いなわけじゃないでしょ?」

 理后 「大丈夫。誕生日にまでお姉ちゃんたちの好みのもののオンパレードで
     ちょっとモヤモヤしてるさいあいを応援してる」

 最愛 「応援するって超言われても……」

 理后 「あのね、しずりとふれんだからは、しゃけとサバを入れてって頼まれただけで
     料理は私ととうまで考えたんだよ。
     さいあいがたくさん食べるようなメニューにしたつもりなんだけどな」

 当麻 「俺もお理后姉ちゃんもさいあいが喜んでくれるように一生懸命作ったし、
     みんなで楽しめるようにしたつもりだからさ、
     わがままな言い分だが、できれば機嫌を直して気分良く食べてくれると嬉しい」

 最愛 「……そういうことなら前言撤回です。
     お兄ちゃんも理后お姉ちゃんも色々ありがとうございます!」

 当麻 「ありがとな最愛。そんじゃ料理持ってくるから主賓は席に着いて待ってろよ?」アタマナデナデ

 最愛 「は、はい!!超待ってます!///」

---------------------------------------

 最愛 「あの……
     お兄ちゃんに理后お姉ちゃん?これは一体なんなんですかぁ!?
     トビウオやアジが姿造りなんて超手の込んだものなのはすごいですよ?
     けどなんでサーモンがハート型に並べてあって、それをトビウオが運んでるんですか!?」

 当麻 「そりゃだって、ハートなんて最愛の名前そのものだし、
     ずっとこうやってみんなで仲良くやっていきたいから。
     それに、俺にとって最愛は、可愛い大好きな妹だからな!!」イケメンAA

 最愛 「え1?……か、かわっ……大好き1?……お兄ちゃん1?……///
     ―――って、やっぱり魚肉ハートってちょっと……
     超嬉しいいですけどなんか素直に喜べません……」ニガワライ

 最愛 (う〜ん。お兄ちゃんってちょっとずれてるんですかね……
     ちょっと引かせたり喜ばせたり!
     結局お兄ちゃんは私の心を超どうするつもりなんですか!?)

                  魚肉ハートのプレゼント Fin.

          たったこれだけで一時間とか……眠いし会話が上手くいかないorz
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/11(金) 02:46:17.72 ID:mHXCMjRAO
乙。
いいんだ可愛いは正義だ。

…いや、最愛が正義か
889 :>>887 ありがとうございます。ヤマ無しオチ無しの文章ですが嬉しいです。 [sage]:2011/03/11(金) 04:39:11.94 ID:a01lK0Tmo
>>884

当麻「そんな事言われると上条さん、喜びでまた抱きしめちゃいますよ?」

最愛「もう……何言ってるんですか。そんなことばかり言ってると軽い男だと思われちゃいますよ。
(お兄ちゃんならいつでも大歓迎なんですけどね///)」

当麻「……ははは、さすがに家族にしか言いませんよ? 他の人にこんな事言うとどうなるかくらい、人間関係に聡い上条さんにはお見通しですから。」b!

最愛「(こういう時はお兄ちゃんが超鈍感で助かりますね。)当然です。他の人にそんな事言ったら超許しませんから!」ビシッ

当麻「当然だろ。それじゃ、そろそろ選ぶとするか……え〜と、お、このゲコ太柄の弁当箱なんてどうだ?女の子向けだしな。」

最愛「お兄ちゃん、それは超幼児向けです……。」ハァ……

当麻「わ、わかってるぞ!? 今のはちょっと目に入っただけだからな! え〜と、そうしたら……
 ……これ、なんかどうだ?明るめの黄色で最愛に似合いそうだし、保温機能・鮮度維持機能付きの一品らしいぞ?」

最愛「あ、超いい感じですね♪ でも、黄色って似合ってますか?」キョトン

当麻「俺はいいと思うぞ。女の子らしくピンクも有りかと思ったけど、
 どちらかというと理后姉ちゃんの方がピンクは合ってるだろうし、最愛の眩しい笑顔にはぴったりだろ?」ニカッ

最愛「はぅ!」キュン

当麻「ん?」

最愛「そ、そうですね!! お兄ちゃんが選んでくれたなら超それがイイです!! お兄ちゃんのお弁当も美味しいまま食べられそうですし……//////。」

当麻「うん、ありがとうな。それじゃ買ってくるな。」テクテク

最愛「(あ、ちなみにいくらなんでしょう……え? 0が4つ?
お弁当箱にしてはひとつ多くありませんか? お兄ちゃん、まさか見間違えたんじゃ……。)」

エッ!?マン?アッ、イエダイジョウブデス。コレデオネガイシマス。

当麻「(ま、まさか1000円じゃなく10000円だったとは……。今月の自由なお金が早くも尽きてしまった……orz)
買って来たぞー。それじゃあ次h」

最愛「あ! あの、お兄ちゃん! ……ちょっと高かったみたいなんですけど、その、超大丈夫でしたか?」汗

当麻「ばかだなぁ。お祝いなんだからそんな事気にする必要ないぞ? それに最愛が喜んでくれるならお金なんて関係ないさ。」笑

最愛「……///。超ありがとうございます。」テレッ

当麻「それじゃ、次は制服屋さんか。最愛の制服姿……楽しみだな!」グッ
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/11(金) 07:15:54.41 ID:KSO0JwQDO
さすが学園都市製
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/11(金) 10:05:00.64 ID:7qHIdeNDO
一方さんが打ち止めに買いそう
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/11(金) 19:16:36.18 ID:WDulmoPZo
フレンダ「妹が増えるって訳よ!」
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
893 :19 [sage]:2011/03/11(金) 23:25:34.79 ID:bokjnGaH0
 皆様ご無事でしょうか?怪我などなければいいのですが……
今日投下しようと思っていましたが自粛するもののような気がして……
SS速報の慣習法としてはどうなのでしょうか。

地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/11(金) 23:34:23.74 ID:n03OteLlo
あんたのSSで元気になれる人もいる、あんたのSSを楽しみにしてる人もいる
ならば書いてはいけないなんてことにはならんだろう
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/11(金) 23:37:59.29 ID:FqpvfYzgo
不謹慎なものでなければ問題ないんじゃないかな
しかし今回の地震は酷いな・・・
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/11(金) 23:43:13.50 ID:+o0ppDspo
あまりに非常識でなければ構わないと思う
>>894の言うようにもしかしたら被災地の人が読みに来てるかもしれない
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 00:01:44.13 ID:B0efD7Lko
被災地ってわけじゃないけど、揺れにびくびくしながら待ってるんだよ!
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
898 :19 [sage]:2011/03/12(土) 00:12:41.79 ID:H32rfP3C0
 皆さんありがとうございます。
0100時前には上げられるようスパートかけます
 桃の節句ネタなので不謹慎ということはないはず。
俺も少しは役に立てるかな……
地震の後の片付けや安否確認に想定以上に手間取るとは……
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 00:14:46.88 ID:JrOJlmi+o
投下してるスレもあるし良いんでないの?
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
900 :19 :2011/03/12(土) 01:00:57.55 ID:H32rfP3C0
 それでは投下します。
最後の3分の1が結局書き終わってないので、
途中から投下スピードが落ちますorz

地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
901 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:06:37.02 ID:H32rfP3C0

 
 3月3日。女の子の成長を祈願する桃の節句。
上条家の5人兄弟姉妹(きょうだい)は、
学園都市に来てからも毎年、欠かすことなく雛壇を出してきて祝っていた。
今年も、一番下の最愛がまだ13なので、長女の沈利が17になってしまってはいるが祝うものは祝う。
だから、上条家のアルバムに収められた写真の数がまたもやどばっと増え、
新しい写真のうち一枚が、リビングの写真立てか廊下の上条家ギャラリーのどちらかに
家族の大切な思い出として飾られることになる。

 その前日と当日をちょうど区切る時間帯。良い子はとっくに夢の中にいる真夜中、
上条家の一人一人の分と共有のパソコン6台のうち一台だけ
繋がれた二つのスクリーンが光っているものがあった。もちろんCPUも絶賛稼働中である。


地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
902 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:10:11.77 ID:H32rfP3C0



「う〜ん、これがいいかな。でもこっちの方が可愛いかな……」

 小さな呟きが女の子の口から漏れる。
だがその部屋の壁に到達するころには、
空気を伝わる疎密波の振幅は小さくなって他に漏れることはない。

「大丈夫。遅くまで粘って傑作を作ろうとがんばる私を応援してる」

 彼女、上条家の次女の滝壺理后の見つめる先、
右側のスクリーンには一つ下の弟、上条当麻の幼少期から今に至るまでの写真達。
左側のスクリーンには、これもまた理后の小さいころからこれまでの写真達。
今理后は、自分の数多の写真の内からどれが一番可愛いか悩んでいるらしい。

地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
903 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:15:25.59 ID:H32rfP3C0



(あれ?これの目的を考えたら小さい頃の写真じゃダメだよね……)

(いや……大きくなってからのじゃないとダメって言いかえた方がいいかな)

 一挙にディスプレイ上の写真の3分の2がかき消える。理后のも、当麻のも等しく。

(自分の写真とこのままずっと睨めっこしてても決められない!先にとうまのをやろう)

 ほとんど左側を向いていた理后の視線は右側のディスプレイへ。

(……うん!とうまはこれで決定だね!!
 それにしても……このとうまは写真いつも撮るときにはしない目つきだね……かっこいい……
 えっとー……あれは……)

 膨大な記憶の、七色に彩られた海に潜っていこうとする理后。

地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
904 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:21:12.90 ID:H32rfP3C0

「……!! ダメダメちゃんとやらなきゃ!だけど ね…む…い…」

もう遅い時間だから余計なことをしてのんびりやるわけにはいかない。
ぬるくなりかけたココアを一口飲み、一瞬襲ってきた眠気を吹き飛ばして慌てて作業に戻る理后。
結局当麻の写真は数分かからず即決してしまい、
先程悩みに悩んでまだ決まっていない自分の写真の方を決めなければならなくなる。
とうまに逃げずにちゃんと現実を見なきゃ!と気合を入れて左側のスクリーンに目をやる。

(うーん。とうまと並べるんだからとうまの写真と合うやつは……

………………………
……………うん。これがいいや。案外簡単に決まるものなんだね。とうまに感謝感謝!! )

 キリッAAのような当麻の写真に合う自分の写真、と絞ってしまえば、
否、一旦思考が離れていたからか、ともかく理后にとっては楽な作業のようだ。
画像の一部を曲線で囲み、囲まれた部分をコピー。それを終えたところで


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905 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:26:27.46 ID:H32rfP3C0

「あ……そうだ。一番大事なの忘れてた」

 一見ぼーっとしていながも何かと色々できる少女である理后だが、どうもたまに抜けているようだ。
自分と当麻の写真を選んだはいいが、察するにコピーした部分を貼りつける画像を選んでいないらしい。

(えーっと。いつのにしようかな?
雛壇は毎年一緒。違うのは私たちだけ。
それでこっちが最近の私たちの写真なんだから、やっぱり小さい頃のにしよっか)

 毎年しっかり記念に撮っていた写真の中から、当麻が8歳くらいの頃のを見ていく。
何故かこういうハレの日、4姉妹はみんなで写った写真では飽き足らず
当麻とのツーショットを撮りたがるもので、それは幼少期から変わっていない。

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906 :禁書Uの放映はそりゃないよね…… :2011/03/12(土) 01:36:45.21 ID:H32rfP3C0

 ディスプレイに映し出された写真の中の小さな自分自身と当麻の笑顔が眩しい。

(とうまかわいい。私もまあまあかな。
ふたりでいい顔で笑ってる……ふふっ……)

それにしばらく見入った後、理后は粛々と、また嬉々として画像編集を開始する。


(……やっと終わったー――――――ふふふ♪ それなりにいいのができたかなー)

こういった作業に熱中していると時間の流れるのを忘れてしまうものだ。
不器用ではない理后のこと、画像編集は特に趣味ではなく慣れているわけではないが、
先程選んだ画像から必要な部分を選択してコピーしたり、
大きさを調整して最後に選んだ画像に貼りつけたりといった作業はそこそこ時間をとったものの、
それほどでもない。むしろ最初の画像選定が1時間程かかっていたのだ。


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907 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:45:55.62 ID:H32rfP3C0



「ふわー……あれ、こんな時間――寝なきゃ明日隈がすごいことになりそう……」

 時刻はもう丑三つ時。ピンクのジャージばかり着て、服装にはほぼ無頓着な理后だが、
肌が荒れたり、目の下に隈ができたりなどといったことはさすがに断固願い下げだ。
本来ならいい加減寝るべき時間なのだが、理后にはまだやることがある。

 理后は編集した画像を、満足そうな微笑みを浮かべながら自分の携帯に転送、
待ち受け画像にに設定する。ちなみに先代の待ち受けは、当麻と理后をセンターにして
あとの3人も一緒に写った、いかにもJKな雰囲気の縦長のプリクラ画像だ。


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908 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:50:48.87 ID:H32rfP3C0



 これで終わりではない。理后は忍び足で歩き、静かにドアを開けて部屋を出る。
向かった先は当麻の部屋。そーっと、音を消し、気配も消すかのようにドアを少し開ける。
明りは小さな、柔らかい光を灯す常夜灯と、閉じられたカーテンの隙間から漏れる月の光のみ。
聞こえてくるのは当麻の寝息だけ――――
――――と思いきや

(なんでふれんだとさいあいがいるの!?!? )

 何たることか。当麻の両側にフレンダと最愛が添い寝しているのだ。
しかも当麻の腕や背中に抱きついて。
最愛の寝相が少々悪いのはご愛嬌ということにしておこう。

 理后は一瞬固まっていたが、目的のものを逃す女の子ではない。
少し羨ましそうな顔をしながらも当麻に近寄っていく。

「おに…い……ちゃん……」
「ふふ……たまに…は……思いっきりあま…ても……わけ……」

 急に寝言を言うものだから、
理后は、風に狐のにおいを感じた野ウサギの如く背をピッと伸ばしてしまう。
二人の妹ときたら、当麻にむぎゅーとしがみつくは、頬ずりするは、
夢の中でも現と変わらずやりたい放題なのだろう。
思い切り素直か少々ド派手な照れ隠しが入るかのベクトルの違いこそあれ。

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909 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:54:54.30 ID:H32rfP3C0



「さ…いあい…さん…ッ!! ゴメン窒素………向け……な…」

 ちょっと苦しそうな顔で寝言を呟く当麻。
フレンダに何を言っているか、当麻が夢の内に口に出さずとも理后には分かる。

(大丈夫。とうまにそんな印象持たれてる二人も、私は応援してるから)

当麻の脳裏にそんな印象で焼き付けられている二人の哀れなかわいい妹にわざわざ合掌し、
当麻の枕元からフレンダの方に、結構な距離を移動してしまっている彼のケータイを手にとって、
音も立てずに自分の部屋に戻る。

 部屋に戻った理后の作業は早かった。
迷いながら丹精込めて作ったあの画像を、彼のケータイにメールで送る。
メール着信を確認、画像を当麻ののケータイに保存。メールと履歴を削除。
画像を待ち受けに設定。これを以てメイン任務は完了した。

あとはできれば、当麻にはできる限りのサプライズにしたい。
当麻はびっくりするだろう。これは決定事項だ。
だけど他の表情をさせるには何時何処で気づくかが重要になる。
家?自分が色々聞かれて待ち受けを元に戻すだけだろう。
登校時?駄目だ。もしかしたらフレンダに見られて―――
――――――――――――――――――――――――――――見られてどうなるの?



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910 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:56:56.85 ID:H32rfP3C0


 ここで理后はもう一つの問題に気付かされてしまった。
というよりも、理后にこのプロジェクトの発想が浮かんだ時点で、
彼女はこれに気づいていたはずであり、気付かなければならなかったのだが。
草木が完全に寝静まって、今は逆に来るべき朝に向け
少しずつ覚醒に向かおうとしている時間かもしれないのに。

 ――――しずりやふれんだ、さいあいが見たらどう思う?何をすると思う?――――

 打開策はある。二通り。
利益を、喜びを完全に放棄し、尚且つ何人の手にも握らせない、後ろ向きのもの。
例え他の者と分かち合うことになろうと、この手にしかと握り締める、前向きのもの。
なれば、理后のゆく道は始めから決まっていたに等しい。

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911 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 01:59:33.76 ID:H32rfP3C0


(だったら急がなきゃね!! 早く寝たいし眠いよ……)

 やることは難しくはない。
さっき作った画像の自分を姉妹達に置き換えたらいいようなものだ。
製作過程は同じ。眠いのを差し引いても、慣れた理后の目は、手は速かった。
 当麻が7歳から9歳までの頃の雛祭りの時の写真。
その時の各姉妹と当麻のツーショット写真を光速選定。
これはさして気を使わないが、絶対クレームをつけられない為には次が肝心。
理后も自分のを作るときに悩みに悩んだところだ。
だがこれも能う限りのスピードで終わらせる。
もともと美系の4姉妹だから、
自分のことでない上に、
早く寝たくて優柔不断などというものは太陽系の果てに吹き飛ばした理后にとっては
意外と簡単な作業だったようだ。

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912 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 02:03:44.81 ID:H32rfP3C0



(慣れたからかもしれないけど、さっきもこんな風にやればもっと早く寝れたのになあ……はぁ…」

 小さくため息をつき、
慣れた手順を3度反復。これで彼女達のケータイの待ち受けになる画像はできた。
今すぐ彼女達のケータイに送ったら、明日の朝確実に様子がおかしくなるのは目に見えている。
当然、実は鋭い当麻に何か感づかれる可能性が跳ね上がってしまう。
姉や妹達には明日当麻の学校の授業が始まってから送ろうと決め、
自分のケータイにだけそれらを転送しておく。
今すぐベッドにころんと入りたい理后だが、この二つ目の問題というのは終わってない。
当麻のケータイの待ち受けに、当麻と自分だけしかいなかったら……
だから理后はちょっと常識の通用しない方法をとることにした。
平安の貴族が見たら何と言うだろう。
さっき作った画像達と、5人の雛壇前での集合写真を用意。一挙にスパートをかける。

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913 :灰色の放浪者 :2011/03/12(土) 02:06:33.21 ID:H32rfP3C0

 なんとか20分後には満足いくものができた。
もう日付が変わってから3時間になろうとしている。
理后の常に眠たそうな瞳は余計トロンとし、瞼も持ち上げておくのが相当きつくなってきた。

 一刻でも早くすやすや眠りたい、そんな理后はまだ最初の問題を忘れてはいなかった。

(まだ寝ちゃだめだ。それの対策を立ててから寝ないと……このまま寝ちゃったら……
う〜ん……今日はさいあいやふれんだもいるし、とうまのとこで寝たいな――
  って考えるとこが違う!……
――――――――――――――――――――とうまのとこ?
――――――――――――――――そっか。うん、それで大丈夫 )

 閃いた一瞬だけきらりと光った理后の目がすぐ眠そうなものに戻り、
立ち上がってふらふらと部屋を出ていく。
そのまま当麻の部屋へ。3人が雑魚寝している布団の一番端、フレンダの隣の方に潜りこむ。
なんせフレンダは当麻の方に思い切り寄っているので、スペースは十二分にある。
潜りこんだ理后の、満足と期待で安らかになった意識は、すぐに群青の中へと沈んでいった。
その手の中、パジャマのポケットの中、枕元のどこにも、誰のケータイも存在しなかった。




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914 :19 [sage]:2011/03/12(土) 05:42:16.34 ID:H32rfP3C0
すいません寝落ちしてました……
これで前日のお話は終わりです。
今日の午前中に当日の話を最後まで投下します。
それではまた後で
余震がある地域は充分お気をつけて!(さっきも揺れました

全部を1時間で書くはずが前日はに4時間かかるとは……
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 05:50:58.75 ID:AnrErmnLo
乙ー。当日の話が楽しみだ

そちらもお気をつけて
916 :19 [sage]:2011/03/12(土) 11:53:49.25 ID:H32rfP3C0
こんにちは。東北在住の方々、大丈夫でしょうか

ごたごたで疲れていたのか、起きたのが10時半だったので
今急いで書いてます。すいません……
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 14:13:20.23 ID:4VZRzNFIo
気にするこたないさ、こんな時だしな。
ところで

フレメア「そろそろ私もまぜて欲しい。にゃあ」
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/12(土) 15:16:53.04 ID:DOv0kBUxo
あざといな、どこで覚えたんだよ
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/14(月) 06:50:03.11 ID:vydwY5vDO
大体、
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/14(月) 08:14:40.25 ID:1euIsUGAO
さいあいちゃんじゅうさんさい
むぎのさんじゅうななさい
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/03/14(月) 21:43:03.72 ID:FsUk0t6L0
>>920
ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/15(火) 20:19:16.30 ID:SP3L5Zgfo
じゅうななさいじゃなくてさんじゅうななさいにみえる!ふしgバシューン
923 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:13:30.18 ID:cAt4t6NDO
>>778の続き投下します

沈利の態度に腹に据え兼ねかねた当麻は一矢報いようと打って出た。

当麻「そうか。なら沈利姉ちゃん、頼みがあるんだけどいいか?」

当麻(さっき不慮の事故とはいえ沈利姉ちゃんのお尻を触った時、珍しく沈利姉ちゃんは狼狽えてた。
つまり!沈利姉ちゃんは俺が行動を起こす事に弱い。ソコを突けば上条さんでもお灸を据えれる筈)

沈利「なにかしら?」

沈利(これは…何か企んでる時の顔ね。さーて当麻は何をするつもりなのかしら)

当麻の顔の表情で察したのか沈利は先程からの笑みをやめコートのポケットに
入れていた右手を出し、姿勢を正す。

当麻「その…もう一度膝枕して欲しいんだけど良いか?」

沈利「へ?…当麻、もう一度言ってくれないかしら?」

まさか当麻がこんな事を言ってくるのが予想外だったのか沈利は聞き返した。

当麻「だからさ、もう一度膝枕してくれ」

沈利「当麻…それ本気で言ってるのかな?」

当麻の言葉を確認するかのように沈利は再度聞いてくる。
924 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:18:26.29 ID:cAt4t6NDO
当麻(思った通り!沈利姉ちゃんは悪戯には慣れてるけど、その逆は慣れてない。
このまま行けば必ず主導権は握れる筈。
俺が何時までも沈利姉ちゃんの玩具じゃないって事を分からせてやるのすよ)

当麻「当たり前だろ。…駄目、かな?」

沈利「…当麻がして欲しいなら…いいわよ」

当麻の言葉に沈利は嬉しそうに微笑む

当麻(ぇ?)

沈利(当麻の目的がまだ分からないけど、私的にはオイシイ状況だし当分様子見かしら)

沈利「どうしたの?ほら、おいで当麻」

沈利の予想外の反応に立ち尽くす当麻に沈利は此方へ来るように手招きする。

当麻(はっ!これはきっと沈利姉ちゃんの演技!上条さんにはお見通しでしてよ)

当麻「えっと、それじゃあ失礼いたします」

当麻(ふふふ、計算通りなのですよ。コレで沈利姉ちゃんも普段の上条さんと同じく恥ずかしい思いをしする筈)

沈利の膝に頭を乗せたほんの一瞬見せた当麻のしたり顔を沈利は見逃さなかった。
925 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:21:47.50 ID:cAt4t6NDO
沈利(当麻の表情…成る程ね。つまり意趣返しのつもりなんだ。
でも、私が喜ぶ事をしても意味無いんじゃないかな?)

当麻の意図を見抜き沈利は、当麻のささやかな反抗を満喫する。
数十秒後

当麻(今頃沈利姉ちゃんはきっとパニックになってる筈。しかしこの姿勢は思ったより目のやり場に困るな)

膝越しに沈利の体温が伝わり、目の前には沈利の顔と豊満な胸が手を伸ばせば届く範囲あるので
否応なしに視線が泳ぐ形になる。
無論当麻の企みを沈利は看破してるため、視線を必死に反らしている当麻の反応すら
沈利は楽しんでいた。

沈利(さて、当麻の可愛い反抗が何時まで続くのかしら)

一分後

当麻(…冷静に考えたら今の体勢って凄く恥ずかしいよな。しかし、それは沈利姉ちゃんにも言える筈)

二分後

沈利(当麻にしては随分頑張るわね。痩せ我慢してる当麻を眺めてるのも良いんだけど
そろそろ此方から突ついてみますか)

沈利「…当麻」

ッビク
当麻(キター上条さんは遂に沈利姉ちゃんに一矢報いましたよ!)

当麻「…沈利姉ちゃんどうかした?」
926 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:27:28.59 ID:cAt4t6NDO
当麻は全く出来てないポーカーフェイスを装う。

沈利(…上手く誤魔化してるつもりなんでしょうけど、表情がバレバレなのよね)

沈利「目を閉じて」

当麻「へ?」

そう言うと沈利は当麻に顔を近付けて行く。

沈利「ほら…早く目を閉じて」

当麻(この流れは…昼間にもあったな。昼も悪ふざけだったし、
同じネタは上条さんには通じないのですよ)

昼間同様、冗談だと判断した当麻は沈利の言葉に従い目を閉じる。

沈利(…素直に従われるとつまらないわね。まぁいいわ)

素直に従う当麻に少し不満を感じつつ沈利はコートの右ポケットに仕舞っていた携帯を取り出し、
録音モードを一旦終了させ、カメラモードに変更する。

沈利(大体こんな感じかしら?)

携帯のディスプレイを確認しながら自分と当麻の顔が写る様に自身の体の体勢や
カメラの角度を調整しシャッターボタンを押す。
パシャリ
927 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:32:31.74 ID:cAt4t6NDO
当麻(え…何でシャッターが切る音がするんだ?)

当麻が予期せぬ音に疑問を感じる中、再びシャッターを切る音が鳴る。
パシャリ

当麻「あの…沈利お姉様?」

連続してなるシャッター音が気になり当麻は目を開くと、沈利が携帯を取り出し
カメラのレンズを当麻に向けていた。

沈利「あら、もう目を開けたんだ。当麻が膝枕をせがんで来た記念にもう少し撮りたかったのに…」

当麻「ちょ、ちょっと何やってるんですか」

当麻は携帯を奪おうと直ぐ様手を伸ばす。

沈利「危ないから止めなさい当麻。あ、手が滑っちゃった♪」

当麻の猛攻を意に介さず、沈利はことごとく当麻の手を掻い潜り携帯を操作し
楽しげに先程まで録音しといた音声を再生する。

当麻『その…もう一度膝枕して欲しいんだけど良いか?』

当麻「だー!理后姉ちゃんといい、沈利姉ちゃんといい、何で一々上条さんの
恥ずかしい台詞を都合良く保存してるんですか!?とにかくその携帯を渡してくれ」
928 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:36:51.04 ID:cAt4t6NDO
当麻は素早く起き上がり本気で携帯を奪おうと襲いかかろうとするも
直前でその動きが止まる。

沈利「あれー?当麻は私の携帯が欲しいんだよね。どうして取らないのかな。あれー?」

当麻「ぐぬぬぬぬ」

当麻が起き上がると同時に沈利は素早く携帯を胸に仕舞い、携帯の挟まった
胸の谷間を見せつける。

当麻(沈利姉ちゃんに一泡ふかせると思ったのに…不幸だ)

沈利「さて、気は済んだかしら?」

ギクッ
当麻(まさか沈利姉ちゃんにバレてる?)

当麻「な、何の事でせうか?上条さんには解りかねますが」

沈利に核心を突かれ当麻は目を背けながらとぼける。

沈利「ふーん、私にそんな態度をとるなんて当麻は今一状況が理解できてないのかな?
ちょーっと頭のネジが緩んでるみたいだね。絞め直して欲しい?」

まるで綿で首を締め上げる様に沈利は当麻に告げる。

当麻「申し訳ありませんでしたー!ほんの出来心だったんです」
929 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:41:32.21 ID:cAt4t6NDO
沈利のお仕置きに恐怖したのか当麻は直ぐ様頭を地面に擦り付けるように土下座をしながら
経緯を説明した。

沈利「素直に白状した当麻には、オ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イ・ネ」

当麻「酷い!ちゃんと素直に白状したのに!?」

沈利「…それもそうね。私としても弟の当麻に何か強いるのは気が引けるし、
やっぱりここは写真と音声をばら蒔いた方が良いと思うのよ」

そう言うと沈利は胸元から携帯を取り出しニヤニヤと意地の悪い笑みを当麻に向けながら
再度録音した音声を流し始めた。

当麻『当たり前「沈利お姉様是非ともこの愚弟めに制裁をしてくださいませ」

沈利「当麻がそう言うならしょうがないわね。それじゃあ当麻、此方に来て
後ろを向いてしゃがんでくれる?」

沈利は自分の目の前を指差し、当麻は沈利の指示に素直に従う。

当麻「…沈利姉ちゃん本当にこんなんで良いのか?」

沈利の意図が把握出来ない為か当麻は沈利に確認を取る。
930 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:44:53.93 ID:cAt4t6NDO
沈利「ええ大丈夫よ。それじゃあ行くわね」

沈利は荷物を両手に持ち、当麻の背中に覆い被さるようにのし掛かった。

当麻「うおっいきなり何すんだよ。危ないだろ」

倒れそうになるのを何とか堪える。

沈利「だってこうしないと当麻が私を背負え無いでしょ?」

当麻「いや、何でそんな話になるんでせうか?」

沈利「ある人が私に膝枕を請求したお蔭で、足が痺れてマトモに歩けないのよね。
何処の誰かは言わないけど、ね」

当麻「…慎んで背負わせていただきます」

沈利「よろしい。じゃあホテルまでよろしくね」
931 :190 [sage]:2011/03/16(水) 22:56:29.37 ID:cAt4t6NDO
以上です
最初の予定では上条さんをデレさせるつもりでしたが気が付くと
むぎのんルートに突入してたりするので無理でしたorz

取り敢えず、これから以前宣言したifを完成させる作業に戻ります
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/16(水) 23:05:43.53 ID:pe6pCIcn0


むぎのんに膝枕されたいし、してあげたい
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [sage]:2011/03/16(水) 23:29:28.61 ID:2vdDPE5Ao
乙です
背負う…ですか
背中に全神経集中して前屈みになっちまうよwwwwww


裏山鹿
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/22(火) 10:51:47.40 ID:spKQqaq2o
6日もこのスレに書き込みがないだと・・・
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) :2011/03/22(火) 21:55:25.16 ID:N3uVjQih0
過疎ってきてるなぁ……
このまま消滅なんてことにならないといいけど
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/03/22(火) 22:46:30.79 ID:Ro6yVtMAO
ここじゃ一週間くらい投下がなくても慌てるような事じゃないだろ


それよりそろそろ次スレをどうするか考なきゃな
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/03/22(火) 22:47:35.29 ID:Ro6yVtMAO
ここじゃ一週間くらい投下がなくても慌てるような事じゃないだろ


それよりそろそろ次スレをどうするか考えなきゃな
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/23(水) 01:03:37.84 ID:cJlmag9I0
SS書く人は決まってる感じ?
それとも思いついたら書いても良い系?
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/23(水) 01:07:04.98 ID:3zH/+UCpo
書いても良い系
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/23(水) 01:09:51.63 ID:F1YIjJPho
>>938
君が妄想を爆発させる権利だけは、命をかけてでも守る!
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/03/23(水) 01:30:25.66 ID:QgcNsit1o
当麻「まったくビリビリめ。いつもいつも俺を襲いやがって・・・。上条さんが何をしたっていうんでせうか。・・・ただいまー」

??「大体、おかえり!お兄ちゃーん」

フレンダ「ちょっと待ちなさい!こら!」

当麻「ん?誰の声だ?」

??「お兄ちゃん、おかえり」ギュ

当麻「あ、ああ。た・・・だいま?」

フレンダ「結局、話しを聞けって訳なのよ!って兄ちゃんから離れなさい!」

??「やだ。にゃあ」

当麻「あのフレンダさんや。この子は一体・・・?」

フレンダ「結局、私の妹のフレメアな訳よ。だから兄ちゃんから離れなさい」

フレメア「当麻お兄ちゃんは大体、抱き心地がいいの。だからやだよ」

フレンダ「・・・じゃあ私も」ギュ

当麻「なんなんでせうか、この状況は・・・」


フレメアが出るSSを誰かが書いてくれるって信じてる
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/23(水) 02:41:50.19 ID:F1YIjJPho
フレメアってどなた?
943 :190 [sage]:2011/03/23(水) 03:07:48.16 ID:zv6ixCLDO
>>941
ネタは少しづつ浮かんではいます。一応こんな感じに

フレメア「当麻お兄ちゃーん」

当麻「もう風呂から出たのかって冷た!フレメア髪もちゃんと乾かさないと風邪ひくぞ」

フレンダ「珍しく先に上がったと思ったら…フレメア!髪を拭いてあげるから
コッチに来る訳よ」

フレメア「にゃあ!当麻お兄ちゃんと一緒がいい」

当麻「いいって。フレンダも髪長いし自分の手入れも大変だろ?
拭く位なら俺がやっとくからバスタオル一枚くれないか?」

フレンダ「そう?…ゴメンね当麻兄ちゃん」

当麻「気にすんなって。さーて、我が儘言ってお姉ちゃんを困らせる子は
オ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イ・ネ」(強引にワシャワシャ拭く)

フレメア「ふぎゃあああああ」

しばらくして

フレンダ「当麻兄ちゃん、さっきはありがry…

当麻「まったく、フレメアもフレンダと同じく髪が綺麗なんだからちゃんと
手入れをしないと勿体無いぞ」(ドライヤーで乾かしつつブラシで梳かし中)

フレメア「髪だけ?当麻お兄ちゃんから見て大体、私は可愛くない?」

当麻「フレメアが可愛いのは兄ちゃんが保証しますよ。それに将来は
フレンダみたいに美人さんになるぞ」

フレンダ(髪が綺麗だって言われた…それに美人だって////)
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/23(水) 04:46:40.32 ID:tVRZwRLK0
>>942
フレンダの妹
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/23(水) 18:00:58.36 ID:ksFafwuDO
他の姉妹はどうした
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/25(金) 16:26:44.99 ID:LoY8HaR8o
SS書いてて思った。何故かフレンダ超扱いづれぇ…
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/25(金) 16:34:11.84 ID:PZ75trcJo
フレンダ原作の描写少なすぎだからな・・・初登場がファミレスでサバ缶くってって次の描写ではまっぷたつだぜ。
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/25(金) 18:46:25.11 ID:LoY8HaR8o
>>946
だからか!納得!

ふぅ…書き終わった。前スレ711からのシリアルな流れを一部パクらせて頂いたが…
どうしてこうなった
文才ねぇなぁ…orzむぎのんの口調おかしいなぁ…orz

みんな…すごいね!
だ、誰かいちゃいちゃを…頼む…!
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/25(金) 18:49:47.67 ID:LoY8HaR8o
うおおおおおおおおおおおおいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
自分にレスしてどうすんだぁあぁぁああ!!!!!!11!!!
946 ×
947 ○
連投してゴメン。
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/25(金) 18:57:38.89 ID:HQAbrT0IO
連投しても構わないから投下しろ下さいお願いします
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 19:16:57.13 ID:PGVAqBsno
かわいいむぎのんが見たい
952 :190 [sage]:2011/03/25(金) 21:19:08.16 ID:f1WFD8bDO
ifとは違いますが即席で書いたの投下します。

最愛「>>190の駄文だと私の出番が超少ないです。と、言うわけで
当麻お兄ちゃん今から私と超イチャイチャしてください」

当麻「あぁ。この宿題終わったらな」

背後から服を引っ張り催促する最愛を軽く受け流し、当麻はキーボードを叩きながら
宿題のレポートを進めていく。

理后「とうま、ここ間違ってる。ここはこの関数を使うんだよ」

当麻「あ、そうなのか?さんきゅー理后姉ちゃん」

隣で当麻に密着しレポート作成に協力していた理后が指摘する。

最愛「私が答えを超教えてあげますから私と映画を見に行きましょう」

理后「だめ。勉強は当麻が頑張らないと意味がない」

当麻「と、言う訳だ。最愛諦めろ。理后姉ちゃんも手伝ってくれてありがとな」

理后「大丈夫。宿題を頑張るとうまを私は応援してる」
953 :190 [sage]:2011/03/25(金) 21:23:16.92 ID:f1WFD8bDO
一時間後

当麻「ふー。後はこのフラッシュメモリを忘れない内に鞄に仕舞えば終わりだな」

当麻は完成したレポートをフラッシュメモリに保存しパソコンの電源を落とし
軽く背伸びをする。

最愛「終わりですか!?それじゃあ当麻お兄ちゃん今すぐ超イチャイチャしましよう」

先ほどまで宿題を優先され全く相手にされずにいた最愛は寝そべっていた
当麻のベッドから飛び起き目を輝かせながら当麻に近づく。

当麻「理后姉ちゃんのお陰で助かった。そうだ、これから二人で出掛けないか?
理后姉ちゃん前に新しく出来たケーキ屋に行きたがってたろ。宿題手伝ってくれたお礼に奢るよ」

最愛「むきー!何で私に構ってくれないんですか!?理后お姉ちゃんばかり超ズルいです」
954 :190 [sage]:2011/03/25(金) 21:27:48.42 ID:f1WFD8bDO
当麻「自分の胸に手を当てて思い出して御覧なさい。
この一時間、上条さんの宿題の邪魔ばかりしてたのは誰ですか?
親身になって協力してくれた人にお礼をするのは当たり前の事です」

自分に対する態度が気に入らないのか不満の声をあげる最愛を
当麻は穏やかな声で諭す。

最愛「こうなったら超実力行使です」

最愛は当麻の持っているフラッシュメモリに標的を定め襲い掛かる。

当麻「な、こら最愛」

当麻からフラッシュメモリを奪うと最愛は自分の服の襟口から服の中へ
素早く放り込んだ。

最愛「これどうですか?当麻お兄ちゃん。この宿題を返して欲しければ
今日1日私とデートしてください」

当麻「ふん」

勝ち誇り胸を張る最愛を当麻は鼻で笑い、直ぐ様妹の衣服の襟口から左手を中に突っ込み
数秒程最愛の服の中をまさぐり目的の物を握り腕を引き抜いた。

理最「!?」

最愛「いきなり超何をするんですか!当麻お兄ちゃん」

顔を赤らめ必死に殴り掛かるも最愛の頭を当麻の右手が抑えてる為、
最愛の窒素装甲は意味を失いポカポカと可愛らしい音をたてるだけである。
955 :190 [sage]:2011/03/25(金) 21:32:42.82 ID:f1WFD8bDO
当麻「あはー♪ちんちくりんな妹に怯む上条さんでは無いのですよ」

当麻はフラッシュメモリを無事奪還し最愛に勝ち誇るも、理后がフラッシュメモリを
当麻の手から取り上げ、最愛同様に襟口から服の中へ押し込む。

当麻「…あの理后お姉様?何をしていらっしゃるのでせうか?」

理后「…取らないの?」

理后はネックラインを下に引き更に胸を両腕で挟み正座を少し崩し前屈みになった様な姿勢で
胸の谷間にあるフラッシュメモリを強調する。

当麻「え?」

理后「これが無いと、とうまが困るんだよね?大丈夫。私は抵抗しないよ?」

理后は当麻を見つめながら全身から早く取って、というオーラを撒き散らす。

当麻「分かった。じゃあ行くぞ」

ゴクッ
当麻は無意識に生唾を飲み込み、ゆっくりと恐る恐る理后の胸元に手を伸ばす。

理后「…ん」

当麻の指先が理后の胸へ触れた瞬間
956 :190 [sage]:2011/03/25(金) 21:36:37.39 ID:f1WFD8bDO
最愛「私を超無視して二人でなにイチャイチャしてやがるんですか!
こうなったら今のやり取りを画像付きで沈利お姉ちゃんに超チクってやります」

当麻「待て、最愛早まるな」

最愛「待ちません!当麻お兄ちゃんなんて沈利お姉ちゃんに超お仕置きされれば良いんです」

必死に取り抑える当麻を振り払い怒りを叩き付けるかの様に最愛は携帯を操作していく

理后「…さいあいも一緒に行く?」

最愛「私も一緒に行っても良いんですか?」

理后の意外な提案に最愛は動きを止め驚いた表情で理后の顔を見つめる。

理后「うん。二人で行くより三人で行った方が楽しいから」

理后(その代わりさっきの画像は…)

最愛(分かってます。理后お姉ちゃんに送った後ちゃんと消去します)

アイコンタクトで素早く商談を成立させ、理后は視線を最愛から当麻に向ける。

理后「とうま、さいあいも連れていって良い?」

当麻「理后姉ちゃんが構わないなら俺は別に良いぞ」

理后「うん。それじゃあ三人で行こ」
957 :190 [sage]:2011/03/25(金) 21:49:46.96 ID:f1WFD8bDO
以上です。
ぶっちゃけますと>>954-955の流れをやりたかったダケです。
むぎのんのは>>928でやったので他のアイテム版といった感じです
上条さんはサーシャの体まさぐっても無反応だったので、最愛とかはこうなるだろうな、と思ってます。
フレンダに関しては最愛とネタが被るので出しませんでした
姫神のブラ外して無反応な時点で多分反応しないと思うんですよね

しかしifが全く進まないorz頭の中にイメージは浮かんでるんですが
上手く書けない自分のスキルの低さが怨めしい
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/25(金) 23:15:23.76 ID:mV8v6b36o
超GJです!
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/26(土) 09:10:53.34 ID:7bq8Uz5SO
乙!イイヨイイヨ〜!練習のつもりでどんどん書いて下さい。
久しぶりにアイテム成分補充できたアリガト
960 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/26(土) 18:53:13.96 ID:m3yTAYdj0
ちくちく読んで、やっと追いついた……
何か思いつけば、そのうち書きたいなー
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/03/26(土) 19:15:37.99 ID:n6kdcpNAO
>>960

自分のスレが一段落ついたときにそんな発言ができるお前の生産性が怖い
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/03/26(土) 20:20:58.51 ID:kUI7bHSu0
>>960
期待してる
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 21:56:21.78 ID:rPcyn7Dgo
最近ここに慣れすぎたせいか、どうも禁書SSで興奮できない
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/27(日) 14:13:50.16 ID:JwiHrtdP0
よく知らないけど>>960は何か書いてるの?
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/27(日) 14:31:36.77 ID:yz+KMpfV0
ヒロインの破壊力高すぎるからな
特に上二人
966 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/27(日) 18:36:06.21 ID:3TFb4wGx0
>>964
今は↓を書かせてもらってます。
一方「責任取ってやる……」 番外個体「え?」

フレンダでちょっと妄想してみたので投下。
967 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/27(日) 18:37:00.91 ID:3TFb4wGx0

フレンダ「ただいまー」ガラッ

当麻「おかえりー」

理后「おかえり、フレンダ」

最愛「超おかえりなさいです」

沈利「遅かったわねー、アンタにしちゃ珍しく」

フレンダ「ちょっと寄り道した訳なんだけど……」

静利「…………? けど、何よ?」


フレンダ「えーと、結局、みんなお兄ちゃんにくっつき過ぎじゃない?」


当麻「……やっぱりそう思うよな?」

最愛「だって、超寒いんですもーん」ギュー

理后「とうま、暖かいから」ギュー

沈利「そういうことよ。アンタの場所はないからね」ギュー

フレンダ「ず、ずるい……」
968 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/27(日) 18:37:47.53 ID:3TFb4wGx0

当麻「というか、そろそろ離れてくれません……?」

沈利「そんなの却下に決まってるじゃない」ヌクヌク

理后「そうだよ、とうま」ホワホワ

最愛「とうまお兄ちゃん超暖かいです」ホクホク

フレンダ(ううっ……。結局、このままじゃ私だけお兄ちゃん分を補給できない訳よ……)

沈利「ふふふっ」ニヤリ

フレンダ(ど、どうにかしないと取られちゃう……。う? あ、そうだ!)

フレンダ「ふふー、お兄ちゃーん」スタスタ

当麻「お? なんだ、フレンダ?」

最愛(何するつもりでしょうか? もう場所は超余ってませんけど)


フレンダ「ただいま」チュ


当麻「ええっ!?」
969 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/27(日) 18:38:51.21 ID:3TFb4wGx0

理后(とうまのほっぺたに……)

最愛(キス!?)

沈利「フレンダぁ? テメェ何やってんだよ? オ・シ・オ・キされたいのかにゃーん?」ゴゴゴゴ

フレンダ「やだなー、お姉ちゃん。これは結局、ただの挨拶って訳よ?」

最愛「挨拶って……。キスがですか?」ゴゴゴゴ

フレンダ「うちの国じゃ、これくらい普通だって」ニヤ

当麻「そ、そうなのか? うーん……。そういえば、そうなのか……?」

沈利「うっ!?」

フレンダ(ま、もうこっちに来てからの方が長いけどねー)

理后「でも、なんでいきなり……」ゴゴゴゴ

フレンダ「え、えーと、それはねー……」

最愛「超答えられないなら―――」

沈利「―――真っ二つになるかもしれないわね」

当麻(怖っ……)
970 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/27(日) 18:39:47.86 ID:3TFb4wGx0

当麻「でも、どうなんだ。フレンダ?」

フレンダ「ほ、ほら! 結局、今までは、ちょっとお兄ちゃんと距離があったけど、もう壁もなくなったかなーって思った訳よ!」

当麻「? 要するに、俺を家族って認めてもらえたってことか?」

フレンダ「うっ、そ、そうかな?」

フレンダ(さすがに、ここで、愛する人になったんだよーなんて言ったら、真っ二つだよね)

当麻「そ、そうなのか。なんか嬉しいもんだな!」

最愛「お、お兄ちゃん! 私も―――」

理后「私も、もうとうまは家族だと思ってる」

最愛(うっ、理后姉ちゃんに超割り込まれたっ!?)

沈利「……………」
971 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/27(日) 18:40:23.83 ID:3TFb4wGx0

当麻「あ、ありがとう!」

理后「だから私もキス……」

当麻「だ、ダメだって! 理后姉ちゃんは純日本人じゃん! 日本にはそういう風習はありませんよ!?」

理后「ケチ……」

フレンダ「つまり、私はお兄ちゃんにキスしてもいいって訳ね?」

理后・最愛「!?」

当麻「ええっ!? その……それは……」

フレンダ「ダメなの? 家族なのに?」

当麻「うっ……。し、仕方ないな……」

フレンダ(よしっ! これで一人勝ちな訳よ!)
972 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/27(日) 18:40:55.28 ID:3TFb4wGx0

最愛「あんなこと超言ってますけど、ほっといていいんですか?」

沈利「キスはうらやましいけど、別にいいんじゃない?」

理后「しずりにしては珍しく怒らないんだね」

沈利「そりゃそうよ。私がキスする時は、女としてのキスだからね。家族じゃ満足できねーっつーの」

最愛「むむむ。沈利姉ちゃんもいろいろ考えてますねー」


フレンダ「ふふふっ」チュ

当麻「そろそろ止めてくれよ、フレンダ」


沈利「でも、やっぱ―――」

理后「うん」

最愛「そうですよね」


沈利・理后・最愛「「「オ・シ・オ・キかな?」」」


終わり
973 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/27(日) 18:41:43.20 ID:3TFb4wGx0
こんな感じでいいのかな?

ネタが思いつけば、また書いてみる。
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/03/27(日) 18:49:16.68 ID:7FqLUYyQo
乙乙
俺の心が満たされていく・・・
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/27(日) 19:08:16.40 ID:+wE9tusDO
乙です

自分もここの常連だから書きたいなぁ…
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/27(日) 20:04:20.70 ID:JwiHrtdP0
>>975
書けばいいじゃないか
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/27(日) 20:36:33.86 ID:+wE9tusDO
>>976さん

自分のスレが後一回の投下で一段落つくのでそしたら…ね

今は合間を縫って覗きに来てます
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/03/27(日) 21:15:51.62 ID:e+tHWgDA0
乙です

毎度ながら仕事が早い
979 :977の者です [saga]:2011/03/30(水) 01:47:59.69 ID:7/5ZzJfDO
一段落つけたんで、投下しようと思います

なにやら自己紹介的なものになっちゃったぜ…
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/03/30(水) 01:52:33.65 ID:7/5ZzJfDO


一家全員がリビングに居る時、五人の配置は必ず決まっている。



上条「っつーか、お前ら引っ付き過ぎじゃねえか?」



まず長男の上条当麻。
ソファーが無いこの家には、代わりとなるクッションが幾つか存在。
その内の一つを彼は良く使用。
リビングでの指定席化となっていた。



絹旗「そんな事よりお兄ちゃん、この映画を見に行きましょう。超気になるんです」



次に四女の絹旗最愛。
容易に答えへ辿り着けるだろうが、一応説明しよう。
彼女の性格は仕事の下っ端に言う所によると、“友人に依存するタイプ”だそうだ。
故、兄である上条当麻に至極依存。『LIKE』じゃなく『LOVE』だ。
四姉妹で一番愛していると彼女は公言するが、真実は定かでは無い。
四姉妹の中では群を抜く引っ付き虫。勿論兄限定。
その関係から、指定席は何時も上条当麻の膝の上、若しくは両膝の間を陣取る。どちらかでないと駄々をこねるらしい。
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/03/30(水) 01:56:21.26 ID:7/5ZzJfDO



フレンダ「抜け駆けは駄目な訳よ。結局、兄ちゃんは私と出掛けるんだから」



次に三女のフレンダ=セイヴェルン。
彼女も絹旗に劣らない相当な甘えん坊。だが中々報われない様子。
頭を使った作戦を練る場合も存在するが、大半以上ドジを踏んで長女に制裁を喰らうのが偶にキズ。
その時は我が妹、絹旗と話し合って平等に兄を独占するらしい。
彼女の指定席は上条当麻の隣。
幾つ有るクッションを隣に並べ、寄り添うように座る。



滝壺「……ぐーすかぴー」



次に次女の滝壺理后。
彼女は妹二人と比べて消極的。
それは性格が穏和な事も起因しているが滝壺自身、妹達に辟易されて温和してる訳ではない。
ただ、絹旗とフレンダに譲っているだけ。だがその分、見えない所で上条当麻を独占。
隠れ甘えん坊なのだ。この娘、随分と頭がキれる狡猾な策士である。
そんな彼女の指定席はフレンダとは反対側。同様にクッションを弟の隣に並べて座る。
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/03/30(水) 02:01:51.34 ID:7/5ZzJfDO



麦野「飽きないわねー、あんた達」



最後に長女の麦野沈利。
一家で最年長の彼女は特に妹達のように甘えたりはしない。
寧ろその美貌やプロポーションを活用し、弟を誘惑や揶揄する方が嗜好。
だけど弟の時折見せる、イケメンモードにやられて風格やプライドが物の見事に崩壊し、普段とは相違するような性格になってしまう事がしばしば。
何時もは必要な時に上条当麻をかっ攫い、我が道を往くような姉御気質。絹旗やフレンダが逆らえないのも無理はない。
彼女の指定席はリビングではなく、リビングに繋がるキッチンの椅子。三人の妹達に混ざるより、傍観者側の方が面白いと長女は語る。
目の前で弟とイチャイチャされるのは、些か苛立ったりするが目を瞑る。譲ってあげるのも姉の役目なのだ。



上条「……姉ちゃん、見てるだけじゃなく助けてよ」


麦野「イヤよ。面倒くさい」シッシッ


絹旗「おっ? 携帯鳴ってますよ、お兄ちゃん」パカッ


上条「あ、こらっ。人の携帯を勝手に開けるんじゃありません」
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/03/30(水) 02:04:04.15 ID:7/5ZzJfDO

通常は上条当麻の事となると仲が非常に悪くなる四姉妹だが、唯一力を合わせる時が存在する。
珍しく一致団結して、向かうトコ敵無しの状態。それは―――



絹旗「……お兄ちゃん、この『ヴェント』って超誰ですか?」


上条「へっ!? いい、いやー……あれだ、そう、友達友達!! 今度遊ぶ約束しててさーあはは」ダラダラ


フレンダ「兄ちゃん、汗がヤバいくらい出てる訳よ。結局、すっっごく怪しい」ジトー


滝壺「……電話帳のグループ検索が『女友達』に類別されてる」ポチポチ


上条「あっ!? ちょ、理后姉ちゃん何時の間にっ!?」



―――こういう、場面の時だ。



麦野「ふーん? 遊ぶ約束、ねぇ? ……最愛、フレンダ、理后」


絹旗「超了解です」ギュッ


フレンダ「結局、観念するって訳よ」グワシッ


滝壺「……いえっさー」ガシッ


上条「へっ!!? ちょ、冗談―――」


麦野「当麻」


上条「は、はひぃっ!!」ビクッ


麦野「洗いざらい話しなさい♪」


上条「は、はは……清々しい笑顔だぜ姉ちゃん」




この家族、今日も平和である。
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/03/30(水) 02:08:49.86 ID:7/5ZzJfDO
小ネタ投下しゅーりょー

この五人は平和で居てほしい
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/30(水) 02:16:58.59 ID:SN90J9fyo
乙!
まさかヴェントの名前が出てくるとは思わなかったww
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/30(水) 02:19:52.52 ID:iVx09liSO
乙!これじゃあ絶対他の彼女できないわww
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]:2011/03/30(水) 03:10:52.10 ID:iiAteGvco
まさかのヴェントwww
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/30(水) 11:33:31.79 ID:xwUnj6gE0
乙。いいなぁ

>>977は何か書いてるのか?
989 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/03/30(水) 12:54:40.77 ID:4XYpaQtX0
こういう日常ものいいよねー。

ヴェントが、上条さんの気を引くために嫌いな科学(ケータイ)を受け入れるところを想像してグッっときた。
990 :977 [saga sage]:2011/03/30(水) 13:43:27.58 ID:7/5ZzJfDO
>>988さん
自分のスレではヴェントさん×上条さんを書かせてもらってます
最近はようやく戦闘が終わった所でして、休憩のつもりで投下させていただきました
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/30(水) 14:10:57.80 ID:SN90J9fyo
>>990
スレの名前教えて。
ヴェントx上条とか俺得すぎる
992 :977 [saga sage]:2011/03/30(水) 16:46:00.16 ID:7/5ZzJfDO
>>991さん
ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
↑これです
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/30(水) 20:37:04.93 ID:xwUnj6gE0
>>992
マジか。あんただったのか

じゃあ次スレ誰か頼む
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage ]:2011/03/31(木) 08:09:11.53 ID:wUr93kSj0
>>977
あ な た だ っ た の か !!!
ほんっと楽しんで読ませてもらってます
ああやってちゃんと定期的に投下できるあなたが羨ましい

次スレ建てて来ますね
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/03/31(木) 08:20:43.28 ID:wUr93kSj0
すいませんちょっと相談です。
【上条×アイテム】当麻「起きろ姉ちゃん、4日目の朝だぞ」麦野「んー…」【兄弟姉妹】
これじゃやっぱり長いから今までどおりに行った方がいいですかね

当麻「俺達は」アイテム「最強の家族!!」 これもしっくりこないし
【上条×アイテム兄弟姉妹スレ4日目】……んー……
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/03/31(木) 08:29:03.44 ID:3r6V7QCAO
普通に上のを4日目に変えるだけでいいではないか
いきなりスレタイ変えられてもしっくり来ないし
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 08:46:45.39 ID:XmfyW7zD0
【やったね上条さん】【妹が増えるよ!】

フレメア追加ということで
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/03/31(木) 08:53:58.40 ID:wUr93kSj0
>>997
すいません……もう>>996を採用して建てちゃいました
当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」【4日目】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1301528706/

個人的にはむぎのんだけじゃなく、4or5姉妹のうち一人と上条さんのセリフ回しで
スレタイにするってどうかなと思ったりもしましたが
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 09:19:52.97 ID:XmfyW7zD0
>>998
単純に間に合ってなかったし気にしてないんだぜ
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/31(木) 09:25:01.03 ID:7tkYFTg1o
1000なら超お兄ちゃんが幸せになれますように!
1001 :1001 :Over 1000 Thread
 _,,..i'"':,  @    @   @
|\`、: i'、   @   @
.\\`_',..-i @   @ @
  .\|_,..-┘                    SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
                          http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」【4日目】 @ 2011/03/31(木) 08:45:06.93 ID:wUr93kSj0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1301528706/

暇アド @ 2011/03/31(木) 06:41:23.22 ID:UdaBVQMWP
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1301521283/

魔法少女ともえ&さやか☆マギカ @ 2011/03/31(木) 04:19:31.94 ID:gTNtnIan0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1301512771/

ここだけ全員焼肉店(NGにすると好き放題に)387店舗目 @ 2011/03/31(木) 02:07:46.51 ID:BWzcOWeVo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1301504866/

【カオス】画期的なギャルゲー思いついた【パステル】 @ 2011/03/31(木) 01:54:57.71 ID:rq/bQu6do
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1301504097/

夜中にオナニーしてたらお化けに見られてた @ 2011/03/31(木) 01:13:12.32
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水草十代ZAZE・・・ZEXAL @ 2011/03/31(木) 00:53:21.48 ID:ok6StkZoo
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狂い咲いた紅い花 @ 2011/03/31(木) 00:41:58.45 ID:qEw0rfwUo
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