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王「勇者よ安価で魔王を倒すのじゃ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 14:42:18.73 ID:SRREYj1DO

もしもしからなので遅筆となります。また仕事がら変な時間にレスが出来たり逆に2.3日
放置してしまうこともあります。

また同様の理由でsaga機能もほとんど使いません。

あまり先のことを考えているわけではない&安価スレなのでタイトル詐欺になる可能性が存在します。

微妙にパクリやパロディネタがあることもあります。

以上のことを踏まえて自分に合わないと思った方は『戻る』のボタンを、それでも良いという
方は続きを見ていってくださいませ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1353649338
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 14:43:19.53 ID:SRREYj1DO
王「勇者よ、魔王を倒すのじゃ」

そこは、荘厳な宮殿の一角。所謂『謁見の間』と呼ばれる壮麗な場所だった。

勇者(?)「えっと……誰か人違いしてませんか?」

と素っ頓狂に返すのは如何にも一般人といった風貌の中肉中背の青年。
特徴がないのが特徴としかいいようのない普通の人間だった。

王「まあ驚くのも無理は無い。こちらの調べでもお主はごく一般の家庭に生まれた
パン屋の次男という事らしいからな。」

勇者(?)「だ、だったら…」

王「まあまあ、そう事を急くな。お主は『勇者の証』に認められたのじゃ。お主も
見たであろう?あれがお主の前にあった時の輝きを」

それはつい数時間前の出来事。確かにこの青年の前でその不思議な紋様は輝いていた。

勇者(?)「はあ……」

王「歴代の勇者たちは全てあの証によって選ばれておる。そこに出自や家柄など関係は無い」

勇者(?)(そんなものなのか…)

王「そこでじゃ、勇者に選ばれたお主に魔王討伐を命ずる。よいな?」

勇者(?)(命令か。となると拒否しても無駄なんだろうな)

事の重大さはともかく、一介のパン屋の見習いが拒否しても処刑されておしまいだろう。

そう感じた一般市民の男はこの災難に腹を括るしかなく、勇者として旅立つ事になるのだった。

〜〜〜
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 14:44:02.08 ID:SRREYj1DO
〜〜〜

王「っと、その前に改めて授けよう」つ『勇者の証』

勇者は勇者の証を装備させられた!

でろでろでろでーろ!!

勇者は呪われてしまった!

勇者「え!?」オロオロ…

王「気にするな。呪われるといっても実害は無い。ただ無くしたり失ったりしなくなるだけだ。
それにそれがあれば死んでも所持金の半分を犠牲にしてこの場へと戻ってくることが出来る。
いわば不死だな。それに、この紋章を持つものには協力するようにというお触れを立ててあるから
住民のほとんどは協力的になるはずじゃ。とはいえ、犯罪に対する免罪符ではないから注意するように」

勇者「はあ…」

王「後は支度金と装備を与える。これで仲間を集め見事魔王を討伐してくるのじゃ!」

勇者「はあ…」

勇者は鉄の剣と鉄の鎧、鉄の盾を手に入れた。支度金として1000Gを受け取った。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 14:44:28.91 ID:SRREYj1DO
王「ああそうそう。路銀がなくなった場合は冒険者ギルドへ行くと良い。勇者の証を持つものであれば
ギルドも無碍にはしまい」

勇者「はあ…」

王「後は…そうじゃな、勇者のパーティというのは4人編成というのが古今東西の基本じゃ。
我が宮殿の兵士達から仲間がほしいのであれば今であれば1人だけ同行させよう」

そういうとパンパン!と拍手をうち、3人の騎士を勇者の脇に立たせる。

正騎士「勇者殿も災難ですな。まあ、よろしければ拙者が同行してもよいですぞ」

勇者(こ、この人は確か3年前の大武闘大会の優勝者!?めちゃくちゃ強い人だったよな…)

準騎士「同行させていただけるのであれば命を懸けてお守りします!」

勇者(お、女の子!?赤い髪をポニーテールにしてるけどなんかキリッとしてて怖そうなんだけど…)

騎士見習い「えっと。がんばります!」

勇者(こっちはなんかあんまり冴えない感じだな。髪の毛ぼさぼさだし…)

王「どうじゃ?もしこの宮殿から仲間を探したいのであればこの3名のいずれかを指名するが良い」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 14:44:54.41 ID:SRREYj1DO
勇者(ふむ……)

どうしますか?

1.正騎士に同行を頼む。
(特徴.ギャグのように強い。とにかく強い。というかこいつ1人で十分じゃね?っていうくらい強い)
2.準騎士に同行を頼む。
(特徴.女性だという事。他は特に利点も欠点もなし)
3.騎士習いに同行を頼む。
(特徴.弱い。何かのきっかけがあれば爆発する…かも)
4.宮殿の中からは仲間を選ばない。

安価>>↓
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 14:45:49.05 ID:pgEQuOiSO
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 15:04:42.89 ID:SRREYj1DO
4.宮殿の中からは仲間を選ばない。

勇者(ん〜。なんだか、宮殿の兵士を仲間にしちゃうと監視されているような気がするんだよな)

そう考えると目の前の3人全てが怪しい気がする。

勇者「いや、仲間は他の場所で探します」

王「そうか。まあ、仲間というものは旅の先々で作るものかもしれぬな。それもよかろう」

そういうと、ようやく旅は始まるのだった。

〜〜〜
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 15:05:20.41 ID:SRREYj1DO
城下町 〜大広場〜

勇者(はあ…正直いって気乗りはしないけど…まあ、勇者になったからには魔王を倒さないと
いけないんだろうなぁ…)

ふと右腕に目を向けると『勇者の証』がタトゥのように張り付いている。ためしに腕を擦ってみるが
外れる気配など全くなく、完全に皮膚と同化している事がわかる。

勇者(これじゃまるで呪縛だよ。……といっても仕方ないか。仲間を探すなら策は5つ。
一つは王様に宮殿の兵士を借りること…って、それはたった今否定したから流石に今更進言できないな。
となると酒場に行って仲間を探すか、友達を誘うか、奴隷市場に行くか、モンスター屋に行くか…
もしくはしばらくは一人旅で過ごすか…このくらいかな?)

正直な話、つい昨日までパン屋の手伝いをしていた自分ひとりで城門を出ることに対し恐怖があるので
出来ればここで仲間がほしいなっとおもいながら…

どうしますか?

安価>>↓
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 15:08:43.96 ID:pgEQuOiSO
強い武器と道具類揃えて一人でいく
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 15:09:18.49 ID:vU049vGM0
ラスボス[ピーーー]
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 15:25:13.33 ID:SRREYj1DO
強い武器と道具類をそろえて1人で行く。

勇者(ん〜〜。仲間かぁ…)

ちょっと考える勇者。自分は5人兄弟の3番目。兄が1人と姉が1人。それに弟と妹が1人ずつと
この時代においては普通ではあるが狭い一室にこれだけ詰め込まれるといつも狭い思いをしていた。

つまり1人というものにほんの少し憧れを抱いていて、たった今。つまりこの瞬間に思いもかけず
それが実現されたのだ。

勇者(とはいえ、一人旅は怖いし…)

渡された鉄の剣や鉄の鎧、それに鉄の盾はずっしりと重く、正直扱いにくい。
これを売ってしまって貰った1000Gがあればそれなりの装備が買えるのではないか?

そう思い思い切って武器屋に行く事にする。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 15:25:52.20 ID:SRREYj1DO
〜城下町 武器屋〜

商人「へいらっしゃい!」

勇者「えっと…武器が欲しいんですけど。この街で一番いい武器ってなんですか?」

商人「はいはい武器ね。この辺が特殊な技能無しでも装備できる限界かな」つ白銀の剣

勇者「で、それは幾らですか?」

商人「お、腕にしてるのは『勇者の証』じゃないか。それじゃ思い切って5000Gでどうだい?」

さっそく国王からの御触れの効果が出ているのかまけてくれているらしい。が、

勇者「5、5000G!?」

商人「なんだい、金が無いのかい?それじゃ今もってる額は幾ら?」

勇者「1000Gと鉄の剣と鉄の鎧と鉄の盾くらい…」

商人「ん〜それじゃ全部うっぱらっても買えないねぇ。それなら…1000Gと鉄の剣を下取りして
鋼の剣を買うかい?」

勇者(全部使ったら薬草すら買えなくなるけど…)

どうしますか?

1.買う。
2.買わない。
3.その他

安価>>↓
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 15:33:57.04 ID:9NiLbQSF0
店主に腹パン入れて、アイテム持てるだけ持ってく
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 15:50:54.19 ID:SRREYj1DO
店主に腹パンを入れてアイテムを持てるだけ持っていく

勇者の心に邪悪な何かが囁く。人というものは窮地になるとその邪悪な何かに弱いものである。

勇者「ふん!」

ぼふ!!

思いっきり店主に腹パンを入れる勇者。その隙に手近にあるものに手を出す。

だが…

商人「困りますねぇお客さん。王様に言われませんでしたか?『勇者の証は免罪符ではない』と」

腹パンを入れたのはつい昨日までパン屋の手伝いをしていた男。もう片方は今まで
屈強な冒険者達と対等に商売をしていた商人。結果は見るまでもない。

ドガバキガキジャガ……ドッカーーーン!!!

商人「おとといきやがれ!!」

凄まじい轟音の後、目に大きな痣をつけられ大の字に寝そべる勇者。それでも警備詰め所に
連行されなかったのは商人の最後の良心だったかもしれない。とはいえ、店内を大乱闘し
壊れた椅子や台の料金として1000Gを持っていかれたのは何の救いもないのだが。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 15:51:21.15 ID:SRREYj1DO
〜〜数時間後〜〜

路地裏に大量のゴミと共にうち捨てた勇者は痛みと共にようやく覚醒する。

勇者(あいたたた……)

なれないことをするものではないと思いつつ身ぐるみだけは剥がされていない事を確認する。

勇者(お、おぼえてろよ)

路地から普通の道に出ると既に日は高くなっている。

勇者(……さて、どうしよう?)

安価>>↓
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 16:26:32.25 ID:9NiLbQSF0
諦めて仲間を探しにでる
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 17:10:29.23 ID:SRREYj1DO
諦めて仲間を探しにでる

勇者「………」

色々考えてみるが、どうやら勇者になったからといって突然力が漲るわけではないようだ。

自覚は無かったが軽く浮かれていた自分の頬を軽く叩き気合を入れなおしていると…

少女「じ〜〜〜…」

自分の視界の片隅、主に下の方からこちらを見つめている少女が1人。

勇者(…ものすごい格好だけど…趣味か?)

その姿はピンクを基調としたふりふりのドレスに同じ色のふわふわスカート、片手には
小さなステッキをもつ、この世界でもかなり独特な印象を持たせる少女である。

少女「もしかして、おにーさんってゆうしゃ?」

勇者「……そうだけど?」

その一言にくりくりした大きなへーゼルの瞳が輝く。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 17:11:06.39 ID:SRREYj1DO
少女「ねぇねぇ。私を仲間にして〜」

勇者「は!?」

少女「だから、私を仲間にしてよ〜。だって、旅に出たばかりでまだ仲間がいないんでしょ?」

勇者「……えっと、きみ幾つ?」

少女「レディに年齢なんて聞かないの!それよりもさぁ〜ね〜〜、仲間にしてよぉ」

勇者(……どう見ても10歳前後だよなぁ。傍から見て俺って怪しい男じゃないか?)

元々の自分の妹とほとんど見た目である為、ある程度の年齢は推察できる。普通に考えれば
断るのが筋だが…

少女「それに私ってば魔法も使えるのよ」

如何にも断りそうな雰囲気を感じ取ったのか、勇者が断りを入れるより速く自身の力を示し始める。

少女『パキン、プキン、パンプキーーン』ボン!!

手に持った小さなステッキを振りながら聞いた事も無い不思議な詠唱をすると…
すぐ近くにあるさっきの乱闘でガラクタになった椅子の残骸が巨大なかぼちゃに変化する!
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 17:11:34.25 ID:SRREYj1DO
勇者(な、なんだ、この魔法!?炎系でもないし、爆発系でもない…あえて言えば変化系だけど…
モノをかぼちゃにする魔法なんて聞いた事無い)

あまりの出来事にあいた口が塞がらなくなった勇者をみて満足そうにほとんどない胸を張る少女。

少女「どう!?すごいでしょ!私は魔女っ子、よろしくね!」

にっこりと微笑む金髪の少女。

勇者(………)

どうしますか?

安価>>↓
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 17:11:41.93 ID:pgEQuOiSO
まさにブレア
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/23(金) 17:13:39.83 ID:q4E2p55AO
…人をかぼちゃに変えたりしないなら良いですよ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/23(金) 17:14:56.03 ID:PaN6DMXp0
仲間にする
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 17:40:03.94 ID:SRREYj1DO
>>20
所謂魔女を連想させるものを適当に詰め込んだキャラなので色々影響は受けているです。


…人をかぼちゃに変えたりしないなら良いですよ

勇者「…人をかぼちゃに変えたりしないなら良いですよ」

この力はヤバイ。とっさに判断した勇者は条件付で了解をとる。

魔女っ子「え〜〜。駄目なのぉ?ん〜でも、人じゃなきゃいい?」

勇者「まあ…常識の範囲内なら」

魔女っ子「ん。わかった!それじゃ今日からおにいちゃんの仲間ね!よろしく!!」

こうして思いがけない形で初めての仲間を作った勇者だった。

〜〜〜
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 17:40:48.03 ID:SRREYj1DO
〜城下町 大通り〜

勇者「ところで。魔女っ子には家族は?一緒に行くなら了解を貰わないと」

テクテクとあるく2人。鎧姿の勇者と、如何にもファンシーないでたちの魔女っ子の2人というのは
ある意味シュールな光景なのだが、勇者の証のお陰なのか、奇異の目で見られることは
ほとんど無かった。

魔女っ子「ん〜〜。魔女ってね、ある程度の年になると1人で修行の旅に出なきゃいけないの。
で、私は3日前くらいにその旅に出てね、今度のことを知ったんだ」

歩幅が合わないようで、やや早足になりながらそう返事をする。

勇者(なるほど。かぼちゃに変える魔法というのは、魔術師や魔法使いの技じゃなくて魔女の力なのか)

この世界において通常、魔法とは魔術学校で修練を積んだ魔法使いの事をいう。しかし、僅かでは
あるが、民間的に魔術を血で継承する魔女や精霊を駆使する事で魔法と同様なことを行う精霊使い等、
例外もあるのだ。

もっとも、パン屋の息子であった勇者には縁遠い話なので詳しい事まではしらないのだが。

魔女っ子「だからね、おにーちゃんにくっついて修行するのが丁度いいかなって」

勇者「へえ。まあ、何はともあれよろしく。って、その格好で防御の面は平気なの?」

魔女っ子「うん!魔女の服はね、生地や染料にお呪いがかかってるから」

自慢げに言い放つ魔女っ子。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 17:41:19.81 ID:SRREYj1DO
勇者「となると、買い足す必要は無いのか。それはそうと…仲間があと2人欲しいんだけど…」

そんな風に呟いていると…

魔女っ子「だったら、モンスター屋に行こうよおにーちゃん!」

またも目を爛々と輝かせ上目遣いで勇者の手を引っ張る少女。その手は幼い子独特の熱と柔らかさを
孕んでいる。

勇者「モンスター屋?どうしてまた?」

魔女っ子「だって、魔女には妖精さんがお供にいないと!」

勇者「……そんなものなの?」

魔女っ子「そうよ!可愛い衣装に可愛い妖精!これが魔女の正式な格好なのよ!」ドヤッ!

勇者(とはいえ、さっきの乱闘でお金が無いんだけど…)

どうしますか?
1.お金は無いけどモンスター屋に行ってみる。
2.行くだけ無駄なので他の方法で仲間を探す。
3.その他

安価>>↓
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 17:43:32.06 ID:pgEQuOiSO
もしモンスター屋で詳しい説明を聞いた後に、店の主人に魔法かけて強奪できると思うか?
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/23(金) 17:45:29.12 ID:q4E2p55AO
所持金が無い事を話してから一応1
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 18:30:47.91 ID:9NiLbQSF0
強奪ばっかだなこの勇者www
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 19:07:16.87 ID:SRREYj1DO
>>26が安価として成立するかは微妙な表現ですが、他のPLに対する問いかけにも見えないので
こちらを選択肢し、+αとして>>27の要素を加えます。

もしモンスター屋で詳しい説明を聞いた後に、店の主人に魔法をかけて強奪できると思うか?


勇者「もしモンスター屋で詳しい説明を聞いた後に、店の主人に魔法をかけて強奪できると思うか?」

まずは自身にお金が無い事を白状した後、勇者は魔女っ子に対してとんでもない提案をしてみる。

魔女っ子「へ!?おにーちゃん何いってるの?ごーだつだなんて勇者様のすることじゃないよ」

当然のようにドン引きする魔女っ子。

勇者「だけど、妖精を欲しいって言ったのはお前だぞ。お前の要求を呑むほう方を考えてやったんだ」

その判断に引っ張られて口調も荒々しくなっていく。

魔女っ子「だけど…駄目!魔女には掟が2つあるの。そのうちの一つは人の心を操る魔法。
これを使ったらカエルの呪いに掛かっちゃう!」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 19:08:06.31 ID:SRREYj1DO
勇者「カエルの呪い?」

魔女っ子「そう。ふるいふるい時代から…魔女は人の心を変える魔法と、人を治療をする魔法は
使っちゃいけないことになってるの。心を変える魔法を使うと魔女ガエルに人を治療すると
その怪我が自分に。だから使えない。…といっても私に人の心を操る魔法なんて使えないけど」

勇者「……そうか」

先ほどは単独犯だが今回は協力者がいると思っていただけに冷や水をかけられた気分だった。

仲間だからといって必ずしも作戦に賛成してくれるわけではないのだ。

そういう意味で仲間というのは勇者にとって邪魔な存在ではないかとすら思えてくる。

勇者「それじゃ、モンスター屋に行ってもしかたな……」

魔女っ子「ちょっと待ってよ。私、少しだけならお金あるし、行くだけ行ってみよう?」

勇者が行かない事を決めようとする瞬間、またも魔女っ子が慌てたように口を挟む。

勇者(…子供に諭されるとはこのことだな)

自分の行動に赤面しており、魔女っ子の後についていくしかない勇者。

すでにこの時点で行動のイニシアチブを幼さのこる少女に取られていた事を勇者はまだ知らない。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 19:08:46.81 ID:SRREYj1DO
〜〜城下町 モンスター屋〜〜

モンスター屋…それは一般的にあまり知られていない施設である。元々は闘技場にでるモンスター
を一括で仕入れ販売するための施設なのだが、闘技場には向かない小さな妖精種やペット感覚で
購入できる種など、幾つかの種類は闘技場ではなくこちらの施設で『処理』され一般に販売される
ことも多い。

特に魔王勢が勢力を伸ばしてきた昨今では人的被害を抑えるためモンスターを兵力として
冒険者や軍が買い入れる事もあるほどである。

勇者「ここがモンスター屋か。はじめて来たけど地下にあるのか」

商人「危険なモンスターも多いですからな。ここはあの入り口と通気口以外は出口はありません。
幾重にも張られた結界と、呪縛の印をモンスターには施してありますからな」

ケヒヒ…と下衆な笑い声を響かせるモンスター商。

因みにそれでも危険な場所らしく、未成年は入ることの出来ない施設であるため魔女っ子は
可愛らしいお財布を勇者に渡し、地上にある入り口のロビーで待機している。

商人「それで…勇者様はどのようなモンスターをお買い求めで?国王からの伝令で勇者様には
格安で譲るように言われておりますので」

ケヒヒ…とあざ笑うかの謳う商人。一々癇に障るのだが、やがてその意味を知る。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/23(金) 19:09:56.14 ID:SRREYj1DO
〜〜モンスター屋 地下通路〜〜

商人「けひひ…それで、勇者様はどのようなモンスターをご入用で?」

地下通路2階の中。ここから更に地下へ通じる階段と、そのまま2階の通路に出る踊り場だ。

勇者「というと?」

商人「なぁに。モンスターと一言で言っても色々な種類がありますからなぁ…」

そういいながら薄暗い壁に立てかけられた階層表へ指差す。

『一階 ロビー
地下一階 ペット用モンスター
地下二階 労働用モンスター
地下三階 愛玩用モンスター
地下四階 戦闘用モンスター』

勇者「……ペット用と愛玩用を分ける意味がわからないのだが」

魔女っ子の話ではお供の妖精という事なので目的地は恐らくこの2つのどちらかなのだが、
一体どちらなのだろう?

商人「このモンスター屋が未成年立ち入り禁止の理由、既に理解しているのでしょう?
つまりはそういうことです」

勇者「………」

どの階に行きますか?
1.当然地下一階のペット用モンスターのコーナー
2.全く意味はないが地下二階の労働用モンスターのコーナー
3.むふふ。地下三階の愛玩用モンスターのコーナー
4.どう考えてもお金が足りないけど地下四階の戦闘用モンスターのコーナー
5.その他

安価>>↓
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/23(金) 19:19:27.93 ID:TtqyG9Qyo
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 19:20:21.87 ID:pgEQuOiSO
…さらに下の階はあるのか?あるならどんなんがいる?→愛玩用行く
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2012/11/24(土) 08:44:07.85 ID:ti3DREuB0
寝オチー?
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 13:11:26.86 ID:0Lf66QODO
>>35
すみません。妖精についての説明を書いていたらかなりの長文になってダウンしました。
とりあえず、長すぎなので途中削って投下します。


1.当然地下一階のペット用モンスターのコーナー

一瞬たじろぎ手元を見る勇者。そこには可愛らしいお財布が手に握り締められている。

勇者(そうだ。俺は勇者なんだ。小さな子のお金で何をしようとしていたんだ)

そうはっきりと認識すると当初の予定通り地下一階のペットコーナーへと足を向ける。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 13:12:00.79 ID:0Lf66QODO
〜〜モンスター屋 地下一階〜〜

そこは地下とは思えないほど採光がしっかりとられており、石造りの筈の地面は芝生や名もなき
花によって彩られている。

勇者「……すごいなここは」

思わず感嘆に耽る勇者。そこを彩るのは手のひらサイズの毬藻のような生き物や羽虫の翅をもつ
小さな妖精、他にも小川のような造りの用水路には魚を思わせる不思議な生き物などが
長閑に生活している。

勇者「思ったよりも暢気な場所だね」

ペット商人「そりゃあ、この場所はペット専門のコーナーですからね。ペットは生き生きしている
方が可愛いでしょ?」

つい先ほどまでの商人はここの担当ではないのだろう。代わりの美しく若い担当の女商人がまるで
自分のことのように嬉しそうに答える。恐らくこの場所はモンスター屋にとっての光の部分なのだろう。

勇者「それで、金のほうだけど…」

一番最初にそれほどお金が無い事を示す勇者。勇者だからといって変に期待されても困るのだ。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 13:12:41.82 ID:0Lf66QODO
ペット商人「そうですか。それでは………桃妖精ちゃん、蒼妖精ちゃん、若芽妖精ちゃんいらっしゃい!」

よく通るソプラノボイスで呼びかけるとそれに気づいた3匹の小さな妖精たちが嬉しそうに飛んでくる。

蒼妖精「呼んだ?」

ペット商人の肩にちょこんと乗るとそう尋ねる青い髪に同じ色の服を着た妖精。

それに続くように桃色の髪に同じようなリボンとワンピースをつけた妖精と薄い緑の色をした
妖精が商人の頭や手のひらに乗る。

ペット商人「妖精さんたちはこの勇者さんと旅をしてみたくない?」

桃妖精「え?外に出られるの?いきますわ!どこにでもついていきます!」

嬉しそうにはしゃぐ3妖精。その姿に満足しながらこちらに話しかける。

ペット商人「この子たちなら1人300Gでいいですよ」

蒼妖精「え〜〜!あたしって、そんだけの価値しかないの?この前の緋色ちゃんはその200倍の値は
ついたじゃん!」

ペット商人「ん〜〜。あの子は鮮やかで濃い色の種だし、この方は勇者様。国の御触れによって割安で
譲らなきゃいけないのよ」

若芽妖精「そっかぁ…よし、それじゃそれで手を打とう!」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 13:13:08.31 ID:0Lf66QODO
勇者(なんだこの妖精たち。自分が売られるっていうのになんでこんなに能天気なんだ?)

不思議に思いながら魔女っ子の財布に入っているお金を再確認すると丁度300G。
つまり一匹だけ買うことができる価格だと安心する。

勇者(さて…どうしようかな?)

1.ペット商人に妖精の事をもっと詳しく聞く。
2.ぽわぽわした雰囲気の桃色妖精に決める。
3.なんだか馬鹿っぽい蒼色妖精に決める。
4.すこしボーイッシュな若芽妖精に決める。
5.魔女っ子に決めてもらう。
6.その他

安価>>↓
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 13:15:03.61 ID:+vUVmOrSO
1
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 13:28:14.52 ID:bVcK2YtIO
ゴキブリSO、お前安価とれればなんでもいいのか?
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 13:44:54.20 ID:0Lf66QODO
ちょっと出かけるので更新はしばらく後になります。すみません
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 13:46:38.55 ID:+vUVmOrSO
いてらー
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 17:46:22.07 ID:0Lf66QODO
1.ペット商人に妖精の事をもっと詳しく聞く。

勇者(買うのは構わないが、仲間になるのであればもっと詳しく知らないと…)

そう判断した勇者は即答を避け、妖精について尋ねる事にする。

商人「妖精ちゃんのことですか?逆に勇者様はどこまで妖精について知ってます?」

勇者「ん〜、一般的に妖精というと花の妖精とか木々の妖精とか…ですね。でも見たところ
彼女達は何かの化身という風には見えないです」

そう、一般的に存在する妖精というのは何らかを媒体として顕現するもので、大抵そういったものは
それを示すファクターを持っているものである。

商人「そうですね。花の妖精であれば花冠をつけていたり、雪の妖精であれば翅が氷で出来ていたり。
でも彼女らはそういった特徴は無く、もっとも単純な翅のはえた小人ですね」

一度は呼び集めた3匹の妖精を再び美しくもどこか残酷なこの空間に再び放ちながらそう答える。

勇者「ええ。あれでは単なる翅のはえた小人です」

商人「まず根本的なことを言えば彼女らは妖精ではありますが『何かの精』というわけではありません。
あれらはこちらのこの空間に生まれた新たな『概念』の集合体です」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 17:46:58.05 ID:0Lf66QODO
勇者「概念?って何です?」

商人「本来ならば外部に話すことの出来ないことなのですが、勇者様であれば話しても良いでしょう。
あれは、今までこの空間にいた様々な妖精たちの概念の欠片が合わさって出来たものです。
概念というのは『存在の証明』とでもいいましょうか。妖精種というのはそもそも繁殖行為はしません。
勇者様もおなかの大きな妖精などは見たことはないでしょ?」

勇者「確かに。でも、それは媒介となる存在が増えることで一緒に増えていくものでは?」

商人「そうですね。実際、幾つかの種類の花の妖精はそうして自身の分身とも言うべき存在を
増やしています。ですが、ほとんどの場合は彼女らは単性繁殖…という表現もおかしいのですが
それに近い方法で数を増やします。妖精種たる彼女らは楽しければその楽しみを分かち合うための
他なる存在を求め、結果的に仲間を増やします。逆に悲しければ消えてしまうこともありますし」

勇者「………」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 17:47:47.88 ID:0Lf66QODO
商人「そうですね。もっと端的にいえば、いつの間にか増えていつの間にか減って、
いつの間にか変わる存在なんです。彼女らは『妖精』という概念を備えた群体なのですよ」

勇者「個であり全、全であり個って事?」

商人「そうですね。完全に正解ともいえませんが大体そんな感じです。妖精同士にも個性があり
個性と個性がぶつかって新たな個性が生まれた時、そこに新たな概念としての妖精が
誕生することもあります。逆に個性と個性がぶつかって融合することで見た目上では一個の概念として、
つまり、見た目的には妖精の数が減ることもあります」

勇者「なんだか…こんがらがってきた」

商人「つまり、妖精というものは本来『個』としては存在しておらず、妖精という概念の元に
形成される一種の影のようなものです。故に単独で増えたり、単独で消滅したり、
他の仲間と子供といっても差し支えないものを作ったり、仲間と融合して一つになったりするのです」

勇者「個としての存在が薄いって事か」

商人「そうですね。話を戻しますと、今回提供できる妖精というのは、この場に集まった概念が
いつの間にか形作られたものです。故に、その存在は何物に依存することも無い純粋な存在である
妖精ということになります。その存在は美しくも儚く、壊れやすい存在でしょう」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 17:48:53.74 ID:0Lf66QODO
勇者「つまりすぐに死ぬと?」

商人「そうは言いません。…いえ、一般のお客様でしたらそうなるのですが、例外は常に存在します」

勇者「なんだかもったいぶってるな」

商人「そうですね。ですが、一気に答えてもそれこそ理解しづらいでしょう。それで、例外の一つが
『契約』です。概念という言葉、難しそうに聞こえますが、結局のところ存在する全てのものに
等しく存在しています。花の妖精が自己を保っているのもある意味において花という概念と
契約を結んでいるからです。同様に、妖精と契約を結べばその契約を結んだ人物の概念を依代に
より強固な存在となります。そして当然、その概念のより強いものと結ばれればそれだけ
強い存在となるでしょう」

勇者「概念の強い人物というと…?」

商人「まず一番に上げられるのは高魔翌力所有者。高い魔翌力というのはそれだけで存在概念の強さを
示しています。つまり、強い魔法使いの使い魔が強い理由の一つです。因みにこの関係は
相互関係にあたるのでより強力な使い魔を得た魔法使いは自身の能力が底上げされます」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 17:49:39.20 ID:0Lf66QODO
勇者(…だから魔女っ子は自分の使い魔を欲しがっていたのか…)

商人「そして、他にも…先ほど妖精は融合する、といいましたよね?」

勇者「…もしかして…概念もろとも他の妖精を喰らう……のか?」

商人「表現としては適切ではありませんが。純粋な妖精は大体はその色で概念の強さや能力を
知る事が出来ます。赤色の妖精は『火や熱』を、青色の妖精は『水や氷』を緑色の妖精は『大地』を。
そして先ほどの妖精…実は全てに共通点があったのですがお気づきですか?」

勇者「ああ。それは感じていました。全て淡い色という事ですね」

商人「はい。桃色、蒼色、若芽色。すべて生まれたての弱い色の持ち主。つまり存在としては
最弱に近い色です。それだけに脆い。ですが、自身の存在概念を強めれば色は濃くなっていき、
他の概念を吸収すれば色そのものが変化します。赤と青が混ざれば紫に、赤と緑が混ざれば黄色に。
それはあたかもプリズムの如く」

勇者「…だから安いのか」

商人「はい。とはいえ、概念の強さが妖精の強さに直結するので、勇者様やご一緒の魔法使い様
が契約すれば、その力は決して馬鹿には出来ないものになるでしょう。特に下級魔法であれば
ほぼ制限無く使えるでしょうし、そこから経験を積めばおのずと濃い色の妖精に変化していくはずです」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 17:50:13.88 ID:0Lf66QODO
勇者「大体わかりました。それでは…」

どうしますか?

1.ぽわぽわした雰囲気の桃色妖精を購入する。
2.なんだか馬鹿っぽい蒼色妖精に決める。
3.すこしボーイッシュな若芽妖精に決める。
4.魔女っ子に決めてもらう。
5.その他

安価>>↓
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/24(土) 17:53:23.87 ID:pEJLw2fAO
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:39:50.76 ID:0Lf66QODO
4.魔女っ子に決めてもらう。

ん〜と、悩む勇者。っと、ここでふと思い至る。

勇者「この地下一階なら未成年でも入れませんか?」

商人「安全面からの規程では流石にそれは出来ないのですが…」

勇者「そこをなんとか。妖しげな階に行かなければ大丈夫でしょう」

商人「……仕方ありませんね。勇者様のお言葉であれば多少の無理は承知しましょう」

勇者という特権は中々に便利なものだ。頭を下げる勇者に対し困った商人はしぶしぶと了承する。

〜〜〜
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:40:28.49 ID:0Lf66QODO
魔女っ子「きっれ〜〜い!!」

幾重にも張り巡らせら結界により魔女っ子自身の魔法も封印されることから僅かに不安そうにしていた
彼女だったが、この楽園にも似た牢獄にたどり着くや否やぴょんぴょんと飛び跳ねていた。

勇者「お〜い。あんまりはしゃいで備品とか壊したりするなよ〜!」

魔女っ子「大丈夫だって!あ、眠りウサギ!可愛いね〜〜」

商人「お仲間さん、可愛いですね」

勇者(…ロリコンって思われてたりは……するな、この顔は)

そんなことを思いながら魔女っ子に事情を説明し、改めて三匹の妖精を集めてもらう。

蒼髪妖精「あたいにしなよ、あたいに!」

桃髪妖精「わたしくにしませんか?」

若芽妖精「ぼく…じゃ駄目?」

衣装は三人とも自身の色と同じ色のワンピースにリボンという格好だが、こうやって近づけてみると
顔立ちにはそれぞれ特徴があるように見える。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:40:57.70 ID:0Lf66QODO
魔女っ子「ん〜〜、3匹とも…じゃ駄目?」

神妙に3分ほど見比べていたのだが、決心がつかないようでそう上目遣いでこちらを見る少女。
こうしてみると彼女も美少女といっても遜色ない顔立ちをしており、もし自分の財布に
余裕があればくらっときそうであった。だが、

勇者「だ〜め。300Gだってかなり負けてもらったんだよ。これ以上の無茶はいわないの」

そうなだめると彼女は諦めたように再び妖精の方へ向きなおしやがて…

魔女っ子「君に決めた!!」

と宣言するのだった。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:41:36.49 ID:0Lf66QODO
〜〜モンスター屋 一階ロビー〜〜

魔女っ子「きゃ〜!可愛い〜〜!!」抱きッ!

蒼妖精「い、痛い痛い!離してよ、翅が折れちゃうでしょ?」

魔女っ子「あ、ごめんごめん。大丈夫?」ナデナデ

蒼妖精「まあ…ね。今度から気をつけてね?で、あたいのご主人はこっちでいいのかい?」

勇者「ああ。妖精を雇うのも金を出したのも魔女っ子だからね。マスター契約は魔女っ子とだよ」

蒼妖精「ふうん。どっちでもいいけど。じゃまあ、あたしと手を合わせて」

魔女っ子「うん」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:42:03.30 ID:0Lf66QODO
蒼妖精『☆○@#▽〒♂−℃↓$■■▼▼▼…』

魔女っ子「☆○@#▽〒♂−℃↓$■■▼▼▼…」

蒼妖精『この契りをもって汝を主とせん』

最後に小さな妖精が魔女っ子の唇に口づけを交わすと不思議な光が辺りを包み、妖精の足首に
不思議な紋様が刻み込まれる。

蒼妖精「よし。これであたしは魔女っ子のものよ。今度からはマスターって呼ばせてもらうね」

魔女っ子「こちらこそよろしく、妖精ちゃん」ナデナデ…

勇者(ふぅむ…妖精か。少し羨ましいかも)

こうしてまた1人(?)勇者のパーティに加わるのだった。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:42:59.92 ID:0Lf66QODO
〜〜城下町 大通り〜

蒼妖精「あたしは目立つからマスターの三角帽の中に隠れてるね」

そういうと早速自分の居場所を見つけたのか金髪少女が被っている帽子の中に姿を隠す。

勇者「まあなんにしろこれで3人。国王陛下の話ではパーティは4人になるのが慣例らしいし
残り1人か」

気がつくともう日は暮れそうになっている。このまま仲間を探したところで旅に出れる
時間帯ではないため…

勇者「そういえば魔女っ子は普段どこで寝てるの?」

と当たり前といえば当たり前の疑問をぶつける。

魔女っ子「んと、普段といっても三日くらいだけど宿に泊まってたよ。お金はかぼちゃを
売って作ったの」

彼女の話では、最初はカボチャ売りで生計を立てようと考えていたらしい。
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:43:37.30 ID:0Lf66QODO
勇者「…もしかしてそのカボチャ…途中で戻ったりしないの?」

魔女っ子「あったりまえじゃない。カボチャになったらそれはもう南瓜だよ」

何言ってるの?という風に答える金髪の少女。しかし、それは勇者に更なる衝撃を与える。

勇者(え、永続魔法だって!?そんな…そんな事ってあるのか!?)

永続魔法というのは非常に珍しい。というよりももはや伝説の存在だ。炎の魔法もいずれは消えるし
氷の魔法もいずれは溶けてしまう。身体強化の魔法で一生強化される肉体などありはしない。

例外といえば『旧武器』と呼ばれる伝説級の武防具であり、それらは現在の技術では
どう頑張っても再現できない存在である。

魔女っ子「でもねぇ。こんな時間じゃカボチャ売りしてもお金たまらないし…どうしよう?」

勇者の驚きなど微塵も感じていない魔女っ子はそんな暢気に困っている。
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:44:04.37 ID:0Lf66QODO
勇者「それじゃうちにおいで。仲間になったんだからお金のことは気にしなくていいよ」

本当なら支度金としての1000Gもっていたはずのため、冒険者らしく宿屋住まいにしようと
思っていたが世の中そう上手くはいかない。ただ、この通りの角にはパン屋を営業する実家があるため
今日はそこに泊まればいいだけの話である。

魔女っ子「いいの?」

勇者「大丈夫大丈夫。元々俺は5人兄妹だから今更1人増えても父さんは気にしないよ」

魔女っ子「あ、ありがとう」ガシッ!

ロリコンなら垂涎もののこの光景。だが、そうではない(ハズ)の勇者にとっては困ってしまう
だけなのだった。
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:44:43.43 ID:0Lf66QODO
〜〜城下町 パン屋〜〜

カランコロン!

勇者「ただいま〜〜!」

母「まあお帰り。あんた、勇者に選ばれたんだってねぇ。母さん鼻が高いよ」

父「おう、帰ってきたのか。そのまま旅に出たかと思ってたぞ」

勇者「まあ、ね。それよりこの子が仲間の魔女っ子と…」

蒼妖精「蒼色妖精で〜す!」

魔女っ子のピンク色の三角帽子から元気にぴょこんと飛び出す小さな妖精。

母「あらまあ、可愛い子。こんばんわ。お嬢ちゃんは冒険なんてお母さんは許してくれてるの?」

魔女っ子「あ、はい。元々修行にでてますから…」

ほんの少し猫を被る魔女っ子。手にしたステッキを両手に持ってモジモジしている。

父「ここはそろそろ店じまいだから残りは俺に任せてお前らは上に上がれ。ほら、母さんも」

何時までも売り場で立ち話もおかしな話と二階へとあげるのだった。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:45:24.01 ID:0Lf66QODO
〜〜パン屋 2階〜〜

妹「お帰りお兄ちゃん!!」

弟「あら、お帰り……って、その女の子……」ドキドキ…

姉「あらん?可愛い子つれて…彼女?」

兄「おう、帰ってきたのか。ってお前が女連れだとぉ…ついにロリコンの道に……」生暖かい目

妹「ろ、ロリコン?」

そこは決して広い部屋とはいえないが既に家族全員が戻っており雑多な雰囲気を醸し出していた。

勇者「彼女って…そんなわけないだろ。妹ちゃんと同じくらいの年齢だぞ」

自分の家に戻ってきた事もありやや砕けた口調に戻る勇者。

魔女っ子「えっと…よろしくお願いします」ぺこり

弟「あ、はい。自分の家だと思ってゆっくりしていってね」

兄「おいおい、なんでお前が……はは〜〜ん」ニヤリ
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:46:03.52 ID:0Lf66QODO
姉「それはそうと…一日中外にいたんならお風呂に入ってきなさい。魔女っ子ちゃんは…
私と入る?」

魔女っ子「え!?え!?」

勇者「そんなに不安にならなくっても良いよ。姉さんは普段から妹と一緒に入ってるし」

姉「そうそう。女同士、裸の付き合いはスキンシップの第一歩よ」ガラガラガラ…

そういうと有無も言わさず妹と魔女っ子の手を引いて風呂場へと向かう。

〜3分後〜

兄「それにしても…お前が勇者ねぇ?」

男三人寄れば姦しい…のかどうかは不明だが、この兄弟の仲は良好といっても良く、
女性陣が退席したあと、勇者は兄と弟に詰め寄られていた。

弟「兄ちゃんより大兄ちゃんの方が強いのにねぇ」

勇者「うっさい。そういうお前は本の虫のくせ」

兄「まあまあ。それはそうと…勇者は魔女っ子のこと…どう思ってるんだ?」

勇者「どうって…どういうこと?」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 18:46:36.81 ID:0Lf66QODO
兄「どうもこうも、そのままの意味だよ。仲間にしたって事は最低でも嫌いではないんだろ?」

勇者「そりゃまあ」

兄「となると、恋愛感情…いや、今はまだ父性とかそんな感じだろうな。とにかく、
彼女を見て放っておけないとか、気になるとか、気がついたら彼女を見ているとか、
そういった曖昧な感情だよ。どうだ?」

勇者「………」

どうしますか?
1.単なる冒険の仲間だ。ときっぱり言い放つ。
2.まあ子供として可愛いと思う、と曖昧に答える。
3.確かに彼女は可愛い。と好意があることを認める。
4.好きかもしれない。ロリコンをカミングアウトする。
5.はっきり言って自分のタイプだ。はっきりと好意があることを示す
6.その他

安価>>↓
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 19:08:05.59 ID:7EaIwwgOo
2
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 19:48:09.75 ID:0Lf66QODO
2.まあ子供として可愛いと思う、と曖昧に答える。

勇者「ん〜まあ子供として可愛いと思う、かな?」

とかなり曖昧に答える勇者。彼にロリコンの気質は無いらしい。

弟(ホッ…)

兄(なんだつまらん)

なんだか安心したような弟の顔とつまらなそうな表情の兄との間に挟まれた勇者だったが…

蒼妖精「あっつ〜〜〜いい!!!!」

まるで嫌な沈黙を破るために現れたのか、すっぱだかの小さな妖精が文字通り飛んで乱入してくる。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 19:48:42.44 ID:0Lf66QODO
勇者「蒼妖精!?もしかしてお風呂に入ったのか?」

蒼妖精「だって…入ってみたかったんだもん…」

自身の姿が生まれたままだというのに恥ずかしげも無く勇者の頭に飛び乗る小さな妖精。

自身が氷を司る存在であるのに熱湯に入ったのだから当然の反応なのだろう。

魔女っ子「あ、ここにいた」

とは新たなる闖入者。バスタオル一枚を羽織って勇者の頭に乗っている妖精を摘み上げると
ぺこりと一礼し、脱衣所へ戻っていく。

弟「///」

兄「ふむ。妖精ってはじめてみたが、全く羞恥心なんて無いんだな」

勇者(てか、男集の中にバスタオル一枚でやってくる魔女っ子もかなりのもんじゃね?)

蒼妖精のぎゃーぎゃー騒ぐ声を遠くに聞きながら曖昧に男達の談笑は幕を下ろすのだった。

〜〜〜
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 19:49:21.76 ID:0Lf66QODO
〜〜〜

勇者「ごちそうさま〜!」

その日の夕食はいつものように残り物のパンとチーズ、それにカボチャのスープだった。

母「いやあ、魔女っ子ちゃんの魔法ってすごいねぇ。お嫁さんに来てくれれば
カボチャ料理が食べ放題だね」

流石に無銭飲食は気が引けるのか、手伝いとして『パンプキン』の魔法でかぼちゃを作り出した魔女っ子。

あまり物事を深く考えない勇者の母親はそれをスープにしたて食卓に出してきたのだ。

勇者(……これの素はなんだったんだろう?)

そう考えると食欲もなくすのだが、他の皆がおいしそうに食べる手前、自分も口につけたのだ。

味は……まごうことなき南瓜である。

姉「そういえば、魔女っ子ちゃんから聞いたんだけど、勇者のパーティって4人編成なんだって?」

食後の会話としてそんな議題を投げ入れる姉。
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 19:49:59.98 ID:0Lf66QODO
勇者「まあね。今のところ俺と魔女っ子と蒼妖精で3人。明日残り1人を探して出発しようと
思ってるんだけど」

姉「それってさ、アタシとかじゃ駄目なの?」

勇者「は!?」

姉「いや、そんな素っ頓狂な声をださないでさ。お前だって知ってるだろ?アタシの実力」

そういいながら腕まくりする彼女。たしかにしなやかな体には力こぶが出来ており、
彼女が只者ではない事がわかる。

兄「それだったら俺も立候補しようかな。単なるパン屋ってのも飽きたし」

弟「兄ちゃんはこの店を継がないといけないだろ。それだったら僕が行くよ」

妹「……私……私も…いっしょに…」

誰しもが思っていたのだろう。姉の言葉を皮切りに口々に自分を連れて行けという兄弟たち。

勇者(そういえば…兄は何だかんだで剣を使わせればかなりのものだし、姉は
徒手空拳の道場の師範代クラスの腕前、弟は魔法学校に通ってるから魔法の素養があるし、
妹も神学校に通ってるからシスター見習いの称号を持っている。そういや
なんで思い至らなかったんだろう?)
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 19:50:32.59 ID:0Lf66QODO
考えてみれば3人パーティとなっているが、魔女っ子と蒼妖精はマスター契約をしていて
意見が別れる事は無いだろう。つまり常に過半数を取得している状態であり、もし多数決をとった場合、
かならず魔女っ子の意見が採用される状態にあるのだ。とはいえ、勇者である自分が決定権を
もっているという事実はかわらないのだが。

だがここに自分の身内を入れれは2対2。多数決の意見の面でも問題は激減するだろう。

男(………)

どうしますか?
1.戦士として期待できる兄をパーティに加える。
2.武闘家として期待できる姉をパーティに加える。
3.魔法使いとして期待できる弟をパーティに加える。
4.僧侶として期待できる妹をパーティに加える。
5.家族は仲間に入れない。
6.その他

安価>>↓
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2012/11/24(土) 20:08:06.23 ID:qykrT/tAO
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 20:49:06.41 ID:0Lf66QODO
5.家族は仲間に入れない。

まずは前提条件として、家族を危険な旅に連れて行きたくは無いというものがある。そのうえで、

勇者(消去法で考えて、まず兄は無いな。このパン屋の職人が既に1人足りない状態なのに
兄まで連れて行ったらこのパン屋自体が潰れてしまう。新しい職人を雇う金なんてないんだし)

当然そこには自分が勇者となったのに兄という存在がその立場を脅かす可能性という
下心もある。

勇者(姉は綺麗であの気風のよさから街にファンが多いんだよな。姉目当てに
パン屋に通う常連もいるし。その点で行けば妹も同様か。売り子に出る回数は
それ程無いけど…マニアックな常連がいるもんな。となると残りは弟くらいだけど…
残念ながら魔法使いの枠は既にいっぱい)

そう結論付けると、全員の意見を却下するのだった。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 20:49:43.34 ID:0Lf66QODO
〜〜翌日〜〜

母「いってらっしゃい。狭い家だけどいつでも戻ってきて良いからね」

そう送り出す勇者の母親。声は明るいが目じりに光るものがある。

勇者「大丈夫大丈夫!勇者は不死だから」

そう務めて明るく振舞うと手を振るみんなを後に颯爽と去っていくのだった。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 20:50:22.67 ID:0Lf66QODO
〜〜城下町 大通り〜〜

勇者「ん。弁当として昨日の残りのパンも貰ったし、家から自分のへそくりを取ってきた。
これでとりあえずは大丈夫かな?」

魔女っ子「で、おにーさん、これからどうするの?」

蒼妖精「そうそう。ゆーしゃはどうするの?」

勇者「ん〜……とりあえず、魔女っ子は魔女のしきたりで回復魔法は使えないんだよね?」

魔女っ子「うん。絶対に無理ってわけじゃないけど呪いの力で治療した傷が私に還ってくるの」

勇者「で、蒼妖精は?」

蒼妖精「あたい?あたいは専門外だねぇ。そういったのは緑の妖精の得意分野だから。
でも、赤妖精よりはてきせいあるからレベルが上がったら使えるかもね」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 20:50:51.00 ID:0Lf66QODO
勇者「……となると、やっぱり最後の1人は僧侶系の仲間が欲しいな」

魔女っ子「ふ〜ん。それじゃさ、やっぱり酒場ってところ行く?」

勇者「………」

どうする?
1.仲間を探しに酒場へ向かう。
2.とりあえず、薬草でも買いに道具屋へと向かう。
3.準備は整った。ついに出発する!
4.その他

安価>>↓
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 20:52:30.15 ID:+vUVmOrSO
よし、町でナンパしよう。強そうで可愛い、スタイルいい娘ををを!!!
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 21:06:24.94 ID:0Lf66QODO
よし、町でナンパしよう。強そうで可愛い、スタイルのいい娘ををを!!!

勇者「よし、わざわざ酒場まで行かなくても、ここで探そう!!」

勇者(主に可愛くて強そうで、なによりスタイルのいい娘ををを!!!)

心の中でそう付け足しながらそう宣言する勇者。

彼の周りにはまだ女性らしさがほとんど無い魔女っ子と、もし人間サイズになったとしても
ペチャパイであることは確認している妖精しかいない。となると多少の目の保養も必要だろう。

そんなこんなで特徴も無いのが特徴である勇者は人生初のナンパをしてみる事にする。


安価>>↓に仲間に欲しい人物の職業名をお書きください。
また、その際コンマが0〜4なら成果なし。
5.6 普通の顔の女性
7.8 中々顔立ちの整った女性。
9 整った顔立ちにスタイルも抜群な女性

が引っかかります。
※聖騎士やサムライなど上級職に類する職業の場合、ぞろ目のみ成功となります。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 21:07:26.45 ID:+vUVmOrSO
魔王(娘)
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 21:07:41.94 ID:7EaIwwgOo
シスター
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 21:12:45.75 ID:+vUVmOrSO
シスターいいなぁ……しくった
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/24(土) 21:16:41.86 ID:JKI7fsAJo
というかぞろ目でないから失敗だろイチタリナイ・・・
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 21:18:58.35 ID:0Lf66QODO
魔王(娘)

コンマ5=5.6 普通の顔の女性

ですが、※にあるとおり上級職に類するもののため、ぞろ目ではないので失敗。

勇者「魔王はいませんか〜〜、どなたか魔王の娘さんをしりませんか〜〜?」

勇者のアホのような声。当然その声にまともに反応するものなどいるはずも無く、
虚しく響きわたるだけだった。

因みに魔女っ子と蒼妖精は得意な『パンプキン』の魔法で南瓜を作り出し、
それを八百屋に格安で譲って小銭を稼いでいた。

〜〜〜
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 21:19:27.46 ID:0Lf66QODO
魔女っ子「蒼ちゃん儲かっちゃったね?」

蒼妖精「うん。マスターはお金稼ぎの達人だね。あたいびっくりしちゃった」

魔女っ子「で、おにーちゃんは……その顔を見ると成果は無かったようだね。もうお昼過ぎだけど
そろそろ酒場に行かない?」

蒼妖精「そうそう、莫迦なゆーしゃさん」

勇者(む!?なんだか俺の威厳がどんどん下がっていく……)

そんなことを考えながら…

どうしますか?
1.しつこくナンパを続ける。
2.素直に酒場へ行く。
3.とりあえず、薬草でも買いに道具屋へと向かう。
4.準備は整った。ついに出発する!
5.その他

安価>>↓
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 21:19:53.94 ID:7EaIwwgOo
3
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/11/24(土) 21:26:54.48 ID:VvSyPJQG0
あと一人は前衛、もしくは万能職が欲しい所
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 21:27:53.76 ID:7EaIwwgOo
別に旅の途中で仲間を探すってのもありっちゃありだよな…?
回復役がいないのはきついけども
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 21:40:22.33 ID:0Lf66QODO
3.とりあえず、薬草でも買いに道具屋へと向かう。

勇者「そうだな…まずは最悪の事を考えて道具屋にでもいこうか。薬草と寝具は最低限
用意しないといけないだろうし」

魔女っ子「そっかぁ。そうだね」

暗に野宿の可能性を示唆したのだが、特にそれについて魔女っ子からの反対意見が無い事に
一安心するとその足で道具屋へと向かう。
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 21:41:05.01 ID:0Lf66QODO
〜〜城下町 道具屋〜〜

商人「いらっしゃいませ〜」

勇者「えっと、薬草と毒消し草、それに野外用の寝具を」

商人「ああ、これは勇者様でしたか。そういえば武器屋の店主が笑ってましたよ」

勇者(………こんなところまで情報が届いているとは…こりゃ変なことは出来ないな)

そんなことを考えながら所持金を確認する。

勇者「俺のへそくりが100G」

魔女っ子「カボチャ売ってきたら150Gになったよ」

勇者「あわせて250Gか…寝具は最低限のものでいいとして…」

商人「そうですか?とりあえず勇者様御優待価格として寝具は100Gで構いません。
あと、薬草は一つ30G、毒消し草は50G、まんげつ草は80Gになります」

勇者「因みに薬草の効果って即効性あるの?」

商人「もちろんでございますとも。元々魔法の草に神父様の祈りが込められたものですから」

勇者「つまり効果は小回復魔法と同程度ってことか…」

商人「左様にて。で、いかがなさいます?」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 21:42:31.84 ID:0Lf66QODO
勇者(ふむ…寝具は確定だから残りのお金は150G、そこから何を幾つ買おうか?

どうしますか?

安価>>↓

※薬草30G、毒消し草50G、まんげつ草80G
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 21:48:14.44 ID:XxtmsdOy0
アモールのみず
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 22:02:10.73 ID:0Lf66QODO
アモールのみず


ふと、道具屋を眺める勇者。そこには様々な回復用のアイテムが陳列しており…

勇者「あれは?」

商人「あ、あれでございますか?あれはアモールのみずでございますよ。効果は薬草の3倍ほど
ありますが…お客様のレベルであれば薬草で十分かと」

勇者「アモールのみず…ねぇ。よし、それじゃそれを貰おうかな?」

商人「へ?本当に購入されるのですか?」

勇者「だって薬草の3倍だろ?」

商人「まあ…そのとおりですが…お値段の方はそれなりに張りますよ?」

勇者「幾ら?」

商人「そうですね…大負けに負けて150G。これ以上は一銭も負かりません」

勇者「お。ぎりぎりセーフ!じゃあ、それくれ!」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 22:02:36.69 ID:0Lf66QODO
魔女っ子「ちょっとぉおにーちゃん。本当にそれ買うの?そんなの買うくらいなら
薬草5個の方が絶対にお得だよぉ」

蒼妖精「そーだそーだ!」

勇者(う!?た、確かにそのとおりだけど…今更引きづらい雰囲気だ…)

どうしますか?
1.意地でもアモーレの水を買う
2.素直に薬草5個にしておく。
3.その他

安価>>↓
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 22:03:00.80 ID:+vUVmOrSO
2
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/24(土) 22:04:34.43 ID:pEJLw2fAO
すっかり尻に敷かれてるのぉ
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/11/24(土) 22:04:39.41 ID:VvSyPJQG0
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 22:27:54.61 ID:0Lf66QODO
>>92
ですねぇ。逆に言えば比較的常識人な魔女っ子が仲間になったことが収穫ともいえますがww

2.素直に薬草5個にしておく。

僅かな沈黙がこの商店を包み込む。

勇者「……すみません、やっぱり薬草5個にしてください」

魔女っ子「おにいちゃん!」ニッコリ

蒼妖精「うんうん。せーかい!」

商人「そうですね。ではこちらをどうぞ」

そういうと、この嫌な沈黙を強引に打ち破るように愛想笑いの空間が生まれるのだった。

薬草を5個、
簡易寝具1セット を手に入れました。

〜〜〜
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 22:28:28.90 ID:0Lf66QODO
〜〜城下町 大通り〜〜

勇者「ということで戻ってきたぜ大通り!」

魔女っ子「そだね。薬草5個買ったからとりあえずは安全ね」

蒼妖精「そーそー」

勇者「さて、いい加減に今後の身の振り方を決めないと今日も実家暮らしだねぇ」もぐもぐ

魔女っ子「私はそれでもいいよ。このパンおいしーし」もぐもぐ

蒼妖精「おいしー!!」もぐもぐ

などと少し遅めの昼食をとりながら…

どうしますか?

1.今度こそ仲間を探しに酒場へ向かう。
2.こんどこそ準備は整った。そろそろ出発する!
3.その他

安価>>↓
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 22:29:19.79 ID:+vUVmOrSO
1
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 23:01:28.94 ID:0Lf66QODO
1.今度こそ仲間を探しに酒場へ向かう。

勇者「なんかものすごーく遠回りした気もするけど結局この策が一番無難だよね」

魔女っ子「うん」

蒼妖精「酒場ってお酒臭いんでしょ?あたいあの匂いあんまり好きじゃないんだよねー」

勇者「ふうん。ま、酒飲もうにももうお金残ってないから飲めないけどね」

魔女っ子「そっかぁ。それじゃおにーちゃんが酒場にいっている間にまたかぼちゃ作って
売ってくるね」

蒼妖精「変なの仲間にしちゃダメだかんね」

勇者「わかってるって」

既に魔女っ子の立場は勇者よりも上らしい。まるで母親のように忠告すると
またも小遣い稼ぎに出かける魔女っ子だった。
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 23:02:08.90 ID:0Lf66QODO
〜〜城下町 酒場〜〜

むわっとアルコールの揮発した匂いが勇者の周りを取り囲む。

酒になれていない人物であればそれだけで酔うのに十分であろう。

妖しい姐さん「……見かけない顔だね。どうしたんだい?」

ここは冒険者が集まる酒場。正規のギルド員もいれば旅すがらの拠点として立ち寄っている風来坊、
よくみるとはるか東方にあるという独特ないでたちの男など、様々な人種が情報交換や
仲間募集のために屯っている。

勇者「…これを見てほしい」

そういいながらタトゥのように腕に張り付いた『勇者の証』を見せる。

怪しい姐さん「ほお、あんたが新しい勇者ってわけかい。となると当然仲間集めだろう?」

勇者「そうなるね」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 23:03:02.14 ID:0Lf66QODO
怪しい姐さん「そっかそっか。それじゃ早速仲間をかき集めるとして…そうだね、仲間にする条件は
なにかあるかい?」

勇者「条件?」

怪しい姐さん「そうそう。ま、場末の酒場じゃあるけど治外法権じゃない。あのタコオヤジの
言葉でも聞いてやんなきゃいけないからねえ。とはいえ、いきなり高レベルな人間を指名しても
実際に交渉するのはあんただ。ほとんどの場合門前払いだろうね。あと、あまりに沢山の条件をつけると
そもそも該当する人間がいなくなる。そうさねぇ…駆け出しの勇者なら条件は2つくらいだろうね」

勇者「2つ?それはたとえば職業とか性別とかレベルとか、素早いとか…その辺から考えれば?」

怪しい姐さん「だねぇ。一般的には前衛職1人、盗賊1人、僧侶1人、魔法使い1人というのが
理想とされているけど、勇者というのはその気になれば前衛職にも僧侶にも魔法使いの代用にも
なれる。もっともどれも専門職には敵わないけどね。そういう意味でまず確実に欲しいのは盗賊系だろうね」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 23:03:34.23 ID:0Lf66QODO
勇者(…む…残り一枠……これは良く考えて募集した方がいいぞ)

どんな人物を募集しますか?
※募集条件は2つまで。あまりにレアなパターンだとほぼ見つかりません。

安価>>↓
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/11/24(土) 23:04:21.84 ID:CY8A4orAO
忍者・頼りになる
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:17:36.41 ID:fxpsDljd0
回復術可能な槍使い
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:19:40.61 ID:fxpsDljd0
>>102書き忘れ
クーフーリンの兄貴的な槍も魔術も使えるみたいなやつ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:21:29.73 ID:7EaIwwgOo
下1だから意味は…
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 23:25:10.77 ID:0Lf66QODO
>>102
すみません、>>104さんのいわれるとおり直下の安価なので>>101を採用します


勇者「それじゃ…思い切って頼りになるニンジャを」

怪しい姐さん「ニンジャ!?超レア職じゃないか。……まあ頼りにならないニンジャなんていないから
ある意味においてニンジャであればかまわないって条件とも思えるけど…」

そういいながら見回すと…

怪しい姐さん「あそこに1人いるねぇ。…無駄だと思うけど頼んでみるかい?」

その方向へ目を向けるが何も見えない。とはいえ、こんなくだらない冗談をいうはずはないし、
勇者の記憶ではニンジャというものは自在に気配を消せるものでるらしいので一応足を向ける。

勇者「えっと、ニンジャさんいますか?」

???「………」

勇者「ニンジャさーん!!」

???「煩い。何用だ…」

酒場の暗がりから不意に現れる影。それは漆黒の衣装を纏った異形の存在に思えた。

勇者「えっと…仲間になって欲しいんですけど…」

ニンジャ「仲間?……笑止。そこに何の意味がある?」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 23:25:40.38 ID:0Lf66QODO
勇者(意味?……つまりこのニンジャに何の得があるというということか……考えてみれば
基本何の得も無いな。魔王討伐に成功すれば名声は手に入るだろうけどニンジャという職にとって
名声は逆に自身の姿を消す邪魔になるだけだしな…)

そんなことを考える。…とにかく彼を仲間にどうしても入れたいならば具体的な条件が必要という事らしい。

どんな条件で彼を雇う事を提案しますか?(諦める場合も安価でお願いします)

安価>>↓
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:27:40.12 ID:+vUVmOrSO
貴方が望む条件を言ってくれ。それを呑む。
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 23:49:49.39 ID:0Lf66QODO
勇者「あなたが望む条件を言ってくれ。それを呑む」

我ながら少し気障っぽいなと思いながらも思い切った判断をする。

ニンジャ「……望む条件…か」

表情に変化は無いが僅かに雰囲気が変わるのがわかる。

安価>>↓レスお願いします
その際コンマが0〜3なら、絶対に不可能な条件を言ってくる
4.5 かなりの無理難題をいいだす
6.7 なんとかクリアできそうな条件を出してくる
8.9 無条件で仲間になってくれる

となります。
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/11/24(土) 23:51:28.79 ID:VvSyPJQG0
とう
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:52:33.63 ID:+vUVmOrSO
スゲーww
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:54:24.77 ID:0Lf66QODO
ではでは、大成功な結果になったところで今日はここまで。おやすみなさいませ
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:54:56.45 ID:+vUVmOrSO
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/24(土) 23:55:35.38 ID:JKI7fsAJo
乙 ニンジャって裸になると強くなるのかね
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:57:21.65 ID:7EaIwwgOo
乙ー
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/11/24(土) 23:59:38.00 ID:VvSyPJQG0
おつ

勇者は早く強くならないといろいろマズそう
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 08:45:31.85 ID:GVbXGexN0
むしろ低レベルクリアを狙えば・・
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/25(日) 13:49:13.64 ID:gDxF1f6AO
パーティー内序列四人中第四位だからなぁ勇者
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/25(日) 16:36:10.98 ID:WbwOMl7p0
妖精には勝てる!……ハズ
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 17:31:50.85 ID:UeIY/+RDO
>>113
流石にそんなことは無いですがそのかわり多少の忍術を持たせる予定です。

>>115
所詮はパン屋の息子ですからねぇ。

>>116
はい。この先の物語を形作るのは皆様です。

>>117
まあ結構あほな行動もしてますからねぇ

>>118
はい。戦闘力では上…なはずです。
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 17:33:42.46 ID:UeIY/+RDO
9=8.9 無条件で仲間になってくれる

気まずい沈黙が流れる。

このニンジャは自分の得になる事が無ければ仲間にはならないと言い放ち、逆に勇者は
自分に出来る事ならばなんでも呑むといっている。

だが、まだ冒険にも出た事の無いつい先日までパン屋だった青年に御伽噺の職業である
人間の条件など飲むことは出来ようか?

勇者(……言ってしまったからには仕方が無いけど…やはりいうべきじゃなかったか…)

実際そのとおりである。ニンジャに出来なくて勇者に出来る事などあるはずはなく、
その言葉は何の意味も成さない言葉なのだ。

と、諦めにも似た表情になっていく勇者。しかし…

   ちりーーん

この騒々しい酒場の中で突如、清涼で無垢…まるで清冽な泉の中に落ちた滴珠のように澄み渡る
鈴のような音が響く。

それにリンクするように忍者の脇に挿されていた二口の『刀』の一つがこぼれ落ち、
偶然勇者の腕にぶつかる。
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 17:34:24.83 ID:UeIY/+RDO
勇者「!!!!!」

それは鞘がちょんと当たっただけなのだが千切られるような強烈な痛みが全身を包み込み、
声にならない声で悶絶する勇者。

ニンジャ「……なるほど…こいつが悪い事したな」

その姿に一瞬目を見開いた黒装束の男だったが、刀が『勇者の証』が張り付いている部分に
触れているのを見て得心のいったように謝罪してくる。

勇者「……い、今のは…?」

ニンジャ「こいつがお前を気に入ったようだ。ならば仕方あるまい。我も共に行くことにしよう」

突然態度を変化させるニンジャ。

勇者(こいつ?……あの刀の事か。それにしても…あの激痛……普通じゃないんだけど)

刀の柄を事も無く取る忍者を見て、それ自体は危険なものではないらしいと感じるのだが、
だったら何故自分の腕に触れただけでそんなにも痛むのだろうか?

不思議でならなかったのだが、そのお陰で絶対に不可能だと思われた人物が旅に同行してくれると
いってくれているのだ。深追いはするべきではないだろうと判断し、押さえていた腕をようやく外す。

……暗がりのためか、その鞘の触れた部分の『勇者の証』のタトゥがほんの僅か…ほんの僅かではあるが
薄くなっている事に気付く事は無かった。

〜〜〜
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 17:35:01.38 ID:UeIY/+RDO
〜〜〜

こうして最後の3人目の仲間を確保する事に成功し、お姐さんに礼をいいながら酒場から立ち去ると
次の瞬間自分の隣に気配を感じる。

勇者「誰だ!?」

???「誰って…酷いでござるな。拙者でござるよ」

そこにいるのはイケメン風の東洋人。勇者よりも拳ひとつ分背が高く、東洋人特有の黒髪は
鴉の濡れ羽のように艶やかで切れ長の細い瞳、高くは無いが筋の通った形の良い鼻、そして
口元は笑みをたたえていた。

勇者「もしかして…ニンジャさん?」

ニンジャ「左様。ほれ、先ほどの刀が証拠じゃ」

確かに町人風の衣装を着込んでいるが、二口の刀はしっかり帯刀されていた。
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 17:35:45.87 ID:UeIY/+RDO
勇者「…でも、酒場では黒装束に…」

ニンジャ「こんな街中であんな目立つ格好…普通すると思うでござるか?」

勇者(そういえば御伽噺でのニンジャは恐ろしい戦闘力のほかにも密偵や諜報などの
卓越した能力もあるっていってたな。……確かにあんな格好で街中歩いていたら諜報活動なんて
できるはずないか)

ニンジャ「…して勇者殿。拙者1人しか呼ばなかったということは、既に他の仲間もいるので?」

勇者「うん。そろそろ合流する頃なんだけど…」

と、酒場から大通り、そこから更に中央広場へと足を向けていると向こうからまっピンクの少女が
こちらを見つけたのか、駆けてくるのが見えた。

魔女っ子「おにーちゃーん!仲間見つかった?」

息を切らせながらそうたずねてくる金髪の少女。彼女の帽子の中から蒼妖精も姿を出している。

勇者「ああ見つかったよ。彼は…御伽噺とかで良く出てくる…ニンジャだよ」

自分の成果を誇示するためにわざと一旦間をおいて紹介する。
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 17:36:25.62 ID:UeIY/+RDO
魔女っ子「…ニンジャ?……って、あのニンジャですか?水の上を歩いたり火を吹いたり…」

勇者の隣にいる男はどうみても少しカッコいい町人にしか見えないため驚きを隠せないでいる。

ニンジャ「……童と妖精…ですか。勇者殿は少女趣味なので?」

勇者「あ、いや、彼女は魔女っ子。こう見えてものすごい魔法の使い手だよ」

そういいながら『パンプキン』の魔法の凄さを改めて説明する勇者。

ニンジャ「なんと!?恒久呪文、ですと。という事は概念を変化させ尚且つそれを固定化するという…
なるほど。そごいな童よ。となるとこの妖精種は…」

蒼妖精「あたいはあたい!なんと300Gでマスターと契約したんだよ!」えっへん!

どういうわけか胸を張って威張っている小さな妖精。

ニンジャ「…ふむぅ…蒼妖精という事は回復魔法もつかえなんだな……4人いて1人たりとも
回復魔法が使えんとなると少々厄介屋も知れぬ」

誰にも聞こえない極僅かな声でそう呟くと、仕方無しとばかりに碧色の丸薬を取り出す。
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 17:37:04.34 ID:UeIY/+RDO
ニンジャ「ほおほお、蒼妖精といったな。お近づきの印じゃ、お主に飴をやろう、ほれ」つ碧色の丸薬

蒼妖精「あ、いいの!?わーい!!!」

全く警戒する事無く喜んでそれを口にする蒼妖精。純粋培養で育った彼女は
やはりどこか抜けているのだろう。それにそういえば先ほども魔女っ子からパンを
貰っていたし、どうやら物を食べるという行動も普通に出来るらしい。

…等と暢気に考えていたら次の瞬間、蒼妖精の姿が僅かに輝きだす。

魔女っ子「え、え!?」

勇者「に、ニンジャ…さん?」

ニンジャ「安心めされい。仲間に妖精がいるのならば妖精が力をつける方法は知っておろう?
先ほど与えたものは緑の概念そのものじゃ。緑妖精の力が示すものは大地。つまり治療魔法や
戦闘補助を得意とする妖精。蒼妖精に緑の力を加えただけじゃ」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 17:38:00.56 ID:UeIY/+RDO
勇者「力を与えるって…そんな簡単に?」

魔女っ子「う、うわぁ……ぁぁぁ…」

魔女っ子と妖精は契約関係にあるため妖精に掛かる変化は魔女っ子にも影響する。彼女も
同じようにもだえていると…

???「くらすちぇーんじ!!!あたいってば最強ね!!!」

何時の間にやら髪の毛の色、そして瞳の色が塵一つ無い冬の空を思わせる蒼から
新緑の森に流れる泉を思わせる水色へと変化していた。

魔女っ子「……大丈夫……みたいね」

ニンジャ「それはそうでござる。一般の妖精同士の融合ではなく、あくまで概念のみを吸収させたので
ござるから。それはそうと、そなた、今後は蒼妖精ではなく浅縹(あさはなだ)妖精と名乗るが良かろう」

水妖精「…うん、わかった。今なら回復魔法も使えそうな気がするよ」

勇者(……さすが伝説の職業。仲間に合流するなりパーティを強化してきたな)

水妖精「あ、あとこのワンピースとリボン、蒼色から浅縹色に変えてね?」

勇者「ぱっとみじゃほとんど色は変わらないからいいんじゃない?」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 17:38:27.12 ID:UeIY/+RDO
魔女っ子「またそんなこといってぇ。女の子は気分が大事なのよ、おにーちゃん。よし、それじゃ
私頑張っちゃうからね!ニンジャのおにーちゃんもありがと」ぺこり

ニンジャ「なんのなんの。良い童じゃの」ナデナデ…

勇者(む、なんだか俺とは全く無関係に話が進んでる。そろそろ今後の指針を示すためにも
何か行動しなくては…)

これからどうしますか?
1.ようやく仲間がそろった!街の外へ!
2.今日は日も暮れてきたし、今日も実家に戻るか。
3.その他

安価>>↓
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 17:47:08.06 ID:5pOIGIvSO
パーティはまだ増やせるのかがわからんな…
安価↓
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/25(日) 17:48:16.03 ID:WbwOMl7p0
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 18:03:08.62 ID:xI/gfaWb0
前衛4後衛3位ありゃ余裕だな
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 18:44:20.47 ID:UeIY/+RDO
>>128
基本は4人以上増やせません。稀にイベントで同行者がつくこともあるかもしれませんが
その場合は非戦闘員となります。



2.今日は日も暮れてきたし、今日も実家に戻るか。

勇者「ん〜。午前中を無駄に過ごしたお陰で今から旅に出ても今日中には次の町につかないな…」

魔女っ子「誰かさんが『魔王さんいますか〜』なんて変な勧誘しちゃったからね」

ニンジャ「………」呆れ顔

勇者「ま、まあ…とにかくだ。折角家があるんだから家に戻ろうか?」

そう提案する勇者。

ニンジャ「左様か。しからば拙者はこれにて」

勇者「へ?一緒に行かないのですか?」

ニンジャ「ニンジャというものは人に寝姿はみせんのだよ」どろん

そういうと正に風のように去るニンジャ。あまりの出来事のため止めるタイミングも無く、
仕方なく二人と一匹(?)で家路に着くのだった。
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 18:44:45.41 ID:UeIY/+RDO
〜城下町 パン屋〜

母「……いや、いつでも帰っておいでとはいったけど…」

姉「早くね?」

弟「兄ちゃん一体何してるんだよ?」

勇者「あ…いや……まあ、ね、魔女っ子」ぽりぽり

魔女っ子「ん〜、あ、でもそれなりに頑張ってるんですよ。それにほら、
蒼妖精ちゃんが浅縹妖精にクラスチェンジしました」

水妖精「いえ〜い!!」ドヤ顔

妹「妖精ちゃん可愛い」ぎゅ

とまあ、何だかんだで楽しく一日を終えるのだった。
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 18:45:12.65 ID:UeIY/+RDO
〜〜城下町 朝〜〜

母「なんだか二度目だと感傷に浸れないねぇ」

勇者「悪かったね。今度こそ出かけるよ」

水妖精「あ、ワンピースが浅縹色になってる!」

魔女っ子「気に入ってくれた?姉ちゃんと妹ちゃんに手伝ってもらったんだよ」

水妖精「うん!マスター大好き!!」

魔女っ子「私も浅縹妖精ちゃんだいすき!」

そんな会話を聞いていると、いつの間にか旅人の姿をしたニンジャがすぐ傍で同行している。

勇者(それにしても突然出てくるな…)

そんなことを考えながら…

どうしますか?
1.今度こそ冒険のたびに出発!!
2.その他

安価>>↓
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 18:46:07.50 ID:wQK4Nvzk0
1
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 19:15:03.69 ID:UeIY/+RDO
1.今度こそ冒険のたびに出発!!


勇者「よし、それじゃ冒険に出ようか」

魔女っ子、水妖精「お〜〜!」

ニンジャ「それはそうと勇者殿。我らは何処へと向かうのか?」

勇者「え〜と。魔王討伐なら当然魔族領だからずっと西へ向かっていけばいずれはつくはずだけど」

ニンジャ「………」

勇者「…もしかしていきなり西にいったらヤバイ?」

ニンジャ「否。聞いてみただけでござる」

勇者(たしかに単純に西に向かうだけでは芸が無いけど、出来れば早く勇者の証を外したいんだよね)

どの方向へ向かいますか?
1.当然魔族領へ続く西へ
2.標高のある山々が連なる雪と氷の国がある北
3.砂漠地帯への入り口がある東
4.熱帯地方で亜人種の多い南
5.みんなで相談する
6.その他

安価>>↓
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:17:01.43 ID:xI/gfaWb0
回復攻撃万能の女性の聖騎士
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 19:18:07.47 ID:xI/gfaWb0
すまんミスった安価下
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/11/25(日) 19:18:48.86 ID:SW+wi4RKo
2
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/25(日) 19:19:11.64 ID:gDxF1f6AO
行き先安価なんで……

140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 21:02:15.94 ID:UeIY/+RDO
2.標高のある山々が連なる雪と氷の国がある北

勇者「確かにいきなり西側へと向かっても魔王軍に潰されるだけかもしれない」

魔女っ子「そお?」

勇者「……多分ね」

ニンジャ「北には悪魔軍が進攻しております。彼奴らは非常に高い魔翌力を有しており、
その軍団長は魔王の血脈に連なるもの…かなりの強敵でござる」

魔女っ子「へえ…この国は直接魔王領と接触してないから軍団単位で進攻してくる事無いもんね」

勇者(それに確か氷の国の女王様はものすごい美人だって話しだし、勇者なら面会できるかも
しれないし)

などと不埒なことを考えると…

   ヒュン!

一陣の風が舞い踊る。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 21:02:58.27 ID:UeIY/+RDO
勇者「は?」

それは一瞬の出来事。何かが起きた瞬間には目の前が真っ赤に染まっている。

チン!

それは音も無く血糊をふき取り、刀を鞘に収めた音。

目の前に染まっているのは様々な生物だったものの残滓。

この地方に出現する魔物の中でもかなりの強敵に位置する敵たちである。

魔女っ子「ひっ!」

水妖精「すごーい」

勇者「…もしかして今の一瞬で全部?」

声も無く頷くニンジャ。それは魔女っ子の見たことのない、そして勇者自身酒場の中でしか
見たことのない冷徹にて残酷…それでいて表情の顔であった。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 21:03:28.40 ID:UeIY/+RDO
勇者「…こんなの戦闘なんていえない……単なる虐殺じゃないか」

魔女っ子「……」ドン引き顔

水妖精「アサシンよりはやーい!」

1人はしゃいでいるのはもともとの倫理観が人間とは異なる水色の妖精のみ。勇者と魔女っ子は
この地獄絵図に納得できな表情をしてしまう。

ニンジャ「任務に情けは不要」

その言葉も硬質的な響きで構成されており、勇者は御伽噺に出てくる一文を思い出すのだ。

ニンジャとは戦闘機械である…と。

〜〜〜
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 21:04:24.36 ID:UeIY/+RDO
〜〜〜

そんなこんなで戦闘に関しては全く問題なくあっさりと次の村にたどり着く。

そこは北の雪と氷の国の国境沿いの村であり、昔は北と南を繋ぐ休憩地であった。

最も今は好き好んで北へ行くものなどいないため、かなり閑散としているが。

勇者「ふう…ようやっとたどり着いた」

魔女っ子「ちょっと寒いね。フレアスカートじゃ厳しいよぉ」

ニンジャ「ほお、そのふりふりスカートはそのような名じゃったか」

魔女っ子「そうだよ。ふりふりでかわいーでしょ?」

ニンジャ「うむ。とはいえ、確かに生足では寒かろう。この地で一息つくついでに防寒着を
購入すべきですな」

村に入った途端にニンジャは普通の口調に戻っていた。

勇者「それじゃ(全てニンジャが倒した)モンスターからの戦利品を売ろうか」

魔女っ子「というか、私達全然強くなった気がしないんだけど」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/25(日) 21:04:55.60 ID:UeIY/+RDO
勇者「魔女っ子はまだ良いだろ。『パンプキン』の魔法でご飯係が出来たんだから。俺なんて
単におもっ苦しい剣鎧盾を装備して馬鹿みたいじゃないか」

ニンジャ「うむ。童の南瓜料理、中々の美味であった」

そんな会話をしながら…

どうしますか?

安価>>↓
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 21:09:18.63 ID:5pOIGIvSO
忍者に稽古を定期的につけてもらえないか頼んでみる。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/11/26(月) 00:44:50.20 ID:Vlp+32obo
支援
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/11/26(月) 15:14:02.07 ID:HZ0iXtq4o
妖精がHにしか見えない…
支援
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 19:36:38.69 ID:FT8IU+SDO
>>147
そうですね。ただ中の人は原作も二次同人誌も見たことがなかったり…
某板で某漫画とこの作品がコラボしているのでしか知りませんので性格はかなり適当です。


忍者に稽古を定期的につけてもらえないか頼んでみる。


勇者「ニンジャさん、定期的に稽古をつけてくれませんか?」

ここまで来たのに(ニンジャの所為で)全く成長できない勇者は流石に不安に思いそう頼んでみる。

ニンジャ「……ん〜〜、それは無理でござろうな。拙者と勇者殿の戦闘方法が全く異なる故。
例えていうならば剣玉の名人に将棋を習うようなものでござる」

勇者「そんなに違いますか?」

ニンジャ「ふむ…根本的な点から言えば、拙者の戦闘法はいわば暗殺技術を極限まで突き詰めたもの。
それ故に常に一撃必殺、斬り結ぶ事や守ることなど微塵も考えられていない技術でござる」

勇者(確かにニンジャさんの戦いぶりは目で追うことすらできなかった)
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 19:37:33.71 ID:FT8IU+SDO
ニンジャ「真正面の敵相手にすら暗殺という邪法、本来では絶対に成立しない方法でござる。
眼前の敵にすら敵の不意をつくこと、目で追えない動きをすること、それらは幼少の頃よりの
努力、そして才能が必須。我の里では毎年奴隷商人や孤児など幼児を300人ほどかき集める
のじゃが、ニンジャの称号を許されるのはせいぜい5名。時には1人たりとも残らぬときもござる」

勇者「………」

ニンジャ「裏を返せば拙者から学ぶという事は戦士として、勇者としての戦い方を捨てるということ。
勇者殿はその鎧や盾をすてて体一つで敵の面前に立てますかな?」

勇者「そ、それは……」

ニンジャ「無理でござろう。さりとてここで出来ると答えるのは勇気ではなく蛮勇というもの。
拙者の戦い方は確実に一刀のもとに敵を屠る事、それが出来ぬ相手であればそもそも戦おうとは思わぬ。
拙者の本業は暗殺や諜報。暗殺は常に1対1の状況ではならぬ故にそこに情をかけることは拙者自身の死を
意味するのでござる」

勇者「…それじゃ…」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 19:38:00.98 ID:FT8IU+SDO
ニンジャ「しかしながら、勇者殿の話もわかる。拙者はその業ゆえに敵に対し手加減する事は出来ぬ。
故に拙者抜きでの実戦をしてみるでござるか?」

勇者「………」

どうしますか?
1.ニンジャ抜きで実戦経験をしてみる。
2.遠慮しておく
3.その他

安価>>↓
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/26(月) 19:49:58.49 ID:7KcwdibAO
男は度胸

152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 20:22:24.40 ID:FT8IU+SDO
1.ニンジャ抜きで実戦経験をしてみる。

勇者(何時までもニンジャさんにおんぶに抱っこなんて出来ないしな)

ここまでの道のりは完全にニンジャの一人舞台だったが、ここから先は魔王軍の一つ、悪魔軍と
接触する事が予想される。となると、最低でも自分の身は自分で守れるようにならなければならないだろう。

勇者「わかりました。ここで実戦経験を積みます」

ニンジャ「よく申しましたな。では明日にでもこの村の領主の館にでも参りましょう。
勇者殿の務めは魔王軍を倒すだけでなく、困っている人々を助ける事も入っておるのでしょう?」

勇者(……いや、陛下からはそんな話聞いてないな。あくまで『魔王を倒す事』に全力をあげるように
といわれたような)

ニンジャのその何気ない一言になんとなく胸に痞えるものを感じるのだった。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 20:23:07.65 ID:FT8IU+SDO
〜〜〜国境の村 夜〜〜〜

ニンジャ「それでは今日はここまでですな。拙者は今宵も別れる故に童も風邪をひいたりせぬようにな」

そういうとまたもや風のように去っていくニンジャ。

魔女っ子「んと、ニンジャのおにーちゃんが倒した魔物の戦利品を売ってきたら600G
くらいあったよ。防寒着は1人100Gもあれば調達できるからあまりは300G。
ちょっとくらい贅沢してみる?」

そういいながら換金してきたお金を自慢げに見せてくる金髪の少女。見た目に反して
かなりしっかりしている娘だった。

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(2人で300G)※妖精は無料です
2.普通の宿に泊まる(2人で100G)※妖精は無料です
3.質素な宿に泊まる(2人で50G)※妖精は無料です
4.その他

安価>>↓
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 20:30:08.13 ID:R36mqQHP0
4路地裏
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2012/11/26(月) 20:34:25.37 ID:1ZfRZDgAO
おいおいwwwwww
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 20:46:09.61 ID:FT8IU+SDO
4 路地裏

勇者(……多少余りが出るとはいえ…まだまだ懐は寂しいな)

そう感じる勇者。それは旅の出発時、国王に1000Gもの支度金を受け取りながら
一瞬で失ってしまったことへの反動かもしれない。

勇者「よし、今日は路地裏で寝よう!」

極端な性格なのか、それとも単純な阿呆なのかそう宣言してしまう。

魔女っ子「えっと…本気?ここは雪と氷の国の国境付近だから夜はものすごーく寒くなりそうだよ?」

勇者「大丈夫大丈夫。だってニンジャさんだって宿に泊まってないじゃないか」

水妖精「あたいは水と氷の力が源だから寒さはへっちゃら!」えっへん!

勇者「ほら見たことか。これで2対1だ」

魔女っ子「……それじゃ、おにーちゃんだけ路地裏で寝てね。一応寝具はあるから寝る分には平気だろうし。
浅縹妖精ちゃん、普通の宿屋に行くよー」

水妖精「はーい!」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 20:46:36.84 ID:FT8IU+SDO
勇者「お、おいおい。さっきまで乗り気だったのにいきなり裏切るのか?」

水妖精「だって、ゆーしゃよりマスターの方が好きだもん。ねー」

魔女っ子「ねー」

といいながら仲良く立ち去ろうとする2人。

どうしますか?
1.こうなったら1人でも路地裏で眠ってやる!
2.今ならまだ間に合う。魔女っ子に謝って自分も普通の宿へ行く。
3.その他

安価>>↓
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/26(月) 20:54:25.51 ID:Mx58+B8to
ムーンサルトDOGEZAで2
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 21:18:29.48 ID:FT8IU+SDO
ムーンサルトDOGEZAで2

勇者「とう!!」ズササササーー!

一瞬の躊躇が後には引けない状況を作り出すと判断した勇者はムーンサルト…否、
鉄の装備をつけていては流石に30センチ飛ぶのが限界なのでジャンピングDOGEZAで
無理やり回り込む。

魔女っ子「お、おにーちゃん?」

勇者「わ、悪かった。謝るから俺も一緒に連れて行ってください、魔女っ子さま〜」

情けない声で平伏する勇者。傍から見て彼を勇者だと信じるものは一人もいないだろう。

魔女っ子「……しかたないな、おにーちゃんは。ほら、顔が泥だらけじゃない。
ハンカチ貸してあげるから顔を上げて」ふきふき…

それはまるで聖母のような声。優しく慈母に溢れる…しかしどこか滑稽な光景であったという。
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 21:19:07.77 ID:FT8IU+SDO
〜〜国境の村 普通の宿屋〜〜

店主「へえ、こんな時期に2人旅だなんて珍しいね。ご兄妹かね?」

勇者「はあ、まあそんな感じです」

店主「だったら部屋は一つでも構わないね。ほれ」つ鍵

魔女っ子「……」

妖精「それよりご飯たべよーよ!おやじ!つめたーいミルクを蜂蜜入りで!」

店主「妖精とはこりゃまた珍しい。それじゃあ、腕によりをかけて作ろうかね」

そんなこんなでどうにかこうにか暖かい食事にありつける事が出来るのであった。

食事中に妖精か魔女っ子と何か話しをしますか?
1.する。(内容もお書きください)
2.得にしない。
3.その他

安価>>↓
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/26(月) 21:20:21.80 ID:Mx58+B8to
ある意味勇者だな間違いない(確信)
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 21:23:18.83 ID:R36mqQHP0
1家族について
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/26(月) 21:23:26.65 ID:Mx58+B8to
1料理について
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 21:23:59.68 ID:1h+kMqTDO
うひ
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 22:07:11.60 ID:FT8IU+SDO
>>161
偶にはこんな勇者像があってもいいでしょうww


1.家族について

勇者「そういえば魔女っ子って修行のために出てきたんだよね?」

閑散期…というよりも北からのみならず全体的に旅人自体が減少している現在、この普通の宿屋は
比較的空いており、勇者と魔女っ子、それに水妖精は暖炉の前という非常に良い場所で夕食を
取る事が出来ていた。

魔女っ子「うん。もう一週間近く前かな。旅に出る前は勇者様と冒険に出れるなんて
思っても無かったな」

まるで他人事のように返事をしながら暖かいシチューに可愛らしい口をつける魔女っ子。

勇者(一週間前なら俺も自分が勇者に選ばれるなんて欠片も思って無かったよ)

勇者もまた同じようにシチューに口をつけながらそんなことを考える。

水妖精「ふーん」パクパク

因みに水色の妖精は何も考えていそうな雰囲気もなく、小さな唇で千切ったパンと格闘していた。
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 22:07:50.14 ID:FT8IU+SDO
勇者「それじゃ魔女っ子の家族ってどの辺に住んでるの?」

魔女っ子「そうねぇ。ちょっと表現しにくいんだけど、王都からちょっと南東いった森の中。
おとーさんとおかーさんと一緒に住んでたんだよ。本当はおねーちゃんもいたんだけど
5年位前にやっぱり修行の旅に出かけちゃった」

勇者「ふ〜ん。それじゃそのお姉さんも魔女っ子なの?」

魔女っ子「うん!かっこよかったよ。黒曜石見たいにキラキラなの」

勇者「そっかぁ。因みに、魔女っ子の家に行きたいっていったらどうする?」

魔女っ子「う〜ん……修行中は家に戻るの禁止なんだけど…特別な用があるならだいじょーぶじゃないかな?」

勇者「なるほどね」

そんな会話をしていると、目の前の食事…味はまずまずながらその暖かさで満足できるものは
既になくなっており、楽しい食事の時間はお開きとなるのだった。

〜〜〜
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/26(月) 22:08:45.10 ID:FT8IU+SDO
〜〜〜

魔女っ子「あったかいお布団。いい匂いだねぇ」

ふかふかとまではいわないものの清潔にベッドメイキングされたベッドは心地よく、
安心して眠れそうである。

勇者(…路地裏で寝るなんてムキにならなくて良かった)

そんな風に考えると勇者も普段から鎧の下に着込んでいる綿入れをはずし、寛げる格好になる。

魔女っ子「それじゃお風呂にでもはいろっかな。おにーちゃん除いちゃ駄目だからね」

そういいながら無防備にキャミソールとショーツ姿になると扉一枚の向こう側へと歩いていく魔女っ子。

勇者(む、正直いって全く興味がなかったが、そういわれてみると彼女も女の子なんだよな)

だがまあ彼女は魔女だ。下手をしたら『パンプキン』の魔法でカボチャにされてしまうかもしれない。

どうしますか?
1.駄目といわれるとしたくなるのが男というもの。こっそり覗いてみる。
2.いや、だから子供の体に興味なんてない。
3.その間に妖精にちょっかいをかけて暇つぶしをしておく。
4.その他

安価>>↓
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/26(月) 22:10:40.97 ID:Mx58+B8to
4武具の手入れしながら妖精と会話
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 22:11:16.04 ID:R36mqQHP0
4こっそりと外から・・
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/11/26(月) 23:00:08.87 ID:Vlp+32obo
今 1. を選んでたらガメオベラになってた気がする
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 00:45:53.34 ID:yYdPrWiDO
>>170
確かに見つかったら酷い目に遭うでしょうが、一発死はよほど運が悪くない限り大丈夫…かな?



4武具の手入れをしながら妖精と会話

今回の旅はに出てくる敵はすべてニンジャが始末したためほとんど武器や防具の手入れをする必要が無い。
だが、裏を返せば新品の武具のままという事もあり、まだ体には馴染んでおらず、今回の旅路も
決して楽な工程ではなかった。

勇者(少し関節部で硬いところを馴染ませないとな…)

まさか魔女っ子と一緒に風呂に入るわけにも行かないため、彼女が上がるまでの暇つぶしもかねて
自分の武具を弄り回す勇者。
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 00:46:30.92 ID:yYdPrWiDO
水妖精「じ〜〜〜」

勇者「………」ふきふきふき…

水妖精「じ〜〜〜〜」

勇者「………」ふきふきふき…

水妖精「じ〜〜〜〜〜〜〜…」

勇者「わかったよ、降参だよ。俺に何か用?」

彼女の視線を一生懸命無視していたのだが、その目が徐々にジト目…やがては三白眼に
なっていく妙な雰囲気に我慢できずにこちらから話しかける。

水妖精「ゆーしゃってさ、なんで勇者なんてやってるの?」

とは、如何にも素っ頓狂な言葉。

勇者「なんでって…この『勇者の証』に聞いてくれないとわからないな」

そういいながらタトゥのように右腕に張り付いているそれを見せる。
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 00:47:17.70 ID:yYdPrWiDO
水妖精「ふ〜ん。なんだかあたいと一緒だね?」

勇者「いっしょ?」

水妖精「ほら。あたしの足首にもあるでしょ?」

そういいながら細く触れば溶けてしまいそうに儚い自分の足を自慢げに見せてくる。

勇者「ああ、そういえば…魔女っ子との契約の時に紋様がつけられていたね」

確かに契約の時、不思議な紋様がつけられていたことを思い出す勇者。

水妖精「そうそう。これであたいとマスターは繋がってるんだよ。ゆーしゃもそれで
だれかと繋がってるの?」

勇者「別にそういうわけじゃ…」

と答えかけ、不意に言葉に詰まる。
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 00:47:57.11 ID:yYdPrWiDO
勇者(いや、確かに紋様の形は全く違うけど…状況は近くないか?実際に俺はこの証に縛られている。
それに、これは呪われたアイテムでもあった。陛下は盗難防止の方法ゆえに実害はないと
いってたけど、外すことの出来ない紋様で俺を縛る鎖である点には違いない)

不意に思い出すのはこの紋章をつけられたときの記憶。

たしかにあの時、勇者は自身が呪われた事を実感していたのだ。

水妖精「どーしたの?汗かいてるよ?」

勇者「いや、なんでもないよ。多分、思い過ごしだ。」

と、へんな脂汗が額に滲み出しながら思考を更に深いところへ潜らせようとしたところへ…

がちゃん。

魔女っ子「おにーちゃん、あがったよ〜」

ドアが開く音と共に能天気な声がこだまし、その声の主は湯上りで色づいた頬で現れる。

勇者「そっか。それじゃ、俺も入ろうかな。覗いたら駄目だよ?」

彼は思わぬところから出てきた暗い感情を拭き払うかのように首を振るとまるで
全ては思い過ごしだと結論付け、軽い冗談を飛ばしながら浴室へと飛び込むのだった。
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 00:48:25.20 ID:yYdPrWiDO
〜〜翌日 朝〜〜

店主「お客さん、いってらっしゃいませ」

翌朝、決して爽やかとはいえない感情であったが、一眠りした事で不安と疑念は薄まったのだろう、
勇者はそれなりに疲れの取れた足取りで宿を出発する。

ニンジャ「表情が暗いでござるな。寝不足でござるか?」

とは今日もいつの間にか合流していた優男。

勇者「寝不足ってわけじゃないですけど。まあ色々と」

魔女っ子「???」

そんなこんなで今日の予定の予定であるこの村の領主のところへと足を向ける一行。
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 00:49:02.27 ID:yYdPrWiDO
〜〜国境の村 領主の館〜〜

そこは小さな家が立ち並ぶ一角。他の家々とは明らかに規模の異なる大きな門構えの屋敷だった。

勇者「…本当にアポイントもなしに入って大丈夫なの?」

ニンジャ「勇者の証があるのであれば大丈夫でござるよ。ただ拙者の職業はニンジャではなく
盗賊ということにしてくだされ」

勇者「よくわからないけどわかった」

そういいながら門を潜り、近くを歩いていたメイド風の女性に取次ぎを頼む一行。
そして、それはつつがなくニンジャの予言どおり丁寧に執務室へと通される。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 00:49:53.12 ID:yYdPrWiDO
〜〜領主の館 執務室〜〜

領主「ようこそいらっしゃいました。しかしながら聞いた話では魔王討伐に向かわれたのでは?」

ひとしきりの挨拶の後、本題に掛かる一行。

勇者「はい。しかし、正直な話自分の力ではいまだ力量が足りません。そこで自身の力量を
高めるためにも皆の役に立ちたいと思いまして」

実際は完全に自分の力量をあげるための訓練代わりなのだが流石にその言葉をそのまま
使うわけには行かない。それゆえ歯に幾重もの絹を着せ飾る。

領主「なんと。そのような深い考えがあったとは…そういうことであるのであれば我らとしても
喜びを隠せません。最近は冒険者達も傭兵として戦争に参加しておるものばかりでしてな。
我々民草の安全などは後回しで困っておったところです」

勇者の言葉に上機嫌になったのであろう。領主は勇者一行に最上級の紅茶を差し出しながら
そう答える。
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 00:50:29.58 ID:yYdPrWiDO
勇者「それでは…何か問題でおあるのでしょうか?」

領主「そうですな。ここから西へ3時間程歩いたところに祠があるのですが、そこに
ゴブリンどもが住み着いておるのです。今のところこの街への実害はほとんどないのですが
放っておけばどれだけでも増殖するのが奴らというもの。それに神聖な祠にあのような
化け物が住み着くのは決して気持ちの良いものではありませんからな」

勇者「なるほど。つまりそのゴブリンたちを始末して欲しいと」

領主「聡明な方でこちらも安心できますな。この村の経済も他の街と同様魔族との侵略故に
疲弊しておりますので対した額はおは支払いできませんが、できるだけの報酬は払いましょう」

今までの話からゴブリン退治に行き着くのは当たり前であり、聡明でも何でもないのだが
殊更大仰に感心する領主。どうやら、ご機嫌取りの名手であるようだった。

どうしますか?
1.断る理由は無いのでこの依頼を受ける。
2.やっぱり気が変わったのでこの依頼は受けない
3.その他

安価>>↓
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/27(火) 00:53:01.69 ID:UgjSg8nM0
1
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 00:53:42.45 ID:mOPL3u8v0
3退治しにいく前にコブリン共に説得を試みる
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 01:14:21.94 ID:yYdPrWiDO
では1に決まったところで今日はここまで。
中々先に進まなくて申し訳ありませんが、よかったらお付き合いくださいませ。
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/27(火) 01:15:26.20 ID:AGBg9YOko
乙 次回期待 まあのんびりいこうぜ

・・・エタるのが一番怖いし
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/11/27(火) 01:20:54.37 ID:N7T1tRQNo
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/27(火) 08:40:40.03 ID:TCLBuF1AO


派手さは無いが良スレ発見
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 13:09:14.84 ID:yYdPrWiDO
ちょっと時間が出来たので一度だけ更新します。


>>182
そうですね、完走を目指したいと思っています。

>>184
パソコン上からこの文章を眺めていたら前後の文章とか語尾の助詞など結構めちゃくちゃになってますorz
もしもしからでは全体的な文章は見づらいのでちょっとおかしな文章になってることも
おおいですが、よかったら見ていってくださいませ。
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 13:09:42.05 ID:yYdPrWiDO
1.断る理由は無いのでこの依頼を受ける。

この村の領主の提案は勇者にとって決して悪いものではなかった。

勇者「わかりました。では勇者としてその依頼、受けさせていただきます」

そういいながら握手をする勇者。ここだけならばそれなりに様になっており
領主も安心して任せるのだった。
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 13:10:27.70 ID:yYdPrWiDO
〜〜国境の村 入り口〜〜

勇者「えっと…浅縹妖精が回復魔法を覚えたから薬草は買い足す必要は無いし、往復6時間なら
日帰りでも大丈夫だろう。あとは…」

魔女っ子「はいおにーちゃん、たいまつと食料、あとはお水」

勇者「魔女っ子はしっかりしてるね、ありがと」

水妖精「それじゃいこ」

ニンジャ「拙者はこの村で待機しているでござる。領主殿からいただいた祠の地図のお陰で
道すがらの罠は回避できるであろうが宝箱には不用意に触らぬように。全てが終わり次第
拙者が罠と錠を解除するゆえ」

勇者「わかりました。それじゃ、魔女っ子、浅縹妖精、いこっか?」

準備は万端。今回のパーティーはニンジャ抜きの3人編成だが相手は魔族の中でも
底辺に位置する魔軍の雑兵だ。いくらその巣窟とはいえこんな相手に負けるようでは
勇者の名折れとなろう。
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 13:10:58.64 ID:yYdPrWiDO
勇者(ていうかニンジャの滅茶苦茶な強さに隠れがちだけど魔女っ子のパンプキンの魔法も
中々にチートだしね)

と暢気な理由も存在しているのだが。

安価>>↓レスお願いします。その際コンマが
6〜9 無傷で祠まで到着
3〜5 軽傷を負うが水妖精の魔法であっさり回復し到着。
1.2 それなりの傷を負い、水妖精の魔法力がかなり減った状態まで消耗される。
0   …哨戒任務中にある悪魔軍の正規兵に遭遇してしまう!
 
となります。
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/27(火) 14:26:23.00 ID:RJPlDpIgo
おや
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/11/27(火) 14:39:53.47 ID:RnYr+WKco
これはやばい…か?
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/27(火) 14:50:25.80 ID:aXh6KGtAO
00…だと?!
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/27(火) 18:17:08.04 ID:TCLBuF1AO
何とか将軍とか四天王の一番下とかいそうだなおい
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 18:55:48.08 ID:yYdPrWiDO
>>190>>191
すこーしヤバイですね。とはいえ今回のコンマはぞろ目についての注記は無いので
ただの0と同じように扱います。
因みに祠内での判定ではぞろ目は良くも悪くもその目が強化された効果にする予定でした。


00=0   …哨戒任務中にある悪魔軍の正規兵に遭遇してしまう!


暢気にしていた勇者。その理由は確かなものであり、初戦闘では勇者がつたない動きながらも
前衛で敵の攻撃を防ぎつつ、後衛に位置する魔女っ子と水妖精の援護であっさりと凶暴化した野生生物を
倒す事に成功したのだが、あるいはそれがいけなかったのかもしれない。

バサッ……バサッ…バサ…

魔女っ子の高魔翌力に反応したのだろうか?

はるか上空より翼の生えた人間のような…しかし、明らかに異なる様相の筋肉質の巨人が降りてくる。

???「人間…か」

その存在に気づいた勇者達がどうするか迷うよりも速く眼前に立ちはだかる。

勇者「も、もしかして…デーモン?」

地上に降りたそれは、翼だったものを二本の腕に変化させており彼の腕は2対4本になっていた。
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 18:57:04.49 ID:yYdPrWiDO
魔女「ううん。あれはレッサー種よ、上位種はこんなものじゃない」

とはいえ勇者の能力から考えるとそれがグレーターデーモンであろうがレッサーデーモンであろうが
それほどの差は無い様に思える。

勇者(くっそ、まさかニンジャさんのいないタイミングでこんな強敵が出てくるなんて…)

自身の運の無さに絶望せざるをえない勇者。この地の傍にまさか悪魔軍の正規兵たる
悪魔が哨戒していたとは予想外にも程がある。

どうしますか?
1.戦う
2.逃げる
3.話しかけてみる
4.命乞いをする
5.その他

安価>>↓
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/27(火) 19:04:06.90 ID:TCLBuF1AO
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 19:15:38.35 ID:yYdPrWiDO
3.話しかけてみる

勇者は意を決すると眼前にいる全身に血を浴びたように鈍い赤に染まる怪人に話しかけてみる。

勇者「あ、貴方は?」

レッサーデーモン「…ふん、ゴミくずか」

勇者が下手に出、戦意は無い事を示すと…

安価>>↓レスお願いします。その際コンマが
7〜9 ゴミに用はないとばかりに立ち去っていった
4〜6 交渉(?)をしてきた
1〜3 攻撃を仕掛けてきた!
0 まさかの問答無用!いきなり攻撃をされ……

となります。
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2012/11/27(火) 19:30:11.44 ID:RzptPvcAO
はい
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 20:19:43.18 ID:yYdPrWiDO
44=4〜6 交渉(?)をしてきた

そもそも魔族と人間は敵対関係にある。それ故に幾ら言葉が通じる相手だとしても
見逃す道理が有るはずも無く、レッサーデーモンはその優れた魔法力で勇者一行を
消し炭にしようとする…

魔女っ子「………」

が、悪魔族の尖兵は勇者の影に隠れている彼女の姿を見ると、一瞬躊躇したようにその詠唱を途中で止め、
本来ではあり得ない言葉を投げかけてくる。

レッサーデーモン「…良かろう。我が意に背かなければ汝を見逃してやらんこともない」

勇者(マジか!?デーモン種なら確実に軍の中でも規律を守るある意味厳格な種だと聞いているのに…
譲歩してきた?)

あまりのことに驚く勇者。しかし、今はその事を深く考えるよりも素早く選択することが何よりも
重要である。
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 20:20:18.96 ID:yYdPrWiDO
勇者「見逃してくれる…と?」

レッサーデーモン「汝、あの東の村を出発したのであろう?ならばあの村の情報を知りうる限り
全てさらけ出せ」

勇者は知らない事だが彼の任務は哨戒行動にある。それ故に周りの情報を出来るだけ詳しく知る
必要があるのだ。

勇者「………」

どうしますか?
1.死ぬよりはマシだ。知っている事を全て話す。
2.よし。ここは嘘の情報を教えよう
3.勇者として教えるわけにはいかない。
4.その他

安価>>↓
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/11/27(火) 20:21:36.77 ID:vzjw6jWqo
3
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 20:30:39.16 ID:yYdPrWiDO
勇者(俺は勇者だ。ほんの数日前に無理やり就かされたとはいえ勇者が人間を裏切るわけにはいかない!)

そう意を決すると、深く深呼吸し、目を瞑ると頭を横に振る。

魔女っ子「おにーちゃん…」

水妖精「ゆーしゃぁ…」

その言葉は恨みや辛みなのだろうか?…いや、勇者にはそうは聞こえなかった。
ただ共に殉教する友の声にしか聞こえなかった。

レッサーデーモン「愚かな…」

そう魔族言語でそう呟くとかれは何処からか取り出した巨大な戦槍で…

安価>>↓にレスお願いします。その際コンマが
5〜9 神様仏様ニンジャ様!!!
0〜4 おお勇者よ、死んでしまうとは情けない…

となります。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 20:33:18.70 ID:rHQmxa2P0
???「待たせたな!」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 20:55:31.26 ID:yYdPrWiDO
むう…レッサーデーモン登場からのコンマ運がちょいと悪かったですね。

とはいえ、所持金は400Gくらいしかもってなかったのであまりペナにはなってませんし
今日はここまでにしようと思います。

あと明日は出張で更新できないので次の更新は明後日になると思いますのでよろしくお願いします。

PS・今回はイベント戦なので行動による判定にしましたが、今度から雑魚戦は
主人公達の能力を一括化した数値を出して+コンマの数値による判定にしようと思います。
…とはいえ、ニンジャがパーティ内に入る時はしばらくの間判定無しの瞬殺になると思いますが

ということで少しはやいですがおやすみなさいませ。
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 20:57:34.03 ID:rHQmxa2P0
乙!
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/27(火) 21:23:29.43 ID:54Gu8DCPo


00すまんかった
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/28(水) 08:29:45.47 ID:b+zZOjdAO

魔女っこがかぼちゃで商売できるのがありがたいなぁ
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 00:17:00.77 ID:qyck91Mbo
(これ生き返れるのは勇者だけなんじゃ…)
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/11/29(木) 00:18:33.79 ID:8fQ3Sk0Go
(勇者の不思議な力でパーティは全員生き返るのではないだろうか)
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/29(木) 08:26:20.71 ID:VnF8KNdVo
そうじゃなきゃ、一人旅推奨されるよねww
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 18:20:56.31 ID:nCDfPvFDO
それでは無事に直帰で戻ってきましたので再開します。



>>206
そうですね。彼女の能力は序盤に限らず色々と応用範囲が広いですよ

>>207-209
おお、皆さん素晴らしい着眼点ですね。答えはこのゲームはドラクエを参考にしている点と
いったところ…というよりも下の文に答えは出ちゃいますがww
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 18:21:39.01 ID:nCDfPvFDO
0=0〜4 おお勇者よ、死んでしまうとは情けない…


レッサーデーモンにとって人間という種は単なる殺戮の対象でしかない。つまり、今回のように
交渉をしてくる事事態非常に稀であり、それを拒否すればどうなるものか、それは
誰の目から見ても明白である。

魔女っ子「……」

妖精「ゆーしゃ!目を瞑っちゃ駄目!!」

その言葉に呼応するかのように雄山羊の持つ巨大な戦槍は唸りを上げ、勇者の頭がある部分へ
突きつけられる。

勇者(グッハッ……)

ミシミシッ!という音と共に凄まじい勢いで吹き飛ばされる勇者。それは通常ではあり得ない
吹き飛び方であり、同時に耳に聞こえた肉の引き裂かれる音によって、彼は自分の状態を知る。
…といってもそれは極一瞬の事であって、次の瞬間には彼の首と引き裂かれた体は淡い光を
伴って消えていくのだった。

〜〜〜
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 18:22:12.12 ID:nCDfPvFDO
〜王都 宮殿〜


???「おお勇者よ、死んでしまうとは情けない…」

意識を取り戻しつつある勇者の前で、つい最近聞いたような声が聞こえてくる。

???「しかも出発から一週間も持たずに死ぬとは…だが評価に値する事もあるな」

勇者「評価?」

ようやく覚醒した勇者は、自分が死んでしまったことを思い出し、今この状況に困惑してしまう。

???「そう。勇者よ、お主は仲間よりはやく死んだ故に、お主の仲間は生きたままこの地へと
戻る事が出来た。もし仲間が死んだ後であったのならば、彼女らもまた死人としてこの地に
迎え入れることになったであろう」

そういいながら後ろを見るようにと促す白髪の老人。
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 18:23:02.86 ID:nCDfPvFDO
魔女っ子「おにーちゃん!」抱きっ!

水妖精「ゆーしゃ!」抱きっ!

勇者「魔女っ子!?、浅縹妖精!!」

後ろに控えていたのはつい先ほどまで一緒に小道を歩いていた2人。

勇者とは違い、初めから覚醒した状態でここまで飛ばされていたため、彼とは異なり
初めから元気にしている。

勇者「陛下……。これが不死の力ですか?」

魔女っ子と水妖精と生き残った事にひとしきり喜びを分かち合うと再び国王の前で片膝をつき
そう尋ねる。

王「左様。とはいえ、実際ワシも初めての経験なので驚いたがな。これが『勇者の証』の
力であろう。何はともあれこれで改めてお主が勇者だと認められたようなものだ」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 18:23:59.29 ID:nCDfPvFDO
勇者「……それはそうと…ニンジャさんがいないのですが…」

王「なんと。仲間が足りぬと?」

勇者「はい、確か国境の村にいるはずなんですが…」

王「…勇者よ、ワシの命令は魔王の討伐。魔王の住む場所は西方向じゃぞ」

勇者「あ、はい。ただ力量が足りなくては魔王退治などできるはずもありませんし」

王「…まあ良い。そのことは不問に致すが…いいな、お主の目的はあくまで魔王退治じゃ。
あまり寄り道をするでないぞ。第一、ワシが出した御触れはこの国の中でしか発揮されんしな」

勇者「はあ。それはともかく、何故ニンジャがいないんでしょう?」

王「ふむ…国境の村にいる、という事はお主はその場で倒れたのか?」

勇者「いえ、ニンジャさんが強すぎるので別れて……あ、そういうことか」

王「そうじゃな。恐らく死んだ際にパーティ内にいないと仲間とは認識されぬのであろう。
国境の村ならば今からまっすぐ向かえば日が沈むよりはやくたどり着けるであろう。
必要な人物であるのならば急いで出発すると良い」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 18:24:57.47 ID:nCDfPvFDO
勇者「あ、はい。それでは失礼します」

王「うむ。っと、その前に一つ忠告じゃ。今回は運良く勇者がはじめに死んだことでそこの
娘と妖精は生きたままこの場へと転送されたが、もし先に力が尽きた場合、まま転送される。
そして死から生還させるには多大な出費が必要となる。ある程度までならばワシが
肩代わりするが、とりわけ強者を強者のまま復活させるには更なる資金が必要。
つまり、犠牲が必要になるのであれば率先してそなたが望まなければならぬ。わかったな?」

勇者(…マジ!?)

最後の最後にみも蓋もないことをいわれつつ、勇者と魔女っ子、それに水妖精は
宮殿を後にするのだった。
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 18:25:28.97 ID:nCDfPvFDO
〜〜城下町 大通り〜〜

勇者「昨日ここを出発したというのに、もう戻ってきてしまった」

魔女っ子「それよりもおにーちゃん格好よかったよ。おにーちゃんはやっぱりゆーしゃだったんだね」

水妖精「ゆーしゃったら偉いのね」

たとえ結果が『死』だったとはいえ、自分よりもはるかに強い敵の要求に物怖じせずに
勇者として行動したことに対し魔女っ子は感銘を受けたようだった。

因みに水妖精は多分良くわかってはいないのだが、マスターが喜んでいるので一緒に喜んでいる
だけなのだろう。

勇者(……所持金が半分になったとはいえ、今回は失ったものよりも得たものの方が多かったかもね)

そんなことを考えつつ…

どうしますか?
1.悦に浸ってる場合じゃない。ニンジャさんを迎えに急いで国境の村へ向かおう
2.ニンジャさん…なんか、強すぎて逆に身に合わないな。このまま別れちゃおう。
3.その他

安価>>↓
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/29(木) 18:35:46.82 ID:S9Hf4DqAO
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 19:57:29.97 ID:nCDfPvFDO
1.悦に浸ってる場合じゃない。ニンジャさんを迎えに急いで国境の村へ向かおう

勇者(ニンジャさんは見た目どおりドライだからなぁ…よしんば探しに来てくれて
あの場所を見たら俺が死んだと思うだろうな。…いや、実際に死んだんだけど。
とにかく、急いで戻らないと元の冒険者になって他の場所にいきそうだ)

あのニンジャは元々何かの理由があってこの地に来たのだろう。でなければ東の最果てから
中央の砂漠を渡ってまでこの地方に来るはずがない。となると、今はその目的を放って
自分達についてきているという事になり、勇者が死んだと判断すると去っていく可能性が
非常に高い。つまり、事は一刻を争うのだ。

魔女っ子「でも、昨日はニンジャのおにーちゃんが全部倒してくれたんだよね」

水妖精「そーそー。すごかったよねー。ずばーんどきゅーん!って」

勇者「でもまあそのお陰で道順は覚えたし、効率は良くなるはず。3人でも大丈夫だよ」

そういうと、やや早歩きで城門前まで行くのだった。

〜〜〜
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 19:58:03.96 ID:nCDfPvFDO
ここでルールのお知らせです。

先々日に宣言したように今回から雑魚の戦闘はコンマを用いた戦闘に変更します。

主人公達はパーティ全体で『戦闘能力』と『継戦能力』をもち、主人公達の戦闘における実力は
『戦闘能力』+コンマの数字になります。この合計数字を敵全体の能力値から引いて
1以下なら継戦能力から1引いて勝利、2以上ならその数値を引いて勝利となります。
そしてその数値が継戦能力の残り以上になると敗北…つまり全滅となります。
※ここで注意が必要なのは瞬殺出来ない敵に対しては必ず継戦能力は1下がるということです。
また、継戦能力が最大値の20%をきると誰か1人死亡し、そのさい勇者は自分がその壁になって
死亡する事を選択することが出来ます。主人公が他の人を庇い死ぬ事で他の人物は生存したまま
王の下へ帰還できます。が、戦闘においては敗北扱いになるのでボスキャラ戦や目的地目前の場合には
あえて自分ではない人物を生贄にすることも策です。その際には最も能力の低いキャラが
死亡します。(例外もあります)

戦闘能力は主人公達の武器や防具、それに攻撃魔法や攻撃補助魔法によって決定され、継戦能力は
主人公達のレベルと回復魔法によって決定されます。

また攻撃魔法は強力な魔法を覚えると『戦闘能力』が高くなる代わりに『継戦能力』が下がりますし、
魔法使い系のキャラが回復魔法を覚えると『継戦能力』が高くなる代わりに『戦闘能力』下がります。
※ただし、高位の攻撃魔法や回復魔法を封印する事で元の状態に戻ります。


文字にすると難しいのですが、実際はこちらで処理しますので慣れるまではそんなものなんだと
読み流すだけで大丈夫だと思います。

〜〜〜
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 19:59:03.28 ID:nCDfPvFDO
勇者「ということで俺の能力は鉄の剣の戦闘能力4、鉄の鎧の戦闘能力4、鉄の盾の戦闘能力3で
あわせて11、レベルは3で、勇者補正が1.3倍だから継戦能力3.9か」

魔女っ子「わたしは、ステッキもってるけど魔法主体だから『パンプキン』の魔法の戦闘能力10
継戦能力−1、魔女の呪い服の戦闘能力3、三角帽戦闘能力1であわせて14、
レベルは3で魔女補正0.6で1.8、それに魔法のマイナス補正で継戦能力は0.8ね」

水妖精「あたいは普通の妖精衣戦闘能力1、『あいしくるえっじ』の戦闘力4、
あわせて5だよ。レベルは1で妖精補正0.5で0.5、それに『いやしのみず』の魔法で
継戦能力6であわせて6.5。……なんのことだろ?」
※彼女のあいしくるえっじは撃ち放題なため継戦能力はさがりません

勇者「それらをあわせてこのパーティの戦闘能力は30、継戦能力は11.2≒12だね」

魔女っ子「3人パーティだからちょっと弱いね」

勇者「大丈夫大丈夫。薬草は一つで継戦能力を1回復させるから実質17あるようなものだし」

魔女っ子「それもそうね。それじゃ、早速行こうよ」

水妖精「え〜と、けいせんのうりょく12だから2以下になると誰か倒れるからね〜」

そんなメタな話をしながら急いで北へと向かう。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は5回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/29(木) 20:02:35.07 ID:S9Hf4DqAO
帰ってきた!デーモン
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/29(木) 20:03:23.23 ID:S9Hf4DqAO
コンマの真骨頂をお見せしよう
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/29(木) 20:04:34.15 ID:S9Hf4DqAO
別に倒してしまって構わんのだろ?
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2012/11/29(木) 20:05:00.50 ID:+K5y/Y3AO
611
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/29(木) 20:05:45.38 ID:S9Hf4DqAO
おまかせあれ!
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/29(木) 20:06:20.90 ID:S9Hf4DqAO
611とな
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/29(木) 20:34:30.79 ID:dgSk0eXAO
3回目にして0か…
この辺では最強の敵だな
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/29(木) 20:35:42.20 ID:dgSk0eXAO
あ、違った4回目だ
戦闘終了後にもう1回だな
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 20:51:49.15 ID:nCDfPvFDO
7=何もなし
3=何もなし
5=何もなし
0=敵出現!!

いま勇者一行が歩いている道はつい先日歩いた道である。つまり昨日の時点であらかためぼしい敵は
倒されており意外なほどすんなりと行動する事が出来た。

勇者「この調子なら意外と簡単に……」

魔女っ子「…おにいちゃん。ちょっと待って」

幼いころより森の中で住んでいたという彼女は獣道や街道、それに草原などを歩く事にも長けており
気配が変わったことにいち早く気づく。

水妖精「…なにかくる」

勇者「実質的な初実戦だね。魔女っ子も水妖精も俺の後ろで援護を頼むよ」

魔女っ子「わかった」

水妖精「来るならきやがれぇー」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 20:52:15.79 ID:nCDfPvFDO
さそり蜂×3が現れた!!!

勇者一行の戦闘能力30

さそり蜂の戦闘能力13×3=39

39−30=9

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマを9引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※パンプキンの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずかぼちゃになります。
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/29(木) 20:55:47.44 ID:dgSk0eXAO
攻撃
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 21:55:56.23 ID:nCDfPvFDO
9−4=5 継戦能力が5減少し勝利!


勇者(昨日は見なかった敵だ)

ブーンといううるさい羽音は威嚇のためだろう。威嚇しているということは逃げれば素直に逃げられる
かもしれないが相手は所詮虫。逃げる敵に追い討ちをかけようと思えば十分可能な素早さを持つ
彼らが本当に逃がしてくれるかは疑問の余地があり、勇者達は戦う事を決心する。

ガツッ!!

一匹のさそり蜂の鋭い針を勇者が盾と剣で器用にいなしている間にカボチャの魔法と氷の鎌が
敵の1匹を倒す事に成功し、残った蜂もまた倒された蜂の敵とばかりに勇者の鎧に守られていない
部分に強烈な痛みを伴う針の一撃を見舞う。

勇者「グァッ!!」

声にならない声でその針のついた尻尾を捕まえ、そのまま剣で切り払う。

魔女っ子「もーゆるさないんだから!『パキンプキンパンプキン!!!』」

そして残った一匹の頭上に巨大なカボチャを作り出すとそのまま押し、戦いに勝利するのだった。

〜〜〜
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 21:56:24.10 ID:nCDfPvFDO
勇者「魔女っ子のパンプキンの魔法って敵を直接変化させるだけじゃないんだね」

魔女っ子「うん。あんまり素早い敵には術式を固定できないから空気をカボチャに換えて
重さで押しつぶす方が命中率が高いんだよ」

勇者「とはいえ、さそり蜂を潰したカボチャは売り物にならないよなぁ…」

水妖精「えっじ!えっじ!えっじーーー!!!」ブンブンブン!

勇者「浅縹妖精、もう戦闘は終わったから大丈夫」

水妖精「ほえ?もう終わっちゃったの?」

勇者「それにしても妖精種ってすごいな。モンスター屋の店主の言葉どおり初期魔法なら
使い放題なんだな」

水妖精「えっへん!」

そんなこんなでやや苦戦しながらも勝利する事に成功した3人は軽口をたたきあうのだった。
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/29(木) 21:56:50.19 ID:nCDfPvFDO
リザルト
さそり蜂の針を手に入れました。(15G×3)
継戦能力が7/12となりました。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
※2が出た場合は自動勝利として処理します。
薬草を使いたい場合は安価に『薬草を使う』と書いて下さい。
その際はコンマは参照せず道中で薬草を使います。現在5個所持
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/29(木) 21:58:03.02 ID:VnF8KNdVo
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 22:03:29.15 ID:nCDfPvFDO
ではでは、2で出てきた敵を判定無しで倒す事に成功したところで、
ちょっとはやいですが今日はここまで。
今日中に昨日今日の資料作成を終わらせるつもりなので明日は今日より速くなると思います。
お休みなさいませ。
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/29(木) 22:04:54.09 ID:VnF8KNdVo
乙〜
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/29(木) 22:20:10.78 ID:e5EkK5u8o
乙でした
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/29(木) 22:41:36.29 ID:S9Hf4DqAO


しかしこの戦闘から考えるとニンジャさんどんだけ強いんだよ……
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/11/29(木) 22:45:25.95 ID:KAX5BXpAO
仲間にして良かったニンジャさん
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/29(木) 22:46:32.67 ID:VnF8KNdVo
レベル30以上で装備もいいものなんだろうね
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 18:25:49.19 ID:Jz0EO32DO
2=敵出現!

予定より速く移動できているといっても、本来であれば既に祠のゴブリンたちを倒して
帰ってきている予定であった勇者たち。
故に休憩も程ほどに歩き続けようやく国境の村の影を捉える地点までたどり着く。

勇者「よし、魔女っ子、大丈夫?」

自分より幼い少女に気をやる余裕ができた勇者は後方を歩く魔女っ子にそうはなしかける。

魔女っ子「だ、だいじょーぶだいじょーぶ。……はぁ…はぁ…」

勇者(さすがに女の子に無茶させすぎたか…少し休憩を挟もう)

と、明らかにオーバーワークな魔女っ子を気遣おうとすると…

ぴょん!ぴょん!ぴょん!ぴょん!!

水色の球体…いや、大福に近い形状をした水色の物体が4つほど近づいてくる。
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 18:26:28.38 ID:Jz0EO32DO
水妖精「あはははは、変なの!!」

空を飛んでいるためか、全く疲れた様子の無い水妖精がその奇妙なボールに近づこうとすると…

???「ぷにぷにーーー!!」

水色一色のそれにいきなり目と口が現れ妖精を丸呑みしようと広がってくる!

勇者「危ない!!」

ザッシュ!!

反射的に大きな口に剣を突き立てる勇者。するとそれは穴の開いた水袋のように形状を
崩していき、絶命させられていく。

勇者「こいつ、脆いぞ」

魔女っ子「おにーちゃん、危ない!」

勇者「え!?し、しまった!!」

一匹倒して油断したのか続く2匹目3匹目の水袋に押しつぶされ一気に劣勢に立たされる勇者。
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 18:26:53.35 ID:Jz0EO32DO
水妖精「あいしくるえっじーー!!」キュン!!

魔女っ子「パキン、プキン、パンプキーン!」

だがそれはすぐに2人の魔法使いの力により吹き飛ばされ勇者は大きな傷を負う事無く勝利する
のだった。

リザルト
ぷにぷにの核を手に入れました。(5G×4)
水妖精のレベルが上がり、レベル2となりました。

〜〜〜
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 18:28:03.63 ID:Jz0EO32DO
〜〜国境の村 入り口〜〜

ニンジャ「おお、勇者殿、ようやくお帰りか?心配しましたぞ。だがしかし、何故南側からお帰りで?」

勇者「それは……」

村の入り口付近に到着したところでまたいつの間にか合流してくるニンジャ。
そして勇者のここまでのいきさつを聞き、細い目を僅かに見開く。

ニンジャ「なんと、レッサーデーモンに遭遇したと。なるほどこれは失念して申した。申し訳ない」

そう頭を下げるニンジャ

勇者「いや、これはさすがに事故みたいなものだし、もともと自分が決定した事。自分の
ミスを他人に押し付けるほど俺は人間が腐ってはいない…つもりです」

ニンジャ「左様か。そういわれるのであれば多少は気も和らぐというもの。それでは
祠のゴブリン退治はどうするでござるか?一度引き受けた任務を放棄するのは褒められたものでは
ありませぬが…」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 18:28:29.87 ID:Jz0EO32DO
勇者「………」

どうしますか?
1.当然明日もう一度祠へ行く
2.縁起が悪いから今回の依頼はキャンセルする
3.明日もう一度行くが、今度は祠までニンジャに同行してもらう
4.もうニンジャが任務を遂行してくれと頼む
5.その他

安価>>↓
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2012/11/30(金) 18:30:36.38 ID:A7kwCQ2AO
初志貫徹
1で
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 18:57:46.42 ID:Jz0EO32DO
1.当然明日もう一度祠へ行く

勇者「もちろん行きます。それに死んでも復活できる事が確認できたましたし」

ニンジャ「良くぞ申されましたな。では、これにて御免!」

勇者の言葉を聞くとそれに満足したのか一つ頷くとまたもや消えていくニンジャ。

魔女っ子「もういっちゃったの?」

勇者「そうみたいだね。それにしてもどれだけレベルが上がればあれだけの動きが出来るんだろ?
機会があったら聞いてみようか?」

水妖精「レベルといったら…ちゃんちゃかちゃーん!あたしのレベルがあがりました!」ドヤ顔

勇者「なんと…って、レベル1だったからレベルが上がりやすいのかな?何はともあれおめでとう」

魔女っ子「おめでとう、浅縹妖精ちゃん!」

水妖精「えっへん」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 18:58:12.74 ID:Jz0EO32DO
勇者「で、レベルが上がって何か変わった?」

水妖精「…う〜ん、ちょっと継戦能力があがったけど…それだけかな?」

勇者「そっか。まあゴブリン退治が終わったらまたレベルが上がるだろうからそれまでお預けかな?」

水妖精「そだね。ちょっとざんねん」

魔女っ子「それじゃ、流石に疲れちゃったから宿取ろうよ。今日も昨日と同じ宿でいい?」

勇者(たしか今の所持金は戦利品を売って265G。ちょっと心もとないけど
ゴブリン退治したらそれなりの報酬はもらえるだろうし、いざとなったら2.3日
カボチャ売りの商売すればいいし)

どうしますか?
1.普通の宿に泊まる(2人で100G)※妖精は無料です
2.質素な宿に泊まる(2人で50G)※妖精は無料です
3.その他

安価>>↓
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/11/30(金) 19:07:14.08 ID:YqZhFBKLo
明日に備えて1
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 20:13:07.52 ID:Jz0EO32DO
1.普通の宿に泊まる(2人で100G)※妖精は無料です

勇者「よし、明日のために今日も普通の宿に泊まろう」

魔女っ子「うん」

水妖精「ほーい」

勇者の一言に反論する仲間などいるはずも無く、日暮れの宿へと向かうの一行だった。

〜〜国境の村 宿屋〜〜

店主「お帰りなさいませ。本日も当宿屋に宿泊ありがとうございます」

ひとしきりの歓迎を受け、昨日と同じように普通に美味しい食事を取る勇者と魔女っ子。

その中に昨日は無かったオムレツが入っていたのはきっとサービスなのだろう。

〜〜
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 20:13:35.90 ID:Jz0EO32DO
〜〜

勇者「ふう、食った食った。この調子なら明日には完全回復してそう」

魔女っ子「ふぁああ…今日は疲れちゃった。お先に眠らせてもらってもいい?」

勇者「ああ、それは構わないよ」

まだ幼さの残る少女に強行軍は刻だったのだろう。お風呂に入り汗と埃をあらいながすと
重い瞼を隠そうともせずベッドの中にもぐりこむ。

勇者(さてっと。まだ寝るには少し早いけど…俺も早めに寝てしまおうか?」

どうしますか?
1.もう寝る。
2.その他

安価>>↓
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/11/30(金) 20:22:35.16 ID:4xAta8jAO
頭の中で今日の行動・戦闘について反省し、さらにシミュレーション
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 21:13:27.46 ID:Jz0EO32DO
頭の中で今日の行動・戦闘について反省し、更にシミュレーション

勇者(…それにしても今日の出来事……半分は事故だとしても残り半分は俺の判断ミスだ)

勇者としての自覚が出てきたのかそんな殊勝なことを考え始める。

勇者(……レッサーデーモンに対しての行動…あれが悪いとは言い切れないもののこちらから
話しかけたことでこちらから攻撃しにくい雰囲気になってしまった。つまりこちらの生殺与奪権を
向こうに譲ったようなものだ。これはある意味反省点かもしれない。
だが、会話で人間を裏切るようそそのかされた事をキッパリ拒否したのは間違いではなかったな。
お陰で魔女っ子の俺に対する感情はどん底から回復したような気がする。
戦闘においては…武器を使い慣れてないからしかたないな、こんなものだろう)

人間小難しい事を考えていると眠くなるもの。勇者もその例に洩れず、戦闘について考えていると
いつの間にかベッドの暖かさに誘われ、ランプを消すとそのまま意識を深く沈めるのだった。
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 21:13:55.44 ID:Jz0EO32DO
〜〜辺境の村 朝〜〜

店主「いってらっしゃいませ」

さっぱりとした朝食をとり、再び重い鎧を身にまとうと勇者と魔女っ子、それに水妖精は
普通の宿屋を離れる。

勇者「さて…それじゃ今度こそ出かけようか?」

魔女っ子「うん。それじゃれっつごー!」

水妖精「ごーごー!!」

目的は既に決まっているのでこのまままっすぐ祠へ向かう一行。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は『3回』まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります。
0の場合で尚且つ1/10が4以下ならまたもやレッサーデーモンに遭遇します
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/30(金) 21:14:46.92 ID:/F5FVjJF0
ii
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/30(金) 21:14:52.69 ID:t73pdXEzo
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/30(金) 21:15:19.07 ID:t73pdXEzo
弱い敵か
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 21:27:43.72 ID:Jz0EO32DO
2=敵出現!

とことこ歩いていく一行。そしてその暢気な光景とは裏腹に勇者は常に上空を見回し、
警戒を怠らずにいた。

水妖精「ゆーしゃ、上ばっかり見てたらコケるよ?」

勇者「大丈夫大丈夫。またあのデーモンにあったら今度は問答無用で戦いになりそうだから
絶対に見つからないように歩かないと」

魔女っ子「でもね、目の前にも注意しなくちゃね。妖精ちゃん、またあの時の敵が
出てきたわよ」

妖精「あ、あおのぷにぷにだ〜!」

勇者「またか。ぷにぷにの核ってお金にならないんだよなぁ…」

魔女っ子「素材としては中々価値があるんだけどいかんせん大量に出回るからねぇ」

そんなこんなで昨日戦ったのと同じ種類の敵に対峙する一行。

〜〜
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 21:28:11.47 ID:Jz0EO32DO
ぷにぷに×4が現れた!

勇者一行の戦闘能力30

ぷにぷにの戦闘能力8×4=32

32−30=2

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマを2引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※パンプキンの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずかぼちゃになります。
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/30(金) 21:29:25.87 ID:YW/A3djpo
ばよえ〜ん
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 21:43:01.21 ID:Jz0EO32DO
2−7<0
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。

勇者「てや!!」

ざしゅっ!!

水妖精「あいしくるえーーーーっじ!!」

パシュッ!!

魔女っ子「詠唱省略、パンプキン!」

ばふんっ!!

勇者「ラストーーー!」

その掛け声と共にあっさりと片をつける勇者一行。特に傷らしい傷も無く、先に進むのだった。

リザルト
ぷにぷにの核を4つ手に入れました(計20G)
継戦能力が11/12となりました。

〜〜〜
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 21:44:32.43 ID:Jz0EO32DO
勇者「まだ祠までまだちょっと距離があるねぇ」

魔女っ子「このまま無事に過ごせればいいんだけど」

水妖精「だいじょぶじょぶ、ゆーしゃが倒れてもおーさまのところに戻るだけだから」

勇者(事情を知らない人が聞いたらとんでもない勘違いをされそうだな)

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は『2回』まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります。
0の場合で尚且つ1/10が4以下ならまたもやレッサーデーモンに遭遇します
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/30(金) 21:45:09.35 ID:t73pdXEzo
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/30(金) 21:45:39.90 ID:t73pdXEzo
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 22:00:11.55 ID:Jz0EO32DO
5=何もなし
0=敵出現!

勇者「この辺はそこまで凶暴な敵はでないらしいねぇ」

魔女っ子「うん。なんだかんだで平和が一番だよ」

水妖精「とかいってるとぉ…」

ぶーーん…

勇者「敵が出るんだよねぇ」

聞き覚えのある羽音に反応すると再び剣をかざす勇者。

目の前の敵はつい昨日、かなりきつい攻撃を受けた敵だった。
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 22:00:40.56 ID:Jz0EO32DO
さそり蜂×3が現れた!!!

勇者一行の戦闘能力30

さそり蜂の戦闘能力13×3=39

39−30=9

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマを9引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※パンプキンの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずかぼちゃになります。
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/30(金) 22:01:47.51 ID:t73pdXEzo
攻撃
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 22:28:56.38 ID:Jz0EO32DO
0→1とかどうにも安価のコンマ運が悪いですねぇ。でも多分これ以上甘めにするとなかりのヌルゲーに
なるのであまりやさしすぎにしたくないんですけど…どうしようかな?


9−1=8 8ダメージを負い勝利!
1/10が奇数なのでさそり蜂はカボチャに変化!

それは先ほどの戦いを簡単に勝利した驕りなのかもしれない。

ざくっ!!

腹部に強烈な刺激。鉄の鎧の可動部の隙に蜂の鋭く長い針が突き刺さり、痛覚を痛烈に刺激する。

勇者「……!!」

かろうじて意識を失う事無く剣で振り払い、素早く水妖精の治療を受けるが正直すぐに戦闘に
復帰できるとは思えない。
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 22:29:22.69 ID:Jz0EO32DO
しかし、

魔女っ子「いっけーー!パンプキン!!」

…ボン!!ボン!!!ボン!!!!

勇者がさそり蜂をひきつけておいたお陰か、魔女っ子の長い詠唱は誰に邪魔されること無く
完成すると、目の前にいた3匹のモンスターは全てカボチャに変化する。

魔女っ子「ふう。助かっ…た」

ぺたんと座り込む魔女っ子。敵を一気に殲滅させた代償に大量の魔法力を消費したようで
立ち上がることすら出来ない。

水妖精「かんぜんほうかいもくぜんなのよ」

唯一元気なのは水妖精。祠にたどり着く前にかなり厳しい状況になるのだった。

リザルト
カボチャ(小)×3を手に入れました(90G)
継戦能力が3/12となりました。
勇者のレベルが上がりました。(レベル4)
魔女っ子のレベルが上がりました。(レベル4)

〜〜
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 22:29:56.20 ID:Jz0EO32DO
〜〜

勇者「……見事なまでにぼろぼろだ」

ようやく起き上がるともう目の前には目的地の祠。しかし、自分らはかなり体力を消耗しており、
次の戦いを犠牲なくしては耐えられないだろう。

勇者「薬草は5つ。つまり継戦能力は最大で8まで回復できるけど…」

魔女っ子「継戦能力は最大値の2割を切ると誰か犠牲を出して勝利ということになるから
実際継戦能力は2以下にはできないよ。そういう意味で今日は攻略を諦めてたほうがいいと思う」

勇者(たしかに運が悪かったと思って攻略はまた明日にした方がいいだろうと思う。それに
レベルが上がった事で俺が回復魔法を覚えた。次は一気に継戦能力が上がるはず)

そんなことを考えながら…

どうしますか?
1.薬草を全て使って祠の中へゴブリン退治
2.薬草を全て使って村へ帰る。
3.この場でずっと待っていたらニンジャさんが来るんじゃないだろうか?
4.その他

安価>>↓
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/30(金) 22:31:07.91 ID:OgWGtYXD0
無料せず2
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/30(金) 22:43:10.39 ID:Jz0EO32DO
2.薬草を全て使って村へ帰る。

勇者「…ここでケチったら危ないよね?」

魔女っ子「うん。今回は帰ろうよ」

水妖精「さんせー!」

[ピーーー]ば復活できるとはいえ、所持金は半分になるし、継戦能力を一気に0まで
もっていかれれば勇者が庇うよりもはやく全滅してしまう。それだけは回避したい
一同は反対意見も無く帰ることにする。

※薬草を全て使いました。継戦能力3→8となりました。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は『3回』まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります。
0の場合で尚且つ1/10が4以下ならまたもやレッサーデーモンに遭遇します
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/30(金) 22:44:24.89 ID:OgWGtYXD0
zzz
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/30(金) 22:45:36.16 ID:YW/A3djpo
10
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/30(金) 22:46:44.11 ID:YW/A3djpo
42
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/11/30(金) 22:46:52.03 ID:2BA19pk5o
よし
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/11/30(金) 23:33:35.25 ID:aBI63BGco
しえん
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/30(金) 23:40:34.16 ID:t73pdXEzo
1の敵は初めてだね
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/30(金) 23:43:51.40 ID:Jz0EO32DO
すみません、レス遅れましたが今日はここまで。
最後のターンの敵なので今回は自動勝利として明日すすめていきます
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/30(金) 23:44:05.69 ID:t73pdXEzo
ありがとうございます
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/12/01(土) 06:55:47.12 ID:/q7f1LPao
乙でした
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 14:04:16.96 ID:ae5QKCvDO
9=何もなし
6=何もなし
1=敵出現

行きにがけに大抵のモンスターを倒した事もあり帰りはそれなりに順調だった。

しかし、どういうわけかもう一息で到着するというタイミングに限って問題は発生するというもの。

勇者一行の後に背後から忍び寄る影が突然飛び掛り、勇者達を3方向から囲い込む!

ウルフが現れた!

勇者「だけどこっちも薬草で回復したばかり!」

魔女っ子「最後の一戦くらいならあたしだって」

水妖精「ふれー、ふれーー、まっすたーー!」

〜〜〜
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 14:04:48.59 ID:ae5QKCvDO
〜〜〜

結果としてかなりの手傷を負う事になったが、犠牲なく撃退する事に成功すた勇者達

勇者「……これだけボロボロだと毛皮としての価値は無いな」

魔女っ子「というよりも、毛皮剥ぐなんてアタシには無理」

水妖精「なんで毛皮なんてほしいの?」

勇者「まあ冒険者としてのサガだよ。とはいえ、生皮なんて持ってたら血のにおいに敏感な
魔物を呼び寄せるだけかな。とりあえずは牙でも貰っておくか」

そんな会話をしながら既に息絶えた狼の牙を手に入れるのだった。

リザルト
狼の牙をてにいれました。(10G×3)
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 14:05:20.64 ID:ae5QKCvDO
〜〜国境の村 入り口〜〜

勇者「ようやく帰り着いた。それにしても…」

そう呟きながら自分の右腕を眺める勇者。そこには鎧で隠れているものの『勇者の証』が
刺青のように張り付いている。

勇者(あのさそり蜂を倒した時…この証から何か流れた感じがして俺は自分が魔法を使えることに
気付いたんだ。…この証って一体なんなんだ?)

回復魔法は魔法の素養が無いものでも神学学校に通えば大抵の人物は取得できる。

しかし勇者にそんな経験などあるはずもなく、使えるようになったのはこの証のお陰であるとしか
いいようがない。

勇者(…これって、考えれば考えるほど不思議だな。どういう構造になってるんだろ?)

そんなことを考えているとまたもニンジャが颯爽と現れる。
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 14:06:07.57 ID:ae5QKCvDO
ニンジャ「今回は早かったでござったな」

勇者「今回も途中で帰ってきたんだ。まあその分苦労したからついに回復魔法を覚えたよ」

ニンジャ「それは重畳。明日には攻略できそうですな」

魔女っ子「でも…薬草全部使っちゃった」

ニンジャ「なるほど。ではこれを進ぜよう」つ丸薬×3

勇者「これは…?」

ニンジャ「これは薬草と同じものでござる。拙者の地ではこのように丸薬にするのですぞ」

勇者「ニンジャさんはいいんですか?」

ニンジャ「ふむ…薬草そのものは高価なものではないですからな」

水妖精「ゆーしゃ、変な気を回さないで貰っちゃおうよ」

勇者「そうだね、ありがたくいただきます」

ニンジャ「なんのなんの。それはそうと薬草は一つのパーティで10個までしか所持できないでござる
からご注意なされよ」

勇者「へ〜、変なの」

ニンジャ「ではさらば!明日には攻略完了する事を期待してるでござるよ」

そういい残すと再び消え去る忍者。
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 14:06:35.76 ID:ae5QKCvDO
魔女っ子「今回はパンプキンの魔法が決まったから140Gの収入、繰越金が165Gだから
あわせて305Gだね」

勇者「パンプキンの魔法って万能だよねぇ」

魔女っ子「でしょー。でも、高級な素材を落とす敵も問答無用でカボチャにしちゃうから
そのうち攻撃には他の魔法を使わないといけないと思うよ。…まだそんな魔法覚えてないけど」

勇者「なるほど。それじゃ今夜の宿を決めようか?」

魔女っ子「私はいつもの宿でいいと思うな」

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(2人で300G)※妖精は無料です
2.普通の宿に泊まる(2人で100G)※妖精は無料です
3.質素な宿に泊まる(2人で50G)※妖精は無料です
4.その他

安価>>↓
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/12/01(土) 14:13:24.79 ID:oCXMEZKAO
そろそろ顔なじみになりそうだな

289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 18:35:19.77 ID:ae5QKCvDO
2.普通の宿に泊まる(2人で100G)※妖精は無料です

勇者「それじゃ今回もいつもの宿にしようか」

魔女っ子の言葉に反論する理由もなく、自分自身もそう思っていたのであっさりと宿を決める2人。

〜〜国境の村 普通の宿屋〜〜

店主「お帰りなさいませ。本日もご利用いただきありがとうございます」

丁寧なお辞儀と共にそう歓待する店主。

基本的に移動の中継地点以上の意味が無い全くもって特色の無い村だけに3日も連続で
宿泊する旅人など非常に稀なので非常に気を良くしているらしい。

〜〜〜
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 18:35:56.87 ID:ae5QKCvDO
勇者「それにしても、流石にこの味にも慣れてきたね」

保存が利くように作られているためやや乾いて固めのパンを温かく溶かしたチーズを乗せて
パクつく勇者。元々パン屋だっただけにそれにはうるさく、この味だけは今一納得できていなかった
のだが流石にほぼ毎食このパンを食べているだけに慣れてきたようだ。

魔女っ子「そう?私は結構好き。チーズも美味しいし」

妖精「んまい!!もういっぱい!!!」

元々それほど味にうるさくない魔女っ子は小さな口に合うサイズに丁寧に千切って口に入れながら
そう返事をする。

因みに妖精は魔女っ子に出されたリンゴ果汁に蜂蜜とレモンを少量入れた飲み物をおいしそうに
飲んでいる。
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 18:37:10.87 ID:ae5QKCvDO
勇者「っとまあそんなわけで俺がレベルアップして回復魔法を覚えたって事は教えたよね」

魔女っ子「うん。これでおにーちゃんの魔法力が無駄にならないから戦力アップだね」

勇者「回復魔法の名前は『ホイミ』だね。継戦能力の上限を+5させる効果があるみたい」

水妖精「かった〜〜!あたいの『いやしのみず』のこうかは+6だ〜〜!」ドヤ顔

勇者「浅縹妖精のは魔女っ子との契約による支援効果込みだろ?実際の下級回復魔法は
+4〜+5が一般的らしい」

水妖精「う〜〜。ゆーしゃがいじめるよ〜〜」

魔女っ子「よしよし。これからがんばろーね」

水妖精「うん!」

勇者「…そして、レベルアップによって俺の基本継戦能力が4×勇者係数1.3で5.2、
魔女っ子が基本継戦能力4×0.6で2.4、浅縹妖精が2×妖精係数0.5で1、
それにパンプキンの魔法による−1と二つの回復魔法の効果を合わせて11で合計18.6≒19かな」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 18:37:47.65 ID:ae5QKCvDO
魔女っ子「確か今日出発する時の数値が12だったから一気に上がったね」

勇者「そうだね。とはいえ、ここから中級魔法を覚えるレベルまでは上昇率はかなり低めだから
あんまり楽天的にもなれないけど」

魔女っ子「うん。でもおにーちゃんってすごいね。学校に通ってないのに魔法を覚えちゃうなんて。
さすが勇者様」

勇者「…まあ、ね」

そんなこんなで食事を終えるのだった。

〜〜〜
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 18:39:06.60 ID:ae5QKCvDO
〜〜〜

魔女っ子「それじゃ私はもう寝ちゃうね。おやすみなさい」

水妖精「おやすみーーー」

明日も恐らくはあの祠へ向かうのだろうという覚悟からか、夜更かしなどしようろもせず
ベッドにもぐりこむ魔女っ子。因みに妖精という種はそもそも眠る必要自体が無いらしく
単に魔女っ子の真似をして目を瞑っているだけらしい。

勇者(…俺はどうしようか?)

どうしますか?
1.もう寝る。
2.その他

安価>>↓
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/12/01(土) 18:44:34.47 ID:5xTOToOAO
一人で抜け出して外で密かに特訓する
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 19:45:07.06 ID:ae5QKCvDO
一人で抜け出して外で密かに特訓する

勇者にとって魔王討伐が命題であるのだが今の彼にはあまりにも漠然としており、使命感というのは
それほど感じていない。

しかし…隣で眠る少女、そして自分など瞬殺できるほどの実力を持ちながらも好意(?)で
着いてきているニンジャ、おまけに妖精と自分の仲間が危険な目に遭うことはたまらなく感じてしまう。

勇者(よし、一人でどれくらいできるかわからないけど特訓だ!)

そう思い立つと魔女っ子が寝静まった事を確認すると鉄の剣を持ち出し、そっと部屋を出てゆくのだった。
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 19:46:06.48 ID:ae5QKCvDO
〜〜国境の村 郊外〜〜

この村に繁華街というのはほとんどなく、町の中心街をでるとまるでゴーストタウンのように
静まり返っている。

???「お〜い!ゆーしゃーー」

と、時の止まったような村に木霊する声。小さな体からは思いもよらない声に驚きながら
振り返るとそこには魔女っ子と非常に仲の良い可愛らしい妖精が翅を震わせながらこちらへ
飛んでくる。

勇者「そっか。そういえば妖精は眠る必要が無かったんだな」

水妖精「そーよ。剣をもって黙っていっちゃうんだもん。しんぱいするよ〜」

勇者「ごめんごめん。あんまり心配させたくなくってね。ちょっと訓練をしようかなって」

自分を心配してくれるという言葉に僅かに顔を綻ばせながら鞘から鉄製の剣を引き抜いて見せる勇者。

水妖精「な〜んだ、それならいいけど。あたしいたら邪魔?」

勇者「いや、一人ぼっちというのは寂しいからね。訓練がてらの話し相手ができてよかったよ」

そういうと星の煌きに反射する刃を唐竹に振り下ろす勇者。

〜〜〜
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 19:46:50.90 ID:ae5QKCvDO
〜〜〜

勇者「…ところで浅縹妖精、ちょっと気になってたことがあるんだけど…」

そう切り出したのは中肉中背、特に特徴の無いのが特徴の勇者。彼は彼なりに頑張って
剣を振っている。

水妖精「どーしたの?」

勇者「いや、昨日、陛下が言っていたことが少し気になってたんだけど」

水妖精「ん〜、じれったいね。何よ?」

勇者「もしパーティが全滅したらそのまま転送されるって言ってたけど…妖精って…」

水妖精「そだよ。あたいは死ぬことは無くて霧散するだけだよ」

あっけらかんと言い放つ水妖精。それはそもそも生死の概念が異なる存在ゆえの言葉だろう。

勇者「やっぱり。君はそもそも生きているという言葉が正確ではないんだね」

それはモンスター屋で聞いた話から十分予想できる結果だった。妖精は勝手に増えたり減ったり
融合したり分離したりする存在であるという。つまり、肉体としての体は仮のものであり
その正体は概念の集合体、個として全であり、全として個なのだ。
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 19:47:23.50 ID:ae5QKCvDO
勇者(だから300Gなんてものすごく安く売られていたのか。きっと魔女っ子と契約していなかったら
とっくに消えていえていたんだろうな)

モンスター屋の商人の言葉の意味をようやく知る事になる勇者。そもそも強力な魔翌力を持つ
彼女と契約していないのであれば魔法の力も敵に通用するレベルではないのだろう。

勇者「…それってさ、魔女っ子は知ってるの?」

訓練中であるというのに汗が引くような感覚に襲われながら恐る恐る尋ねる。

水妖精「う〜ん…わかんない」

そうあっけらかんと笑うその姿は星の光に美しく映っていた。

リザルト
勇者の経験値が僅かにあがりました。

〜〜〜
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 19:47:59.74 ID:ae5QKCvDO
〜〜国境の村 入り口〜〜

勇者(妖精は死ぬと復活できない……か)

昨夜の衝撃ともいえる事実に寝付けなかった彼の表情は暗い。

それでも冒険をやめるわけにもいかず旅立たなければいけない事実に更に鬱になっていると
再びニンジャが姿を現す。

ニンジャ「なにやら浮かない顔でござるな」

勇者「い、いや。ちょっとね」

ニンジャ「それでは今日もあの祠へ行くのでござろう?拙者はこの村で待って吉報を待つでござる」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 19:48:40.83 ID:ae5QKCvDO
勇者「すまないねニンジャさん。じゃあ行ってくるよ」

ニンジャや魔女っ子はこの事実を知っているのだろうか?あるいはニンジャはその豊富な経験により
知っているのかもしれない。あるいは魔女っ子は契約者として知っているのかもしれない。

しかしその表情から答えをうかがうことは出来ず、彼はただひたすらに先に進むしか出来なかった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜2であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は『3回』まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります。
0の場合で尚且つ1/10が3以下ならまたもやレッサーデーモンに遭遇します
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 19:52:12.09 ID:RzFkzlwSO
え?何?なんて言ったの?
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/12/01(土) 19:52:40.10 ID:5xTOToOAO
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/12/01(土) 19:53:34.45 ID:5xTOToOAO
ごめんよ……
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 19:53:49.11 ID:RzFkzlwSO
ワーオwwww
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/12/01(土) 20:20:20.64 ID:Zyt81Vego
またレッサーデーモンだと・・・
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 20:22:20.76 ID:ae5QKCvDO
おっかしいなぁ…僅か4%の確率をたった3回の判定で引き当てるなんてorz

>>301
ちょっと言葉足らずでしたね。要は死んでも魂は個として残る人間とはちがって
妖精は肉体を失うと魂が霧散してしまうということです。
(肉体を失わなくても融合したり分裂したりすることもあります)

9=何もなし
0=敵出現!
※1/10が3以下なのでレッサーデーモン再登場!


昨日は空を注意して歩いていた一同だが、何事も無かった事から不運な遭遇戦だと
安心していた一行。

しかしは油断は最大の落とし穴、道中のちょうど中間地点で聞き覚えのある最悪の羽音を聞く。

レッサーデーモン「貴様らは一体何者だ?」

目の前に現れるや否やそう話しかける悪魔軍の正規兵。もちろん手には勇者の頭を吹き飛ばした
戦槍がすでにもたれており、とても平和的に話が出来る雰囲気ではない。
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 20:23:35.16 ID:ae5QKCvDO
勇者「何者……とは?」

レッサーデーモン「汝に質問を許した覚えは無い。答えろ」

普通、人間がレッサーデーモンの雄山羊のような顔を区別できないように彼らも人間の顔を
区別できない。しかし、鎧姿の人間とピンクのファンシーな姿、それに小妖精というトリオは
そうそう出会うものではないし、彼らはデーモンが男を殺した瞬間まるで光の粒のように
消えていったのだ。これで忘れるという方がおかしいだろう。

レッサーデーモン「ウヌは死したはず。それがこうして生きている。どのような手段を用いた?」

普通に考えて可能性としては2つしかない。一つは転移の魔法なりアイテムを使ったということ。
しかし、それは相当高レベルの魔法使いか相当レアなアイテムでなければならない。
だが、どう見ても普通の旅人以上の強さには見えない彼らがそれを持つことはあり得ないだろう。

もう一つは飛翔の魔法やアイテムを使ったということ。これは転移の魔法に比べれば
随分と格が落ち、僅かな可能性はある。しかしそれでは死んだはずの男まで
消えたという事実につじつまはあわないし、尚且つデーモンの目で追えないほどの速度で
飛べる人間などほとんどいないだろう。
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 20:24:06.13 ID:ae5QKCvDO
勇者(まずい。交渉なんて出来る雰囲気じゃない…)

絶望的な雰囲気の中…

どうしますか?
1.自分が勇者だと白状する。
2.何も語らず死を待つ。
3.助けてニンジャさーん!と叫んでみる
4.こうなりゃ自棄だ!無謀な戦いを挑む
5.その他

安価>>↓
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/12/01(土) 20:24:34.69 ID:5xTOToOAO
4%の確率って事は実は25回判定があればそのうち一回はこうなるという事で割と妥当。
でも引き当ててしまってごめんなさい
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/12/01(土) 20:25:41.31 ID:5xTOToOAO
おっとすまん安価下
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 20:25:46.82 ID:RzFkzlwSO
ニンジャさんとこまで全力で逃げることを考えて行動
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2012/12/01(土) 20:26:14.99 ID:h+gBIQsAO
安価なら3
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/12/01(土) 20:26:51.31 ID:Zyt81Vego
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 20:39:25.95 ID:ae5QKCvDO
>>309
あ〜いえいえ。別に責めている訳ではありません、変な書き方して御免なさい。
ただパチンコとかスロットをしている人間ならば良くわかると思いますが
4%の確率の行動を25回繰り返しても実際に引き当てる可能性は65%程度だったり。
でもその分2回以上引く可能性もあるのでだからどうした、といわれれば
何とも反論はできませんが…

>>311
すみません、ちょっと漠然としすぎている&ニンジャさんがどこにいるのかそもそも知らないので
今回は更に一個下で尚且つ案としてはほぼ同様の3を選択とさせていただきます。


3.助けてニンジャさーん!と叫んでみる

前回は完全な不運だったが故に助けには来なかったが、今回はその出来事をニンジャに話している。

そしてニンジャもその話を聞き神妙にしていたので可能性としては決して低くない。

勇者はそう信じ、天に向かって叫ぶ!

た す け て 〜 〜 〜 ! ! ! !

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが
3以上 ニンジャが颯爽と(?)登場!
2以下 おお勇者よ、同じ敵に二度も倒れるとはなんとなさけない、

となります。
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/12/01(土) 20:50:25.15 ID:XplAhOxj0
カモンニンジャ!
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:21:56.75 ID:Zyt81Vego
よかった・・・助かった?
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 21:24:45.58 ID:ae5QKCvDO
5= 3以上 ニンジャが颯爽と(?)登場!

キュン!!

一筋の光が瞬く。

勇者「え!?」

魔女っ子「………」

水妖精「すっごーーーい!!」

あっけに取られる勇者と、言葉を失う魔女っ子、それに相変わらず能天気な水妖精と
三者三様な表情でその姿を見る。

それは、レッサーデーモンという勇者にとっては恐ろしい敵の首をあっさりと刈り取った
無表情なニンジャの姿だった。

〜〜〜
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 21:25:16.07 ID:ae5QKCvDO
〜〜〜

ニンジャ「………」

勇者「ありがとうございました」

その言葉には反応せず、霧散していくデーモンを冷たい目で見続けるニンジャ。
そしてその死を確認すると、ようやく表情を顔に出す。

魔女っ子「デーモン消えちゃったね」

ニンジャ「不浄なる者が魂を失うとこの世界に存在は出来ぬ。それにしても
よく拙者がつけていたのに気づいたでござるな?」

勇者「あ、あっはっはっは。ま、まあね」

まさか、運を天に任せての足掻きと正直に答えるのは格好悪いので曖昧に返答する。

水妖精「ゆーしゃが気付くわけ無いよ。ね〜」

勇者「う、うっさいよ。それよりも…」

ニンジャ「うむ。もしこやつが斥候であったのならばまた何時増援が来るかもわからぬ。
拙者が祠までの道中をあないしましょう」

勇者「わかりました」

こうして勇者はまたも圧倒的なニンジャの実力をまざまざと見せ付けられるのであった。
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 21:25:54.82 ID:ae5QKCvDO
〜〜国境付近 ゴブリンの住む祠〜〜

サクッ!!

祠の前で警戒していた見張り役のゴブリン2匹をあっさりと始末するニンジャ。

それはもう芸術的ともいえる動き…いや、正確にはほとんど視認できない動きゆえに結果として
芸術的としかいえないその仕事振りにまたしてもドン引きする。

ニンジャ「それではこの入り口で待っているゆえ、三人で見事攻略してくだされ」

勇者(送迎つきの冒険なんて本当の冒険じゃないんだけど…今はそんなことをいってる場合じゃないか)

そんなことを考えながら前もって買っていた松明に火をつけ暗い祠の中へ入る3人。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜3であれば敵が出現、8.9であれば宝箱を発見します。
また、敵が出現しない場合は『3回』まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
無事3回の判定を終えればボス敵が出現します。
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:26:31.92 ID:Zyt81Vego
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:28:35.31 ID:RzFkzlwSO
勇者「ニンジャが頼りになりすぎて生きるのが辛い」
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 21:44:19.07 ID:ae5QKCvDO
2=敵出現

祠というものは一般的にはそれほど大きな規模ではない。というよりもほとんどの場合
入り口から最奥まで精々数十メートルであり、この祠もその例外ではなかった。

勇者「…いくつか小部屋があるね」

魔女っ子「今回の目的は討伐だから全部見回った方がいいんじゃない?」

勇者「だよね。ちょっと怖いけどこの扉開けてみようか?」

村の領主から貰った地図では何も無いはずだが、だからといって無視して過ごすわけにはいかない。
勇者はトラップが無い事を祈りつつドアを開けると…

???「ぎょえーーーー!!」

魔女っ子よりも僅かに背の高い…とはいえ勇者の胸の高さまでしかない醜悪な亜人が突然
飛び掛ってくる!
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 21:44:44.94 ID:ae5QKCvDO
ゴブリンファイター、ゴブリンシャーマン、ゴブリンが現れた!

勇者一行の戦闘能力30

ゴブリンファイターの戦闘能力13
ゴブリンシャーマンの戦闘力11
ゴブリンの戦闘力10

34−30=4

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマから4引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※パンプキンの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずかぼちゃになります。
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:48:24.78 ID:RzFkzlwSO
ぐばぁ
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:49:45.64 ID:XplAhOxj0
とあ
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:50:25.91 ID:oCXMEZKAO
なさこない
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:57:15.82 ID:Zyt81Vego
かぼちゃだったよ
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 22:04:17.00 ID:ae5QKCvDO
8−4<0
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。

ゴブリンたちにとっては不意打ちのつもりだったのだろうが、実際は勇者たちもその覚悟があったが故に
それは全くの効果を発揮する事は無かった。

ザシュッ!!

扉越しという非常に狭い空間で一番最初に飛び掛ってきたゴブリンファイターを待ち構えていたように
勇者は横一閃に薙ぎ払い、カウンターに臥せる。

そして背後で精霊魔法を詠唱しているゴブリンシャーマンよりもはやく魔女っ子のまるで舞うような
詠唱が終わり…

魔女っ子「パキン!プキン!ぱんぷきーーーん!!」

ばふっ!ばふっ!ばふっ!

瀕死のゴブリンファイターともどもカボチャへと強制変化させほとんど損害無く勝利する事に
成功するのだった。

リザルト
カボチャ(小)を3つ手に入れました。(30×3G)
継戦能力が18/19となりました。
水妖精のレベルが上がりました。
(新魔法を覚えましたが、実際に使えるようになるのは宿に帰ってからです)

〜〜〜
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 22:05:04.57 ID:ae5QKCvDO
勇者「結構あっさりと片がついたねぇ」

魔女っ子「うん!シャーマン系は魔法防御が高いからちょっと心配してたけどへーきだったみたい」

水妖精「お、重いよぉ〜。ゆーしゃ、松明早くもって〜」

勇者「あ、ごめんごめん」ひょい

水妖精「んも〜。あたいを雑用につかわないでよね」

勇者「だけど、水妖精が松明をもっていてくれたお陰でこうして簡単に勝てたんだ。ありがとね」

水妖精「そ、そう?そうなんだ〜。そっかそっかあたいのおかげか〜」

勇者(なんかものすごく喜んでる。浅縹妖精っておだてに弱いんだな)

そんな妖精の一面に触れながら先に進む一行だった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜3であれば敵が出現、8.9であれば宝箱を発見します。
また、敵が出現しない場合は『2回』まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
無事2回の判定を終えればボス敵が出現します。
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 22:07:17.11 ID:Zyt81Vego
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 22:07:44.63 ID:Zyt81Vego
なんか・・・・すまぬ
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 22:22:54.02 ID:ae5QKCvDO
>>330
いえいえ、敵の出現率は4割と結構高めなのでおきになさらずに。

1=敵出現!

勇者「えっと…残りの部屋は2つ。右と左、どっちに入ろう?」

魔女っ子「う〜ん…」

水妖精「どっちでもいいんじゃない?どうせ両方開けちゃうんだから」

勇者と魔女っ子の会話に割り込んだ水妖精は、パタパタと飛びながら近場の扉に近づこうとすると…

ガチャン!!!

まるでそのタイミングを待ち構えていたようにまたもやゴブリンの一団が飛び出してくる!
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 22:23:20.19 ID:ae5QKCvDO
ゴブリンファイター、ゴブリンガーダー、ゴブリンシャーマンが現れた!

ゴブリンファイターの戦闘能力13
ゴブリンガーダーの戦闘能力12
ゴブリンシャーマンの戦闘力11

36−30=6

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマから6引いた数がダメージとなります。
※結果が1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※パンプキンの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずかぼちゃになります。
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 22:29:32.38 ID:Zyt81Vego
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 22:48:28.85 ID:ae5QKCvDO
6−8<0
※結果が1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。

水妖精「あいしくるえっじ!!」

両手を前にかざしそう叫ぶと彼女の前には幾つもの氷の刃が現れ目の前の敵を切り刻んでゆく。

勇者(お〜!小さい体なのに何倍も大きな敵を押してる!?)

ゴブリンたちは勇者めがけて飛び出したこともあり目の前の小さな存在など目もくれていない。
故にそれをまともに喰らい悶絶していた。

勇者「…これはチャンスだな。魔女っ子!」

こうも有利な状況であれば余裕と欲がでる。元々ゴブリンの所持物など不浄なものを
戦利品とはしたくない勇者はそう叫ぶと、彼女もまたそのつもりだったのだろう。

素早く『パンプキン』の魔法を唱え終え、戦闘の後には3つのカボチャが残るだけだった。

リザルト
カボチャ(小)を3つ手に入れました。(30×3G)
継戦能力が17/19となりました。

〜〜
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 22:49:03.48 ID:ae5QKCvDO
〜〜

勇者「上手くいくときはこんなに上手くいくもんだね」

魔女っ子「うん。浅縹妖精ちゃんも頑張ったね」

水妖精「えらい?あたいえらい?」

魔女っ子「うんうん、浅縹妖精ちゃんえらい!」

水妖精「えっへっへぇ。それじゃもっとがんばろっかな」

そんな会話と共に最後の扉へと向かう一行。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜3であれば敵が出現、8.9であれば宝箱を発見します。
無事判定を終えればボス敵が出現します。
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 22:49:44.91 ID:RzFkzlwSO
ヒャッハー
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 22:58:13.30 ID:Zyt81Vego
宝箱は出ないねぇ
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 23:00:12.69 ID:ae5QKCvDO
幾ら出現率40%とはいえ3連続とは。安価って怖いですねぇ。


1=敵出現!

勇者「2度あることは3度ある。この扉も嫌な予感がするんだけど…」

魔女っ子「だけど今回の依頼はゴブリンの討伐だし、無視するわけにもいかないし…」

水妖精「思い切ってドーン!と行ってみよ!」

ガチャっ

最後の扉を開けるとそこには…やはりというか予想通りというか、ゴブリンたちが待ち構えていた!
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 23:00:40.68 ID:ae5QKCvDO
ゴブリンファイター、ゴブリンガーダー、ゴブリンシャーマンが現れた!

ゴブリンファイターの戦闘能力13
ゴブリンガーダーの戦闘能力12
ゴブリンシャーマンの戦闘力11

36−30=6

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマから6引いた数がダメージとなります。
※結果が1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※パンプキンの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずかぼちゃになります。
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 23:01:19.43 ID:Zyt81Vego
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 23:23:14.15 ID:ae5QKCvDO
6−3=3 3のダメージを受け勝利!

幾ら楽に勝利したからといって疲れが貯まっていないわけは無い。勇者たちの蓄積された疲労は
ここにきて動きの鈍さを呼び出し、先の2戦に比べ圧倒的に不利な状況になっていた。

勇者「だけど!」

幾つもの切り傷を作るが致命的な攻撃は鎧や盾で防ぎつつようやくゴブリンファイターを倒す
と返す刀でシャーマンに剣をつき立て、残った巨大な盾を持つガーダーには背後に回った
水妖精の氷の刃の乱舞でけりをつけるのだった。

勇者「…ゴブリンの持ってたショートソードとか頼まれてもいらないな」

魔女っ子「うん」

水妖精「あ、それじゃ…」ごそごそ…

水妖精「あったぁ〜。お金ならいいでしょ?」

ゴブリンの遺体を探った水妖精は自分が汚れるのも気にしないで少量の金の入った袋を
探り当てるのだった。

リザルト
30Gを手にいれました。
継戦能力が14/19となりました。

〜〜
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 23:23:41.29 ID:ae5QKCvDO
〜〜

勇者「…何だかんだで結局ゴブリンがいただけか」

魔女っ子「うん。一つ一つの傷はたいしたこと無いけど三連戦だと流石に疲れちゃうね」

勇者「え〜っと、継戦能力が2割を切ると犠牲者が出るから継戦能力が3以下にならないように
戦わなきゃいけない。となると実際の余裕は11。まあ、あと一戦位ならは余裕があるかな?」

そんな風にメタな会話をしながら歩いてゆく。

やがて…

勇者「この先が最後か…」

魔女っ子「明らかに雰囲気が違うね。…帰っちゃう?」

勇者「ここまで来てまさか。魔女っ子も水妖精もいい?」

水妖精「だいじょぶじょぶ」

そんな会話をしながらついに最深部へとたどり着く!
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/01(土) 23:24:09.65 ID:ae5QKCvDO
BOSS
ゴブリンリーダー、ゴブリンファイター×2が現れた!

勇者一行の戦闘能力30

ゴブリンリーダーの戦闘能力 15
ゴブリンファイターの戦闘能力13×2

41−30=11

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマから11引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※パンプキンの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずかぼちゃになります。
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 23:24:22.23 ID:Zyt81Vego
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 23:36:08.59 ID:ae5QKCvDO
それでは無事ボス討伐に成功したところで今日はここまで。
あともし、ここはこうしたほうがいい、という意見があれば遠慮なく提言ください。
必ずしも反映できるとはかぎりませんが出来るだけ頑張ってみます。

ではおやすみなさいませ
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 23:51:14.20 ID:XplAhOxj0
おつ
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 00:21:20.55 ID:iVNNt9omo
レ、レッサーデーモンの出る確率をもう少しだけ下げてください・・・(切実
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 03:59:37.45 ID:FBhjYcZSO
モンスター(武器持ち)から武器や衣類等は拾えないのかね?二束三文くらいにはなりそうなもんだが
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 09:44:14.64 ID:iVNNt9omo
>>349
かぼちゃのほうが高いよ
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 14:32:50.64 ID:FBhjYcZSO
じゃ、強い武器はどうか?
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 19:48:30.41 ID:vooOo9ODO
>>348
ニンジャ「既に拙者が成敗しておるがゆえにこの地にて出会うことはありもうさん」

>>349
魔女っ子「え〜。ゴブリンなんて不浄なものがもっていた剣なんて触りたくないよ〜」

>>350
魔女っ子「そーです。私の魔法は万能なんですよ」

>>351
勇者「もちろん倒した敵が魔法の武器とか持っていたら拝借するよ」
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 19:49:09.39 ID:vooOo9ODO
11−3=8 8ダメージを受け勝利!

最深部にある祭器の部屋に居座っていたのは通常のゴブリンよりも一際体格の大きいゴブリンだった。

勇者「こいつがこの祠を乗っ取っていた元凶!」

元々話のわかる相手ではないことは百も承知であるため既に鞘から抜き放たれていた鉄の剣で
飛び掛る勇者。

ガシャッ!!

しかしそれを受け止めるのはその両脇に控えていた2匹のゴブリン。今までの小部屋に
いたゴブリンたちのリーダー格である彼らがこの場には2匹も立ちふさがっており
勇者の渾身の一撃をなんなく捌ききる。

魔女っ子「あぶない!」

その一言に反射的に飛びのく勇者。その直後、ゴブリンとは思えない体格の敵が巨大な棍棒で
勇者のいた場所を叩き潰す。

勇者(な、なんて膂力!?こんなのまともに受け止めたら腕がへし折られる)

武器そのものは非常に原始的だがそれ故に小手先の技は不要。つまり、このゴブリンにとっては
もっとも扱いやすい武器であり、彼が絶対的な自信の瞳を光らせている理由である。
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 19:49:43.80 ID:vooOo9ODO
魔女っ子「両脇のゴブリンたちは私達が押さえておくから、おにーちゃんはそっちをよろしくね」

勇者「わ、わかった」

魔女っ子と水妖精の魔法は的確にゴブリンファイターをゴブリンリーダーから引き離す事に成功し
ほとんど問答無用の状態で勇者は目の前のゴブリンと退治することになる。

勇者(やるしかないか…)

それは勇者としての使命感ともいえるのかもしれない。

つい最近まで剣を持ったことの無い青年は鈍い銀色に光る剣を正眼に構えると、敵の動きに呼応するかの
ように動き……

ギャキーーーン!!

それはほぼ一瞬の出来事だった。

勇者「……くぅ…」

深くうなだれ身を崩す勇者。鉄製の鎧には巨大な丸太で押しつぶされたようなヘコミが作られ
もし彼が鎧をつけていなければ即死であった事を示していた。

だが、勇者が崩れると同時にその背後では更に巨大な音が鳴り響く。

それは戦闘用の巨大な棍棒が大地に落ちる音、そして、この地のリーダーが絶命する音だった。

〜〜〜
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 19:50:24.96 ID:vooOo9ODO
〜〜〜

どれくらい意識を失っていたのだろうか1時間?5時間?それとも10分?

魔女っ子「……ちゃ…ん。……おにーちゃん…大丈夫?」

その幼さの残る声はまるで子守唄のように勇者の間近から聞こえていた。

勇者「う…うん……。俺は…、魔女っ子は……生きているのか」

ようやく意識を取り戻し、魔女っ子が生きていることに安堵する。

魔女っ子「うん。おにーちゃんも大丈夫みたいね。浅縹妖精ちゃんがずっと回復魔法を
かけてくれていたのよ」

水妖精「ゆーしゃぁー、だいじょーぶ?」

勇者「そ、そっか。それで…俺はどれくらい意識を失ってた?」

魔女っ子「えっと7.8分くらいかな。おにーちゃんとゴブリンが相打ちみたいに
崩れていったから怖かったよ」

水妖精「うんうん。マスター半泣きでパンプキンの魔法を使ってたもんね」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 19:50:56.71 ID:vooOo9ODO
勇者「そっか…ごめん。それじゃ……戻ろうか。ニンジャさんも心配しているかもしれないからね」

まだ体の節々が痛むが動けないほどではない。勇者は自分自身にホイミをかけながら
何とか立ち上がる。

魔女っ子「うん。おにーちゃん歩ける?手を貸そうか?」

勇者「だいじょーぶ、だいじょーぶ」

こうして勇者達一行は始めての冒険を終えるのだった。

リザルト
ボス討伐&クエスト完了ボーナス経験が入りました。
勇者のレベルが1上がった!(現在レベル5)
魔女っ子のレベルが1上がった!(現在レベル5)
水妖精のレベルが1上がった!(現在レベル4)
50Gを手に入れました。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 19:51:37.12 ID:vooOo9ODO
〜〜国境の村 領主の館〜〜

祠の入り口に待機していたニンジャのお陰でその帰り道も全く問題なくたどり着いた勇者一行。

とはいえ既に日も暮れ始めており、今から領主の館に行くのも少し気が引けたのだが
討伐完了は出来るだけ速やかに行うべきだろいうニンジャの言葉を採用することになり
扉を叩く事になった。

領主「おお!勇者殿、流石でございますな。正直日帰りの距離ですので……っと
申し訳ありません、少々無粋でしたな」

多少日数を要したものの依頼を解決した事で上機嫌な領主は今宵は宴とばかりに
(この地方の人間にとっては)豪勢な食事で歓待してくれる。

勇者「いえ、確かに時間をかけてしまい申し訳ありません。しかし、これで祠の中は
安全だと思いますが、まだゴブリンたちの血や遺体が残ってます。それを餌にしようと
思うものもいるかもしれないので早めに処理をお願いします」

この案はニンジャが前もって勇者に耳打ちしていた内容であり、勇者の株を少しだけあげる
小技でもあった。
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 19:52:32.69 ID:vooOo9ODO
領主「そうですな。明日にでも領民を向かわせましょう。…それで、報酬のほうですが…
今、勇者殿は何が必要でしょうか?この村は栄えているとはいえませんので
ご期待に沿えるかは不明ですが、できるだけのことは致しましょう」

前もってある程度の牽制をはさみつつ具体的な要望を聞く意志をみせる領主

勇者(ふむ…。正直自分のレベル上げのための冒険だからそういわれてもな…)

経験を積むという意味では既にレベルを2上げているので十分な結果を得られたといえる。

とはいえ、ここで何もいらないと勇者らしい言葉を口にするのは少々勿体無いのではないかとも思う。

どうしますか?

安価>>↓
※無茶な要求の場合は断られます。
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 19:56:47.46 ID:egd7UOBpo
近くの町の情報と食糧
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 15:04:28.65 ID:8tNzX1SSO
食糧やら、衣類、税金とかその他雑費って大体いくらぐらいの相場なのだろうか?
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 16:36:20.62 ID:WVOdwFh9o
突然帰ってきた勇者一向を、即豪勢な食事用意してもてなしてくれる
くらいなんだから食べ物にはそれほど困ってなさそう
料理の残りをサンドイッチとかにして弁当に持たせるくらいは
普通にしてくれるんじゃないかな?
362 :1 [sage]:2012/12/03(月) 21:19:09.57 ID:ARtnqJpDO
すみません、昨日から風邪をこじらせたみたいなので本日はおやすみ致します。
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 21:40:08.02 ID:WVOdwFh9o
おk
お大事に
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 00:26:37.07 ID:31zUS2Woo
乙です
お大事に
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 12:02:11.36 ID:Vmg0rnMSO
把握
お大事に
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:41:21.09 ID:H9up2CRDO
>>360
食料は宿屋に泊まると次の日の弁当込みで提供してくれるのでたいした額ではありません。
…とはいえ、カボチャ(小)が30Gで売れることからある程度高評価に繋がるものは
どうしても高くなりますが。
また、どうしても食料が欲しい時は継戦能力を1犠牲することで『パンプキン』の
魔法を使用することが出来ます。

衣類は一般的な服なら50Gくらい。防寒着などある程度専門的なものは100Gとして
考えています。

税金は…どこかに定住しない限り勇者には存在しません。

>>361
ん〜、突然でもないですし即豪勢ってわけでもありませんよ。わざわざ時間描写する必要も無いので
書いてませんが帰ってくるまでは流石に(時間のかかる下ごしらえ以外の)料理は用意してませんし、
勇者が討伐に出た時点で食材の調達は終えてます。
まあ、勇者一行がゴブリンごときに負けるなんて普通思いませんしね。

まあ、勇者に対しての報酬はある程度考えてますので食料については問題なくもらえるでしょう。
(更にいうならばその後に受けられるであろう恩恵と無碍にした時のリスクとを両天秤にしているはずです)
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:42:08.38 ID:H9up2CRDO
近くの町の情報と食料

色々考えをめぐらせる勇者。金銭面という意味ではいざとなれば魔女っ子の『パンプキン』の魔法で
その日暮らしの生活は可能だ。強力な武器や防具は欲しいがこのような寂れた村では強力なものを
もっていることは無いだろう。

となると…

勇者「それじゃ、近くの町の情報と、あとは遠征するのに必要な日持ちのする食料をお願いします」

人間のような高等な生物にとって即物的なものではなくもっと高等なものを求める。

…とはいえ、このあたりの情報ならニンジャが前もって調べているような気もするのだが。

領主「え?そのようなもので良いのですが?」

すこし意外な顔をする領主。出せるものはたいしたものではないがある程度の誠意を見せ
勇者に恩を売ろうかとも考えていたのだ。それにもし勇者がそれを恩と思わなくとも
将来平和になった時に『勇者が滞在した村』としてある程度知名度を上げることも可能だ。

そのためにはある程度印象に残る土産を出したかったのだが、逆に言えばこれは幸運ともいえる。
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:43:24.21 ID:H9up2CRDO
つまり、勇者の滞在した村としての名を投資無しで得られるのだ。確実に彼が魔王を倒せるとは
限らないがリスクが無いのであればそれならば更にありがたくベットできる。

勇者「ええ。正直俺は…いえ、私は王都から出たことが無いので大体の地域はわかるのですが
細かい情報はわからなくて」

ぽりぽりと頭を掻きながらそう答える青年。どうやら彼は相当なお人よしらしい。

領主「なるほど…それではこの村の周辺を描いた地図の写しをお渡ししましょう」

この世界において地図は貴重品だ。特に自国の地図は敵対勢力に渡っただけで地の利を
与える結果にもなりうるため一般的には細かいところを省いた白地図くらいしか
出回っておらず、残りは旅人が自分で書き入れることが常になっている。

勇者「…良いのですか?」

領主「はい。とはいえこの村の周辺地図なのでそれほど有用とはいえませんが、北の山麓の町、
西の帝国北の砦、南の王都、南東のキャラバン出発の地までの範囲であれば大抵の事がかかれております」

そういいながら侍従が恭しく手にしていた羊皮紙を取るとそれを食事台の上に広げる。
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:44:17.88 ID:H9up2CRDO
勇者「これは凄い。びっしりと書かれていますね」

領主「ええ、この地を守護するものとしては当然です。この中央やや上方に位置するのがこの
国境の村。勇者殿が行かれた祠はそこから人差し指二本分ほど西に行ったここ。更にやや
南西に進むと帝国領の北の砦です。そしてそのすぐ上方にある海岸線にそって北上すると雪と氷の国。
海岸線から走るこのマークが国境山脈。一応道はありますがご存知のように
現在彼の国は悪魔軍と交戦状態にあり移動するのは旅路は安全とはいえません」

羊の革に書かれた地図は何年かけて調べたのかわからない、様々な事が書かれている。

勇者「…なるほど。街という意味では、この西の帝国軍の北の砦、そして、この村から更に北に向かった
山麓の町、南東のキャラバン出発の地、そして私達がやってきた王都。この4つが周辺地なのですね」

領主「はい。西の帝国領は魔族との国境線にあることから予想できるように最激戦区。
力に自信が無いのであればまだ向かうのは尚早かと。北の雪と氷の国は悪魔軍と戦っておりますが、
幾ら悪魔とはいえ、あの極寒の地で思う存分の力を振るえないようで、互角に渡り合っているようです。
キャラバン出発の地はその名の如く東方へ向かう出発の地。魔族からの影響は少ないものの、夜盗や山賊、
それに危険な生物など、それ以外の影響…特に砂漠という地形が冒険者を危険に晒します」
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:44:51.58 ID:H9up2CRDO
勇者(ふむ……街の情報というとそんなところか)

地図をまじまじと見ながらそんな感想を抱く勇者。

魔女っ子「…このマークって何?」

不意に響く声。それは可愛らしくもファンシーな衣装が特徴な魔女っ子。彼女は勇者の隣で
領主と勇者の会話を聞いていたのだが、地図には町の位置情報だけではなく色々なマークが載っていたので
思わず口を挟んだらしい。

領主「ふむ…。このマークは飲料水が確保できる場所。こっちは盗賊出没の報告があった場所。
これは人の足が踏み入った事の無い場所。これは最低でも100年以上前からある廃城、
ここは人が入ってはいけないとされている禁足地ですな」

魔女っ子の声にも嫌な顔一つせずに答えてくれるこの村の領主。

勇者(盗賊に未開の地に廃城、それに禁足地…意外とこの周辺にも色々妖しい場所があるんだな)

そんなことを考える勇者。

領主「なにはともあれ、この地図はお渡しします。今夜中に日持ちのする食料を用意しますので
今宵はこの屋敷にお泊まりください」

そう締め括る領主だった。
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:45:21.48 ID:H9up2CRDO
〜〜次の日 領主の館〜〜

領主「では、できるだけかさばらないものを用意しました。これだけあれば3日分はあるでしょう」

勇者達の道具袋の中にはかなりの量の食料がいれられていた。

勇者「色々とありがとうございます」

領主「それはこちらから言葉ですよ勇者殿。道中お気をつけて」

こうして勇者一行は領主の館から旅立つのだった。

〜〜
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:45:53.86 ID:H9up2CRDO
〜〜

勇者「さてっと。これからどうしようか?」

魔女っ子「前にも言ったけど北に行くなら防寒具がいるよ?」

勇者「そういえばそうだったね。確か一着100G。水妖精はいらないんだよね?」

水妖精「うん、あたいはだいじょーぶ!」

勇者「となると3着で300Gか。今の所持金が465Gだから買えない事は無いか…」

勇者(移動するなら目的地は北の山麓の町、山脈越えが結構ハードだな。西に向かえば
帝国領の北の砦、魔族領と隣接しているから最も激戦になっている一つという。
南東に向かうとキャラバンの出発地、魔族よりも過酷な砂漠という環境や山賊などが問題らしい。
南には王都だけど…出発地だから今回は向かう必要は無いだろう)

勇者(後は…この地図に書いている盗賊の出現地域に行って盗賊成敗や禁足地に行ってみたり
未開の地や、それに謎の古城。…意外と選択肢がおおいな…)

どうしますか?

安価>>↓
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 19:48:04.52 ID:F3lEdt6+o
謎の古城
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 20:40:21.21 ID:H9up2CRDO
謎の古城

勇者(ふーむ…正直まだ魔族の本軍とは戦えないよな…)

不意に思い出すのはつい先日遭遇したレッサーデーモン。あの恐ろしい異形の怪物は文字通り
勇者の頭を吹き飛ばすという常人にはあらざる力をまざまざと見せつけ勇者にトラウマを植え付けた。

勇者(…あれとまともに戦うにはもっと力がいる。力を得るにはもっといい武具を手に入れるのが
最も手っ取り早いはず)

古城というからにはそれなりの訓練施設や武器庫があるだろう。もしかしたらその中には
既に失われた技術で作られた魔法の武具があるかもしれない。

勇者(ただなぁ…この古城の位置はどう考えても日帰りじゃ無理。となると一泊しなきゃいけないけど…)

野営の恐ろしさは勇者初心者である彼にも良くわかる。こちらには眠る必要の無い水妖精が
仲間にいるため多少は安心だが、だからといって僅か3人で夜を明かすなど無謀としかいえないだろう。
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 20:40:47.98 ID:H9up2CRDO
勇者「…ニンジャさん、一緒についてきてもらっていいですか?」

故にと尋ねる選択しかなかった。

ニンジャ「良いでゴザル。露払いはまかせられい」

本人は細い瞳でそんな簡単に言うが彼の露払いという言葉は甘い。戦闘機械である彼はその職業柄
手加減をすることは無く全ての一撃が必殺。勇者はその動きすら目で追う事はできず、故に
勇者は自身の経験にすら出来ない。つまり成長は出来ないのだ。

勇者「それじゃ、…頼みます」

とはいえ、古城という事は人の手が入った施設。ほぼ確実にトラップや隠し扉があると思われる以上、
それ以上の言葉はいえないのだった。
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 20:42:10.35 ID:H9up2CRDO
〜〜国境の村 北西〜〜

北には高い峰に覆われる幾重もの山脈。中ほどから雪化粧に彩られこの地方の寒さをうかがい知れる
要因となっている。

勇者「さ、寒い…」

本来は夜具用の毛布にくるまれながら歩く勇者。その小脇には魔女っ子が寄り添っており
寒さを凌いでいるのがわかる。

ニンジャ「………」ザシュッ!!

またニンジャが何か切る音が響く。この森のモンスターは普通に考えて街道の敵よりも強力である
はずなのだが、それでも尚ニンジャにとっては敵ではないらしい。

水妖精「にんじゃすごーい!!」

そうきゃいきゃい喜んでいるのは水妖精。ほんの少しでも経験になるようにと魔女っ子が
ニンジャの肩に彼女を乗せているので彼女はほんの僅かながらでも成長しているらしい。
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 20:42:36.52 ID:H9up2CRDO
勇者(俺ってもしかして化け物を仲間にしたんじゃなかろうか?)

不意に思い起こすのはその出会いの異常性。黒装束に包まれた彼の持つ剣(つるぎ)。それが
勇者の『勇者の証』に触れた時、勇者に張り付いていたタトゥーがまるで悲鳴を上げるように
勇者の腕に激痛が走った。そしてそれを見たニンジャが突然仲間になっても良いといってきたのだ。

その時は幸運だと喜んだものだが、何故『勇者の証』にニンジャの持つ直刀が反応したのか?
考えれば考えるほど不可思議である。

とはいえ、自分のことをほとんど語らない彼。今彼にそのことを聞いて気を悪くさせてしまえば
こんな暢気に寒さに凍えている事など出来ないだろう。

今の自分にとって必要なものは力だと自分に言い聞かせながら勇者は魔女っ子の子供特有の
温かさを感じながら先に進むのだった。
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 20:43:43.56 ID:H9up2CRDO
〜突如、森が開かれたと思うと目の前に苔むした古い城が立ちはだかる。

その城門前には村人の服というとんでもなく簡素な服装のニンジャ。その肩に乗っている
水妖精は僅かに何者かの血で濡れているのにニンジャの装束には染み一つ確認できない。

それはまるで散歩に出ただけの一般人のように気楽な光景であり同時に恐怖に値する姿だった。

ニンジャ「………」

普段は笑っているように見える細い目が無表情にこちらに向けられている。

どうやらまだどこかに敵の気配を感じているのか戦闘状態を解除していないらしく、勇者は
仕方ないとばかりに声をかける事無くテントの設営に掛かる。

勇者(ニンジャこえ〜。放っておいていいのか?)

街中にいる彼は人ごみに隠れるために行動の一つ一つに気配があるのだが今の彼にはそれが無い。
安易に話しかけると自分が切られるような嫌な雰囲気に飲まれながら…

どうしますか?
1.今日は日も暮れてきたしこのまま野営する。
2.ニンジャがいれば大丈夫だろう。このまま古城の中に入る。
3.その他

安価>>↓
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 20:54:03.38 ID:Vmg0rnMSO
1
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 20:54:53.62 ID:+n7AJP2Go
1
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 21:39:37.08 ID:H9up2CRDO
1.今日は日も暮れてきたしこのまま野営する。

勇者(こんな気味の悪いところできればはやく帰りたいんだけど、流石に真っ暗な中探索なんて
無謀だよな)

あるいはニンジャであるのならばそれも可能なのでは?と思ってしまうし、御伽噺のように闇に生きる
彼であるのならば実際に可能であるのだろうが自分にはそれはできない。

勇者は暖を取るために小枝などを捜しながら周りを歩きようやく野営の設置を終える。

勇者「ふぅ。野営って意外と大変だな」

魔女っ子「そお?私は楽しいけど」

水魔女「うんうん」

元々森の中で生活していたという魔女っ子にとって森でのテントは恐ろしいものではないらしい。
身の危険を楽しんでいるようにすら見える。

勇者「ニンジャさん、こっちに来て温まりませんか?」

彼のことは仲間でありながら恐怖すら感じるのだが、だからといって無碍には出来ない。
ゆえに出来るだけ平静を保ってそう誘う。

が、予想通りというか、身も蓋も無いというか、それを短い事まで遮りそれなりに見晴らしの良い
木の枝の上に陣取る彼。どうやら口にはしないが見張りを買って出ているらしい。

勇者(…任務中とか警戒中とか……危険域にいるニンジャさんは洒落にならないな…)

既に諦めた様子で夕食をとることにする勇者だった。
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 21:40:03.27 ID:H9up2CRDO
勇者(………さて、見張りはニンジャさんと浅縹妖精に任せるとして…寝る前に何かしようか?)

小さなテントの中。一応3人までなら無理なく入れるつくりになっているが今このテントの中には
魔女っ子と自分しかいない。天を仰ごうにもすぐ上にはテントの屋根。
そこにランタンの光が映し出されほのかに揺らめいている。

どうしますか?
1.明日のためにもう寝る
2.その他

安価>>↓
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 21:42:13.08 ID:F3lEdt6+o
起きてるなら魔女っっこと会話

寝てたら自分も寝る
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 21:53:59.92 ID:H9up2CRDO
ではでは少しはやいですが今日はここまで。

もし魔女っ子との会話で話したい内容があれば引き続き安価を募集します。
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 22:23:31.34 ID:G72s+NlAO
安価なら君の住んでいたのはどこら辺でどんな所か
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 23:14:58.09 ID:31zUS2Woo
魔女っ子の家については >>166 で少しだけ語られてるけどな
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 23:23:44.93 ID:+n7AJP2Go
妖精の死について知っているのか確認
もし知ってるなら、こんごの旅で死の危険が迫った時、
妖精を優先的に守るべきかどうかとか
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 17:19:31.18 ID:5IRs3pvDO
起きているなら魔女っつこと会話
 &
君の住んでいたのはどこら辺でどんな所か


テントに揺らめく光をなんとなく眺めていると不意に隣の気配に気付く勇者。

勇者「まだ起きてたの?明日は早いからはやく寝た方がいいと思うよ」

魔女っ子「うん。なんだか眠れなくて…」

考えようによっては当たり前だろう。まだ10歳前後の娘が馴染み済んだところから遠く離れた
…しかもテントの中につい最近まで見知らなかった男と一緒にいるのだ。

勇者「そう。それじゃ少し話しでもしようか。その方が速く眠れるかもしれないし」

魔女っ子「うん」

勇者「そうだなぁ…魔女っ子ってどんなところに住んでたんだっけ?」

魔女っ子「うん、王都の南方の森の中だよ。おとーさんとおかーさんと3人で暮らしてたんだよ」
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 17:20:28.82 ID:5IRs3pvDO
勇者(そういえばそんな話聞いていたな…)

自分の失態に気づかされる勇者。しかし、魔女っ子はあまり気にしていないようだ。

魔女っ子「おとーさんは元々街の人だけどおかーさんは代々魔女の家系であんまり
他の人と一緒に暮らすのは好きじゃないみたい」

勇者(魔女…か。確かに魔道ギルドにも魔法学校にも属さない魔女は彼らにとって目の上のこぶ
だろうし、昔は魔女狩りなんて馬鹿な風習も実在していた。ある意味当たり前かもな)

魔女っ子「だから本当は私も外の世界って少し怖かったんだ。この格好もそのためかも」

勇者「そうなんだ。普通魔女の衣装っていったら黒一色だもんね」

魔女っ子「うん。おねーちゃんは魔女である事に誇りを持っていたみたいだから黒真珠みたいに
綺麗な格好で出かけちゃったけど…おねーちゃん元気かなぁ…」

勇者「大丈夫だと思うよ。それより…今の時代、森に住むなんてかなり無茶じゃないの?」

魔女っ子「それは大丈夫だよ。おかーさんものすごーく強いし、それに森の一角に結界を
張ってるから普通の人や魔物はまず入ることもできないんじゃないかな?」
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 17:21:49.74 ID:5IRs3pvDO
勇者「そんなに強いのか…」

魔女っ子「うん。ホウキで空も飛べるし、大きな釜で魔法薬も作るし、なんだって出来るよ。
この呪(まじな)い服もお母さんの手作りなんだから」

勇者「呪い服…そういえば、その呪い服の防御効果って…なくならないの?」

魔女っ子「うん。そんな話は聞いたこと無いよ」

勇者(……あの時はスルーしてたけど…それって実はとんでもないことじゃないか?)

一般的にこの世界において永続魔法というものは失われた技術となっている。

故に存在そのものをカボチャに変えてしまう『パンプキン』という魔法に勇者は驚きを
隠せなかったのだし、考えてみればその呪い服も同じことではないかと思ってしまう。

第一勇者がこの古城に来たのはもっといい武具が無いか…引いては魔法の力の掛かった
武器が無いかと探しにきた…っというのもある。

しかし、よくよく考えてみれば目の前の少女は既にその防具を持っているではないか。
そのことに気づいた勇者はこの大失念に勇者は唖然とするのだった。

魔女っ子「ふぁぁああ…。そろそろ眠くなってきちゃった。あたし、眠るね、おやすみなさい」

勇者(……でも、魔女っ子は修行中は実家に帰れないっていってたな。まあ本当に最終手段
程度に考えていればいいか)

魔女っ子の寝息を聞きながらそんな風に考え眠りに就く勇者だった。
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 17:22:34.17 ID:5IRs3pvDO
〜〜古城前 朝〜〜

朝、結局一度も夜襲などの騒ぎで起きる事無く過ごす事が出来た勇者と魔女っ子。

しかし、それはあくまで2人が起きなかっただけだと知ったのはテントを出てすぐだった。

水妖精「おはよ〜。よく寝てたねぇ」

勇者「あ、ああ。だけど…この惨状は……なんだ?」

水妖精「ん〜〜。にんじゃがぱったばったとなぎ倒した跡かな?」

それは飛び散る血痕、そして死屍累々の山だった。

魔女っ子「これ…全部ニンジャさんが?」

水妖精「そだよマスター、にんじゃってすごいんだよ。木の上で寝てたのに
気がついたら夜襲をかけようとしていた魔物をずぎゃーん!て倒しちゃうの。
不意打ちをかけようとしてるのにかけられてるってまぬけだよね」

魔女っ子「………」

水妖精「あ、そうそう。それにね、あたいいつの間にかレベルが上がってたの。びっくり!」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 17:23:06.32 ID:5IRs3pvDO
勇者(そういえば魔女っ子がそのつもりでニンジャの肩に乗せてたな。流石に肩に乗っていれば
ニンジャが何をしているのか認識できるのか…)

あまりの格の違いゆえにニンジャの行動を確認する事すら出来ない勇者と魔女っ子は
ニンジャが倒した敵の経験を得ることが出来ない。しかし、同じ視線にいることの出来る
水妖精は僅かながら経験を得ることが出来るようだった。

そして軽めの朝食を終え、改めて謎の古城の方へと目を向ける。

それは朝の清涼な空気に当たっているからなのか、夕暮れに見た印象に比べればはるかに美しく
荘厳なものであったが、だからといってとても安全な雰囲気はありそうに無かった。

勇者(ふむ…城の中。人工物の中に入るのに盗賊系の仲間を入れないのは自殺行為でしかない。
そういう意味でニンジャさんは必ず連れて行くとして…)

城門から見たその古城は真正面に巨大な扉、そしてそこから少し歩いた場所に勝手口と思われるもの
がある。あくまで真正面から見た印象ではあるが、入り口はとりあえずこの二つとおもわれるが…

どうしますか?
1.真正面の大きな扉から入る。
2.勝手口らしき扉から入る。
3.まずは城の周りを捜索してみる。
4.その他

安価>>↓
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 17:25:48.17 ID:A32UgLT7o
3
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 17:25:57.93 ID:wX6kreySO
忍者に侵入する際、侵入後の行動で気をつけるセオリーを聞く。トラップ、仕掛け扉等も
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 18:45:49.45 ID:5IRs3pvDO
3.まずは城の周りを捜索してみる。

ここから見える出入り口は2つ。しかし、このような城において通用口が表から見える2箇所しかない
という事がありうるだろうか?

勇者「…ニンジャさん、ここは城の周りを捜索してみましょう」

まだ時間としては早朝。時間に余裕は十分あると考えられ、一旦周りから確認する事にする。

ざくざくざく…

元々獣道ですらない茂みを歩き回ってきたのだが、今回は更に歩きにくい腰近くまで無節操に
生い茂った名も無き草花を払いながら進む。

ニンジャはその卓越した運動神経で難なく歩き進むが勇者と魔女っ子…特に勇者の胸の位置にも
届かない背丈の彼女はかなり苦労しているようで時折空を飛ぶ水妖精に引っ張られるように歩いている。

ニンジャ「………」

と、そんなことを思っていると、突然彼は立ち止まりスラリと一振りの太刀を鞘から抜き放つ。
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 18:46:46.48 ID:5IRs3pvDO
ちりーーーん

それはどこかで聞いた音。実際に聴覚を刺激して鳴らされる音ではなく脳に直接響き渡る
涼やかで清らかな…だがどこか恐ろしさを感じる音。

勇者(どこで聞いたんだっけ?)

そんなことを思う勇者だが、魔女っ子はその音を何とも思わないのだろうか、特に表情に変化は
見せていない。

ニンジャ「……!!」

不意にニンジャの持つ二振りの刀のうちの一つ、今ニンジャが構えた太刀が何も無い空間を切り裂く。

それは音も無く、目にも見えず、ただ無常に空間を薙いだだけにみえた。…が、それは
確かに切り裂かれた。

魔女っ子「ま、まさか……そんな、そんなことって……」

その動作の意味を知った彼女は動揺の色を隠しきれずに震える。それはどこまでも純粋で全てを
透過する硝子を切り裂いた…という表現があるいは最も正しいのかもしれない。

何も無いはずの場所の僅か数メートル先に突如地下へと降りる階段が現れたのだ。
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 18:47:27.43 ID:5IRs3pvDO
勇者「魔女っ子…いま何が起きたのか…わかるの?」

一人わけのわからない勇者は魔女っ子に尋ねる。

魔女っ子「…あれは……結界を切り裂いたの。何の準備もなしに……こんなのってありえない…」

勇者「結界?あの階段が結界に隠されていたって事?」

魔女っ子「うん。結界というのは魔法で空間そのものを隠すもの。私のおかーさんも森の一部を
結界で包み込む事で人との接触を絶ってたんだけど…それを何の媒体、触媒も無しに純粋に切り裂くなんて…
おかーさんにも出来ないことなのに…」

勇者にとっても不思議な光景なのだが、ある程度魔道について知る魔女っ子にとって、それは
本来あり得ない光景のようであった。

勇者「ま、まあなんにしろ結界で守られていたということは、ここには何か隠されているという事、
階段を下りてみる?」
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 18:47:55.26 ID:5IRs3pvDO
ニンジャ「我は道を作ったのみ」

魔女っ子「………」

水妖精「いけいけごーごーひゅーひゅー!」

勇者「………」

どうしますか?
1.結界で守られていた階段を下りてみる。
2.表に戻って大きな扉から古城へ入る。
3.表に戻って勝手口から古城へ入る。
4.その他

安価>>↓
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:56:35.44 ID:l0WnGUOjo
1
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 19:25:30.77 ID:5IRs3pvDO
1.結界で守られていた階段を下りてみる。

勇者は結界の意味を考える。それは当然この階段を隠すためなのだろうが、それは何故か?

一つはこの城の主の緊急時の脱出口。はじめに考えたとおりこの規模の城の出入り口が2つ
しかないという事は考えづらい。城が支配者階級のものに作られたのであれば脱出口はあって当然だろう。

もう一つは宝物庫への入り口。盗人除けという意味で本来の入り口ではない場所、尚且つ結界という
通常では絶対に発見できないある意味当然の処理。これらの事を総合すればあり得ない話ではない。

勇者(とにかく、ここは中に入っても大丈夫だろうな)

この結界自体がトラップの一種と考えればこれ以上危険な罠はあるとは考えにくい。そう判断すると
念のためニンジャを戦闘にし、地下への階段を下りてゆく。

〜〜謎の古城 地下〜〜

やはりというか当然というかそこは埃とカビのにおいが立ち込めていた。

勇者「えっと…灯りは…」

ぼう…

前回も使用した松明に火をつけあたりを見回す…

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
9 なんとびっくり魔法の掛かった剣を発見!
8 すばらしい!金銀財宝お宝発見!
7 これは…ミスリル製の剣!?
6 これは…強力な魔法の杖?
5 これは…この城を守る妖精さんが佇んでいた
4 手付かずの城主の部屋かな?1000G相当のお宝発見!
3 …あんまり金目のものは無いけど…500G発見!
2 う〜ん。普通の施政室だね。
1 …逆にびっくり、何も無かった。
0 げ!?強力なモンスターが立ちふさがっていた!

となります。
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:26:29.35 ID:wX6kreySO
何が出るかな何が出るかな
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 20:20:12.18 ID:PNmwOjaS0
お、新キャラか?
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:05:19.45 ID:5IRs3pvDO
35=5 これは…この城を守る妖精さんが佇んでいた

ほわわわわ…

松明の灯りに照らされて輝く人影が一つ。

一瞬敵の奇襲かと身構えるが前衛にいるニンジャが全く動かないので落ち着いて確認する。

???「……ご主人様、帰ってきたの?」

それはかび臭い空間には似つかわしくない透き通った声。

勇者「ご主人?」

勇者が一歩近づいて声の主を確認するとそれは、人の形をした美しい少女だった。

勇者「だ、だれ?」

???「なんだ、ご主人様じゃないのか…」

残念そうに俯く少女。彼女はエメラルドに輝く瞳に愁いを帯びさせており、見るものを魅了するかのような
蠱惑的な美しさを兼ね備えていた。
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:06:19.16 ID:5IRs3pvDO
勇者(…綺麗だけど…人間じゃないな)

人間ならばこんな暗いところで一人佇んでいるなんてあるはずがない。それに、暗くて
見辛いが彼女の背中には一対の翅が確かに見て取れる。

水妖精「わ〜〜、中位の妖精さんだ!こんにちは〜!」

そんな勇者の疑問に答えるようにぱたぱたと羽をはためかせ飛び出す小さな妖精。
もし同じ妖精だとしても大きさが全然違うんだなと素直な感想を勇者は抱く。

?妖精「こんにちは、小さな妖精さん」

水妖精「ね〜ね〜、こんなところで何してるの?」

勇者「こ、こら。初対面の相手に流石に失礼だろ」

?妖精「いいんですよ。私はブラウニー。このお城を守っています」

魔女っ子「ブラウニー?ブラウニーって、名前の如くブラウン色って聞いてるけど…」

?妖精「そうですね。私も下位妖精だった時はお嬢さんの思った通りの姿でしたよ」
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:07:12.41 ID:5IRs3pvDO
魔女っ子「そうか、中位の妖精さんって…そういうことなんだ」

ブラウニー「はい。私は長く生きましたし」

勇者「???」

水妖精「それよりさぁ、なんでこんなところにいるの?寂しくなぁい?」

ブラウニー「…そうですね。でも私はご主人様を待つという目的がありますし」

勇者「そのご主人様って…このお城の?」

ブラウニー「はい。待っている間にお城には色々な怪異が入り込んでしまいましたが、
ご主人様は必ず帰ってくるって行ってお出かけに参りました」

勇者「それって、何時ごろの話?」

ブラウニー「わかりません。我々妖精の感覚は人間とは大きく異なりますので」

勇者(そういえば妖精って寝る必要も無い存在なんだよな。しかも、ここじゃ日の出日の入りも
見ることはできないし…。文字通りわからないのかもしれない)
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:08:05.64 ID:5IRs3pvDO
水妖精「でもこのお城、もうぼろぼろだよ。おねーさんも待ちくたびれてない?」

ブラウニー「でも、これも契約ですので」

水妖精「なんかつまんなーい。……そうだ!おねーさんも一緒に旅しようよ?」

勇者「は!?」

水妖精「ね〜ね〜、いいでしょ?一緒の方がたのしーよ。ゆーしゃもにんじゃもマスターも
いい人だよ」

ブラウニー「………」

水妖精「ね、けーやくなんてもう切れてるよ」

ブラウニー「ですが…」

水妖精「ですがじゃない。おねーさん、中位の妖精なのに消えかかってるよ。つまんないのに
生きていくなんて出来ないよ?」

ブラウニー「………」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:08:37.42 ID:5IRs3pvDO
水妖精「よし、それじゃあ、あたしと一緒になろう!それならいいでしょ?」

ブラウニー「…いいの?」

水妖精「じょぶじょぶ。ね、マスターもいい?」

魔女っ子「え?…うん、浅縹妖精ちゃんがいいならいいけど」

水妖精「ほら!」

ブラウニー「……それじゃ、半分だけ…」

水妖精「よし、決まり!!そんじゃ、はい!」

そういいながら小さな妖精は小さな手をブラウニーに差し出す。

ブラウニー「はい」

そしてそれに呼応するかのようにブラウニーと名乗った少女は水妖精の手を取ると…

ふわっ…

途端に暖かな風が2人の周囲を取り囲む。
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:09:18.99 ID:5IRs3pvDO
魔女っ子「あ…う……あぁ……」

近くに立っていた魔女っ子もそれの影響を受けているようで嗚咽にも近い声を響かせている。

勇者(そういえば、この前、蒼妖精が浅縹妖精になったときもこんな感じが…)

そう思い出し、今にも崩れ落ちそうな彼女を抱き寄せる。

そして……

?妖精「くらすちぇーーんじ!!あたいってばさいきょーね!!」

以前聞いた言葉が再び木霊する。

勇者(そういえば、モンスター屋の商人が妖精は融合したり分離したりするって言ってた…
これがそうなのか)

そんなことを思いながら目の前にいる妖精を見ると、彼女は今までの小ささからは信じられないほど
大きく…魔女っ子よりも頭二つ分ほど大きくなっていた。

?妖精「ん、わぁ!ちょー大きくなった!これであたいも中位妖精!びっくりした?」

勇者「あ、ああ…驚いた」

それは口調こそ今までどおりだが、見た目は非常に美しい髪の長い少女。…しかも全裸だった。
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:09:59.00 ID:5IRs3pvDO
魔女っ子「だ、だめ!妖精ちゃん、えっと…とりあえず毛布かぶって」

慌ててテントの中に入っていた毛布を被せる魔女っ子。元々松明の灯りしか光源が無かったお陰で
ろくに見ることが出来なかったのはすこしだけ残念である。

???「どう?体の調子は?」

そしてもう一体。こちらは先ほどまでの水妖精とほぼ同じ大きさの妖精。色はくすんだブラウン、
見た目も地味な小さな子だった。

勇者「君は…さっきのブラウニー?」

???「半分正解です。私は半分に分かれた片割れ。もう片方はあなたたちの妖精さんと
融合しました」

勇者「………」

ブラウニー(小)「やっぱり私にはご主人様を捨てることは出来ません。でも、外の世界を
見たいのも事実。ですので、両方を充たすことをしました。…迷惑でした?」

勇者「とんでもない。浅縹妖精も魔女っ子も了解したんだし、俺にそれをどうこういう
権利は無いよ」
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 21:10:27.57 ID:8lk5SML4o
ますます勇者の肩身が狭くなるな
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:10:33.60 ID:5IRs3pvDO
ブラウニー(小)「よかった。やっぱり彼女の言うとおり、あなた方は良い人みたいですね。
それでは、私の半身をよろしくお願いしますね」

そう言葉を残すと彼女はまるで霧のように消えてゆく…

勇者「…どうなってるの?」

?妖精「ん〜。元々からだが消えかかってたから力を温存するため消えてるんだと思うよ。
いつか帰ってくるご主人様を待つために」

勇者「…そうか。彼女がここで待っているのなら家捜しとかはできないな…」

本来であれば戦利品を漁りたいのだが、ある意味において彼女はいまここにいるのだ。
それを無視して部屋を荒らしたいと思うほど勇者は横暴ではなかった。

?妖精「ありがと。それじゃもどろ?あたいが外を見たがってる」

傍から聞くとなんとも不思議な表現で勇者と魔女っ子の背中を押す新しい妖精だった。
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:11:14.88 ID:5IRs3pvDO
〜〜古城 裏口〜〜

?妖精「う〜〜ん。空ってやっぱり明るいね」

勇者「そう?……って、色が変わってる!」

?妖精「そりゃね、ブラウニーさんそのものの因子よりも彼女が取り込んでた因子が多めだから
赤、青、緑、全部の因子が揃っちゃった」

魔女っ子「それってもしかして…伝説の虹色妖精?」

?妖精「そこまではいかないね。三色集まったことであたいは光になのよ。といっても
各因子がまだ弱いから星影ってところかな?」

勇者「星影…か。厨ニっぽくてものすごくカッコいい!」

星影妖精「そ、そう?…よし、それじゃあたいのことは今から星影妖精って呼んで」

魔女っ子「うん!ちょっと大きくなったけどよろしくね!」

こうして浅縹妖精はあっさりと全ての因子を備えることになり、星影妖精となるのだった。

〜〜〜
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:12:05.65 ID:5IRs3pvDO
〜〜〜

勇者(…それじゃ、もう帰ろうかな。下手に古城を荒らすのはいい気分じゃないし、
なにより星影妖精の中のブラウニーさんが怒りそうだし)

そんなことを考えながら…

どうしますか?
1.まっすぐ帰る
2.その他

安価>>↓
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 21:13:32.83 ID:8lk5SML4o
ニンジャさんと会話
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 21:21:37.59 ID:wX6kreySO
荒らせない、探索できないのかね…ちくせう
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/06(木) 21:28:11.36 ID:5IRs3pvDO
ニンジャさんと会話

ふと視線を移すとそこには無言のままあたりの気配を探るニンジャの姿。

勇者(…冒険中のニンジャってものすごく怖いんだよな)

街中ではそれなりに…というよりもかなり人好きする性格を見せる彼だが一度街の外へ出ると
彼は完全なる殺戮機械へと変貌する。

故に冒険中彼と話すことはほぼゼロといっても良く、実際勇者は自主的にニンジャに話すことは無い。

どんな話をしますか?

安価>>↓
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 21:29:12.50 ID:8lk5SML4o
あの城について
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 21:32:07.77 ID:WThBjwZco
妖精さん!
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 23:38:53.09 ID:TKJwni9Jo
しかしニンジャだけは敵にまわしたくないな
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 00:22:11.24 ID:boFOxtrT0
今までの流れ的に忍者の刀はやっぱり魔法かかってんだろうな
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:14:32.83 ID:QNQGXLKDO
>>419-420
そうですね。隠しておく必要も無いので答えておきますが、彼の太刀には魔法がかけられています。
まあ、正確な意味では少し異なるのですが…

あの城に
ついて

勇者「ニンジャさん、あの城についてどう思います?」

一応それでも旅の仲間なので意を決して話しかけてみる勇者。

一瞬…いや、三瞬くらいだろうか。とにかく僅かな沈黙の後に細く鋭い目つきのニンジャは口を開く。

ニンジャ「どう、とは?」

勇者「いや、ニンジャさんの目から見てこの城を探索する必要があるとおもいますか?」

と僅かに怯みながら答える。それはまるで答案の間違いを言い訳しているようにも見え
傍から見ると滑稽ともいえるだろう。
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:15:17.70 ID:QNQGXLKDO
ニンジャ「…我に聞く必要無し。そのような話ならばブラウニーに聞けばよかろう」

当然だがニンジャだからといって何でも知っているわけではない。特にこの古城については
何の前情報も無く、ただ単に貰った地図に載っていたというだけであり、尚且つ
この場所に行こうと言い出したのは勇者であるため、そんなことを聞くのはお門違いだとばかりに答える。

勇者(ですよね〜〜)

あまりにあほな事を聞いてしまったことに僅かに赤面する勇者。あまり話しかけない人物に
話しかけたことによる緊張も入っていたのだろう。

勇者「ということで、星影妖精。この古城…探索してもいい?」

その存在の半分はブラウニーのもののため毛布に包まっている星影妖精に向きなおるとそう尋ねる勇者

星影妖精「ん〜。ご主人様の城を荒らすのは駄目。…でも、城の中には怪異がはびこってるのよね。
それを退治するだけならいいよ」

と、非常にありがたい(?)お言葉が返ってくる。
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:16:07.54 ID:QNQGXLKDO
勇者(つまり、古城の中のものに手をつけては駄目。でも怪異を倒すだけなら構わないってことか。
なんだか随分と虫のいい話だな)

星影妖精「もちろん無理にとはいわないよ。私にできることっていったら罠を解除できるくらいだし」

つまり、この城の敵を倒す間は罠の心配はしなくても良いということらしい。

勇者(なるほど。ということは、ニンジャさん抜きの捜索が出来るのか…。食料は領主様に貰ったものが
まだ十分残ってるからもう一泊しても問題ないし、経験を積むためにもう少し留まろうか?)

星影妖精「あ、一応言っておくけど怪異は幽体だから倒してもお金になるようなものは手に入らないよ。
あ、でもマスターのパンプキンなら問答無用だから大丈夫ね」

魔女っ子「そういえば言い忘れてた。あたし、新しい魔法覚えたよ」

勇者「はえ?えらい唐突だね」

魔女っ子「いやまあ、正直今回戦う事は無いかな?って思って黙ってたの」

勇者「そだね。俺も正直今回はニンジャさん無双だと思ってた」

魔女っ子「でね。覚えたのは『キャロット』って名前。なんと敵をにんじんに変えちゃうの!」
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:16:57.45 ID:QNQGXLKDO
勇者「……えっと…その系統の魔法しか覚えないの?」

魔女っ子「ああ、いや。これはまあ偶然だよ、おにーちゃん。ぐ・う・ぜ・ん!」

勇者「そうですか…。で、具体的には?」

魔女っ子「パンプキンの魔法よりも戦闘能力が高くなります!…でもその代わり売値が
半分位になるよ」

勇者「まあ、どう考えてもニンジンよりもカボチャの方が高く売れるよね」

魔女っ子「そうよね。因みに旅に出る時にセットした魔法を使い続けるから一度決めると
街に戻るまでそれをつかいつづけるからね〜」

勇者「りょーかい。もし、古城探索になったら改めてどちらを使うか聞いてみるよ」

勇者(ということで………)

どうしますか?
1.経験を得るため古城の中へ入る
2.俺は慈善事業家じゃない。もう帰る。
3.その他

安価>>↓
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 14:22:12.13 ID:bjo2jX2SO
念のために使用魔法をキャロットに。

また、ブラウニーと交渉。
怪異がいつまでも蔓延ればこの城が荒らされる、または何らかに利用されかねない可能性を提示しつつ、報酬、または道中手にはいる物を貰えるように要求。
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:43:38.00 ID:QNQGXLKDO
念のため使用魔法をキャロットに。
またブラウニーと交渉。怪異が何時までも蔓延ればこの城が荒らされる、
またはなんらかに利用されかねない可能性を提示しつつ、報酬、または道中手にはいるもの物を
もらえるように要求。

勇者「それじゃ、魔女っ子はキャロットの魔法にセットして」

魔女っ子「うん。本来なら街に戻らないといけないけど今回だけOKということ忘れないでね」

勇者「りょうかい。あと…」

再び星影妖精に向き合う勇者。
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:44:08.68 ID:QNQGXLKDO
勇者「怪異がのさばればこの城って荒らされると思う。それに何者かに利用されるかも。
それはわかるよね?」

星影妖精「ん〜、怪異自体はもう何十年もいついてるけど別に荒らしはしないのよね。
自分の住みか荒らす存在なんて基本的にいないから。…でも何者かに利用される可能性は確かにあるかも」

勇者「俺たちは冒険者だ。冒険者は報酬がないと働けない。だから、道中で手に入るものは
もらえないだろうか」

星影妖精「……」

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
9〜7 星影妖精「仕方ないわね。でもあまりに高価な調度品はもって言っちゃ駄目よ」
3〜6 星影妖精「それでもご主人様の品々をもっていくことは絶対に駄目!」
0〜2 星影妖精「そうよ。私はこの城を守らなきゃいけないからあなたたちについていく事は出来ない」

となります。
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 14:46:14.05 ID:bjo2jX2SO
はびこれば、なんだが…細かいか
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:57:19.20 ID:QNQGXLKDO
>>428
ま、まんえんれば…



5=3〜6 星影妖精「それでもご主人様の品々をもっていくことは絶対に駄目」

結果としては当然だった。

自分が大切にし守ってきたものを自分が率先してそれを手伝うわけが無い。

ただ救いは勇者達はあくまで善意の言葉であると認識できた事だろう。

故に。

星影妖精「だ〜め」

と簡単にあしらわれてしまうのだった。

魔女っ子(勇者って意外と業突く張りなのね。…いや、形式美にとらわれているだけ?)

ニンジャ(………)
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 14:58:11.55 ID:QNQGXLKDO
勇者(…あっさりと拒否されてしまった。まあ当たり前だよね。俺のいってることって
相手の不安を煽る詐欺師とか悪質訪問販売員の手法と同じだし)

そんなことを考えながら…
1.そろそろ帰ろうか
2.報酬無しでも怪異退治
3.その他

安価>>↓
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 14:59:48.25 ID:bjo2jX2SO
じゃ2
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 15:02:43.01 ID:QNQGXLKDO
では休憩時間がおわったので続きはまた夜に
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 15:03:17.33 ID:bjo2jX2SO
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 15:07:54.16 ID:Cd3QWDFAo

しかし魔法って呪文唱えてればいいと思ってたけどセットが必要なんか
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 15:08:27.17 ID:boFOxtrT0
おつかれさま
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 15:27:13.52 ID:CYRxrVzPo
乙でした
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 17:32:46.25 ID:ktw0FgvAO
>>434
DQの呪文じゃなくて、FF7のマテリアみたいなかんじね
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 19:53:55.23 ID:QNQGXLKDO
>>434>>437
一々戦闘のたびにどのような戦い方をするのかというのを選択するのも非常に面倒なので
今回はHPとMPをひっくるめて継戦能力と表記してします。なので消費MPの高い
強力な魔法はあらかじめ継戦能力の最大値をさげているので魔法の使い分けは
出来ません。
結果論ではありますが、言われるとおりマテリアみたいなものと考えてもらったほうが
わかりやすいかもしれませんね。


2.報酬無しでも怪異退治

勇者(手ごろな戦いが出来ると割り切れば報酬は無しでもいいか)

そう判断すると改めて城門前へ向かうのだった。
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 19:54:33.10 ID:QNQGXLKDO
〜〜謎の古城 城門前〜〜

勇者「それじゃニンジャさん、すみませんが待っていてもらえますか?」

ニンジャ「心得た」

勇者「あとは…えっと……星影妖精は能力どんな感じなの?」

星影妖精「はい。それでは…戦闘能力はそうび無し。『ティンクルエッジ』は戦闘力5、
『ティンクルアロー』は戦闘力7、継戦能力−5。『ティンクルソード』は戦闘力10、継戦能力−12。
回復魔法は『癒しの光』で継戦能力+6レベルは10で中級妖精補正0.7を掛けて7、あわせて13です」

勇者「装備無しは仕方ないにしても…いりなりレベル10!?」

星影妖精「中位妖精の最低レベルが10なので、自動的にそうなるのです」

勇者(ティンクルソードの継戦能力の下がり方が半端じゃないな。三人パーティでは
そんなに使える技じゃないか。ってか、この城の近くにいるからなのか、星影妖精に
浅縹妖精の面影がかなり少ないな)

魔女っ子「あたしは装備は変わらないから魔女の呪い服戦闘能力3、三角帽1、それに
『キャロット』の魔法の戦闘能力が12、継戦能力−1、それに今回から妖精さんとの
契約補正が+1されるから合計値は17。継戦能力はレベル5で魔女補正0.6掛けて3、
それに魔法のマイナス補正−1あるから2かな」

勇者「なるほど。そして俺が装備は変わらないから戦闘能力は全く変わらず11。
継戦能力はレベルは5だから勇者補正1.3を掛けて=6.5、それに
『ホイミ』の継戦能力+5を足して11.5だね」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/07(金) 19:54:59.30 ID:QNQGXLKDO
勇者(俺と魔女っ子を合わせると戦闘能力28、継戦能力は13.5。
星影妖精にどの魔法で戦わせるかで随分と戦闘能力が変わるな…)

星影妖精にどの魔法を使わせますか?
1.初心忘れるべからず『ティンクルエッジ』総戦闘能力33、総継戦能力26.5≒27
2.バランスの取れる『ティンクルアロー』総戦闘能力35、総継戦能力21.5≒22
3.大艦巨砲主義『ティンクルソード』総戦闘能力38、総継戦能力14.5≒15

安価>>↓
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 20:43:01.12 ID:zZ2G/jYRo
2
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 22:50:46.50 ID:Cd3QWDFAo
支援
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 13:17:13.76 ID:SPOP9jGn0
支援
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 13:35:07.94 ID:C/14dsLSO
この板は支援いらないのよ?
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 16:27:34.64 ID:w2qayNoDO
>>442-444
そうですね。この板は一ヶ月くらい放置しない限り落ちません。
…が、支援のお言葉は中の人にとってものすごい栄養になります。
どんなレスでも見ている人がいるというのが目に見えるのは非常にありがたいですし、
支援という言葉も自分が受けているようでやる気が出てきます。
普通、スレの管理には『保守』という言葉を使い、『支援』は連投規制の予防などに使うので
この言葉も中の人に言ってくれている…と思うのは流石に思い上がりですかね。

何はともあれ反応していただけるのはありがたいものなのです。


2.バランスの取れる『ティンクルアロー』総戦闘能力35、総継戦能力21.5≒22

勇者(…一回の戦闘で継戦能力は最低でも1下がる。そして、継戦能力が最大値の2割を
切ると誰かが倒れる。その辺を加味するとこの辺が妥当だろう)

あえて最強魔法を使わず、継戦能力のバランスの良い魔法を選択する勇者。

〜〜〜
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 16:28:24.23 ID:w2qayNoDO
〜〜〜

勇者「それにしても、魔女っ子の魔法って幾らなんでも効率よすぎない?」

星影妖精のティンクルソードは戦闘能力+10で、継戦能力は12も下がるのに
魔女っ子の『キャロット』は戦闘能力+12で継戦能力は1しか下がらない。

魔女っ子「ん〜、理由は2つ。一つはこの魔法は魔女専用の魔法で尚且つデメリットも
大きい事」

勇者「…確かに今はいいけど、後半になって敵の素材もいいものを出すようになったら
問答無用でにんじん化させるのは厳しいね」

魔女っ子「うん。それともう一つが妖精ちゃんは回復魔法も使えるということ。
魔法力の最大値を10だとして、それを攻撃と回復の両方に使うとすれば
おのずと制約は大きくなるでしょ?」

勇者「なるほど…。はじめは星影妖精が賢者タイプになってラッキーと思ってたけど
実際はそうでもないんだね」
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 16:28:50.88 ID:w2qayNoDO
魔女っ子「そういうこと。それに、私も攻撃一辺倒で尚且つ継戦能力自体がかなり低いから
妖精ちゃんの支援無しじゃすぐにへばっちゃうけどね」

勇者「つまり魔女っ子はそれだけピーキーということなんだね」

魔女っ子「うん。って、自慢できる事じゃないけどね」

などと城門前で暢気な会話をしていると、

星影妖精「ゆーしゃ、マスター。それではそろそろ行きましょう。とりあえず罠が
あるところは教えるのであまりわき道に行かないようにしてね」

と、ようやく仲裁が入り2人は戦闘態勢に入るのだった。
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 16:29:17.61 ID:w2qayNoDO
〜〜古城 入り口〜〜

星影妖精「まずは正面玄関から行きますね。ロビーには騒霊がいますがそれは難なく倒せると
思います。といってもそういった雑魚を幾ら倒しても経験にはならないのでそこから二階へ。
その周囲の敵ならば丁度いいと思いますよ」

がちゃん…

重苦しい音と共に十年単位で開放された気配のない扉から光が洩れる。

勇者(…予想通りかび臭いな…)

そんなことを思っていると、前もって星影妖精が言っていた騒霊が姿を現し威嚇してくる。

魔女っ子「ろっと、きゃろっと、えしゃろっとーーーー!!」

星影妖精「ティンクルアローー!!」

が、こちらも冒険の最初に比べるとはるかに強くなっている。威嚇を始めた騒霊をあっさりと片付け
2階へあがるのだった。
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 16:29:48.57 ID:w2qayNoDO
〜〜古城 2F〜〜

埃の積もった絨毯に足跡をつけつつ2階へ上がるとそこには既に待ち構えていたかのごとく
半透明の霊がこちらに襲い掛かる!


ゴーストが3匹現れた!

勇者一行の戦闘能力35

ゴーストの戦闘能力13×3=39

39−35=4

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマを4引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 16:48:43.22 ID:xv0rO8pAO
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 17:31:29.97 ID:w2qayNoDO
4−2=2ダメージ!

勇者「てやーーー!!」

柄にも無く飛び出すと気合一閃、鉄の剣を横に薙ぐ勇者。しかし、

スカッ!!!!

当然といえば当然だが幽体であるゴーストに鉄製の武器が通用する事無くそれは通り抜け
勇者はその勢いを殺しきれず思わずたたらを踏む。

ゴースト「!!!」

ガコン!!

後頭部に鈍い痛みが走る。それはすり抜けたゴーストが振り向きざま落とした両腕であり、
それをまともに受けた形になるのだ。

魔女っ子「もう、勇者ったら!」

星影妖精「不浄なるものへの聖なる裁きを!!」

とはいえ、ゴーストもまた何を装備しているわけでもないので致命傷には程遠く、
勇者たち一行は星影妖精の魔法によってあっさりと退散させられるのだった。

リザルト
継戦能力が20/22となりました。

〜〜〜
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 17:32:16.32 ID:w2qayNoDO
〜〜〜

勇者「あいたたた…」

星影妖精「……」ぽわわわぁ〜

後頭部に受けた衝撃を癒すために星影妖精の『癒しの光』が包み込む。

勇者「ありがとう。……ていうかその格好…動きにくくない?」

星影妖精「そうね。毛布を被っていて面倒かも…脱いだ方がいいよね?」

魔女っ子「だ〜め!妖精ちゃんはものすごーく美人さんなんだから、慎みをもつのよ」

星影妖精「はい。マスター」

勇者(それにしても星影妖精の口調が一定しないな…。まだブラウニーさんの意識と
浅縹妖精の意識が十分には混ざり合ってないんだろうな)

簡単な治療後、そんなことを考えながら、再び歩き出す勇者たちだった。

〜〜〜
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 17:32:43.93 ID:w2qayNoDO
星影妖精「この扉の奥にも敵がいます。準備は?」

勇者「OK!」

魔女っ子「まかせて」

星影妖精「わかりました。では!」

がちゃん!

ゴースト×2、ゴーストメイジが現れた!

勇者一行の戦闘能力35

ゴーストの戦闘能力13×2=26
ゴーストメイジの戦闘能力15

41−35=6

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマを6引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 17:37:49.16 ID:xv0rO8pAO
てや
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 17:55:10.89 ID:w2qayNoDO
6−6=0
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。

先ほどのミスで懲りた勇者は同じミスはしない。

ドアを開けた瞬間盾を身構え2人の壁になると丁度そこに炎の玉が直撃する。

勇者(よし、敵の第一手を封じた!)

この時点で勝利は確定したといっていいだろう。相手は半透明…つまり存在自体が稀薄であるため
力の概念を受けると簡単に霧散してしまう存在なのだ。

魔女っ子「ろっと、きゃろっと、えしゃろっとーーーー!!」

POM!!

概念自体が希薄な憐れなる霊はこうして実体化するのだった。…それがにんじんとしてという事実はともかく。

リザルト
継戦能力が19/22となりました。
にんじん(小)を3個手に入れました。(15G×3)

〜〜〜
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 17:55:41.33 ID:w2qayNoDO
勇者「ふむ…結構順調だね」

魔女っ子「妖精ちゃんのお陰で奇襲や罠の心配がないからね」

星影妖精「この調子ならもっと上の階の敵も倒せるかもしれませんね。行って見ますか?」

勇者「上の階?敵が強くなるってこと?」

星影妖精「はい。この古城は地上4層、地下1層になってます。今は2層目で、上に行くほど
強い出来が居座ってます」

勇者「なるほど…」

どうしますか?
1.上の階に挑戦!
2.この階で地味に敵を倒していく
3.その他

安価>>↓
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 17:56:57.56 ID:C/14dsLSO
一旦休憩して、体勢を整えてから上を目指す
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 18:23:17.45 ID:w2qayNoDO
一旦休憩して、体勢を整えてから上を目指す。

勇者「それじゃ、一旦休憩しようか」

星影妖精「う〜ん。浮翌遊霊とかもいるからあまりお勧めは出来ないわよ。実際、上がった瞬間
ゴーストに襲われたでしょ?」

勇者「それもそうか。既にこの古城に俺が侵入してきたことは多分ゴースト全体にばれてるだろうし、
なにより休憩した位じゃ継戦能力は回復しないもんな。テントまで戻って一日眠れば
また違うんだろうけど。」

魔女っ子「そうそう。あ、でも休むのとは少し違うけど、ニンジャさんから貰った丸薬が3つ
残ってるよ?ここで使っちゃう?」

勇者「ああそういえばあったね。あれって薬草と同じ効果で一つ使えば継戦能力が1回復するんだよね」

どうしますか?
1.丸薬3つとも使って上の階へ
2.丸薬2こ使って上の階へ
3.丸薬1こだけ使って上の階へ
4.丸薬は使わずに上の階へ
5.その他

安価>>↓
※現在継戦能力は19/22
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 18:30:25.97 ID:xv0rO8pAO
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 19:17:11.82 ID:w2qayNoDO
2.丸薬2こ使って上の階へ

勇者「それじゃ、魔法力を消費している魔女っ子と星影妖精これ食べて」

そう差し出す二つの丸薬。見た目は小さな緑色の玉だが、どう考えても美味しいものには見えない。

ぱくっ!

一番最初に口にしたのは星影妖精。もぐもぐと口の中で数回咀嚼するとそのまま嚥下する。

魔女っ子「どう?食べられる?」

星影妖精「うん、だいじょーぶ」

魔女っ子「それじゃ…」ぱく

魔女っ子「くばっ!!!」

急いで腰に吊るしていた水筒に手をかけ一気に飲み干す。

勇者「…やっぱり不味かった?」

魔女っ子「……最後の一個はおにーちゃんが飲んでよね」

どんな言葉にも勝る回答であった。

〜〜〜
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 19:17:41.23 ID:w2qayNoDO
〜〜古城 3F〜〜

星影妖精「このあたりになると、正直私一人では太刀打ちできません」

魔女っ子「…うん。凄く嫌な雰囲気で溢れてる」

勇者「だけどその分一気に経験を貯められるはず」

そう話している間にも悪意の塊ともいえる顔だけの存在がこちらへと向かってくる!!

イービルスピリット×2が現れた!

勇者一行の戦闘能力35

イービルスピリットの戦闘能力24×2=48

48−35=13

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマを13引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 19:20:59.17 ID:C/14dsLSO
ふんっーーーもっふ!!!!!
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 19:40:48.93 ID:8RzxLmnAO
すばらしい!
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 19:42:32.16 ID:w2qayNoDO
13−7=5 5ダメージ!

二階にいた幽霊達は極端な話をすれば悪意の無い単なる霊である。彼らがこちらに襲ってきたのも
単純に自分の縄張りに来た異物を排除しようとする動きであり、こちらが縄張りを争うとしなければ
実害は無い。

だが目の前の敵は違った。それは邪悪な意志の塊。それが幾人もの魂を取り込んで力をつけていった
掛け値なしの邪悪であり、そういう敵との対戦は勇者にとって初めての経験であった。

勇者「ちぃ!!」

自分の攻撃が聞かないことを体で覚えた勇者は防御の姿勢で耐えようとするが、それをあざ笑うかのように
吹き飛ばし、そのまま勇者を自分が捉えた魂に加えようと動く。

星影妖精「光よ!!」

まだ弱い光とはいえ、邪悪な存在に対する最も効率的な魔法で殲滅させようとするが敵は
それすらもかわす。

しかし、それこそが、星影妖精の…、否、魔女っ子の作戦だった。
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 19:43:05.41 ID:w2qayNoDO
魔女っ子「ろっと、きゃろっと、えしゃろっとーーーーー!!!」

高らかに響く歌声。それは星影妖精の放った魔法の影を完全に封鎖していた。

イービルスピリット「!!!!」

一瞬で取り囲まれる悪霊。そして、それはいきなり変化し…

POM!!

魔女っ子「ふぅ〜〜。正直もう一回やれっていってもできる自信は無いわ」

よほど集中したのだろう、珍しく額に流れ出す汗を拭きながらにんじんとなった
イービルスピリットを握り締めるのだった。

リザルト
継戦能力が16/22となりました。
にんじん(中)を2個手に入れました。(25G×2)

〜〜〜
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 19:44:03.07 ID:w2qayNoDO
勇者「…存外上手くいったけど、俺だけものすごく不公平じゃない?」

魔女っ子「しかたないよ。私も妖精ちゃんも彼らの悪意をまともに受けたら
下手したら即死だもん」

星影妖精「そうですね。ゆーしゃならば、ホイミで自分を回復できますし」

勇者「…まあ、実際俺が盾にならないと完全に役立たずだものな。仕方ないか…
それよりも、もう一度同ランクの敵を倒すことができればレベルアップしそうだね」

星影妖精「ただ、最大継戦能力の2割を切ると犠牲者が出ますのでご注意を」

魔女っ子「具体的には3以下になると駄目ってこと」

勇者「なるほど…今の継戦能力は16。すっごい微妙」

どうしますか?
1.もう一度ここで戦闘を行う
2.とりあえずこれくらい成果出せばいいか。もう戻る
3.その他

安価>>↓
※丸薬は残り1個
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 19:53:13.39 ID:C/14dsLSO
一回外に出てキャンプ、全回復後にまた挑戦
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 20:24:00.21 ID:w2qayNoDO
一回外に出てキャンプ、全回復後にに挑戦

勇者「折角夜具セットもってきたんだし、いったん戻ってキャンプしようか?
ニンジャさんがいるお陰で見張りの必要もないし」

そう話す勇者。

魔女っ子「えっと…それって無理じゃない?今、夜具の毛布は妖精ちゃんが纏ってるのよ?」

勇者「あ!!」

魔女っ子「それに今回初めてだから言っておくけど、今のテントは簡易式だから
一日泊まって回復できるのは最大継戦能力の1/2。今回なら一応完全回復するけど
そのかわり、私やニンジャさん、妖精ちゃんの友好値がちょっと下がるわよ。
まあ、ニンジャさんはほとんど口に出すことは無いけど」

勇者「…マジ?」

魔女っ子「まあ、システム面の話だからあんまり言いたくないけどね。マジです」

星影妖精「正確に言うと移動中に夜になってテントに泊まるのはある意味仕方ないので
多少は大丈夫ですが、好き好んで危険な魔物が跋扈するところでテントを張るなんて気が休まらない
ですからね。今回はその後者に当たります」
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 20:24:31.06 ID:w2qayNoDO
勇者「そうか。確かに寝るところはあっても風呂もないし、当然着替えもそれほどあるわけじゃない。
食料はあと3日分はあるけど、新鮮なものの方がいいに決まってる。…しかも
一番安いテントだから寝心地もいいとはいえない」

魔女っ子「とはいえ、どうしてもって言うなら止めないわよ。石橋を叩いて渡るのも一つの戦法。
一応今回は、『あとで聞いてなかった』といわれても困るから前もって言っておくわね」

勇者「むむむ…つまり、あくまでシステム説明だから現時点での変動はなしという訳か」

どうしますか?
1.お風呂がなんだ!もう寝るったら寝る。
2.…やっぱりまだ冒険をしよう
3.その他

安価>>↓
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 20:26:31.03 ID:xv0rO8pAO
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 20:32:33.87 ID:8RzxLmnAO
できれば即死の危険がない2階に戻りたいな…
2階の敵だとあと何回でレベルが上がりますか?
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 20:47:40.42 ID:w2qayNoDO
2.…やっぱりまだ冒険をしよう

勇者「う〜ん。それじゃもう少し冒険しようか」

冒険の攻略中であればともかく、今回は報酬の無い単純なレベルあげである。モチベーションという
意味ではやや低く、そういった状況で無茶をするのはとてもよいとはいえない。

勇者「…とはいえ、3階だとほんの僅かだけど即死の可能性があるんだよなぁ…」

魔女っ子「でも、2階だとあと3回は戦わないといけないよ。これ以上時間経過しちゃうと
今日中に街には戻れないよ」

勇者「なるほど…」

勇者(そういえば丸薬が後一個あるな。これを使えば一回だけなら確実に生きて帰れるんだけど…)

どうしますか?
1.勝率90%に掛けて3Fで戦闘
2.もう今日帰るのは諦めて2Fで地味に戦い続ける
3.丸薬を使って3Fで戦闘

安価>>↓
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 20:48:45.21 ID:C/14dsLSO
かなりバクチになるだろうが3
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 21:03:56.11 ID:w2qayNoDO
3.丸薬を使って3Fで戦闘

勇者(ふむ…今夜帰れないと…素っ裸の妖精さんと一緒に寝なきゃいけないんだよな…)

一応前もって魔女っ子の着替えが入らないか試してみているのだが、やはり体格の違いからか
それが不可能だというのは確認している。

勇者(…それにしても妖精さん綺麗だよなあ…。人間と違って染みや皺が無いし、
肌なんて銀月に映えるこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいみたいに肌理細やかで白いし、白金色の髪なんてさらさらだし…)

それは例えるならば名工の作ったビスクドールの如き。人間とは一線を画すその美しさは
一幅の絵画からそのまま出てきたようである。

月影妖精「???どうしました?」

勇者「あ、ああいや。それはそうと…」ぱくっ!

少しでも生存率を上げるために緑色の丸薬を口に含む勇者。その瞬間、苦く、不味く、酸っぱく、
辛く、甘く、しょっぱく、その他様々な味が駆け抜ける!

勇者「!!!」

先ほどの魔女っ子と同じように一気に水筒の中身を飲み干す勇者。舌に刺激は残るが
同時に体に再び力が沸き立つのを覚えるのだった。
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 21:04:37.76 ID:w2qayNoDO
〜〜古城 3F〜〜

勇者「よし、それじゃもう一度狩ろうか」

魔女っ子「うん、がんばろー!」

月影妖精「それにしても私は何時まで毛布に包まってればいいんでしょう?」

そんな会話をしていると、悪意のある存在が再びこちらへとやってくる!

イービルスピリット×2が現れた!

勇者一行の戦闘能力35

イービルスピリットの戦闘能力24×2=48

48−35=13

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマを13引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/08(土) 21:06:21.22 ID:C/14dsLSO
メル欄に sagaって入れると粉雪とか死ね、殺すがちゃんと表記されるのよな
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 21:08:18.24 ID:jJ/MLc/oo
けっこうくらったなぁ
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 21:08:52.55 ID:jJ/MLc/oo
戻る時に2階の敵には当たらず戻れるのかな?
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/08(土) 21:49:17.57 ID:w2qayNoDO
>>476
ああしまった…『こなゆき』も駄目だったのすっかり忘れてました。
saga機能については>>1に書いてあるとおり、もしもしから毎回打ち込むのが非常に
めんどくさいので打ち込みません。
携帯からでもクッキー使えるといいんですけどねぇ…
このスレで『どらえもん』とかうちこむことはまずありえないので各自「ぴー」には
『死』や『殺』に脳内保管お願いします。あと、極力『魔力』は魔法力としていますが
たまに『魔力』と打ち間違えるのでそのへんも保管お願いします。

>>478
今回は星影妖精さんがいるのと、2Fの階段にいるゴーストは既に討伐しているので大丈夫ですよ。


13−2=11 11ダメージ!


勇者も魔女っ子も、もちろん星影妖精も敵を侮っていたわけではない。

ただ単純に、イービルスピリットの本来の力が勇者達を圧倒していただけである。

とはいえ、スピリット2匹に対し、こちらは3人。手数の差で最終的には
何とか勝ちを拾えたのだが。

リザルト
継戦能力が6/22となりました。
勇者のレベルがあがりました。(レベル6)
魔女っ子のレベルがあがりました(レベル6)

〜〜〜
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 21:49:51.05 ID:w2qayNoDO
魔女っ子「も〜だめ、そろそろもどろ?」

勇者「だよねぇ」

ボロボロ姿の3人。歩けないほど酷い怪我をしているものはいないが、全員肩で息をしており
先ほどの戦いがいかに激しいものだったかを示している。

勇者(レベルは上がったけど、実際に数値に反映されるのは宿に泊まってからなんだよな。…変なの)

そんな印象をえながら

どうしますか?
1.ニンジャのいるキャンプへ戻る
2.その他

安価>>↓
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 21:51:15.47 ID:xv0rO8pAO
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 13:02:07.50 ID:MP3fLnf5o
乙でした
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 21:04:21.59 ID:r4tbNGsDO
すこし時間が空きましたが今日から再開します。


1.ニンジャのいるキャンプへ戻る

勇者「…一応今回の目的は果たされたといってもいいかな?」

そう呟く勇者の言葉に反対するものなどいるはずも無く、一行は最後の魔法力で
傷を癒しながら古城から脱出するのだった。

〜〜古城 城門前〜〜

そこには既にキャンプの後片付けを終わらせていたニンジャが風のように現れる。

勇者「ただいまです。もう昼過ぎそうですね。今から戻ればギリギリ今夜中に戻れますよね?」

その質問にコクリと頷く村人の格好をしているニンジャ。

星影妖精「…行くのですね?」

勇者「はい。…やっぱり寂しいですか?」

星影妖精「そうですね。寂しくないといったら嘘になりますが…もうすぐその感情も小さな妖精さんと
混ざって思い出になります。…そしてそれはそれでも構わないと思う自分もいます」

勇者(まるで緩慢な自殺だな。いや、妖精種にとってはそれが普通なのだろう)

そもそも人間との価値観が根本的に異なる種に対し、一方的な憐れみなど何の意味もないのだろうと思う。

そしてそれは魔女っ子も同じようであり、顔は僅かに寂しそうだが彼女にはどんな言葉も
掛けられなかったのである。
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 21:05:08.32 ID:r4tbNGsDO
〜〜国境の村 入り口〜〜

古城から国境の村までの距離は長い。その間幾度もモンスターと遭遇するが、勇者が剣を抜くよりも速く
決着はつけられており、勇者や魔女っ子の仕事は既に息絶えた怪物たちから戦利品を手に入れる作業
だけであった。

勇者「それにしても疲れた〜。戦利品はにんじんわせてで95G。あとはニンジャさんが
倒した敵のもろもろ合わせて200G。あわせて295Gか」

ニンジャ「で、ゴザルな」

魔女っ子「それより、妖精ちゃん用に服買おうよ。とりあえず一着だけでもいいから」

勇者「それもそうだよね。って、羽根があるけど普通の人間用の服でいいの?」

星影妖精「それは大丈夫ですよ。羽根は消せますし」

ふぉん…

勇者「なんとびっくり!?」

星影妖精「ちっちゃい頃は歩くスピードの関係上、飛んでた方が楽だったからね。今は
みんなと同じくらいの大きさだから歩いてても大丈夫!」
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 21:05:41.70 ID:r4tbNGsDO
魔女っ子「そうそう。だいたい妖精って自分の姿を消す事だってできるもんね」

勇者「そういえば…残ったブラウニーさんは普通に消えていってたね」

星影妖精「はい。特に何かをつかさどる妖精の場合、それと一体化することで存在概念を削る事無く
あり続ける事が出来ます」

魔女っ子「因みにブラウニーって、家屋の妖精の総称なのよ」

勇者「そっか、だから結界の中にいても古城内の状態を管理できていたのか」

星影妖精「といっても、分離してからはそちらの状態はすべて向こうに明け渡してますから
記憶に残っているだけですけどね」

勇者「なるほど。よくわからないけどわかった。それよりも…急いで妖精さんの服を買わないと、
閉まってしまう」

そういいながら衣服屋へと足を急がせるのだった。
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 21:06:13.58 ID:r4tbNGsDO
〜〜国境の村 衣服店〜〜

店主「え〜と。もう閉店の時間なのですが…」

勇者「すみません、急ぎのようなので。実は服が欲しいのですが。できれば冒険や旅行に
耐えられるものを」

店主「…しかたないですね。それでどなたのものをご用意しましょう?」

星影妖精「私です」

店主「…こ、これはこれは。どうぞ、今灯りをつけますのでごゆっくりお決めください」

勇者(こういうときは美人て得だなぁ)

明らかな店主の対応の変化に僅かに辟易しながら…

どの服を買いますか?
1.村人の服(戦闘能力1)50G
2.厚手の衣装(戦闘能力2)150G
3.冒険者の服(戦闘能力3)300G
4.その他

安価>>↓
※現在の所持金760G
※※今回から宿代に妖精の分も必要になります。
豪華な宿(3人で450G)
普通の宿(3人で150G)
質素な宿(3人で75G)
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 21:18:27.18 ID:wzgoQlRAO
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 22:08:04.22 ID:r4tbNGsDO
3.冒険者の服(戦闘能力3)300G

勧められたのは一着の服。いや、服というにはやや無骨。基本的外装は一般的な動きやすい衣服だが
ところどころを金属の小片で補強されており、動きやすさと防御の両面において機能的なものだった。

勇者(…可愛さの欠片も無いのが難点だけど)

防御の面に優れるということは当然肌を覆う部分が大半という事なのであたりまえなのだが、
やはり男として残念に思う勇者。

だがそれはそれ、これはこれ。妖精にとって金属製の防具は忌避すべきものであるのだが、
直接肌に触れるわけではないということで比較的あっさりと了承されると
それを早速着込む事にするのだった。

店主「あと、下着各種ですが、こちらのサンプル品をどうぞお持ちください」

勇者「…もしかして…見た?」

店主「あ………まあ、なんといいましょうか。採寸している時にちょっと…」

勇者「………」
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 22:08:40.96 ID:r4tbNGsDO
〜〜国境の村 広場〜〜

勇者「さて…無事に戻ってきたけど…今夜の宿を探さないといけないな」

魔女っ子「今夜から妖精ちゃんも一人分だよね」

星影妖精「すみません」

勇者「ああいや。仲間として当然でしょ。ただでさえこのパーティはニンジャさんが宿に泊まらないから
かなり安く済んでいるんですし」

因みに件のニンジャは既に姿を消している。

魔女っ子「そうそう。それより宿だけど、いつもの普通の宿でいい?」

勇者「………」

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(3人で450G)
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)
3.質素な宿に泊まる(3人で75G)
4.その他

安価>>↓
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 22:11:51.58 ID:0jHEvh/SO
ごめんな、皆。いつか毎日豪華な宿に泊まれるようにするから。普通の宿に泊まる
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 23:09:02.63 ID:r4tbNGsDO
ごめんな、皆。いつか毎日豪華な宿に泊まれるようにするから。
普通の宿に泊まる

勇者「ごめんな、皆。いつか毎日豪華な宿に泊まれるようにするから」

そう言葉にする勇者。それがリップサービスなのか本心なのかはわからないが。

魔女っ子「そーね。一週間に一度…とは言わないけど一月に一回位は泊まってみたいかも」

星影妖精「そーそ。あたしたちがびんぼーなのは今に始まったことじゃないしね」

勇者「みんな…。ありがとう」

お金を管理するのはリーダーである勇者の仕事であり特権なのだが、お金を稼ぐのは
みなの仕事と、地味に魔女っ子の魔法の力である。毎日豪華な宿に泊まれるほど稼げれば
良いのだが、無理してまで泊まろうと思うほど経済観念は破綻していない仲間だった。
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 23:09:36.48 ID:r4tbNGsDO
〜〜国境の村 普通の宿〜〜

店主「おや。おかえりなさいませ。ここ数日お泊まりに着てませんでしたから
てっきり旅立ったのかと」

勇者「まあ、そんなところです。とりあえず探索帰りですよ」

店主「それはお疲れでしょう。いつもの部屋が空いてますのでどうぞ…っと思ったら
新しいお仲間ですね。これは大変お美しい」

星影妖精「えっと。新しいお仲間じゃないんだけどね〜」

店主「は?それは失礼しました。では三人部屋に変更しておきましょう」

そういいながらいつもと異なる鍵を渡してくる店主。
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 23:10:02.54 ID:r4tbNGsDO
〜〜普通の宿 三人部屋〜〜

その部屋は確かにツインルームよりやや広く、今までよりもゆったりできるものだった。

勇者「さて、それじゃご飯を食べたことだし、そろそろ寝ようか?」

魔女っ子「わ〜い!ふかふかべっど〜〜!!」

ベッドの上でばふんとバウンドする魔女っ子。恐らく下の食堂兼酒場では埃が舞ったことだろう。

勇者「あんまりはしゃがないでって、それは無理か。昨日は簡易テントでの生活だったし」

魔女っ子「そうそう。あ、そうだ。妖精ちゃんも一緒に寝よ?」

星影妖精「もちろん!マスターぷにぷにしてかわいー!」

魔女っ子「妖精ちゃんもすべすべー!」

勇者(…どうして2人とも俺を無視して乳繰り合ってるんだ?…いや、女の子同士だから
この表現も間違ってるけど…)

なんともなしに居心地の悪い勇者。あの古城から離れるにるれ星影妖精は急速に
落ち着いた雰囲気をなくしていっており、今では小さな妖精の頃の能天気な性格が
ほぼ前面に出てしまっている。

勇者(さて…あの2人はあのまま放っておけばいいか。俺は寝る前に何かしておく必要があるかな?)

どうしますか?
1.今日は一日疲れたから寝る。
2.その他

安価>>↓
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 23:17:59.17 ID:gBqVefnl0
武器の手入れ…を装い魔女っ子と星影妖精のじゃれあいを観察する
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 23:23:26.32 ID:t/QCUO/do
女性はそういう視線って意外と気付いているものですよ
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 23:27:12.16 ID:r4tbNGsDO
それでは今日はここまで。

いつも遅筆ですみませんです。
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 23:30:45.20 ID:t/QCUO/do

のんびりやって下さい
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 00:02:40.95 ID:UmrQjs820
おつー
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 08:36:00.38 ID:B1nXg387o
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 15:28:37.77 ID:CYU5pkjSO
乙。

しゃあああ500GETォォ
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 19:41:10.64 ID:e5haDgODO
それでは再開します。
…それにしてもようやく500レス。安価スレとは思えない遅さですねぇ。
いやまあ、正直あんまり気にしてなかったりするのですが。


武器の手入れ…を装い魔女っ子と星影妖精のじゃれあいを観察する。

まずはじめに彼の名誉のために断っておかなければならないが、勇者はロリコンではない。
それは今までの行動からも証明させることであり、それについて異論の余地はないだろう。

だからこそ魔女っ子も完全に油断して星影妖精といちゃいちゃしているのであり、
勇者の存在に気にしていないのだが。

勇者(さて、と。今日は結構戦って武器も消耗しているからな。寝る前に手入れをしておこうか)

少女趣味ではない勇者は視界から彼女達を消し、鉄の剣と手入れ用のボロ布を取り出す。

〜〜〜
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 19:41:43.84 ID:e5haDgODO
〜〜〜

魔女っ子「きゃっきゃ」

星影妖精「ウフフ」

ボロ布でこびり付いた血糊をふき取り、柄の僅かな歪みを補正しているのだが、視覚情報はともかく
聴覚がそれに集中させる事を邪魔をする。

ちらっ

あまりのうるささに本当は注意するため視線を動かすのだが、そこに映るのは下着姿とパジャマ姿の
女の子と妙齢な少女の2人。勇者は慌てて視線を戻し、再び作業に没頭……

ちらっ

出来るはずは無かった。あえて表現すればそれは生まれたての子猫のじゃれあいに非常に似ている
のだが、それを薄着姿の少女達が行っているのだ。その声は時には甘く、時には嬌声となり
勇者を刺激する。
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 19:42:30.59 ID:e5haDgODO
勇者「………」

なんだかそれが恥ずかしくなりいたたまれなくなる勇者。彼とて朴念仁ではなく、普通の男なのだ。

勇者(まずい。まだばれてないけど…このままチラ見してたらばれるかもしれない。ってか、
例えばれなくても俺が辛抱たまらなくなる)

自分は勇者だと自制心を最大限に活動させる勇者。そして…

どうしますか?
1.俺は勇者だ!邪念を捨て意地でも眠る
2.…すこし頭を冷やそう。宿の外へでてみる
3.眼福眼福。このままチラ見を続けよう
4.…辛抱たまらん!…俺も混ぜて〜〜!
5.その他

安価>>↓
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 19:43:50.99 ID:CYU5pkjSO
2
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 19:56:06.49 ID:e5haDgODO
2.…すこし頭を冷やそう。宿の外へでてみる

勇者「………」

とりあえず旅の仲間をそういった目で見ることに対し多少なりとも罪悪感を感じた勇者は
妖精と魔女っ子にばれないうちに部屋から出ることにする。

勇者(今度から別部屋にしてもらおうかな?)

などと思いつつ。

〜〜国境の村 宿の外〜〜

宿の一階は食堂兼酒場であるためいまだそれなりの賑わいを見せていたがそれを
尻目に外に出る勇者。北の雪と氷の国との国境にある村は夜になると非常に寒く、
火照っていた体が休息に沈静化していくのがわかる。

勇者(ふむ…何も考えずに外に出てしまったけど、どうしよう?魔女っ子のことだから
あと1時間もすれば寝付くだろうし、そうしたら星影妖精も一緒に静かになるだろう)

単に一時間ほど時間を潰すのならば特に金もかけることなくぶらぶらするだけで良い。

となると…

どうしますか?
1.1時間ほどぶらぶらして過ごす
2.酒場でちょっとお酒でも飲んで体を温める。(一杯30G〜)
3.ニンジャさんを呼んでみる。
4.…そういえばHなお店ってあるのかな?
5.その他

安価>>↓
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 20:04:17.67 ID:CYU5pkjSO
自分も何か金になる商売ができないか考える
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 20:25:41.09 ID:e5haDgODO
自分も何か金になる商売が出来ないか考える

冷たい風にさらされ勇者は自分の体も冷たいが、金銭面でも寒い事を思い出す。

勇者(そう考えると魔女っ子って凄いよな。自分で生活できるだけの特技をもってるんだから)

不意に自分の両手を見る勇者。

彼は生粋のパン屋。特技といえばそれこそパン作りだがそれには材料がいる、釜がいる。
なにより時間が要る。

彼のパン作りで出来たタコや火傷の跡はいまだ消えていない。しかし、それで日銭を稼ぐ事は
不可能だろう。

勇者(はあ…。勇者としては情けないな……)

と思っていると、不意に思い出す言葉があった。

王『路銀がなくなった場合は冒険者ギルドへ行くと良い。勇者の証を持つものであれば
ギルドも無碍にはしまい』

それは勇者の証を受け取った時にいわれた言葉。今までも忘れていたわけではないのだが、
あまりそれを実感に感じてはいなかったのだ。

勇者(そうだな。『俺一人』という意味では違うけど、冒険者がお金をもうける方法としては
依頼を受けるのが一番真っ当な方法だろう)

商売という意味でも全く異なるのだが、そう感じる勇者だった。

〜〜〜
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 20:26:08.74 ID:e5haDgODO
そして次の日

店主「いってらっしゃいませ」

勇者「はい。」

いつものように昼食用の簡単な携帯食も持たせてもらい、水筒に水を汲むと出かける一行だった。

〜〜国境の村 広場〜〜

勇者「さてと…今日はどうしようか?」

魔女っ子「えっと…この地図にあるあといってない場所は…盗賊が出たことがある場所に
未開の地、それに禁足地…くらいかな?」

ニンジャ「そうですな。移動という意味では北の山麓の町、西の帝国領北の砦、南東へ向かうと
キャラバンの出発地点ですぞ。因みに北へ行く場合は防寒具のご用意を」

勇者「なるほど…因みにここってギルドはないの?」

ニンジャ「ふむ…一般的にギルドが存在するのは町以上の規模の場所でござるからなぁ」

勇者(そうか。それじゃ、仕事を貰うなら移動した方がいいのか)

どうしますか?

安価>>↓
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 20:37:53.88 ID:CYU5pkjSO
一番デカイギルドがある場所を聞く
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 20:53:39.50 ID:e5haDgODO
一番デカイギルドがある場所を聞く

勇者「それじゃ一番デカイギルドってどこにあるんですか?」

ニンジャ「勇者殿、今の話を聞けば誰でも気づくのではあるまいか?」

魔女っ子「……わかった!王都よね」

ニンジャ「然り。規模の話で言うのならば王都に勝る場所はそうはあるまい」

勇者「確かに。聞くまでも無かったね。ということで」

どうしますか?

安価>>↓
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 20:56:25.69 ID:Qjw3oR+1o
王都へマリオチックなBダッシュで向かう
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 20:58:04.98 ID:CloSDl2AO
王都に行き、ギルドで何か移動しながら出来る依頼はないか捜す
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 21:05:30.47 ID:9KzDgETGo
マリオ?!
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 21:52:02.73 ID:e5haDgODO
王都へマリオチックなBダッシュで向かう

勇者「となると、一旦王都へ戻ろうか?」

魔女っ子「え?戻っちゃうの!?」

勇者「反対?」

魔女っ子「う〜ん。反対ってわけじゃないけど…」

ニンジャ「勇者殿はそこまでギルドに行きたいのでござるか?」

勇者「うん。正直お金が無いし」

ニンジャ「…致し方なし。では、急いで戻りましょう」

魔女っ子「ニンジャさんがいうなら仕方ないか」

勇者「よし、それじゃ急いで帰ろう!伝説の配管工並みに」

星影妖精「といってもどんなに急いでもたどり着くのは昼過ぎ…仕事を受けるには
間に合わないけどね」

勇者「へ!?そうなの?」

ニンジャ「ですな。基本的に夜警などの仕事以外は朝に受けるものです」

魔女っ子「それとも今から急いで王都に戻って疲れたまま夜のお仕事する?」

勇者「……いや、それは辞めておこうか」

そういうと、いつもどおりのペースで王都へと戻るのだった。
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 21:52:41.68 ID:e5haDgODO
〜〜王都 入り口〜〜

勇者「……出発から随分たつのにまた元の場所へと戻ってしまった…」

魔女っ子「そうね」

ニンジャ「…先に言っておくでござるが、拙者はギルドの仕事は請け負わぬ。故に
ギルドで仕事をするときは別行動でござるよ」

勇者「え!?一緒に来てくれないんですか?」

ニンジャ「拙者は影に生きるもの。故にギルド員になることは出来ぬ」

勇者「…マジ?」

ニンジャ「是」

勇者(……これはまずい。ニンジャさんの冗談のような戦闘能力に期待してたのに…)

魔女っ子(たしか冒険者のギルド員になるとき、色々調べるのよね。何か知られたくない事が
あるのかな?)

勇者「そうか…。残念だけど仕方ないかな。それよりも一応まだ夕暮れ前だけど
宿だけは決めておこうか?」
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 21:53:07.99 ID:e5haDgODO
魔女っ子「うん。今の所持金は310Gにここまで移動してきた雑魚を倒して手に入れた素材100G。
合わせて410Gよ」

勇者(ふむ…王都なら実家に戻ればただで眠れるけど…流石に何度も戻るのは恥ずかしいな…)


どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(3人で450G)
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)
3.質素な宿に泊まる(3人で75G)
4.実家に戻る(無料)
5.その他

安価>>↓
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:01:10.42 ID:9KzDgETGo
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:05:50.27 ID:Qd2erI3bo
紳士が多いですね
ええ、良いことだと思います
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 22:08:58.12 ID:e5haDgODO
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)

勇者「よし、今日も普通の宿に泊まろう」

魔女っ子「いいの?家に戻らなくて?」

勇者「うん、久しぶりの帰宅なら積もる話もあるだろうけど、正直中途半端すぎるからね。
話のネタになるのも星影妖精の一件くらいだし」

星影妖精「ほえ?」

魔女っ子「そっか。おにーちゃんがそれでいいなら私もいいよ。
それじゃまだ明るいけど宿に行く?それとも何か予定でも?」

勇者「そうだな…」

どうしますか?
1.まっすぐ宿屋へと向かう
2.その他

安価>>↓
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:10:45.93 ID:scHANTSCo
少し大通りをぶらぶら
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 17:04:25.45 ID:9mVSBhLDO
少し大通りをぶらぶら

この王都は勇者にとっては生まれ故郷であり育った都でもある。

故に特にものめずらしいものなどあるはずもなく宿屋へ向かおうとするのだが…

魔女っ子「………」

星影妖精「あ〜、やきりんご!おいしそー!」

この都に来てまだ日が無いうちから勇者と旅に出ることになった魔女っ子と、ブラウニーと
一体化したとはいえそもそもモンスター屋から出たことが無く、尚且つこういったものに
如何にも弱そうな星影妖精がおのぼりさんよろしくきょろきょろしてついて着ていた。
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 17:04:54.10 ID:9mVSBhLDO
勇者(…ふう。そうだよね、このところ働きづめ、移動しづめだから少し位はいいよね)

そう判断し、少し大通りに寄り道する事にする。

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
9.8 なんだかごろつきが美人さんに絡んでるぞ
6.7 魔女っ子が魔法専門店に入っていく。 
4.5 星影妖精がもの欲しそうに屋台を見入っている 
2.3 特に何も無いまま宿屋へ到着
0.1 げ!?いかついごろつきに絡まれた!

となります。
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 17:14:11.79 ID:YAvoYXFPo
おらぁ!
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 17:24:18.57 ID:StSaWjUAO
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 17:31:01.81 ID:9mVSBhLDO
9=9.8 なんだかごろつきが美人さんに絡んでるぞ

思わぬ寄り道に目をキラキラさせ、あちらこちらに顔をのぞかせる2人。

この都市になじみのある勇者は流石にそこまで付き合う事は無いだろうと、日暮れまでには
宿屋に集合と約束し、別れる事にする。

勇者(まあ、女の子同士(?)偶には羽根を伸ばさないとね。男がいたら邪魔だろう)

そんなことを考えながら文字通りふらふらしつつ、近道とばかり裏通りに飛び込むと…

???「へっへっへ。お嬢ちゃん…こんなところに逃げ込んで…あぶないよ〜」

???「きゃあ。は、離してください…」

裏通りの更に静脈のように多岐に渡る小道の一角でそんな妖しい会話が聞こえてくる。
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 17:31:29.42 ID:9mVSBhLDO
勇者(…まいったね。あんまり騒ぎには巻き込まれたくないんだけど…)

そんなことを考えながらも自分は勇者だという自覚…もしくは野次馬根性でそちらの方へ
足を向け、建物の影から声のする方を覗き込むとそこには如何にもなごろつきが2人が、
可憐な女性を挟み込み、じわじわと近づいていた。

勇者「………」

どうしますか?
1.勇者として乙女の危機を見逃せない!颯爽と助けに入る
2.……見なかったことにしよう
3.その他

安価>>↓
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 17:33:17.10 ID:YAvoYXFPo
1
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 17:54:05.77 ID:9mVSBhLDO
1.勇者として乙女の危機を見逃せない!颯爽と助けに入る


勇者「待て。その手を離せ!」

それはどうするかを思考するよりも思わず飛び出た言葉だった。

ごろつき1「なにぃ?おたのしみの邪魔をするのはどこのどいつだ!」

可憐な乙女の腕を今正に掴もうとした瞬間に止められた事に怒りを隠そうともせず振り返るごろつき。

勇者「その娘をはなせ。嫌がっているだろう」

ごろつき2「なんだてめぇ。このオレさまを誰だと思ってるんだぁ!?」

女性の向こう側、直接こちらを見るためにその影から出てくるもう一人のごろつき。

勇者「誰だかは知らん。だが、お前たちもこの都の住人ならこの証は知っているだろう」

そういいながら長袖を捲り、右腕に彫りこまれた『勇者の証』を高々と掲げる。
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 17:54:45.66 ID:9mVSBhLDO
ごろつき1「そ、それは…勇者の証!?」

ごろつき2「ということは……まさか、勇者!!!」

乙女「……勇者…さま?」

勇者「そういうことだ。このまま立ち去り、二度とその娘に近づかないというのならば
何もせずに許してやる。だが、もし嫌だというのなら…勇者の名において…」

腰に差していた鉄製の剣の柄に手を当てる勇者。

ごろつき1「っちょ、ちょっと待ってくれ。これは、その…ちょっとしたお遊びなんだ。
な、ごろつき2」

ごろつき2「あ、ああ。俺たちはこの街の小市民でさあ。…さっさとずらかりますんで
命だけはお助けを!」

ダッダッダッダッダ……

国王の作った立て札の効果はこの街においては一般市民まで浸透しているらしく、
某印籠の如く効果を発揮していた。『勇者の証』は免罪符ではないのだが、勇者として
の身分をはっきりさせる効果においては間違いが無いらしい。
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 17:55:13.52 ID:9mVSBhLDO
勇者(…なるほど。この国限定だけど、こういう遣い方もあるのか…)

正直な話、複数人との対決ではまだ全然自信の無い勇者だったがそれでも自分が正義をなす事が
出来た事に僅かな笑みを浮かべる。

乙女「あ、あの…勇者様…ありがとうございます」

先ほどまで恐怖のどん底にいた乙女にとって突然現れた勇者は文字通り皇子様に見えたのだろう。
大粒の涙がそれを物語っている。

勇者「いや。たまたま通りかかっただけだからあんまり気にしないで。それよりも大丈夫だった?」

乙女「は、はい。あの…何かお礼をしたいのですが、私にできることなんて…何かありますでしょうか?」

超近接距離まで詰め寄り、上目遣いでそう訴える乙女。やや赤みがかった金色の長髪が勇者の鼻腔を
くすぐり蕩けさせている。

勇者(………)

なんと答えますか?
1.別に気にしなくてもいい。と、格好をつけて去る。
2.その他

安価>>↓
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 18:02:21.30 ID:E4v/cYeAO
2 またあいつらが来るといけないから家まで送ろうか?
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 18:05:44.67 ID:i9jza99Vo
どうして追われていたのか事情を聞いてみる
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 18:17:32.58 ID:9mVSBhLDO
またあいつらが来るといけないから家まで送ろうか?


勇者「またあいつらが来るといけないから家まで送ろうか?」

つい先ほど『二度とその娘に近づかないというのならば何もせずに許してやる』
と宣言しているので恐らくあのごろつきが来る事は無いだろう。しかし、絶対に
そうではないとも言い切れないため念のためエスコートを申し出ることにする。

乙女「え、ええ!?でもご迷惑では…?」

勇者「いや、どうせ俺も後は宿に帰るだけだし、仲間との合流場所も決めているから
それくらいなら問題ないよ」

乙女「で、では…お願いしていいですか?」

勇者「お任せあれ」

勇者は彼女の手をまるで姫からのようにうやうやと受け取り路地を抜ける。
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 18:17:59.70 ID:9mVSBhLDO
そしてそれから数分ほどグローブ越しとはいえ、彼女の白く柔らかい肌を十分楽しんだあと…

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
9.8 なんだか貴族の屋敷にたどり着いてしまった。
6.7 やや小奇麗な商家へたどり着いた。 
4.5 ごく普通の一般家屋にたどり着いた。 
2.3 粗末な階層住宅にたどり着いた。
0.1 あれ!?ここって娼館じゃね?

となります。
※2.3以外の数字がぞろ目の場合、『豪華な』または『高級』の接頭語がつく屋敷になります。
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 18:19:06.51 ID:6gNAy2MSO
ぜりゃああああ
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 18:19:12.52 ID:E4v/cYeAO
怪傑ゾロ
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 18:20:28.64 ID:E4v/cYeAO
あら急に話がアダルティ///
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 18:37:05.74 ID:9mVSBhLDO
1=0.1 あれ!?ここって娼館じゃね?

とことこと歩く至福の時間は決して長いものではなかった。

勇者(あれ…この地区って……)

長い間この都に住む勇者は周りの光景が徐々におかしくなるのを感じ取る。

この地域は繁華街の中でも少し異質な…所謂、勇者たちが泊まるような宿屋ではない
宿が立ち並ぶ歓楽街であり、基本的に贅沢が出来ない暮らしをしている勇者にとっては
あまりどころか全く縁のない場所だった。

乙女「……ごめんなさい。私…勇者様に助けてもらえるような身分じゃないの…」

勇者がその変化に気付いた事に感づいた乙女は自身の背中に影を落としながら話す。

勇者「いや、少し驚いたけど…こんなところに住んでるの…?」

乙女「………はい」

美しい顔立ちの乙女はまるで魔法が解けたお姫様のように悲しい顔をする。
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 18:37:33.13 ID:9mVSBhLDO
乙女「…あの、私にできることは体でお返しするしかないのですが……」

恐る恐る話す乙女。それを知ったからか、その動作もどことなく艶やかだ。

勇者「………」

どうしますか?
1.勇者が娼館なんて駄目だ。気持ちだけ受け取って帰る。
2.むふふ…。お言葉どおり体で払ってもらおう。
3.その他

安価>>↓
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 18:41:39.71 ID:YAvoYXFPo
1
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 18:53:12.11 ID:6gNAy2MSO
俺の旅についてきて、性欲処理担当になってくれキリッ
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 19:04:54.30 ID:9mVSBhLDO
1.勇者が娼館なんて駄目だ。気持ちだけ受け取って帰る。

勇者とて男。しかもまだ若く、健康な男だ。そういったものに興味が無いわけが無い。

しかも目の前にいるのは美しく艶やかな乙女だ。

故に、僅かに間が空く。…そして、

勇者「いや、気持ちだけ受け取っておくよ」

それが絞りだすような声になるのは仕方が無いだろう。しかし、確かにそう宣言する。

乙女「そ、そう。…そうですよね、私なんて汚れた体だなんて……」

あからさまにしょげる乙女。まるで自分は夢を見る資格さえも無いといっているようだ。

勇者「そうじゃない。君は美しいよ。ただ俺は勇者だ。だから気持ちだけ受け取っておくよ」

これ以上会話を続けていると情に絆され色香に惑わされどうな勇者は煩悩を振り切るように
そう返答すると踵を返すのだった。
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 19:05:35.95 ID:9mVSBhLDO
〜〜王都 普通の宿屋〜〜

魔女っ子「どうしたのおにーちゃん。顔が暗いよ?」

夕暮れすぎ。既に魔女っ子と星影妖精は宿にたどり着いていたようでカウンター横の椅子に
行儀良く並んで座っていた。

勇者「あ、ああ。ちょっとね。俺が勇者じゃなかったらあの娘は助けられなかったし、
勇者だったから謝礼を受け取れなかった。世の中難しいなぁ…って」

星影妖精「ん?ゆーしゃはお礼が欲しくって人助けしてるの?」

勇者「そんなわけないよ。…でもね、それでもやるせない事はあるって事。まだ星影妖精には
わからないよ」

そんなことを言いつつ部屋を取ろうとする。

店主「いらっしゃいませ。え〜と、3名様ですね。今なら1人部屋と2人部屋に分けられますけど
どうしますか?」

とそんなことを尋ねてくる。
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 19:06:19.57 ID:9mVSBhLDO
勇者「3人部屋と値段はかわらないの?」

店主「はい。本来なら少々割高になるのですが、勇者様特価ということで」

勇者(…そういえば昨日は一緒の部屋にして魔女っ子と星影妖精のイチャラブを見せ付けられたんだよな)

やっていること自体は昔と大差は無いのだが、妖精の大きさが人間サイズになったことにより
それは正直目のやり場に困るような行動だ。…いや、彼女達にとっては子猫とじゃれあうのと
同じような感覚なのだろうが。

勇者(……俺って腐ってるのか?)

そんなことを思いつつ

どうしますか?1
1.今夜から1人部屋と2人部屋に分ける
2.今後も3人部屋でいいや
3.その他

安価>>↓
※どちらにしても部屋代は変わりません。
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 19:08:04.26 ID:E4v/cYeAO
今日は1
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 19:32:25.55 ID:9mVSBhLDO
今夜は1人部屋と2人部屋に分ける

ん〜、と悩む勇者。

勇者(…いつもなら何とか耐えられるかもしれないけど…ついさっきあんな事があったばかりで
俺が暴走しないとは限らない)

勇者はロリコンではなかったが健全な男ではあった。魔女っ子は対象から離れるとしても
星影妖精の美しい容姿は自分を男だと認識させるには十分魅力的だし、自制出来るという自信も無い。

故に…

勇者「今日は1人部屋と2人部屋に分けてください」

と条件付で2つの部屋に分けるのだった。
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 19:33:06.24 ID:9mVSBhLDO
〜〜普通の宿 食堂〜〜

魔女っ子「おにーちゃん、何で二部屋に分けたの?」

星影妖精「そーそー。人が減るとつまんないよ。部屋も狭くなるし」

早速荷物を部屋に置いて、食堂へと戻ってくるなりそんな文句を口々に言い始める二人。

勇者「ん〜、2人とも女の子だしね。男がいると遠慮しちゃうだろ?」

昨日の出来事を鑑みるに一切そんなことはないのだが、彼女らに常識をわきまえてもらいたい勇者は
そんな風に切り返す。

星影妖精「…あたいってば女の子なの?」

勇者の切り返しに意外な顔をする妖精。それは本当に思いもよらない言葉だったようだ。

勇者「…あれ?違うの?」

星影妖精「ん〜〜、わかんない。あたいたちって男とか女とか考えた事ないもん」

勇者「いや、だけど、薄いけど確かに胸はあるし…、男のあれは付いてないみたいだし」
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 19:33:47.64 ID:9mVSBhLDO
魔女っ子「そーね。星影妖精ちゃんは女の子じゃない?多分、妖精さんはみんな女の子なんだよ。
だって、男の子の妖精なんて聞いたことないし」

勇者(そういえばそうだな。動物型の妖精っていうのは聞いたことあるけど、男の妖精なんて
聞いた事が無い。妖精に近い種といわれるエルフとかは完全に男女に分かれてるけど)

星影妖精「ふ〜ん。そうなんだ。それじゃあたいってマスターとけっこんできないんだね。
ちょっとざんねん」

勇者「ぶはっ!!そ、そんなこと考えてたのか?」

魔女っ子「ん〜、でもまあ、ある意味契約というのは結婚にも似てるからね〜。それでいいんじゃない?」

星影妖精「そっか。そうだよね。契約っていうつよい結びつきがあるもんね。じょぶじょぶ!」

勇者「まあ、男と女、どちらが人間の祖か?って聞かれたらたぶん、女なんだろうね。
地母神なんて神様もいるくらいだし」

そんな風に楽しく(?)会話をしながら食事をすすめるのだった。
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 19:34:20.48 ID:9mVSBhLDO
〜〜普通の宿 一人部屋〜〜

勇者「……やることが無い」

一人部屋になって気づいたこと。それは、彼女達の騒がしさはそれはそれで必要なものであったという事だ。

彼女らと別部屋になったことでお風呂には一番に入れることになったのだが、それが終われば
本当にやることがなくなってしまう。

勇者(………)

寝る前に何かしますか?
1.今日はこのままぐっすりと眠る
2.その他

安価>>↓
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 19:39:53.11 ID:6gNAy2MSO
カラダ鍛えたり、チームプレーを考えたり、これからの方針を考えたり
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 19:45:35.46 ID:9mVSBhLDO
カラダ鍛えたり、チームプレイを考えたり、これからの方針を考えたり

勇者(ん〜、考えるだけなら色々案が出るけど、今夜だけで全部するのはかなり無理があるな…)

どうしますか?
1.体を鍛えてみる。
2.チームプレイを考えてみる。
3.これからの方針を考えてみる
4.その他
5.面倒なのでやっぱり寝る。

安価>>↓
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 20:03:51.44 ID:rvQ1HvrM0
1
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 20:26:50.35 ID:9mVSBhLDO
1.体を鍛えてみる。

勇者(ん〜〜、俺の仕事って基本的に壁役だからねぇ…)

攻撃翌力という面よりも持久力という面において彼は頼られている。

自身そう理解しているだけに鍛える内容も瞬発力とか膂力という攻撃面よりもいかに攻撃を
受け止められるかという面において体を鍛える事にするのだった。

勇者(とはいえ、実戦に勝る経験は無し。正直効果があるのかといえば微妙だけどね)

パーティ戦に限るのだが、既にスライムや掻霊などの雑魚相手ならば瞬殺できる
くらいには成長している。基礎は大切だが、あまり成長を感じないまま夜は耽るのだった。

リザルト
勇者の経験値が僅かに上昇しました。
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 20:27:17.85 ID:9mVSBhLDO
〜〜王都 宿屋〜〜

店主「いってらっしゃいませ!」

宿屋でお弁当を包んでもらい、朝早くから出発する勇者たち一行。しばらくすると
またいつの間にかニンジャが合流してくる。

ニンジャ「さて、今日はどうするでござるか?」

勇者(そうだな…)

自身が戻ってきた理由は日銭を稼ぐためにギルドに行くため…だったはずである。

どうしますか?

安価>>↓
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 20:27:58.22 ID:1jeV2AVBo
ギルドへGO!
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:09:56.01 ID:9mVSBhLDO
ギルドへGO!

勇者「それじゃ、冒険者ギルドへ行こうか」

そう宣言する勇者。

ニンジャ「それでは拙者は今日のところはこれにて御免」シュン!

それを聞いたニンジャは先日の話どおりパーティから一時的に抜ける。

魔女っ子「いっちゃったね」

勇者「まあ仕方ないよ。ニンジャさんにはニンジャさんの都合があるんでしょ。それより
場所は俺が知っているからいこっか」

これまでから彼の独自行動にああだこうだ言うのが無駄だと感じていた勇者はあまり気にしていない。

三人になったパーティは勇者を先頭に歩き出すのだった。
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:10:37.56 ID:9mVSBhLDO
〜〜王都 冒険者ギルド〜〜

冒険者ギルド。それは街の外に魔物や危険な生物がはびこるこの世界においてある意味
予定調和的に出来上がった組織であり、また、単なる無頼漢と冒険者とにきちんと仕分ける
組織であった。

そしてこの王都の冒険者ギルドはこの国のギルドの総本部といっても過言ではなく、
その大きさは貴族の屋敷とほぼ同等、その影響力はそれ以上とも言われている。

勇者(……でかいな。しかも、意外なほど綺麗だ)

はじめは酒とヤニの匂いのする危険な場所だと思っていたのだが、実際にはそんなことはなく、
ゴミ一つ無く綺麗に整備された廊下に、機能的に隔てられた各種受付、それに中央に大きく
掲げられた掲示板には大小さまざまな依頼が書かれていた。

勇者「……えっと、まずは登録受付だな)

こういった作業に魔女っ子と星影妖精はまったく頼りにならない。勇者は、入り口近くに
掲げられている案内表でそれを確認しつつ登録受付のカウンターへとたどり着く。
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:11:35.12 ID:9mVSBhLDO
〜〜冒険者ギルド 登録所〜〜

受付「おまたせしました。え〜と、勇者さんですね」

受付の順番を待つことおよそ10分。なんとなく勇者であることを堂々と宣言する事に
引け目を感じた勇者は魔女っ子や星影妖精と共に素直に人の後ろで並んでいた。

受付「それでは、え〜と、なりたい職業はありますか?」

勇者「えっと…俺はこれ見てもらっていいですか?」

ここでようやく右腕に張り付いている『勇者の証』を見せる勇者。

受付「はいはい、それはいいですか……これは…、本物ですね、失礼しました」

恐らく今までも『騙り』が何人かいたのだろう。はじめはふ〜ん、とばかりに見ていた
受付嬢はそれを鑑定器でしらべ…そしてそれが本物だとわかると慌てて訂正する。

受付「申し訳ありません勇者様。それでは、あなた様にはこちらをどうぞ。S級の証明書に
なります」
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:12:14.31 ID:9mVSBhLDO
勇者「あ、はい。……S級ってなんですか?」

受付「ああはい。まあざっくりいうと、どのレベルの仕事を与えても大丈夫かという一種の
保証書です。S級というのは最上級の証で、どのギルドでも全ての仕事を請け負う事が出来ます」

勇者「………でもS級になると難しいんでしょ?」

受付「そうですねぇ…最低でもレベル35は無いと厳しいかと」

勇者(か、完全に無理だ)

受付「まあ他にも、勇者様であれば倍率の高いお得な依頼なども優先して斡旋しますのでご安心を」

勇者「そんなものですか」

受付「はい。それでは、受付はこれにて終了です。後は向こうで仲間を募ってあちらの窓口にどうぞ」

勇者「え!?もう終わり?なんか他の人たちは色々検査受けてるみたいですけど」

受付「はい。なんといっても勇者様ですからね。特別です」

そういうとあっさりライセンスを発行してもらうのだった。
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:12:47.99 ID:9mVSBhLDO
〜〜〜2時間後〜〜〜

魔女っ子「よーやく終わったよ〜〜。魔女なんて珍しい職業だからって調べすぎだよ〜〜」

星影妖精「ほんとだよね〜。三色混ざってるからってあたしはあたしだっていうのに」

勇者「ようやく終わったみたいだね。ライセンスもらえた?」

魔女っ子「うん。ほら」つC級ライセンス

星影妖精「あ、マスターとおんなじ!」つC級ライセンス

勇者(……まあ、俺のライセンスがあれば多分大丈夫だろう)

そんなことを思いながらようやく3人がそろい、依頼の受付所へと向かう。
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:13:29.99 ID:9mVSBhLDO
〜〜冒険者ギルド 斡旋所〜〜

受付「…う〜〜ん、基本的に依頼は4人1組なんですけどねぇ…」

ここは依頼斡旋所。所謂仕事を請け負う場所なのだが、少し渋い顔をしている。

受付「まあ、勇者様なので特別に3人でも依頼を出すことも出来ますけど…本当に3人でいいんですか?」

勇者「とはいえ…ねぇ?」

受付「ふむ…そうですか。一応、臨時の仲間を紹介することも出来ますが、どうします?」

勇者「臨時?」

受付「はい。まあ、4人パーティが基本とはいえ、必ずしも全ての冒険者が4人であるという
ことはありませんからねぇ。その為に、それ専用の冒険者もいるんですよ。まあ、
マッチングはこちらにお任せしてもらいますけど」

勇者「へえ、因みに何かデメリットは?」

受付「そうですね。当然、報酬は3/4になりますし、あと、日帰りのクエストしか受けられなくなります」
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:13:58.45 ID:9mVSBhLDO
勇者「そうですか」

受付「あ、あと、あくまで臨時のパーティなので仲間に引き入れたいと思ってもほとんど無理だと
思いますよ。彼らもそのプロなので」

勇者「………」

どうしますか?
1.臨時の冒険者を雇う
2.あくまで3人でクエストを受ける
3.その他

安価>>↓
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 21:17:42.96 ID:i9jza99Vo
1
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:32:54.12 ID:9mVSBhLDO
1.臨時の冒険者を雇う

またもや悩む勇者。色々考えた後、致命的なことに気づく。

勇者(このパーティに盗賊系の仲間がいないじゃん!!)

そう、一般的にパーティには盗賊が必須。今まではニンジャさんの圧倒的な能力で
無視できていたが、旅路に気配の探れる人物は必須である。

勇者「それじゃ、臨時の仲間をお願いします」

そう答えるのだった。
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:33:28.11 ID:9mVSBhLDO
〜〜数十分後〜〜

そこに現れたのは動きやすい革の鎧を着た優男だった。

優男「どもども、ご指名さんきゅー」

如何にも軽薄そうな挨拶に大丈夫か?と思ってしまうのだが、マッチングはギルド任せなので
仕方が無いだろう。

優男「俺はスカウト。ま、流しの盗賊だよ。短い間だけどよろしくな」

そういうと有無を言わさず握手を交わしてくる。

受付「これで決まりましたね。一応規則として日帰りの依頼しか受けられませんが、
それ以外は制約はありません。どのような依頼を受けますか?」

どうしますか?
1.身の丈にあった依頼
2.身の丈以上の依頼
3.お得な依頼
4.その他

安価>>↓
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 21:35:25.90 ID:qRYqpZnOo
無難に1
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 21:35:30.69 ID:i9jza99Vo
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:53:03.99 ID:9mVSBhLDO
1.身の丈にあった依頼

勇者(ふむ…甘い依頼には罠がありそうだしな…)

普通に考えれば勇者という特権を使ってお得な依頼を受けたいところだが、
甘い話にホイホイ釣られるほど勇者は能天気ではなかった。故に、
普通の依頼を受ける事にする。

受付「そうですか。となると…この辺ですかね」

1.町の清掃活動 報酬1人当たり50G。
2.近辺の森で採取作業。 出来高払い。
3.墓地の墓守(入り口付近) 報酬400G
4.大量発生した害虫退治 出来高払い
5.温泉水の採取作業(8時間) 報酬600G

勇者「………あれ?探索系の依頼がない」

受付「この辺りは王国の中央部。既に探索されつくしてますからねぇ。
日帰りでいける探索地はありません」

勇者「そっか。残念」
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 21:53:30.64 ID:9mVSBhLDO
受付「ちなみに番号を振っているのは若い番号ほど楽にクリアできるからですよ。
まあ、例外もありますが」

勇者「なるほど…」

どの依頼を受けますか?
1.町の清掃活動 報酬1人当たり50G。
2.近辺の森で採取作業。 出来高払い。
3.墓地の墓守(入り口付近) 報酬400G
4.大量発生した害虫退治 出来高払い
5.温泉水の採取作業(8時間) 報酬600G

安価>>↓
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 21:54:02.54 ID:i9jza99Vo
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 21:55:37.30 ID:9mVSBhLDO
ではでは、5に決まったところで今日はここまで。

おやすみなさいませ
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 21:56:15.94 ID:qRYqpZnOo
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/14(金) 22:17:50.26 ID:OT4ew73a0
いやいやいやこれからだろ?
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 22:49:07.41 ID:ZgNylOkwo
やっと仕事終わらせて来てみれば、終わりだと?!

乙でした
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 23:54:39.92 ID:J6KZZ07fo
またレッサーデーモンのような強敵に遭遇しそうだなwwww
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/14(金) 23:59:42.12 ID:i9jza99Vo
身の丈にあった依頼でそれはないわ・・・
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 18:58:54.45 ID:fe3Sni5DO
5.温泉水の採取作業(8時間) 報酬600G

勇者(………)

逡巡する勇者。自分の身の丈にあった依頼であるのならば純粋にその中で一番報酬の良さそうな
依頼を受ければいいのでは?と思う。

そして…

勇者「それじゃ、温泉水の採取作業で」

と、思ったもの選択するのだった。

〜〜〜
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 18:59:25.28 ID:fe3Sni5DO
〜〜〜

優男「へえ、中々チャレンジャーだね。まあ、魔女とか中位妖精とかかなりレアな職の仲間を
もってるんだから当然かな?」

勇者(そうなのか?…ニンジャさんが仲間にいるからあまり気にしたことが無かった…)

優男「それじゃ源泉地に行く前に自分の能力を示しておこうかな?」

優男(盗賊)レベル6
戦闘力 盗賊のダガー(4)、革の鎧(3)、鉄の小手(3)=10
継戦能力6×0.8(盗賊補正)=4.8
特殊能力 罠察知、罠解除、開錠

優男「とまあ、こんなところだよ」
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 18:59:53.54 ID:fe3Sni5DO
勇者(へえ、という事は…俺の能力は戦闘能力11、継戦能力は7.8+(ホイミ5)=12.8、
星影妖精は4人パーティで継戦能力に余裕が出来てきたから『ティンクルソード』を使ってもらって
戦闘能力3+10=13、継戦能力は7+6−12=1ってところかな。
これで3人合わせて戦闘能力34、継戦能力18.6。
後は魔女っ子の魔法だけだけど…安全を考えて『キャロット』にするか、少しでもお金を稼ぐために
『パンプキン』にするかの問題だけだね)

どうしますか?
1.今回はきちんとした報酬があるので安全策で『キャロット』
2.身の丈にあった仕事なら大丈夫だろう。お金稼ぎをかねて『パンプキン』
3.魔女っ子の判断に任せる。

安価>>↓
※キャロットはパンプキンに比べ戦闘能力が高くなる代わり、えられる素材の価値が下がります。
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 19:01:58.59 ID:tRfpg1zOo
1
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 19:03:06.98 ID:78f3vobAO
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 19:27:05.40 ID:fe3Sni5DO
1.今回はきちんとした報酬があるので安全策で『キャロット』

勇者「それじゃ、魔女っ子は『キャロット』でお願いね」

そう指示する勇者。

魔女っ子「うん、わかったよ。折角報酬があるのに小銭稼いでもしかたないもんね」

勇者の意図を正確に読み取りあっさりと了承する魔女っ子だった。
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 19:27:41.62 ID:fe3Sni5DO
〜〜王都 地下〜〜

勇者「……こんなところに温泉なんてあるの?」

そこは王都の地下。どれだけ下ったのかはわからないが、一般市民にも開放されている地下水道
よりも更に下。一般的には誰にも知られていない場所である。

優男「そりゃあね。温泉というのは水が地熱によって温められたものだから。火山があるなら
ともかく、この辺にはそんなものが無いからよほど地下に潜らないと。…でも、マグマだまりが
この王都の地下に存在してるのは秘密だぜ?ギルド員には守秘義務ってやつがあるから
話しちゃうととんでもない罰則が飛んでくる」

勇者「へえ…。それにしても、そうまでして温泉水なんて価値あるの?」

優男「さあ?まあ、購入者のほとんどは貴族様だからね。俺にゃわからん」

そんな会話を続けているうち……

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜3であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は8回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 19:29:22.21 ID:tRfpg1zOo
1
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 19:45:23.39 ID:fe3Sni5DO
1=敵出現!

トコトコ歩く勇者たち。星影妖精が自ら発光する事で特に松明などの光は必要なく、
その点においてのストレスは無かった。

しかし、

優男「……早速きたみたいだ」

最も速くそれに気付いたのは優男の盗賊。もともと何度かこの依頼をこなしているのだろう、
全く動じてはいなかった。

勇者「敵がこの王都の地下に!?」

優男「まあ、地下世界は人間の領域じゃないからね。しかも、この道を作ったのは彼らだ」

盗賊用に作られた刃を黒く染め上げたダガーを腰から抜き、慎重に歩き出す。

勇者「魔女っ子、星影妖精」

魔女っ子、星影妖精「だいじょーぶ」

そんな会話の直後、目の前には岩によって形成された不気味な生き物が唸りをあげてくる!
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 19:45:51.24 ID:fe3Sni5DO
ロックイーター×3が現れた!

勇者一行の戦闘能力合計51

ロックイーターの戦闘能力19×3=57

57−51=6

安価>>↓にレスをください。
その際の6からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 19:50:43.39 ID:tRfpg1zOo
1
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 20:16:10.10 ID:fe3Sni5DO
9−6>0
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。


地下世界の住人とも言うべきロックイーター。彼らは石や岩を喰らい、それを身に纏う事で
成長してゆくいわば天然のゴーレムである。

その石柱のような腕の攻撃をまともに受ければ鍛錬した冒険者でも瀕死に追い込まれ、
彼らに不覚を取ったものたちも決して少なくは無い。

しかし、その圧倒的な攻撃翌力と防御力との引き換えにそのスピードは緩慢であり…

勇者「…あたらなければどうってことない!」

優男と共に岩の怪物を挑発しながら攻撃を避けていく勇者。そして、彼らの防御力は
物理だけに有効であると予測は見事に嵌り、

魔女っ子「ろっと、きゃろっと、えしゃろっとーーーー!!」

防御力など完全に無視する声が響き渡ると、一瞬でロックイーターの周りに結界が張り巡らされ…

P O M ! ! !

それは憐れにもにんじんへと変化するのだった。

りざると
リザルト
継戦能力が21/22となりました。
にんじん(小)を3個手に入れました。(15G×3)
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 20:17:05.89 ID:fe3Sni5DO
〜〜〜

優男「……はじめてみたけど…とんでもない魔法だね」

魔女っ子「えっへん!」

彼女の力をはじめてみた彼は驚きの顔を隠さずに話しかける。

勇者「それよりも…今回は避けきったからほとんど疲労は無いけど…まともに喰らうと
危険極まりない攻撃じゃないか?」

優男「ん?まあそうだね。でも、この辺の岩は質が良くないからまだマシなほうだよ。
高品質の岩が取れるところになると、とんでもない大きさのものや、半端じゃない硬度の
ロックイーターも出るっていうし。ま、その分、落とす素材もお宝級になるけど」

勇者「…という事は同じ魔物でも力が違う場合もあるのか」

優男「そういうこと。それよりもまだまだ道のりは長いよ。さくさく行こう!」

そう宣言すると再び歩き出すのだった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜3であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は7回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 20:21:17.16 ID:uiLf5tYeo
00
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 20:24:06.18 ID:KvfRJy+ao
サクっと進もう
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 20:27:37.33 ID:WFjaIKn+o
ガンガン行こうぜ
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 20:29:36.52 ID:Ivm4efEAO
はい
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 20:39:46.17 ID:fe3Sni5DO
6=特に無し
8=特に無し
3=敵出現!

ロックイーターを倒してからは特に何も無く進む一行。

勇者「このまま何事も無く進めると楽なんだけどねぇ」

と、あからさまなフラグを立てる勇者。

ズズズ……

魔女っ子「このおと…なんだか近づいてきてない?」

今回初めてに気づいたのは魔女っ子。確かに地響きにも近い音が遠くから徐々に近づいていき…

ドコッ!!!

岩盤によって隔てられていた壁が突然穴を開ける!
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 20:40:17.12 ID:fe3Sni5DO
ロックワーム×1、ミニロックワーム×1が現れた!

勇者一行の戦闘能力合計51

ロックワームの戦闘能力30
ミニロックワームの戦闘能力23

53−51=2

安価>>↓にレスをください。
その際の2からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 20:41:50.71 ID:uiLf5tYeo
にんっじん
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 20:50:06.30 ID:tRfpg1zOo
何もしなくても1下がるんだから、これって実質無傷だよね
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 21:03:55.26 ID:fe3Sni5DO
>>597
そうですね。実質はノーダメと同じです。

2−1=1 1ダメージ!

ロックワーム。一言で言えば巨大な蚯蚓である。

だが、ただの蚯蚓と侮る無かれ。人間すら飲み込めるほどのサイズに成長した蚯蚓の
その全身に纏われた筋肉は蛇などとは比べ物にならないほど強力なもので、
実際先ほど倒したロックイーターよりもはるかに強い。

だがしかし、現れたのは一匹のみ。もう一匹、その子供らしい小さなサイズの蚯蚓も
くっついてきているが、それでも2対4。壁を突き破った瞬間既に魔女っ子の結界の中に
包み込まれており…

ぽ ん !

まともに戦うよりも速くにんじんへと変化させてしまうのだった。

リザルト
継戦能力が20/22となりました。
にんじん(小)1個、(中)を1個手に入れました。(15G、25G)

〜〜〜
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 21:04:20.78 ID:fe3Sni5DO
〜〜〜

勇者「魔女っ子、今日は大活躍だね」

魔女っ子「そお?…もっと褒めてもいいよ?」ドヤ顔

勇者(……いや、あまりおだてると変なミスするかもしれないからやめておこう)

そんな会話ののち…

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜3であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は4回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:05:26.91 ID:uiLf5tYeo
00
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:06:42.49 ID:tRfpg1zOo
またきた〜
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 21:20:05.43 ID:fe3Sni5DO
1=敵登場

星影妖精の発する薄明かりの中、徐々に卵の腐ったような…否、温泉特有の匂いが
鼻腔を刺激してくる。

優男「どうやら着いたようだね。それじゃ、この小樽に温泉を汲もうか?」

やがてたどり着いたそこは、小さいながらも確かに湯気立つ温泉がこんこんと湧き出しており、
その周りは湯の花によって白く彩られていた。

勇者「…この湯の花ってもって帰っちゃいけないの?」

優男「駄目だってさ。この温泉水の価値が下がるから」

勇者「なるほど。需要と供給か」

優男「そういうこと。大体、この小さな樽に入る量だけで結構な額の報酬を得られるんだ。
ギルドは貴族様にどんな額を吹っかけてるのかねぇ?」

勇者「………」

温泉水を汲みながらそんな話をしていると…

再び嫌な音が近づいてくる。

優男「ちぃ!さっきのワームの開けた穴から進入してきたのか!?」
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 21:21:03.93 ID:fe3Sni5DO
ロックイーター×3が現れた!

勇者一行の戦闘能力合計51

ロックイーターの戦闘能力19×3=57

57−51=6

安価>>↓にレスをください。
その際の6からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:21:56.11 ID:tRfpg1zOo
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:28:51.58 ID:tRfpg1zOo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1355574488/
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:29:31.80 ID:tRfpg1zOo
ごめんなさい誤爆しました
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 21:37:32.58 ID:fe3Sni5DO
6−1= 5ダメージ!

BOOOOOOONNNN!!!!

巨大な石柱が勇者をしたたかに打ちのめす。

勇者「……ブフッ!」

内臓を傷つけたのだろう。勇者は口から血反吐をはき、その場に倒れこむ。

魔女っ子「きゃ〜!お、おにーちゃん!」

星影妖精「ゆーしゃ!!」

頼りになる(?)前衛を吹き飛ばされた事で、一気に感情を爆発させる2人。

そしてそれは運良くいい方向へ向かったようで、

星影妖精「ティンクルソード!!!」

光の剣が妖精の掌から一直線に伸びロックイーターを串刺しにし、

魔女っ子「ろっと、きゃろっと!…えしゃろっとーーーーー!!!」

いつもよりはるかに気合を入れたその魔法が束縛された石の怪人を包囲し

ポン!

にんじんへと変化させるのだった。

リザルト
継戦能力が15/22となりました。
にんじん(小)を3個手に入れました。(15G×3)

〜〜〜
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 21:38:00.08 ID:fe3Sni5DO
勇者「……正直死ぬかと思った」

ロックイーターの直撃を食らった瞬間から自身にホイミを掛け続けていたため
何とか一命を取り留めた勇者。こんな時より自分が回復魔法が使えてよかったと思うことはないだろう。

魔女っ子「…本当に心配したんだよ」

星影妖精「そーそ。……痛くない?だいじょーぶ?」

優男(…流石は勇者。もてもてだね)

僅かな休憩後、何とか歩ける状態まで戻ると、今度は帰路へ着く事になる。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜3であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は3回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:40:00.10 ID:tRfpg1zOo
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:40:24.12 ID:X9ARgVX6o
無事生還してくれ
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:41:37.16 ID:tRfpg1zOo
あわわわ・・・スマヌ
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 21:52:43.87 ID:fe3Sni5DO
0=敵出現!

嫌な事は連続するものである。

ズズズズズ……

またしてもあの時の嫌な音が近づいてくる。

勇者(…さっきの戦いの音。もしかして他の敵を呼び寄せてしまったか?)

この音の主は先ほど簡単に倒した事でそこまで危険視はしていないのだが、
やはり連戦はきついもの。できれば手早く倒したいと思いながらも、
それは裏切られる事になる。

優男「なん……2匹だって!?」
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 21:53:23.43 ID:fe3Sni5DO
ロックワーム×2が現れた!

勇者一行の戦闘能力合計51

ロックワームの戦闘能力30×2=60

60−51=9

安価>>↓にレスをください。
その際の9からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:54:03.87 ID:X9ARgVX6o
9
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:56:12.15 ID:tRfpg1zOo
ああよかった・・・
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 22:00:38.25 ID:tRfpg1zOo
残り13であと2回・・・
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 22:07:50.63 ID:fe3Sni5DO
9−7=2 2ダメージ!

先ほどは敵が出現した途端結界を張ったのだが、今回は別々の場所から登場して来たため、
『キャロット』で固定化させることはできなかった。

しかし、

勇者「うぉおおおお!!」

出てきた瞬間に攻撃するという事が有効である事には変わりない。

人間すら飲み込みかけない巨大な口があるロックワームの真正面に剣を突き立てる勇者。

どのような動物でも顔面が急所ではない生き物はおらず、それは最大級の効果を発揮させる。

また、もう一方の巨大な蚯蚓も優男が囮になっている間に星影妖精のティンクルソードが
同じように弱点である顔面を貫き、最低限の消耗で戦いに勝利する事が出来るのだった。

リザルト
継戦能力が13/22となりました。
蚯蚓の肉を2個手に入れました。(10G×3)

〜〜〜
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 22:08:27.50 ID:fe3Sni5DO
〜〜〜

勇者「はぁはぁ…そろそろ俺の魔法力も空になる。そうしたら回復魔法は星影妖精頼みだ」

星影妖精「あたいも、もう残り少ないよ〜。ティンクルソードの魔法力の消耗すごいもん」

優男「だ、大丈夫。もう帰りの工程も半分は進んだはず。あと少しで安全領域にたどりつくはず」

思い思いに勇気を奮い立たせながら…

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが0〜3であれば敵が出現します。
また、敵が出現しない場合は2回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなります
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 22:10:35.28 ID:tRfpg1zOo
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 22:12:17.00 ID:sjMt8eXXo
(´・_・`)
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 22:12:45.54 ID:sjMt8eXXo
oh...
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 22:14:06.79 ID:tRfpg1zOo
でも、最後だから絶対死なないよ!
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 22:28:28.26 ID:fe3Sni5DO
>>622
いえ、現在の体力は13。最大継戦能力が2割以下になると誰かが犠牲になるので、
ここで0を引いてしまうと……

正直、余程な事が無い限り犠牲なんて出るはずが無いとたかを括ってたのですが
引いてはいけない0と1を仲良く2回ずつ引くなんてとんでもない不運ですねぇ…
(コンマの2と3はそれぞれ能力差が4と2なので余程な引き悪じゃなければ最低ダメージと大差が
無いと判断してましたし)

因みに、体力が10以下になると優男が自身が持っている薬草を使うことを提案させるはずでした。


8=特に何も無し
0=敵出現!

運命とは残酷である。

勇者「……残り少しか…」

ようやく一息つけそうな雰囲気になった瞬間、洞窟の地面が大きく揺れる!!
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 22:28:55.62 ID:fe3Sni5DO
ロックワーム×2が現れた!

勇者一行の戦闘能力合計51

ロックワームの戦闘能力30×2=60

60−51=9

安価>>↓にレスをください。
その際の9からコンマを引いた数がダメージとなります。
※1以下の場合でも継戦能力は必ず1下がります。
※※キャロットの魔法の効果で1/10のコンマが奇数の場合は取得物がかならずにんじんになります。
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 22:32:04.14 ID:tRfpg1zOo
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 23:09:39.55 ID:fe3Sni5DO
9−4=5 5ダメージ!

相手が物理攻撃しかしてこない場合、当然前衛の勇者がその的になる。

勇者「ブグワァ……」

全身筋肉ともいっても良い、柔軟さと強度をもつロックワーム。運が良かったのは
敵が丸かじりしてこようとするのではなく、その胴体で蛇のようにまきついてきた事だった。

肺の中の空気が全て押し出されそうになる錯覚を覚えるが、両手に持った剣と盾、それに
鉄製の鎧によって何とかギリギリで耐えられる。

勇者(だけどこのままじゃ…死ぬな)

自身のことだがどこか他人事な勇者。それは自分が倒されれば『勇者の証』の効果によって
復活できるからだと、どこかで感じているのかもしれない。
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 23:10:09.37 ID:fe3Sni5DO
しかし、

星影妖精「ゆーしゃをはなせぇえええ!!」

凄まじい光が彼女の周りを埋め尽くすと、それがまるで意志を持ったかのように集まり、
勇者を締め上げている巨大な蚯蚓を強引に引き離し、そのままもう片方の大蚯蚓へぶつける。

魔女っ子「いま!詠唱省略、きゃろっと!!」

POMMMM!!!!

さすがマスターと使い魔との連携というべきだろう。これ以上ないというタイミングで
大蚯蚓がぶつかった瞬間、結界が張られ、二匹の巨大な岩食いミミズはにんじんへと変化させるのだった。

りざると
継戦能力が8/22となりました。
にんじん(中)を2個手に入れました。(25G×2)
勇者はレベルが上がった。(レベル7)
※ギラを覚えた。
魔女っ子はレベルが上がった。(レベル7)
※ふらい!を覚えた。

〜〜〜
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 23:10:46.09 ID:fe3Sni5DO
〜〜〜

勇者「………ようやくたどり着いた…」

この洞窟に入っておよそ8時間。まだ日は眩む前だが、既にズタボロな勇者はその光を
懐かしいものに感じる。

魔女っ子「生きてるって素晴らしいね」

星影妖精「すばらすばら!」

そんな軽口がきけるのも安全だからだ。そう考えると勇者の頬にようやく生気が戻ってきたようで
なんとか自分の二本足で歩き出すのだった。
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 23:11:34.07 ID:fe3Sni5DO
〜〜王都 冒険者ギルド〜〜

受付「はい。確かに温泉水、いただきました。こちらがその報酬です」

そういうと、前もって用意していたのだろう、硬貨の入った袋を勇者に渡してくれる。

勇者「ありがとう。後は…倒した敵の戦利品の合計を合わせて…800Gか。
かなりもうけた」

優男「それじゃそこから僕の取り分1/4、200G貰っておくね。ありがとう、正直
ここまで美味しい結果になるとは思わなかったよ」

勇者「こちらこそ。優男さんがいなければ確実に死んでましたよ」

優男「そういわれると嬉しいね。それじゃ、また縁があったらよろしく!」

そういいながら手を振って去っていくのだった。
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 23:12:06.95 ID:fe3Sni5DO
〜〜王都 大広場〜〜

勇者「さて…600Gか。昨日までのあまりの260Gと合わせて860Gか。
ようやく少し余裕が出てきたね」

魔女っ子「どうだね。今日はものすごーく疲れちゃったから偶には豪華な宿にでも
いっちゃう?」

星影妖精「お〜!ごーかなのもい〜ね〜」

勇者(むむむ…確かに惹かれるものはあるけど…正直高い。魔女っ子も本気でいっているわけじゃ
なさそうだけど…少しくらい御褒美として泊めてあげるのもいいかもしれない)

等と考えながら

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(3人で450G)
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)
3.質素な宿に泊まる(3人で75G)
4.実家に戻る(無料)
5.その他

安価>>↓
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 23:13:10.72 ID:WR1G6/7U0
1ぃ!
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 23:15:29.63 ID:tRfpg1zOo
やったね!
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 23:49:49.85 ID:fe3Sni5DO
1.豪華な宿に泊まる(3人で450G)

少し考え込む勇者。魔女っ子の言葉はお金を手に入れた『浮かれ』からきたものであり
本心ではない。

だが、本心ではないのだが、今までも何度か豪華な宿に泊まりたいと言っていたことは事実だ。

勇者(まだ小さな女の子なのに俺の意見に反対する事無くついてきてくれるんだもんな)

特に仲間になった直後は何度も暴走しようとする勇者を引き止めたのは彼女に他ならない。
そういった点から考えると小さな彼女に恩を感じるのもまた事実。

そしてその恩に対しての感謝こそ今このタイミングなのではないか?そう思ってしまう
のも無理は無い話しである。

勇者「決めた!折角の王都だし、豪華な宿屋に泊まろう!」

そう口にする勇者。そしてその言葉を受けた魔女っ子は一瞬あっけにとられたような表情の後…

魔女っ子「え?、え!?。いいの?無理しなくてもいいんだよ?」

僅かな動揺と共にそんな念押しをしてくる。
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 23:50:37.25 ID:fe3Sni5DO
勇者「無理なんかしてないよ。いざとなったら明日もギルドに行けばいいんだし。
これは俺からの感謝の気持ちだよ」

この手に入れお金の半分以上は魔女っ子のお手柄だ。だが、その振り分けは当然勇者に
一任されており、魔女っ子もそういうものだと納得していた。故に、この『自分のため』の
サプライズに興奮してしまうのは仕方の無い事だろう。

魔女っ子「あ……ありがとーーーー!おにーちゃん!!だいすき!!!」

自分よりもはるかに小さな女の子が突進して勇者の胸に飛び込む。幼い子特有の甘いミルクのような
香りが勇者の鼻腔を優しくくすぐる。

星影妖精「ゆーしゃ!えらい!好き!!」

そしてそれを見て楽しそうに突っ込んでくる星影妖精。こちらはマスターが好きなものは
自分も好きというある意味ものすごく単純な行動原理で真似をしているのだろう。

勇者「く、くるし〜よ。それよりはやめに行こう。いい部屋は埋まっちゃうかもしれないからね」

そういうと、にゃんこの目のように細くして喜んでいる魔女っ子と同じようにしがみ付いている
星影妖精を引きずるように目的地の豪華な宿屋へ向かうのだった。
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/15(土) 23:51:16.54 ID:fe3Sni5DO
〜〜王都 豪華な宿〜〜

そこは王都の中でも中心街に位置する一般人では中々手の出ない高級なホテルである。

もちろん王都という特別な場所であれば、この豪華なホテルよりもランクの高い
ホテルもあるのだが、それはそれ、今までの普通の宿に比べるとはるかに対応が良いことには
かわりは無い。

勇者「あ、あの…3人で部屋を取りたいんですけど……」

この宿は品格を示すように酒場兼用のカウンターではなく専用の受付であった。

受付「はい、3名様ですね。あ、男性と女性であるなら別々の部屋に致しましょうか?」

そう尋ねるのはやはりその格ゆえだろう。勇者と魔女っ子は兄妹でも通じるが、
星影妖精は羽根は消しているが、妖精であることを示す尖った耳はそのままなので
彼女と自分が血縁関係であると感じ取るのは無理がある。

勇者(そういえば…この問題って先延ばしにしてたんだよな。そろそろどうするか
決めておこうか?)

どうしますか?
1.今夜から1人部屋と2人部屋に分ける
2.今後も3人部屋でいいや
3.その他

安価>>↓
※どちらにしても部屋代は変わりません。
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 23:56:55.14 ID:stRkvRbao
3:籤とかコイントスとかそういうので毎回決める
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 00:00:42.59 ID:cA0fkZaDO
ではでは、無事帰りつけたところで今日はここまで。

おやすみなさいませ
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 00:08:58.45 ID:zoZHwTah0
乙ー
なぜか蒸発した支度金のせいでカツカツの勇者を金銭面で支えてくれた魔女っ子に恩返しできたね
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 00:17:49.43 ID:oFb8n6qfo
明日あたり、装備も少し見直したいな
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 01:24:43.96 ID:SXtqgC3co
魔女っ子の 友好値が 上がった!▼
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 11:46:39.63 ID:cA0fkZaDO
籤とかコイントスとかこういうので毎回決める

勇者(………)

勇者である彼に最も不足しているもの、それは決断力である。

人生の大半をパン屋の次男という立場で生きていた勇者。その人生には既にレールが
敷かれており、一般人であるという自覚のある彼はいままでそのレールの上からはみ出さないように
生きてきていた。

故に行動の選択をするのは得意ではなく、おもむろにコインを一枚取り出す。

勇者(コイン任せの人生か。人は『かならず後悔する』というけれど、コインに想いを
託すのも俺の選んだ人生だ)

自身で選んだ道ではない道。その先に蛇が出ようと鬼が出ようと誰のせいにすることも出来ない自身の責任。
その不条理をかみ締めながら彼はそれを上に向けてはじき出す。


安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが奇数なら3人部屋、偶数なら1人部屋と2人部屋となります。
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 11:52:20.97 ID:nYT22rtIO
はい
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 11:52:42.67 ID:EczQuRPAO
奇数
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 12:11:39.36 ID:cA0fkZaDO
3=奇数=3人部屋

勇者(表なら3人部屋、裏なら別れる)

そう思いながら弾いたコインを手の甲に落とし、もう片方の手で押さえ込む。

魔女っ子「…何してるの?」

コインなんかで部屋の割り当てを決めているなんて知られたらどう考えても不興を買うだろう。

故に変な顔をしている魔女っ子を無視してそのコインをあげると…

勇者(表か。という事は今日は3人部屋だな。……でも毎回こんなことして決めるのか?
めんどくさい事この上ないし、第一、どう考えても不自然だ)

今回は何も言わず突然はじめたので何とでもごまかせるだろうが、どう考えても不自然である。

勇者(だいたい、それって魔女っ子にとってもものすごくストレスがたまるだろう。
コインというランダムによって2人だったり3人だったりするんだ)
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 12:12:07.94 ID:cA0fkZaDO
ある程度規則性があるならともかく、完全にランダム。宿も街を移動するたびに
変わるのに、同伴人数もぽこぽこ変わるのであれば唯一安心して眠れるのに
リラックスの邪魔になるだろう。

第一、自分が勝手にそう決めているのだから魔女っ子に選択権が無い状況なのだ。

どうしますか?
1.そんなの気にしすぎ。今回のコイントスを毎回行う。
2.…なんでこんなコイン如きに人生を決められなきゃいかんのだ。今度からずっと3人部屋
3.魔女っ子と星影妖精のいちゃいちゃを毎回見せられるのはたまらん。清く正しく部屋を分ける。
4.絶対に反対されるだろうけど、魔女っ子に今度からコインで決めることを宣言する
5.その他

安価>>↓
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 12:19:56.78 ID:dAqm7O2K0
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:41:26.06 ID:cA0fkZaDO
ある程度規則性があるならともかく、完全にランダム。宿も街を移動するたびに
変わるのに、同伴人数もぽこぽこ変わるのであれば唯一安心して眠れるのに
リラックスの邪魔になるだろう。

第一、自分が勝手にそう決めているのだから魔女っ子に選択権が無い状況なのだ。

どうしますか?
1.そんなの気にしすぎ。今回のコイントスを毎回行う。
2.…なんでこんなコイン如きに人生を決められなきゃいかんのだ。今度からずっと3人部屋
3.魔女っ子と星影妖精のいちゃいちゃを毎回見せられるのはたまらん。清く正しく部屋を分ける。
4.絶対に反対されるだろうけど、魔女っ子に今度からコインで決めることを宣言する
5.その他

安価>>↓
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 13:43:29.83 ID:QoP9cX3AO
再投下?
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:43:55.95 ID:cA0fkZaDO
失礼。おもいっきりコピペミスりました。張り直します。
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:44:23.08 ID:cA0fkZaDO
2.…なんでこんなコイン如きに人生を決められなきゃいかんのだ。今度からずっと3人部屋

勇者(ん〜、俺って気にしすぎじゃないか?もしかして自意識過剰なのかもしれない)

と冷静に考える勇者。

魔女っ子と妖精のいちゃつきは、子供が子犬や子猫にじゃれつくのと同じであり、そこには
勇者の考えるようなふしだらなことは一切無い。問題があるとすれば、星影妖精の衣装が冒険者の服
しかなく、それを脱ぐと下着姿になってしまうというだけのことである。

因みに彼女は本来服を着るという習慣自体が無いのでそもそも羞恥心も全く無いようだ。

勇者(……普段着くらいなら安く買えるんじゃないだろうか?)

古着屋ならば10Gも出せばそれなりのものは買えるはずである。因みに勇者たちは前もって
用意している着替えを宿屋のルームサービスで洗濯してもらっているのである。

明日にでも冒険に出る前に古着にでも寄ろうと思った勇者だった。
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:45:06.39 ID:cA0fkZaDO
〜〜豪華な宿屋 三人部屋〜〜

魔女っ子「うわぁ〜!ひっろーーい!」

星影妖精「あ、リンゴみっけ!これって食べていい?食べていいの?」

案内された部屋は今までの宿とはレベルが違い、敷板むき出しだったフローリングには
赤を基調とした絨毯が張り巡らされ、壁には魔法石の輝くランプが備え付けられまるで
昼のように明るく迎えてくれていた。

勇者「…すごいね。魔法石のランプなんてめちゃくちゃ高いのに」

星影妖精が食べやすいようにリンゴの皮をむいてやりながらそんな感想を抱く。

魔女っ子「ベッドだけじゃなくて大きな机と椅子もあるのね」

椅子に座りリンゴの皮をむいている勇者の隣に座ると自分にもリンゴをよこせというジェスチャーを
可愛らしく行い、数十秒後にはその要求どおり果実にかじりつくことが出来ていた。

勇者「それにしても本当に凄い。なるほど、普通の3倍はするわけだよ」

綺麗に剥かれ4等分されていたリンゴの一つを自分もパクつきながらそんな感想を抱く。
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:46:09.89 ID:cA0fkZaDO
魔女っ子「おにーちゃんって、リンゴ剥き上手ね。男の人なのにびっくり!」

勇者「まあね。パン屋ではリンゴジャムとか大量に作るし、焼きリンゴをパンの上に
乗せた商品もあるからね。包丁捌きはそれなりにできるよ」

魔女っ子「すっごーーーい!!私も今度は『アップル』の魔法でも覚えようかな?」

勇者「……もう食べ物系はやめて。というか、さっきなんか新しい魔法覚えてたよね?」

魔女っ子「うん!今度の魔法は『ふらい!』だよ」

勇者「……今度は敵を揚げ物にするの?アジフライは好きだけど……」

魔女っ子「ちがうちがう。幾らなんでもそんな魔法じゃないよ。ふらい!っていうのは
魔女のホウキにまたがって…飛べるようになったの!」

勇者「へぇ。そりゃすごいな」

星影妖精「あたいも飛べるよ。だって、羽根があるし!」

魔女っ子「そうだね。これでおそろいだね、妖精ちゃん」

星影妖精「うん!一緒にお空の散歩しようね」
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:46:53.30 ID:cA0fkZaDO
勇者「……それって、俺は飛べないの?」

魔女っ子「ん〜、それは無理かな。空を飛ぶのはものすごーく疲れるの。例えるなら
全力疾走するみたいに。私がおにーちゃんをおんぶして全力で走れると思う?」

勇者「…無理だね」

魔女っ子「でしょう?まあ、もっともっとレベルが上がったらホウキ自体に魔法力を込めて
他の人も飛ばせるようになるけどね。おかーさんはその方法で私をこの街まで連れてきてくれたし」

勇者「なるほど。女の子が一人でどうやってこの街に着たのかちょっと疑問だったけど、
そういうことだったのか」

魔女っ子「そーいう事」
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:47:37.78 ID:cA0fkZaDO
勇者「あ、魔法つながりで俺も魔法を覚えたよ。今回は『ギラ』。閃光系の呪文だね。
戦闘力は6、継戦能力−4。魔法を使うときは武器の能力は使えないから
鉄の剣の戦闘能力4の分減るけど、それでも戦闘に特化される」

魔女っ子「すごい。さすがは勇者さまね」

勇者「…まあ、本当はその前に『メラ』を覚えているんだけど、戦闘力3、継戦能力−1という
ものすごーく使えない能力だから恥ずかしくていえなかったけどね」

星影妖精「あ、今まで火起こしについての記述が無かったのって?」

勇者「正解。実はメラを使ってました、というオチです」

勇者「あと、レベルが7になったことで『勇者見習い』から『駆け出し勇者』になったよ。
このお陰で戦闘能力の基礎点が+1されたね」

魔女っ子「なんだか一気に成長したねぇ」

勇者「まあ、『戦士』だったらレベル5ごとに+1されていくからもっと楽だったんだけどね」
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:48:24.60 ID:cA0fkZaDO
魔女っ子「因みにあたしも既に『マスター契約』のお陰で+1の補正をもってるよ」

勇者「ああ。地味に強力な効果だよね。昼間の戦闘でも俺の戦闘能力の合計は11、
星影妖精の戦闘能力は13、魔女っ子にいたっては17でパーティでも飛びぬけてるもんね」

星影妖精「あ〜!ゆーしゃの戦闘能力がいちばんひくーい!」

勇者「…まあね。装備が初期能力のままだし、だけどその分継戦能力は俺が補ってるんだよ」

魔女っ子「うん。もともとの補正値とホイミの力でダントツだよね」

勇者「そういうこと。まあ、このパーティは完全に攻撃突出型。弱い敵にはとことん強いけど
強い敵には思わぬ痛打を喰らう事もあるし、何より連戦に弱い。
まあ、昼間のクエストがそれが嫌というほどわかったね」
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:48:56.83 ID:cA0fkZaDO
魔女っ子「ニンジャのおにーちゃんがいればそんなのも気にしなくてもいいんだけどねぇ」

勇者「ニンジャさんは強すぎるからね。彼の強さは魅力的だけど、戦闘になる前に敵を
倒しちゃうから俺たちは全く成長できない。だから実際に俺たちの力が必要な
戦いになったとき、役立たずどころか足手まといにはならないようにしないと」

魔女っ子「うん。もう少しレベルを上げるのもいいかもね。でも、高レベルの依頼の
ほとんどは日帰りできないクエストだから臨時の仲間を雇っちゃうと受ける事が
出来ないからそれだけは注意してね」

そんな風に雑談を長々と続けていると、やがてドアがノックされ、
ボーイによって夕食が次々と運ばれるのだった。
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:49:28.23 ID:cA0fkZaDO
〜〜豪華なホテル3人部屋 夜〜〜

勇者「ふぅ。くったっくった」

魔女っ子「おいしかったね〜。こんなに美味しいんだったらリンゴ食べなきゃよかったよ」

星影妖精「でもリンゴもおいしかったよ」

勇者「ああ。リンゴも蜜がたっぷりだったね。獣の匂いのしないお肉なんて何年ぶりだろ?」

魔女っ子「ん〜。凄いよね。獣の匂いを押さえるために牧畜してるんでしょ?」

勇者「ああ。肉なんて狩ればいいのに、って思ってたけど、こんなの食べられると思うと
家畜として育てるのも悪くないと思っちゃうよ」

星影妖精「ごちそーさまでした」

おなかがいっぱいになったのだろう。思い思いにくつろいでいる3人。ベッドに転がったり
長椅子に横になったり、さまざまである。
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 13:50:00.81 ID:cA0fkZaDO
勇者(さてっと…飯も食ったし、後は……)

腹をさすりながら考える勇者。もう少したってお風呂に入った後は魔女っ子と星影妖精の
じゃれあいがはじまってしまうだろう。

どうしますか?
1.そうだ。じゃれあいが始まる前に寝ればいいんじゃね?
2.その他

安価>>↓
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 14:04:25.63 ID:dfO/pRZAO
2戦術を考える
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 15:19:27.69 ID:cA0fkZaDO
戦術を考える

勇者(う〜ん。これについては魔女っ子や星影妖精にも協力してもらわないとな)

そんなことを考え、ベッドの上でくつろいでる彼女を自分のいる机の方へ呼び寄せる。

魔女っ子「どーしたの?」

勇者「ああ。ちょっと戦闘のことでね。戦術……いや、この場合は作戦とか戦法とかの方が正しいかな。
とにかく戦い方を考えてみない?」

星影妖精「……無いよ?」

勇者「…だよねぇ。今の作戦どおり俺が前衛で敵の攻撃を受け止めて、その間に後方の
魔女っ子と星影妖精が大火力で一気に吹き飛ばす。それしかないもんね」

魔女っ子「うん。たとえば今日の戦いだけど、おにーちゃんがロックイーターに
吹き飛ばされたり、ロックワームに締め付けられたりしたでしょ?
もし、その攻撃が私や妖精ちゃんに当たってたら私達死んじゃうよ?」

勇者「…まあね。鉄の鎧を装備していて尚且つホイミが使える俺だからこそできる半ば
捨て身の壁役だもんな」

魔女っ子「そういう意味で、私達は散開して戦う事にはむかない。散開は各個撃破のいい的だもん」

勇者「2人とも性能がピーキーだからね。分散は悪手以外のなにものでもないだろうな」
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 15:19:53.54 ID:cA0fkZaDO
勇者(…さて、いきなり手詰まりだ。っというか、3人パーティで戦術とかいってもできることなんて
ぜんぜんないぞ?なにかいい考えは……)

何かアイデアは?
1.そんなものあるわけが無い。
2.その他

安価>>↓
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 15:24:31.49 ID:dAqm7O2K0
1
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 15:26:14.42 ID:qQktpbqSO
戦闘開始前からすでに呪文詠唱しておいて、術を保持、敵発見と同時にいつでもぶっ放せるようにしておけば、壁役勇者も最初は攻撃できるよ作戦
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 15:48:17.36 ID:cA0fkZaDO
>>663
まあ大抵のゲームがそうであるように、呪文のディレイは基本的に出来ませんです。


1.そんなものあるわけが無い。

あ〜でもない、こーでもないと色々案だけは出る。

だが、もともと勇者たちは戦闘に関しては素人だ。故に実戦に使えそうなものはひとつも出ることは無く
良くも悪くも単なる雑談として終えるのだった。

〜〜〜

勇者「ん〜。駄目だ。とりあえず今日はもう寝よっか?」

魔女っ子「さんせ〜。お風呂も冷めちゃってるかな?妖精ちゃん、一緒にはいろっか?」

星影妖精「うん!大きなお風呂だもんね。洗いっこしよ!」

勇者(…だから、男がいる前でそんな話しないでよ。…まあいいや、もう如何こうする
気力もなくなってきたし、もう寝よ)

そんなことを思いながら今日一日は終えるのだった。
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 15:48:51.50 ID:cA0fkZaDO
〜〜豪華な宿 朝〜〜

勇者(……折角の豪華な宿だったのに、戦術論語ってたから、あまり満喫できなかったな…)

豪華な宿だったので思いっきり羽を伸ばすつもりだったのだが、無駄な事をしてしまったなぁ…
と少し後悔してしまう。

だが、そう思っていても時間というものは非常なもの。既に朝日は天高く上っており、
チェックアウトするべき時間になっている。

勇者たちは名残惜しくもその場を立ち去るのだった。
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 15:49:37.57 ID:cA0fkZaDO
〜〜王都 広場〜〜

勇者「えっと、残金は410G。ここから星影妖精にパジャマっぽいものを古着屋で買おう」

星影妖精「え〜、寝るときも服着るの?」

勇者「当たり前だよ。星影妖精は無防備すぎ」

星影妖精「そっか。…仕方ないか」

勇者(これでようやくぐっすり眠れる…はず。だいたい、俺だって男だってのに」ぶつぶつ…

そんなこんなで古着屋へ行き、10Gで買える安物のパジャマとナイトキャップを購入する。

勇者(よし、これで残りは400G。薬草でも買おうか?それともギルドに行っちゃうか)

どうしますか?

安価>>↓
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 16:03:24.08 ID:qQktpbqSO
軽快な歌やら軽やかステップな踊りをやって日銭稼ぎやってみる

668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 16:28:22.69 ID:cA0fkZaDO
軽快な歌やら軽やかなステップな踊りをやって日銭稼ぎやってみる。

ここは王都の広場。普段はあまり気にしていないが、ところどころで大道芸人たちが
自らの芸を見せたり、絵描きのたまごが、似顔絵を描いたりしておひねりを
貰っていたりする。

勇者(……これくらいなら、俺にも出来るんじゃね?)

そう思い、ちょっと踊ってみる。

ガチャンゴチョン!!

…当然だが彼の装備は鉄製品。そのようないでたちでまともに踊れるわけも無く、
不協和音が一帯を制覇し、人々は勇者と目を合わせないようにそくさと歩き去っていく。

勇者(………む!!)

それに気づきムキになる勇者。彼は鉄の装備を脱ぐと、綿入れと長ズボンだけの格好になり
再び踊りだす。

魔女っ子「……えっと。ギルドに行かないならその間、かぼちゃでも作って売ってくるね」

久々の勇者の奇行に顔を曇らせながらも、他人のふりをして出て行こうとする魔女っ子。
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 16:28:48.83 ID:cA0fkZaDO
しかし、傍にいる星影妖精は出て行こうとせず、勇者の踊りに手でリズムを打っている。

星影妖精「あたしもおどるーーー!」タンッ!!

そういって乱入する妖精。というか、彼女の踊りはいとも容易く勇者を圧倒していく。

魔女っ子(……妖精ちゃんは歌と踊りが大好きな種族だからね。今日はあたし一人でいくしかないね)

魔女っ子と星影妖精は珍しくばらばらに行動する事になる。

安価>>↓にレスをください。
コンマ×10Gをおひねりとしてもらえます
※コンマがぞろ目だった場合、×30Gになります。
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 16:33:18.25 ID:QoP9cX3AO
00
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 16:48:20.42 ID:cA0fkZaDO
5=50G

結論から言えば勇者の踊りに価値など一切無かった。それもそのはず、つい最近まで
パン屋という職業をしていた人間が練習もなしに踊ったところでそれに価値を
見出すものなどいるはずも無い。

故にこのお捻りはもう一人、星影妖精に対して与えられたものだった。

ただ、それにしては額が少ないのだがそれは当たり前であろう。彼女らは自らの翅で
空を舞い踊るのだ。彼女の衣装は冒険者の服であり、その防御力の代わりに
様々なものを失っている。彼女の線の細さも、可憐さも、何よりも羽根を伸ばす事すら
出来ない彼女はまさに翼を失った小鳥と同じ。勇者よりははるかにマシなのだが、
それでもダンス初心者並みの踊りしか見せることが出来なかったのだ。
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 16:49:00.12 ID:cA0fkZaDO
〜〜王都広場 夕〜〜

魔女っ子「少しくらいお金になった?」

そう尋ねる魔女っ子。彼女はいつものように(?)かぽちゃを作り、それを八百屋などに
安く売ることでそれなりのお金を用立てる事に成功している。

勇者「……ちっくしょ〜。俺じゃ駄目なのか」

星影妖精「ん〜、やっぱりこの服おどりにくーい!」

魔女っ子「そうね〜。星影妖精ちゃんには専用の踊り子の服を着せてあげればきっと
今の十倍位は稼げるよ」

勇者(…星影妖精には可能性があるのに俺にはその言葉すらかけてもらえないのか…)

当たり前だが、いきなり踊りだす勇者に甘い言葉が来る事は無い。…いや、それを止める事も無く
勇者のやりたいことを尊重している彼女の精神こそ尊いものだろう。
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 16:50:37.73 ID:cA0fkZaDO
魔女っ子「あたしの方は200Gになったから合わせて250Gだね。やった。今晩の
宿代以上にはなってるよ!」

なおかつ一応勇者に気を使っているのだろう。決して彼を責めるような事は言わずにあえて
言葉をかけないことで勇者にわかって欲しがっているようだった。

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(3人で450G)
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)
3.質素な宿に泊まる(3人で75G)
4.実家に戻る(無料)
5.その他

安価>>↓
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 16:52:08.48 ID:zoZHwTah0
2

魔女っ子マジ天使
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 17:23:12.62 ID:cA0fkZaDO
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)

魔女っ子は今晩の宿代以上になっているといっているが、それはたとえ勇者の
踊りが0Gだったとしてもその言葉は使える。

つまり、彼女一人で勇者たち3人の宿代は稼ぎ出しているのだ。

勇者(………俺って馬鹿だな)

自分が変なことをするたびにそのしわ寄せとして彼女は自分以外の生活費も
稼いでこなければならないのだ。

つまり極論を言うと、彼女一人ならば彼女は毎日豪華な宿に泊まれるだけ稼げるという事だ。

勇者(…………)

そのことに気付く勇者。自分がいなければ彼女は楽に生きてゆけるし、あんなに喜んでいた
豪華な宿もその実ほとんどが彼女自身の稼ぎで、自分は彼女の稼ぎであの豪勢な宿に我が物顔で
泊まっていたことになる。

勇者「……ごめん」

搾り出すように口にする言葉。そのことに気付いてしまえばもう彼女の顔すらまともに見ることが出来ない。

魔女っ子「………」

そこで『いいよいいよ』と笑顔で返すことは簡単である。しかし、そうすると彼が
もっと惨めになるだろうと直感した彼女はその言葉をあえて聞こえないふりをして殊更明るく
普通の宿へと向かうのだった。
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 17:23:52.04 ID:cA0fkZaDO
〜〜王都 普通の宿〜〜

昨日泊まった所が豪勢だったからだろう。

普通の宿はみすぼらしく見える。

勇者「…3人で」

店主「あ、はい。それでは部屋は1つで?」

勇者「…はい」

店主「……どうぞ」

ごく短い会話の後、部屋を借りると、当たり障りの無い会話をしながら食事をし、
そしていつの間にか眠る時間になる。

勇者(………)

寝る前に何かしますか?
1.特に何もせず寝る
2.その他

安価>>↓
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 17:27:18.67 ID:EczQuRPAO
効率よく稼ぐ方法を考える
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 17:37:34.52 ID:cA0fkZaDO
効率よく稼ぐ方法を考える

勇者はベッドにもぐりこみ考える。

勇者(…以前そう考えたから今王都にいるんじゃないか。お金を稼ぐにはギルドに行くしかない)

それは考える前から結論の出ていたことだった。

〜〜〜次の日。

勇者「さて…きょうこそ。だな」

勇者「行き先はギルドか。ってか、本当の意味で強くなりたいなら誰も行った事の無い
遺跡を調べて武器や防具を探す方がいいんだけどね。だいたい、妖精が超強化されたのも
誰も行った事の無い古城を探索したからだし。だいたい、店で買える武器なんて最高クラスでも
白銀の剣。魔法の掛かった剣に比べるとかなり見劣りするよ」

どうしますか?

安価>>↓
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 17:55:30.85 ID:2zWhSu/wo
ギルドへ行って、目的地が同じかルート上にある配達とか護衛の依頼を纏めて受ける。
(ようは、ルナドンの序盤における常套手段ですが・・・・できるかな・・・・・・)
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 18:07:00.59 ID:cA0fkZaDO
>>579
はい、出来ません。ギルドの仕事は一ずつですね。
それにしてもルナティックドーン懐かしいですねぇ。
中の人はこれとかティルナノーグとか、ジルオールとかその系統のゲームばっかりしてました。
(いや、ティルナノーグはちょっと系統違いますがww)



勇者「とりあえずギルドに行こう」

そう決めて歩き出す勇者。

〜〜王都 ギルド〜〜〜

受付「いらっしゃいませ」

勇者「仕事が欲しいんですけど…」

受付「今回も3人なんですね。臨時の仲間を引き入れますか?
ただ前回もいったように、配達や護衛など、一日では終了しない仕事は受けられなくなりますけど」

勇者「………」

どうしますか?
1.臨時の冒険者を雇う
2.あくまで3人でクエストを受ける
3.その他

安価>>↓
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 18:19:15.54 ID:zoZHwTah0
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 18:39:33.97 ID:cA0fkZaDO
1.臨時の冒険者を雇う

数十分後。

現れたのは静かな女性だった。

麗人「………」

勇者(…静かな人だな……ってか、これってもしかしてハーレムパーティ!?)

そんなことを思っているうちに、

受付「それでは勇者様はS級のライセンスをお持ちなので全ての依頼を受ける事ができます。
どのような依頼を受けますか?」

勇者(たしか前回は身の丈にあった依頼だったな…)

どうしますか?
1.身の丈にあった依頼
2.身の丈以上の依頼
3.お得な依頼
4.その他

安価>>↓
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 18:44:43.00 ID:qQktpbqSO
何かこう…オススメのやつない?レアアイテムGETとか、ちょい強い武器、防具が手にはいる感じの
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 18:55:54.46 ID:cA0fkZaDO
勇者「なんかこう…オススメのやつない?レアアイテムGETとか、ちょい強い武器、防具が
手に入る感じの」

単刀直入に尋ねる勇者。

受付「そうですねぇ。まず先日も申しましたが、この周辺は既に開発され尽くしているので
日帰りで戻れる場所はありません。故に、臨時の仲間を雇った今、それをお教えするわけには
いきません」

勇者(あ、それってさんざん言われてる事だ…)

受付「どうしてもというのならば今から彼女と別れますか?当然ギルド内の評価は
下がりますが、既にS級のライセンスを持っている勇者様なら影響は少ないですよ」

魔女っ子(というかさ。国境付近の村の地図もってるのに、なにいってるんだろ?)

星影妖精(だって、ゆーしゃって抜けてるもん。なんだか空回りってやつ?)

勇者「………」

どうしますか?
1.さっき合流した人と別れる
2.別れず身の丈にあった依頼をうける
3.別れず身の丈以上の依頼をうける
4.別れずお得な依頼をうける
5.その他

安価>>↓
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 18:57:51.55 ID:2zWhSu/wo



>>680
なるほど。
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 18:58:16.83 ID:QoP9cX3AO
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/16(日) 19:05:09.29 ID:cA0fkZaDO
2.別れず身の丈にあった依頼をうける

勇者(……考えてみれば遺跡捜索ならこの前貰った地図にいろいろ書いてたな)

そう考えると慌てる必要はないと判断し、勇者は身の丈にあった依頼を受ける事にする。

どの依頼を受けますか?
1.町の清掃活動 報酬1人当たり50G。
2.近辺の森で採取作業。 出来高払い。
3.墓地の墓守(入り口付近) 報酬400G
4.大量発生した害虫退治 出来高払い
5.温泉水の採取作業(8時間) 報酬600G
6.墓地の墓守(中層部) 報酬800G

安価>>↓
※下に行くほど成功率は下がります。
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 19:05:54.95 ID:QoP9cX3AO
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 19:15:51.12 ID:cA0fkZaDO
ちょっと今から出かける用事ができたので今日はここまで。
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 23:46:27.41 ID:SXtqgC3co
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/16(日) 23:47:36.88 ID:oFb8n6qfo
おつ
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 18:22:55.41 ID:jP9hxTLDO
4.大量発生した害虫退治 出来高払い

勇者「……このあたりなら危険も無くこなす事が出来るだろう」

そう判断した勇者は害虫退治の依頼を受ける事にする。

〜〜下級階層住民区 地下〜〜

そこは普段住む一般居住区や商業区とは異なり、様々な建築様式がごった返すスラムにも見えた。

勇者「……仕事って、ここなのか……」

害虫退治と聞いてはじめは農作物を荒らすモンスターの退治かとおもっていたがそんな甘いものでは
ないらしい。

麗人「……この下水内の害虫を一掃する…」

美しく耽美な顔に既にマスクをつけている彼女がそう説明してくる。

勇者「………まじ?」

麗人「……」こくん
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 18:23:23.01 ID:jP9hxTLDO
魔女っ子(………なんだかちょっと嫌かも)

常識的に考えて入ることにさえも躊躇するその地下への入り口。当然、魔女っ子は
しかめっ面をしたが、これも仕事だと諦めて腹を決めていたようだ。

勇者「しかたがない。行くか」

麗人「……害虫の残骸をもっていく必要があるから素材は取れない」

勇者「それってもしかしてパンプキンやキャロットが発動すると仕事をしたことにはならないって事か?」

麗人「ぱんぷ…きん?」

勇者「ああ、いや。こっちの話」

そういうと早速中へと入る一同。

安価>>↓
その際にコンマが0〜5であれば敵(害虫)が出現します。
また、今回の戦いにおいて負ける要素は無いので続けて8回レスしてください。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
また、コンマの数値は低いほど敵が強くなりますが、どちらにしても瞬殺で、
コンマの数字の1/10が奇数だった場合はパンプキンが発動してしまい
正当な報酬額ではなく、パンプキンの売値にしかなりません。
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:25:23.04 ID:nqGOA+zAO
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:25:51.77 ID:nqGOA+zAO
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:26:18.61 ID:nqGOA+zAO
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:27:11.02 ID:mxrnisXSO
ksk
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:27:11.57 ID:nqGOA+zAO
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:27:47.00 ID:mxrnisXSO
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:27:49.75 ID:nqGOA+zAO
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:28:30.03 ID:nqGOA+zAO
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:45:44.00 ID:tRtQ2Orho
一人が独占して安価とって物語が進むのと、物語が進まなくても独占しないで安価とっていくのどっちがいいんだろうな…
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 18:55:52.18 ID:kpbpesNMo
これは安価じゃなくてコンマだから、連続して取っていいんだよ
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 19:00:06.43 ID:jP9hxTLDO
そうですね。誰がとっても結果に変化のないランダム性の強い安価は
連続で取ってくれて大丈夫です。
安価下2の状態で2連続して選択したり、安価下でも余りに連続して安価を
されると、流石に注意しなくてはいけないこともあるかもしれませんが。


4=レッドG×3、ブラックG×1出現!瞬殺! 20×3G、30G、計90G
7=害虫を発見できず
1=ブラックG×4出現!瞬殺! 30×4=120G
2=レッドG×1、ブラックG×3出現!瞬殺! 20G、30×3=90 計110G
7=害虫を発見できず
0=マザーG出現! 瞬殺!  200G 
5=レッドG×4出現!パンプキン発動! 30×4=120G
3=レッドG×2、ブラックG×2出現!瞬殺! 20×2=40G、30×2=60G 計100G

合計740G



それは見るもおぞましい巨大なGであった。

魔女っ子「きゃあ!!!」

ただし、運が良く、女の子らしくこういったものが不得意な魔女っ子はまともに
魔法を唱える事が出来ず、ただひたすらカボチャの雨を降らせるだけ、
Gを直接カボチャに変えることはしなかったため、きちんと残骸を残す事が出来た。
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 19:00:45.61 ID:jP9hxTLDO
〜〜王都 保健管理所〜〜

受付「ひいふうみい………ものすごく働きましたね」

どん!

手袋をつけた手で黒い触角をむんずと掴み、焼却用の箱に次々と入れていく受付員。

既に感覚が麻痺しているのか、その受付員に感情らしきものは一切無い。

勇者(………)←放心中

魔女っ子(……えぐっ……えぐっ…)←半泣き

星影妖精「ねえ、なんでそんなに死んだ目をしてるの?」きょとん

受付「はい。精算が終わりました。合計で720Gですね」

勇者「………」

麗人「……」こくん

完全に放心している勇者の代わりに臨時の仲間である麗人が受け取りその中から
自分の取り分である180Gをとると、無言で去っていく。

受付「あ、この施設の脇にこの仕事をした人用のシャワールームと洗濯サービスが
ありますので、そこで少し休んでお帰りください」

そういうと、受付口を閉じるのだった。
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 19:01:22.02 ID:jP9hxTLDO
〜〜王都 広場〜〜

勇者「…魔女っ子…大丈夫だった?」

魔女っ子「……ちょっとびっくりしちゃっただけ。もう大丈夫」

保健所のシャワールームでたっぷり1時間、体を洗い、消臭剤を全身にふりかけ、
その間に洗濯の終わっていた呪い(まじない)服に身を包むとようやく
通常の状態へと戻って行ったようだ。

勇者(…俺にもキツイ仕事だったけど、魔女っ子にはもっときつかっただろうな。
それにしてもあんなにデカイGが、しゃかしゃか動き回ってる地下道か…
二度と行きたくないものだ)

そんなことを思いながら、今日の宿を考える。

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(3人で450G)
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)
3.質素な宿に泊まる(3人で75G)
4.実家に戻る(無料)
5.その他

安価>>↓
※現在の所持金は1040G
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 19:04:04.86 ID:kpbpesNMo
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 19:04:43.55 ID:kpbpesNMo
うっかり酷い仕事にあたったから、ここは贅沢して忘れよう・・・
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 19:43:30.31 ID:jP9hxTLDO
1.豪華な宿に泊まる(3人で450G)

少し考える勇者。

勇者(今日は肉体的にはともかく精神的にものすごくきつかったな…)

怪我という怪我はホイミや癒しの光の効果でほとんどなく、肉体的にはピンピンしているが
仕事の内容が酷く、精神的に参っていた。

そしてそれは男で大人な勇者よりも、女で子供な魔女っ子の方がはるかに辛く、
勇者は決意をする。

勇者「よし、今日はぱーっとやろ!」

心機一転をはかるべくなるべく大げさに、そして明るく魔女っ子と星影妖精に訴える。

星影妖精「わ〜!ぱーっと、ぱーーっと!!!」

素直に喜ぶ星影妖精、そしてそれに釣られたように魔女っ子のへーゼルの瞳にも
光が戻ってくる。

勇者(よかった。喜んでくれたみたいだ)

勇者としても豪華な宿に泊まっても黒字であるが故に気楽に喜ぶのだった。
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 19:45:05.49 ID:jP9hxTLDO
〜〜王都 豪華な宿〜〜

受付「いらっしゃいませ。ああ、勇者様ようこそ」

それは一昨日に見た受付と同一人物。故に勇者が細かく要望を伝える前にそれに沿った
手続きをしてくれる。

勇者(さすが豪華な宿。手際がいいな……)

そんなことを思いつつ。

〜〜豪華な宿 3人部屋〜〜

そこは部屋の場所は異なるが内装はほとんど同じであり、やはり赤くふわふわな絨毯が
彼らを迎えてくれる。

勇者「……ふう。今日は酷い仕事だったね、ごめん」

魔女っ子「ううん。冒険者になるってこういうこともあるかもしれないって思ってたし」

勇者「そういってくれるとありがたいよ。でも次からはあの仕事はしないようにしよう。
慣れるより速く、精神がくじけそうだ」

魔女っ子「うん。……私もそのほうが嬉しいよ」

等と話していると、時間になったようでルームサービスのボーイがノックしてくる。

〜〜〜
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 19:45:58.09 ID:jP9hxTLDO
〜〜〜

勇者「やっぱりおいし〜〜!」

星影妖精「うまうま!」

魔女っ子「何度食べても食べ飽きないね!」

テーブルの上には肉料理、魚料理、野菜、煮込み料理など、様々なものがある。

勇者(偶には話す話題を考えてみるか…)

どうしますか?
1.まあ、いつもの雑談でいいか。
2.魔女っ子に話しかける。(話しかける内容もお書きください)
3.星影妖精に話しかける。(話しかける内容もお書きください)
4.その他

安価>>↓
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 19:49:24.55 ID:IeCwR1J/o
2 パンについて
713 :1 [sage]:2012/12/17(月) 19:59:53.54 ID:jP9hxTLDO
>>712
すみません、あまりにも漠然としすぎなのでもう少し具体的にお願いします。
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 20:05:40.89 ID:IeCwR1J/o
ホテルのパンを食べながら「このパンは〜」みたいな話
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 20:28:18.83 ID:jP9hxTLDO
2.魔女っ子に話しかける。(話しかける内容もお書きください)

パンについて

勇者はもともとパン屋である。故にパンについては一方ならぬものがあり…

ぱくっ!!

勇者「うまい!!」

この時代、砂糖がほとんど普及しておらず、パンは今ほどふっくらしておらず、
どちらかといえば硬いものであった。

しかし、ここのパンはふっくらとしており、歯がなくても噛み切れるのではないかと
思われるほどだった

故に、饒舌になるのは当たり前だろう。
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 20:28:46.36 ID:jP9hxTLDO
だがしかし。

他人の語る薀蓄ほどめんどくさいものは無い。それはいわば結婚式の映像を無理やり見せられる
友人と同じ。当人にとっては自分の晴れ舞台を見せ付ける絶好の場なのであるが、
それについてほとんどわからないものにとってはいい迷惑なのだ。

魔女っ子「へぇ〜〜」

相槌を打つ魔女っ子。だが、その瞳に光は無く、ただただ妙な薀蓄を話されて
美味しい食事もそうではなくするだけだった。

〜〜〜
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 20:29:19.24 ID:jP9hxTLDO
勇者「はあ、久しぶりに話したなあ」

自分の薀蓄を存分に披露出来たことで満足げに頷く勇者。

人の話を全く聞かない星影妖精は相槌すらうたず完全に無視していたため、その被害は
全て魔女っ子へと向かっていた。

魔女っ子(おにーちゃん…そういった話は恋人とかとするものよ…)

美味しいはずの食事がわけのわからないパン講座になったことに辟易する魔女っ子だった。

〜〜〜

勇者(……あれ?パンの知識…つまらなかったかな?)

当然つまらない。彼女にとってパンとは食べるものであって知るものではなかったのだから。

魔女っ子ははやめにお風呂に入り、もう寝る準備をしている。

勇者(まあいいか。豪華な宿のふかふかベッドで俺も寝よう)

こうして今日一日は終わるのだった。
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 20:29:47.43 ID:jP9hxTLDO
〜〜豪華な宿屋 朝〜〜

受付「いってらっしゃいませ!」

豪華な宿特製の弁当を包んでもらい、満足げに外に出る勇者たち。

勇者「さてっと。残金は590G。今日はどうしようかな?」

どうしますか?

安価>>↓
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 20:33:32.74 ID:V4Onmqtco
辺境の村まで拠点を移せそうな依頼でも探しに行く。
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 20:35:34.21 ID:kpbpesNMo
つまり、3人でこなせる移動系依頼ですね!
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 20:44:09.78 ID:V4Onmqtco
まあ、そんな感じかと。ニンジャさんとは現地で合流してもいいわけですし。
こういうのもありだといいのですが。
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 20:45:05.82 ID:IeCwR1J/o
>>721
ニンジャさんは常に後ろにいるんじゃね
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 20:49:14.27 ID:kpbpesNMo
それにしても、魔女っ子の友好度が危険域に片足突っ込んでそうな気がするんですが
あとどれくらい嫌われたらパーティー解散になってしまいますか?
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 20:56:37.90 ID:LnIDZDDAO
魔女っ子は大天使だから(震え声)
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 21:09:07.41 ID:jP9hxTLDO
>>723
流石に、パンの話で辟易させた事よりも豪華な宿に泊まった事によるプラスの方が
大きいのですぐに危険というわけではありません。害虫退治も初めて請けた仕事で
それが意地悪からの行動と思うほど彼女はひねくれてはいないので。



辺境の村まで拠点を移せそうな依頼でも探しに行く

〜〜王都 ギルド〜〜

勇者(そろそろ辺境の村へ戻ろうかな…)

そう考えた勇者は辺境へと戻るついでに出来そうな依頼を受付に聞いてみる。

受付「ん〜、難しいですね。辺境の村にはギルドの支部は無いので手紙の配達とかは
ありませんからねぇ。西の帝国や南の軍部駐屯地であればいくらでもあるのですが…」

勇者(あ!?そういえば俺が王都に戻ってきたのも辺境の村にはギルドが無いからだった)

受付「それにもうちょっと厳しいところだったなら護衛の依頼もあるんですけどねぇ。あそこまでの
危険なモンスターはあらかた片付いてますしねぇ…」

勇者「………」
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 21:09:50.05 ID:jP9hxTLDO
受付「……まあ、どうしてもというのならば…この手紙、村の村人Aさんにお渡し願いますか?」

本来、宅配の仕事というのは、運搬人が中身を見ることが出来ないように開封口が蝋で印を押されている。

が、しかし、それは普通におられた手紙でギルド公式なものではない事がわかる。

勇者「これは?」

受付「まあ、本来このような仕事は王都の郵便課や、もっと規模の小さな民間事業部が
するんですけどね。何を思ったか、こっちに依頼が着ちゃったんですよ。
まあ、ギルドというのは極端な話何でも屋ですから、間違ってはいないんですけど…
依頼金が50Gの仕事なんて…そうそう受ける人はいないですからねぇ」

勇者「………」

どうしますか?
1.全く仕事が無いよりはマシ。50Gの仕事を受ける。
2.さすがにその仕事はうけない。
3.その他
 
安価>>↓
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 21:12:07.73 ID:LnIDZDDAO
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 21:47:13.04 ID:jP9hxTLDO
1.全く仕事が無いよりはマシ。50Gの仕事を受ける。

勇者「わかりました。それでは受けさせてもらいます」

受付「え!?本当?…たすかるわぁ。あんな地方の村、交流がほとんどないから。
もう少しでギルドから民間の郵便事業部に頼むっていう間抜けな方法を取るところだったわ。
本来、これでの上昇する評価値は1なんだけど、思い切って5Pにしちゃう!」

勇者(評価値?…そういえば一度雇った盗賊さんを解雇しようかどうかってとき、
それっぽいこといってたな?すでにS級ライセンスをもってる俺にはあまり関係ないらしいけど)

受付「後は、手紙とか荷物の運搬には保証預かり金という制度があるんだけど、
まあ、今回は例外で0でいいわ。第一あそこにはギルドが無いから保証金の返還もできないし」

勇者「はあ」

受付「それじゃはい。一応言っておくけど、中身を見ようとしたり無くしたりしないでね。
うちからの正式な文書じゃないからそれを狙う人なんていないだろうし、大丈夫だろうけど」

勇者「わかりました。とにかくこれを村人Aさんに渡せばいいんですね」

そういうと、ごく普通の手紙をあずかり、ギルドの外へと旅立つ勇者だった。
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 21:47:51.01 ID:jP9hxTLDO
〜〜王都 城門〜〜

ニンジャ「久しぶりでござるな」

そこにいたのは黒髪の青年。いかにもな村人の服を着ている彼が腕利きのニンジャであることなど
誰も気づかないだろう。

勇者「わ、びっくりした。…最近朝や夕すら姿を現さないからどこか行ったのかと
思ってましたよ」

ニンジャ「ふむ。拙者もそれなりに用があってな」

勇者(あ、そういえばニンジャさんって王都で仲間にしたんだったな。こっちに何らかの
コミュニティでもあるのかな?)

ニンジャ「それで、城門前に来たということは出立するのでござるか?」

勇者「うん。とりあえずそれなりのお金は稼いだので北へ行くつもり。おまけの仕事で
手紙の配達もあるし」

ニンジャ「なるほど。ギルドの仕事であるならば拙者は残っておいた方が良いでござるか?」

勇者「いや、仕事って行ってもイレギュラーなやつだし、第一、あっちにはギルド自体が無いから
大丈夫だと思うよ」

ギルドの仕事をしていた時に気付いたのだが、温泉水を採取する時も、害虫退治をするときも
入り口は封がされており、そこを守る門番にギルド証明書を見せることで開けてもらっている。

ギルド員ではないニンジャが一緒にいることはあまり良いことではないらしい。

ニンジャ「そうでござるか。では、お供つかまつろう」

そういうと久しぶりに合流してくるのだった。
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 21:48:27.80 ID:jP9hxTLDO
〜〜国境の村 入り口〜〜

ニンジャ「驚いたでござるな。勇者殿も童も随分と強くなったでござる」

勇者(…こっちが腕に自信が持てるようになるほどニンジャさんの異常さがわかるよ。
いまだにニンジャさんがどう戦ってるのかさっぱりわからん)

かろうじてわかるのは彼が持つ二刀のうち、実際に鞘を抜くのは短い方の剣…
正確にはニンジャ刀と呼ばれる唾の無い剣であることぐらいである。

勇者(ま、冒険を始めた頃はそれすらわからなかったから少しは成長したという事か)

そんなことを思いながらあっさりと配達の仕事を終わらせる。

〜〜〜
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 21:48:56.09 ID:jP9hxTLDO
ニンジャ「ふむ。村人Aを見つけるのに時間が掛かってしまったでござるな。では、ゴメン!」

シュンッ!

いつものように風のように消えるニンジャ。

魔女っ子「ニンジャのおにーちゃんいっちゃったね」

勇者「ああ。俺たちもそろそろ宿屋に行かないとな。…それにしてもやっぱり北は寒いな…」

魔女っ子「ああそうだ。一応ここまで来る途中に出たモンスターを倒した戦利品で200G
くらい。結構お金になるものだね?」

勇者(だって、ニンジャさん、敵意のあるものだったら遠くて倒さなくてもいい敵
まで倒しちゃうんだもん)

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(3人で450G)
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)
3.質素な宿に泊まる(3人で75G)
4.その他

安価>>↓
※現在の所持金は840G
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 21:49:58.27 ID:IeCwR1J/o
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 22:46:16.05 ID:jP9hxTLDO
2.普通の宿に泊まる(3人で150G)

勇者「んじゃまあ、今日は普通の宿にしようか?」

魔女っ子「うん!」

流石に連続で豪華な宿に泊まれるとは思っていない。逆にこんななんでもない時に
豪華なホテルに泊まると勇者が宣言したとすると、その生活能力に疑問を持つことだろう。

そんなこんなで以前良くお世話になっていた宿へと向かうことにする一行。

〜〜辺境の村 普通の宿〜〜

店主「いらっしゃいませ……おお、お帰りなさいませ」

数日振りにこの宿へ戻ってきたのだが、もともとそれほど繁盛していない村の宿では
まだ覚えていてもらえたらしく、にこやかな笑顔で迎え入れられる。

勇者「ども、ひさしぶりです。また部屋を取りたいんですけど」

店主「はい、わかりました。では部屋の鍵です」

勇者はやや無骨な鍵を受け取るとそのまま二階へと行き、荷物をおろす。
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 22:46:50.75 ID:jP9hxTLDO
〜〜普通の宿 食堂〜〜

勇者「それにしても久しぶりにニンジャさんの戦い見たけど…見えた?」

魔女っ子「ぜんぜ〜ん。あそこまでいくと人の動きじゃないよね」

星影妖精「〜〜ん〜〜。あたしは見えるよ?」

勇者「……マジ!?」

星影妖精「うん。古城に向かってる途中、ずっとにんじゃの肩に乗ってたし、
今は、あの時に比べてものが良く見えるし」

勇者「そっか。中級妖精になったことでそもそもの基礎能力が上がってるのか…
さすがはレベル10」

星影妖精「えっへっへ。もっと褒めてもいいよ?」

そんな風な雑談で楽しい食事を終わらせるのだった。
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/17(月) 22:47:20.09 ID:jP9hxTLDO
〜〜〜普通の宿 3人部屋〜〜

勇者(……最近あんまり無かったから油断してたけど、そうだった…)

魔女っ子と星影妖精は2人で仲良くお風呂に入り、そして今、ベッドの上でじゃれている。

今は星影妖精にパジャマとナイトキャップを買ってあげているので昔ほど性的ではないのだが、
だからといって何とも思わないわけが無い。勇者だって男なのだから。

勇者(本当に…ものすごいスレンダー儚げ美人なのに、性格がちっちゃい頃のままだからな。
浅縹妖精の時は微笑ましい程度だったけど、今は色々と危ないぞ)

もちろん勇者にはロリコンの気はないのだが、だからといってこの状況において平静で
いられるほど枯れてもいない。

なので…

どうしますか?
1.放っておけばそのうち慣れるだろう。今日は一日疲れたから寝る。
2.その他

安価>>↓
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 22:56:33.36 ID:yZ0DY58V0
煩悩を消すために外で剣でも振ろう
737 :1 [sage]:2012/12/17(月) 23:01:39.98 ID:jP9hxTLDO
ではでは、勇者の残りカスのような煩悩も見事に消えたところで今日はここまで。

おやすみなさい
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 23:38:38.91 ID:+t/RqIybo
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 23:44:16.97 ID:kpbpesNMo
おつ
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 11:57:16.96 ID:Lod27qAeo
乙でした
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 13:29:45.54 ID:RzjMWLRDO
乙感謝! そして時間が出来たので一回だけ更新


煩悩を消すために外で剣でも振ろう

勇者(…ま、冷静に考えると彼女らは仲間だからな。そんな彼女らを変な目で見るのは悪いか)

そんなことを思った勇者は、自信の煩悩を振り払うために鉄の剣をもち、宿の外へ出る。

〜〜〜

勇者「ふん!!」

冒険に出た当初に比べるとはるかに力強く切れのある剣閃。

自身の成長にほんの少しだけ満足した勇者は、流した汗を再び洗い流すと
心地よい疲労感とともにベッドの上で眠りにつくのだった。
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 13:30:15.67 ID:RzjMWLRDO
〜〜辺境の村 広場 朝〜〜

勇者「久しぶり…って程でもないけどやっぱり北のこの地方は寒いね」

魔女っ子「ほんとほんと。はぁっ!ほら、息がちょっと白いよ」

ニンジャ「ふむ。この辺は北に近いこともさることながら標高もそれなりにあるでござるからな」

勇者「これ以上北に行くには防寒着が必要…って、この話毎回してるね」

ニンジャ「そうですな。…それはそうとこの前領主殿からいただいた地図には
まだ未確認の地が3箇所あるでござるな」

魔女っ子「うん。一つが盗賊出現が確認されている街道。そしてもう一つは
村の人たちが決して入ろうとしない禁足地。そして最後が地図には何も書かれていない
未開の地。ここには本当に何があるかわからないね」

星影妖精「さいごに、このまま北にいくと山麓の町、西にむかうと帝国領の北の砦、
南西にすすむとキャラバンの出発地もあるよ」
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 13:31:30.64 ID:RzjMWLRDO
勇者(意外と選択肢がおおいな。今はニンジャさんがいるからよほどの事じゃ
死ぬことはないだろうけど…)

他にも道具屋で薬草を補充という選択も考えながら

どうしますか?

安価>>↓
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 13:34:23.64 ID:cIJLGNXAO
未開の地探索
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 20:31:24.58 ID:Ylh8lUoAO
か、回復アイテムのストックあったっけ……?
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 20:32:04.03 ID:feBZYs/bo
>>745
喜べ!さっぱり無いぞ!
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 21:34:51.78 ID:RzjMWLRDO
未開の地探索

勇者「それじゃ今日は未開の地へ行ってみましょう」

ニンジャ「左様か」

ニンジャの強さを考えるとそう簡単にピンチになることなどあるはずないと
たかを括り、あえて何も書いていない西北へと向かうことを決める。
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 21:35:24.39 ID:RzjMWLRDO
〜〜北の国境付近 針葉樹林地帯〜〜

道なき道を歩き続ける4人。人の入らない地帯だけあって地図上には水を確保できる場所も
書いておらず何故だか不安にあおられる勇者。

勇者(まあ、最悪水は雪を溶かせば大丈夫…かな?)

そう、この地帯には既に雪がちらつき始まっており、もう少し北へいくと雪が積もっている気配もある。

そして…

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
8.9 ……ここは!?妖精の里を見つける!!
6.7 石造りの遺跡を見つける!
5.4 なんとオークの集落を見つける!
3.2 ゴブリンの住処を見つける。 
1.0 すか!特に何も見つけることが出来ずに一日が過ぎる。

安価>>↓
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 21:36:53.32 ID:43yTQ7JIO
どん!
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 21:44:35.32 ID:bwQBLfgdo
ゴブリンかぁ
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 21:47:23.79 ID:RzjMWLRDO
2=3.2 ゴブリンの住処を見つける。 

未開の地とはいえ、一日でたどり着ける地点。それほど深い位置ではなくそこで見つけたものは…

ニンジャ「………」

シュパーン!!

いつものように一瞬でゴブリンを倒すニンジャ。しかし、普段ならそこで戦闘態勢をから
警戒態勢へ移行するのだが、彼はそのままその周辺を調べ…

ニンジャ「……この洞穴……彼奴らの巣だな」

珍しくそう勇者に話しかける。

勇者「え!?洞穴?」

その言葉に耳を疑いその周辺を凝視すると、確かにわかりづらいが地下へ向かって
小さな入り口が開いている。

ニンジャ「…どうする?」

勇者(ゴブリンかぁ…そのくらいの雑魚じゃたいしたものは貯めていないだろうな…)

どうしますか?
1.ニンジャさんに洞窟内の敵を殲滅してもらう。
2.ニンジャさん抜きで洞窟に入ってみる。
3.こんなのは無視して先を急ぐ。
4.その他

安価>>↓
※洞窟内にはトラップがある可能性があります
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 21:48:30.68 ID:N1pJsqBSO
忍者さんに先行、トラップ解除してもらいつつ殲滅
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 22:05:02.07 ID:RzjMWLRDO
忍者さんに先行、トラップを解除してもらいつつ殲滅

勇者「それじゃ忍者さん、先行してもらっていいですか?」

忍者「……」こくん

その言葉を殲滅と受け取ったのだろう。その後は筆舌に尽くしがたい残酷な状況だった。

キュン!

暗い洞窟内。本来ならば夜目の効くゴブリンたちの方が圧倒的に有利なはずだったが
ことごとく首を刈られ一瞬で絶命しており、勇者がついていく道は惨殺死体の
オンパレードだった。

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが8、9であれば宝箱を発見します。
また、宝箱が見つからない場合は6回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
※6回のコンマが終了するとボス宝箱を発見します。
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:05:58.98 ID:PRjDd906o
死刑!
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:06:13.79 ID:bwQBLfgdo
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 22:14:13.46 ID:RzjMWLRDO
8=宝箱発見

勇者たち…いや、正確には先行している忍者だけだが、勘が働いたのか、洞窟の影になっている
場所で茶色の葛篭を見つける。

忍者(………)

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが
8.9 200G相当のお宝
6.7 150G相当のお宝
5.4 100G相当のお宝
3.2 薬草が入っていた。 
1.0 すか!どう見てもゴミだった…

安価>>↓
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:14:58.86 ID:PRjDd906o
99
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:19:17.78 ID:bwQBLfgdo
150か これで普通の宿代はまかなえたな
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 22:21:45.61 ID:RzjMWLRDO
6=6.7 150G相当のお宝

ゴブリンというものはキラキラしたものを好む。ただし、文化レベルが非常に低く、
またこういう交通の便が悪い場所に住む『はぐれもの』に他と共通する財産価値も
ないために、その価値はあくまで当人にとっての価値のあるもの…

つまり、人間の世界において価値のあるものとはいいづらいものだった。

リザルト
ゴブリンの宝(中)150G相当を手に入れました。

〜〜〜

安価>>↓にレスをください。
その際にコンマが8、9であれば宝箱を発見します。
また、宝箱が見つからない場合は5回まで続けてレスをお願いします。
※安価判定なので、同じ人が何回レスしても構いません。
※5回のコンマが終了するとボス宝箱を発見します。
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:22:13.41 ID:bwQBLfgdo
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:22:53.17 ID:bwQBLfgdo
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:23:24.63 ID:bwQBLfgdo
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:23:40.64 ID:PRjDd906o
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:25:02.11 ID:N1pJsqBSO
ほにゃー
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:36:47.14 ID:c7tYeEeQ0
不発かー
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 22:51:18.82 ID:RzjMWLRDO
1=敵出現瞬殺
7=特に何も無し
3=敵出現瞬殺
4=トラップ、即解除
1=敵出現瞬殺


勇者と魔女っ子、それに星影妖精がそこにたどり着いた時、既に全ての戦いが
終わっていた。

ニンジャ「………」

彼の前には既に事切れたゴブリンの一団が。

勇者「これを…一人で!?」

驚愕する勇者。そこには以前倒したゴブリンリーダーが数体、それにゴブリンが飼っていたのだろう
凶悪な魔獣が3体。それらをたった一人で倒してしまったのだ。

勇者(もう何があっても驚かないって思ってたけど……)

凄惨な光景に目を覆いたくなるが、忍者に殲滅を命じたのは勇者本人。

いわば勇者がこの光景を望んだのだ。
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 22:51:46.07 ID:RzjMWLRDO
勇者(いくら魔族の軍勢だからって…)

そう思うのは勇者がそれを自分の罪しないための彼なりの心のケアなのだろう。

しかし、そんなことは知らず彼は最後の宝を持って戻ってくる。

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
8.9 弱い魔法の掛かった武器を見つけた!
6.7 血染めのマントをもってきた。
5.4 やや小ぶりの弓をもってきた。
3.2 300G相当のお宝。 
1.0 100G相当のお宝。

となります。
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:52:12.92 ID:cIJLGNXAO
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 22:57:14.11 ID:bwQBLfgdo
お金か〜
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 23:14:08.48 ID:RzjMWLRDO
2=3.2 300G相当のお宝。

ニンジャが持ってきたものは武器や防具ではなく、良くわからない石ころだった。

勇者「……これは?」

ニンジャ「…クズ石よりは良い」

それは透明の石。どうやら研磨する前のクリスタルらしい。

リザルト
ゴブリンの宝(大)300G相当を手に入れました。

〜〜〜
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 23:15:29.87 ID:RzjMWLRDO
〜〜〜

そしてそこから30分ほど歩いたところ、少し高台になった針葉樹の根元にキャンプを張る。

勇者「…一日目はお宝らしきものは全然だったね」

魔女っ子「仕方ないよ。でもさすが未開の地よね。探索できたのは全体の一割にも満たないみたい」

勇者「食料は以前領主様から貰ったものと、最悪パンプキンやキャロットでまかなえるからいいけど…
寒い。こんなキャンプ生活、出来たらはやく帰りたい」

魔女っ子「そうねぇ。特に目的もなく未開の地を歩き回るのはあんまりねぇ。
ニンジャさんのお陰でこうしてぐっすり眠れるけど…ニンジャさんの負担って
実はものすごいんじゃない?」

星影妖精「どーだろ?にんじゃって顔にでないよね〜」

勇者(む…。確かにニンジャさんにおんぶに抱っこ。これでよく見捨てられないものだ。
ニンジャさんにとって全く得にならないのになんで仲間になってくれたんだろ?)
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 23:16:06.71 ID:RzjMWLRDO
せめて夜の見張りくらい代わるべきかもと思うが、敵が出た際に一人で倒せる自信は無く
結局皆を起こさなければならないし、もし、モンスターに奇襲されたら目も当てられない。

そういう意味で見張りを代わろうと提案するのはニンジャにとって邪魔にしかならないだろう。

実際に、先ほどの洞窟でも勇者がついていく意味が無いほどに先行して行動していたのだから。

勇者(……まあいいや。明日は……)

どうしますか?
1.明日も未開の地を探索する
2.明日は村へ戻る。
3.その他

安価>>↓
※以前書いたように、キャンプをすると仲間の友好値は下がっていきます。
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 23:17:20.38 ID:bwQBLfgdo
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 23:51:19.32 ID:RzjMWLRDO
2.明日は村へ戻る。

勇者(それにしても寒い。…まあ、一番安いテントだもんなぁ…)

この夜具は一番初め、魔女っ子と共に王都で購入したものだ。その時の購入価格はわずか100G。

そもそも寒冷地用に設計はされておらず、ただ軽くかさばらない事だけが売りの安物である。

勇者(…長期キャンプをする場合はもっと良いテントを買ってからにしよう)

そんなことを思う勇者だった。
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 23:52:05.44 ID:RzjMWLRDO
〜〜次の日〜〜

勇者「ふぁぁ〜。…寒い」

着替え用の服を重ね着して暖を取る勇者。

ニンジャは一日中外で見張りをしていたらしいが、いつものように表情に変化は無い。

星影妖精「にんじゃ、あんまり怒ってないみたいよ?」

その言葉は突然。あまりの突然さ、そして空気の読めなさに愕然としてしまう。

勇者「ううわ、お、おまえ…莫迦!もしかして…ニンジャさんに聞いたのか!?」

星影妖精「うん!だって夜中、暇だったモン」

勇者(しまった!妖精はそもそも眠る必要がなかったんだ!)

最近は魔女っ子のベッドでおとなしくしているのですっかり忘れていた勇者。
どうやら彼女は夜中にテントを抜け出しニンジャと話をしていたらしい。
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/18(火) 23:52:48.66 ID:RzjMWLRDO
星影妖精「ゆーしゃはまだかけだしだからしかたないんだって」

勇者「……よく、街の外にいる時のニンジャさんにそんな話できるな」

星影妖精「ん?どーして?」

勇者(こういうとき、妖精の能天気さがうらやましいよ。俺だったら絶対そんなこと聞けない)

彼は知っている。街の外のニンジャは完全なる戦闘機械。殺意のあるものを容赦なく狩る死神である事を。

勇者(だけど、まあ、まだ…俺たちが見捨てられそうであるわけじゃないってことが
わかったのは収穫か?)

そんなことも思ってしまうのだった。 そして帰り道…

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
9 ……ここは!?妖精の里を見つける!!
8 石造りの遺跡を見つける!
7 なんとオークの集落を見つける!
6 何も見つけなかったがそれなりに価値のありそうな素材を見つける 
5以下 すか!特に何も見つけることが出来ずに村へと到着。

となります。
安価>>↓
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 23:54:33.58 ID:PRjDd906o
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/18(火) 23:54:43.22 ID:bwQBLfgdo
779 :1 [sage]:2012/12/19(水) 00:00:01.80 ID:DGX0MtADO
ではでは、帰り道に遺跡を発見したところで今日はここまで。

おやすみなさいませ
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 00:01:06.19 ID:7ck8mX460
乙ん
薬草ないしむりせずいきたいが
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 00:01:50.79 ID:3537+9Lpo
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 01:19:39.89 ID:Ko3vqoIYo
お疲れ様
783 :1 [sage]:2012/12/19(水) 21:17:18.96 ID:DGX0MtADO
すみません、今日は仕事が終わりそうにないので更新は明日になります
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 21:19:24.45 ID:3537+9Lpo
おk
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 21:23:21.15 ID:rsa1FR9qo
おk
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 21:45:02.44 ID:6jZD7DlDO
8=8 石造りの遺跡を見つける!

未開の地からの帰り、一応行きとは異なるルートで探索することにするのだが
正直期待はしていなかった。

この周辺は辺境の村から半日程度でたどり着く地点。幾ら未開の地だからといって
一度も人の手が入っていないことなどあるだろうか?

勇者(まあ、一日がかりの古城すら地図に載ってるのにこんな近くに何かがあるわけ……)

と、悲観的に考えていたのだが…

星影妖精「ゆーしゃ。あっちに何かあるよ〜〜」

敵の目につく可能性があるので勇者は反対したのだが、その羽根で飛び上がり、周囲を見回していた
妖精が羽を伸ばした…つまり下着姿で降りてくる。
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 21:45:31.27 ID:6jZD7DlDO
勇者「……なにか?」

星影妖精「うん。なんか、石で出来た建物?」

勇者「それは山小屋とかじゃなくて?」

星影妖精「う〜ん。小屋よりは大きいかな。それになんか苔とかびっしりついてたし…」

魔女っ子「おてがらよ妖精ちゃん!」

星影妖精「そ、そお?えっへん!」

勇者(……それにしてもこんなところにか。ちょっと寄り道になるけど行ってみるか)

そう判断すると、先行するニンジャに向かって方向転換を頼むのだった。
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 21:46:11.98 ID:6jZD7DlDO
〜〜辺境の村周辺 石造りの遺跡〜〜

勇者(……思ったよりも大きいな。しかもところどころ風化してる…)

魔女っ子「…えっとね。こういう時、危険かどうかを調べるには門番がいるかどうかで
判断するんだって」

勇者「門番?」

魔女っ子「そう。門番がいれば中には危険とお宝があるって。そして、その門番の強さが
そのダンジョンの強さの指標になるんだって」

勇者「門番…ねぇ」

などと暢気に話していると…

???「………」ゴゴゴゴ…ゴ……

???「……」ゴゴゴ………ゴ

何かが動き出す音がする。
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 21:46:55.73 ID:6jZD7DlDO
ニンジャ「……」シュパーン!!!

が、それが完全に動き出すよりも速く、ニンジャ刀が煌き、動き出そうとするものを無残に切り裂く。

魔女っ子「……ニンジャのおにーちゃんが強すぎてダンジョンの難易度がわからなかったね」てへっ

勇者「……でも、今倒したのがなんなのかはわかった。あれはガーゴイルだね。
御伽噺で聞いただけだけど、あの嘴のついた変な顔。石で出来た体。それに翼。どれをとっても
そうだろう」

魔女っ子「ガーゴイル2体を一瞬で…。もう驚きはしないけどね」

勇者「それはそうと、門番がまだ起動するということは、この遺跡の中はまだ生きているってこと。
少しは期待できるよ。……俺たちが入ったら殺されそうだけど」

魔女っ子「そうねぇ。住む必要が無いから遺跡のトラップはテレポーターとか極悪なのもあるって聞くし…」

どうしますか?
1.ニンジャさんに中に入って攻略してもらう。
2.危険を承知で自分もついていく。
3.ニンジャさんには待機してもらって自分達のみでゆく。
4.その他

安価>>↓
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 21:47:49.50 ID:cqS4R1lSo
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 21:56:05.93 ID:6jZD7DlDO
2.危険を承知で自分もついていく。

勇者「ちょっと危険だけど、全員で行こうか?」

魔女っ子「……私はちょっと反対。遺跡を嘗めちゃ駄目だよ?もし、旧世代の遺跡だったら
一流の冒険家でも死と隣り合わせだし」

勇者「でも、まあ、死ぬ可能性を示唆しならが行くことを決めたのは俺だし。いいんじゃない?」

魔女っ子「…まあ、お兄ちゃんが死んだら死んだで王様のとこに戻るだけだもんね」

勇者「そうそう。魔女っ子や星影妖精が死にそうになったら俺が身代わりになる……って、
随分と俺、酷い扱いだな」

魔女っ子「まあ、勇者の宿命ってことよ、おにーちゃん」

そういいながら早速遺跡へと入ることにする。

どのように入りますか?
1.ニンジャにぴったりとくっついていく。
2.ニンジャから少し離れてついていく。
3.その他

安価>>↓
※ニンジャにぴったりくっつくと狭い空間でニンジャが3人を守りながら戦う必要があり、能力がかなり下がります
少し離れるとトラップの影響を受けたり背後からモンスターに襲われることもあります。
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 21:56:46.42 ID:CncD1agLo
2
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 21:59:42.78 ID:rCgi4oUA0
魔女っ子の好感度が目に見えて下がっているんですが
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:10:12.85 ID:cqS4R1lSo
最初からバカばっかりやってたんでそんなに高くないです!
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 22:10:19.66 ID:6jZD7DlDO
2.ニンジャから少し離れてついていく。

勇者「…まあ、あんまりニンジャさんの迷惑にならないように、少し離れるか」

だったら何で勇者まで入るのか?と聞かれれば直感としか答えようがないのだが、
とにかくどうしても一緒に入りたい勇者はいつものようにニンジャに先行させ、
残りの3人はやや遅れて中へ入ることにする。

〜〜〜石造りの遺跡〜〜〜

遺跡の中はかび臭く、空気の停滞した嫌な雰囲気に溢れている。

勇者「…ニンジャさんと違って俺たちは夜目が利かないからね。松明を……」

ぼおっと…火をつけた瞬間……

ヒュン!!

まるでそれがスイッチであるかのようにいきなり鉄製の矢が飛んでくる!
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 22:10:46.52 ID:6jZD7DlDO
勇者「ちぃ!」

ここで剣ではじければカッコいいのだが、勇者にそこまでの練度は無い。かれは左腕に装備している
鉄の盾でそれをかろうじて弾き、このダンジョンの恐ろしさの一端を知るのだった。

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
9.8 なんの問題も無く最奥へ到着!(経験値(中)取得)
6.7 ちょっと危険があったが、3人で力をあわせて解決。(経験値(小)取得)
4.5 いろいろあったが、ニンジャさんに助けてもらいつつ最奥へ到着。
2.3 いったいどこから!?凶悪モンスターのバックアタック!
0.1 極悪トラップ、テレポーター起動!ニンジャと離れ離れに!

となります。
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:11:08.31 ID:r0IrtUySO
うぇい!
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:13:39.64 ID:cqS4R1lSo
うわぁ
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:19:57.14 ID:cqS4R1lSo
これは勇者が死ぬ覚悟で行かなきゃな・・・
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 22:25:42.45 ID:6jZD7DlDO
1=0.1 極悪トラップ、テレポーター起動!ニンジャと離れ離れに!


ニンジャの邪魔をしてはいけないとやや離れたところを歩いていた3人。

しかしそれがいけなかった。

ニンジャが遠くで移動しているのだが、それが不意に消え去る。

勇者「へ!?」

魔女っ子「きゃあ!」

星影妖精「へ?どーなって……」

星影妖精のその言葉がいい終わる前に…勇者たち一行はその場から姿を消してしまう。

そして…

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
9〜7 ラッキー!トラップじゃなくて単なる脱出用テレポーターだった。
3〜6 ここは!?完全にニンジャと別れ離れになってしまった。
1.2 ……モンスターハウス!?
0.  パーティは石の中にいる。

となります。
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:26:14.21 ID:rfdjIR3jo
ぬんっ
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:28:09.19 ID:r0IrtUySO
死ぬゥゥ
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:29:05.03 ID:rCgi4oUA0
死にましたー
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:29:41.31 ID:i665fJzZo
このコンマの確率と来たらw
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:33:17.11 ID:H7Fg2+Tno
0じゃないことだけ感謝しておう
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:35:37.09 ID:XSQAbx4AO
待てよこれに勝ったら超絶レベルアップに……なる前に死ぬよな普通に
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 22:39:40.96 ID:cqS4R1lSo
石の中にいたらどうなるのん?即死?
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 22:48:53.34 ID:6jZD7DlDO
>>802-807
本当に相当運が悪いですねぇ。たとえバックアタック喰らっても1ターン耐え抜けば
ニンジャさんの援軍で死ぬことはまず無かったのですが…
まあ、もし生きて帰れたらレベルは3くらい上がるでしょう。
で、石の中は当然即死です。テレポーターが極悪だという事は事前に書いてますし。
(それにwwiz系は外伝とか何だかんだで知名度高いですしね)


1=1.2 ……モンスターハウス!?

転送トラップは大別して2種類ある。一つは、行き先がランダムなもの。これは危険と
安全が両極端な罠であり、運がよければ脱出口の傍、悪ければ石の中という具合である。

そしてもう一つ。行き先が確定しているもの、こちらは押しなべて危険である。

なぜならば確実に侵入者を排除するための罠だからだ。

ヒュン!

転送された先は先ほどまでの狭い空間ではなくかなり広い部屋。そして勇者のつけていた松明の光、
そして星影妖精の発光が映し出すものは…

勇者「!?」

そこにいたのは数々の魔物たち。それぞれが暗闇の中を蠢いており、突如現れた光に一瞬怯み、
そして、幾重もの視線がこちらを舐る。
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 22:49:21.60 ID:6jZD7DlDO
魔女っ子「まるで蟲毒の壷の中…」

星影妖精「…死んじゃうね」

覚悟を決める勇者たち。

どうしますか?
1.こりゃ駄目だ。他に犠牲が出る前に自分の胸に剣をつきたてる。
2.駄目で元々、死力を尽くして戦う。
3.とにかく逃げ道を探す。
4.その他

安価>>↓
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/20(木) 22:50:20.20 ID:r0IrtUySO
死力を尽くせ!不味くなったら自殺だ!
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/20(木) 23:04:56.59 ID:6jZD7DlDO
死力を尽くせ!不味くなったら自殺だ!

勇者「死力を尽くせ!不味くなったら自殺だ!」

そう叫ぶ勇者。

魔女っ子(私達はおにーちゃんほど耐久力無いのに!って、泣き言をいっている場合じゃないか…)

死力を尽くさなければいけない時点で既に不味い状態である。特に魔女っ子と星影妖精は
何度かそういう話があったように勇者に比べればはるかに耐久力が少ない。
特に今は薬草すら持ち合わせていないのだ。

星影妖精「ゆーしゃのばーか!ばかばかばか!!」

そんな魔女っ子の心境を感じ取ったのだろう。星影妖精は力の限り勇者を罵倒する。

とはいえ、その可愛らしい口調では全く効果がないのだが。

そして…

安価>>↓にレスをください。
その際のコンマが
4〜9 数字が高いほど魔物を道連れに勇者自殺
3. ほとんど成果が無いまま勇者が死亡。
2. ちくしょう…勇者が死ぬ前に魔女っ子死亡
1. タイミングが…勇者が死ぬ前に星影妖精死亡
0. タイミングがずれた!勇者が死ぬ前に魔女っ子と星影妖精死亡

となります。
※ぞろ目の場合、ニンジャが到着し、退路を作ってくれます、が、0.1.2のぞろ目場合、
既に死亡者が発生しています。
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:09:24.21 ID:rvyhB9z/P
ニンジャ
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:09:56.50 ID:DIQUw66jo
どうなることやら・・・・・・・・・・・・・・
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:12:02.25 ID:SgWAnK7Xo
oh・・・
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:16:43.14 ID:yEsWi/u5o
確実に魔女っ子に嫌われたな

リセットボタン押したいな
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:20:51.52 ID:C8Yyg7N30
そ…そんな…妖精ーーーっ!?
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:23:16.25 ID:cqS4R1lSo
即自殺が正解だったか・・・
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:25:12.39 ID:yEsWi/u5o
なんでこのスレってピンチの時に安価に恵まれないのwwww
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:32:53.06 ID:cqS4R1lSo
遠坂の情報
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 23:33:20.68 ID:cqS4R1lSo
????
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/21(金) 00:02:23.31 ID:we7NAynDO
1=1. タイミングが…勇者が死ぬ前に星影妖精死亡

今日の勇者の判断と運はことごとく失敗続きである。

まず危険を承知で遺跡の中に自分も入ったことから始まり、あっさりとトラップにつかまって
しまうこと、さらに、その先がモンスター渦巻く蟲毒の壷の中だったこと。

そして、逃げなければ生き残る術が無い状態で戦いを選択してしまったこと。

その全てが悪い方向へと転がっている。

星影妖精「ますたー…ごめん。いままで楽しかったよ……」

それは混戦となってしまい勇者に届いたのかはわからない言葉。

魔女っ子「妖精ちゃん!駄目、消えないで!!」

そう叫ぶのは妖精のマスターである少女。彼女は知っている。妖精種はその存在自体が揺らぐもの…
消えては現れ時には融合し、時には別れ…たゆたうものであることを。
彼女の死とは生き物の死とは異なる。それは消滅。魂が霧散し、他の妖精たちに融合されて
しまう存在。それが彼女なのだ。
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/21(金) 00:03:10.50 ID:we7NAynDO
星影妖精「…ごめんね。死んじゃうって、良くわからないけど、あたいは…マスターには
死んでほしくないの……だから……これでさよならなの」

そういうと、既に腕を食いちぎられ冒険者の服もぼろぼろになっている彼女は翅を展開し
一瞬だけ天井ギリギリのところまで飛び上がる。

そして…

星影妖精(そっか…死ぬってこういうことなんだ……。あたい、今知ったよ。死にたくないって。
でも……これでいいんだよね。同じ死ぬならマスターよりもあたいが…)

徐々に彼女を纏う光が強くなっていき……

星影妖精「私よ!ひかりとなれーーーーーー!!!!」

その瞬間を勇者は直視できなかった。ただ膨大な光の奔流がこの狭い世界を渦巻き…

その中心には一瞬だけ小さくなった妖精が彼女の大好きな人間へ極上の笑みを浮かべ……

消えていった。

〜〜〜
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/21(金) 00:03:57.27 ID:we7NAynDO
〜〜〜

魔女っ子(ぐすっ……)

勇者「………魔女っ子……」

その肩に手を置こうとする勇者だが、それは彼女の手によって弾かれる。

魔女っ子「……妖精ちゃん……死んじゃった」

勇者「……ごめん…」

魔女っ子「なんで。なんで死んでくれなかったの!!貴方が[ピーーー]ば妖精ちゃんは助かったのに!
なんで!!」

勇者「………」

自分の決断の遅さが起こした彼のミスである。しかもその代償は彼女の何者にも代えがたい
大切なお供の妖精。いや、親友といっても良いだろう。

魔女っ子「……私、もう……人間は……信じられない。…本当は…本当に、信じたかったのに」

彼女はその瞳に溢れんばかりの涙と、怒りにも似た炎を灯していた。
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/21(金) 00:04:41.78 ID:we7NAynDO
勇者「ま、魔女っ……こ?」

魔女っ子「………我が血に眠る古の契約よ。我が意に従い、この地へ現れいでよ」

それは突然の簡単な詠唱の言葉。単なるお呪いの言葉にも聞こえた。

しかし…

その瞬間、彼女の足元には血のように赤く輝くペンタグラムが現れ、ずずず…と、魔物が現れる。

魔女っ子「我は人で魔でもなく。光も闇も我が物で無し。ゆえに我はいかなるものでもなく、
その血にのみ服従する」

それは今までの溌剌とした言葉とは全く異質な、まるで老婆のような声であった。

勇者「……こ、これは!?」

おぞましい記憶が勇者の中によみがえる。

レッサーデーモン。それは勇者をいとも容易く殺した悪魔。
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/21(金) 00:05:24.94 ID:we7NAynDO
魔女っ子「ちがうわ、これはグレーターデーモン。私の血の根源」

勇者の言葉よりも速く答える。彼女はかつて言っていた。魔女とは血で継承される、
魔法使いなどとは根本的に違う存在。

勇者「そ、そんな……」

だが、思い当たる点が無いわけではない。かつて、レッサーデーモンにでくわした時、
彼女はそれがグレーターデーモンではなく、レッサーデーモンである事を見抜いた。

そして、そのデーモンが破壊の詠唱を止め、本来絶対にあり得ない交渉に応じたのは
彼女を見止めたからに見えた。その時はにわかに信じられなかったので偶然だと思い込んでいたが。

勇者「……君は……人間じゃ……ないの?」

魔女っ子「………さっきまでは人間だと思ってた。でも、今は違う。あたしは…
人間が…勇者が……信じられなくなった。だから、私は……もう違う」

そういうと、僅かに残った怪物を軽く吹き飛ばし、そしてデーモンの背中に乗ると、
通路から消えてゆくのだった。

〜〜〜
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/21(金) 00:05:52.56 ID:we7NAynDO
〜〜〜

あまりに突然の出来事に思考を放棄した勇者。

星影妖精が死んだ。そして魔女っ子は人間に絶望し、人間と決別した。

さっきまで危険でありながらも楽しく過ごしていた3人は、勇者ただひとりとなった。

いったい何がいけなかったのだろう?

そう自問すると頭が激しく痛む。故に思考は放置されたままだった。

そして…

〜〜〜
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/21(金) 00:06:29.85 ID:we7NAynDO
〜〜〜

ニンジャ「………勇者殿」

そこは国境の村。茫然自失としている勇者を見つけたニンジャが、何も言わず彼を
担ぎここまで戻ってきたのだ。

勇者「……ここは?」

ようやく正気に戻った勇者。

ニンジャ「…妖精が霧散したようですな」

それは暗に何故彼女が死ぬ前に自殺しなかったのか?と詰め寄られているように聞こえ恐ろしい。

勇者「ごめん、なさい」

ニンジャ「拙者に謝っていかがなされるつもりじゃ?童はいかがなされた?」

勇者「…彼女は、人間に絶望したって…」

ニンジャ「………」

彼からの返事は無い。彼は魔女っ子の本質に気付いていたのだろうか?それとも、単に
別れたと認識したのだろうか?それはわからないが、彼から慰めの言葉を期待するのは無駄だろう。
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/21(金) 00:07:12.71 ID:we7NAynDO
勇者「俺……勇者、もう辞めるよ」

ニンジャ「『勇者の証』がそれを許さぬでござるよ」

今も彼の右腕には刺青のようにそれが張り付いている。

勇者「…でも、でも…」

ニンジャ「……どうしてもというのならば、策が無い事はないでござるが」

どうしますか?
1.もう勇者も冒険もやめる。(ゲームオーバーです)
2.それでも冒険を続ける。

安価>>↓
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:07:31.79 ID:SS8LfboSO
2
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:12:25.79 ID:g+y9bf9Yo
ここで逃げたら今までの二の舞だからな・・・
今度こそハッピーとまでは行かなくてもグッドエンドくらいは目指したい
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:14:54.04 ID:5tiqhFEb0
離脱は何となく忍者さんがすると思ってた、これはキッツい…
832 :1 [sage]:2012/12/21(金) 00:31:58.59 ID:we7NAynDO
では、勇者続投が決まったところで今日はここまで。
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:36:28.57 ID:g+y9bf9Yo
魔女っ子の実家に謝罪に行ったりはできるんだろうか・・・
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:36:53.89 ID:e/TgnUKi0
ここのコンマ神は意地悪だったな……
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 00:37:54.50 ID:5tiqhFEb0
おつー
また仲間募集できるのかな
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 06:20:30.25 ID:nNWUv+KAO
てかコンマが111ってなんだよ……
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 08:30:03.42 ID:WOE1pCuJo
魔女っ子と戦うことになるのかな
何か嫌だなぁ…
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 12:53:05.65 ID:nNWUv+KAO
リセット制度取り入れてくれないかなぁ……(ちら
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 18:19:26.17 ID:WOE1pCuJo
「おにーちゃん!!だいすき!!」
まで言ってくれたのに…
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/21(金) 19:00:18.76 ID:g+y9bf9Yo
妖精は、死んだんじゃなくて、魂が霧散して他の妖精に融合されたんだよね・・・
未開の地のコンマ次第で出ていた「妖精の里」に行けば、星影妖精を
何とかもう一度蘇らせることができないか、ヒントがあるんじゃないだろうか
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 18:21:49.49 ID:VdA6sHIDO
2.それでも冒険を続ける。

勇者は自分の右腕を見つめる。そこに映るのは『勇者の証』。不思議な紋様は今でも
勇者に力を貸し続け、魔法の力と不死の力を与え続けている。

これさえなければ…。

きっと勇者は今でもごく普通の一般市民として生活していただろう。

勇者「……」

普通の生活をしていればこんなに苦しい思いはしなかった。こんなやるせない思いをすることも無かった。

だが、ここで全てを諦めてしまったら、全てを捨ててしまったら…

勇者「責任は…俺にしか取れないですよね」

星影妖精を殺してしまった責任、そして魔女っ子を絶望させてしまった責任。それを
例えどういう形であれ、償わなければ、きっと彼は人生の全てを後悔の海の中で過ごす事になるだろう。

ニンジャ「…勇者殿がそう決めたのであれば」

勇者「はい。まだ、俺の冒険は終わりません」

そう答えるのだった。

〜〜〜
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 18:22:16.53 ID:VdA6sHIDO
〜〜〜

勇者「………」

ニンジャ「それではこれからどうなさる?」

勇者「…仲間を再び募るにしろ、魔女っ子の実家を探すにも一度王都に戻らないと…」

どうしますか?
1.王都へ戻り仲間を募る。
2.王都の南西にあるという魔女っ子の住む森へと行ってみる。
3.その他

安価>>↓
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 18:40:55.04 ID:avyWhHzAO
1
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 18:55:43.39 ID:VdA6sHIDO
1.王都へ戻り仲間を募る。

勇者「それじゃ、一旦王都へ戻り仲間を募りましょう」

ニンジャ「…勇者殿はそれでいいのでござるか?」

勇者「え?」

ニンジャ「拙者、勇者殿を買いかぶりすぎたようでござるな。…御免!」シュン!!

勇者(……おれの何がいけなかったんだ?)

それからしばらく待ってみるが彼が戻ってくる気配は無い。

仕方なくよろよろと立ち上がると、『一人』で王都へと戻る事になるのだった。

リザルト
ニンジャの友好値が一定値を下回ったので彼も離脱しました。
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 18:56:11.32 ID:VdA6sHIDO
〜〜王都 広場〜〜

勇者「………ひとりぼっち…か」

何故ニンジャがいなくなったのか、いまだにわからない勇者。

仲間がいなければ旅することすら出来ないので自分の選択は当たり前の判断だったはずである。

勇者(まあ、いなくなってしまったのは仕方が無い。もしかしたらまた会う事もあるかもしれないし…)

そう判断し…

どうしますか?
1.普通に酒場へ行ってみる
2.友人に仲間になってもらう※レベル差があります。
3.家族に仲間になってもらう※レベル差があります。
4.奴隷市場へ行ってみる。
5.モンスター屋へ行ってみる

安価>>↓
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 19:00:05.03 ID:LQRpbVCAO
リセットしたい1
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 19:02:58.88 ID:citPftNAO
一応、忍者さんも仲間の動向に影響受けてたんだな……
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 19:11:24.00 ID:6xCbkVmSO
探してみるべきだったか…
リセットするとどこまで戻るかわからんな…
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 20:02:45.55 ID:VdA6sHIDO
リセットしたい1

勇者(……どうしてこうなってしまったのだろう?)

自分のおかれている立場に絶望する勇者。もし、今の状況がリセットできるものなら
彼はなんでもすることだろう。

勇者(リセットか。ある意味俺自身の死が最高のリセット法だけど…)

もし、モンスターハウス内で自分を刺していたら、こんな状況にはならなかっただろう。

それは自分の所持金を半分にする代わりどこにいても国王の王宮に戻れる考えられる
最大のチートなのだ。

だがたとえこの方法でも、時間を巻き戻す事までは出来ない。

勇者は仕方なく、以前ニンジャを仲間にした酒場へ行ってみるのだった。
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/22(土) 20:04:04.89 ID:VdA6sHIDO
〜〜王都 酒場〜〜

おねーさん「あら、たしかあんたは…いらっしゃい、やっぱりあのニンジャには愛想つかされたのかい?」

勇者「………」

おねーさん「おっと。口が滑ったようだね。それよりも今日の用件はなんだい?」

どんな人物を募集しますか?
※募集条件は2つまで。あまりにレアなパターンだとほぼ見つかりません。

安価>>↓
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 20:05:25.71 ID:awzQBuh5o
継戦能力の高い人
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 20:41:14.42 ID:LQRpbVCAO
待てよ。これで『人を見つけ出すのが上手い人』とか『妖精を蘇らせる事が出来る人』とかにしたら……
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 21:07:42.44 ID:yY3hE+EyP
>>852
※あまりにレアなパターンだとほぼ見つかりません。
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 04:06:25.52 ID:cch5bBV+o
重い過去のある勇者って主人公としては好きだな
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 07:45:23.28 ID:QgIFFUbAO
ゴブリンの巣を忍者に任せる→全て瞬殺で、全く面白くなかった
これじゃダメだろ…、遺跡では自分達も入る→1出しまくって妖精死亡&魔女離脱
ゲームオーバー?また人間関係のせいでエタるのは嫌だ!→貴重なリセットの機会を捨てることに?
安全を疎かにしたらヤバい!二人では不安だし新しい仲間入れよう→忍者まで離脱
ウワァァァンもうイヤだリセットリセット!→勇者の証のせいでリセットできません
よし、妖精を助けられる仲間探そう!→GM自ら否定

みんな今までの経験を元に、最善の選択肢を選んでるつもりなのに
ことごとく裏目に出るようにできてるよな…このゲーム
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/12/24(月) 12:03:08.44 ID:ClI39zKt0
たった今一気読みした俺からするととても最善手とは思えないけどな。
一番最初のけちのつきはじめは忍者なんて分不相応のキャラを仲間にしたことだし。
(もちろん、忍者を選んだ選択者がwiz仕様の超強キャラだと認識していたかどうかはわからないけど)

チートキャラを仲間に入れる→ゲームバランス崩壊
ヌルゲーじゃイヤだ、危険を冒す→死亡
リセットしたい→直前のリセット選択拒否
妖精を助けられる仲間を探そう→最初から死んだら生き返らない書かれているのに経験値につられ死線に突っ込む。

・・・これで最善といえる?
安価スレで最善とか安易に言わないことだと思うよ。俺が作者の立場ならその発言の傲慢さに切れちゃうから。
857 :856 [sage saga]:2012/12/24(月) 12:10:04.06 ID:ClI39zKt0
>安価スレで最善とか安易に言わないことだと思うよ。俺が作者の立場ならその発言の傲慢さに切れちゃうから。

ごめん、この文は「不特定多数で選択するゲームにおいて」という一文が抜けてた。
一人一人は多分、きちんと最善を選んでるんだと思う。ただ、一人一人の目標が微妙に異なるから全体として
最善手というものはそもそも存在しない。ゆえに最善手なんて言葉は使わないほうがいいといいたかったんだ。
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 12:29:25.79 ID:QgIFFUbAO
>>857
あなたの言ってるのと同じことを言ったつもりだったんだけど…
一人一人がそれぞれその場で最善だと思われる選択肢を選んでるんだけど、
後から全体的に見ると全部裏目に出てるって…
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 12:51:33.47 ID:QgIFFUbAO
てか、結果を全部知っているGM側からすると、「なんで自分が用意した最善手を選ばずに
そんな悪手ばっかり選ぶんだ!」ってイライラしてるだろうね
参加者はエスパーじゃないから、GMの頭の中にある最善手を毎回選び続ける
なんて不可能(さっき言った通り、一人一人の最善手が違う)だし…

まぁ少なくとも、モンスターハウスで逃げや自殺ではなく特攻を選んだのは、直前のGMの
「運が良ければレベルが3上がります」って発言のせいだと思うよ
860 :856 [sage saga]:2012/12/24(月) 12:57:42.01 ID:ClI39zKt0
ああ、いや。俺が言っているのは個人個人が各自最善だと信じている選択をしているって事で、
貴方はその場全体で最善の選択って言っているんだよ。

俺は忍者を仲間にしたことはともかく、あの遺跡で無理に同行してしかも最終的に自殺を選ばなかったことは
その時点で既に最善だとは思っていない。
(あの時点での目的はレベル上げじゃなくていかに楽して強武器を取得するかという流れだし)

別に後から見なくてもそれを最善だとは思わない人間も居るし、それを最善だと作者に押し付けるのは
無神経といいたかったんだ。
もちろん、858さんがこれを作者さんに向けて発言してるんじゃないことはわかっているけど、結果的に作者さんも
見ることになるだろうし。

って、これ以上話すと、もっと再開しにくい雰囲気になるからこの辺で。なんか言論統制しているみたいな気分になって
やな感じですねぇ
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 13:06:42.60 ID:yRfymxuYo
安価ssの性質上最善手何て気にするべきじゃないよな
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 13:42:38.30 ID:QgIFFUbAO
>>860
その場全体なんて一言も言ってませんがね…「みんな」ってのは、安価取った一人一人のことです
てか、「強武器を取る流れ」ってのも、あなたが後から見て勝手に思ったことであって
あの場は「勇者にも冒険させて、経験値がほしい」と思った人が中に入る安価をとって、
「GMがレベル3アップって言った!経験値ほしい!」って思った人が特攻安価を取ったはず

よかれと思って取った安価が全部「GMの考えた最善の安価」ではなかったから、友好度を
ガンガン下げられてパーティー崩壊まで行ってしまう、初回と同じパターンですね
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 14:29:49.63 ID:MB++q/DDO
いつの間にかスレが進んでると思ってたら…クリスマス・イブに何やってるんだよ。

>>QgIFFUbAO
とりあえずお前はいい加減黙れ。最低でも俺は今までの安価が全て最善だったなんて全く思ってないし、
今の結果もリスクとリターンの関係において、1.1.1なんて悪夢のようなコンマ連発
故にそれほど理不尽さは感じていない。
それとも何か?お前は『ラッキー、モンスターハウスだ!リスク無しでレベルあげのチャンス!』
なんて思って行動するのが最善なんてほざくのか?
今回の結果はリスクとリターンの秤がリスクのほうへ傾いただけ。
それを最終的にコンマの結果までGMの責任に擦り付けて叩き出すなんて最低だ。
あと、お前よく初回だの前回だのほざくが、GMがそのことを明言しない限りそのことについて
触れるのはマナー違反だ、猛省しろ。
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 14:35:59.52 ID:VYlL3VZNo
なんか騒いでるのがいるときは無視が一番
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 15:41:14.59 ID:QgIFFUbAO
>>863
誰も、コンマをGMのせいになんてしてないだろ
「犬死にはイヤだから経験値がほしい!」って、言ってた奴に、「運が良ければレベルが3ほど
上がりますよ」って言って、魔女と妖精を危険にさらす安価取るよう背中を押したってこと
あれは友好的だったはずの妖精が勇者を罵倒するくらいの失敗安価なんだから、GM的には
とってほしくなかったはずなのに、なぜ背中を押したのかと…
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 16:21:39.33 ID:MB++q/DDO
>>QgIFFUbAO
だからお前は黙ってろ。今までの発言からお前のキチっぷりはもうどんな言い訳をしても払拭できん。

お前は最初に今までの行動が最善と言っておきながら>>862で『特攻安価』なんて言葉使って覆してるし、
>「GMの考えた最善の安価」ではなかったから、有効度を
>ガンガン下げられてパーティー崩壊まで行ってしまう、初回と同じパターンですね。
と、今まで誰もそんなことを言っていない発言ぶちかましてGMを叩いてるじゃないか。

大体、GMが今までの選択が良かっただの、悪かっただの言ってるか?
すべてお前の勝手な憶測とコンマの所為だろう。それをGMの所為にしているお前がキチだって言ってる。

それに3レベル云々はもっと単純にそれくらい危険ってだけだろ。おまえ、初回が云々言っている
なら、それなりの経験者なんだろ?それくらい察することも出来ないのか?
二回連続1なんて最悪に近いコンマでラッキーな選択肢が出てくると本気で思ってるのか?
だいたいそこはお前だって、特攻安価、つまり『選択した人間の暴走』って暗に認めてるじゃねーか。
それだってコンマ3以上なら実質プラス要素ありだし、ぞろ目なら丸儲け。
つまりお前は自分の発言を自分で潰しまわってるんだよ。

だいたいコンマを無視して結論だけで語るなんてどんだけガキなんだよ…
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 16:46:23.62 ID:QgIFFUbAO
この人はいったい何をこんなに怒ってるんだろう…
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 07:11:53.13 ID:6weEhYlo0
この絶望的な状況で勇者はどのように這い上がるか楽しみですな
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 21:07:53.63 ID:vU+SlF7DO
えっと、再開の前にこれはこのスレに限らず不特定多数の人間が集まる板において共通する事ですし、
皆さんの自制を求めるためにも、自分がかなり前に見たうろ覚えのチェッカーをちょっと書いておきます。
※これは自身が知らずに荒らしになっているかどうかを『自身』でチェックするための項目です。


自己診断型荒らしチェッカー(うろ覚え)
1.その事柄について最もレスが多かった。
2.その事柄について一番最後にレスをした。
3.その事柄について連レスをした。
4.AAを使って発言した。

…たしか、自分が見たときは6個くらいチェッカーがあったのですが随分前のことなので
とりあえず覚えている4つだけ。

自分の発言がこれらの中で一つないしは複数が当てはまる場合、それは客観的に見たとき、
荒らしと思われている可能性が非常に高いです。
(もちろん空気が悪い中での発言においてです)

ここで一番重要なのは『他の人が荒らしを認定することに話の内容自体は関係ないこと』
自分が正しいと思ってもそれは自分が知っていればいいことです。他の人に無理やりそれを
証明しようという行為自体がその他大勢から見れば荒らしです。

身に覚えのある方は自重お願いします。
あ、あと、荒らしに反応するのも荒らしという金言もありますね。

で、実はこのチェッカーの優秀なところはこの文を読んで反射的にレスしたい衝動にかられた人は
その人に荒らしとしての危険性があるということ。
確かこれの元になる文にはメ欄にこのことが書いてあって、このチェッカー自体が発見器だったり
するのですが、そこまでする必要は無いと思うので本文のほうに載せておきます。

では、以下何事も無かったように続きを書いて行きます。
で、当たり前ですが上にも書いているようにこのことに反応するのは無用です。
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 21:08:35.20 ID:vU+SlF7DO
継戦能力の高い人

勇者「………」

まだ思い出にもなっていない苦い記憶が勇者の言葉を紡ぐ。

勇者「とにかく死ににくい人を募集したいんですけど」

おねーさん「ふーん。ということは継戦能力の高い人物ってことか。まあ、普通に考えて
二つの職業が当てはまるね。一つは戦士、ま、予想通りだろうけど、彼らの隆々の筋肉は
きちんと装備さえ整えていればそう簡単に貫かれる事は無いからね。
そしてもう一つは僧侶。こっちは体力的には盗賊よりもマシ…って程度だけど、彼らは
奇跡の力で体力回復の魔法を覚えるからね。ただ、慣れない攻撃魔法を覚えると、MPソースを
そっちにもっていかれるから、過信は出来ないよ」

勇者「…どちらがオススメですか?」

おねーさん「ん〜、ケースバイケースだね。たとえば潤沢な資金があると仮定すれば
間違いなく戦士。彼らは魔法を覚えないぶん、装備で能力を整えないといけないからね、
正直言って金が掛かる。装備が貧弱な戦士なんて単なる一般人に毛の生えた程度の能力だからね」

勇者「…なるほど…」
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 21:09:05.31 ID:vU+SlF7DO
おねーさん「ま、仲間なんて一長一短。理想のパーティなんて存在しないからね。ある程度の
妥協は必要だよ」

勇者「………」

どうしますか?
1.戦士を募集する
2.僧侶を募集する
3.その他

安価>>↓
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 21:17:36.85 ID:Qyfkj5LAO
人物捜索能力に長けた人
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 21:24:52.53 ID:vU+SlF7DO
人物捜索能力に長けた人

勇者「それじゃ、人物捜索能力に長けた人…っていうのは?」

おねーさん「まあ、普通に考えたら追跡能力を持つ盗賊とかレンジャーがそれに当たるけど…
探偵でもするつもり?」

勇者「いや、探したい人がいるんで…」

おねーさん「……そしてその探したい人を見つけたらおさらばってかい?ああ、なんてご都合なんだろう」

勇者「…いや、そんなつもりは…」

おねーさん「人探しをしたいならギルドに捜索願、もしくは懸賞金をかけたらどうだい?
そっちの方がよっぽど成功率が高いよ。まあ、範囲によって費用と時間が掛かるだろうけどね」

勇者「………」

どうしますか?
1.戦士を募集する
2.僧侶を募集する
3.盗賊を募集する
4.その他

安価>>↓
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 21:25:23.57 ID:gFCG2y5Lo
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 21:33:44.47 ID:vU+SlF7DO
3.盗賊を募集する

勇者「それじゃ、盗賊を一人」

おねーさん「ようやっと決めたかい。そういや、お前さんギルド員になったんだろ?それをお見せ」クイッ

勇者「はい」つギルド証

おねーさん「ふむ。レベルは7、『駆け出し勇者』か。となると…」

かさこそと、いつの間にか手元に用意していたメモを漁りながら……

おねーさん「あった、あった。えーと……」

安価>>↓にレスをお願いします。
その際のコンマが
奇数…女
偶数…男となり
女の場合、1/10の数字が高ければ高いほど美人、逆もまた然りとなります。
男の場合は数字は関係ありません。
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 21:35:07.63 ID:Qyfkj5LAO
てや
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 21:35:17.28 ID:8JnPKC1yo
さて・・・・・・・・・・
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 21:37:45.78 ID:gFCG2y5Lo
そこそこの容姿の女盗賊か・・・
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:05:17.08 ID:vU+SlF7DO
63=3=奇数=女
6=容姿は中の上。

おねーさん「そうさねぇ。それじゃ、これをもってあの路地裏にある4件目の小屋にいってみな。
あたしからの紹介っていえばことわりゃしないはずだよ。なんといっても勇者の指名だからね」

勇者「そうですか、ありがとうございます」

そういうとカウンターのお姉さんから紹介状を受け取ると、勇者はほんの少し生気の戻った顔つきで
歩き出すのだった。
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:06:00.64 ID:vU+SlF7DO
〜〜裏路地 壊れかけの小屋〜〜

勇者「すみません…」

その小屋は人が住むには適さない小屋とは名ばかりのバラックのようなものだった。

???「………だれ?」

その東屋の中に人影は無い。しかし確かにその声は聞こえたので勇者はとりあえず返事を返す。

勇者「あ、いや…酒場のお姉さんからの紹介で…仲間になって欲しいんですけど……」

???「…ふぅ〜ん。あたしをご指名なんて……珍しい事もあるねぇ……」

勇者「……えっと…、姿を見せてくれませんか?」

???「……ま、紹介ならいっか」

トン!

天井にあいていた穴から飛び降りてくる黒い影。とはいえ、つい先ほどまで伝説とまで謳われる職業である
ニンジャと共に行動していた勇者にとってそれは児戯にも等しく見える。

…もちろん、自分でやれ。といわれてもできないのだが。
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:06:47.28 ID:vU+SlF7DO
勇者「えっと……おねーさんからの指名で仲間になって欲しいんだけど…」つ紹介状

???「……えぇぇ!!あんたってば、『あの』勇者なの!?」

勇者「まあ、そうなります」つ『勇者の証』

???「でも…たしか勇者って結構前に出発したって聞いたんだけど……」

勇者「………」

???「あれ!?悪い事聞いちゃった?御免ね、まああたしでよければ仲間になるよ。
あんたと一緒なら旨い話も舞い込んで来るだろうし」

そういうと暗がりから出てくる女性。彼女は褐色の肌と黄金の輝きを放つ長髪、エメラルドの光り輝く瞳を
もつ少女というにはやや厳しいお姉さんというに相応しい年齢の女性だった。

勇者(……おっきいおっぱい。…ってか、装備が微妙にエロい……)

とまあ、今まで幼子と美少女しか仲間に入れたことが無い勇者の素直な感想も追記しておく必要が
あるかもしれない。

リザルト
盗賊が仲間になりました。
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:07:55.42 ID:vU+SlF7DO
〜〜王都 広場〜〜

盗賊「え〜〜、君ってあたしより年下〜〜!?……ふう、あたしもおばさんになったものね〜」

その盗賊は健康的なチョコレート色の肌を隠す事もせずどうどうと道を闊歩する。

勇者「それにしても…簡単にOKしてくれていいんですか?」

盗賊「ん?いいのいいの。酒場の姉御にはちょいと借りがあるからね。それに、
勇者のお供ならなんでもやっていいんだろ?そこらじゅうの壷や樽を割ったり箪笥を漁ったり…」

勇者「駄目です!王様から『勇者の証は免罪符じゃない』って言われてるし、俺自身、それを
嫌って程味わいましたし」

盗賊「ふっふ〜ん。と、いうことは…勇者ちゃん、なんかやっちゃったんだね〜」

何故かにやけるような表情で勇者の瞳をマジマジと見つめるエメラルドの瞳。

勇者「……」

盗賊「もう、そんな顔しないで!男の子はちょっとくらいやんちゃな方がかわいーんだから。
勇者って職業だからもっと固い人かと思ったけど、ちょっと見直しちゃったよ」
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:08:30.68 ID:vU+SlF7DO
勇者(……なんか…今までにないタイプの人だな……奔放というか…)

一人でいれば気が重くなる。だが、彼女の存在というのは自分の思考をポジティブへ持っていくこと
への罪悪感を僅かだが和らげてくれるようだ。

盗賊「それよりさ、お仲間他にいないの?冒険は4人でするもんよ」

勇者「…そうですね」

どうしますか?
1.もう一回酒場へ行ってみる
2.友人に仲間になってもらう※レベル差があります。
3.家族に仲間になってもらう※レベル差があります。
4.奴隷市場へ行ってみる。
5.モンスター屋へ行ってみる
6.とりあえず2人で旅に挑戦!

安価>>↓
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 22:12:17.83 ID:oliZrJNh0
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 22:12:31.65 ID:gFCG2y5Lo
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:47:14.36 ID:vU+SlF7DO
4.奴隷市場へ行ってみる。

そういえば、と思う。勇者となって酒場へ行ったこともある。家族の下へ行ったこともある。
そしてモンスター屋に行ったこともある。だが、他にも仲間…厳密にいうと異なるのだが…
それに相当する人物を確保できる場所があることを思い出す。

勇者「…盗賊さん、ど、ど、奴隷…市場に……行ってみます?」

盗賊「ふ〜ん。なるほど。傷心の君は変に仲間に絆を求める事を恐れちゃってるんだね。いいよ」

まだ勇者はパーティ崩壊のことは一言も言ってはいないのだが、彼女とて莫迦ではない。
それなりの状況を想定しており、おそらくそれがトラウマになっているというのも既に予想していたようだ。

盗賊「でもねぇ…奴隷って高いよ?」

勇者「そういえばお金が……俺どれだけもってるんだっけ?」

財布の管理は一応勇者が行っている。しかし、あの出来事以降…そのことをすっかり忘れていて
財布の中身を確認した事は無い。
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:47:43.93 ID:vU+SlF7DO
勇者(えっと……1250G……あれ!?意外とお金もってる!?)

今になって不思議に思う。勇者にゴブリンの財宝などを換金した記憶など全く無い。
おそらくニンジャが勇者が放心している間に換金し、尚且つ財布の中に入れてくれたのだろう。

勇者(ニンジャさん……)

ほんの僅かな時間、物思いに耽る。確かに戦闘中の彼は近づきがたい雰囲気にあり正直、仲間でありながら
最も怖い存在の一つだった。しかし、街中での彼は気さくで物分りの良い好青年であったのも事実。

勇者(いったいどちらが本当の彼だったんだろう?)

そんなことを考えながら王都最大の奴隷市場へたどり着くのだった。
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 22:48:31.16 ID:qB9HrgkSO
ニンジャさんマジニンジャさん

安価↓
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:48:31.35 ID:vU+SlF7DO
〜〜王都 奴隷市場〜〜

この国において奴隷は違法ではない。それどころか戦争中であるこの国は慢性的な人不足であり奴隷とは
最も効率よく人不足を解消できるうえ、その売買に掛かる重税で国の国庫も潤う素晴らしい方法なのだ。

…もちろん、それは王都の人間にとってのみの話だが。

勇者「……意外と…綺麗ですね」

盗賊「そりゃ売り物だしね。君は埃の被った剣と、ぴかぴかに磨いた剣、どっちを買う?」

勇者「…ものすごく嫌なたとえですね」

盗賊「ま、奴隷は…市民じゃないからね。仕方ないよ」

…だが、その言葉の隅々に彼女にしては珍しく憂いを見ることが出来た。

勇者(盗賊さんは褐色の肌に黄金の髪。つまり異邦人……しまった。ちょっと、思案が足りなかったか?)

ほんの少しだけ他人を思いやる心を取り戻した彼は僅かに動揺する。

盗賊「ん?どうしたの?」

しかし勇者の動揺に気付いたのか、彼女の憂いは一瞬で消え去り、一見すると杞憂に思えるのだった。
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:49:07.42 ID:vU+SlF7DO
〜〜奴隷市場 商店〜〜

商人「おお勇者様!今日はどのような御用で?」

勇者「えっと…奴隷を一人欲しいんだけど……」

商人「おお!勇者様が奴隷とは!これはこちらとしても非常にありがたい御申し出。国王からのお達しで
勇者様への売買には税を掛けないと報告を受けておりますので格安でお売りさせていただきます」

この世界、奴隷制度に反対する人間も少なからず存在する。
しかし、この世界の希望たる勇者が奴隷を購入するという事実は凄まじいプロパガンダとなる。

その点の利益を考えると最上級の奴隷をたとえ無料で提供したとしても奴隷商人側にとっては凄まじい
利益をたたき出すのだ。

もちろん勇者はそんなことは知らないし、そのことを知る必要もないのだが。
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 22:49:44.50 ID:vU+SlF7DO
商人「そうですねぇ。奴隷というのは大きく分けて3種類います。
一つは圧倒的に数の多い労働用の奴隷。一つは剣闘場や戦場などで戦う事などを想定された戦闘奴隷、
そして最後は愛玩奴隷」

勇者「……」

商人「他にも南方に住むエルフ族やネコミミ族など、特殊な奴隷もおりますが…どのような奴隷を
お求めで?」

どうしますか?
1.とりあえず安い労働用の奴隷
2.冒険に出るんだし当然戦闘奴隷
3.……格安なら…愛玩奴隷
4.その他

安価>>↓
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 22:54:02.89 ID:8JnPKC1yo
可能ならば、レンジャー兼魔術師な女エルフ
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 22:55:13.74 ID:eH6S6N0AO
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 23:04:33.88 ID:vU+SlF7DO
可能ならレンジャー兼魔術師な女エルフ

勇者「そうですね…そういえばエルフはものすごい力を持っているとか?」

商人「おふぅ…エルフをお望みとは…勇者様もわかっておりますねぇ…」ニヤニヤ

勇者「???」

商人「いえ、皆まで言わずともわかっております。ただ、エルフという種はそもそも人間と異なり
魔術の素養は一切ありません。その代わりほとんどのエルフは精霊と会話し、その力を
使役する事が出来ます」

勇者「へぇ」

商人「更に言えば、エルフという種は自然と共に生きる種族。それ故に人間で言うところの
レンジャーとしての技能は先天的にもっています」

勇者「それはすごいな…」

商人「…ただし、彼らは半分精霊とか妖精とかそちらの方に近い種。故に…その…肉付きが余り良くなく
……まあありていに言えば皆、貧乳…そちらの方をお楽しみする事は出来ません」

勇者「えっと…いわんとすることがわからないんだけど」
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 23:05:01.94 ID:vU+SlF7DO
商人「またまたぁ。あの美貌と気品を兼ね備える高貴なる種であるそれをお望みなのでしょう?」

勇者「………」

どう答えますか?
1.いや、仲間としてむかえるつもりだし
2.………何も答えない。
3.その他

安価>>↓
※1と答えた際、奴隷に掛かる呪いが変化します。
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:05:52.25 ID:gFCG2y5Lo
レンジャーだと盗賊さんと能力がかぶるからやめよう
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:07:07.66 ID:qB9HrgkSO
え、かぶるのか?安価↓
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:07:51.42 ID:oliZrJNh0
>>896
よくやったと言うべきか、は?(威圧)と言うべきか…
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:18:49.14 ID:6R3ssQn7o
優柔不断わろた
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:22:04.85 ID:8JnPKC1yo
レンジャーとシーフは似てはいるものの、使える場が異なっている・・・・・・・というのがあるから
ありかとは思ったのですが・・・・・・・・・。
(参考:ソードワールド)
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/25(火) 23:24:32.65 ID:vU+SlF7DO
レンジャーだと盗賊さんと能力がかぶるからやめよう

勇者「…ん。ちょっと待って。レンジャーだと盗賊さんと能力が被らない?」

盗賊「ん、も〜。君ったら無理しちゃって。男の子なんだから欲求不満は体にどくよぉ」

勇者「…いや、そうじゃなくって……」

盗賊「それなら真面目に答えちゃうけど、実際問題ほとんど被らないわよ。だって私もある程度は
野外活動できるけど、レンジャーの方が本職だし。逆にエルフに街内や遺跡の
探索をやれっていってもあんまり効果は無いわよ。特に鍵空けとか完全に専門外だし」

勇者(……まあ二人合わせてもニンジャさんの足元にも及ばないだろうけど)

盗賊「ま、私に気なんて使わなくて、君の好きにしていいんじゃない?それに、
いくら先天的にレンジャー技能もってるっていっても、それを成長させなきゃ
結局意味ないし」

勇者(そっか…いくら先天的にレンジャー技能があるとして、それも成長させようと思うなら
当然総合的な成長は遅くなるのか…)

どうしますか?
1.労働用の奴隷に変更する
2.冒険に出るんだし当然戦闘奴隷に変更する。
3.ええい。貧乳はすかん!思い切って愛玩奴隷を購入する
4.エルフか……。なんだかものすごーく期待しちゃう
5.その他

安価>>↓
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:28:59.32 ID:oliZrJNh0
もっと魔族っぽいのいませんか?
903 :1 :2012/12/25(火) 23:41:10.30 ID:vU+SlF7DO
なんというか、びっくりするくらい話が進みませんね…

とりあえず今日はここまで。次から選択後の確認は無しにしたほうがいいかな?
ちなみに魔属はモンスター屋なのでここにはいません。

再安価下
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:46:19.89 ID:qB9HrgkSO
ちなみに回復系ができるエルフはいますか?
905 :1 [sage]:2012/12/25(火) 23:49:27.32 ID:vU+SlF7DO
回復使えるエルフはいません。
まあ、その辺は大体旧ソードワールド準拠です。
(まあ、適当ごっちゃ煮なので例外も多いですが)
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:49:31.16 ID:6R3ssQn7o

エルフとは健全な関係を築いてまず信頼されたいですね
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:50:36.39 ID:6R3ssQn7o
とりあえずやらしい期待はせずにエルフ購入でいいんじゃないの
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:53:29.62 ID:vU+SlF7DO
奴隷には必ず反乱防止の呪いがかかるので、対等な立場というのは基本勇者の自己満足となります。
まあ、かな〜り苦労すればその呪いを解呪することもできますがオススメしません。
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/25(火) 23:56:53.79 ID:vU+SlF7DO
ずいぶん再安価から飛んだので一応改めて

再安価↓
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 00:03:05.06 ID:cZeimZhqo
戦闘用奴隷で
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 00:07:17.44 ID:qWeS54/v0
おつー
あとすまんかった
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 00:50:46.84 ID:c7qhIMAXo
お疲れ様でした
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 19:54:40.10 ID:Opqi3p5DO
戦闘用奴隷で

勇者(う〜ん。成長が遅くなるのではちょっと厳しいな。まあ、専業化させれば
そんな心配も無いんだけど)

しかし、そこでふと気付く。心配もなくなるがその利点も減るのではないかと。

勇者(だったら、もっと単純に戦闘用に特化した奴隷を選べばいいじゃないか)

そう考えてみればごく当たり前な結論へたどり着くのだった。

〜〜
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 19:55:16.87 ID:Opqi3p5DO
〜〜

商人「ふむ…なるほど。戦闘用の奴隷ですな」

勇者「はい」

盗賊(なんだ。ちょっとふつーすぎてつまんない)

商人「まあ、一言で戦闘用といってもその用途によって千差万別です。
一つはまあありていに言って使い捨て。これはまあ…労働用にすら使えないほど
頭の回転が悪かったり、そもそも肉体的な欠陥を持っているものたちが
落とされるいわば奴隷の中でも最低の階級ですな。あ、あと犯罪を犯して市民権を剥奪された者も
よほど美しかったり、何らかの芸に秀でていない限りここに落とされます」

勇者(……なんかものすごく怖い事さらりと言ってるな)

商人「まあ、彼らはそれこそ肉の壁以上の成果は期待されていませんから。それはともかくとして
その他に、奴隷闘士っと言うものもいます。勇者様がお求めになるのもこの辺からでしょうか?」
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 19:56:10.50 ID:Opqi3p5DO
勇者「ええ、奴隷闘士という言葉は聞き覚えがあります。闘技場で戦う専用奴隷ですよね?」

商人「左様で。彼らは一般の奴隷たちとは呪いの質が変わります。一般の奴隷というのはご主人を
決められ、決して逆らえないように教育と呪いを施すのですが、彼らには従順にするための
呪いは掛けられておりません。彼らは闘技場で勝ち進み、最終的には奴隷の身分から解放されるために
戦っています。もちろんその対価として自分の命を掛けるのですから生半可な覚悟ではないでしょう」

勇者「はい。実際、去年の大武闘大会で優勝した人は奴隷出身ですからね」

商人「そうですね、あれは非常に強かった。手放すには惜しい逸材…いえ、それはもう過ぎた話、
彼は解放奴隷として今では市民権を得て王宮で傭兵として生活しているようです。……あ、
話が逸れましたね。彼らは自身が市民になるごく僅かな可能性を掛けて戦う闘士です。故に
良くも悪くも誇り高い。他の奴隷に比べればかなり扱いづらいでしょう」

勇者「なるほど…」

商人「そして最後に護衛用。こちらは素質が認められたものを純粋に戦えるように
教育した者達ですね。彼らは主人を守るためなら自分の命をも惜しまないようにしておりますので
最も純粋な飼い犬として期待できます。とはいえ、その教育に最も金が掛かっておりますので
その分お高くなりますが」

勇者(自分の命を惜しまないって……教育っていえるのか?)
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 19:57:27.56 ID:Opqi3p5DO
商人「とまあ、こんなところでございます。」

勇者(つまり彼らを評価するなら強さは闘士≧護衛>>>一般、忠誠は護衛>一般>>>>闘士、
価格は護衛>闘士>>>>>一般…という形だな)

商人「ああ、もしかしたら選ぶ理由の一つとして必要があるかもしれないので先に言っておきますが、
闘士は必ず男性になり、一般の戦闘用奴隷の女性は全員醜女です。護衛用で尚且つ顔立ちの良い奴隷は
男女関係無く必ず夜伽の相手も出来るように仕込んであります」

勇者(………)

どうしますか?
1.最下層の戦闘用奴隷を買う。
2.闘士を買う。(正確には買うというよりも契約になります)
3.護衛用の戦闘奴隷を買う。
4.その他

安価>>↓
※護衛用以外の奴隷は必ず職業は『戦士』となります。
護衛用の場合、『戦士』以外の職業はかなり割高になります。
最強クラスの闘士は冗談のように高いので買えません
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 19:59:36.35 ID:pBXd7Kddo
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 20:35:43.51 ID:Opqi3p5DO
2.闘士を買う。(正確には買うというよりも契約になります)

勇者(…なんだか、教育とか呪いとか…あんまり聞きたくないことばだよなぁ…)

この勇者の考えのもと、勇者は一つの判断をする。

勇者「それじゃ、闘士をお願いします」

商人「ふむ…。まあ先ほど言ったように彼らは本来売り物ではありません。それはわかりますよね?」

勇者「はい。彼らは自身の自由を勝ち取るために戦っているのに売られることなんて
あるはず無いですよね」

商人「ですので、正確には契約となります。そして契約である場合、勇者様を主人と設定する事は
できません。第一それは彼らとの契約に違反しますし」

勇者「…つまり、反抗されたりした場合、それを強制的に止める手立ては無いと。」

商人「そうですね。逃亡奴隷の末路は悲惨なので流石に逃げ出す事は無いでしょうが、
そもそも見世物として人間を殺してきた連中です。まともな神経では無いということは
十分にご理解とご注意を」

そういうと、幾つかの資料を出してくる。
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 20:36:13.98 ID:Opqi3p5DO
商人「まあ、本来であれば本人を勇者様の前にお目見えさせるのが慣わしですが、
闘士の場合は正式な売買契約ではないので書面での契約となります。彼らはほぼ
全て凶悪だったり冷めていたり…まともな人格ではない事はご容赦を」

勇者「それで…彼らの能力ですが……」

どうしますか?
1.まだ人間と対戦したことの無いルーキーを指名する。
2.自分と同じくらいの能力の駆け出しを指名する。
3.すでにそれなりの成果をたたき出している中堅を指名する。
4.その他

安価>>↓
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 20:51:24.99 ID:LmzBfohAO
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 20:51:37.62 ID:cZeimZhqo
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 20:54:44.26 ID:cZeimZhqo
お金は足りるのだろうか・・・
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 21:24:17.62 ID:Opqi3p5DO
3.すでにそれなりの成果をたたき出している中堅を指名する。

勇者「えっと、流石にまだ戦った事が無いような弱い闘士では困るんですけど」

商人「わかっております。……ただ、理解していただきたい事があるのですが」

勇者「…というと?」

商人「これから私がご紹介する闘士、既に7名もの人間、そしてその倍ほどの数の魔獣を殺してきた
既に中堅にあたる闘士なのですが、彼がその背中に背負ってきた人間…何名かわかります?」

勇者「7人…では無いとすると…20人くらいですか?」

商人「……いいえ、513名です」

勇者「!!??」

商人「当然ですが、闘技場においての勝敗は生死によってのみ決定付けられます。だからこそ
人々は熱狂し、それに伴い金銭を掛けるのですから」
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 21:25:14.35 ID:Opqi3p5DO
勇者「………」

商人「そして、勝ったからといって、それが生に繋がるわけではありません。むしろ、繋がる方が
少ないといっても過言では無いでしょう。予後不良である場合は言うに及ばず、
腕を切り落とされたり腱を切られた闘士はもう戦う事は出来ません。
つまり、真の意味での勝者のいる戦いというのは非常に少ないのです。
それに対戦相手が魔獣だからといって人が死んで無いというわけではありません。特に後半の
魔獣は人を喰らい、人の味を覚えさせたものですから」

勇者(………)

商人「つまり、勇者様にとっては単なる契約奴隷ですが、我々どもは彼にそれだけの投資を
しているわけです。その価値がどれほどのものかわかりますか?」

勇者「………まあ、なんとなく」
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 21:26:09.66 ID:Opqi3p5DO
商人「それだけの価値を持つ彼が闘技場において一度に戦うとそれに伴う利益は恐らく
勇者様が一生掛けても得ることは出来ない額でしょう」

勇者(……闘技場の熱狂振りを見るとわかるな。観戦料は安いけど、実際はその賭けで潤っているし)

商人「私どもが彼を格安で提供するのはそれだけ勇者様に期待をしているからです。この事を
何卒お忘れなく」

勇者(…金銭的なものはともかく、精神的にものすごく吹っかけられた気がする。でもまあ、
それで強い仲間が出来るのなら……)

そんなことを考えていると、一枚の契約書が出される。

商人「では、奴隷闘士の出向、及び成功報酬時における、彼の身分の保証書となります。ここに書いている
保証金をいただければ奴隷闘士を目的達成まで同行させることが可能になります」

勇者「…ふむふむ。えっと…保証金は……1000G!?」

商人「お安いでしょう?本来であれば最も安い最下層の奴隷を買うのがやっとの額ですよ」

勇者(価値を考えれば確かにめちゃくちゃ安いけど……今の所持金1250Gだから大半をもってかれるぞ)

どうしますか?
1.ここは先行投資だ。1000G払う!
2.……やっぱり、他の奴隷にする。
3.その他

安価>>↓
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 21:29:39.24 ID:cZeimZhqo
2 せめて同レベルか、あるいはいっそのこと駆け出しのほうが
まだそれほど精神がやられてなさそうでいいかも・・・
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 21:52:20.34 ID:qWeS54/v0
仲間決めは悩むのもしょうがないね
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 21:52:30.78 ID:Opqi3p5DO
2.……やっぱり、他の奴隷にする。

勇者(……今の話を聞くに、明らかに護衛用の奴隷よりも値段が高いだろ。
大体500人以上の犠牲の上に生きている闘士ってなんだよ。中堅でこの人数なら
開放された元奴隷なんて確実に1000人以上の死屍累々の上に鎮座している事になるぞ!?)

正直な話、聞きたくはない話だった。それに1000Gという額。奴隷商人にとって端金。あるいは、
手続きだけで消費してしまう額なのかもしれない。しかし、一般的に1000Gといえば
大金であり、この国の国王が一番初めに支度金として用意した額と同じくらいには価値のあるものである。

ということで、さすがにホイホイ出せる金額ではない勇者は他の奴隷にすることにする。

盗賊(ふぁ〜〜ぁ、いったい何時になったら決まるのかしら?)

どうしますか?
1.どう考えても安い労働用の奴隷に変更する。
2.改めて戦闘奴隷の中から選択する。
3.……迷いに迷って愛玩奴隷を購入する
4.その他

安価>>↓
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 21:55:45.79 ID:cZeimZhqo
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 22:02:32.71 ID:Opqi3p5DO
2.改めて戦闘奴隷の中から選択する。

勇者(ふむ…とりあえず、戦闘奴隷である事は決めたんだ。あとは…)

どうしますか?
1.最下層の戦闘用奴隷を買う。
2.闘士を買う。(正確には買うというよりも契約になります)
3.護衛用の戦闘奴隷を買う。
4.その他

安価>>↓
※細かい事は>>913-916を参照してください。
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 22:02:56.03 ID:qWeS54/v0
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 22:04:15.03 ID:cZeimZhqo
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 22:36:21.31 ID:uIKT8PGxo
3だわな
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 22:39:39.39 ID:Opqi3p5DO
3.護衛用の戦闘奴隷を買う。

勇者(あんな話を聞かされたあとで闘士なんて雇おうとは思わないな)

モンスターを倒す事と人間を殺 す事の意味は全く異なる。それなりの旅をした
勇者でさえいまだに人間を刃に掛けた事は無いのだ。

そうなると消去法で選択されるのは当然護衛用の奴隷。彼らは主人により忠実になるように
しつけられているという話だが、逆に言えばそれは勇者がコントロールしやすいということ。

自身がしっかりしていれば何の問題も無いはずである。

勇者「ということで、申し訳ありませんが護衛用の戦闘奴隷に変更していいですか?」

商人「ふむ。奴隷を買うというのはその奴隷の一生をも決めるということ。こちらとしても
それだけ真摯に向かってくれることはありがたい事です」

そういうと今までの闘士用の資料をあっさりと納め、再び異なる資料を取り出すのだった。

〜〜〜
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 22:40:33.44 ID:Opqi3p5DO
〜〜〜

商人「まず、護衛用の奴隷というのは他の奴隷と一線を画しています。それが何かわかりますか?」

勇者「……ん〜〜、主人のためには自分の命すら惜しまないその忠誠心ですか?」

商人「まあ、それも間違いではありませんが。忠誠心自体は闘士以外には大なり小なり
存在するものです。その答えは『教養』です」

勇者「教養?…なんでまた?」

商人「第一に、護衛用の奴隷というものは総じて資産家や人生の勝者が購入するものです。
しかも、並みのレベルではない」

勇者「………」

商人「そして、そういったものは会談、会合、集会…色々な名で他の名士と出会うことも多いでしょう」

勇者「なるほど。つまり、他人に紹介しても恥ずかしくないだけの立ち居振る舞いと知識が
必要という事、ですね」

商人「はい。一部の高級愛玩奴隷にも教養は詰め込みますが、レベルとしてはそれと同様、あるいは
気品という意味ではそれ以上。それ故に上流階級の中では、一部の護衛用の奴隷は一般市民よりも
格の高いものとして扱われます」
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 22:41:08.39 ID:Opqi3p5DO
勇者(市民よりも価値のある奴隷!?)

商人「まあ、要は外で一山幾らで売られている奴隷どもとは格が違うという事でございます」

そういうと、具体的にどのような奴隷を必要とするのかを聞いてくる。

どのような奴隷を頼みますか?
(年齢や見た目、性格など。最低でも職業と性別はお書きください)

安価>>↓
※職業は上級職と盗賊系、レア職以外はほぼ網羅できます
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 22:42:56.98 ID:uIKT8PGxo
女性で職業はメイド
無理なら僧侶
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 22:43:59.48 ID:cZeimZhqo
武道家 おそらくニンジャと同じ国出身の、勇者と同年代の少女
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 23:21:12.75 ID:Opqi3p5DO
女性で職業はメイド
無理なら僧侶

勇者「主人のためには自分の命すら惜しまない忠誠心に、その教養……なんだかメイドだねぇ」

勇者は時々抜けている。たった今、本来心の中で思っていただけのはずの言葉が、なんと
表に出してしまったのである。

商人「ふむ…メイドですか。意外と普通ですな」

顎をなでながらそう答える商人。まあ、職業としては当然ある。なにしろ普通の貴族が護衛に求めるのは
冒険者らしい冒険者ではなく、普段は家事なども出来る使用人なのだから。

勇者「え!?いるの?…戦闘用ですよ?」

思わず自分の声が洩れていた事も忘れ驚きながら確認する勇者。

商人「はい、おりますよ。…というより、警護の能力を重視する男性に比べ、女性職としては
圧倒的にニーズの高いものですし」

勇者(……何でも言ってみるものだな)

そんなことを考えていると…

???「お待たせいたしました、ご主人様」

奴隷商人の背後に何名かの少女から盗賊と同じくらいの年齢までの女性が現れる。
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 23:22:14.40 ID:Opqi3p5DO
勇者(………壮観だなぁ…)

彼女達は各々にエプロンドレスを着こなし、カラフルなカチューシャ、ヘッドドレス、ホワイトブリムなど
頭飾りでアピールしているようにも見える。

商人「とりあえず5名ほどご用意しましたが、気に入った女性はいますかな?」

勇者「………いる…かな?」

気に入った娘は?
年齢 1少女、2.やや少女風、3.勇者と同じくらい、4.ややお姉さん風、5.お姉さん風、6その他
背の高さ 1.低い 2.やや低い 3.年齢相応 4.やや高い 5.高い
肌の色 1.真っ白、2.やや白い、3.普通、4.健康的な肌、5.褐色、6その他
髪の色 自由コメント
瞳の色 自由コメント
性格 自由コメント
特記事項 自由コメント

これらを纏めて
安価>>↓
※各項目で思い浮かばない場合は『お任せ』と書いて下さい。こちらで勝手に決めます。
941 :☆6【おにぎり】ツナマヨLv.55<四天王>【死霊】 [sage]:2012/12/26(水) 23:24:53.15 ID:cZeimZhqo
年齢、3.勇者と同じくらい
背の高さ  3.年齢相応 
肌の色2.やや白い、
髪の色 金
瞳の色 青
性格 おまかせ
特記事項 回復呪文が使える

942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:27:33.45 ID:QxHGGb8Lo
金髪に青い瞳・・・
ヨーロッパあたりに居そう
943 :1 [sage]:2012/12/26(水) 23:41:21.99 ID:Opqi3p5DO
ヨーロッパに多そうというよりも典型的な金髪碧眼ですね。

てなことでまさか4人目どころか3人目すらまたもや決らなかったところで今日はここまで。

おやすみなさいませ
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 23:46:26.71 ID:qWeS54/v0
乙乙
945 :1 :2012/12/27(木) 03:50:07.73 ID:c/5haclDO
あら、よく見たらメイドさんの性格がお任せになってますね。

はじめてのエディットキャラですし、折角ですので性格も安価で決めましょうか。

メイドさんの性格はどのようなものにしますが?

安価>>↓
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 04:48:34.55 ID:5lOxbjYSO
慈愛と包容力を兼ね備えた天使のごとき性格
947 :1 :2012/12/27(木) 09:32:56.29 ID:c/5haclDO
〉慈愛と包容力を兼ね備えた天使のごとき性格

先に書いておきますが、この性格は殺戮が主たる目的の彼らの冒険には非常に向きません。
それでもよろしいですか?
1、フルートは丸太で戦ってたじゃん。OK
2、考えてみたらユリアってすべての元凶だよね。他の性格にする

安価>>↓
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 09:48:56.70 ID:RyrD4QYAO
2
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 10:27:44.61 ID:RJ7TYUjmo
SAOのアスナみたいな、真面目な効率厨のバーサクヒーラーがいい
950 :1 :2012/12/27(木) 12:28:28.52 ID:c/5haclDO
>>949
すみませんがSAOはちょっと自分に合わなかったのでよくわかりません。

ただこういう自分が行動を決めるタイプのゲームでNPCが何かしらのポリシーもちだと、間違いなく主人公と衝突します。
っというか、主人公に絶対服従の時点で効率厨であることはありえません。

ということで、再び安価。

メイドさんはどのような性格にしますか?

安価>>↓
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 12:39:24.07 ID:xccT2g7AO
基本的に無口無表情だけど男よりも女の子が好きでむっつり気味
なんだかんだで味方には甘い
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 12:41:25.34 ID:xccT2g7AO
あと出来るのならば気が良くきくも追加で
953 :1 [sage]:2012/12/27(木) 13:18:12.98 ID:c/5haclDO
えっと(萌え)要素の過積載は空気や不人気の素なんですが大丈夫ですか?

まあ、GMがあんまりあれこれ助言しまくると自由度が減っちゃうので今回はてんこ盛りでやっちゃいますが。
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 13:32:33.21 ID:RyrD4QYAO
>>950
効率厨ってのは、早くクリアするためなら手段を選ばないってことです
モンスターハウスに放り込まれた時に経験値目的で特攻を選んでも喜んで
同意してくれるタイプなので、この勇者と相性がいいかと思いました
早くクリアしてゲームから解放されたいって動機も、奴隷が勇者と行動を
共にする動機にスライドさせやすいと思いました
955 :1 [sage]:2012/12/27(木) 14:08:24.29 ID:c/5haclDO
>>954
ああ、そういう事なら先に書いたように護衛用の奴隷は主人に絶対服従なのでどちらの意味でも心配ありません。
まあ、闘士ならある程度効果はあるでしょうが、メイドさんと剣士では根本的に思考が異なります。
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 18:35:24.45 ID:c/5haclDO
なんだか自分のレスに酷い違和感を感じたのでログを見直していたら頓珍漢なことを
言っていたことに気づいたので訂正します。

まずは自分がSAOを知らない事を再び明言し、それをもとに話をすることにご容赦を。
>>954さんはモンスターハウスに放り込まれても、喜んで経験値目的に突貫するキャラと
書いてますが、今回はそもそも『条件』が違います。
恐らく、この件は星影妖精の罵声についてのものなのでしょうから、その場面を再現します。

配役として勇者はキリトとし、星影妖精をアスナとします。で、>>954さんは
この2人だけで話をしていますが、今回の場合、ここにもう一人、魔女っ子、
星影妖精にとって例えるならアスナの幼い弟(仮)がいるとします。

ここは深い洞窟の中。そしてまわりは自分達では到底全滅させる事の出来ない敵の山。
厳しいが一応逃げ道はある。それにキリトにはペナルティはあるものの安全に脱出するためのアイテムもある。

…さて、ここでキリトがアスナの幼い弟(仮)の危険を顧みず、バーサーカー的な
自爆突貫をすると宣言します。
効率厨のアスナさんは嬉々として賛成するでしょうか?

つまり、勇者を罵倒するか賛成するか、それを決めるのは性格よりも状況です。
〜〜な性格だから〜〜しても大丈夫。なんて画一的な行動はTRPGにおいて
初心者が陥りやすいミスです。

このスレは元々TRPGとして設計したゲームではないのですが、結果的にはそうなっているので
必要な事は予防する事はもちろん、そしてそれだけで慢心する事無く、自分で判断する事です。

っと、まあ…少し説教臭くなりましたが、このことはきちんと答えておかないと
きっと同じことの繰り返しだろうなぁ…と感じたので長文でレスしました。
ご容赦を。
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 18:36:08.00 ID:c/5haclDO
そこで見た人物…特に心が惹かれたものは勇者と同じくらいの年齢の女性。
バランスとして最も美しいとされる金髪碧眼に女性らしい肌をした、他の女性が愛想がいいのに
無口で隅にたたずんでいる人だった。

勇者「……あの娘がいいんですが…」

そう指差す先には件の娘。

商人「あ、あの娘ですか…?し、しかし……」

勇者「駄目…ですか?」

商人「う〜〜ん。正直彼女はオススメしません。そもそもメイドの最大の利点とはなんだと思います?」

勇者「……なんでしょう?」

商人「ずばり、接待力です」

勇者「…は!?」
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 18:36:47.00 ID:c/5haclDO
商人「先ほども申し上げたように、護衛用の奴隷はそもそも高貴な人物達に接触する事が多いため
必ず教養を教え込んでます」

勇者「それは聞きました」

商人「そしてその教養をもってして接待するに最も適したのがメイドという職業。それは
わかりますね?」

勇者「はい。パーティー会場などで給仕として出席する事も多いでしょうし、なんとなくは」

商人「しかし、彼女には表現力が致命的に足りない。いいですか。教養というものは
立ち居振る舞いだけではなく、発言や表情にも出ます。そして、メイドとは
如何にゲストをもてなすかという事において、最高の能力を発揮するといっても過言ではない。
こちらで育て上げているメイドどもは場末の酒場女とは違います。如何にゲストを
もてなすか、その笑顔はゲストの心を和ませ、その言葉はゲストの自尊心をくすぐります」
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 18:37:37.43 ID:c/5haclDO
勇者「……つまり、無口で無表情なメイドは…」

商人「はい。それが彼女をオススメしない最大の理由です。勇者様ほどの人であれば
西の帝国の皇帝や、北の女王、南の酋長、その他にも貴族などと接触する機会も多いでしょう。
メイドという職はその際に最大の貢献が出来るでしょう。しかし、彼女ではそれができない。
いえ、表面上はこなせますが、そのような上っ面だけの技では効果があるのは
成金や新参者だけでしょう。
何度も言いますが、教養とは表現できなければ意味が無い能力なのです」

勇者「……」

商人「実を申しますと、それでも彼女がここにいられるのはニッチなニーズに答えられるから
なのです」

勇者「…というと?」

商人「彼女は、男性だけではなく、女性の相手も出来るのです」

勇者「……はぁ?」
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 18:38:08.49 ID:c/5haclDO
商人「端的に言えば、メイドを雇う主人は男性ばかりでは無いということです」

勇者「……百合ってやつですか?」

商人「正確に言えば両刀使いです」

勇者「…それはニッチですね」

商人「しかも、彼女は魔法が使えます。愛の神の」

勇者「ほお。という事は僧侶ですか?」

商人「そうですね。副次的に簡単な回復魔法も使えます。しかしその本来の目的は避妊です」

勇者「………」(ぽかーん)

商人「言っているでしょう、ニッチな需要だと。彼女はメイドとしての最大の利点を持たない
いわば味噌っかすです。本来客商売でこのようなことは言わないのですが、
勇者さまは恐らく今後貴族や王族の方と接触することもあるでしょう。
その際にこちらの方の奴隷のレベルがこの程度だと思われるとこちらも苦しいのです」
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 18:38:34.61 ID:c/5haclDO
勇者(なるほど。俺が奴隷を買うということはこの商家にとってそんな意味もあるのか…
確かに既に国境の村で領主に顔パスで会ってるし、これからもそういうことがあるだろう。
あの時はニンジャさんがうまく話を取りまとめていたけど、これからはそれも出来ずに
俺だけでやらなきゃいけないのか…そうなると確かに教養を表現できる人物が欲しい)

どうしますか?
1.政治的な話なんか知らん。俺は彼女がいいんだ。
2.…最大の利点の無いメイドじゃやっぱり駄目だろう。
3.その他

安価>>↓
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 18:54:43.49 ID:xccT2g7AO
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 19:30:11.25 ID:c/5haclDO
1.政治的な話なんか知らん。俺は彼女がいいんだ。

今聞いた話、それは結局全て『メイド』としての彼女だ。

だが、勇者はメイドが欲しいのではない。『彼女』が欲しいのだ。

勇者「いえ、やっぱりあの娘を買います」

それはキッパリとした言葉であり、有無を言わさない言葉であった。

商人「……そうですか。そこまで言われれば他の言葉もありません。価格は500Gでよろしいですが
かまいませんか?」

勇者「500!?安すぎません?」

それは意外な言葉。モンスター屋で最も安い妖精すら300Gもしたのだ。
これほどの美しさと若さを持つ彼女であるのならば娼館に渡すだけでもその100倍の値はつくだろう。

商人「そうですね。教養を教え込むための費用、魔法を覚えさせるための費用、
奴隷印を打ち込むための費用、夜伽を教え込む費用、それに彼女自身の値段、衣食住、
その他もろもろ、それらを全て合わせたら数万Gはくだらないでしょう」
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 19:31:01.09 ID:c/5haclDO
勇者「………」

商人「適正な売り値としては最低でも20万G。ニッチであるという事は安いという事ではなく、
より手間隙が掛かるという事です。ですが、勇者様に払えますか?」

勇者「…無理です御免なさい」

商人「はい。500Gというのは彼女の化粧代にすらなりません。それら全て我々の
好意によるものだという事はお忘れなく」

勇者「………はい」

商人「それではまず、主人としての登録をしていただきますので、彼女とキスをしてください。
それによって呪いが上書きされます」

勇者「呪い?」

商人「はい。今までのはあくまで仮の呪い。キスによる唾液の交換とこちらの極秘工程によって
正式な呪いとなり、彼女は身も心も勇者様のものになります」

勇者(そういえば…魔女っ子と妖精の契約もキスだったな。基本的な構成は変わらないのか?)
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 19:31:35.24 ID:c/5haclDO
商人「ん?あくまで事務的なものですので情緒とかメイドの事は考えずによろしいですよ」

勇者「………」

商人「一応もう一つ、まぐわいによる契約もありますが、そちらをお望みで?
それならば別室を用意させますが…慌てずとももうすぐ夜ですぞ」

勇者「………」

どうしますか?
1.キスをする。(契約します。500G消費)
2.そんな話聞いていない!白紙にする。
3.その他

安価>>↓
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/27(木) 19:37:20.29 ID:XvKuOz8So
1
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 20:29:55.72 ID:Q6aVf+UDO
1.キスをする。(契約します。500G消費)

気がつけば他のメイド候補は退出されておりその場に残っているのは彼女だけ。

中肉中背である勇者よりも背は低い。だが低すぎというわけではないので女性としては
ごく平均なのだろう。

勇者(これはあくまで契約だ契約。第一魔女っ子と星影妖精はキスなんて挨拶代わりに
してたじゃないか)

そう自分を言い聞かせる勇者。

一歩…一歩。ゆっくりと近づく。

メイド「………」

無口な彼女は寄る事も逃げる事もなく、ただその場でたたずみ勇者の瞳を海の底を連想させる
深い青の瞳で見つめている。
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 20:30:36.05 ID:Q6aVf+UDO
勇者「……あの、さ。いやじゃないの?」

メイド「………」フルフル

声を発する事無く首をふる。一々動作が可愛らしく、勇者は彼女に惹かれる。

そう、勇者はメイドに惹かれているのだ。自分が思った自分の理想の女性が目の前にいるのだから
当たり前だろう。

勇者「えっと……目を瞑ってもらっていい?」

メイド「……」こくん

ドキドキ……ドキドキ……

まるでティーンエイジの頃のように高鳴る鼓動。一体こんな感覚は何時以来だろう?

そんな冷静に考える自分がおかしく、僅かに破顔すると、いきなりショートカットのメイドは
勇者の両頬を手のひらで押さえ…

ちゅっ

それは親猫が子猫に毛づくろいしてやるような優しい感触だった。
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 20:31:07.92 ID:Q6aVf+UDO
フォアアアアアーーーーーーーー!!!

その瞬間、彼女の左腕と右足首に変化が。まるで、勇者が『勇者の証』を貼り付けられた時の様に、
まるで植物のつるが支柱に絡みつくように不思議な紋様が刻み込まれてゆくのだ。

それはあの時…小さな妖精の足首につけられたそれと同じように見える。

勇者(…あの時は…魔女っ子にも変化があったのに……俺には何も無い?)

過去に似た体験があるだけにその違いに僅かに違和感を覚える。あれは、魔女っ子が
特別だったのだろうか?

〜〜〜
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 20:31:57.88 ID:Q6aVf+UDO
〜〜〜

その時間は長いものではなかったが、契約を為した金髪の美しいメイドはまるで
情事の後のような余韻に浸っていた。

勇者「だ、大丈夫だった?」

今にも倒れこもうとする目の前のエプロンドレスの女性を支え助ける。

メイド「………」(こくん)

小さく頷くメイド。無口で無表情だった姿を見ているだけに妙に艶っぽい。

商人「ふむ。うまくいったようですな。彼女の左腕と右の足首に出来たものは『奴隷印』と
呼ばれるものです。奴隷は野外では必ずそのどちらかを晒していないといけません。
奴隷と市民はきちんと区別しないといけませんからね。これを破ると奴隷法により本人だけではなく
主…つまり勇者様にも罰則がございますので必ずお守りください」
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 20:32:49.22 ID:Q6aVf+UDO
勇者「はい。それで彼女の能力ですが…」

商人「そういえば忘れてましたね。彼女はメイド。いかなる時でも優雅で可憐でなくては
なりません。故に装備できるものは、短剣系と刺突剣、それに弓矢の三種類。
それに防具は髪飾りとドレスのみになります」

勇者「……マジ?」

商人「はい。彼女の戦い方は『蝶のように舞い蜂のように刺す』ものです。その代わり特殊技能として
短剣系を装備している時のみ『二刀流』を取得、更にアクセサリに『暗器』を装備させることが出来ます」

勇者(暗器に二刀流……なんだかニンジャみたいだな)

商人「まあ武器はともかくドレス系の装備は特殊ですので大きな街にしか売っていないのでご注意を」

勇者「………えっと、それで装備は…」

商人「わかっております。初期装備のみこちらでご用意させていただきます。メイド用の装備は
かなり割高ですからな」

勇者「助かります」

商人「かまいませんよ。世界平和のためですからな」

勇者「………」

こうして勇者に新たな仲間(?)が加わったのだった。
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 20:33:33.22 ID:Q6aVf+UDO
〜〜王都 広場〜〜

一見すると不思議な一団が歩いている。一人は鉄の剣に鉄の鎧、それに盾を背中に引っ掛けており、
如何にも兵士風である。

そしてその横を歩くのは褐色肌の黄金の髪をなびかせている女性。兵士風の男よりも年上に見える。
彼女はその豊満な胸を隠す事もせず、胸元の開いた恐らく彼女特製の革の鎧をみにつけ、
腰にはダガー、それに頭には髪と同じ色、そして中央には瞳と同じ色の宝石がはめられている髪飾りが
つけられている。

そして、彼ら2人の影を踏まない距離に控えているのはやはり金色の髪…こちらはショートカットに
切りそろえられているややクセッ毛の髪質だが…そんな女性がメイド服で歩いている。

盗賊「ちょっと、君。仲間はあと一人さそえるけど、その人は女の人にしてよね」コソコソ

金の長髪のほう…つまり、勇者の仲間である盗賊が後ろに聞かれないように小声で囁く。
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 20:34:38.20 ID:Q6aVf+UDO
勇者「え!?な、なんでですか?」

男である彼にとっては嬉しい…もとい、意外な言葉に僅かに驚きながらそう返事をする。

盗賊「決まってるじゃない、宿屋の部屋割りよ。君があのメイドと泊まったら、私は必然的に
もうひとりとなるでしょ?」

勇者「えっと…盗賊さんがメイドと泊まればよいのでは?」

盗賊「何いってるの。あんたご主人様でしょ。それにね、さっきの話聞いてたでしょ。
私は女の子と乳繰り合う趣味なんて無いんだからね」

勇者「…なるほど……」

考えてみれば先ほどの会話、勇者だけではなく盗賊も隣で聞いていたのだ。という事は
メイドが男性だけでなく、女性も好きであるという事を聞いているということなのだ。

盗賊「わかった?強制じゃないけど、キミが仲間の事を気遣える神経をもっていることに
期待しているからね」

勇者「……善処します」

そういうと、何事も無かったように離れるのだった。
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 20:35:06.93 ID:Q6aVf+UDO
勇者(さて、今は3人パーティ。あと一人仲間に出来るけど……)

どうしますか?
1.もう一回酒場へ行ってみる
2.友人に仲間になってもらう※レベル差があります。
3.家族に仲間になってもらう※レベル差があります。
4.奴隷市場へ行ってみる。(2人目以降は値段が跳ね上がります)
5.モンスター屋へ行ってみる
6.とりあえず3人で一区切りするか。宿屋へ

安価>>↓
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 20:35:54.00 ID:NjIWUOgAO
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 21:05:56.10 ID:Q6aVf+UDO
1.もう一回酒場へ行ってみる

空を見ると一番星が輝きだしている。もうすぐ夜の帳がこの王都を包み込むだろう。

勇者「それじゃ、宿屋へ行く前に最期にもう一人仲間を探しましょう」

盗賊「おーけー」

メイド「……仰せのままに」

選択としては特におかしなことは無かったので特に異論無く酒場へ向かうのだった。
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 21:06:40.73 ID:Q6aVf+UDO
〜〜王都 酒場〜〜

からんころーん!

盗賊「あねごーー!ひっさしぶりーー!」

開口一番嬉しそうにカウンターに駆け出すのは盗賊。年齢に似合わず跳ねるように飛び出すので
タイトなスカートから眩しい褐色の太股が非常に目立つ。

おねーさん「あ、盗賊!勇者の仲間になったのね?」

盗賊「まーね。あねごの紹介状ならよっぽどな不男じゃない限り、受けますってば」

勇者「……え〜と、お話のところ申し訳ないですが」

おねーさん「あ、ごめんごめん、盗賊がいるなら当然勇者の君もいるか。…で、ここに来たということは
また仲間集め?」

勇者「はい。それで……」

どんな人物を募集しますか?
※募集条件は2つまで。あまりにレアなパターンだとほぼ見つかりません。
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 21:08:28.20 ID:qu0xKXe1o
前線要因 女性
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 21:12:41.95 ID:4zTpiN6Co
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 21:13:32.13 ID:4zTpiN6Co
スマソ、武道家 東洋系の女性
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 21:35:00.71 ID:Q6aVf+UDO
前線要因 女性

勇者(どういうわけか今回もことごとく前衛向きじゃない仲間ばかり集まってしまった)

いや、前回ほど極端な割り振りではないのだが、戦士系の職は一人もいないのは事実。
つまり、選択の自由はほとんど無かったのだ。

勇者「それじゃ、前線要員が欲しいんですけど。…あ、できれば女性で」

おねーさん「ん〜。勇者ってば意外とエ……」

盗賊「あ、あねご。それは私の意見なんだ。変な勘違いはしないでやってよ」

おねーさん「そうなの?んじゃまあ、そういうことにしておきましょう。前衛要員なら
ほとんど戦士一択よね。まあ、お金のない金欠パーティなら武闘家という選択もあるけど」

勇者「……戦士と武闘家って何が違うんですか?」

おねーさん「ひとことで言うと、戦士はレベル5ごとに戦闘力が1上がるけど、
武闘家はレベル毎に戦闘力が1上がるわよ。勇者もレベルが7になって戦闘力の
基礎点が1点上がったでしょ?」
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 21:35:42.11 ID:Q6aVf+UDO
勇者「……それって武闘家の方が得じゃないですか?」

おねーさん「でもね、継戦能力の係数は戦士が1.5で武闘家は1.2。結構違うでしょ?
それに、武闘家は基本的に特殊な武器しか装備できないし、防具も軽装のみ。
当然盾も装備できない。良くも悪くも自分の実力通りの力しか出すことは出来ないのよ。
因みにこの技能、ニンジャにも似た効果の技能があるわよ。
まあ、武闘家は武器に対する係数、ニンジャは防具に対する係数という違いはあるけどね」

勇者(……なるほど。ニンジャさんが冗談のように強かった理由が少しだけわかった。
確かに彼の服装は戦闘中でも村人の服だったもんな)

おねーさん「まあ、あくまで前衛にこだわって継戦能力に比重を置くなら戦士。
お金を節約することを念頭に置くなら武闘家ってところかな?」

勇者「………」

どちらを選びますか?
1.継戦能力を重視して戦士。
2.お金の節約を重視して武闘家
3.その他

安価>>↓
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 21:36:43.24 ID:RxIVgU4M0
魔法使い
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 21:38:41.99 ID:4zTpiN6Co
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 21:48:05.47 ID:Q6aVf+UDO
えと、ここで魔法使いが出たのですが、脈絡なく前の安価発言を覆す事は安価でも不可能ですので、
ここは再び三択とします。

因みに魔法使いは、能力的には魔女っ子に近く、継戦能力の減少はやや多めです。

どの職業を選びますか
1.継戦能力を重視して戦士。
2.お金の節約を重視して武闘家
3.大火力を重視し魔法使い
4.その他

安価>>↓
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 21:49:08.99 ID:4zTpiN6Co
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 22:06:07.25 ID:Q6aVf+UDO
1.継戦能力を重視して戦士。

勇者「それじゃ、戦士でお願いします」

もともと前衛要員を探していたのだから当たり前の返答をする勇者。

おねーさん「りょうかい。えっと、戦士の女の子ねぇ……このあたりなんてどう?」

安価>>↓にレスをお願いします。
その際のコンマの数字が高ければ高いほど美人、低ければブサイクとなります。
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 22:07:51.32 ID:12z2rxOSO
うわああああああ
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 22:09:42.33 ID:4Em44xlDo
ふぉー
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 22:15:32.95 ID:Abvrm8qAO
中の下程度?
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 22:18:54.46 ID:4zTpiN6Co
10段階の3だから、下の上じゃね?
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 22:35:24.25 ID:zT4L6hNc0
そろそろ次スレの季節だね
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 22:47:49.95 ID:Q6aVf+UDO
>>990
もっと直に『下』ですね。折角RPGなので0とか1ならオークとのハーフを考えていたくらいですから。
マゾーガ卿と旅をするのも中々味わい深い…かも。

>>991
そうですね。盗賊が10段階で言えば7ですのであわせると丁度いい感じです。

>>992
まあ、次スレは新年過ぎですかね。
今日仕事納めだったのですが、実家に戻ろうとおもっているので。
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 22:48:47.56 ID:Q6aVf+UDO
2=かなりブサイク


おねーさん「う〜ん。まあ、彼女なんて丁度いいんじゃないかな?」

午前中ではまばらだった酔っ払いもこの時間ならば既にいっぱいである。
故に、盗賊の時とは違い既に目的の人物はこの酒場にいたようである。

勇者「え〜と、おねえさんの指差す方に女性はいないみたいですけど…」

おねーさん「何失礼な事いってるの。あの人よ」

そう指差すのは筋肉ムキムキ。顔の造詣も完全に男としかいえない色黒の大男だった。

勇者「へ!?」

おねーさん「戦士!あの勇者様からお誘いよ。良かったわね」

あっけに取られる勇者を尻目に話を始めるおねーさん。
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 22:49:16.67 ID:Q6aVf+UDO
戦士「ん?あたいにかい?」

そこに現れたのは…女性らしさをどこかに置いていった、ゴリラとしか言いようの無い人物だった。

勇者「……えっと」

戦士「がはは!そうかそうか!なまっちろい男は嫌いだけど、まあ、それ位は
見逃してやるよ。あたいは戦士!よろしくな!」ガシッ!!

無理やり勇者の手を取るとブンブン振り回す戦士。女性であることだけでなく、品性すら
どこかに置き忘れていたようだ。

リザルト

戦士が仲間になりました。

〜〜〜
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 22:50:29.54 ID:Q6aVf+UDO
〜〜〜

勇者(………どうしてこんな事に……)

勇者の前には大男…否、大女が蟹股大股で歩いている。

盗賊「ん。あれなら頼りになるし、私の条件どおり女の人だし。私は全然おーけー!」

とりあえず勇者が呆けている間に酒場では親睦を兼ねた酒盛りが一席設けられており
盗賊は健康的なチョコレート色の肌を赤らめて気持ち良さそうに歩いている。

メイド「………」

彼女も盗賊や戦士に言われるがままかなりの量の酒を飲んでいるはずなのに、こちらは
白い肌が赤くなっているだけで見た目にあまり変化は無い。

勇者「そ、それはそうと……流石にこんな時間なら宿を取らないと。今残ってるお金は750G。
4人だと宿代も馬鹿にならないな)

因みに酒盛りの費用は酒場のおねーさんのおごりである。

どうしますか?
1.豪華な宿に泊まる(4人で600G)
2.普通の宿に泊まる(4人で200G)
3.質素な宿に泊まる(4人で100G)
4.実家に戻る(無料)
5.その他

安価>>↓
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 22:53:22.37 ID:zT4L6hNc0
2
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 23:14:08.71 ID:Q6aVf+UDO
2.普通の宿に泊まる(4人で200G)

勇者「それじゃ、今日は宿に泊まりましょう。とりあえずあんまり豪華なところじゃないけど」

戦士「おう。あたいはどこでも寝れるのが特技だからね」

盗賊「お風呂と暖かい寝床、それに美味しいご飯があれば文句は無いわよ〜」

メイド「………」こくん

勇者(それにしてもメイドさん…全然話さないな。無口ていってもこれじゃ
コミュニケーションに影響あるんじゃないか?……いや、戦士も武闘家もあれだから
丁度いいのか)

そんなことを考えながら普通の宿屋へと向かうのだった。
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/28(金) 23:15:07.45 ID:Q6aVf+UDO
〜〜王都 普通の宿〜〜

店主「いらっしゃいませ。4名様ですね」

勇者「はい」

店主「では、ツインルームを2つでよろしいですか?」

勇者「一人一部屋じゃ割高ですよねぇ?」

店主「そうでございますね。ただでさえ勇者様特価ということで扱っておりますので…
流石に据え置きは無理ですね」

勇者「わかりました。それじゃ2部屋で」

そういうと…

部屋割りはどうしますか?
1.盗賊から前もっていわれていたとおり、メイドと泊まる。
2.ここは俺と盗賊、その他で分ける。
3.ここは俺と戦士、その他で分ける。
4.俺だけで1部屋、残りは全員一まとめにさせる。
5.その他

安価>>↓
※この安価がこのスレ最終選択です。
続きは新年以降になると思いますので気長に新スレが立つのをお待ちください。
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 23:15:52.63 ID:4zTpiN6Co
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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         ,!     `!  l              ヽ、__ノ    このスレッドは1000を超えました。もう書き込みできません。
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宥「うぅ、寒いよぅ・・」玄「咲炬燵を使うのです!」 @ 2012/12/28(金) 23:07:04.55 ID:EB7FV1wco
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【咲】京太郎「清々荘にて」 竜華「10部屋目やで!」【安価】【三箇牧】 @ 2012/12/28(金) 22:58:37.70 ID:1cOTxY5No
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フィギュアスレ避難所 @ 2012/12/28(金) 22:54:59.72 ID:8CAxhBLOo
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キリト「FF11だと?」 @ 2012/12/28(金) 22:26:15.92 ID:vX75YRVSO
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貴音「こひしたふ」 @ 2012/12/28(金) 22:04:30.91 ID:TAqxv/he0
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