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渚「絶望的にヒマだー♪」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 20:46:31.84 ID:TuH5Jxap0
小早川 渚とは知ってる人も居ると思いますが、魔法少女まどか☆マギカのオリジナルキャラです。



小早川渚「とことん潰してやろっと♪」新川たえ「マジっすか?」


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351455360/218-


上記のスレを見てない方にはあまりオススメ出来ないスレとなっております。


それでも見たい方はどうぞ。




(絶望の断片)

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1353404328




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1353584791
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

さくらみこ「インターネッツのピクルス百科辞典で」大空スバル「ピクシブだろ」 @ 2024/04/13(土) 20:47:58.38 ID:5L1jDbEvo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713008877/

暇人の集い @ 2024/04/12(金) 14:35:10.76 ID:lRf80QOL0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712900110/

ミカオだよ。 @ 2024/04/11(木) 20:08:45.26 ID:E3f+23FY0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1712833724/

アルミン「どうやら僕達は遭難したらしい」ミカサ「そうなんだ」 @ 2024/04/10(水) 07:39:32.62 ID:Xq6cGJEyO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1712702372/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 20:49:08.47 ID:TuH5Jxap0
アパート



渚「………」ポケー…



ゼロ『何をしてるのかな?絶望寄りの願いを叶えて特殊な魔法少女であるネガティブ系魔法少女の

小早川 渚ちゃん』



渚「あぁ、破壊神でもあり創造神でもあるゼロちゃんじゃないか♪」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 20:52:41.48 ID:TuH5Jxap0
ゼロ『そんな事より何をボーッとしてるんだよ、これからはギ色んな展開が待ってるんだぜ?』



渚「いやいや、どうせシリアスになるって」



ゼロ『そんな展開にならない様にこの本をあげるよ』



渚「え?」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 20:56:06.74 ID:TuH5Jxap0
渚「……何これ?」



ゼロ『コレは私が書いた小説だよ☆』



ゼロ『なんとたったの3ページで自分の価値を分かってしまう優れモノ!』



渚「3ページか……この本分厚いのに読むところが少ないね♪」



ゼロ『残りのは落書きするなりなんなりと……』
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 20:59:58.47 ID:TuH5Jxap0
ゼロ『そんな事よりどうしたんだよ渚ちゃん!』



渚「いやー…休日って案外する事無いからさー♪」



渚「気を紛らわす為にエロ本を読んでたんだけどね…♪」



ゼロ『フーン……ゲームとか持って無いの?』



渚「あったけど修理に出してるよ♪」



ゼロ『ちぇー、久しぶりに対戦ゲームやろうと思ってたのにー☆』



渚「ゼロちゃん神様のクセにクソ弱いじゃん♪」



ゼロ『何だ!神様に向かってそのセリフわぁー!』
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:07:05.89 ID:TuH5Jxap0
ゼロ『まぁ弱いのは認めるけどよ☆』



ゼロ『そんなにヒマなら付いてくるといいよ』



ゼロ『見滝原の公園に来な』
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:08:09.99 ID:TuH5Jxap0
ゼロ『いや……>5の私の発言はおかしいね』



渚「え?」



ゼロ『いや何でも無い』
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:11:56.36 ID:TuH5Jxap0
公園



ゼロ『よく来てくれたね』



渚「で?何をするの?」



ゼロ『RPGをするの』バジバジッ!



渚「あべべべべべべべべ!!!!!」



渚「わあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」シュンッ!
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:17:19.43 ID:TuH5Jxap0
魔王城



渚「ハッ!?」



渚「な、何だここは!?何だこの黒いマントは!?」



ゼロ『ありゃー……間違って魔王にしちゃったよ』



ゼロ『ごめんね☆』



渚「いやいやいや……まさかの敵キャラじゃん!」



ゼロ『あ、そうそう。渚ちゃんが倒されないと、この世界から出られないから』



渚「そんな馬鹿な!」



ゼロ『だから主人公を連れて来なきゃ』
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:21:11.99 ID:TuH5Jxap0
まどか家



まどか「う〜ん……眠いぃ〜……」フラフラ…



ゼロ『おーい!鹿目ちゃーん』



まどか「眠いぃ……」フラフラ…



ゼロ『やっぱ駄目か……ならば!」ギュンッ!



まどか「!?」ドンッ!



まどか「体を借りて行くか☆」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:23:32.24 ID:TuH5Jxap0
――――

――





まどか「ハッ!?」



まどか「えっ!?何!?ここどこ!?」



まどか「何この格好!?何このマント!?何この弓!?」



ゼロ「よく来てくれたな、勇者鹿目ぇー」



まどか「ゼ、ゼロさん!?」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:27:30.26 ID:TuH5Jxap0
ゼロ「説明とか操作方法とか後回しにするから、とっとと魔王…えーっと…モンゴル?を倒すのだー!」



まどか「何その適当な説明!?」



ゼロ「魔王を倒せー!やれー!八つ裂きにしろー!市中引き回しにしてやれー!」



まどか「エ、エグイ!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:30:14.84 ID:TuH5Jxap0
魔王城



ゼロ「つーわけで、勇者鹿目ちゃんが渚ちゃんを殺しに来まーす!」



渚「へー、殺害予告されるとはねー♪」



渚「ところで魔王である私は何をすればいいのかな?」



渚「ここで、『フッフッフ、○○○めあっさりとやられおって』とか言っておけばいいの?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:33:50.18 ID:TuH5Jxap0
ゼロ「うーん……それだとアパートでエロ本読んでた方がいいね☆」



ゼロ「軽ーく、村とか王国とか焼き払ってやったら?」



渚「神様が言うセリフじゃないね♪」



ゼロ「神様でも破壊神でもあるからさ☆」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:36:02.06 ID:TuH5Jxap0
渚「その前に魔王モンゴルって何?」



ゼロ「え?何か……モンゴルっぽい」



渚「うんごめんね、キャラが出来あがるまで、まどかちゃんの方に行って」



ゼロ「りょーかい☆」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:43:44.55 ID:TuH5Jxap0
まどか「あ!ゼロさん!」



ゼロ「よーし、それじゃあ早速、魔王を八つ裂きにしに行こうか☆」



まどか「え?私一人で?」



ゼロ「いやいや、私も行くよ☆」



まどか「えぇ!?」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:53:16.62 ID:TuH5Jxap0
フィールド



まどか「………あ!」



モンスターA「マギャー!」



モンスターB「ムロンボー!」



ゼロ「よっと☆」ブンッ!



ドゴオォオオオオンン!!!!



モンスターA「ゃああああ!!!!」グシャッ!



モンスターB「モルンバー!」メギョッ!



ゼロ「さ、行こう☆」



まどか「腕を水平に振っただけで……!わ、私……いる必要無いんじゃ……!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:57:02.84 ID:TuH5Jxap0
公園前



さやか「……」ピタッ



ゴォウン…ゴォウン……



さやか「何だ…?あの小さいブラックホールみたいなの…」



さやか「触らぬ神に祟りなし……とか言いながら体が勝手に……あたしって、ほんとばか」フィー…
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 21:59:18.82 ID:TuH5Jxap0
まどか「ゼロちゃんの無双の御陰で、洞窟前まで来れたね」



ゼロ「この洞窟で盗賊達が足止めしに来るんだけど……」



ゼロ「ま、さっさと制圧しますか☆」



まどか「……本当に神様?」



ゼロ「神様でもあり破壊神でもある☆」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 22:04:08.78 ID:TuH5Jxap0
洞窟内



盗賊A「ぎゃああ!」



盗賊B「みぎゃああ!」



盗賊C「わぎゃあ!」



ゼロ「オラオラ行くよぉー!」ドォンッ!



盗賊D「ぎゃあああ!!!」



まどか「本当に私、必要ないね……」




「待ちな!」



ゼロ「!?」



まどか「こ、この声は……!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 22:06:37.85 ID:TuH5Jxap0
さやか「ここは通さないよ、通りたかったらあたしを倒すか身に付けてる物を全部渡すか……」



まどか「さかちゃん!?何で!?」



ゼロ「ありゃー……どうやら美樹ちゃんはこの空間に巻き込まれたみたいだね」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 22:15:01.05 ID:TuH5Jxap0
さやか「どうやら……力づくで通る様だね……」



ゼロ「当たり前だよ」



さやか「………」スラッ…



ゼロ「本気で私と戦うつもりか?」



ゼロ「私は破壊神でもあり創造神でもあるんだぞ?」



ゼロ「無駄な抵抗とは思わないのか?」ジリッ…



さやか「………」ジリッ…
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 22:17:48.15 ID:TuH5Jxap0
さやか「でやぁ!」バッ!



ゼロ「!」



まどか「あ!砂で目潰し!?」



さやか「もらっ……」



ゼロ「見切ったわぁ!」ザクッ!



さやか「ごぉ…おおお!?」ボタボタ……
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 22:22:54.56 ID:TuH5Jxap0
まどか「い、いやぁあああああ!!!!さ、さやかちゃん!?」



さやか「げ…おごぉぉ……!」ボタボタ…



ゼロ「フン、神に対して目潰しなぞ愚の骨頂だ」ズシュッ!



ドサッ!



さやか「が…あが…けはぁ……」ヒュー…ヒュー…



まどか「さやかちゃん!さやかちゃん!しっかりして!さやかちゃん!」



さやか「お……」プルプル…



まどか「さやかちゃん!?」




さやか「だ、誰だよ………」ガクッ



まどか「い、いやぁあああああああ!!!!」



まどか「さやかちゃん!さやかちゃん!目を開けて!さやかちゃん!」



ゼロ「こらこら、まどかちゃん。私を悪者に仕立て上げるんじゃない、ちゃんと生き返してあげるから」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 22:29:22.61 ID:TuH5Jxap0
さやか「ハッ!?」



さやか「こ、ここは!?」



まどか「さやかちゃん!良かった!」ダキッ!



さやか「うわっ!?まどか!?何その格好!」



さやか「て……この血…何?」ベタァ…
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 00:18:23.29 ID:2ooDu+1P0



村人A「ぎゃー!魔王だー!」



村人B「逃げろー!」



渚「…………」



渚「………」シュッ!



渚「………」ポイッ



ゴオォオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!



渚「何やってんだろ、私……♪」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 00:28:19.01 ID:2ooDu+1P0

公園



杏子「ん?」



ゴォウン…ゴォウン…



杏子「んあ?何だあれ?」



警察A「ん?オイ、あれ……」



警察B「あぁ、そうだよな……」



警察A「オイ、ちょっとキミ待ちたまえ」



杏子「逃亡グッズその2!『煙幕(コンソメパンチ)』!!!」バッ!



ボォウンッ!



警察A「うわっ!?何だこの黄色いの!?ゲホッゲホッ!」



警察B「ゲホッ!目にしみる!」




杏子「簡単に捕まってたまるかよ!」バッ!




警察A「あ!コラ!待ちなさい!」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 00:35:59.72 ID:2ooDu+1P0
佐倉杏子のその他の逃亡グッズ


逃亡グッズその1

『蜘蛛の糸』



逃亡グッズその3


『ファミコンのコントローラー』



逃亡グッズその4


『改造懐中電灯』
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 00:39:53.29 ID:2ooDu+1P0

洞窟の外



さやか「んー……なんだか横腹に違和感が感じるなぁ」サスサス…



ゼロ「気のせいだよ」



まどか「そ、そうだよ!」



さやか「そうかなー?」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 00:44:06.99 ID:2ooDu+1P0
さやか「とにかくさー、何であたしは盗賊なのー?」



ゼロ「そんな事言われてもなー」



さやか「ま、別にいいけどさ。で?どうすれば、この世界から出られるの?」



ゼロ「とりあえず、魔王を倒す事だね」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 00:49:26.42 ID:2ooDu+1P0




まどか「取りあえず今日はここで宿屋を探すの?」



ゼロ「そうだね☆もう夜だし」



さやか「しっかし、私は盗賊なんて向いてないってー、どっちかって言うと商人が良かったよ」



ゼロ「じゃあ転職する?引き換えにキミの処女が無くなる事になるけど……」グッ…



さやか「な、何をするつもりだよ!」サッ!
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 00:58:29.00 ID:2ooDu+1P0
覆面の商人「はーい!らっしゃいらっしゃい!」




覆面の商人「そこのお嬢さん!今はこの薬草がお買い得だよ!」ビシッ!




まどか「え?薬草?」




覆面の商人「薬草」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:03:25.83 ID:2ooDu+1P0
ゼロ「この物語は『魔王に誘拐された姫を助け出す』っていうリアルで体験出来るアレなんだけど……」



さやか「つまり……どんな感じなの?」




ゼロ「よし、じゃあ分かりやすく劇で教えてあげよう」スッ…



ズオォォッ!



さやか「次元が…歪んで……!」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:09:27.48 ID:2ooDu+1P0
ゼロの即席劇場



『ここはとある王国、ここで魔王の軍勢が現れた』



杏子「ハーッハー!姫を出せー!」



まどか「キャー!助けてー!」



杏子「姫を返して欲しくばメシじゃなかった……金でもなくて我々に従う事だなー!」



杏子「アーッハッハー!」



マミ「な!何て事!姫が拐われたですって!?」



さやか「すみません女王……!我々の護衛不足でした!」



マミ「仕方が無いわ……勇者を呼んで来なさい!」



さやか「ハイ!」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:16:15.77 ID:2ooDu+1P0
マミ「という訳で姫を助けてください!」



ほむら「えー…えー…えーっと…えーっとえーっと」



ほむら「あ、あの、正直な事を言うと面倒っつーか……その」



マミ「何でです!?姫が拐われたんですよ!?」



ほむら「えーだって、帰りは片道じゃないですか」



マミ「別にいいでしょ!片道でも!」



ほむら「それに助けた後に表現出来ない事とかされると、本当に面倒な事になるっていうか……」



マミ「そんなのならないから!」



ほむら「いやいやでも保証出来ないとは限らないし……!」



マミ「保証するわよ!」



ほむら「いやてゆーか、そんな事、誘拐事件として警察に通報したらどうですか?」



マミ「いやいや世界観がぶち壊れるから!」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:23:05.71 ID:2ooDu+1P0
『そして勇者は嫌々ながらも口に食パンをくわえて、王国を飛び出して行ったのでした』


『様々な困難を振り払い、そしてようやく魔王を倒した勇者……』



ほむら「でゃあ!」ズバッ!



杏子「ぎゃぁああああああ!!!死ぬ前にキャラメルが食べたかった……」バタッ



ほむら「姫様ー大丈夫ですかー」



まどか「あ、ありがとうございます!勇者様!何とお礼したらいいのやら……!」



ほむら「」カラーンカラン←剣が落ちた音



ほむら「……結婚してください」



まどか「は?」



『こうして第二の魔王が現れるのであった』
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:25:48.54 ID:2ooDu+1P0
――――

―――

――



ゼロ「まぁ第二の魔王を倒すのはUのストーリーになるんだけどね」



ゼロ「取りあえずまぁ、こんな感じ」



さやか「分かるのか分からないのか………」



ゼロ「あれ?そう言えば、まどかちゃんは?」



さやか「あ、そう言えば……」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:30:32.10 ID:2ooDu+1P0
まどか「二人共ー……」フラフラ……



さやか「まどか!?どうしたの!?その大量の薬草!?」



まどか「うぅ〜…断れなかったんだよ〜……」



さやか「えぇ〜!?仕方ないなぁ…その大量の薬草貸して!クリーニングオフしてくる」



まどか「ちょっ…ちょっと待ってよさやかちゃん!」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:36:08.43 ID:2ooDu+1P0
覆面の商人「ハーイ!安いよ安いよー!」



バサッ!


覆面の商人「?」



さやか「返品よ!」



まどか「あ。ちょ……」



覆面の商人「……困りますねー、買ったものを今更返品なんて」



さやか「いいから返品よ!」ガシッ!



覆面の商人「うわぁ!」バッ!



まどか「あ!覆面が……ってあぁ!?」



さやか「あ!?」



「クッ……!」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:41:41.65 ID:2ooDu+1P0
さやか「杏子!?」



杏子「……え?」



ゼロ「あ、そっか記憶がトンでるのか」



ゼロ「喰らえ!」ザグッ!



杏子「ぐぼへぇ!?」



ゼロ「電流攻撃!」ズバババ!!!!



杏子「ぎゃああああああ!!!!????」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:45:32.62 ID:2ooDu+1P0
杏子「―――ハッ!?」



杏子「あ、あれ!?ここどこだ!?」



杏子「どういう事だよ?え?は?」



さやか「えーっと……説明すると長くなるんだけど……」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 01:49:43.43 ID:2ooDu+1P0
魔王城



渚「…………」



渚「…………」



渚「…………」



渚「……暇だなぁ♪」



渚「暇過ぎてエロ本全部読み終わってしまったよ♪」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 10:29:02.72 ID:2ooDu+1P0
宿屋


杏子「なるほど……その魔王ってやつをブッ倒さなければこの世界から出れないんだな」



ゼロ「そういう事」



まどか「長い旅になりそうだね」



ゼロ「うーん……」



さやか「どうかした?」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 10:38:53.05 ID:2ooDu+1P0
ゼロ「その前にやらなきゃいけない事があるんだよな……」



さやか「やらなきゃいけないこと?」



ゼロ「商人が仲間になるのは想定してたんだけど、やらなきゃいけない事があってな」



ゼロ「クエストの一つでな……」



ゼロ「『商人の借金』を返さなきゃいけないんだ」



杏子「え?アタシの?いくら?」



ゼロ「確か……三億六千九百九十ニ万五千六百二十三円」



杏子「」



杏子「ふ、ふざけんじゃねぇ!何でそんな莫大な借金を抱えてるんだよアタシは!?」



ゼロ「あ、返されなかったら、体を売ることになるから」



杏子「何で!?」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 14:23:40.14 ID:2ooDu+1P0
公園



マミ「………」ピタッ



ゴォウン…ゴォウン…



マミ「あ、あれは?もしかして魔女の結界!?」



マミ「クッ!こんな所に出来てるなんて!」バッ!



シュゥゥ…




「あれ?さっきの人、消えなかった?」



「さぁ……?」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 14:41:28.26 ID:2ooDu+1P0
魔王城



渚「あ〜…暇だぁー……」



ゼロ「暇してるね渚ちゃん☆」



渚「まったく…ゼロちゃんのせいで暇中の暇してるよ」



ゼロ「じゃあさ、魔女化しなよ☆」



渚「いやいや……そう簡単に言ってくれるなよ」



渚「それにネガティブ系魔法少女の魔女化はとても弱いんだよ?」



ゼロ「じゃあさ、私が力をあげるよ」



渚「へ?」



ドスッ!



渚「ぱこぉっ!?」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 14:45:35.51 ID:2ooDu+1P0
渚「手が!手が!首に刺さってるぅ!」



ゼロ「キミの方から私達に来なよ☆でもどうせ、大人しくやられるんだろ?キミの事だから☆」



渚「ぱこぉ!ぱこぉ!」



ゼロ「そんなんじゃ駄目だ、ちゃーんと魔王をやってもらうよ渚ちゃん☆」グッ…



渚「あぎゃああああああああああああああ!!!!!」ズバババッッ!




ゼロ「さぁ!受け取るがいい!コレが絶望の果だ!」ババババ!!!



渚「い、逝っちゃうぅううううううううううううううううううう!!!!!」ズバババッ!!!





パリン
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 14:47:50.33 ID:2ooDu+1P0
渚「」ドサッ…




ゼロ「来るな……」



ゾ…




ゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾ……………




『アアアアアアアアアアアアォオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!』




ゼロ「で、でかぁ!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 14:52:32.51 ID:2ooDu+1P0
ゼロ「ジャヒー・ザ・ワールド……」



ゼロ「予想以上にデカかった……!」



ジャヒー『ゴォアアアアアアアアアアア!!!!!!!!』ブンッ!



ゼロ「おっと!」ヒョイッ!



ズドォオオオオオオオンンン!!!!




ゼロ「さて、渚ちゃん。この世界を滅ぼして私達勇者御一行を倒してみろ!」




ジャヒー『ウゴゥアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』バッ!




ドゴォオオンッ!




ジャヒー『ゴバァアアアアアアアア!!!!』バッサバッサ……




ゼロ「完全に化け物になっちまったなぁ……」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 14:55:33.28 ID:2ooDu+1P0




ゼロ「お待たせ」シュタッ



杏子「おうっ、どこに行ってたんだよ」



ゼロ「ちょっとね☆」



杏子「あ、そうだ。コイツを直してくれない?」



ゼロ「誰を?」



マミ「助けて…助けて……三日間何も食べて無いんです……」プルプル…



ゼロ「僧侶じゃなくて……巴ちゃんか」



ゼロ「分かった、助けてあげるよ」ザグッ!



マミ「ごはぁっ!?」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 15:00:33.20 ID:2ooDu+1P0
マミ「ハッ!?あ、あれ!?ここはどこ!?」



ゼロ「ここは私が作った世界だよ」



マミ「ゼロさん!?」



杏子「お、おい!その前に私の借金はどうすればいいんだよ!」



ゼロ「そんなモンそのこ銀行で強盗すればいいじゃないか」



杏子「成程!その手があったか!」ダッ!
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 17:38:49.31 ID:2ooDu+1P0
ワー!キャー!



マミ「強盗なんていいの?」



ゼロ「ご法度だけどね☆まぁああでもしないと物語が進まないし☆」



さやか「で?魔王とかどこに居るの?やっぱり城?」



ゼロ「いいや……もう少しでコッチに来るよ」



さやか「へ?」




ゾゾォォ……


まどか「あれ?何か…辺りが真っ白に………」






ジャヒー『ゴバァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!』
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 17:41:30.41 ID:2ooDu+1P0
公園



ほむら「……」ピタッ


ゴォウン……ゴォウン……



ほむら「………」クルッ



ゴオォォォ!!!




ほむら「え?きゃ…!吸い込まれ……!」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 17:44:44.03 ID:2ooDu+1P0






底辺の魔女


『Jahi・The・World』



55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 17:48:14.54 ID:2ooDu+1P0
ジャヒー『マガァアアアアアアアアア!!!!!!』



ゼロ「よし!倒せ!」



さやか「い、いや……」



まどか「そ、その……」



ゼロ「何だ!魔女退治の時は魔法少女の姿じゃないと駄目なのか!?分かったよ!特別だぞ!」ボォォ…



杏子「な、なぁ……あれ魔女か?」



ゼロ「そうだけど?」



マミ「な、何がなんだか良く分かんないけどやるしか無いみたいね」



ジャヒー『ウガァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!』
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 17:50:49.02 ID:2ooDu+1P0
まどか「あ!あの!私、魔法少女じゃないんですけど!」



ゼロ「じゃあ見学してれば?私も見学するけど」



さやか「えぇっ!?あたし達だけじゃキツイって!」



杏子「ええい!やるだけやるぞ!」



ジャヒー『モボォオオオオオオ!!!!』
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 17:56:45.66 ID:2ooDu+1P0
ジャヒー『ギヤァアアアアア!!!!』



さやか「よし!今だよ!」ズバァッ!



マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォウンッ!



ジャヒー『ッ!?』ゾバァンッ!



ブォオオオオッッ!!!



杏子「はぁ…はぁ……スゲェ強かったな……」



さやか「そ、そうだね………」



マミ「あ!見て!さっきの魔女の黒い煙が……小さく纏まって……!」



ザッ!



ジャヒー『…………』



さやか「あ、あ……さっきの黒い煙が大人の女性の様な体になった……」



杏子「真っ黒だから分んねぇけど……銃を持ってないか?」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:01:52.04 ID:2ooDu+1P0
ジャヒー『小僧共』



さやか「えっ!?は、ハイ!?(しゃ…喋った!?)」



ジャヒー『貴様らは魔法少女か?何故我々、魔女を倒そうとする』



マミ「そ、そんなのアンタ達がえっとその……」



ジャヒー『その通り、我々魔女が貴様たち人間を殺そうとするからだ』



ジャヒー『確かに我々は悪であろう……何をされても文句は言わん』



ジャヒー『だが大人しく殺される程、私は馬鹿ではないぞ?』



シュッ!



ボゴォッ!



杏子「げほっ!?なん…でやねん!」ズザザッ!



さやか「杏子!?い、いつの間に!?」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:03:57.81 ID:2ooDu+1P0
まどか「あぁ!?杏子ちゃん!?」



ゼロ「魔女っつーか別の何かになっちまったな……ん?」



ゴゴゴ……



ズバァッ!



ほむら「きゃっ!?」



ゼロ「うおっと!?」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:08:15.66 ID:2ooDu+1P0
ほむら「あ、あれ!?ここは!?」



ゼロ「あ、暁美ちゃん!」



ジャヒー「フンッ!」ジャキッ!



さやか「杏子危ない!」ドンッ!




杏子「うわっ!?」



ドォウンッ!



さやか「うひゃあ!」チュイーンッ!



ジャヒー『チッ……』



ほむら「えぇっと……どうして私がここに?」



ゼロ「説明するのが面倒だから、もう終わらせるか」スッ…
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:11:01.90 ID:2ooDu+1P0
ゼロ「おい、馬鹿野郎」



ジャヒー『フッ……貴様が出るか…会った時からただ者では無いとは思っていたのだ』



ジャヒー『これは楽しめそうだ……』ジャキッ




ゼロ「私と戦うつもりか……?」



ゼロ「創造神でもあり破壊神でもあるこの私に?」



ジャヒー『ッ』グッ…



ヒュッ!





ドスッッッ!!!!
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:12:38.16 ID:2ooDu+1P0
公園



渚「………ハッ!?」



渚「こ、ここは見滝原!?」



渚「ハァ…良かったぁ……戻れたかって……」



渚「何やってんのゼロちゃん?」



ゼロ『決まった……』
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:15:07.15 ID:2ooDu+1P0
ゼロ『それにしてもすっかり暗くなっちゃったねー』



渚『そうだね』



ゼロ『どうすんの?』



渚『別にぃ、明日学校あるけど夜遊びぐらいいいんじゃないの?』



ゼロ『悪いヤツだね』



渚「神様なのに止めないんだ♪」



ゼロ『日本の法律の秩序を守るのは神様の仕事じゃないもん☆』
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:18:19.31 ID:2ooDu+1P0
渚『あのさ、早く手を離してくんない?何かテレパシーじゃないと話せなくなるから』



ゼロ『あ、ごめん』パッ…
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:22:49.32 ID:2ooDu+1P0
河川敷



渚「とりあえず何もする事無いから、ここでしりとりしようよ!」



ゼロ『マジで?神様としりとりで戦う気?正気?』



渚「何を言ってんのさ♪神様(笑)のクセに!」



ゼロ「言ってくれるね………!」ピキッ…
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:27:10.78 ID:2ooDu+1P0
渚「それじゃあ行くよー!ドリ『ル』!」



ゼロ『え!?えぇっと……留守番電話!』オロオロ…



渚「わびさび!」



ゼロ『えぇっと…えぇっと……あ!ビリケン!』オロオロ…



渚「んん〜?」



ゼロ『ビリケン…の……えっと………』



渚「はーい!ゼロちゃんの負けー!」



ゼロ『わぁああん!!!』ドンッ!



渚「神様(笑)」



ゼロ『うぅぅ……』ポロポロ…
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:31:31.69 ID:2ooDu+1P0
渚「創造神でもあり破壊神でもある(←ツッコミどころ)」ドヤァ




ゼロ「うぅ…ひっぐ……」ポロポロ…



渚「あぁ…!ご、ごめんよゼロちゃん…!泣かすつもりはなかったんだよ…」ヨシヨシ…



ゼロ『うるへー!え、ひっぐ…演技じゃー!』グシグシ……



渚「それじゃあさ!暗算しようよ!ね?それなら出来るでしょ?」



ゼロ『あ、あんざん……?』
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:33:49.31 ID:2ooDu+1P0
渚「それじゃあさ♪76+43は?」



ゼロ『え?えぇっと……』



渚「指使っちゃ駄目だよ!暗算にならないじゃん!」



ゼロ『えぇっ!?』
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:36:01.88 ID:2ooDu+1P0
ゼロ『えぇっと……』



渚「ほら!頑張って!」



ゼロ『ううんと……』



ゼロ『102?』



渚「神様辞めちまえよテメー」



ゼロ『うぅぅ……』ガクッ…
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:38:59.22 ID:2ooDu+1P0
渚「あ!ごめんね!?ついうっかり本当の事言っちゃった!本音を言っちゃった!」



渚「ごめんね?ゼロちゃん?本当の事言っちゃって」ナデナデ…



ゼロ『黙れこの生物の中でも一番下のランクのヤツの分際で……!』グシグシ…
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:43:52.70 ID:2ooDu+1P0
渚「うんうん、そうだね?だけどその一番下のランクの生物に出された問題に答えられなかったキミはどうなの?

まさかそれで神様語る気?」




渚「甘いんだよ、テメェなんざ一生人間達の言うことに従う事しか出来ない奴隷になっちまえよボケ」



ゼロ『うぅ…帰るぅ……』
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:46:34.80 ID:2ooDu+1P0
渚「さて、ゼロちゃんも帰っちゃったし……どうしよっかなー♪」



ゆま「…………」



渚「…………」



ゆま「………」




ゆま「………」ニコッ



渚「………」ギョッ!



ゆま「」ビクッ!
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:49:00.33 ID:2ooDu+1P0
ゆま「ふぇぇえん!キョーコー!」



渚「まったく……こんな時間にウロウロしやがって……♪」



渚「夜遊びは中学生までだぜ?」クルッ…




杏子「コラー!テメェ!待ちやがれ!」




渚「おっと、ロリコンの登場かって……あ!」




杏子「って渚じゃねぇか!?」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:53:55.66 ID:2ooDu+1P0
杏子「って事は……ゆまを泣かせたのはお前か」



渚「ゆま?」



杏子「このくらいの身長の……」



渚「……泣かしてたらどうする?」



杏子「どうやって泣かしたかしらねーが……ゆまを泣かしたヤツはお前でも許さねぇ」



渚「やる気かい?杏子ちゃん?以前私と戦って惨敗したクセに?」



杏子「………あぁ」



渚「……そういうとこ好きだぜ♪」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 18:58:59.80 ID:2ooDu+1P0
数分後



杏子「でやぁあ!」ブンッ!



渚「『骨折弾』!」ダァンッ!



杏子「グッ!?」ビシッ!



杏子「ごはぁっ!?」ベキッ!



杏子「はぁ…はぁ……」



渚「もう終わり?」



杏子「はぁ……はぁ……あぁ……」



杏子(やっぱつえーな……渚は、だてに様々な絶望を体験してないよな……斎藤が目を付けただけの事はある……)



渚「さっきのゆまちゃんにはさ、杏子ちゃんが言ってくれたらちゃーんと謝るのに、そんな物騒な事しなくてもいいんだよ?」スッ…



杏子「あぁ……すまねぇ……どうやら頭に血が上ってたみたいだ……」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 19:01:45.59 ID:2ooDu+1P0
ゆま「ま、まてー!」



渚「?」



杏子「ゆ、ゆま!?」



ゆま「キョーコを殺さないで!殺したらゆまは絶対に許さない!」



渚「おおっ?」



杏子「ま、待て…!ゆま!コイツは……」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 19:11:19.60 ID:2ooDu+1P0
ゆま「知ってるよ!この人はねがてぃぶけい魔法少女なんでしょ!?ショーコから聞いたモン!」



渚「あぁ、キミも翔子ちゃんと一枚噛んでたのか?」



ゆま「ねがてぃぶけい魔法少女は悪いヤツだって聞いた!」



渚「へぇ、そりゃどうも♪」



ゆま「悪い魔法少女は許さな……」スッ…



パシッ!



杏子「あ!ソウルジェムを……!」



渚「変身してから来るべきだったね♪」ジャキッ!



ゆま「う……ぐぅ……」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 19:17:22.74 ID:2ooDu+1P0
杏子「止めてくれ!渚!そいつはアタシの大切な友人……いや、それ以上の存在なんだ!頼む!止めてくれ!ゆまを…

殺さないくれ!」




杏子「頼む!頼む!」



渚「オイオイ、キミ達は私の事をただの猟奇殺人鬼とか思ってんの?ちゃんと情ぐらいあるって♪」



渚「大体、何で私が子供相手にムキになって………」



ゆま「子供なんかじゃry」



ガッ!!!



ゆま「〜〜〜〜〜!」ジタバタ



杏子「あ、頭を抑えられて……」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 19:22:50.69 ID:2ooDu+1P0
渚「ごめんごめん、それじゃあ私はもう帰るからさ♪許してよ♪」バッ!



ゆま「あう!」ドサッ



渚「それじゃあね杏子ちゃんに、ゆまちゃん♪」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 23:55:18.12 ID:2ooDu+1P0
明日 そば屋




斎藤「ふーん、小早川渚と会ったのか……」ズズ…



ゆま「ねぇ、しょーこ」



斎藤「名字で呼べ、何だ?」



ゆま「しょーこは……なぎさに負けたの?」



斎藤「……名字で呼べ」ズズ…



ゆま「……伊藤」



斎藤「……もう何でもいい」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:01:21.12 ID:QTXOrKIs0
斎藤「分からんな、勝ったのか負けたのかよく覚えてない」コトッ…



ゆま「負け惜しみ?」



斎藤「いや、本当に覚えて無いんだ。戦った様な気もするし………」



ゆま「しょーこ」



斎藤「……何だ?」



ゆま「ゆま、なぎさを倒したい、きょーこの仇をとりたい!」



斎藤「返り討ちにあうだけだぞ」



ゆま「そんな事無いもん!」



斎藤「そんな事ある」



ゆま「しょーこは冷たいね!」



斎藤「よく言われる」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:06:21.23 ID:QTXOrKIs0
斎藤「それにこれ以上、ネガティブ系魔法少女に関わるな。あんなヤツらと関わるとロクな事がないぞ」



ゆま「むぅー」



斎藤「それと、あまり夜遅く出歩くな、分かったな?」



ゆま「しょーこだって、この前、夜遊びしてた」



斎藤「私はいいんだ」ポンッ



ゆま「ズルイよ!」



斎藤「ズルくない」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:11:52.63 ID:QTXOrKIs0
斎藤「そんなに戦いたいのか?倒したいのか?」



ゆま「うん!」



斎藤「……なら、アイツをお前と同レベルにすればいい」



斎藤「この弾丸を使え」



ゆま「何それ?」



斎藤「『後退弾』。ヤツが使っていた弾丸を私の部下にくすねさせた物だ」



斎藤「この改造モデルガンに装填してやった、これでアイツを撃つとお前と同レベルだ」



ゆま「どうれべる?」



斎藤「小学生の頃のヤツに戻せるって訳だ」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:15:45.31 ID:QTXOrKIs0
通学路



渚「そう言えば、さやかちゃん授業中ずっと寝てたね♪」



さやか「え?寝てないよ?」



ほむら「寝てたじゃない」



さやか「あれは寝てると見せかけて……ん?」



ゆま「……」ザッ



まどか「?」



ゆま「……」チャキッ



さやか「うわぁ!拳銃って……オモチャかよ」



渚「あ、キミは………」



パァンッ!



渚「ぐえっ!?」ビシッ!
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:24:29.61 ID:QTXOrKIs0
渚「」バタッ



まどか「渚ちゃん!?」



さやか「渚!?大丈夫!?」



ゆま「えーっと…これは『後退弾』!効果は……えーっと……」



渚「………『後退弾』、それは弾丸内の一定の薬の量で相手の年齢を戻す事が出来る」



渚「それだけじゃなくて、記憶もその当時に戻す事が出来る………」シュルシュル……



ほむら「か、体が……縮んでいる……!」



さやか「しかも声が高くなって……!」



渚「………」パチッ



渚「……え?」



渚「こ、ここ……どこ?」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:31:30.76 ID:QTXOrKIs0
渚「どこなの…?ここ……早く帰らなきゃ…帰らなきゃお父さんに……!」フラフラ…



ゆま「ちょっ!ちょっと待って!どこに行く気!?」



ゆま「きょーこにあんな事しておいてただで済む訳……」



渚「……!」ビクッ



渚「ご、ごめんなさい、あの、あの……何か…悪い事、したなら…あの謝りますから……その……」




ほむら「……あなたは何者か知らないけど、彼女、記憶が戻ってるらしいわよ?」



ゆま「へ?」



ほむら「つまり、あなたのトラブルは無かったって事になったのよ」



ゆま「はぁ……なんか納得いかないけどそっかー…記憶が戻っちゃったら仕方無いよね」




ほむら「ほら、早く帰りなさい」



ゆま「はーい」テクテク…
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:42:52.58 ID:QTXOrKIs0
さやか「で?どうすんの?この渚」



渚「……」コソコソ…



さやか「こら、待ちなさい」グイッ



渚「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」



さやか「」



渚「や、止め…い、いや…!止めて…!やめ…やめ……!」プルプル…




「何あれー?イジメー?」



「やーね……最近増えてるらしいわよ」



「酷い事するなー、下着だけにするなんて……」



「か、関わるのは止めよーぜ……」



さやか「」



ほむら「何をポケッとしてんのよ、早く別の所に行くのよ」



さやか「あ、そうだった!」バッ…
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:49:08.89 ID:QTXOrKIs0
裏路地



さやか「ぜぇ…ぜぇ…通報とか…されて無いよね?」



ほむら「されてない事を願うばかりね」



渚「………」プルプル……



まどか「どうしよう……渚ちゃんがこんな事になっちゃったし……」



ほむら「その前に服ね」



さやか「そうだね……パンツ一丁で歩かさせる訳にも行かないし……」



ほむら「そして国家権力に逮捕される……」



まどか「ここからなら私の家が近いし……私の昔着てたお古なら」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:52:32.23 ID:QTXOrKIs0
さやか「服はそれでいいね?それで問題は……」



まどか「渚ちゃんのアパート…一回だけ行ったことあるけど…一人だけじゃなぁ……」



ほむら「うーん……」



さやか「うーん……」



まどか「………」



渚「………」オロオロ…
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:55:16.99 ID:QTXOrKIs0
さやか「……あ!マミさんの所は?」



ほむら「成程、じゃあ一旦、マミさんの所に預けましょうか」



まどか「それじゃあ、まず服だね」



ほむら「それじゃあ、まどかの家に行きましょうか」



渚「?」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:58:30.72 ID:QTXOrKIs0
まどかの家



タツヤ「おかえりー」



まどか「はい、ただいまー」



渚「……?」



タツヤ「?」



まどか「あ、この子は渚ちゃんだよ」



タツヤ「渚ちゃん?こんにちはー!」



渚「こ、こんにちは……」ボソボソ…



まどか「それじゃあ来て、渚ちゃん!」グイッ



渚「あ、ちょっと……」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 01:01:49.79 ID:QTXOrKIs0
まどかの部屋



まどか「わー!可愛いよ、渚ちゃん〜!」



渚「あ、ありがとう……///」



まどか「その恥じらい顔も可愛いよ!」



渚「み、見ないで///……ください…///」



まどか「あ、ごめんね!ティヒヒ!さやかちゃんみたいな事言っちゃった……」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 07:26:41.48 ID:QTXOrKIs0
まどか「鏡見てみる?」コトッ



渚「は…はぁ……」






まどか「どう?」



渚「ど、どうっ…と言われましても」



渚「はぁ…まぁ…いいんじゃ……ないんですか?」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 07:33:29.71 ID:QTXOrKIs0
マミのマンション前



さやか「オッケーだって、さ、来てよ渚ちゃん」



渚「え…えぇっと……」



さやか「ん?どうしたの?」



渚「あ、あの……家に…帰らなきゃ……」



さやか「そんな事言っても渚の家、あたし達知らないもん、ねぇ?」



ほむら「それに、小早川さんは一人暮らしらしいし」



さやか「どうしようも無いよね」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 07:37:56.20 ID:QTXOrKIs0
渚「で、でも、早く帰らないと……お父さんに……酷い事されるし……」



渚「が、学校に行かないと……みんなに何をされるのか…分かんないし……!」



渚「い、いや…!帰りたい……!」



ほむら「ゴタゴタ言わずに早く行くわよ」グイッ



渚「え、いや、ちょっと……!」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 07:43:30.71 ID:QTXOrKIs0
マミの部屋



渚「………」ガクガク…



さやか「渚……どうしたんだろうね」



ほむら「何やら暗い過去がある見たいね……」



マミ「この前、少し語ってたんだけど……どうやら昔、酷い虐待に遭った事があるみたいよ」



さやか「虐待?」



マミ「ほら、小早川さんの左手の薬指が無いでしょ?」



マミ「あれ、父親に切り落とされたらしいわ」



さやか「なっ……!?」



ほむら「切り落とした!?」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 07:47:38.38 ID:QTXOrKIs0
渚「………お、お父さんが、あの時、凄く機嫌が悪くて……私を呼び出すなり殴られて……」



渚「その後……お、お…お父さんが…カッターナイフを持ってきて……!」プルプル…



渚「……ッッ!!!」ガバッ!



マミ「ご、ごめんね、嫌なこと思い出させちゃった……」



さやか「………」



ほむら「………」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 07:57:22.83 ID:QTXOrKIs0
マミ「とりあえず……小早川さんは私が引き受けるわ」



さやか「それじゃあ、後は頼みました」



ほむら「あ、これ、小早川さんの荷物」



バタンッ



マミ「さて」



マミ「何か食べる?」



渚「………」



マミ「えぇっと……好きな物は何?」



渚「………」



『渚ちゃんが好きな物は、ドライカレーだよね?』



マミ「え?テ…テレビが……」



ゼロ『テレビを使って映ってるんだよ☆』



マミ「ゼロさん!?」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 08:00:43.44 ID:QTXOrKIs0
渚「な、何で……私の名前を……?」



ゼロ『え?そりゃあ………』



ゼロ『8月13日……』



ゼロ『その時にキミと会ったよね?」



渚「え…?ま、まさか……?」



ゼロ『キミが自殺しようと、廃墟のビルの屋上から飛び降りた後に会ったよね?』



渚「………!」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 08:09:26.93 ID:QTXOrKIs0
ゼロ『あはは☆まぁそんな顔すんなよ☆』



渚「…………神様!」



渚「何で!私を助けなかったの!?何で私がいくら助けを叫んでも来てくれなかったの!?私をずっと


見てたんでしょ!?何で!?」ガッ!




マミ「あ、そ、それ、私のテレビ……」



ゼロ『……甘いんだよ、不幸な思いをしてるヤツは地球でも何人も居るんだよ、そんな何人も居る理不尽な思いを


してるヤツを助けると思ってんのか?そんな面倒な事しないって☆』



渚「神様なんでしょ!?」



ゼロ『キミは神様をよく理解出来て無いみたいだね、神様ってのは正義のヒーローじゃねぇんだよ☆』



ゼロ『神様は常に平等だ、例えキミをイジメてるヤツでもキミのお父さんでもね』



渚「………!」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 08:12:28.42 ID:QTXOrKIs0
ゼロ『あはは☆失望しちゃったかな?』



渚「………!」



マミ「え、えぇっと……ゼロさん?」



ゼロ『あぁ、巴ちゃん。渚ちゃんの事は頼むよ☆蓮美ちゃんは下見滝原に行っちゃったからさ☆』



ゼロ『渚ちゃんの面倒を見れるのはキミだけさ☆』
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 08:16:13.33 ID:QTXOrKIs0
ゼロ『渚ちゃん』



渚「………」



ゼロ『助けはしないけど、キミの暇潰しならいつでも付き合ってあげるよ☆』



渚「……!」



ゼロ『それじゃあね』



プツンッ…



渚「………」



マミ「さて、ドライカレーだったわね?」



マミ「まぁ頑張って作ってみるわ!」



渚「う…うん……」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 08:22:32.17 ID:QTXOrKIs0
マミ「はい!出来たわよ!」



渚「………」パクッ



マミ「どう?」



渚「……美味しい」ニコッ



マミ「あ、初めて笑顔を見せてくれたわね?」



渚「う……///」



マミ「ふふ……」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 08:27:41.98 ID:QTXOrKIs0
渚「………」パクパク…



マミ「………」



渚「………」パクパク…



マミ「………」スッ…



マミ「………」ビョーン



渚「こ、この髪触らないで下さい……」バッ



マミ「あ、ごめんね?だってそのアホ毛…見てたら触りたくなっちゃったから」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 14:25:34.13 ID:QTXOrKIs0
マミ「あら、もうこんな時間」



マミ「ケーキいる?」



渚「あ、甘い物は駄目なんです……の、喉が乾くから……」



マミ「そう、じゃあお風呂は?」



渚「い、いや……そんな……」



マミ「まぁそんな遠慮せずに」



渚「いや……でも……」



マミ「そんな遠慮せず」



渚「いや…でも…」



マミ「そんな遠慮せず」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 14:30:55.51 ID:QTXOrKIs0
風呂場





渚(何故だ)カポーン
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 15:18:11.57 ID:QTXOrKIs0
マミ「さーて、小早川さん、体を洗いましょう!私が手伝ってあげるわ!」



渚「いや…結構です……」



マミ「でも残念ながら、タオルが無いから素手でやっていい?」



渚「あ、頭にしてください!」



マミ「頭……?」




1・頭を洗う



2・それでも体を洗う



3・視姦



+2
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 16:02:05.71 ID:BcFP4bzBo
3
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:27:09.04 ID:QTXOrKIs0
>>3



マミ「………」ジー…



渚「な、何ですか……」



マミ(よく見てみると、青黒色の髪なのね……)ジー…



渚「み、見ないで下さいよ……恥ずかしい……///」



マミ(体つきは……うん、将来が期待されるわ)



渚「///」



マミ(胸は……元と変わってないわね、暁美さんと同レベルね)
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:30:00.52 ID:QTXOrKIs0
渚「も、もういいですよ、じ、自分で洗いますから…!」



マミ(怒らしちゃったかしら?)



マミ(元の小早川さんだと全然違う反応をしそうね……)
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:31:51.91 ID:QTXOrKIs0
洗面所



マミ「ふー…サッパリしたわねー」



ゼロ『その胸は万死に値するよ』



マミ「!?」バッ!



ゼロ『あー…鏡を介して映ってるだけだからコレ』



マミ「な、何か用かしら?」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:37:22.45 ID:QTXOrKIs0
ゼロ『いやいや……渚ちゃんと随分と仲良くしてるね』



ゼロ『元を言えば渚ちゃんは、キミ達の敵であるネガティブ系魔法少女だよ?』



ゼロ『渚ちゃんの過去は私がよく知ってるし、姉の蓮美ちゃんよりも渚ちゃんの事を良く知ってるし……』



マミ「……妬いてるの?」



ゼロ『ま、まさか』



ゼロ『創造神でもあり破壊神でもあるこの私が?』



ゼロ『そうかもね……』スッ…



マミ「フフ…やっぱり神様でも小早川さんは大切な友達なのね……」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:40:08.86 ID:QTXOrKIs0
ほむホーム  風呂場



ほむら「!」ピキーン!



ほむら「な、何か頭に電撃が走った様な……」



QB「入っていいかい?」



ほむら「入ってるじゃない」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:43:21.99 ID:QTXOrKIs0
ほむら「何か用?」



QB「えーっと……気になった物があったんだけど……」



ほむら「?」



QB「キミの体って案外幼児体型なんだね」ザクッ!



QB「投げナイフを隠し持ってたのかい?」



QB「僕じゃなかったら確実に死んでたよ」ピュー…
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:45:49.66 ID:QTXOrKIs0
QB「まったく、キミはいつもそうだね」



QB「ほむら、キミは僕をイジメてるのかい?」



QB「僕はただ正論をry」ザクッ!



QB「ほむら、僕はまだ喋ってるんだ」ブシュッ!



QB「僕じゃなかったら死んでたよ」ピュー…
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:48:29.15 ID:QTXOrKIs0
QB「確かにキミの体を幼児ry」



QB「ちょっと」ザクッ!



QB「まだ喋り始めたばっかじゃないか」ブシュ!
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:51:57.23 ID:QTXOrKIs0
ほむら「言いたいことは無いの?」



QB「今度は脳天に投げられそうな気がするから、今日は帰らせて貰うよ」



ほむら「そう?」



QB「それじゃあね」



ほむら「………」



QB「………」



ほむら「………」



QB「ひだry」ザクッ!



QB「酷いよ、ほむら」パタッ
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 17:59:55.77 ID:QTXOrKIs0
マミのリビング



渚「………」ポー…



日村『だから違うんだって!』



設楽『何がだよ!』



マミ「ねぇ、小早川さん?」



渚「え?」



マミ「この本なにって……聞いても分からないわよね」



渚「……?」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 18:06:58.31 ID:QTXOrKIs0
マミ「……?」ペラッ



マミ「!!!???!???!?//////」カァー…



マミ「きゃ…!な、何て物を見てんのよ小早川さん!?////」パシッ!



渚「???」ペラッ…



マミ「あ」



渚「」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 18:17:57.68 ID:QTXOrKIs0
マミ「あ!だ、だめ!」



渚「………///」



渚「こ///」



マミ「こ?」



渚「これ……どうなってるんですか?///」パラッ



マミ「」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 18:21:59.32 ID:QTXOrKIs0
ゼロ『………』



ゼロ『………』



ゼロ『えーっと……』



ゼロ『一旦、CMでーす』
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 18:41:10.08 ID:QTXOrKIs0
朝  上条家
    



ガララッ



恭介「………」ヌッ



恭介「……清々しい朝だ」



恭介「一曲何か弾いてみようかな」スッ…



恭介「…………」



恭介「その前にトイレ行こうっと……」イソイソ…
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 18:46:08.38 ID:QTXOrKIs0
恭介「ふー…」パタンッ




恭介「あれ?バイオリン……どこやった……?」ガサガサ…




恭介「ま、いっか……代わりに勢いで買ったエレキギターでも弾くか」ゴソッ…




恭介「えーっと……曲名は……」




恭介「『絶望ビリー』」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 18:51:15.15 ID:QTXOrKIs0
マミの寝室



マミ「うう〜ん……」ムクッ…



マミ「あれ?小早川さん?」



マミ「あら…?これは…?置き手紙かしら…?」



『マミさん、どうやらお世話になった様ですね、ありがとうございました♪』



マミ「何だ…元に戻ったのね……」



マミ「………何か名残惜しいわね」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 18:53:37.12 ID:QTXOrKIs0
上条家前



タツヤ「〜〜♪」



タツヤ「?」



ギャワワワワワワワン!!ジャンジャンジャンッ!!



タツヤ「……?」



まどか「タツヤー?どこにいったのー?」



タツヤ「姉ちゃん!」



まどか「タツヤ……ダメでしょ?ウロウロしちゃ……」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 19:00:39.91 ID:QTXOrKIs0
上条家



恭介「……!」ジャジャジャジャンッ!



恭介「ふぅ……」



恭介「気持ちが昂り過ぎていつの間にか上半身裸になってた」



恭介「あ、窓を開けっぱry」



黒スーツの男「……」ムッシャムッシャ…



胸毛の男「………」ムッシャムッシャ…



口紅の男「………」ペロッ



恭介「」ピシャッ!



恭介「……何か最近、見滝原に変な人が増えてきたなぁ」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 19:29:38.21 ID:QTXOrKIs0
公園



ゼロ『地球はどうなってるかな?』



タツヤ「行くよー!」



さやか「ばっちこーい!」



まどか「頑張れー!」



タツヤ「えーい!」ポイッ



さやか「上手上手!」



ほむら「あら?あれは……」ピタッ




ゼロ『………☆』
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 19:35:12.40 ID:QTXOrKIs0
さやか「あ、ほむらー!」



タツヤ「ほむほむー?」



まどか「ほむらちゃんだよ、タツヤ」



ほむら「ふふ……こんにちは、たっくん」スッ…



ゼロ『………』ジー…



ほむら(触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい触りたいクンカクンカしたいしたいしたい

ペロペロしたいたっくんの顔を舐めたい舐めたい)←邪心




ゼロ『……』ポンッ



ほむら(触ったぁー!)ポンッ



タツヤ(ゼロ)「触んなや」パシッ!



ほむら「」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 19:38:16.26 ID:QTXOrKIs0
ほむら「」ズーン…



まどか「ほむらちゃーん!ほむらちゃんの手を鬱陶しいそうに払いのけられたぁー!」



ほむら「……ねぇ、美樹さん」



さやか「な、何だよ……」



ほむら「お、教えてくれない?私……生きてる資格あるのかな…?ははは……」ガクガク…



さやか「気をしっかり持てよ、ほむら!」ガシッッ!



タツヤ「?」キョトン
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 19:52:59.33 ID:QTXOrKIs0
渚「オッース!三人と…も…って五人共かー!」



まどか「渚ちゃん!?戻ったの!?」



渚「なんとかね♪」



渚「ところで…この子は……」



タツヤ「だれー?だれー?」チョイチョイ



まどか「私の弟のタツヤだよ」



まどか「タツヤ、この人は私の友達の渚ちゃんだよ」



タツヤ「なぎさー?前もどこかでー…」



まどか「あ、その渚ちゃんとは違う渚ちゃんと言うか……」



渚(同一人物だけどね♪)
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 20:41:06.17 ID:QTXOrKIs0
タツヤ「なぎさーなぎさー」チョイチョイ



渚「へ?何?」スッ…



ガッ!



渚「!?」



タツヤ「あはは!はははは!!」グググ…!




渚「あだだだだ!!!」



さやか「あ!渚のアホ毛を!」



まどか「タツヤ!駄目!手を離しなさいぃぃぃ…!」ググ…



渚「いでででで!いだだだだ!」



ほむら「このままだと、小早川は個性なきモブキャラに……!」



渚「えぇっ!?いやいや…!アホ毛が取れても私はレギュラーですよー!?あだだだだ!!!」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 20:44:56.08 ID:QTXOrKIs0
どっかの次元



エリー『ワルプル姐さん知ってます?最近、日本はデフレみたいッスよ?』



ワルプルギスの夜『やーね、こんな時代に円高とかねぇ……』




エリー『まったく、生き殺しッスよ』



ワルプルギスの夜『ま、私達には関係ないけどね!』



『『あーはははははははははははは!!!!』』
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 20:49:59.88 ID:QTXOrKIs0
――――

――





渚「ハッ!?」



まどか「ほら、タツヤ、ごめんなさいしなさい」



タツヤ「ごめんなさい……」ペコッ



さやか「良かったね渚、そのアホ毛を取られずに済んで」



渚(い、今のは……!?)



※伏線ではありません
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 22:03:03.37 ID:QTXOrKIs0
タツヤ「ごめんなさい」



渚「いやいや、いいって……」



斎藤「…………」スィー…



渚「あ!翔子ちゃん!」



斎藤「ったく!何でお前は人がさり気なく通り過ぎようとしてやったのに声を掛けるんだ!?」



さやか「あ!あんた!広島の…!」



斎藤「クッ……!」



ほむら「小早川さん?知り合い?」



渚「うん、知り合いSA♪」グッ!



斎藤「近寄るな…!暑苦しい…っ!」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 23:47:47.70 ID:QTXOrKIs0
渚「それとね!私達って変装が得意なんだよねー♪」



まどか「へー!」




斎藤「偵察の時にするだけだ、別に隠し芸でも何でも無いぞ」



渚「まぁさ!そんな事を言わずにさ!明日さ!このメンバーの誰かに変装して学校に行こうよ!」



斎藤「……そんな事をして、何のメリットがあるんだ?」



渚「えー?学校に行く事によって翔子ちゃんの知能が上がるとか…?」



斎藤「あぁ!?」



渚「だからさ!やろうよ!私も一緒に変装するからさ!」



斎藤「………」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 23:50:49.35 ID:QTXOrKIs0
明日



まどか(あんな事を言ってたけど…本当に変装してくるのかな?)



さやか「オーッス!まどかー!おはよー!」ガバッ!



まどか「キャァ!?さやかちゃん!?」



さやか「相変わらず可愛いヤツめぇ!私を待っててくれたのかぁ?んんー!?」グリグリ…



まどか「ティヒヒ!止めてよ、さやかちゃん!」ジタバタ



まどか(さやかちゃんは違うね……)
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 23:55:23.49 ID:QTXOrKIs0
ほむら「おはよう、鹿目さんに美樹さん」



さやか「おっ!ほむら!」



ほむら「あなた達は本当に仲がいいのね……殺したい程」



さやか「おおうっ!?なんか殺意を感じたぞぉ!?」ゾクッ!



まどか「ね、ねぇ!」



ほむら「ん?」



まどか「ほむらちゃんは……その…斎藤さんか渚ちゃんのどちらかなの?」



ほむら「……まさかあの二人の言ったことを本気で信じてるの?」



ほむら「どうせハッタリよ」ファサッ



さやか「えー?そうかなー?もう既にこの中にいたりして!」



ほむら「まさか」



さやか「まどかはどうなの?」



まどか「えっ!?」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 23:57:14.21 ID:QTXOrKIs0
さやか「ぐへへ…あたしがしっかりと確認してあげるよへへへへ……!」



ほむら「下がりなさいまどか、美樹さんは私が殺……止めるから」



さやか「アンタはどんだけあたしを殺したいんだよ!」



ほむら「数千万回」



さやか「多ッ!?」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 00:00:24.29 ID:iaInw1WG0
仁美「おはようございます二人と……」



さやか「………」ジー…



ほむら「………」ジー…



まどか「………」ジー…



仁美「ど、どうかしましたの?私の顔に何か付いてますの?」



さやか「……いや、まさかな」



ほむら「そうね、よりによって志筑さんなんかに……」



まどか「うん、そうだよね……」




仁美「な、何を三人で納得してますの!?」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 00:05:26.10 ID:iaInw1WG0
学校


まどか「………」ガラッ



さやか「やっぱり渚の席は無いね」



ほむら「という事は本当に……この中に?」



さやか「な、何か怖くなってきたね……」



ほむら「………そうね、何というか…不気味というか……」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 00:08:56.25 ID:iaInw1WG0
屋上



杏子「よっと」シュタッ



マミ「あら、佐倉さん、不法侵入とは相変わらずね」



杏子「おっと、マミか」



マミ「………ねぇ佐倉さん」



杏子「は?」



マミ「貴方……小早川さん?それとも斎藤さん?」



杏子「んだよ……お前、昨日の事をマジで鵜呑みにしてんのかよ」



杏子「あんなのどーせハッタリだろ?」



マミ「どうだか」



杏子「そう言うマミはどうなんだよ!」



マミ「え!?」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 00:12:50.55 ID:iaInw1WG0
マミ「……忘れてる様ね、佐倉さん」



杏子「あぁ?」



マミ「私の胸を見なさい、この胸……あの二人には無い大きさの胸よ」



杏子「……」シュッ!



マミ「きゃっ///」ムニュッ!




マミ「な、何をするのよ!」



杏子「ヘッ…胸だぁ?ンなの渚の特殊弾を使えば、胸なんてどうにでもなるだろーが!」



マミ「だ、だから!私は違うから!」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 07:40:22.25 ID:iaInw1WG0
ゼロ『これは面白い事をしてるね』



ジャバウォック『何をやってるんだ、ゼロ』



ゼロ『いやー…渚ちゃんと斎藤ちゃんが変装して学校に忍び込んでるんだって!』



ジャバウォック『ふーん』
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 08:13:33.13 ID:iaInw1WG0
教室




さやか「さーて、次の授業は〜…と、ん?」



さやか「あぁぁ!?」



まどか「ど、どうしたの!?」



さやか「筆箱と間違って、しゃもじを持って来てしまった!」



さやか「さやかちゃん卒倒!」グニャ〜



まどか(な、何か……さやかちゃんの、お馬鹿な部分が強調されてる様な……)
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 08:18:24.76 ID:iaInw1WG0
ほむら「美樹さん、筆箱の出番は無いわ」



さやか「ほ、ほむら?」



ほむら「次は体育よ、その次の時間になったら誰かに筆記道具を借りなさい」



さやか「あ、そうなのか……助かったぁ」



まどか「あれ?私の体操服が無い」



ほむら「……美樹さん」



さやか「はい?何でゲス?」




ほむら「窃盗なんて、人間のクズがやることだわ」ファサァ



さやか「いや、違うからね!?それに、そのセリフはお前にだけは言われたくない!」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 08:27:07.09 ID:iaInw1WG0
恭介「あ」バッタリ

さやか「あ」バッタリ



さやか「気が付いたら恭介が退院してたでござるの巻」



恭介「ご、ごめん……黙ってて、い、一応、連絡はしようと思ってたけど……」



さやか「まったく…恭介ったらー…あ!手は治ったんだね!」



恭介「うん、まぁね」



さやか「遅めの退院祝いで……コレ、あげるよ」



恭介「え?CD……じゃなくて本?タイトルが……」




『人妻調教』




恭介「」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 08:30:12.99 ID:iaInw1WG0
さやか「さぁ!恭介!封印されていた『モノ』を開放するとき……」



恭介「な、なんて物を持ってるんだ!!!??何だコレ!?」



さやか「恭介……」



恭介「えぇ?」



さやか「ポケットティッシュしか……無いんだけど……///」モジモジ…




恭介「いらないよ!何で公開でやる流れになってるんだよ!」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 08:36:31.06 ID:iaInw1WG0
繁華街



さやか「〜♪」



まどか「さやかちゃ……いや、渚ちゃん」



さやか「………?」



まどか「さやかちゃんは……渚ちゃんなんでしょ?」



さやか「………え?」



まどか「だって、あんな本を持ってるのは……」



さやか「何を言ってるの?あの本は渚に押し付けられた物だけど?」



まどか「え」



まどか「あ、そうなんだ!」



まどか「あははは……」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 08:45:29.64 ID:iaInw1WG0
たい焼き屋「こらー!待てー!たい焼きドロボー!」



杏子「っ」ハフハフ



さやか「あ!たい焼きくわえた杏子ちゃんだ!」



杏子「!」ハフハフ



ほむら「こらー」ガシッ!



杏子「!?」



ほむら「窃盗は――」



ほむら「止め」



ほむら「なっさーい!」ホムスープレックス!



ズドォオオン!



杏子「ッ!?」



まどか「あ、アスファルトの上で……」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 08:53:26.12 ID:iaInw1WG0
渚「なんだなんだ!?」



まどか「あれ?渚ちゃん?」



さやか「い、いつの間に!?」



渚「いや〜…実は変装して忍び込もうと思ったけど、翔子ちゃんに愛想つかされてさ♪」



まどか「な、なぁんだ……」



さやか「やっぱり誰にも変装してなかったのかぁ……」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:01:52.58 ID:iaInw1WG0
渚「でも私は、さやかちゃんに工作作業はしてたよ」



さやか「へ?」



渚「『調合弾』を(消音銃)で撃ったんだ、『強調弾』と『天然弾』を合わした弾丸をね♪」



さやか「そ、それを撃たれたらどうなるの?」



渚「………死ぬ」



さやか「えぇっ!?」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:04:19.81 ID:iaInw1WG0
渚「今日の八時五十六分に笑い死ぬ」



さやか「ま、まどかぁ!」ダキッ!



まどか「わわっ!?さ、さやかちゃん!?///」



さやか「嫌だよぉ…そんな微妙な時間帯に変な死に方したくないよぅ……」エッグエグ



まどか(さ、さやかちゃん!///)



渚「ま、この通りさ♪」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:11:43.89 ID:iaInw1WG0
まどか「じゃあ…あれも本物……?」



杏子「―――!―――!」ハフハフハフッ!ハフハフフハフ!



ほむら「何を言ってるのか分からないわ」



たい焼き屋「返せ!」バッ!



杏子「あがっ」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:16:48.43 ID:iaInw1WG0
ほむら「あら、鹿目さんに美樹さん……小早川さん?やっぱりハッタリだったのね……」



渚「い、いやぁ…これには海よりも深ーい訳がさぁ…♪」



杏子「あ、あの店員、服の中に隠してたたい焼きだけ持って行かなかった、ラッキー♪」ハフッ
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:39:06.77 ID:iaInw1WG0
河川敷



斎藤「…………」



斎藤「フン……くだらん……」ゴロンッ



斎藤「…!」



杏子「よ!」



斎藤「佐倉杏子か……」



杏子「たい焼き食うかい?」



斎藤「……食べかけじゃないか…いらん、誰かに渡しておけ」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:42:40.00 ID:iaInw1WG0
杏子「何言ってんだよ、せっかくお前の為に買ってきたのによぉ」



斎藤「……余計なお世話だ」



斎藤「佐倉杏子、お前は別に私とは仲間では無い――」



杏子「なぁ」



斎藤「……何だ?」



杏子「……いや、何でもねぇ」



斎藤「………?」



杏子(フルネームで呼ぶの止めろって言いたいけど、言いにくい……)
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:47:52.55 ID:iaInw1WG0
斎藤「………私はもう帰らせてもらう」



杏子「あ、オ、オイ!」



斎藤「……何だ?」



杏子「どこで……その…寝る気だよ?」



斎藤「……何で言わなきゃならないんだ」



杏子「ど、どーせ、裏路地で寝る気なんだろ!?」



斎藤「……まぁな」



杏子「アタシ、いい所知ってるぜ!?」



斎藤「いや、いい」



杏子「夜風は寒いぞ!?」



斎藤「人の心配してる場合か」



杏子「いや……私の所なら風は当たらねぇ……」



斎藤「あっそ」クルッ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:52:16.32 ID:iaInw1WG0
杏子「待って!」



斎藤「何なんだ!?」



杏子(斎藤……!お前とはどうにかして友達になってやりてぇ…!)



杏子(お前と私は何年もの仲だっつーのに…相変わらずの雇い魔法少女と雇い主の関係だなんてよぉ……!)



斎藤「何だ……?何も無いんなら帰るぞ?」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:55:43.82 ID:iaInw1WG0
杏子「斎藤っ…!アタシはっ…!」



斎藤「……自首しに行くのか?」



杏子「いや…それはありえねぇ…!」



斎藤「私は明日から魔法少女達の集会があるんだ、もう帰らせてもらうぞ」スッ…



杏子「あ、ちょっ……!」



杏子「クッ…!こんなんじゃ駄目だ……!」



渚「お困りの様だね、杏子ちゃん♪」ヌッ



杏子「渚!」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 09:59:23.49 ID:iaInw1WG0
杏子「どうすりゃあ、アイツと仲良くなれるんだ…?敵対してるお前に聞くのもなんだけど……」



渚「翔子ちゃんは、友達とか絶対に作らないタイプだからねぇ……♪」



渚「……とりあえずさ、下の名前で呼んであげたら?」



杏子「で、でも…何だか下の名前で呼ぶと不機嫌になるんだよアイツ……」



渚「それは多分…私が下の名前ばっかりで呼んでるからかも♪」



杏子「どんだけ仲悪いんだよ、お前ら……」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 10:00:51.97 ID:iaInw1WG0
渚「とにかく、スキンシップは大切かも♪」



渚「明日、鬱陶しいぐらい抱きついてあげたら?」



杏子「だ、大丈夫なのかそれ?」



渚「大丈夫だよ♪(保証は無いけど)」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 10:04:27.61 ID:iaInw1WG0
明日  繁華街



斎藤「………」



斎藤「……ん?」



杏子「よ、よぉ!」



斎藤「なんだ、佐倉杏子かry」



ガバッ
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 10:07:42.25 ID:iaInw1WG0
斎藤「……な、何の真似だ」



杏子「へ?」ギュゥ…



斎藤「離せ…っ!」



杏子「嫌!」



斎藤「何が『嫌!』だ…っ!」グググ…



杏子「〜〜〜〜!」ギュゥゥゥ……



斎藤「は、なせ〜〜〜!」グググ……



杏子「誰が離すもんか……!」ギュゥゥ…
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 10:11:48.96 ID:iaInw1WG0
斎藤「……ハァ」スッ…



斎藤「分かった……何が望みだ?」



斎藤「メシか?金か?」



斎藤「それともグリーフシードか?」



杏子「名前!」



斎藤「は?」



杏子「アタシの事を名前で呼べ!それも下の名前で!」



斎藤「……何でだ」



杏子「いいから!」



杏子「言わないとサイバイマン並みの……!」



斎藤「わ、分かったよ……」



斎藤「………杏子」



斎藤「ッ」サッ



杏子「おーい、どうしたー?顔をよく見せろよー!」ニヤニヤ…
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 10:15:31.03 ID:iaInw1WG0
斎藤「……クソッ」



杏子「へー、そんな表情するんだなお前ー」



斎藤「黙れっ……!」



杏子「じゃあ、私も下の名前で呼んでいいな?」



斎藤「……っ!」



斎藤「か、勝手にしろ……!」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 10:18:24.49 ID:iaInw1WG0
杏子「なぁ、翔子」



斎藤「何だ佐倉杏――」



杏子「え?」



斎藤「――杏子」



杏子「なぁ!ゲーセン行かないか?」



斎藤「ゲーセンだと…!?」



斎藤「…………」



斎藤「どうせ断っても連れて行くつもりだろ?」



杏子「おう!分かってんじゃねーか!」



斎藤「………」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 10:21:50.14 ID:iaInw1WG0
ゲーセン



杏子「なぁ!なぁ!翔子!なぁ!」グイグイ



斎藤「……何だ?」



杏子「ダンス対決しようぜ!」



斎藤「断る」



杏子「それじゃあゲーセンに来た意味ねぇって!」グイッ



斎藤「お、おい…!」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 11:00:11.65 ID:iaInw1WG0
渚「ねぇ…アレどう思う?」



ゼロ『異様な組み合わせだね☆』



渚「♪」



ゼロ『あ、その顔』



渚「え?」



ゼロ『余計な事を考えてる顔だ☆』



渚「………♪」



ゼロ『………☆』
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:23:00.76 ID:iaInw1WG0
渚「おや?おややや?」




渚「誰かと思えば翔子ちゃんじゃないか♪」



斎藤「ゲッ……!」



杏子「ん?渚か」



渚「何しようとしてるの?」



杏子「ダンス対決しようとしてるんだよ」



渚「へぇっ!それは興味あるね!見せてくれないかな!?」



斎藤「………」ブルブル…!
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:32:34.13 ID:iaInw1WG0
ワー!ミスバッカリジャン!


アフー!ダッスェー!


ダマレキサマラァー!



さやか「あれ…?あれって…」



ゼロ『…………』



さやか「!?」バッ!



ゼロ『あぁ、これはガラスを介して映ってるだけだから☆』
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:35:37.88 ID:iaInw1WG0
ゼロ『お久☆』



さやか「あー…お久…」



さやか「ゼロと私……昔どこかで会った?」



ゼロ『え?今年じゃなくて昔?』



さやか「うん」



ゼロ『……会ったといえば、キミがまだ小学生の頃の夏休みかな?』



さやか「!」



さやか「や、やっぱり……あの時の……?」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:37:46.97 ID:iaInw1WG0
数年前



さやか「………暑い」



まどか「暑いねぇ……」



さやか「ねぇ、まどか……」




まどか「なーに…?」



さやか「……呼んでみただけー」



まどか「…………」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:40:48.66 ID:iaInw1WG0
さやか「あっあははははははははははははwwwwwwwwwwwwwww!!!!」



まどか「」ビクッ



さやか「はぁ……」



まどか「………」



さやか「あぁっ!!!」



まどか「こ、今度は何!?」



さやか「自由研究の紙を図書館に置き忘れた……!」



まどか「えぇっ!?あんなに頑張ったのに!?」



さやか「待ってて!すぐに取りに行くから!」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:44:36.75 ID:iaInw1WG0
数分後



さやか「はぁ…!はぁ…!」



まどか「ま…まってよ…!さやかちゃ……!」



まどか「あぁ……もう駄目……」ペタンッ



さやか「まどかー?どうしたのー?」




まどか「……!」



まどか「さやかちゃ―――」



さやか「え?」



キキィーーーーーーーッ!!!!



ドォンッッ!!!
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:47:07.90 ID:iaInw1WG0
さやか(うわ……これ死んだな……)



さやか(よりによって、トラックが来るかぁ?)



さやか(本当に不幸だな…あたし……)



「さやかちゃ――!しっか――してさやかちゃん!」



さやか(まどか………ごめんね……)



フッ
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:49:19.27 ID:iaInw1WG0
次元の狭間




さやか「………?」



さやか「こ、ここは?」



さやか「あの世……?」



ゼロ『違うよ☆』



さやか「うわっ!?」ガバッ!
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:53:55.49 ID:iaInw1WG0
さやか「だ、誰!?」



ゼロ『私?私は創造神でもあり破壊神でもある☆』



ゼロ『キミはまだ、死ぬ運命じゃないから、この次元の狭間に来ちゃったんだよ☆』



ゼロ『キミが死ぬのは…後数年後かな?』



さやか「………?」



ゼロ『キミを生き返してあげるよ☆』



ゼロ『死んだ事にしてもいいんだけどさ、色々とズレが生じるからねぇ……』



さやか「え、えぇっと……」



ゼロ『有無も言わさず生き返してやるよ、ホレ』パァー…



さやか「うわっ!?」



ゼロ『もう二度と会うこと無いかもしれないけど、それじゃあね☆』
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 13:57:32.29 ID:iaInw1WG0
――――

――





さやか「!?」パチッ



さやか「病室……?」



まどか「スー…スー…」



さやか「まどか……居てくれたんだね……」



さやか「本当に可愛いヤツめ!」ワシャワシャ



まどか「んん……」



さやか「…………あの人は死神か何かだったのかな?」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:01:35.53 ID:iaInw1WG0
――――――

―――

――


さやか「………」



ゼロ『フフ……懐かしいね☆』



さやか「まぁ……ちょっとあの時は訳が分からなかったけどね……」



ゼロ『そりゃあ突然だったもん☆』
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:05:36.36 ID:iaInw1WG0
明日



さやか「あーんもう!遅刻遅刻!」



ほむら「……!」ホムッ



さやか「あ、ほむry」



カチッ



さやか「って時間停止で先に行きやがったぁ!」ガビーン!
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:09:01.09 ID:iaInw1WG0
さやか「クソッー!遅れるかぁ!」



白いローブの女「バァッ!」



さやか「ギャアアアアス!!!!」ドキーンッ!




さやか「あぁんもう!何なんだよ!」



ユニフォームの男A「ガバディ!ガバディ!ガバディ!」ザッザッ!



ユニフォームの男B「ガバディ!ガバディ!ガバディ!」ザッザッ!



さやか「ちょっ……邪魔……!」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:12:20.79 ID:iaInw1WG0
侍A「下にー下にー!」



さやか「なぁっ!?だ、大名行列!?」



商人「バカッ!大名行列を横切るんじゃねぇ!」



さやか「そ、そんなぁ!」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:14:37.50 ID:iaInw1WG0
さやか「クソォー!どうなってんだよー!見滝原に変人が増えたって聞いたけど……!」



さやか「ここまで増えてるなんて!」



ライオンA「オイ!待たんかい!」



ライオンB「ここを誰の縄張りやと思っとんねん!」



さやか「ヒィー!二足歩行のライオンだぁああ!!!」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:17:04.27 ID:iaInw1WG0
さやか「ぜぇ…ぜぇ…ちょっと疲れたから自動販売器……」チャリン…



さやか「………」カチッ



さやか「………」



さやか「………」カコンッ



さやか「………!」カコンカコンカコンッ!



さやか「ぁぁぁああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」ドンッ!



自動販売器「」ザマァwwww
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:20:43.08 ID:iaInw1WG0
学校前



さやか「ハァ…ハァ…ようやく……たどり着いた……」



さやか「あー…疲れたぁ……」フラフラ…



少女「濃硫酸要りませんかー?濃硫酸要りませんかー?」



少女「あー、もう、何で売れないのかしら」



少女「あー…寒いわねー……」



少女「あ、そうだ、濃硫酸でも飲んで体を温めましょう」ゴクッ



少女「――――――!!!―――!!!」ジタバタジタバタ!!!



さやか「えぇっ!?ちょっ……メ、メディッーーーーーーーク!!!!」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:23:23.72 ID:iaInw1WG0
教室


さやか「遅れマンモス……」ガラッ…



シーンッ……



さやか「……そうか、次は体育か」



さやか「体育の遅れはなんか嫌だなぁ……」ポリポリ…
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:27:25.58 ID:iaInw1WG0
運動場



蓮美「つまり私はシスコンではありません♪」



渚「嘘つき♪」



蓮美「嘘じゃないし♪」



蓮美「えー…これは体育の授業兼保健の授業です……」



蓮美「これから、マインド・コントロールと人間を恐怖(トラウマ)を植え付ける方法を……ん?」



さやか「お、遅れましたぁ!」



蓮美「テメェ!」



さやか「スイアッセン!」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:30:43.85 ID:iaInw1WG0
蓮美「バツとして、美樹さやかちゃん!キミをマインド・コントロールしてやる!」



さやか「ちょっ…ちょっと待って下さいサイコパス先生!」



蓮美「何だ!?」



さやか「それは色々と問題が起こります!」



蓮美「だからなんだ!?」



さやか「うおぉい!」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:38:03.96 ID:iaInw1WG0
蓮美「マインド・コントロール始め!」



蓮美「キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる

キミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてるキミは上条クンに嫌われてる」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:40:37.94 ID:iaInw1WG0
上条「」



渚「ふざけてんのかテメェ」



蓮美「ふざけてないよ♪」



さやか「」バタッ



まどか「さやかちゃん!」



ほむら「まずい…!ソウルジェムが……!」



渚「魔女化寸前じゃないか!」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:44:14.32 ID:iaInw1WG0
渚「お姉ちゃんに連れていって貰う手もあるけど、ここは保健係のまどかちゃんお願い」



まどか「うん、大丈夫?さやかちゃん?」



さやか「は、ハハ…ハ……」ピクピク…



蓮美「まったく……誰があんな事を……」



仁美「い、いや…先生が……」



蓮美「何を言ってるんだ?私は何も悪くないよ?」



上条「え?」



渚「あ、ごめんね?お姉ちゃん、頭がトンでるから♪」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:54:26.75 ID:iaInw1WG0
蓮美「え?なんて?よく聞こえなかったな?もう一回言ってくれるかな♪」



渚「え?だから、お姉ちゃんはサイコキラーでヒステリックだから………」



蓮美「何だって?もう一回言って♪」ズイッ…



渚「ち、近いなぁ…だからさ♪お姉ちゃんはロシアで何百人もの人間を殺した殺人鬼だから」



蓮美「え?え?」ズイッ…



渚「だからね?お姉ちゃんはアメリカで少女の生首を帽子ににしてショッピングに出かけた事が

あるイカれた……」



蓮美「何て?」



渚「死ねよ豚野郎、挽肉にすんぞ」



蓮美「あぁぁんっ!!!」ビクンッビクン!



蓮美「えへへ……♪渚ちゃんに暴言吐かれてイッちゃったよお姉ちゃん…///」



渚「キモッ」ゾクッ



蓮美「あふぅううん!!!」ビクンッ!



ザワ……ザワ……
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 14:58:53.82 ID:iaInw1WG0
蓮美「ねぇ……下着がビチョビチョだよぉ?」



渚「漏らしたのか?いい大人が」



蓮美「違うって、ほら、見てよ渚ちゃん♪このイヤラシイ粘液を」ネトォ…



ゴクッ……



渚「膿んでるんじゃないの?」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:12:20.40 ID:iaInw1WG0
蓮美「酷いよ渚ちゃん、そんな事を言うなんて……」オヨヨヨ…



渚「みんなー、よーく聞いてくれー」



渚「学校にショットガンとかアサルトライフルとか持ち込んでるんだよコイツは」



蓮美「あ!それは駄目!」



渚「は?」



蓮美「……その目で罵倒してくれない?」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:15:41.17 ID:iaInw1WG0
キーンコーンカーンコーン



蓮美「あら?チャイムが鳴ったわ」



蓮美「それじゃあ、みんな解散♪」



「な、何か蓮美先生怖いよな……」



「何百人も殺してるって……」



「しかも銃器を持ち込んでるって本当かな……?」



蓮美「………♪」



渚「………♪」



蓮美「ねぇ、渚ちゃん♪」



渚「なーに?」



蓮美「渚ちゃんはお姉ちゃんの事が嫌い?」



渚「ううん、大好きだよ♪」



蓮美「……そう♪」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:19:56.54 ID:iaInw1WG0
蓮美「私も渚ちゃんの事が大好きだよ♪」



渚「えへへ…ありがとう♪」



蓮美「渚ちゃん、覚えてる?」



渚「え?」



蓮美「渚ちゃんが中学一年の時、一緒に山に行って虫を取ってたよね♪」



渚「あぁ、うん、そうだったね♪」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:21:32.71 ID:iaInw1WG0








渚「それで取ってきた大量の虫をお姉ちゃんがミキサーに入れてジュースにしたよね?」







198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:23:53.65 ID:iaInw1WG0
蓮美「わーおっ!覚えてくれてたのか♪」



渚「確かそのジュースを近所の人に飲ませてたよね♪」



蓮美「あーあ、いい思い出……あ、虫付いてるよ渚ちゃ」



バシンッ!



蓮美「あぁん!痛い!」



蓮美「でも…………」




蓮美「………気持ちいい」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:37:30.17 ID:iaInw1WG0
蓮美「渚ちゃん、着替えないの?」



渚「おっと、忘れてたよ♪」



蓮美「次の時間はもう一回私だからねー♪」



渚「え?次、保健だっけ?」



蓮美「早乙女先生休んでるでしょ?だから総合の時間は私が引き受ける事にしたんだよ♪」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:39:02.20 ID:iaInw1WG0
教室



まどか「また蓮美先生?」



ほむら「二回連続ね」



さやか「あぁ……酷い目に遭った……」




渚「さやかちゃん大丈夫?」



さやか「まぁ、何とかね」



ガラッ!



蓮美「………♪」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:41:58.99 ID:iaInw1WG0
蓮美「えぇ…コホン、この総合の時間は鬼ごっこです」



「やったー!」


「自由だー!」



蓮美「おいおい、誰が自由と言ったんだ♪」



さやか「また、外に出るの!?」



蓮美「いやいや、学校でやるんだよ♪」



蓮美「♪」カチッ



ゾォッ!!!
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:47:36.30 ID:iaInw1WG0
ほむら「……!?外が夜に……!?」



渚「人工魔女の結界(改)か……それでどうするの?」



さやか「あ、アレ!?他のみんなは!?」



蓮美「他のみんなは結界外に居るよ♪」



まどか「こ、これから何をする気?」



蓮美「だからさぁ、鬼ごっこだって♪」



蓮美「この結界に巻き込まれた人が何人か居るみたいだけど……その人達も出場者だよ♪」



蓮美「学校外に逃げてもいいよ♪この結界の範囲は広いからさ♪」



蓮美「鬼は私でいいよ♪」



ほむら「……私達はあなたの暇潰しに付き合えって事?」



蓮美「ううん♪そうじゃないよ♪みんなに楽しんで貰おうとしてるだけだよ♪」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:49:47.62 ID:iaInw1WG0
蓮美「それで……見学者は?」



まどか「わ、私はいいです……」



渚「じゃあ私とまどかちゃんは見学って事でー」



蓮美「うん、オッケー♪」



ほむら「じゃあ私は出場してみるわ」



さやか「あたしも!」



蓮美「あーそう♪」



蓮美「それじゃあ……命懸けの鬼ごっこの始まりだ……」ジャキンッ!
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:52:17.98 ID:iaInw1WG0
別の教室



マミ「な、何…!?何か急に外が暗く……」



マミ「キュゥべえ……?キュゥべえ……?」



マミ「…………嘘」



マミ「ソウルジェムが……無くなってる……?」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:54:40.77 ID:iaInw1WG0
ダゥンッ!



蓮美「あははは♪あはーっはははははは♪」ダウンッ!ジャキンッ!



さやか「ちょっ…!飛び道具とかありー!?」



蓮美「鬼は鬼でも殺人鬼だよーん♪」ドォゥン!



ほむら(ここは美樹さんを生贄に……)



キュッ



ほむら「ッ」ダッ!



さやか「ゲゲェー!?あの野郎!他の道に行きやがった!」



蓮美「……♪」ジャキンッ
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:56:40.04 ID:iaInw1WG0
マミ「と、とにかく……外に……」



ドォウンッ!



マミ「きゃああ!!!」



マミ「あ…あぁ……あ…」ガクッ



マミ「な、何……?今の……?」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 15:59:04.31 ID:iaInw1WG0
コッ…コッ…コッ…コッ…



マミ(だ、誰か来る……!)



マミ(…………ッ!)



蓮美「………」ヌゥ…



マミ「………」ドクンドクン……



蓮美「…………」コッ…コッ…



マミ「…………ッッ!」ドクドクドク……



蓮美「……居ないか♪」



マミ「………はぁ」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:00:51.87 ID:iaInw1WG0
校庭



さやか「チクショウ!ほむらの野郎!」



さやか「ん?」



ゎぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!



ドシャッ!



さやか「だ、誰か落ちてきた!?」



さやか「ッ!?」バッ!





蓮美「―――♪」



さやか「屋上から突き落としたな………」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:02:29.10 ID:iaInw1WG0
結界外  教室



男子生徒「わぁああああ!?」ガバッ!



男子生徒「えっ!?あれ!?」



男子生徒「た、確か……誰かに突き落とされたハズ……!」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:40:34.47 ID:iaInw1WG0
結果内




蓮美「でーておいでー♪」ジャキッ




ほむら「………ッ!」ダッ!



蓮美「あはっ♪」



ダゥンッ!ドォウンッ!バォウン!



ほむら「ぐっ……!」ビシッ!



蓮美「♪」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:44:45.56 ID:iaInw1WG0
スタート地点の教室



まどか「ねぇ…渚ちゃん、蓮美先生って何か変わってるよね?」



渚「んー?まぁね」



まどか「何て言うのかな……蓮美先生は何かがズレてるんだよね」



渚「サイコパス」



まどか「あぁ、そうそう、渚ちゃんみたい……あ!ごめん!」



渚「あはは♪違うよ!私はサイコパスじゃないよ!」



まどか「………」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:50:38.24 ID:iaInw1WG0
渚「ロシアの森の中起きた大量殺人事件」



渚「それの実行犯は蓮美姉ちゃんだとか言われてるけど、未解決事件で終わってるんだよ♪」



渚「それと、アメリカで起きた連続殺人事件とかも蓮美姉ちゃんなんだよ?」



渚「他にもまだまだあるんだけど……まぁこの辺にしておくか」



まどか「蓮美先生、そんな恐い人なの……?」



渚「恐いよ♪」



渚「大量殺人鬼なんだからさ♪」



まどか「………!」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:56:23.59 ID:iaInw1WG0
まどか「蓮美先生って先生になる前はどんな仕事をしてたの?」



渚「心理学者だって、どこのかは知らないけど♪」



まどか「蓮美先生って渚ちゃんの事を本当に大切にしてるんだね」



渚「うん、私は虫酸が走るけどね♪」



まどか「一方的だもんね……」



渚「まぁ、私も蓮美姉ちゃんが好きなんだけどね♪」



まどか「一度、蓮美先生に私襲われた事があるもん」



渚「あぁ、そうなんだ、あのシスコン野郎め」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:58:47.20 ID:iaInw1WG0












渚「矛盾する様な事を言うようだけど、私はお姉ちゃんが大好きで大嫌いなんだよ♪」






215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 17:05:27.54 ID:iaInw1WG0
渚「そろそろ時間切れかな……?」






蓮美「お?」



蓮美「ほむらちゃんにさやかちゃん生還っと♪殺害人数は120人か♪」



グニャア〜…
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 17:09:46.01 ID:iaInw1WG0
繁華街



杏子「………」



杏子「たこ焼き食いてぇな……」



杏子「いや、たい焼きも捨てがたい……」



杏子「どうしようか………」




1・たこ焼き


2・たい焼き



>>217
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 17:12:58.90 ID:95BDUARk0
たこ焼き
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 17:15:47.19 ID:iaInw1WG0
杏子「………」スッ



たこ焼き屋「?」



杏子「>>119



1・「たこ焼き下さい」



2・奪う
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 17:20:04.96 ID:95BDUARk0
奪う
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 17:22:55.46 ID:iaInw1WG0
杏子「そいつを貰おうか……」



たこ焼き屋「へ?」



杏子「それも一個や二個じゃない………全部だ!」



ボゥンッ!



たこ焼き屋「ゲホッ!?ゲホッ!」



杏子「ヒャッハー!」バッバッ



たこ焼き屋「こ、コラー!待てー!」



杏子「どっちに逃げようか……」



1・裏路地


2・大通り



>>221
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 17:25:27.04 ID:95BDUARk0
裏路地
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 17:27:42.19 ID:iaInw1WG0
杏子「よし、裏路地だ!」ダッ!



杏子「……さっきから、誰かの指示に従ってる様な……」



杏子「ま、いっか」



杏子「あ」



蓮美「………やぁ♪」



杏子「>>223
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/11/25(日) 17:57:26.78 ID:fY6/1PYAO
ナウい
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 18:29:05.30 ID:iaInw1WG0
杏子「……お前、ナウいな」



蓮美「な、ナウいって……おっさん臭いね……♪」



蓮美「ん?そのたこ焼き……」



杏子「やらんぞ」



蓮美「ちぇー」



杏子「>>225



1・「まぁ少しだけなら……」



2・「お前みたいな殺人鬼にあげると思ってんのか」



3・その場を去る
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 18:39:49.90 ID:95BDUARk0
1
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 18:47:03.12 ID:iaInw1WG0
杏子「ま、少しだけならあげるよ」



蓮美「ありがとぉ!」ムシャムシャ



杏子「そんじゃあな」



蓮美「うん!」




杏子「………あ」



斎藤「杏子か……」



杏子「……なぁ、翔子」



斎藤「?」



杏子「>>227



1・「コンビニに行くか?」



2・「タワーに行くか?」



3・「図書館に行くか?」



0・「体育館裏倉庫行くか?」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 18:55:12.20 ID:95BDUARk0
1
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 18:56:45.22 ID:iaInw1WG0
杏子「コンビニ行くか?」



斎藤「悪い、用事があるんだ」



杏子「そっか、悪かったな」



斎藤「あぁ」



杏子「じゃあな」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 18:59:03.01 ID:iaInw1WG0
「ーかちゃん……さやかちゃん!」



さやか「!」



まどか「どうしたの?さやかちゃん、ボーッとして……」



さやか「……あぁ悪い」



さやか「>>229



1・まどかの事を考えてた



2・渚の事を考えてた



3・ほむらの事を考えてた



4・何故、私は美人なのかについて考えてた
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 18:59:42.38 ID:iaInw1WG0
間違えた>>231です
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:07:15.48 ID:Bq/NAmiPo
1
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 19:16:56.82 ID:iaInw1WG0
さやか「まどかの事について考えてたんだよ」



まどか「え?私?」



さやか「うん」



まどか「な、何か照れるよ……///」



さやか「>>233



1・思わずパンチ



2・思わず抱きしめる



3・思わずキス



4・思わずオロロロロr
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:19:21.76 ID:95BDUARk0
1
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 19:21:53.87 ID:iaInw1WG0
さやか「………」バシッ!



まどか「ヘブッ!?」



まどか「さ…さやかちゃん……?」ウルウル…



さやか(しまった……何故か思わずパンチしてしまった……)



さやか「>>225



1・続いてキック



2・謝る
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:26:47.82 ID:95BDUARk0
1
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 19:32:59.68 ID:iaInw1WG0
さやか「……」ドゴォッ!



まどか「がほっ…!?」



まどか「げほっ!げほっ!」



さやか「………」



まどか「や、止めてよ……さやかちゃん……」ポロポロ…




渚「おやおや〜♪何やってんの?」



さやか「あ、渚」



渚「……ほむらちゃん居ないから、今の内に謝っておいたら?」



さやか「>>237




1・ついでに渚も殴る



2・謝る
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:38:34.61 ID:95BDUARk0
1
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 19:42:08.00 ID:iaInw1WG0
さやか「………」シュッ



パシッ!



さやか「あ」



渚「………何でこんな事するのかな…?さやかちゃんはこんな事する子じゃないでしょ?」メギギギ……



さやか「いだだだだ!!!あだだだ!!!」



渚「さやかちゃん、今、謝るなら案外間に合うかもよ?」



渚「さやかちゃんが謝らなかったら……殺しちゃうかもしれないから」



さやか「>>239



1・「ごめん!マジでごめん!」



2・「誰が謝るか!このボンクラ!」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:43:16.29 ID:95BDUARk0
1
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 19:46:51.22 ID:iaInw1WG0
さやか「ごめん!マジでごめん!」



渚「………」パッ



さやか「ま、まどか……ごめん……私……どうかしてたよ」



まどか「さやかちゃん……いや、いいんだよ」



渚「あは♪まぁ許してあげるか♪」



渚「それじゃあ♪」



さやか「>>241



1・「渚も行った事だし、さっきの続きでもするか」



2・「まどか、帰ろうか」



3・このまま立ち去る
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:48:36.08 ID:w256Akwjo
1
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 19:50:34.78 ID:iaInw1WG0
さやか「渚も行った事だし、さっきの続きでもするか」



まどか「え?さっきのって?」



さやか「>>243



1・「サンドバックだよ」



2・無言で殴り始める



3・偶然持ってたカッターナイフで刺す
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:52:40.15 ID:95BDUARk0
2
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 19:56:16.15 ID:iaInw1WG0
さやか「……」バシッ!



まどか「ばっ!?」



ズザァッ!



まどか「え?えぇ?!」



まどか「さ……さやかちゃん……?何で…!?」



さやか「………>>245



1・「鬱陶しいから殴っただけだよ」



2・謝る



3・カッターナイフで滅多刺し
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:58:20.92 ID:95BDUARk0
2
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:03:20.99 ID:iaInw1WG0
さやか「ご、ごめん!ホンットごめん!」



まどか「う……うん……」



さやか「………」



まどか「………」



さやか「>>247



1・「気晴らしにカラオケ行く?」



2・「気晴らしにCDショップに行く?」



3・「気晴らしに本屋でも行く?」



0・「気晴らしにトイレでも行く?」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:05:45.99 ID:w256Akwjo
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:10:18.98 ID:iaInw1WG0
さやか「気晴らしにトイレでも行く?」



まどか「な、何で気晴らしでトイレなの!?」



さやか「いいからいいから!」グイッ!



まどか「あ、ちょっ……!」






バタンッ



まどか「え…?何で一緒に入ってるの?」



さやか「まどか……」



まどか「?」



さやか「>>249



1・まどかが×××してるところ見たいんだけど



2・実はこんな時に言うのも何だけど……ムラムラしちゃって



3・まさかのキス
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:13:21.25 ID:w256Akwjo
3
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:13:53.91 ID:EX34h30DO
3
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:16:58.29 ID:iaInw1WG0
さやか「まどか!」グイッ



まどか「え!?えぇ――ングッ!?」



さやか「ん――ムグ――」ググ…



まどか「ムゥ――ムグゥ―」ググ…



1・舌投入



2・中止



3・一時停止



0・そこで諦めたら試合終了だよ?
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:17:11.11 ID:w256Akwjo
1
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:17:51.04 ID:iaInw1WG0
>>253
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:18:41.19 ID:iaInw1WG0
失敗したので再安価


>>255
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:21:48.47 ID:EX34h30DO
1
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:25:04.42 ID:iaInw1WG0
さやか「んぐ………」グイッ…



まどか「むぅっ!?むぐぅ!むぅ!」ジタバタ



まどか「ふぁ…ふぁやかひゃ……」






ほむら「………!」



ほむら「>>227



1・「今の声……まさか、まどか!?」



2・「今の声……まさか、キュゥべえ!?」



3・「気のせいね」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:26:22.14 ID:95BDUARk0
1
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:30:27.17 ID:iaInw1WG0
ほむら「今の声……まさか、まどか!?」



ほむら「まどか!」ダッ!



ほむら「このトイレの中から……!」



ほむら「まどか!?まどか!?大丈夫!?」ドンドン!



さやか「むぐぅ!?」



まどか「ほふらひゃん…!?」



さやか(ど、どうしよう……>>259



1・続ける



2・出る
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:31:42.91 ID:w256Akwjo
1
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:36:27.70 ID:iaInw1WG0
さやか(えぇい!構うもんか!)グイッ!



さやか「むぐ……んちゅ…」



まどか「んぁ…ふやぁか……しゃん…」



ほむら「まどか!?まどか!?大丈夫!?誰かといるの!?」ドンドンドン!



まどか(あぁ……何だか頭が痺れて……きた……)



まどか(さやか……ちゃん……)
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:40:12.66 ID:iaInw1WG0
渚のアパート



渚「………」



ゼロ『どう?渚ちゃんも試してみる?私が作った『安価の世界』」



渚「安価の世界……成程、さやかちゃんがあんな行動にでたのは誰かの指示だったのか」



ゼロ『で?どうする?』



渚「うーん…そうだな……」



渚「>>262




1・斎藤を探す



2・犬を探す
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:48:39.38 ID:w256Akwjo
1
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:48:54.57 ID:95BDUARk0
1
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:53:40.09 ID:iaInw1WG0
渚「とりあえず翔子ちゃんを探すか」











渚「あ!翔子ちゃん見っけー!」




斎藤「………」



渚「気付かれて無いみたいだね……どうしよっか♪」



>>267



1・後ろから抱きつく



2・『発情弾』を慎重に撃つ



3・タックル
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 20:54:02.44 ID:w256Akwjo
2
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 20:54:23.00 ID:iaInw1WG0
詰め
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 21:00:47.06 ID:Bq/NAmiPo
2
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:04:33.43 ID:iaInw1WG0
タァンッ!



斎藤「ぐうっ!?」



渚「ふふ……♪」



斎藤「こ…小早川渚……!?い、今…何を撃った……」ハァ…ハァ…



渚「ふふふ」



斎藤「クッ…!何だ!体が…熱い……!」ハァハァ……



渚「>>269



1・押し倒す



2・抱きしめる
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 21:08:38.34 ID:w256Akwjo
1
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:12:57.20 ID:iaInw1WG0
渚「よっ」ガバッ!



斎藤「な…!何をしや……」



斎藤(だ、駄目だ……力が入らない……!)



渚(さーて、どうするかな?)



>>271



1・キス



2・触る
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:17:36.30 ID:iaInw1WG0
渚「…………」スッ…



斎藤「ばっ……!?な、何をしようとしてるんだ……!?」



斎藤「や、止めろ!ち、近い……!」ガクガク…



斎藤「止めろ…!止めろ…!おまえが…そんな事をしたら……!」ガクガク…




チュッ
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:18:39.38 ID:iaInw1WG0
>>273


1・引き離す


2・舌


3・触る


4・愛の告白
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 21:19:26.44 ID:w256Akwjo
4
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:27:21.79 ID:iaInw1WG0
渚「ぷはぁ!」



斎藤「むぐぅ……///」



渚「翔子ちゃん……私…翔子ちゃんの事好きだよ?」



渚「大好きだよ♪」



渚「私は翔子ちゃんと仲良くしたい…駄目?」



斎藤「そ、そんなの知らん……////」プイッ



渚「………」




1・再びキス



2・斎藤の口を舐める



3・ガン見



>>276
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 21:40:39.05 ID:w256Akwjo
2
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:46:04.15 ID:iaInw1WG0
渚「………」ペロッ



斎藤「むぐっ!?」



渚「んっ……」ペロペロブチュ…ペロ…



斎藤「〜〜〜〜〜!」



渚「ぷはぁ」



斎藤「げほっ!げほ……///」



渚「どう?翔子ちゃん?敵対してる人に口を舐められる気分は」



斎藤「//////」プイッ



渚「………」



渚「>>277



おまかせ
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 22:03:49.30 ID:w256Akwjo
翔子ちゃん… 愛してるよ♪
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 22:08:06.69 ID:iaInw1WG0
渚「翔子ちゃん…愛してるよ♪」ニコッ



斎藤「な…なななななななななぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」



斎藤「な・に・を・言っとるんだお前はぁああああああああああああああああああ!!!!??!??!??/////////」



斎藤「や、や、やま///な、急にそんな事を言っても///分かんないって言うか!!!///」アタフタ…
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 22:13:30.95 ID:iaInw1WG0
渚(キッター!デレ来たよぉー!)



渚(どうする?ここで何かもう一回何か言っておくか?)



斎藤「あ……あぅぅ……///」



渚「……翔子ちゃん!」グイッ!



斎藤「あぁ……!?//////」



渚「>>280



おまかせ(ラストスパート)
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 22:57:29.16 ID:EX34h30DO
私の「モノ」になってよ♪
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:09:50.52 ID:iaInw1WG0
渚「私の「モノ」になってよ♪」



ゼロ『ッ!』ブッ!



斎藤「!!!?!??!?!?//////」カァー…



斎藤「ま、や……待て……!そ、そんなそんな事をととと……突然言われても……!」



斎藤「そ、そもそも……私達はその……えっと……///」



斎藤「〜〜〜〜//////」ヘニャー…



渚「あれ?翔子ちゃん?」



渚「あーぁ、気絶しちゃったか♪」



渚「フフ…それにしても『貴様を必ずこの手で殺してやる』とか言ってた子がこんな事になるなんてね♪」



斎藤「//////」ポー…




渚「さーて♪帰ろうか♪」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:18:47.54 ID:iaInw1WG0
斎藤「………///」フラフラ……



斎藤(わ、私を尊敬していた人は……今まで何人も見てきたが……恋愛対照として見られるのは初めてだ…///)



斎藤(な、何なんだ…///この気持ちは……!イライラする……!)ドキドキ…



斎藤(いいや駄目だ!私と小早川渚は敵なんだ!永遠の宿敵なんだ!)バシバシッ!



斎藤(あんな胡散臭いヤツの事が………うぐぅ!///)



魔法少女A「あれー?斎藤さん?どうしたんですか……って」



魔法少女A「うわぁあ!?何ですかその顔はぁああ!?完全に乙女の顔じゃないですか!?」




斎藤「は!?///」



魔法少女B「どうしたんですか!?そんなに顔を真っ赤にして!しかも涙目!」



魔法少女C「貴重だ!貴重だぞコレは!」パシャ!パシャッ!



斎藤「止めろぉ!撮るなぁ!///」ブンッ!ブンッ!



魔法少女A「ひ、必死な顔が…!可愛いですよ!」パシャッ!パシャッ!



魔法少女B「クールな斎藤さんがこんな顔になるなんて!写メだ写メ!」パシャ!パシャ!



斎藤「止めろ!止めてくれぇ…!誰か私を殺せぇ……!//////」
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 23:28:21.52 ID:EX34h30DO
渚や翔子の画像ってあるの?
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:29:53.76 ID:iaInw1WG0
>>283



今のところありません、なにせマイナーですから。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:32:47.76 ID:iaInw1WG0
マイナー以前にオリジナルキャラですし
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 23:35:47.65 ID:EX34h30DO
>>284

「今のところ」って事に期待
287 :283 [sage]:2012/11/25(日) 23:36:47.89 ID:EX34h30DO
>>284

「今のところ」って事に期待
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:37:52.34 ID:iaInw1WG0
杏子「おおぅ!?何だ!?」



斎藤「うわ!?///」



杏子「なぁ斎藤……スンゲェ顔してんな……」



斎藤「黙れ…!黙れ…!//////」



斎藤「私とアイツは敵だ!敵なんだ!だからそんな気持ちになってはぁ//////!!!!」ブンブンッ!



斎藤「クッソ!何なんだこの感覚は!?//////」



斎藤「胸が妙に痛みやがる!!!//私がアイツを愛おしく思ってるとでも言うのか!?///」



杏子「なぁ、斎藤……アタシ、携帯持ってないから目に焼き付けていいか?」ジー…



斎藤「見るなッ!///」
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:39:13.97 ID:iaInw1WG0
>>287

誰かが書いてくれたらいいんですけどねwwwwww
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:42:17.55 ID:iaInw1WG0
杏子「何すんだよ!顔をもっとよく見せろよ!」バッ!



斎藤「止めろ!それはお前に何のメリットがある!?//////」グッ!



杏子「え?そりゃ……千年一遇のチャンスかもしれねぇし」



斎藤「うるさいっ…!///もう帰ってくれないか!?//////」



斎藤「今日の私は……何だか調子が悪い……!///」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:47:44.87 ID:iaInw1WG0
斎藤「あ///」



濁川「………」ピタッ



舛添「オイオイオイ!やっぱり噂は本当だったのかよ!?」



舛添「あの『過激派魔法少女のリーダー格』である斎藤翔子が……!」



舛添「見たことも無い顔をしてるって噂はぁ!!!」



新川「ギャアアアッス!メチャ可愛いーッス!敵ながらあっぱれッスよ!」



水樹「」



斎藤(クソッ!よりにもよって、一番会いたくない連中に会ってしまった……!//////)ハァハァ…
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:49:52.65 ID:iaInw1WG0
斎藤「クソ……!晒し者だ…っ!//////」コソコソ…



斎藤「……今、私はどんな顔をしてるんだ?」



斎藤「そ、そんなに凄い顔してるのか……?」



斎藤「あ……鏡が丁度いい所に……」



斎藤「………///」



斎藤「………///」チラッ
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:52:44.03 ID:iaInw1WG0
斎藤「え………?」



斎藤「な、何だこの顔は……!?///」



斎藤「クソッ!///」グイッグイッ!




N系魔法少女A「あ、斎藤翔子ー!顔見せてー!」



N系魔法少女B「私も私もーー!」



斎藤「うぐぅ……!//////」ダッ!
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 23:53:44.20 ID:w256Akwjo
重傷だなww
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:55:17.90 ID:iaInw1WG0
河川敷



バシャァッ!



斎藤「……はぁ」ポタポタ…



斎藤「頭を冷やしたら、少しはマシになったな………」



斎藤「…………」



斎藤「………帰るか」



渚「どこに?」



斎藤「…………」



斎藤「いつから居た?」



渚「えー?翔子ちゃんが、川に首を突っ込んでたからさー♪」



斎藤「………」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 23:58:47.75 ID:iaInw1WG0
渚「ねぇ翔子ちゃん♪」



斎藤「何だ………」



渚「私の事嫌い?」クビカシゲ



斎藤「私は………」



斎藤「………」



斎藤「大っ嫌いに決まってる」



斎藤「貴様の考え方も貴様の思想も貴様の言葉も貴様の声も何もかも」



渚「敵意剥き出しだね♪でも、さっきの間は何だったのかな?」



斎藤「そ、それは……///」



渚「んん〜〜?」



斎藤「クッ!///」
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 00:03:09.91 ID:sg2II6ev0
渚「あ、また可愛い顔になってるよ♪翔子ちゃん♪」



斎藤「……//////」サッ!



渚「私は翔子ちゃんの事が好きだよ♪」



斎藤「………敵対してるのにか?」



渚「もちろん♪」



斎藤「………くだらんな」



斎藤「私がいつでも貴様の喉を斬る準備は出来てるというのに……ノコノコと出てきおって……」



渚「でも、実行はしないんだね♪」




斎藤「………今日は気分が悪いんだ」
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 00:06:35.76 ID:sg2II6ev0
斎藤「見逃してやる……今日は特別に……そもそも関わりたくない」



渚「翔子ちゃん」



斎藤「あ?」



渚「私を殺してみてよ♪」



斎藤「なに?」



渚「今日は変身しないであげるからさ♪私を刺してみなよ♪」



渚「そうするとキミの本当の気持ちが分かるかも♪」



斎藤「………本当にいいんだな?」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 00:09:41.43 ID:sg2II6ev0
斎藤「………」シュゥ……




斎藤「………」チャキッ



渚「さ、来い♪」



斎藤(…………!?)



斎藤(な、何だ……!?体が一ミリも動かない……!?)



斎藤(ど、どうなってる……!?)



斎藤(クソッ!アイツは敵だぞ!敵だ!敵敵敵!)



斎藤(刺し殺す……!アイツの命を奪うのが私の最大の目標……!)



斎藤(こ、ろ……)ポタポタ……



斎藤「!?」




斎藤「な……涙……?」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 00:13:41.90 ID:sg2II6ev0
斎藤「何だこれは……!?何かの冗談か!?」ポロポロ…



渚「……♪」



斎藤「クソッ!何でだ!何で涙なんだ!?一度も涙なぞ流した事を無いのに……!」



斎藤「非情に徹底して他の魔法少女が魔女かしても冷静に振る舞えてた私が……!」



斎藤「何故なんだ!?何故敵の時だけこんなに涙がぁ……!?何故、心が痛む!?」ポロポロ…



斎藤「クソッ!理解出来ない!理解が出来ない!」



渚「………降参?」



斎藤「ッ!」キッ!



斎藤「誰が貴様なんかにぃいいいいいい!!!!!」



斎藤「誰がぁあああああああああああああああ!!!!!!!!」ダッ!




ドッ!
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 00:15:37.48 ID:sg2II6ev0
斎藤「あ……あわ……あ?」



斎藤「お、落とした……?武器を……?」



斎藤「…………何でだ…?」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 00:17:03.76 ID:sg2II6ev0
今日はここまでです。





斎藤の本心とは!?
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 00:17:58.58 ID:k73dcLgDO


安価楽しませてもらった
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 00:23:07.63 ID:kAESLsZ9o
乙乙
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:10:24.91 ID:sg2II6ev0
早く起きてしまったので、少し投下します。





斎藤「は……?あ……?どういうことだ……?」



渚「…………♪」



渚「翔子ちゃん、認めなよ、キミは絶対に私を殺せない♪」



斎藤「黙れ……!」



斎藤「やはり今日は調子が悪い……帰らせろ!」




渚「…………」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:13:55.31 ID:sg2II6ev0
渚「翔子ちゃん!」



斎藤「はぁ!?」



渚「明日さ私と一緒にどこか行かない?」



斎藤「…………知るか」



渚「明日、公園で待ってるからね♪」



斎藤「…………」
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:16:28.19 ID:sg2II6ev0
明日  公園



渚「結構早めに来ちゃったな♪」



渚「まぁ早めに来ないと、翔子ちゃんがちょっと寄ってサッと帰っちゃうし……ん?」



斎藤「………よ、よう」



渚(………来た)
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:19:48.18 ID:sg2II6ev0
渚「随分早いね?」



斎藤「それはあれだ、時計がブッ壊れてたんだ……」



渚「フーン……」



斎藤「何だよ」



渚「別にー♪」



渚「まさか素直に来てくれるとはねー♪」



斎藤「………ただの暇潰しで来たんだ」



渚「本当に?」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:22:57.19 ID:sg2II6ev0
斎藤「そんな事よりどこに行く気だ?」



渚「カラオケ行こうよ♪」



斎藤「朝っぱらにか?」



渚「朝っぱらだからいいんじゃないか!」



斎藤「………まぁ、何でもいい」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:30:30.79 ID:sg2II6ev0
繁華街



渚「翔子ちゃんってさぁ、どこに寝てるの?」



斎藤「主に廃墟とか路地裏だ」



渚「冷えるんじゃないのそれ?」



斎藤「冷えこまない為にも大量の毛布があるんだ」



渚「へぇー♪ずっと思ってたけどさ、翔子ちゃんってホームレスのクセにお金を結構持ってるよね?」




斎藤「まぁな……偽造履歴書を使ってバイトとかしてるからな」



渚「へぇ、何のバイトしてたの?」



斎藤「何故言わなきゃならない………」



渚「あはは♪」






さやか「あははは……ん?」



杏子「どういうことだオイ」ガクッ



さやか「大事件だ」
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:37:04.54 ID:sg2II6ev0
カラオケ



渚「さて!何を歌う!?」



渚「ねぇ、何を歌うの!?」ワクワク



斎藤「………」



渚「翔子ちゃんには電波ソングが似合ってるよ!」



渚「ふぃぎゅ@メイトでいいでしょ?」ピッ




斎藤「ふざけんなテメェ!」ガタッ



渚「さぁ翔子ちゃん!歌わないとネガティブ系魔法少女を集めて今日のアツい出来事を話しちゃうよ♪」




斎藤「クッ……!」



渚「ついでにダンス付きだよ♪」



斎藤「生き地獄だ……!」
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:46:41.12 ID:sg2II6ev0
斎藤「ふ……っ!ふぃぎゅあっと!」
(それ!)

斎藤「ふぃぎゅあっと!」
(どりゃ!)

斎藤「ふぃぎゅあっと!」

(もー!)

斎藤「ふぃぎゅあっと!」

(そりゃ!)

斎藤「ふぃぎゅあっと!」
(てりゃ!)


斎藤「ふぃぎゅあっと!」
(えーい!)

斎藤「ふぃぎゅあっと!」

(ヤロー!)

斎藤「あっとめいと☆」

ゼロ『あっとめいと☆』キラッ



渚「Foo!」



斎藤「//////」カァー…
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:49:22.79 ID:sg2II6ev0
ゼロ『それにしても、斎藤ちゃん気付いてないのかな?』



ゼロ『渚ちゃんのポケットに通信器がある事に気付いてないね☆』



ゼロ『ワイアレス公開処刑中だと言うのに☆』
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 05:55:40.35 ID:sg2II6ev0
とあるビル内



斎藤『……とびっきりタフな妄想ね  も、もう止めるスキすりゃありゃしない(ハ?☆)
と…ちょっとぐらい枯れてもハンドル……ひねればまだまだー「@:」^ゃない?(補充完了!)
奇跡のカ……セル 引き当てたときに
ふぃぎゅぎゅぎゅぎぎゅっと急接近☆』



魔法少女A「おぉうふ……」



魔法少女B「これだけなら、ご飯8杯食べれる」



魔法少女C「録音だよねこれ?」



魔法少女A「録音だ、大丈夫」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 06:01:33.92 ID:sg2II6ev0
数分後



斎藤「はぁ…はぁ……//////」



渚「ブラーボ!流石は翔子ちゃん!」



渚「ご褒美のキース!」ンー…



斎藤「止めろ…!」グイッ



渚「翔子ちゃんよく頑張ったね、さーて、私も何か歌うか♪」



渚「ブルーライト・ヨコハマ」ピッピッ



斎藤「ズルイぞ貴様……!」



渚「私も電波ソングを歌う流れなんて、誰も望んじゃいない♪」
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 06:05:55.30 ID:sg2II6ev0
カラオケ店前



渚「あー、歌った歌った♪」



斎藤「………」ゲッソリ…



渚「シメはやっぱり『コネクト』だよね♪」



斎藤「いや……シメというかそれを歌うべきなんだがな……」



渚「『コネクト』の時だけ一緒に歌ったけど翔子ちゃんが、いきなり黙り込むのはビビッたよ♪」



斎藤「………別に深い意味はない」



斎藤「それで?次はどこに行くんだ?」



渚「次はねー!次はねー!あっ、こっち来て!」



斎藤「?」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 18:44:34.17 ID:sg2II6ev0
渚「これ!これ!」



斎藤「クレーンゲームか……」



斎藤「まぁ、少しだけやってみるか」チャリーン…ウィーン…



渚「お!キタ!」



スカッ



斎藤「あ」



渚「下手くそー♪」



斎藤「ッ」ムカッ!



斎藤「もう一回だ!」チャリーン
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 18:48:48.36 ID:sg2II6ev0
斎藤「………残り一回だ」



渚「あはは♪下手だね♪キミは本当にヘタッピだ♪」カチッ



渚「こーいうのは……」ウィーン…



ガシッ



斎藤「!」



渚「ココの使いようさ♪」



斎藤「……」イラッ



ガコンッ!
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 18:53:28.81 ID:sg2II6ev0
渚「やったー♪ウサギのヌイグルミゲットー!」



斎藤「………」



渚「はい、翔子ちゃん♪」



斎藤「………何の真似だ」



渚「え?だって取ったのは私だけど、お金は翔子ちゃんのじゃん!」



斎藤「………あっそ」



渚「それにこれは私がキミに送る初めてのプレゼントだね♪」



斎藤「………」パシッ!



渚「♪」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 18:57:51.82 ID:sg2II6ev0
斎藤「………」クルッ



渚「で?次はどこ行く?」



斎藤「…………お開きだ」



斎藤「この後、私は用事がある」



渚「ふーん♪そりゃあ残念だ♪」



斎藤「………」



渚「じゃあね♪短い時間だったけど、楽しかったよ♪」



斎藤「………フン」
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 19:04:23.68 ID:sg2II6ev0
裏路地



斎藤(あんなんが私が何ヶ月も争っていた組織のリーダー………)



斎藤(何故あんなフザケたヤツが慕われるのか、理解に苦しむ……)



斎藤(ネガティブ系魔法少女の大半は精神異常者だと言うことは聞いた事があるが……)



斎藤(………)



「オイ」



斎藤「………」
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 19:09:08.20 ID:sg2II6ev0
斎藤「白熊か」



白熊「白熊って言う……オイ!名前表記が「白熊」になっちまったじゃねぇか!」



斎藤「真っ白いパーカーだから白熊だろ?」



白熊「白熊は白に見えるだけだし!」
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 19:13:09.65 ID:sg2II6ev0
白熊「そんな事はともかく……斎藤よぉ、アンタ気が緩んでるんじゃないのか?」



斎藤「は?」



白熊「ネガティブ系魔法少女のリーダー格である小早川渚と仲良くしてるなんてよ」



白熊「もう私は我慢出来ないぞ、アンタを倒して指揮権は私が貰う」



斎藤「……帰れ」



白熊「………」シュッ!



バボッ!



斎藤「!?」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 19:16:35.62 ID:sg2II6ev0
白熊「はっ!そんなヌイグルミ持って……」



斎藤「ッッ!!!」スッ



ドォウッ!


ガッッッッ!!!!



白熊「げほっ!?」ズドォッ!



斎藤「………!!!!」スッ!



白熊「あ、ちょっ…タン――」



メギボキベキゴキベキゴジャァ!!!!
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 19:23:32.20 ID:sg2II6ev0
白「」ビクンビクンッ


熊「」



斎藤「………覚えておけ白熊、私とアイツは一生争うべき宿敵という事は間違いない」



斎藤「……だが、私は本来の目的を忘れていた様だ」



斎藤「私がお前達を纏め上げたのは、ネガティブ系魔法少女を皆殺しにする事ではなく」



斎藤「ネガティブ系魔法少女と仲良くしたかったんだ」



斎藤「普通の魔法少女もネガティブも……」



斎藤「…………じゃあな、白熊」



斎藤「あとごめんな白熊」



白「」



熊「」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 19:26:21.51 ID:sg2II6ev0
渚のアパート



ゼロ『どうだった?』



渚「フツー」



ゼロ『フーン』



ゼロ『………』パシッ



渚「何してるの?」



ゼロ『……』
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 19:51:45.84 ID:sg2II6ev0
ゼロ『渚ちゃんさぁ、蓮美ちゃんが起こした事件……どこまで知ってる?』



渚「へ?」



渚「そりゃあ……ロシアでの大量虐殺事件とアメリカの密室殺人事件とリビア大使の怪死事件エトセトラエトセトラ……」



ゼロ『そう……彼女が殺人鬼だと言うことを忘れないでくれ』



ゼロ『それと彼女が恐ろしいのはもう一つは>>328ということもだよ☆』



渚(安価の世界を発動してる……!?)



1・サイコパス


2・盗撮魔


3・妹萌え
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 19:59:40.58 ID:sg2II6ev0
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 20:00:50.02 ID:sg2II6ev0
渚「えぇっ!?自演!?」



ゼロ『そうだ…サイコパスという事も……』



渚「話を続けてるし!」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:04:19.13 ID:sg2II6ev0
コンコン



蓮美「渚ちゃ〜ん?居る〜?大好きなお姉ちゃんが来たよー♪」



蓮美「開けてー!外寒いー♪」



渚「変……お姉ちゃんだ」



ゼロ『噂をすればなんとやら』



渚「どうする?居留守する?」



ゼロ『あはは☆それもいいけど、開けてあげな☆』
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:06:43.91 ID:sg2II6ev0
渚「はーい♪」ガチャッ



蓮美「わーい!渚ちゃーん!会いたかったよー!」ダキッ!



渚「わーい!お姉ちゃんだー!私の下着をバターソテーにして食べてたお姉ちゃんだー!」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:26:33.07 ID:sg2II6ev0
蓮美「実は渚ちゃんにぃ♪直接仕送りを持ってきたの♪」ゴソッ…



渚「へー!」



蓮美「バナナと♪キュウリと♪瓜と♪ゴーヤと♪人参と♪大根とか♪」



蓮美「妙に棒状の物が多いけど気にしないで♪」



渚「ありがとう!」



蓮美「あ、あとローション持ってきたから使ってね♪」



渚「うん♪」



蓮美「後はお茶」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:29:01.91 ID:sg2II6ev0
渚「これはまともだね♪」



ゼロ『渚ちゃん☆ラベルめくってみな☆』



渚「?」



蓮美「えーと、えーと……」ゴソゴソ…



渚「……」ペリペリ……



『性欲<超>増進!最強の媚薬』



渚「………」
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:31:12.42 ID:sg2II6ev0
蓮美「あとね♪これ♪」サッ



渚「何それ?男性の性器に見立てた様な紫色の物体は?」



蓮美「使う?」



渚「しーねっ♪」



蓮美「うふふ♪」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:35:31.94 ID:sg2II6ev0
蓮美「さーて、風呂でも入るか♪」



渚「フザケンナ風呂場が汚れるだろうが」



蓮美「あふぅ…♥」ビクンッ



渚「泊まる気?お姉ちゃん」



蓮美「まぁね、渚ちゃんが心配だって事もあるけどね♪」



渚「心配症だなぁ♪気にしなくていいのにぃ♪」



蓮美「あははは♪」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:39:01.09 ID:sg2II6ev0
蓮美「ねぇ♪久し振りに一緒にお風呂に入ろうよ♪」



渚「え?本当?いいよ♪」



蓮美「あ、待っててね……」ゴソゴソ…



蓮美「さ、行くか♪」



渚「ローションは持って入らないでね♪」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:46:49.21 ID:sg2II6ev0
風呂場



渚「ねぇ、お姉ちゃん♪」



蓮美「なーに?」



渚「ロシアは寒かった?」



蓮美「うん♪寒かったねー♪やっぱり日本の方がいいや♪」



渚「あ、そうそう!今日ね!翔子ちゃんと会ったんだよ♪」



蓮美「え!?翔子ちゃんと?喧嘩にならなかったの!?」



渚「ううん!」



蓮美「あは♪そりゃ良かったぁ♪」



ゼロ『………こうして見ると普通の姉妹なんだがなぁ』



ゼロ『…………』
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:50:38.95 ID:sg2II6ev0
蓮美「よーしっ!洗いっこしよう!」ザバァ!



渚「一人でやってな♪」



蓮美「辛辣ぅ!」



ゼロ『なんだかなぁ……』
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:53:45.27 ID:sg2II6ev0
リビング



蓮美「あー♪さっぱりしたー♪」



蓮美「よーし!今夜は鍋だぁー!」



渚「わーい!」



ゼロ『ふぁぁ……眠い……ちょっと寝ていい?渚ちゃん?』



渚「あ、うん…いいよ、お休みゼロちゃん」ヒソヒソ…



ゼロ『うぃー…』スゥ…
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:59:07.53 ID:sg2II6ev0
蓮美「はい鍋ぇー!」ドンッ!



グツグツグツ……



渚「……何でこんなに黒いのかな?この鍋?」



蓮美「闇鍋だよ闇鍋♪何を入れたのか正直忘れちゃった♪」



渚「媚薬とか入れてないよね?」



蓮美「さぁ?忘れた♪」



渚「入ってたら、お姉ちゃんのクリ○リス噛み切るから♪」



蓮美「やっていいよ…♥」モジ…



渚「嫌だよ、汚い」
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:04:16.78 ID:sg2II6ev0
渚「それじゃあ一つ目」ジャボォ!



渚「何これー?」



蓮美「靴下だねー♪」



渚「お姉ちゃんのだー!」



蓮美「それじゃあ食べてー♪」



渚「ゴミ箱へポーイ♪」ポーイ



蓮美「あああああぁあぁあああああああああ!!!?!??!??!」



蓮美「何やってんだこのクソボケがぁああああああああ!!!?!??!?」



渚「は?」



蓮美「あひぃん…♥」ビクンッ!



蓮美「いいよ…いいよ…その目……♥」ゾクゾク…
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:06:57.15 ID:sg2II6ev0
蓮美「じゃあ次私ー!」ブチョォッ!



蓮美「あ!これは渚ちゃんの下着だー!」



渚「うわー!」



蓮美「うう〜ん!デリシャス……♪」ムシャムシャ…



渚「わーい!お姉ちゃんキモーい!」

343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:09:19.53 ID:sg2II6ev0
数分後



渚「はー♪食べた食べた♪」



蓮美「私も渚ちゃんの下着でお腹いっぱいだよ♪」



渚「そろそろ寝ようか♪」



蓮美「そうだねー♪」
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:14:50.15 ID:sg2II6ev0
蓮美「あ!私、渚ちゃんと同じ布団がいい!」



渚「あはは♪お姉ちゃんは藁の上じゃないの?」



蓮美「渚ちゃんと一緒の布団じゃないといや!」



渚「仕方ないなー♪いいよ♪」



蓮美「ありがとー!渚ちゃーん♪」モゾモゾ…
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:17:47.59 ID:sg2II6ev0


蓮美「………」



渚「………」



蓮美「……」モゾッ



渚「……♪」ガシッ!



蓮美「あだだだだだだ!!!」



渚「………」



蓮美「もー♪照れ屋なんだからー♪」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:24:54.90 ID:sg2II6ev0
今日はここまでです。



渚と蓮美とゼロにもアホ毛があります。
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 23:28:45.22 ID:kAESLsZ9o
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:35:23.74 ID:sg2II6ev0
ちょっとだけ投下


繁華街


ゼロ『…………』



早乙女「………」フラフラ……



ゼロ『………』ニヤッ



ゼロ『ボルポンベェーン!』ニャスーン!



早乙女「ッッ!!!???」ドクンッ!



早乙女「」ドサッ



ゼロ『フフ……明日は、いい暇潰しをしてあげるよ渚ちゃん♪』



ジャバウォック『…………」ヌゥ…
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:49:38.70 ID:sg2II6ev0






次回!『カオス編』!お楽しみに!



350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 06:24:25.35 ID:X11iowaW0

夜  地下道



警官A「…知ってるか?この辺でさ人食いが現れるそうだぜ」



警官B「止めてくださいよ、こんな所でそんな話は……」



警官A「まぁいいじゃねぇか、しっかし、あの万引き犯はこの先は行き止まりって事を知らないのか?」



警官B「慌てなくてもいいですね、引き返しても一本道ですし」



警官A「……ん?」



制服の少年「ZZz……」



警官A「何だ…?」



警察B「大丈夫か!?」ユサユサ…



制服の少年「ハッ!?」
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 06:28:01.36 ID:X11iowaW0
警察A「その制服……見滝原中学か?」



警察B「どうしてこんな所に居るんだ?名前は?」



制服の少年「………や」



警察A「?」



タツヤ「鹿目タツヤ……です」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 06:32:15.86 ID:X11iowaW0
学校


タツヤ「…………何だ?何か雰囲気が違うな…」



ゼロ『当たり前さ、ここは数年前のキミの見滝原中学校なんだから☆』



タツヤ「!?」



ゼロ『ガラスに映ってるだけだよコレは☆』



タツヤ「だ、誰だ!?」




ゼロ『私は創造神でもあり破壊神でもある』
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 06:37:58.19 ID:X11iowaW0
タツヤ「何で僕をこんな所に…!?」



ゼロ『知りたくないのかい?キミのお姉ちゃんである、鹿目まどかを―――』



ゼロ『―――殺した犯人を』



タツヤ「…………」



ゼロ『あとさ、キミはここの生徒って事になってるから、キミの教室は鹿目ちゃんと同じ所だよ』



ゼロ『みんなには不自然に思われないから安心しな、何でって聞くなら私は神だからだ』



ゼロ『あとね、キミは本名を名乗るのはマズイと思って『夏目隆也』としてるから』



ゼロ『これからは夏目と名乗る様にね☆』



夏目「………」
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 06:40:05.27 ID:X11iowaW0
ゼロ『だけど、キミのお姉ちゃんやその友達は夏目隆也という生徒の存在を知らないんだ』



ゼロ『だから不自然に思わ―――』



まどか「あいたっ!?」ドンッ



夏目「わっ!?」



ゼロ『遅かったか―――』スー…
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 06:43:08.59 ID:X11iowaW0
ほむら「大丈夫?まどか?」



まどか「うん、大丈夫……ごめんね、急に飛び出して」



夏目「あ……いや……」



ほむら「見ない顔ね……別のクラスの人?名前は?」



夏目「名前……」



夏目「……夏目隆也」



ほむら「夏目君?」



夏目「はい……そ、それじゃあ!」



ほむら「……?」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 06:44:48.62 ID:X11iowaW0
まどか「………」



ほむら「……どうしたの?」



まどか「いや……あの人と…一回どこかで会った気が……」




ほむら「気のせいでしょ?」




まどか「そうかな?」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 06:57:18.79 ID:X11iowaW0
夏目「………!」ドキドキ…



ゼロ『あはは☆いきなりお姉ちゃんと再会しちゃったね!』



ゼロ『あ、そうそう、何が起きても大丈夫なように、キミにジャバウォックの力を貸してるから』



ゼロ『これで何に巻き込まれても大丈夫だ!』



夏目「…どうして神様は僕を?」



ゼロ『鹿目まどかはここで死ぬべき存在じゃあないからだよ☆』



ゼロ『私がなんとかしてやってもいいけど、キミは犯人を突き止めたいだろ?』



夏目「…………」
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 06:40:24.40 ID:Vhazk1ag0
ゼロ『問題はキミが、この世界に馴染めばいいんだが……』



夏目「どういう意味?」



ゼロ『この世界はその……キミが知ってる見滝原とは違うと思うんだ』



夏目「?」



ゼロ『なんせ、世界設定を滅茶苦茶に設定した世界にしちゃったからさ……』



夏目「え?」



ゼロ『……まぁ気にしないでくれ』
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 06:43:05.28 ID:Vhazk1ag0
空き地


杏子「………?」



杏子「何だコレ?」



杏子「カセットテープ?」



杏子「……オーイ!翔子!」



斎藤「何だ?」
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 06:51:49.97 ID:Vhazk1ag0
古ぼけたカセットテープ



カチッ



『あ、あの、佐倉さん、こ、これ…使って下さい…』



佐倉『な、何です…その金…?』



『そ、その…私の、です…あ、あの……』



佐倉『…………』



『あ、あの……さ、佐倉さんには、お子さんが二人居るって……』



佐倉『小早川さん……』



小早川『本当に…少ないですけど…ご、ごめんなさい…』



佐倉『ありがとう…ありがとうございます!』



小早川『さ、佐倉さん……み、みんな離れちゃいましたけど…わ、私は、佐倉さんの味方です!』



小早川『佐倉さんの考えは…その……間違ってない、と思います……』



佐倉『小早川さん……!』
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 07:00:09.33 ID:Vhazk1ag0
佐倉『小早川さんのお子さんは?まだ病院に?』



小早川『ハイ……』



佐倉『……大丈夫ですよ、きっとよくなりますよ』



小早川『ご、ごめんなさい、佐倉さん……私が佐倉さんに勇気付けにき、来たのに…逆に勇気付けられ

てしまって……』



小早川『それでは……わ、私はこれで……』



佐倉『はい、それでは』
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 19:02:16.27 ID:Vhazk1ag0
――――

―――


斎藤「以上だ」パチッ!



杏子「……!」



杏子「あの声は親父…!?そしてもう一つは……確か…信者の一人……」



斎藤「小早川とか言ってたな」



杏子「気弱な人そうだったから、よく目立ったてた人だったな……」



杏子「………渚の母親?」



斎藤「まさか、名字が同じなだけじゃないのか?」



杏子「い、いや……アイツは昔、アタシと会ってたんだ」
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 20:45:36.49 ID:Vhazk1ag0
斎藤「で?どうするんだ?」



杏子「とりあえず…小早川さんを探してみる…」



杏子「どうして、あの時以降、親父が荒れてから姿を見せなくなったのか……」



杏子「……」



斎藤「それで?どうするつもりだ?小早川渚に聞きに行くのか?」



杏子「あぁ……そうだ」
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 20:49:06.66 ID:Vhazk1ag0
公園



杏子「確かこの辺に……」



杏子「あれ?居ないなぁ……」



蓮美「誰を探してるの?」



杏子「うわっ!?」



蓮美「やぁ♪」
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 20:52:11.37 ID:Vhazk1ag0
蓮美「誰を探してるのかな?」



杏子「い、いや、ちょっと渚を……いや、お前でもいいか」



蓮美「?」



杏子「お前の母親…今どうしてんだ?」



蓮美「………母?」



蓮美「あぁ……あのヘタレか」



蓮美「アイツなら父親を粛清した後に私が粛清しようとしたんだよ♪」



杏子「……え!?」
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 20:59:49.11 ID:Vhazk1ag0
杏子「しゅ…粛清だと…!?」



蓮美「え?何か変な事を言った?」



蓮美「アイツらは粛清されて当たり前だよ♪父親は渚ちゃんの薬指を切り落とした愚か者だしさ♪

母親はそれを見てみぬフリをしてたもん♪」



蓮美「だから殺した」



蓮美「無惨に……ね♪」



杏子「そ、それでも…!殺す事は無かっただろうが…!父親や母親も、お前や渚を育てた……!」



蓮美「……もちろんその事には感謝してるよ、だけど、自分の娘を痛めつけたり、それを見てみぬフリ

をするのは、いただけないね」



杏子「ふざけんじゃねぇ!」ガッ!



蓮美「おおぅっ!?」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 21:06:38.87 ID:Vhazk1ag0
杏子「お前の父はともかく…!お前の母は…!小早川さんは、本当にいい人だったんだぞ!」



杏子「お金に困ってた私達家族を……少しだったけど、お金を分け与えてくれたんだぞ!」



杏子「何でそんな人を殺したんだ!」



蓮美「待ってくれよ杏子ちゃん、キミは何か誤解している」



蓮美「私はあの女を殺してない」



蓮美「粛清しようとしたって言ったでしょ?」



蓮美「分かりやすく言ったら殺し損ねたんだよ♪」



杏子「殺し損ねた?
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 21:16:11.40 ID:Vhazk1ag0
杏子「じゃ、じゃあ小早川さんは!?」



蓮美「九州のどこかでトラックに撥ねられて死んだと聞いたよ♪」



杏子「………!」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 20:49:19.19 ID:XEiMZgIx0
蓮美「だからもう無駄さ、アイツの事は諦めな」



杏子「………」



蓮美「それじゃあね♪」



杏子「……」
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 20:55:51.41 ID:XEiMZgIx0
―――――

―――


さやか「ぐわぁ!」ドンッ!



早乙女「どうしました?美樹さんの力はそんなものですか?」



さやか「な、何を〜!」チャキッ!



さやか「でやぁああああああああ!!!!」



早乙女「遅い!」ドンッ!



さやか「ゴッ…ホ…!?」



ドガァアアアアアアアアアンンンンンンンンン!!!!!



さやか「がぁあああう、ぐぅ…がぅぅ……!」



早乙女「今の貴方では私には勝てない」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 20:58:21.15 ID:XEiMZgIx0
まどか「…………」



ほむら「まどか……これは一体…!?」



まどか「早乙女先生に誰かが乗り移ってるらしいんだけど……」



ほむら「乗り移ってる?」



まどか「いや、さやかちゃんの推測なんだけどね……」



ほむら「……どういう事なの?」
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 21:49:21.89 ID:XEiMZgIx0
ゼロ『………あれ?』



ゼロ『何で早乙女ちゃんが、あんな事に?』



ゼロ『………ちょーっと、滅茶苦茶にしすぎたかな?コレ?』
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 21:56:20.83 ID:XEiMZgIx0
廃工場



杏子「………」



ゼロ『何やってんの?』



杏子「うわっ!?お、お前は…確か神様!?」



ゼロ『ただの神様じゃない、創造神でもあり破壊神でもある』



杏子「な、何だよ…!」



ゼロ『だって杏子ちゃんが暗い顔してたんだもん☆』



ゼロ『何か困ってるなら、聞いてあげるよ☆暇潰しに☆』



杏子「なぁ…お前は、渚の何なんだよ……」



ゼロ『えっ!?///』



ゼロ『ちょっ…///急に何を言い出すのさ杏子ちゃん…!///』



杏子「いや、お前が思ってる様な事じゃないぞ?」
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 22:00:29.24 ID:XEiMZgIx0
杏子「だって…お前と渚はずっっと昔から居るらしいからさ」



ゼロ『あぁ……てっきりキミが私がずっと渚ちゃんと居るから妬いちゃってるのかと思ったよ☆』



ゼロ『んー…渚ちゃんとは友達…てゆうか家族…いや、それ以上かな?』



ゼロ『蓮美ちゃんも渚ちゃんと同じぐらい大好きだし……』
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 22:09:38.26 ID:XEiMZgIx0
ゼロ『あはは☆良く分かんないや☆』



杏子「じゃあ、渚や蓮美の母親は?」



ゼロ『……母?小早川彩夏?』



ゼロ『もちろんだよ☆彩夏ちゃんは良い子だもん☆』



ゼロ『父親である治昭クンはあまり好きにはなれないかなー?だってあの人は人間のクズだし☆』



杏子「親父の事をボロカスに言うんだな……」



ゼロ『あはは☆渚ちゃんの左手の薬指を切り落とした張本人だし、幼稚園の頃から虐待してたしさ☆』



ゼロ『みんながみんな、杏子ちゃんのお父さんの様な優しいお父さんばかりじゃないんだよ?』



杏子「そう、なのか……」
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 22:13:41.81 ID:XEiMZgIx0
ゼロ『まぁ蓮美ちゃんが治昭クンの脳天を拳銃でブチ抜いた時はスカッとしたなー☆』



杏子「母の方はトラックで撥ねられちまったけどな……」



ゼロ『え?何を言ってるの?』



杏子「え?」



ゼロ『彩夏ちゃん死んでないよ?てゆうかその情報どこから知ったの?そのデマ』



杏子「デ、デマ!?」
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 22:17:52.30 ID:XEiMZgIx0
杏子「じゃ…じゃあ生きてるのか!?」



ゼロ『うん、モチロン』



杏子「ど、どこに居るんだ!?」



ゼロ『ヨルダン』



杏子「ヨ……よるだん?寄る団?夜男?」



杏子「な、何だそれ?どっかの店の名前か?」



ゼロ『国の名前だよ☆』
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 22:19:36.48 ID:XEiMZgIx0
今日はここまでです、お疲れ様でした。



まさか生きていた渚の母。
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 22:20:11.26 ID:XEiMZgIx0




そして早乙女先生は一体!?
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 22:20:32.78 ID:x8AP75Njo
おつ
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 05:22:51.48 ID:GmyXsOUX0
――――


杏子「それで?そのヨルダンとやらに何で小早川さんが?」



ゼロ『彼女は普通の会社員だったけど、蓮美ちゃんが治昭クンを殺した後、会社を辞めて写真家になったんだよ』



ゼロ『えーっと…アレだよ、ただの写真家じゃなくて戦場とかで写真とかを撮る…何だっけ?』



ゼロ『まぁそんな訳だから、今、彩夏ちゃんは中東に居るよ☆』
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 05:29:18.09 ID:GmyXsOUX0
杏子「よし、じゃあ早速、そのヨルダンとやらに行くか」



ゼロ『どうやって?』



杏子「飛行機に決まってんだろ」



ゼロ『パスポート持ってるの?』



杏子「………?」



ゼロ『……仕方ないなぁ』



ゼロ『杏子ちゃん、そこの扉を開けて』



杏子「え?」



ガチャッ……
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 05:31:54.41 ID:GmyXsOUX0
ヨルダン



杏子「あ、あれ……?どこだここ?」



杏子「な、なぁ!ここどこだ?」



杏子「あれ?居ない?そっか……ガラスみたいな物が無いから映れないのか」



「杏子ちゃん?」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 05:37:47.46 ID:GmyXsOUX0
杏子「小早川さ……!?」バッ!


ザワザワガヤガヤ……



杏子「……空耳か」



「杏子ちゃん?杏子ちゃんなの?」



杏子「……!?」



「あ!やっぱり杏子ちゃんだ…!む、昔は小さかったのに、大きくな、なったね」



杏子「こ、小早川さん…!?」



彩夏「う、うん?そうだよ、ところで何で杏子ちゃんはこんな所で何をしてるの?」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 05:41:41.67 ID:GmyXsOUX0
――――


廃工場


蓮美「………」ザッ!



ゼロ『どこに行く気かな?蓮美ちゃん?」



蓮美「大魔神様……」



ゼロ『何回言ったら分かるんだ、私は魔人じゃない』



ゼロ『そんな事よりどこに行く気だよ』



蓮美「ハッ、私めもヨルダンへ行き、悪を粛清しに行こうと……」



ゼロ『……………』
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 05:55:27.93 ID:GmyXsOUX0
蓮美「な、なんだよ……大魔神様…」



ゼロ『ん……まぁ別に何でもいいんじゃない?だけど蓮美ちゃん、後悔するんじゃないの?』



蓮美「後悔?」



ゼロ『キミが大好きな渚ちゃんが産まれた時、彩夏ちゃんに父の治昭クンより先に抱かせてもらったんだよ?』



蓮美「ry」



蓮美「それはそれ、これはこれです♪」



ゼロ『……あっそ』
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 06:02:28.49 ID:GmyXsOUX0
―――――――


―――

数年前


彩夏「――み――蓮美――」



彩夏「蓮美、コッチに来て」



蓮美「何ー?」



彩夏「はい」



蓮美「え…あ、いや……ま、待ってよ……抱き方が分かんないんだけど…♪」



彩夏「いいから、ほら」



蓮美「あ…ちょっ……」
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 06:05:46.02 ID:GmyXsOUX0
蓮美「あ……」



蓮美「……寝てるの?渚ちゃん……」



彩夏「うん、寝てるよ」



蓮美「……可愛い寝顔」



彩夏「ふふ、そうだね」



蓮美「………渚ちゃん」
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 06:11:03.36 ID:GmyXsOUX0
―――――

―――


ヨルダン 民家



彩夏「……そう、蓮美ちゃんが」



彩夏「そうだよね……私は恨まれて当然だもん……」



杏子「………」



彩夏「それで……佐倉さんは……お父さんどうしてるの?元気にしてるの?」



杏子「……父さんは」
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 06:14:00.55 ID:GmyXsOUX0
杏子「死んだ」



杏子「母さんも妹も」



彩夏「え……?し、死んだ……?」



彩夏「………そ、うなの…?」



杏子「……」コクッ



彩夏「……!」
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 06:22:42.19 ID:GmyXsOUX0
彩夏「そうなんだ……ご、ごめんね……」



杏子「いや……」



彩夏「……何でそうなるんだろうね」



彩夏「私がしっかりしてれば……あの時、蓮美から逃げてなきゃ……渚も酷い目にあわずに済んだのに……

佐倉さんも……助かってたかもしれないのに……」



杏子「小早川さんは悪くねーよ……蓮美は何で小早川さんを殺そうとしたんだよ?」



彩夏「……恐らく、私が弱いから」



彩夏「渚を守れなかったから、薬指を切り落とさせる羽目になったから……」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 23:35:07.23 ID:Wv9koYd20
彩夏「………あ、そろそろ行かなきゃ」



彩夏「えっと……杏子ちゃんはどうするの?」



杏子「アタシは……帰り、ます」



杏子「小早川さんと会えただけでも……満足、です」



杏子「それじゃあ」



彩夏「……うん、それじゃあね」
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 23:40:09.66 ID:Wv9koYd20
見滝原  学校



さやか「勝った!」ザンッ!



早乙女「」キュー…



ジャバウォック『うわー…この暇潰しはツマラナイぞー……』スー…



ジャバウォック『帰ろ……』



早乙女「あれ?私はどうしてこんな所に?」



さやか「やった!先生が元に戻った!」



まどか「やったね!さやかちゃん!」



ほむら「……何か知らないけど…良かったわね」  
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 23:49:07.91 ID:Wv9koYd20
ブロロロ……バスンッ!ボスンッ!


蓮美「…………」



『粛清はまた今度にしな』



蓮美「………」ブロロロ…



早乙女「あいたた……私は一体、何をしてたのでしょう?」



早乙女「かなりハッスルしてた気が……」



蓮美「………」ボロロロ……



早乙女「わぁ!?こ、小早川先生!?そこの駐車場は客人専用です!」



早乙女「こ、コッチに止めて下さい!」



蓮美「あ、スミマセン」キィッ!
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 23:52:33.85 ID:Wv9koYd20
早乙女「………」



蓮美「ごめんなさいね、新米なもので……」



早乙女「そんな事より、このボロい車なんとかならないんですか?土とか滅茶苦茶付着してるし……

ガムテープとか貼ってるし……」



蓮美「あぁ、限界まで使ってみようかなって思ってるんですよ♪」



早乙女「は…はぁ……」
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 23:59:58.99 ID:Wv9koYd20
屋上



さやか「まぁ、ハッキリ言ってさぁ、あの展開は無いよね」



渚「そうだよね♪あんな展開誰も望んでないのにさぁ♪」



さやか「でもさ、その次のドラマさ」



さやか「あの……レタス…プッ!あのレタスの命乞いは可笑しかったね…!」ググ…



渚「あふっ!お、思い出しちゃったじゃないか……!ププッ……」ググ…



ほむら「……二人は何の話をしてるの?」



まどか「テレビの話しの様だけど……」



ほむら「どんな番組見てたのよ……」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 00:03:16.77 ID:VHR5MV680
さやか「『僕はパンツしか食べない』」キリッ!



渚「ブフゥッ!?や、止めてくれよ!あははははははは!!!!!」ゲラゲラ!



さやか「『止めて!許して!分かった!淫水でいいから!』」



渚「ゲホッ!ガハッ!や、止めて…!腹が……!」ゲラゲラ!



まどか「………」



ほむら「………」ホムホム…
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 00:08:51.93 ID:VHR5MV680
渚「あははは……」



さやか「あはは……」



渚「……ウォークマンの末路」ボソッ



さやか「ブフゥッ!?や、止めてよ!お、思い出させないでよ!あはははは!!!!」ゲラゲラ…



渚「朝起きたらイヤホンが無かった」ズーン…



さやか「ゲハッ!や、止めて……!し、死ぬ…!笑い死ぬ……!」ケタケタ…



まどか「………」カミノケイジイジ…



ほむら「………」ホムホム…
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:07:44.55 ID:VHR5MV680
ゼロ『渚ちゃん』



渚「あはは……え?」



ゼロ『ジャバウォックの力が行き渡ってしまった!』



渚「ジャバウォックさんの?誰に行き渡ったの?」



ゼロ『男』



渚「え?何男って?」



ゼロ『男だよ、この子は本当はただのモブキャラなんだけど……』



ゼロ『ジャバウォックの力を得ることによって、我々と同じ土俵に立てたんだ』
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:13:27.50 ID:VHR5MV680
俺の名前は男。


ごく普通の中学生さ、俺は実は不思議な力がある。


俺はこの力を持って、俺と同じクラスのまどかちゃんを守る。


そう、ネガティブ系魔法少女や魔女から。


え?何でそんな事を知ってるって?まぁいいじゃんかそんなの。




ドンッ!


男「ぐえっ!?」



龍治「あ」



男(うわ……完全なるヤンキーだよこの人……)



龍治「……悪い」



男(は?)
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:17:03.93 ID:VHR5MV680
男「な、なんなんだ……?せっかく力を披露してやろうと思ったのに……」



ドンッ!



男「うわっと!」



夏目「あ、ごめん」



男「………」シュッ!



夏目「!」サッ!



ドッゴォッ!



男「ゲッホォッ……!?」



男「ごぉぉ……!」ピクピク…



夏目(何で殴って来たんだ?この人……)
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:19:29.85 ID:VHR5MV680
見滝原 駅



ゼロ『でも、使い慣れてなかったらジャバウォックの力を発動する事が出来ないんだ』



渚「へー、そうなんだ」



ゼロ『まぁ、だからと言って油断する事も……あ』



ゼロ『あの子だよ』



渚「!」
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:36:13.78 ID:VHR5MV680
俺が電車を降りて、右方向を見ると、見滝原中学の女子制服を着て、青黒色の髪の毛と目を持って特徴的なアホ毛がある


女子生徒を見かけた、その子は確か…そう、小早川 渚。


確か授業中でも俺の方を異様に見てた子だ(妄想)


確かにルックスも良いし、俺のあだ名はチョウチンアンコウとか言われてたけど、まぁ渚は優しくてねぇ


そんな俺とよく仲良くしてるんだ。





渚「……!?い、今のラブコメみたいなナレーションは……!?」



ゼロ『ジャバウォックの力だよ、本当は聞こえないけど私の力で渚ちゃんだけ聞こえる様にしてるよ』
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:42:34.16 ID:VHR5MV680
コイツ俺が帰る時、よく見かけるんだよなぁ……何でだろう?



渚(帰る所が同じだからだよ♪それは、ただの偶然だから!)



ま、俺には関係ないっか、俺はまどか一途だし。



渚(何で私がフラれたみたいになってるの!?)



……まぁでも、少しだけ声を掛けてやろうかな?



渚(いいって、てゆうかキミとよく喋るとか……いつも会話が六秒で終わるじゃん)
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:48:04.62 ID:VHR5MV680
さやか「オーイ、渚ー!」



渚「あ、さやかちゃん」



渚の後ろの方から声が飛んで来た。水色の髪をした、まどかの友人の美樹さやかだ。


さやかは確か…昔、俺に告白してきたんだっけ?それでちょっとフッたというか……。



渚(ねぇ?ゼロちゃん、この子大丈夫?)



ゼロ『あぁ、大丈夫だ思うよ…だけど凄い妄想量だなこりゃ……』
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:52:10.53 ID:VHR5MV680
さやか「えっ?二人ってもしかして付き合ってたの?」



渚「え?いや、別に」サラッ



顔を赤くさせて両手をパタパタと振り慌てる渚。



渚(眼科行ってこい)
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 05:59:55.06 ID:VHR5MV680
男「俺と渚は今から帰るんだよ」



さやか「一緒に?」



渚「うん」



渚(!?)



渚(なっ……!?く、口が勝手に……!?)



ゼロ『まずい……どんどん言ったことが現実になる能力になってきてる……!』



渚(ぎゃー!体が勝手に電車に乗ろうとしてる!助けて!)



男「そんじゃ帰るか、渚」ニコッ



渚「あ、う、うん…///(青のりついてますよ)」
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 06:05:12.08 ID:VHR5MV680
ゼロ『た、大変だ!このままじゃあ渚ちゃんは白濁の液を、下の口に飲まされてしまう!』



ゼロ『ど、どうしよう……!あ!こんな時は変態だ!』



ゼロ『蓮美ちゃーーーんん!』
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 06:12:59.51 ID:VHR5MV680
電車



男「なぁ、渚……まどかの事……どう思う?」



渚「私の大切な友達だよ♪」



男「さやかやほむらも?」



渚「もちろん(気安く名前で呼ぶなと、言ってやりたい)」



男「じゃ、じゃあ……俺の事……どう思う……?」



渚「え?ど、どうって……?//////(ハンガーの次にどうでもいい)」
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 06:20:30.81 ID:VHR5MV680
いやぁ…やっぱりそうだ……渚は俺のことが好きなんだ……



渚(勝手な思い込みだから♪)



俺も……なんやかんやいいながら、渚の事が好きなんだ……



渚(オエーッ!)



男「渚!」グイッ



渚「えっ!?」



俺は徐々に渚との顔の距離を縮め……渚の唇に……。



渚(えっ?ちょっと待って!それは駄目!嫌だ!うぁ!顔近っ!焼きそば臭っ!)
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 06:45:31.25 ID:VHR5MV680
パッ…



渚「お…?よけれた……?」



男「………!?」
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 19:48:53.25 ID:VHR5MV680
男「な、何故だ!?何故力が……ぐぅっ!?」ドクンッ!



渚「え?」



男「………まったく、私の力を好き勝手に使いやがって……」



男「この男の記憶を消さなければ……」フラフラ…



渚「……解決早いな」
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 19:58:39.73 ID:VHR5MV680
ゼロ『力を使いこなせなかった結果だね』



ゼロ『普通の人間が人間を越える力を持てば、最終的には使えなくなるんだ』



ゼロ『そんな事を私は完全に忘れてたよ、お疲れジャバウォック』



ジャバウォック『ふぅー…』
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 20:58:54.69 ID:VHR5MV680
さやか家



さやか「…………」モグモグ…



TV『アタシは絶対お前を許さない!』



TV『馬鹿!止めろ!分かった!分かったからその鉈を降ろせ!』



TV『うるさいっ!』ザクッ!



TV『ぎゃあああああああああああ!!!!!!』ブッシュゥゥ!



TV『ちょっ…!おま…!なんつーことを…!』ボタボタ…



さやか「………」モグモグ…
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 21:04:39.64 ID:VHR5MV680
さやか「………」ピッ



TV『チャラーン!ミラクル魔法少女ミクルちゃん!』



TV『覚悟しなさい!貴方達のどてっ腹に風穴を空けてあげるわ!』



TV『この街を貴方達の血で染めてあげるわ!』



さやか「…………」ピッ



TV『あはは!あ、本当!?それで?お母さんとは?』



TV『え、い、いや……母は先月、亡くなりました……』



TV『あ……』



TV『………』シ〜ン…



さやか「………」
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 21:12:41.02 ID:VHR5MV680
学校



さやか「最近の、テレビってさあんまり面白くないよねー」



まどか「そうかな?」



さやか「そうだよ!」



さやか「やっぱりあのドラマを超えれるものは無い!ね!?夏目君!?」



夏目「えっ!?あぁ……もしかして、さや…美樹さんが言ってるドラマってのは『消しゴムとアタイ』?」



さやか「おっ!よく知ってるね!そうだよ!」
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 21:20:51.17 ID:VHR5MV680
夏目「主題歌が『朝飯はカニ味噌だった』だったね?確か」



さやか「そうそう!よく知ってるね!」



さやか「あの歌のサビの部分がいいんだよねー!」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 22:45:16.99 ID:VHR5MV680
職員室



蓮美「………」ガラッ



早乙女「あ、小早川先生」



蓮美「はい?」



早乙女「小早川先生ってウチのクラスの小早川 渚さんのお姉さんなんですか?」



蓮美「えぇ、まぁ」



早乙女「あ!やっぱり!」



早乙女「似てると思ってたんですよー!」



早乙女「……て、そんな事より」



早乙女「小早川先生……小早川先生は、何か隠してるんじゃないんですか?」



蓮美「え?」
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 22:49:44.49 ID:VHR5MV680
早乙女「小早川先生がこの学校に就任する前に、ロシアで起こった大量殺人事件の実行犯だとか……」



早乙女「アメリカのフロリダ州で発生した銀行爆破事件の実行犯とか……」



早乙女「そんなのに……関わってるっていう噂が最近……流れてますけど」



蓮美「デマですよデマ!私が殺人鬼だったら今頃、この学校は血に染まってますって♪」



早乙女「ですよね……」
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 23:26:11.21 ID:VHR5MV680
早乙女「………はぁ」



渚「殺人鬼だぞぉー!」ガォー!



早乙女「きゃああ!?」



渚「あはは♪驚きました?驚きましたよね?」



早乙女「こ、小早川さん…!?(妹の方…)」



渚「……先生いいんですか?」



早乙女「え?」



渚「私のお姉ちゃん……ここだけの話し……殺ってますよ♪」



早乙女「うぇえっ!?」
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 23:28:48.75 ID:VHR5MV680
早乙女「や、ややややや殺ってるって…!」ガタガタ…



渚「………♪」



渚「なーんてね♪」



早乙女「ですよね…」ホッ…



渚「って言うと思ってたのか!?」



早乙女「えぇっっ!?」
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 23:31:14.50 ID:VHR5MV680
渚「あはは♪面白い反応するなぁ!早乙女先生はぁ!」



早乙女「もう!からかってるんですか!?」



渚「……モチ、と言っておきますか♪」



早乙女「な、何…?その意味ありげな……」



渚「さーて♪教室に戻るかなー?」



早乙女「………」
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 23:51:58.09 ID:VHR5MV680
今日はここまでです。



渚とゼロを描いてみました。やっぱ下手でした。
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 01:51:14.43 ID:LPoziWibo
うぷ!
うぷ!
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 20:26:22.32 ID:SgY/1tZb0
>>424


画像うpの仕方分かんないッス
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 21:11:34.10 ID:SgY/1tZb0
夏目「………」スッ…



まどか「それでねー…」



夏目(今の所、何も起きてないな……)



「夏目貴也…いや、鹿目タツヤだな?」



夏目「!?」バッ!



「フッ……自己紹介が必要かな?オレ様はゼロ神の使いだ」



夏目(こ、この子…確か一年生の子だよな…?何で一人称がオレ様なんだ…?)



久藤「オレ様の名前は苦怒雨魅喩鬼だ……この人間界では久藤海雪と名乗ってる」



夏目「え、えーっと……海雪ちゃんでいいんだね?」



久藤「キサマッ!馴れ馴れしく名前で呼ぶなッ!消し炭にするぞ!」クワッ!



夏目「………」ポカーン…
427 :280 [sage]:2012/12/04(火) 21:15:10.55 ID:gVjFmOpDO
PCからなら
http://www.dotup.org/
携帯からなら
http://upup.be/
が良いらしい

やっと渚が見れる
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 21:20:55.93 ID:SgY/1tZb0
久藤「フッ…今日は機嫌がいい、命だけは助けてやろう」



久藤「だが、次は無いと思えよ!今のでキサマは一億回は死んでたぞ……」フッ…



夏目「そ、それで?久藤さんが何の用?」



久藤「ゼロ神曰く、キサマはどうやら未来からの使者の様だな……」



久藤「キサマは死んだ姉を助けるべく、過去にやって来た……」



久藤「その姉を殺した者は異界からやって来た闇の王『ベレチウィマ』……」



夏目「……え?」



久藤「フッ…安心しろ、闇の王『ベレチウィマ』は私も探してるのだ……今回だけは協力してやろう……」



夏目「……!」



ゼロ『全部デマだから安心しな、姉を殺したのはそのなんちゃらってヤツじゃない』



夏目「ゼロ!?」
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 21:50:44.73 ID:SgY/1tZb0
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3697795.bmp.html


小早川 渚


駄目だ、パソコンで描くのは難し過ぎる……


誰か改良を!
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 21:52:32.43 ID:SgY/1tZb0
パスワードは『絶望』をローマ字で。
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 21:56:54.51 ID:SgY/1tZb0
渚「〜♪」



渚「おや?」



夏目「あ」



久藤「……む?」



ゼロ『紹介するよ夏目クン、この子は久藤ちゃんに続く協力者さ!』



夏目「え!?小早川さんが!?」
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 21:59:57.07 ID:SgY/1tZb0
渚「おいおい、ゼロちゃん♪何を勝手に協力者にしてんのさ!」



渚「てゆうか、誰だっけ?」



ゼロ『この前話したでしょ?ホラ!網走の…!』



夏目(網走……!?)



渚「あぁ!未来の鹿目タツヤクン!?そうか、キミがそうだったのか!?」



夏目(何故それで分かったの!?)
433 :280 [sage]:2012/12/04(火) 23:13:06.23 ID:gVjFmOpDO
>>1よ、画像をありがとう

てか、この絵わかいいwwww
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 23:13:25.61 ID:SgY/1tZb0
久藤「誰だキサマ……?もしや!?キサマも『ヤツ』を狙ってるのか…そうかそうか…」



久藤「オレ様の名前は苦怒雨魅喩鬼だ、おっと…無闇にオレ様に近付くなよ、結界を張ってあるからな」



渚「……あ、そう♪」



久藤「クク……」



ゼロ『あーはっは☆』



夏目(何だこのメンバー……)
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 23:22:29.25 ID:SgY/1tZb0
小早川 零 (ゼロ)



http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3698268.bmp.html


ゼロ『別にしりとりとか暗算とか出来なくても神様はやっていけるし!何をムキになってんだよ!?

馬鹿じゃねぇの!?』グスグス…




パスワードは渚と同じです
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 23:41:22.06 ID:SgY/1tZb0
小早川蓮美



http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3698390.bmp.html



蓮美「とんでもないシスコンだねキミは、病院いけよ♪」



渚「お姉ちゃーん♪今すぐ病院に行こっか♪頭の」



パスワードは同じです。
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 23:44:35.34 ID:SgY/1tZb0
今日はここまでです。


絵をうp出来る場所教えてくれた人サンクス。


色はありませんでしたが、改良してまた別の誰かが描いてくれると嬉しいです、ハイ。
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 23:49:16.86 ID:SgY/1tZb0
次は斎藤翔子を描く事でしょう。


>>278の部分を描けるといいな。

439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 14:02:21.72 ID:POrEA6ys0
ゼロ『そしてもう一人……』チラッ



ジャバウォック「………」ザッ!



渚「ジャバウォックさん!?」



夏目「……実体化してる!?」



ジャバウォック「……私の力を使って実体化してるのだ」



渚「あはは♪なんでもありだね♪でもさ、顔面包帯まみれで真っ黒いマントの人が学校に居たら通報されちゃうね♪」



ジャバウォック「完全に実体化はしていない、お前達が見えるレベルまで下げているだけだ」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 14:07:55.77 ID:POrEA6ys0
渚「あのさ♪いつか頼んでみたかったんだけど、その包帯取ることはできないの?」



ジャバウォック「……取るには取れる……だが……」



渚「?」



久藤「クックック……そいつは隠しておるのだよ」



ジャバウォック「………」



渚「隠してる?」



久藤「……そうなんだろう?その顔に描かれた竜の刻印を封印するための…」



ジャバウォック「………」



渚「……違うみたいだけど♪」




QB「………」ヒョコ…
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 14:11:26.53 ID:POrEA6ys0
ゼロ『まぁそんな訳でこのメンバーで鹿目まどかを守るぞー!』



渚「おー!」



久藤「フッ……まぁいい、少しだけこの茶番を楽しませてもらおう」



ジャバウォック「…………」



夏目(大丈夫かな…?このメンバー……)




QB「………」スッ…
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 14:20:51.00 ID:POrEA6ys0
渚「ところで、海雪ちゃんって魔法少女なの?」



久藤「気安く名前で呼ぶなッ…!フッ、まぁいい」



久藤「あぁ!そうだ、私は全てを闇に還すダークマジシャン……!」



久藤「ハデスに選ばれし史上最狂の魔法少女とはオレ様の事だぁああ!!!」



久藤「ハーッハッハッハ!!!」



久藤「ククク……どうした…?驚きのあまり声も出ないか…?」



渚「ゼロちゃん…大丈夫なの?この子……」ヒソヒソ…



ゼロ『妄想の塊みたいなヤツだが、腕は確かだ☆私が保証する』
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 19:23:18.47 ID:POrEA6ys0
廃工場周辺



ジャバウォック「………」



犬「……」ハッハッ…



渚「捨て犬だ♪」



夏目「あ、本当だ、誰がこんな所に……」ヒョイ…



久藤「なっ!?や、止めろ!その魔犬をオレ様に近づけさせるなッ……!」



夏目「……犬怖いの?」



久藤「ふ、ふざけるなよ……!このオレ様がたかが犬如きで怖気付くと思ってるのかッ……!?」ググ…
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 19:31:27.20 ID:POrEA6ys0
夏目「この犬どうする?」



渚「……ちょっと貸して♪」ヒョイッ



犬「?」



渚「ほい」サッ



ジャバウォック「う、おっ!?あ?おぉ?あ?」ワタワタ…



渚「持ってて♪この工場を見てくる♪」




ジャバウォック「………この犬、どうすればいい?」



犬「?」



久藤「そ、それ以上その犬をコッチに近付けるなッ…!キサマ諸共、消し炭にするぞッ……!」
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 19:42:24.97 ID:POrEA6ys0
ジャバウォック「とりあえず、ここに置いておくか」



久藤「……キサマ、オレ様と同じ左目の目元に縫い目があるな」



ジャバウォック「……それは」



久藤「おっと…何も言わなくてもいい……オレ様にはそれがどういう意味か分かる……クックック……」



ジャバウォック「…………」
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 20:22:21.61 ID:POrEA6ys0
廃工場内



渚「タツヤクン、まどかちゃんってどう死んだの?」



夏目「……思い出すのも嫌だけど、確か滅多刺しだったらしいよ」



夏目「一体誰が……」



渚「もう一人さ、協力者を連れてきてもいいかな?」



夏目「え?」
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 20:40:06.03 ID:POrEA6ys0
渚「おーい!お姉ちゃん!」



蓮美「はいはーい!」ビョーン!



蓮美「話は聞かせて貰ったよ!夏目貴也…いや、鹿目タツヤクン!」



渚「お姉ちゃんは変態兼変質者兼変人兼精神異常者兼サイコパス兼人殺し兼殺人鬼兼殺しのエキスパート兼学校の先生

なのさ!」



夏目「お、同じ意味のヤツが殆どあるけど……って、えぇ!?殺人鬼!?」



蓮美「あぁ、気にしないで♪冗談だからさ♪」



蓮美「さ!無能警察共から聞いた、鹿目ちゃんの死んだ時の状況を話してごらん!」



夏目「……人の心の傷を開かさせる様な事を…まぁ、いいけど……」
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 20:48:01.08 ID:POrEA6ys0
――――


蓮美「………なるほどね、全裸で柱に張り付けられていて滅多刺しにされてたんだ」



渚「しかし、本当にペラペラ喋るね?お姉ちゃん殺されたのに……心が無いの?」



夏目「いや……何ていうか……あれ、本当にお姉ちゃんなのか?って思った事だあって……」



蓮美「渚ちゃんもお姉ちゃんが殺人鬼に殺されたら悲しくなる?」



渚「いいや♪返り討ちにして山奥で遺体を焼却しそうだから、全然♪」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 20:52:10.28 ID:POrEA6ys0
――――


蓮美「………なるほどね、全裸で柱に張り付けられていて滅多刺しにされてたんだ」



渚「しかし、本当にペラペラ喋るね?お姉ちゃん殺されたのに……心が無いの?」



夏目「いや……何ていうか……あれ、本当にお姉ちゃんなのか?って思った事だあって……」



蓮美「渚ちゃんもお姉ちゃんが殺人鬼に殺されたら悲しくなる?」



渚「いいや♪返り討ちにして山奥で遺体を焼却しそうだから、全然♪」
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 20:57:47.40 ID:POrEA6ys0
蓮美「酷い!」



渚「人を何人も殺してるクズ野郎に言われたくないね♪」



渚「ねぇ?何で人を殺してるのにどうして普通に生活してんの?どんな神経してるの?」←ゴミを見るような目



蓮美「えーん!渚ちゃんがお姉ちゃんを虐めるよー!えーんえーん!」ゾクゾク…!



夏目「………」
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 21:13:11.84 ID:POrEA6ys0
蓮美「……冗談はさておき、タツヤクン…キミが言う通りお姉ちゃんは偽物なのかもしれない」



タツヤ「偽?」



蓮美「恐らくね、多分…滅多刺しで全身大火傷の死体はまどかちゃんじゃないのかもね」



蓮美「顔も判別出来なくなってるんでしょ?だとしたら別の誰かかもしれないね♪」



蓮美「まどかちゃんの遺留品が散乱してたから、その死体をまどかちゃんと思ったのかな?」



夏目「じゃあお姉ちゃんは……!?」



蓮美「まだ生きてるかもね、だけど…この犯人は普通の人間じゃないかもね……」



夏目「つまり?」



蓮美「犯人は魔法少女の可能性があるって事さ♪」



渚「何だその推理、舐めてんのかボケ(流石お姉ちゃん!)」



蓮美「あふぅい!」ゾクッ!
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 22:33:11.82 ID:POrEA6ys0
ジャバウォック「……この犬…付いてくるぞ」



久藤「な、何ッ!?」



犬「…クゥーン」



久藤「……だ、騙されんぞ!」



ジャバウォック「何にだよ」



犬「………」トテトテ…



久藤「くっ…来るなッ!」スッ!



ジャバウォック「こんな事で魔法を使う気か?」
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 22:44:42.51 ID:POrEA6ys0
ゼロ『やぁ、仲良くしてるね二人共』



ジャバウォック(……ゼロか)



ゼロ『初めて会ったクセに随分とまぁ……』



ジャバウォック(ほっとけ)



ゼロ『ま、そりゃそうだね☆久藤海雪とキミはある種、姉妹みたいなモンだからね!』



ジャバウォック(…………)
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 22:52:09.12 ID:POrEA6ys0
ゼロ『姉妹?兄妹?キミは性別が分かんないから、ハッキリしないんだけど………』



ジャバウォック(………)



久藤「ん?どうした?」



ジャバウォック(コイツと血が繋がってるとか言われたくないな………)



久藤「そうか……キサマも『アレ』を使えるのか……」



ジャバウォック「………」



久藤「なぁに…隠す必要は無い…クックック……」
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 23:00:45.99 ID:POrEA6ys0
QB「何をしてるんだい?海雪」



久藤「ムッ!?出たな!白き悪魔め!」



久藤「それと気安く名前を呼ぶなッ!また消し炭にしてやろうかッッ!」



QB「やれやれ、いきなり酷い言いようだね」



QB「ところで……その人は誰だい?」



ジャバウォック(コイツがインキュベーター……暁美ほむらが言っていた諸悪の根源か)



久藤「コイツの名はジャバウォック……オレ様の下僕だ……」



ジャバウォック(消し炭にするぞテメェ)
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 23:12:48.22 ID:POrEA6ys0
QB「……へぇ、そうなんだ」



ジャバウォック(お前も納得すんな!)



久藤「クク……」
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/05(水) 23:50:16.07 ID:POrEA6ys0
織莉子「もしもし?斎藤さん?」



斎藤『美国織莉子か……』



織莉子「斎藤さん、あなたが言ってた久藤海雪という者が見つかりませんが……」



斎藤『……そうか、まぁもう少し探したら見つかるだろうな』



織莉子「それと……キリカはそちらに居ませんか?」



斎藤『……呉キリカなら狩りに行ってる』
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/06(木) 00:02:09.78 ID:fDvy0uBM0
鹿目家前



まどか「………あ」



キリカ「鹿目まどか……きみを待ってたよ」



まどか「だ、誰…!?」



キリカ「名乗る程の者じゃないよ、ただの魔法少女さ」



まどか(魔法少女……!?)



まどか(そう言えば、この人……どこかで見た様な……)



まどか「な、何か用……?」



キリカ「いや?ただ、小早川渚達より『謎』に近付いてやろうと思ってるだけだよ」



まどか「謎……?」



キリカ「鹿目まどかの死」



まどか「!?」
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/06(木) 00:13:20.71 ID:fDvy0uBM0
キリカ「この情報は風の噂で聞いたんだよ」



まどか「な、何を……言ってるの?」



キリカ「まぁ、安心すればいい。キミは私が守る」



まどか「な、何で!?」



キリカ「……斎藤の指示」



まどか「えっ…?」



キリカ「明日は織莉子と来るからさ、それまでに死んでくれるなよ」スッ…




まどか「斎藤さん……?確か渚ちゃんと仲が悪いって言われてた……」
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/06(木) 23:05:05.55 ID:fDvy0uBM0
廃工場周辺



QB「――あとさ、渚達に伝えてくれないかな?」



久藤「………雨詫汰峯術式をか?」



QB「後で見滝原にやってくる魔法少女達の事だよ」



ジャバウォック「………?」



QB「館花勢力がやってくる」



久藤「なん…だと…!?」



QB「……分からないなら素直に分からないって言えば?」



久藤「ムッ……」



QB「さっき、斎藤達にも声を掛けて来んだよ。キミ達も警戒するんだね」
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/06(木) 23:17:11.54 ID:fDvy0uBM0
タワー



織莉子「館花勢力?」



斎藤「あぁ、あの館花勢力だ」



織莉子「何故、今になって館花勢力が?」



斎藤「それは知らん、だが鹿目まどかの殺害予告状が私の仲間の死体と共に送られて来た」



斎藤「ただの一般人である鹿目まどかを死なせる訳にはいかん、しかもよりにもよって殺したのが

魔法少女だという事もマズイ、もし魔法少女の存在がバレてしまえばややこしい事になる」



斎藤「我々魔法少女の行動をマスコミに監視されてしまう」



斎藤「その最悪の自体に備えて、我々は見滝原に極力一般人の被害者を出さずに、館花勢力を迎撃して

鹿目まどかを護衛しなければならない」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/06(木) 23:36:19.54 ID:fDvy0uBM0
廃工場内



渚「へぇ……♪館花勢力が?」



ジャバウォック「あぁ、そうらしい」



夏目「えっと…何?その館花勢力ってのは…?」



渚「さまよってる魔法少女達だよ、他の魔法少女達の縄張りを集団で奪い取ったりする悪いヤツらさ♪」



蓮美「うーん…お姉ちゃん的には、その魔法少女達がまどかちゃん殺害事件と関わってそうだな♪」



久藤「クックック……ならばオレ様達の目的はその館花勢力を殲滅する事か?」



久藤「ハッ!面白いッ!ヤツらなどオレ様の力で地獄に還してくれるわぁ!」



ゼロ『目的は決まった様だね☆』



渚「ゼロちゃん!」



ゼロ『それでは!これより「ミラクル少女☆見滝原防衛団」を設立する!』バァーンッ!



夏目「ご、ごめん……ボク、その組織に入られない……『少女』って……」



ゼロ『え…あ……女装すれば大丈夫さ☆』グッ!



夏目「軽くアウトだよ!」
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/06(木) 23:47:04.09 ID:fDvy0uBM0
久藤「クックック……キサマ、神の割には幼稚な組織名しか思いつけん様だな……」



ゼロ『……ただの神じゃなくて、創造神でもあり破壊神でもあるんですよーだ』ムスー…



久藤「喜べ、オレ様が組織名を考えてやったぞ……」



久藤「その名も『✝叢雨✝』ッ……!コレで決まりだ……!」



蓮美「いいや、『渚ちゃんを愛でる会』だ」



渚「無難に『小早川蓮美の頭蓋骨を陥没させる会』でいいんじゃないの?」



ジャバウォック(……何だこのやりとり)
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/06(木) 23:53:55.11 ID:fDvy0uBM0
最終的には『鹿目まどかを疾風の如く守って館花勢力をデストローイする会』に決まりましたとさ。




今回はここまでです。


465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 15:50:13.16 ID:YXg3nzCi0
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3706629.jpg.html
zetubou


『鹿目まどかを疾風の如く守って館花勢力をデストローイする会』(手描き)
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 17:11:46.04 ID:YXg3nzCi0
タワー



織莉子「ところで、その館花勢力をまとめてるリーダーである『館花鶴来』と斎藤さんと戦った事があるらしいですね」



斎藤「あぁ、戦ったな、それで私が昔、拠点にしていた街から追い出したんだ」



織莉子「つまり勝った?どうやって?」



斎藤「………館花鶴来の固有魔法を利用してやったんだ」



織莉子「?」
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 17:25:07.16 ID:YXg3nzCi0
斎藤「魔法少女特有の魔法、『回復させる』とか『時間を止める』とか『姿を消す』とか色々あるが

館花鶴来の場合は見境が無い魔法だ」



斎藤「まぁ、私はヤツの魔法を利用して勝ったんだ」



斎藤「美国織莉子、この事は呉キリカにも伝えておけ、館花鶴来を闇雲に狙うな…と」



織莉子「………」
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 17:40:45.29 ID:YXg3nzCi0
見滝原小学校前



ジャバウォック「……本当にこんな所に居るのか?館花勢力ってのは」



渚「私の情報によると、館花勢力のリーダーはロリコンだって聞きますから♪」



渚「お姉ちゃんと同じだね!」



蓮美「お姉ちゃんは妹萌えなだけだよ♪」



夏目「自覚あるんだ……」



子供A「あー!変な人だー!」



子供B「本当だー!この包帯の人変な人だー!」



子供C「ホントだ!悪いヤツだなー!?」



久藤「……ジャバウォックが小童共に絡まれてるぞ」




ジャバウオック「あ、あっちにいけ!止めろ!マントを引っ張るな!」



ゼロ『……ジャバウォック、仕方がない……素顔を見せてやれ』



ジャバウオック『あぁ!?だ、だが…それをすると……!』



ゼロ『このままタイムロスするつもりか?早くしろよ☆』



ジャバウオック「クッ……!」グッ



バッッ!!!
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 17:44:10.27 ID:YXg3nzCi0
その時…衝撃が走った。



ジャバウォックの包帯を取ると、なんと久藤海雪と瓜二つの顔だった。



だが、本当に驚いたのはそれじゃなかった……。




ジャバウォックの『右半分』の顔が………


顔が……


顔――
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 19:29:00.00 ID:YXg3nzCi0
素顔


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3707199.jpg.html
zetubou
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 19:40:40.64 ID:YXg3nzCi0
「「「「うわぁあああああああああんんんん!!!!!」」」」



ジャバウォック「………」クルッ



渚「うわぁああ!?な、なぁ!?右半分の顔が腐敗してるぅ!?」



久藤「ぬぉおおおおおお!?な、何だ!?その忌々しい顔わぁあああ!!??」



夏目「」



蓮美「?」


ゼロ『……☆』
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 19:55:23.96 ID:YXg3nzCi0
ジャバウォック「クッ……!だから素顔は見せたくなかったんだ」シュル…



夏目「」



渚「タツヤクン?あー…駄目だ、ショックがデカ過ぎたな♪」



久藤「ぬぅぅ……!」
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 20:01:17.87 ID:YXg3nzCi0
ジャバウォック『とにかく……どうするんだ?館花勢力の方は?」



渚「うーん……ここは、ハズレだったかな?」



渚「でも、もう見滝原に既に館花勢力が侵入してるかも……」
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 20:14:57.47 ID:YXg3nzCi0
裏路地


さやか「それじゃあ、マミさん今日はこれで……」



マミ「えぇ、そうね……それじゃあ今日の魔女狩りは……ん?」



ヘルメットの少女「…………」ザッ



さやか「フルフェイスヘルメットにセーラー服……完全に怪しい……」



マミ「……何か用かしら?」



ヘルメットの少女「………」



マミ「……貴方、何者?」



ヘルメットの少女「……私の名は館花鶴来」



ゾァッッ!!!



マミ「あ……」フラ…



さやか「う……」フッ…


ドサッ!バタッ!



館花「私の名は館花鶴来だ、覚えておけばいい」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 20:22:30.70 ID:YXg3nzCi0
明日


まどか「えぇっ!?さやかちゃんとマミさんが行方不明!?」



ほむら「そのようなのよ、まったく……何をやってるんだか……」




久藤「……まさか、館花勢力の仕業なのか……?」



渚「ありえるね……ひょっとしたらリーダーに出会ったのかもしれない……」



渚「アイツはロリコンだから、恐らく……ウン、確実に誘拐してんな」



久藤「腑に落ちんな、巴マミより年上なのかそやつは?」



渚「え?いや?中学一年だよ?」



久藤「お、同い年だと!?」ガーンッ!



渚「え?あぁ、キミ、一年だったのか♪」
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 20:33:54.35 ID:YXg3nzCi0
久藤「ん…?だとしたらおかしいぞ…!?年上の美樹さやかや巴マミを誘拐するって事はロリコンの

称号は剥奪されるのでは……!?」



渚「あぁ、館花鶴来の魔法を使えば相手の年齢なんて容易く戻せるよ♪」



久藤「な、何と!?そ、それでは魔法少女を倒す為の魔法ではないか!」



渚「あはは♪なんたって館花鶴来は私に従わないネガティブ系魔法少女だからね♪」



久藤「クッ…!」
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 20:47:28.44 ID:YXg3nzCi0
渚「私に従うネガティブ系魔法少女なんてせいぜい百桁程度だからね♪」



渚「まぁ、放浪するネガティブ系魔法少女なんて沢山居るから珍しい事でも何でも無いけどね♪」



久藤「ふむ……それで?どうするのだ?館花の魔の手にかかった美樹さやかと巴マミをどうする気だ?」



渚「もちろん、助けるよ♪だけど、居場所が分からないからね♪どうしようも無いよね♪」
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 20:59:10.42 ID:YXg3nzCi0
ほむら「あなた達、この前も一緒に居たわよね?」



渚「あうぐっ!ほ、ほむらちゃん……♪」



まどか「何の話しをしてるの?」



渚「……!」



渚「ほむらちゃん、コッチ来て!」コソコソ…



ほむら「な、何……?」



まどか「……?」



久藤「フッ、鹿目まどか……キサマは何も心配しなくてもいいぞ」スッ



まどか「えっ!?ど、どうして名前を!?」



久藤「戯けッッ!オレ様の『力』を持ってすればキサマの名前を知る事なぞ朝飯前よッッ!!!」



まどか「えぇっ!?そうなの!?凄いね!」パァァ…!



久藤「ハーッハハハハ!!!」




渚「……って訳なんだよ♪」



ほむら「何ですって!?」
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/07(金) 21:19:25.01 ID:YXg3nzCi0
渚「そんな訳で、この話を聞いてしまったから……」



ほむら「そ、そのクソ長い名前の組織に入らないといけないの……!?」



渚「うん……だから、ね?」



ほむら「……分かったわよ、見滝原の危機なんでしょ?」



渚「あ、ありがとう♪」
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 00:27:28.97 ID:hnDCU/+y0
第二会議室前



『鹿目まどかを疾風の如く守って館花勢力をデストローイする会本部』ヌーンッ



ほむら「本当にクソ長い組織名ね……」



コンコンッ!



「………テッテテレッテテッテテレッテテッテテレッテテッテテレレ!テレレ!ハイ!」



ほむら(!!?!??!?)ゾーンッ!



渚「………♪」コンコンッ!



「そうだ、それでいい……答えは『沈黙』!入るがいい……」



ほむら(どういうことなの……!?)ガチャッ
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 00:42:52.95 ID:hnDCU/+y0
久藤「クックック……待ってたぞ」



ジャバウォック「暁美ほむらッ……!?何故お前が……!?」



ゼロ『ほむらちゃんも味方になってくれたんだよ☆』



ジャバウォック「………」



ほむら「私も一応、見滝原の魔法少女だから、見滝原を守る為に手伝わせてもらうわ」



ほむら(それと、まどかも……)



久藤「クックック……いい心意気だ…だが!鹿目まどかに我々の存在をバラしてないだろうな!?」



ほむら「……バレてないわ、とゆうか、あなたは一年なんでしょ?先輩には敬語で喋ったら?」



久藤「黙れッ……!オレ様に命令をするな!」



蓮美「いやいや、久藤ちゃん♪一応、暁美ちゃんは先輩なんだからさ♪一般常識として……ねぇ?」



久藤「………」スッ…



久藤「暁美先輩、鹿目先輩に私達の事を言ってませんよね?」



ほむら「やっぱりいいわ、さっきのキャラでお願い。何か気持ち悪いわ」
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 00:52:43.79 ID:hnDCU/+y0
久藤「フン……」



ほむら「……それで?美樹さんや巴さんの所在は分からないの?」



渚「うん、闇雲に探しても仕方ないしね♪」



渚「斎藤ちゃん達が動いたら、私達も便乗して動こうと思ってさ♪」



ほむら「斎藤?確か、小早川さんと敵対してた?」



渚「うん、その斎藤ちゃんで合ってるよ♪だから、今はネガティブ系魔法少女達の連絡を待ってるんだ♪」



ほむら「彼女達も館花勢力を狙ってるの?」



渚「らしいよ♪」
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 01:01:33.77 ID:hnDCU/+y0
倉庫内



さやか「―――ん?」



さやか「あれ…?ここどこだ……?」



さやか「……何か声が高くなってる様な……」



マミ「……ひょっとして、美樹さん?」



さやか「え?だ、誰?キミ?」



マミ「わ、私よ!巴マミよ!」



さやか「えぇっ!?な、何でそんな身長が縮んでるんですか!?可愛いけど!」



マミ「そ、そう言う美樹さんだって!ホラ!」



さやか「え!?た、確かに体が縮んだ感覚が……」



「どうかな?幼女達」



さやか「あ!そのヘルメット……アンタ…!」



マミ「貴方が私達を……!」



さやか・マミ「「こんな体に!!!」」



館花「フフ…また一人……いや、二人もいい幼女が手に入った」
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 01:10:49.65 ID:hnDCU/+y0
さやか「アンタ……何者…!?」



館花「おっと、自己紹介が必要ですかぁ?」ニコッ



さやか「」イラッ



館花「私はただのネガティブ系魔法少女だよ」



マミ「ネガティブ系魔法少女……!?小早川さんと同じ……!?」



さやか「ハッ!いいのかな!?こんな事して!私達は渚の友達なんだよ!?」



館花「だからなんだ、別に私はヤツに従ってない」



館花「私は誰にも命令されない、私は、私の意志で少年少女を誘拐する」キリッ



さやか(クッ…!ショタ属性もあったのか……!)
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 01:19:58.74 ID:hnDCU/+y0
マミ「私達をどうするつもり!?」



館花「愛でるのさ」ピトッ



マミ「ひゃあ!」ゾクッ!



館花「私の部下達の働きで倉庫一つ分の少年少女を捕まえる事が出来たんだ」



館花「つまりこの倉庫は、キミ達で二つ目の倉庫だね」



さやか「変態!」



館花「変態?褒め言葉だ、私の事なぞなんとでも言うがいい」



さやか「クッ…!この人本気で駄目だ……!」



館花「フフフ………」ジー…



マミ「こ、コッチ見てるッ!」ゾクゥッ!
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 01:30:17.92 ID:hnDCU/+y0
今日はここまでです。



変態現るッ……!
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 07:46:47.05 ID:hnDCU/+y0
館花「さーて…どの子から愛でてやろうかぁ〜?」ワキワキ…



マミ「い、いやっ!」



さやか「助けてッ!」



「―――館花鶴来」



館花「!」バッ!



キリカ「あだ名は、『変神大魔神』だっけ?神が二つ付いてるなんて凄いじゃん!」ジャキッ



マミ「呉キリカッ……!?どうして貴方が……!?」



館花「……それは斎藤が勝手に作ったあだ名だ」
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 08:05:44.52 ID:hnDCU/+y0
キリカ「あのさぁ、ウチらの仲間の成長を戻して誘拐するの止めてくれないかい?」



館花「嫌」キッパリ



キリカ「……あ、そう」



館花「絶対に止めないよ、だって止めたら禁断症状を引き起こしちゃうもん♪」ニタァ…



キリカ(うぉぉ…出た出た…ネガティブ系魔法少女特有の不気味な笑み……)ゾクッ!



キリカ(織莉子の約束を破るなんて本来なら万死に値しなければならないんだけど……これはチャンスなんだ)
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 08:34:40.87 ID:hnDCU/+y0
美国織莉子の最狂の番犬、呉キリカ と  館花勢力のリーダー格、館花鶴来。 


この戦いにはキリカの思惑があった。


ここの一帯は斎藤達の縄張り、争い事なぞ起こると瞬時にして斎藤や織莉子に伝わる。


それに館花勢力の襲来に警戒する様に警告令を斎藤は出してるので、絶対に誰も来ないという事は無い。


争えば、ここをすぐさま察知されて斎藤達に見つかる。


そして潜伏していた館花勢力も全力で炙り出される。


ここでキリカと戦っても館花にしてはメリットが少ない、むしろデメリットが多い。


この作戦には館花も薄々は気付いていた。逃げるなら今の内だし、謝って誘拐して来た者達を全て

開放すればいい、そうすれば助かり、再び体制を立て直せばいい話。



館花「絶っっ対に私は誰の指示も受けないよ、そんな訳でキミも幼女にして愛でてやろう」



だが、館花鶴来はあくまでも変態を貫き通す。己の欲望がままに行動する。


それでこそ本当のネガティブ系魔法少女だ。
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 09:11:22.76 ID:hnDCU/+y0
しかし、これはあまりにも無謀戦いだ。



相手は異様な魔法を持つネガティブ系魔法少女、ここで戦って騒ぎを起こして他の魔法少女達が来たとしても


キリカ自身が無事に助かるかどうかは定かではない。


キリカも勿論知っている、ネガティブ系魔法少女が持つ圧倒的な回復速度と異様な魔法。



だが、そんな事はキリカは全く問題にしていない。


圧倒的な回復速度?異様な魔法?何それおいしいの?


キリカは今は休戦状態ではあるが、斎藤と渚が争ってた当時も何人もネガティブ系魔法少女を倒し

斎藤からも一目置かれる存在になってた。


だからネガティブ系魔法少女なんて微塵も怖くない。


ただいつもの事を普通にやるだけだ。



キリカ「まぁ、そう答えると思ってたよ、それじゃあさっさと瞬殺しちゃっていいかい?」ジャキッ!
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 09:41:57.90 ID:hnDCU/+y0
ゾンバンギンガンギンバギンギンザンギンッッッ!!!!!!


凄まじい金属音が倉庫内に耳障りな程、鳴り響いていた。



マミ(す、凄い…!呉キリカの鉤爪と館花鶴来の鋸が摩擦しすぎて火花が見える……!)



さやか「マ、マミさん、こ、これ、どっちが勝つと思います?」



マミ「……私にも分からないわ」



キリカ「よっ!」パキィンッ!



館花「!」ズザァッ!



閃光の様な攻防戦の中、呉キリカは鉤爪で館花鶴来の鋸を弾き飛ばし

隙を見せた館花にキリカは鉤爪が館花の喉を貫通した。



ザスッッ!!!



館花「ごっ……!?ほぉっ……!?」



マミ「!?」



さやか「や、やった!?」



館花の首から鮮血が吹き出た、マミとさやかは早めに決着がついたと思った……キリカを除いては。
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 09:53:28.45 ID:hnDCU/+y0
ズブシュッ!


ドサッ!



キリカ「………」スチャッ



さやか「お、終わったの?」



キリカ「いいや、まださ」



キリカ「ネガティブ系魔法少女はこんな物じゃないってきみ達もよく知ってるハズだよ」



マミ「えっ!?だ、だって……その人完全に白目を……」



館花「おぉぉあたりぃぃぃぃぃぃ……ねぇがてぃぶけいまほうしょうじょは、こんなものじゃあない」



館花鶴来は喉から大量の血を吹き出しながら立ち上がった。

喉にダメージを負ったせいか、声が低くもなく高くもない掠れた声になっていた。



さやか「いぃぃぃっ!!!???ト、トラウマになるッ!!!!」



マミ「まさか……痛覚遮断してる……!?」



キリカ「いいや、ネガティブ系魔法少女は痛覚遮断の能力は備えてないんだ」



マミ「えっ!?」
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 10:00:19.65 ID:hnDCU/+y0
キリカ「コイツらは痛みを快楽ととらえてるらしいからね……一種のマゾってヤツかな」



マミ「マゾって……!」



館花「あははあは――あははは――はは」ドクドク…



マミ(コレはどう考えてもコレは超えてるでしょ!?)



館花「あは―はははは――はははは!」



館花「あははは―ははははは!」



館花「あはははは……」



キリカ「首の傷が塞がったか……」スチャッ
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 10:11:36.55 ID:hnDCU/+y0
館花「マゾだなんて酷い事を言うね、違うよ違う違う」



館花「私達はたまに死んでいるって感じる時があるんだよ、だから痛みを感じる事によって生きてる実感を得れるんだ」



マミ「ただ……それだけの理由……?」



館花「君達の友人である小早川渚だって、私と同じさ」



館花「私達ネガティブの考えは……ネガティブにしか理解されないのさ」



マミ「………ッ」
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 10:24:50.01 ID:hnDCU/+y0
館花「私は誰からも気持ち悪がられ、誰からも拒絶されてきた……」



館花「みんな私の名前を聞くなり避けたヤツも居た」



館花「その時、屍ちゃんが私を救ってくれた!屍ちゃんは私を避けないでくれた!」



館花「屍ちゃんも私と同じネガティブ系魔法少女……やっぱりネガティブはネガティブにしか分かって

くれない!」



館花「キミ達、普通の魔法少女なんかに私の苦しみなんか分かってなんてくれない!どうせ気持ち悪がられるのがオチ!」



キリカ「……どうかな?案外、分かってくれるかもしれないよ?」



館花「うるさい……!」
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 10:38:16.00 ID:hnDCU/+y0
館花「気が変わった…!お前を幼女にしてやろうと思ったけど……!血祭りにあげてやる!」ジャキッ!



キリカ(二刀……!?)



バギンッ!



キリカ「うわぁ!?早―――!」



ゾンバンギンガンズバンンガンギンズバンッッッッ!!!!




マミ「ま、またあの攻防戦が始まった!」



キリカ(クッ…!こんなんじゃ速度の調整が出来る隙が無い……!)



バキィッ!



キリカ「うっ!?」グラッ!



館花「終わりだぁ!」ヒュッ!



キリカ(首――!?終わっ―――)



「そこまでよ」



ズガガガガガガガガガガガガッッッ!!!!!!



館花「ごぼぉ……!?」


ドサッ!


キリカ「射撃……!?」
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 10:57:03.36 ID:hnDCU/+y0
ほむら「大丈夫?」ジャキンッ



渚「♪」



キリカ「き、きみ達……!?」



館花「ごほっ…!ソウルジェムを外したからまだしも……いきなり後ろから狙うなんてねぇ……!」ググ…



館花「あー!面倒クセェなぁ!全員皆殺しに―――」ガバァッ!




織莉子「―――出来ると思ってるの?」ザッ



斎藤「……」



館花「あー……コレは即逃げる!」ズバァッ!



斎藤「!」
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 11:03:19.89 ID:hnDCU/+y0
バリィンッ!



キリカ「クッ…!窓から逃げたか!」



織莉子「キリカ!追わなくてもいいわ」



キリカ「ぬ……」



斎藤「…………」



渚「………♪」



マミ「え、ちょっ……」



さやか「あ、あのぉ〜…私達を挟んで火花を散らさないでくれます?」
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 14:10:51.77 ID:hnDCU/+y0
斎藤「………館花勢力の事は、もう知ってるよな?」



渚「うん、まぁね♪まさか、この見滝原に来るとはね♪」



斎藤「ヤツらが現れたって事は普通もネガティブもどちらの魔法少女も狙われるから用心しな」



渚「………何する気?まさか、館花勢力が出たもんだから昔、翔子ちゃんがやった……」



渚「『処女の虐殺計画』でもするつもり?」



キリカ「……?」



織莉子「処女の虐殺計画……?」



斎藤「………帰るぞ、美国織莉子、呉キリカ」



織莉子「あ……」
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 14:17:12.48 ID:hnDCU/+y0
河原



杏子「そーか、館花勢力かー……」



QB「あぁ、そうなんだ」



ゆま「知ってるの?」



杏子「………」ウーン…



杏子「知らん」キッパリ



ゆま「」ガクッ
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 14:27:03.29 ID:hnDCU/+y0
杏子「あー…知ってるっちゃ知ってるけどよー……何かあやふやなんだよなー……」



杏子「3年前に潰れたとか、組織と言える程の人数じゃねーとか、リーダーは男だとか……そんな

根拠も無い様な情報ばかりだからよー……」ポリポリ…



杏子「しかもそいつら、過激派魔法少女の幹部を殺したらしいじゃねぇか」



杏子「だとしたら……翔子のヤツ、怒ってるだろうな……」



ゆま「しょーこが怒ったらどーなるの?」



杏子「見滝原が血に染まる………」ボソッ



ゆま「!?」
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 14:34:02.24 ID:hnDCU/+y0
見滝原中学前



渚「一度ね、翔子ちゃんの友達を私の仲間が殺しちゃったらしいんだよね」



渚「そしたら……翔子ちゃんがマジギレしちゃってさ……」



渚「見境なく人間を殺し始めたんだよ♪」



ほむら「………え?」



渚「勿論、ネガティブ系魔法少女だけじゃないさ♪そこの地区の人間……いや、生物全てを殺しまわった」



マミ「………!」



渚「死体は全部、悪魔でも見た様な顔をしてるんだ♪」



渚「……そして、私は後悔した」



渚「私はとんでもない化け物を怒らせてしまったってね♪」
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 14:40:37.38 ID:hnDCU/+y0
渚「それが翔子ちゃんと562回目の戦闘だ♪」



ほむら「562回……!?何回戦ってるのよ……」



渚「初めて私は翔子ちゃんに恐怖した……冗談抜きで死ぬかと思った」



渚「その時の私は逃げる事しか考えてなかった様な気がするなぁ♪」



さやか「渚を恐怖させる魔法少女が居るなんて……」



渚「あの時の私は半泣きで戦ってたかな?本当に悪魔みたいな顔してたモン翔子ちゃん!」
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 14:50:38.79 ID:hnDCU/+y0
タワー



斎藤「…………」




キリカ「過激派魔法少女のリーダー格、斎藤翔子の史上最悪のスキャンダル……か」



織莉子「キリカ、声が大きいわよ」



キリカ「あ、ヤバッ……」



斎藤「聞こえてるぞ……」



織莉子「………」



キリカ「………」
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 14:59:14.85 ID:hnDCU/+y0
斎藤「……フン、私がイチイチ昔の事を引っ張ってると思うか?」



斎藤「私はもう同じ過ちはしない、そう誓った」



キリカ「あ、そうかー……」



斎藤「さて、と」



斎藤「館花勢力が来たって事は、見滝原は戦場になるな」
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 15:03:57.30 ID:hnDCU/+y0
明日  学校周辺



館花「………ここが、見滝原中学校だよ、屍ちゃん」



屍「………中々、いい学校ではないか」



屍「この学校を血に染めると思うと少々気が引けるな」ザッ!
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  ]:2012/12/08(土) 15:09:11.46 ID:hnDCU/+y0
教室


渚「♪」



まどか「何見てるの…て、キャア!//////またそんなの読んでる!//////」



渚「………読む?」



まどか「読まないよ!」



夏目「……」



さやか「ねぇ、アンタ……」



夏目「え?な、何……?」



さやか「……昔、どこかで会った?」



夏目「え……」



さやか「う〜ん……誰かに似てるんだよね〜……」



夏目「ひ、人違いでしょ…?僕と美樹さんが会うのは、これで三回目?だし」



さやか「う〜ん……そうだよね〜……」
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 15:15:12.15 ID:hnDCU/+y0
仁美「おはよ……あら?まどかさん?」



まどか「あ、仁美ちゃん!おはよう!」



仁美「……いつの間に教室に居ましたの?」



まどか「え…?さっきから居たけど…?」



仁美「おかしいですわね……さっき廊下にまどかさんが歩いてましたのに……」



仁美「そう言えば、名前を呼んでも気付かなかったような……」
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 15:24:02.00 ID:hnDCU/+y0
渚「……ねぇ、仁美ちゃん、その人……どんな感じだった?」



仁美「どんな感じ?確か……まどかさんと同じリボンをしてて……あ!確か黒髪でしたわね」



仁美「リボンも黒でしたわ!」



渚「まどかちゃん、仁美ちゃん、悪い事は言わない……早く海雪ちゃんの所に行くんだ……♪」



仁美「え?海雪?」



まどか「久藤さんの所に…?どうして?」



渚「……知らない方がいいよ♪彼女は屋上に居る、さぁ、行ってくるんだ♪」
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 15:30:15.38 ID:hnDCU/+y0
キンコンカンコーン!


『えー…校内放送!校内放送!』



『この見滝原中学校は私達、館花勢力が占領しましたー!』



『えー、学校に残ってる人は残念ですけど、魔法少女の炙り出しの為に死んでくださーい!』




キリカ「………!」



マミ「今のは……」



キリカ「あぁ、館花勢力が来たんだ……!」
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 15:36:57.77 ID:hnDCU/+y0
屋上



久藤「………嫌な天候だな…ハデスが嘆いている」



まどか「久藤さん!」



久藤「ムッ、鹿目まどかとその友人か」



仁美「あ、わ、私は志筑仁美っていいますの」



久藤「フッ…志筑仁美か……いいだろ、その名前…覚えておいてやる」



仁美「え?あ、ありがとうござい、ますの……」
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 15:43:45.38 ID:hnDCU/+y0
まどか「ね、ねぇ!さっきの放送なに!?」



久藤「フフ……ついに来たという訳だ……」



まどか「え?き、来たって…?」



久藤「貴様を八つ裂きにしようと企んでる連中が、この学校に侵入して来たのだよ」



まどか「えっ!?」
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 15:47:59.45 ID:hnDCU/+y0
久藤「だが、安心しろ…オレ様と居ればキサマは死ぬ事は無い」



まどか「ど、どうして……私を…!?」



久藤「それは分からん」



「ぎゃああああああああ!!!!!助けてくれぇえええええええ!!!!」


「嫌っ!止めてぇ!死にたくない!」



まどか「えっ!?」



仁美「な、何ですの…?あの、赤いのは……ち、血!?」



久藤「………」
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 15:53:50.50 ID:hnDCU/+y0
まどか「あ、あぁ!く、久藤さん!助けてあげて!」



久藤「………え?」



「止めろ!止めてくれぇええ!!!ギャアアアアアアアア!!!!!」



久藤「………」



まどか「お願い!久藤さん!このままじゃ……みんなが……!」



まどか「私、さやかちゃんから聞いたよ!久藤さんは魔法少女なんでしょ!?」



久藤「………!」



まどか「お願い!助けてあげて!みんなを守ってあげて!」




久藤「出来……ません」



まどか「え?」
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 16:03:25.22 ID:hnDCU/+y0
久藤「無理…です……オレ……私では、とても手に負えません」



まどか「ど、どうして?」



久藤「彼女達は館花勢力、数人規模の集団………私一人ではどうしようも出来ません」



まどか「で、でも……」



久藤「分かって下さい、鹿目先輩……私はあなたを守るぐらいの事しか出来ません」



まどか「そんな……!」



久藤「……大丈夫ですよ、この学校には何人、人外が居ると思ってるんですか?」



久藤「大丈夫です、この見滝原中学に入り込んだ悪鬼は……やがて正義の鉄槌を下されるでしょう!」



まどか「……久藤さん」



まどか(そう、だよね……久藤さん一人だけで何人も救える訳……無いもんね……)



まどか(ほむらちゃんにさやかちゃんに渚ちゃんにマミさん……お願い……生きて、みんなを助けてあげて!)
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 16:13:40.40 ID:hnDCU/+y0
放送室



館花「あーあ、コレじゃあアッサリと魔法少女が見つかりそうだねー、屍ちゃ……アレ?居ない?」



館花「ま、いっか……何はともあれコレで終わりだね」



館花「巴マミ、美樹さやか、暁美ほむら、小早川渚――――」



グシャッッッ!!!!!



館花「ッッッ!?」



キリカ「――呉キリカ」



館花「あ、あれ…?キミ……ここの生徒だったの……?」



キリカ「まぁね、私の情報って案外誰にも知られてないんだね、ラッキー」



キリカ「さて、キミに再び愛の力を見せてあげるよ」



館花「……言ってろ!お子様ァッ!」
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 16:34:48.03 ID:hnDCU/+y0
ドゴォォォッ!!!



渚「ありゃりゃー♪完全に地獄絵図だなこりゃ」



渚「屋上に通じる道から結構離れてるな……久藤ちゃんだけじゃ結構ツライだろうな……ん?」



渚「死体が消えてる……?ゼロちゃんの力か……?」



ザザッザッ!



魔法少女A「………」



魔法少女B「………」



渚「あーあ、私ってさ最近、戦ってないからヒマなんだよねー♪」



渚「暇潰しに……付き合ってくれないかなぁ?」ニタァ…
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 16:39:54.33 ID:hnDCU/+y0
マミ「みんな体育館に逃げたわ!」



さやか「え!?外じゃなくて!?」



マミ「ドアが開かないのよ……!」



さやか「へ?」
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 16:52:34.29 ID:hnDCU/+y0
ほむら「…………」ガチャッガチャッ!



ほむら「………コレが最後の外に通じるドア、やっぱり開かない……」



ほむら「窓を開けてみようと思ったけど……変な文字が書かれた札が張って開けれないし……

壊して割ろうとしても全く壊れたりもしなく割れないし……どうなってるの……?」




「………暁美ほむらだな?」



ほむら「……!?」バッ!



ほむら「ま、まどか……?いや、違う……」



屍「私の名前は『立花 屍』、よろしくと言っておこう」
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 16:58:13.89 ID:hnDCU/+y0
ほむら「館花ッ……!?」



屍「違う!立花だ!」



ほむら「?、??」



屍「まったく……人の名字を間違えるとか失礼だとは思わんのか!」



ほむら(どう間違えたっていうの……!?)
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 17:03:11.96 ID:hnDCU/+y0
ちょっと休憩
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 17:22:10.16 ID:hnDCU/+y0
再開
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 17:33:32.17 ID:hnDCU/+y0
ほむら「あなたと、館花鶴来は何が違うの?」



屍「……私は立花勢力のリーダーで、鶴来は館花勢力のリーダーさ」



ほむら「立花勢力……もう一ついいかしら?」



屍「?」



ほむら「あなた達は……何個組織があるの?」



屍「館花勢力に立花勢力に橘勢力と橘花勢力と橘修勢力と立華勢力と多智花勢力と橘内勢力と田知花勢力

がある……さて、何回『たちばな』と言ったでしょうか?」



ほむら「……ハッタリね」



屍「チッ、よく分かったね、でも橘勢力は本当にあるよ」



屍「私達、立花勢力と館花勢力が手を結んだのはある目的の為……」



ほむら「目的?」



屍「鹿目まどかの………抹殺」



ほむら「!?」
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 17:41:27.75 ID:hnDCU/+y0
ほむら「……そんな事をして、何の得になるの?」



屍「聞いたところによると、ヤツ、鹿目まどかは最悪の魔女になると言うじゃないか」



屍「この見滝原だけではなく、地球規模の最強の魔女に……!」



ほむら「………」



屍「そんな危険なヤツを生かしておけるか!この場で殺してやる!」



ほむら「……鹿目まどかはまだ、魔法少女では無いわ」



ほむら「だから私は鹿目まどかを魔法少女には……」



屍「フンッ…!信用ならんな……!させるさせないでは無く、『絶対』に『出来なく』させる方法は無いのか!?」



ほむら「………!」
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 17:49:05.12 ID:hnDCU/+y0
屍「………答えは無し、か」



屍「そんな事では、鹿目まどかどころか、自分の身すら守れんぞ」



ほむら「………私は、どうなってもいい」



ほむら「まどかが助かれば、それでいい……」



屍「愚か者め」



ほむら「!」



屍「そんな考え方だから、お前は…鹿目まどかを守れないんだ」



ほむら「どういう意味……?」
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 17:52:56.18 ID:hnDCU/+y0
屍「もういい……お前とは話にならん」



屍「だが、お前は魔法少女だ……ただの一般人であれば逃がしてやるのだが……」



屍「生憎、そういう訳にもいかんのでな」シュッ!



ほむら「鞭……!」
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 17:57:45.98 ID:hnDCU/+y0
ドォォォンンンッッッ!!!



キリカ「だ・れ・がお子様だぁあああああ!?!???」



館花「そんな怒る事ないじゃん、私は事実を語ったまでだよ」



キリカ「うるさい!そもそも子供じゃないし!」



館花「子供じゃないか!」



キリカ「子供だって言うヤツが子供だ!」



館花「なんだとー!この厨ニ病患者が!」



キリカ「きみに言われたくない!」




さやか「…あの二人は何してるの?」



マミ「………さぁ?」
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 18:05:24.59 ID:hnDCU/+y0
廊下



久藤「ヘックシュッ!」



久藤「ムッ……誰かオレ様の闇の噂をしてるな……」



久藤「ひょっとしたら……いや、何でもない……」



まどか「?」



仁美「あ、あの……」



まどか「え?何?」



仁美「このお方……何者ですの?可愛らしい服装になったと思ったら、あんな物騒な斧が出て……」



まどか「あぁ……説明するとね?色々、長くなるから」
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 18:15:46.69 ID:hnDCU/+y0
魔法少女A「た、すけ……て……た…す…け……」



タァンッ!


メギメギボキッ!


ブシャッッ!!!


渚「あー……暇潰しにならないなぁこれ……♪」



渚「凄いツマラナイぞぉー♪」ニタァ…



魔法少女B「ヒッ…!」



魔法少女C「な、なにを怖気付いてるのよ!は、早く……!」



魔法少女D「い、嫌よ…!」



渚「………♪」
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 18:33:12.04 ID:hnDCU/+y0
渚「さーてと……そろそろ、ヒマしてるでしょ?ゼロちゃん♪」



渚「それじゃあ……反転しよう♪」スッ…



パリンッ!



魔法少女A(……!?自分のソウルジェムを……自分で……!?)



魔法少女B(割った……!?)



渚「」フッ…



バタッ!
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 18:38:58.73 ID:hnDCU/+y0
魔法少女C「……何だったの?」



魔法少女B「さぁ……?」



魔法少女D「でも、コレで小早川渚は……」



渚「!」ガバッ!



魔法少女B「なっ!?」



魔法少女C「そんな馬鹿な!?」



魔法少女D「小早川渚!あなたは一体何をしたの!?」



渚「あー…違う違う」



魔法少女D「違う……?」



零「私は小早川 零だ。渚ちゃん、バックアップが居るからって命を粗末にしちゃ駄目だよ☆」
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 18:58:22.91 ID:hnDCU/+y0
数分後



魔法少女B「」ドシャッ!



零「あーぁ……ただでさえ、お前達が殺した生徒達の対応に困ってるのに……余計な事をするよなぁ……☆」



零「つーか、渚ちゃん……暇潰しにならないからってソウルジェム割るかね普通……☆」



零「はぁー…渚ちゃんのソウルジェムも復元させなきゃな……面倒な仕事を増やしやがって……」
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 19:08:16.91 ID:hnDCU/+y0
「ソウルジェムを復元するだって……!?」



QB「キミは何を言ってるんだい!?渚!?」



零「だーかーらー、私は創造神でもあり破壊神でもある小早川 零なんだって」



QB「小早川 零……!?」
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 19:20:34.44 ID:hnDCU/+y0
QB「………どうやってソウルジェムを直すのか教えて欲しいものだね」



零「えー?そりゃチョチョイのチョイと、さ」



零「なんなら今まで魔女になった魔法少女を元に戻らせてあげようか?」



QB「不可能だよ、そんな事」



零「おいおい、宇宙とかを作ったのは私だぞ?」



零「そんな事ぐらい朝飯前だっつーの☆」



QB「………」



QB(小早川 零……ハッタリだと思いたいが、現に魔法少女を魔法少女にならないで倒したし……)



QB(………!)



零「だけど、私はそんな事をするつもりは無い」



QB「え?」
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 19:26:29.76 ID:hnDCU/+y0
零「私は神の存在だからさ☆物語をつまらなくする存在なんだよ☆」



零「だから今私は、あくまでも友人と使命の為に使うのさ☆」



QB「………」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 19:56:31.52 ID:hnDCU/+y0
ガァキィンッ!



キリカ「く……!」ギリギリ…



館花「フッ……」ビキィンッ!



館花「もらった!」バッ!



キリカ「!?」



ゾワァァッ!



キリカ「」フラッ…



ドサッ!



館花「血祭りにあげる予定だったが……こうするしか方法が無かった」



館花「まったく……こんな強いヤツが潜んでいたとは……」
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 03:45:06.88 ID:DOkCkx3Q0
屍「まぁ……こんなところか」



ほむら「…………」



屍「………!」ピピピ…



屍「私だ」ピッ



屍「……何?そうか、分かった」



屍「それじゃあ引き上げるぞ」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 03:53:09.78 ID:DOkCkx3Q0
放送室前



零「呉ちゃんと館花ちゃんが争った跡が痛々しく残ってるな……」



館花「あぁ!もう!何でこんな時に過激派魔法少女達に情報が漏れるのかな!」



館花「外側から開けられるんじゃ、結界の意味無いじゃん!」ブツブツ…



零「……行ったな」
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 03:57:10.96 ID:DOkCkx3Q0
零「さて、と……この状況をどうしようかなー……」



零「ん?呉ちゃんの服……?」



零「……まさか……負けたんじゃ……」ソー…



零「ッ!?」



零「こ…これは!?」
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:02:07.64 ID:DOkCkx3Q0
学校前



斎藤「……アイツらが作った人工結界か……小早川蓮美ほどの完成度では無いが……」



織莉子「キリカ達……大丈夫かしら」



斎藤「呉キリカの強さはお前が一番良く知ってるハズだ、それに……この学校には何人もの魔法少女が――」


ベギィッ!


ギィィ……


織莉子「えっ!?結界が内側から壊された…!?」



斎藤「……!」
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:08:54.58 ID:DOkCkx3Q0
零「あ〜……参ったな〜……」



零「参った参った……」



織莉子「小早川渚……!?」



斎藤「……お前、どうやって開けた?流石のお前でも結界の内部破壊なぞ……」



零「いやいや……斎藤ちゃん、そんな事より大変だよー…☆」



斎藤「何だ?その毛布は……」



零「まぁ、見てよ」パサッ
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:12:53.25 ID:DOkCkx3Q0
次元の狭間



ジャバウォック『……………』



ジャバウォック『……………』



ジャバウォック『……………ッ!?』ゾクッ!



ジャバウォック『な、何だ…!?この胸騒ぎは……!?』



ジャバウォック『なんか面倒な仕事を全部任される気がする……!』
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:16:48.13 ID:DOkCkx3Q0
タワー



斎藤「………」



織莉子「………」ガチャッ…



斎藤「……呉キリカの事は……残念だったな……」



織莉子「えぇ……人の下着を盗んだトンデモない子だったけど……」



斎藤「………知ってたんだ」



織莉子「えぇ……」
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:19:39.28 ID:DOkCkx3Q0
織莉子「そういう斎藤さんだって、知ってるじゃありませんか」



斎藤「い、いや……私は呉キリカの窃盗現場を目撃して、呉キリカに口止めされてたんだ……」



斎藤「『織莉子の事を知る為には下着が必要なんだよイヤッフーイッ!』って」



織莉子「何が『イヤッフーイッ!』よ」
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:24:59.75 ID:DOkCkx3Q0
織莉子「しかも、何で止めなかったんですか?下心丸出しなのに」



斎藤「こういう奇行をする奴には、どうしても押されてしまう……」



織莉子「……そんな事より、本当に困ったわね」



斎藤「………」



織莉子「まさかキリカが………」





織莉子「小さくなるなんて」



キリカ「おりこー!まだー!」



織莉子「はいはーい!今行くからねー!」


バタンッ!



斎藤「………本当に困ってるのか?」
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:29:34.57 ID:DOkCkx3Q0
数時間前



織莉子「な、な…!?」



斎藤「館花の魔法に掛かったのか……!?」



キリカ「?」



零「いやー…どうもその様なんだよー☆」



斎藤「……仕方がない、時間が経つのを待つしかないか」



零「キリカちゃんはどうするの?」



キリカ「おりこー!おりこー!」トテトテ…



織莉子「あ、ちょ、ちょっと……」
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:45:52.00 ID:DOkCkx3Q0
雑居ビル



織莉子「ねぇ、斎藤さん。そろそろ、この遊牧民みたいな生活……いつまで続くのですか?」



斎藤「………」



織莉子「こんなボロいビルに居たらキリカの体の毒だと思いませんか?」



斎藤「………」



織莉子「高級ホテルのスゥィ−トルームをに忍び込んで住んだ方がいいと思いません?ブラザー」スッ…



斎藤「冷静になれブラザー。握手求めんな」
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:49:46.41 ID:DOkCkx3Q0
ちょい休憩。
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 04:53:42.87 ID:DOkCkx3Q0
×「高級ホテルのスゥィ−トルームをに忍び込んで住んだ方がいいと思いません?ブラザー」スッ…


○「高級ホテルのスゥィ−トルームに忍び込んで住んだ方がいいと思いません?ブラザー」スッ…



冷静になれ俺。
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 05:09:06.74 ID:DOkCkx3Q0
―再開―



斎藤「そんな発音よく言っても駄目だぞ」



織莉子「む……」



キリカ「………!」ウルウル…



斎藤「子供を使うなッ!」



キリカ「こどもじゃなーい!」



斎藤(どっからどう見ても子供だろうーが……!)
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 05:17:19.30 ID:DOkCkx3Q0
斎藤「それじゃあ、お前の屋敷に居ればいいだろ」



織莉子「……斎藤さんも来ると言うなら」



斎藤「あ?どうして私まで?」



織莉子「もし、途中で館花勢力の連中に出会ったら……キリカどころか私まで」



織莉子「斎藤さんは知ってるんですよね?館花の攻略方法を」



斎藤「……まぁ」チラッ…



キリカ「?」



斎藤「……惚けた顔しやがって」ボソッ



織莉子「え?」



斎藤「……いや、何でも無い」
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 05:32:33.15 ID:DOkCkx3Q0
キリカ(危ない危ない……意識は幼児化して無い事を密告されると思った……)フゥー…



キリカ(しかし、これはチャンスだ!)



キリカ(織莉子に甘えれる絶好の…っ!ご褒美…っ!)



キリカ(私は頑張ったんだっ…!だから…っ!コレぐらいの事をしても構わないっ…!)



キリカ(最高っ…!幸せっ…!)



斎藤「分かった、ではお前の屋敷に行くぞ」



織莉子「ありがとう、斎藤さん」
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 05:41:47.33 ID:DOkCkx3Q0
河原


杏子「あれ?ゆまー?どこ行ったんだー?」



ゆま「キョ…キョーコ……」カタカタ…



仮面の少女「………」



杏子「……テメェ、何者だ」



橘「……橘 奈南」



橘「橘勢力のリーダー、さ!」



杏子「館花ッ……!」



橘「ち、がーう!橘だって!」
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 05:46:48.79 ID:DOkCkx3Q0
杏子「まさか、マジで居るとは思わなかったぜ」



橘「あれー?もしかして私達って架空の組織だと思ってたのー?」



橘「大丈夫だよ!この通り、実在してるもん!」バァーン!



杏子(コイツが館花なら……ネガティブ系魔法少女って噂も本当なのか?)
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 05:52:51.14 ID:DOkCkx3Q0
橘「……ねぇ、キミ。また私にツッコまれる様な事を考えてたでしょ?」



杏子(……アイツがネガティブ系魔法少女なら、迂闊に近付かない方が……だけど、ゆまが…!)



橘「?」



杏子(……それなら)



杏子(不意を狙う!)ピカァッ!



橘(変身した…!?)



杏子「ロッソ・ファンタズマ!」ビュッッ!



橘「分身……!?」
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 05:58:19.12 ID:DOkCkx3Q0
杏子(よし、動揺してるな…!これなら…!)



橘「……モモちゃんの事は残念だったね」



杏子「え…?」ピタッ!



橘「いや、モモちゃんだけじゃないか?キミのお父さんとお母さんも……ね」



杏子「な、にを言ってるんだお前……!?」



橘「キミの家族を殺したのは……他でもない私さ」



杏子「え……?」



杏子「嘘だ!あ、あれは…!」



橘「え?もしかして、一家心中と捉えてたのかい?あぁ、そうかそうか」



橘「そりゃそうだね、キミ…私に復讐しに来なかったし」
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 06:05:44.93 ID:DOkCkx3Q0
杏子「な、何で……!」



橘「何で殺したかって?そりゃ、キミが魔法少女だからだよ」



杏子「え……?」



橘「うん、『家族が皆殺しにされてる!ネガティブ系魔法少女の仕業だ!』って言って私の所に来て

最終的には返り討ちにするっていう最高の絶望を用意してあげてたのに―――」



橘「キミ来なかったからさ、メッセージも残してあげたのに。動転して気付かなかったのかな?

まぁ警察が来る前に早めにメッセージを回収される前に処分したけど」



杏子「………!」



橘「てゆうか、その時のキミってネガティブ系魔法少女の存在を知らなかったよね?いやー、ごめんね!」



杏子「………!」



ゆま「き…キョーコ……?」
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 06:11:33.56 ID:DOkCkx3Q0
杏子「お…おおおお、おおおおおおおおおおおおお………!!!!!」



杏子「お前ェえええええええええええええええ!!!!!!!!!!」



バキッッ!



橘「!」



ズガァッ!



橘「ごふぅっ!わーお、激しいぃー♪」



杏子「がぁあああああああああああああああああああ!!!!!!」



橘「怒り任せに戦うのはいいけど、自分のソウルジェムの心配したら……って聞いてないか」ググ…
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 06:17:12.24 ID:DOkCkx3Q0
数分後



橘「……もう終わりかい?」



杏子「ゲホッ…!ガハッ…!」



橘「フフン♪」スッ…



杏子「わ、私のソウルジェム……!」



橘「これは貰うよ」



ゆま「や、止めろー!キョーコのソウルジェムを返せー!」



橘「おっと」ヒョイ



ゆま「うっ!」バタッ!



杏子「ゆ、ゆま…!止めろ……!」
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 06:29:28.13 ID:DOkCkx3Q0
ゆま「………」グッ!



橘「……フフ」



橘「いい機会だ、キミの大切な友達が……四肢切断される様をね」



杏子「や、止めてくれ!ゆまだけは…!」



橘「え?ごめん、聞こえない?」
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 06:41:40.43 ID:DOkCkx3Q0
数分後



ゆま「ぐ…ぅぅ…が……ぁああ」



橘「もう一回言うけど、キミの大切な友人が四肢切断される様をその目に焼き付けるといいよ」ガッ!



ゆま「うわぁ!」



杏子「止めろ!止めてくれ!」



橘「ごめん、何も聞こえない」



杏子「お願いだ!頼む!何でもする!」



橘「何て?何も聞こえない」



杏子「お願いだ!頼む!ゆまだけは殺さないでくれ!頼む!止めろッ!!!」



橘「聞こえない、敗者の声なんてまったく聞こえない」



橘「敗者には敗者らしい、頼み方があるだろうが」ピッ!
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 06:49:21.84 ID:DOkCkx3Q0
杏子「は、敗者らしい…頼み方……!?」



橘「うーん…そうだなー…土下座だけじゃ物足りないしねー…」



橘「あ、そうだ!全裸で土下座してくれたら許してあげるよ!」



杏子(ネガティブ系魔法少女…!相変わらず意味不明な要求してきやがる……!)



橘「嫌って言うなら、まぁこの子を私の刀で切り刻むけど」スッ…



ゆま「ヒッ…!」



杏子「待て!」



橘「……♪」



杏子「分かった、お前の要求に従ってやる」



ゆま「……え?」
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 06:52:59.92 ID:DOkCkx3Q0
橘「……従うんだ」



杏子「あぁ……」



橘「……あ、そう」



橘「必死だね、そんなにこの子の事が大切なのか?」



杏子「……もちろんだ」スッ…
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 10:34:37.00 ID:DOkCkx3Q0
橘「……!」ピピピ…



橘「もしもし?」ピッ



橘「……うん、分かった」



橘「…いや、脱がなくてもいいや」ピッ!



ゆま「わっ!」ドッ!



杏子「ゆま!」



橘「その子も助けてあげるよ、ソウルジェムも返してあげる」ヒュッ!



杏子「……」パシッ!



橘「あーあ、いいシナリオ考えてあげてたのになー!」
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 10:41:09.78 ID:DOkCkx3Q0
美国邸


織莉子「キャアアアアアアアア!!!!戻ったぁあああ!!!!」


キリカ「あぁ!何ということだ!せっかく一緒に風呂を入ってたのに!」


キリカ「えぇい!こうなったら……!」


織莉子「や、止めなさい!キリカ!あ!駄目!そんな所ッ!」



斎藤「………何をやってるんだアイツら」



斎藤「ん?」ピピピ…



斎藤「……私だ」ピッ



斎藤「…何?そうか…では、呉キリカに復讐のチャンスを与えるとしようか」
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 10:47:25.73 ID:DOkCkx3Q0
ほむホーム



ほむら「………」



ドンドンドンドンッッ!!!



さやか「ほむら!あたしだよ!あたしあたし!」ドンドンドンッ!



ほむら「インターホンあるのに……」スッ…



ほむら「はい?」ガチャッ!



さやか「あぁ!えっえっとえっと!あのえっと!ゲホッ!ガハッ!ゲホッ!」



ほむら「……とりあえず中に入りなさい」
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 10:52:20.21 ID:DOkCkx3Q0
河原



杏子「…………」



杏子「チックショー……」グッ…



ドレスの少女「………」



杏子「うわぁっ!?」



ドレスの少女「私は斎藤リーダーの使いですの」



杏子「翔子の……!?」



ドレスの少女「………」コクッ
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 11:46:44.71 ID:DOkCkx3Q0
――――――


キリカ「え?館花が?」



斎藤「………どうする?」



キリカ「うーん……」



斎藤「…何だその反応は?」



キリカ「あぁ、ゴメンゴメン」



キリカ「まぁ、分からしてくるよ、アイツの愛はその程度なんだってね」



キリカ「織莉子に言っといてよ『コンビニ行ってくる』って」スッ…
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 11:57:30.32 ID:DOkCkx3Q0
――――――



さやか「――それでね、まどかにソックリなヤツが倉庫地帯に向かったのを見たんだよ」



ほむら「それで?」



さやか「え?」



さやか「い、いや……だって、ほむらコテンパンにされたから……」



ほむら「……はぁ、復讐なんて意味無いわ」ガチャッ



さやか「どこ行くの?」



ほむら「……健康ランドに行ってくる」バタンッ
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 12:08:15.31 ID:DOkCkx3Q0
―――――


杏子「……橘」



杏子「ハッ!……知るかよ」



ドレスの少女「…どこへ?」



杏子「パチンコしに行く」
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 12:32:33.70 ID:DOkCkx3Q0
路地裏



館花「………怪しい夜だね」



館花「………やっぱりあの時、ロリにした後は回収して愛でた方が」


グシャッッ!!!!



キリカ「私を愛でれるのは……織莉子だけだ」



館花「あ、あのさぁ……いい加減に後頭部を踏み付けるに止めてくれないかな?」ググ…
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 12:44:11.65 ID:DOkCkx3Q0
キリカ「前はきみが卑怯な魔法を使ったせいで、もやもやした感じだったど今度はちゃんと決着を付けさせてもらうよ」



館花「決着?キミと?」



キリカ「そう言ったんだけど?聞こえなかったかい?」ジャキッ!



館花「そんじゃあ、お子様と決着を付けてあげるか(笑)」



キリカ「」ブチッ!
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 12:58:04.78 ID:DOkCkx3Q0
キリカ「だぁぁああああれがあああああああああああ!!!!!!!」




キリカ「「お子様だぁあああああああああああああああああ!!!!???!??」



バギィィンッッ!!!



館花「いいねいいね……この強さ……」ビリビリ…!



館花「本当に倒しがいがあるッ!」ジャギッ!
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 14:49:03.60 ID:DOkCkx3Q0
ザギャンッ!バキィンッ!



キリカ「ひゅー!」シュバッ!



館花「ッ!」ギィンッ!



キリカ(速度を低下させて何とかコイツの攻撃パターンを読める様になったけど……)



キリカ(コイツにはネガティブ系魔法少女特有の回復速度がある……これを攻略する方法を考えなきゃな!)ダッ!
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 15:00:56.53 ID:DOkCkx3Q0
キリカ(まずコイツの武器は鋸、無数の鋸を出現させる事が出来る……)



キリカ(しかも、コイツは私の攻撃に突っ込んでくる……)



キリカ(……回復が追いつかない程のダメージを負わせなきゃならないのか)ヒュッ!



キリカ(一撃で仕留めるにしても、コイツには隙と言える物が殆ど無い……)ザッ!



キリカ(ソウルジェムを狙うって言う手もいいけど……)シュッ!



館花「ハッ!」グォッ!



キリカ「うわっ!」チッ!



キリカ「わぁ!私の前髪が少し切られたぁ!?」



館花「あれま!そりゃ災難だね!今度はちゃんと首を切断してやるよ!」ジャキッ!



キリカ(切断……その手もいいが、もっと効果的な物は……あった!)



キリカ(だけど…コレをするには、アイツが無抵抗にならなきゃならない……どうすれば…!)



キリカ(……そうか)ジャキッ



館花「?」
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 15:15:23.16 ID:DOkCkx3Q0
キリカ「うぉおおおおおおおおお!!!!!織莉子ぉおおおおおおおおお!!!!私に力を貸してくれぇええええ!!!」


ジャギィッ!


館花「爪が増えた…!?」



キリカ「うぉおおおおおおおお!!!!」ズバッ!シュバッ!



館花(この狭い裏路地を利用してジグザクに移動して来た…!?)



キリカ「とぅっ!」バッッ!



館花「飛ん……!?」



キリカ「シャウッッ!!!」バキィッ!



館花(手に持っていた鋸を全て破壊された…!鋸を出現させる前に攻撃を喰らう…仕方がないこうなったら……)



館花「勝負はまた今度だ!」シュッ!



ゾォッ!



キリカ「!」
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 15:29:07.28 ID:DOkCkx3Q0
館花「ぜぇ…!ぜぇ…!はぁ…!はぁ…!」フラフラ…



キリカ「ちょっと、どこに行こうとしてるのかな?」フラァ…



館花「……あ、諦めな、キミの力は完全に衰えてる…その体だと…力は半分以下だぞ?」



キリカ「いいや、戦う」ジャキッ!



館花「ッ!?」



キリカ「私もそう思って、きみとの二回目の戦いの時は身を隠していたんだ……だけど、そんなのは今は関係ない」



キリカ「きみのお腹を捌ける程の力はまだ残ってるさ」ジャキッ



館花「でもいいのかな!?キミが私に立ち向かっても、攻撃力が上の私が勝つ!」



キリカ「いいや、きみは私を攻撃出来ない。何故ならきみは変態だからだ」



館花「……!」



キリカ「あの時、美樹さやかや巴マミを捕まえた時に手を下さなかったのも、私を小さくして隠れた私を探さなかったのも

きみが攻撃出来ないからだ!」



キリカ「この変態!」



館花「………や、止めて下さい、許して下さい」




キリカ「嫌だ」スッ…



ズバブチュズバグシャメヂョギシャブシャブシャッッッ!!!!!



館花「ぐ…あがぁ……」フラァ…


ドシャッ!



キリカ「きみの敗因はたった一つ……愛と変態の意味を履き違えたんだ」ビシッ!
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 15:39:46.28 ID:DOkCkx3Q0
キリカ「……まぁ、きみの回復速度には悩まされたけど……」



キリカ「どれだけ回復速度が異常でも、内蔵を全部エグリ出されちゃ回復もクソも無いよね?」ニタァ…



館花「ご…うぉ……が…!」ビクンビクン…



キリカ「コレがキミのソウルジェム……フーン、魔女一歩手前じゃん」ヒョイ



キリカ「あ、そっか。キミは魔法を幾ら使っても魔女にならないんだったね」



キリカ「って事はこの穢れは仕様って事かなるほど」



館花「う…ごぉ…がぁ……!」



キリカ「今、ラクにしてやるよ」スッ…



バギィンッ!



館花「うおっ……」フッ…



バタッ!



キリカ「って…コイツが死んでもまだ魔法の効果は切れないのか……」



キリカ「でも結果はオーライかもね、再び織莉子と一緒に風呂に入れるんだから……な!」
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 16:02:20.00 ID:DOkCkx3Q0
倉庫地帯



立花「……鹿目まどかを抹殺しない限り、真の希望は訪れない」



立花「見滝原どころか、この世界が終る……」



ギギギギィィィィ………



立花「……この絶望を変える程の強さになったか?」



ほむら「いいえ、希望しか見えない未来に変える程度にしかならなかったわ」
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 16:22:36.63 ID:DOkCkx3Q0
立花「…フフ、どうやら…答えが見つかった様だな」



立花「そしてその目だ、その目は未来を変える者の目だ」



立花「褒めて遣わす!」



立花「――が、まだ信用出来ないな。この私を倒せないのでは未来を変える事なぞ夢のまた夢だ」シュッ!



ほむら「安心しなさい、あなたという壁を越えて未来を変えてみせるわ」チャキッ!
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 17:15:50.31 ID:DOkCkx3Q0
ほむら「…!」タァンッ!



立花「……」チィンッ!



ほむら(……やっぱり…銃弾を弾かれる…)



ほむら(あの鞭を使った訳でも無い……完全に棒立ちだった……)



立花「さて…では行くぞ?」ビュッ!



ほむら「ッ!」シュバッ!



グンッ!



ほむら「…!鞭が伸びた…!?」
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 17:28:36.26 ID:DOkCkx3Q0
立花「伸縮自在の事ぐらい、分かってたと思ったがな」



立花「まぁ、そんなものか」ヒュッ!



バッシィンッ!!!



ほむら「ッッッ!!!」



ズガァァンッ!!!



ほむら(クッ…!たたき落とされてしまった……!)
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 17:34:08.18 ID:DOkCkx3Q0
ほむら(時間を止めて……)



カチッ!



ほむら「機関銃よ」ジャキッ!



ガガガガガガガガガガガガガガガッッッッ!!!!!



ほむら「……時間作動」



カチッ!



立花「……」ヒュン!チィン!キィン!ヒュンッ!ヒュンッ!



ほむら「…!?」



立花「無駄な事を……!」シュッッ!


ボッゴォオオオッッ!!!



ほむら「きゃ…!」
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 17:39:19.00 ID:DOkCkx3Q0
ほむら(地面がえぐれてる……あの鞭、もう鞭っていうレベルの攻撃力じゃない…!)



ほむら(…それに、さっきの銃弾……弾いたというか、銃弾の方から避けた……?)



ほむら(…恐らく、彼女の魔法かもしれないわね……)



ほむら(………銃弾に当たらない魔法……な訳ないわよね)
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 17:53:55.17 ID:DOkCkx3Q0
ほむら「銃が駄目なら、刀よ」スラッ!



立花「日本刀か……少し聞くが、お前…武器はどこから調達して来た?」



ほむら「学校よ、第二会議室の地下室に大量の武器があったわ」チャキッ!



立花「学校に刃物と銃器があるとか……どんな学校だよ……だが!」



ほむら「!」パッシィッ!



チィンッ!



立花「私に近接攻撃をを挑もうなぞ、愚の骨頂だぞ」



ほむら「そう……じゃあ刀が駄目なら投げナイフよ」ジャラッ!



立花(何だ、あの量の投げナイフは……?暁美ほむら、もはや別のキャラになってるではないか……)
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 18:09:23.64 ID:DOkCkx3Q0
ほむら「喰らいなさいッ!」ビュッ!



立花「…ッ!」シュッ!



キィンッ!チィンッ!カキィンッ!



ほむら「……ナイフは弾いたわね、でも鞭で弾かれたわね」



ほむら「ならば木製の大木槌よ」ズッ!



立花(本気で別のキャラになってるじゃないか……)
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 18:15:15.15 ID:DOkCkx3Q0
ほむら「………」スッ



立花「……それをどうするつもりだ?」



ほむら「投げる!」ブンッ!



立花「………」ビュッ!



バゴォッ!



ほむら(コレは鞭で破壊したわね……)
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 18:29:44.97 ID:DOkCkx3Q0
ほむら「それじゃあ、もう一回投げナイフ」ジャラッ



立花「……そうはさせるか!」ビュッ!



ほむら「……」カチッ



ピタッ!



ほむら「……」シュッ!シュバッ!



ほむら「これだけのナイフがあれば……」



ほむら「終わりよ」カチッ!



立花「!」ヒュッ!
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 18:52:36.10 ID:DOkCkx3Q0
ベキッ!メキメキッッ!!!


パキィンッ!



ほむら「……ナイフが崩れた!?」



立花「……ナイフだけ当たるだろうと思ったのかもしれんが、そんな事はない」



立花「もちろん、さっきの木槌だってな」



ほむら「………じゃあ、コレよ!」ジャコンッ!



ほむら「対戦車ロケットランチャーよ」



立花「……それも学校にあったのか?」



ほむら「そうよ、驚いた?」



立花「……馬鹿げてる」



ドゥンッッ!
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 19:00:18.03 ID:DOkCkx3Q0
立花「!」ドォンッッ!!!



立花「………!」ゴォォォ…



ほむら「これも効かないのね……」



ほむら(それじゃあ、初心に戻って銃で……)チャキッ!



立花「!」ビュッ!



ほむら「!」バキィッ!



ほむら(銃を壊された!?アイツには自動防御があるのに……!?)



立花「………」スッ…



ほむら(距離も置いた……しかも、さっき銃を取り出した瞬間、焦った様な……)
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 19:20:20.37 ID:DOkCkx3Q0
ほむら(……そういえば)



ほむら(気付かなかったけど、アイツと私の立ち位置が入れ替わってるわね……)



ほむら(私が入って来た大きな扉が開けっ放しになってるわ……)



ほむら(それに、周りにはアイツの鞭で破壊された壁があちこちにあるわね……)



立花「………どうした?来ないのか?」



ほむら(時間が経ったら向かってきた?)



立花「………」ポタッ



ほむら(水滴?)



ほむら(……天井から漏れてるのが落ちてきたのね)



ほむら(それにしても、さっきの水滴…不自然な落方をした様な……)



ほむら(……まさか!?)
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 19:53:10.02 ID:DOkCkx3Q0
ほむら「……!」」バッ!



カラン!コロンッ!



立花「手榴弾……!?」



ほむら「しかもその数、52個……」



ほむら「私の勝ちよ……」



立花「………!」



ボォオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンン!!!!!!!
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:00:28.69 ID:DOkCkx3Q0
メキッ!ベキッ!


ズゥウウウウウウウウウウウンンンンン………



ほむら「けほっ…けほっ…!」ガラッ…



ほむら「………」ザッ…



立花「ゲホッ…!み、見事だ……」ボタボタ…



ほむら「………」



立花「……どうして気付いた?」



ほむら「水滴よ、それとロケットランチャーを使った後のあなたの焦り」



ほむら「こんなの普通は中学生が思いつく訳がないんだけど……」



ほむら「やはり、特殊素粒子で身を守ってたのね?」



立花「………」
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:05:49.01 ID:DOkCkx3Q0
立花「魔法で作った特殊生物粒子『ジベール』と私は呼んでいる」



立花「あれで全ての攻撃を防いできたのだが……」



ほむら「強力な爆風で全ての粒子を吹き飛ばしてやったわ」



ほむら「少し時間を経った後に向かってきたのは、再び特殊粒子とやらを再構築したからね」



立花「クッ…クククク……」
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:09:16.99 ID:DOkCkx3Q0
まどか「ほ、ほむらちゃん!?」



ほむら「まどかっ!?」



まどか「ほ、ほむらちゃんがピンチだって……キュゥべえが……!」



立花「ッッ!」ガバッ!



立花「よくやったキュゥべえぇええええええええええええ!!!!!!!」ダッ!



まどか「えっ!?」



ほむら「まど―――!?」



ザグッッ!!!!
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:15:59.91 ID:DOkCkx3Q0
まどか「あ……あぁ……」



立花「は、ははははは……」



ほむら「ま、まどか……?」



まどか「ほ、ほむら……ちゃ……」



バタッ!
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:23:48.82 ID:DOkCkx3Q0
ほむら「い、いやぁあああああああ!!!!!!!!!まどかぁあああああああああ!!!!!!???」



立花「は、はは!ははははははははは!!!!やった!やったぞ!私は世界を救ったんだッッ!!!」



ほむら「まどかぁ!まどか!まどかぁあああ!!!!」



立花「ふはっ…!あははははあ!!!!勝った!勝った!勝ったぁああああああああ!!!!」



ほむら「こっ…!この人殺しぃいいいいいい!!!!」バッ!



立花「やかましいわこの黒飴がぁああっ!!!」バッッ!



ほむら「がうっ!」
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:30:05.67 ID:DOkCkx3Q0
立花「お前との戦いには負けたが私は世界を救ったッッ!!!!」



立花「これほどの喜びは無いッッ!!!!」



立花「どうだッ!?これで分かっただろ!?お前がどれだけ頑張っても、誰も守れやしないクズ野郎だとッッ!!!」



立花「あはっ!お前はどうせ誰も守れないんだ!誰も守れやしない!鹿目まどかどころかッ!世界すらッ!」



立花「無力ッ!無力だッッ!!!」



ほむら「まどか……まどかぁ……」ポロポロ…



立花「ハッ!泣いたって生き返るわ……け?」



まどか「………」ムクッ…



立花「……は?」
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:38:01.58 ID:DOkCkx3Q0
立花「いやいやいやいや………何で生きてるんだよ!?はぁ!?」



立花「喉をガラスの破片で突き刺したんだぞッ!?」



立花「お前は普通の人間だろうがッ!」



立花「ま、まさか……本当に涙で生き返った訳が……」



まどか「そんな事あるわけないじゃん」



まどか「まぁ、それは創造神でもあり破壊神でもあれば……生き返る事なんて容易いけどね☆」



立花「か、鹿目まどかの声じゃない……!?」



ほむら「そのセリフ……まさか……!?」



零「暁美ちゃんのファンの一人、小早川 零だよ☆」スッ…
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:47:45.97 ID:DOkCkx3Q0
立花「こ、小早川 渚!?」



零「小早川 零だっつーの」



零「立花ちゃん、キミは鹿目ちゃんを殺したら世界を救われると思ってたのかい?」



零「あはは☆そんな事出来る訳ないじゃん☆鹿目ちゃんを殺しても、再び世界崩壊の脅威が訪れる」



零「これだから、クズは……☆」



立花「ごぉおおお……おおおおおおおお………!!!!」
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 20:57:46.12 ID:DOkCkx3Q0
立花「これで終わりだと思うなよぉおおおおお!!!!!!!」バッ!



ゴオォッッ……!



ほむら「な、何アレ…!?ソウルジェムにグリーフシードを……!?」



零「おっと☆マジで怒っちゃったみたいだね☆」



ほむら「ネガティブ系魔法少女のソウルジェムにグリーフシードを当てるとどうなるの!?」



零「全ての穢れは取り払われ……そして『魔女化』する」



零「それがネガティブ系魔法少女を魔女化する第二の方法さ☆」
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 21:05:55.12 ID:DOkCkx3Q0
ほむら「魔女化……!?でも、ネガティブ系魔法少女の魔女は恐ろしく弱いんじゃ……?」



零「あぁ、うん、それは第一のネガティブ系魔法少女を魔女化させる方法の一つでね」



零「ネガティブ系魔法少女を絶望させれば、そのクソ弱い魔女になるけど……」



零「グリーフシードを使えばメチャ強い魔女になる」



零「だからネガティブ系魔法少女はいざという時の為に一つはグリーフシードを持ってるんだよ☆」
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 21:20:06.08 ID:DOkCkx3Q0
植物の魔女『マルリーヤ』の結界。



マルリーヤ『エゲwwウェゲ!』



マルリーヤ『枯家枯ッ古ー!』ブワァッ!



マルリーヤ『出出ー廃廃ハーpqぇ〜♪』ビューン…



ほむら「……これが立花 屍の魔女の成り果て……なんて醜い姿なの……?」



零「あはは☆そりゃネガティブ系魔法少女だからね、普通の魔女よりグロテスクさは上がるよ☆」



零「さて、第二ラウンドする気はある?」



ほむら「……えぇ、ここで終わらしてあげるわ」ジャキッ!
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 21:56:42.30 ID:DOkCkx3Q0
河原



ゆま「キョーコ…?あれ?」



ゆま「キョーコ!?キョーコ!」



ゆま「キョーコ…?どこに行ったの?」



斎藤「杏子なら、復讐に行った……橘ところに行った」



ゆま「たちば、な?」



斎藤「今日、会ったヤツだ」



ゆま「!」



ゆま「キョーコ!」ダッ!



斎藤「待て、どこに行く気だ」ガシッ!



ゆま「は、離してよ!しょーこ!」
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 22:01:44.54 ID:DOkCkx3Q0
斎藤「いいか、千歳ゆま!お前が行ったところで、杏子の邪魔になるだけだ」



ゆま「私は…!私はキョーコを助けたいの!」



ゆま「しょーこはキョーコがどうなってもいいの!?」



斎藤「………」



ゆま「ゆま、知ってるよ!しょーこ、昔、悪い事してたんでしょ!?」



斎藤「………ッ!?」
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 22:08:03.80 ID:DOkCkx3Q0
ゆま「しょーこは……昔、どこかの街で人をみーんな殺したんでしょ!?」



斎藤「……ッ!」



ゆま「そ、そんな酷い事をしてるから!キョーコの事を助けに行かないんでしょ!?キョーコなんてどうなってもいいって

思ってるんでしょ!?」



斎藤「……だ、黙れ…ッ!」



ゆま「しょーこは…!街の人をみんな殺したりしてるから命なんか……人の命なんか…!」



斎藤「黙れッ…!黙れぇ…!」プルプル…



ゆま「キョーコの命なんてっ!虫が死んだ程度にしかみてないんだっ!」




斎藤「黙れ小童ぁッッッ!!!!!」



ゆま「っ!」ビクッ!
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 22:12:28.65 ID:DOkCkx3Q0
斎藤「………千歳ゆま……私に当たられても困る…冷静になれ」



ゆま「………!」



斎藤「アイツは死なない、故に私が行く必要はない」



斎藤「……杏子は戻ってくる、安心しろ」



ゆま「しょーこ……ごめんね……」



斎藤「いいんだ、別に……私も頭に血が上ってしまった様だ……」



斎藤「悪いな、大きな声出して……それじゃあ」



ゆま「………」
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 22:15:14.40 ID:DOkCkx3Q0
――――――



ほむら「………!」シュゥゥ…



零「おや?」



ほむら「……逃げられたわね」
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/09(日) 22:19:37.04 ID:DOkCkx3Q0
今日はここまで、今日一番書くのが凄く長かった様な気がする。



次回は、杏子VS橘
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 05:45:40.89 ID:Y84fm/x20
ここは、とある建設現場。


まだ、建設途中らしく鉄骨が組み立っている状態だ。


その鉄骨で出来た建物の一番上の所に、何かの特撮ヒーローのお面を付けた少女がポツンと一人で立っていた。


周りには誰もおらず、空は既に真っ暗で夜風が寒い。風の音と遠くから聞こえる車の音しか、聞こえない。



橘「………」



お面の少女、橘はただ黙っていた。何かを来るのを待っている様に…。


そして、その『何か』がやって来た。




バギィンンンンンンッッッ!!!!!!!!!



金属音が鳴り響いた、鉄骨のではない。下から突如現れた赤髪でロッキーをくわえて槍を持った少女が


橘の背後から思いっきりその槍を振った、が、橘は後ろを振り向かないまま、それを刀で防いだ。



杏子「よぉ、仕返しに来たぜ」



佐倉杏子がやって来た。
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 05:57:36.15 ID:Y84fm/x20
橘はそんな杏子のセリフを聞いて、鼻で笑い、刀を構えた。


橘「来ると思ってたよ、キミが来ないとどうしようも無いからね」



杏子「……他の館花はどうした?」



橘「ん?あ?あぁ、館花が内蔵をエグリ出されて死んでて、立花は魔女化して死んだ」



サラッとそう言った、やはり仲間意識は無い様だ。


別に深い関わりは無い感じらしく、立花や館花は名字の読みが同じの他人程度にしか思ってない。



橘の表情は仮面で隠れて分からないが、恐らく笑っている。


不気味なあのネガティブ系魔法少女特有のあの笑みで。
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 06:04:41.07 ID:Y84fm/x20
橘「そんな事より、早く戦おうよ!」



無邪気な声でそう言い、刀を杏子に突き立てた。


杏子も同じく槍を構えて、『一瞬』だけ無音になった。


ガギィィィンンンッッッ!!!!



その無音は本当に一瞬だった、再び金属音で無音はかき消されて、激しい音だけが鳴り響いた。


辺に人が通れば確実に聞き取られる程の音であったが、彼女達はそんな事を考えていなかった。


ただ、目の前の『コイツ』を倒す事だけを思って武器を振るっていた。
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 06:17:25.75 ID:Y84fm/x20
橘「ハハッ!アハハハハッハッ!!!!」



橘の戦闘スタイルは笑いながら戦う事、一時期の小早川渚と同じ戦法だ。


不気味に、攻撃を受けても笑い、攻撃が外れても笑い、死んでも笑う。


それが典型的なネガティブ系魔法少女の基本的な戦い方である。


しかし、杏子はそんな不気味に気味悪く戦う橘に向かって槍を突き刺した。


が、それは避けられ、『音速』に近い速度で橘は杏子の所に走った。


そして橘は刀で突き刺す構えをとり、杏子のソウルジェムを狙った…が


今まで誰もしなかった、いや恐らくしたのかも知れないが、橘の顔面に杏子の拳をぶつけた。


グシャッッ!と言う嫌な音がして、橘は飛んだ。


杏子は一瞬の内に橘の刀を避け左手で思いっきり橘を殴った。


橘と杏子は中学生程度のしかも少女なのに『殴る』という発想を思いついただろうか。
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 06:23:50.96 ID:Y84fm/x20
普通の魔法少女アニメではほぼ規制されかねない程の痛烈なパンチを繰り出した杏子は得意気に


杏子「ヘッ、アタシの武器は槍だけかと思ったのかよ」



橘「アハッ!ハハハッ!殴られるとは夢にも思わなかったよ!殴られるなんて小学一年以来だよ!」


さり気なく悲惨な過去を言った橘は仮面の上から鼻を押さえてる仕草をした。


恐らく殴られた衝撃で鼻が折れたのだろう、仮面が酷いヘコミ方をしているが、そんな事も関係なし

に再び刀を持ち直した。
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 06:30:16.74 ID:Y84fm/x20
橘と杏子は組み立られた鉄骨と鉄骨の間で激しい争いをした。


杏子は橘の刀を避けると、橘の鋭い蹴りが杏子の腹部に突き刺さり、杏子は怯んでしまい


橘が杏子の頭を一刀両断するかの様に刀を構えるが、杏子はお返しと言わんばかりの頭突きを


橘の顔面に再びダメージを与えた。


これは女の子同士の戦いと言えるだろうか?
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 06:37:14.25 ID:Y84fm/x20
橘「ブッ!ガハッ!……アハッ!ハハハハ……!」


杏子「ゲホッ…!クソ……が!」


二人共、先程の攻撃に怯んでしまった様で膝を鉄骨に付けた。



橘「ハハッ…!いいね!この戦いだ…!私が!忘れかけていた!『スリル』!!!」


コッチに走って来た橘を目にした杏子はすぐさま立ち上がり、鉄骨から鉄骨に移動した。


グリーフシードは、途中で出会った斎藤の使いから何個か貰っているから、魔法の心配はない。


問題は橘の攻略方法だ。
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 15:36:35.16 ID:Y84fm/x20
杏子(さて、どうするかな……アイツには変な力があるみたいだしな)



橘「♪」ヒュッ!


橘が杏子より向こう側の鉄骨の上で剣を縦に振った。


意味の分からない行動に見えるが……コレが橘の魔法である。



杏子「!」ブシュッ!


突如、杏子の体から鮮血が吹き出た。


杏子(クッ…!まただ…!あんなに距離が離れてるのに…どうして斬れたんだ!?)
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 15:44:50.53 ID:Y84fm/x20
橘「いやーさー、接近攻撃だけで戦おうと思ったけど、キミ強くなってるからもう一回この魔法を使う事にするわー」



橘「それに今は『夜』だしね」



意味ありげの事を言った橘は再び刀を振り上げ……思いっきり振り落とした。



杏子「ヤバッ!」バッ!



杏子は素早く上に飛んで回避しようとしたが……。



杏子「グッ……!?」ブシャッ!



また体から血が吹き出た、コレはもう殆ど回避不能と感じた杏子に追い打ちを掛ける様に橘は刀を振り回す。



橘「そりゃ!おりゃ!それっ!」ブンッ!ビュンッ!ブンッ!



杏子「グッ……!?」ズブシュッ!



杏子(や、ヤベー……回復が追いつかねぇぞこりゃ……)ボタボタ…
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 15:55:19.93 ID:Y84fm/x20
杏子(恐らく、アイツはこの暗闇の中で何かをしてやがる……じゃあこの闇を消せば……)



杏子は鉄骨の建物の一番下に飛び降り、この夜間作業をする為の四方に設置された証明に繋がる


バッテリーを作動させた。



バチッ!


その音と共に証明が点灯し、強烈な光が二人の目を刺す。



橘「………!」



杏子「ヘッ!どうだ!アタシが読んだ限りじゃあ、アンタの魔法は暗がりから何かをしてるとしか思えない」



橘「…あーそう、そう思ったんだ……だけど残念♪」シュッ!



橘が刀を突き刺す素振りをすると…。


ザクッッ!!!



杏子「ガハッ…!?」


急に背中から突き刺された感覚が走った、杏子の背中から血が吹き出したのだ。



杏子(なっ…!?く、暗闇から遠距離攻撃か何かをしてると思ったけど…違うのかよ!?)



橘「うーん…確かに『暗闇』は良いキーワードだ、そこまで良く気付いたね」
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 16:38:51.80 ID:Y84fm/x20
橘「さーてと、そろそろ、トドメを刺していいかい?」



杏子(……チッ!どうゆう事だ…?そう言えば、最初に戦った時は夕方だったな……)



杏子(あの時は確か……太陽の方向を向いてた時も背中を斬られて、逆方向を向いていたら胸の辺りを

斬られた……)



杏子(……まさか、アイツの魔法って……!)
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 16:53:55.27 ID:Y84fm/x20
杏子は槍を構え直して、橘が立っている方向を見つめた。



橘「………?」



杏子は勢い良く走り出した、橘は刀を振り上げる…が橘が刀を振り落とす寸前に、杏子は素早く


鉄骨の建物の端っこの部分の鉄骨を破壊した。



バガァンッ!ガギィンッ!ゴォンッ!ガギィンッ!



橘「う…うわ……!」



バランスを崩した橘は、鉄骨の摩擦音と共に崩れていく建物と共に落ちた。



バッテリーは壊れて、証明は点灯はしてしまい、橘は何とか一命は取り留めたが、辺は真っ暗。



橘(ッ!?し、しまった…!ど、どこに行った!?ヤツはどこに……!?)



杏子「上だよ」



橘「!」



ズバァッ!
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 17:05:51.01 ID:Y84fm/x20
大量の鉄骨が辺に散らばり、山積みになってる物もある。


その中央部分に、右腕を切り落とされた橘が倒れていた。


杏子は少しの間、勝利の余韻に浸っていた。


橘「……やるな、佐倉杏子…流石はあの斎藤が一目置くだけはある……」


掠れた声でそう言った、さっきまでの無邪気な声では無くただ低い声であった。


よく見ると、仮面を外れていた。


杏子が橘の顔を覗き込むと――――


杏子「………ッ!」


寒気がした、ただの寒気では無い。それは『恐怖』を感じたと言う意味になるのだろうか。



橘の目は斎藤と同じぐらい鋭く、殺意が溢れる冷徹な目をしていて、左頬には『斬』という漢字が


刻まれていた。右目は髪の毛に隠れて見えないが、その左目から溢れる殺意は肌に犇々と感じる。


杏子「……!」



杏子は橘から距離を取って、杏子の足元に落ちてあった橘が使っていた刀を足で抑えた。
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 17:11:26.89 ID:Y84fm/x20
橘「ハッ…!よく分かったな、そうだ私の魔法は『視界内の暗がりを操る』魔法だ」



橘「………それで?何が聞きたい?」



先程のテンションが高かった橘はテンションが完全に下がり、ダルそうに鉄骨の山にもたれ掛かった。



杏子「……アタシの家族」



杏子が聞こうとした瞬間に橘が口を開いた。



橘「え?まだそれ信じてたの?あんなの嘘だよ嘘」



杏子「………は?」
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 17:19:06.62 ID:Y84fm/x20
左手をヒラヒラさせて、橘はそう答えた。



杏子「嘘……だと……?」



橘「あんなのお前を挑発するだけのデタラメだっつーの」



杏子は呆れて、その場から立ち去ろうとした。



橘「……どこに行くんだよ?」



杏子「呆れた、帰る…。お前を殺しても何の意味もねーわ」



杏子はそう言い残し立ち去ろうとした……。



橘「……オイ、ちょっと待て」



杏子「あ?」



橘「帰る前に少し、教えといてやる」



杏子「……?」



橘「……見滝原を奪おうとする魔法少女が複数現れた」



橘「……明日、戦争がおっぱじまるぞ」ニヤッ…
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 17:21:13.32 ID:Y84fm/x20
以上、このスレはここまでです。


ごめんなさい、僕の変なこだわりで別スレを建てる事になって。


次回のスレは恐らくシリアスになるかもしれません。
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/10(月) 17:51:09.53 ID:Y84fm/x20
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355129169


次回、ネガティブも普通も関係無しに『戦争勃発』
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