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▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-30冊目-【超電磁砲】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてバカップルがお送りします [saga !蒼_res]:2011/06/12(日) 00:06:36.40 ID:d2t46lxNo
「ようみんな。記念すべき30スレ目は禁書公認カップルこと戦場帰りの最強無能力者HAMAZURAと」
「8人目の超能力者? 貴方のハートを能力追跡、たきつぼりこうがアナウンスするよ」


「このスレは「とある魔術の禁書目録」シリーズのSS総合スレッドだ。SSの意味については俺も分からん。考えるな、感じるんだ」

「『にちゃんねるは規制されている/忍法帖レベル上げ面倒』とか『スレを立てにくい』って人はこのスレに投下してね。
 SSの投下以外にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換などにご利用ください。ぺこり」

「ここじゃ無能力者も超能力者も関係ねぇ。規則なんざクソ喰らえのスキルアウトだってテンプレくらい目を通して守ってくれよ」


「さて、ちゅーもーく! 主な注意点は以下の四つだ」

「一個目、通称【30分ルール】だよ。
 SSの投下は時間に注意してね。前の人の投下完了から30分間は感想用のクールタイム。
 直後に投下があると前の人のにコメントがつけ辛くなるから。みんなでなかよく使ってね」

「ふたつ、【新刊のネタバレ】についてだ。
 新刊のネタバレは地域によって発売日がずれる場合がある。ネタバレは『公式発売日の翌日』からだからな?
 フラゲ野郎はニヤニヤ待機するか新刊ネタのSSでも書いとけ。それでも雑談がしたいヤツは板が違げぇ。禁書板に行け」

「三点目、【多重投稿】に関してだよ。
 最近、22時〜1時くらいにかけてサーバーが凄く重くなるみたい。読み込みとかがちょっと遅かったりするとだいたいこの時間帯。
 書き込みしたけどエラーが出たりってことが頻発するんだけど、大抵は書き込み成功してるからちょっと待ってリロードしてみてね」

「四つ目は【荒らし野郎】についてだ。
 まぁそんな馬鹿なヤツなんてめったに出てこないんだが、もし出てきてもほっとけ。馬鹿は無視に限る。
 あんまり酷いようなら『自治厨(ジャッジメント)』がどうにかするだろ」

「あといくつか細かいルールなんかもあるけど、詳しくは下のアンカー先を見てね。
 特に『幻想創手(SSライター)』は 【 >>3 必 読 】 だって」


 >>2 このスレの基本的な注意点
 >>3 SSの書き手やこれからスレを立てようと思っている人へ
 >>4 関連リンク・このスレの過去ログ
 >>5 過去のテンプレゲストキャラ一覧


「じゃあ最後に前スレだ。これにて仕事終了っ!」「はまづら、お疲れ様」

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-29冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1305991024/



(滝壺、最初の名乗りの部分オマエが考えたのか?)
(なんか日本語が通じない人がメモ渡してきてこれ読めって)
(あんのクソ天使……!)
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:22:39.08 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459358/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) :2011/06/12(日) 00:08:56.93 ID:d2t46lxNo

★ その他のルール・マナー


総合スレの認知度アップのために基本age進行で。沈んでたらこっそりageておこう
「ageろ&sageろ」の話はループしやすいからスルー推奨

この板では、一部の単語に自動変換フィルターがかかっています
 例)「その幻想をぶち[ピーーー]!」(“殺.す”にフィルター)
メール欄に半角で『saga』(←「下げ」じゃなくて「佐賀」)と入れると解除できます。他のメ欄コマンドとも併用可
下記のスレで該当する単語などの詳細が確認できます
 パー速新機能
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1246521738/

原作中の細かい設定などの質問は専用スレがあるのでそちらにどうぞ >>4


※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※

※ 毎月中旬にVIP Service全体のサーバーが落ちる事がありますが、大抵数日で復旧します。気長に待っていましょう ※

※  板の総合避難所は >>4 へ                                                      ※

※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※


>>950を踏んだ人は次スレを立ててください。無理なら再安価かヘルプ要請を
可能な限り次スレを立てる前に「立てに行く」宣言をしてください。立てた後の次スレ誘導もお願いします
宣言、スレ立てがしばらくなければ>>970を踏んだ人がお願いします
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/12(日) 00:09:38.95 ID:d2t46lxNo

★ SSを投下する人へ


どんなに短くても長くても迷ったらGO投下! 1レスからでも大歓迎
未完成作品、投下中断もOKです。中断回数はほどほどに
続編・連載の再開時には前回投下したものをお知らせしてください。可能なら安価やリンクもあるといいでしょう

複数の住人がいるので安価SSはご遠慮ください
SSの投下は直前のものから30分程度空けましょう
投下直後に再投下すると感想を付け辛くなってしまいます
お互い譲り合ってある程度ゆっくりと感想を書ける時間を設けましょう

投下は他の書き手さんの迷惑にならないように速やかに行いましょう
特に直書き等の「ながら投稿」は厳禁です。投下は他の人の迷惑にならないようにしましょう
板の連投規制は25秒、1レス内での行数制限は80行です

投下する時は名前欄にタイトルや総レス数などを書いておくと読む方に分かりやすいです
可能であればネタバレにならない範囲で話の趣旨(カップリング・ジャンル等)やレス数について投稿前に一言記述を

以下のような内容は嫌う人もいます。多数の住人がいるので特に注意しましょう
 ・特殊なカップリング
 ・極端なキャラ崩壊
 ・鬱展開やエログロ、NTRなど


★ これからスレを立てる人へ

個別スレ立ての目安は100レス前後の風潮
それ以下でももちろんOKだけど数レスの短編はこのスレでもいいならここでお願いします
安価SSやエログロなどの要素が特に多いSSは個別に立てた方がいいでしょう
この板ではスレ落ちは運営の手による手動です。自動では落ちません
スレ処理はデータ削除ではなくHTML形式でログ化されデータ庫に格納されます。処理されたスレは元のURLから過去ログへの案内を開けます
立て逃げや長期の放置スレ、板趣旨と異なるスレは処理対象になります。処理されても泣かない
処理されてもデータ自体は残っているので再開するときは過去スレのURLなどをリンクしておくといいかも
使い終わったスレは以下のスレで処理依頼をしましょう。1000に到達したスレに関しては報告の必要はありません

 ■ HTML化依頼スレッド Part1
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294929122/
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/12(日) 00:10:57.58 ID:d2t46lxNo
 [ 関連スレ ]

 お勧めの禁書・超電磁砲SSを教えろください9
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307201166/
  (スレタイどおり)

 ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ11
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1306753716/
  (書くまでもないor書くのめんどいネタなど)

 【禁書SS用】設定質問受付&禁書SSまとめwiki用資料作成所
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296923909/
  (質問はこちらで)

 SS製作者総合スレ6
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1306688998/
  (ジャンル不問)

 雑談しようぜ
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294926897/
  (その他雑談総合)

 ▽ 禁書シリーズSS総合スレ避難所
 http://misaka-network.net/test/read.cgi/14510/1305988838/
  (外部の避難板)


 [ 関連リンク ]

 とある魔術の禁書目録U〈インデックスU〉公式サイト
 http://www.project-index.net/

 とある魔術の禁書目録 Index@wiki
 http://www12.atwiki.jp/index-index/

 自分用まとめ ◆「とある総合スレ記事一覧」
 http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1515.html

 禁書SS@製作速報 まとめWiki
 http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/


 [ 過去スレ一覧 ]

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-21冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1294/12949/1294925147.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-22冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1295/12953/1295367884.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-23冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1297/12970/1297083486.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-24冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1298/12980/1298034529.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-25冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1299/12997/1299734320.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-26冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1301/13013/1301325535.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-27冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1302/13027/1302720595.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-28冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1304/13043/1304353296.html




 ◇これ以前のログはこちらから
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1297/12970/1297083486.html#a2
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297083486/2 (専ブラ用)
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/12(日) 00:12:13.68 ID:d2t46lxNo
禁書「>>950!いままでのおやくそく一覧なんだよ!」

02 インデックスさん
03 小萌センセー
04 建宮さん
05 オルソラさん
06 キャーリサさま
07 フレンダさん
08 御坂妹
09 最大主教さん
10 舞夏さん
11 上条さん
12 白井さん
13 一方通行さん
14 土御門さん
15 絹旗さん
16 黄泉川せんせー
17 愛の伝道師・青髪ピアスくん
18 サーシャさん
19 姫神秋沙さん
20 御坂美琴さん
21 アックアさん
22 打ち止めちゃん
23 オリアナさん
24 麦のん
25 テッラさん
26 フレメアちゃん
27 闇咲さん
28 冥土帰しさん
29 テンプレ改訂のため名無し
30 浜面くん&滝壺さん     ← New!


- - - - - ここまでテンプレ - - - - -
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 00:25:13.77 ID:h7uDbDy0o
乙、かなり大胆に変わったな
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/12(日) 00:44:01.85 ID:b9YFCFTAO
直このスレは現在SS速報にあるスレのちょうど1000個目だったりする
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/12(日) 00:50:39.26 ID:wZxYHF8Zo
         \\
          (\\
           \\\
           (\\\\
           (\\\\\
            \\ | _________
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  |    ii´ ̄ ̄`i
  ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ |..   !!_]     |        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ̄(//// ̄\\.    {|======|-----、、  <  俺の>>1乙に常識は通用しねえ
    ".;"   (/(/// ̄|     |.     |    ||   \_____________
".;":         (/(/ |     !\.   |    |}
 .;".;": ..;".;;:  (/(...|     |\\   |    ||.;": ..;.;".;
   .;".:;"  ..  ;     |___{___\\..|____jj    .;".;": ..;.;".
.;".;"    .;".;             \\
   ゴ オ ォ ォ …… ! !      \\   ;": ..;.;".;":
          .;".;": _.;.;__       \\   ド カ ァ ン !
 .;".;": ..;.;".; ζ /_.;_/| .;".;"_ \\  .;".;.;".;":
.;".;": ..;.;".;": ;:'.;| ΓΓ | |;":从へ_/|  \\.;".;"_.;__..:
从へ从へへ从  ; ζ  | Γ从 | |;:.. |从Γ | |    \\ ∠___/|
    ( ⌒( ⌒ ) ζ | 从Γ | |.:;. |从Γζ.;"._ \\|ΓΓΓ| |
(   ⌒ ⌒  ⌒ );  | ΓΓ | |.;;::|ΓΓ | |  ( 从へ;: |从ΓΓ| |
 Σ( ⌒( ⌒ ) ζ  ( ( ) )⌒ ) ( 从へ从)_.;;:.;|Γ从Γ| |
 ( (( ( ⌒ )) )  从 Σ( ⌒(  从へ从) ∠___/|
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;:;|ΓΓΓ| |
 (( ⌒ ( ( ) )⌒ );:;   .;".;": ..;.;".;":|从ΓΓ| |
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/12(日) 01:08:24.83 ID:zLcooq0AO
今更だが、関連スレにこれも入れて欲しいかな。


これから立てようと思うSSとかそういうの宣伝していけ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294926179/l50
(個別にスレ立てしたいSSや既に立てたスレ等を宣伝出来る)
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/12(日) 10:09:17.82 ID:oz83ptPt0
>>7 マジで?

それはそうと>>1はマジで乙
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/12(日) 11:46:13.92 ID:cxZtQQav0
>>1000なら次のテンプレはヘタ錬ちゃま
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/12(日) 12:20:26.76 ID:mAsXxSSAO
>>1

あと前スレで埋めついでのドラクエ5ネタの終了宣言

以上です
トウマ・アクセラ・ミコトを主人公とその子供達に置き換えると面白いです
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 12:25:40.51 ID:sGRgCj2DO
>>1

>>12
やがてこれが、現実で己が身に降りかかることを、上条当麻は知る由もなかったのであった
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 16:54:19.87 ID:1xNcwkzIO
>>1スレ立て乙
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/06/12(日) 17:16:45.31 ID:kMhKTaP30
>>1乙様々

で、初っ端から変化球で恐縮なんですが、以前に使いづらい水槽ネタを投稿したら意外と酷評されなかったので

こういうスタイルもありなのか?と調子に乗って2作目。途中エコロ臭い表現が出ますがあくまでネタです。

さかなくん先生が禁書SSを書いた風5レス
16 :おさかな転國 1/5 [saga]:2011/06/12(日) 17:18:33.93 ID:kMhKTaP30

「なあインデックス、お前タガメって食べたことあるか?」

「とうま? 一般的に食用とされるメンダーはタイワンタガメって言って日本のタガメとはちょっと違うんだよ」

「そうなのか。でもタガメには違いないんだし食べられないことはないんだろ?」

「強い毒があるわけじゃないから、実際に食べる人もいるみたいだね。オスのメンダーはキンモクセイの香りがするみたい」


「カメムシ目だもんな、ニオイもあって当然だろ。そういえばアレ、かなり強い虫なんだぜ」

「現出したとある悪魔が、陸海空を征し自身の数倍の体重の獲物を仕留める事の出来るタガメこそ最強の生物だ、って言ったらしいよ」

「悪魔? なんだそりゃ」

「なんでもないかも。ところで日本ではタガメを始めとした水生カメムシ類は多くが絶滅危惧種なんだよ」


「都市化やそれに伴う水質汚染なんかで生息域が減少したのが原因だろうな」

「広大で浅く綺麗な水溜りなんてもうめったに見れないもんね」

「ちょっとした田舎でもアメンボしかいないもんな」

「とうまも、ウエドッチとかシタドッチって知らないんじゃない?」


「馬鹿にするなよ?ミズカマキリのことだろ。長い触角と長い尻尾のある長細い体のせいでどっちが頭か分らないっていう」

「な、なんで分ったのかな……? 方言なんだよ、それ」

「へっへー。生き物の地方名ってのは結構いい加減でオカシイ名前が多いから何となく覚えちゃうんだよ。タイコウチの地方名とか」

「とうま!! それ以上は口に出すべからずなんだよ!!」

17 :おさかな転國 2/5 [saga]:2011/06/12(日) 17:19:37.72 ID:kMhKTaP30

佐天「橋の上から川を見ると、魚の群れがウヨウヨしてることがあるじゃないですか。あれって食べれる魚なんですかね?」

初春「さー、どうでしょう? 都市型河川の場合、コイを大量に放流することがあるみたいですが」

白井「綺麗になった川をコイが悠々と泳ぐ、そんなイメージ戦略でしょうけど。コイは相当な汚水でも平気な魚だというのに」

御阪「むしろ水底を引っ掻き回して水草をダメにしちゃったり、環境的にはマイナスも多い放流なのかもね」

白井「それはともかく、コイならもちろん食用。場合によっては高級魚扱いもされますわね」

初春「ただ、底棲魚類は雨の後のニオイと同じ成分を体内に蓄積してますし、生息地によってはその度合いが増します。結構クサイです」

佐天「時間をかけた泥抜きとニオイの元を分解する必要があるのね。食べるのにかなり手間がかかるなあ」ムー


御坂「河川の中流域で見つけた群れなら、オイカワかもしれないわね」

初春「地方によってはハエ、ハヤ、シラハエ、ヤマベなんて呼ばれるみたいですね。カワムツやウグイと混同されることもあるとか」

白井「まあ、学名に雑魚って付くくらいどうでもいい扱いの魚ですから。遊びで川釣りをなさる方には人気のようですけど」

佐天「で、それ食べれるんですかね?」

初春「オイカワは……食べられなくはないと思いますけど、もしこの魚が美味しかったら佐天さんどうします?」

佐天「え、そりゃあ網でも持ってきていっぱい捕まえて……あ、そうか」

御阪「沢山いるのに誰も捕まえないんだから、味は期待できないって事よね」

佐天「残念だなあ。やっぱりそんな旨い話はないよね……」ハァ


初春「佐天さん……。あ! ありますよ! 沢山いてしかも美味しい魚! 遡上を狙うんです!!」

御阪「遡上って、鮭とかアユとか? そりゃその辺りは味は保証済みだけどさ、沢山捕まえ放題って感じじゃないわよ?」

白井「それともマイナーなところでカワヤツメなど? アレも近年漁獲高が減って来ているとか。美味しいですけど」


初春「いえいえ、そんな一級品やググるな危険を用意したりはしません! 私がオススメするのは『ボラ』です!」


佐天「ボラ? あー、時々ニュースで川を大量に埋め尽くす魚って出てくるアレ? ……全く良いイメージ無いんだけど」

御阪「いやいや、なるほどね〜。ボラは確かに美味しい魚よ? コイと同じく水底系だから生息域によってはニオイがあるけど」

白井「かなり大きな魚ですし、調理に際して特別な処理も必要ありませんわよ。確かにオススメですわね」

御阪「焼いてよし、揚げてよし、煮てよし、刺身でよし。タマゴはカラスミの原料だし。初春さん、いいとこ突いてくるわね」


初春「なにより、普通すぎて大量発生でニュースにならない限り誰も注目しない魚なんです。普通な佐天さんにピッタリです!」



佐天「」




御阪「いや、でもほら、ボラは出世魚だしさ……」

佐天「アタシの行き着く先はトドですかあああああああああああああああああああ!?」



18 :おさかな転國 3/5 [saga]:2011/06/12(日) 17:20:25.54 ID:kMhKTaP30

打ち止め「ねえねえ、ザリガニって美味しいのかなあ?ってミサカはミサカは突然疑問を投げかけてみる」

一方通行「なんだァそりゃ? お前最近俺をホンキでナメてンな?」

打ち止め「ミサカは日本の自然と農業、そして漁業を真剣に考えているんだよってミサカはミサカは大真面目な顔でアピールしてみたり!」

一方通行「くっだらねェ。なーンでそれがザリガニの味と関係すンだっつゥの」

打ち止め「はっ、あなたは1から10まで説明しなければ理解が出来ないんだねってミサカはミサカは……痛っ、グリグリはやめてー!」

一方通行「ったく、調子にのンな。で、結局何が言いたいンだよ?」

打ち止め「うぅ〜……。んとね、ここでいうザリガニはおよそ90年前に輸入されてきたアメリカザリガニのことなの」

一方通行「聞いたことあンな。食用のウシガエルのエサとして20匹だけ仕入れたザリガニが逃げ出して爆発的に繁殖、日本中に広まったって」

打ち止め「その話は全く真実味がないよね、ってミサカはミサカは陰謀説を仄めかしてみたり」

一方通行「まァ、ブラックバスみたいに誰かの暗躍があったのかもな。ンな事ァ今更どうでもイイが」

打ち止め「とにかく日本全国に一気に広がったアメリカザリガニは色々な問題を起こすの、ってミサカはミサカは両手でチョキチョキ」
19 :おさかな転國 4/5 [saga]:2011/06/12(日) 17:21:18.63 ID:kMhKTaP30

一方通行「雑食性で繁殖力が強く、天敵が少ねェから他の生物は堪ったもンじゃねェ。水棲昆虫や両生類、魚卵に稚魚まで食い尽くす。
      それは植物も例外じゃねェ。ハサミで切り倒されて朽ちて土に返る事すらなくヤツラの食料になっちまう。というか朽ちた
      植物すら食べるンだったな。そンな多様すぎる食性を持ってるからどンな環境でも棲息しちまう。河川、湖沼、水溜り、池
      それに農業用水に水田にドブ川。タニシに匹敵するタフなヤロウだ」

打ち止め「結果としてアメリカザリガニが増えるとアメリカザリガニしか居なくなるの、ってミサカはミサカは誇張表現を使ってみたり」

一方通行「言い過ぎじゃねェよ。実際そォなっちまうとザリガニは共食いをして命を繋ぎつつ別の場所を探すンだがな。そォいや本場
      アメリカじゃコイツらの対策ってあンのか?」

打ち止め「天敵のブラックバスがいるアメリカでは爆発的発生はあんまりないみたい。それを日本でも真似てザリガニ対策にバスを放流
      したって例もあるんだって、ってミサカはミサカはバッカじゃねェの? って柄にも無く毒づいてみたり」

一方通行「逆にバスを駆除したからザリガニが増えたじゃねェか、とか言い出すヤツもいるだろォからその辺にしとけ。ンで? 増えすぎ
      たザリガニは水田では稲を切り倒したりもするらしィが。それでどォすンだよ、駆除かァ? 確かアメリカザリガニは特定外来
      生物に指定されてねェんだろ? 日本の侵略的外来種ワースト100には選ばれてどォして要注意生物なのか知らねェが法的には
      それほど脅威じゃねェって扱いされてンじゃねェか」

打ち止め「そうなの、だからこそだよ! 積極的に駆除するまで法律が動いていないんだったら、捕っちゃえばいいんじゃないかって」

一方通行「なるほどな、そこで最初に話が繋がるワケか。ウマイかどォか」

打ち止め「そういうこと、美味しいなら沢山捕って数を減らそうってミサカはミサカは今夜はエビフライがいいと希望を述べてみたり」


一方通行「アメリカザリガニは食える、それは間違いねェ。原産国アメリカじゃ名物料理になってンしフランス料理にだって使われる。
      寄生虫が怖いつってもそりゃ全ての淡水生物に言える事だ、火さえ通せば問題ねェ。大きさのわりに食えるトコが少ねェが
      そォいうもンだと割り切りゃイイ。肝心の味もマズくはねェらしィな。けどよォ、じゃなンで誰も捕らねェ?」

打ち止め「え……っと」

一方通行「イメージが悪ィンだよ。ドブ川に棲ンでる生き物ワザワザ食わなくても誰も困らねェくらいには豊かな国だしなァ。それと
      泥ン中で生活してるンで調理の前には長時間泥抜きしなくちゃいけねェ。そのまま使える旨いエビが売ってンなら誰しもが
      そっちを選ぶンじゃねェのか?」

打ち止め「そっか……食べつくして環境保護作戦は難しいかあ、ってミサカはミサカはあの美味しそうな赤色を恨んでみたり!」


20 :おさかな転國 5/5 [saga]:2011/06/12(日) 17:23:38.11 ID:kMhKTaP30

一方通行「考え方は悪くねェけどな。っと、あの赤色はカロチノイド由来だ。ザリガニが元から持つ色じゃねェ」

打ち止め「え、えっと、ビタミンAってこと?」


一方通行「ここではその理解でイイ。動物は基本的に作れない成分だよなァ。他にも鮭の肉の色やフラミンゴの色もそォだったっけ。
      カロチンを原料にして作るアスタキサンチンってやつだ。エビの場合にはそれとそれにタンパク質をくっつけた青い色素
      カロチノプロテインってやつが合わさって体色が出来上がってる。エビやカニを茹でると赤くなンだろ? アレはカロチノ
      プロテインのタンパク質が加熱による変性でアスタキサンチンを離しちまうからなンだわ」
    

打ち止め「カロチノイドで赤を作って、赤にタンパク質がくっつくと青くなって、青のタンパク質が壊れると赤……」ブツブツ


一方通行「そこでだ。もしザリガニがカロチノイドを含まないエサで育ったらどォなる? アメリカザリガニの赤い色はどんどん失われ
      次第に青くなり、更には白くなっちまうンだぜ。植物性のエサを避けてアジやイワシなンかで育てれば誰にでも出来ンぞ」


打ち止め「白いアメリカザリガニ!? なんだかとっても可愛い気がするって……あ、でもビタミンAを抜くってことなんだよね?」
     
一方通行「あァ、皮膚や粘膜の正常な分化、粘液の精製を司るんだったかなァ。そういう白いザリガニは実は栄養失調って事だな」

打ち止め「し……死んじゃあダメだよ!ってミサカはミサカは思わず抱きついてあなたの体を心配してみる!」ダキッ

一方通行「は、離せクソガキ、俺が白いのはカロチン不足じゃねェよ!……多分」

打ち止め「だってお肉しか食べないし、そういう理由か!ってミサカはミサカは天然さんじゃないあなたの白さがちょっぴり不安なの」

一方通行「ったく。大体なァ、肉だってカロチノイド貯めてる部位食やァ補給出来ンだよ。エビやカニでもイイしな。それと言っとくが
      天然の白いアメリカザリガニだって居るンだ。突然変異個体だが、アルビノって言うなよ?」

打ち止め「アルビノは先天的なメラニンの欠乏だよねって、ミサカはミサカはあなたはそうじゃない事を再確認してみたり」


一方通行「あァ……多分な。天然の白いザリガニは何らかの原因でアスタキサンチンの赤い色が発現してねェって事だ。だからエサで
      白くしたザリガニと違って栄養失調状態だったり弱ったりしていねェ可能性もある。だが自然界は厳しい。雪山でもなきゃ
      白い色の生き物なンて目立っちまうからなァ。当然外敵に襲われやすいンでそういう個体は寿命まで生きらンねェだろォな」


打ち止め「……頑張ったんだねってミサカはミサカは……」ダキッ

一方通行「俺は大丈夫だっつってンだろォが! ……もう、大丈夫なンだよ……今は」




ガチャっと「ただいまー」



番外個体「ちょっとお、 言われたとおりザリガニ沢山捕って来たんだけど、コレどーしたらいいのかな?」ビチビチビチビチビチビチ

芳川桔梗「エビフライ楽しみだわ。でも凄かったわよ、こうビビビッって。アレも電気漁っていうのかしら?」




一方通行「……せめて話を全部聞いてから行けェ!」
21 :おさかな転國  [sage]:2011/06/12(日) 17:24:31.46 ID:kMhKTaP30
以上です。お目汚し失礼致しました。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2011/06/12(日) 17:27:16.62 ID:ZOqR3nXg0
ザリガニのくだりでサバイバル思い出したわ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/12(日) 17:55:28.77 ID:vgXO2DiCo
○○○ハサミか…
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]:2011/06/12(日) 18:36:03.57 ID:Nc6imuvJo
我が四万十川流域でもバスやギルがバカみたいに増えてるからなwwwwww
一度釣った傍から塩焼きにして食ってみたが、骨が多いし臭いからうまくなかったわwwwwwwww
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/06/12(日) 19:45:35.68 ID:ZNfWJ1CJo
おい日本最後の清流大丈夫なんか
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/06/12(日) 20:08:54.64 ID:vf/dtraAO
うちの長良川も、下流は駄目だ。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 21:21:24.82 ID:VfISngMX0
関係ないんだが>>1って前スレで安価当たった人が考えるのか?

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 21:50:34.17 ID:nB7e2h/lo
四万十川って最後の清流っていうわりに水質ランキング良くないんだよなw
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/12(日) 22:58:54.20 ID:nAU41v2SO
3レスばかし頂きます
30 :そして上条当麻は微笑んだ :2011/06/12(日) 23:01:00.83 ID:nAU41v2SO
ある日のこと

朝早くからインデックスは台所に立っていた。

理由は単純で、いつも世話になっている上条への感謝だ。

卵を器に割り、かき混ぜる。

器が小さかったのか少し溢れる。だが、めげずにかき混ぜる。

そして、油をしいていたフライパンにといた卵をいれる。

今は卵焼きを作っていた。

完成した卵焼きは、スクランブルエッグのようにグチャグチャで所々焦げていた。

失敗しちゃったと思うが、卵がもうないので作り直せない。

そのまま皿に盛った。
31 :そして上条当麻は微笑んだ :2011/06/12(日) 23:03:30.43 ID:nAU41v2SO
ゆっくりと大根を切る。

インデックス「イタッ」

指を軽く切ってしまった。だが、事前に用意していた絆創膏を貼って、再び大根を切る。

指には既にたくさんの絆創膏が貼ってあった。

それらを鍋に入れる。

お味噌汁を作っていた。

完成したお味噌汁を器にいれるが、いれる度にお味噌汁がおたまから溢れる。

そして、炊飯器からご飯を茶碗にいれる。

朝食の完成だ。

卵焼き、お味噌汁、ご飯の入った器を一つ一つ手に取りテーブルまで運んでいく。

全ての器を運び終わった頃、チュンチュンと鳥がさえずるのを聞いた。

そして、テーブルに突っ伏し、そのまま睡魔に体をあずけた。
32 :そして上条当麻は微笑んだ :2011/06/12(日) 23:05:56.28 ID:nAU41v2SO



上条は風呂場で眠りから覚める。

上条「イタタ」

背中を擦りそう言う。風呂場は眠るのは適してないことを示していた。

そして、いつも通り朝食を作りに台所に向かう。

居間への扉を開く。

上条は目を疑った。そこには、テーブルに突っ伏したインデックスと朝食があった。

テーブルに近付き、朝食とインデックスを見た。

上条「これをインデックスが?」

ふとそんな言葉が口から零れた。ちょうど、そんな時、

インデックス「とうま〜」ムニャムニャ



インデックス「―――いつもありがとうね」ムニャムニャ




そんな寝言を聞き、可愛い寝顔をしたシスターの頭を撫でた。


“そして、上条当麻は微笑んだ“
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/12(日) 23:07:33.62 ID:nAU41v2SO
お目汚しすみませんでした。

拙い文で本当に申し訳ありません。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 23:13:40.68 ID:Ga7dimP4o


インデックス可愛いよインデックス

でも味見で9割位食べちゃいそうだよねww
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2011/06/12(日) 23:14:11.15 ID:msHCPgtt0
エエ話だった

乙です!!
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2011/06/13(月) 00:48:10.43 ID:asmQLiuAO
電波を受信したので書いてみました。
左方×禁書、一巻再構成で6レスもらいます。
37 :テッラ「救われないなんて、認めませんねー」 :2011/06/13(月) 00:48:49.28 ID:asmQLiuAO
テッラ「……はい?」


左方のテッラは自身の術式、『光の処刑』の調整のため、それとついでにC文書の発動に必要不可欠な、フランスのアビニョンにある教皇庁宮殿へ下調べに行くところだった。
しかし途中で―――

??「おなかへった…」


修道服を着た少女が倒れてるのを発見してしまった。


テッラ「……やはりローマ正教徒としては、助けた方がいいんですかねー」
38 :テッラ「救われないなんて、認めませんねー」 :2011/06/13(月) 00:49:40.11 ID:asmQLiuAO
??「ねえ!食べていい!?」モグモグ

テッラ「普通は食べる前に言うものじゃありませんかねー」


あの後テッラは近くの公園まで行き、ちょうど持っていたパンを少女にあげていた。


テッラ(私は何をやっているのでしょう)


自分らしくもない、とひとりごちる。どうもこの少女は人の保護欲をくすぐるようだ、と考えてる間に少女はもう食べ終わったようだ。


??「ありがとうなんだよ!」

テッラ「いえいえ、大したことありません。それよりどうしてあんなところで倒れてたんですかねー」

??「実はさっきまで追われててね、疲れておなかが減って倒れたんだよ」

テッラ(追われて?)

??「あっ……そういえばまだ名前を言ってないかも」



インデックス「私の名前は、インデックスっていうんだよ!」


その時テッラに衝撃が走った。
39 :テッラ「救われないなんて、認めませんねー」 :2011/06/13(月) 00:50:17.79 ID:asmQLiuAO
テッラ「インデックス!?」

テッラ(ローマ正教徒ではなく異教徒、いや、それよりコイツがあの禁書目録!?)


どうしてこんなところに禁書目録が?自分はどうするべきか?と考えている内にインデックスは口を開いた。


イン「ねえ、あなたの名前も教えてほしいかも!」

テッラ「……あぁ、私ですか?」

「テッラ、左方のテッラです」
40 :テッラ「救われないなんて、認めませんねー」 :2011/06/13(月) 00:50:51.96 ID:asmQLiuAO
_______________
テッラ「なにしてるんですかねー」

ステイル「……誰だい、邪魔しないでほしいんだが」

テッラ「その子にはまだ用があるんですよ。『光の処刑』もまだ改良中なんですし」

ステイル「知ったことではないね。邪魔するなら―――死んでもらう」

テッラ「やれやれ、これだから異教徒は。
優先する。――人体を上位に、炎を下位に」
41 :テッラ「救われないなんて、認めませんねー」 :2011/06/13(月) 00:52:10.27 ID:asmQLiuAO
_______________
イン「テッラは優しいね」

テッラ「……はい?いきなりなんですか?」

イン「だって、人々を「神聖の国」に導いて争いが起きない様にする人々を平等に救う事が目的なんでしょ?たとえそれがどんなに不可能に近くても、そんな風に考えられるのは優しいんからだよ」


優しい、そんなことは今まで言われたことは無かった。


イン「……私は魔道書で汚れちゃてるから、救われる事もないし、資格も無いんだろうね」

テッラ「そんなことはありませんねー」


何故かテッラ自身でも分からないが、反射的に反論する。


テッラ「魔道書がどうとかは関係ありません。あなたが救われてはいけないなんてことはないし、救われないなんて、私が許せませんねー」


イン「……ありがとうなんだよ」



異教徒は人ではないと思ってたハズだ、自分は何を言っているのだろう。
42 :テッラ「救われないなんて、認めませんねー」 :2011/06/13(月) 00:53:05.62 ID:asmQLiuAO
_______________
テッラ「まったく、面倒なことになりましたねー」

イン「警告――――――第1から第3までの全結界の消滅を確認。再生開始――――失敗。
 現状10万3000冊の書庫の保護のため、侵入者の迎撃を開始します」


そこにいるのはまさしく魔神。しかしテッラに恐れはない。


テッラ「さて…せっかくあなたのおかげで『光の処刑』も完成したんですから―――まずはあなたから救ってあげましょう、インデックス」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2011/06/13(月) 00:55:30.65 ID:asmQLiuAO
以上です。
なんかテッラさんのキャラが激しく変わってたり、いきなり場面が飛んだり、と読みにくいですねー
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 01:35:33.79 ID:u2Rdl9nYo
なんか予告編みたいだな
本編が早く読みたいぜ乙
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/06/13(月) 03:11:33.78 ID:4nqtOpXC0
>>43
乙です。
このスレたまにテッラ好きが現れるが、同一人物なのか複数いるのか…
46 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 1/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:13:07.32 ID:4nqtOpXC0
上琴、ステインで11レスもらいます
どうでもいいけど「ステイン」ってシミだよね



上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」



上条「行動や態度はデレっぽくなって来たんだよ」

イン「交際一年にしてやっとの進歩だね」

上条「でも、相変わらず浴びせられる言葉は辛辣なんですよ……」

イン「例えば?」

上条「例えばホラ、この間映画デートしただろ?」

イン「だろ?って、そんな事いちいち知らないんだよ」

上条「したんだよ。その時の事なんだけど……」
47 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 2/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:14:06.03 ID:4nqtOpXC0

 〜映画デートの時〜


上条「お! よう、御坂」

美琴「お、おはよ……」

上条「行くか。ホラ」

美琴「な、何よその手!? あんたと手なんか繋げっての? バッカじゃない!?」(差し出された手をしっかりと握りつつ)

美琴「そんなとこ他人に見られたらどうなると思ってんの?」(着々と恋人繋ぎにシフトチェンジさせつつ)

美琴「あんたみたいなバカっぽい奴とこの私がつ、付き合ってるとか思われたら迷惑だし!」(さらに腕まで密着させつつ)

上条「事実付き合ってるんだし、いいだろ」

美琴「ハァ!? 違うわよ! いつの間に私達が恋人同士って事になってんのよ! 頭おかしいんじゃないの!?」(空いた手で上条の胸をツンツンしつつ)

上条「悪かったよ、じゃ、手離していいから」

美琴「ふん! せいせいするわ!」(名残惜しげに抱きつきつつ)

上条「おい。そろそろ映画館に向かわないと間に合わないぞ……」

美琴「アンタが変な話するからじゃない!」(ぎゅーしつつ)

上条「すいません何か……」(ぎゅーし返しつつ)


 〜回想終わり〜
48 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 3/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:15:17.21 ID:4nqtOpXC0

上条「とまあ、こんな感じで……」

イン「ザ☆意味不明なんだよ」

上条「ああ……周囲の人間も俺たちを変なものを見る目で遠巻きに見守ってたよ……」

イン「明らかに頭がおかしいのはみことの方なんだよ」

上条「あ! インデックス! お前ぇぇ!!!」

イン「今度は何なの?」

上条「お前またしても、未だ上条さんが許してもらえない『みこと呼び』をさりげなく見せつけやがって!」

イン「まだ許して貰ってないの!? 私が初めて呼んだ時は何も言われなかったのに!」

上条「無能力者のくせにこの御坂美琴様の名前を呼び捨てなんて百年早いのよ!(真っ赤になりつつ)って……」

イン「仕方ないから百年我慢するんだね」

上条「勘弁して下さい。孫が生まれても名前呼びすら達成できないなんて」

イン「ひ孫の顔を見るかみことを名前で呼ぶか、どっちが早いかで賭けが出来るね」

上条「全力で後者に全財産賭けるぜ俺は」

イン「全財産ったって、とうまの経済力じゃタカが知れてるんだよ」

上条「うるさいよ」
49 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 4/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:16:36.26 ID:4nqtOpXC0

<ピンポーン

上条「ん? 誰か来た」

イン「みことかな?」

上条「頼むインデックス、俺の前で『みこと』って呼ぶのやめて」

イン「女相手にジェラシーなんて、みっともないにも程があるんだよ」

上条「何とでも言ってくれ……ハイハイ、どちら様ー?」


ステイル「やあ、元気かい? もちろん君の事じゃないよ」

上条「げ! ステイル……! い、インデックスなら元気だけど……」

ステイル「そうか、良かった。反面君は元気そうじゃないな。良かった」

イン「Steil?!」


ドタタタタタタタタタタッ


イン「Oh, honey! Oh, honey!! I missed you so much!!」ダキッ

ステイル「I'm very sorry, baby. I wanted to meet you too!」ブチュー


上条「わぉ、イギリス式!」

上条「ってかお前ら! 俺の目の前でそういう事をするな!」

イン「えっ? 何かおかしい?」ベター

ステイル「君だって例のガールフレンドとよろしくやってるんじゃないのかい?」ダキー

上条「そりゃ、二人きりのときは多少くっつくけど……いやもう、離れて離れて! 純情少年上条さんには刺激が強すぎますのことよ!!」

イン「刺激だって。何かしたかなあ?」

ステイル「hugの事かな?」

上条「違いますー! それもだけどその次ですー! ぶちゅーっとやってたやつだよ!」

イン「Kiss?」

上条「いえす! きっす!」
50 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 5/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:18:14.46 ID:4nqtOpXC0

イン「それこそ分からないんだよ。とうまが『初チューした!』ってはしゃぎ回って帰って来たのは半年前の事でしょ」

ステイル「へえ、それは何とも……。僕はその場にいなくて良かったよ」

上条「流石にお前がいたらあそこまで素直にははしゃがなかったけどな……」

イン「眠れない夜……美琴のせいだよ……
   さっき別れたばかりなのに……
   って、お風呂場からポエムみたいなのが聞こえてきてうるさかった」

上条「ぎゃー!!!」

ステイル「おやおや。御馳走様だね」

上条「お前らに言われたくないっつの。人前でぶちゅぶちゅやりやがって」

イン「人前で腕組むのはいいのに? ジャパニーズの羞恥心は理解不能なんだよ。Don't you think so, honey?」

ステイル「Yes, I do」

Index「HAHAHA!」

Steil「HAHAHA! :D」

上条「やめろ! うぜえ!!」

イン「ちょっと笑っただけじゃない」ベタベタ

ステイル「カルシウム足りてるかい?」サスサス

上条「そう言いながらまた二人でくっつくのもやめて!」

イン「過剰反応しすぎでしょ? とうまだって恋人がいるのに」

ステイル「キスなんて珍しくないはずだろう」
51 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 6/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:19:10.39 ID:4nqtOpXC0

上条「あの時の一回以来してないんだよ……」

イン「え? それって……」

上条「そう! だから経験値が圧倒的に不足してんだよ!」

イン「一回こっきり!?」

ステイル「半年間何してたんだ君は!?」

上条「あれ以来、顔近付けると電撃コインとキスする羽目になるんだよな……」

イン「Oh...」

ステイル「Oh...」

イン「よっぽど下手だったのかな?」

ステイル「可能性は大いにあるね」

イン「ふふ。みことは可哀想だね。その点私は幸せ者かも」

ステイル「こらこら。今そんな事をばらすことないだろう」コツン

イン「あ、そうだね。いっけない☆」ペロッ

上条「うぜえ……」
52 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 7/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:20:19.21 ID:4nqtOpXC0

上条「とにかくさ、あいつのツンを抑えてデレを増やす方法はないもんかな」

イン「うーん……わたしにはツンデレの気持ちはよく分からないし」

ステイル「僕も、愛する人に汚い言葉を浴びせるなんて考えられないからな」

イン「愛する人って、誰の事かな?」

ステイル「君だよ、My sweetheart」

イン「ふふふ、知ってたけどね」

ステイル「知ってて貰わないと僕が困るよ」

イン「大丈夫。私の脳は一度聞いた事は忘れないから。ステイルの事なら特に……」

上条「うざいからやめろ」

イン「言ってくれるね。普段はとうまがみことの話ばっかりして来るくせに」

ステイル「僕らだってたまに会っている時くらいうんざりするほど愛し合いたいさ」

上条「だって、御坂と会っても癒されるけど満たされないんだよ……」

上条「インデックスに御坂への愛をぶちまける事でどうにか心の隙間を埋めてるんだよ……」

ステイル「とんだウザ条じゃないか。Oh, かわいそうなインデックス」

イン「ううん、こうしてたまにステイルと会えるなら、私は平気」

上条「あ、そういうのもういいから。それより御坂なんだよ御坂」
53 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 8/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:21:28.19 ID:4nqtOpXC0

イン「問題はとうまよりみことの方にあるような気がするけどね」

上条「それにしたって、俺からどうにかしないとどうしようもないだろ」

ステイル「ならどうにかすればいい」

上条「どうしろっつんだよ」

ステイル「知るか」

イン「とうまがデレデレで愛の言葉を囁けば伝染するかも」

上条「俺がデレデレ? どんな?」

イン「ステイルを見習うといいんじゃないかな」

上条「ステイルを? ……」

ステイル「I love you so much, honey」

イン「Steil...」

上条「うわあああうざいうざいうざい!!」

イン「うざくなんかないんだよ。女の子はそういう事を言ってもらうのが嬉しいんだから」

ステイル「むしろ恋人なのにそれらしい事を何も言わないのが信じられないね」

イン「ふふ。みことは可哀想だね。その点私は(ry」

ステイル「こらこら。今そんな事を(ry」コツ(ry

イン「あ、そ(ry」ペ(ry

上条「うz(ry」
54 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 9/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:22:34.81 ID:4nqtOpXC0

イン「ともあれ、みことだって腕を組んだり抱きついたりは喜んでするんでしょ?」

ステイル「態度で示してくれるなら、言葉が辛らつでも何とかなるんじゃないか」

上条「ちょっとくらいは好きとか言ってほしいんですけどね。一回でいいから」

ステイル「彼女のほうからはなんら愛情を示す言葉を掛けてもらっていないという事かい?」

イン「告白もとうまからで、みことの返事も超遠回しで分かりづらくて、いつの間にOK貰ってたのか分からないんだって」

ステイル「ひょっとしたらまだ付き合ってないのかも知れないね」

イン「えっと……その可能性も否定仕切れない段階なんだよ」

上条「やめてくれ。たまにマジで悩むことがあるから」

ステイル「もしかして、全部君の勘違いなんじゃないか……?」

ステイル「向こうは本気で君を嫌っているんじゃないか……?」

ステイル「先走ってキスなんかして、バスルームでポエムなんか囁いてしまっていただけなんじゃないか……?」

上条「やめてくださいやめてください!!」

イン「ステイル。そうやってとうまをいじめたら駄目なんだよ。私達は幸せなんだから。とうまにだって分けてあげないと」

ステイル「ふう。君が言うなら……」

上条「いらんわ」
55 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 10/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:24:44.33 ID:4nqtOpXC0

イン「やっぱり、とうまデレデレ作戦がいいと思うんだよ」

ステイル「というより、ツンデレというものをよく知らない僕らには当たり前の事しか言えないね」

上条「お前らのその状態を当たり前とは思わねえけどな」

イン「別に、私達ほど愛し合う必要はないんだよ」

ステイル「そうそう。そもそも相手を思う愛情の量が違うからね。僕らと君らじゃ」

上条「失礼な。俺たちはお前らなんかよりよっぽど強い絆で結ばれてる」

ステイル「と、思ってるのは君だけだったりして……」

イン「ステイル! めっ」

ステイル「Sorry」

イン「とうま、今からでも電話してみたら?」

上条「用事もないのに電話するのもなあ……」

イン「そういうところが駄目なんだよ。用なんかなくたって好きな人とおしゃべりするのを嫌がるはずないでしょ」

上条「でも、きっかけというか、最初に何を言えばいいのか」

イン「そんなの決まってるよ。ね、ステイル」

ステイル「I love you.だね。とりあえずは」

上条「あ、あいらぶ……!」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/13(月) 03:24:51.90 ID:VAhGoGfu0
夜分遅くに、すいません
何となく思いつきで書いたssの、冒頭の中の冒頭です。

クロス作品になります。
原作のイメージなんて、気にしてないので
壊されたくない人は、スルーしてください
10レスと少しお借りします。
57 :上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」 11/11 [saga ]:2011/06/13(月) 03:26:04.32 ID:4nqtOpXC0

イン「英語が難しいなら日本語でもいいと思うよ」

上条「そこを心配してるんじゃねえよ! そんなこっぱずかしいこと言えるか!!」

イン「恥ずかしくても言うの!」

ステイル「そもそも恥ずかしいことじゃないだろう。お互いの気持ちも分かり合ってるんだし」

上条「だめだ、この人たちとは根本的な部分で話が合わないっ」

イン「それならそれでいいけどね。このまま悶々とするよりは電話でもしてみたらいいんじゃないかな」

ステイル「そうそう。インデックスは出掛けるからね。愚痴る相手もいなくなることだし」

上条「出掛けるって……」

イン「折角会えたんだもん。ステイルとデートに決まってるでしょ」

上条「あ、そっすか」

イン「そうだよ。それじゃ、行って来ます」ギュッ

上条「はいはいっと」

イン「ステイル。私はいつでも準備OKなんだよ!」

ステイル「僕もさ。今夜は帰さないよ……」

イン「うん、分かった……あ、とうま! 今日は帰らないからご飯はいらないんだよ! じゃあねー」




上条「うぜえ……」




おわりです

英語は適当です
もっとふさわしい英文考え付いた人がいたら、脳内保管しておいてください

あと遅ればせながら>>1
58 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:27:08.69 ID:VAhGoGfu0
とある昼下がり、とある学生が、とある海賊に出会った………。

―学園都市―

上条当麻、下校中

上条「いやぁ、不幸な上条さんも今日ばかりはラッキーかもなぁ。
  何てったって、短縮授業で早く帰れるし、インデックスは小萌先生とどっかに行くみたいだし。
  久々に羽が伸ばせ…<ぐにゅう>…る……」

上条(ぐにゅう?)

上条「……あははは。
   ですよね〜、不幸の代名詞の上条さんにいいことばかり降りかかる訳ないよな〜。
   どうせまた、犬の糞でもふんだんだろう。
   …………不幸だ」ハァ

上条、項垂れる

そして、目が合う

ルフィ「はらぁ、へったぁ〜」

上条「…………えっ?」

ルフィ「なぁ、お前。なんか喰いもん持ってねぇか?」

上条「………えぇぇ〜」

上条、悟る

また、厄介事だと
59 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:28:10.27 ID:VAhGoGfu0
上条「…………………」

ルフィ「おい、話聞いてるか?」

上条「………………」

上条(逃げるが勝ち!!!!)

上条「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」

上条、走る

脱兎のごとく

上条「やっとのことで、平和になったってのに、もういい加減にしてくれぇぇぇぇぇぇ」

上条、走る
矢のごとく

どこまでも、どこまでも



……………が。
60 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:29:23.67 ID:VAhGoGfu0

ガシッ!


上条、失速

上条、停止

上条、後退

上条「あ〜〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

上条(何かに引っ張られたッ!?)

ばい〜〜ん

ふりだしに、もどる

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/13(月) 03:29:42.80 ID:oPDKkJwLo
とりあえず投下前にリロードしよう
そして>>3をしっかり読もう

>>57

ステイルにべったりなインなんとかさんを始めてみたかもしれない
62 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:30:11.34 ID:VAhGoGfu0

ルフィ「おい、いきなり逃げんなよ。俺ァ、腹ぁ減ってんだって」

上条「なんでせうか!?これは!?新手のカツアゲですか!?」

ルフィ「かつあげぇ?………旨そうだな!それ!食わしてくれよ!」

上条「…………えぇぇぇ〜」

上条、逃げるが、負け
63 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:31:20.92 ID:VAhGoGfu0

ところ変わって、とある地下街

神裂「おかしいですね。確か、この辺りなんですが」

ゾロ「おっかしいなァ、あいつらどこ行きやがった」


銃刀法違反者、2名

神裂「ステイルに渡された、<すま〜とふぉん>は全く当てになりませんし」

ゾロ「ったく、ナミの奴、何がサルでもわかる地図だ。全然当てになんねぇじゃねぇか」


周りの痛いほどの視線も、何のその

神裂「仕方がないですね、こうなったら、人に聞きましょう」

ゾロ「チッ、しょうがねぇ、人に聞くか」


顔あげる、両名

絡む、視線

張り詰める、周りの空気
64 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:32:18.56 ID:VAhGoGfu0
神裂「あの、すいません」ゾロ「なぁ、あんた」


神裂ゾロ「道を、教えてくれません(くれねぇ)か?」


緊張は、最高潮


さぁ、どう出る?


神裂「………………えっと」

戸惑う、女


ゾロ「………………」

静かに、様子見、男


神裂「……………あのぅ」

踏みとどまる、女


ゾロ「…………あんた、」

踏み込む、男


ゾロ「………迷子か」

!!!一刀両断!!!
65 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:33:09.35 ID:VAhGoGfu0
神裂「……………////」パクパク

ゾロ「そうかそうか、そうだよなァ。ややこしいからなァ、この辺り」

神裂「で、ですよね〜」

生まれる、仲間意識


神裂「それで、あなたも迷子で?」

ゾロ「迷子言うなッ!!!!」

!!!!一刀両断!!!!

神裂「えぇぇぇ〜〜〜」
66 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:33:55.40 ID:VAhGoGfu0

ところ変わって、セブンスミスト

佐天「ねぇねぇ、初春。あの人モデルさんかな?めちゃくちゃスタイルいいね」

羨望の眼差し、その1

初春「多分そうですよ、佐天さん。顔もちっちゃくて綺麗ですし」

羨望の眼差し、その2


佐天「さっきから、ずっと試着してるけど、何着ても似合うね?」

憧れの眼差し、その1

初春「まるでファッションショーみたいですね」

憧れの眼差し、その2

67 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:34:43.97 ID:VAhGoGfu0
店員「あの〜、お客様?こちら全部お買い上げで?」

手を、こまねいて
作り笑いが、眩しい

が、しかし

ナミ「ううん」

切り捨て、御免


佐天「…………あれだけ試着しといて、何も買わないなんて」

初春「…………たはは、流石というか、何というか」

唖然の眼差し、その1,その2



ナミ「ていうか、お金無いの」テヘッ

可愛く舌出しても、駄目


佐天初春「「えぇぇぇ〜〜〜」」

呆然の眼差し、その1、その2、他多数

68 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:35:53.12 ID:VAhGoGfu0
店員「……………」プルプル

ナミ「でさ、ちょっと聞きたいことが……」

店員「かァァァァえれぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

堪忍袋、大爆発


佐天初春「「そりゃそうだよねぇ」」

当然の眼差し、その1、その2、他多数、更に募集


ナミ「わ、わかったわよ!!出て行くわよ!
   ………もう、そんなに怒ること無いじゃない。………ん?」

初春「あっ!」

初春(目、合っちゃた!)

震える、瞳

汗ばむ、掌

佐天「あれ、初春?さっきの人こっち来るよ」

縮まる、距離

高鳴る、鼓動

こ、これって………、
69 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:37:33.74 ID:VAhGoGfu0
ナミ「ねぇ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど………」

初春、新境地、開拓!!

初春(白井さん………、あなたの気持ちが、今、はじめて解りました)

初春「おねえぇぇさまァァァァ!!!!」ダキッ


佐天ナミ「「えぇぇぇ〜〜〜」」


これが、恋!!

佐天「おいっ!!」
70 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:38:13.06 ID:VAhGoGfu0

ところ変わって、とある路地裏



風を切り!汗が散る!
ハートが熱く脈を打つ!
誰も俺を止められない!
さぁ、あの角曲がれば、青い空!


漢!!ウソップ!

只今、絶賛逃走中!!


71 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:39:05.41 ID:VAhGoGfu0
麦野「みぃつけたぁ〜」ニヤリ

ウソップ「いやぁぁぁぁぁあああああ!!!」

必殺!ウソップUターン!!


麦野「待て、ゴラァァ!!」

ウソップ「いぃやぁだぁぁぁ〜〜〜〜」

尻に火がついた、状態

火から炎に、炎から火炎に

火事場の馬鹿力、今出さずに、いつ出す!
72 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:39:48.02 ID:VAhGoGfu0
麦野「クソッたれ、なんて逃げ足」

獲物を逃した、獣

何故か余裕の、麦野

麦野「しゃ〜ない、…………絹旗、そっち行ったよ」

電波越しに、伝達

絹旗「へぇ〜、麦野が逃がすなんて、超珍しいですね。それじゃ、賭けは私の勝ちですね」

電波越しに、腹立つ

麦野「うっさいわね!まだ決まって無いでしょ!あんたが逃がしたら、引き分けよ」

電波越しに、伝達

絹旗「ふふ〜ん、私が逃がすとでも?やっふ〜い、これで麦野の奢りで映画見放題♪」

電波越しに、やっぱり腹立つ!

麦野「つべこべ言ってないで、さっさとしろ!!!」



73 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:40:44.35 ID:VAhGoGfu0

ウソップ「はぁ〜、はぁ〜、うぇっ、やっとまいたか〜」ゼェゼェ

疲労困憊

ウソップ「ふぅ〜〜〜、へっ、このウソップ様に捕まえようなんて、百億年早いわ!」

勝利の祝杯



ウソップ「ワっハッハッハッハっハッハッハh<ドッガラッシャーーーン!!>ッははは………」

絹旗「何が、百億年ですか?」ニヤリ



ウソップ「………………さ、さぁ?な、何のことでしょう?」ガクガク

もう、一杯一杯………

絹旗「超、つ〜かま〜えた〜」

逃走、…………失敗
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/13(月) 03:41:10.05 ID:NL5AW2sCo
>>57

ここまでいちゃらぶステインは初めてみたかもww確かにこれはうざい…けど面白かった
75 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:41:37.13 ID:VAhGoGfu0
ところ変わって、とある公園


サンジ「ありゃ?やべぇな、マッチ切らしちまった。タバコ吸えねぇじゃねぇか、クソ」

公園での、喫煙は禁止

ステイル「…………遅い!遅すぎる!!何をしてるんだ、神裂は!!!
     …………駄目だ、落ち着こう。何時ものことだ、落ち着いてタバコを吸おう」

公園での、喫煙は禁止!

サンジ「弱ったなぁ、どうしたもんか。
    …………ん?あいつタバコ吸ってんじゃないか?火、借りるか」

公園での、喫煙は禁止!!

ステイル「…………ふぅ〜〜、やっぱりニコチンとタールがない世界は地獄だな」

公園での、喫煙は禁止!!!

サンジ「その気持ちクソわかるぜ。…………悪いんだが、火、貸してくれねぇか?」

公園での、喫煙は禁止!!!!

ステイル「そうか、君も喫煙者か。いいよ、いくらでも貸してあげよう」シュボ

公園での、喫煙は禁止!!!!!

サンジ「サンキュー♪……………ぷはぁ〜〜、いやぁ〜クソうめぇ!」

公園での、喫煙は禁止!!!!!!

ステイル「いける口だね、結構吸い始めて長いのかい?」

公園での、喫煙は禁止!!!!!!!

サンジ「あぁ、ガキの頃からだ」

ステイル「そうか、僕もだよ」

未成年の、喫煙は禁止!!!!!!!

76 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:42:35.67 ID:VAhGoGfu0

サンジ「ところで、何してんだ」

ステイル「人を待ってる」

サンジ「そいつは、レディかい?」

ステイル「あぁ、そうだね」

サンジ「ほぉ〜〜、そいつはクソ羨ましいね」

ステイル「そっちは?」

サンジ「こっちは、麗しのレディ達、その他のクソ野郎と逸れちまってね」

ステイル「それは災難だね」

サンジ「ま、これも愛の試練さ」

ステイル「試練………、ね」

サンジ「愛する人のためなら、例え火の中水の中、神にだって蹴り入れてやるよ」

ステイル「……………例え、その人がこちらに振り向いてくれなくても?」

サンジ「………………ふん、当然」

ステイル「……………確かに、当然だ」

泣きそうなのは、煙が目に染みたから…………
77 :ルフィ「はらぁ、へった」 上条「………えっ?」 [sage]:2011/06/13(月) 03:45:42.32 ID:VAhGoGfu0
すいません
予想以上に、レス使いました。

単純に、好きな作品同士を混ぜただけです。
もっと書き溜めてから、スレ立ても考えます。

ありがとございま
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 03:46:41.06 ID:z/J+IA/Yo
>>57
GJ!
さて、続きをスレ立ててだね…
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/13(月) 03:48:28.54 ID:oPDKkJwLo
>>77
スレ立て考える前に>>3をしっかり読んで来い
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 03:59:53.31 ID:nRAklpOb0
>>43
テッラ主役で死なないエンドを!!

>>57
ここまで熱烈なステインを見たことがあるだろうか、いやない
GJ!!
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/13(月) 04:02:04.63 ID:Hd18t/WPo
Stijl
82 :リドヴィア「あなたは何者なので?」テッラ「ただのローマ正教徒ですねー」 [sage]:2011/06/13(月) 06:45:34.31 ID:TRg/tUyAO
小ネタ思い付いたので1レス貰います

―――――――――――――――――――

テッラ「今日も張り切って光の処刑の調整しますかねー」

テッラ「おや?異教徒共がいませんねー。どこに逃げたのでしょう」

リドヴィア「彼らは改宗しましたので。家に帰しましたが」

テッラ「……また貴女ですかリドヴィアさん。相変わらず熱心ですねー」

リドヴィア「テッラさんの様な敬虔な信徒にお誉め戴けるのは光栄ですが、それが宣教師の役目ですので」

テッラ「ならこの辺りの少ない異教徒より海外でより多く教えを広めて欲しいものですねー。私の仕事がなくなってしまいますね」

リドヴィア「もちろん。その準備の片手間にやってるだけですので。
テッラさんの近くにはその数少ない方々が集まるようですので楽なものですが」

テッラ「おや、大規模な計画があるのですか?それは素晴らしいですねー。
神の国に行く人間が多い事は幸いです。その困難が成功する事を祈っていますよ」

リドヴィア「……感謝いたします」

テッラ「では、もうここに居ても仕方ありませんし、新たな迷える仔羊捜しに失礼しますね」

リドヴィア「……ではまた」




テッラ「まったく彼女も酔狂ですねー。サルを人間しようとするなんて。
しかし仮にも信徒で実験する訳にもいきませんし、おかげで光の処刑完成がまた先になってしまいましたねー」




リドヴィア「やはり一筋縄ではいきそうにないので。近郊での行方不明事件に関わってるのは間違いないはずですが。
彼に関する情報がなかなか集まらないのも気になりますが、今は学園都市に集中しなければなりませんので。

しかし!!必ずやこの困難を成功させますので!!学園都市攻略の後の為に情報収集だけはさせておきましょう!!

全ての障害は乗り越えてこそ価値がありますのでええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

終わり
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/13(月) 12:26:45.46 ID:iEmlBewAO
終わったようなので2レス

学園都市とイギリス清教は今、一触即発の状態だった
しかし現在のバランスを崩す事を好まない両陣営はとある勝負で決着をつける事にした
その勝負に挑むのは学園都市最強の超能力者一方通行、そしてイギリス清教必要悪の教会最強の聖人神裂火織であった

一方「でェ?何で勝負するんだァ?」

神裂「やはり戦闘でしょうか?」

土御門「二人共、携帯は持っているな?勝負の内容は自分の携帯に友達を多く登録している方の勝ちだ」

一方「なん…」神裂「だと…」

土御門「言っておくが家族や保護対象、仲間や同僚はノーカウントだぜい」

一方「ギクッ」神裂「ギクッ」

土御門「さあバトル開始ぜよ!」

一方(ヤベェ俺友達いねェ、こんな事で負けるのかよ俺は!?)

神裂(友達なんてあの子しか、でも私が一方的にそう思ってるだけなんじゃ!?)

土御門「あれあれ〜?どうしたのかにゃーお二人さん?」ニヤニヤ

一方(土御門ォォォ!!)神裂(このド素人がぁぁぁ!!)

一方「なァ…拳と拳を交えたら友情って芽生えるよなァ?」

神裂「そうですね、強敵と書いてともと読みますし」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/13(月) 12:33:33.86 ID:iEmlBewAO
一方「…」カチッ 神裂「…」スチャッ

土御門「あれ、なんでチョーカーのスイッチ入れたり刀抜く体勢なんだぜい?」

一方「レッツ…」神裂「パーリィー!!」

土御門「にゃー!?俺を巻き込んでバトルはやめろぉぉぉ!!」

一方「オラオラオラオラァ!!」神裂「無駄無駄無駄無駄ぁ!!」

土御門「アレイスター!ローラ!ニヤニヤしがら観てるのはわかってるんだ早く止め…」

プツッ

アレイスター「モニターが壊れてしまったな」

ローラ「まあよきなりけたるよ」


この日、一方通行と神裂火織に友達が出来ました、まる


土御門「助けてカミや〜ん!!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/13(月) 12:34:57.11 ID:iEmlBewAO
以上です

友情は美しいですね
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/13(月) 16:53:05.75 ID:/gvEXE4J0
>>82
テッラさんにお似合いの相手誰かなーって考えた事あったけど
ありかも

>>83
仲間や同僚ノーカンはさすがにひでぇ

二人とも乙
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/13(月) 18:46:54.54 ID:3Q42zbMzo
>>83
仲間や同僚は普通友達に含まれるだろww
というか、仲間や同僚以外の友達って
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 19:08:42.40 ID:d+tbgqsh0
>>82
二人とも超敬虔な十字教徒だけど、思想は真逆なんだよなー

>>83
組織に属してる人間だったら、仲間や同僚以外の友達探すほうが難しいだろwww
89 :救われぬ子羊に、救いの手を :2011/06/13(月) 19:52:04.45 ID:F3E+kBYp0
3レスもらいます。
どっかから受信した建イン再構成
                     ☆


 「ん……ふあぁあぁ……朝なのよな?」


 クワガタのように光る、不自然なほど黒い髪の男は、
 寝ている途中で投げ出したのであろう、自分のお気に入りの布団を持ち上げながら呟いた。

 男&8213;&8213;建宮斎字が寝ていたのは、今日では珍しく、畳の床。
 その他にも“和風”ではなく“和式”で統一された家具たちが、
 彼の起床を暖かく……迎えなかった。


 「……駄目だ、眠い。もう少し……あと五分くらいなら寝られるはずよな」


 そう言って、いつも通りの二度寝に入ろうとするダメ人間建宮。
 同僚達によって壁に張り付けられた『毎朝五時起きなのよな!』の宣言を書いた習字も、
 いつも通り、その存在感を薄れさせている。

 そんな、いつも通りの朝。
 ただ、そんな中にも、いつもと違うこと、非日常が一つだけあった。

 その場所は庭、正確にはそこにある物干し竿。


 「……布団、じゃないよの?」


 職業柄、違和感の発見に優れた建宮。
 寝ぼけてはいても、彼の目は真っ直ぐに、その『非日常』を捕らえた。
90 :救われぬ子羊に、救いの手を :2011/06/13(月) 19:52:38.04 ID:F3E+kBYp0
 「オゥーー」


 それは、人の形をしていた。


 「お、なか」


 それは真っ白で、ところどころに金の刺繍をほどこされた、ある特別な衣服を着ていた。


 「おなかへった」

 「……ハイ?」


 それは、一人の少女だった。

 とある特殊な能力を身に宿し、とある絶大な『力』の『保管庫』である、
 とある特別な女の子。

 これが、最初の出会いだった。

 『天草式十字凄教』という小さな組織を束ねる、一介の『魔術師』である建宮と、
 『イギリス清教』という世界有数の組織の『禁書目録』を司る少女の、
 あってはならなかった出会い。

 これは、始まってはいけなかった物語、その序章。



 「取り合えず、その子を渡してもらえないかな?」

 「オウオウ、それは出来ない相談なのよな、炎の魔術師さん。
  お前さんみたいなやつに、インデックスを預けられるわけないのよ」

 『教皇級』の魔術を操る、『天才』の魔術師。

 「……建宮、斎字?」

 「女教皇様(プリエステス)!何故ここに!?」

 世界で二十人といない『聖人』にして、かつての『上司』。
91 :救われぬ子羊に、救いの手を :2011/06/13(月) 19:53:30.89 ID:F3E+kBYp0
 「神裂、火織……何故、こんなことを……!?」

 「……分かりました。負けた私に選択権はない。全てを、話しましょう」

 そして激闘の末、明らかになる『真実』。

 「建宮さん!これ、見てください!」

 「!?これが本当なら、インデックスは!」

 そして見えてくる、最後の『希望』。

 「警告、『首輪』の損傷を&8213;&8213;」

 「……ハッ、ラスボス登場ってか。まったく食費といい、本当に手に負えんやつよの!」

 最後の敵は、守ろうとした『少女』の『頭脳』。

 「行くぞお前ら!今こそ救いの時よな!我らの教えは?」

 「「「救われぬ者に、救いの手を!」」」

 建宮斎字と救われぬ者が交差するとき、物語は始まる!
92 :救われぬ子羊に、救いの手を :2011/06/13(月) 19:54:22.50 ID:F3E+kBYp0
終わり。
再構成がやってみたくなっただけです。
建宮さんがカッコいいのって、とあるミサカ位しかないな、と思いまして
93 :救われぬ子羊に、救いの手を :2011/06/13(月) 20:10:08.37 ID:F3E+kBYp0
またコードミスったorz

損傷を――

です
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/13(月) 20:18:23.22 ID:9eXTrtudo
建宮さんとか俺得とかいいとこなのよな
べ、べつにスレを立ててもいいのよ?(チラッチラッ
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2011/06/13(月) 20:29:53.48 ID:ge0SSPTa0
乙!!カッコいい建宮は俺得

最近は原作一巻の再構成が増えてきたような

なんだかんだインさんはヒロインしてるよな
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/06/13(月) 20:49:40.18 ID:asmQLiuAO
乙、やっぱり建宮さんはかっこいいのよな!

で、スレ立てはまだですか?
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/13(月) 20:51:25.24 ID:3WQKeGZo0
乙!神裂との再会がこんなカタチか

レベル5勢と主人公ズはもう埋まったよな一巻再構成
あれ?削板はまだだろか。あるなら教えて
最近は脇役ズ再構成も増えてきてうれしい

結構天草式と相性いいよなイン

98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/13(月) 21:10:03.37 ID:dzb9oKEQo
そろそろ空間目録を、誰か……
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/13(月) 21:16:40.21 ID:iEmlBewAO
>>83-84の後日談浮かんだので1レス


一方「友達って何すンだろなァ?」

神裂「食事とか?」

一方「そりゃ友達じゃなくてもやってンだろ」

神裂「あの子は食事が多かったので」

一方「…まァお互いガキの頃から腫れ物扱いだしなァ」

神裂「妙に神格化されてましたしね」

一方「俺の周り利用か畏怖…そして保護しかなかったなァ」

神裂「上司と部下とかその…微妙な距離がありまして」

一方・神裂『対等に接するってよくわからない』「なァ」「ですね」

一方(拳と拳を交えたらダチって事は三下もかァ?)

神裂(強敵と書いてともと呼ぶなら上条当麻も友達に入るのでしょうか?)

一方(…でも俺みてェな悪党とヒーローが友達ってどうなンだ?)

神裂(上条当麻と友達…しかしそうなると何かに負ける気がします、私は別の関係を望んでいるのでしょうか?)

一方「悪ィが俺は用事が出来た、友達が増えるかどうか確かめたい事がある」

神裂「奇遇ですね、私も友達いやそれ以上を望めるかもしれません」

一方「…またな」

神裂「…また会いましょう」


一時間後、二人は上条当麻と拳を交えているのだがそれはまた別の話である
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/13(月) 21:19:05.44 ID:iEmlBewAO
以上です
ネタを少し補完してみたり

そして建宮禁書乙
一巻の時点で聖人崩しとか胸熱だな

ありそうでない殲滅禁書とか誰か書かないかなーチラッ
101 :しょーちゃん ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/13(月) 21:54:26.77 ID:RE2eeTODO
なんか自分でもよくわからんネタが出来たので投下します。

完全キャラ崩壊。

というかあの社長。

タイトルは

ジャパネットあまい

2レス貰います。
102 :ジャパネットあまい 1/2 ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/13(月) 21:56:21.89 ID:RE2eeTODO

ジャーパネットジャーパネットー♪

夢のジャパネットあまい〜♪

天井「はい! SS速報を御覧の皆様こんにちはー!」

天井「本日はこちらのスレッドからジャパネットあまいをお送りしまーす!」


天井「では早速本日ご紹介する商品を御覧になって貰いますよー? 宜しいですか皆さん!?」


天井「このスレッドを見ていらっしゃる皆様はも ち ろ ん とある魔術の禁書目録、それに外伝のとある科学の超電磁砲! お好きですよねー!」

天井「この二つを御覧になった方ならきっと思ったたはずです!」

天井「原価こんなに安いなら欲しい……!」


天井「そんな風に思われましたよねー!」







天井「そ う で す!本日ご紹介する商品はこちら!」


ミサカ「………っ!」ビクゥ!

天井「学園都市第三位、超電磁砲の軍用クローン[妹達(シスターズ)]です!」
103 :ジャパネットあまい 2/2 ◆QsM9ueLMyk :2011/06/13(月) 21:58:09.06 ID:RE2eeTODO

天井「こちらの商品をなんと! 常盤台中学校の冬服・夏服、専用ゴーグル、さ ら に ! メタルイーターとトイソルジャーを付けまして…」


天井「1000万!」


天井「1000万でのご奉仕!」



ミサカ「……」ビクビク…




天井「さらにさらにな ん と !」




天井「本日ご注文されたお客様にのみ!」




ミサカ2「……っ!?」ビクンッ!

天井「お値段据え置きでもう一体ついて来るんですよぉー!?」

ミサカ「……」ビクビク

ミサカ「……」ガタガタ

天井「はい!こちらの妹達2体、フル装備セット、1000万!い っ せ ん ま ん でのご奉仕!」

天井「ご注文はスレッドのレスにて受け付けております!」

天井「なお、数に限りがございますので(限定一万セット)お早めにご注文をお願いします!」

天井「それでは、ジャパネットあまい本日は終了となります。皆様どうぞご贔屓宜しくお願いしまーす!」

ミサカ「……助け…」ガタガタ

ミサカ「…あぅ…」ブルブル




ジャーパネット♪ジャーパネットー♪

夢のジャパネットあまいー♪

天井「シーユー♪」ノシ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/13(月) 21:58:47.63 ID:Ur1A+gB40
螟ゥ莠輔&繧努
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/13(月) 22:00:08.09 ID:Ur1A+gB40
買うわ
106 :しょーちゃん ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/13(月) 22:01:34.79 ID:RE2eeTODO
さげ忘れすまん。

一発ネタになるがこれはマジでよく分からんネタだな…。

だが後悔はしていない。
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/06/13(月) 22:10:15.98 ID:5mPIjKKl0
ちょっくら闇金に金借りてくるわ
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/06/13(月) 22:25:11.98 ID:asmQLiuAO
さて、貯金全額引き下ろし&金を借りに行かねば…
109 :上条「魔物の本が…」 :2011/06/13(月) 22:28:24.36 ID:Ur1A+gB40
2レス頂きますよー

それでは投下します
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 22:31:05.43 ID:nWFAT2En0
買いだよ買い
バカとそげぶのほうも応援してます
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/06/13(月) 22:32:33.24 ID:+8kkrAk1o
ちょっとATM襲っtうわなにするやめろくぁwwせdrftgyふじこlp;@:「
112 :上条「魔物の本が…」 :2011/06/13(月) 22:41:23.54 ID:Ur1A+gB40
上条「ベランダに引っかかってました」

インデックス「これは……原典かも…」

上条「ガッシュのアレは原典だったんですねそうですか」

インデックス「私の103000冊にも入ってるかも」

上条「雷句誠さんマジ怖え」

インデックス「取り敢えず危険なので処分かも」

上条「それはひどいよねさすがに。普通はココから壮大な物語が始まったりするんじゃねーのか」

インデックス「そんな暇があったらさっさと新約2巻を発売してほしいかも」

上条「かまちーに言え」
113 :上条「魔物の本が…」 2 :2011/06/13(月) 22:49:06.84 ID:Ur1A+gB40
インデックス「取り敢えずとうまが呪文を唱えるといいかも」

上条「いや、右手的には厳しいんですけど…」

インデックス「細けえこたぁいいんだよ、かも」

上条「流石だなこの適当さ」

インデックス「それじゃあ唱えてみるといいかも」

上条「いいぜ、やってやろうじゃねえか!!『ザケル』!!」

インデックス「」ビリビリ

上条「いまお前は御坂からビリビキャラを奪い取った!」

インデックス「これからの私たちの活躍に乞うご期待!!かも!」

上条「魔界の王になって、毎日豪華な食事会だ!!」

おしまい

この後上条さんがうっかり右手で魔物の本を触ってしまうのは別の話です。




インデックス「実はガッシュもイギリスから来たんだよ!!」
御坂「」

114 :>>293の方 [sage]:2011/06/13(月) 22:52:19.19 ID:ODwXw3xAO
>>97
>>9に上げたスレ内にて削板禁書製作中と宣伝している人が二人いる。



……はい、その内の一人です。書き溜めが進まないんですorz
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/13(月) 23:09:33.65 ID:ODwXw3xAO
ぬあ、投下中だったorz

ガッシュとか懐かしいなぁ……
一方&ブラゴとか青ピ&キャンチョメとかビアージオ&ビクトリームとかがイメージ出来たwww
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/13(月) 23:13:39.77 ID:uK085Vxwo
>>115
最後は中の人ネタじゃねーかwww
117 :インデックス「ベランダに男の子…?」1 [saga sage]:2011/06/14(火) 01:30:50.78 ID:F2v8uIcLo
2レス程頂きます。
ふと思いついたryの方でも上げた
インデックスと上条、魔術と科学の立場をチェンジした再構成。


プロローグ「幻想目録−未定のおしながき」

一月二十日から二月二十八日生まれの水瓶座のアナタは恋も仕事もお金も最強運!
まったくありえない事にどう転がってもイイ事しか起こらないので宝クジでも買ってみろ!
あんまりモテモテちゃうからって三股四股に挑戦、なんてのはダメダメなんだぞ♪

「……いや、こんなモンだって分かってるんだよ、分かってるんだけどね」

七月二十日、夏休み初日。
空調、冷房の魔方陣が壊れてうだるような熱気が支配する『魔術学園都市』の学生寮の一室で少女は絶句した。
棚に買い溜めていた食料の量を考えると、今から全力で食事をしないと腐ってしまう
しかしこの暑さの中、料理をする気にもなれないし、なによりお腹が空いていない
さらに言うと担任から補修の連絡まできた。

簡易な占星術しかしていないテレビの星占いなんてこんなものだと思うけど、
ここまで来るともはや笑いも起こらないんだよ。

だけど、いつまでもウダウダしていられない

「いい天気だし、布団でも干しておくんだよ」

こんな時、魔法が使えたら便利なんだけど、とかそんな事をぼやきながら『レベル0』の少女はベランダへ向かう

すると

「?」

すでに布団は干してあった……いや、正確には

「……男の子?」

そう、干されていたのは白衣を着た少年だった。
118 :インデックス「ベランダに男の子…?」2 [saga]:2011/06/14(火) 01:33:49.06 ID:F2v8uIcLo
「え!?病院から抜け出してきた……とか?」

白い入院服を着た、十か十一に見える子供。
ウニのようなツンツンの黒い髪が対照的に栄える。

「ここじゃあ、逆に珍しいんだよ」

自らの銀髪を揺らしながらそう呟く。

ピクン、と男の子の幼く綺麗な指先が動く。
だらりと下がった首が、ゆらりと上がる。

(うわっうわっ……ッ!)

男の子は幼いながら、凛々しく
俗に言えば、イケメンだった。

「は、――――――」

「はらへった」

少々、唖然ろした後
少女、食料が置かれている棚へと目をやる。

「……ちょっと待てる?」

「うん」

これが、禁書目録と呼ばれる少女と
少年、上条当麻の最初の会話だった。



投下終了です。

魔術学園都市に通うレベル0、インデックス。
彼女はある日、自宅のベランダにぶら下がっていた少年、上条当麻を保護する。

彼は空想上の力、超能力すら打ち消す『幻想殺し』の持ち主だった。

魔術の使えない落ちこぼれ、インデックスがその身に宿す『禁書目録』で超能力者、様々な敵に立ち向かう!


ステイル「悪いけど、僕の『炎罪断罪(フレイムクレーム)』は超能力さ…魔術なんていうオカルトな物じゃない」

神裂「できれば能力名は名乗りたくなかったのですが…私の『七天八鬼(スタイリッシュスラッシュ)』は殺しが過ぎますので」

御坂「短髪って言うな!私には御坂美琴とElectricTrick335っていう二つの立派な名前があるんだから!」


みたいな
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/14(火) 01:57:16.91 ID:KqWOw7dno

スレ立てマダー
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 03:39:14.89 ID:s7+32dCIO

小ネタスレでも特に気になってたわ
スレ立て期待
121 :アクセラプロデュース 1/3 [sage]:2011/06/14(火) 03:59:22.29 ID:b28GSSpEo
3レス程頂きます。
現行が行き詰って何か書きました。


ナレーション(黒子)「春のアクPの大乱!若手能力者下剋上をプロデュースですの!
             暗部卒業でゆるみきったアクP軍団を打倒すべく強力な若手能力者が大集結!
             想像を超えた能力がアクセラレータのツボを猛攻撃しますの!
             春、すなわち生命の息吹と共にレギュラー陣総入れ替えされてしまうのでしょうか?!
             乞うご期待ですの!」

一方通行「今晩はァアクセラプロデュースでェす」

一方通行「えェー、春と言う事でェ、衣替えの季節ではあると思いますがァ……
      にもかかわらずうちのメンバーは相も変わらず冴えないメンツですゥ。
      せめてフレッシュな感じで出てきてもらおォかねェ!!」ドウゾ!!

上条・浜面・垣根・御坂・むぎのん「「「わあああ!」」」フレッシュ!」パチパチ

一方通行「たくテメェら暗部から解放されたからって……
       ちょーっと気ィ抜きすぎなんじゃねェのかアァ!!?」自転パンチ

浜面「ブフッ」グシャァ

一方通行「オマエは駄目だァ!!!」

浜面「え、ちょ、なんで……?」ガクッ

一方通行「オマエラって奴はよォ、初々しさがたらねェンだよォォ!!!
      大体誰だフレッシュって言ったのはよォ!!そこの行き遅れかァ!!?
      ぜんっぜん新鮮じゃねェし!!」

垣根「ロリコンに言われたくねぇよ」
上条「そうだぜ、ロリコンのお前からしたら俺らはちょっと歳行きすぎなんだろうな」
御坂「打ち止めに変なことしてないでしょうね」
麦野「だぁれが行き遅れだぁああぁ!!!?」

一方通行「うるせェンだよオマエラはァァ!!!」自転チョップ

浜面「」グシャァ

一方通行「そンなゆるみきったオマエラに下剋上してェって奴らが現れたンだがよォ……
       それじゃあ、一組目はこいつらでェす、どォぞ!」
122 :アクセラプロデュース 2/3 [sage]:2011/06/14(火) 04:00:10.26 ID:b28GSSpEo
数多・テレス「どーもー、木原一族でーす。それでは、ショートコントしまーす。『個性』、よろしくお願いします」

テレス「私って、ラスボス的感じだったけど、チョイ役だったじゃない?」
数多「そりゃ俺も似たようなもんだろ」
テレス「そうね、互いに顔芸を得意としてるところもね」
数多「つまり何が言いてぇんだ」
テレス「敵キャラ・木原・ラスボス・顔芸・科学者etc……キャラかぶりすぎて個性を感じられないなのよ!!」
数多「つまりキャラ変えろってことか」
テレス「その通りよ」



数多「ウヒッ、それじゃあ実験をウヒヒッさせてフヒッもらおうかねぇッッヒヒヒイイ!!テレス君ッフ、準備はイイかねッヘヘイ!!」
テレス「キモっ!勢いだけの一発ギャグ!?」
数多・テレス「どーもー、ありがとうございましたー」

一方通行「えー、と言う事でね、今日のアシスタントを紹介し忘れてたンでェ、紹介しますゥ
      こちらでェす、どォぞ!!」
白井「ナレーション兼アシスタント役の白井黒子ですの。
   お姉さまとはいえ、この真剣勝負に水を差すわけにはいきませんので、全力でジャッジメントですの!!」ビシィ
御坂「あんたジャッジメントですの言いたかっただけでしょ!?」
白井「そんなはずありませんわ!公正な審判をするという誓いをこの場でしたまで!」
浜面「」チーン

数多・テレス「こっち見ろよ!!」ガビーン

一方通行「いやァ……あンたらマジ何やってンのって感じだしィ……」

数多・テレス「仕事が……仕事がないんです……」

上条「食うもん無くても尊厳があれば耐えられる。
   尊厳が無くても食うもんあれば生きられる。
   ……相当、辛い生活を送ってきたんだな……」ウンウン

浜面「」シーン

数多・テレス「はい……その通りです……」ブワッ

御坂「なんか悪いことした気がするわ……」

一方通行「つゥかオマエラ下剋上する側だからな!?上条の言葉にほだされてンじゃねェよ!!」

数多「分かってくれる人が居てうれしかったんだよ!!
   お前が打ち止めとにゃんにゃんしてる間酷かったんだからなァ!!」グスグス

垣根「お前俺が冷蔵庫の間にロリコン炸裂してたのかよ……」ウワァ

一方通行「うるせえうるせえ!!それじゃあ次の奴どうぞ!!」

浜面「」シーン
123 :アクセラプロデュース 3/3 [sage]:2011/06/14(火) 04:01:04.00 ID:b28GSSpEo
絹旗「どーも、チームレベル4でーす」滝壺「……」ペコリ

絹旗「それではショートコントさせていただきます。『映画』」
絹旗「いやー、今日の映画はあたりでしたねー」
滝壺「……」モサモサ
絹旗「それはあたりめやないかーい!それより、面白かったですよね?」
滝壺「……」アタリメペッペッ
絹旗「つまらなかったってことですか?!」
滝壺「……南南東から信号が来ている……」
絹旗「何の話ですか!?」

絹旗「どーも、ありがとうございましたー」滝壺「……」ペコリ

俺「可愛い……」

麦野「……あんた達何してるの?」
絹旗「いや、いざ超暗部から解放されたのは超良いんですけど、やることが超ないんです」
滝壺「はまづらが仕事しないから……」

一方通行「やっぱオマエは駄目だ!!!」ゲシゲシ

浜面「」チーン

滝壺「はまづらをいじめないで」

一方通行「あ、あァ……すまねェ……だが、殴らずにはいられなかったンだ……許してくれ」

滝壺「大丈夫だよ、はまづら。私はそんな甲斐性無しのはまづらを応援してる」
絹旗「超情けない男ですね、彼女からこんなに優しくされてるのに一言も答えないなんて」
麦野「このクソ野郎は一回殺された方がいいわね、だから殺されなさい」

浜面「」

上条「流石の俺も不憫に思えてきた」
垣根「フルボッコなの見て見ぬふりしてたけど、流石にかわいそうだな」
数多「幾多の屈辱を味わってきた俺ですら同情しちまったあ……」

一方通行「さァてアホどもは放っておいて、最後登場してもらおうか、どォぞ!」
124 :アクセラプロデュース 4/3 [sage]:2011/06/14(火) 04:01:34.19 ID:b28GSSpEo
ごめン見積もり誤った


打ち止め「どーもー打ち止めでーす、ってミサカはミサカは考えてきたネタを披露してみる!」

打ち止め「『もしも、一方通行がロリコンなら』」

「「「いや、もしじゃなくて事実じゃん!」」」

打ち止め「あ、そうだった!てへっ!ってミサカはミサカは皆を利用したボケを披露してみたり!」

一方通行「打ち止めァァァ!!オマエマジでセンスあるぜェ!!天才能力者レベル6の誕生だなァ!!!」

打ち止め「えへへ……」

「「「やっぱロリコンだ……(やっぱロリコンだ……)」」」

一方通行「うるせェぞォ……さァて、互いにリーダー同士、決意を表明してもらおォか!」

白井「それでは、アクP軍団を代表して、類人猿にお願いしていただきますの」

上条「そうだなー。えー、あー……」ソワソワ

「「……」」シーン

上条「あー。いいぜ、てめーら……(思いつかねえ……!)」ギリッ

「「……」」シーン

上条「ッ……!!まずはぶっころす!!」クワッ

垣根「言うに事欠いてそれかよ!!」
麦野「名言が迷言になった瞬間ね」
御坂「むしろ男らしくてかっこい…何でもないんだから!!」
浜面「」

一方通行「しっかりしろよなァ……ヒーローだろォが……」

上条「仕方ねーだろ!いきなり振られてもこっちはプロじゃねーんですよ!!?」

一方通行「チッ、まァいい……続いて若手チームから……打ち止めァ!」

打ち止め「はーい!ベテランチームに勝てるようがんばりまーす!ってミサカはミサカは決意表明してみたり!」
一方通行「10ポインッ!!」

「「はぁ!?ふざけんなロリコン!!」」

一方通行「……オマエラ、マイナス10ポイント」

「「ふざけんな!!」」

テレス「ははは、イイざまね、打ち止めが居たらこの勝負余裕で勝てるんじゃないかしら」
数多「あいつがロリコンってことを利用するのか」
絹旗「いいでしょう、こちとら暗部のはしくれだったんです。勝つためには手段は選びません」
滝壺「起きて、はまづら」
浜面「ううーん……ハッ!お、俺は……」

麦野「やっと起きやがったな……ちんたらしやがって、ホラこっち来い」
絹旗「さっさと何処でも行っちゃってください。浜面は超敵なんですから。あ、麦野も敵ですけど、麦野は特別です」
滝壺「大丈夫じゃない。そんな私の敵なはまづらは応援できない。ごめんね」

浜面「」

一方通行「さァてと、浜面が起きたところでアクP軍団vs若手能力者対決第一回戦は、これだァ!!」
125 :アクセラプロデュース 4/3 [sage]:2011/06/14(火) 04:03:16.33 ID:b28GSSpEo
と言う訳で終わりです。
現行で書いてる作品が終わったら安価形式でスレ立てようかなとか思ってます。
どういうネタで勝負するのかとかそういうのの安価で。

でも誰得なので立てるかは現行終わり次第考えます。
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 04:19:09.00 ID:ORuc/UeDO
浜面に何の恨みがあるんだ…
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/14(火) 04:52:52.91 ID:bf8YzmB80
浜面はツッコミ、(肉体攻撃的に)突っ込まれ役に適してるからなぁ
助けてくれスレの浜面のキャラの安定は異常
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 05:33:26.33 ID:OKSh6nBu0
浜面ほどかまちーに愛されてるキャラはいないぜい
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/14(火) 06:34:53.30 ID:69n+8S5AO
浜面vs■■の下克上金網デスマッチ一本勝負と聞いて
130 :上条「学園都市? なんで俺がそんなところに?」 [sage saga]:2011/06/14(火) 11:31:23.71 ID:seVzIShZ0
2レスもらいますね
『もし上条さんが「必要悪の教会」の一員だったら』
上条と土御門がだらだら話してるだけ
禁書二次創作自体初めてだから口調とか文体とか間違ってても無視してほしい
―――――――――――――――――

 イギリス首都・ロンドン。
 時刻は午後六時過ぎ。
 霧雨にけぶる街、その片隅に建つ、とある小さな教会に、場違いな日本語が響いた。

「学園都市? なんで俺がそんなところに?」

 声の主は、ツンツンと立った髪以外、特に取り立てて特徴のない少年だった。
 特徴を上げるとすれば、日本人でありながら、ロンドンの空気にしっくりとなじんでいるところだろうか。
 少年の名前は上条当麻。
 幼い頃、とある事件がきっかけで親元を離れ、以後十年近い間ロンドンのこの教会で生活を送っている。
 彼は、数少ない日本人のイギリス清教徒であり――『必要悪の教会』の一員だ。
 しかし彼は魔術を扱うことはできない。それどころか、魔術的知識をほとんど持っていない。
 一応持っているには持っているが、インターネットで調べれば誰でも得ることができるレベルだ。そこいらに転がっているオカルトマニアに負ける程度の知識しかない。
 それでも彼は、『必要悪の教会』の一員で、切り札の一つだった。
 幻想殺し――その右手で触れたものは、魔術だろうが霊装だろうがなんだろうが、『異能の力』であればなんでも消滅させる力。
 そんな上条に、超能力開発をカリキュラムとして組み込む学園都市にある、とある高校に入学しろという命令が下された。
 そんな上からの命令を引っ提げて、数カ月ぶりに姿を現した幼馴染――土御門元春はやれやれと言いたげに首を振った。
「そんなところとはひどい言い草だにゃー。『そんなところ』にオレは三年も暮らして、能力開発まで受けてるんだぜい?」
「無能力者だけどな」
「開発に関しては、中学生ともなったらジジィ扱いだからにゃー……」
 しょんぼりと肩を落とした土御門を無視して、上条は質問を続ける。
「あそこの能力開発って中学生までなんだろ? 高校からいきなり入ったら目立たないか?」
「一応、高校から入学でも能力開発はされるらしい。それにオレたちが入学する高校は無能力者や低能力者ばかりの高校だから、特に目立たないだろ」
「オレたち……ってことは、お前も入学するのか」
「カミやんにとっては、もはや日本の方が外国だろ? しかも学園都市はこっちとは色々と違うんだ。サポートできる人員が近くにいた方がいいと思って、上の方にお願いしたしだいですたい」
「土御門……お前、」
 土御門の殊勝な言葉に、上条はちょっぴり感動したが、
「いざとなったら、スケープゴートも必要だしにゃー」
「最低だな!」
 とりあえず一発殴ろうとしてひょいっとかわされ、代わりにベンチを殴ってしまった。
 微妙に痛む拳をさすりながら、上条は呟く。
「でも、俺に直接命令が来るなんて珍しいな……。いつもだったら気がついたらなぜか魔術的な事件に巻き込まれて、なぜかそれが『必要悪の教会』につながってるって感じなのにさ」
 
 上条当麻は、困っている人がいれば、迷わず手を差し伸べる。
 例え、どれほどの怪我を負おうとも、それによって感謝されることがないとしても。
 そんな上条の姿勢に驚いたのは、『必要悪の教会』の方だった。こっそり始末しようとした事件に、ただのイギリス清教徒であるはずの彼が何度も何度も絡んでくる。
 魔術結社の方が、彼が『必要悪の教会』の人間だと勘違いして襲撃した事件がきっかけで、彼は『必要悪の教会』の一員となったのだ。
131 :上条「学園都市? なんで俺がそんなところに?」 [sage saga]:2011/06/14(火) 11:34:43.98 ID:seVzIShZ0
「今回は特例だな。困った人を放っておけないカミやんだからこそ選ばれたって感じだにゃー。
 カミやんなら、インデックスを見つけ出せるかもしれない……と言うのが上の考えだ」
 土御門が上条にさしだした写真には、一人の少女が映っていた。
 銀髪碧眼に、白い修道服をまとった可憐な少女だ。
「インデックス……?」
 首をかしげる上条に、土御門は簡単に説明する。
 禁書目録の少女。一〇万三〇〇〇冊もの邪本悪書を記憶する、『必要悪の教会』の切り札の一つだ、と。
「まあ、端的に言うとカミやんの真逆にいる存在ですたい。
 カミやんは魔術的知識ほぼ空っぽだからにゃー」
「空っぽ言うな。頭空っぽの方が夢詰めこめるんだぞ」
「カミやんの冗談は置いといて」
 一瞬で土御門の声音が真剣なものになる。
 身近な幼馴染から、プロの魔術師に一転して、土御門は続けた。
「このインデックスという少女は、完全記憶能力を持っていてな。
 一年に一度、記憶の消去を行わなければ、その記憶したものに脳を圧迫されて死んでしまうんだ。
 普段だったら記憶を削除した後に仲間だと説得するんだが、今年はそれに失敗したらしくて、日本中を逃げ回っている。
 で、今までの逃走ルートから考えて、どこかのタイミングで学園都市に潜入するんじゃないかって結論が出されたわけだ」
「で、俺の出番ってことか……」
 上条当麻は魔術師ではない。だから、能力開発を受けたところで特に問題はない。
 また、学園都市に対しては、『イギリス清教から仏教に改宗し直しました』という言い訳ができる。
「出発はいつだ? たしか、日本だと入学式は四月頭だよな」
「入学式なら明日だぜい」
「あーそうか明日か。明日……あした?」
「正確に言うなら今日だな。あっちとこっちじゃ時差が九時間あるから、向こうは丑三つ時くらいかにゃー」
 のんびりと土御門は告げる。丑三つ時と言えば丑の刻参りだけどカミやん知ってる?と話題を振ってきた土御門を無視して、上条は叫んだ。
「……直行便でも半日かかるんだぞ!?
 上条さんの空っぽに近い知識参照で申し訳ありませんが、イギリス清教にゃ、こっちとあっちをつなぐ便利魔術なんてないだろ!」
「ああ、それなら大丈夫だにゃー。
 丁度学園都市製の音速旅客機がロンドンに賓客を運んだ直後だから、今から空港に行けば復路に便乗できる。
 大体一時間くらいで向こうにつくから、身なりを整える時間を考えても十分余裕ってわけだ」
「なにドヤ顔きめてんだよ! 今から空港経由で学園都市直行ってどういうことでせうか!?
 上条さんのごちゃごちゃになった部屋はお掃除するのに丸三日はかかりますことよ!
 今までお世話になった人たちとの涙のお別れも許されないのか!? 40秒で支度しろってかァ!?」
「落ち着けカミやん。口調が変になってるしなんか別の人が混ざってるにゃー。
 さらに言うなら支度に40秒もさけないにゃー。ぶっちゃけこうして話してる時間すら惜しいんだにゃー。
 本当は今すぐ空港に行かなくちゃいけないんだにゃー」
「にゃーにゃーにゃーにゃーうるせぇ!! てかなんだ!?
 入学手続き完了済みとかどう少なく見積もっても一週間以上前から確定してたことだろ、なんで当の俺に話が伝わってないんだ!?」
「いやーこっちもドタバタしててな。ま、あれだ。こっちのミスだ。悪い悪い」
 どう聞いても誠意の感じられない土御門の言葉に、上条の肩ががくりと落ちる。
 数秒後、夜に片足を突っ込んだロンドンの片隅に、少年の日本語の絶叫が響いた。

「不幸だーーーー!!」


 この後、上条当麻は、合法ロリ教師と邂逅したり、
 土御門と謎の青髪ピアスとのトリオでデルタフォースと呼ばれるようになったり、
 不良に絡まれてる女の子を助けたら毎日ビリビリ追われるようになったり、
 なぜかターゲット(禁書目録)が自分の部屋のベランダに引っかかっているのを発見したり、
 ショタから2メートルくらいの大男に成長した幼馴染&実年齢と外見年齢に大きな差がある親友(聖人)と再会したり、
 禁書目録を助けるために奔走することになったりするが、それはまた別のお話である。

―――――――――――――――――
ごめんね初めてだから1レス目がめちゃくちゃ見づらい
調整したけどたぶん2レス目も見づらいと思う
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/14(火) 12:21:02.45 ID:69n+8S5AO
乙!

さあ、書き貯めたらスレ立てだ魔術師!
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) :2011/06/14(火) 16:28:26.83 ID:J9n0z4Di0
ふむ
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 16:42:58.48 ID:jdk0HaDj0
以前、打ち止めと番外個体に小説を書かせてみた者ですが

ついでなので一方さんにも書かせてみよう、と思ったまでは良かったんだけどな的2レスください
135 :その間わずか0.5秒 [sage]:2011/06/14(火) 16:44:01.75 ID:jdk0HaDj0
もしこの世に神なんてクソッタレが居るってンなら、そいつは幻想なんて持たねェンだろうな。


小説、映画などのフィクションを楽しむことの出来る生物はヒトのみである、という考えがある。
用意された登場人物や設定をその場限りのものと割り切り、時には現実ではありえない展開にさえ感情移入する。
これには通常の五感を用いた処理に収まらない高度な脳活動が必要であり、それほどの進化を遂げているのは
現状ヒトだけであるという事実認識を持つことで自然とその結論に至るだろう。


他方このような考え方も出来る。我々がともすれば荒唐無稽な作り話にさえ興じることが出来るのは現実に対する
認識が確固としていないからではないか? というものだ。
例えばの話、豆電球を導線で電池に繋ぐと光る原理を完全に理解して他人に説明することの出来る人類はいまだ嘗て
一人も誕生していないのだ。何を馬鹿なと思われる方も居るかも知れないが、これは動かしがたい事実である。
そうした隙を衝かれヒトはフィクションに入り込むのだ。

また、ここでいうフィクションという言葉の範囲は決して

深い深い森の奥には妖怪が住む里がある
未踏の深海には高度に栄えた海底人の国がある
光の速度で生み出された莫大なエネルギーを使えば過去に戻ることが出来る

等の規模の大きな設定に留まらない。TVでお馴染みの歌手が今夜のドラマの中では天才外科医を演じるとして
違和感なく楽しむ事が出来るとすれば、それは本当にその歌手が天才外科医である可能性を完全に捨て切れない
からこそ、なのである。理解が追いつかない諸兄に対してはこのように言い換えるべきかもしれない。
その歌手を一般人よりも良く知るであろう彼の身内が、どれだけそのドラマに感情移入できるだろうか? 

ヒトがフィクションを楽しめるのは完全には程遠い未成熟な存在だから、と纏めておこう。


ではヒトの精神活動が今よりもはるかに高度になるとフィクションは滅びるのだろうか? と言えばこれはおそらく
そうなのだろう。
その世界における小説などは、現在の我々が壁画や石版に見るような古代人の思想を推し量る単なる資料にすぎまい。
他人の意思や過去現在未来の事象を正しく認識し、全ての事柄について完全に理解しているとしたら虚構の立ち入る
隙が無い。後ろを向いても後悔や郷愁などなく、眼前には不安も期待も無い。ならば今ある場所に起こるべき感情の
揺らぎもあるまい。
そこまで行き着いてしまった者こそ全知全能の神と呼ぶべきか。彼は作り話で笑うことも悲しむこともないだろう。

全知全能だが出来ないことがあるのではなく、神にとって感情は虚構であるからフィクションが意味を成さないのだ。
136 :その間わずか0.5秒 [sage]:2011/06/14(火) 16:44:53.21 ID:jdk0HaDj0
少年の前には1枚の原稿用紙があった。


一方通行は人間である。それは疑いようの無い事実である、が彼は少々一筋縄ではいかない存在でもあった。
学園都市における能力開発によって序列第1位に立つその超能力は歴史上最も世界の真理に近づく男を作り上げつつ
あったのだ。
『自分だけの現実』で歪められた一人用の、とはいえ彼は全てを観測し、全てを逆算し、全てをほぼ正しく認識して
いく。それはひょっとして、少しずつヒトの心を失う作業だったのでは無いだろうか。神ならぬ身にて天上の意思に
辿り着くもの、とは既に人間の理解の内には無いモノであろう。
その座に最も近づいた人間がどれほどヒトの心を理解しうるのか、その能力は感情が虚構であると認識してしまわぬ
だろうか。

答は、原稿用紙と彼に託されている。


打ち止めと番外個体に「偉そうに批評するならアナタも書いてみろ」などと挑発されその場ではフザケンナ、と
やり過ごした。だが部屋に戻って特にすることも無く、先ほどのやり取りを思い出しムカムカしたので原稿用紙を
取り出し、一気に埋めた。それを見ながら思うのである。
構想を練っただけの段階であるとはいえ

クッソつまらねェ、と。

……だがしかし、たとえ救い様の無い駄作であったとしてもだ。自分にはそれを他人が読んだならばつまらないと
感じるだろうと推し量ることが出来るではないか。そして自分でもそうした感想を持つことが出来るではないか。

(まだ俺は大丈夫だ。まだヒトとして生きている。そのことを確認するためにこのクソつまらねェ小説を書いたンだ。
そォだ、この時間は決して無駄じゃなかった。そうだそうだ、そォに違いねェ)

安心したら喉が渇いた。原稿用紙をクシャクシャに丸めてポケットに突っ込みリビングへ。他に誰も居ないようだ。
冷蔵庫にコーヒーを取りに行くついでにクズカゴに向け先ほどの紙屑を投げておく。

冷たく苦い液体を喉に注ぎ込みながら思う。駄作の言い訳の為に頭フル回転させる俺って、平和だなァと。





……それから数時間後、リビングに落ちていた紙屑を拾って中を見るなり

「これ何かしら? 数式と図形の羅列…………興味深いわね」と呟く女が一人。彼の平和が続くかどうかはまだ分らない。
137 :その間わずか0.5秒 [sage]:2011/06/14(火) 16:47:17.86 ID:jdk0HaDj0
以上でした。頭のいい人の書く小説なんて想像できなかったヨ
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/14(火) 18:27:33.31 ID:oAyIA3AM0
芳川さんマジ甘い女
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/14(火) 19:14:26.18 ID:6gFWeQmAO

物を書くのってすごく難しいよな…プロの作家ってすげえ

>>130
さあ早くスレを立てる作業に戻るんだ
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 19:41:36.03 ID:QNs3yuqfo
ところで土御門家って安倍晴明の子孫の家系なんだな
だからツッチーは陰陽師なのか
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/14(火) 20:14:35.92 ID:jKDFI7/u0
>>134
乙乙
いろいろ考えさせられておもしろかった。
芳川さんの書いた小説が読めたら、とってもうれしいな。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 20:39:18.75 ID:jdk0HaDj0
>>141
じゃ、じゃあ誰もいないうちに芳川さん編。 6レス貰っちゃう、連投すいません><
143 :徳川さん 1/6 [sage]:2011/06/14(火) 20:40:52.24 ID:jdk0HaDj0
「ん〜、こんなものかしらね」

軽く背伸びをする芳川桔梗の前には一枚のメモ。書かれているのは一見関連性のない幾つかの事柄。
手元のPCには最近同居人が書いた2種類の妄想小説、端的に言えば第1位の倒し方の考察、が表示されていた。

「ふうっ、本当に笑っちゃうわね。私はどこまで行っても科学者ということなのかしら」

起き抜けに淹れたまま放置して冷たくなってしまったコーヒーをレンジで温めなおし、曖昧な香りに眉をひそめつつ
一息に飲み干す。気持ちをリセットしたところで改めて画面に向きなおすとその作業に埋没していった。
ちなみに、どのくらい埋没していたかというと

「ふんふん、ほうほう、ねえねえ、こっちこっち」チョイチョイ

「へ? ほー、ふむふむ、お!おいおい、これこれ」グイグイ

「ンだァ? はァ? チッ、おい芳川、なンだよそれ?」トントン 

などというやり取りが己の背後で行われているのにも関わらず肩を叩かれて名を呼ばれるまで気付かぬほど。
と言っても気付いてからの方が彼女の真骨頂なのかも知れない。

「あら、あなたたち居たのね。ちょうど良かったわ。見てもらいたいものがあるの」

彼女にしてみれば突然の出現のはず、にも拘らず驚く素振りも見せずあまつさえ自分の言いたいことだけ言ってしまう。
突然の出現者、デコボコシスターズと白い男は図らずも同じ事を思った。こいつ強い……、と。

したたかで甘い、芳川桔梗とはそういう女である。
144 :徳川さん 2/6 [saga]:2011/06/14(火) 20:41:54.92 ID:jdk0HaDj0
「これはミサカ達が書いたお話だよね? ってミサカはミサカは敢えて周知の事実を確認する」

「んで、このメモ何なの? 『真・第1位の倒し方』『時代劇』『矛盾』『2つの小説の相違』『科学と魔法』・・・」

白い男、一方通行はふと何かに気付き赤い瞳をギラつかせ

「オマエ、ひょっとして……?」と問う。

凄みを効かす最凶の男にそれでも顔色も変えず

「あら、なにかしら? 私はただ、彼女達の小説を読むうちに君の倒し方に興味が沸いてきただけよ。で……」

「……、で?」

息を呑む3人を前に、相も変らぬ低い調子で彼女は何事でもないといった風にこう言ってのけた。


「私も小説を書いてみようと思ったのよ」

145 :徳川さん 3/6 [saga]:2011/06/14(火) 20:42:41.22 ID:jdk0HaDj0
その発言に三者は三様の反応を見せた。即ち一方通行はウンザリとばかりに肩を落とし、打ち止めは期待に瞳を輝かせ
番外個体は膝を叩いて下品に大笑いするのだった。
そんな反応などどこ吹く風と、桔梗は番外個体の持つメモを指差し

「それに書いてあるのが話のネタね。といってもまだ作り込みの途中だから全部見せられるわけじゃないんだけど」

と断りを入れる。即反応したのは打ち止めだった。

「はいはーい、ミサカは『時代劇』ってのがなんだか面白そうだなって、ミサカはミサカはリクエスト一番乗り!」

「他のも俺が出る小説のネタとしちゃワケわかンねェけどよォ、確かにこりゃ度が過ぎてンな」と続ける少年は乗り気で無い。


ふふっ、と微笑しつつモニターの画面を移動させていく桔梗は、これは最高傑作になるかもしれないのよね、などと呟きながら
そのコンセプトを説明していく。

「そもそも超能力者は、科学者とはいえ能力の無い私から見ると常識の範囲外の……言葉は悪いけど、そうね。理解し難い者なの」

話を聞く3人の表情がわずかに曇った、が次の瞬間

「特に君達のような規格に収まらない子はね。それならば舞台を江戸時代にしてチョンマゲをつけてみようと」

なんでやねん! と似合わない関西風のツッコミすら出来そうな気分にさせられてしまう。本当に掴めない女なのだ。


「そうすることで、現代の力なき我々の視点でも超能力者の力関係や戦闘での相性などが明確になるんじゃないかと思ったのよ」

「へえ。でもミサカ、時代劇って言われてもピンとこないんだけど?」と番外個体。彼女はまだその手の知識が足りていない。

「そう思って、超定番の水戸黄門をベースに作ってみたから大丈夫。といっても今あるのは次回予告だけね。本編はこれからなのよ」
146 :徳川さん 4/6 [saga]:2011/06/14(火) 20:43:28.29 ID:jdk0HaDj0
[新シリーズ 水戸黄門]パラパー


1「またまた世直しの旅に出るために西山荘を抜け出した水戸黄門御一行。伊賀の抜け忍・美琴はその命を狙うべく襲撃を繰り返すも
逆に諭されお供となる。新たな仲間を加えた珍道中の行く末は? 第1話『くのいちの技? 使わないわよ!』ご期待ください」

2「西山荘の留守を任された尼僧。その身に危機との知らせを受け長身の破戒僧は一行を離れ単身水戸へ戻る。彼を待って居たのは異
国の呪い師。摩訶不思議な技の前に尼僧と彼の運命や如何に。次回『姫神です。時代劇でもそのま』ご期待下さい」

3「人里離れた山の洞窟で毎夜行われる不埒極まる企み。単身調査に乗り出した美琴の前に現れたのは、刃圏に入った者全てを斬る、
眉目秀麗の女剣士・沈利。美しき女達の戦いの行く末は? そしてその企みとは? 次回『巴里巴里巴里巴里!』ご期待ください」

4「伊賀の里で外法により生み出された美琴の妹達。彼女達を犠牲にすることで電発式九百三十型の操縦者・一方通行は神の駆動力を
得ようとする。人の世の理を踏み違えた企みを水戸黄門が打ち砕く。次回『圧縮圧縮、油圧で圧縮』ご期待下さい」

5「箱根の山を騒がす天狗騒動。それは己の根性を鍛えるべく鍛錬に励む修験者・軍覇によるものだった。姦計を持って彼の神通力を
利用せんとした悪代官に黄門様の怒りの鉄槌が下る。次回『英語はNG? 判った! すごいパーンチ』……ご期待下さい」

6「駿河の国にて長身の破戒僧と合流した御一行、旅籠で満身創痍の伊賀者に出会う。その様子を見て血相を変えて飛び出す美琴の目
に映るものは一体? そしてその前に立ち塞がる甲賀のくのいちの目的とは? 次回『ほ、ねえ、さま』ご期待下さい」

7「巨大カラクリの操縦者、一方通行はその設計者に為す術もなく敗れ守るべき者を奪われる。他方、異国の侵入により壊滅的被害の
街道を水戸黄門一行は駆け抜ける。果たして騒乱の行く末や如何に。次回『木ィ原ァアア殿ォオオオオオオ』ご期待下さい」

8「尾張名古屋の城下町で起こった大乱。諸藩の隠密密偵入り乱れての攻防は次第に日陰を越え、民草の日常までを侵していく。これ
は水戸黄門様の与り知らぬ悲しき闇の物語。力無き者達の運命は? 次回『楽勝だ、女剣士』ご期待下さい」

9「突然巻き起こる四瓲貨物車と巨大カラクリの戦いにより美濃の街は壊滅。両者が行き着いた先は採石場。そこでカラクリの真価を
見た貨物車の運転手・垣根は十瓲車へ乗り換え、九百六十型は荷台を上げる。次回『時代考証は通用しねえ』ご期待ください」

10「復讐に燃える女剣士・沈利は琵琶湖を渡る船着場で憎き仇を遂に捉える。果たして守るべき者を抱えた非力な下男は暴刃の錆へと
化してしまうのか? そして黄門一行とはぐれた美琴は丸小船を強奪し後を追う。次回『はーまづらあ』ご期待下さい」

11「京の都に怪しい影が差す。帝の御威光を背に民百姓はおろか、豪商、役人までをも意のままに操る公家・操祈の所業に旅の途中の
水戸黄門様が正義の説教を御見舞いする。次回『麿のぉ貴族力でどうとでもなるでおじゃる』ご期待下さい」

12「長旅を終え水戸へと戻った一行を待っていたのは、水戸黄門に恨みを持つ公家・操祈の掌握力により食事を断たれた留守役の尼僧
の変わり果てた姿だった。呪いに支配された彼女の攻撃に黄門様の印籠が光る。最終回『おなか、へった』ご期待下さい」ジャカジャン
147 :徳川さん 5/6 [saga]:2011/06/14(火) 20:44:23.99 ID:jdk0HaDj0
「……」「……」「……」


「どうかしら? あなたたちや上条くん?の話を参考に、超能力者とその関係者への電話取材もして江戸風味で纏めたのだけれども」

それと作者不明の走り書きも使わせてもらったわ、と著作への努力を隠す気も無い彼女に一同は無言で返す他無かった。



「どうかしらって……」沈黙を破ったのは番外個体。

「まず、不完全な予告という形で感想を貰おうという姿勢が小説をナメてるとしか言い様がないよね、全然ダメ」
「次に黄門様?の旅の目的が曖昧で共感出来ないよ。どんな困難があったって、あっそ、で済んじゃいそう」
「といいつつ、この主人公どうやら影が薄そうじゃん。中盤姿が見えないけど何処行ってるの? それでいいの?」
「あと江戸時代だって言ってるのに何で4トントラックが出てくるの? ミサカが物を知らないと思ってバカにしてんの?」
「で、そんな意味不明のものを1クール分無理矢理用意する姿勢があざとい!却って冷めちゃうよ。それとね〜」

その外見には似合わぬが文章表現への強い拘りがあるのだろうか、次から次へ指摘を続ける彼女。それを無理に制する事もなく
桔梗はディスプレイに顔を向け

「手厳しいわね。逆に良かったところは何か無いのかしら?」とネガティブな流れを変えようとする。

すると、番外個体の剣幕に押され気味だった打ち止めがおずおずと手を上げ

「ミ、ミサカは、あのね、その……よく分らなかったんだよって……」と、どうにも申し訳なさそうに呟く。

「読ンだヤツに気ィ使わせる話なンざロクなもンじゃねェぞ?」堪らず一方通行も続ける。

「ま、まァ、最初にテメェで断ったとおり予告風しか現状無くて、それでこの反応ってわけだ。推して知るべし、だな」

あるものはやんわりと、あるものは明確に指摘するそれらは、「ツマラネエ」という酷評を様々なフィルターに通した結果であろう。
見るも無残な負け戦の評定は、桔梗がソファから物憂げな吐息とともに腰を上げキッチンに向かうとハッ、と休止した。
148 :徳川さん 6/6 [saga]:2011/06/14(火) 20:45:22.69 ID:jdk0HaDj0
空気を悪くするのは作品ではない。にわか批評者達は等しく「……言い過ぎた?」と各々の発言を振り返る。

所詮は読み物、手に取った者が抱く感想に作者がケチをつけることは出来ない。むしろ人に作品を見せるということは、手酷く雑な
ともすれば筋違いで破廉恥で知性の足りてない罵声すらその心のどこかで期待して行うものである。特にデコボコシスターズは既に
それぞれ短編小説を書き上げ他人に見せている。先輩からの心温まる助言にダメージを受けていては間尺に合わないだろう。
……とはいえ一作品を仕上げるということの大変さを知るものであればこそ、その身と経験に照らし合わせて

自分が理解できなかったから、趣味に合わないから、話の内容に関わらず書き方がダメ、なんかそういう雰囲気じゃね?

程度の理由で作者の努力をただ踏みにじって捨て置くだけ、というのは人道に悖る行為と言わざるを得ない。特に、収束した騒動を
再び巻き起こす不逞など相当な鈍重か無神経な扇動者でなければ行い得ない醜悪な所業といえる。
かといって偽りでも誉れを与えよ、というのも正しくなかろう。そんなものは、滅んだ国の勲章にも劣るのだ。



罪悪感と躊躇、そんな重い雰囲気で誰もが口を噤まざるを得ない中、キッチンで桔梗がインスタントの緑茶をずずーっと啜りながら

「残念ね、一方通行。君には期待していたんだけど」と、自ら置き火に薪をくべる様なマネをする。続く発言に視線が集中する。

「彼女達の作品を読んでの第一声、名前を叫んでのツッコミ……、アレを期待して何日も時代劇CHを見続けたっていうのに」



「……」

別の意味で言葉を失う3人、胸中に去来するは「んなヒマあるなら仕事探せよ」との思いであったろうか。ま、それを伝えた所で
彼女の事、「小説書くのに忙しくてそんな時間が取れないのよね」と返すのだろうが。

「次は叫ばせてみせるわね。…桔ィ梗ォォオオオオオオオオ! って」

本当にそれだけが残念だった、と心からそう思っている。こういう人に私もなりたい。いや、無職とかそういうところではなく。


「だってアレが無いと会話パート、オチが弱いんじゃないかしら?」


芳川桔梗、ひたすらにしたたかで甘い女である。
149 :徳川さん  [sage]:2011/06/14(火) 20:46:56.91 ID:jdk0HaDj0
以上です、もう振るっても出ません。
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/14(火) 20:54:45.96 ID:jKDFI7/u0
うおおお言ってみるもんだ!
乙ぅ!!おもしろかったよ!
151 :家庭的一方通行 [sage]:2011/06/14(火) 20:56:52.35 ID:l55Qp66R0
一方さんが家庭的だったらを書きたいと思います。レス数未定

一方通行「おいおい、何だァこりゃあ」

ぽっかりと開いた入り口の向こうには、道具や持ち物と呼べる物が何もない

打ち止め「うわ、何か本当に大変なことになってる、ってミサカはミサカは絶句してみたり」

一方通行「あァ、ひでェな。まずは掃除じゃねェか」

打ち止め「え?」

一方通行「危ねェから外にいろ」

打ち止め「え?掃除じゃないの?ってミサカはミサカは当然の質問をしてみる」

一方通行「あァ、ベクトルクリーニングだ」

打ち止め「」

〜数分後〜

打ち止め「うわ、なんかピッカピカになってる、ってミサカはミサカは感嘆の声をあげてみる」

一方通行「次は飯だな。オマエ、何食いたい?あ、その毛布後で洗濯機入れとけよ」

打ち止め「ミサカはこの毛布しか着る物がないから洗濯はできないの……あ、ご飯は煮込みハンバーグを食べたい、ってミサカはミサカは注文をしてみる」

一方通行「そォか、着るもンがねェのか……なら、後で縫うか……とりあえず煮込みハンバーグ作るか」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/14(火) 21:01:30.64 ID:j895dww3o
だめだwwwwwwソギーで耐えられないwwwwwwwwくそwwwwwwwwww
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/14(火) 21:05:06.53 ID:OSdytL010
>>151
書きながら投下してる?ダメだよ?
154 :家庭的一方通行 [sage]:2011/06/14(火) 21:11:21.54 ID:l55Qp66R0
〜数分後〜

一方通行「ほらよ、出来たぞ」

打ち止め「ほわぁ〜〜〜!!!美味しそう!!ってミサカはミサカは率直な感想を述べてみる!!!!」

一方通行「次は服か………」

打ち止め「いっただっきまーす!!!」

〜数十分後〜

打ち止め「ふぅ……ごちそうさま、ってミサカはミサカは感謝してみる」

一方通行「出来たァ………」

打ち止め「おぉ!?何やらふりふりの可愛い服が出来てるぞ!ってミサカはミサカは驚いてみる」

一方通行「まァ着てみろ」

打ち止め「……え?何でサイズがピッタリなの?ってミサカはミサカは色々と疑ってみる」

一方通行「いや、普通に目測だけど?」

打ち止め「」

こんな感じで今後もまったり暮らしながら家庭的スキルで敵を圧倒し、なんやかんやで平和に暮らすのであった
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/14(火) 21:13:42.17 ID:dhPo7x6mo
>>154
とりあえず、>>3を読んでから投下しようぜ
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 21:14:05.89 ID:4WEG86mHo
>>151>>154
>>3音読してろ
157 :家庭的一方通行 :2011/06/14(火) 21:16:49.75 ID:l55Qp66R0
>>153
最初の表記の書き方が悪かったです。スイマセン、ながらじゃないです……
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/14(火) 21:34:26.31 ID:69n+8S5AO
おまえらマジ落ち着け

まず家庭的な一方さんはやりくり上手っぽいなうン

そして時代劇、続きはまだか?ガブちゃんが一掃する前にスレを(ry
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/14(火) 21:35:02.47 ID:O0cwOLJr0
>>157
表記云々じゃなくて15分も間隔が開けば怒られて当然だろ
まあそれ以前にテンプレ熟読して出直してこいって気分だけど

目にとまりやすいように判りやすいようにってどれだけ工夫してみても、そもそも読む気無い奴には意味ないのかねぇ…
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 21:55:33.93 ID:ISZQQkl+o
キャラ口調で書くとかくだらん遊びより前に>>1におさまるようにテンプレまとめるべき
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/14(火) 22:12:37.06 ID:69n+8S5AO
殺伐とした流れの中アイテムによる1レステンプレネタ


麦野「3!3!3!てかァ?笑わせんじゃねえぞクソガキ!!」

絹旗「麦野超落ち着いて下さい!」

麦野「SSの評価もせずに>>3読め[ピーーー]カスの連呼たぁ何様だこの…」

浜面「麦野!」

麦野「…だってさあ、ちょっと最近酷くない?」

滝壺「なんでながら投稿厳禁って>>1にないんだろうね?」

浜面「30分ルールはわかる、間隔はいるしな」

フレンダ「新刊のネタバレ厳禁もまあね、まあどこまでがネタバレかと言われたら難しいけど」

絹旗「多重投稿も超気をつけませんとね、これはテンプレ必要なのかどうか疑問ですが」

麦野「それより四番目の荒らし厳禁…んなもんテンプレ以前の問題だろうがぁぁぁ!!」

麦野「むしろそこにながら投稿厳禁入れろや童貞がぁぁぁ!!」

麦野「荒らしなんざ関係ねえ!カンケイねえんだよぉぉぉぉぉぉ!!」

浜面「だから落ち着けって麦野!」

麦野「…はーまづらぁ、そもそも今回のスレ立てあんただよねえ?」

浜面「ちょ、え?あ…ま、まて落ち着け落ち着いて下さい麦野…さん?」



麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネ」



浜面「」

絹旗
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/14(火) 22:14:29.31 ID:69n+8S5AO
以上です

いや本当に>>1に入れようぜながら投稿厳禁
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/14(火) 22:29:45.75 ID:RpJWERVuo
いつも立ててる人で1スレ目からいる人だけど、文句あるならきっちり言ってね
んでできれば改変案を具体的に出してくれ。ついでにテンプレも改変してくれ。毎回俺が編集してんだから尖って見えるのも無理ない

キャラ口調は2スレ目からの伝統だから維持してる。正直見辛いかとも思うけど続いてんだからいきなり何もなく外すわけにもいかんし。正直今回のは見辛すぎたと思うけどさ
ながらについては頻度が少ないから3に。30分ルールは頻度が多いから1に入れてる
ついでに揚げ足とっとくと>>151は30分ルールもだかんね

よろしく
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/14(火) 22:47:03.88 ID:3tRJDJ0bo
あらかたキャラ使い尽くした感じあるし、次からはキャラ口調は辞めていいんじゃね?
さすがに今回の>>1は読み難い
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/14(火) 22:49:02.85 ID:0AiA3v9AO
大前提としてテンプレ見ない人が悪いんだからテンプレに文句言うのはおかしい

キャラ口調は続けて欲しいな、でも複数ではなく一人で
PCにしろ携帯にしろ>>1の一番上は必ず表示されるから一番上に【投下前に必ず読め】とかあればマシに…なるかな?専ブラだと意味無いかもだけど

敢えて文句を言うならはま「ず」らになってる事くらいか
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 22:50:14.17 ID:EY5FP5dv0
いや注意書き読まない奴がどう見たって一番悪いんだから、わかりやすい注意書きをしなかったって批判するのはおかしいよ。
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/14(火) 22:54:28.50 ID:69n+8S5AO
だから>>1に箇条書きでまとめればいいだろ
ながらが頻度少ないとかスレ立ての人は言ったがそのながら批判で空気悪いだろ

注意するにしてもやんわりと言えよと
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/14(火) 22:55:40.74 ID:XYK04E7H0
>>163が言いたいのは
改変すべきじゃね?って問題提起をするなら具体案を出せってことだろ
政治家じゃあるまいしちゃんとビジョン示してから批判しろって話

個人的にはながらに出会ったのも初めてだしこのままでいいと思う、
っていう事なかれ主義なわけだが
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/14(火) 22:58:56.98 ID:Bc5No9QAO
こっちだってここに初めて投下したときはテンプレ熟読したんだし、それぐらい誰だって出来るでしょ。
あと>>162にだけどキャラに文句言わせんのは体良すぎ。
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 23:03:26.77 ID:EY5FP5dv0
てか>>151、154って、以前からたまに出没する人じゃない?
2,3レスをながらで投下して、指摘受けたらずれた回答で逃げる感じが似てる気がする。
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/14(火) 23:03:38.61 ID:2Stci+tGo
すまんな。俺がキャラ口調提案したばっかりに
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/14(火) 23:14:19.78 ID:xxINcDYyo
遊び心にあふれる感じで素敵だと思うわ
必要なことを書くってのは大事だし良いけど、見逃しちゃう奴もいるだろうし、それはもう仕方ないと思うわ
間違ってたら、その時その時で一人二人が注意して、それで直れば良いし、どうしようもない奴はもうどうやったって
どうしようもない

大事なのはみんなで楽しくやることで、自分も書きたいって気持ちを持てるように楽しい雰囲気でやってこうぜ!
書いてくれる人が増えて、好みのss書く人が増えてくれると本当嬉しいんだ
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/14(火) 23:22:47.69 ID:jrrGKU8qo
とりあえず>>1には色変えたりして最低限の事項を箇条書きにして
>>2から細かい話をすりゃいいんじゃね。そっちをキャラ口調で


□このスレは「とある魔術の禁書目録」及びその派生作品のSS総合スレッドです
  「2chは規制されている」「スレを立てにくい」という方は当スレに投下をどうぞ
  SSの投下以外にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換などにご利用ください


■このスレの基本ルール

 ・書きながらの投下は禁止です。必ず投下分を書き溜めてからにしましょう

 ・人を選ぶ内容(極端な欝展開やエログロ等)は事前に注意書きを
  差し支えなければカップリング等の大まかな説明などを書いておくとベター

 ・別の人が先に投下している際は、終わってから最低でも30分は空けて投下しましょう
  連続して投下すると感想を書き難くなります。また当然ながら割り込んでの投下は厳禁です

 ・荒らしは全力でスルー、またルールを守れない人等に対しても極力柔らかい口調で注意しましょう



こんな感じか。なんかちとアレだが
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2011/06/14(火) 23:26:08.15 ID:LTkCGfOAO
流れを変えるために1レス投下。

ローラ→ステイルです
175 :ローラ「好きよ、ステイル」 :2011/06/14(火) 23:28:31.06 ID:LTkCGfOAO
ローラ「愛してるわ」

ステイル「……」

ローラ「ほらほら女の子が一世一代の告白をしたりけるのだからもっと嬉しそうにするがよろし!」

ステイル「お言葉ですが最大主教、風呂場で上司にふざけた事を言われてどんな顔をすればいいんですか?それとあなたは女の子って歳じゃないでしょう……」

ローラ「私は本気なりけるのよ?」

ステイル「それより仕事をキチンとやってほしいんですが…それじゃあ炎剣をぶちこまれたくなかったらさっさと出てください」

ローラ「そんな激しい愛も、受け止めてみせるわよ?」

ステイル「それじゃあ僕はこれで」スタスタ






ローラ「土御門の言う通り、大人の魅力でイチコロと教えられたるけど……やっぱり駄目なりぬるのね」

ローラ「……分かっているわよ、無駄なさあがきだということは」


彼の心には禁書目録がいる、そしてその禁書目録を苦しめた原因の一人である自分が彼に好いてもらおうだなんて、なんて馬鹿げているのだろう。



それでも



ローラ「好きよ、ステイル」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 23:28:58.66 ID:ISZQQkl+o
テンプレ話し合いが「変えるべきイヤな流れ」っていうのは何だかな
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2011/06/14(火) 23:30:33.52 ID:LTkCGfOAO
以上です、即興なので色々荒いですね
20〜22巻時、遠隔制御の霊装をチラつかせたのもインデックスに対する嫉妬、だったらいいななんて思ったり。
しかしローラの口調謎すぎる…自分ではもうローラ書きたくないかも。

しかしステイル×ローラのSSはないのかなー
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/06/14(火) 23:44:21.27 ID:ZHitan2AO
おおおステイル×ローラいいわローラやべえ乙

俺もステイル×ローラ見てみたいけど今んとこSSで見かけたことない
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/15(水) 00:05:27.33 ID:wu3NEmQn0
ローラ→ステイルと取れなくもない描写は原作にもあった気がするしなぁ
この二人はシリアスで殺伐としてるかギャグで馬鹿やってるかって感じ
乙!
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 00:19:03.02 ID:qqbD0cw2o
ふと「『以前の禁書目録』の記憶を全てローラが受け継いでいる」なんて電波が飛んできた
かなりトンデモだけど電波だから仕方ない
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/15(水) 01:03:58.28 ID:UNqZdBwho
ステイル×ローラっていいよね
>>180は電波を受信したなら書いてみればいいと思うの

テンプレの話に戻るけど、最近ちょっとギスギスしすぎかなとは思うのよね
自分もけっこういらっとするし、気持ちはわかるんだけど、もう少しやんわり注意してもいいんでないの?
長いことこのスレにいると「またか…」と思ってしまうのだけど、テンプレにそぐわない投稿をしてしまう人は必ずしもこのスレに長いこと張り付いてるわけじゃないしね
注意する側はもう言い飽きてることだけど、注意される側は初めてなわけさね
まあ、注意してもはぐらかすような聞き分けのない奴はそげぶでも愉オブでもなんでもしてやれ

結局、みんなで気持ちよく利用出来るようにちゃんと他の人に配慮して書きこもうぜっていう話なわけよ
あんまり喧嘩してるダメな子ちゃんばっかりだと小萌せんせーが泣いちゃうぜ
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/15(水) 01:09:46.00 ID:vTwRU5P80
ありそうでなかった組み合わせだよな、ステイル×ローラ。
個人的に好きなペアだからもっと増えろー。
でもローラさんの口調難しいよね。
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/15(水) 01:13:20.09 ID:UNqZdBwho
それから「いつもの人」、いつもいつもスレ立て乙なんだぜ
900過ぎたころまでにテンプレ改変案を少し考えておきますわ

ちなみに>>161みたいなの、俺自身は嫌いじゃないんだけど、取り方によってはスレ立てしてくれた人にちょっと失礼にも見えるから気をつけた方がいいんだぜー
俺もよくやるから改めて気をつけるわー
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/06/15(水) 01:18:12.02 ID:wu3NEmQn0
寝る前に5レスほど

もし本編開始が二年早かったら?
185 :とある児童の禁書目録 [saga]:2011/06/15(水) 01:20:07.51 ID:wu3NEmQn0


よく晴れたとある日。

布団を干そうとベランダに勇み出たわたくしこと上条当麻十四歳はとんでもないモノに出くわしました。


「おなかへったんだよー…………ごはんちょうだい」


なんか引っかかってる銀髪白尽くめのロリシスターさん。可愛いわこの子。


と、もう一人――――






「こ、こら! どこの馬の骨ともわからないこんな幸薄そうな男に気を許すな!」


「んだとクソガキ」






――――赤髪黒尽くめのショタ神父。憎たらしいわコイツ。


186 :とある児童の禁書目録 [saga]:2011/06/15(水) 01:21:40.21 ID:wu3NEmQn0



――幼い二人の魔術師と出会い。



「あー、インデックスに、ステイルだっけ?」

「うるさいんだよこのロリコン! 
 インデックスをひん剥いたお前をこれ以上彼女に半歩だって近づけさせるか!」

「ステイルは私のはだか見て何とも思わなかったの?」

「ぼぼぼぼぼ僕は英国紳士だから何も見ちゃいない!」

「見たくないの…………?」

「ななななななななな何聞いてるんだよ!!」

「えへへ」

「だから何で喜ぶんだ!?」

「なんなんでせうかこのロリショタバカップルは……」


187 :とある児童の禁書目録 [saga]:2011/06/15(水) 01:23:05.45 ID:wu3NEmQn0



――その二人を愛する姉に出会い。



「見つけましたよインデックス、ステイル!」

「かおり!」

「か、神裂…………!」

「えーっと、二人のお母様でいらっしゃふげぇぇぇえ!!」


「イギリスから日本までとはなかなか壮大な逢引ではないですか……!」

「で、デートじゃない!
 インデックスがどうしてもジャパニーズスシを食べたいって言うから」

「ステイルと一緒に食べに来たんだよ!」

「それをデートっつうんだよこの世間知らずのガキどもッ!!!」

「や、やっぱり親御さんであぎゃあああああああ!!!!!」


188 :とある児童の禁書目録 [saga]:2011/06/15(水) 01:24:27.84 ID:wu3NEmQn0


「『禁書目録』…………!?」

「あと一週間で、この子は…………死にます」

「違う、死ぬもんか! 僕が、他の誰でもないこの僕が! 絶対に守って見せるんだ!!」



――友達に、なったから。



「はあ…………はぁ…………!」

「インデックス…………」

「お願いだ。…………違う、お願いします。
 僕にできる事なら何でもします! だからこの子を……」

「そこまでだ、ステイル」

「え…………?」

「何をする気ですか、少年……!」



「決まってるだろ? 友達に頼まれたから、友達を助けるんだよ」


189 :とある児童の禁書目録 [saga]:2011/06/15(水) 01:25:40.23 ID:wu3NEmQn0


「今です! 行きなさい、少年ッ!!」



――いいぜ神様――



「――警告、第二十二章第五節――」



――アンタの作ったシステムが、あの三人の世界を引き裂くって言うのなら――





「インデックスを助けてくれ! ――――当麻ぁっ!!!」





――――まずは、そのふざけた幻想をぶち殺す!――――


190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/15(水) 01:26:56.42 ID:wu3NEmQn0


現行が忙しいので続きません
この後上条さんはロリショタカップルにすっかり懐かれて
かんざきさんじゅうろくさいや御坂さん十二歳にフラグを建てたりはしません

191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2011/06/15(水) 01:33:53.96 ID:QYKRAQzx0
乙!!

現行が忙しい←そげぶ

スレ立て待ってる!!
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/15(水) 03:06:24.86 ID:dVacV3IAO
>>170
禿同
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/06/15(水) 04:39:40.12 ID:NsmGVs7qo
チベットとか空って何から書き込んでるのか分からぬ俺


テンプレのキャラ口調、これからずっとなしでもいいと思う

理由としては
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1291435546/985などにあるように建てる側にとって負担である
・SS形式で注意喚起するより特に注意すべき要点を1レス目にまとめておいた方が新規にも伝わりやすいと考える
・2冊目から続いてるけどそれを理由に今後も続ける必要はないと考える(1度だけだがキャラなしのスレッドもある)

なくそうぜって言うだけじゃ意味ないから自分がなくていいと思う理由も挙げてみた
スレ立て時期にいつもの人さん(>>163)が常にいるとは限らないし誰にでもスレが立てれるようにするためにも廃止という意見をだすぜ
賛成反対あると思うがまぁテンプレやらの意見出し合ってスレが活性化していくのも一興だと思う
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/15(水) 06:36:28.03 ID:nklugAwAO
>>190
乙!

神裂さんじゅうろくさいで親御さん扱いそりゃキレるわ…でも天草式出る前も年相応には見えないなあ





ごっ、があああああああっ!!
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/06/15(水) 07:36:12.29 ID:W5oILnamo
別にキャラ口調は立てる人以外が考えてもいいんだぜ
たとえば>>950 踏んだ人がテンプレ考えてくれって頼むとか。
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 08:51:26.98 ID:2GgaYOI2o
>>190

こっからステイルの身長がにょきにょき伸びてくわけか
しかもやさぐれないし、幸せいっぱいの好青年だな

197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/15(水) 20:08:07.09 ID:EoT4R/EZ0
書こうと思ってたんだけど落ちがつかなくて削除しちまったんだよなぁ
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/16(木) 08:43:27.47 ID:nh9lFn4k0
初投稿です。微エロというか下ネタが多いです。
【ラブやん】と【とあるシリーズ】のクロス作品です。

10レスいくかな? とりあえず10レス目安で。
199 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 08:44:26.84 ID:nh9lFn4k0
ハイ!! 私愛の天使ラブやん!!
一口でいうとキューピッドってやつね!!
愛に飢えた子羊達をラブまみれにするのが私のお仕事!!
こうみえても有能なのよ?

あのケンヤとルミコをくっ付けたのも何を隠そうこのわ・た・し(ハート
普段は次元の裏側ラブ時空にいるんだけど大阪でとあるクリ―チャ―とただいま冷戦中。
一時休戦して学園都市付近に額のラブセンサーを張り巡らせ、さびしい愛の波動を感じるや否や

ヤヤ?! 早速とびきり強い求愛の電波が!!

学園都市ってどんな都市なのカシラ? まだどの天使も行ったことない場所らしいけどまぁどっちにしてもイイ感じに登場しないとなめられたら負けるわね。
イックわよ〜!!
200 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 08:45:57.21 ID:nh9lFn4k0
―――とある学生寮の部屋


上条「…フフフフフ。はじめますか! ついに来たぞこの時が…!!」ゴソゴソ

上条「暴食シスターは小萌先生のところでお泊り…。そして今俺の右手には青ピから半ば強引にお借りした光り輝くDVDが!!」

上条「ははははは!! 消えぬぞ!! どうした幻想殺し(イマジンブレイカ―)!! 握っているものが幻想だというのならぶっ殺してみろよ!!!」

上条「できぬともうすか!! ぐははははは!!! ついに! ついに今日こそ我がご子息に安息のひとときが!!…ながかった…本当にながかった…」ヌギヌギッ

上条「ふはははは!! 全裸だ!! 今日の上条さんは全裸でもよおしますよ?!」バサッ

上条「玄関のカギ閉めよーっし!! 土御門にベランダからのぞかれる可能性も考慮し窓も視界をカーテンで遮断しカギをかけ、携帯電話もOFFにした!! 完璧だ…これで全神経をTV画面へと向けることができる!!」

上条「DVDを突っ込んで…と。…そういえば前に掲示板で酒を垂らすと気持ちいいとか書いてあったよな…」ウィーン ガシャッ

上条「…」スクッ

上条「料理酒あったかな…?」テクテク ガチャッ

上条「…わずかにのこっていた?! 不幸な上条さんへ神からのプレゼント?! これならイケる! これならイケます! これならイケるんです!! 三段活用!」

上条「ふんふふ〜ん♪ふんふふ〜ん♪ にしても料理酒を股間につけるというのもなー。これ思いっきりベットリつけていいのか? なんかスースーしそうだな…」ベチャベチャ

上条「おおぅ…なんか変な感じだ…あとはこの使い捨て用エッグを…っと。年甲斐もなく緊張してきましたよ…?」ガサガサ

上条「ローションぬってっと…エッグといえば明日特売日だな…なんとかビリビリに合わずに買いに行かないとな…」ニュプッ

上条「Oh…」ニュプッニュプリプ

上条「…。…っ…っ…よ、よし再生を…」 ピッ


―――2分後


上条「ながい…ながいですよ広告時間…そろそろ2分だよ…なえるなえるてか冷える冷える…。 …ま、またかよ! い、いい加減にしろてめぇ!! 俺は早くDVDの内容が見たいんだよ!! いいぜ!! 早送りができないっていうんならまずはそのふざけた幻想をぶt(ry」

ィィィーーン

上条「?…何だこの音」グルリッ

パシシッパシッ

上条「え」

トッ

ラブやん「愛の天使ラブやん! 見〜〜〜〜参ッ!!!」

上条「」
201 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 08:48:31.29 ID:nh9lFn4k0
――――

ラブやん正座中



ラブやん「…大体予測してたけどなんでまたちん○なのよ…いや別にいいんだけどさ…なんで私の登場シーンイコール○んこなのよ…」

上条「…はぁ」

ラブやん「エエ…わかってますですよ…それも全て…。私以外だったらきっとキャーとかイヤーとか無責任な言葉を口走って引いていた事でしょう…ハッハッハしかも今度は上半身も裸ですかいわゆる丸裸ですか」

上条「…」

ラブやん「だがしかし! アタイなら大丈夫ですよ?!」グッ

上条「…」

ラブやん「エエ…これはもう私のレベルが格段に上がったようなもの…あの超絶クリ―チャ―をこれまでほぼ確実に前進させてきたアタイだからこそ…まぁつまり大丈夫ですよ?! 気にしなくても大丈夫ですよ?!」

上条「もぅ忘れさせてください…」

ラブやん「……その…すみませんでした」

上条「わかればいいんですわかれば…」ウゥッ…


202 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 08:49:38.51 ID:nh9lFn4k0
ラブやん「では早速あなたの恋愛を成就させてあげるとしますか!」スクッ

上条「え? ていうかあんた誰なんだ? なんか急にでてきたけど…もしかして魔術サイドの人間とか…? てか翼はえてるじゃないか!!」

ラブやん「魔術サイド…? うーん私は一言でいうと恋のキューピッド。あなたみたいな愛に飢えた子羊を私のマジ天才おいろけパゥワーでラブまみれにさせてあげるのがお仕事!」

上条「…うーん天使って結構自分達にはいやな響きがあったりするのですが…あなた達はどこに住んでいるんですか?」

ラブやん「実家といえば次元の裏側にラブ時空ってところがあるんだけど…」

上条「…」

ラブやん「まぁ今さっきまでは大阪でとあるロリでヲタでプーな30代の男を世話するついでに居候してたんだけどね…」

上条「…え…えぇ…すごいですね」

ラブやん「確かにあれは壮絶クリ―チャーですよ。あまりに強敵すぎて今も5年以上に及ぶ長期戦モードにはいっているわ」

上条「…あ、はい…そうですか…っていうことはまだその戦闘は終わってないんですか?」

ラブやん「まぁとりあえずこの長期戦を中断してノルマをこなしに学園都市にきているわけだけど…」

上条「ノルマ?」

ラブやん「えぇ…栄養が全部脂肪と化す可哀相な上司がいてね…。とりあえず学園都市で何人かくっつけてこいってことでアタイが学園都市に挑戦しに来た訳ですよ」

上条「それで俺のところに?」

ラブやん「その通り! この学園都市で一番あなたが愛に飢えている反応を示してたですよ?」ビコンッビコンッ

上条「あのー髪の毛の先が矢印みたいな形してますけど…」

ラブやん「フフフ…これぞ愛の波動を瞬時に感じ取るセンサー! 通称ラブセンサー!! 自分がキューピッドである証なのですよ!」

上条「……(正直信じたくないが…聞いた話だとインデックスの時みたいな前例があったみたいだしなぁ…)」

ラブやん「さぁ! あんたが付き合いたい獲物をこの天才キューピッドにさししめしなさい!! 出血大サービスで両想いにさせてしんぜよう!!」

上条「あのー…」オドオド

ラブやん「はい! そこの青年!」ビシィッ!

上条「私上条当麻…不幸な人間でして…出会いというかそういう運命的な出会いをしていない訳でして…」

ラブやん「ふんふん…それで?」

上条「その片思いというのも経験していないというか…彼女はムショウに欲しいんですけど…」

ラブやん「なるほどねぇ…よし! とりあえずあんたの美的センスをチェックするとしますか!」

上条「美的センス?」

ラブやん「あんたが一番かっこいいと思うポーズでかっこいい言葉を言ってみなさい! エエこれはもう強制ですよ! 強制! はいポーズッ!!」

上条「え…えぇ?! そんな急にいわれても…! む、むりですって!」アタフタ

ラブやん「わーわー青年がなんかするらしーぞー きゃーなにかしらー いっちょまえにストリップするのかー へーいっ! せーいねん! あっそれっ! せーいねん! あっよいしょ! せーいねん!」パチパチッ

上条「………わかりましたよ…」キッ

ラブやん(目つきが変わった…?!)
203 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 08:51:31.05 ID:nh9lFn4k0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条「いいぜ…てめえがなんでも思い通りにできるってんなら…!」

上条「まずはその」ザリッ

上条「ふざけた幻想をぶち殺す!!」 スッ

ラブやん「!!」ズキューンッ!!

上条「…どうでした?」

ラブやん「一瞬心臓が飛びかけたわ…あんたやるわね…さりげなく上げた意味ありげな右手が大ヒットよ…。いまのあなたならイチローがヒットした時のどや顔くらいしてもいいわ…本当に出会いとかないの?」

上条「上条さんは出会いというか女性と会うことはよくあるんですけどね…恋愛というか知り合いか仲間か友達といった感じですよ?」

ラブやん「…ふーん。じゃあ早速だけど明日学校同行してもいい?」

上条「へ?! 駄目に決まってるじゃないですか! ただでさえ目立つのに!!」

ラブやん「ふふふ…みてなさい! キューピッドパワー!!」スーッ

上条「?! き、きえた?!(こんな芸当までできるなんて…まさか恋人を作ってくれるというのもあながち間違いじゃないのか…)」

ラブやん「フフフ…悟ったようね青二才!! そう! アタイがほんまもんのキューピッドであるという事を!!」

上条「?!」

ラブやん「アタイはあんたの救世主!! アタイに選ばれた時点であんたの未来は既にバラ色に染まる事が確定事項なのよ!! さぁ! 明日から捕まえに行くわよ!! あなたのべスツパートゥナーを!!!」

上条「おお!! お願いします!! これで俺もいよいよリア充の仲間入りを!!」
204 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 08:55:08.34 ID:nh9lFn4k0
―――

ラブやん「…ウンさて、とりあえず、どうするかな」テクテク

上条「あ、あのラブやんさん?」

ラブやん「ほいほい」ガサガサ

上条「あなたが見えないからいまいちはっきりしないのですけどもしかしてさっきのDVDパッケージみてるんです? なんか浮いているんですけどー」

ラブやん「なるほどなるほど美人熟女アパート管理人さん宅突撃レイ○かあんた結構マニアックなの見てるわね…」

上条「ちょっ! ぎゃー!! やめてええええええええ!!! 恥ずかしいですから!これ以上男子の健全な営みに介入しないで―!!」ドタドタッ

ラブやん「あぁ…もう趣味です! 趣味なんです! いいからどういうのかとりあえず見せなさ…ちょっ暴れ…?!」ムンズッ

バギン

ゴトッコロコロ

上条「よーしよし見えてきましたよ! さぁ返してくださ…?!あのこれって…どういうことなんでせう…?」ワキワキ

ラブやん「フフフ…初対面でいきなりうら若きハリウッド女優ばりの私の胸をつかむとはどういう了見カシラ…?」ジー

上条「いや、その…不可抗力というか…その少なくとも上条さんの目には…いやつまりハリウッド女優ばりとはどうい…」

ラブやん「セッ」

プス

上条「あああああ目…目がああ」バタバタ

ラブやん「フッ目潰し慣れしている私の神速の指に対応するのは至難の業ですことよ…ン? それにしてもなんで変身がとけたのかしら…勝手に輪っかとれちゃうし…」ウーン

上条「あ、あのー…」ゴシゴシ

ラブやん「はい、どうぞ!」ビシィッ

上条「おそらく私の能力ではないかと…」

ラブやん「能力? …ナニソレ?」

上条「私の右手には幻想殺し(イマジンブレイカー)という能力があってですね。触れたものが異能の力であるなら打ち消せるんですはい」

ラブやん「ンン〜〜〜〜〜〜……異能の力? それはあれ?ラブ時空のアイテムの事をさすもんなの?」

上条「正直上条さんにも区分がはっきりわからないんでせう。ただ異能の力っていうのはそのラブ時空?っていうものだけじゃなくて超能力とか魔術とかいうのにも該当するみたいですはい」

ラブやん「魔術ねぇ…あぁでも童貞が30歳になっても魔法は使えなくてよ?」

上条「……それにしてもその変身? っていうのなくなると翼なくなるんですね…」

ラブやん「いまんとこ輪っかは壊れてはないようね…。ブレイカーってことはもしかしてその右手がこの輪っかに触れたら…」

上条「ほぼ確実に粉々になるとおもいますよ」

ラブやん「そ、そう…実はさ、この輪っか高価らしいのよ…仮に壊したら破格を請求されゆ…」

上条「…」

ラブやん「うぅ…じゃあ明日の朝7時頃でいいわね? またそっちいくから」
205 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 08:57:57.75 ID:nh9lFn4k0
7スレで埋まりました。駄文失礼しました。一応続きは考えてはいるのですが書けるかわかりません。
もし続きがあるなら下ネタはもっと増えるかもしれません。ではこんな作品を投稿させていただきありがとうございました。
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 09:54:21.89 ID:Vu+PDK3DO
続きお願いします。
上条さんキューピット的にはちょろい相手だけど
らぶやんさん腕鈍りまくってるからなあ。
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/06/16(木) 12:23:32.62 ID:9AQtKWJAO
なんかラブ時空から電波が来たので1レス


神裂「美人熟女アパート管理人宅突撃レ○プ…私の時代ktkrー!!!」

美琴「ちっくしょおおおおおおお!!!」

五和「さすがに熟女属性は…うう」

アニェーゼ「負け組今日はオール徹カラアニソン縛りですぜいチクショー!!」

御坂妹「お姉様ではなくお母様の遺伝子なら…、とミサカは他の個体含め四人追加をアニェーゼさんに要求します」

姫神「かすりもしない。時代は管理人かあの野郎」

オルソラ「お昼ご飯でございますよー」

インさん「いただきますなんだよ!」



上条「はあ…彼女欲しい」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/16(木) 12:25:05.28 ID:9AQtKWJAO
以上です

ねーちんが全ての要素どストライクな事に自分でも驚いている
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/06/16(木) 15:07:29.90 ID:R8dreoJAO
じゅうはっさい……
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/16(木) 15:16:30.74 ID:TinWtPv9o
15レスほど借ります。
211 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」1/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:17:11.10 ID:TinWtPv9o
………………???

? 「はっ……はっ……はっ……」

ゼェ、ゼェ、ゼェ……

―――― (逃げなくちゃ……)

―――― (でも、どこに?)

―――― (とにかく、逃げなくちゃ……)

―――― (そういえば、誰かが言っていたかも)

―――― (この国には、あらゆる魔術師から不可侵とされた街があるって)

―――― (そう。たしか、名前は……)


                  ―――――――― 『学園都市』――――――――

? 「……逃げ、なくちゃ……」

? 「学園、都市……」

――――――ゼェ、ゼェ、ゼェ……
212 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」2/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:18:18.40 ID:TinWtPv9o
………………学園都市 窓のないビル

土御門 「予想以上に早いな」

?? 「ああ」

土御門 「これは一体どういうことだ? お前は何を企んでいる?」

?? 「実働に関しては私などより君の方がよほど理解が深いと思うが?」

土御門 「お前は事の重大さが分かっているのか? ローマ正教が動いたんだぞ?」

?? 「さてな。しかし本来であれば、こんなに早く事が動くはずはない」

?? 「君が何か大きな失敗でもしていない限りはな」

土御門 「馬鹿を言え。俺はお前の大仰なプランとやらで出る軋轢をなんとか抑えていたはずだ」

土御門 「お前こそ俺に何を隠している?」

?? 「………………」

土御門 「………………」

?? 「……ひとつ、質問をしてもいいだろうか」

土御門 「……なんだ?」

?? 「この世でもっとも神に近く、人から離れている者をひとり定義したとして、」

?? 「果たしてそれは誰であろうか?」

土御門 「………………」
213 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」2/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:19:11.73 ID:TinWtPv9o
土御門 「……その質問には答えかねるな」

?? 「ほう。何故だ?」

土御門 「神に近き者、神の如き者……言い様はままあれど、そんな存在があったとして、」

土御門 「――――それが必ずしも “人をやめている” とは限らないからだ」

?? 「……なるほど」

土御門 「まぁ、お前のように人の身でありながら限りなく人から離れているような奴もいるようだがな」

?? 「失礼なことを言う」

フッ

?? 「“アレ” の対処についてはこちらに任せてもらおう。君が直接手を出す必要はない」

土御門 「当たり前だ。ただでさえフィジカルの強い連中だ。相手にしたら、命がいくつあっても足りやしない」

土御門 「世界で20人ほどしかいない聖人など、お前の手飼いの連中でなんとかしろ」

?? 「ああ」

土御門 「では俺は帰る。いいか? くれぐれも国際問題になるようなマネは慎めよ」

?? 「善処するさ」

土御門 「っ……」

土御門 (クソッタレめ。おちおち休んでもいられない)

土御門 (問題はアレだけじゃない……恐らくは、イギリス清教も……)

土御門 (俺が動くより仕方ない、か……)

土御門 (悪いな、舞夏。また当分会えそうにない)
214 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」4/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:19:54.92 ID:TinWtPv9o
………………学園都市 第七学区

タタタタタタタ……

上条 「っ……あーーーーー!!」

上条 「不幸だぁぁああああああああああああああ!!!」

不良1 「うるせぇ待ちやがれこのクソ野郎!!」

不良2 「テメェから喧嘩ふっかけてきといて逃げるってのはどういう了見だこらぁあああああ!!」

上条 「うるせえ! 不良が仲良くつるんで連れションなんかしてんじゃねぇよまぎらわしいだろうが!!」

不良1 「意味不明な逆ギレしてんじゃねぇこのウニ頭!!」

上条 「ウニ!? わたくしツンツン頭と言われたことはままあれど、ウニと言われたのは初めてですのことよ!?」

不良1 「いちいちうるせぇなテメェは! いいからさっさと止まりやがれ!!」

上条 「言われて止まる馬鹿がいるわけねぇだろうが!!」

不良2 「めんどくせぇ……なら、『幻想御手』 で手に入れた俺のレベル2で……」

上条 「……?」

――――ッゴォオオオオオオオオオ!!!

上条 「!?」 (発火能力……!?)
215 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」5/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:21:08.68 ID:TinWtPv9o
上条 「っておいおいおいいいいい!!! どうして能力なんか持ってるんだよ不良のくせに!!」

不良2 「おい今の発言結構傷つくぞこの野郎! 不良は結構ナイーブなんだぞ!!」

上条 「んなこと知るか!!」

不良2 「まぁいい……喰らいやがれぇえええ――――」


                     ――――――――――ッッッッッドンンンン!!!!!!


不良2 「へ……?」

上条 「オレンジ色の光……!?」 (おいおいこれってまさか……)

不良2 「ちょっ、初っぱなから人の見せ場潰してんじゃね――――」


                                     ――――――ッッッドォォオオオオ……!!!!!


不良1&2 『どうせこんな役回りだよわかってたよコンチクショウ!!!』

上条 「………………」

上条 「……うん。なんかごめんな」
216 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」6/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:22:26.63 ID:TinWtPv9o
………………ザッ……

上条 「で……やっぱりお前か」

? 「なーにやってんのよ、あんたは。不良を助けてヒーロー気取り?」

上条 「そう言ってくれるなよビリビリ」

御坂 「ビリビリ言うな!」

上条 「……まぁいいや。一応聞いとくけど、さっきの不良ども死んでないよな?」

御坂 「レールガンの余波で吹っ飛んだだけよ。骨折くらいはしてるかもしれないけど」

御坂 「あんなのまともに狙って撃つわけないじゃない。どっかの誰かさん相手じゃないんだし、ね」

スッ

上条 「!? ちょっ、おい、待て! 何でいきなり構えるんだよお前!!」

御坂 「うん、待たない」

バヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ……!!!!!!

上条 「っ……!!」

ザッ……!!!!!

上条 「くそっ!!!」


                   ――――――キィン……!!!!!!!

217 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」7/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:23:07.58 ID:TinWtPv9o
上条 「………………」

御坂 「………………」

御坂 「……で、あんたは無傷、と」

上条 「お、お前! あんな電撃まともに喰らったら死ぬぞ!?」

御坂 「でも死んでない。何なのよ、あんた」

上条 「な、何なのよって言われてもな……」

上条 (今さらながら震えが……つーか何で俺が逆ギレされてるんだ!?)

御坂 「……ねぇ」

上条 「お、おう、何だ?」 (しかしこれ以上刺激したくはない……うぅ……)

御坂 「私は学園都市の第三位……レベル5の 『超電磁砲』 ……」

御坂 「この学園都市の頂点……」

御坂 「自分で言うのもなんだけど、32万分の1の天才……」

上条 (うん。天才とか自分で言うなよ)

御坂 「べつに今のが私の全力ってわけじゃない」

御坂 「でも、そこらの能力者にどうにかできる出力じゃないって自信はある」
218 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」8/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:26:13.70 ID:TinWtPv9o
御坂 「……ねぇ、答えて。あんたは一体何者なの?」

上条 「………………」

御坂 「………………」

上条 「………………」

ハァ

御坂 「!? な、何よそのため息は!!」

上条 「……ため息くらいつかせてくれよ」

上条 「何度だって言ってやる。俺はただの無能力者。正真正銘のレベル “0” だ」

御坂 「レベル0がレベル5の能力を喰らって無傷なわけないじゃない!!」

上条 「……ならさぁ、こういうことなんじゃねぇの?」

御坂 「……?」

上条 「お前が32万分の1の天才だってんなら……俺は、230万分の1の天災だってことでさ」

御坂 「………………」

上条 「………………」
219 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」9/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:27:17.86 ID:TinWtPv9o
御坂 「………………」

ニコッ

御坂 「そんな言葉遊びで納得すると私が思ってるのかあんたはぁあああああああ!!!」

バヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ……!!!!

上条 「どわっ! 危ねえ!!」

御坂 「今日という今日は分からせてあげるわ……」

御坂 「レベル5の底力ってものをねぇ!!」

上条 「はは……ふ、ふ、ふ……――――――」



                    「――――――滅多なことでは “不幸だ” 、などという台詞を口にするものではないのである」



上条 「――――不幸だー……って、え……?」

御坂 「……?」

ト、ト、ト、ト、ト、ト、ト、ト……

上条 (な、何だ……? 外人のおっさん……?)

?? 「このような恵まれた国に生まれて、不幸などという言葉を使うことすらおこがましいのである」

御坂 「……警備員か何かかしら? 子どもの喧嘩の仲裁までしてくれるなんて、えらく親切ね」

上条 「お、おいおい、やめとけよビリビリ」

御坂 「ビリビリ言うな!!」
220 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」10/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:28:42.79 ID:TinWtPv9o
上条 (何だろう……このオッサン、なんか……なんか……)

?? 「……一つ尋ねたい。君が御坂美琴であるか?」

御坂 「? そうだけど、何かしら?」

?? 「なるほど。君が学園都市第三位であるか」

上条 「……?」

――スッ……ポイッ……

御坂 「……!?」

         ――――――カランカラン……

上条 「? 何だ……? 金属の粒……?」

御坂 「まさか、それ……!」

御坂 「――――私が撃った、レールガンのコイン……!?」

?? 「落とし物である。硬貨を破損させ紛失させるのは関心せぬな」

御坂 「………………」

バヂッ……バヂヂッ……!!!!!

御坂 「……あんた……一体どうやって……!!」
221 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」11/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:29:45.11 ID:TinWtPv9o
上条 「御坂……? ただ単に拾って持ってきてくれたんじゃないのか?」

御坂 「そんなわけないでしょうが! レールガンの弾丸なんて、すぐに摩擦で燃え尽きちゃうわよ!」

上条 「は……?」

?? 「………………」

御坂 「どうやったのかは知らないけど、つまりあんたは……!」

御坂 「レールガンの射程距離内でコインを受け止めた……音速の三倍以上の弾丸を!!」

?? 「………………」

?? 「……それがそんなに気色ばむほどのことであるか?」

御坂 「っ……!」

?? 「まぁいい。そちらがやる気ならこちらもやりやすいのである」

――――――スッ…………

上条 「なっ……!?」 (棍……!? あんな大きいものをどこから……!?)

御坂 「……ふん。私と戦おうって言うの? おっさん」

?? 「否。そうではない」

?? 「君に倒れてもらおうというだけのことである」
222 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」12/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:30:35.37 ID:TinWtPv9o
御坂 「……へぇ」

上条 「っ……」 ギリッ 「いきなり現れて何トチ狂ったこと言ってやがる!」

上条 「正気かよ、あんた!」

?? 「無論、正気である」

御坂 「……どいてなさいよ。あちらさんは私に用があるみたいだし」

上条 「お、おい!」

御坂 「……運が良かったわね。今日は見逃してあげる」

上条 「御坂!」

――――スッ

御坂 (……早く逃げなさい) ボソッ

上条 「えっ……?」

御坂 「……それで、おたくはどちらさま?」

?? 「ふむ。名乗るのが遅れたのである。非礼は詫びよう」

?? 「我を示す名は 『ガブリエル』 を象徴せし “水”」

アックア 「――――――神の右席が一人、『後方のアックア』 である」
223 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」13/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:31:25.04 ID:TinWtPv9o
………………数日前 バチカン

―――― 『学園都市を潰せば均衡は保たれる』

―――― 『学園都市がなくなれば、科学と宗教のバランスは正常に戻るのだ』

―――― 『俺様が行くか?』

―――― 『珍しいねぇフィアンマ。引きこもりのアンタが出たがるなんて』

―――― 『ふふ。何かの思惑がないかと勘ぐってしまいますねぇ』

―――― 『ふん。なら問うが、術式が完全でないお前たちで、あの学園都市が潰せるのか?』

―――― 『っ……』

―――― 『……私が行くのである』

―――― 『? アックア、お前は……』

―――― 『心配召されるな、法王。私は額面通りの聖人君子というわけではない』

―――― 『本当ならアタシが行きたいところだけど……天罰術式の調整も終わってないし』

―――― 『私は構いませんよ? 他にやることがたくさんありますし、』

―――― 『何より、異教の猿どもの国に行くなどご免ですからねぇ』

―――― 『けっ、勝手にすればいい。行け、「後方のアックア」』

―――― 『――――行って、学園都市の権威の象徴……レベル5とやらを、すべて潰せ』

―――― 『そしてその上で、学園都市統括理事長を、やれ』

―――― 『……了解しているのである』
224 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」14/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:32:40.35 ID:TinWtPv9o
………………学園都市 第七学区

アックア 「すまぬな。恨みはないが……」

ザッ……!!!!

上条 「御坂……!!」

御坂 「っ……!」 ギリッ 「早く逃げなさいあんた!!」

アックア 「世界の平穏のため……戦乱を回避するため……」

アックア 「今ここで倒れてもらおう!! レベル5!!」

――――――ッッッッッッッッド!!!!!!


………………学園都市 窓のないビル

?? 「ふむ。騎士崩れの傭兵、か……」

?? 「レベル5を潰し、私を殺し……それで本当に世界の均衡が保たれると思っているのか?」

?? 「まあいい。無駄にレベル5を消費されるのも困る。手は打っておこう」


………………???

?1 「なるほど、ね……これはまた厄介なところに逃げ込んでくれたものだ」

?2 「ですが、逆に好都合とも言えます。他の魔術師に狙われるリスクは低いでしょう」

?1 「ふむ……最大主教経由で許可を取ってもらうのももどかしい。行こうか」

?2 「……目標はあの子のみ。それ以外は……」

?1 「極力関わらないようにはするが、もし邪魔になった場合は、容赦なく燃やす。それだけさ」

?2 「……ええ」


………………学園都市 ???

? 「えっ……?」

? 「莫大な魔力の反応……? 今のは、ひょっとして……」

ズキッ……!!!!

? 「あっ……」 ガクッ 「アタマ、いたっ……あ……」

…………パタッ……


………………学園都市 ???

??? 「侵入者の速やかな掃討だぁ……? んなもん警備員にでもやらせろよ、面倒くせぇ」

??? 「っ……ああ、理事長直接の命令だってんなら聞くけどよぉ……」

??? 「仕方ねぇか。まぁいい。補充要員のテストも兼ねてやるとするか」

??? 「クズ共、仕事だ。十分で準備しろ」

??? 「…… 『猟犬部隊』 出撃だ」
225 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」15/15 [saga]:2011/06/16(木) 15:33:48.19 ID:TinWtPv9o
………………学園都市 第七学区

上条 「くそっ……!!」

ザッ……!!!

御坂 「な、何やってるのよあんた! 邪魔よ!!」

上条 「――――――わけ、ねぇ……だろうが……」

御坂 「え……?」

上条 「やばそうな野郎目の前にして、女子中学生置いて、一人で逃げられるわけねぇだろうが!!」

御坂 「あ、あんた……」

アックア 「その心意気や良し。だが貴様、素人であるな」

ブゥンンンン……!!!!!

上条 「ッ……!?」 (速ぇ……!! あんなもん、当たったら……!!)

アックア 「――――――死ぬぞ?」

上条 「くそッ……――――」


――――――――――――――――――――――――――――――ズドォオオオオオオッッッッ……!!!!




━━━七月十九日  とある傭兵と少女が交差したとき

                                 物語が始まる━━━
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/16(木) 15:35:34.08 ID:TinWtPv9o
以上です。中途半端でごめんなさい。
まだ傭兵と少女が出会っていないので物語は始まっていないということでご容赦を。

忙しくなくなったらスレ立てしたいです。
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 15:39:19.00 ID:OaTB0ndN0
おおおまだ導入だけど今までちらちらみかけた右席再構成の中で一番面白いわ。早く読んでみたい
228 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 18:02:39.00 ID:nh9lFn4k0
>>199 からの続編です。
6レスを目安にお借りします。
229 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 18:04:05.19 ID:nh9lFn4k0
―――朝 通学路

ラブやん「Here We go!!」ポインッ

上条「なに赤い帽子の人の真似しているんですか…」

ラブやん「ノンノンノン…正確には赤い帽子の人じゃなくて鼻が膨らんだジャモジさんみたいな…」ソワソワ

上条「同一人物じゃないですか。て言いますか誰ですかジャモジさんって…」

ラブやん「いやー大阪の知り合いというか…。それにしても年甲斐にもなく楽しみなのですよ学園都市! やっぱあれなの?! 合コンとかも派手なわけ?!」ソワソワ

上条「いやーあまりそういう話はでてこないですね。あぁでも俺が大学生じゃないからなだけかもしれないけど」

ラブやん「ふむ…あっちでずっこん。こっちでばっこん かと思ってたけど意外と治安はいい方なのね」ソワソワ

上条「…まぁ解釈は違うと思いますけどそんなに治安はよくないと思うですよ?」

ラブやん「この学区だけ? かなり近未来的な情景にみえるわ」チラチラ

上条「おお、その通り。確かにここ学園都市は外にくらべて20〜30年くらい未来の都市と言われてるらしいですよ」

ラブやん「へぇ〜…」


タッタッタッ


上条「ぅ…後ろから走ってくるこの足音は…」

ラブやん「ン?」

美琴「おっす! なんかあんたさっきからひとりでしゃべってたみたいだけど、頭大丈夫?」

上条「…おっす。やっぱりお前には見えないのか?」

美琴「何言ってるのよあんた…本当に大丈夫?」

ラブやん「…」ドヤッ

上条「あーなんでもねぇよ…。またお前か―って心中の叫びが口から漏れ出てきただけだって…」

美琴「ちょっ…そんな言い方ないでしょ!! 私だってほぼ毎日あんたと顔を合わせるだけで調子狂うんだから!!」

ラブやん「ン?」ピコーン

上条「ところであそこの自販機ヤシの実サイダーの選択肢が増えたらしいぞ?」

美琴「うっそ…マジ?!」

上条「だからってまた蹴るんじゃないぞ…よくよく考えたら小銭いれれば普通に買えるんだからな…」

美琴「それじゃあ蹴って出てくる確率も2倍になるってことね…! よーしよしよーっし!!」

上条「聞いてないなこりゃ…」ヤレヤレ

美琴「じゃあ私急いでるから先行くわね」タッ

上条「おーぅ またなー!」

ラブやん「…」

上条「黙っててくれてサンキューっす。全く御坂は年上に対する言葉をしらないからな子の先大丈夫なのか…」

ラブやん「あ、あぁうん…ひとつ聞いていいカシラ?」

上条「?」

ラブやん「ツンデレって言葉知ってる?」

上条「知ってるにきまってるじゃないですか!! ツンデレッ娘に出会えた時にはもう私の股間は爆発ものですよ?!」キリッ

ラブやん「あぁ…そう…」
230 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 18:07:12.08 ID:nh9lFn4k0
―――学校廊下

上条「あーだるい…」

ラブやん「…結構外と変わらない普通の高校なのね」

上条「まぁ中には明らかにビルだろ! って突っ込めるくらいの高校もあるけどやっぱり高校といったらこういうもんが一番だと上条さんは思うわけですよ」

小萌「あ、上条ちゃん」

ラブやん「ェ」ピコーン

上条「あ、小萌先生…おはよーございます」

小萌「おはようございます! 上条ちゃん。シスターちゃんは今日の夕方5時くらいに家に帰宅すると思いますので」

上条「あれ? 朝帰らすみたいな流れじゃなかったでしたっけ? インデックスには鍵もたせましたけど」

小萌「それなんですけどあの子ものすごくよく食べるんで上条ちゃんの家計が心配になってきた訳なのですよ…」

上条「わかっていただけましたか?!」ウルッ

小萌「…?!」ドキッ

小萌「ま、まぁそういう事で今日のお昼ご飯とおやつの時間までは準備をしておいたのですよ」

上条「ありがとうございます!! 私上条当麻! 本日全身全霊をもって授業に取り組ませてもらいます!!」ビシッ!

小萌「毎日全身全霊でやってくださいです…じゃあ準備がありますので教室でお会いしましょう」テクテク

ラブやん「…なんで園児がここに?」キョトン

上条「え、園児とは失礼な! 彼女はわれらが担任であり、限りない恩がある大先生 小萌先生ですよ!!」

ラブやん「ばかな…そんな馬鹿な事が!! 天使長を超える逸材か!!」ダンッダンッ
231 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 18:10:08.54 ID:nh9lFn4k0
―――教室

女子生徒1「上条くーん。ちょっと視聴覚室に物取りに行きたいから手伝ってくれない?」

女子生徒2「上条くん。ちょっとノートかしてくれないかしら。ついうっかり寝ちゃって忘れてた…」

女子生徒3「今日ちょっとお弁当つくりすぎちゃったんだけど 上条くん食べる?」

ラブやん「…?!」ビコーンビコーンビコーン

上条「アー悪い。俺ちょっと土御門から頼まれた作業があるから体育館倉庫いかないといけないんだよ」

上条「アー悪い。俺もその授業寝てたんだ…力になれなくて悪かった…」

上条「アー悪い。今日俺もう腹いっぱいでさ。購買でパン買いすぎちゃって」

ラブやん「…コイツ」

吹寄「上条当麻! ちょっといいかしら!」

ラブやん「…」ピコーン

吹寄「あんた最近遅刻多いわよ。どういうこと?」バイーン

上条「いや、それは…土壇場で電車がとまったり 土壇場で腹痛にさいなまれたり… け、けど今日は普通に遅刻しなかったじゃないか!」

吹寄「今日が良かったからいいじゃないという考えはよくないの! 上条当麻! どうしてあんたはいつもいつも毎日トラブルに巻き込まれるのよ! 姫神さんをみなさい! 毎日ちゃんと遅刻せずに毎日ふざけた行動を起こさずにキチンと授業に取り組んでいるでしょう!」

姫神「正確には目立たないともとれるかもしれない。でも目立たないというのも一種のアイディンティティ―だと思うしこの感じも慣れてきた」

ラブやん「…」ピコーン

土御門「いやーかみやんはもう仕方ないと思うぜよ」

青ピ「そうそうかみやんには無意識にトラブルだけならいざしらず世の女性の心も呼び寄せてしまうという天性の才覚をもっているんや…」

ラブやん「ぇ…?」

上条「おおそうだ青ピほらこれかえす」ポイッ

青ピ「ちょ…!! えぇっ! あんた!! 吹寄のいる前で!!」

吹寄「あらなにかしらそれ… DVD? ちょっとみせなさい!」

上条「逃げるぞ! おまえら!」ダッ

土御門「やれやれ…」ダッ

青ピ「わざとやろ! 絶対わざとやろかみやん!」ダッ

吹寄「まてやこらー!!!」ダッ

姫神「…本でも読もう」

ラブやん「…」
232 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 18:11:01.89 ID:nh9lFn4k0
―――放課後

青ピ「で、かみやんこのDVDどうやった?」

上条「うーん…。一言で言うとですね。天使が降りてきましたよ」

青ピ「おお、天界への道が見えるくらい昇天したんか!! そないよかったんか! いやーよかったよかった! じゃあ次回からその路線のものを貸してやるで」

土御門「おぅ かみやん 俺達これからちょっとCDショップ行こうと思ってるんだがお前もくるかにゃー?」

上条「いや、悪いけど今日ちょっと用事あるから家帰るわ」

土御門「んー…そうか残念だにゃー じゃあ気をつけてかえれよ!」テクテク

青ピ「じゃあなーかみやん次はどんなんにしようかいな…」テクテク

上条「お前の部屋どうなってるか一度見に行きてえな…」ヤレヤレ



ラブやん「さぁ帰りますかー」

上条「どうでした? 俺?」

ラブやん「…え…どうって…」

上条「まったく本当に出会いが欲しいですよ…。学校生活は楽しいけどやっぱ彼女がいないとなー」

ラブやん「ははは」イラッ

上条「?」

ラブやん「まぁまぁ早く帰りましょー」グイグイ
233 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 18:12:03.94 ID:nh9lFn4k0
―――自宅

インデックス「あートウマだー。おかえりー」

ラブやん「…ぇ?!」ピコーン

上条「おおインデックス帰ってきてたのか」

インデックス「あのねー小萌が書置きしてくれてたんだけどこの鍋の中身夕飯で食べてくださいって」

上条「マジですか?! おお! 感謝します我らが神! シスター小萌!! 助かった! 助かったぞ!!」

ラブやん「あのちょっといいですか上条さん?」スッ

インデックス「ねートウマその後ろにいる人だれ? また連れてきたの? なんか背中に翼ついてるんだけど…どういうことなの?」

上条「え…ちょっどうして姿あらわしているんでせう? 他の人には姿見られたくないとかそういう展開じゃなかったんでしょうか…?」

ラブやん「私の名前はラブやん…。まぁちょっとまって。おいそこのおまえ!」ビシッ!

上条「は、はい!」

ラブやん「この修道服の子はなに? どうしてあなたの家にこのこがいるの?」ジロジロ

上条「彼女はイギリスにいるシスター。インデックスといいます! わけあって我が家で一緒に住んでいます!」

インデックス「そういう青髪は誰なんだよ…見た目は天使に酷似しているけど魔術サイドの人じゃないよね?」

ラブやん「クラスメイト…若い先生…ツンデレ中学生そして同棲…?!」

上条「あ、あのよくわからないですけどとりあえず落ち着いてください!!」アタフタ

ラブやん「ああごめんなさい…とりあえず落ち着くわ…少し考える時間をちょうだい…」

上条「は、はい」

ラブやん「……」スーハースーハー

上条「…」

ラブやん「えーっとあなたが片思いの子がいない理由ってなんだったっけ?」

上条「え…? ええとつまり俺は不幸な人間であって…出会いというかそういう運命的な出会いをしていない訳でして…」

ラブやん『その幻想をブチコロス!!!』 ドガッ!!

上条「ごぶぐはぁっ!!!」ガシャーン

上条「いきなり何すんですかぁ!!上条さんのほっぺはサンドバックじゃないんですよー!!」

ラブやん「あほおおおおおおぅ!! 限りなくあほおおおおおおおおおぅ!! あんたなに!? 本気で出会いないとか思ってるわけ?! なんなの?! あんた世の男を全て敵にまわしてるわよ!!」

インデックス「と、トウマー!!! ちょっとなにすんの?! やめて! トウマをいじめないで!!」

ラブやん「だまらっしゃい!!!!!!」

インデックス「…?!」ビクッ

ラブやん「そこの修道服!! こいつを押し倒しなさい! 知ってるわよ! あんたこいつに結構ホの字なんでしょ?! 押し倒せ! 突っ込め!! 突き進めええええええええ!!!!!!」ドタドタ

インデックス「お、おしたお…///」

ラブやん「こんのリア充やろうがああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
234 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 18:13:58.14 ID:nh9lFn4k0
5レスでしたありがとうございました。

誤字脱字日本語の文章の不手際 つつしんで謝罪します。もっと確認しておけばよかった
235 :ラブやん「その幻想をブチコロス!」 [saga]:2011/06/16(木) 18:16:15.18 ID:nh9lFn4k0
見てくださった方々
感想をくださった方々
1レス書いてくださった方
ありがとうございました。一応続編は考えているのですが書けるかわからないです。
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2011/06/16(木) 21:51:48.59 ID:OVSD3N7k0
5・6レスほど頂きます。
電磁通行風味 幼少期の出会い(捏造)
237 :美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 [saga]:2011/06/16(木) 21:53:35.63 ID:OVSD3N7k0


ーー学園都市・某所ーー


そこは学園都市内でも屈指の敷地面積を誇る能力開発研究所。
日中ならば研究者や能力開発被験者である子供で溢れている場所。
だが今現在の時刻は午後11時。
研究所に残っている人の数は限られていた。

研究室へ向かう白衣を着た若い研究者も限られたその一人だ。
2回のノックの後、目的の研究室のドアを開ける。
そこにはパソコンに向かいながらコーヒーを啜る上司の姿が真っ先に目に入った。


「芳川先輩〜こっちの資料まとめ終わったッス」

「あらありがと。助かったわ」

「そっちは終わりそうッスか?」

「もう少しで終わるわ。コーヒー飲む?」

「いただきます」


背伸びをしながら椅子から立ち上がりコーヒーを用意する。
もう何百回と繰り返してきた動作だ。


「芳川先輩は今日泊まりッスか?」

「なるべくなら職場には泊まりたくないのよね。多分帰ると思うわ」

「自分はもう3日目ッスよ…今日はギリギリ帰れそうですけど」


研究者なら誰しもがしたことのある会話。言わば挨拶のようなものだ。
だが不意にその会話も終わりを告げる。
238 :美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 [saga]:2011/06/16(木) 21:55:07.04 ID:OVSD3N7k0


「ーー彼の様子は最近どう?」

「彼?……ーーあぁ!」


青年がこの研究所に来て1年近くになるだろうか。
伏し目がちに『彼』のことを話題に上げる芳川を青年は何度も見てきた。


「そうッスねー……今週は例の名前の変更が受理された事を伝えました」

「……彼はなんて?」

「普通というか……いつも通りでしたよ。興味無さげに「そォか」の一言でした」

「そう……」


コーヒーカップを口元へやりながらそう呟く彼女は何処か別の事を考えているように見えた。
そして青年はずっと気になっていた疑問を持ち出す。


「随分と気にかけてるんスね」

「……彼がここへ来た3年前、彼の担当をしたのが私だったから……なんだかほっとけないのよね。今の彼を見てると」

「今とは違ったんスか?もしかして明るかったとか?」

「まさか。寧ろ逆よ。私が初めて会った時の彼は地獄や絶望だとかを全て経験しましたって顔してたわね。
 久しぶりに先月会った時ーー名前の変更を申し出た時は『もう全て諦めました』って顔をしたから……気になってたのよ」

「……能力開発のカリキュラムには積極的に参加してますよ?」

「……能力では無い『なにか』を『諦めた』のかもしれないわね」

「能力では無い『なにか』……」

239 :美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 [saga]:2011/06/16(木) 21:56:07.97 ID:OVSD3N7k0

超能力者である彼が持ち得ないもの。それを想像してみる。
彼を特別よく知っている訳では無い青年ですら容易に想像することが出来た。

【人間】

家族・恋人・友人に限らず、誰しも生きて行く上で出会うであろう【他人という人間】の存在。
彼はそれを自ら遮断して、敢て孤独を選んだ。人間を求めること、受け入れることを『諦めた』。
そう考えれば芳川の言葉や一方通行の人を避ける態度にも合点がいく。
芳川の顔を見ると自分と同じ答えに辿り着いたのだと確信する。悲しげに眉に皺を寄せている。


「ここ『住んでる』人間は彼だけッスからね……しかも周りは研究者、学校にも行ってませんし。
 ……通常子供達がここに来る時間帯は、彼も彼専用の能力開発カリキュラム受けてますしね」

「そうよね……せめて彼と接するキッカケのある子がいれば何か変わるかもしれないけど」

「まぁ受け入れるかどうかは微妙ですけどね……」

「……」


確かにそうなのだ。
彼はもう人間を受け入れない準備をしている。その意識を変えることは難しいだろう。
だがこのままで良いのだろうか?
芳川も人間性を失った研究者を何人も見てきた。人の命を何とも思わない、ただ成果しか頭に無い人間。
そんな人間の皮をかぶった【怪物】を目の当たりにした時、力を手に入れ、欲に溺れた人間の恐ろしさを感じた。

(このままじゃ、貴方はただの【怪物】になってしまうわよ……)

そんな警告にも似た言葉を自らの心の内でしか言えないことを歯がゆく思う。


「……そろそろ自分帰りますね」

「引き止めちゃって悪かったわね。色々ありがと」

「こちらこそ。それじゃ失礼します」


ドアを開けようとドアノブに手を掛けた時。用件を一つ伝え忘れていたことに気付く。
240 :美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 [saga]:2011/06/16(木) 21:56:48.79 ID:OVSD3N7k0

「そうそう!伝え忘れてました!
 さっき渡した資料なんですけど、来週1人女の子が特別に能力測定に来るらしいんスよ」

「あらそうなの?」

「なんでも今レベル3でこのままいけばレベル5にいけるんじゃないかって言われてる有望株なんだとか。
 今いる学校じゃ、その子の能力測定が出来ないからここに来るそうです。
 細かい検査やテストをするらしいですから、二泊三日泊まりがけで行なうらしいんですよ?
 まぁ本音は上層部が研究対象として調べたがってるんだと思いますけど」

「分かったわ。この資料はその子のデータなのね」
 
「はい。なので目通しておいて下さいね〜」


言葉が終わらない内にドアが閉まる。
ふぅっと一息つきながらコーヒーを啜りながら資料に目を通す。
名前は御坂美琴。11歳のあどけない少女の写真がクリップで添付されている。


「この娘……」


頭の片隅にあるさっきまで話題に上がっていた少年の顔が浮かべる。
目の前にある少女の写真。二泊三日。キッカケ。
何かが繋がる気がした。


「……試してみる価値はあるわね」


ほんの少しの悪戯心と好奇心に満ちた表情を浮かべ、カップに残っていた濃いブラックコーヒーを一気に飲み干す。
241 :美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 [saga]:2011/06/16(木) 21:57:54.24 ID:OVSD3N7k0


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


「ここかな?能力開発研究所って」


研究所と言うよりもお金持ちが通っている病院といった方が適切であろう、能力開発研究所の前に彼女は立っていた。
研究所の敷地に入ると庭園とまではいかないが美しく手入れされたガーデンスペースがあり、そこを抜けると研究所の建物が構えていた。
まるでここに来た人間が「研究所」という未知の領域を怖がらせない為の配慮の様に思えた。

自分だけ学校を休めるという特権を得た少女・御坂美琴は少しだけ舞い上がっていた。
とはいっても2日分の着替えの入った斜め掛けのバッグの重さを苦痛と感じない程度だが。
一人で出掛ける事自体が初めてであったが、今の精神状態では不安要素が入り込む隙はなかった。


「……よしっ!行きますか!」


自動ドアが開き、研究所内の様子が目に入る。
一歩踏み入れると清潔だが少しばかり寂しげな印象のロビーが広がっていた。
何人か白衣の人間が行き来している位で人も疎らのようだ。


「えぇっと……」


少しの不安に駆られた美琴はキョロキョロと周りを見回す。確か担当者がロビーで自分を待っていると言ってたからだ。
すると目線の端から肩につかない長さの髪型をした白衣の女性が近づいてきた。


「あなたが御坂美琴さん?」

「! はい!」

「初めまして御坂さん。今回の能力測定の担当責任者の芳川桔梗です。今回はよろしくね」

「はい!よろしくお願いします、芳川さん」

「で、いきなりなんだけどここへ来たのは初めて?」

「初めてです」

「そうよね。今回の能力測定はこの研究所の各研究室に移動して行なう事になってるの。
 本当は私がついていてあげられれば良いんだけど、そうゆう訳にはいかなくてね。
 だから代わりの人をよこしたから、今回はその人と一緒に行動を共にしてほしいと思うの。いいかしら?」

「はい!分かりました」

「良かった。それじゃあその人を紹介するわね。一緒に来てくれる?」
242 :美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 [saga]:2011/06/16(木) 21:59:03.67 ID:OVSD3N7k0

ロビーにあるエレベーターに乗り込みながら美琴は『代わりの人』がどんな人物か予想してみる。
女性か男性か、厳しい人か優しい人か、無口な人かおしゃべり好きな人か…………

(優しい人だと良いなぁ……)

エレベーターの扉が開かれ、芳川は美琴に着いてくる様に促す。
自分の研究室に向かう芳川は自分の鼓動が微かに早くなっているのが分かった。

(らしくないわね……緊張しているのかしら)

これから美琴に会わせる人物。
今日から3日間、その人物と美琴がうまく過ごせるか……はたまた人間関係を築くキッカケになるか……
その二点の疑問だけが彼女の鼓動を早くしていた。
思考をグルグル廻している内に、目的地であるその人物が待っているであろう研究室へ着いてしまった。


「……ここよ」


ガチャッとドアを開けると室内には一人の少年が立っていた。
芳川にとっては見慣れた少年。
美琴にとっては初めて会う少年。


「……!!!」


少年を見て美琴は息を呑んだ。
髪は雪の様に透き通るような白。肌も髪ほどでは無いが白く儚い。
そして紅い瞳。

(……キレー……)

一度見つめてしまったらもう離せないのではないだろうか。美琴は少年から目が離せなかった。
何故か自分の頬が熱を帯びていくような気がした。


「……御坂さん?」

「……ふえっ!?は、はい!?なんですか???」


芳川の声に夢から覚めたような声をあげる。
美琴は思考を今に戻してここに来た目的を思い出す。
そうだ。自分は能力測定にしにきて、この部屋へ『代わりの人』に会いに来たのだ。


「紹介するわね。この子が今回御坂さんと一緒に行動してもらう
 一方通行(アクセラレータ)よ」

「えっと……」


ペコリとお辞儀をして初めて会う人間に対する常套句を口にする。
少年の表情は分からない。


「初めまして、御坂美琴です」

「……あァ?」


御坂美琴と一方通行の初めて出逢いだった。
243 :美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 [saga]:2011/06/16(木) 22:05:55.27 ID:OVSD3N7k0
とりあえず以上です。
アニメのロリ美琴とショタセラレータを見て思いつきました。
このあと続きが長くなりそうならスレ立てた方が良いんでしょうか…
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:06:39.45 ID:KtIaur+So
乙乙
建てた方がいいかどうかは分からないけど個別スレが建ったらブクマします
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:08:22.39 ID:OzzV5K4xo
乙乙
実際に書いてみて長くなりそうなら立てたらいいと思う
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:15:44.42 ID:gnO94s1j0

建てたら見るってことだけはハッキリと言える
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/06/16(木) 22:30:20.77 ID:SEvxD5BAO
長くなるなら立てた方がいいんじゃないかな
今いえるのは、立てたら見にいくということだけだ
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 22:50:59.04 ID:9Zb4k3hz0
なんという俺得!
立てたら絶対見に行く
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/06/16(木) 22:52:14.17 ID:KJSiCN6qo
>>226
フォーマットに見覚えがあるな

楽しみにしてる
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/16(木) 22:56:54.77 ID:c1VPR03so
あ? また電磁通行かよ。

建ててくださいお願いします。
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 01:43:39.29 ID:6SYSLLyjo
>>234
あの絵で脳内再生余裕だった
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) :2011/06/17(金) 04:06:16.08 ID:lMNsjhTAO
>>243
ああ、こういうの待ってたんだ
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 05:50:58.02 ID:DbQzhtjV0
>>226
期待…乙
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 11:46:35.62 ID:wfc/X5V10
岡本信彦いい声してるお
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 13:33:03.42 ID:X7qGaNcVo
岡本信彦の起用はアニメシリーズ最大の功績と言っても過言ではないと思う
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/17(金) 15:41:44.05 ID:HnbBVybAO
阿部敦の起用も最大の功績ともいえるぞ
あと勝杏里さんも
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 17:33:45.70 ID:quX7YNpIO
黒夜ちゃんの平常時の口調がわかりにくいわ
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/06/17(金) 20:38:11.49 ID:6I2615sAO
数レス貰います

注意事項としては、固法先輩への愛が詰まってます
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:40:21.12 ID:6I2615sAO
―――風紀委員一七七支部


固法「よしっと……ノルマも達成したし、それじゃ私はこれで」トントン

初春「ふえぇ!? 抜け駆けはいかんざきですよ、私のも手伝ってくださいよーっ!!」カタカタカタ…


    ッビシイイィッッ!!!


黒子「くぅぅおおおおの初春ッ!! 元はと言えばアナタの残飯処理ですの、口を動かす前にちゃきちゃき指を動かしなさいですのーっ!!!」ヒュンヒュンヒュン

初春「い、痛いっ!? し、ししし白井さん鞭打たないでくださーいっ!!」

黒子「えぇいおだまりッ!!」ヒュッ


    ッバヂイイィィィン!!!!


初春「はうぅっ><」

260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:42:03.95 ID:6I2615sAO
黒子「そらそらそらそらもっとですの、もっと早く且つ迅速に動かしなさいなっ」

初春「む、無理で―――!!」


    ビシャアアアァァァァァッッ!!!!


初春「あだっ!?」

黒子「わしゃ言い訳なんか聞きたあらへん!!」グリグリ

初春「ふ、ふえぇ〜っ!! 踵で踏んづけるのはやめてくださーい!」シクシク

黒子「あぎゃはぎゃはあははは―――はっ、まさかアナタ……私にシゴかれたいが為にわざとノロノロしやがってるんですの!? このッ……変態っっ!!!」

初春「へっ、変態じゃないですーっ!」

黒子「変態変態ヘンタイ変態変態変態 大 変 態 ! ! ! !」ヒュンヒュンヒュンヒュン


    ビシッッズビシュッバチバヂバチコンドビュッシー


初春「ごっ、がァァァああああああああああああ!!!」

黒子「ハァお姉たま、ハァハァお姉たま! 黒子は……黒子は何かイケない世界に脚を踏み入れてしまったみたいですなう!!」ゾクゾクッ

初春「なうぅ><」クスン

固法「人待たせちゃってるし、もう帰って良い?」

261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:44:32.87 ID:6I2615sAO



固法「ふっふふん、ふっふふん、ふっふっふ〜ん♪」テクテク

黒子「―――てなわけでして、尾行中ですなう」ソローリ

初春「固法先輩ってば、一体誰と会うつもりなんですかねー?」コソコソ

固法「〜っ♪」ブンブン

初春「……残業帰りなのにエラい上機嫌ですね、鼻歌混じりにカバン振り回しながら歩いてますよ?」

黒子「これぐらいなら良くある光景ですの」

初春「そ、そうなんですか!?」

黒子「仕事モードから通常モードに切り替えた固法先輩はまるで別人ですにょ―――ですのっ!」

初春「………」

黒子「ですの!!」キリッ!

初春(今、絶対噛んだ……)

262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:45:43.74 ID:6I2615sAO



    「ぎーんーのりゅーうのー背にー乗ーってぇー」


固法「ふっふふん……む?」ピクッ

黒子「っっ!? 静かにしなさいですの初春っ!」ガバッ

初春「んむっ!?」モガ…

黒子「先輩が中島みゆきを熱唱する誰かと接触したですなう!!」

初春(なうぅ><)モガモガ


   ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ・ ・ ・ ・


結標「どーこーまーでも行こうー……―――って、あら? この先の歌詞何だっけ……」

黒子「」

固法「あっ、あわきん」フリフリ

結標「やっほーこのりん、今帰り?」

黒子「    」

263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:46:44.17 ID:6I2615sAO
固法「あわきんこそ……またこんな所(スクランブル交差点)でストレス発散してるの?」

結標「まぁ良いじゃない、バイトの鬱憤溜まってるし……友達なんだから補導だけは勘弁よ」

固法「えっ、私達って友達じゃないでしょ?」

結標「」

初春(先輩ストレートですねー……)

固法「友達じゃなくて……親友、でしょ?」ニコッ

結標「えぇっ!?」ドキッ

初春「甘ああああああぁぁぁい!!!」

264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:48:22.54 ID:6I2615sAO
固法「ねっ♪」ニコニコ

結標「え、えへへ……そうよね、だって私
達……子供の頃からの付き合いだし////」テヘヘ

初春「どうやら二人は幼なじみらしいです」クルッ

黒子(結標ァァァああああああああああああ!!?)

固法「そういえば麦のんは? 最近見てないケド」

初春(麦のん?)

結標「あぁ、アイツも最近バイトが大変らしいって」

固法「……まだやってたんだ、Lv5がせっせとゴミ掃除のバイトを」

初春(固法先輩のお友達はLv5っ!?)

265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:49:26.47 ID:6I2615sAO
結標「まぁアイツ自身、ゴミ掃除に生き甲斐感じてるらしいから良いんだけどねー」

固法「ふ〜ん……Lv5って本当変わってるわよね」

結標「それに比べてこっちは大変よ、あの人の所に何度も何度も行き来しないといけないし……ギャラは良いけど精神的にもう……ね、肩も凝っちゃったわ」コキ、コキッ

黒子「っ!?」
(『あの人』……まさ、か―――!)

固法「アレイオジ様の所?」

結標「そうそう、このりんにも会いたがってたわよ」

固法「そうね、じゃあまた三人で遊びに行こっ♪」

黒子(か、会話に着いて行けないですの……)フラッ

初春「先輩って何者なんですかー?」

266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:51:25.03 ID:6I2615sAO
固法「それより身体大丈夫? 最近入院したって聞いたけど……」

黒子(ギクッ!)

結標「えっ? ぁっ……だだだ大丈夫大丈夫! あれぐらい何とも……」アセアセ

固法「許せないわよね……女の子の顔面殴るだなんて……ッ」

結標「まぁ……あ、あれは私もちょっと悪気があったかな〜って……」エヘヘ

黒子「……?」
(私、結標さんの顔は傷つけてはいないハズですのに……)

固法「待っててねあわきん! 私が絶対に、絶対に犯人捕まえてみせるからっ!!」ニギッ

結標「あ、ありがと……でも……そ、その必要は……だ、だってその……」モジモジ


    「何だなーンだよなンですかァァ!? 一体いつまで油売ってやがンだねーちゃンよォーッ!!?」


結標「ッ!?」ゾワッ

固法「あら」

267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:53:12.03 ID:6I2615sAO



   カツ、コツ、カツ、カツ カツ カツ…………


一方通行「残業すンのは別に構わねェよ……だがな、腹ァ空かせて主を待ってる可愛い弟と義妹の気持ちも考えろってンだスットコドッコイ」ザッ

固法「みちゆきくん……と」

打ち止め「お姉ちゃあぁぁん、お腹空いたよぉぉってミサカはミサカは泣きベソかいてみるーっ」メソメソ

固法「ご、ごめんね打ち止めちゃ〜ん!」ヨシヨシ

一方通行「腹ァ減った」グー

固法「腹ァ減った、じゃないわよバカみちゆき! お姉ちゃん遅くなるから先に食べててってメール入れたでしょ!?」

一方通行「……分かってンだよ、そンぐらいはな」

固法「だったらどうして―――!」

一方通行「俺達ァねーちゃンの手料理が食いてェからに決まってンだろおォォッ!!?」

初春「甘ああああああぁぁぁぁぁい!!!」

268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:55:07.89 ID:6I2615sAO
一方通行「第一料理なンざァ卵焼き以外できねェし、俺の財布はねーちゃンが管理してンだろォがよ……月々五〇〇円の小遣いでどォやって二人分飯ィ食えってンだ?」

固法「むぅ、分かったわよ……これからは六〇〇円にしてあげる」

一方通行「えっ、マジ!? ィィィやっホオオオオォォォォォうっっ!!!」

固法「でも無駄遣いはメッ、よ?」

打ち止め「ねぇねぇ早く帰ろっ? ってミサカはミサカはいち早く二人の手を引っ張ってみる」クイクイ

一方通行「……オイやめろ、俺ァ杖突いてンだ……壮大に転ける」

固法「そうだあわきん、『座標移動(ムーブポイント)』で私達を家まで―――……って」

固法(いない……いつの間に?)キョロキョロ

打ち止め「お姉ちゃんっ!!」ムスッ

固法「あーん分かった分かった! お姉ちゃんが美味しいの作ってあげるから……ねっ♪」ニコッ

打ち止め「わーい♪ ってミサカはミサカは両手を挙げて喜びを体現してみたり!」

269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/17(金) 20:56:52.17 ID:6I2615sAO
一方通行「チッ、さっさと帰ンぞ……材料だけは偶然にも用意してあっからよォ」カツカツ…

初春「………」


    「みちゆきくんって本当ツンデレねーっ」


    「だァァァれがツンデレだあァッ!!?」


    「それともただのシスコンさん? ってミサカはミサカは……」


黒子「………」

初春「私達も……帰りましょうか」

黒子「ですの」クルッ

初春「世の中、知らない方が良いって事もあるんですねー」トボトボ

黒子「ですなう」テクテク






…………続く?


270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/06/17(金) 20:59:25.96 ID:6I2615sAO
以上です

万能すぎるこのりんかぁいいよぅハァハァ
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/17(金) 21:02:41.97 ID:HnbBVybAO
よしまずはトイレ行って賢者に転職してこい
そしてレベル乙
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/17(金) 21:11:23.02 ID:UbajWk+AO
弟キャラな一方さんもいいよね
しかし第一位の財布とか、良い意味でも悪い意味でも凄い代物だなや
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/17(金) 21:38:46.92 ID:JNH2sVcF0
乙 いいこのりんだった
274 :とある英雄の代行目録 :2011/06/17(金) 23:15:34.00 ID:JNH2sVcF0
1レスもらいまっす!






このコーナーでは、私ことインデックスが、とうまの代わりに来たヒーロー(ヒロイン)をバッサバッサと毒舌で切り捨てる企画なんだよ!!でも切り捨てるのが無理な時もあるかも!


……………………………………………
一方「あァ、そォだな・・・・・・俺も、ずっと一緒にいたかった」

インデックス「ロリコンかも...」

一方「何だナンだよナンですかァ!?つゥかよォ!オマエは中学生の年齢だろォが!!ババァじゃねェかよ!」

インデックス「守備範囲外だったかも…ちょっと悔しいかも…」

一方通行「打ち止めァが天使なんだよォ!」

インデックス「さいでっか」


……………………………………………

浜面「楽勝だ。魔術師」

インデックス「ちょっと出番が早すぎたかも。大人しくSS1まで待って置くんだよ」

浜面「畜生… これでも第三の主人公なんだぞ」

インデックス「とうまには敵わないかも」

浜面「また毒舌かよこの野郎。俺さ、女難の相があると思うんだ」

インデックス「とうまが『氏ねリア充が!!』だって」

浜面「あいつが言ったら自殺になるな」

インデックス「同意するかも」

浜面「気が合うじゃないか!!」






………滝壺「ハッ!南東から信号が来てる……!!これははまづらがイチャイチャしている予感…」


…………………………………………

御坂「私だって、戦える
私だって、アンタの力になれる!!」

インデックス「短髪のメインは3巻と12巻なんだよ!!1巻にはお呼びでないかも!!」

御坂「空気ヒロインが何を言ってるのよ…あと当麻は私の嫁よ!」

インデックス「とうまが照れてるんだよ」

御坂「嘘っ!アイツいるの!?カミングアウトしちゃったじゃない!」

インデックス「いるんだよ」

御坂「何処よ?」

インデックス「心に、じゃないですか?」

御坂「……」

インデックス「…言ってみたかっただけなんだよ」



………上条「上条さんの数多い名言をパクられた気がする」


………………………………………………
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:50:40.96 ID:QQtiiL1DO
1レスもらいます
下ネタ注意
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/17(金) 23:51:40.71 ID:QQtiiL1DO

インデックスがイギリスに帰った日、
俺は久しぶりにベッドに横たわった。
 布団に身体が沈みこむ。
 ぐっと腕を伸ばし、枕に顔を押し付けた。

 ([田島「チ○コ破裂するっ!」]でもするかな……)

 さてオカズは何にしようかと考えに耽りながら、
寝返りをうつと、壁にゴツリと頭を打つ。
 
 (ん?)

 壁に違和感を感じた。
 普段と、何かが違っている。
 俺は不思議に思いながら壁に手を這わせていると、
あることに気がついた。

 「何だこれ……」

 それは、桃色に照り映える、愛らしいおまんこだった。

ぷに、と指を押し付けると、暖かさが伝わってくる。
 つるりと、さわり心地の良い肌だ。
 そう思い、ペロリと舌で舐めあげると、
じゅくりと奥からは半透明の液体が湧き出てくる。

布団が汚れてしまうと、慌ててまんこに指を突っ込み栓をしようとするが、
更に溢れてくるだけだった。

 (――クソッ)

クリトリスがぷっくりと膨らんでいるのが悔しくて、
思いきり摘まんで捻ってやった。

おまんこはビクリと震えた。

 かと思うと、なんと潮を噴きやがった。

 なんておまんこだ、と若干腹がたつ。

 (もう放っておいてやる)

 俺の顔はベトベトになってしまったが、
シャワーを浴びる気にもなれなくて、そのまま寝ることにした。


 朝起きると、顔に生暖かいものが這いずっているような感覚がある。

 瞼を開くと、そこにいたのは白井だった。

 「何でここにいるんだ?」

 と聞いても、

 「テレポートですの」

 としか返ってこない。

 ならば、

 「何で俺の顔を舐めていたんだ?」

 と聞くと、

 「お姉さまの本気汁が顔面に付着していたからですの」

 と、毅然とした笑顔で答えられた。

 そのとき、俺はようやく理解した。
 昨日のアレは御坂だったのだということを。



おわり
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/17(金) 23:53:20.87 ID:QQtiiL1DO
おわりです
お目汚し失礼しました
278 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」0/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:37:59.89 ID:X2gtDqmjo
20レスと少々借ります。

>>211-225の続きです。

ちょっと聞きたいことがあるので最後で質問に答えてくれると嬉しいです。
279 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」0/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:38:43.34 ID:X2gtDqmjo
………………

学園都市 第七学区 とある陸橋

アックア (………………)

上条 「くそがッ……!!」

アックア (……なるほど。このメイスを目の前にしても逃げぬのであるか)

アックア (それどころか、私から目を逸らそうとすらしない……)

アックア (立ち振る舞いや構えはまるで素人。されど気概だけは一人前であるな)

アックア (だが、)

上条 「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

アックア 「――――素人が戦場に立つものではないのである!!!」
280 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」2/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:39:27.96 ID:X2gtDqmjo
上条 (っ……あんな重そうなもん振りかぶりながらで……なんてスピードだ! バケモンか!)

上条 (だが……)

御坂 「ばっ……ばか! かっこつけてないでさっさとどきなさいよ!!」

上条 (……いくらレベル5だからって……どんなに強くたって……)

上条 (残念ながら、中学生置いて逃げられるほど上条さんは人間やめてないんですよねぇ!!)

――――――ザッ……!!!!

上条 「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

アックア 「素人が戦場に立つものではないのである!!!」

上条 (あんなメイスを振られちゃ勝ち目はねぇ!!)

上条 (だったら先に、その間合いの下に潜り込んで、)

上条 「――――――――ぶん殴る!!」

アックア 「………………」 フゥ 「……その発想が素人なのである」

上条 「……!?」

上条 (なっ……! 左手一本で俺の相手をする気なのか……!?)
281 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」3/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:40:15.14 ID:X2gtDqmjo
アックア (……ああは言ったものの、ここは元より戦場ではない)

アックア (戦場でない場所で戦士でないただの学生をどうにかする必要もない)

アックア (聖人としての身体を持つ私とぶつかれば、あの少年は間違いなく死ぬのである)

アックア (ならば……)

――――スッ……………………

アックア (聖母の慈悲を用いた簡易的な十字教魔術で吹き飛ばせばいいだろう)

アックア 「……少年。その心意気は買うが、想いだけでは誰も守れぬのである」

上条 「ッ……!!」

 アックアが圧倒的な速度で上条に迫る。
 左手を掌底のようにして、上条にたたき付け、それだけで勝敗が決するはずであった。

 しかしこのとき、アックアにとっても、上条にとっても、思いもよらない出来事が起こった。
 それは、ふたりの相互の認識の齟齬から生まれたものであった。

 ひとつに、上条の右手に “あらゆる異能を無効化する” 『幻想殺し』 があったこと。

 ふたつに、アックアの左手が物理的な攻撃ではなく魔術的な攻撃であったということ。

 アックアはそのまま左手に展開した魔術により上条を死なせることなく昏倒させるつもりであった。
 だから上条が右手を自分の左手の動きに合わせてきても気にとめることもなかった。

 上条はただ単純にアックアの左手を防御をするために右手を出しただけだった。


 だからこそ、それは起こりえたのである。



――――――――キィン……!!!!!!


アックア 「!?」 (なっ……!?)

上条 「へ……?」
282 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」4/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:41:05.04 ID:X2gtDqmjo
 アックアには訳が分からない。
 何しろ、自分自身の魔術が魔術を使うことなく破られたのだから。

 上条にも訳が分からない。
 ただ触れただけで、相手が左手ごと大きくよろめいたからだ。

上条 (いや待て、これは間違いなく……)

 そして、正気に返るのは上条の方が早かった。 

上条 (チャンス……!!)

 右手を握りしめるのに0.1秒もいらない。

 体勢を崩している相手にねらいをつけるのに0.1秒もいらない。

上条 「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 咆哮を上げ、全力で殴りかかる。

アックア 「!?」 (っ……!)

 無論、アックアはそこらの不良とはわけが違う。いわば戦闘のプロである。
 本来であれば、たとえ体勢を崩していようが、上条の拳が飛ぶ前に相手を吹き飛ばしていたであろう。

 しかし彼は、自らの魔術が破られたことに対して思考を割いてしまっていた。
 そして、素人の拳なら受けても問題はないという思考を生んでしまったのだ。

 ――――結果として、それは大きな誤算となる。

 上条の “右” 拳がアックアの頬を正確に捉え、打ち抜いた。
283 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」5/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:42:06.34 ID:X2gtDqmjo
アックア 「ッ……!?」 (なん、だと……!!?)

 当然、それはアックアに大した物理的ダメージを与えることはない。
 彼は聖人である。その肉体は通常の人間とは比較にならないほど頑丈に作られている。

 しかし、だ。

アックア (馬鹿な……! 事前に施しておいた魔術的加護が、)

アックア (――――――すべて打ち破られただと……!?)

 繰り返す。上条当麻の右手には “あらゆる異能を無効化する” 『幻想殺し』 が備わっている。

 そしてそれはたとえ 『聖人』 が自らの身体に施した防御術式であっても例外ではない。

 その瞬間、アックアは “準備を万全とした魔術師” から “ただの魔術師” となった。

 かつて傭兵として様々な戦場に立った彼には嫌というほど分かる。

 今の己が、いかに無防備な状態であるのかが。

アックア (これは……この、少年は……!)

 その時点でようやく、アックアは上条に対する認識を改めた。

 ――――――ただの少年から、一刻も早く排除すべき対象へと。
284 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」6/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:42:41.36 ID:X2gtDqmjo
 そして素人である上条にそんな変化など見抜けるはずはない。

上条 (よっしゃ! なんか知らんが相手は戸惑ってる……!)

上条 (このままあの棍の射程に入らないくらい間を詰めたまま戦えば……!)

 だから上条はもう一度右手を振りかぶり、そして――――――

上条 「――――――へ?」

――――――――――――――――――――――――――――ドバンンンッッッッ……!!!!

上条 「――――ごッ……!!?」

アックアが振るった目にもとまらぬ速度の左拳によって、橋の欄干まで吹き飛ばされた。

上条 「がっ……!!」

御坂 「あ、あんた……!!」

アックア 「………………」

御坂 「ッ……!」 ギリッ 「あんたが用があるのは私でしょう!?」

御坂 「なのに、あいつを……!」

アックア 「……彼については謝罪しよう。無論、治療もさせてもらうのである」

御坂 「なっ……。ふ、ふざけてんの! あんたは!」

アックア 「ただ昏倒させるだけのつもりだった……しかし、彼は、一体……」
285 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」7/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:43:26.43 ID:X2gtDqmjo
 目の前の男は、本気で戸惑っている様子だった。

 御坂美琴には相手の心を読むことなどできはしない。
 しかしこう思わされたのだ。

 この男は嘘をついてもいないし、彼が吹き飛ばした少年に対し本当に申し訳なく思っている、と。

 しかし、だ。

御坂 「……――――……っざ……っ、けんな……」

 ――――――夕闇の下、紫電が散った。

アックア 「む……?」

御坂 「――――ふざけてんじゃないわよあんたッ!!!!」


                         バヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ……!!!!!!


アックア 「………………」

アックア 「……なるほど。大した出力である」

御坂 「………………」

御坂 「……あいつはべつに、友達ってわけじゃない」

御坂 「仲良しこよしってわけでもないし……ムカつくし……」

御坂 「……むしろ……たぶん、嫌われてるし……でも、だからって……」

御坂 「目の前で知り合いがいいようにやられて、黙って見てられるほど人間できちゃいないのよ私は!!」

アックア 「……先に彼の治療をさせてはくれないようであるな」

アックア 「ならば君を早々に蹴散らし、不運にも戦士の戦いに巻き込まれてしまった少年を治療するとしよう」

御坂 「不運ですって……? ふざけんな!! あんたがやったんじゃないのよ!!」

アックア 「………………」

御坂 「いいわ。……たしかレールガンは効かないんだったわよね?」

御坂 「だったら見せてやるわよ……私の、異名以外の全力をねッ!!!」
286 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」7/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:44:09.37 ID:X2gtDqmjo
 暗闇に影が落ちた。

 少なくとも、アックアはその矛盾する感覚を憶えた。

 そしてそれは、紛れもない事実だったのである。

アックア 「……なるほど。科学による異能も侮れぬものであるな」

御坂 「………………」

 こちらを睨んだままの少女。おそらくあれは、彼女が呼び寄せたのであろう。

 紫電をまとった巨大な浮遊物体――――


 ―――――――― 『雷雲』――――――――

御坂 「稲妻は光速よ。あんたがいかに速かろうと避けられない」

御坂 「……殺すつもりで落とすわ。あいつに謝ってもらうんだから、死なないでよ?」

アックア 「………………」

フッ

御坂 「……!? 何が可笑しいのよ!」

アックア 「……さすが学園都市の権威の象徴、レベル5である」

アックア 「『聖人』 である私の弱点もしっかりとお見通しというわけか」

アックア 「魔術についても造詣が深いとは……なるほど。これは少々侮りすぎたのである」

御坂 「……?」 (こいつ……何を言っているの……?)
287 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」9/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:45:21.27 ID:X2gtDqmjo
御坂 「……まぁいいわ! さっきも言ったけど、死ぬんじゃないわよ!」

バヂッ……バヂヂヂヂヂ……!!!!

御坂 「………………」

――――――――――――パチッ……

アックア (来るのである……!!!)

御坂 「――――――――落、ちっ…………ろぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」



――――――――――――ズッッッバンンンンンンンンンンンンン!!!!!!



 御坂美琴が自ら述べたとおり、稲妻はほぼ光速に等しいで対象へ落ちる。

 そして彼女の学園都市第三位の頭脳を用いれば、対象に正確にねらいを定めることなど容易である。

 故に、アックアにその雷光が直撃したのは言うまでもないことなのである。

御坂 「……やった」

 ただし、

 ――――――――――――――――――――――――――――ユラリ……

御坂 「……!?」

 ――――――命中したからといって、相手が必ずしも倒れているとは限らない。
288 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」10/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:46:25.90 ID:X2gtDqmjo
御坂 「なっ……ど、どうして……?」

アックア 「……さすがに効いたのである」

 アックアは立っていた。
 もちろん無事、というわけではない。

 事前に上条当麻にあらゆる魔術的加護を破られている。

 急造で防御魔術は行使したものの、それは場当たり的なもの。

 圧倒的な出力を持つ学園都市製レベル5の全力を防ぎきれるものではない。

 ならば彼はなぜ立っていられるのか。

アックア 「……これが 『聖人』 のフィジカル……そして 『幸運』 である」

御坂 「ッ……! ま、まさか……橋……!?」

アックア 「当然、金属製の橋であるな」

御坂 「まずった……! 電束密度が散ったのね!」

 小学生でも知っていることであるが、金属は電流を流しやすい。

 そして、高校レベルの物理を習えば分かるが、空気中に放電された電流は、流れやすい場所で向かう。

 それはたとえ、御坂美琴というレベル5が必死で放電先を指定したとしても、容易に覆せるものではない。

 否。周囲が金属だらけの橋の上。
 そのような場所で、お世辞にも電気が流れやすいとは言えない人間に直撃させただけで凄まじいことなのだ。

御坂 「ッ……! 悪運の強い……!」

アックア 「……まぁ、たとえ今の雷を私だけに直撃させたところで、致命傷とはなりえなかったのである」

御坂 「なんですって……?」

アックア 「言ったはずだ。私は 『聖人』 である。ただの雷ごとき、そう大して効きはしない」

アックア 「『神』 の象徴でもある雷を利用し、私を討ち倒そうとしたのかと思ったが……」

アックア 「そうではなく、単なる物理的な攻撃であったのか。拍子抜けだな、レベル5」

御坂 「『神』 ……?」
289 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」11/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:47:22.28 ID:X2gtDqmjo
アックア (古今東西あらゆる宗教・伝説において、最高神の用いる力は “雷” に象徴されることが多い)

アックア (十字教においてもそれは裁きの力として 『神』 の力を象徴している)

アックア (我々 『聖人』 の弱点は大きくふたつある)

アックア (ひとつに、かつて 『聖人』 を刺し死に至らしめたロンギヌスの 『槍』)

アックア (そしてもうひとつが、いま君が作り出した雷雲…… 『雷』 である)

アックア (トリニティにもあるように、『神』 と 『聖人』 は 『聖霊』 と共に三位一体を形成している)

アックア (トリニティにおいて 『神』 と 『聖人』 は同一の尊さを持つと言われるが……)

アックア (それは裏を返せば “本物の 『聖人』 でようやく 『神』 と同格” ということになる)

アックア (階位において、私のような “ただ身体の構造が似ているだけの 『聖人』” では到底たどり着けぬ境地である)

アックア (故に、神の力を象徴せし 『雷』 は私にとっては脅威となりえる……の、であるが……)

アックア (……今の雷撃にそんな要素は皆無であった)

御坂 「っ……なら今度は、橋のことも演算に入れて、あんただけに直撃させる雷を落とす……!」


アックア 「――――――ふむ。させると思うのであるか?」


御坂 「ッ……!!」
290 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」12/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:48:12.40 ID:X2gtDqmjo
 御坂美琴が気づいたときには、すでに男は動き出していた。

御坂 (けど、周りは金属製の橋……! 磁力を利用して……――――)

――――――――ガクッ……

御坂 (なっ……!?)

 とっさのことに、電力が足りないことにすら気づかなかった。

 体勢を崩し、そのまましゃがみこむ。

御坂 (まずい……! 一発大きいの落としたばっかで、力が……!)

アックア 「終わりであるな」

                  ――――――ザッ……!!!!!!

御坂 「ひっ……」

 男は御坂の様子に、それ以上の反撃はないと踏んだのだろう。

 速度をゆるめ、ゆっくりと御坂の目の前で立ち止まった。

アックア 「安心するのである。生命まで取ろうとは思わぬ」

アックア 「四肢を潰す程度である」

御坂 「い……嫌……」

アックア 「……この都市ならば、義手や義足には困らないであろう。すまぬな」

 無慈悲な目だった。

 間違いなく、言ったことを実行するであろうと、御坂には分かった。

 気づけば、へたりこんでいた。

 当たり前だ。レベル5であろうと、学園都市第三位であろうと、なんであろうと、

 御坂美琴という己は、結局のところただの中学生で、ただの少女なのだから。

御坂 「た……す、けて……」

アックア 「………………」

御坂 「――――――誰か……助けて……っ……」


                    「―――――――― 『Fortis931』 !!!」


アックア 「む……!?」

御坂 「えっ……」
291 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」13/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:49:42.00 ID:X2gtDqmjo
 それは、一瞬の出来事だった。

?1 「……その少女から離れろ、外道」

 それは、どこか大人びた、少年の声だった。

アックア 「……この炎は……ケルト系であるか」

?1 「……聞こえなかったのか?」

 それは、怒りに打ち震えた声だった。



?1 「その少女から離れろ……ッ!! 燃やされたくなければなッ!!」



アックア 「ッ……」

 そしてそれは、御坂にはとても暖かいものに見えた。

 不思議と、恐怖はなかった。

御坂 「きれい、な……火……」

 助けてもらったからかもしれない。

 そう。その、紅蓮の炎に。

 ――――紅蓮の炎剣を携えた、その少年に。
292 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」14/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:50:28.45 ID:X2gtDqmjo
?2 「ステイル、この介入行動は非常にまずい気がするのですが……」

ステイル 「おいおい、今さら常識者みたいなことを言うなよ神裂」

ステイル 「そう言うなら、その 『七閃』 、今すぐ引っ込めたらどうだい?」

神裂 「……そうですね。ええ、間違いなく」

神裂 「魔術師にいたぶられている一般市民を放っておけるはず、ありませんね」

 恐ろしいくらい不自然な二人組だった。

 片や長身に赤い長髪、右目の下にはバーコードの入れ墨の(声からして恐らく)少年の神父。

 片やアンバランスなダメージジーンズに裾を大きくまくった露出度の高い女性。

神裂 「……大丈夫ですか?」

御坂 「あっ……」

 気づけば、アックアと名乗った男は大きく後退していた。

 そしてそれに代わるように、神裂と呼ばれた女性が、両手で御坂を優しく包み込んでくれていた。

神裂 「『手当』 ……古くは古代人が “手を当て合う” ことによって痛みを和らげていたことに起因します」

神裂 「術式とも呼べぬ簡易的なものですが、震えは止まりましたか?」

御坂 「あ……」

 不思議なことに、震えは消えていた。

神裂 「よかった。今日のことがトラウマになったりしたら大変ですからね」

 にこっ、と。とても優しい笑みだった。
 弱り切った御坂には、神裂が天使のように、聖女のように見えた。

御坂 「あっ……あ、あの……! もうひとり、男の子が、あいつに吹き飛ばされて……!」

神裂 「ご安心を。ここにいます」

御坂 「えっ……?」

 いつの間に、という言葉すら出なかった。
 神裂の傍らに、ツンツン頭の少年が寝かされていたのである。

神裂 「……大丈夫。大丈夫です」

 御坂に言い聞かせるような神裂の顔を見て、
 不覚にも同性にときめくとある後輩の気持ちが分からなくもないと思えた御坂であった。
293 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」15/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:50:58.40 ID:X2gtDqmjo
アックア 「……なるほど。イギリス清教であるか」

アックア 「いいのであるか? 秘密裏の作戦行動中だったのではないのか?」

アックア 「私などにかまけて、本命を落としたら目も当てられないであろうに」

ステイル 「くだらない。本命なら必ず救うさ」

ステイル 「……僕はあいにくと見ず知らずの人間を救うほど優しくはない」

ステイル 「ただ虫酸が走っただけさ。君のように、一般人に危害を加えようとする魔術師がね」

アックア 「ふむ……」

神裂 「……余裕ですね。撤退する気もないと?」

アックア 「せっかく見つけたターゲットである。ここで逃せばガードが堅くなる」

アックア 「それは面倒である」

神裂 「……それはご自分が 『聖人』 であるという余裕ですか?」

アックア 「“自分も 『聖人』 だから舐めない方がいい” とでも言いたいのであるか?」

神裂 「なるほど。やはり分かりますか」

ステイル (……神裂、相手の所属はおろか魔術分野まで不確定な今、正面からやり合うのは得策ではない)

ステイル (この少女を連れて逃げるのが最良だろう)

神裂 (ええ、ですが……)

神裂 (――――――あちらがそれを許してくれるとは思えませんが、ね)

ステイル 「……!?」
294 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」16/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:52:22.74 ID:X2gtDqmjo
 繰り返すが、そこは陸橋の上である。
 そもそも、橋とはなぜ作られるのであろうか。

 河川等の障害物を通過するためである。

アックア 「これもまた 『聖人』 であるが故の幸運とは思いたくはないが、」

アックア 「本当に水が豊富であるな、この国は」

 アックアの背後に、巨大な魔法陣が形成されていた。
 それは河川の水を吸い上げ、簡易的に作り出した魔法陣……

 アックアがもっとも得意とする大規模攻撃魔術の魔法陣であった。

神裂 「……まずいですね。一応 『七閃』 で防御魔術の形成はできますが……」

神裂 「……妙です。相手の出力が高すぎます」

ステイル 「どういうことだい? 君もあちらも同じ 『聖人』 だろう?」

神裂 「分かりません。ですが……あれほどの出力の魔術を私が一度に使えば、」

神裂 「……おそらく、この身体が負荷に耐えきれず暴発するかと」

ステイル 「………………」 フゥ 「……出力勝負では勝ち目がない、か」

ステイル 「仕方がない。こういうのは気が引けるんだが……」

御坂 「………………」

ステイル 「……君、ちょっといいかな?」

御坂 「えっ……?」
295 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」17/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:53:10.05 ID:X2gtDqmjo
 その時点で、アックアは目の前の敵を見すえていた。

アックア (……一撃で終わりにはできぬであろうが、少なくともあの 『聖人』 以外はやれるであろう)

 “敵” を見据え、“敵” を討ち倒すことを念頭に置いていた。

アックア (たとえ敵が増えようとも正攻法でたたきつぶすのみ)

 “敵” を屠るために魔術を形成していた。

アックア (魔術師として戦場に割り込んできたからには、潰される覚悟くらいはあるであろう)

 そう。“敵” のみを見据えていた。

アックア (ならば――――――)


             「――――あんた……アックア、って名前だったわよね……」


アックア 「……何であるか?」

 故に、その少女の声に、彼は少なからず驚かされた。

御坂 「………………」

アックア (相当の恐怖を味わったであろうに……まだ立ち上がるのか……)

アックア (……否。まだ “あのような目” をすることができるのであるか)

 その瞬間、アックアは認識を改めた。

アックア (……なるほど。学園都市製レベル5の第三位……御坂美琴)

アックア (君……否、“貴様” を、敵として見なそう)
296 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」18/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:54:10.43 ID:X2gtDqmjo
御坂 「……あんたが魔術とやらを形成する前に、私の雷があんたを貫く」

 見るからに限界が近い少女は、しかし毅然とした表情でそう言い放った。

アックア 「……何を言い出すかと思えば、そんなことか」

アックア 「無駄である。魔術的意味を帯びていない雷撃など、私の 『聖人』 としての肉体だけで防ぎ得る」

アックア 「それは先ほど示したばかりであるが?」

ステイル 「それはどうだろうか?」

アックア 「………………」

ステイル 「先とは違うファクターがある。僕たちだ」

アックア 「……大した脅威ではないのである」

ステイル 「言ってくれる。しかし、上を見ても同じ事が言えるかな?」

アックア 「上……? ――――――ッ……!?」

神裂 「気づいたようですね」

神裂 「……あなたが水で魔法陣を描くように、私もまたワイヤーで魔法陣を描きます」

神裂 「そしてあの我々の頭上に張り巡らせた魔法陣の意味……」

神裂 「やはりあなたなら分かりますか」

神裂 「―――― 『聖人』 であるあなたなら」

アックア 「っ……考えたものであるな……」

アックア 「神を象徴する 『雷』 ……」

アックア 「科学で作り出した 『雷』 をあの陣形に通すことによって、意味を後付けする……」

神裂 「急造の魔法陣です。科学との競合が起きないとも限りません」

神裂 「しかし、これは私見で恐縮ですが……」

神裂 「……この少女が死ぬ気で作り上げたあの雷雲が、あなたを貫く気がしてならないのですよ」 ニコッ
297 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」19/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:55:00.04 ID:X2gtDqmjo
アックア 「………………」

アックア 「……肉体的な損耗はゼロではない」

アックア 「加えて、その少年の力かは知らぬが、魔術的加護がゼロに等しい」

御坂 「………………」

アックア 「……覚えておくといい、御坂美琴」

アックア 「私は 『後方のアックア』 。近いうちに必ず、貴様を含めた全レベル5を潰す者だ」

御坂 「………………」

ギリッ

御坂 「……そっちこそ覚えときなさいよ」

御坂 「私の名前は御坂美琴! 学園都市のレベル5! 第三位の 『超電磁砲』 !」

御坂 「次は絶対に……あんたなんかを怖がったりしないから!!」

アックア 「………………」

タッ…………………………――――――
298 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」19/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:55:49.56 ID:X2gtDqmjo
…………………………――――――――

ステイル 「……行った、かな……」

――――……ハァ……

ステイル 「……冷や冷やしたよ。いつはったりが見破られるかってね」

神裂 「いい演技でした。協力ありがとうございます」

御坂 「い、いえいえ、そんな……」 フラッ 「……あ、あれ……?」

ステイル 「おっと」

 倒れ込む御坂を、長身の神父が抱き留めてくれる。

御坂 「あっ……あり、がと……///」

ステイル 「ふむ。やはりだいぶ消耗しているようだね。無理をさせてすまなかった」

御坂 「い、いえ……むしろ、本当にありがとうございます……助けて、くれて……」

ステイル 「……べつに好きで助けたわけじゃないさ」

神裂 「……しかし凄まじいはったりを思いついたものですね、ステイル」

神裂 「彼女はこの通り雷撃を撃てるような状態ではありませんし、」

神裂 「加えて私が作り出した魔法陣も単純に “YHVH” を表すだけの紋様です」

神裂 「たとえ雷を通過させたところで、効果が出るかは正直疑問ですし……」

ステイル 「ああいうのは言ったもの勝ちだ。“可能性” があるだけでいいんだよ」

ステイル 「……さて、」

スッ

御坂 「わっ……わひゃっ……」 (お、お姫様だっこ……?)

ステイル 「軽くて助かる。一応は英国紳士だからね。家までは送るよ」

神裂 「では、私はこの少年を」 スッ 「……きちんと食べているんですかね? やたら軽いですが」

上条 「………………」
299 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」21/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:56:53.38 ID:X2gtDqmjo
御坂 「なっ、何からなにまで……すみません……」

ステイル 「ああ……もし、ほんの少しでも感謝してくれているなら、協力してくれると助かる」

御坂 「協力? 私にできることなら、是非!」

ステイル 「……人を探しているんだ」

御坂 「人……?」

神裂 「……ちょうどいいです。明日から一緒に探してはいただけませんか?」

ステイル 「神裂……?」

神裂 「……この少女のことも心配です。『聖人』 に狙われているんですよ?」

ステイル 「お節介な奴だ。あの子を助ける障害になり得るぞ?」

神裂 「ならばなぜ助けたんです? あのまま見逃していればよかったじゃないですか」

ステイル 「っ……ああ分かったよ!」

ステイル 「ならこういう契約としよう。べつに馴れ合うわけじゃないぞ?」

御坂 「は、はぁ……?」

ステイル 「君には僕らに協力してとある少女を捜す手伝いをしてほしい」

ステイル 「学園都市の人間なら、僕らが知らない隠れ場所とかも知っているかもしれないからね」

ステイル 「その代わり……僕らが君を守るよ」

御坂 「……!!」 ドキッ

ステイル 「……? どうした? 顔が赤いが」

御坂 「にゃっ、にゃんでもにゃいれす! わ、わかりました!」

ステイル 「?」

神裂 「………………」 ハァ
300 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」22/22 [saga]:2011/06/18(土) 00:58:27.14 ID:X2gtDqmjo
………………学園都市 裏路地

アックア 「………………」

アックア (……やはり、魔術的加護が完全に消滅しているのである……)

―――― 『うおぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』

アックア (あの少年に、魔術的な気配はなかった……ならば、何故……)

ガサッ……!!!

アックア 「む……?」

? 「う……」

アックア (……? 誰か、倒れているのであるか……)

 アックアの志向は揺らがない。
 アックアの目指す先は変わらない。

 先ほど、齢14の少女の両手両足を潰そうとしたその両の手で、

 少女を再起不能に落とそうとしたその魔手で、

 悪魔のごとき力を発揮するその毒手で、

 そこに倒れている何者かを救おうと手をさしのべる。

 そこに矛盾はない。

 彼にとって何より大事なのは、戦場であるか否か。そして敵であるか否か。

 戦士であるか否か。

アックア 「む……――――――――――ッ!!!?」

 しかし、彼にはひとつ誤算があった。

 “倒れているただの一般市民を助けよう”

 そんな考えは、見るも無惨に打ち砕かれた。

アックア 「こ、これは……馬鹿な……! なぜ、こんな場所に、こんな……!!」

 それは戦士であるか。否。


? 「……う、ん……?」


? 「あなたは、だぁれ……?」



 紛れもない、


インデックス 「ごはんをくれると、嬉しいな」



        ――――――――――『魔神』 であった。

301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/18(土) 01:02:17.32 ID:X2gtDqmjo
以上です。長々とスミマセン。


いつかスレを立てたいのですが、そのときに地の文入りでやった方がいいか、

もしくはなしでやった方がいいか、アドバイスをいただきたいです。


>>211-225
は台詞のみ

>>279-300
は台詞地の文混合(二時間で書いたから変かも)


自分で考えろって話なんですが、アドバイス頂けたら嬉しいです。
実は地の文を入れてSSを書いたのは初めてなのですが、何か指摘等あったらそれもよろしくお願いします。
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:02:59.37 ID:lnX6DENbo
おつおつ
戦闘アリシリアスなら地の文があったほうがいいなー
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/18(土) 01:04:43.34 ID:0BH7FZ7To
youスレ立てちゃいなよ
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:05:17.06 ID:Mq9IOO5ko
書きやすいほうでいいんじゃないかな
つーかステ琴とかマジで俺得すぎるんでスレ立てお願いします!
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:14:22.01 ID:trgpzcfbo
ここまで早々に魔術に深く関わる美琴は初めて見たなぁ
禁書がアックアと絡むとして、上条さんと美琴側は必要悪の教会にどの程度関わるんだろうか
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/18(土) 07:02:38.38 ID:FLe8u0ago
地の文アリの場合、同一人物の会話で一行ごとに話者名を書いてるのは冗長に見えたんで
複数行使ってまとめたらいいんじゃないかなと思った。
なので今の記述スタイルなら地の文ナシのほうがよく見えたよ。
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/06/18(土) 10:13:31.57 ID:M/H/WUbAO
個人的には違和感とかは無かったから書きやすい方でいいんじゃないかな

それはそうと後方禁書だけでも十分楽しみなのにステ琴だと…
wktkが止まらねえ!
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/18(土) 10:57:42.89 ID:7wMadqJ00
乙! 面白いよー
この完成度ならスレ立てするべきレベル

地の文+台本はちょっと変に見えるけど浜面禁書もそうだった気がするし
書き手の好きにしてもいいんじゃない
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/18(土) 12:31:49.45 ID:xI1D9CwAO
新しい良SSの誕生だハッピーバースデイ!!

本当続きが読みたいです
あと自分がやりやすいように書いた方が良いと思います
今でも十分読みやすいし
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/18(土) 12:49:29.55 ID:QQfIV+Pw0
せっかく上条さんがフリー?なのにステイルにフラグを立てられてしまうとは…
インデックスの存在は美琴にとって鬼門なのかww
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/18(土) 13:04:23.81 ID:xI1D9CwAO
イン←ステ←美琴

神裂←上条←アックア

恋の一方通行ですねわかりまァす
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/18(土) 14:58:02.84 ID:/xk+KHLN0
>>311
約一名おかしいぞwwww
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/18(土) 15:51:15.07 ID:/xk+KHLN0
一レス貰います
ギャグかな?




上条「何を言ってんだテメェは!正論吐きゃ人を殴ってもいいとでも思ってんのか!?」

オリアナ「……ッ!」

上条「言い返せねぇなら、テメェの幻想はこの場で欠片も残さず……」

?「異議あり!」

上条「……へ?」

一方「正論吐きながらぶン殴られましたァ」

ヘタ錬「自然。正論を吐かれた後に記憶を奪われた」

シェリー「アンタにだけは言われたくない言葉よね」

建宮「俺なんて誤解されたまま殴られたのよな」

オリアナ「…………ふぅん」

上条「あの、それには深い事情が」

一同「「「問 答 無 用」」」





上条「という夢を見た」

イン「……説教するときは、自分のことを客観的に見るべきかも」

使い古されたであろうネタ。
終われ
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/06/18(土) 17:41:04.74 ID:8TDrxVps0
突発的に思いついたネタを十二レスほど。
ダンガンロンパを禁書でやってみる。
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/18(土) 17:42:26.79 ID:9nGn/vqn0
???『――――希望ヶ峰学園』

???『東京都内に大きくそびえ立つ、選び抜かれたエリートだけが通うとんでもない高校だ』

???『ここに通う生徒は、何かしらの分野で「超高校級」の力を持つ事――それが入学条件だ』

???『志願ではなく、学園側からのスカウトでしか入学出来ないほどのエリート校』

???『――――俺は、そんなとんでもない所の校門に立っていた』





???『まずは簡単に自己紹介から始めようと思う』

???『俺の名前は上条 当麻。
ちょっとだけ不運なところを除けば、どこにだっている普通の高校生だ』

上条 当麻『好きな音楽やゲームは、だいたいがそのジャンルの中でトップの物。
運動能力も至って平凡。成績も…………まぁだいたい平均か、それより少し下ぐらいだ』

上条 当麻『さて。とにかく、どこまでも平凡な俺がどうしてこんな所にいるのかと言えば、色々と理由がある』


316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/06/18(土) 17:43:42.53 ID:1OLsmj240
上条 当麻『――数日前、我が家に一枚の手紙が届いた』

上条 当麻『それは、希望ヶ峰学園への入学スカウトだった』

上条 当麻『最初、俺は何かの冗談かと思った』

上条 当麻『しかし、それは本当だった』

上条 当麻『毎年抽選で一般的な高校生から選ばれる、超高校級の幸運枠。それが、俺だった』

上条 当麻『両親は喜んだ。ようやく、俺にも幸運が舞い降りた、って』

上条 当麻『俺も嬉しかった。ようやく、両親に苦労とかさせないで済むのかな、って』





上条 当麻『そして――――俺は今、この学園の前に立っている』

上条 当麻「中に、入るか」

上条 当麻『いつまでも突っ立てる訳にはいかない。俺は、ゆっくりと校門をくぐった』


317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/06/18(土) 17:45:32.40 ID:Ersv6Y+Y0







上条 当麻「何つーか、広いな」

上条 当麻『さすがは政府公認のエリート校。玄関ホールの床は大理石で出来ていた』

上条 当麻「……っと」

上条 当麻『見惚れてる場合じゃない。早く行かないと、入学式に間に合わない』





上条 当麻『――――そう思った、その時』





上条 当麻「……………………え?」

上条 当麻『当然、ゆっくりとそれは起きた』

上条 当麻『体がフラフラする。視界もグルグルとして、平衡感覚が崩れていく』

上条 当麻「……………………………………あ」

上条 当麻『俺は、そこで意識を失った――――――』







上条 当麻「う、ん?」

上条 当麻『目を覚ますと、俺は地面に倒れていた』

上条 当麻「……?」

上条 当麻『フラフラと立ち上がれば、ここが希望ヶ峰学園の玄関ホールである事に気付いた』

上条 当麻『気を失っていたのだろうか、と思っていると――――』

???「ふん。ようやくお目覚めか」

上条 当麻『背後から声がした』


318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/06/18(土) 17:47:20.00 ID:1OLsmj240
上条 当麻「だ、誰だ?」
上条 当麻『俺は慌てて振り返り――――驚愕する』

上条 当麻「なっ…………」

上条 当麻『振り向いた先には、何人かの人が――たぶん同じ希望ヶ峰学園の生徒だ――が居た』

上条 当麻『言っておくが、俺はそんな事に驚いたんじゃない。さらにその後ろにある光景に驚いたのだ』

上条 当麻「…………何だ、これ」

上条 当麻『視線の先にあるのは、大きな扉だ。俺の記憶に違いがなければ、さっきはこんなモノはなかったはずなのに』

???「えっと……大丈夫ですか?」

上条 当麻『呆然としている俺に、頭に花を載せた女の子が聞いてきて、やっと正気に戻る』

上条 当麻「あ、あぁ……。どう、なってんだこれ?」

???「それは俺様が聞きたいな」

上条 当麻『どこか高圧的な態度でそいつが言うと――――』

???「待て。まずは名を聞くべきなのではないかね?」

上条 当麻『どう見ても高校生には見えない、筋肉質の男が言った』

???「そうだね……。まずは自己紹介すべきかも」

上条 当麻『美しい銀髪のシスターさんの恰好をした女の子の一言で、自己紹介が始まった』


319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/06/18(土) 17:48:40.36 ID:eKo4hVhf0
――――超高校級の???――――

『インデックス』

――――超高校級の超能力者――――

『一方通行』

――――超高校級のアイドル――――

『御坂 美琴』

――――超高校級の下っ端――――

『浜面 仕上』

――――超高校級の博愛主義者――――

『青髪ピアス』

――――超高校級のハッカー――――

『初春 飾利』

――――超高校級の陰陽士――――

『土御門 元春』

――――超高校級の侍――――

『神裂 火織』

――――超高校級のシスター――――

『オルソラ=アクィナス』

――――超高校級の傭兵――――

『ウィリアム=オルウェル』

――――超高校級のお嬢様――――

『麦野 沈利』

――――超高校級の御曹司――――

『垣根 帝督』

――――超高校級の宮大工――――

『木原 数多』

――――超高校級の宗教家――――

『フィアンマ』


320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西) [saga]:2011/06/18(土) 17:49:57.34 ID:YFnRjY9a0
上条 当麻『これで、全部だよな』

ウィリアム=オルウェル「さて、これで互いの名は覚えられたが……」

御坂 美琴「あの……一体何が起きてるんでしょうか……」

フィアンマ「……俺様は分からんな。生憎と眠っていたし」

一方通行「俺もだ」

上条 当麻『皆、俺と同じように玄関ホールまで来た先からの記憶がないらしい』

垣根 帝督「……クソ、何だよこの扉」

上条 当麻『俺はもう一度扉を見る。どうやっても、それが開く事はなかった』

上条 当麻「と、とりあえず他に誰か居ないか探さないか?」

木原 数多「……だなぁ。何がどうなってるかさっぱり分からねーし」

神裂 火織「しかし、何も分からないならむやみに動くのも危険では……」

初春 飾利「そうですよ。な、何か異常ですし」

上条 当麻『その一言に、他にも何人かが賛同した』


321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西) [saga]:2011/06/18(土) 17:50:58.81 ID:YFnRjY9a0
フィアンマ「……ふん。ならばここで待てば良い。俺様は動くぞ」

麦野 沈利「だねぇ。私もそーするわ。着いてきなさい、浜面」

浜面 仕上「……えっと、俺っすか?」

麦野 沈利「他に誰がいるの?」

浜面 仕上「……………………ですよねー」

上条 当麻『さすが超高校級の下っ端。さっそく隷属する人間が決まったらしい。
が、まぁそちらは放っておいて。
結局俺も動く事にした。他にも何人かが動く事にしていたからだ。
……流されやすいヤツ、と軽く自分を評価していると――――それは、突如始まった』

キーン、コーン、カーン、コーン…………

一方通行「何だァ?」

御坂 美琴「こ、これって……」

青髪ピアス「チャイム、やねぇ」

土御門 元春「だにゃー、訳分かんねーぜい」

上条 当麻『突然のチャイムに俺は皆の顔を窺う。
皆、訳が分からない、といった顔をしていた。――――しかし、これは始まりに過ぎなかった』


322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西) [saga]:2011/06/18(土) 17:52:08.36 ID:vGBJLjTM0
???『あー、マイクテスマイクテス。……もう良いかな?』

オルソラ=アクィナス「あらあら。天井に人がいたのでございますか」

上条 当麻「いや、たぶんこれって……」

???『校内放送校内放送。オマエラ、至急体育館に来て下さい』

上条 当麻『突然の声に驚く間もない。体育館? 何でそんなところに? などと疑問は沸き立つ』

フィアンマ「……まったく。俺様は先に行くぞ」

上条 当麻『その一言で、大多数の連中が動き出す。特に疑問に感じないのだろうか?』

上条 当麻「…………行くか」

上条 当麻『結局、動く事になった』





上条 当麻「ここか……」
上条 当麻『体育館は結構近くにあった。その前にあるホールに、今俺は立っている』

上条 当麻「皆、もう入ったのか……?」

上条 当麻『周りを見回せば、監視カメラがある事に気付く』

上条 当麻「うーん…………」

上条 当麻『何か嫌な予感がする。が、立ち止まっても何も始まらない。俺はそっと、扉を開けた――――』

上条 当麻『――――絶望の、扉を』


323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西) [saga]:2011/06/18(土) 17:53:18.73 ID:wM6EBrbI0







上条 当麻『体育館は広い。たったの十五人しかいないからか、そう思えた』

垣根 帝督「……さて、全員揃ったが……」

インデックス「……誰もいない、ね」

御坂 美琴「だ、誰かいませんかー?」

上条 当麻『その声は広い体育館の中で反響して、虚しく消えた』

木原 数多「……ったく。誰もいねーなら、呼び出すんじゃ……」

上条 当麻『そう言いかけた、その時』

???「ちゃんといるよッ!?」

上条 当麻「…………なっ!?」

上条 当麻『俺はおもいきりマヌケな声を上げた。だって、いきなり目の前に――――』

オルソラ=アクィナス「まぁ。かわいらしいクマですね」

上条 当麻『ヘンテコなクマの……ぬいぐるみ? が現れたからだ』


324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西) [saga]:2011/06/18(土) 17:55:01.92 ID:SK3Z8LBq0
???「うぷぷ……。やぁ、皆さん。ボクはモノクマ。この学園の学園長です」

一方通行「あァ? 何言ってンだ、このミョーチクリンは」

モノクマ「ミョーチクリンとは失礼な! ボクは学園長だぞーッ!」

上条 当麻『な、何だコイツ……?』

インデックス「……それで? その学園長は一体何の用なのかな?」

モノクマ「あっと、そうそう……うぷぷ」

フィアンマ「おい……言いたい事があるならさっさと言え」

モノクマ「まぁまぁ、そう焦りなさんなって。早漏は良くないよ?」

上条 当麻『ホントに何だよ、コイツ……』

モノクマ「えー、オホン。皆さん、もうお気づきでしょうが、皆さんをこの学園に閉じ込めさせていただきました」

上条 当麻「…………は?」

上条 当麻『待て、コイツ何を……』

モノクマ「うぷぷぷ。これからねぇ、キミ達にはこの学園で一生を過ごしてもらいます」

土御門 元春「はぁ!? 何言ってんだにゃーっ!?」

上条 当麻『すぐさま周りでざわめきが起こる。一生? この学園で過ごす?……訳が、分からない』


325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西) [saga]:2011/06/18(土) 17:55:59.77 ID:h7cTZLkU0
一方通行「オイ、オマエ。何の冗談だ?」

青髪ピアス「そやで。いつまでもそんなラジコンなんか使っちゃってー」

モノクマ「は? ラジコン? 冗談? キミ達こそ何言ってんの?」

御坂 美琴「だ、だってこれ入学式のセレモニー的なアレでしょ?」

モノクマ「やだなー! 冗談な訳ないでしょー!!」

浜面 仕上「ふ、ふざけんじゃねーよ、この……何かが!!」

モノクマ「何かとは何だ!! ボクは学園長だぞーッ! ……さっきも言ったね、これ」

フィアンマ「……おい、くだらん事を言っている暇があるならさっさとここから出せ」

モノクマ「ん? ここから出たいの?」

神裂 火織「当然です」

モノクマ「うーん。そっかぁ」

上条 当麻『モノクマ? はそう言うと、何かぶつぶつ呟きだす』

麦野 沈利「何呟いてんのよ、さっさとここから……」

モノクマ「はいはい! じゃあね、特別ルールを作りましょう!」

ウィリアム=オルウェル「特別ルール?」

モノクマ「うん。あのね――――」





モノクマ「――――この中の誰か一人を殺す事。そしたら、ここから出しましょう」





上条 当麻『こうして――――俺達の、最凶最悪の超絶望的な高校生活がスタートした』


326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/06/18(土) 17:59:57.74 ID:cdaA9raI0
以上です。駄文によるお目汚し失礼しました。
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/18(土) 18:07:14.50 ID:B7zN4PzAO
封鎖された窓や扉なんか普通に突破しそうな連中に溢れてますね
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/18(土) 18:27:15.19 ID:xI1D9CwAO
モノクマ逃げてー
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 18:29:26.71 ID:SqPJ/W6DO
なんだ、俺の天使さくらちゃんは出ないのか…
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 18:40:51.99 ID:8fHq5u0DO
>>329
天使はいるじゃないか
ホラ、ウィリアムさんが…(セーラー服着用)
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 19:00:21.08 ID:BnZlbg+SO
2レス貰います

※注意※
キャラ崩壊あります

狂気を帯びてます

絹旗かわいいですよね
332 :土御門「義妹は永久に不滅だ」ゴフ :2011/06/18(土) 19:03:26.21 ID:BnZlbg+SO
一方通行「お前、今から俺の義妹なァ」キメガオ

絹旗「超了解です、お兄ちゃん」キラキラ

一方通行「もっかい、お兄ちゃんプリーズ」ウズウズ

絹旗「お兄ちゃん♪これでいいですかお兄ちゃん…って大丈夫ですか!?」

一方通行「大丈夫、爆発しそうになっただけだァ」ボトボト

絹旗「本当に超大丈夫ですか、お兄ちゃん!」ウルウル

一方通行「」ゴファ

一方通行「俺ァもう死ンでも悔いはねェ」プルプル

絹旗「ってお兄ちゃん、お兄ちゃん、超死んじゃ駄目です!」ギュッ
一方通行「」ムニュ

一方通行(ちっぱいがちっぱいがちっぱいがちっぱいがちっぱいがちっぱいが……)

一方通行「クカカキクカァァァァァ」ブファァァァァァ

一方通行「」パタリ

絹旗「お兄ちゃぁぁぁぁぁん」ウワァン





冥土帰し「あぁーはいはい大丈夫だから、今から輸血するから大丈夫だよ」
333 :土御門「義妹は永久に不滅だ」ゴフ :2011/06/18(土) 19:05:14.88 ID:BnZlbg+SO


一方通行「」ユケツチュー

御坂「またなのね」ズズー

上条「まただな」ズズー

垣根「打ち止め、番外個体、黒夜を妹にした時もこんなんだったな」チャバシラハッケン

打番黒「お兄ちゃん」ウルウル

初春「それにしても、今回はたくさん血を出してますね」カキネサンワタシモデスヨ

御坂「絹旗さんは確か、アイツの一番の好みらしいからね」コノケーキオイシイ

上条「妄想しただけでも、鼻血を出しまくってたし」ケーキインデックスニモッテカエッテヤロウ

初春「なんで一方通行さんはこんなことしてるんですか?」オイシイ

垣根「あの4人が義妹になってる夢を1週間連続で見て神からのお告げだと思ってこんなことをしてるんだとよ」

初春「……なんか凄いですね」ホントダ

一方通行「」フッカツ

打番黒絹「お兄ちゃ〜ん」ギュッ

一方通行「義妹サイコォォォ」ブファァァァァァ



上条「そういえば、土御門を最近見ねえな」ボソ
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/18(土) 19:07:30.59 ID:BnZlbg+SO
以上です。こんな駄文で申し訳ない。

つっちーは、みんなに義妹の素晴らしさを教えてあげたかったんだよ
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [saga]:2011/06/18(土) 19:38:51.09 ID:gMg6/D8W0
通行止め前提の電磁通行。
ハードカバーのラブストーリー調に挑んでみた結果、死ネタ注意になったので苦手な方は避難して下さい。
6レスほど頂きます。
336 :愛してる、って言ってみる。 1/6 [saga]:2011/06/18(土) 19:39:56.42 ID:gMg6/D8W0





最後のデータを算出し終えるとフルマラソンを完走したマラソンランナーの様に倒れこんだ。
そんな一方通行を、苦笑しながら御坂美琴が助け起こす。
すると、




「――――――――………一方通行、?」





彼の急速な息遣いだけが、無機質な部屋にやけに響いた。







337 :愛してる、って言ってみる。 2/6 [saga]:2011/06/18(土) 19:41:04.73 ID:gMg6/D8W0



*****





妹達が次々と天に召され始めたのは、2年半前の事だった。



一人、また一人と世界各地で消えていく命に一番焦ったのは妹達当人より、姉たる美琴より、製造者である芳川より、
誰よりきっと、一方通行だった。

出来ることなら代わってやりたい。しかし何も出来ない無力感。
本当に何も出来ないのか?続く自問自答。
無駄。間に合わない。だが出来なくて何が超能力者だ。



彼が延命の研究を開始したのはかなり早い段階だった。

『普通の生活』に徐々に溶け、睨み合った人間とも冗談を交わすほどでなくとも会えば話すほどの間柄となり、
これまでの身内以外にも親しい人間を職場や生活環境に作り始めた人生を全てかなぐり捨てて、彼は再び『此処』に戻った。


―――――超能力者、『第一位』だけが必要とされる世界。


『一方通行』個人でなく『第一位』の頭脳と価値観だけが要される此の場所に、彼は再び帰ってきた。
それを美琴が追いかけたのは、彼でなく自分こそが彼女達を守るべきという意地やプライドだったのだろうか。

美琴にもそれは分からない。
それでも現に御坂美琴は此処にいる。
憎み殺してやると恨んだ14歳の少女から酸いや甘いを知り始めた20代も半ばの女として、御坂美琴は一方通行の隣にいる。
自分でも煮え切らないその理由が、愛する妹の為という姉の責務だと、せめてそう思いたかった。





338 :愛してる、って言ってみる。 3/6 [saga]:2011/06/18(土) 19:42:05.91 ID:gMg6/D8W0




問題が発生したのは奇しくも9月30日。
残存する妹達が製造当初の4分の1になったその頃、一方通行に限界が来た。

精神的な場面もさる所ながら物理的な、しかし連日の徹夜や不摂生が祟った故の限界ではなく、
症状的にも彼本人の心境的にもより高度でより複雑な、そんな限界だった。



「もう能力は使わない方がいいね」



命を懸けて護ると誓った少女達(見た目がいくら大人びても、彼らにとって彼女達は永遠に儚い少女だ)を救うため戻った此の世界。
果たしてその言葉は、『第一位』だけが求められた場所に帰還した彼にどれほどの衝撃を与えたのだろうか。


「君が自分を検体として差し出す代わりに妹達の研究機関を用意したのは知っているよ。
 無論、君が検体提供を続けるにも君自身が延命研究を続けるにも能力使用が前提なのは百も承知さ」


アニメや漫画でデフォルメされた様なカエル顔で真面目腐った事を言うものだ。
何処となくアンバランスだなぁ、と思ってしまうのは美琴の明らかな現実逃避。


「その上で君の担当医として言わせてもらう。もう能力は使わない方が良い。2年前から言っていただろう、君の脳は限界だ。
 ―――――――それ以上酷使すれば、必要器官に作用する箇所にも支障が出る」


研究費用も研究施設もタダで用意できる訳ではない。
一方通行のポケットマネーでも十分な研究資材を準備するには聊か足りず、コネを集めても施設を確保することも出来ず、
元研究者の芳川桔梗をツテにしても、潤沢な研究資材と研究施設を物々交換で用意するのが手一杯。

『一方通行』を差し出すしかなかった彼は、2年前のその当時、自身の結末も知っていたのだろう。
彼を追いかけて『超電磁砲』として隣に立った、私なんかには何も告げずに。





医者から受けた宣告の後も、彼は研究の最前線に立つことを止めなかった。
こうしている間にも次々と消えていく少女達を一人でも多く救う為には、悔しい事に彼に頼らざるを得なかった。

心成しか日に日に彼もやつれていっているように感じる。
日常から戦場へ。研究に際してチョーカーのスイッチを切り替えた直後はいつだって指先がおかしな方向へ震えていた。



少女も彼も、現状は全て、限界を迎えつつあった。






339 :愛してる、って言ってみる。 4/6 [saga]:2011/06/18(土) 19:43:01.76 ID:gMg6/D8W0



*****





約1年後。最後のデータを算出したとき。
残っている『少女』は打ち止め、一番無理をしないで製造された少女であり、一番彼が護りたかった少女。
体の自由が利かなくなり、話す事も起き上がる事も出来ず、毎日の生活を病院で送るようになった彼女がそれでも今日まで生き残って居た事を、

人はこれを奇跡と呼ぶのだろうか。必然と呼ぶのだろうか。
それとも、――――――――





そして話は冒頭に戻る。
最後の最後で気が緩んだのか突如意識を失った彼は例の医者が居る件の病院へ、美琴の付き添いで救急搬送された。

一方通行に血縁はいない。
学園都市を出れば彼の親が名乗り出てくる可能性も無きにしも非ずだが、本人がいないと認識している限り、こちらもいないと考えていいのだろう。
よって美琴は彼の家族として、彼の昏睡を黄泉川愛穂や芳川桔梗、打ち止めに伝える事にした。


Prrrrrrrr………、Prrrrrrrr………


コールすること十数回。
自宅に掛けても携帯にかけても、通話中のまま彼女達は一向に出ない。
焦りが更なる焦りを呼んで、ミミズの様に嫌な汗が背中を這いずる。

はやく、はやく。

医者に告げられるまでもなく分かる。
これでも医療科学を専門分野にしてきた研究者の一端であるし、何より彼は2年も前から今日という日を予告されていた。






繋がらなかった電話は、相手からの通信によって繋がった。

搬送される一方通行の周囲に転がった彼の手荷物(と言っても白衣の内ポケットに入る程度の日用品だが)を咄嗟に掴んできた美琴の手元にあった、彼の携帯。
美琴の手の内に収まった小さなソレがブルブルとバイブレーションを振動させる。


着信:黄泉川愛穂


「………はい」と答えたとき、声は震えていなかっただろうか。
彼の状態を伝えようとした自分の声を遮った相手方の静かな声に、悲鳴を上げたりしなかったろうか。




340 :愛してる、って言ってみる。 5/6 [saga]:2011/06/18(土) 19:44:36.52 ID:gMg6/D8W0


のろのろと一方通行が目を開ける。
だが、その瞳の焦点は揺らいだまま、濁った様に輪郭しか映さない。


「――――――――――打ち、止め?」


だからなのか、同じ顔を成長させた美琴を見て、彼は真っ先に彼女を呼んだ。
4つも若い妹に間違えられた気恥ずかしさより、間違えられた大きな悲しさが美琴を襲う。


「…………御坂の野郎、間に合った、ン、だな………もう、普通に、歩き回れンのか?」


込み上げる熱いモノを押さえつけてコクリと頷く。
そっと手を握るのは、声帯の負荷で喋れなくなった彼女が使っていた『ありがとう』のサイン。


「手ェ、……震えてンぞ、馬鹿。俺の事、なンて気にして、ンじゃねェよ………俺が好きで、やったンだ」


息も絶え絶えに話す彼の声は、枯れ果ててとても聞き辛い。
電極を通常モードからOFFモードに切り替えれば彼の時間も少しばかり伸びるのだろうが、今は彼の言葉を一語一句聞き逃したくなかった。


「…………そォだ。俺が、好きでやったンだ。妹達が、オマエらが、」


語って、語って、語り尽くして。
生きた証を残そうとする彼の、立証人になりたかった。せめて。


「オマエ、が、――――――――」


痰が詰まった様に声が途切れる。
不思議そうに喉に手を当て、納得したように悲しげな眼を向ける彼。
限界点は、あと数分。

代弁者になりたかった。
彼女の?彼の。

少女達を救う為、嘗て憎み合った彼と研究を始めて3年と半年。
その期間だけは誰より彼の隣に居た。
黄泉川よりも芳川よりも番外個体よりも、打ち止めよりも。


「大丈夫」


(私の声が、妹に似てればいいな)
少女達が普通に同腹から生まれた妹だったら良かった。
そう思っていた筈なのに、今日だけはあの子がクローンであったことに感謝した。


「ミサカも、あなたと同じ気持ちだよ」


堰を切った様にとうとう熱いモノが頬を伝った。
そして、漸く気づいてしまった。

私はきっと <  > だったのだ。
3年半を共にして、知ってしまった彼の表情。
彼女達を、彼女を護ろうと泥に塗れる彼の事が。
彼女の為に命を削って戦う彼の事が。
彼女を愛する彼の事が。


「―――――――    、ってミサカもミサカも言ってみる」


私はきっと、<  > だったのだ。


心音計の甲高い音が木魂した。
安心しきった彼の目を濡らす小さな雫を指先で拭う。
子供の様に優しい寝顔が安らかで、嬉しくて、非道く残酷で愛おしかった。

341 :愛してる、って言ってみる。 6/6 [saga]:2011/06/18(土) 19:45:38.57 ID:gMg6/D8W0



*****





背景、打ち止め様。

あなたが愛したであろう彼は、あなたが言ったであろう言葉で安らかな眠りにつきました。
私が存在したことで、あなたは彼から欲しい言葉が得られたでしょうか。
私が存在したことで、彼はあなたに伝えたい事を言えたでしょうか。



『―――――打ち止めが、さっき眠りについたじゃんよ。本当は連絡したかったけど通話中のまま繋がらなくて、………
 …………間に合わなくて、残念だった。あの子は、後悔してなかったみたいだったけど』



私の気持ちも私の想いも、全部全部、二人の為に存在したのだ。
互いが互いを想う二人が眩しくて、私は彼を <  > になったのだ。



『最期は、ミサカの為に頑張る姿が一番励みだったなあ、って―――――――』



二人の築いた物語を、果たして人は何と呼ぶのか。
奇跡だろうか。
必然だろうか。
それとも、―――――――愛、だろうか。







病院を出た御坂美琴は照りつける太陽を眺めながら瞳を細めた。
目頭から溢れ出る汗を手の甲で拭いポツリと呟く。


「………熱いなあ。本当に、何処も彼処も熱いなあ」







8月31日。
燃え盛る世界の中で、暖かな温もりを感じながら。
彼女が最も愛した二人は、その物語の幕を閉じた。





342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [saga]:2011/06/18(土) 19:46:14.86 ID:gMg6/D8W0
以上です。
女は恋をすると輝くと言いますが、男もそれなりに輝くもんです。
『誰か』の為に我武者羅になる男を見て『誰か』の存在を知りながら心奪われる女性も居るとか居ないとか。………まあ自分には縁のない話ですが。
何年経っても上条さんを好きでいる美琴嬢も可愛いですが、オトナになって何気ない日常の中に何かを見つける美琴嬢も美味しいです。
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 20:34:42.46 ID:rKn6JJbIO
>>331で兄セラレータktkr!
と思って
>>336でとても切ない気分になった


これだから総合はやめられない
両者とも乙、どっちも大好き
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/18(土) 20:35:33.28 ID:xI1D9CwAO
14レスもらう

前スレにあった超電磁砲組のMMRネタのもう1つのネタ
ギャグ注意
345 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:37:01.62 ID:xI1D9CwAO
一七七支部

佐天「おはよーございまーす!あれ?みんな何やってるんですか?」

固法「月末だから未解決事件のまとめをしているのよ」

初春「風紀委員や警備員でも迷宮入りの事件もあるんですよ」

黒子「操車場粉塵爆発事件、風力発電プロペラ切断事件…色々あるんですのよ」

佐天「風力発電プロペラ切断?」

黒子「いたずらにしては規模がでかすぎますしテロの可能性も視野に入れてますの」

初春「でも全く手掛かりが掴めないんですよ」

346 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:37:48.03 ID:xI1D9CwAO
美琴「おはよー」

御坂妹「おはようございます、とミサカは朝の挨拶をします」

佐天「御坂さんに妹さんもいい所に、実は…」

美琴「かまいたちの仕業ね」

佐天「かまいたち?」

御坂妹「かまいたちとは三匹で一組の妖怪です。転ばせる・斬る・薬を塗るの役割分担を明確にし活動する鎌を持った鼬(いたち)です、とミサカはお姉様オススメのうしおととらから仕入れた情報を披露します」

黒子「それ能力者じゃありませんの?」

初春「でもかまいたちの伝承は日本各地にあるんですよ」

佐天「学園都市も日本だからねえ」
347 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:38:25.07 ID:xI1D9CwAO
キバヤシ「という訳で今回はかまいたちを追うわよ!」

タナカ「情報集めなら任せてください!」

イケダ「海外の個体ことチャーリーからも情報を仕入れます、とミサカは自分の立ち位置を理解します」

トマル「かまいたち、かぁ」

黒子「なんでみんな名前がMMRメンバーになってますのぉぉぉぉぉぉ!?」

編集長「未解決事件も片付くしお願いね、私はムサシノ牛乳を買ってくるわ」

ナワヤ「固法先輩が編集長ですの!?ってやっぱり私はナワヤですのね…」

こうしてMMRはかまいたち探しに出動した!
348 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:39:01.68 ID:xI1D9CwAO
とある研究所

布束「久しぶりね」

美琴「今日はかまいたちについて聞きに来たんだけど」

ゴスッ

布束「あなたは中学生、私は高校生。長幼の序は守りなさい」

美琴「かまいたちについて何かご存知なのでしょうか?」

布束「かまいたち、能力的な視点で見たら空力使いや念動力の一種。でもプロペラを切断となるとレベル4以上の能力者でないと無理だわ」

黒子「しかしレベル4以上の空力使いや念動力能力者のアリバイはすべてありましたわ、誰も現場に近づいておりませんの」

349 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:39:36.29 ID:xI1D9CwAO
布束「ここは学園都市、適当にぶらついていれば見付かるかもしれないわね」

佐天「でもかまいたちを捕まえられるかなあ?」

布束「寿命中断!!」

黒子「!!」

美琴「なによいきなり!?」

布束「相手の動きを止めるおまじないよ」

佐天「く、寿命中断!」

黒子「そ、そろそろ失礼致しますわ」

御坂妹「ありがとうございました、とミサカはお礼を述べます」
350 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:40:02.83 ID:xI1D9CwAO
とある街角

御坂妹「しかし本当にかまいたちに遭遇したら対抗出来そうなのがお姉様と黒子さんのみですね、とミサカは不安を露にします」

黒子「もう一度黒子と言ってくださいまし」

御坂妹「黒子、とミサカは名前を呼びます」

黒子「黒子愛してるよ、リピートアフターミー」

御坂妹「黒子愛してるよ、とミサカはリピートアフターミーします」

黒子「我が生涯に一辺の悔いなし!」

美琴「人の妹使って何しとんじゃアンタは!!」

黒子「ナニに使うのはこれからですの!!」

美琴「使うなぁぁぁぁ!!」


『七閃!!』
351 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:42:23.81 ID:xI1D9CwAO
とある路地裏

神裂「…またつまらぬモノを斬ってしまった」

魔術師だったモノ「」

神裂「これであの子を狙う魔術師は全滅…」

初春「辺り一面斬撃の跡」

黒子「加えて奇抜な服装」

佐天「長髪黒髪」

御坂妹「かまいたちに間違いありません、とミサカは断言します」

美琴「見付けたわよかまいたち!」



神裂「……は?え、ええっ!?ちょっと待って下さいなんで私がかまいたちなんですか!?」

美琴「うしおととらに出てくるかまいたちはそんな格好してるのよ!」
352 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:42:56.42 ID:xI1D9CwAO
神裂「貴女達は一体?」

美琴「私達はミコトミステリールポルタージュ、通称MMRよ」

神裂(MMR…そういえばステイルが変なのに遭遇したとか言ってましたね、ここは話を合わせますか)

神裂「で、そのMMRが私に何の用ですか?」

初春「実は私達、八月某日に起こった風力発電プロペラ切断事件について調べているんです」

神裂「風力発電プロペラ切断事件?」

初春「ほら、あの風車みたいな奴ですよ」

神裂(ん?なんか見覚えが…)

黒子「場所は交差点近くのプロペラでして現場はここのように斬撃の跡が残っておりましたの」
353 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:43:22.72 ID:xI1D9CwAO
神裂(あれ?それって私が初めて学園都市に来た時に上条当麻と一戦交えた時の…)

御坂妹「迷宮入りの所に貴女が現れた訳です、とミサカは犯人を目の前にします」

神裂「は、犯人?」

美琴「という訳で一緒に来てもらいましょうか」

神裂(くっ、連行などされてはややこしい事になります。ここは退きましょ)

佐天「く、寿命中断!!」



神裂(!?…あれ?何ともない?)

美琴「動きが止まったわ!」

黒子「確保ですの!」

初春「大人くしてください!」

佐天「おまじない、本当に効果あるとは」

神裂「くっ」
354 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:43:50.83 ID:xI1D9CwAO
神裂「申し訳ありませんが退かせて頂きます!」


御坂妹「垂直に建物の上までジャンプしましたね、とミサカはかまいたちの身体能力に驚きます」

美琴「逃げられると思ってるの、黒子!」

黒子「お待ちなさいですの!」

初春「御坂さん、白井さん、私達は支部に戻ってサポートします!」


そして次の日、一七七支部

黒子「申し訳ありません固法先輩、逃げられましたの」

固法「御坂さんと白井さんが一晩中追いかけていたのに逃げ切るなんて…」

初春「恐るべしかまいたち」

佐天「白井さん、御坂さんは何処に?」
355 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:45:51.59 ID:xI1D9CwAO
美琴「おはようみんな」

黒子「お姉様!今までどちらにいらっしゃいましたの!?」

美琴「…私達はとんでもない勘違いをしていたのかもしれないわ」

佐天「え?どういう事です?」

御坂妹「実は海外の個体…友人のチャーリーから驚くべき情報を入手しました、とミサカは伝えます」

美琴「あのかまいたちをイギリスで見たらしいのよ、イギリスといえばロンドン」

黒子「はっ!ロンドンといえば切り裂きジャックが有名ですわ!」

初春「という事は…」
356 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:46:17.02 ID:xI1D9CwAO
美琴「かまいたちの正体は切り裂きジャックだったんだよ!!」




黒初佐妹『な、なんだってー!?』
357 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:46:43.60 ID:xI1D9CwAO
初春「待ってください御坂さん!切り裂きジャックが何故日本に?」

美琴「え?あ、それは…」

佐天「それは?」

黒子「お姉様!?」




美琴「私にだって…わからない事くらい…ある」




黒子「お姉様ぁぁぁぁぁ!?」

御坂妹「この切り裂きジャック、イギリスにもう一匹そしてローマに一匹確認されています、とミサカは追加報告をします」

黒子「前から思ってましたがお姉様漫画の読みすぎですわ!」

美琴「あんたはもう少し漫画読みなさいよ!」

御坂妹「聞けよお前ら、とミサカは二人の間に入ります」
358 :美琴「かまいたち、かぁ」 :2011/06/18(土) 20:47:11.65 ID:xI1D9CwAO
初春「…この件は迷宮入りっと」

固法「まあ仕方ないわね」

初春「佐天さん、締めをお願いします」

佐天「オッケー」





佐天「く、寿命中断!!」


おわり
359 :美琴「かまいたち、かぁ」 [sage]:2011/06/18(土) 20:48:31.05 ID:xI1D9CwAO
以上です

美琴は頭はいいけどアホの子だと思います
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 21:49:00.87 ID:QyGMCGuj0
>>342
乙、切なくなった。

>>359
おつーなにこの子かわいい。
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/18(土) 22:15:58.30 ID:TCYm4VDz0
この投下ラッシュなら……
何となくバトルシーンの練習と、書く速さ上げる練習がしたくて、書きました。

注意:みさきちイヂメるよ。バイオレンスだよ。マジ泣きだよ
あと何故か作者にとって浜面は書きやすい。俺にとって浜面さんマジ天使爆発しろ。
7レスくらいもらいます
362 :ひとつめ [saga]:2011/06/18(土) 22:16:48.48 ID:TCYm4VDz0


pi☆


「よーしこれでok!さあて先ずはぁ、お名前を教えてくれませんかぁ?」

「浜面仕上」

感情の無い声で浜面は言う。

「うん、さすが私の超能力。完璧ねぇ」

喜々とした軽い口調で、食蜂操祈は意志の無い人形に話しかける。

「暗部で第4位を倒したとかぁ、第三次世界大戦で戦場を生き残ったとか聞いて少し警戒してたけれどぉ、私の洗脳力は絶対なのよねぇ」

学園都市超能力者(レベル5)第5位 食蜂操祈の心理掌握に抗える道理は、只の無能力者にはない。

「さーて浜面先輩にはぁどんなことしてもらおうかなぁ」
「手始めに第4位をベッドに引きこんでぇ、油断したら殺してもらおうかなぁ」
「それともぉアイテムっていったけぇ、彼女たちの前で飛び降り自殺とかはどうかなぁ」
363 :ふたつめ [saga]:2011/06/18(土) 22:17:32.93 ID:TCYm4VDz0




「ねぇ、先輩はどういうのが好きで
ドス、と重い音が響く

「え」
浜面のレバーブローが食蜂の腹に叩き込まれた音である。

間髪いれず、右のフックが少女の顔に撃ち込まれ、二メートルほど少女の身体横に飛ばされた。



「あれ。ああそうか洗脳かなんかの能力か」

学園都市最高の超能力の一角を、何処にでもある一山いくらかの能力程度にしか感じていない。意志を取り戻した浜面が放った言葉はそんな軽い口調であった。
364 :みっつめ [saga]:2011/06/18(土) 22:18:20.16 ID:TCYm4VDz0
身体を辛うじて起こしつつ、揺らされた脳で食蜂は思考する。

(今のパンチで、演算が狂って洗脳が解けた?)

しかし最初と次の攻撃は何故放てた。食蜂操祈の洗脳は完璧であるはずだ。相手が生物である以上、第4位以上という極めてまれな例外を除いて、心理掌握から逃れられる人間はいない。

(それに浜面仕上は無能力者だったはず……、だったらどういった力が……待って、生物じゃないなら)

「だったらまさか、 駆動鎧(パワードスーツ)?」

「そ。発条包帯(ハードテーピング)ていう小型の駆動鎧を仕込んでおいたんだよ」

あっさりと回答が示される

「んでもし脳波パターンが一定時間俺自身のと全く違うものになったら、敵と認識したものをぶっ飛ばすようにプログラムしといた。小型だから、相手の戦闘力を奪うって単純な命令しか入れてないけどな」
365 :よっつめ [saga]:2011/06/18(土) 22:20:34.02 ID:TCYm4VDz0
「そんな。それってどれだけの負荷が身体にかかっているのよ」

軽々と浜面は言ったが、人の精神を操ることにかけては学園都市最高の能力を持つ食蜂操祈だからこそ分かる。

そもそも人体の運動プログラム自体極めて精巧である。

自身で意識して行う運動はもとより、運動によって変化する四肢の位置に応じた運動自体の調節、体幹を始めとする姿勢の制御、過剰な筋緊張の抑制、適切な力の維持などが合わさって始めて人体は稼働できるのだ。

駆動鎧に備えられている大量の装置はもちろん、浜面自身が使ったドラゴンライダーに至っては、ただ『移動』するそれだけのために学園都市の最高の技術を備えた専用の駆動鎧が必要となっているほどである。

身体の反射を無視し、ただ単に目前の敵を倒すためだけに筋を無理矢理に稼働させる。浜面仕上の骨格、筋肉、神経そして内臓は相当な悲鳴を上げているはずだ。



「わかってねえな」

そんなダメージにも関わらず浜面は言う。

「アンタが俺を狙ったってことは、アンタは俺と、俺たちアイテムの敵だ」

今までのどこか軽い口調とは異なる、強い意志の籠もった台詞であった。


その台詞と同時に放たれた蹴りは、拙い少女のガードごと再び彼女を軽々と飛ばした。
366 :いつつめ [saga]:2011/06/18(土) 22:21:31.58 ID:TCYm4VDz0
常盤台中学の女王として、他者の心理と人生の全てを操りつくしてきた食蜂操祈は、とはいえ結局単なる中学生だ。

(勝てないぃ)

「悪いな。」

(経験とか、修羅場とかの数とか違いすぎる。)

「アンタがどこの誰だか知らねえし、」

(怖いぃ強いぃコワイぃ)

「興味もねえ」

(―――――ッ!)

「ただ一つ、どんな敵だろうが、あいつらを守るためならぶっ飛ばすって決めてんだよ」

たった一人の少女を守るために立ち上がり、さらにその世界を護り続けるヒーローの信念とは、強度が違う


(私が、どうでもいいですって)

だが、食蜂操祈にもプライドがある。

「ふっざけんなぁ!!!!!」

意地がある。
367 :むっつめ [saga]:2011/06/18(土) 22:23:36.31 ID:TCYm4VDz0



「私はぁ、超能力者第5位心理掌握だっ!!!!!!」

学園都市に7人しかいない超能力者としての意地とプライド。故に食蜂は叫び、心理掌握を放とうとした。


「そうかい」

発条包帯で強化された浜面の左手が、食蜂のリモコンを砕く。

「じゃあ、楽勝だ、超能力者」

右手による裏拳が、彼女の意識を刈り取った。




決着はついた。

「そっか」

浜面は意識を失った食蜂に向かって呟く。

「リモコンを銃かなんかの武器と認識して、だから意識奪うだけで充分だって発条包帯が判断したのか。運良いな、お嬢ちゃん」

食蜂操祈の超能力とプライド、それを浜面仕上の持つ信念と経験が凌駕したのであった。
368 :以上です。ありがとうございました [saga]:2011/06/18(土) 22:26:20.97 ID:TCYm4VDz0
以上です。地の文めんどい。つーか自分の文くどいよね
対心理掌握は上条さんも一方さんもみなさんがやってるorやりそうな気がするので、意表を突いて浜面さんで、お送りしました。
なんでみさきちが浜面狙うのかとかは作者自身考えてないのでスルーでお願いします。
アイテム女性陣の力を借りないで浜面さんに頑張らせようと思ったら、エロルートか拳ルートのどっちかしかないので、後者にしました。
なんとなくみさきちはその能力故、どこか抜けている、爪が甘いイメージが作者にはあります。まぁそういうところが可愛いんだと思います。
あと浜面さんマジ天使爆発しろ。
みさきちの口調、バトルシーンでやると
例:「そんなぁ。それってぇどれだけの負荷が身体にかかっているのよぉ」
とめちゃくちゃカッコ悪くなるし「〜力」も作者にはまともに使えないので、マジめんどかった。
あと5発しかみさきち殴ってない。マジ泣きもさせてない。
別キャラでリベンジしたいです。

あー、あとバトル物なのに轟さんとノーバウンドさんの出番忘れました。
ちょっと誤って来まsッッゴガアアアアアアああああ
ノーバウンドさん「作者はノーバウンドで13km吹っ飛ばされてスレ外に激突した」
轟さん「轟!! という音と共に批判コメが打ちふるわれ、作者の言い訳まみれのあとがきは粉々に砕け散った」
轟さんノーバウンドさん「おわり」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/18(土) 22:33:04.41 ID:4fSKifBAO
>>368
超乙。浜面△

強いていうなら後書きが超くどいww濃厚すぎるwwww


地の文は 全然くどくないと思う
大抵 文句を言うのは会話形式のSSが好きな 長い文章が読めない子
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 23:15:22.73 ID:jFE4MciDO
うむ乙
アレだな後書き三行でおk
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 23:19:36.10 ID:SqPJ/W6DO
超乙
浜面△
372 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」 [saga]:2011/06/18(土) 23:31:42.85 ID:X2gtDqmjo
ごめんなさい。しつこいですが最後にします。

>>211-225
>>279-300
の続きです。
今度はいくつかの指摘にあった台本抜きでやってみました。

個人的には>>279-300が一番書きやすかったのでそれでスレ立てしようと思いますが、
書いてしまったものは書いてしまったものなので、投下して何かプラスになるような指摘があったら嬉しいです。

10レスほど借ります。
373 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」1/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:33:00.58 ID:X2gtDqmjo
………………

 逡巡はおそらく、五秒ほど。

「立てるか?」

「ん……ありがと」

 アックアは恭しく手を差し出し、その 『魔神』 となりえる少女を立ち上がらせた。

 見た目は少々目立つが、ただの少女のように見える。

 銀髪に碧眼、そしてその華奢な身体を包むは、純白の聖衣。

 しかし、である。

「いや。倒れている者に手を差し伸べるのは信徒としてあるべき行動であろう? シスター」

「ふふ、あなた、見た目や内包する魔力の割には優しいかも」

 ――――そう、その少女の前では、アックアの本質など簡単に見透かされる。

「やはりお見通しか。ならば何故逃げない?」

「術式の痕跡からして、あなたは十字教系の魔術師。それも、かなり本質に近い」

「ふむ」

「そんな術式、十字教系の魔術結社でも使わない。だから、あなたはどこかの宗派の魔術師」

 少女は無邪気な目で、恐ろしいほど的確な推測を述べる。

「なら、警戒する必要はないかも。イギリス清教と戦争がしたいとか言わない限りは、ね」

 それがアックアには――――否、大多数の魔術師には、とてつもなく恐ろしいものに感じられるであろう。

「君の言うとおりである。多くは語れぬが、私はローマ正教の人間である」

 先ほどのケルト系の魔術師と女の聖人の目的が目の前の少女の回収であろうことは容易に想像がついた。

 ならば、アックアのすることなど決まっている。

「先ほど、イギリス清教の魔術師を見かけたのである。恐らく、君を迎えに来たのであろう」

「えっ……? それ、本当!?」

「ああ。まだそう遠くは行っていないはずだ。行って保護してもらうといい」

 ――――アックアの中に、少女を人質として利用すれば事が簡単に進むかもしれない、という思考はない。

 そんな思考がほんの一瞬たりとも生まれることはない。

 “真っ向から攻め、真っ向からたたきつぶす。無関係な者は、邪魔をしなければ捨て置く”

 彼の中で、少女はただ任務の遂行中に偶然出会った有象無象の一人にすぎない。

 たとえ少女が、『禁書目録』 と呼ばれる、この世でもっとも 『魔神』 に近い存在であったとしても、だ。
374 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」2/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:34:24.64 ID:X2gtDqmjo
「あちらの陸橋の方である。走れば追いつけるかもしれない」

 アックアは少女に携帯していた軍用レーションを渡した。
 決して美味なものではないが、少女はよほど空腹だったのか、それを一瞬にして平らげてしまった。

「ありがとう! とっても助かったかも!」

 少女はレーションで汚れた口元を緩ませ、おおよそ 『魔神』 とはほど遠い無邪気な笑みで、アックアに礼を述べた。

「構わん。行け」

「うん!」

 トトト、と走り出し、裏路地を抜けるか抜けないかというところで、もう一度立ち止まる。

「どうかしたのか?」

「名前、聞いてなかったかも」

「何だ?」

「だから、名前」

 少女は無邪気な瞳で、アックアに問う。

「あなたのお名前、教えてほしいかも」

「名前、か……」

 少女のことを思えば、答えるべきでないことは自明の理であった。
 
 もしも少女が “アックア” という名を知ってしまえば、それはすなわち、
 “イギリス清教が管理下に置く 『禁書目録』 と、ローマ正教の幹部である後方のアックアとの間に非公式の接触があった”
 という事実を示してしまうことに他ならない。

 それだけは避けなければならない。
375 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」3/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:35:30.59 ID:X2gtDqmjo
 無論、それは自分自身のためではない。
 おそらくはあの二人の魔術師に回収されるであろう目の前の少女のためだ。

 自分と関わったことによって、少女がローマ正教との内通などあらぬ嫌疑をかけられてはいけない。
 それは、アックアにとって当たり前の思考だった。

「――――――――ウィル……」

「……?」

 だから、アックアは短く、そう答えた。

「本名は明かせぬ。“ウィル” 。幼い頃の愛称であるが、それを記憶しておくといい」

「ウィル……」

「ああ。私はローマ正教のウィルという一魔術師だ。合流した仲間にはそう伝えろ」

 少女がその名を記憶し、仲間に話す。
 仲間たちは当然のことながら “アックア” を連想するであろうが、それは確信とはなりえない。

 恐らくはあの魔術師たちとは再度相まみえることとなるだろう。
 そのときに尋ねられれば、銀髪碧眼の少女の存在など知らないと答えればいい。
 それだけで、『禁書目録』 と 『後方のアックア』 との間の関係はなくなる。

 少女が他の宗教勢力の幹部と接触したという事実は消えてなくなるのである。

「ウィル……うん、しっかり覚えたかも!」

「ああ」

 そして少女は今度こそ、

「また、いつか会えたら、お礼がしたいかも! それじゃあ、また! ウィル!」

 走り出し、裏路地を抜け――――――――


                パパパパパパパシュッッッッッ

「はぇ……?」

「ッ……!!?」

 ――――――――その華奢な身体が、大きく傾いだ。
376 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」4/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:36:24.20 ID:X2gtDqmjo
 その瞬間、アックアは同時にいくつかのことを実行に移した。

 第一に、状況判断。
 聖人としての圧倒的な身体能力の一つ、動体視力を駆使し、少女がどんな状況に陥ったのかを精査した。

 結果として、少女が何十発という弾丸をその身に受けていたということが分かった。

 第二に、術式行使。
 瞬間的に己の生命力を魔力に変換し、簡易的な防御術式を身体に施す。
 同時に、探査術式を行使する。

 結果として、裏路地の外を、明らかに一般市民ではない人間たちが取り囲んでいることが分かった。

 第三に、大きくよろめいた少女に駆け寄り、その身を倒れる寸前で抱えた。

 結果として、少女がまだ息をしているということが分かった。


(………………)


 アックアは驚くほど軽い少女の熱を感じながら、激しい怒りに震えた。
 それは謎の襲撃者に向けられたものではない。
 あまりにも無防備すぎる少女に向けられたものでもない。

「――――――この私がッッッ!!!! 破られた探査魔術を放っておいたというのかッッ!!!!」

 それは、己のあまりにも浅慮で至らない思考。

 恐らくはあの少年に打ち破られた数多の術式。

 かけ直そうと思えばいつでもできた探査術式。
 それを今の今までしていなかったのである。

 それは戦士としてはあまりにも甘く、
 傭兵としては失格であり、
 魔術師として恥ずべきことであった。

 そんなことを、

「なんという愚かなことを……!!!!」

 ――――そんなことを、後方のアックアを名乗る男が、許せるはずもない。
377 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」5/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:37:10.58 ID:X2gtDqmjo
「おーいおい、勘弁しろよ。なんだってターゲット以外の人間が出てきやがるんだ?」

 汚い声だと、アックアは認識した。

「あ、いえ、その……た、ターゲットが忍び込んだ時点で、すでにいたよう、で……」

 弱い声だと、アックアは認識した。

「ちゃんと誰もいないか確認しとけよ馬鹿野郎」

「すっ、すす、すみません……!」

「あー……ま、べつにいい。どうでもいいしな」

「は、はい! あ、ああ、ありがとうございます……!」

 少女を抱えたまま、アックアは顔を上げた。

「でもさぁ、何でお前らボーッとしてるの?」

「え……?」

「たかがガキ一人間違えて撃った程度で放心してんじゃねぇよクソ野郎」


       ズドン……!!!!

「がッ……!」

 アックアの視界は、先ほど知覚した明らかに一般市民ではない人間たちをとらえていた。

 そしてその中央、白衣を身につけ、顔に刺青を入れた “汚い声” の男が、
 その部下であろう武装した “弱い声” の男を思い切り殴り倒す瞬間を見た。

「ひっ、あ……」

「本当に使えねぇな。ターゲットが出てきたらこうだろうが」

 そして、その白衣の男がアックアの方を見もせずに拳銃を構え、引き金を引いた。

「………………」

「……おうおうおう。なるほどな。これは俺が駆り出されるわけだぜ」

「貴様、学園都市の人間だな?」

「化け物じみてやがる。ただの警備員じゃ粉砕されて終わりだな」

「なぜこの少女を撃った?」

「学園都市製最新式演算銃器の弾丸を素手で受け止めるたぁ……どういう身体の構造してんだ?」

「問いに答えろ。なぜこの少女を撃った?」

「………………」

 白衣の男は、まるでその顔の刺青を歪ませるように嫌そうな顔をして、

「――――――お前と間違えたからに決まってるだろうが」

「なるほど」

 その瞬間、

「なるほど」

 アックアの行動指針が決定された。
378 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」6/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:38:19.71 ID:X2gtDqmjo
 後方のアックアは多くを語らない。

 後方のアックアは言い訳など絶対に口にしない。

 後方のアックアは、意味のない謝罪など死んでも口にしない。

 そして、後方のアックアは、

「全てを了解したのである」

 失して、迷わない。

「んあ?」

 白衣の男にとって、それは想定外の行動だったのかもしれない。

「何だお前? 自分から捕まってくれるって?」

 なぜなら、アックアが少女を担ぎ上げ、自らへと向かってきたからである。

 白衣の男が指示するまでもなく、今まで扇状に展開していた武装員が統率の取れた動きでアックアを囲む。

「いいよ。さっさと撃てよ」

 後方のアックアが迷わないのと同様に、白衣の男にも迷うようなファクターはなかったのだろう。

 その瞬間、アックアの周囲を取り囲んだ全ての銃口から、一斉に弾丸が発射された。
 

「――――――笑止である」


 しかし両者には決定的な違いがあった。

 白衣の男はまだ、後方のアックアの本質を理解していなかった。

 しかし、アックアはこの時点ですでに、“相手が何であろうと慢心はない” ことを心に誓っていた。

「……へぇ」

 だからこそ、弾丸が己に到達する前に、アックアが全長五メートルにも及ぶメイスを取り出し、
 目にもとまらぬスピードで振り回し、武装員ごと弾丸をなぎ払うことなど、木原数多に想像しうるはずがなかった。

「すげぇな。これは俺も優秀と認めざるを得ない。立派な傭兵だ」

「残念だったな。私は傭兵くずれのごろつきである」

 そしてアックアは少女を抱えたまま、己の両足で飛び上がり、夜の学園都市に消えた。
379 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」7/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:39:28.61 ID:X2gtDqmjo
「すっげぇな。力のモーメントを計算するのすら馬鹿らしく思えてくる」

「奴の総合膂力を考えるだに恐ろしい。人間の身体なんぞ十人縦に並べても潰すだろうな」

 その時点で、木原数多は完全に後方のアックアに対する認識を改めた。

(……ありゃ正真正銘、本物の化け物だ。俺が直接手を下すより仕方がねぇな)

 事実、彼の部下である 『猟犬部隊』 の武装員しめて10人がほんの数秒の間に撃破されている。

(現状の軽装備じゃ奴の殺害はおろか足止めすら不可能だ)
(ッ……胸くそ悪いが、クソッタレの変態野郎共に頭を下げるか……)

 対象を取り囲むようにして弾丸を放ったのだから、味方の弾丸に当たっても問題はない程度の装備は支給している。

 しかし、その程度の防弾装備は、あの化け物の前では意味をなさなかった。

(圧倒的な質量ってのはそれだけで圧倒的な武器になる……ふん、原始的だが効率的だ)

 無論、それはその “圧倒的質量物体” を自在に振るえるほどの膂力があるという前提で成り立つことであるが。

(弾丸を素手で受け止めるような奴だ。それに加えて、生身で防弾ぐらいはできると考えた方がいいな)
(戦闘機……戦車……いや、学園都市製のパワードスーツを相手にしているくらいの気概でかかるべきか)

「くく……」

 生死も定かでない部下たちを目の前に、こみ上げてきたのは愉悦である。

「おもしれぇ……おもしれぇじゃねぇか化け物さんよぉおおお!!!」

 笑いが止まらない。愉快な気持ちが止まらない。脳内麻薬が止まらない。

「その化け物じみた身体……ぶっ殺してアレイスターに首差し出した後で、隅から隅まで調べ尽くしてやんよ!!!」

「ひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!! ひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」

 その奇声のは、しばらくやむことはなかった。
380 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」8/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:40:16.00 ID:X2gtDqmjo
 探査魔術に不全はない。

 周囲の警戒は完全である。

「あれ? わたし、どうしてまだウィルと一緒にいるの?」

 そして、少女の体調もまた完ぺきであった。

「失念していたのである」

 そう。

「?」

 目の前で首をかしげる少女は 『禁書目録』 。

 そして、彼女が身にまとう修道服は、『歩く協会』 。

 物理的、魔術的問わず、あらゆる攻撃から対象を守り抜く、教皇級の鉄壁の霊装。

 そんなものが、たかだか何十発という銃弾程度で揺るぐはずがない。

「………………」

 先ほどから己らしからぬことばかりしている気がする。

 これがもっと過酷な戦場であれば、おそらくアックアは生命を落としていただろう。

「あ、そういえば、なんか変な人たちにてっぽー? っていうので撃たれたかも」

「………………」

「目の前にてっぽーの弾がきたから、びっくりして気絶しちゃったのかな?」

 尋ねられても困る。
 そもそも少女が気を失ったりしなければ、アックアもあそこまで取り乱すことはなかっただろう。
 全て己が悪いのだとはいえ、アックアとて人間で、少女が少しだけ憎たらしい。
381 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」9/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:41:41.11 ID:X2gtDqmjo
「もういい。ここに連中はいない。行け」

「どこに行けばいいの?」

「………………」

 その場は、聖人であるアックアが、先の場所から全力で五分ほど駆けた場所である。
 元の場所の面影が残っていようはずもない。

「あんな危険な人たちがいる街で、わたしにひとりでイギリス清教の魔術師を探せっていうの?」

「………………」

「………………」

 無垢な瞳で、頬をふくらませて、じとーっと見つめられれば仕方がない。

「分かった。君は責任を持って私がイギリス清教の魔術師の元へ送ろう」

「本当に!? ありがと、ウィル!!」

「………………」

 少女はこの通り、目立つ格好をしている。
 先の白衣の男は、間違いなくこの少女の外見を覚えただろう。

(科学程度でこの 『歩く協会』 を破れるとは思えぬが)

 それでも、万が一、『禁書目録』 が学園都市によってなんらかの被害を受けるようなことがあれば。

(間違いなく、イギリス清教と学園都市の間に溝が生まれる。それは私の本意ではない)

 面倒なことになった。

 しかし、

(さて、そろそろ次のターゲットを狙う算段をつけるか)

 後方のアックアが退くことはない。

 と――――、

「ねぇねぇウィル」

「む? 何だ、『禁書目録』 の少女?」

 袖が引かれる。アックアの胸にも届かぬ上背の少女がキラキラした瞳で己を捉えている。

「む……そんな変な呼び方じゃなくて、インデックスって呼ぶといいんだよ」

「………………」
382 :アックア 「必要悪の魔導書図書館であるか……」10/10 [saga]:2011/06/18(土) 23:42:16.46 ID:X2gtDqmjo
「それでそれで、ウィル、あのね!!」

「……何だ?」

「おなかが減ったから、何か食べに行こう?」

「………………」

「レーションは嫌かも! 味気ないかも!」

 少女――――インデックスが、無言でレーションを取り出そうとしたアックアの機先を制す。

 ……先ほどは満足げに食べていたくせに、などとは思っても、アックアは口には出さない男である。

「せっかく日本にいるんだから、日本食が食べてみたいかも! スシ! テンプラ! ゲイシャ!」

「……最後のは食物ではないのである」

 仕方がない。

「分かった。行くぞ」

「本当に!? とっても嬉しいかも!」

 さすがに表だって指名手配をされているわけではないだろう。
 とりあえずインデックスの腹を満たすべく、アックアは歩き出した。

 純粋無垢な少女を引き連れる救済の天使のごとき一面と。

 天真爛漫な少女の全てを奪おうとした悪魔のごとき一面と。

 それを内包し、彼はこの街のレベル5を潰すために、ただ進む。

「――――――第三王女……」

「……? 何か言った? ウィル?」

「否。気のせいである」

「そう?」

 乱れた世に翻弄された、かの女性の如き哀れな人々を救済するために。
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/18(土) 23:43:07.86 ID:X2gtDqmjo
長々とすみませんでした。

何か気づいたことなどあればよろしくお願いします。


次はスレ立てしたときにお会いしましょう。
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 23:43:42.14 ID:i8+sAzKT0
さあ、スレを立てる作業に移るんだ
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 23:51:03.36 ID:TjulyGxlo
スレ立てするのか

期待
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 00:17:00.62 ID:PbVnAGnco
これは期待
期待

さあ、今立てろすぐ立てろ
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 06:42:08.66 ID:SwuHPds9o
建前:上手なんだしスレ立てたら読みに行くよ

本音:総合でいつまでやってんだカス
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 08:20:44.83 ID:oXkrsf8IO
これくらいだったら全然いいだろwwwwww
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/06/19(日) 10:31:41.95 ID:7KZ4wmuAO
1レスもらう
一方麦野ゴルフ注意



一方「何で朝からゴルフなンだァ…ゴーカイとオーズ見ながらスーパーコーヒータイム出来ねえだろうがクソッタレがァァァァ!!」

麦野「テメェはまだ日5があるからいいだろうがこちとらキュアメロディの勇姿見ながら鮭弁ライフが台無しなんだよぉぉぉぉぉ!!」

一方「ガキ共もよう、プリキュア楽しみにしてンだよ…なンでアイツラがあんな目に合わなきゃならねェンだ…」

麦野「浜面や絹旗も戦隊とライダー毎週見てるしねえ…アイツラは関係ねえ、カンケイねえんだよぉぉぉぉぉ!!」

一方通行「大体ゴルフって何が面白れェンだ?」

麦野「タマを棒で打って飛ばして穴に入れる、それも少ない回数で」

一方「タマを棒で打って穴に入れる、それも少ない回数でェ?(空気を圧縮してブチ込んで地獄に一方通行、ベクトル操作で一撃?)」

麦野「タマを棒で打って穴に入れる、それも少ない回数でね(相手に原子崩しをブチ込んでケツの穴を増やす、出力を最大でね)」



一方「ゴルフって殺し合いだったんだなァ…」

麦野「朝から仕事熱心よねえ…」

おわり
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/19(日) 10:32:24.18 ID:7KZ4wmuAO
以上です

絹旗包みという技が浮かんだのは秘密だ
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/06/19(日) 11:10:41.78 ID:Ua6FZDiDO
>>390
一方通行「ベクトル操作で風を起こせば負けはねェなァ!」

垣根「この未元物質ドライバーに常識は通用しねえ!」

御坂「電磁波サーチでこのパットは必ず沈めるわ!」

麦野「穴を原子崩しで拡げる!ルール?カンケイねぇんだよぉぉぉぉぉぉ!」

食蜂「わたしの改竄力なら、ズルもし放題ねっ☆」

削板「スゴいショーーット!」

上条「いいぜ、おれがこのホールをパーで終われないって言うのなら」

上条「その幻想をぶち殺す!」


他人のネタになにやってんだろう……

ゴメン>>390
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/19(日) 11:16:43.94 ID:7KZ4wmuAO
>>391
大丈夫だ、問題ないww

その昔ライジングインパクトという漫画があってな

そういや禁書ゴルフSSは見たことないなあ
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 11:18:07.14 ID:xIbfjKEDO
上条さんは何回やっても入らない気がする

鳥に取られたりとかバンカーを抜け出せなかったり
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 11:27:50.76 ID:Ua6FZDiDO
>>393
カラスがくわえてどっかに持っていきそうだね

ホールインワンしたら何かあるんだっけ?
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/19(日) 11:34:37.89 ID:1wZg5tK5o
>>394
普通は達成者が自費で記念植樹したり、お祝いパーティーを開いたり、金が出て行く
そのためにホールインワン保険というのもある
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 11:35:27.08 ID:Dui+n6xso
なにそれこわい
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/19(日) 11:38:33.68 ID:7KZ4wmuAO
一方通行と垣根の能力解禁ホールインワン合戦
超電磁組とアイテムのガチ&ゆる&LOVEコース巡り(キャディは上条&浜面)
みさきちとそぎーのテクニック打法vs根性打法


あれ?イケるんじゃね?
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 11:38:56.23 ID:Ua6FZDiDO
>>395
上条「ふ、不幸だ」

ってなるわけですね。わかります。
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 12:37:28.20 ID:Ua6FZDiDO
>>397
期待してる
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 18:39:05.68 ID:C9bxJA350
超電磁組が常盤台寮で、なぞなぞ遊びする5レスやってみたー
401 :初春、恐ろしい子 1/5 [saga]:2011/06/19(日) 18:40:29.30 ID:C9bxJA350

佐天「というわけでアタシからいきまーす」


問題)『あたし達の上半身にある大きければ大きいほど良い物ってなーんだ?』



初春「さ、佐天さん、いきなりそういう問題はどうかと……」

白井「そうですわよ、大体、そこは大きさで価値が決まるわけではありませんわ!」


御坂「え、みんな何言ってるの? これは単純な引っ掛けよ。答えは、『夢とか野望とか、胸に抱く強い想い』でしょ?」



佐天「御坂さん、せいかーい! さすがですねー。で、初春は答、何だと思ったの?」ニタニタ

初春「し、知りません!! 次行きましょう!」
402 :初春、恐ろしい子 2/5 [saga]:2011/06/19(日) 18:41:21.07 ID:C9bxJA350

白井「では今度はわたくしから」


問題)『お姉さまとわたくしは切っても切れない硬い絆で結ばれておりますが、その絆、一言で言うとどんな糸?』



佐天「むー、白井さんらしい問題だけど。あたしには2人の間に運命は見えないんだけど……」

初春「いわゆるアレ、では無いんでしょうね。なんだろう?」


御坂「これは問題が悪くないかな? 答えは『ルームメイト(るーむめ糸)』でしょ? 駄洒落は感心しないわね」


白井「お……お姉さま。正解ですわ、ですけど……そこは赤い糸とお答えして戴きたかったですの」 ズーン


御坂「ちょ、意味不明に落ち込まないでよ! さ、次々いこっ!」

403 :初春、恐ろしい子 3/5 [saga]:2011/06/19(日) 18:42:51.69 ID:C9bxJA350
初春「では私は暗号問題をー」

白井「暗号ですって? 初春、これはナゾナゾですの。難しければ良いって物ではないですのよ?」

初春「大丈夫ですよー。その辺は私だって分ってます。ナゾナゾレベルの暗号問題だから安心してください」ニコッ

初春(とは言え御坂さんが全問即答ってのも良く無いですよね。ま、仕掛けは揃ってますけど)



問題)白井黒子、御坂美琴、そして寮監さんの3人はアイドルグループです。年長の寮監さんはまとめ役のリーダーさん。
    厳しくも優しいリーダーの指導の下、人気者への道を突き進んでいました。

    ある日、3人は控え室に。寮監は沢山のお化粧用品を広げてメイクの真っ最中。残る2人はソファで寛いでいます。
    と、御坂から白井へ一枚のメモが。そこには


    『豆毎豆ざいあのあ豆ん豆豆ね。邪豆イク豆豆具年豆(グリンピース)』


    と書かれていました。それを見た白井は含み笑いを浮かべちゃったりするのでした。

    さてさて、このメモ。何が書かれているのでしょうか?



佐天「おー、なんだか本格的じゃない! っていうかちっとも分んないんだけど??」

白井「なんでわたくし達があの寮監とアイドルなんて……。それはともかく豆だらけの暗号ですわね」フムー

初春「どうです? 御坂さんも分りませんか?」
404 :初春、恐ろしい子 4/5 [saga]:2011/06/19(日) 18:44:40.75 ID:C9bxJA350

御坂「グリンピースって、エンドウよね。いや、…………分ったわ!」


佐天「ええ!? マジですか! ……さっきから御坂さん速過ぎですよ〜」

白井「流石は常盤台のエースのお姉さまですの……黒子もあとちょっとで解けそうな気がするんですけど」ムー


御坂「あはは、まあまあ。ナゾナゾくらい調子に乗っても良いじゃない。んじゃ解答するわね、ええと」


 コンコン


白井「はい? え、寮監さま? ど、どうぞ……」

寮監「突然すまんな。お前達の友人に暗号問題を出されていたのだが、難しくてな。答えを聞きに来たんだが」

佐天「暗号? 初春、寮監さんにも出してたの?」

初春「はい、同じ問題を。ちょうど良かったですよ、御坂さんが分ったそうなので解説してもらうところなんです」

寮監「ほお、やるな御坂。では教えてもらおうか」



御坂「は、はあ……。えと、ですね。まず、グリンピースってのが暗号の鍵なんです」

白井「グリンピースというのは未熟なエンドウですわね?」

御坂「そう、要はえんどうまめ。漢字で書くと『豌豆豆』。3文字とも豆という字を使うんだけど最初の豆は読まないの」

佐天「この『豌』って字は『宛』の部分が『エン』の読みを担当してるから豆は読まないって事ですか?」

御坂「そうね。で、あとは3文字パターンで(読まない、ドウ、マメ)を暗号文の豆に当てはめれば……あ!」


初春「……」ニヤリ



405 :初春、恐ろしい子 5/5 [saga]:2011/06/19(日) 18:46:28.67 ID:C9bxJA350

寮監「ちょっと待て御坂、まだ良く分らないんだが。……結局、答は何なんだ?」

白井(初春、やりましたわね……。わたくしもようやく分りましたがこれは……)


御坂「あ……。えーと……、すみません、やっぱり分かりませんでしたあああ」(面と向かってこんなの言える訳ないわよー!)

寮監「なんだ、期待したんだがな。では初春くんだったか? そろそろ答えを教えてくれないか?」


初春「いえいえ、せっかく頑張って作った問題ですから誰かに解いて貰いたいです」ニコッ


寮監「そうか、では白井か御坂が解けるのを待つとするか。不躾な願いをしてすまなかった。では邪魔したな」


  ガチャ バタン




佐天「その後、御坂さんと初春が一緒になぞなぞ遊びをすることはなかったーそうなー……」
406 :初春、恐ろしい子  [sage]:2011/06/19(日) 18:48:20.05 ID:C9bxJA350
お終いです。中学生だもん、ナゾナゾくらいするよね……
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/19(日) 18:53:33.34 ID:L208w8tAO
初春…恐ろしい子っ!
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 19:09:28.89 ID:aBaSpm2Zo
わからんwwwwwwww
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/19(日) 19:31:45.05 ID:npL0YLI8o
正解が分かったが初春が黒い…いつも通りか、乙
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/19(日) 19:41:19.68 ID:qObtOY+o0
邪魔メイクから先がわかりませんでした乙
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 19:52:17.26 ID:LfWnqwjao
まいどうざいあのあまめんどうね。じゃまめいくどうぐとしまめ
毎度ウザいあのアマ面倒ね。邪魔メイク道具年増め

でいいのk……あれなんか足音が
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/19(日) 20:02:54.61 ID:L208w8tAO
その後 尻が真っ赤に腫れた >>411の姿が…

 or2
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/19(日) 21:46:52.19 ID:7KZ4wmuAO
1レスもらう
なぞなぞ注意


打ち止め『ずっと一緒にいたかった』

一方通行『…ああ、俺もだ』

ここで問題です。上は大水、下は大火事なーんだ?

黄泉川「え?このタイミングでなぞなぞじゃん?」

番外個体「おちびに欲情した第一位」

芳川「そんなわけ…あら、正解だわ」


上条当麻『まずは、その幻想をぶち[ピーーー]!』

ここで問題です、朝は四本、昼は二本、夜は三本なーんだ?

イン「スフィンクス!」

姫神「おそらく違う。上条君の台詞がヒント」

御坂妹「朝は倒れて、昼は立ち上がって、夜は松葉杖をついている、とミサカはあの方の事ではないかと推測します」

イン「正解はとーまなんだよ!」

姫神「…正解。上条君、学校より病院の方が長いのはどうなのかと」


浜面仕上『楽勝だ、超能力者!』

ここで問題です。浜面が一方通行に勝つにはどうすればいいでしょうか?

浜面「いやなぞなぞじゃないだろ!むしろどうやって勝てるんだよ!?」

上条「男は黙って右ストレート」

浜面「お前しか出来ねーよ!あと黙ってねーよお前!」

上条「諦めるなよヒーロー!」

浜面「つかお前と一緒に戦うわ」

上条「正解だ、無能力者」
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/19(日) 21:47:30.96 ID:7KZ4wmuAO
以上です

なぞなぞって以外と思い付かないね
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/19(日) 21:52:20.35 ID:850QDIJf0
4レスいただきます。
麦野と美琴がメインの仲良しレベル5です
416 :美琴「勝負よ!」麦野「またあんた?」 :2011/06/19(日) 21:55:07.67 ID:850QDIJf0
美琴「勝負よ!」麦野「またあんた?」


麦野「いい加減諦めなさいよ。いいじゃない、戦闘力では下でも序列では上なんだから」

美琴「うるさい!私より強い奴がいるなんて我慢できないのよ!」

麦野「それなら私より第一位と第二位のほうが強いわよ?」

美琴「あの二人もいつかは超えてみせるわ。でもまずはアンタよ!」

麦野「はぁ…しかたないわね」

 十分後

美琴「うう…また負けた…」ボロッ

麦野「だから正面から突っ込んでくるだけだったら、いつまでたっても勝てないわよ。
   あんたの能力って応用利くんだから、もっと戦い方を考えなさい」

美琴「そんな卑怯な戦い方で勝っても意味ないのよ!正面から正々堂々と勝たないと!」

麦野(なによそれ、ガキくさ…あ、コイツまだガキだったか)

美琴「次こそは勝つんだから、覚悟してなさい!」

麦野「あー、はいはい。わかったからさっさと行きな」


麦野「あークソッ、なんでこんなことになったんだか…」
417 :美琴「勝負よ!」麦野「またあんた?」 :2011/06/19(日) 21:56:14.49 ID:850QDIJf0
 とある喫茶店にて

麦野「…というわけなんだけど、どうすればいいと思う?」

一方通行「知らねェよ」

垣根「え、お前まだ第三位につきまとわれてんの?」

麦野「そうなのよ、どうにかやめさせたいんだけどね」

垣根「いっそ負けちまえばいいんじゃねえの?」

麦野「私が負けたら、あの子次あんたのとこに行くわよ」

垣根「え…マジで?」

一方通行「いいじゃねェかよていとくン、せっかくだし相手してやれば?」ニヤニヤ

垣根「いや、言っとくがお前も他人事じゃないからな?」

一方通行「第三位につきまとわれるのはイヤだけど、第三位に負けて悔しがるていとくンは見てェ」

垣根「何コイツ性格悪い」

麦野「おい、話変わってるわよ」

一方通行「あー、あれだ。オマエが耐えればいいんじゃねェの?」

垣根「まったく解決する気ないな」

麦野「テメェら…」
418 :美琴「勝負よ!」麦野「またあんた?」 :2011/06/19(日) 21:56:57.48 ID:850QDIJf0

一方通行「そもそもなンで第三位につきまとわれるようになったンだよ」

垣根「そういや理由を聞いてなかったよな」

麦野「あー…あいつが第三位になったときに色々あってね」

一方通行「その色々の部分を聞いてンだろォが」

麦野「わかったわよ、説明するわ。…まぁあいつのせいで私が四位に落ちたのが悔しくてね。
   ちょーっとシメてやろうかと思ったわけよ」

垣根「うわ、大人気ねぇな。あいつ確か、レベル5になった時ってまだ小学生だろ?」

麦野「話は最後まで聞きなさいよ。まぁ実際会ってみたら予想以上にガキだったからね。
   私も最初は思いとどまったのよ。そしたら向こうから喧嘩しかけてきたもんだからさ」

一方通行「どォしたんだ?」

麦野「普通に返り討ちにした」

垣根「やっぱり大人気ねぇ!」

麦野「それ以来毎日のように突っかかってくるのよ。昨日も…」


?「見つけたわよ!」
419 :美琴「勝負よ!」麦野「またあんた?」 :2011/06/19(日) 21:57:53.66 ID:850QDIJf0
麦野「げっ出た」

一方通行「おォ、噂をすれば」

美琴「さあ、勝負しなさい!今日こそ勝ってやるわ!」

垣根「へー、マジで勝負挑んでくるんだな」

麦野「まったく、こっちとしてはいい迷惑よ」

美琴「なに話してるのよ!それよりも勝負よ、勝負!」ビリビリッ

麦野「こら、美琴!人の多いところで電撃出すなって言ったでしょ!」

一方通行「ン?」

美琴「あ、ごめん沈利…」シュン

垣根「あれ?」

麦野「まったく…すぐ行くからいつもの所で待ってなさい」

美琴「う、うん!早く来てよね!」パタパタ

麦野「まったく…と、悪いわね。そういうわけだから私行くわ」

一方通行「いや、それはいいンだけどよ」

垣根「お前さ…」

麦野「なによ?」

一方・垣根「「実は結構楽しん(ン)でるだろ」」
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/19(日) 22:01:02.50 ID:850QDIJf0
以上です。ありがとうございました

あとリロードしてなかったせいで>>413さんから間を空けずに投稿してしまいました
マジですみません…次から気をつけます
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/06/19(日) 22:15:01.50 ID:hz5gBoTy0
むぎのんマジお姉さん
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 22:39:20.01 ID:C9bxJA350
>>420
やんちゃな第三位を見守る年上組か……平和だわ。ってか麦野に負けたら漏れなく死亡な気がww

>>413
なぞなぞは、強引に話に盛り込んでごまかすのがコツ!?

423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/20(月) 00:16:20.20 ID:zeKIwMRr0
>>413
上条さんが秀逸

>>420
仲良しレベル5は結構見るけど攻撃的な美琴は珍しいかも

二人とも乙!
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/20(月) 02:22:56.90 ID:uSxtqxbDO
3〜4レスほど借ります
垣根×麦野(?)

時系列は15巻が終わって2週間後くらい

この垣根は黄泉川を攻撃せず負けを認めたので殺されていません
425 :麦野 「かーきねぇぇぇぇ!!」 垣根 「……」 [saga]:2011/06/20(月) 02:25:33.15 ID:uSxtqxbDO
まーた来やがったよ。懲りねぇ女だ…

確かにいつでも来いとは言ったけどさ、何も食事中に殺しに来ることなくね?

ほらみろ、皆びびって逃げちまった

クソッ、この店しばらく来れないな……


「ギャハハ!今日こそテメーをぶっ殺してやるから覚悟しとけよ!」


心理定規の話によれば、俺が第一位と殺り合ってる間に『アイテム』が内部崩壊したらしい

そっからコイツはおかしくなって、周りのもん何でもかんでもぶち壊すマシンになったとか

426 :麦野 「かーきねぇぇぇぇ!!」 垣根 「……」 [saga]:2011/06/20(月) 02:26:15.04 ID:uSxtqxbDO
あんなの野放しにする訳にもいかねぇし、かといって並の能力者じゃコイツを止めるどころか殺されちまう

そこで俺が代わりにコイツの相手をしてやって欲しいって上から頼まれた

コイツはこれを条件に無闇に暴れないことを約束したんだと

絶対周りのもん壊すなって無茶な注文までつけやがって、クソが


「いつまで寛いでんだクソメルヘン、余裕ぶっこきやがってよぉ!」


こっちの気も知らねぇで好き勝手しやがる

あーもうムカついた、ちょっと黙らせるか



427 :麦野 「かーきねぇぇぇぇ!!」 垣根 「……」 [saga]:2011/06/20(月) 02:27:32.21 ID:uSxtqxbDO
―――――――――


「クソが…デタラメな能力使いやがって……」


とりあえず落ち着いたか?

言っておくが、決して殴ったりはしてねぇからな

只ちょっと翼で身体を押さえつけてるだけだ

……女に手を上げるのは胸糞悪い

あの時の俺はどうかしてたんだ、今のコイツみたいに

それであの野郎に負けて、女に庇われて……情けないったらねぇよ

全てを諦めた訳じゃねえ、でも今は頭を冷やす時なのかもしれないな

428 :麦野 「かーきねぇぇぇぇ!!」 垣根 「……」 [saga]:2011/06/20(月) 02:28:36.40 ID:uSxtqxbDO
……っと、いつまでもこうしてちゃ悪いな


「今日はもういいだろ?」


「……チッ」


どうやら大人しくしてくれるみたいだ

そうやって素直になるところは可愛いんだけどなー

あと、口の悪さもどうにかなんねえか?あれじゃ男も近寄れないぜ


「じゃ、今日は一緒に帰るか」


「あぁ?寝ぼけた事言ってんじゃねぇぞ!」


テメッ、今日はもう終わりだっつってんだろ!ビーム撃ちやがって


「そうやって急に暴れられると、余計一緒じゃないとダメだな」


「……っ!!」






429 :麦野 「かーきねぇぇぇぇ!!」 垣根 「……」 [saga]:2011/06/20(月) 02:29:43.28 ID:uSxtqxbDO
―――――――――


正直、何であんなこと言ったのか分からねぇ

何かこう、無意識に口に出ちまったって言うか……


「お前これからどうすんの?」


「黙れ、話し掛けんな」


さっきからこの調子だ。あの素直さはどこへやら

…でもコイツ、マジでどうすんだ?

これからもずっと、破壊衝動にとり憑かれて生きるのか?


「ここか……」


なんて考えてたらもう着いたし
430 :麦野 「かーきねぇぇぇぇ!!」 垣根 「……」 [saga]:2011/06/20(月) 02:31:07.25 ID:uSxtqxbDO
「んじゃ、また明日なー」


「次こそ殺す」


別れ際にする挨拶じゃねーよこれ、どんだけ俺のこと嫌いなんだよ…

ま、嫌われるのには慣れてるし、今に始まった事じゃねぇ

それに、今アイツの側には誰もいないからな

俺と同じ、独りぼっち……



――だからせめて、俺だけは離れないでいてやる



――テメェがどんなにイカれちまってもな



「何度でもかかって来やがれ、麦野沈利」


431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/20(月) 02:36:10.55 ID:uSxtqxbDO
以上です
3〜4レスで収まらなかったスンマセン

いつか麦野視点も書こうか考え中

ありがとうございました
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/20(月) 08:45:20.46 ID:SoTB/HNAO
おっつー


だだーっとスレ名見てみた
一方上条御坂はスリートップだなww
対馬たん…
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/20(月) 12:09:48.89 ID:JADj1WFAO
>>432
誰も書かないならお前が書くんだ!
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/06/20(月) 15:39:48.03 ID:8OnljcsQ0
4レス借りる
一方通行と御坂
とりあえず未来設定だがカプ要素なし
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/06/20(月) 15:40:39.94 ID:8OnljcsQ0

夜のネオン煌めく繁華街。
大通りから路地を入った一角にある小さな居酒屋。
働き盛りのお父さん達が機嫌良くお酒と摘みの味に酔いしれる。
仕事終りにふらっと吸い寄せられるようにして中へ入ったのだが。


(……入らなければよかった)


入店して三分で後悔する御坂美琴さん、御歳2×歳。
女性のおひとりさまが珍しいのか、店内の御父さん達の視線が若干痛い。
「若いねーちゃんだねー」と野次を飛ばされてもいるが、そんな事さしたる問題ではない。
社会の酸いも甘いも経験した御坂にとってはどうってコトはないのだ。


(あああああ、帰りたい、帰りたいいいいいい)


顔をまっさおにしてグルグルと思考する一番の原因は。


「ゲソうめェ」


花の金曜の夜。小さな居酒屋も休日の幸せに浸る人々で混雑していた。
カウンターもお座敷も埋まっていて、
入店時店員が行った「他のお客様の相席になってしまいますが…」の言葉に
簡単にOKを出してしまった3分前の自分のはっ倒したい美琴。

何故、いま、このタイミングでこの男と出会わなければならないのか。
おいおいおい、今の今まで無意識とはいえ互いにスルーしあってたじゃありませんか……っ!!


「……、……」


地道にゲソ消費に勤しむ男に苛立ちが募る。
ああ、もう。こっちの気持ちも知らないで、ビールとゲソの虜になっているだコイツ……。


(―――ほんと、なにか考えてるのかわからない)



学園都市の小さな居酒屋で、美琴が出会ったのは、
約十数年ぶりに直接顔を合わせることになった、本名不明・通称『一方通行』多分2×歳の青年なのでした。
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/06/20(月) 15:42:17.46 ID:8OnljcsQ0


「…………」

「…………」

「…………」

「…………」


沈黙が、重い。

カウンターの隣席に居る一方通行は相変わらずゲソとビールに夢中だ。
美琴も注文したハイボールと枝豆と冷ややっこで場を凌いでいる。

たまたま入った居酒屋で、たまたま会いたくない人に出会った場合、どうすればいいのだろうか。


(果たしてコイツをただの会いたくない人で片付けていいのかも謎だけど)


八月末日の実験に終止符を打った夜以降、一方通行とはまともな体面を一度としてしていない。
打ち止めや番外個体(現在・妹達とはそれなりに仲良し)からたまに話を聞く程度、の存在だった。
妹達曰く、美琴と一方通行はかなり近いところですれ違っていたりしたらしい。


(私がアイツおっかけてロシア行った時もロシアにいたらしいし、
 大覇星祭でも人ごみにまぎれてすれ違ったらしい、……のよねぇ)


実感はないが。そういう事らしい。
また、打ち止めや上条当麻といった共通の顔なじみを通して、
面会を持つことは可能だったのだろうが、美琴も一方通行も再会の為の行動は敢えて取らず、今に至る。

互いに互いを避けていた、というのが正しいだろう。


(ま、あったって気まずいだけってのは予想できてたし)


実際に、現状で気まずい雰囲気がある。


(ああ、でも)


結局は避けては通れない壁、ってことだったのかもしれない。これもまた、互いに。

437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/06/20(月) 15:43:07.64 ID:8OnljcsQ0

(美琴(わたし)→一方通行として、は)


妹達を一万人殺した敵。

自分を殺そうとした加害者。

妹達を一万人救った恩人。


(一方通行(コイツ)→美琴(わたし)として、は)


一万人殺した妹達の姉。

自分が殺そうとした被害者。

一万人救った妹達の素体。


箇条書きのように情報を整理してみて思う事。


(ぎゃあああああああ、なんて面倒くさい関係性だよ、おいいいいい!!!!)


殺したことは許せないが救ったことには感謝している。
嫌いだけれど殺すほどではない。
超能力者として理解できる事もあれば、理解できない事もある。
このまま背中合わせの存在感を無視したままの距離でもいいと思うし、それでは駄目な気もする。

けれど、どうしていいのかなんて、簡単にわかったら苦労などしない訳で。


(……あーもう。子どもじゃないのに、情けないわー、自分)


もう少し若ければ(順応性があれば)、意外と簡単に終る問題だったかもしれないな、と思わなくもなかった。
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/06/20(月) 15:44:15.35 ID:8OnljcsQ0

けれど壁を迂回する性分にはない美琴であって。
とりあえず、この現状打破のきっかけはなにか、と目を右に左に動かし、


「…………あ」


とっても都合のいいアイテムが、手元にあることにようやく気がつく。
気が付いたら行動あるのみ、だっ!!


「すいませーん!!!!」

「はい!!」


店員さんに声をかけ、


「コイツのビール無くなりそうなんで、ビールもう一杯くださーい!」

「――はァ!?!?」


ここで、ようやく反応らしい反応を返した男の声は無視する。


「あと焼酎ロックと手羽先とポテトフライも追加でー!」

「ご注文ありがとうございまーす!!」


愛想のよい店員さんの笑顔に心がすこしほっこりした気もする。


「さー今日は呑むよー」

「オマッ……、どォいう!!!」

「どういうつもりも何も、呑むつってんでしょうが」

「―――、俺と、呑む気か?」

「そうよ? 知り合いが偶然居酒屋で出会ったんだから、一緒に呑んだってのは不自然じゃないでしょ」

「お前の神経疑うぞ」

「勝手に疑いなさいよ」


困った時くらい酒に頼るのもまた良し……、
なんて思考回路になる程度には年を取ってしまったみたいで。
激怒も嫉妬も懺悔も後悔も感謝も悲哀も何もかも。
ぶちまけてしまえばいいし、ぶちまけられてしまえばいい。

そうして、後には打ち止めや番外個体や上条当麻その他色々、巻き込んで大宴会にでも雪崩れ込もう。


「……」


まだ、しぶしぶと苦い顔をして迷っている男にはアレだ、キメの一言でも言えば、OKなのよ、多分。


「ちょっと、一方通行」

「あン?」




「 私 が つ ぐ 酒 が 飲 め な い っ て か ?」

「…………ィィェ」



ん? パワハラだって?

いいのよ、これで超電磁砲を跳ね返して女の子(当時は一四だったのよ!)の髪を焼いた貸しはチャラにするから。
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/06/20(月) 15:49:09.20 ID:8OnljcsQ0
やけに軽いノリになったしまった。
お邪魔しました
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/06/20(月) 16:20:03.95 ID:U5scfz7AO
いいえ、それはアルハラで乙
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/06/20(月) 20:57:40.94 ID:BSroR07Vo
おお、雪崩れ込んだ宴会図が見たいぜ、乙
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 22:34:17.42 ID:vUSriYaDO
美鈴さんみたいになって一方通行を茶化すと信じてる
俺の中で御坂遺伝子がよったら一方通行をいじることに勝手になってる
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/20(月) 23:04:59.48 ID:JADj1WFAO
一方通行(今さら酒が飲めねえなンて言えねェ…)
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 23:11:14.35 ID:BSroR07Vo
■■(隣の席。うるさい)
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/20(月) 23:26:53.10 ID:Ezr/Azf6o
一方通行が飲んでたのが実はノンアルコールビールで美琴が頼んだビールで一気に酔っ払うと
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/20(月) 23:54:06.17 ID:EsLM3vATo
「ゲソうめェ」
このセリフの破壊力!
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 14:10:56.21 ID:mGoqAjWGo
5レス程いただきます
いずれスレでもブッたてようかと思うのですが、初ssなのでアドバイス、駄目だし等あればお願いします

カプはなしですが、しいて言えば今回は神裂通行でしょうかね
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 14:11:50.18 ID:mGoqAjWGo

一方通行『ン……くァ……』

一方通行『あァ……あいつらは旅行だっけか』

一方通行『……とりあえずコーヒー』ガチャ カシュッ

一方通行『ンー、暇だ。 飯でも食いに行くかァ』

一方通行『ついでにコーヒー買ってこよォ。 この量じゃ心もとねェし』

一方通行『ンじゃ、ちゃちゃっと行ってくるか』







一方通行『……で』

インデックス『こっからここまでお願いなんだよ!』

一方通行『どうしてこォなったァ……』

インデックス『助かったんだよ! ありがとね!』






一方通行『ンでェ? その連れってのァいつになったら現れるんですかァ?』

インデックス『たぶん……もうすぐじゃないかな。 連絡はしてみたけどわかんない』

一方通行『まァ、食ってりゃ来るか。 それまでおとなしく待ってな』

『インデックス! 探しましたよ』

インデックス『あ、噂をすればなんだよ』


449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 14:12:28.60 ID:mGoqAjWGo
神裂『まったく、勝手に走っていかないでください。 危ないですよ?』

インデックス『ごめんなさい……』

神裂『そちらの方も、ご迷惑おかけしたようで。 申し訳ございません』

一方通行『あァいい、いい。 生憎年下のガキに振り回されンのは慣れてンでなァ』

インデックス『ガキは失礼過ぎるかも!』





神裂『それにしても、あなたがこの子のお友達ですか……』

一方通行『友達ィ? ちげェけど、もォそれでいいやァ…… で、なンだよ?』

神裂『いえ……白いですね』



一方通行『……ハァ?』ピクッ

一方通行『言う事に事欠いてそれですかァ? 好きでこォなったんじゃねェよ!』

一方通行『大体、俺みてェな奴にそォいう事言うの、テメェが思ってる以上に失礼なことなンですけどねェ!?』

神裂『あ……すみません。 印象が強かったもので、つい』

神裂『怒らせてしまったなら謝r『第一、人のこと言えるカッコかよテメェ』やかましいこのド素人が!!』チャキッ

一方通行『あン? なンだやンのか痴女レイヤー』カチッ

神裂『ちっ、ちちちち痴女!? 上等だコラ表出ろ!』

一方通行『なンならここでおっぱじめても俺ァ全然構わねェんですけどォ?』

インデックス『落ち着くんだよ二人とも! 喧嘩は良くないんだよ!』

一方通行『喧嘩は良くねェ? なら大丈夫だな。 俺が一方的に虐殺するだけだからなァ』

神裂『おや? あなたのようなもやしが私に勝てるとでも? 虐殺されるの間違いではないですか? 日本語は正しく使いましょうね』

一方通行『上ォォォ等ォォォォォだこらァァァァ!!!! 泣いて謝る暇もなく愉快に素敵に殺してやンぜェェェ!!』

インデックス『だから落ち着けって言ってるんだよ! そろそろ静かにしないと二人とも食べちゃうんだよ!』ギラリ

神裂通行『『』』
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 14:13:04.78 ID:mGoqAjWGo
インデックス『二人とも。 お店の人に何か言う事は?』

神裂通行『『騒いで申し訳ありませんでした』』

インデックス『じゃあ次、お互いに言う事は?』

神裂通行『『失礼なこと言ってごめんなさい』』

インデックス『はい、よろしい』

インデックス『まったく…… 確かに人の見た目の事を言うのはとても失礼なんだよ?』

神裂『すみませんでした。 綺麗で羨ましかったもので、つい』

一方通行『あァ、別に気にしちゃァいねェよ。 言われ慣れてるしなァ。 ちょっとイライラしてただけだ』

インデックス『それにね、かおりの服装にはちゃんと理由があるの。 好きでこんなカッコしてるわけじゃないんだよ』

神裂『こんなカッコて……』

一方通行『理由ゥ?』ナンダソリャ

神裂『ええ…… 詳しくは言えませんが、戦闘において重要なことなんですよ』

一方通行『ンでェ、嫌々仕方なくって訳ですかァ?』

神裂『……まぁ、そんなとこですね』

神裂『本当は普通の服装もしたいんですけどね…… ふふ……もう諦めましたよ……』

インデックス『あ、なんか変なスイッチ入っちゃったかも……』

一方通行『ふゥン。 お前見たとこ17,8ってとこだろォ? まだまだお洒落したい年頃だろォにもったいねェな』

神裂禁書『『』』

神裂『え、あ、え? いいい、いあ今なんと?』

インデックス『ななななんかの聞き違いなんだよかんざきかおりさんじゅうはっさいなんだよ!』

一方通行『あン? ああ18かお前 つゥかお前ら目が虚ろだが大丈夫か?』

神裂『あ、ああ…… だ、だいじょぶですよ少し取り乱してしまっただけです』

インデックス『正直かおりを知ってる人なら、今の発言は驚くんだよ……』
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 14:13:35.31 ID:mGoqAjWGo
一方通行『ふゥン…… 実年齢より上に見られる、と』

神裂『はい……』

インデックス『まぁ、かおりは大人っぽいから仕方ないかも』

一方通行『……』

神裂『こればかりはどうしようもないので諦めましたよ』

一方通行『ならあれだ、服装変えてみろ。 それでだいぶ印象も変わンだろ』

神裂『あー、それはさっき説明したように……』

一方通行『戦闘で必要なンだろ? なら今は大丈夫なんじゃねェの? 試着くらいは出来ンだろ』

インデックス『その発想はなかったんだよ』

一方通行『まァ、もし戦闘が起きても、俺が守ってやンから気にすンな』

神裂『え』

一方通行『ンで、気に入ったのがもしありゃァ買ってやんよ。 仕方ねェから』

神裂『いや、さすがにそこまでは……』

一方通行『あン? 金なンざ掃いて捨てるほどあっから気にすンな。 ほら行くぞ』ナデナデ

神裂『え、ちょ……』

一方通行『とりあえずロングスカートは買うとしてェ』

神裂『買うの確定ですか!?』

一方通行『似合いそォだしなァ』クカカ

インデックス『私にも何か買ってね』

一方通行『あァ』
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 14:14:31.65 ID:mGoqAjWGo
17600号「そして結局何着か買った後、夕飯の時間だという二人を近くまで送っていきましたね」

17600号「その際、お礼がしたいという神裂火織とアドレスの交換をしたようです。 その後は普段と変わりないので割愛しますが、とミサカは報告を終えます」

17600号「ああ因みにお礼の内容は、明日昼食を作りに行く事のようです、とミサカは補足説明を……」

打ち止め『じゃあまたあの人はフラグ立てたのね、ってミサカはミサカはなんとなくこうなるのはわかってたけどスケコマシなあの人を嘆いてみる』

17600号「しかし彼女は上条当麻の知り合いですし、既に上条当麻にフラグを立てられているのではないかと思いますよ、とミサカはフォローします」

17600号「それに、いかに一方通行がスケコマシだとしてもこれだけでフラグとは、些か早計では? とミサカは冷静に分析します」

打ち止め『恋愛ってそういうものなのよ、ってミサカはミサカは小悪魔なおねぇさんっぽく言ってみたり』

打ち止め『まぁミサカは、あの人の友達が増えれるならそれはそれでいいんだけどね、ってミサカはミサカは息子を想う母親のような気持ちになってみたり』

打ち止め『でもここ最近あの人フラグ立て過ぎなの、これで三人目なんだよってミサカはミサカはこう見えて実は我慢の限界が近かったり』

打ち止め『とにかく、あと三日間観察よろしくね! ってミサカはミサカはかわいらしくお願いしてみたり!』

17600号「それ拒否したいんですが、とミサカはわざと質問します」

打ち止め『じゃあまた明日連絡入れるから、ばいばーい!ってミサカはミサカは聞こえないフリをしつつ強制的に通話を終了してみたり!』ブチッ ツーツー






17600号「うわぁ切りやがったよクソ幼女が、っていうかなんでわざわざ電話なんだよMNWでいいだろめんどくせぇとミサカは愚痴ります」

17600号「まぁ、正式な依頼である以上、指示には従わざるを得ないので仕方ないですが、とミサカはスネークとしてのプライドを見せます。 ただ……」

17600号「あと三日……なげぇよめんどくせぇよ……、とミサカはうんざりします……」
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/21(火) 14:17:03.17 ID:mGoqAjWGo
以上です
タイトルつけるなら、「とある最強の観察報告」とでもしましょうか
アドバイス等お願いします。 切実に

それではお目汚し失礼いたしました
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 14:43:21.89 ID:t04MdFXG0

ただ『』じゃなくて「」にすべきかも
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 14:52:22.47 ID:m11taQfVo
ちょいわかりにくいけどスネークの回想なんだろ
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 14:55:46.11 ID:JPFhDwsMo
俺MNWネタも注意書き欲しいんだけどそこんとこどうよ
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/21(火) 14:57:19.58 ID:PqJ5uHXzo
別に今回はMNWネタでもなんでもないと思うけど
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/21(火) 15:05:03.98 ID:mGoqAjWGo
わかりづらくてすみません
>>455さんの言うとおりスネークの回想という設定なので、一方通行らのセリフには『』を使いました

あと、あくまでスネークがスネークしているだけなので、MNWネタではないかと判断しました
不快感を与えてしまったならば、申し訳ありません
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 16:08:00.55 ID:XgRe9tx3o
乙。この組み合わせは新鮮だった。

>>456
この程度のMNWネタで注意なんかいるのか?
そんな少しのでいるなら、俺はアックアのステ琴に注意欲しいと思ったぞ
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/21(火) 16:19:38.31 ID:PqJ5uHXzo
あれはステ琴というか、男慣れしてないだけな気がしたが
461 :上条「ポケモン?」 [saga]:2011/06/21(火) 16:33:21.31 ID:t04MdFXG0
1レスもらいます
462 :上条「ポケモン?」 [saga]:2011/06/21(火) 16:33:57.85 ID:t04MdFXG0
冥土帰し「ここに3匹のポケモンがいるね? この中から1匹選んでポケモントレーナーになってもらいたい」

禁書「私を選んでくれると嬉しいな!」タ/ノーマル 特/マルチタイプ

御坂「別にアンタと一緒に旅なんて……」タ/でんき 特/せいでんき

五和「頑張って上条さんのお役に立ちたいです!」タ/かくとう 特/いやしのこころ

上条「俺が選ぶのは―――」
463 :上条「ポケモン?」 [saga]:2011/06/21(火) 16:34:49.47 ID:t04MdFXG0
以上です
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 18:05:19.45 ID:IZxmoVdDO
>>462
選ぶなら御坂か五和かな…禁書さんだと食費で金足りなくなりそう
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/21(火) 18:21:55.65 ID:ZQPouLbAO
>>453
乙、最近神裂通行が増えていい流れだ

>>462
乙、やはり御坂と五和の2択だな
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 19:00:42.88 ID:YbemY9cQo
しかしその二人だと敵モンスターの一方さんが出てきた時点で積むという無理ゲー
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 19:11:54.27 ID:uidpW6la0
>>462
カビゴンさんじゃないですかwwwwwwwwwwww
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage saga]:2011/06/21(火) 19:33:56.00 ID:GtxGU88V0
インデックスはレベルアップでペンデックスになるのか
対魔術系は圧勝だな
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/21(火) 19:54:57.58 ID:3JRQwHmDO
一方さんがポケモンになったらタイプと特性なんになるんだろうな。
タ/エスパー 特/反射
とか考えたけど無難すぎて面白くないし、本当にある特性であてはめたい。
上条と浜面も気になる。
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 20:59:07.31 ID:M5FDJF2E0
水槽ネタ第3段作ってみましたー。前作はウンチクが長すぎたと反省しつつ

さかなくん先生が禁書SSを書いた的4レス、いってみますー
471 :おさかな煉獄 [saga]:2011/06/21(火) 21:00:18.63 ID:M5FDJF2E0

「なあインデックス、ナマズって何であんなに可愛いんだろうな?」

「へ……と、とうま? 今日はさすがに何を言いたいのか全然判らないかも」

「いやな、あの平ぺったい顔といい、つるっつるの肌といい、最高じゃないか!」

「とにかく、ナマズの話をすればいいのかな? ナマズの凄さに驚いて聞き終わったら嫌いになるかも」


「ふっ、面白い……、俺のナマズ愛を打ち砕けるものならばやってみるがいい!」

「その熱意、気味が悪いんだよ……。まあいいや。えっと……まずは、多くのナマズ目は電気魚なんだよ」

「え? 細胞を直列繋ぎ状態にして高電圧を発生させるデンキナマズとかの話じゃなくて、か?」

「そう。電気魚というのは強力な発電が可能な種に限らず、弱い発電を持続的に行うだけの魚、自らは発電しない魚も含むんだよ」


「弱い発電ってのは自家発電で出来た電場が乱れる様子を感知して視界不良でも周りの状況を確実に掴むための能力だよな」

「だね、『れえだあ』みたいなものだよ。で、発電しないタイプは獲物が発生する微弱な電気を感知するだけなんだけど」

「そういう微弱な電気を感知する能力があれば電気魚と呼ばれるわけか。で、ナマズもそうだっていうのか?」

「うん。他にはロレンチーニ器官を持つサメやエイなんかも含まれるの。電気魚はその能力で100万分の1秒すら知覚できるんだよ」


「へえ〜、ナマズは軟骨魚と同じような器官を持ってるってわけか。でも別に嫌いになるようなことじゃないぜ?」

「む! いい、とうま? デンキナマズは最高350〜500Vもの高電圧で人間だって麻痺させちゃうんだよ!?」

「え、なんだ。全然大したこと無いじゃないか」

「とうまは別の意味で麻痺してるかも……今日はこの辺にしておくんだよ」

472 :おさかな煉獄 [saga]:2011/06/21(火) 21:01:08.99 ID:M5FDJF2E0

佐天「聞いて下さいよ。この間実家からカニを送ってもらったんだけど、ハサミが一本無かったんですよ!」

初春「カニのハサミ一本は大きいですね〜。そういえばそういう怪我したカニは治るんでしょうかね?」

白井「カニやエビ、ザリガニなどは外敵に襲われた際にハサミを自ら切り落としてその隙に逃げるんだそうですわよ」

御坂「で、無くなったハサミは脱皮するごとに徐々に再生していくみたいね」


佐天「へえ〜。じゃあさ、カニはお腹が減ったら自分のハサミを食べればいいんじゃないですか?」

初春「そんな、タコの自足喰いじゃないんですから」

白井「タコが自分の足を食べた時はいつもと違って生えて来ない、なんて話もありますわよ?」

御坂「そうそう迂闊に手脚を切り落とすなんてしないほうがいいってことね、当たり前だけど」


初春「ですねえ、そもそも脚の欠損がそのまま回復するような生き物は下等動物に限られるんじゃないですかね?」

白井「プラナリアやコウガイビルなら切り分けた数だけ元の形に再生するんですの」

佐天「うげっ、体を3分割したら3匹に増えるって事ですか……それって記憶はどうなるんですか?」

御坂「そういう生き物は神経節だっけ、全身に脳があるから。結果全ての個体が同じ記憶を持つことになるんじゃないかな」


佐天「ふーむ、で、結局脊椎動物ではそういう驚異的な再生は出来ないんですかね?」

初春「トカゲの尻尾切りは有名ですけど、生え変わったシッポには骨がないんです。完全な再生とは言えませんね」

白井「うーん……いえ、居ないことは無いですわ。脊椎動物でありながら高い再生能力を持つもの」

御坂「なんだろ? 想像も付かないわね。教えて黒子」


白井「その生き物、異名も高き『半裂き』ですわ」


佐天「なんですかその、ジーンズの片脚切っちゃいました!みたいな名前の生き物は!?」

初春「んー、どこかで聞いた気が……あ! 思い出しました。サンショウウオの事ですね!」

御坂「捕まえたサンショウウオを引き裂いて半分食べて残りを川に流すといつの間にか元の姿に……って話だっけ?」

白井「実際はそこまで化け物ではありませんけど、脚が何本無くなっても再生可能な生き物なんですのよ」


御坂「へ〜、両生類ってやっぱりスゴイのね。でも黒子、アンタよくそんなこと知ってたわね」

白井「ええ、ちょうどこの間イモリの黒焼きを購入する際にサンショウウオの燻製も一緒に入手いたしましたので」

初春「イモリの黒焼きはホレ薬として使われますね。とするとサンショウウオは精力剤でしょうか?」

白井「そうなんですの、ですけど燻製では余り効果が無かったようで。やはり生のまま丸呑みしていただかないと……あ”」



御坂「アンタは誰でその効果を試したのかしら????」ビリビリ

473 :おさかな煉獄 [saga]:2011/06/21(火) 21:02:05.59 ID:M5FDJF2E0

打ち止め「ねえねえ、この間のアメリカザリガニの大発生みたいな話が聞きたいなってミサカはミサカはおねだりしてみる」

一方通行「はァ? この間って……部屋中ザリガニだらけになったアレか……チッ、今度は何でだよ?」

打ち止め「えとね、良くも悪くも大量発生して繁栄している生き物っていうのは強いと思うの」

一方通行「まァな」

打ち止め「その生態を知ることで、ミサカ達の今後の生き方の指標が出来るかなってミサカはミサカは人生設計してみたり!」

一方通行「ふーン……だが、タメになるかどォかは知らねェぞ?」

打ち止め「教えてくれるの? やったー!ってミサカはミサカはクルクル回って全身で喜びを表してみたり! で、どんな生き物?」

一方通行「タニシ」

打ち止め「」
474 :おさかな煉獄 [saga]:2011/06/21(火) 21:03:13.86 ID:M5FDJF2E0

一方通行「日本でアメリカザリガニが大量発生したように、アメリカで日本のマルタニシとオオタニシが大発生してンだ」

打ち止め「タニシは淡水に居る小さな巻貝だよねってミサカはミサカは今更ながら確認しておく」

一方通行「あァ。で、大発生の原因もザリガニと似ていて、日本人移民が異国の地でも故郷の味を、とタニシを放流したのが
      元らしィな。日本でも古くからタニシを食ってたンだが移民は19世紀末からなンで100年以上の歴史があンな」

打ち止め「淡水生物は人の手による移殖以外では遠距離移動しにくいからねってミサカはミサカは補足してみたり」


一方通行「海がフェンスになるからな。ンじゃ問題。北米での大発生を支えたタニシの強さってなンだ?」

打ち止め「ほえ?? うーんと、外敵の攻撃から身を守る硬い殻と、乾燥を防ぐ蓋かな?」

一方通行「不正解、硬い殻? ンなもンはザリガニやカニの腕力の前じゃ無意味なンだよ。それと乾燥だって万全には守れねェ」

打ち止め「そっかあ、炎天下の石の上に居たら乾燥しなくても壷焼きになっちゃうもんねってミサカはミサカは再び思案……」


一方通行「時間切れだァ、正解はその食性の豊富さ。タニシは雑食性、と言うと普通だがここでは文字通り『何でも食べる』だ。
      肉だろォが魚だろォが植物だろォが何だか分ンねェ有機物だろォが、なンでも栄養に出来る。で食べ方も豊富なンだ。
      植物や肉を削り取って食べる、水底の沈殿物を掬い取って食べる、水をエラで濾して浮遊物を集めて食べる。こォいう
      食性があったからどンな場所でも、例え他の生物が棲めねェ低栄養な環境でさえ、生き残ることが出来たってわけだ」

打ち止め「へええ。魚が無ければ草を、草も無ければ水底のゴミを、それも無ければ水中の浮遊物を、かあ」

一方通行「そォいうことだ。オマエラも一つの事だけに囚われ過ぎると、万が一ソレを失ったら脱け殻みたいになっちまうからな」

打ち止め「次々と目的を持って生きていけ、ってことだねってミサカはミサカは余りに真っ当な教訓に正直ビックリしてみたり」



ガチャっと「ただいまー」



番外個体「で、お約束どおり大量に捕ってきたわけだけど、どうしたらいいのかな?」バケツ イッパイ

芳川桔梗「このジャンボタニシはタニシとは無関係なんだけどね。食べても美味しくないらしいし」




一方通行「……コレがタニシ的生き方だァ」ウンザリ

475 :おさかな煉獄 [sage]:2011/06/21(火) 21:04:30.72 ID:M5FDJF2E0
以上です。おさかな、ほとんど出てない・・・
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 21:08:59.48 ID:1tgmsuF00
乙ー
おさかなのまめ知識がじわじわと増えるーwww
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:31:23.34 ID:HTsYefON0
数レス貰います
ギャグマンガ日和にとあるキャラを当てはめたネタです
土御門がキャラ崩壊してます
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:32:23.69 ID:HTsYefON0
土御門「昨日のライブは最高に盛り上がったが、所々は極端に盛り下がり、最終的にはお通夜のような雰囲気になってしまったな…」

一方通行「なんで俺達のライブはいっつもこうなんだよォ!」

結標「あなたのボーカルがなんか盛り下がるのよ。一方通行。」

一方通行「はァ!?俺は何も問題ねェよ!」

結標「…「君を守る」のサビのところあるでしょ?「果てしない夢を掴むんだ。」ってとこ。あそこなんて、」

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一方通行「ふァてしない!トゥメを掴むーンだ!」


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結標「「果てしない」はこの際いいわ。トゥメって何よトゥメって。」

一方通行「なンだもなにもねェよ。感じ出して歌ったまでだァ。」

結標「そんな変な感じ出さないでよ…もともと言葉がおかしいんだから。」

一方通行「変な感じじゃねェ!イイ感じだろォ!」

土御門「正直、オレもそこのとこムカっと来んだが。」

海原「自分も正直ちょっと……。」

一方通行「マジか!?」

結標「それだけならまだしも、あなた最後に歌った曲の一部、「夢を夢で終わらせないために突き進め」なんて…」

-------------------------------------------- 


一方通行「トゥメをトゥメでー終わらせないトゥメにートゥきすトゥメー!」


--------------------------------------------

結標「あなたもうトゥメに取り付かれてるじゃないの。」

一方通行「トゥメってなンだよォ!」

結標「いやこっちが聞きたいわよ!」

海原「せっかく乗ってきた客もそれが出ると一様に首を傾げるんですよ……」

土御門「一回前ライブで歌った曲なんて「翼広げて君を守る」のところが、」

---------------------------------------------


一方通行「トゥばさふィろげてー!くィみをーむァもーるゥ!」


---------------------------------------------

土御門「もう何言ってるか分からねぇじゃねぇか。」

一方通行「あァ!?聞き取れよォ!なンとかして聞き取れよォ!!」

海原「それはお客さんに言わないと意味ないですよ。」

結標「だいたいあなたの書く歌詞はベタなのよ。夢を掴むとか、翼広げてとか、君を守るとか、そんなのばっかりじゃないの!」

一方通行「違ェよベタじゃねェよ!」

結標「今度の新曲なんてあなた、「翼広げて君の夢を守る」とか、とうとう合体させてるじゃない!」

一方通行「合体って何だよォ!イイじゃねェか別に!」
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:33:04.17 ID:HTsYefON0
土御門「とにかく。今度のライブで変な歌い方したらもうボーカル変えるぞ。」

一方通行「嘘だろォ!?俺以外の誰に「THE GROOP」のボーカルが務まるってンだァ!」

土御門「実は暗部のリーダー繫がりのけっこうイケメンのやつがすげぇ歌上手くてな。」

一方通行「ハ、ハァァ!?もう目星ついてるのかよォ!?」

結標「阿呆みたいに高音が伸びるだけのあなたの代わりなんて、いくらでもいるのよ。」

一方通行「なンだよなンなンだよォ!?ライブが盛り下がるのは俺のせいじゃねェ!オマエのギターが足引っ張ってンだよ結標ェ!!」

結標「何?私のせいだって言うの?違うわ。」

一方通行「オマエ一曲目のサビ前からいきなりギターを座標移動で変えまくるじゃねェか!びっくりして調子狂うだろォがァ!つかどンだけ繊細に能力使ってンだよォ!?」

結標「はぁ!?良いじゃない別に!」

一方通行「俺びっくりして出だしの「夢を掴むのは俺さ」の前にウォ!?って言っちまったじゃねェか!」

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結標「(座標を固定指の動きに細心の注意を私ならできる私ならできる私ならできる!)」シュンギャギャシュンギャギャシュンギャギャシュンギャギャ


一方通行「ウォ!?……ッめを掴むのはー俺さ!」


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一方通行「出だしのところ歌ってねェからぜってェ客に「目を掴むのは俺さ」だと思われたぜェ!?」

結標「あなたはちゃんと歌えたところで「トゥメを掴むのは俺さ」じゃないの!」

土御門「だが、確かに結標、バラードの曲に限ってメチャクチャ頭振るとか、なんかタイミング悪いぞ。」

海原「そうですねぇ…。ライブ後の打ち上げの時にギター叩き壊しますし、ギターソロの所で座標移動でどこかに消えますし。」

一方通行「やっぱりオマエが悪いンじゃねェか!」

結標「違うわ!私タイミング悪くないわよ!」

一方通行「とにかく、次のライブでもタイミング悪かったら、もうギター変えるぜェ。」

結標「なっ!?ふざけないで!!私あっての「THE GROOP」でしょ!?代わりなんていないわよ!!」

海原「実は自分の知り合いがすごく可憐で、本当に可憐で、ギター上手なんですよ。」

結標「え、えええー……もう目星ついてるのぉぉ…!?」
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:33:43.06 ID:HTsYefON0
一方通行「めっちゃギター持ってるオマエなンかより、ずっと使えるやつなンだからな。」

結標「なっ!…ライブが盛り下がるのは私のせいじゃないわ!あなたのせいよ!海原!」

海原「はい?自分は何も問題ないと思うんですが。」

結標「あなたの友達はライブとなるといつも最前列にいるわね!あれすっごい気になるのよ!」

海原「そんなの気にしなければいいではないですか。」

結標「まったくピクリとも乗らないのよあなたの友達…!」

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ショチトル「………。」

トチトリ「………。」

テクパトル「………。ふっ……。」

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海原「?乗る乗らないは自由ではないですか。」

結標「気になるのよ!呼ばないでよ毎回毎回一番良い席に!もっとノリの良い人呼んでよ!」

海原「結標さんは近くで見た事ないから知らないかもしれませんが、テクパトルはよく見ると揺れてるんですよ?」

土御門「それは揺れてるんじゃなくて(強敵を見つけて)震えてるんじゃないか!?」

結標「だいたい昨日のライブは乗る乗らない以前に、あなたの友達両腕怪我してたのが気になって仕方がなかったのよ!どうしたのよあなたの友達!」

海原「実は今度ショチトルが退院するんですが、ショチトルが退院後は学校通うとか言い出して、全員で反対したら机を両腕でドゴン!とですね。」

結標「あなたの友達腕もろっ!」

一方通行「海原の動かない友達には正直俺も引いてンだァ。」

土御門「オレも、最前列がいつも静かなのは辛いな。」

結標「ほら!みんな迷惑してるのよ!」

海原「そんな!違います!自分の友達は何も悪くありません!みんな病院だとすっごくて…」

結標「とにかく、今度のライブでも友達呼んだら、もうドラム変えるわ。」

海原「そんな!自分のアステカ流ドラミングあっての「THE GROOP」じゃないですか!代わりなんているんですか!?」

一方通行「実はある研究繫がりの超熱血系のやつがドラムやってンだ。」

海原「え、ええええええ!?もう目星ついてるんですか!?」

結標「なんかリズムが独特のあなたの代わりなんて、いくらでもいるのよ。」
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:34:43.51 ID:HTsYefON0
海原「で、ですが!自分が思うに一番盛り下がる原因は土御門さんではないですか!?」

土御門「なんだ海原?裏切りでもするのか?」

海原「いや、裏切りませんけど。土御門さん、いつもライブの時になんか霊装で演出するじゃないですか。」

土御門「演出と言えばこの霊装だろう!」ジャーン

海原「その霊装。家で出せば盛り上がるかもしれませんけど、ライブ会場だと他の光に埋れてるんですよ。」

土御門「埋れてるだと!?裏切る気か!」

海原「いや、裏切りませんけど。」

結標「それに土御門が持ってくるその霊装?ってやつ、二つに一つは光らないわよね。」

土御門「光ってないだと!?畜生…おのれ魔術師!」

一方通行「それに昨日のライブでオマエ、三個同時に使うぜ!とか言って、」

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土御門「三個同時に使うぜぇ!!」

…シーン……

土御門「」


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一方通行「三個ともまったく光らなかったじゃねェか。」

土御門「なにぃ!?じゃあどこに行けば光る霊装を仕入れられるんだ!?」

一方通行「普通にその辺で仕入れられるンじゃねェか?」

土御門「オレは普通に仕入れてんだぞ!!イギリスからな!」

海原「なら、土御門さんの懐の湿気とかに反応してるのでは?火に水を入れるタイプの霊装でしたよね?」

土御門「オレのせいで駄目になるだとォ!?くそっ……おのれもや神父!」

結標「正直、今度のライブで霊装使ったら、もうベース変えたいわね。」

一方通行「そォだなァ……」

土御門「なっ…!オレのベースは必要ないのか!?ま、まさかもう誰かに目星ついてるのか…!?」

結標「私の学校の友達で「破壊神」って異名のすごいベース上手い人がいるんだけど。」

土御門「くっ……やっぱりついてた……おのれステイル!」

一方通行「音程がギターより低いオマエの代わりくらいいるンだぜ?」

土御門「くそっ!オレは絶対にやめねぇぞ!」

一方通行「俺だってやめねェぜェ!!」

結標「私だってやめないわ!!」

海原「自分もやめませんよ!」

482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:35:31.90 ID:HTsYefON0
----------------------------------------------

一ヶ月後

??「じゃあ、自己紹介からな。」

垣根「昨日のライブで第一位が「夢」を「トゥメ」と言ったと言う理由で、なぜか俺が「THE GROOP」のボーカルやる事になった、超能力者第二位、垣根帝督だ。よろしく。」

全員「よろしくー」

御坂「じゃ、次私ね。昨日のライブで結標さんのギターが途中でどんどん音が変わったって理由で、なぜかこの度「THE GROOP」のギターやる事になりました、超能力者第三位の御坂美琴です。どうぞよろしくー。」

全員「よろしくー」

削板「じゃあ俺だな!昨日のライブで海原ってやつの友達が最前列にいたって言う理由でなぜか抜擢された、ナンバーセブンこと削板軍覇だ!ドラムだし根性だしてやってくぞ!よろしくな!」

全員「よろしくー(ドラムだし?)」

麦野「じゃ、最後私ね。超能力者第四位、麦野沈利よ。昨日のライブで土御門って人がつい霊装?ってやつを使ったからって言うよく分からん理由でベースやる事になったわ。よろしく。」

全員「よろしくー(全員『なぜか』で呼ばれてる……。)」

御坂「でもこれ、もう「THE GROOP」じゃないわね。」

垣根「俺も薄々そう思ってた。」

削板「変えるか!名前!」

麦野「そう言えば私達、全員超能力者ね。」

御坂「うーん……超能力者…?」

削板「超能力者?長いな…」

垣根「…んー。超能力者…レベル5……!ファイブ…!」

全員「LEVEL5's!」

その後、LELVEL5'sはとても売れ、ヒット曲「未電崩弾」はオリコン二位を記録した。
「THE GROOP」はどこに行ったのか。
噂では、ボーカルは引きこもり、ギターはギターを全て売り部屋から出て来ず、ベースは義妹と引きこもり、ドラムはなぜか病院の一室に立てこもっているらしい。
もう彼らを見る事はないだろう。


483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:37:57.96 ID:HTsYefON0
以上です。
なんかノリでやったのでほぼそのままですが…
反省はしている。
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:40:46.29 ID:q2CvYRDFo
LELVEL5's・・・!
CD50枚予約しますた
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 21:41:45.63 ID:wVrIAHbKo
30分ルールギリギリ破ってるぞ
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:41:48.28 ID:HTsYefONo
乙!

だけどニコニコで似たようなの見た気がするぜ!
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 21:42:25.74 ID:HTsYefON0
連スレすみません
訂正

× GROOP

○ GROUP

groopってなんだよ…
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/21(火) 22:14:15.81 ID:ZQPouLbAO
食峰「営業担当でぇす」
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 22:31:48.96 ID:JDPoJCkEo
一方さんの知り合いは木原君で
結標の知り合いは学校繋がりで風斬がくるかと思ったww
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 22:31:53.78 ID:qCIw7RtU0
乙!土御門の「裏切る気か?」に声出してワロタwwwwww
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/21(火) 22:57:59.87 ID:5qSY6ahSO
乙っした!

ハードルは高いですが2レス貰います


※警告※
上条×結標
一方通行×打ち止めです
絹旗ちゃんは出ません
半角文字多目です
492 :御坂「うそ……でしょ」一方通行「」ピカー [saga]:2011/06/21(火) 23:02:29.61 ID:5qSY6ahSO
上条「あわきん♪」

結標「何?当麻」

上条「いや、この幸せが幻想じゃないことを確かめたくてですね、ちょっと確認を」

結標「幻想な訳ないじゃないの」ニコ

上条「」ドキュン

結標「どうかしたの?」

上条「俺は淡希さえいたら何もいらない」ドヤ

上条「だから、俺は淡希を人生全てを懸けて愛するっっ!」キメガオ

結標「それは嬉しいわね///」テレ

結標「でもね、当麻。場所を考えてくれるともっと嬉しいわ///」チラッ

ウワ-アツイネ-
リアジュウバクハツシロ
サスガヒーローアンナカップルニナロォナ
ウンッテミサカミサカハウナヅイテミル
エッ...ビリビリ
リアジュウシアワセニナレコノヤロー
カノジョナカスナヨニイチャン
493 :御坂「うそ……でしょ一方通行「」ピカー [saga]:2011/06/21(火) 23:05:00.35 ID:5qSY6ahSO

上条「あっ、つい気持ちが高ぶって」ショボン

上条「ごめんなさい」ショボボン

結標「謝る程じゃないわよ」チュッ
上条の頬<柔らかいですたい!

上条「」シューー

結標「///」シュン

結標「ほらっ!当麻行くわよ///」チョットハナレタトコカラ

上条「あっ、あぁ///」タッタッタ

アマーーーーイ
リアジュウバクハツシナクテイイヤ
ムスジメモヤルジャネェカ
チュッテミサカミサカハヒーローサンノカップルニビンジョウシテミル
ハヤクケッコンシロヤ
イイカノジョモッタナニイチャン



御坂「……えっ…なに……いま…の」リカイフノウ



一方通行「今なら死ンでもいい」テンシカ
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/21(火) 23:09:33.73 ID:5qSY6ahSO
以上です。お目汚しすみません

あわきん好きだししょうがないじゃん

絹旗ちゃんの方がもっと好きだけどね


……続くかも
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/06/21(火) 23:56:32.74 ID:VooSTyLAO
>>469
タイプ:あくタイプ
特性:ふしぎなまもり
(弱点:御坂妹との戦いの空気がウンヌン、木原真拳、幻想殺し)
「ぼうおん」
「ヨガパワー」?(相手を殴る時ウンヌンのアレ)
「いしあたま」反動うけない

技:ベクトル反射、暴風、さわぐ(あばれる)、プラズマ

持ち物:缶コーヒー

こんな感じ?
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/21(火) 23:57:20.39 ID:VooSTyLAO
ageてしまった…
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/22(水) 00:25:05.18 ID:K7UCDOQAO
乙だがあわきんの方が可愛いとだけ言っとく

>>477が30分ルール守れてないのと>>486が誰に向けられたレスなのかが気になってしょうがない
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/22(水) 00:31:05.73 ID:G7FM2NjDO
スレ立てしたいと思ったけど、
展開が原作からの逸れ方が半端なかった
下ネタ百合子ネタ注意
1レスもらいます
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/22(水) 00:31:36.63 ID:G7FM2NjDO

二万人の処女を破る絶対能力者進化実験を行っていた一方通行。

一万人を超え、順調かと思われたが――、
一方通行の心はある不安が靄となって覆われていた。

一方通行の本名は、鈴科百合子。

どんなに胸が無いとはいえ、
正真正銘の女の子であったのだ。

ペニバンを使って処女を開通させていたが、
これで本当に絶対能力者なになれるのだろうか?

その不安が消えてくれることはなかった。

そんなある日、乱入者の言葉で目が覚める。

「お前が女だから処女を開通できないってんなら――まずはその、ふざけた幻想をぶち殺す!」

一方通行は、いや、鈴科百合子は頭を殴られたかのような衝撃を受ける。

かかっていた靄はすっかり消えてしまった。

「……やってやンよ」

「どうしたのですか? とミサカは破瓜の痛みに耐えながらペニバンを受け入れます」

「オイ」

「何だ?」

「オマエのおかげで目が醒めた……感謝すンぜ」

「……あぁっ」

一方通行は絶対能力者になるだろう。

乱入者の少年は少女を眩しそうに見る。

血がピチャリと音を立てた。


500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 00:33:50.36 ID:G7FM2NjDO
おわり
プロットだけぶちこんだ感じになってスマソ
お目汚しすいません
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/22(水) 00:59:51.82 ID:hJAvR2BY0
そのまま突っ走って欲しいと思うのは俺だけじゃないはずだ

それと上条さん、殺すべき幻想はそっちじゃねえww
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/06/22(水) 01:47:53.83 ID:TgADQJGAO
数レス貰います
こんなのも再構成に入るのかな?
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [saga]:2011/06/22(水) 01:49:04.41 ID:TgADQJGAO
木原「は、はは……」

一方通行「………」

木原「うっ、後ろ……気づいてんのかヨ、化け、物……ッ」


    「……ihbf殺wq」


    ド ッ ッ ッ ! ! ! !







一方通行「ぐ……っ」パチ


    「……よぉ、やられたな」


一方通行「誰、だ……?」


    「しかし……まぁ、ヤツらより先に到着できたのは幸いだ」


一方通行(……無視かよクソッ)チッ

504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [saga]:2011/06/22(水) 01:51:56.90 ID:TgADQJGAO



    「時間もねぇし短刀直入に言うか……この街は今、危機に立たされている」


一方通行「ハッ、だったら何だよ……戦争でも起きるって言いてェのか」


    「……あぁ、そうだ」


一方通行「オーケー、叩き殺すぞコラ……俺達を、クソガキをこンな目に逢わせやがったオマエらに、俺が言いなりになるとでも思ってンのかよ……ッ!?」


    「くくッ、逆だよ……俺が潰したいのはこの街、だからなァ……?」


一方通行「っ……何だと?」


    「恐らく『上』の遣いっパシりも今、此処に向かっているだろう……俺と同じく、テメェと一方的な交渉する為によ」


一方通行「……嫌だ、と言ったら?」


    「脅威となる前に即殺す……勿論、そこで寝てるチビも一緒にな?」


一方通行「学園都市側に付くか、クーデター側に付くか……どっちにしろ拒否権はねェ……ってか」フゥ


    「そうかよ、でもテメェ……」


一方通行「……ッ」ニタァッ


    「―――……笑ってるぜ……っ?」


505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [saga]:2011/06/22(水) 01:52:44.56 ID:TgADQJGAO



一方通行「……一つだけ応えろ」


    「あぁ、手短かに頼む」


一方通行「勝算はあるのか?」


    「聞くのか? この俺に……第二位の『未元物質』によォ……っ」


一方通行「チッ、好きにしろよ……だがな、俺の脚ィ引っ張るってンなら……―――容赦無く切り捨てる」


    「そうか……決まり、だな」


一方通行(……楽しいね)クスクス


    「―――……ようこそ、『スクール』へ」



    目的があるっていうのは…………本 当 に 楽 し い



506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/22(水) 01:55:15.04 ID:TgADQJGAO
以上です、タイトルは

「ようこそ、『スクール』へ」

実際一通さんがスクール入りしたらどうなんだろ
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/22(水) 01:59:48.65 ID:Y3DQSyZIo
楽しそうだなこれ…乙!
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/22(水) 02:01:17.96 ID:KUSM0wQv0
>>506 乙! あと一方スクールは書く予定だから建てたら是非見にきてくれ!
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/22(水) 18:01:35.93 ID:hJAvR2BY0

原作第一巻で、インデックスと最初に出会ったのが上条さんじゃなかったら、という妄想
一巻の冒頭、美琴が雷を落とした夜の出来事です

9スレ頂きます

話の展開上、上条さんの代わりになったキャラの設定を弄っています

510 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 1/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:03:14.13 ID:hJAvR2BY0


夜の闇を、巨大な稲妻が引き裂いた。
学園都市の第七学区で発生したその雷は、同学区に真昼の明るさをもたらし、地平線の果てまで雷鳴を
轟かせた。

尋常の雷ではなかった。

学園都市はその性質上、高度にインフラが発達し、都市機能は世界最高峰の水準を誇っている。
当然、落雷などの災害に対して、その対策は磐石である。
事実今日まで、自然災害において、学園都市が都市機能を麻痺させた例は無い。

しかしその雷は、第七学区の一部地域で停電を引き起こした。
即座に警備員が出動した。 学生たちにも動揺が広まり、事態が収束するまでの数時間、街は大騒ぎとなった。

    ・
    ・
    ・

第七学区のとあるビルの屋上で、少女が一人、膝を折って身を縮込ませていた。
雷鳴に驚いたのだろう、彼女は両手で耳を押さえ、固く目を閉じている。

彼女は教会のシスターだった。 ただし、学園都市の者ではない。
ここ学園都市にも教会はあるが、彼女が着ている純白の修道服は、学園都市のものとは全く異なるものだった。

ややあって、シスターはゆっくりと瞼を開いた。 琥珀色の瞳が、涙に似た光沢を見せていた。

そのまま、彼女は暗闇に視線をさ迷わせた。 屋上には、他に人影は無い。
すぐ横の通りに視線をやると、幾条かのヘッドライトが通りを過ぎった。 緊急出動をした警備員の車だった。


「一体、何がどうなっているの?」


呟くシスターの声は、僅かに震えていた。


511 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 2/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:06:14.08 ID:hJAvR2BY0


声の震えを自覚したのだろう。 シスターは胸に手を当て、二三度大きく呼吸をすると、立ち上がった。


「……早く逃げなくっちゃ」


小さく呟いて、彼女は屋上を横切り、フェンスに駆け寄った。
勢いそのままにフェンスをよじ登ると、それを乗り越え、フェンスの向こう側に降りた。

細い路地を挟んで、ビルが並んでいる。
隣のビルまでは二メートル近い距離があった。 跳んで渡るには、少し距離が開いている。
しかし、彼女に迷いは無かった。 

彼女は渾身の力を込めて、隣のビルへと跳んだ。
思わず息が止まった。 ひんやりとした風が頬を撫で、次の瞬間に、シスターは隣のビルのフェンスに
体当たりしていた。

とっさにフェンスにしがみ付き、落下を防ぐ。 ギシギシと揺れるフェンスの音が、嫌に大きく響いた。

落下を逃れたシスターは、一つ安堵の息をついた。 そしてすぐさまフェンスをよじ登る。
上半身がフェンスを超えると、彼女は腰を折って、頭から屋上へと転げ落ちた。

彼女は受身を取らなかった。 重い音が、短く屋上に響く。

しかし彼女は即座に立ち上がり、階段の入口へと走り出した。
ダメージを負った様子はない。 彼女の白い肌にも、かすり傷一つ見当たらなかった。

不意に、少女の目の前に明かりが灯った。 ライターの火のような、小さな炎だった。
炎は、闇から長い赤髪の男が浮かび上がらせた。 二メートルはあろう大男で、炎を掌の上に浮かばせている。

シスターの動きが止まった。
先程までの勇猛さは鳴りを潜め、彼女は男を睨みながら立ち尽くした。

男が口を開いた。


「鬼ごっこはもう終わりにしよう」

「これ以上、あなたに逃げ場所はありません。 一緒に来てもらいます」 と、シスターの背後から、
女の声がかけられた。 氷のように冷え冷えとした声だった。


512 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 3/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:06:53.81 ID:hJAvR2BY0


シスターが振り向くと、そこには身の丈以上の長さの日本刀を携える女がいた。

影のように現れたその女に、シスターは息を呑んだ。
そしてすぐに赤髪の男に視線を戻し、二人が視界に納まるように後退した。

彼らの目には、剣呑な輝きが宿っていた。 視線は鋭く、どこまでも冷たい。 
まるで肉食獣のようだと、シスターは思った。 並の人間であれば、一睨みで体が動かなくなるだろう。

階下への入口は、赤髪の男の背後にあった。
シスターの背後にはフェンスがあり、その向こうにはビルが建ち並んでいる。

シスターに選択の余地は無かった。
彼女は素早く踵を返すと、隣のビルへと駆け出した。


「鬼ごっこは終わりだといったよ」


赤髪の男が掌の炎を投げた。
投げ出される瞬間こぶし大まで膨れ上がった炎は、正確に少女の背に迫り――




――突如発生した竜巻に飲み込まれ、消滅した。


513 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 4/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:08:11.96 ID:hJAvR2BY0


「そこまでだ」 と、声が響いた。


若い男の声だった。 聞き覚えのないその声に、シスターは足を止め、とっさに振り返った。

シスターの眼に飛び込んできたのは、こちらに背を向けて佇む男の姿だった。

奇妙な風体の男だ。 全身を装甲のようなボディスーツで覆い、その上からマントを纏っている。
頭部をすっぽりとマスクで覆い、真一文字に結ばれた口元だけが覗いていた。

彼の装備は、全て白で統一されていた。
月明かりを受けて仄かに輝く彼の姿は美しく、神聖さすら伴っている。

彼は襲撃者二人に鋭い視線を投げた。
マスクから覗く瞳はルビーのように赤く、視線は刃となって男たちを射抜いている。


「あなたは……何物ですか?」


刀を持った女が問いかけた。 冷たい響きに、確かな敵意があった。

女は返事を期待していた訳ではなかった。
しかし白尽くめは、堂々と、まるで映画のヒーローのように名乗りを上げた。


514 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 5/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:08:44.96 ID:hJAvR2BY0






「ベクトル仮面――――参上ッ!!」






515 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 6/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:10:26.76 ID:hJAvR2BY0


――ベクトル仮面とは――


それは学園都市に関する都市伝説の一つ。

日々犯罪が起こる学園都市。 この街に、独自の武力で犯罪を取り締まる怪人が現れた。
全身を白尽くめのスーツで包み、自らを『ベクトル仮面』と称する謎の人物。

彼は一切の見返りを求めることなく、学園都市の自警活動を続けていた。
あらゆる不法行為の現場に介入し、一人の犠牲者も出すことなく事件を解決するのだ。

既に彼によって解決された事件は枚挙に暇が無い。
その献身的な活動は多くの学生たちに受け入れられ、学生達の間で、彼は絶大な人気を博していた。

しかし風紀委員や警備員はこの限りではなかった。 
特に警備員では、ベクトル仮面の活動は私的制裁であるという見方が強く、彼を逮捕しようとする動きも
目立っている。

現在、風紀委員や警備員、あるいは暇をぶっこいてる学生たちが、ベクトル仮面の正体を探ろうと懸命の捜査を行っている。
しかし、今だ何一つ詳しい事はわかっていない。

多数の目撃証言から、彼が能力者である事は確定している。
『空力使い』であるという見方が強いが、能力の詳細は不明である。

『虚数学区にて作られた最初期の能力者』『才能工房から送り出されたアンドロイド』など
様々な噂が流れている。


516 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 7/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:11:38.84 ID:hJAvR2BY0


ステイル「そのベクトル仮面が、こうして目の前に現れるとはね」

神裂「よく調べていますね」

ステイル「当然さ。
     コンビニで売っていた『週間 学園都市伝説』にバッチリ載っていたからね」

ステイル「情報収集の一環として目を通したが、あの手の雑誌も中々どうして、バカにできないものだ」

神裂「……」

神裂「いえ、いいです。 それよりもベクトル仮面……でしたね」

ベクトル仮面「……」

神裂「私たちはあなたの後ろにいる少女、禁書目録の回収にやってきました」

神裂「無益な争いは好みません。 その少女をこちらへ引き渡してはもらえませんか?」

ベクトル仮面「……」

神裂「繰り返します。 その少女を、こちらへ渡してください」

ベクトル仮面「断る」

禁書「!」

ベクトル仮面「こンな小せェガキに手を上げやがって。
       ンなクソ野郎に耳を貸すほど、俺ァお人好しじゃねェンだ」

ベクトル仮面「警備員の更生施設で、真人間に生まれ変わるンだな」

神裂「……残念です、ベクトル仮面」

ステイル「これ以上、手間をかけたくないのだけどね」

神裂「構いません。 すぐに終わらせます」スッ


517 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 8/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:12:36.07 ID:hJAvR2BY0


ベクトル仮面(居合の構え……ねェ)

神裂「命までは取りません。 ですが……」

神裂「ヒーロー活動は、しばらく控えてもらいますッ」ヒュンッ


ガガガガガガガッッ!!


神裂「っ!?」

ステイル「な……ッ!」

ステイル(神裂の七閃が跳ね返されただと? アイツ一体何をした!?)

ベクトル仮面「日本刀を使った居合術、と見せかけて、実体はワイヤーでの斬撃ねェ。
       面白ェがそれだけだ」

神裂「何を……っ」スッ

ベクトル仮面「無駄だ。
       オマエのベクトルはすでに見切った。 痛い目を見たくなけりゃ、大人しくするこった」

ステイル「……噂というものは、普通尾ひれがつくものなんだけどね」ジリ…

神裂「噂以上、という事ですか」ジリジリ

神裂「ひとまず下がります。 態勢を整えますよ」タタッ

ステイル「――クッ」

ステイル「ベクトル仮面! 彼女は必ず返してもらうからな!」ダダッ


518 :もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、○○だったら 9/9 [saga]:2011/06/22(水) 18:13:32.61 ID:hJAvR2BY0


ベクトル仮面「……」

禁書「あの、ベクトル仮面?」

ベクトル仮面「あァ」

禁書「助けてくれてありがとう。 ……それと」


ぐ〜きゅるるる…


禁書「おなかへった……かも」

ベクトル仮面「……あァ?」


519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/22(水) 18:15:33.19 ID:hJAvR2BY0
と言う訳で、『もしインデックスと出会ったのが上条さんではなく、ベクトル仮面だったら』でした

他にもオフェンスガールやボンバーレディなんてのも思いついたけど、上手く組み込めなかったよ
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 18:15:50.50 ID:hvQeW9q6o

このアクs、ベクトル仮面はウルトラマン服を着ないだろうなww
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/22(水) 18:35:10.47 ID:9ICPoIzAO
乙!
さすが9スレいただく宣言しただけの事はある
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 18:36:15.06 ID:LWAKKWWz0
ベクトル仮面さん、なにやってんすかwwwwww
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 18:37:22.71 ID:rjQ25llxo
アクs、ベクトル仮面・・・一体何者なんだ
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/22(水) 18:40:10.10 ID:n3sTpZ5Po
9スレ……超大作の予感wktk!
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/22(水) 18:46:43.65 ID:xMgjrx7po
ワロタwwwwwwアk…ベクトル仮面△マジリスペクトっす
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/22(水) 19:34:31.58 ID:fJ6WgU710
その調子でAIMウーマンを……いや何でもないです
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/06/22(水) 20:18:50.11 ID:wiVWS07AO
ベクトル仮面……いったい何者なんだ!?
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/22(水) 20:34:27.43 ID:jbLVr3NMo
使い古されたネタだなぁと思いきや、ベクトル仮面さんとは!なんで今まで無かったんだろう。
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/06/22(水) 20:38:24.32 ID:6zmUhZ6bo
琥珀色の瞳ってインデックスとは違うなー、
なんて思ってたがベクトル仮面でそんなのどうでもよくなった
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 00:01:09.92 ID:chwCq9bho
敵か味方かライバルか、メルヘン仮面さんの出番は無いのかい?
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/06/23(木) 00:56:05.46 ID:4X0A7cdAO
ベクトル仮面……
しまった、さっきまで月光仮面見てたせいで色々被る

とりあえずベクトル仮面はスクーターに見せかけた自転車とか乗ってそう
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 03:26:14.64 ID:cV/YOfnDO
>>531
それでも時速300Km/h位は出そう。
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/06/23(木) 03:27:26.15 ID:Hs4wBaPGo
というか乗り物基本的にいらねぇ
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/06/23(木) 09:11:07.99 ID:PQP/TaDAO
おはよーございます

SSに初挑戦!
数レス貰います
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/06/23(木) 09:12:17.18 ID:PQP/TaDAO
美鈴「…そろそろ行くわね」

上条「御坂には会っていかないのですか?」

美鈴「ええ…正直、私にはあの子にあわせる顔がない。もう会わない方がいいのかもしれないわね」

上条「…それは、逃げるって事ですか?」

美鈴「まさか!私にはあの子に会う資格がないのよ!!」

上条「…けんな」

美鈴「え…?」

上条「ふざけんなって言ってんだよ!アンタ母親だろ?御坂美琴の母親なんだろ!?だったら資格は充分にあるじゃねえか!
アンタは怖いんだ!アイツに恨まれるのが怖くて逃げてるだけだ!
もし、アンタが責任を感じてるのなら…最後までアイツの母親で居てやれよ!アイツはそれを望んでる筈だ!!」

美鈴「そんな事…だって私は…!」

上条「…とりあえず、一度御坂と会ってください。そうすれば、アイツの気持ちが分かる筈です」

美鈴「……ふふ、まさか年下の子に説教されるとはね。」

上条「ははは…生意気言ってすみませんでした」

美鈴「いいのよ、おかげで私もスッキリしたわ。一度、美琴ちゃんに会ってみるわ」

上条「そうですか、御坂も喜びますよ」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/06/23(木) 09:13:20.19 ID:PQP/TaDAO

美鈴「でも、今回はやめとくわ。大学のレポートやら何やらであまり時間がないし。また、時間がある時の方がいいでしょうしね…それにしても」

上条「はい?」

美鈴「嬉しいわ、美琴ちゃんの事をこんなに想ってくれる人が居るなんて。まったく、美琴ちゃんも隅に置けないわね!」

上条「…へ?」

美鈴「こりゃ美琴ちゃんがお嫁に行く日もそう遠くないかな?」

上条「え…えぇ!?いや、美鈴さん色々と勘違いしてませんか?俺と御坂はそんなんじゃないし…それに御坂は俺の事嫌ってると思うのですが」

美鈴「(…まあ、美琴ちゃんにも非はあるんだろうけど、この子とんでもなく鈍感ね)まあとにかく!美琴ちゃんをよろしくね?じゃ、そろそろ行くわね」

上条「はい、気をつけて」
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/06/23(木) 09:13:47.13 ID:PQP/TaDAO
〜帰り道〜


美鈴「上条当麻くん…か」

美鈴「(ふふ、まるであの人ね。困ってる人に手を差し伸べる姿、本当にそっくりだわ)」









上条「(検体番号00000号、通称『御坂美琴』。御坂美鈴の体細胞から作り出された最初のクローン人間…か)」

上条「(だからどうした、アイツはアイツだ!…でも、わざわざアイツが知る必要はない…よな。)」

上条「(アイツは、もうこれ以上苦しまなくていいんだ。)」

上条「さ〜て、インデックスが腹空かしてるだろうし、そろそろ帰るとしますか!(…これでいいんだ)」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/06/23(木) 09:14:59.40 ID:PQP/TaDAO
終わり
文章力なさすぎワロタ

これはあれです
「もし御坂美琴がミサカフルチューニングだったら」ってやつです

お目汚し失礼しました
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/23(木) 10:10:46.35 ID:WeKd3ViF0
なんで無能力者のクローン作ったんだw
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/23(木) 10:22:38.39 ID:PQP/TaDAO
>>539
軍用クローンを作る為には、まず普通のクローンが作れなきゃ駄目やん?

だからまず普通のクローンを作って、それに能力開発させたらたまたまレベル5になりました

的な
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 10:33:18.87 ID:Dz5zcx9IO
もっと掘り下げれば大作になる予感
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 12:35:28.89 ID:fFMcvNrDO
よくよく考えたら、子供もクローンみたいな物だから、あまり変わらない気がす
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage;sage]:2011/06/23(木) 12:40:21.66 ID:9Yrw5ioAO
つまりこういう事か
という訳で2レス
ガンダム注意

一方「V作戦…だァ?」

芳川「実験に超電磁砲のクローンを使用する事からこの名前が付けられたの、ちなみに提案者は13577号よ」

一方「ビリビリのVかよ」

芳川「そんな訳で君にはこのミサファイターに乗ってもらうわ」

一方「オイ」

芳川「ミサファイターはV作戦の基本中の基本よ」

一方「いやこれ妹達にダンボール被せただけじゃねェか」

芳川「この後は遠距離用のミサカンタンク、中距離支援用のミサカンキャノン、そして近接戦闘用のミサカンダムと」

一方「だから妹達にダンボール被せただけだっつってンだろうがァァァ!!しかも現在塗装中だしィ!」

芳川「そして実験による戦闘データをMNWにフィードバックして量産体制を整える、これがV作戦の真の目的よ!」

一方「実験とMNW言えば何やってもいいって訳じゃねえぞォォォ!!」

芳川「それでも男ですか?軟弱者!」

一方「セイラさン汚すンじゃねェ!!」

そして時は流れ…

一方「でェ…お前何号だっけ?」

9982号「9982号です、とミサカはミサカンダムmkUマスターグレードを差し出します」
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/06/23(木) 12:43:41.27 ID:9Yrw5ioAO
一方「2万人の妹達に2万通りのガンプラを作る…どうしてこうなった?」

9982号「ミサカンダムプラモデルだから略してカンプラです、とミサカは訂正します」

一方「研究所がシンナー臭えから後は屋外で造れってかクソッタレ…おい風きてンぞちゃんと防げ」



美琴「…何やってんのアンタ達?」
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/23(木) 12:45:15.96 ID:9Yrw5ioAO
以上です
ちなみにミサカンタムのメカデザインは明貴美加さんで保管してください
ぶっちゃけMS少女
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 13:00:31.12 ID:IRpmfqQ4o
二万通り……バージョン違いとグレード違い、それにMSVのプラモ化されてない機体を含めればいける……か?
実験完遂した頃には一方通行は神モデラーになってそうだww
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 13:54:44.70 ID:IRkyeJADO
一方通行以外おバカすぎるワロタ
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/23(木) 15:35:03.44 ID:vjPxk/iao
>>546
芳川「足りない分は『樹形図の設計者』が提示する改修案を実物にしてもらおうと思ったのだけれど……演算途中で壊れちゃったので君自身が考えてちょうだい。
    ざっと5000体くらいかしら」

一通「なン……だと……?」
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 16:00:20.69 ID:oRsa6AEAo
集中力は養われそうだw
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 16:36:52.21 ID:cV/YOfnDO
>>548
「これでどォだ?」

「それは326パターン前にやってるわ」

「これならどォだァ!?」

「それは26パターン前と同じね。しっかりしなさい、一方通行」

ってのを妄想した。



ごめん
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 17:10:17.46 ID:VqBNogUh0
こないだ投下した水槽ネタ、ナマズ話が途中だったので完結させてみた。誰得の極み・・・

さかなくん先生が禁書SSをナマズ縛りで書いた風5レス、いただきます

552 :おさかな転國 1/5 [saga]:2011/06/23(木) 17:11:40.15 ID:VqBNogUh0

前回のおさらい

とうまは、いつもいつも変なことを言うんだけど、今回は度が過ぎてたんだよ。「ナマズ可愛い」ってなにそれ?
だってナマズだよナマズ。あんなヌルヌルで扁平で美味しくて危険で食べやすくて、ってそんな事はどうでもいいんだよ!
魔道書図書館たる私の淡水魚知識を使ってナマズがどれだけ凄い魚かとうまに理解させて、二度と可愛いとか言えないよう
にしてやるんだから。覚悟するんだよ、とうま!!

で、とりあえずナマズ目の多くが電気魚だって紹介したんだけど、ここでおさらいしておくね。


電気魚とは

1)獲物の発する微弱な電気を感知することが出来る感覚器(ロレンチーニ器官など)を持つ

2)常時自ら微弱な電気を起こし、発生した電場の乱れる様子から周囲の状況をレーダーのごとく捉えたり
   同種の魚と電気コミュニケーションを行う(弱電気魚)

3)瞬間的に獲物や外敵を攻撃するための高電圧を発生させる(強電気魚)


このうち(1)さえ持っていれば電気魚である、と言えるの。あ、もちろん(2)が出来る魚は当然(1)も
出来るし、(3)が出来る魚は全ての能力を持ってるんだよ。

強電気魚は有名なデンキウナギやデンキナマズ、弱電気魚はアロワナ目の数種、自ら発電しない(1)だけの魚は
サメやエイ、チョウザメやハイギョなどが該当するんだよ。ナマズは大体(1)かも。これら電気魚はその能力で
人間には絶対不可能な100万分の1秒単位の知覚が可能なんだよ。

総じて電気魚って古代魚と呼ばれるタイプに多いのかも。ではではそろそろ本編に行くんだよ!
553 :おさかな転國 2/5 [saga]:2011/06/23(木) 17:12:42.27 ID:VqBNogUh0

「あの〜、インデックスさん? おさらい部分ちょっとクドくないでせうか?」

「とうまはうるさいんだよ! 電気とかは子供にも判るから紹介しやすいんだよ、ホントはまだ書き足りないんだよ!!」

「えっと……なんでそんなにキレてるんだか分んねーけど、まあいいか。じゃ、どんどんいこうぜ」

「『そなあ』的なウェーバー器官の説明は面倒だから省くんだよ。ナマズは『れえだあ』常備な魚、って認識でいいかも」 


「ふむ、ところでナマズの仲間って多いのか?」

「魚類全体でいえばナマズ目は種類数で世界第三位のブランドだね」

「ナマズは第三位かあ、何故だか分らないけどしっくりくるな。ちなみに他の順位はどうなってるんだ?」

「2位はコイ目、1位は断トツでスズキ目だね。純淡水魚に限ればナマズ目がトップなんだよ」   


「へえ〜、ということは世界中の淡水にナマズの仲間が居るってことか?」

「うん、基本的にどんな山奥の湖だろうが砂漠の小さな小川だろうが洞窟の水源だろうが、ナマズは居るんだよ」

「世界に広がるナマズネットワーク……。大陸移動説の根拠とかになりそうだな」

「その多様性は進化の不思議を読み解く鍵にもなるのかも。次は本当は怖いナマズの話なんだよ」


「ナマズの怖い話? 地震を起こしているのは地面の下に住むオオナマズ、とかじゃないよな?」

「それはナマズが天変地異の前なんかに大暴れする様子から昔の人が想像したお話だけど……」

「地震などの直前に暴れる理由は実際まだ良くわかってないんだってな」

「うん。だからそういう話じゃなくて、ナマズは素手で触ると痛い目をみるよってこと。多くのナマズはトゲがあるんだよ」



554 :おさかな転國 3/5 [saga]:2011/06/23(木) 17:13:47.25 ID:VqBNogUh0
「トゲ? 針みたいなアレか。ツンツンしてる」


「背びれや胸びれの先端に1本ずつね。かなり鋭いから刺さるとちょろっと血が出たりするかも。毒を持つのも居るし」

「うげぇ、痛いのは勘弁だなあ。って何? 毒??」

「ゴンズイって海に戻ったナマズの仲間はトゲに毒があるから絶対に触っちゃダメだよ。本体が死んでいても毒はあるから」


「あの派手なゴンズイはナマズの仲間だったのか。明るいところで固まってゴンズイ玉なんか作ってるくせに」

「ナマズは臆病で夜行性が多いから意外かもね。ゴンズイの毒は壊死性、刺されると熱が出たり腫れ上がったり大変なんだよ」

「死亡例も無くはないからな。気をつけようぜ」

「でも、もっと恐ろしいナマズも世界には居るんだよ!」


「もっと怖いナマズ? っていうとジャングルの奥地に居るという女性の股間を襲う『感じるナマズ』のことか?」

「とうま! その魚は冗談じゃなく恐ろしいヤツなんだよ! それと感じる、じゃなくて『カンディル』!」

「そうそう、それそれ(まさか実在するとは……)。で、どんなナマズなんだ?」

「魚釣りや水遊びなどで川に入った人や、川で……用をたそうとした人の……開いてる部分から体内に侵入して食べるの」


「た……食べるって人の体をか? ふざけるなよ! そんなトコ食べられたら大変なことになるじゃねえか!」

「カンディルはアンモニアに反応するから、とくにその辺りから侵入してくるんだよ。細長い体も侵入に丁度いいしね」

「と、ちょっと待てインデックス。ナマズにはトゲがあるんだったな? じゃ、一度侵入されると……」

「そう、トゲが釣り針の返しみたいに引っかかって取れなくなるの。引っこ抜くのはまずムリだね。急いで外科処置しないと」

555 :おさかな転國 4/5 [saga]:2011/06/23(木) 17:15:08.62 ID:VqBNogUh0

「……えーと、その、カンディルの描写は過激になる恐れがあるのでこの辺にしておこうか」

「南アメリカのジャングルで川に入る事さえなければ大丈夫かも。そういう人食いナマズが居るってコトだけ覚えといてね」

「よし! やっぱり日本のナマズだよ、可愛い可愛い日本のナマズの話をしようぜ!」

「はっ……趣旨を忘れかけていたんだよ。じゃ、次はいわゆるナマズ、俗に言うマナマズを紹介するね」


「そういえばナマズは何を食べて生きているんだ?」

「日本の淡水魚としては珍しいほぼ完全な肉食魚なんだよ。獰猛で旺盛、淡水のサメって感じだね」

「ふーん、似たような感覚器官を持っていたし、サメと近い仲間なのかもな」

「だとしても種が分かれて数億年、ってレベルの話だから余り意味がないかも。あ、釣りの対象としてもナマズは人気だね」


「釣りねえ。エサは何を使うんだ?」

「ルアーかな? 生き餌を使うならカエルが一般的みたいだね。ゆさゆさ揺らしてたら飛びついてくるんだって」

「あの……インデックスさん、この話のオチが大体読めてきたのですが」

「そんなの最初からバレバレなんだよ。気にしたら負けかも」


「んー、まあ仕方がないから続けるか。で、釣ったナマズを食べるとして、ナマズって旨いのか?」

「ナマズは小骨が少なく匂いが無く、低脂肪高蛋白でクセの無い上品な白身魚だね。専門店じゃないと中々食べられないけど」

「確かにどうやって処理すればいいかとかわかんねえな。でも美味しいのか……。あと水槽で飼ってる人も多いみたいだな」

「マナマズも飼われてるけど、観賞用のナマズの仲間は豊富だからね。それと信仰の対象になってる地域があるね。九州とか」



556 :おさかな転國 5/5 [saga]:2011/06/23(木) 17:16:04.10 ID:VqBNogUh0

「とうとう神様になるナマズまで出てきやがったか。凄え、凄えよナマズ!」

「ふふっ……、食用、釣りの対象、観賞用、進化や大陸移動説などの研究材、そして信仰の対象」

「なんて利用価値の豊富な魚なんだ、魅力が多すぎて可愛いとか言ってる場合じゃねえええええ!!」

「そうなんだよ! 分ってくれたみたいでうれしいんだよ、とうま。じゃ最後に、ナマズの特徴をまとめておくんだよ」




電気魚で、ツンツンしてて、世界中至るところに居て、利用価値が非常に高い、カエルが大好きな第三位のブランド魚



「というわけで、あのビリビリは」  「短髪は」



『ナマズのパクリだったんだよー!!!』ドーン
557 :おさかな転國  [sage]:2011/06/23(木) 17:17:09.65 ID:VqBNogUh0
以上です。自己満足の極み、お目汚し失礼致しました。

タニシとナマズが大好きなのです
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/23(木) 17:39:36.86 ID:9Yrw5ioAO
一方・黒子・海原『な、なんだってー!?』
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 19:56:35.40 ID:mIwRE7CM0
あまい通行止めが見たくて自分で書いてみた。
すっげえありきたりです。文章力なくてごめん。
ネタかぶってたらすみません。
ちょっと勇気出して投下してみる。
多分4スレほど失礼します。
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 19:57:15.95 ID:mIwRE7CM0


「第一回一方通行甘いもの攻略作戦!はじまりはじまり〜ってミサカはミサカは元気良く宣言してみたり!」

「辞退しますゥ」

「えっえぇ〜ってミサカはミサカはコンビニの二個入りケーキを大事に持ちながらしょんぼりしてみる・・・」

「あほ毛もしょんぼりしてるな」

「コンビニのケーキだけどおいしいよ!ってミサカはミサカは諦めず口説いてみたり!」

「甘いもンは苦手だって知ってるだろォが」

「いつまでも好き嫌いしちゃいけません!ってミサカはミサカは改めて第一回一方通行甘いもの攻略作戦!宣言してみたり!」

「却下ァ他の奴とおいしく食べてろ」

「あなたと食べたくてお小遣いはたいて買ったのになってミサカはミサカは……」

「……ちっ物好きな」

「そうだ!あなただけ苦手克服は不公平だからミサカもブラックコーヒーに挑戦してみるねってミサカはミサカは閃いてみたり!」

「なんでそうなる」

「幸せはね分かち合ったら二倍になるんだよ」

「はァ?」

「ミサカの好きなケーキを一緒に食べておいしいねって」

「・・・・・」

「あなたの好きなコーヒーを飲めるようになって幸せを共有できるようになりたいなってミサカはミサカは告白してみる」

「・・・・・嗜好品ってものは摂り過ぎると毒だからな、わざわざ相手に合わせてまで摂るもんじゃねェ」

「・・・・・うん、せめて隣で食べてもいいかなってミサカはミサカはお願いしてみたり」

「あァ、皿を2枚用意しろ。仕方ねェからコーヒー淹れてやンよ。お前はまずは甘いカフェオレからな」

「えっえっいいの?!あ、あなた大好きいいいいいいい!!!」

「ケーキ持ったまま抱きつくんじゃねェェェ!!!!!」

561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 19:58:41.16 ID:mIwRE7CM0


「「いただきます」」

少女はまず大好きな少年が淹れてくれた、甘いカフェオレを味わう。
おいしーと少年に惜しみない笑顔を向けたあと、目の前のショートケーキをそれまたおいしそうに頬張る。
その様子に少年は決して顔には出さないが少しばかり心が温かくなるのを自覚した。

そして少女に促され少年もフォークを手に取・・・・・らずに、まずブラックコーヒーを口に含む
インスタントだが悪くないなと思いつつもう一口。
決して時間稼ぎではない。覚悟は決めてある。ただ事に挑むためリラックスしようとしているだけである。

そもそも打ち止めがケーキを持ってきた時点である程度事を予想し、そして応えるつもりだった。
一方通行が打ち止めのお願いをそうそう断れるわけがない。受け入れようと心掛けてもいる。

始めのやり取りは、ただの一方通行の照れ隠しである。予想が外れることも考えてた。メンドクサイコ。
そしてイエスのタイミングがわからず、結局受け入れる言葉は早口でいささか唐突な感じになってしまった。

どうあれ今は凶悪な顔の白い少年が白いショートケーキを見つめてるという、あまりにも似合わない図が出来ている。
全ては打ち止めの笑顔の前では本当にどうでもいいことだが。

打ち止めが自分のフォークを止め一方通行を見つめている。
期待の眼差し。

一方通行は意を決しケーキを一口、そしてコーヒーを一口。

「甘ェ・・・・・・」

「よくできましたーってミサカはミサカはあなたを褒めてみたり!」

打ち止めは満足そうに小さな手まで叩いてる。
そして自分の分も一口。幸せそうである。

「至福の一時ってミサカはミサカは幸せを表してみたり!」

「言葉使いたかっただけだろ、それ」

打ち止めはおいしそうに食べ進めていく。
その様子をそのまま見つめるだけで、一方通行は満足だった。

彼女と彼は確かに幸せを分け合っている。
平穏で平和で幸福な空気、生温いと感じながら一方通行は噛み締めていた。


別に二口目が進まないとかそんなわけではない。
打ち止めのためなら自己犠牲を厭わない男である。

ケーキなんぞ試練のうちに入らない。
二口目の味は、それを見ていた打ち止めの微笑みで甘さだけでなく、おいしさを感じられた気がした。
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 19:59:59.16 ID:mIwRE7CM0

今度はコーヒーではなく、口直しにショートケーキのメインともいえる真っ赤な苺にフォークを刺す。

熱い視線。
打ち止めの物欲しそうな目があった。

一方通行は打ち止めの前に苺をかざしてみる。

わっと嬉しそうな顔。
すぐに申し訳なさそうな顔。
こちらを窺うような目線に、苺を欲しがっていると思っていた一方通行は怪訝な顔をする。

さらに口元に苺を寄せてみる。
苺を目の前に抑えきれない期待からか口がにやついている。

「いいの?」

「いらないのならいい」

もはや形だけの確認だったが、一方通行の捻くれた返答に打ち止めは慌てて元気な声を出す。

「いります!いります!あなた、ありがとう!ってミサカはミサカはもう苺しか見えてない!」

そして打ち止めは一方通行のフォークに齧りつく。勢いが良すぎである。
一口でもごもごと苺を頬張ったその顔は見ている者も幸せにし、よく凶悪だと評される顔を少しばかり綻ばせていた。

そのままの流れで一方通行は一口大に切り分けたケーキを打ち止めに、苺と同じように口元に寄せた。とても自然に。
打ち止めは少し驚つつ一方通行の顔を見た後、パクリとケーキを食べた。

「おいしいってミサカはミサカは嬉し恥ずかし喜びを感じたり!」

今日一番の笑顔。頬にうっすら赤みまでさしている。
その笑顔は一方通行の固い顔をさらに一糸一糸綻ばせる。

さて、次はどうしようか。まず、同じ手は遠慮されるだろう。

一方通行はこの時小さな目的が出来ていた。
いかに打ち止めに自分のケーキを食べさせるか。

要は自分の食べる量を減らしたい。
だけではなく、打ち止めの幸せそうな顔を正面から見ていたいという理由もある。これはあまり自覚はないが。

考える時間はない。行動は先程と全く同じ。そして一言添えるだけの一工夫。

「ほれ」

「えと、すごくうれしいんだけど、あなたにも食べてもry「あーン」

見事に打ち止めの口が一方通行と同じようにあーんという形に開いた。ポカンといったほうが正しいが。
そのままフォークをを打ち止めの口の中にいれ、ケーキを置き去りにする。

つまりゴリ押しである。

上手くいった。一方通行の顔はすっかり緩んでる。

「お前は嬉しそうに食べるなァ」

「っん、ぷはっってミサカはミサカはっんぐ」

「こっちまで嬉しくなる・・・・・なんてなァ」

「だっておいしいんだもんってあわわわあなたのいつもより素直な気がする言葉にミサカはってまた、っぱく」

一方通行は一言一言添えながら打ち止めに三口四口とケーキを与えていく。
打ち止めは戸惑いつつもおいしそうにケーキを食べていく。されるがままだ。
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 20:00:52.07 ID:mIwRE7CM0

一方通行はケーキを運ぶ度に少しばかり餌付けしている気分になっていった。
想像してほしい、小動物に自らの手で餌を与える、その一時。

小動物のあまりの可愛さに幸せ胸いっぱい、顔は気持ち悪いくらいニヤニヤしていること間違いなし。
それと同じことが一方通行に起こっていた。徐々に綻んでいき、そして完全にデレデレである。

そのおかげで打ち止めはケーキを一口食べる度に顔の赤みが増していた。
珍しいデレ期に心拍数は上がるばかりである。

そしてついに最後の一口。

「ごちそうさン」

「あなたはほとんど食べてないじゃないってミサカはミサカはああでもいろんな意味で大満足だったり!」

「後は頑張れ」

「残りのケーキのこと?それなら頑張るなんて必要性は全然なしだよ、余裕余裕〜ってミサカはミサカは勝利宣言!」

半分ほどになっていた自分のケーキをまたおいしそうに打ち止めは頬張っていく。
一方通行はコーヒーをすすりながら、その様子に幸せを分けてもらっていた。ちなみに顔は元に戻っている。

ケーキはすっかり食べ終えた。残りは真っ赤な苺。
フォークに苺を刺したままじっと見つめたかと思うと打ち止めはそのまま一方通行に苺を差し出した。

「お返しだよってミサカはミサカは苺なら平気かなと気遣いを見せてみる」

「あァ?いらねェ、自分で食え」

「えーあなたばっかりずるいよってミサカはミサカは不平を訴えてみる」

「意味わかンねェ」

「はい、あーん」

幼女からあーんをされて断るバカがいるだろうか、いや、いない!
そう一方通行もバカではなかった。苺の甘酸っぱさが口の中に広がる。クリームも付いてたので甘い。

「甘ェ」

コーヒーを一口。カップは空になった。

「えへへ〜間接キスだねってミサカはミサカは照れてみる!」

照れくさそうに身をよじる少女。あっと息を飲んだ後咳き込む少年。
一方通行は今日のケーキを食べるそれだけの行動を客観的に思い浮かべてみる。

体温が上がるのを感じる。顔が熱い。

その様子に打ち止め心底嬉しそうに笑っている。
その顔を一方通行は見ることなく、明後日の方向を向き、口元を手で押さえながら、小さく呟いた。

「甘ェ・・・・・」
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 20:02:15.99 ID:mIwRE7CM0
こんなのでごめんね!力尽きた!
読むのと書くのでは全然違う、すごい難しい。
多分この後見ていた同居人にからかわれるお約束があるはず。

失礼しましたー!
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/23(木) 20:16:35.57 ID:9Yrw5ioAO
おいおい、エロならエロって言ってくれよー(棒)

566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/23(木) 20:33:18.74 ID:VqBNogUh0
乙ですー

なんかムズムズするよ、なんていうか、甘ェよ
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/23(木) 20:44:08.61 ID:Xl1I2fuZ0
あ、あ、あまーい!
乙ー
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 21:08:07.71 ID:afrWQ/MYo
甘ェ……

これは乙せざるを得ない
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/06/23(木) 21:42:03.50 ID:9Yrw5ioAO
1レスもらう

『ミサカのアルバイト』

10032「ミサカの特殊技能を生かした職種はないか、とミサカは思案します」

10039「MNWを生かした連携が使えないか?とミサカは提案します」

13577「カンプラ造って雑誌に投稿、とミサカは新作のミサカンダムウイングゼロカスタム黒翼バージョンを披露します」

19090「ゲームのデバッグはどうか?とミサカは発売前のゲームをプレイしたい心境を隠しきれません」

10032「あーそれ無理MNWで世界中に拡がるから、とミサカは機密漏洩云々」

10039「クローンの立場上裏方しかありませんね、とミサカは着ぐるみもありかと思います」

13577「じゃあ仮面付ければいいんじゃね?とミサカは自作の大佐マスクを」

19090「あ…モデルガンのモデルなんてどうよ?ミサカ達は学習装置で一通り使い道は知ってるし、とミサカは美少女+銃器=需要の方程式を発表します」

そして時は流れ…

とあるモデルガン雑誌に黒覆面に迷彩服の四人組女子による拳銃・突撃銃・狙撃銃・重火器を鮮やかな連携で使いこなす演舞DVDが付録についた
そして黒子とエツァリは定期購読を申し込んだ
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/23(木) 21:43:25.38 ID:9Yrw5ioAO
以上です
妹達ってサバゲーなら一方通行にも勝てそうだよね
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/23(木) 22:14:28.43 ID:90Ewna/AO
>>564
ちょっと砂糖吐いてくる

>>570
一方通行相手とか、最新の戦闘機相手に竹槍で応戦するようなものじゃないか
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/23(木) 23:57:50.10 ID:73K8Vbvp0
>>564
うおおおおう!!!すごいニヤニヤした…
かわいすぎる乙 かわいすぎる通行止め超乙!!!
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 01:17:35.84 ID:HaG6NpIfo
>>570
「反射したからあたってませンー!」とか言って干される第一位か
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/06/24(金) 01:54:48.47 ID:6s5QOPRmo
本当に反射したなら実際当たってないから性質わりぃな
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/24(金) 03:05:22.32 ID:D+mHQPBUo
いや、当たらないと反射できないだろ
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/06/24(金) 03:53:35.64 ID:6s5QOPRmo
厳密にはバリアみたいな膜で反射してるから当たってないはず
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 08:13:51.98 ID:CoPuWMOb0
昼休み、ドッヂボールに混ぜてもらえない第一位を幻視した
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 08:38:40.71 ID:Qf1c5zh5o
ドッヂボールにまず参加する機会も与えられなかったけどな!
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 13:15:59.07 ID:VUjkW0/DO
>>578
なんてかわいそうな一方通行
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/24(金) 13:58:58.11 ID:abyxImdOo
つまり俺は一方通行だったのか
581 :上条「どれを選べば勝てるだろうか?」 :2011/06/24(金) 17:11:32.35 ID:97+a5q+h0
>>462のポケモンネタの続き? 数レスいただきます
582 :上条「どれを選べば勝てるだろうか?」 :2011/06/24(金) 17:12:59.77 ID:97+a5q+h0
上条「誰を選べば一番勝てるだろうか?」
583 :上条「どれを選べば勝てるだろうか?」 :2011/06/24(金) 17:13:35.89 ID:97+a5q+h0
五和の場合

上条「五和、『きりふだ』だ!」

五和「当てて見せます! 『聖人崩し』!」

ヴィリアン「かわしてウィリアム! そして『せいなるつるぎ』よ!」

アックア「任せるのである!」

五和「が、はッッ!」

上条「五和ーーー!」
584 :上条「どれを選べば勝てるだろうか?」 :2011/06/24(金) 17:14:31.51 ID:97+a5q+h0
御坂の場合

上条「今だ御坂! 『でんじほう』!」

御坂「これが私の全力よ!『超電磁砲』!」

打ち止め「耐えて一方通行! そして『リフレクト』!ってミサカはミサカはお願いしてみる!」

一方「『反射』だァ!」

御坂「ご、はッッ!」

上条「御坂ーーー!」
585 :上条「どれを選べば勝てるだろうか?」 :2011/06/24(金) 17:16:08.31 ID:97+a5q+h0
禁書の場合

上条「インデックス、『ときのほうこう』!」

禁書「『竜王の殺息』発動」

アレイスター「『オシリス(ただのポケモン)』では私の『ホルス(伝説のポケモン)』には勝てぬよ」
      
アレイスター「『ときのほうこう』を消し飛ばせエイワス! 『あくうせつだん』!」

エイワス「全く面倒なことを言う……。hosiuzaiあくうせつだんmajisineyo」

禁書「ご、がぁぁぁぁぁ!」

上条「インデックスーーー!」
586 :上条「どれを選べば勝てるだろうか?」 :2011/06/24(金) 17:16:44.93 ID:97+a5q+h0
上条(……)

上条(勝てる気がしねぇ)
587 :上条「どれを選べば勝てるだろうか?」 :2011/06/24(金) 17:18:37.49 ID:97+a5q+h0
以上。そして今気づいた。『リフレクト』じゃなくて『ミラーコート』だ。俺ドジだな……。
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/24(金) 17:20:48.49 ID:5L3uqwYW0
アレイスターは無理ゲーwwww
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 17:25:11.45 ID:VUjkW0/DO
>>587
「私なら。吸血鬼をたおせる。」
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 18:05:19.78 ID:CoPuWMOb0
hosiuzai majisineyo

本音がにじみ出てるな
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/06/24(金) 18:48:47.58 ID:JHz5KTrAO
ズバット「吸血ちうちう」

上条「大丈夫か姫神っ!」

ズバットは倒れた

上条「えっ」

こうですか分かりません
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 19:15:43.64 ID:+YJSVMDH0
相手がチート過ぎだろwww
もっと進化させてから挑もうよ。
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 20:57:39.08 ID:HfJTone/o
>>592
インデックスはペンデックスに進化してるんじゃね?
しかしアレイスター&エイワスは無理ゲー過ぎる……
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:12:22.78 ID:RaGui2Zho
いっほ
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:13:26.39 ID:RaGui2Zho
うぉ、誤爆った。すまん。
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:16:13.80 ID:CoPuWMObo
スキルアウト(あく)→浜面(ノーマル)→世紀末帝王HAMADURA(ノーマル)→ドラゴンライダー浜面(ドラゴン・はがね)→?

出世魚のように進化を続ける浜面の今後に期待
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 21:40:26.93 ID:gkcuGFrDO
まるでコイキングだな
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/24(金) 21:44:21.53 ID:J3crZ6Yio
浜面は特攻特防0
上条は特防だけカンスト
一方通行は特性ふしぎなまもりで紙防御

こんなイメージ
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/24(金) 22:54:09.14 ID:12Yis1RZo
昔のポケモンしか知らなくて一方さんのイメージがもろミュウなんだけど
最近だと外見的にどうなの?
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/24(金) 23:20:49.82 ID:pCDGcP6AO
外見だけだとちょっと残念なの増えたかな
メカメカしかったりどちらかというとデジモンぽかったり
可愛いのもかっこいいのもまあまあいるけど見た目は昔のが良かった


スレチ過ぎなんでこの辺で止めるわ
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 01:59:41.49 ID:sOl6HGPeo
冥土帰し「ボクは今まで様々な患者を診てきたが、彼らにはそれぞれ特別な才能があったように思える」

冥土帰し「幻想殺しと呼ばれる少年は、他人を説き伏せることに類い希な才能をもつ。現実と"戦う者"と言えるだろう」

冥土帰し「学園都市第一位の少年は、幼女と共に暮らし成長している。娘を"育てる者"だ」

冥土帰し「その頭に10万3000冊の魔導書を保管させられた少女は、不思議と人を引き付ける才能がある。"癒す者"だね」

冥土帰し「二重聖人と呼ばれる青年は、己の信念を決して揺るがせない男だ。その涙を理由に"化える者"」

冥土帰し「その青年とかつて仲間だった神の右席の青年は、試練に対して等価の力を発揮し、奇跡に"換える者"だ」

冥土帰し「ボクの手伝いをしてくれるクローンの少女のオリジナルは、その行動によって人の心を"捕らえる者"だ」





浜面「……ここで終わってる」

浜面「おい、ちょっと待ってくれよ……」

浜面「俺の才能は?」

浜面「な、なあ、あるんだろ? 俺にもあるんだよな?」

浜面「こいつらに加わる7番目の能力がよ!! たのむ、ドクター!!教えてくれよ! 教えてくれええええ!!!」

滝壺「大丈夫、そんなはまづらを私は応援している」

麦野「ウジウジしてんじゃないよ、浜面の癖に」

絹旗「そうですよ。だいたい浜面は教えられて理解するような上等な頭はしてないじゃないですか」

フレメア「大体、考えるより動くタイプだにゃあ」

浜面「お前ら……」

滝壺「大丈夫だよ、はまづら。はまづらには私達がいるから」


冥土帰し「彼の才能はフラグを"孵す者"。幻想殺しが到達できなかった、彼に与えられた才能だ」




ポケモンと聞いて。アックアさんは身体に二つのモンスターボールを仕込んでます
602 :上条「どのミサカに進化させようか?」 [saga]:2011/06/25(土) 03:30:05.66 ID:0AKLZeSP0
1レスもらいます。昨日と同じくポケモンネタです。
603 :上条「どのミサカに進化させようか?」 [saga]:2011/06/25(土) 03:32:34.43 ID:0AKLZeSP0
ミサカ「『ミサカ』には無限の可能性があります」

上条「そうなのか?」

ミサカ「はい。使用する『石』や育てる『場所』や『時間帯』、
    伸ばすステータスなどによって二万通りの進化を可能としています、とミサカは己の有能さを自慢します」

上条「そうなんだ。よかったら進化の例を教えてくれないか?」

ミサカ「いいですよ。
    例えば『ぼうぎょ』や『とくぼう』を中心に伸ばすとあらゆるダメージを受けるたびにステータスが上がる『10033号』に進化します。    歓楽街で育てると『したでなめる』を覚える『20000号』になり、
    『バンダナ』を持った『ミサカ』のレベルを上げると『すばやさ』の高い『17600号』に、
    手持ちに『一方通行』がいる状態でレベルを上げると>>1のお気に入りである『14510号』に進化します」

ミサカ「あなたはどの『ミサカ』に進化させますか?」
604 :上条「どのミサカに進化させようか?」 [saga]:2011/06/25(土) 03:34:18.52 ID:0AKLZeSP0
以上。改行に失敗した。やっぱ俺ドジだわ。
605 :上条「どのミサカに進化させようか?」 [saga]:2011/06/25(土) 03:42:17.75 ID:0AKLZeSP0
あと>>1じゃなくて14510号が好きなのは俺だ。ミスりましたすいません。
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 03:51:05.36 ID:V4JYFOPI0
乙!

さっそく20000号を育てる準備に入るか…
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 03:52:03.03 ID:1gYr+JuCo
二万通りとか図鑑埋めるだけでどんだけかかるんだよwwwwww

14889号に進化させる方法を教えてくださいお願いします(ドゲザッ
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 07:49:48.29 ID:Id4tKhRDO
19090号がほしい
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 08:09:14.46 ID:bjx145bDO
>>608
全力で同意
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 08:59:41.84 ID:i1fNfxlDO
普通に打ち止め、美琴、番外個体、美鈴への進化だと思った。
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 09:00:26.62 ID:PU82NGCIO
打ち止めや番外個体に進化させるにはどうしたら…
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 09:27:57.57 ID:f4sn6TdDO
打ち止めは妹達が一方通行に「甘える」をしてできる

番外個体は「いちゃもん」かな?
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/25(土) 10:13:36.10 ID:kNh7Y32n0
>>607
かっこよさとたくましさを最大まで上げる
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 10:19:30.66 ID:HYq+qO6lo
>>601
ナツメのユンゲラーがアックアのズボンの股間部分を裂いたらそこからモンスターボールとモンスターが出てくると言う事か
成程なー
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 10:36:12.96 ID:/7HJskmDO
打ち止めは、フィオナ的なあれ。
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/25(土) 12:06:41.79 ID:XjrNS5Ezo
>>601
ポケスペネタ懐かしいなー
>>608
あやしいパッチを探しに行こうか…
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/25(土) 16:30:38.11 ID:V4JYFOPI0

9レス頂きます
>>510-518の設定を引き継いでいます

ですが、前の話を読んで無くても問題はありません
618 :『無敵』なンざ興味ねェ 1/9 :2011/06/25(土) 16:32:48.22 ID:V4JYFOPI0


そこは膨大な広さを持つ研究所の一室だった。
部屋一面に、巨大な試験管状の装置が並んでいる。
人間一人を収納できるほどのその装置は、おびただしい数が用意されていた。 その数は、恐らく千を下らないだろう。
そしてその全ての試験管は培養液で満たされていた。

それらを見下ろす形で、室内には幅の広いキャットウォークが設置されていた。
その一角に、その少年はいた。 彼は手すりに体を預け、試験管の中の少女たちを熱心に見つめている。

酷く目立つ少年だった。
髪の毛も肌も透き通るように白く、服装も白で統一されている。
全身を白く塗りつぶしたような装いで、唯一瞳だけが赤く、炎に似た輝きを放っていた。

彼の後ろで、男が一人、薄く笑みを湛えていた。
髪をオールバックに纏めた、中年の男だ。 上質なスーツの上から白衣を羽織り、サングラスをかけている。
彼はポケットに手を入れたまま、ゆっくりと、どこか誇らしげな調子で口を開いた。


「これが今回の実験の要だ。 感想はどうだね?」


柔らかい声が少年にかけられた。 しかし、少年はそれを無視した。
少年は首を巡らせて、改めて試験管を見やった。

試験管の中身は培養液だけではなかった。 培養液の中で、十歳程度の子どもが確認できた。
栗色の髪を持つ、利発そうな少女。 全ての試験管に少女が押し込められており、彼女らは全員、同じ顔を持っていた。

彼女らは、ある超能力者のDNAマップを元に作られたクローンであった。


619 :『無敵』なンざ興味ねェ 2/9 :2011/06/25(土) 16:34:00.90 ID:V4JYFOPI0


「国際法で禁じられている人間のクローンねェ。
 それを大量生産たァ……ハナからまともな実験じゃねェンだろうとは思ってたが」


言いながら、彼は体を翻し、手すりに背中を預けた。
ジロリと、彼の赤い瞳が研究員を貫いた。 底冷えのする氷のような視線だった。


「オマエら、頭のネジ飛ンでンじゃねェか?」

「……それで、君はどうする?」


オールバックの男はゆっくりとした動作でサングラスを外した。
男の目は愉快そうに細められ、人懐っこく光っていた。


「これを見て、君はなお『無敵』を目指すかね」


「ダメだ」 と、彼は呟いた。 感情の無い冷たい声だった。


「……なんだと?」

「今の学園都市には、この手の非合法実験を許さねェヤツがいるだろォ。
 ソイツの手にかかって、幾つもの非合法研究施設が閉鎖している。 ここだって例外じゃねェさ」

「……そんな事を考えていたのか」


620 :『無敵』なンざ興味ねェ 3/9 :2011/06/25(土) 16:35:15.40 ID:V4JYFOPI0


男が短く笑った。 彼は少年の隣で手すりに体を預けると、先程までの少年のように試験管を眺め始めた。


「ベクトル仮面。 大した能力者のようだが、ここのセキュリティは完璧だ。 万一にも、情報が外部に漏れる事はない。
 例え妨害が起ころうともこちらで対処する。
 必要ならば専門の部隊を用意する事もできるし、何にせよ、憂慮すべき事ではあるまい」

「いいやダメだ」 と、少年が鋭い声で言った。 「実験は潰される」


少年は手すりから背中を離し、男をじっと見つめた。

男の眉がピクンと跳ねた。 彼は笑みを引っ込めると、頬を緊張させた。
少年の言葉を上手く飲み込めていないようだった。 ややあって、彼は唐突に、曖昧な笑みを浮かべた。


621 :『無敵』なンざ興味ねェ 4/9 :2011/06/25(土) 16:36:07.21 ID:V4JYFOPI0


直後、少年の細腕が男の体を叩いた。
ハエを払うような軽い一撃だったが、男は車にはねられたように吹き飛び、キャットウォークに投げつけられた。
衝撃に息がつまり、痛みで体の自由が失われる。
男は必死になって頭を持ち上げると、少年を睨みつけ、うめき声をあげた。


「な……何、を……」

「さっきの質問の答だ」


男のうめき声に、少年は答えた。


「『無敵』なンざ興味ねェ。 『最強』の力で、泣いてるヤツを助けるのが俺の仕事だ」


少年の体が、激しい閃光に包まれた。
その眩しさに、男は両手で顔を覆った。 閃光は一瞬で収まり、男は恐る恐る両手を下げた。

男の目に飛び込んできたのは、白尽くめの怪人の姿。
男は悲鳴を上げることができなかった。 あまりの恐怖と驚愕に、呼吸さえもままならない。


そんな男を余所に、少年は名乗りを上げた。


622 :『無敵』なンざ興味ねェ 5/9 :2011/06/25(土) 16:36:38.22 ID:V4JYFOPI0








「ベクトル仮面――――参上ォ!!」








623 :『無敵』なンざ興味ねェ 6/9 :2011/06/25(土) 16:38:24.10 ID:V4JYFOPI0


ミサカ「……という事があってミサカたちは救われたのです、
    とミサカはベクトル仮面のカッコよさを身振り手振りを交えて語ります」

打ち止め「その後はこの人も一緒になって、ミサカたちを支援してくれてるんだよ、
     ってミサカはミサカはドサクサに紛れてこの人に抱きついてみたり」

一方「引っ付くな、クソガキ」ヒョイ

打ち止め「あぅぅ……。 もう、逃げないでよ、ってミサカはミサカは駄々をこねてみたり」

美琴「抱きつかれて上げなさいよ、減るもんじゃないんだし」

禁書「短髪の言うとおりかも。 あくせられーたは恥ずかしがり屋過ぎるかも」

打ち止め「そうだそうだー! ってミサカはミサカはめげずにアタック! ……って」ムギュッ

一方「……だから止めろ」

打ち止め「頭抑えないでー、ってミサカはミサカは手をブンブン振り回して抗議してみたり!」

ミサカ「無駄ですよ上位個体、とミサカは口出しします。
    手が届いていませんし、ツンツン一方通行にデレを期待するのは絶望的です」

美琴「なーんであなたはそんなに天邪鬼なのかしらねー」ツンツン

一方「……ウゼェ、つっつくな」

ミサカ「ベクトル仮面のように、もっとデレてくれてもいいのですが、
    とミサカは一方通行に聞こえるようにぼやきます」

打ち止め「ベクトル仮面は、ミサカが抱きつくの許してくれたよ、
     ってミサカはミサカはあなたともスキンシップしたいなって暗におねだりしてみたり」

一方「……ヤなこった」

打ち止め「むぅぅ〜っ」


624 :『無敵』なンざ興味ねェ 7/9 :2011/06/25(土) 16:39:25.78 ID:V4JYFOPI0


美琴「あら? 打ち止めもベクトル仮面と面識あったの?」

打ち止め「うん。 研究所から解放された時、一度だけ会えたの、
     ってミサカはミサカは他にもナデナデしてもらって、サインまで貰っちゃった! って自慢してみたり」

ミサカ「彼の対応は紳士的でしたから、妹達の間でもかなり人気が高いのです、
    とミサカはもう一度、一方通行に聞こえるように呟きます」

美琴「あらら。 これじゃ妹達をベクトル仮面に取られちゃうかも。
   ねぇ、一方通行」

一方「……俺はベクトル仮面とは違ェンだよ」

打ち止め「拗ねないであなた。
     ミサカはあなたの事好きなんだから、ってミサカはミサカはあなた一筋って事をアピールしてみたり。 キャッ///」

禁書「私だって、あくせられーたの事大好きだよ!」

ミサカ「感謝していないと言ったら嘘になります、とミサカは婉曲に好意を表します」

一方「……チッ」

一方「そォかよ……」


625 :『無敵』なンざ興味ねェ 8/9 :2011/06/25(土) 16:41:02.56 ID:V4JYFOPI0


美琴「!」

美琴「なにあなた、もしかして照れてる?」

一方「なっ」

禁書「ホントだ! ちょっと顔赤くなってるかも」

ミサカ「色が白いとこういう時不便ですね、とミサカは写真を撮ります。 パシャリ」

打ち止め「おお〜、中々良い腕だね、ってミサカはミサカはネットワークにアップされた写真を確認してみたり」

禁書「こういう時、完全記憶能力って便利かも」ニヤニヤ

一方「……っ」ガタッ

一方「帰る」スタスタ

美琴「ちょ、ちょっと! 何も帰らなくてもいいじゃない」

ミサカ「まぁまぁお姉様。 あれも彼なりの照れ隠しなのですよ、とミサカはここでネタ晴らし」

打ち止め「ミサカたちはもうちょっとお姉様とお話してるねー! ってミサカはミサカはお見送りしてみたり」

禁書「冷蔵庫の中身が少なかったかも! 沢山ご飯買っておいて欲しいんだよ!」

美琴「アンタ、その言い方はどうよ?」

美琴「まぁいいわ。 じゃあね一方通行、また今度」

一方「……」

一方「あァ……またなァ」


626 :『無敵』なンざ興味ねェ 9/9 :2011/06/25(土) 16:43:54.42 ID:V4JYFOPI0


スタスタスタスタ…


一方「……」

一方「なァンか、慣れねェな」

一方「アイツらを引き取るって言うのは別にいい。
   迷惑だと思った事はねェし、アイツらと食う飯は美味ェ」

一方「だがマスク無しだと……なンかこそばゆいってーか……!」

一方「あれは……」


学園都市の上空に、立体映像が浮かび上がった。
それは巨大な矢印の映像だった。 まるで道路標識の一方通行標識ようなそれは、ある人物を呼び出すための緊急信号だ。

そして、その信号の名は――


一方「『ベクトルシグナル』」

一方「またどっかのバカが暴れだしたか。 いいぜェ」

一方「ベクトル仮面――――出動だァ!!」


627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/25(土) 16:44:25.65 ID:V4JYFOPI0

以上です

ベクトル仮面はデレ分が多い
仮面を被っている(正体が分からない)から恥ずかしくないのだ

あと前回、スレとレス勘違いしてごめんね、9スレも書けないよ


>>529
>>琥珀色の瞳
やっちまった…
マンガ一巻の表紙のインさんが、目の色が金色だったから勘違いしちゃったよorz
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 16:44:49.58 ID:HYq+qO6lo
ふむふむ、成程……成程……
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/06/25(土) 16:51:20.73 ID:1lHWy2xAO
なに?
>>627、スレとレス勘違いしたって?
逆に考えるんだ。「9スレ書いちゃえばいいさ」と
そう考えるんだ。
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 17:40:20.68 ID:U+8+sjGNo
ベクトル仮面かっこよすぎるだろ
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 19:50:39.82 ID:JpU7dvvEo
ふむ、窒素を操る謎のベクトルガールが現れるのも時間の問題か……
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:06:05.35 ID:eLVMgVM/o
コインぶっ飛ばすゲコ太仮面もいるよ!
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 21:15:18.06 ID:HYq+qO6lo
幻想をぶちころすそげぶマンも居るぜ!
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 21:24:58.22 ID:vLjHtwoB0
無能仮面ハマヅライダーもいるぜ!
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/25(土) 22:04:19.75 ID:Tc3K+zA2o
もはや科学戦隊ノウリョクシャーだな
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/06/25(土) 22:16:07.07 ID:2i1adNK7o
半蔵と郭は科学で忍者だから……?
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/25(土) 22:20:51.81 ID:WtcpOVcAO
世界征服を企むローマ十字教の誇るローマ四天王との戦いが楽しみです

あと木原のおやっさんはいつ出ますか?
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 22:53:24.81 ID:i1fNfxlDO
いや木原はベクトル仮面を苦しめる敵だろ
木原一族最初の刺客みたいな。
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/25(土) 23:10:17.07 ID:WtcpOVcAO
バットマンにおけるジョーカーみたいなもんかな木原くンは?
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/25(土) 23:15:05.32 ID:kJFTjxWno
ageときますね

突然だけどテンプレの話題とか振っていい?
キャラ口調、2スレ目からずっとの恒例だけど確かに読み辛そうなのは事実なわけで


あとスレ立てめんどかったら呼べば多分出てきます
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 23:16:15.44 ID:3IyajDIa0
今回のテンプレは大分読みづらかったなーと思った
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/25(土) 23:37:25.95 ID:3dL2gI/so
キャラ口調は残していいと思うが、今回みたいな会話形式は避けるべきだと思う
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/25(土) 23:44:43.12 ID:WtcpOVcAO
キャラ口調は>>2からにすればよい
>>1には箇条書きで必要な事柄を載せる
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/26(日) 02:31:44.80 ID:L6CE9/8no
色々考えたが、キャラ口調は必要ないと思う。理由は面白さよりも見易さを重視するべきという事と、ぶっちゃけもうやりつくした感がある
それとスレ立ては面倒くさいとかじゃなくて踏んだ人が立てるものだとも思う
いつも立ててくれている人(>>640の人?)には感謝してるけど、テンプレにある事は原則守った方がいいのでは

あーだこーだ言うだけは嫌なので>>1を改変して色々足してみた。>>2‐5は変える必要は無いと思ったので>>1のみ。見づらいとかくどいとかあったらすまん
足したもの→注意書き、書き溜め、sagaに関して。理由は少し前に問題になっていたので>>1に書くべきかと思ったため


以下テンプレ

このスレは「とある魔術の禁書目録」シリーズのSS総合スレッドです。

「2chは規制されている」、「忍法帖レベル上げ面倒」、「スレを立てにくい」って人は当スレに投下をどうぞ。
 SSの投下以外にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換などにご利用ください。



   【投下前に必ずお読みください】



【30分ルール】
 SSの投下は時間に注意。前の人の投下完了から30分間は感想を考える、書く時間として空けてください。
 直後に投下があると前の人のSSにコメントがつけ辛くなります、自分以外の事も考えましょう。

【新刊のネタバレ】
 新刊は地域によって発売日が異なる場合があるので、ネタバレは【公式発売日の翌日】です。SS、雑談等でのフラゲは厳禁、我慢しましょう。

【注意書き】
 特殊な設定や人を選ぶようなSSを投下する前には、必ず注意書きを書いてください。
 未完、エロ、グロ、特殊なカップリング、設定変更等を【正確に】お願いします。注意書きで書いたのと内容が違う、という手法は使わないでください。

【書き溜め】
 投下する場合は必ず書き溜めてから投下してください。ながら投降(即興)はこのスレでは厳禁です。安価作品もこのスレではお断りしています。

【saga】
 投下する場合はメール欄に【saga】(×sage)と入れる事をお勧めします。sagaを入れないと特定の文字がフィルターに引っ掛かってしまいます。
 例→そのふざけた幻想をぶち[ピーーー]! 「殺 す」が[ピーーー]になる。せっかくの作品が台無しになってしまうのを避けたい方は注意してください。

【多重投稿】
 最近、22時〜1時くらいにかけてサーバーが重い事があり、読み込み等が遅くなったりします。
 書き込みしたけどエラーという事が頻発しますが、大抵は書き込み成功しているので少し待ってリロードしてみてください。

【荒らし】
 荒らしはスルーが原則です。荒らしの相手をする、または話題に出す人も荒らしと変わりありません。
 

 以上のルール、特に上から数えて4つまでを守る事が出来ない方は、投下した作品がどんなに良くても真っ当な評価は受けられません。


>>3必読】 
 その他にも>>3にルールや注意事項が書いてあるので必ず読むようにしてください。


 >>2 このスレの基本的な注意点
 >>3 SSの書き手やこれからスレを立てようと思っている人へ
 >>4 関連リンク・このスレの過去ログ
 >>5 過去のテンプレゲストキャラ一覧


  前スレのURL
645 :644です [sage]:2011/06/26(日) 02:52:53.12 ID:xD64NDPAO
これはあくまでも提案なのでもっと見易くかつ分かりやすいのが良いな…ってのが本音です
テンプレの話はすぐ流れるように感じるので、もうちょい積極的に話し合う事も必要だと思います
という訳で失礼しました
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 04:20:34.20 ID:elxie8Soo


「特殊なカップリング」じゃなくてカップリング要素あるときは必ず注意書き入れて欲しい
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2011/06/26(日) 05:48:47.66 ID:6V7zwUWo0
番外個体はダークヒーローならぬ、ダークヒロインですねわかります。
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 14:04:40.24 ID:9bc7cCSp0
個人的にはキャラ口調も毎回結構楽しみにしてたから>>642>>643みたいな感じがいいなー
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/26(日) 14:53:09.95 ID:k2yLR5qCo
テンプレの話はふっても投下があればそっちの感想が優先になるからな、話しにくい

とりあえずネタバレの項目のフラゲ→ネタバレにはすべきだな、意味が通じない
俺はキャラ口調無しにすべき派、理由は>>193に準ずる
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/26(日) 15:55:39.50 ID:wjkMktYAO
テンプレにキャラ口調がない方が、スレを立てるのも楽になるしね
一つのテンプレを使い回せるのは便利だし、俺も『キャラ口調無し』に賛成
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 16:18:24.81 ID:u3ACEeT6o
「キャラ口調で書けない」って>>950を書き込む事を避けてた俺としてはキャラ口調無しに賛成せざるを得ない
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/26(日) 16:21:15.82 ID:wqC506NTo
お待ちください
絹旗ちゃン一方口調モード版テンプレを作成中の俺はどうなってしまうのです
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 16:27:48.86 ID:T16Em+aeo
キャラ口調で書きたい人は書けばいいし、
面倒って言う人は普通にテンプレを使い回せばヨロシ
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/26(日) 19:08:07.14 ID:aefe1qjK0
こんばんは、以前むぎのんに「洗剤」というあだ名をつけたものです
またしてもアイテムものですが7レスほどいただきます
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:08:52.63 ID:aefe1qjK0
とあるファミレス



絹旗「麦野はまた超鮭弁ですか?ほんと好きですよねー」

浜面「なんていうか鮭っていうと麦野!ってぐらい鮭のイメージだよな麦野って」

麦野「人の好みにあれこれ言わないでくれるかしら?だったらフレンダだって」

フレンダ「え?私?私にはそんなイメージなるようなものってないと思うけど?」

一同 「「「鯖」」」

フレンダ「ひど!私そんな生臭く無いわよ!」

滝壺「大丈夫だよ私はそんな生臭いフレンダを応援してる」

浜面「これっぽっちもフォローになってないからな滝壺、でもそういうイメージって確かにあるよな」

絹旗「鮭を別として考えると麦野はやっぱ鮫ですかね?」

一同「「あぁ〜」」ナットク
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:09:49.52 ID:aefe1qjK0


麦野「釈然としないけど、まあ一応納得しとくわ…」

滝壺「それならフレンダはフグだね」

フレンダ「フグ!?なんでフグな訳!?私あんな不細工じゃないよ!?」

滝壺「フレンダは脚線美が自慢だし、フグって普段確か細かったりするよね?あと毒持ち」

絹旗「成程、超害がないよーと見せて超近づいたらトラップがある…超フレンダにぴったりですね」

フレンダ「」

浜面「なぁ滝壺、俺はなんかないか?イメージになるやつ」

絹旗(というか、なんでさっきから超魚類ばっかなんでしょうか)

滝壺「…大丈夫、私は浜面を応援してる」

浜面「どんな俺を応援してるのそれ!?俺何のイメージなの!?」

滝壺「大丈夫、特にイメージがないそんなはまづらを私は応援してる」

浜面「イメージすらなかった!?」
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:10:20.81 ID:aefe1qjK0
絹旗「超落ち込んでる超浜面は超放っておくとして、後は私と滝壺さんですね」

滝壺「私は自分のイメージはわからないかな?」

麦野「まぁ…自分で自分はこんなイメージで〜す♪なんて言う奴はむしろ痛いわね」ヨクモワルクモ

フレンダ「滝壺は…普段ボーっとしてるから…なんだろ?…ってどったの?絹旗」

絹旗(…前泳ぎに行った時ひたすら浮いてる滝壺さん思い出して、ワカメのイメージですなんて流石に言えません)プルプル

滝壺「…なんとなく今のきぬはたは応援できないかも…」

麦野「別に無理してイメージなんぞださなくてもいいし滝壺は保留でいいんじゃない?」

絹旗「じゃあ、最後は私ですね」
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:10:59.21 ID:aefe1qjK0
麦野(絹旗かあ…ちっちゃいし超超やかましいしでも能力使えば力あるしうーん…」

浜面(真っ先に俺が思い浮かんだのは小型トラックだが、言ったら殺されるな)

フレンダ(結局何も思い浮かばないってわけよ…)

滝壺「きぬはたはクリオネかな?」

一同「「クリオネぇ!?」」

浜面「クリオネってあれだよな?ちっこくてぷかぷか浮かんでるやつ」

麦野「絹旗がそんなかわいいかぁ「麦野超酷いです!!」」

滝壺「ちっちゃいしよく動き回ってるし結構ぴったりだと思うけど?」

絹旗「滝壺さんは超素晴らしいです!やっぱ私はそんなイメージですよね!」
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:11:35.23 ID:aefe1qjK0








滝壺「あと捕食シーンのイメージも絹旗っぽい?」





660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:12:11.22 ID:aefe1qjK0
一同「」

麦野(ああ…捕食…捕食ねぇ)

浜面(まあ確かにこいつ能力えげつないからな)

フレンダ(若干無理あるっぽいけどなんか納得できる訳よ…)

絹旗「捕食シーンですかぁ…私みたことないんですよねぇ…」

滝壺「今度見に行ってくるといいよ水族館にいたと思うし」

絹旗「まじですか!?ちょっとチケット取りに行ってきます!」ダダダダ

浜面「…いいのか?行かせちまって…?」

滝壺「はまづら」

浜面「ん?なんだ滝壺」

滝壺「多分きぬはたは、はまづらを連れていくと思うからちゃんと介抱してあげて」
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:12:42.08 ID:aefe1qjK0
後日
クリオネコーナーでガチ泣きしてる小学生っぽい女の子をおんぶしてる柄の悪そうな少年が目撃された



662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:13:57.34 ID:aefe1qjK0
以上です イメージは自分の勝手な想像です
また何か思いついたら書いてみたいと思います
どうもありがとうございました
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/06/26(日) 19:14:13.93 ID:Wy8hWdM6o
乙乙
不覚にもクリオネに凄く納得してしまったwwwwww
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 19:16:21.64 ID:aefe1qjK0
タイトル入れ忘れたorz
>>655->>662 タイトルは「イメージ」です

そのまんまだな・・・
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 19:17:03.02 ID:e1hTkJS6o
浜面の小型トラックもいいところついてるなぁ…
おつー
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 19:19:03.01 ID:JuCvtrFc0
この空気のなか書き込めた>>662に勇気に乙!
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 19:59:47.63 ID:jLBxqmy30
クリオネのお食事シーンは泣いちゃうよね、飛び出せバッカルコーン乙
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/26(日) 21:38:40.33 ID:azVox1ODO
こんばんは。いまから26レス程借ります。

注意事項
御坂美琴無双注意
一方通行弱体化注意
上琴注意



題名は

美琴「『誰にでも出来る!殺れる!一方通行の殴りかた 〜木原真拳 基本編〜』?」 です。


因みに木原クンは出てきません。
669 : [saga]:2011/06/26(日) 21:39:29.50 ID:azVox1ODO
8月18日

9982号が目の前で殺されたあと、御坂美琴は研究所を潰し回っていた。

(………疲れた)

彼女は疲れていた。しかし、あともう少しで研究所は全て破壊できる。

「あと少し。頑張るのよ御坂美琴!」

そう自分に言い聞かせるように呟き、研究所跡地から出ようとした時、机の上にある本を見つける。

「なにこの本?」

その本の裏にはあの憎い白い奴をデフォルメしたキャラが愛くるしいゲコ太に殴られている絵が載っていた。

思わず手に取り、裏返してみる。

それを見るなり美琴はすっとんきょうな声をあげた。

「『誰にでも出来る!殺れる!一方通行の殴りかた 〜木原真拳 基本Ver. 〜』??なにこれ??」

この本との出会いが美琴の運命を大きく変えることになる。
670 : [saga]:2011/06/26(日) 21:40:15.49 ID:azVox1ODO

その本にはあの『一方通行』の能力が詳細に書かれていた。

美琴は呟きながら読み進めた。

「なになに……アイツの能力はあらゆるベクトルを観測、変換する『一方通行』?なにそれ?そんなの勝てるわけないじゃない!」

「さらに常に全身に『反射膜』を形成?どうやったら殴れるのよ!?」

「………それを逆手に取る?反射膜に触れて『反射』を適応される前に引くことで『遠ざかる拳』を『引き戻らせて』当てる?そんなのどう考えても普通の人間じゃ無理じゃない!!」

「さらに注意として反射の方向を変えられたら使えない?彼を深く知ることでそれを予測しましょう?………時間を無駄にしたわね」
そう言うとその本を足元に投げ捨てる。

本はあるページを上にして止まった。

そのページを見て、美琴はまた本を拾い上げた。
671 : [saga]:2011/06/26(日) 21:40:56.39 ID:azVox1ODO

「この真拳にもっとも適している能力は『空間把握の出来る電気使い』です!?」

美琴はその一文を見たとき、この本を全て読むことを決めた。


〜数十分後〜


「なるほど、電磁波をアイツに当てて『反射膜』の位置と反射方向を確認、触れた瞬間に自分の生体電流を操って強制的に拳を引かせる様に事前にプログラムしておくと楽、か……出来るかも!………こ、このページはっ!!」

そこには別売、対一方通行用商品が載っていた。

「これも手に入れないとね!」

そう言うと美琴は研究所から出ていくのだった。

672 : [saga]:2011/06/26(日) 21:41:35.29 ID:azVox1ODO

「……なんかがっかりだわ。なによ『小者・アクセサリーの猟犬部隊』って?しかも字が間違ってるわよ?」

美琴は寮に帰ってきた後、インターネットで例の商品を検索にかけた。

ただ、商品が商品だ。簡単には手に入らない、と思っていたのだがあっさりと見つかった。

「あった…『マイクロマニピュレータ』と『対一方通行演算妨害装置』。ついでだから他の商品も見てみよっと」

そこには色々な商品があった。一例を挙げておこう。

ウニ頭抱き枕〜お前の愛という幻想は絶対に守り抜く!〜

ホスト顔抱き枕〜俺の抱き心地に常識は通用しねぇ!〜

PCソフト18禁『幻想少年〜記憶喪失の君に〜』

携帯育成ゲーム『がンばれ鈴科くン〜目指せ学園都市第1位〜』


あくまで一例だが、この中でもウニ頭抱き枕はかなりの売れ筋のようだ。

673 : [saga]:2011/06/26(日) 21:42:19.21 ID:azVox1ODO

「とりあえず電話してっと……」

美琴は電話をした。数回のコールオンの後、電話が繋がり会話が始まった。

『ありがとうだにゃー!『猟犬部隊』だぜい!』

「す、すいません。商品を買いたいのですが『ご購入ありがたいにゃー!何かにゃー?『堕天使エロメイド』なら今なら30%OFFだぜい!』」

「いえ、『マイクロマニピュレータ』と『対一方通行用演算妨害装置』を!」

『了解だぜい!他には何かあるかにゃー?』

そう言われてちらりとホームページを見る。……やっぱりアイツに似てる。

「あ、あのー、う……ま抱き……らを」

『すいませんにゃー。ちょっと聞こえなか「ウニ頭抱き枕をっ!!!」り、了解だぜい!ところで送る日と支払い方法はどうするかにゃー?』

「即日、料金振り込みでお願いします!」

『了解だにゃー!じゃあ振り込みを確認し第送らせてもらうぜい!』

そう言うなり電話は切れてしまった。

インターネットで指定の口座に振り込むと、5分もたたずに空間移動で送られてきた。

「さぁ!特訓よ」

美琴の特訓は夜通し行われ、ついに『木原真拳』を習得した。
674 : [saga]:2011/06/26(日) 21:42:55.02 ID:azVox1ODO

朝、ある公園の自販機前にツンツン頭のアイツがいた。

見れば見るほどあの抱き枕に似ている。

あそこで項垂れてると言うことは、あの自販機にお金を飲まれたのだろう。

「はーい、そこちょっとどいて」

そう言いつつ自販機に向かい、脚を振り上げ蹴りを………入れなかった。


【木原真拳心得1】
常に周りの状態を気にせよ!
一方通行は何でも出来る。それを無効化するのが『対一方通行用演算妨害装置』である。
変化に敏感になれ!周囲の状況を絶えず気を配れ!
それが出来れば一方通行の能力発現に気づけるだろう!

(危ない危ない。ただでさえビリビリって言われているのに、さらに『自販機に蹴りをいれる中学生』とは思われたくないわ)

そう思った美琴は脚をおろし、お金をいれてジュースを2本買った。

「よーっす、久しぶり。元気してた?」

そう言いながらジュースを渡すとアイツが動揺している。
675 : [saga]:2011/06/26(日) 21:43:35.82 ID:azVox1ODO

「な、なによ?どうしたの?」

「えーっと、……どちら様でしたっけ?」

そう言いながらアイツは冷や汗をかいている。……明らかにおかしい。

【木原真拳心得2】
会話から相手の心情を読み取れ!
一方通行は言葉に今の心情がすぐに出る。いきなり声を荒げたりする時は能力発現の合図となっていることが多い。その時はすぐに『妨害装置』を使おう。
ついでにかまをかけたり、挑発(なるべく分かりやすいものが良い)をすると更に分かりやすくなるのでおすすめだ!

「私は白井黒子。6月からアンタの彼女なのに忘れたの?」

アイツは明らかに動揺している。まさか……。

「……今のはウソよ。アンタまさか………記憶喪失?」

「…………すまん」

今度は美琴が動揺した。
676 : [saga]:2011/06/26(日) 21:44:20.64 ID:azVox1ODO

【木原真拳心得3】
全ての状況を受け入れよ!
一方通行は様々な攻撃が出来る。それらを見るたびに動揺していてはとても勝負にはならない!
常に冷静であれ!全ての状況をあり得る事と認識せよ!そうすれば勝機が見えるだろう!

(そうだ、コイツの不幸ならあり得るかも……)

そう考えると少し冷静さを取り戻した。

「………そうなんだ。じゃあ私のことも忘れちゃったんだ……」

「………ごめん」

すまなそうに謝るコイツの顔を見る限り、優しさは残ってるようだ。

(………そうだわ!)

コイツを見ていてあることを思い付く。
677 : [saga]:2011/06/26(日) 21:45:21.61 ID:azVox1ODO
【木原真拳心得4】
全ての環境、状況を利用せよ!
一方通行は色々な状況を利用する。粉塵爆発や周囲の物の投擲、もしかすると風を使った攻撃をしてくるかもしれない。
自分もそれらを利用せよ!『妨害装置』を使えば爆発は自滅確定!物の投擲で大きな物であれば大ダメージ(持ち上げていたら潰れパンチやけりで飛ばしてくるなら手足を痛める)!風の攻撃は散らすしか出来ないが、一方通行が呆けている間に距離をつめてタコ殴りだ!


(全て利用せよ、ね)

「仕方ないわね。じゃあ、アンタの連絡先教えて?」

「……はい?今なんと?」

「アンタ、過去の事をしりたいでしょ?この美琴センセーが教えてあげるわよ」

「ほ、本当でせうか?あ、でも今携帯もってねえや」

肩をガックリと落とすアイツ。少し元気のなくなったツンツン頭が可愛く感じた。

「仕方ないわね、………はい!」

そう言いながら携帯の番号とアドレスを書いたメモ用紙を渡す。

「暇なときでいいから連絡してね!」

「ああ、ありがとな御坂!」

アイツが笑顔で言った。凄く嬉しかった!!
678 :10 [saga]:2011/06/26(日) 21:45:58.70 ID:azVox1ODO

そんなやり取りをしていると遠くに妹達を見つけた。

あちらも気づいたようだ。こちらに向かってきた。

「じゃ、用事あるからいくわね?」

そう言いながら妹達の方に向かって走ろうとすると、

「御坂!ありがとな!俺、本当は心細かったんだ!本当にありがとう」

アイツがそう言ってくれた。

2、3歩走ったのだが、そこで脚を止めて振り向く。

「ねえ、ひとつお願いしていい?」

「お金のかかる以外の事で、上条さんに出来ることでしたらいいぜ?」

そう言いながら優しく笑っている。

「私に『頑張れ』って言ってくれない?」

「それだけでいいのか?でも何に対して?」

「そこはいいからお願い。………ダメ?」

「いや、いいぜ!」
679 :11 [saga]:2011/06/26(日) 21:46:59.79 ID:azVox1ODO

そう言いつつ何かを考えているらしい。

そしてアイツは一度深呼吸をすると、こんなことをいってきた。



「俺はいつだって美琴の味方だ。頑張れよ!!お前ならきっと出来る!!」




(………これは反則よ)

急いで元の方へ向く。おそらく今、私の顔は真っ赤だろう。これじゃ振り向きもできない。

「ありがとう!じゃあね!!」

そう言いながら走り出した。

今、アイツに暖かい何かをもらった気がした。

(これで負けられない!いや、絶対に負けない!)

そう思いながら妹達に向けての全力疾走を始めた。

680 :12 [saga]:2011/06/26(日) 21:47:52.08 ID:azVox1ODO

あっという間に妹達の前まで着いた。私は勢いを殺さずに彼女の腕を掴み、路地裏まで引っ張っていく。

「な、何をするんですか?とミサカは痛む腕を擦りながら怒りを露にします!」

「いいから今の状況を説明しなさい!!!」

彼女を一喝する。

怯えた表情になった彼女を見て、少し申し訳なく思い謝ろうとすると、

「おォおォ!麗しき姉妹愛ってやつですかァ?美しいねェ!」

そう言いながら路地の奥から私の大切な妹達の敵、『一方通行』が出てきた。

そいつを見た時に私の頭に血が昇るの感じた。
681 :13 [saga]:2011/06/26(日) 21:48:34.62 ID:azVox1ODO

【木原真拳心得5】
常に冷静な自分を保て!
怒りに身を任せれば必ず隙が生まれる。『一方通行』はそれを見逃さないだろう。
もし、頭に血が昇るのを感じたときは深呼吸をしろ!『一方通行』に話しかけろ!そうすると『一方通行』は攻撃をしないだろう。
澄んだ川の水の様に冷静に、沈着に事を運べれば勝利は目前だ!

(……そうだった)

急いで深呼吸をしつつ何を話すか考える。この場合、ついでに挑発をして相手の冷静さを奪うのが最良だろう。

682 :14 [saga]:2011/06/26(日) 21:49:16.94 ID:azVox1ODO

(たしか身体的特徴を言うのが効果的だったはず……)

「あら、どこかで見た貧弱なモヤシだと思ったら、あの時の白モヤシじゃない!」

あくまで高圧な態度で、貧弱な、白モヤシの部分を強調していってみる。
僅かにこめかみが動いた。

「あァ!?その白モヤシに負けて逃げたのはだれでしたかねェ!!第三位がァ!!」

(よし、いい感じ!)

「あの時はアンタの能力がわからなかったからねー。今となっては怖くもないわよ?」

「強がってンじゃ「強がってないわよ?『一方通行』だっけ?『アクセロリータ』だっけ?まあ、自分じゃなにもできないあんたらしい能力じゃない。似合ってるわよ?まさに引きこもりに適した能力ね。太陽浴びないからそんなモヤシになるのよ?」

あくまで声を荒げずにゆっくり、小さい子に言い聞かすように。

(おっ!顔が真っ赤!白いから分かりやすいわねえ)
「…」

「あら?余りにも当たりすぎて返せないの?なっさけない第一位ねー?だから白モヤシなのよ?分かってる?恥ずかしいから一位っていわないでね?学園都市の恥だから」

(あらら、肩で息をし始めたわ!そろそろね?)

美琴は手に『マイクロマニピュレータ』を装着し『対一方通行演算妨害装置』を使用できるように左手で隠し持った。

「テメエニ……」

(……来る!)

「てめェに何が分かるってンだァ!!!!」

こうして、第一位と第三位の戦闘が開始された。
683 :15 [saga]:2011/06/26(日) 21:50:14.45 ID:azVox1ODO

一方その頃、窓のないビルでは、

「かわいそうに、これでは『超電磁砲』は死んだな……まあプランには影響がないからいいがな」

「アレイスター、賭けをしないか?」

2人の男がその光景を見ながら話していた。

「何に対して賭けをすると言うのだ、土御門?賭けにならないではないか?

「俺は『超電磁砲』に賭ける。賭金は……そうだな」

「お前はプランとやらを諦め、学園都市を出ていく」

「俺はこれから一生涯、お前に付き従おう」


「不服だ。お前は1日付き従う、で良い」

「余裕だな?アレイスター。あとで何を言っても知らないぞ?」

「ふふふっ、土御門よ、けつのあなを洗ってまっていろ」

ビルの中に2人のわら

「ちょっと待つにゃー。何て言ったのかにゃー?首の皮?」

「いや、けつのあn「レェェェェルガァァァァァン!!!絶っっっ対に勝つんだニ゛ャ〜〜〜〜!!!!」」

1人の男の叫びがビルの中に響いた。
684 :16 [saga]:2011/06/26(日) 21:50:54.14 ID:azVox1ODO

一方、路地裏では

一方通行の攻撃を

美琴は全ていなしていた。

「てめェ!ふざけンじゃねェ『ぞ』ォ!!」

(ぞ、の声が大きい!)

すかさず『妨害装置』を使う。

キィィィンという音が辺りに拡がる。それと同時に一方通行の脚が激しい音を立てて地面につく。

それだけだった。

「あ゛ァ゛?」

目を見開き足元を見る。まさに棒立ち状態である。

(今っ!)

美琴は一方通行の顎に対して拳を振るう。

電磁波発射

『反射膜』の位置、反射方向確認

『反射膜』に対する『木原真拳』のプログラム構築終了

右拳、『反射膜』に到達、プログラムによる生体電流操作『拳を引く』開始


刹那、美琴の拳に顎を打ち抜く感触。それは『木原真拳』の成功を意味していた。
685 :17 [saga]:2011/06/26(日) 21:51:48.63 ID:azVox1ODO

(いけるっ!)

余りにもきれいに顎に入ったために一方通行の意識は混濁していた。

美琴は畳み掛ける。

『木原真拳』を使い

殴る。殴る。殴る。殴る。『妨害装置』、殴る。殴る。『妨害装置』、殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。『反射膜消失』、『拳を引く→拳の加速+電撃付加』、殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。一方通行の意識の消失を確認。一時待機する。
『電磁波レーダー』を使い、一方通行を観察する。後ろで妹達が慌てているがまだ終われない。


数分後、『反射膜』復活を観察する。

「て……てめェ……」

ふらつく足で起き上がろうとする。心はまだ折れていないようだ。

(………仕方ない、か)

再度、『木原真拳』を使用する。
686 :18 [saga]:2011/06/26(日) 21:52:23.26 ID:azVox1ODO

これで何度めの気絶だろうか?

美琴は自らの拳を見ていた。血に染まった拳、もう殴りたくなかった。

(なんでまだ立つの?)

美琴は少し目を伏せた。伏せてしまった。

気がつくと目の前に白い悪魔が立っていた。

「しまっ「おせェ!」」

目の前を『マイクロマニピュレータ』が飛んでいく。

「こいつなンだろォ!手品の種は!!」

(やばい!!)

『マイクロマニピュレータ』は正確さを上げるもの。なくても使えるが、美琴は自信がなかった。

「さあァァァァてェェェ!!!お仕置きの時間だァ!!!!!」

一方通行は能力で加速をつけ、美琴に襲いかかった。
(もう………ダメだ)
687 :19 [saga]:2011/06/26(日) 21:53:03.30 ID:azVox1ODO

『俺はいつだって美琴の味方だ。頑張れよ!!お前ならきっと出来る!!』

アイツの声が、笑顔が甦り、私を応援する。

(そうだ!私は!!)

『木原真拳』発動

一方通行はすぐそこまで来ていた。

「私はまけないんだぁぁぁ!!!」

美琴の拳がカウンターとなり、一方通行の顔にめり込んだ。

(ちく………しょォ………がァ)

一方通行の意識はまたも消失した。

そして一方通行の心もまた、完全にへし折れた瞬間だった。
688 :20 [saga]:2011/06/26(日) 21:53:40.16 ID:azVox1ODO

あれから3回、美琴は一方通行を殴り、気絶させた。

そして、心が折れて4度目。一方通行は美琴を見るなり這いつくばりながら逃げようとする。それに追いつくと一方通行の右側に立つ。

「ねえ?」

優しい声で美琴は話始めた。一方通行は恐怖のためか目の焦点は定まらず、身体は震えている。

「あなた、うちの妹達に手を出さない、金輪際関わらないって誓える?」

一方通行は何度も何度も首を縦に振る。まるで親にこっぴどく怒られた子供のように。

「そう、良かったわ!」

そういいながら美琴は笑顔になる。
安心した一方通行は身体の力が完全に抜けたようだ。

「でもね」
689 :21 [saga]:2011/06/26(日) 21:54:34.10 ID:azVox1ODO

一方通行の背筋が凍る。視界の隅に雷光が見える。

「最後に一発、おもいっきり殴らせて貰うわ」

視点が定まらない。冷や汗が出てくる。体が上手く動かない。

「あなたもこの一撃、わすれないように身体に、魂に刻みなさい!!!」

声が上手く出ない。頭が上手く働かない。能力が使えない。

「これが私の、死んでいった妹達の、生き残った妹達の」

「ああァあァァァァあァァ ……」

一方通行はもはや何もできなかった。

「『私達』全ての怒りだぁぁぁぁぁ!!!!」
「やめろ!!!御坂ぁ!!!」

「「「「「「「「あっ………」」」」」」」」

その瞬間、世界が止まった。
690 :22 [saga]:2011/06/26(日) 21:55:05.45 ID:azVox1ODO

完全に全てのタイミングが悪かった。

美琴は『一方通行の右横から右拳を腹に向け』放った。

そこに上条が『美琴のやや右前から』現れたのだった。

拳は腹から右にそれた。


結果、美琴の『全力の右拳〜電撃とそれによる肉体強化を添えて〜』は一方通行の股間を直撃した。

何かが潰れた音がしたあと、一方通行の顔色は青に、そして白に変わっていった。


こうして、最後の一撃をまさに身体に、魂に刻み込んだ一方通行は病院に運ばれ、







御坂美琴は傷害罪の現行犯でアンチスキルに捕まった。
691 :23 [saga]:2011/06/26(日) 21:55:48.09 ID:azVox1ODO

その頃、窓のないビル


「にゃははは、やったにゃ〜!」

「ば、馬鹿な……あの一方通行が負けるなんて……」

「さあ、約束だぜい!学園都市から出ていくにゃー!」

「しかし、ここから出ることが出来ないのだが……」

「そう言うと思ってたぜい!おーい!あーわきーん!」

突如、風を切るような音が聞こえ、女性が現れた。


「準備は出来てるわよ」

「じゃー頼むにゃー!」

「いや、すこしまt





その後、彼を見たものはいると言えばいるのだが、極少数である。
692 :24 [saga]:2011/06/26(日) 21:56:30.26 ID:azVox1ODO

その後、美琴は記者会見を行い、『妹達』の存在と『絶対能力進化計画』のことを全て話した。

涙ながらに語られたその話は人民の心を、政府を、国を、更には世界まで動かした。

『SAVE!Misaka』の運動は世界中に拡がり、ついに彼女達は人権を獲得。今は手厚い保護のもと、様々な土地で幸せに生活している。

彼女等は御坂美琴を尊敬しており、彼女が習得し、妹達を助けた『木原真拳』を応用編までマスターしている。

御坂美琴は罪を問われなかったが、常盤台中学を自主的に退学、今は柵川中学に通っている。

彼女は「罪を償うため」と筋ジストロフィの研究を手伝い、すでに『妹達の能力を使用した一時的な補助装置の開発』の作成により成功を納めており、今はその治療法の認可が降りるのを待つ状態である。

さらに上条当麻との関係を友達から彼女にしたいとあれこれ考えているようだ。
あの時買ったウニ頭抱き枕はなぜか黒子に穴だらけにされたが、転校後になぜか送られてきた
『ウニ頭抱き枕〜私服でデートver〜』と
『ウニ頭抱き枕〜ハッピーウェディングver〜』かが大変お気に入りの様だ。
693 :すいません!ね落ちしてました。25 [saga]:2011/06/26(日) 22:10:18.50 ID:azVox1ODO

上条当麻は記憶喪失の件で仲が進展した御坂美琴にどう告白するか思案中とのこと。ちなみにインデックスはまだ寮で一緒に生活しており、彼女の食費にも頭を悩ます日々だ。


そしてあの最後に股間クラッシュを喰らった一方通行は………


「あ゛ァ゛?なんだこれはァ?」

「すまないね?君があまりにもナース服が似合いそうだから染色体ごと女に変えといたよ?」

「訳わかんねェンだよ!なンだよ?染色体までかえれンのかよ?」

「ボクを誰だと思っている?」

「ドヤ顔でいッてンじゃねェ!!!」



どうやら女として第2の人生を送るようだ。

因みに極度の『御坂恐怖症』であり、彼女を見ると身体の震えと涙が止まらなくなるそうだ。

ついでに御坂美琴と歩いていた上条当麻に絡んでそげぶ+初恋フラグが確立されたが、美琴を見るなり心とフラグがへし折られたのは別の話。
694 :26 [saga]:2011/06/26(日) 22:10:56.96 ID:azVox1ODO

そして最後にあの人は……

「ああ、今日もいい天気だ」

「土御門が、私を太平洋に捨てた時はどうしようかと思ったがこれはこれでなかなか面白いものだ」

彼は太平洋のまん中辺りを浮いていた。

「この前は鯨に食われかけ、今は鮫に囲れている。この入れ物は壊れないが、怖いものは怖い」

「おーい!アレイスター!」

そこに、ヘリに乗った土御門が現れる。

「なんか浅間山のマグマだまりに変な生物がいるらしいから確認してほしいにゃー」

「えっ?「ちなみに拒否権はないぜい!あーわきーん!」」

「じゃ、飛ばすわね?」

「まt




浅間山マグマ内

アレイスター「土御門め!こんなところに生物がいるわけないだろう?」

アレイスター「常識でかんが…………えっ?」

サンダルフォン「はろー!」

アレイスター「」

使徒とアレイスターが交差するとき、新たな物語
始まる。

終わり
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/06/26(日) 22:12:43.64 ID:azVox1ODO
以上で終了です。

やはり26レスは小ネタには長い。

しかしスレをたてるほどの拡がりもない。

まさに帯に短し襷に長しの出来でした。

因みに使徒とアレイスターの出会いはふと思いついただけで、これ以上の拡がりはないです。

長々とすいませんでした。
ご意見、ご感想等なんでもお待ちしております。

ね落ち……すいませんでした。
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 22:14:39.89 ID:8ZJr+X/go
やっぱりまだ続いてたか
乙乙
木原真拳心得マジパネェ
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/06/26(日) 22:27:35.59 ID:Eu7URtL+o
サンダルフォンとか天界何考えてんだww

と思ったが使徒ってエヴァの方か
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 22:34:19.24 ID:lKT26XKHo
乙!
パネェな

でもやっぱ26レスは多いな、細かく分けすぎ。もったいない
80行書けるんだからもっと詰めれば10レスくらいにおさまるんじゃね?
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 22:41:28.38 ID:azVox1ODO
>>698
ご指摘ありがとうございます。

次はレス切りを考えて作るようにします。
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/26(日) 22:47:28.60 ID:8ZJr+X/go
26レスは多いと思ったけど、行数はこれくらいがベストじゃね?
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 22:53:14.82 ID:/cq/iEyDO
股間がヒュンとした
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 23:08:16.08 ID:M7G/3zBho
こういうのは総合じゃなくて別スレ立ててやってほしい
だって一方通行ぼこるのは分かるけど上条さん出す必要性全くないだろ?
明らかに美琴嫌い呼びそうなのにそこに上条さんを巻き込まないでほしい
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/06/26(日) 23:17:42.73 ID:Eu7URtL+o
こうして総合スレは分かれていき数多のスレが生まれるのであった
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 23:22:48.53 ID:T16Em+aeo
数多スレ総合
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/06/26(日) 23:25:25.61 ID:Wy8hWdM6o
なるほど十字教がローマ正教、イギリス清教、ロシア成教、スペイン星教と分かれていったのと同じやね
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/06/26(日) 23:26:08.40 ID:Wy8hWdM6o
なるほど十字教がローマ正教、イギリス清教、ロシア成教、スペイン星教と分かれていったのと同じやね
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 23:26:41.87 ID:e1hTkJS6o
木原君スレかぁ…良いキャラだと思うがハードル高いな
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 23:48:03.84 ID:/cq/iEyDO
数多んなぁ…
実はタトゥーシールなんだぜ!
的な気弱な数多んが一方通行相手に精一杯虚勢を張って、
最終的に星になる話しか思い付かなかった
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/26(日) 23:54:52.87 ID:azVox1ODO
>>702
ご指摘ありがとうございます。

たしかに今回の上条さんはいらないかもしれませんね。今回の話の作り始めは『アレイスターと土御門の賭け』でしたし。
話作成の流れ的には

☆とつっちーかける→倍率高いのは一位と三位の争い→美琴勝たせるには『木原真拳』→話の流れ作成(工場で奥義書ゲット→特訓?→一位と対峙(賭け事の対象)→美琴勝利→賭けに負け☆悔しがる)

これを元に小ネタ『小物とアクセサリーの猟犬部隊』『☆廃棄→海を漂う』『木原真拳心得』を加えたところ、『木原真拳心得』が全然消化出来ない→上条さん登場→上琴要素追加でした。

上条さんは主人公なのに参加決定は最後になりました。

だから上条さん好きにはあまり好まれない薄味な感じだったのでしょうか?

上条さんを出さないと禁書っぽくないのでなんにでも参加させてますが、人の組み合わせは少し考えなければいけないのか……難しい。
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 23:55:26.35 ID:azVox1ODO
>>702
ご指摘ありがとうございます。

たしかに今回の上条さんはいらないかもしれませんね。今回の話の作り始めは『アレイスターと土御門の賭け』でしたし。
話作成の流れ的には

☆とつっちーかける→倍率高いのは一位と三位の争い→美琴勝たせるには『木原真拳』→話の流れ作成(工場で奥義書ゲット→特訓?→一位と対峙(賭け事の対象)→美琴勝利→賭けに負け☆悔しがる)

これを元に小ネタ『小物とアクセサリーの猟犬部隊』『☆廃棄→海を漂う』『木原真拳心得』を加えたところ、『木原真拳心得』が全然消化出来ない→上条さん登場→上琴要素追加でした。

上条さんは主人公なのに参加決定は最後になりました。

だから上条さん好きにはあまり好まれない薄味な感じだったのでしょうか?

上条さんを出さないと禁書っぽくないのでなんにでも参加させてますが、人の組み合わせは少し考えなければいけないのか……難しい。
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 23:57:47.80 ID:azVox1ODO
>>702
ご指摘ありがとうございます。

たしかに今回の上条さんはいらないかもしれませんね。今回の話の作り始めは『アレイスターと土御門の賭け』でしたし。
話作成の流れ的には

☆とつっちーかける→倍率高いのは一位と三位の争い→美琴勝たせるには『木原真拳』→話の流れ作成(工場で奥義書ゲット→特訓?→一位と対峙(賭け事の対象)→美琴勝利→賭けに負け☆悔しがる)

これを元に小ネタ『小物とアクセサリーの猟犬部隊』『☆廃棄→海を漂う』『木原真拳心得』を加えたところ、『木原真拳心得』が全然消化出来ない→上条さん登場→上琴要素追加でした。

上条さんは主人公なのに参加決定は最後になりました。

だから上条さん好きにはあまり好まれない薄味な感じだったのでしょうか?

上条さんを出さないと禁書っぽくないのでなんにでも参加させてますが、人の組み合わせは少し考えなければいけないのか……難しい。
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 23:58:59.52 ID:+E98EQo3o
>>702
こいつ何様なんだろ
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 00:01:10.98 ID:w9YirzdDO
とりあえず落ち着け
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 00:01:12.38 ID:z3E4t2yDO
3重投稿すいませんでした。
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/06/27(月) 00:03:09.37 ID:EqJPZTUAO
総合スレなんだしカプは自由だろうに
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 00:08:01.62 ID:vrxoG0N80
>>702
何のための総合、注意書きだと思ってんの?
注意書きも丁寧だし、地雷臭がしたなら読まなきゃいいだけ
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 00:09:41.06 ID:LSZ9YGLNo
カプってほどの絡みじゃなかったじゃん
つか明らかに美琴嫌い呼びそうとか頭おかしいんじゃないの?
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 00:12:34.56 ID:w9YirzdDO
これは…荒れるか?!
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 00:13:08.18 ID:bZEAnhPSo
俺もこりゃ毒強いの来たなぁと思ったから心配する気持ちも分からないではないが
まぁ、心配しすぎだわな。大体わかってるだろうて
720 :self-deception 0/6 :2011/06/27(月) 02:00:08.91 ID:laDYph6AO
上←インで6スレほど頂きます、上条さんは出てこないです。
ネガティブインさんの捏造一人称なんで、お気をつけ下さい。
721 :self-deception 1/6 [saga]:2011/06/27(月) 02:01:20.77 ID:laDYph6AO


よし点検を始めようじゃないか、私。
右手の袖をグイッと引き上げ、真っ直ぐに人差し指を伸ばす。

「食パン!牛乳!イチゴジャム!」

「にゃー!」

「大丈夫、この私がスフィンクスのご飯を忘れるわけないんだから」

そうやって笑って、キャットフードを彼専用の皿に置く。
世界でも数えるくらいにしかいない、いわゆる染色体異常の私の家族は「待ってました!」と言わんばかりにそれを食べ始めた。

「よし、できたー!」

明るく言ってみるのは、ちょっとだけ現実逃避をしたいから。
私の目の前にあるのは粗末な……と言うか、小さい子でも用意できそうな朝ご飯だった。

トーストは焼きすぎてちょっと焦げてるし、むしろそれぐらいしか手をかけていないかも。


それでも飢えには勝てない。
ジャムをかければ大概は食せるという当麻の言葉を私は信じ、一口だけかじった。
ぱくり。


「……イチゴジャムってスッゴく偉大なんだよ……!」

焦げが気にならないもん!
発ガン性は気にするべきだけれどね!

722 :self-deception 2/6 [saga]:2011/06/27(月) 02:03:41.96 ID:laDYph6AO


その後もパン生地3のジャム1ぐらいの割合でむしゃむしゃと4枚食べてしまった。

「マズいかも……ジャムが終わってしまったんだよ」

「にゃ?」

「うん、食べ過ぎちゃったかも……とうまが入院から帰って来たら……怒るんだよ」

私の食費に生活費に彼の入院費にと上条家の財政は破綻寸前らしい。
せめて私の維持費ぐらいは支払ってもらえないかとは思ってみるのだけれど、なかなかステイル・火織を初めとする必要悪の人と話す機会がない。
元春には「また今度だにゃー」と笑顔ではぐらかされちゃう。

「舞夏に言っちゃうもん……」

なんて言ってみるだけなんだけどね。



じゃあ、私の食費を抑えるために。
手っ取り早いのは103000冊を消去してしまうことなのかな。
消去出来るかなんて勿論、知らないけれど。

「でもね、そうすると困ったことに私が生きてる理由が無くなっちゃうんだよ」

図書館が無くなってしまったら司書さんはお仕事を失う。
だいたい同じ事だ、私だって。


スフィンクスの肉球をぷにぷにと押してみれば、ちょっとざらざらな感覚。
生の体温がとても暖かい。
723 :self-deception 3/6 [saga]:2011/06/27(月) 02:05:09.22 ID:laDYph6AO


「水飲めば良いのかな?」

「ふがー」

「それは肯定?それとも否定?」

「ぷしゅっ」

「くしゃみか……、よし、換気が必要だね」

9月の朝というと四季折々の中で1番快適かもしれない、まあ経験は少ないから断言はしないかも。


白いレースのカーテンまで開けると、日光はダイレクトに照射してきた。
光に浮かぶ、埃とかスフィンクスの毛。

ガラガラガラ。
ピョーン。

「若いっていうのは良いね……」

即座にベランダへと飛び込んでいく彼を見送り、私は目を細めた。

そういえば私って何歳なんだろうか。
15くらい……、いや、外人って大人っぽく見えるって言うからほんとは8歳とかかも。
あ、お母さんお父さんって居るのかな。
会って……みたいようなそうでもないような。
インデックスって本名……まあ、違うって言われても今更困っちゃうんだよ。


そうして辿り着く、お馴染みの結末。


「――やっぱり私って、自分のこと」


記憶喪失だからかな、それに、今回がたまたまかもしれないんだけど。


「何にも知らないや」
724 :self-deception 4/6 [saga]:2011/06/27(月) 02:07:10.57 ID:laDYph6AO


頬を風が撫でていく。
ああ、早く食器片づけなきゃと思う気持ちはあるけど動かない、動けない。

この部屋にも1人きり。
いつか本当に誰も居なくなって、そしたら私はまたここだって忘れてしまうのかもしれない。
忘れちゃうのも嫌だけど、忘れられてしまう方を思うと更に胸が詰まる。



だけれど、これが今まで誰かに押しつけてきた痛みなんだよね。

それを思うと、1年毎に死んでいった禁書目録らが大分恨めしい。
何で無責任に忘れちゃうのか、それでその事を知らないなんて酷いかも。


「なんて、私だってとうまのこと忘れちゃうところだったんだから偉そうに言えないんだけれど」

だから私は、いつまで経っても面と向かってステイルの名を呼べない。
彼の守りたかった彼女は私にはもう欠片も残って無いから。
酷い夢を敢えて見せる趣味は無い、もう私はステイルの人生に関わるべきじゃないんだ。
725 :self-deception 5/6 [saga]:2011/06/27(月) 02:07:53.45 ID:laDYph6AO


そして彼女と重ねられたときに、今の薄っぺらな私を自覚してしまうから。

この狭い一室で完結しちゃって、そしてただうずくまるしか出来ない今の虚しさを。

唇の端を舐めると、さっきのイチゴジャムの味がちょっとだけした。


「……とうま」


そうして初めて、私は帰属感を得るんだろう。
当麻の隣のみで私は生きていると心から認識しちゃうんだ。

どこまで利己的で排他的で居れば良いのかな、なんて自嘲するしかないけれど。


「……本当にどうかしてるよね」


玄関のノブはまだ開かない。

726 :self-deception 6/6 :2011/06/27(月) 02:10:37.98 ID:laDYph6AO
上条さんが好きすぎて全然書けなくて……夏。
それと、インさんの心中と実際の喋り口調が乖離してたら個人的にはちょっと萌えた。
ここまでお読み下さりありがとうございました。
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/27(月) 02:33:07.34 ID:WChcBLWP0
おつ
やっぱインデックスかわいいなぁ。
禁書に入ったきっかけも、一巻の表紙で衝動買いだった。
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/27(月) 03:53:02.47 ID:1/nMk9a8o
100レスとかある小ネタもここに前投下されてたわけだし26レスとか全然いいだろうと俺は思うよ
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 05:30:47.00 ID:z3E4t2yDO
>>726
乙です。

そういえばインデックスも記憶がないのか……

そう思うと原作のあのワガママも許せそうだ。

噛みつき以外は………
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 05:40:58.15 ID:u5kTiOeLo
許せそうだって何様だよアンタ
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/27(月) 11:46:20.50 ID:QzFqtTCP0
原作でこんな述懐してくれるなら惚れるのに。
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/27(月) 11:48:39.73 ID:9+/gksXAO
思うんだが…一年前や三年前のインさんはどんな性格だったのだろうか?
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 18:17:30.76 ID:byONLr98o
つ漫画版
734 :しょーちゃん ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/27(月) 21:06:18.52 ID:W//kT8yDO
なんかムラムラ来たので書きました。

座標通行ですがだいぶゲスセラレータかも。

ちょい鬱エロいので注意。

6レス戴きます。
735 :彼と私の部屋1/6 ◆QsM9ueLMyk :2011/06/27(月) 21:08:21.85 ID:W//kT8yDO


「……………ん…っ…」


「………」



……いつまで続けられるのだろう。


この、彼との時間を。



「……は…ぅ…っ……!」



私は今、彼と繋がっている。


彼を感じようと…必死で腰を動かしている。


淫らに、いやらしく彼に跨がる。


自分の中をぐちゃぐちゃに掻き交ぜる行為に浸って。


その快楽に身を任せて。


私は…ただ堕ちていく。
736 :彼と私の部屋2/6 ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/27(月) 21:09:48.10 ID:W//kT8yDO

「………もう、時間がねェな」



でも。



「…………っ…!」



彼は、容赦無く現実に引き戻す言葉を放つ。



「………そろそろいけよ、ダラダラやってらンねェからな」



乱暴に身体を浮かせ、無理矢理に主導権を奪われる。


「ひ…ぁっ!? …激し…あ……っ!!」



現実に引き戻したと思ったら……更に深く堕とす。


熱く。


激しく。


熔けてしまうように。



「…い…ッッ…く…ぅ…!!」


「…っ…!」



脈打つような快楽は、彼のモノを膣に感じると同時に頂点に達し…私は果てる。
737 :彼と私の部屋3/6 ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/27(月) 21:11:21.55 ID:W//kT8yDO

「…ハァ…ハァ……、避妊くらいして貰いたいんだけど?」



荒くなった息遣いで彼に悪態をつく。


…悪い癖だ。


私の言葉はいつも刺々しい。


本心では笑いたいのに……どうしてもそれが出来ない。



「……チッ、オマエの能力ならナカの物飛ばす事くれェ出来ンだろ」



だから、彼も優しくないのだろうか?


彼の怠そうにした紅い眼を見つめても…答えは返って来ない。
738 :彼と私の部屋4/6 ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/27(月) 21:12:59.22 ID:W//kT8yDO

彼はゆっくりとした動作で立ち上がり、先程脱ぎ捨てた服を着はじめる。



街は既に夜の帳が落ちている。


…彼との時間が終わる。


…二人だけしか居ない密室。


彼と、私だけの場所。


今の私が縋る居場所。


酷く冷たいのに、…熱い。


矛盾している歪つな部屋。


「……………帰るの?」


「……あァ」



短く…素っ気ない返事。


いつもそうだ。


彼は……自分を見てくれない。


…当然よ。


彼と私は別に恋人でもなんでもない。


…そうなろうとした事も無い。


ただ、互いに乾いた時にここに来るだけの…爛れた関係だ。
739 :彼と私の部屋5/6 ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/27(月) 21:14:32.12 ID:W//kT8yDO

でも、私は構わなかった。

……違う、構わないと思っていた。



「…………帰らないで」



ふと、零れる言葉。


…私の本音。



「…………」



無言。


………わかってる。


無理、…なんでしょ?



「…………冗談よ」



冗談なんかじゃない。



「…………」


「いいから行きなさいよ、……待ってる子が居るんでしょう?」



本当は行って欲しくない。


「…………あァ」


「なら都合が良いわね、……貴方の性欲処理に付き合わされてこっちも疲れてるの、……さっさと行きなさいよ」


「………そォかよ」


こんな事しか彼に言えない自分が嫌になる。
740 :彼と私の部屋6/6 ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/27(月) 21:15:28.79 ID:W//kT8yDO

着替えを終えた彼が、部屋の出入り口の前まで歩く。



「……また後でな、淡希」


「……っ!」



その台詞を残して、彼は行ってしまう。


彼の帰るべき居場所に…。


「………ふん」



彼との時間が終ったら……残るのは寂しさだけ。



「………卑怯者」



いつになっても、この寂しさには慣れない。


…だから。



「………次は……何時逢えるの?」



私はあの卑怯者を待ち続けてしまう。


……独りにはなりたくないもの。



「………一方通行」
741 :しょーちゃん ◆QsM9ueLMyk [sage]:2011/06/27(月) 21:17:36.44 ID:W//kT8yDO
投下終了です。

あわきんエロいよあわきん。

ではノシ
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/27(月) 21:22:58.45 ID:4jbFe7wro
改行と三点リーダー多すぎだろ
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 21:35:58.85 ID:bZEAnhPSo
最後に名前呼ぶってずるいな…あわきん悪い男に引っかかったもんだ…
おつおつ
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/27(月) 21:44:03.49 ID:+kdM8NsEo
>>709
言いっぱなしのつもりだったけど上げて三重投稿とかなんかわざとくさいから言わせてもらうけど
美琴を上げて一歩通行を下げるっていう展開に上琴のコンボってさ
二次創作における上琴嫌悪の主な一因の典型的なパターンだろ
上条さん好きに好まれない薄味なんじゃなくて必要性を感じないほど薄味だからこそ態々上条さんだしてまで
美琴無双・一方通行ボッコ・上琴のトリプルコンボ決めるんなら新スレ立てろよって言ってるんだろうが
個人的に上琴自体はまあ好きだけどこの手の上げ下げのパターンありきの上琴だけは絶対にないわ
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 21:45:38.30 ID:XipvUUtuo
なにこのひとこわい
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/27(月) 21:47:07.66 ID:sE5THTvpo
キモ
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/27(月) 21:53:05.72 ID:KO0OlyJAO
>>746
本物?
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/27(月) 21:55:08.85 ID:sE5THTvpo
良く解らんのだけど、本物って何の事?
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 22:02:44.46 ID:ANrFxfkT0
そこまで突っかかるって最早アホだろ
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 22:11:07.03 ID:LSZ9YGLNo
上琴嫌悪とか言ってる人がどんな人種かわかるな
ほんとろくでもない
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/06/27(月) 22:13:59.29 ID:16x9nr4R0
なんの為の総合スレでなんの為の>>668の注意書きか知らない人だったんだよきっと
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 22:14:01.23 ID:huiJ0V2go
>>747
栃木に本物?って聞いていいのはあのスレだけだろ
隔離スレのネタ他所に持ち出すな
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/27(月) 22:18:44.86 ID:ogA4HhIAO
>>748
気にすんな
栃木のドラゴンって最近福岡的に有名になってきてるやつがいるだけ
ただそいつは末尾0
>>747はいわゆる栃木スレのノリ(栃木を見たら本人かどうか確認する)をここに持ってきてかつ早とちりしちゃった子
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 22:19:44.88 ID:Mh3q44wDO
ここは基本age進行じゃなかったっけ?
あと時間帯によっては重くてエラーになったり連投されたりするけどそれは>>709は悪くない
それにちゃんと投下前に注意書きもあったしなんらルール違反をしてるわけではないよね
何がそんなに気に入らないんだ
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/27(月) 22:23:14.63 ID:U+54hgW0o
agesageはまぁ知名度上げるためにageだったけど雑談でageるのも忍びないみたいな意見もあるし今はぶっちゃけ自由みたいな感じ
>>2にもそんなようなことが書いてあるぜ、たまにテンプレ更新されてるからチェックするとよろしいべさ
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/27(月) 22:35:24.72 ID:+kdM8NsEo
>>754
だから最初に言いっぱなしにするつもりだったって書いてるだろ
709に対する嫌悪感だけで物事考えてるんだよ
最初の書き込みも華麗にスルーされてたのに態々三重投稿(age→sage→sage)
かましてくれた709のおかげで後追いの712以下が湧いたんだろ
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 22:46:51.34 ID:LSZ9YGLNo
嫌悪感抱くのは勝手だけどここはそれを吐き出すとこじゃない
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 22:52:18.36 ID:XipvUUtuo
書き込み失敗って出て書き込みなおそうとしてageをsageに直してやり直しただけにしか見えないのにスゲェシャドーボクシングだとおもいましたまる
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/27(月) 23:24:14.97 ID:byONLr98o
おまえら詰まらん議論で投下流すなよ

>>735
乙 一方座標は退廃的な感じがいいな
一方さんけっこうダメンズだと思うんだ実際
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/06/27(月) 23:29:08.69 ID:zTqP0pWAO
せっかく投下来たのにわけのわからない主張で流れ変えるのやめてもらえません?

しかし一方座標はイチャイチャというよりドライな感じが似合うなー
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/06/28(火) 00:06:51.74 ID:RYG8aBqAO
こんな流れの中1レス



上条「ヤンデレってどう思う?」

浜面「ヤンデレが人気っていうけどだったら代わってくれと麦野怖いよ麦野」

一方「番外個体は妹達がホラーやサスペンス見たら負の感情が流れ込むし打ち止めは演算カット出来るし…オリジナルが超電磁砲だから仕方ねェけど」

上条「おまえら爆発しろ。上条さんはモテないから縁のないお話だよ!」

浜面「お前が爆発しろ!」

一方「つーかお前程ヤンデレに縁がある奴他にいねェぞ!」

上条「おいおい何を言ってるんだ?確かに俺はよく女の子に襲われるが好意とかそんなんじゃねえよ」

浜面(どういう事なの…?)

一方(超鈍感+襲われるのが日常=ヤンデレに囲まれてる事に気付かねェ…って事だろゥな)

上条「ヤンデレ、かぁ。上条さんもヤンデレに惚れられたいもんですよ」
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/28(火) 00:08:10.10 ID:RYG8aBqAO
以上です
上条さんのフラグはヤンデレ以外ないわ
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/06/28(火) 00:41:22.99 ID:eKEA9foE0

というか3ヒーローにフラグ立ってる女性陣で
暴力に訴えなさそうな人ってオルソラと滝壺ぐらいしかいなくね?
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/06/28(火) 00:43:32.98 ID:nhguh+Tl0
滝壺には素質がある
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 00:45:36.02 ID:0huPWh9xo
わからんぜ、オルソラも詩菜さん方面に進めば誰よりも恐ろしいヤンデレになるやもしれないし
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 02:14:49.84 ID:5GbtkcBIO
かーなーしーみのー
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/28(火) 03:01:17.14 ID:A83llQEgo
上条さんは首を切り落とした程度では死なないよ
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 03:17:13.73 ID:mRCs15eXo
そもそも襲い掛かった先に待っているのは説教+男女平等パンチのコンボ
しかもそれによってかみやん病を更にこじらせて・・・って無限ループ
上条さんに気付いてもらえるまで抜け出せない

ヤンデレ詰んでね?
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 03:39:25.98 ID:NlFfzpCDO
>>762

まだアンジェレネとルチアがいるぜい!
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 07:52:38.83 ID:oda8QO0no
そこで説教パンチするヒーローはむしろ最低だろ
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/28(火) 13:18:52.29 ID:rZ8P4ZcAO
襲ってきたところで上条さんなら
何で襲ってきたかがわからないだろうし
もしかしたらおのれ魔術師!でそげぶするかもしれない
なにもおかしくはない
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:48:31.19 ID:co22WEYDO
小ネタ1レス貰います
下ネタかな? 注意
姫神→上条
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:52:54.45 ID:co22WEYDO



姫神「生理が。きた」

姫神「私の趣味は。経血を集めて保存すること」

姫神「冷凍庫に大量にある」

姫神「」ピキーン

姫神「いいことを。思い付いた」





小萌「焼き肉パーティーなのですよー」

姫神「お呼ばれ。ありがとう」

上条「久しぶりの肉だああああっ」

禁書「思いっきり食べるんだよ!」ガツガツ

上条「ちょっ、お前その肉俺の!」

禁書「早いもの勝ちかも!」ガツガツ

上条「……ああぁ。わかってました、わかってましたよ? ……不幸だ」ガクゥ

姫神「上条くん」ツンツン

上条「ん? なんだ?」

姫神「これ。あげる」ハイ

上条「なんだこれ……レバー?」

姫神「食べて」

上条「……あぁ! ありがとうな!」パァア

姫神「」ジー

上条「どうした?」

姫神「ううん。食べて」

上条「……? あぁ」

上条「」パクリ

姫神「どうかな?」

上条「……うめぇ」ボソ

姫神「え?」

上条「うめぇ、うめぇよこれ! もっと無いのか?!」ガツガツ

上条「このほんのり効いた酸味、癖はあるが……うめぇよこれ!!」ガツガツ

姫神「……嬉しい」

禁書「私も食べたいかも!」ジュルリ

姫神「わかった。ちょっと待って」ジュー


ガヤガヤガヤ


小萌「レバーなんて買いましたかねー?」ウーン



おわり
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:54:00.94 ID:co22WEYDO
おわり
お目汚し失礼しました
つか重すぎワロタ
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/28(火) 22:58:12.56 ID:6rO1BjAAO
>>773

けど姫神の血なんて摂取したら吸血鬼にならないか?
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/28(火) 23:04:43.80 ID:xIFmxfTy0
>>775
吸血鬼だけを[ピーーー]血
だから、飲もうが食おうが何の心配もない
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/28(火) 23:06:44.03 ID:RYG8aBqAO
姫神って能力者扱いになってるけど能力なのかあれ?
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/28(火) 23:14:01.60 ID:6rO1BjAAO
>>776
あぁ、そっか
血を吸ったら吸血鬼になってそのまま死ぬって勘違いしてた
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 23:15:14.36 ID:0huPWh9xo
レバーとか下ネタ通り越してスカトロじゃねぇかww
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/28(火) 23:34:21.68 ID:pBPAuJiAO
>>773
狂気を感じた。
そして上条さんの味覚www
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/29(水) 00:53:40.42 ID:RY6v0vSpo
えげつなくイカれてるのにこのほのぼの感・・・
一種のホラーだぜ・・・
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/29(水) 01:00:05.98 ID:vqhFHl+g0
10レス頂きます
>>510-518 >>618-626設定を引き継いでいます
783 :ベクトルガール登場 1/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:01:10.50 ID:vqhFHl+g0


第七学区の通りを、一台の車が疾走していた。
片道三車線のその道で、その車は次々と車を追い越し、信号を無視し、脱兎のごとく突き進んでいる。

その車を追いかけるのは、十台近い警備員の車両だった。
けたたましいサイレン音を響かせ、弾丸のようなスピードで驀進している。

しかし両者の間隔は簡単には埋まらなかった。
暴走車の運転技術は、警備員をして舌を巻くほどの腕前であった。


「無茶苦茶やってくれるじゃん、アイツら!」


警備員の車両の中で、一台飛びぬけて疾走している車がある。
その車の中で、運転手である黄泉川愛穂が吼えた。
興奮から鼻息を荒くし、ギラギラと輝かせた瞳で暴走車をねめつける。 その彼女の瞳が見開かれた。

暴走車が対向車線に飛び出した。
反対車線を走っていた車に構うことなく、暴走車はスピードを上げてゆく。
何度も衝突の危険が彼らを襲ったが、彼らはその全てを潜り抜けていく。 彼らは全く、恐れを知らなかった。

暴走車を避けようとした一般車両が次々と事故を起こしていく。
それらは壁となり、あるいは制御を失い道路を滑り、警備員の行く手を阻んだ。

黄泉川は大きくハンドルを切った。
神業的なハンドル捌きで一般車両をかわしながら、アクセルを踏み込む。
再び、彼女の怒号が車内に響いた。


「鉄装! 道路の封鎖と車両の非難はまだ出来ないのか!?」

「この先の通りの封鎖は完了したと報告がありました! ですが、車両の非難が間に合いません!」

「クソォッ!! 強盗に暴走、捕まえたらお仕置きじゃ済まさないじゃんよぉ!」

暴走車の正体は、銀行強盗犯だった。
高校生ほどの男が三人、全員銃で武装したスキルアウトであると聞いている。

鮮やかな手並みで銀行を襲い、現金を手にした彼らは、そのまま車を使い逃走を図った。
通報の遅れから初動が遅れたものの、警備員はすぐさま犯人グループの車を特定し、追跡を始めた。
そして、事態はカーチェイスへと移っていった。


784 :ベクトルガール登場 2/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:02:08.95 ID:vqhFHl+g0


「おうおう、目標がやってきましたよ」

「それじゃあ、超作戦の確認です。 私が受け止めて、あなたが支える。 オーケー?」

「オーケーオーケー。 殺さないでってなると、それが一番簡単だ」


封鎖区画にあるビルの屋上に、二つの人影があった。
声は少女のものだった。 どこか幼さを残しているものの、力強く、自信に溢れている。
二人とも背はあまり高くなく、年の頃は、恐らく十代前半であろう。

だが何よりも眼を引くのは、彼女らの格好であった。
全身に纏った装甲のようなボディスーツとそれを覆うマント、口元だけが露出したマスク。
細部のデザインこそ異なるものの、それはベクトル仮面を強く連想させるものだった。

二人のスーツは、それぞれ異なったカラーリングを施されていた。
一方はベクトル仮面と同じ白いカラーリング、もう一方はそれとは対照的な黒尽くめだった。


「しくじるんじゃないぞ」

「そっちこそ、超タイミングを合わせてくださいよ」


グングンと、暴走車が近づいてくる。
それを確認し、二人は一度視線を交わすと、屋上から飛び降りた。


785 :ベクトルガール登場 3/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:03:42.30 ID:vqhFHl+g0


白尽くめの少女は、一切減速することなく道路に降り立った。
重い音が道路に響き、しかし少女は、なんでもない様子で軽く体を伸ばした。
彼女が立ったのは、ちょうど暴走車の正面だった。 こちらへ向かってくる車を確認し、彼女は不敵に笑みを浮かべる。

その後ろで、黒尽くめの少女が着地した。
こちらは、白尽くめのように単純に飛び降りた訳ではなかった。

彼女は断続的に両掌から窒素を発射しながら落下した。
落下の勢いを窒素が生む衝撃波で殺し、着地を成功させたのだ。

突如現れた少女達に、しかし暴走車は容赦しなかった。
スピードを上げ、正面から少女達に突っ込んでくる。


「来ましたよ。 超早く準備をしてください」

「慌てんなって」


白尽くめの少女は僅かに腰を下げ、衝突に備える。
その彼女に、黒尽くめの少女は背中合わせに体をくっつけ、両手を正面に突き出した。
同時に、黒いスーツから何本かの細長い義手が伸び、少女達の体を固定した。


「準備オーケー」

「了解。 ……超今です!」

「あいよぉ!」


786 :ベクトルガール登場 4/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:05:36.41 ID:vqhFHl+g0


白尽くめの少女が叫び、黒尽くめの少女が答えた。
その一瞬後に車が衝突し、同時に黒尽くめの少女の掌から窒素が噴出した。

耳をつんざく破壊音が轟いた。
押し負けたのは暴走車の方だった。 少女達はその場を一歩も動かず、車を受け止める事に成功していた。

暴走車はフロントのエンジン部分を大きく凹まされ、停止した。
衝撃に後輪が持ち上がり、地面に叩きつけられる。
車は半壊していた。 もはや走れる状態ではない。

シュルシュルと小さい音をたて、義手が黒いスーツへと格納された。
それを確認すると、黒尽くめの少女は身を翻し、猫のような身軽さで運転席まで駆けていく。

車内の三人は、全員エアバックに押しつぶされ、うめき声をあげていた。
エアバックが彼らの頭を直撃したようで、彼らの鼻は折れ曲がり、血が滴っている。


「超作戦成功ですね」


そう言って、白尽くめの少女は笑みを覗かせた。


787 :ベクトルガール登場 5/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:10:05.95 ID:vqhFHl+g0


彼女らの作戦は、いたってシンプルなものだった。

白尽くめの少女には、窒素を固めて装甲として扱う能力があった。
至近距離からの散弾銃の連射にも耐えられるこの能力でもって、走ってくる車を受け止める。
その際にこちらが弾き飛ばされないよう、黒尽くめの少女が窒素を噴射し衝撃に備える。

強盗犯の命はエアバックが守ってくれる。
そして同時に、そのエアバックが彼らを押しつぶし、身動きを封じる。

見事に彼女らの計画が図に当たった結果となった。


「でも痛ぇよ。 思ったより衝撃キツかったし、もぉちっとマシな作戦無かった訳?」

「何言ってんですか。 一番簡単だって、あなただって超賛成したじゃないですか」

「もっと簡単な方法あったんじゃないのー?」

「じゃあ、次はあなたが作戦考えてください」


軽口を叩き合っている二人の下に、ようやく警備員の車が到着した。
いの一番に飛び出したのは、黄泉川だった。

厳しい表情を浮かべる彼女に、しかし少女達は隣人に挨拶するような気軽さで声をかけた。


「やあ来た来た。 あ、強盗犯は車の中だから」

「命には超別状ありませんし、これでもう動けませんよ」

「……そのようじゃん」


車内の様子を確認すると、黄泉川はトランシーバーに指示を飛ばす。
即座に後続の警備員が車に駆けつけ、強盗犯の救出を始めた。

それを横目に、少女達は警備員に手を振りつつ、揚揚と現場を立ち去ろうとする。
その背中に、黄泉川の厳しい声がかかる。


「待て二人とも! このまま返す訳にはいかないじゃん!」


少女達はゆっくりと振り返った。
黒尽くめの少女は頭の後ろで両手を組み、気だるそうに目を細めた。
対して白尽くめの少女は、軽く腕を組んで、口の端で笑った。


「二人は何者じゃん? その格好、ベクトル仮面関係者じゃん?」

「ふっふ。 超その通りです」

「まぁ、ベクトル仮面の右腕ってやつかな。 せっかくだ、自己紹介といこうか」


黒尽くめの少女の顔にも笑みが浮かんだ。 両手を腰に当て、大きく胸を張る。
彼女に習い、白尽くめの少女も精一杯に胸を張った。 仮面の奥の瞳が、キラキラと輝いている。


そして彼女達は、同時に宣言した。


788 :ベクトルガール登場 6/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:10:52.27 ID:vqhFHl+g0








『ベクトルガール――――見参!!』










『――――あァン?』


789 :ベクトルガール登場 7/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:12:15.16 ID:vqhFHl+g0


?「オフェンスガールちゃーン!! ベクトルガールの名は私のもンだって言ってンでしょーよォ!!」

オフェンス「ふざけンじゃねーですよボンバーガール!!
      ベクトルガールの名前は、私の方が超相応しいンですゥ!!」

黄泉川「あ、あの……」

オフェンス「大体! スーツから見ても一目瞭然です!
      見てください、この綺麗な白を。 ベクトル仮面と超御揃いで超セクシーです!」

オフェンス「この白こそ、ベクトルガールを名乗るのに超相応しいンです。
      何せ超お揃いですからねェ。 二人並んだら、もォ超ペアルックですねェ」

ボンバー「……ハッ」

ボンバー「ベクトル仮面の隣に立つなら、私の漆黒のスーツの方が映えるンだよォ」

ボンバー「白と黒がお互いを引き立たせる。
     だから私こそが、ベクトル仮面のパートナーに相応しいンだよォ!」

オフェンス「負け惜しみですかァ、ボンバーちゃン」ププッ

ボンバー「!」

オフェンス「素直にお揃いが羨ましいと言ったらどォですかァ?
      ボンバーちゃン、私たちの超ペアルック見て超羨ましそうにしてましたもンねェ」

ボンバー「……」

オフェンス「物欲しそうに指咥えて、私のスーツを見てましたもンねェ。
      まァ自分のスーツが黒じゃあ仕方ないですかねェ」

オフェンス「なにせ『一人だけ』超お揃いじゃァないンですからァ」ニヤニヤ


790 :ベクトルガール登場 8/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:14:21.60 ID:vqhFHl+g0


黄泉川「オイおまえら……」

ボンバー「……ひっはは」

オフェンス「……?」

ボンバー「なァにがペアルックだ。
     ベクトル仮面はそンなお子様趣味じゃ喜ばねェっつゥの」

オフェンス「……なンですと?」

ボンバー「ベクトル仮面の好きな色って知ってる? 黒、なンだってさ。
     あれェ、黒ってどっかで聞いた事のある色だよねェ。 ……そォ、私のスーツの色だ」

ボンバー「それだけじゃァない。 黒ってのは私のイメージカラーみたいなもンだ。
     私の黒髪も、艶があって撫で心地良いって褒められた事あるしィ」

ボンバー「おやぁ、これってひょっとして、私ってばアイツの好みにドンピシャって事かなァ?」

オフェンス「ぐぬぬ……っ」

ボンバー「いやー、まいっちゃうなァ。 私ってば罪な女だ。 ……でェ」

ボンバー「単なるお揃いのオフェンスちゃンとォ、どストライクで好みのこの私、
     果たしてどっちがパートナーに相応しいかなァ?」ニヤァリ

オフェンス「……っ」プルプル

ボンバー「そもそも、妖しい色気を持つ私が、お子ちゃまオフェンスに負ける訳がないンだよねェ」

オフェンス「……育つ見込みの無い断崖絶壁のクセに」ボソッ

ボンバー「ッ……なァに自分自身を卑下しちゃってンのかねェ、オフェンスちゃーン?」

オフェンス「あなたの事を言ってるンですよォ、断崖絶壁ちゃーン?」

ボンバー「……」

オフェンス「……」

ボンバー オフェンス『……あ゙ァン?』


791 :ベクトルガール登場 9/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:15:36.69 ID:vqhFHl+g0


黄泉川「ええっと……なんでか手が出し辛いじゃん」

ベクトル仮面「……」

黄泉川「おわっ! ……いつからそこにいたんじゃん?」

ベクトル仮面「……」スタスタ




ボンバー「ちょっと面貸しな、久しぶりにキレちまったよ」

オフェンス「超いい度胸です。 今日という今日は許さ……って、あっ」

ボンバー「あァ? ……っ!」

ボンバー「あ、あの……これは、その、違くて……」

オフェンス「そ、そうです! 超ちょっとしたアレがあってケンカなんて……えっとぉ」

ベクトル仮面「ベクトルチョップ」ズビシッ

ボンバー オフェンス『フギャッ!!』




ボンバー オフェンス『』チーン

ベクトル仮面「……なンか、すまねェな」

黄泉川「いや、それよりその子達は」

ベクトル仮面「俺が責任もって家に帰しとく。 世話かけたなァ」ヒョィ

黄泉川「……いいじゃん。 その二人の事はあんたに任せるじゃん。 けど、」

黄泉川「余り危険な事に首を突っ込ませるなよ。 しっかり教育してやるじゃん」

ベクトル仮面「よく言っておく」

黄泉川「それともう一つだ、ベクトル仮面。 今のやり方は変えられないじゃんか?」

ベクトル仮面「……」


792 :ベクトルガール登場 10/10 [saga]:2011/06/29(水) 01:16:48.33 ID:vqhFHl+g0


黄泉川「おまえには何度も助けられたし、悲劇を無くそうっていう考えは理解できる」

黄泉川「でも、おまえはまだ学生じゃん。
    いくら強い力を持っているとはいえ、一人で戦って欲しくないじゃんよ」

ベクトル仮面「一人じゃねェさ」

黄泉川「!」

ベクトル仮面「それに、課外活動はご免だ」

黄泉川「……そうか」

ベクトル仮面「またな」タンッ

黄泉川「――っと。 行っちゃったか」

黄泉川「……」フゥ

鉄装「黄泉川先生、救急車が到着しました!」

黄泉川「ん、分かった。 おまえと私の二人で付き添うぞ」

鉄装「分かりました!」


793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/29(水) 01:19:00.17 ID:vqhFHl+g0

以上です

ちなみに、オフェンスガールとボンバーガールについて

・基本的に仲がよくない
・同列扱いされるのは不満
・どちらがベクトル仮面の役に立つか、信頼されているかで争っている
・腹の底では、お互いに実力を認め合っている
・いざという時のコンビネーションは抜群
・どちらも自分の方が、バストが育つと信じている

後ボンバーガールの義手はスーツのアタッチメントで、サイボーグ化はされていない

ここまでは考えた
話全体の整合性は考えつかなくなってきたけどね
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 01:24:24.06 ID:OLVvpj5bo
オフェンスガールとボンバーガール……一体どんな美少女なんだ……

二人合わせてベクトルガールズでいいんじゃね?
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/29(水) 01:29:29.93 ID:RY6v0vSpo
ベクトル仮面の関係者だと・・・?
一体何者なんだ・・・
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/29(水) 01:32:27.29 ID:tV9HGiiL0
本当に正体が気になるな!!!
ベクトル仮面シリーズ超好きすぎるおもしろい乙乙!
他の話ももっと読んでみたい
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 04:39:32.50 ID:XJoxAUPSO
このスレって禁書SSスレなんだが、ベクトル仮面だのベクトルガールだのオリキャラだけで話作るとか・・・ん?
ベクトル・・・禁書にそんな能力を持った奴がいたような・・・まさか、正体は・・・

く、続きがないと正体を暴けそうにない・・・
続きさえあれば・・・(チラッ
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 04:51:35.39 ID:KibGheXMo
ヒーローの活躍もいいが競い合う好敵手がいてこそだろ
メルヘン仮面とサポートメルヘンガールの出番はまだなのかコラ
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 09:17:22.03 ID:vAm0L3sO0
暑い日が続く中、水槽ネタで涼しくなればいいんじゃないかなと思った。

さかなくん先生が暑さでやられて禁書SSを書いた的4レス、今回は超グダグダです。
800 :おさかな煉獄 [saga]:2011/06/29(水) 09:18:56.64 ID:vAm0L3sO0
「なあインデックス、川や用水路にヒルっているだろ。アレは一体どんな悪意の産物なんだ?」

「とうま? 生きとし生けるものは全て我らの父の愛によって守られる尊い存在なんだよ、でもヒルはダメだよね」

「ああ、何しろ見た目がアレだからな。それに血を吸うってなんだよって話」

「あ、でも単に吸血ということだけであれば水生生物には珍しいことではないんだよ」


「へ〜、たとえばどんなのが生き血をすするんだ?」

「いつか話題にした水棲カメムシ類、タガメやアメンボは吸血どころか蛋白質を溶解する酵素を使って肉まで吸っちゃうんだよ」

「……意外と怖いじゃねえか。アイツら確か麻痺毒で獲物を動けなくしてから食べるっていうし」

「うんうん、あとはホタルやトンボの幼虫も同じような食性だね。水生昆虫はほとんどそうなっちゃうかも」


「うむむ……わりとジュルジュル系が多いわけか。他にはいないのか?」

「ええと、脊椎動物ではカワヤツメがそうだね。大きな獲物に、吸盤状の口で吸い付いて寄生しちゃうんだって」

「傍目からだと大きなヒルが憑いてるみたいに見えるんだろうな……」

「繰り返しになるけどカワヤツメは検索注意なんだよ。人によっては見た目が激しくアウトな生き物だから」


「近縁のヌタウナギの英名が鬼ババアってのも頷けるよなあ……で、もうそのくらいか?」

「まだまだ居るんだけど、ねえとうま。私たち大事な何かを忘れてないかな。このテーマに欠かせないような……」

「吸血生物を語る上で。欠かせない事? ん〜。いや。心当たりは無いけど?」

「忘れるようなことだったのかも? まあ。別に問題ないんだよ」

801 :おさかな煉獄 [saga]:2011/06/29(水) 09:19:57.59 ID:vAm0L3sO0

佐天「そういえばこの間、弟が渓流でイワナのつかみ取りをしたよってメールして来ました。そんな季節ですねー」

初春「涼しそうでいいですね〜。イワナは美味しいし、楽しそうです」

白井「つかみ取りというと他にアマゴやニジマスなどが使われますわね。なにか関連性があるんですの?」

御坂「ん〜……強いて言うならそれ全部サケの仲間よね。あ、サケのつかみ取りしてるトコもあるわよ」


佐天「サケのつかみ取り?? そりゃまた豪快ですねえ〜。で、なんでサケの仲間がつかみ取りには使われるんでしょう?」

初春「そうですねぇ。食べるための遊びですから、食味が良く可食範囲が大きいというのが理由かもしれませんね」

白井「確かにサケ類は食用魚としてはトップクラスの人気ですわね。日本ではその種類も多いんですのよ」

御坂「私、それにはちょっと疑問があるんだけどね。サケ目サケ科はワンパターン過ぎるのよ」


初春「そう言われてみるとサケとマスの明確な違いって無いんですよね。英名の和訳くらいしか根拠が無かったり」

白井「生息する湖の違い以外、見た目も生態も変わらない物が異なる魚種で登録されていたりするんですの?」

御坂「そういうことよ。北海道のサケ類なんてほとんどどれも同じ……いや、もういっそのこと全部シャケって呼べばいいのよ」

佐天「そ、それは言い過ぎだと思います!! サケだって、サケ類にだって種類ごとにちゃんと違いはあるんです!」


白井「ま、まあ、少し前に話題になった絶滅したはずのクニマスだってサケ類ですしね。これはお姉様が少々悪いのでは?」

初春「そうですよー、他にも今は外されちゃったけどキュウリウオ目やニギス目だって昔はサケの仲間だったんですから」

御坂「そのアユやハゲイワシの仲間が外れたせいでサケ目はサケ科だけになったんだけどね。でも確かに言い過ぎたわ、ゴメンね」

佐天「いえ、私も熱くなっちゃって。あ、あと、皆さん忘れてますよ。日本最大の淡水魚もサケ類です。なんて名前だっけなー?」


初春「それって、ほとんど誰も見た事がない絶滅寸前のイトウのことですか?」

佐天「……名前だけで良かったんだけどな、初春。まあとにかく2m以上にもなる魚らしいですよ。油が乗って美味しいですし」

白井「食用に養殖もされてるんですのね。あ、一応触れておきますけど、サケ目は全て白身魚ですわね」

御坂「サケの身があんな色なのはザリガニと一緒ね。……それにしてもさあ、今回オチがないのよね……どうしようかしら?」





鮭という字は魚へんに圭。うおけい、うおっけい、おっけー、だからオチがなくてもオッケー! どばーん。





白井「無理に落とそうとすると大怪我しますから、たまにはこんな終わり方もいいですの」  『ですよねー』
802 :おさかな煉獄 [saga]:2011/06/29(水) 09:21:27.62 ID:vAm0L3sO0

打ち止め「ねえねえ、ホタルでお部屋をいっぱいにしたら綺麗だよねってミサカはミサカはアニメを見過ぎてみたり!」

一方通行「……やらねェし、今回だけは番外個体にも捕まえに行かせンなよ? ホタルを捕まえるのは万死に値すンだよ」

打ち止め「う、うん。分ったってミサカはミサカは聞き分けのいい振りをしてとりあえずやり過ごしてみる」

一方通行「洒落じゃなく今回だけは捕獲すンな、コレだけは絶対守れ。約束破ったら許さねェからな」

打ち止め「わ、分ったよ!ってミサカはミサカはあなたの真剣すぎる態度にますますホタルのことが知りたくなってみたり」

一方通行「良し、説明してやる。どォしてホタルは捕まえちゃいけねェのかしっかり理解しろよォ」


一方通行「と、その前にホタルそのものを良く知っておかねェとな。ンじゃ問題、日本のホタルと言えば?」

打ち止め「楽勝だよー、ゲンジボタルとヘイケボタルだよねってミサカはミサカは速攻即答大正解ー!」

一方通行「まァ、代表的なのはその二種だな。コイツらは淡水で幼虫時代を過ごすンだが、これはむしろ珍しい種類なンだ」

打ち止め「ほえ? 他のホタルは幼虫時代から陸に居るの?」

一方通行「そォだ。だからそういうのを水ボタルって言って陸生の物と区別すンだ」

打ち止め「ふーん、でも確かホタルの幼虫の好物は貝だよねってミサカはミサカは博識を披露してみる」

一方通行「あァ。陸生の幼虫はカタツムリを食うのが多いらしィ。水中のほうが貝が多いと判断したのがその二種だ」


打ち止め「その水ホタルの幼虫は年を越して春に川から出てくるんだよね?」

一方通行「だな、そして夏まで待機だ。ちなみに産卵直後の卵と前蛹期以外は光ってンだぜ。サナギもな」

打ち止め「へえ〜って、ミサカはミサカは光るサナギって正直どうなのって思っちゃったり」

一方通行「何を主張してンだか分らねェよな……。そしてゲンジボタルなら上陸後1〜2ヶ月、ヘイケなら2〜4週で羽化だ」

803 :おさかな煉獄 [saga]:2011/06/29(水) 09:23:47.44 ID:vAm0L3sO0

打ち止め「ホタルの生態は何となく理解したけど、それでどうして捕っちゃいけないのかなってミサカはミサカは質問してみる」

一方通行「良く聞いとけよ。まず第一にホタルを追うのは危ねェんだよ。ホタルが一番湧くのは雨の直後の湿度の高い夜だ。
      暗く視界の悪い中、地盤も弱くなってる。そンな時に水辺に行くって事は、子供にはほとんど自殺行為なンだよ。
      いいか? 覚えとけ。ガキが雨ン中で川に落ちたらまず助からねェンだぞ」
       
打ち止め「う……うん、ミサカは気をつけるよ……。他にも理由があるの?」

一方通行「あァ。第二に、ホタルの成虫ってのは繁殖の為だけに存在してンだ。相手を探して水しか飲まねェで、命がけでなァ。
       長くて3週間で死ンじまうその大切な時を、勝手に奪っていい訳ねェだろォ? 水ホタルなら卵は水辺に産まなきゃ
       いけねェンだ。見知らぬ部屋で無駄に光って終わらせる権利なンざ誰にもねェンだよォ!!」

打ち止め「う……、ミサカが間違ってたよ、ってミサカはミサカは短慮を深く反省してみたり」プルプル

一方通行「待て、まだあンだよ。例えばゲンジボタルの幼虫はカワニナって巻貝がエサなンだが一匹が生涯で20個ほど食う。
       ゲンジボタル一匹の命を無駄にするって事は、カワニナ20個、もし部屋中にホタルを撒こうとすンならお前は一体 
       どれだけの命を無駄にすることになるンだろォな? お前はそンな光を綺麗だって楽しめるクズなのか? ア?」



打ち止め「……ミサカは、ミサカは、うぅ……ごめんなさああい、ひっく、絶対捕まえたりしないんだからって」シクシク



一方通行「分りゃイイ、うぜェから泣くな。……、『恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす』って言うだろ?」



打ち止め「……え? 『恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす』? ホタルの光は熱くないよね?」ルシフェリン?

番外個体「うんうん、『恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす』って蛍光灯なら1万度のプラズマだけどね」アッシュク?

芳川桔梗「こらこら、『恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす』、メルヘンでいいじゃない。からかわないの」メッ!




一方通行「……なンでホタルすぐ死ンでしまうン?」 ズーン
804 :おさかな煉獄 [sage]:2011/06/29(水) 09:24:56.82 ID:vAm0L3sO0
以上です。夏の水辺は気持ちいいけど危険が危ないです
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/29(水) 12:21:54.05 ID:bNbAwqiAO
姫神「どうせ私は。ヒルカメレオン」

麦野「あれー?シャケと聞いて呼ばれた気がするんだけどあれー?」

垣根「メルヘン仮面、かぁ」


二人とも乙ですよー
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 13:11:09.89 ID:TM+UDELk0
怪奇!ウニ男!
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/29(水) 15:21:24.76 ID:t5Tbg3Xo0




なんかさ、おすすめスレの流れ見てて思ったんだけど、
みんな少なからずssについての雑談したいんだよね。
一つのスレについてならそこでやればいいけど、
他スレの話題を持ち込むのは気が引けるし

このスレにしてもおすすめスレにしても、
そういうssについての雑談にはうまく機能出来ない。
新しくそれ専用の雑談スレみたいなの、出来ないかな
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/29(水) 16:03:36.06 ID:7l+uu0bc0
こんにちは
>>655-661を書いたものです
例によってアイテム雑談物ですが8レスほど頂きます
809 :趣味 :2011/06/29(水) 16:04:34.91 ID:7l+uu0bc0
とあるファミレス



麦野「暇ね…」

絹旗「超暇です」

フレンダ「結局暇ってわけよ」

浜面「俺はお前らのドリンク運びで忙しいけどな」

滝壺「♪」←AIM拡散力場浴中

麦野「暇だから今日は解散でいいかー、そういえばみんなって一人の時はどうしてるの?」

絹旗「私は言うまでもなく映画鑑賞ですね」

フレンダ「私は散歩かなートラップ担当の習性みたいなもんだけど」

浜面「俺は最近は勉強だな」カギアケノ

滝壺「はまづらのとこでぼーっとしてる」
810 :趣味 [sage saga]:2011/06/29(水) 16:05:10.87 ID:7l+uu0bc0
麦野「割とみんな充実に過ごしてるのね…」

絹旗「麦野は趣味とかないんですか?」

フレンダ「そういえば麦野が一人で何かしてるところってあまり見たことがないね」

滝壺「大丈夫無趣味で孤独なむぎのをわたしは応援してる」

浜面(最近滝壺の応援が応援に見えない…)

麦野「昔はゲームとか割とやってたけどねえ、最近のは面白くないから全然やってないわ」

絹旗「ゲームですか…」(確か麦野ってゲームすると)

フレンダ(詰まらなかったら即ドッカン、面白くてもミスったら満足した後にドッカンだったような…)

浜面(俺の評価は間違ってなかったのか…)
811 :趣味 [sage saga]:2011/06/29(水) 16:05:39.23 ID:7l+uu0bc0
麦野「うーん喋ってたら久々になにかやりたくなってきたわ、とはいっても家にソフトはもうないし」

浜面「なんで無いのかは分かりきってるから、スルーするが筺体はなんでもいいのか?」

麦野「構わないわよ?あ、最新物より多少古い方がいいかな」

滝壺「レトロゲームならいくつか紹介できるよ?」

麦野「ほんと?なら紹介してくれない?良い暇つぶしになりそうだし」

一同(((どう考えても廃棄しようとしてるようにしか思えない…)))

麦野「で、なんてゲームなの?」
812 :趣味 [sage saga]:2011/06/29(水) 16:06:10.66 ID:7l+uu0bc0







滝壺「すぺらんかー」















麦野「却下」
813 :趣味 [sage saga]:2011/06/29(水) 16:06:41.22 ID:7l+uu0bc0
一同「」

滝壺「面白いよ?」

麦野「いや…まぁ…うん…大丈夫面白いのは分かるから…だけどもうそれクリアしてるから」

絹旗「超クリアしたのですか!?よくクリアできましたね!?」ムギノテキナイミデ

浜面「あれ確か256面とかふざけた面構成してなかったか?」

フレンダ「正直1面クリアしただけでも意外なんだけど!?」

麦野「4日ぐらい飲まず食わずで画面張りついて終わった後ス/ペ/ラ/ン/カ/ーにしたわ」

絹旗「ああ…一時期超ミーティングに来ない日ありましたが超そんなわけでしたか…」

滝壺「なら、もう一つの方貸すよ?ただむぎのに合うかわからない」

麦野「別にジャンルは問わないわよ?結構なんでもやるし」
814 :趣味 [sage saga]:2011/06/29(水) 16:07:09.37 ID:7l+uu0bc0








滝壺「しゃどうげいと」






815 :趣味 [sage saga]:2011/06/29(水) 16:07:37.30 ID:7l+uu0bc0
一同((うわぁ…))

麦野「知らないわねえ…どんなジャンルなの?」

滝壺「謎解きアドベンチャー…簡単に終わったらタイムアタックとかしてみるのもいいかも」

絹旗(…滝壺さんのチョイスが超わかりません)

浜面(あれクリアできるやついるのか?)ニンタイテキナイミデ

フレンダ(…結局ソフトごと、冒険終わってしまう真の勇者が見えるって訳よ…)

麦野「んじゃ、滝壺それ貸して」

滝壺「別に返さなくてもいいよ?私はやりきったから」

麦野「じゃあ、ありがたく貰っとくわね、それじゃ今日の所はかいさ〜ん」

816 :趣味 [sage saga]:2011/06/29(水) 16:08:03.86 ID:7l+uu0bc0
絹旗「超いうまでもないですが、超その日から超1週間ほど麦野はミーティングに超来ませんでした」

浜面「一応ハマった事はハマったらしい」

フレンダ「タイムアタック終わったあとは死にざまコンプとかもしてたらしい訳よ…」

滝壺「大丈夫、むぎのじゃなくてもソフト割られるかもしれない、そんなしんのゆうしゃを私は応援してる」
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/29(水) 16:10:29.61 ID:7l+uu0bc0
以上です
ネタ的にすでに使ってる人がいるかもしれませんが…

少しでも楽しめれば幸いです
では、またネタが思いついたら来たいとおもいます、ありがとうございました

…もう俺の中では滝壺が振り要員にしかならない…
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/06/29(水) 16:27:03.03 ID:Z5LxIoEAO
乙。次はほしをみるひとか?それともとらんすふぉーまーか?
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) :2011/06/29(水) 17:00:03.86 ID:/0tYCwyAO
電磁通行で1レスほど使わせていただきます!
820 :とある最強と電撃姫 :2011/06/29(水) 17:00:35.66 ID:/0tYCwyAO
美琴「勝負よ! 今日こそは絶対に勝つんだから!」ビリビリ

一方「またか。毎日毎日よく飽きないなァ それに勝負するなら俺以外にもいるだろ」

美琴「そ、それは…わっ私より強いのが気にくわないからよ!!! そんな事よりさっさと始めましょう!」

一方「はィはィ 何回やっても結果は変わんねェのによ まったく美琴ちゃンは努力家ですねェ」

美琴「名前で呼ぶなァ!!!」バチバチ

一方「うォっ!」ベクトルソウサ

美琴「何であんた反射しないのよ!! いっつも反らすだけで!! 勝負する気あんの?」ビリビリ

一方(俺は元々勝負する気ねェンだけどなァ ま、それらしい事言っとくかァ)
一方「反射したらお前がケガしちまうだろ? 俺はお前に傷ついてほしくねェンだよ 分かったらとっとと家に帰ンな」キリッ

美琴「なっ/// ふんっ! 今日のところは見逃してあげる!! また明日もここに来なさいよ!!」ダッ

一方「気をつけて帰れよ」フリフリ

そして、明日もちゃんと言われた場所に来る一方さんでした。

おしまい
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) :2011/06/29(水) 17:01:06.49 ID:/0tYCwyAO
これで終わりです
SS投下は初めてなので、心臓バックバクしてます!!
おかしい所があったらじゃんじゃん指摘して下さい!!(おかしい所だらけとは思いますが^^;)
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 17:11:22.67 ID:6NrghP2DO
おすすめスレを見てきたばかりだったので、
勇者に感じる
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/29(水) 18:08:27.91 ID:QNUuELJ10
乙 電子通行は大好物
!が多いような気も
関係ないけど原子通行って需要ある?
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 18:14:35.65 ID:Wxinh3T+o
>>823
先人の言葉を引用しようじゃないか
需要は後から付いてくる、書きたければ書けばいいさ
周りの反応をうかがって書くくらいなら最初から書かなくていい
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 18:16:36.19 ID:6NrghP2DO
おまいに需要があるならそれでいいじゃないか
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/29(水) 18:26:37.56 ID:X9W2LkiX0
>>807も言ってるけど禁書ss雑談・感想板って立ててもいいと思うんだ。

必要なら立てるけど、みんなどう思う?
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/06/29(水) 18:28:30.48 ID:w3QyllXAO
>>826
あってもいいと思うぞ
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/29(水) 18:32:03.64 ID:X9W2LkiX0
>>826 板じゃなくてスレだなミスったぜ

>>827 だよな
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/29(水) 18:56:25.42 ID:PUdI/D4no
>>826

結構無駄な雑談とかあるからあってもいいと思うよ
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/29(水) 18:57:15.72 ID:Tv0I7HLAO
これ以上いらんもん立てんなバカ
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 19:12:36.12 ID:Wxinh3T+o
俺は>>830に賛成
無駄にスレ増やすだけじゃねーかな
立てる"べき"って積極的な意見もなさそうだし
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/29(水) 19:12:37.36 ID:kZy76CsYo
これ以上はさすがに厳しいと思うよ
このスレ雑談兼用なんだからここでやればいいと
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 19:35:00.53 ID:kjOpwCfI0
>>832
でも、雑談盛り上がったりしたら投下しづらいし
逆もまたしかりかと

あと、雑談は荒れる危険性があるのがなんとも
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 19:40:45.00 ID:TM+UDELk0
俺もいらんなあ
雑談で感想が流されたり投下を躊躇ったりってのは勿体ないよな
節度ある雑談をしたいもんだ

感想版っていうと読んだ感想書いてくの?ここが面白いとかおれもそれ読んだとか?
楽しそうではあるが現行ならそのスレに書き込んであげて欲しいもんだ

835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/29(水) 19:50:36.50 ID:bNbAwqiAO
>>817
乙、ところで「たけしの挑戦状」はないのか?

>>821
乙、ほのぼのしてんなあ
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 20:07:12.90 ID:RIDfCMZDO
>>835
挑戦状は壁のシミになるのが判りきってるじゃないですかー
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/29(水) 20:26:09.88 ID:IpfL6g8AO

多くの書き手、読み手がいて、さらに“原作”というそれらを超越して存在し、しばしば大きな影響を与えるものがある

それぞれ生産者、消費者、自然条件と置き換えれば禁書SS界とて歴史を持った社会のひとつなんじゃないかと思う
そうなると語り草もいろいろありそうだよね

最近はこんなSSが増えた減ったとか、昔は無かったけどあのカップリングが出来たのはこれが発端なんじゃないかーとか
この傾向は〇〇巻を境にしてないかーとか
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/29(水) 20:41:26.90 ID:osR799YBo
ジャンル限定じゃないけど雑談スレがすでにあるじゃん
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294926897/

投下されたSSに関係ない雑談ならここですればいい禁書専用雑談スレをわざわざ立てる必要ないだろ
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 20:50:33.48 ID:KibGheXMo
占拠すると禁書厨うぜぇになりそうな心配があるが…まぁ今更か
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 20:56:57.48 ID:9ao5FhhW0
正直な所わざわざスレ立ててまで語る内容がわからんというのが本音
SSに関係ない禁書の話題はラノベ板の本スレ行けばいいし
オススメのSS紹介したいなら教えろスレ行けばいいし
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/29(水) 22:19:07.29 ID:IpfL6g8AO
だから禁書自体の話でもなく、特定のSSの内容でもなく
多くの作品が書かれたり読まれたりするこのSS板全体を客観的に見た際の禁書スレというジャンルの動きの話だよ

level5荘に触発されてきぬはた荘が生まれ、共同生活ものが一世を風靡したりしたじゃない
インデックスが誰のベランダにひっかかったかを基盤とする再構成も流行った
公式に食蜂が登場した途端多くのSSに出るようになった
こういう変遷っぽいのとか、そもそもそれらはなぜ流行ったのか?とか

青ピ第六位や帝春の起源も不思議

いろんな設定のSSが生まれた背景やら影響やら考えてるとワクワクするだろ?
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 22:30:16.82 ID:RIDfCMZDO
blogにでも書いとけ
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/29(水) 22:30:40.71 ID:9bBXCQ2AO
空気読まずに投下したいと思います

3ヒーローズが仲良く性癖やらを語るだけのSSです。
キャラ崩壊注意。

特定のCPじゃなきゃ嫌だって方にはオススメできません。

6レス〜7レスくらい頂きます。
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:31:44.94 ID:9bBXCQ2AO
とある普通の英雄達

――某日・浜面仕上宅

上条・一方「お邪魔しま(ァ)す」

浜面「おぅ、いらっしゃい」

一方「今日、外すげェ暑いわ」

浜面「なんか飲むか?」

一方「頼む」

浜面「はいよー」

上条「今日、滝壷ちゃんは?」

浜面「絹旗と買い物行くって言ってたな」

浜面「上条、麦茶で良いか?」

上条「ああ、うん。 絹旗ってあのちっちゃい子だっけ」

浜面「そうそう、ほら一方通行缶コーヒー」ヒョイ

一方「サンキュ」プシュッ ゴクゴク

浜面「はい、麦茶」コトン

上条「ありがとう」ゴクゴク

浜面「で、なんだっけ」

上条「滝壷ちゃんが絹旗って子と買い物行ってるって話」

浜面「あぁはいはい。 割とよく遊びに行ってるみたいだぜ」

一方「解散してもアイテムは仲良いンだな」

上条「アイテム?」

浜面「会社名みたいなもん」

上条「なるほど」

一方「原子崩しが社長とか絶対ブラック企業だろww」

浜面「リアルでブラックだったからwwww」

上条「えー? 原子崩しってあの綺麗なお姉さんだろ?」

浜面「見た目だけは良いんだよなー。 おっぱいでかいし」
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:32:21.71 ID:9bBXCQ2AO
一方「ンな事言ってるのバレたら、浜/面にされンぞ」

浜面「絶対に言うなよお前ら!」

上条「そんなヤバい人なのか?」

浜面「機嫌損ねたらビーム飛んでくる、八つ当たりでビーム飛んでくる、何も無くてもビーム飛んでくる」ブルブル

上条・一方「wwwwwwwwwwww」

上条「でも、ショックだなぁ……見た目めちゃくちゃ好みだったんだが」

一方「お前あーいうのタイプなの?」

浜面「CanCam!みたいな?」

上条「そーいうの好き好き!」

一方「学園都市だとあンまその手のタイプいないからなァ」

浜面「良くも悪くも個性的だからな」

上条「だからこそ、浜面に紹介して貰おうとか密かに思ってたのに……」

浜面「残念だったなwwww」

一方「level5の女に期待すンなって事だァ」

浜面「level5って言えば、上条にお熱のあの子もlevel5だよな」

一方「お熱wwwwww」

上条「御坂か? 御坂もすぐ能力使ってビリビリしてくるから嫌だ」

浜面「まだ中学生だし照れ隠しじゃね? ビリデレwwww」

上条「照れ隠しで超電磁砲撃たれる身にもなって下さいよ……」

一方「超電磁砲はひでェな」
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:34:39.77 ID:9bBXCQ2AO
浜面「好きなら素直に好意見せてくれた方が嬉しいのにな。 攻撃仕掛けられても困るだろ。 ドMならまだしも」

一方「オリジナルはまだガキだからな。 感情の制御が上手く出来てないンだろ」

上条「ま、好意はバレバレなんですけどねwwww気付かない振りしてスルーしてますけど」

一方「コイツ女の敵だわ」

浜面「爆発しろ」

上条「」

上条「だって下手に期待持たせるよりもそっちの方が!」

一方「いや、もう何言っても無駄なンで」

浜面「いたいけな中学生を弄ぶとかひでぇ」

上条「俺の話を聞けぇぇえ!」

上条「あのな、うん。 悪い子じゃないんだよ、うん。 ビリビリしなきゃ可愛いしさ」

一方「なンか必死なンですけどww」

浜面「必死乙wwww」

上条「とにかく! 上条さんは年上のお姉さんタイプが好きだから、年下はまず無いんだって!」

一方「そうやって理想が高いから童貞なンだよお前は」

浜面「折角好かれてるんだから、受け取っておこうぜ童貞」

上条「」チーン

一方「やべ、いじめすぎた」

浜面「おーい上条ー」

上条「良いんですよー……どうせ上条さんは最低な童貞なんです……」シクシク
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:35:45.91 ID:9bBXCQ2AO
浜面「ほら元気出せって……一方通行が素敵なお姉さん紹介してくれるってさ」

一方「俺かよ!」

上条「マジで?!」フッカツ

浜面「俺あんまり当て無いし……麦野はアレだし」

一方「三下が好きそうなタイプで、かつ暴力的じゃない女……」

一方「悪ィ、いねェわ」

上条「期待させるだけさせといて!」

浜面「グループに可愛い子居なかったっけ? ほらおっぱい大きい……」

一方「お前ホントそればっかだなァwwww」

上条「おっぱいが大きいのは良い事だ」

浜面「だな」

一方「おっぱい星人どもがwwww」

浜面「ほら、一方通行はロリコンだから……」ヒソヒソ

上条「なるほど小さければ小さいほど良いんだな」ヒソヒソ

一方「聞こえてるからなァ! そのネタしつけェ!」

浜面「え、ロリコンだろ?」

上条「だよな?」

一方「違いますゥ! 俺はおっぱいよりもスタイル重視なンですゥ!」

上条「くびれとか?」

一方「まァ、それもそうだが全体的なバランスが大事だなァ」

浜面「痩せてるのが良いとか」

一方「痩せすぎは良くねェな、太りすぎもダメだ」

上条「ってか、最近の女の子痩せすぎだよな」

浜面「あぁ、うん。 同意するわ」
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:38:24.98 ID:9bBXCQ2AO
一方「痩せれば良いって訳じゃねェのにな」

浜面「お前はもやしだけどな」

一方「うっせェ!気にしてンだからな!」プンプン

上条「気にしてたんだwwww」

浜面「ガリガリよりムチムチっとしてた方が良いよなー」

上条「そっちのがエロいよな」

一方「その点、原子崩しは合格だな」

浜面「あぁ麦野は合格だ」

上条・浜面・一方「あの足!」

上条「正直挟まれたいです」

浜面「でも麦野足太いって気にしてるから、いつもタイツやらストッキングやら履いてるんだぜ」

一方「わかってねェな……」

上条「なんともったいない」

浜面「……じゃなくて、グループの! あの子!」

一方「あァ、結標かァ? あれはダメだ。 紹介できねェ」

浜面「なんで?」

一方「俺が狙ってるから」

浜面・上条「ちょっwwww」

上条「どんな子なんだ?」

浜面「髪二つに縛ってて、素肌に制服の上着とサラシ巻いてるエロい女」

上条「あれ、なんか見たことある気がする」

一方「フラグ立ててねェだろォな」

上条「ないってwwww」

浜面「そっかー一方通行はあの子狙いなのかぁ……確かに可愛いもんな」

一方「ちょっとアレな所もあるが、良いヤツだからな」

上条「ほぅほぅ……で、実際の所は?」

一方「腹舐めまわしたい」

上条・浜面「wwwwwwwwww」

一方「男だらけのむさ苦しい中で、あンだけ露出されたら好きにならざるを得ないだろ普通」

浜面「ですよねーwwwwじゃあグループ内で競争率高いんじゃねぇの?」

一方「いや、それはナイ」

上条「なぜ」

一方「残りのメンバーは土御門と海原だ」

上条「あー……ないな」
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:41:33.14 ID:9bBXCQ2AO
浜面「? でもライバル居ないなら良かったな」

一方「……問題があンだよな」

上条「なんだ?」

一方「ロリコンだと思われてる」

浜面・上条「wwwwwwwwwwww」

浜面「それはwwwwww日頃の行いが悪いからしょうがないwwww」

上条「素直に『お前の腹を舐めまわさせてくれ』キリッって言えば誤解も解けますよ!」

一方「[ピーーー]wwwwwwそンなのドン引きじゃねェかwwww」

浜面「まずはロリコン疑惑を払拭させんとwwww」

一方「……なァ、俺ってそンなにロリコンっぽいかァ?」

浜面・上条「うん」

一方「」

上条「やっぱ打ち止めの存在でかいよ」

浜面「うんうん」

上条「正直、一方通行とこういう話するようになる前までロリコンだと思ってた」

一方「打ち止めはそういうンじゃねェ! 打ち止めは変な話、俺にとって娘みてェな存在なンだよ」

浜面「パパセラレータ(笑)」

上条「やめろwwwwwwww」

一方「よっし、いっぺん星になってみるか浜面くゥゥン!」カチッ

浜面「申し訳ありませんでした」ドゲザ

上条「でもさ、打ち止めはどう思ってるかわかんないぞ?」

一方「はァ?」

上条「お前の事好きかも、って」

一方「だったとしても、ンなのありがちな錯覚だろ? 大きくなったらパパと結婚するーってヤツだよ」デレデレ

浜面「うわぁ……父親が娘を甘やかす時みたいな顔してる」

上条「本当に父親気分なんだなぁ」

一方「だから始めっからそう言ってンだろ」
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:43:00.36 ID:9bBXCQ2AO
浜面「番外個体は?」

一方「アイツも家族だ」

上条「でも、番外個体って明らかにお前の事好きだよな?」

一方「はァ!? なに寝ぼけた事言ってるンですかァ!? アイツは俺の事が世界で一番憎いンだよ」

浜面・上条「」

浜面「確かにわかりにくい愛情表現かもしれないけどさ……」ヒソヒソ

上条「あぁ、でもな……家族フィルターこわい」ヒソヒソ一方「そういうテメェこそ、あの暴食シスターとどうなんだよ」

上条「え? 俺か!?」

浜面「あ、聞きたい聞きたい」

上条「そりゃ、インデックスは大切だし、守ってやりたいけど……それは恋愛とかじゃないと思う」

浜面「同棲までしといて?」

上条「同居と言ってくれ」

上条「そうだな……一方通行と一緒で、インデックスは家族なんだ」

一方「やっぱりな……」ウンウン

浜面「本音は?」

上条「おっぱいが足りない」

一方「テメェwwwwwwwwwwww結局それかwwwwwwww」

浜面「それでこそ俺の親友だぜ!」グッ

上条「あぁ」グッ

一方「お前オリジナルもなンだかンだ理由つけてたけど、本音はどうせおっぱいなンだろwwww」

上条「まぁ、なくはない。 御坂は成長に期待してる」

浜面「おっぱい大事だよ、うん」

上条「滝壷ちゃんもなかなか良い物持ってるよなー、ジャージ着ててアレってことは」

浜面「あぁ、隠れ巨乳ってやつ。 脱いだらスゴい。 絶対見せねーけど」

一方「彼女持ち自慢うぜェ」

上条「リア充滅びろ」

浜面「いやー本当に悪いね、なんか。 俺だけ性格ルックスおっぱい良しの彼女いてさーwwww」
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:44:36.98 ID:9bBXCQ2AO
一方「理不尽な世界だァ」

上条「全くだ」

浜面「俺も、まさか俺なんかが、あんな良い子ゲットできるとは思わなかった」

上条「滝壷ちゃんどこが良かったんだろうか……」

一方「趣味だけは悪ィンだ。 間違いねェ」

浜面「君ら大概失礼だよね」

上条「浜面は滝壷ちゃんのどこに惚れたんだ? おっぱい?」

浜面「おっぱいもそうだけど、そうだなぁ……」

浜面「あえて言うなら、『私が浜面を守ってあげる』って言われた時に完璧惚れたかも」

一方「ほーゥ……」

上条「ふむ……」

浜面「滝壷って、守ってあげたいタイプの女の子じゃん。 そんな子に守ってあげる、って言われてギャップっていうか、なんか凄い芯の強さを感じたと言うか……その」

一方「いいな」

上条「いい」

浜面「へ?」

一方「良い女だなァ。 大切にしろよ」

上条「泣かせたら浜/面だぜ」

浜面「あ、当たり前だろ」

上条「浜面のノロケ聞いてたら、上条さんも彼女が欲しくなりました」

一方「俺もォ。 ……結標に連絡してみっか」

上条「俺にも素敵な出会いが欲しい」

一方「テメェは選り取り見取りだろォが!」

上条「言う程じゃないんですよ!」
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:45:07.09 ID:9bBXCQ2AO
一方「だから、テメェは理想が高ェんだよ」

上条「そんな事ないって!」

浜面「あのー……お二人さん?」

一方「今日はもう帰る」

上条「あぁ、インデックス待ってるし」

一方「どうせ、これから滝壷来るンだろ?」

浜面「あ、あぁ」

上条「じゃあ、お邪魔しました」

一方「また連絡するわ」

浜面「おう……気をつけて」


――

滝壷「はまづら、今日あくせられーたとかみじょう来てたんでしょ?」

浜面「うん」

滝壷「どんな話したの?」

浜面「いつもの下らない話だよ」

滝壷「そっか。 はまづら、あくせられーた達と仲良くなってから楽しそうだから良かった」

浜面「ん、俺含めてみんな非日常に生きてたからこそ、普通にバカ話できるのが幸せなんだと思う」

滝壷「ヒーロー達の休日だね」

浜面「なんだそれ……」
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:47:37.95 ID:9bBXCQ2AO
以上です。

申し訳ないです。9レスになっちゃいました……

ヒーロー達に普通の男子高校生みたいな会話させたかっただけでした。
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/29(水) 22:48:40.91 ID:v5ua4xXho
滝壷じゃなくて滝壺じゃね?
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/29(水) 22:54:00.82 ID:IpfL6g8AO
滝壺の漢字はぶちピー並によくある話

男子高校生とおっぱいには切っても切れない関わりがある
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 22:54:41.69 ID:KibGheXMo
滝壺を大事にしろよはーまづらぁ。確かにお前は格好いいがそれ以上に過ぎた嫁だぜホント
乙ー
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/29(水) 22:54:51.92 ID:9bBXCQ2AO
>>854
壷だと思ってた……!重ね重ね申し訳ない
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 22:56:00.82 ID:vDclpaxDO
ヒーロー達みんな可愛いよ乙
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/06/29(水) 23:01:42.13 ID:ADIMkdKAO
3馬鹿ヒーローズかわいい
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 23:06:47.52 ID:b3Kz61q3o
>上条「まぁ、なくはない。 御坂は成長に期待してる」

3巻事件以降御坂さんはラッキースケベ目にした時のビリビリしかやってないし
16巻以降はふにゃ化してるし22巻であんなんなったししおらしくなって芽がありそうだな

と思ってたけど新約2巻のあらすじェ・・・
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/29(水) 23:22:08.05 ID:bNbAwqiAO
>>860
あれは仕方ない

あれ?おっぱいは魔術サイド選び放題じゃ?
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/06/29(水) 23:26:46.68 ID:57w/B1Kz0
滝壺はほんといい女だな
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 23:29:56.98 ID:YfOKXA0Po
インデックスの将来も期待して良いと思うんだ
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/29(水) 23:34:21.53 ID:6NrghP2DO
インデックスが一番将来性があるんじゃないかと俺は踏んでいる
まぁ俺の嫁なんですけどね
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/06/29(水) 23:59:48.90 ID:jG0elhEco
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1747461.png
これか
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/30(木) 00:09:10.58 ID:nYL0crrjo
それのどこに将来性を見出したのかと
867 :地の文書きたくない人 [sage]:2011/06/30(木) 00:47:49.29 ID:MKUe4fl50
眠れないので速効で書いた。一レス小ネタ。作成時間20分。キャラ崩壊


上条「じゃあ、あんたが」

ローラ「そうよ……私が、インデックスの母親よ」

インデックス「あなたが、わたしの 
上条「いやっほおおおおおおおおおおおおおおおうううううう」

イン・ローラ「」

上条「やったッやったよ上条さん。インさんの母親がローラさんだよ。巨乳だよ」
上条「原作ではそこまで大きくはなかったけど、アニメ版では佐天さんばりに≪巨乳御手(バストアッパー)≫の効果を得た最大主教だよ」
上条「これがなにを意味するかは分ッかるよなァァァァ」

上条「イ ン デ ッ ク ス が 巨 乳 に な る 可 能 性 が め っ ち ゃ 高 い っ て こ と な の で す よ」

イン・ローラ「」

上条「なあインデックス」

イン「」

上条「揉ましてくれ(結婚しよう)」

上条「これからのお前の成長をじっくり観察させてくれ(お前のためなら、地獄の底だろうが俺は幸せになれるんだ)」

上条「10年後のインさんのおっぱいおっぱい(お前がいれば俺はもう不幸なんかじゃない)」

上条「揉ませてくれ(一緒に幸せになってください)」

イン「」

イン「ろーら……おかあさん」

ローラ「なにけるかしら」

イン「消すね」

ローラ「許可するわ」

≪竜王の殺息(ドラゴンブレス) ≫が一瞬にして上条当麻の肉体を消し飛ばした。
上条当麻はそれでも、竜王の殺息の反動によって、わずかに、しかし確実に揺れる禁書目録の少女の胸を凝視し、笑顔を浮かべていた


そして上条当麻は、三度目の死を迎える。


以上。父親は☆ではないキャラをかまちーに作ってほしいです。
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/30(木) 01:46:09.47 ID:qzXYob1+0
>>853>>867超乙でした
しかし胸なんて飾りだと気付かんとはまだ若いわ!!
後、どっちつかずのロリ巨乳だけは断固として認められない
>>865 多分流れ的に胸の話なので画像貼るならこっちじゃないかのぉ
http://www.uproda.net/down/uproda321679.bmp
はいむらーがやり過ぎた言うてたけどww

ま〜胸なくても銀髪のロングとか美しすぎやけどね
http://www.uproda.net/down/uproda321680.jpg/down
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/30(木) 02:30:31.48 ID:V54FC+I00
>>860
超電磁砲地獄か

しかし番外通行進展に加え上条×番外の可能性も生まれるとは胸熱
早く八月になれよぉぉぉぉ
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 06:24:51.61 ID:Wtev+HvDO
カプ厨だまれとか言われると思うけど上条×番外はやめてほしいと思うなぁ

いくらなんでもそこまでいったらさすがにフラグ建てすぎだと思う

まぁ、正直に言うと番外個体は一方通行の嫁!!!!って思ってます、ハイ


もし、そうなったら俺は禁書は見なくなるかもしれない………
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 07:11:46.13 ID:zu/vCdN3o
まぁ番外個体が上条さんに行ったら「なにそのNTR」って胸が痛くなるorz
原作のカプに口は出さない主義なんだがそれでもこればかりは讓れない
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/06/30(木) 07:16:41.38 ID:8w4bjkOKo
MNWの影響に左右されるから日によって一方と上条さんの間でフラフラしそうだぬww
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/30(木) 07:24:13.72 ID:nqfr8S6AO
>>870
激しく同意と高々と声を上げたいところを一つこらえてカプ厨黙れと言っておく

……番外個体がビッチキャラにされるのは嫌だな
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/30(木) 07:25:32.42 ID:JEb7tufAO
打ち止めは可愛いなァ
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 07:45:21.35 ID:BFUR3XMDO
上条さんすでに妹で一万人近くフラグ建ててるからなぁ

あと過去のかまちーの後書きから考えて一方さん恋愛方面には全く進展ないと思ったんだが
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 07:53:14.15 ID:89tIXwXTo
上条が黒子にフラグ立ててるの見ても何これって思う
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 09:53:25.46 ID:o6e42wrbo
一方さんが恋愛フラグいってしまったら打ち止めにいってロリコンになるだろうからなぁ
それだったらパパセラレータがいいよね
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 10:53:24.14 ID:A/HzaaLd0
カプ厨は他人に俺のカプ観押し付けたり他人の主張にケチつけて暴れたりするから迷惑
ペットとか家族主張とか煩い奴も

原作弄って楽しんでるんだから割り切ればいいじゃん…自由にいこうぜ二次創作だもの

879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/30(木) 18:11:32.26 ID:BgevmWdAO
あまりにも酷いのも無くはないみたいだけど

基本は自由だよな
人の好みなんだし

っていうこの手の話題ももう何度もいろんなとこで繰り返されてんな
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/06/30(木) 18:55:36.95 ID:Q1zwC1sAO
原作はバトル中心だし、あーだこーだ言ってもどうにもならないんだし、
原作顔負けの恋愛モノを書くしかあるまいて
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/06/30(木) 18:56:21.03 ID:lue/loTEo
ネットワーク上に悪意が存在しない、というかむしろ好意で埋め尽くされてるような人物だし、興味を持つくらいは
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 20:59:37.15 ID:tSLUVZ5To
好意が圧倒的であることは間違いないけど、負の観念がないとも限らないような
嫉妬や劣等感、罪悪感を抱えている個体もいるかもしれん

一方通行にダメージを与えるという観点から見れば、
上条さんにちょっかいをかけるのは理にかなっているのかそうでないのか

番外幻想は面白そうだな
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 21:00:52.06 ID:YO3Qui1oo
>>870
カプ厨黙れ
普通通行止めだろ
20巻も経ってから出てきた女に横取りされるために
打ち止めが一方通行を光の世界に引っ張り出したわけじゃねーんだよ
番外通行の奴らこそ寝取り思考じゃねーか
それを「上条さんにNTRされる〜」とか何様よ
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/30(木) 21:09:22.89 ID:tBveCapAo
打ち止めさんおちついてください!
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 21:13:32.05 ID:YFOj4Lufo
>>883
上位個体、口調口調。とミサカは指摘します
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/06/30(木) 21:13:50.27 ID:Sob37HnOo
カプ信者もアンチも荒れるだけっての分かってんだから言うなよ

みんなちがってみんないいじゃない にじだもの   みすず
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/06/30(木) 21:18:17.10 ID:JEb7tufAO
混沌とした流れの中1レス、カプ注意


上条「カプ厨ってなんだ?」

一方「ガンダム知ってるか?カプールもしくはカプルって水陸両用モビルスーツがあるンだよ、それが大好きな連中だァ」

美琴「え?カプコンゲーム大好きな人達じゃないの?」

一方「黙れブランカ」

美琴「誰がブランカじゃあああ!?」ビリビリ

神裂「二人共何を言っているのですか、カプ厨とはティーカップマン大好きな人達ですよ」

一方(せめてペンタゴンだろゥがァ…)

美琴(タイルマン予選突破すると思ったんだけどなあ…)

上条「うーんカプ厨ってなんなんだろうな?」

フィアンマ「広島東洋カープ厨だ、俺様がカープにいれば日本一は」

上条「絶対違うな」

フィアンマ「」ショボーン

一方「垣根プゲラwwwwww」

美琴「もうそれでいいわ」

神裂(垣根って誰なんでしょう?)



垣根「ハックション!誰か俺の噂してんのか?」

初春「垣根さん口動かさないで手動かしてください」カキカキ

定規「臨也×静雄本の〆切近いんだから」カキカキ

垣根「任せろ、俺のアシに常識は通用しねぇ」

初春・定規『手動かして!』

垣根「…はい」
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/06/30(木) 21:19:46.79 ID:Q1zwC1sAO
>>886
さすが御坂シリーズの母親は格が違った
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/30(木) 21:20:42.07 ID:JEb7tufAO
以上です
次いってみようー!
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 21:28:24.73 ID:1JHMEEqDO
上条さんの原作にないフラグは大抵何となくフラグがたっただからな。
原作にないカップリングならちゃんと納得できる過程をみせないとなあ。
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga sage]:2011/06/30(木) 21:33:38.75 ID:yvA8siOM0
>>890
ほんとそれだよな。
説得力って大切だとSS書くようになって改めて痛感。
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 21:51:13.14 ID:6FDmoRqzo
二次にんなもん必要ないって意見も忘れちゃいかん
上条さんと俺の光子がいちゃつくのに理由なんて必要ねェェんだよォォォ!!
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/30(木) 21:54:01.05 ID:qs/EPd9AO
俺の湾内たんにまで手を出したら上条さんそげぶしちゃうかも
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/30(木) 21:55:53.46 ID:tBveCapAo
俺と上条さん……ゴクリ
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/30(木) 22:17:32.76 ID:Wtev+HvDO
アックアと上条さん………ゴクリ
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/30(木) 22:53:40.92 ID:V54FC+I00
>>894
セットでアックアさんも付いてくるよ☆
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/30(木) 23:01:13.41 ID:CBx5qURAO
うっかり受信したネタ投下します。再構成ものです。
色々アレなんで、なんでもバッチコーイの精神でお願いします!

2レス頂きます!
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/30(木) 23:02:33.54 ID:CBx5qURAO
 総人口230万人。 そのうち180万人が、学生で占められているという巨大学園都市。
超能力開発を学生達の教育カリキュラムに取り入れている、という一風どころか二風も変わった都市だ。

 そんな学園都市に一人の少年が降り立った。

「ここが……学園都市かァ……」

「学園都市へようこそ。 鈴科くんには、これから能力開発を受けて貰います。 あ、学園都市では、超能力の開発をしてると言うのは知っているかしら?」

 利発そうな顔立ちをした、研究者らしき女が新しい研究対象である少年を、人の良さそうな笑顔で迎える。
鈴科、と呼ばれた少年はコクリと頷くと話の先を促すように、赤い瞳を女に向けた。

「そう。 まずは能力開発を受けて貰って、ある程度の素質やレベルを計ります。 もちろん、最初はレベルが低くてもそこから伸びる子も、沢山居るから心配しないでね」

鈴科は無機質な表情のまま、再び頷いた。

――早く、あの暖かくて優しい場所から離れたかった。

 鈴科には両親がいない。 鈴科がまだ赤ん坊の頃に事故で他界した、らしい。
真っ白な肌と髪、赤い瞳。 先天性白皮症
通称アルビノと言われる疾患をもっていた鈴科は、ありがちな事で親戚中をたらいまわしにされた。
――どうして自分には両親が居ないのか? どうしてこんな体で生まれてきたのか?

 鈴科はずっと己の境遇を恨み続けていた。 いっそ死んでしまいたいとも思っていた。

 そんな鈴科に転機が起きた。 厄介者の鈴科を引き取りたい、という申し出があったのだ。
 その物好きは、母方の遠い遠い親戚で気弱そうな、優しそうな、そんな男だった。

 『いつまで保つかな?』なんて自虐的な事を思いながら、彼の元で暮らし始めた鈴科の予想は、大きく外れる事になる。
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/06/30(木) 23:04:43.02 ID:CBx5qURAO
 鈴科を迎えたのは、例の男と品の良さそうなのんびりとした女性だった。 夫婦には子が居なかった。

 育ってきた環境のせいで、愛想笑いの一つも出来ない、可愛げのない鈴科を夫婦は実子のように可愛がった。

 鈴科はそんな夫婦の態度に、最初のうちは警戒を解かなかったが、夫婦の与えてくれる優しさに徐々に心を開くようになった。

 鈴科に二度目の転機が訪れる。
夫婦に待望の子が出来たのだ。 それは鈴科にとっても嬉しい出来事であったが、反比例するように不安が募った。

――また厄介者にされるかもしれない
とても心優しい夫婦だ。 そんな事ある訳がない、と頭では分かっていても、幼い頃に受けた傷跡のせいで、鈴科はたまらなく怖くなった。

 その出来事から、鈴科は人一倍、早く自立したいと思うようになった。 一人で生きていけば、傷つく事はないから。
しかし、まだ15歳の鈴科が一人で生きていく術など無かった……かのように思われた。

 学園都市。 その都市で暮らす学生達は、学費、生活費のほぼ全てを奨学金で賄っているらしい。

――超能力なンて馬鹿げた物には興味が無い。 ただ、そこでだったら一人で暮らしていけると思った。

 猛反対する夫婦を押し切り、鈴科は学園都市へとやってきたのであった。


「鈴科くんはどんな能力が欲しい?」

開発機器の準備をしていた女が、戯れでそんな事を聞いた。


「……誰も俺を傷つけられねェ、一人で生きていける力が欲しい」



―――――

「おおおお姉さまぁあ! 大変ですのぉお!」

「何よ、黒子。 騒々しいわね」


「フフ……これからアナタ、大変ね」

「クソが! ……有り得ねぇだろ! 俺様が、……」


「やっぱり麦野、めちゃくちゃ不機嫌って訳よ」

「超仕様がないですよ。 私もまだ信じられないですし……」


「カミやん聞いたかー!? 学園都市中、あの話で持ちきりやで!」

「すごいよなぁ……無能力者の上条さんとは縁が無いお話です」

――その日、学園都市に新たなlevel5が生まれた。

序列第一位『一方通行』


つづかない
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/30(木) 23:06:23.47 ID:CBx5qURAO
以上です。
一方通行「学園都市?」ってスレタイが思い浮かんだだけなんだ……
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/06/30(木) 23:09:44.37 ID:JEb7tufAO
>>900

このくだらない流れをよく変えてくれたありがとう
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/30(木) 23:38:29.34 ID:eSSXFv4y0
>>900

そういや一方さんって本当の親とかいたのかな?
名前を持ていた頃は。
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 00:39:47.24 ID:ZDhq8h4Co
乙!

妹達がどうなってるのかとか、カッキーがどう動くのかとかいろいろ妄想しちゃうな
でもこの設定だと絹旗アイテム入りしなくね?なんて重箱の隅をつついてみたり
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/01(金) 11:46:25.53 ID:ltcaiPig0
こんにちは
>>655-661 >>809->>816 を書いたものです
何となくシリーズ化してる気がする今日この頃
今回は>>809の続きとなります
8レスほどお借りします

ちなみに私はたけしの挑戦状はやったことありません…ラストどうなるかは知ってますがねww
905 :ゲーム :2011/07/01(金) 11:47:08.53 ID:ltcaiPig0
とあるファミレス

絹旗「麦野が超ようやくミーティングに来ました」

浜面「結局1週間は引き籠ってたな」

フレンダ「むしろ1週間でアレをコンプしたのが凄いわ」

麦野「なんか色々すっきりしないけど、途中でやめるのもすっごいむかついたからね…」

滝壺「好評だった様でなにより」

浜面「ああうん…気持ちはよく分かる」

絹旗「しかしゲームですかー麦野がハマったの見て私も久々にやりたくなってきました」

フレンダ「絹旗に同じ―日本のゲームはLV高いしね」

麦野「私はしばらくやりこみものはいいわ…ある程度で遊べる物がやりたい」
906 :ゲーム [sage saga]:2011/07/01(金) 11:47:38.67 ID:ltcaiPig0
滝壺「そんな3人に良いゲームがあるよ」

一同(((いやな予感しかしないのは何故だろう)))

麦野「待った滝壺、まず会社名教えてそれである程度善し悪し分かるから」

滝壺「□エ○ック○だよ」

絹旗「伏字超多ッ!?」チョウワカリマスケド

フレンダ「そこなら安心…かな?」

浜面「で、ソフトはなんていうんだ?」

滝壺「うん、念の為に略称で言うね」

絹旗「いや、タイトル略されたら分からないんじゃ…」

滝壺「大丈夫読者にはきっと伝わる」

フレンダ(読者って何?)

滝壺「タイトルはね」

907 :ゲーム [sage saga]:2011/07/01(金) 11:48:15.62 ID:ltcaiPig0









滝壺「BL」









一同「「「アウトーーーー!!!」」」
908 :ゲーム [sage saga]:2011/07/01(金) 11:48:41.97 ID:ltcaiPig0
浜面「わざとだよね!?今のは絶対わざとだよね!?」

絹旗「敢えて何を連想するかは超言いませんが超あざとすぎませんかコレ!?」

麦野「とりあえずバハ○グ程度にしときなさい」

滝壺「シミュレーションだけど初心者に優しい難易度で、ストーリーは中々濃い名作」

一同「「なんか色々スルーされた!?」

フレンダ「まあ、とにかく面白そうではある訳よ…」

絹旗「名作は超全くやりませんからねえ…私もやってみたいです」ゲームモBキュウモノズキ

浜面「俺はいいや、今は勉強に集中したいし」

909 :ゲーム [sage saga]:2011/07/01(金) 11:49:07.78 ID:ltcaiPig0
滝壺「貸すのは良いけど条件が一つ」

絹旗「条件ですか?」

滝壺「もし、主人公の名前を変えるなら、ヒロインは自分の名前にすること」

一同「」

麦野「え!?なにそれ羞恥プレイ!?」

絹旗「なんで超そんな恥ずかしいことしないといけないんですか!?」

フレンダ「いやいや主人公の名前変えるってあまりしないでしょ!?」

浜面(滝壺の狙いが分かるだけに口を挟めません…)

滝壺「取説にも推奨って書いてある、だから必須」



麦野「まあ、もし変えるならだしね、別に変えなければいいんでしょ?」

絹旗「そうですね、普通は名前変えたりはしません」

フレンダ「実名プレイってそもそもあまりしないしなー」

滝壺「それじゃあ、今日サロンにソフト置いていくね、別に返さなくてもいいから」

浜面「今日はこれで解散か?」

麦野「そうね〜後は各自で適当に過ごしてちょうだい、それじゃ今日はかいさ〜ん」
910 :ゲーム [sage saga]:2011/07/01(金) 11:49:44.98 ID:ltcaiPig0
とあるサロン


浜面「なあ、滝壺」

滝壺「なに?はまづら?」

浜面「敢えて聞くが、何故わざわざ3人分揃えてまで勧めたんだ?」

滝壺「……」



滝壺「大丈夫きっと名前を変えてプレイする3人を私は応援している」オナジオモイヲシテモラウ

浜面(俺の彼女が最近怖いです)
911 :ゲーム [sage saga]:2011/07/01(金) 11:50:24.98 ID:ltcaiPig0
プレイ後

麦野はソフトを消し済みにし
フレンダはソフトを爆破し
絹旗はソフトを粉々にした
912 :ゲーム [sage]:2011/07/01(金) 11:52:04.64 ID:ltcaiPig0
以上です、 アイテムにこのゲームは地雷臭しかしないと思います

ここって思いついたらドンドン書いていいのかな?
多少は自重したりした方がいいのかな?

ともあれ、ありがとうございました
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 11:59:08.19 ID:XGpaGNtDO


浜面「大人になるってかなしいことなの」
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 12:06:58.45 ID:gniLNXTDO
乙、
ただゲームがなんなのかわからない…
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/07/01(金) 12:10:58.27 ID:8kxllXYAO
乙!
どんどんやってくれたまえ
ところで同じメーカーの歴史的大作があるんだが教えておこう、略称だけどわかるから



「FF14」
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 12:14:00.14 ID:BxoLOxEDO
主人公の名前をハマヅラ、ヒロインの名前を自分にしてプレイしちゃダメェ
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/01(金) 12:22:21.92 ID:oVDDVXiAO
滝壺もやっちゃったって事か……
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/01(金) 12:35:15.80 ID:XxEY5IKAO
誰か三行で解説してくれエロイ人
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/07/01(金) 12:37:15.48 ID:HBZCYw8yo
N
T
R
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(徳島県) [sage]:2011/07/01(金) 12:48:44.47 ID:ECaT7jDRo
サラマンダーより
ずっと
はやい
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 13:24:51.54 ID:cxeLGn+DO
>滝壺「BL」
実はこれも間違ってはいないのが恐ろしいところ
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 13:39:45.63 ID:5xz56WvIO
バハムートラグーンってヒロインが寝取られる話だとは聞いたことあったが…
BL的な要素があるとは初めて知った
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/07/01(金) 14:17:18.24 ID:j3sFfn/AO
じゃあ俺はLoAを……
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/07/01(金) 15:58:01.71 ID:8kxllXYAO
ヨヨとニナ・パープルトンの頂上決戦と聞いて
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/01(金) 20:40:15.61 ID:GZZW963fo
お願い・・・・・・・・・・・・・・・
わたしのたいせつなひとなの・・・・・・・・・。
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 01:28:45.93 ID:+RnhunSG0
相変わらずニーズも空気も読まない水槽ネタ・・・ではなく今回は科学ネタ?
さかなくん先生が聖戦の系譜でアーダン好きだったらいいなとか思いながら書いた4レス、戴きます
927 :おさかな外伝 [saga]:2011/07/02(土) 01:30:14.64 ID:+RnhunSG0
「なあインデックス、スシにはワサビが付き物だけど一体何でなんだ?」

「とうまはホントに日本人なのかな? そんなのサムライ時代から常識だと思うんだけど」

「いえーい、完膚なきまでにバカにされましたよっと。いや、食あたり対策だって事くらいは知ってるんだぜ」

「ふーん、それ以外を知りたいってことなんだね。じゃ、今日はおさかなはお休みしてワサビ講座だね」


「そうだな、せっかくだからワサビそのものにも詳しくなっておくか。あれはどんなものなんだ?」

「あ、その前に。今日はいわゆる本ワサビの話をするから、ワサビダイコンとかのことは自力で調べるんだよ」

「色々ゴチャゴチャ言われると混乱するからさ、まあ好きにしてくれよ」

「うん、わかった。まずワサビはアブラナ科の植物で、日本原産だから奈良時代の書物にも出て来るんだよ」


「日本原産の食用植物って意外と少ないんだけど、ワサビはその希少な例だったんだな」

「そうだね。で、あのツーンとしたワサビは主に地下茎をすりおろしたものなんだけど、ワサビの栽培風景って知ってる?」

「ああ、確か山奥で川の中にワサビが並んで育ってたのをテレビで見た気がするなあ」

「うんうん、それだよ。でもね、ワサビは別に水辺の植物じゃないんだよ」


「へえ、てっきり稲やレンコンみたいな物だと思ってたよ。なんでそんな面倒な方法をしてるんだ?」

「理由はあの辛味成分なんだよ。最初にとうまが言ったようにワサビは殺菌作用で食あたりを防いでいるんだけど」

「ふむ、じゃあ水に漬けて育てるとより辛くなるとか、か?」

「違うよ。ほとんどの植物は根に菌根菌を付けてるの。菌は植物の成長を助けて代わりにデンプンを得るっていう共生関係だね」
928 :おさかな外伝 [saga]:2011/07/02(土) 01:31:05.99 ID:+RnhunSG0
「窒素固定をする根粒菌とかの話だな。……あ、そういうことか。畑で育てると周りの作物の菌を殺して枯らしてしまうんだな?」

「それだけじゃないよ。もし陸地にワサビがあるとワサビ自身も育てなくなるんだよ。ちなみに周辺の土がワサビ味になるんだよ」

「自分の辛味で自分が枯れちゃうのか。恐ろしい話だなあ」

「だから水辺で栽培するんだよ。辛味成分がどんどん流されていくから、自家中毒を起こさないで大きく育つんだよ」


「強い殺菌力があるってことは分った。他にスシにワサビをつける理由ってあるのか?」

「昔は、ピリっとした辛味と香りで、生臭いネタや味がぼけたネタでも食べられるようにって事だったみたいだね」

「江戸時代はスシは屋台で出ていたんだってな。当然新鮮なネタばかりって訳でもないんだろうし。江戸前の技ってやつか」

「うんうん、でもねとうま。あくまでもおすしにとってワサビは引き立て役なんだよ。無いと寂しいんだけど目立っちゃダメなの」


「そりゃそうだ。ワサビ大増量のスシなんてただの罰ゲームじゃねえか」

「大量摂取すれば人間でも中毒を起こすしね。現代のおすしにとってワサビはネタの味をハッキリさせる為にあると言える、かな」

「味が気に入らないから辛口でネタを殺そうとすれば、ワサビが自分の辛味で枯れちまうようにスシを味わう舌も死んじまうよな」

「おすしは美味しく食べたいよね。だったら嫌なネタは流すのがいいんだよ。そのほうがみんな幸せなんだから」


「よっし、ありがとなインデックス。じゃあ今晩の夕食は奮発して」

「なになにとうま、おすし食べに連れて行ってくれるの!?」

「シャキシャキモヤシのにぎり寿司風、豆もやしの軍艦巻き風、モヤシのソテー入りちらし寿司風の豪華フルコースだあ!」

「……ワサビをお寿司屋さんでは『なみだ』っていうんだよ。そのフルコースじゃあ『なみだ』も出ないんだよ!!!」
929 :おさかな外伝 [saga]:2011/07/02(土) 01:31:52.09 ID:+RnhunSG0

「白井さん、御坂さんって電撃を光速で撃ち出す事が出来るって本当ですか?」

「ええ、事実ですわよ初春。ご自身でもそのように理解して扱っておられるようですし」

「でも、それっておかしくないですか?」

「はあ? といいますと?」


「電子といえども質量のあるものですから、光速にしたら無限大まで重くなっちゃうじゃないですか」

「ああ、そういうことですの。でしたら電波、のような状態でお使いになっていると解釈するなら問題ないのでは?」

「え、でも電子線って粒子線ですよね? 波形であれば電磁波、それなら光速であっても当然ですけど……」

「確かに電磁波では電撃とは言えませんわね、ふむ。少々考えて見ましょうか、お姉様の電撃の正体を」
930 :おさかな外伝 [saga]:2011/07/02(土) 01:32:42.68 ID:+RnhunSG0
「とりあえず、光速で撃ち出されるものである、と決め付けて考察していきましょう。そうなると通常の電子ではダメですよね」

「かといって波形ではダメ、となると。波形でも粒でもない状態、ということは考えられませんですの?」

「どちらにもつかない曖昧な状態の電子を操って光速ビーム砲を……あれ、なんか違う気がします」

「その状態ではエネルギー量も電荷も定かではありませんしね、別の方向を考えましょう」


「では、この考えはどうでしょうか。御坂さんが扱っているのは電気の性質を持つ別の何か、である」

「また何やら小難しくなりましたわね。つまり、光速になっても既存の物理法則に従わない物質を作り出していると?」

「そうですそうです、私の電撃に常識は通用しないのよ! みたいな。……なぜだか物凄い悪寒がしました。これも違いますね」

「そもそも考察の放棄のような設定ですわよ、それ。他の可能性を当たってみましょう」


「うーん、ところで御坂さん自身は自分の能力の原理を良く理解されているんですかね?」

「当然でしょう初春、LV5がLV5である所以、そのものを疑ってどうするのですの」

「そう、ですよね。いえ、私たちが考えても答えがなかなか出ないから、ひょっとして自分でも良く分らない力なんじゃないかって」

「理屈も分らないままでは加減も何もあったものではありませんの。真面目に考えてくださいまし」


「……となると、こういうのはどうでしょう? 御坂さん自身も私たちも、勘違いをしているっていうのは」

「初春、何を馬鹿な事を言い出すのです。実際は光速で撃ってなどいない、そのつもりになっているだけだ、とでも?」

「ですです、仮に御坂さんが高位の精神系能力者であれば研究者すら巻き込んで事実を誤認させ続けることが……」

「その可能性だけはあってはならないですの!!! あんなのとお姉様を同じ仲間にしないで下さいですの!!!」


「むむ〜〜〜、結局よく分りませんでしたね。まあご本人に聞いてみればいいんですけどね」

「それでもパーソナルリアリティに関わる問題ですから、他人が聞いても理解可能ではないかも知れませんわよ?」

「そうかもしれないですね。それにしても、仮に電子を光速で飛ばせるとしたら物凄い能力ですよね」

「そういう装置が御座いましたわね、たしか粒子加速器……これこそ言っちゃいけないような気がするんですの」




「荷電粒子のドミノ倒しと考えれば別に光速越えたっておかしくないんだけど、たまには頭使うのもいいわよね。ほっとこ!」

931 :おさかな外伝 [sage]:2011/07/02(土) 01:36:33.90 ID:+RnhunSG0
以上です。作中の科学・生物情報は脚色、単純化されているので実在のアレとはかけ離れているかもですが、そこはそれです。
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 01:52:12.23 ID:eh07rwbSO
毎度乙
この教育テレビっぽいゆるーい感じ好きだ
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/02(土) 06:34:35.93 ID:ZD8lB6760
せんせー
光速にはなるかもしれませんが光速を越えることは無いと思いまーす
つ相対性理論
934 :おさかな外伝 [sage]:2011/07/02(土) 08:45:45.05 ID:+RnhunSG0
>>933ツッコミ感謝です〜
粒子のドミノ倒し、で説明してるのはこういうことだと思ってください。

ボールが一つ手元にある、それをゆっくり押すとゆっくり転がる。ボールを2つ並べて、一つをゆっくり押すと2つとも同時にゆっくり転がる。

同じようにボールを1億個並べてゆっくり押すと最初の一個がゆっくり転がるのと同時に最後の一個もゆっくり転がる。
このとき個々のボールは決して速く移動していませんが 押された、という情報が伝わる速度は無限に増大してしまうように見える。
電撃の速度とはそういうものだ、と発電能力者は捉えているって思ってくだされ・・・。

現状、光速以上で情報を伝える手段は確立してません。ので、どこまで頑張って弁解してもこれは超理論です。


って、こんなつまらない話で頭使わせて申し訳ない、次々いってくだされー!
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/07/02(土) 08:48:54.74 ID:oQDrPaFuo
乙乙
わさびって難儀な性質してんだなあ
しかしわさびは何を思ってそんな辛味成分を身につけようと思ったんだろう
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/02(土) 08:55:43.92 ID:LoD/EnCAO
つまり、第一位から第四位まで、ついでに第七位の能力は、突き詰めれば本質的に同じだったんだ!ΩΩΩナンダッテー
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 09:19:20.53 ID:J9Yn8uJDO
>>935
尖って周りに溶け込まない

そんな自分でいたかったんじゃね?



まあ、動物に喰われないようにだろうけど
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/07/02(土) 10:32:45.48 ID:maGSWRGAO
レベル5物で1レス


美琴「光速にはなれても光速は越えられないわよね」

垣根「はっ、そんなんだからテメェはいつまでたっても第三位なんだよ超電磁砲」

美琴「なんですって!?」

垣根「常識に囚われてちゃ自分だけの現実はそれ以上拡がらねえ、だから俺の未元物質に常識は通用しねぇ」キリッ

麦野「まあ垣根の言う事も一理あるわね」シャケッ

食峰「じゃあ第一位はロリコンに目覚めたから黒翼生えちゃったのかしらぁ?」プゲラ

一方「打ち止めマジ天使なんで俺も天使化しちゃいましたが何かァ?」ガシッ

食峰「いたたたギブギブ助けて下さい第一位様ぁ」

美琴「自分だけの現実を拡げるにはどうすれば」

削板「根性だ!根性で自分だけの現実を拡げろ第三位!」チュドーン

美琴「根性、かぁ」

一方・垣根・麦野・食峰『根性…か』



アレイスター「レベル5の能力は根元は第七位と同じ」

エイワス「君が根性論とは意外だな」

アレイスター「彼らは優秀ゆえに理論的に考えてしまう、しかし理論だけでは駄目なのだ」

アレイスター「夢を追い越した時僕らは光になるのさ」

エイワス「激走戦隊カーレンジャーからの引用ですねわかります」
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/07/02(土) 10:33:19.13 ID:maGSWRGAO
以上です
流れでやった反省はしてない
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/02(土) 13:15:56.60 ID:wPapzooRo
>激走戦隊カーレンジャーからの引用ですねわかります

なんという信憑性ゼロ…
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/02(土) 13:19:48.42 ID:jrep37nto
夢見る君がときめく君が明日のヒーロー!

ところでもうすぐ次スレだが結局セリフ改変はどうなったんだっけ
意見は色々出てるが結論には達してないと思うのだが
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/02(土) 13:58:20.46 ID:koz38vGzo
とりあえず今回みたいな会話形式は読みにくいな
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/07/02(土) 14:12:29.81 ID:drDvmkyAo
意見まとまらなさそうだし>>950取った人に任せるって事にしたら?
今まで通りの形式が希望の人なら今まで通りにすればいいし
シンプルなのが希望の人ならそうすればいい

極端な話、こうして欲しいってのがある人がキリ番とればいいって事で
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/02(土) 21:31:17.76 ID:lr4NJCDRo
そうと決まってから休日なのに全然書きこまれてないワロタ
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/02(土) 21:35:11.07 ID:FQrGDRHDO
まあ、こんな会話の最中にSSを投下しようなんて猛者はそうそういないだろうしな。
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2011/07/02(土) 23:05:56.50 ID:MoWtUPS5o
一方さんと垣根の涙が出そうになる話で6レス貰うよ
キャラ崩壊注意
947 :L.emperor VS A.king [sage saga]:2011/07/02(土) 23:07:40.15 ID:MoWtUPS5o

垣根「――これが未現物質。ここはテメエの知る世界じゃねえんだよ」

一方「チィ……ッ!」

垣根「俺も色々策を巡らせたが、やっぱ直に第一位のテメエをぶっ殺すのが手っ取り早いなよぁ!!」

一方「ハッ! この期に及ンで数字の順位がコンプレックスかァ!?」

垣根「……悪いかよ」

一方「あァ?」

垣根「ああそうだよ! 俺は“二番目”なことに堪えられなかった!」

一方「……」

垣根「テメエが悪いんだ一方通行ァ! テメエのせいで全部破綻しちまったんだよ!!」

一方「どォいうことだ」

垣根「……俺がまだガキだった頃の話だ。俺は様々な研究所をたらい回しにされてた。テメエにも経験あんだろ?」

一方「それがどォした」

垣根「研究員達に俺をマトモに扱おうなんてヤツは殆どいなかった。だが例外だっていた」

一方「例外?」

垣根「女の、黒髪が綺麗な研究員でよ。俺みたいな化け物にも優しくしてくれた。

一方「……」

垣根「未現物質も天使の羽みたいで可愛いね、とかいってくれてよぉ。だから俺も姉みたいに慕っていた」

一方「……」
948 :L.emperor VS A.king [sage saga]:2011/07/02(土) 23:08:51.42 ID:MoWtUPS5o

垣根「しかも巨乳だった」

一方「……、」

垣根「ちょうどいい大きさっていうのか? 自己主張は激しいんだが品を損なうほどじゃない、もう最高の乳だった」

一方「………」

垣根「だもんで正直隙あらば胸ばっか見てた。いや見ざるを得なかった。エロ過ぎて」

一方「…………」

垣根「いやでも尻もエロかった。小ぶりなんだけどこう背中からのラインが絶妙で……」

一方「くだらねェ話なら終わりにしろよマジで」

垣根「まだ途中だろうが! ……んでまあ、そのエロ清楚な研究員によく懐いてたわけだ、俺は」

一方「……へェ」

垣根「ところがある日、俺は実験でうっかり怪我しちまってよ」

一方「ざまァ」

垣根「まあ膝擦りむいた程度だったんだが、その研究員が治療室で消毒してくれたんだ」

一方「ふゥン」

垣根「そのときだ。あろうことかその研究員、しゃがまないで前屈みで膝を消毒しはじめやがった」

一方「はァン」

垣根「胸が自己主張しまくっててやべぇんだ。しかも二人きりの治療室。雰囲気もやべぇ。エロ過ぎる」

一方「でェ?」

垣根「俺は胸をガン見した。逆らえない強制力のようなものすら感じた。あそこは俺の知る空間じゃなかった」

一方「すごいねェー」

垣根「そこで、流石に俺が胸を見てたことが研究員にバレた」

一方「そりゃそォだなー」
949 :L.emperor VS A.king [sage saga]:2011/07/02(土) 23:09:47.72 ID:MoWtUPS5o

垣根「そこで、そいつは何をしたと思う? なんて言ったと思う?」

一方「ってかそこのお前その頭の花何? 愉快なオブジェ?」

垣根「手をこう、俺の胸の辺りから股間のすぐ上まで滑らしてだな、『もう少し大きくなったら、ね?』だとよ」

一方「え? 違ェの? てかンなもン乗せてるから誰も助けてくれなかったンじゃねェ?」

垣根「もうスタンディングオベーションだよ、主に一部が。そういうのって夢じゃん? 年上のお姉さんにーって」

一方「いや俺はボッチじゃねェし。打ち止めとか黄泉川とかいるし」

垣根「オイ、聞いてんのか」

一方「くっだらねェ。だからどォした? 何をほざいたところで、テメエの口から洩れてンのは屁だ。メイビー」

垣根「こっからだよクソ野郎。その後の、別の日のことだ」

一方「ほォほォ」

垣根「たまたまその時は別の実験が中止になってよ。暇になった俺は、その研究員のとこに行ったわけだ」

一方「なるほどねェー」

垣根「そしたらよぉ、その研究員が別の研究員と話をしてたんだ。しかも俺の話だ」

一方「あァ? なンならアド帳の登録件数で勝負するかオラ」

垣根「内容はまあ俺にどんな格好をさせたら可愛いか、みたいな話だった」

一方「ってか俺は孤高だからァ、孤独でボッチなテメエとは違うンだよ」

垣根「今思うとショタコンだったんだろうな。結構マニアックな話をしてたんだが、まあ悪い気はしなかった。照れくさかったけどよ」

一方「学園都市を影から支える孤高のダークヒーロー、みてェな? オイ誰が中二病だこのサーマルハンド(笑)が」

垣根「だがよ、最後の一言でその俺の高揚感は砕け散った。てかお前聞いてなくね?」

一方「うぜェンだよ、何焦らしてやがンだ気持ち悪ィ」
950 :L.emperor VS A.king [sage saga]:2011/07/02(土) 23:10:31.21 ID:MoWtUPS5o

垣根「……まあいい。その一言ってのがな」

一方「……(コーヒー買って帰ろう)」

垣根「『でもやっぱアルビノショタの第一位を開発したかったわよね!』だとよ」

一方「……(声作って言う必要あったのかよキモいなオイ)」

垣根「分かるかよ、一方通行。俺が唯一手に入れた繋がりも、てめえのスペアでしか無かったんだ」

一方「……」

垣根「俺が手に入れられそうだった肉体的な繋がりも! 全部てめえのお下がりだったんだよぉぉぉぉぉぉぉぉォォォ!!」

一方「……(打ち止め何やってンのかなー)」

垣根「だから俺はそいつの傍から離れた。所詮天使風イケメルヘンショタじゃあ、アルビノショタには敵わねえっ分かっちまったから」

一方「……(土産にプリンでも買って行こうかなァ)」

垣根「笑えよ、学園都市第二位の俺がそんなくっだらねえ理由で動いてるなんて滑稽だろうが」

一方「ぎゃっはははははははははははははは! くっだらねェ! キッモ! 童貞くせェ!!」

垣根「ぶっ殺す」

一方「――なァ、なンで俺とテメエが一位と二位に分けられてンのか分かるか」

垣根「あ?」

一方「その間に、絶対的な壁があるからだ」
951 :L.emperor VS A.king [sage saga]:2011/07/02(土) 23:11:22.58 ID:MoWtUPS5o

 そこで垣根は、周囲の異変に気付いた。
 “辺りに誰もいない”

「……オイ、一方通行。てめえ、俺の話をそっちのけにして誰かと喋ってなかったか」

「あァ、勘違いしてたのか」

 一方通行は獰猛に笑って答える。

「ありゃァ全部『ひとりごと』だ」

「なん……ッ!?」

 あり得ない。
 あの会話は、明らかに特定の一個人――先ほど垣根が襲った少女を相手にした会話だった筈だ。
 それが全てひとりごと? しかも内容はボッチの話だったというのに?

「まさか、てめえ……あの一瞬で、その設定まで作り上げたっていうのか!?」

 笑ったままの一方通行がケータイを投げつけてきた。
 それを受け取った垣根は絶句する。
 表示されていたのは、受信メール画面。

(……嘘だろ。他のグループのメンバーからの業務連絡に、あの打ち止めとかっていうガキからの。それ以外は全部スパムだと!?)

「ビビったかよ、“童帝”」

 一方通行は両手を緩やかに広げて、宣言する。

「これが“孤高”だ」

 こんなにまでなっちゃって、まだ『孤高』。
 それならば、彼が思い描く『ボッチ』とは一体どれほどのレベルを要求されているのか。
952 :L.emperor VS A.king [sage saga]:2011/07/02(土) 23:11:57.51 ID:MoWtUPS5o

一方「そもそもだ。俺なンか研究員どもはおろかそれ以外の人間からも総スカンだったわ。皆無。一切ゼロ」

垣根「マジ、かよ……」

一方「おォ。偽りの繋がりすらねェ。手を伸ばせば振り払われる、声を掛ければ立ち去られる。それが日常だった」

垣根「……」

一方「好きになった同い年くらいのガキがいてもよォ、当然両思いになンてなるハズがなかった。それどころか、だ」

垣根「まだあんのかよ……」

一方「もォ振られるとかじゃねェンだわ。話しかけることも出来ねェ。視界に入ったら逃げられる。当然告白することすら不可能だった」

垣根「うっわぁ……」

一方「せめて思いっきり振ってくれればまだ気が楽になンだがよォ。それすらねェンだわ」

垣根「それは……辛いな」

一方「お陰でガキの頃の恋心を歪に引きずってロリコンになっちまう始末だ」

垣根「いやその理屈はおかしい」

一方「sghjk殺aljlori」

垣根「ごっ、がああああああああああああああああ!?」



打ち止め「――見つけた、ってミサカはミサカはどうしようもねえロリコンボッチを蔑んだ目で見つめてみたり」
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/07/02(土) 23:13:18.28 ID:MoWtUPS5o
しまい
途中地の文入るよって書いてなかったけどまあいいや


んで次スレ適当に立ててきちゃっていいかい?
テンプレとかも暫定で
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/07/02(土) 23:20:42.31 ID:AKsG4BNw0
>>953 乙 次スレは何でもいいから楽しいので頼む
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage saga]:2011/07/02(土) 23:24:32.72 ID:MoWtUPS5o
……楽しいのとかは次々スレで頼んだ
んじゃ立ててくる
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/07/02(土) 23:27:53.78 ID:VrOIGC4ao
途中からヘッダが足りないのか何言ってんのこいつら

>>1
正直今回はやりすぎた。反省してる
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/07/02(土) 23:30:23.90 ID:RDPb3vJPo
べつに>>950がテンプレ改変思いつかなかったら
私らに頼んでもいいじゃんよ
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage saga]:2011/07/02(土) 23:35:05.19 ID:MoWtUPS5o
頭の▽抜かしてしまった。すまん

【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-31冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309616825/

とりあえず前の形式寄りにちょろっといじった感じ
今回はシンプルにしたけど、注意事項のとことかをキャラ口調にしたりしてもいいかも
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 00:01:34.21 ID:NXIutFvDO
埋めネタ1レス
上イン注意



禁書「とうまとうま」チョンチョン

上条「んー?」

禁書「ちゅー」

上条「」

禁書「とうま?」

上条「……はっ」

禁書「どうしたのとうま」

上条「いや何か幻聴が聴こえたみたいで」

禁書「ふーん、そっか。大丈夫?」

上条「あぁ、大丈夫みたいだ。……それで何だって?」

禁書「んーとね、ちゅー……してほしいんだよ」

上条「」

上条「……悪い、聞き間違えたみたいだ。もう一回言ってもらってもいいか?」

禁書「さすがの私もそんなに言うのは恥ずかしいかも……あと一回だけだからね?」

禁書「……ちゅーして? とうま」

上条「」

上条「え、いやいやどうしたんですかインデックスさん」

上条「上条さんにこんなフラグが立つわけありませんし」

上条「……ありませんし」ズーン

禁書「もう、とうまは酷いかも」

禁書「本気なんだよ?」

禁書「とうま」

禁書「私はとうまとの思い出がね。たくさん、たっくさーん欲しいの」

禁書「心に残るくらい」

禁書「また……何があるかなんて、神様しかわからないんだから」

上条「インデックス……」

禁書「……とうま、お願いなんだよ」

禁書「ちゅー、しよ?」



おわり
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 01:06:51.91 ID:35E0mLaf0
乙。

なに、この寸止め……。

次スレで続き求む。
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 01:43:07.96 ID:Ah9RFFiG0

続きHKB
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/07/03(日) 01:57:37.14 ID:/TDukU9f0
わっふるわっふる
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/07/03(日) 07:38:33.85 ID:0zqGHEYe0
4レスほどいただきます
禁書目録の魔術講座 ゲストは神裂さん
出てくる術式はただの妄想です
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/07/03(日) 07:39:34.18 ID:0zqGHEYe0
禁書「今日は文字を使った魔術について教えるんだよ」

上条「と言うと、ステイルの使っているルーンとかか?」

禁書「それも間違いじゃないけど……もっととうまに馴染みのある文字かも」

上条「???」

禁書「とうまがよく使う、意味を持つ文字は?」

上条「そうか、漢字か!」

禁書「そう。漢字は、それ単体で意味を持つ文字だから、極端な話、一文字で術式を構築できるんだよ!」

上条「どういうことだ?」

禁書「うーん……こればっかりは見てもらったほうが早いかも。かおりー」

神裂「お久しぶりです。上条当麻」

上条「お、おう……久しぶり」

禁書「フッフフーン♪」サラサラ

禁書「とうま、この漢字を読んでみて?」

上条「……『火』?」

禁書「そう。その文字には、それだけで火という意味を持つでしょ?それに、魔術を行使する人がちょっと手を加えるだけでね……?」

神裂「……」ボッ

上条「うわっ!紙が燃え出した!」

禁書「これが文字を使った魔術の基本。他にも、『風』や『雷』で似たようなことができるんだよ」

上条「ほうほう」

禁書「次は、二文字以上の文字を組み合わせて、意味を強化したり、付加したりする術式」

上条「というと?」
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/07/03(日) 07:40:14.59 ID:0zqGHEYe0
禁書「例えば、『火』と『炎』。この二つの文字は、どっちも似た意味でしょ?」

上条「だな」

禁書「この二つをくっつけて、『火炎』にして術式を構成するとね」

神裂「……」ゴオッ

上条「うわぁっ!」パキン

禁書「こうやって、強化することができるんだよ」

上条「じゃあ、意味を付加するってのは?」

禁書「例えば、『霊』という漢字は、目に見えない意識だけの塊って感じがするよね?」

上条「そうだな」

禁書「ここに、さっきの『火』を書き加えるとね、」

上条「……ちっちゃいイノケンティウス?」

禁書「ちょっと違うかも」

上条「じゃあ、例えば『氷』と『柱』を書くと」

禁書「氷柱が生えてくるかも」

上条「わかりやすいな」

禁書「でもそのわかりやすさが問題なんだよ。書道の文字って、書き崩したりするよね?」

上条「ああ」

禁書「あれはもともと、どれだけ魔術的意味を損なわず、意味を分からなくするかというところから始まったんだよ」

上条「そっか、確かに俺じゃ読めないくらい崩してあるのもあるしな」

禁書「崩しすぎると、文字が意味を失っちゃうから、ギリギリを見つけるために、昔の人は相当頑張ったんだね!」

上条「なるほどー」
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/07/03(日) 07:40:54.76 ID:0zqGHEYe0
禁書「それから、こういう風に切り抜いて、動物の形みたいにした紙にね、『犬』って書けば」

紙「ワンワンオ!」

上条「なるほど、紙に『犬』の意味を持たせたわけか」

禁書「だんだん察しが良くなってきたね、とうま」

上条「そうか?……確かにかわいいけどさ、これ何に使うんだ?」

禁書「それはかおりにきいたほうがいいかも」

神裂「はい、確かにこれ単体での使用価値は大してありませんが、例えば『爆』という漢字を別に書いておいて」

上条「敵陣に送り込んで破裂させるとか?」

神裂「そういうことです。実際、日本にかつて存在していた魔術結社は、この術式を良く使用していたそうです」

禁書「とうま、水に溶けやすい紙ってある?」

上条「ほい」トイレットペーパー

禁書「これに『酸』って書いて、水に溶かせば……」

上条「おい、金属が溶けるぞ!水なのに」

禁書「水が一時的に酸のように振舞うわけだね!」

上条「これは危ないから、俺が右手を突っ込んでおくぞ」パキン
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/07/03(日) 07:41:43.28 ID:0zqGHEYe0
禁書「とりあえず、今日はここまでにするんだよ」

上条「魔術ってのは奥が深いんだな」フムフム

神裂「魔術師との戦いの際、少しでも参考になれば幸いです」

上条「……そうだ神裂、ちょっと頼みがあるんだが」

神裂「何でしょう?」

上条「(インデックスの修道服のどこか分かりにくいところに、『食欲不振』って書いて貼り付けておいてくれないか?」

神裂「…………」
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/07/03(日) 07:42:55.57 ID:0zqGHEYe0
以上です
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 08:29:46.41 ID:EnVtgcJGo
漢字と言えば文珠しか思い浮かばない俺
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/07/03(日) 09:16:14.55 ID:HGjF1xlAO
埋めついで1レス
GS美神とのコラボ?
下ネタ?

神裂「邪忠臣(よこしまただお)ですか、禍々しい真名ですね」

横島「ちちしりふとももー!!」

神裂「ちょ!離れなさい!」

横島「ええやんええやん、ねーちゃんこんな格好して誘っとるんやろ?」

ブチッ

神裂「るっせえんだよこのど素人が!!」

ドカバキグシャ

横島「かんにんやー仕方なかったんやー」

横島「と見せかけて文殊」

「ネ」+「果」=「裸」

神裂「きゃああああああ!?」

横島「よっしゃああああ!」

神裂「Sa…唯閃!!」

横「」島「」
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/07/03(日) 09:16:47.48 ID:HGjF1xlAO
以上です
上条さんには煩悩が足りない
972 :美琴繋がりじゃないと覚えられないんです [sage]:2011/07/03(日) 10:47:13.46 ID:0MKnaLAAO
1レス良いかな
※上琴



上条「よし来い!」クンカクンカ

美琴「…大伴金村が任郡を割譲したのは?」

上条「え、っと強引に美琴が伽耶を奪い取る…512年!」クンカクンカ

美琴「…正解」

美琴「じゃあ筑紫の国造、磐井の乱は?」

上条「んー…後になんと、美琴が鬼の形相で、だから527年」スリスリ

美琴「…せ、正解」

美琴「なら聖明王が仏像を伝来したのは?」

上条「…………………」

上条「…………今日は空が青いな」

美琴「ごまかしちゃダメよ」

上条「……だってぇ」グデーン

美琴「じゃあ美琴のお墓にご参ぱ」
上条「それ以上言ったら怒る」

美琴「む…」


――妙に意地っ張りなんだから、まったく
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 17:23:17.80 ID:zzW7uDel0
うめうめ
早いか
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/03(日) 17:51:54.48 ID:lO1USvVV0
埋めネタ一レス



【テンプレ口調控え室】

アウレオルス「亜然、何故私の口調は使われぬのだ?
       当然、早くに登場していたし、特徴があって使いやすいだろうに」

木原「逆に使いにくいだろうがよ。何を言ってんだか分っかんねぇもん」

駒場「俺は……きっと使いにくいんだろうな……フッ」

フィアンマ「この俺様が出てないとはどういうことだ」

ヴェント「同じ神の右席だってのに扱いが大分違う気がすんのよね」

リドヴィア「構いません!使いにくい、そんな困難が大きいほど、
      使われた時の喜びも大きいのですからぁぁぁぁ!!」

神の力「agqj何mtjm故lnxnbj私」

風斬(さすがに言葉が通じないので……って、教えてあげた方がいいのかな?)

ステイル「まったく、何をくだらないことで」

神裂「ステイル、足がうずうずしてるようですが」

垣根「AAは溢れ返ってるっていうのによぉ……」

ガチャッ>今回は口調無しだそうでーす

一同「ま た か よ !!」
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 17:55:47.42 ID:UwMZvviRo
ガブリエルでテンプレ書き切ったら評価する
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 19:32:26.64 ID:5V3rH67SO
2レス貰う

・シリアス
・鬱条さん
977 :壊れた少年 [saga]:2011/07/03(日) 19:34:55.32 ID:5V3rH67SO
上条「なんでなんだろうな……」

彼の脳裏には“とある女の子”の綺麗な死体が浮かんでいた。

上条「アイツがなんでここにいないんだろうな……」

アレイスターとの戦争中に殺された”彼女”

上条「アイツを、女の子を、好きな子を殺しちまうような奴がなんで英雄<ヒーロー>なんて呼ばれてるんだよ……」

アレイスターの魔術による攻撃を“彼女”は自分を庇い死んだ。


━━━キッカケはそれだった
978 :壊れた少年 [saga]:2011/07/03(日) 19:36:21.76 ID:5V3rH67SO
上条「アイツのイナい世界なんテナンノかチもナイ」

━━━壊れた少年
そこに英雄<彼女の好きだった少年>の面影はない

上条「そうオもわナイか━━━浜面、一方通行」

━━━守りきった少年がそこにいた
彼らもまた英雄と呼ばれている。
浜面「なあ上条、お前の幻想<信念>は殺されれちまったのか?」

数多の幻想を殺してきた少年が最後に殺した幻想は自分の信念。

一方通行「三下ァ、テメェがいるべき場所はそこじゃねェ
もっと光の浴びる場所だろォが!」

      がいないなんて嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

……そうだこの幻想<世界>をぶち殺せば      が帰ってくるんじゃないのか

なら俺は最後の一つまで殺しつくそう。

上条「ジャマだ」

━━━例えそれが元同士だろうと関係ない

浜面「いいぜ、それならお前の」
戻ってこいよ、上条当麻

一方通行「そのふざけた幻想を」
テメェを待ってる奴らがうっせェンだよ

浜一「「ぶち殺す」」ダッ

━━━だから、そん(ン)な幻想に頼ってん(ン)な!!!!
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 19:38:14.71 ID:5V3rH67SO
以上です
計4レス埋めたぜ
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 19:38:55.85 ID:UwMZvviRo
まあ乙
読みにくいな
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 21:50:05.27 ID:dyn4ikR30
埋めに紛れて水槽ネタ。水槽ネタは基本使えないネタ、これをストーリーに入れるとどうなるか
なんで使えないネタなのかが分る、そんな5レス。           下ネタ、弱グロ注意です。
982 :理由は南アメリカ、ただそれだけ [sage saga]:2011/07/03(日) 21:52:25.70 ID:dyn4ikR30

「残念だよ、海原。お前とは本当に友達になれると思ってたんだぜ」

「自分はたったの一度もそんな事を思った試しはありませんでしたけどね」

『海原光貴』を騙る魔術師はギシギシと彼らの周囲の建物が放つ崩壊の予兆も気にせずこう続けた。


「大体、あなたが悪いんだ。自分はこの街が好きだった。御坂さんが居るこの世界が大好きだった。でも、上が上条勢力は危険だと
 そう判断してしまったから。あなたがもっと穏便でいてくれたら、問題ナシと報告させてくれたら壊さなくて済んだんだ。誰も傷
 付けなくて済んだんだ。」

魔術師は歪んだ顔に激情を乗せて

「でも結果が出てしまった。今の自分はあなた達の敵です。そうなったのは誰のせいだ??」

魔術師の全身から殺意が溢れ出る。不可視の、しかし濃密な気配が場を支配する。


「お前、本当に御坂のことが好きなのか」

ええ、と答えが返ってくる。

「でも、もう無理なんですよ。……これを見てください」


というと魔術師は回れ右をして建物の奥へ向かう。付いて来い、と言っているのだと理解した上条は警戒しつつも後に続いた。


建設作業用エレベータ付近まで歩かされたそこには、なにやら電子レンジ大の物体があった。黒い布が被せられていて何であるか
確認する事は出来なかったが、布の一端からコードが延びておりどうやら近くのコンセントから電源を拝借しているようだった。



「あなたに自分の気持ちなど分るはずがない」


魔術師は、そう言いながら黒い布を優しく引き剥がす。その顔は不思議と、怒りにも悲しみにも恍惚にも見えた。

中から出てきたのは戦場には全くそぐわない、平和の象徴のような直方体。

「こりゃ、水槽じゃねえか。魚もいるみたいだけど……」


割と横長の1mほどの水槽の中には、循環式なのか上部から落ち続ける水がかなり速い流れを作っていて、その流れに逆らうように
十匹ほどの白っぽく細長い10cmほどの魚が泳いでいた。
983 :理由は南アメリカ、ただそれだけ [sage saga]:2011/07/03(日) 21:53:42.92 ID:dyn4ikR30

「自分がアステカの魔術師だったから、アステカは南アメリカの文明だから、そしてこの魚が南アメリカの魚だから。そんな理由で
こんな役目を押し付けられる気持ちが分るわけがない!! ……この魚の名前はカンディル、詳細は>>554 そういう魚です」



「な、ま、まさか御坂にこれを使うつもりだって言うのか!?」

上条は魔術師の言葉が信じられなかった。好きな女を殺す、それだけでもとんでもない悲劇だというのに、そのための手段がそんな
おぞましいものだなんて。狂ってる。彼の属する組織とやらの中枢は間違いなく正気を失っているのだろう。
だが上条にはもう一つ理解しがたい事があった。そんな悪魔の魚を見つめる魔術師の視線はなぜあれほど熱いのだろう……。


「カンディルはアンモニアに反応して獲物に襲い掛かります。男性の場合、尿道が長いので人体に大きな影響が出る前にそこを切開
すれば事足りてしまうのですが」

言いつつ魔術師は黒曜石の槍をスッと縦に引いて、その部分を切るマネをする。上条は股間がツーっとなるのを隠し切れなかった。

「女性の場合は進入されれば即、命に関わります。ですからこれは彼女の為の拷問、といったところでしょうか。……言いたい事は
分ります。なぜ自分がこんな卑俗の極限とも言うべき方法にわずかながらも喜びを感じているのか? ですよね」


そのとき初めてまじまじと見た魔術師の顔は、まだ幼さの残る浅黒い少年、といった感じだった。

「いいですか? カンディルは先ほども言ったようにアンモニアに反応します。女性の場合、代表的な進入経路は三箇所、ですよね。
そのどれもが生命の証であり、神秘であり、侵すべからざる聖域と言えましょう。想像してみてください、身動き出来ない御坂さんが
誰にも触れさせた事もないその場所を、あろうことか魚類などに晒し、あまつさえその横暴な突入を許してしまう、その絶望を!」

少年は厳しい表情を浮かべたまま、しかし段々と昇りつめていくような口調で続けた。

「そしてカンディルが次に見る景色は、本来誰も覗く事のないはずの楽園、文字通り女神の裏側です。神々が住まう天界に辿り着いた
悪魔達は、秘密の花園を蹂躙します。彼らの口は吸盤状になっていてその中は鋭い歯列があります。齧りついて血を吸い、肉を喰らい
噛み付いたままドリルのように回転して穴を開け……しかもです、痛覚がそれほど鋭敏ではない場所ですから、御坂さんご自身は中で
侵入者達が何をしているのか、恐怖で震えながらも感じられるのはせいぜい、重さ、だるさだけなのです。強烈な痛みを感じた時には
もう全てが終わったと思っていいのですが、それまで御坂さんが正気を保っていられるか……フフッ」


ああ、と上条当麻は理解した。敵になりたくなかったのに敵になってしまった男、歪んでしまった心が求めたのはNTRだった訳だ。
それも好きな女が美しいまま誰の物にもならず朽ちていく最悪の方法で。そこに快の感覚を持ってしまったのは抗せざる命令に対する
せめてもの心理的自己防衛であったのだろう。

ここまで己の醜い本音を晒した相手を受け流す事など出来なかった。

「この先、御坂に手を掛ける以外無いって言うんなら仕方がねえ。殺してやるよ、お前のその幻想を!」


984 :理由は南アメリカ、ただそれだけ [sage saga]:2011/07/03(日) 21:54:56.68 ID:dyn4ikR30

既に始まっていたビルの崩壊は戦闘再開とともに激しくなっていった。鉄骨が雨のように降り注ぐが上条も魔術師もそれを気にもしない。
ただ相手との距離を詰めること、それだけを考え前に足を繰り出し続けた。形勢は次第に露わになる。

怪しげな術式に頼りきりで体を鍛えていないのか、上条の攻撃に魔術師は徐々に消耗していったのだ。と、ふらつく相手にトドメの一撃を
御見舞いしようとした上条の真横に鉄骨が突き刺さった。間の悪いことにさらにその上にもう一本落下した鉄骨が激突する。衝撃波じみた
轟音が上条の鼓膜を貫いた。

「く、う……!?」

思わずよろめいた上条に、同じくふらついた魔術師が捨て身のタックルを仕掛けてきた。仰向けに倒された上条は脳を揺さぶられていて
思うように動けない。一方の魔術師は覚束ない動きでしかし確実に上条に馬乗りになろうとする。

なんとか魔術師から身を逃れようとする上条は見た、自分達の真上に落ちてくる大量の鉄骨を。そのうちの一本が確実に自分達を串刺し
にするルートを通っている事を。距離にして20M、時間にして数秒か。魔術師はこちらに注意が向いていてまだ気付いていない。

「避けろ、このバカ」

上条は馬乗りになろうとしていた魔術師を思い切り蹴り上げた。仰向けに転がされた彼は上を見て、そしてようやくそれに気付いた。

その時、上条は魔術師と目が合った。
降り注ぐ鉄骨を避けもしないで、笑っていた。薄く寂しく、まるでこの戦いに勝利することで何が得られるのか知ってしまったように。


上条にはこんな魔術師を助ける義理はない。だが、意識するより先に体が動いていた。腕を掴まれた魔術師は驚きの顔を浮かべた。上条にも
分っている。間に合うはずなどなかった、それでも見捨てられなかった。


刹那、大量の鉄骨が激突し、地面が大音響とともに振動した。
985 :理由は南アメリカ、ただそれだけ [sage saga]:2011/07/03(日) 21:56:02.50 ID:dyn4ikR30

粉塵がおさまっていく。その中にはあるべき悲劇が存在していなかった。ぺたんと尻餅をついた上条が力なく笑う。
奇跡、を上条は信じない。だがあの鉄骨の雨の中、生き残っていたことをどう評価するべきか。

「ははっ……運が良かった、って事はねえよな。御坂か?」

上条は今にも倒れそうな絶妙のバランスを保つ鉄骨の山にビビリながら辺りを見渡す。魔術師はすぐ近くで鉄骨に腕を挟まれて倒れていた。
といっても潰されているわけではなく、隙間に腕を突っ込んだような状態であるようだった。まあ動く事は出来そうも無いが。


魔術師は自分が生き残っている事が不思議だと、そんな感じでしばらくぼうっとしていたが、やがて口を開く。

「自分は、負けたのでしょうか?」


「さあな、これは俺がやったわけじゃねーし」

上条はそう言ったが、魔術師は首を横に振った。どうあれ、もはや戦闘など出来ない状態なのだ。

「負けましたか……これで御坂さんも、誰も殺さずに済むって事なんですかね」


「……」

上条は何も答えずに魔術師の顔を見た。

思えばこの男はずっと迷っていたんだと思う。誰も殺したくなどない、傷つけたくなどない。そんな中で己の欲望が暴走しておかしな方向に
捻じ曲がってしまったのだと。ならば正してやらねばならない。同好の士になり得る素材を正しい道へ、光の差すほうへと導かねばなるまい。


「自分は、何が間違っていたんでしょうかね」

魔術師の問いに、上条はさっきまでの敵意も忘れたかのように饒舌に答えていく。


「お前の最大の間違いは、カンディルを使うことを拷問、と言った事だ。好きな女の苦しむ姿を見たいってのは健全なサディストであれば当然
持つべき情念だけど、相手を死なせちまったら楽しくねえだろう? あくまでも生理的嫌悪感を催したり許容範囲内の痛みを与える行為が快感
であるべきなんだ。それと、これは割とどうでもいいことだけどな。カンディルはナマズ目だから電気魚なんだ。電気魚ってのは>>552参照だ。
で、アイツは発電能力者だから常時電磁波を周りに出し続けてる。だからそもそもカンディルは近くに寄ってこないんだよ。相手のことをよく
知らないままプレイしようって姿勢は感心しないぜ。いいか、拷問に使う魚といったらドジョウ……いや御坂ならシマドジョウ……でもダメか
……スジシマドジョウ(東海型)で充分なんだよ。ドジョウ科はコイ目だから電磁波の問題もねえしな。分ったらさっさと始めようぜ、魔術師!」


「ふつ、全く……最低の返事だ」

と魔術師は、倒れたまま苦笑して、呟いた。




そんな2人を遠くの鉄骨の影から見つめる視線…………。


(な、何を言いたりけるのか全く分りたりけらぬのことなのよおおお !?……あのバカども♯)

986 :理由は南アメリカ、ただそれだけ [sage saga]:2011/07/03(日) 21:59:18.93 ID:dyn4ikR30
以上です。ご登場の3人様には多大なご迷惑をお掛けしました。

ね、使っちゃダメでしょ?
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 22:36:01.92 ID:NXIutFvDO
埋めネタ3レスもらうよー
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 22:36:33.61 ID:NXIutFvDO

上条「再試だ……」

上条「ってことで勉強するから、インデックスは大人しくしててくれよ」

禁書「む、お手伝いくらいできるかも」

上条「えー?」

禁書「何のお勉強なのかな?」

上条「……世界史」

禁書「なら大丈夫なんだよ。むしろ得意科目かも」

上条「んー?まぁそれなら…お願いしてもいいか?」

禁書「うん!」

禁書「じゃあ範囲はー、えっと……なるほどなんだよ」フム

禁書「じゃあ問題その1!だーだんっ」

上条「おう!」

禁書「文豪ゲーテの作品を答えよ!」

上条「……」

禁書「これは有名かも」

上条「……」

禁書「……とうま?」

上条「面目ない……」ガクゥ

禁書「だっ大丈夫!これから覚えればいいんだよ?」

上条「インデックス……」

禁書「ふふー、答えは若きウェルテルの悩みとファウストなんだよ」

上条「……よし、覚えた!」

禁書「じゃあ第二問!だーだんっ」

禁書「レ=ミゼラブルの作者ユゴーは何を否定して亡命したでしょーか」

上条「これはわかる!」ハイ

禁書「じゃあどうぞっ」

上条「第三帝政!」

禁書「……惜しいんだよ」

上条「えっ違ったか?」


989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 22:36:56.26 ID:NXIutFvDO

禁書「答えは第二帝政かも」

上条「あー……」

禁書「じゃ、じゃあ第三問!だーだんっ」

禁書「帰納法といえばフランシス=ベーコン、では彼の主著は何かな?」

上条(……これは習ったぞ)

上条(いや全部習ったけど……昨日何だっけ、青ピがいってたような…)

『これってエロいやんな』

『ほら、あれに似とるやん』

『オーガ……』

上条「わかった!新オルガスムだ!」

禁書「おぉ!正解なんだよ!凄いかもとうま!」

上条「あぁ!」


アハハハハハ





一方通行「クイズだァ?」

打ち止め「うん!ってミサカはミサカは頷いてみたり」

一方通行「面倒くせェ、パス」

打ち止め「えー」ウル

番外「仕方ないよ最終信号、第一位は答えられる自信がないみたいだしぃ?」

一方通行「」ピキッ

番外「プライドを保つのに必死なんじゃないかな、あひゃ★」

一方通行「……やってやろうじゃねェか」ユラリ

番外「別に、無理しなくてもいいんだよ?」ニヤニヤ

一方通行「早く問題出せクソガキィ!」

打ち止め「ひゃ、ひゃい!」

番外(……単純★)アヒャ



990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/03(日) 22:37:26.60 ID:NXIutFvDO

打ち止め「だ、第一問!ってミサカはミサカは手を挙げてみる!」

打ち止め「バロック絵画のry」

一方通行「宮廷の装飾として発展したのがスペインのベラスケスとエル=グレコ、
フランドル派のルーベンスにファン=ダイク、
市民とその生活を描いたのがオランダのレンブラントォおおお!」バンッ

打ち止め「せ、正解……」

一方通行「」グッ

打ち止め(別にはや押し問題じゃないんだけどなぁって
ミサカはミサカは鬼気迫るあなたにちょっと冷や汗をかいてみたり)

打ち止め「じゃあ第二問……っ」

打ち止め「ピューリタン文ry」

一方通行「はァい!」バンッ

打ち止め「じゃああなたどうぞって
ミサカはミサカは一人しかいないのに指名してみる」

一方通行「ミルトンの失楽園にバンヤンの天路歴程!!」

打ち止め「……うん、正解」

一方通行「じゃあ次はなンだァ?」

打ち止め「……もういいよってミサカはミサカは想像と違ったことを遠回しに伝えてみたり」

一方通行「あァ?」

打ち止め「ミサカはもっと楽しくやりたかったの!」

一方通行「……あァ?」

打ち止め「っもういいもん!ってミサカはミサカは駆け出してみたり!」ダタッ

一方通行「オイ待てクソガキ!!」ダダッ




番外(……)ポツン

番外(……さすがのミサカもこれは予想外だったなぁ)


おわり
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 22:39:08.04 ID:NXIutFvDO
おわりんこ
世界史を必修科目にしてから取る奴減ってるらしいな
地理の方が多いってどんだけ世界史嫌いなんだよ
ってことでお目汚し失礼したんだよ!
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/07/03(日) 23:27:56.36 ID:yItayaEAO
乙、世界史ちゃんとやらなかったな…おかげで今知識不足で困ってる

埋めと聞いて一レス小ネタ、もはや自己満だが気にせず投下します




この学園都市の人間は、食欲を満たすためにより美味なものを求める。


ファミレス


アックア「いらっしゃいませーなのである」

黒子「初春……またパフェを頼んだんですの?」

初春「そうですよ、ここのパフェは絶品ですから! ……あむ、うーん……幸せです」

アックア(クリームの泡立てには自身があるのである)


インデックス「とうま、とうま。今日はこのレストランでご飯が食べたいかも」

上条「……何でここなんだよ。この店は他と比べて高いんだぞ」

インデックス「でも他のお店よりも美味しいんだよ! とりあえず、メニューの端から端まで頼みたい!」

上条「ふざけんなあああ!!」

アックア(……きちんと味わって食べているのだろうか)


ただ、場所を問わず食事というのは――


アックア「和風ハンバーグである。サーロインステーキはもう少し待って貰いたい」

一方通行「おィ、冷める前に食べちまえ」

打ち止め「ううん、あなたと一緒にいただきますしてから食べたい! ってミサカはミサカは我慢してみたり」

一方通行「……好きにしろ」

アックア「サーロインステーキ、お待たせしたのである」

打ち止め「あっ、あなたの料理も来たね、ってミサカはミサカは手を合わせてみる」

一方通行「……仕方ねェな。せェの」

通行止め「いただきます(ってミサカはミサカはすかさずフォークを取って食べ始める!)」

一方通行「慌てて食うンじゃねェぞ、クソガキ」


アックア(……調理を急いだ甲斐があったようであるな)


――誰かと食べれば、より美味しいと感じるものだ。


993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 23:33:54.62 ID:LxWm95lyo
とあるCMの宇宙人みたいだな
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/03(日) 23:40:59.00 ID:EnVtgcJGo
>>993
おまおれ
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/07/03(日) 23:55:37.24 ID:a4oCAsVAO
>>992
これなんてジョーンズさん?
乙です!こういうの好き!!
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/07/03(日) 23:58:15.13 ID:HGjF1xlAO
1レスもらう

絹旗「みんなを映画に超例えます」

絹旗「まず上条、貴方は超不幸ですけど超タフなのでダイ・ハードですね」

上条「あーわかるわそんなイメージだぜクソッタレ!」

絹旗「土御門貴方は超スパイなのでトゥルーライズです」

土御門「ギャグ寄りだけど007ってイメージじゃないしまあいいにゃー」

絹旗「海原は超皮被りなのでトータル・リコールです」

海原「すいません超皮被りとか誤解招くんで勘弁してください」

絹旗「麦野はターミネーターです理由は超説明不要です」

麦野「…やっぱりね」

絹旗「御坂は超超電磁砲撃つのでイレイザー」

美琴「シュワちゃん映画ばっかり!?」

絹旗「浜面はポリスアカデミーのプロクターですね超下っ端ですし」

浜面「ハリスは誰だよ!?」

絹旗「御坂妹はマトリックス…ではなくマルコヴィッチの穴です」

御坂妹「マルコヴィッチが一杯出ますからね、とミサカはマトリックスの方がいいと懇願します」

絹旗「さて、一方通行ですが…」

一方(ゴクリ…)

絹旗「呪怨」

一方「亡霊役かよクソッタレがァァァァァ!!」

絹旗「じゃあドラゴンボール実写版で」

一方「呪怨でいいですゥ」
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/07/03(日) 23:58:46.31 ID:HGjF1xlAO
以上です
ハリスはフレンダが適任って訳よ
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/07/04(月) 00:05:46.03 ID:2rZuTTta0
梅タイム来てるー?
即興で一発 原作設定一切未確認


上条「語学には全く堪能でない上条さんですが登場人物は
みんなわざわざ日本語で話してくれるのでとても助かります」

上条「ちょっと気になるんだけどお前ら実際何ヶ国語ぐらい話せるわけ?」


土御門「まあ、とりあえず日英中伊の四ヶ国語かにゃー」

神裂「お恥ずかしい話ですが私は日本語と英語だけですね」

アニェーゼ「伊英日の三ヶ国語ですね。
なんで日本語なんて喋れるのかなんて野暮な質問はよしてくださいよ」

建宮「天草式はいつの日か女教皇様の元に戻る日のため英語だけは完璧にしておいたのよな」

オルソラ「私は布教がお仕事でございますから。十カ国語ほどは話せるのでございますよ」

エツァリ「メジャーな所ではスペイン語が公用語なんですが
知られていないような言語はいくつか話せますよ」

美琴「常盤台では英仏中伊蘭あたりは必修よ」

一方通行「基本の二十カ国語ぐれェ。それ以外は必要になってから覚えンな」

ステイル「これでも文字が専門なんだ。欧米ゆかりの言語なら大抵はいけるよ」

インデックス「とうまとうま! 私はね」


上条「ちくしょうなんでどいつもこいつも勉強できる奴ばっかなんだよ! 不幸だ!」

インデックス「ちょっととうま! 私の話を」

上条「どうせお前は地球上に現存する言語全部話せるとか言い出すんだろ!?」

インデックス「舐めてほしくないかも! もう文献の中にしか存在しないようなヤツもいけるんだよ!」

上条「なんか役に立つのかソレ!?」


終わり
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/04(月) 00:06:29.78 ID:2rZuTTta0
すまん三十分無視った
ほんとスマン
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/04(月) 00:14:45.71 ID:cCzWfq6Po
1000である
1001 :1001 :Over 1000 Thread
     ,.ィ'",ィ    `' 、                 
 .  /_ / __,,,     ',                 
   //..、 ̄.,、、ゝ     .',                 
   i.F‐'゙  `'ー‐',.     l      
   !|       `‐、  ,.、 ',        
   ||,,,,_ ,  _,,,,,,  | |7}. ',     久々にわろうた  
   ||. ̄ ,'  ´ ̄   リ!|/  ',       げにいみじきすれのたつのも今はむかし 
   !.',  i,_っ     l!|   ヽ       
 . l ',  _,,_      | l    \   あたらしき人まいりこれりども 
   | ヽ `゙´     , ヽヽ       程しらぬものばかりなりて いとこうじけり 
   ヽ. ヽ、    ,.ィ   ヽ,
  /,、ri个`,゙゙゙゙´   //ヽ ,、
                          SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
                          http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/


1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
今日は何曜日だつた? 然して問題ぢゃないか @ 2011/07/03(日) 23:56:02.96 ID:m3nmHOVXo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1309704962/

ninjaテストスレ @ 2011/07/03(日) 23:47:26.95
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1309704446/

【深夜百合】オナホに魅せられた紳士淑女の集い【昼間栗】 @ 2011/07/03(日) 23:47:16.84 ID:1Hh30eC0o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1309704436/

オーキド「最後まで生き残った3匹のポケモンの願いを叶えてやろう」 @ 2011/07/03(日) 23:16:25.81 ID:qm739aAIO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309702585/

夏休みを利用してTHE DAY OF SAGITTARIUS III を作ろうぜwwwwww @ 2011/07/03(日) 23:14:12.21 ID:LTbxVaxl0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1309702451/

ここだけ魔法世界 799度目の正直 @ 2011/07/03(日) 22:54:41.25 ID:dqSdsOcro
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毎日辛い @ 2011/07/03(日) 22:51:45.02
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嫁宣言して60分以内に嫁AAにお断りされなければ結婚避難所 @ 2011/07/03(日) 22:30:25.10 ID:sh9iyNa0P
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